JP3328801B2 - 分岐コネクタ - Google Patents
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Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル、集合住宅、
工場等の低圧配線工事において、単一の通電線を皮膜で
絶縁被覆した幹線ケーブルから、例えば各フロアーで分
岐ケーブルを分岐接続する分岐コネクターに関する。
工場等の低圧配線工事において、単一の通電線を皮膜で
絶縁被覆した幹線ケーブルから、例えば各フロアーで分
岐ケーブルを分岐接続する分岐コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの様な幹線ケーブルから分岐
ケーブルを分岐接続することは必要性が多く常に行われ
ている。この場合において、通常幹線ケーブルの皮膜を
所要箇所で剥離して通電線を露出させ、同様に分岐ケー
ブルの先端部の皮膜も除去して通電線を露出させ、これ
ら通電線同士を金属製の圧着スリーブで圧着接続し、そ
の外周部分を絶縁モールドで被覆していた。
ケーブルを分岐接続することは必要性が多く常に行われ
ている。この場合において、通常幹線ケーブルの皮膜を
所要箇所で剥離して通電線を露出させ、同様に分岐ケー
ブルの先端部の皮膜も除去して通電線を露出させ、これ
ら通電線同士を金属製の圧着スリーブで圧着接続し、そ
の外周部分を絶縁モールドで被覆していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような手段では、
幹線ケーブルが括線の場合には、分岐作業の前に感電防
止の必要性から必ず通電を止めて施工しなければなら
ず、その間は停電状態が余儀なくされ、しかも、作業が
非常に手数のかかるものであるために工事時間が長くな
り作業効率が悪いという課題を有する。
幹線ケーブルが括線の場合には、分岐作業の前に感電防
止の必要性から必ず通電を止めて施工しなければなら
ず、その間は停電状態が余儀なくされ、しかも、作業が
非常に手数のかかるものであるために工事時間が長くな
り作業効率が悪いという課題を有する。
【0004】そこで本発明は、前記のように、幹線ケー
ブル並びに分岐ケーブルの絶縁被覆を剥離することな
く、電線の分岐を様々の形態で安全且つ迅速に行うこと
ができるようにしたコネクタを提供することを目的とす
るものである。
ブル並びに分岐ケーブルの絶縁被覆を剥離することな
く、電線の分岐を様々の形態で安全且つ迅速に行うこと
ができるようにしたコネクタを提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
本発明では次のような手段を講じた。即ち本発明の分岐
コネクタにあっては、通電性に富んだ金属板製のコンタ
クト1と、絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体2とからな
り、前記コンタクト1が、側面からみた断面形状を略逆
U字形とし、その二つの平行な片1a,1aに、幹線ケ
ーブル3と分岐ケーブル3’の夫々の絶縁皮膜を切断し
て通電線33,33’に接触する切込み部11,11’
が所定の間隔Dを隔てて形成されている。また前記本体
2は、幹線ケーブル3と分岐ケーブル3'を挿通する所
定の間隔Eを隔てて形成された平行な2本の溝21,2
2を備え、且つ互いに嵌合可能に形成された半割り形の
二つの本体構成体2a,2bによって構成され、一方の
本体構成体2aには前記コンタクト1を挿入する挿入穴
23が設けられ、前記2本の溝21,22の間隔Eと前
記コンタクト1の2つの切込み部の間隔Dとがほぼ一致
する間隔に形成され、更に前記コンタクト1を挿入した
本体構成体2aの上面を覆う絶縁カバー26が設けられ
ており、更に前記分岐ケーブル3’を挿入する溝22の
両端側に、分岐ケーブル3’の切断端面を受け止める為
の遮蔽壁28を着脱自在に受け入れる受け溝29…が形
成されている構造とした。
本発明では次のような手段を講じた。即ち本発明の分岐
コネクタにあっては、通電性に富んだ金属板製のコンタ
クト1と、絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体2とからな
り、前記コンタクト1が、側面からみた断面形状を略逆
U字形とし、その二つの平行な片1a,1aに、幹線ケ
ーブル3と分岐ケーブル3’の夫々の絶縁皮膜を切断し
て通電線33,33’に接触する切込み部11,11’
が所定の間隔Dを隔てて形成されている。また前記本体
2は、幹線ケーブル3と分岐ケーブル3'を挿通する所
定の間隔Eを隔てて形成された平行な2本の溝21,2
2を備え、且つ互いに嵌合可能に形成された半割り形の
二つの本体構成体2a,2bによって構成され、一方の
本体構成体2aには前記コンタクト1を挿入する挿入穴
23が設けられ、前記2本の溝21,22の間隔Eと前
記コンタクト1の2つの切込み部の間隔Dとがほぼ一致
する間隔に形成され、更に前記コンタクト1を挿入した
本体構成体2aの上面を覆う絶縁カバー26が設けられ
ており、更に前記分岐ケーブル3’を挿入する溝22の
両端側に、分岐ケーブル3’の切断端面を受け止める為
の遮蔽壁28を着脱自在に受け入れる受け溝29…が形
成されている構造とした。
【0006】前記分岐ケーブル3’を挿入する溝22は
幹線ケーブル挿入用溝21の左右に2本設けて、2本の
分岐ケーブルが得られるように構成することも可能であ
る。この場合、コンタクト1にも左右の分岐ケーブル
3’,3’に切り込みを入れる二つの切り込み部1
1',11'を幹線ケーブル用切り込み部11の左右に設
けることが必要である。
幹線ケーブル挿入用溝21の左右に2本設けて、2本の
分岐ケーブルが得られるように構成することも可能であ
る。この場合、コンタクト1にも左右の分岐ケーブル
3’,3’に切り込みを入れる二つの切り込み部1
1',11'を幹線ケーブル用切り込み部11の左右に設
けることが必要である。
【0007】また前記コンタクト1は、例えば硬度の高
い硬質の銅合金板のように、各ケーブルの通電線に使用
されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れている素
材を使用するのが好ましい。コンタクトの切り込み部1
1,11’の切り込み間隔(スリット間隔)は、コンタ
クト1をケーブル3,3’に対して押圧させることによ
って、ケーブルの絶縁被覆を切り裂き、切り込み部の対
向する内側面において通電線33,33'と通電を行わ
せるものであるから、各通電線の太さよりも少し狭い幅
としてあるのがよい。このようにすることによって、こ
の通電操作時に通電線を押圧力によって塑性変形させな
がら両側から強固に圧接挟持させる。
い硬質の銅合金板のように、各ケーブルの通電線に使用
されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れている素
材を使用するのが好ましい。コンタクトの切り込み部1
1,11’の切り込み間隔(スリット間隔)は、コンタ
クト1をケーブル3,3’に対して押圧させることによ
って、ケーブルの絶縁被覆を切り裂き、切り込み部の対
向する内側面において通電線33,33'と通電を行わ
せるものであるから、各通電線の太さよりも少し狭い幅
としてあるのがよい。このようにすることによって、こ
の通電操作時に通電線を押圧力によって塑性変形させな
がら両側から強固に圧接挟持させる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明に係る分岐
コネクタの一実施例を示した図であって、符号1でコン
タクトを示す。このコンタクト1は、通電性に富み、使
用する幹線ケーブル並びに分岐ケーブル3,3’の硬度
よりも硬度の高い黄銅板をプレス成形した側面視略逆U
字形のもので、その夫々の略平行な片1a,1aに、前
記幹線ケーブル3並びに分岐ケーブル3'の絶縁被膜、
即ち絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断して通電線3
3,33’に挿入接触する二つの切込み部11,11’
が所定の間隔Dを隔てて形成されている。前記切込み部
11,11’の下端部は切断刃のようにV字形に形成し
てあり、この切断刃によってケーブル3,3’の外皮3
1と内皮32とを切断しながら、内部の通電線33,3
3’に達し、通電線を両側から圧接変形させながら挟持
するようにしてある。
コネクタの一実施例を示した図であって、符号1でコン
タクトを示す。このコンタクト1は、通電性に富み、使
用する幹線ケーブル並びに分岐ケーブル3,3’の硬度
よりも硬度の高い黄銅板をプレス成形した側面視略逆U
字形のもので、その夫々の略平行な片1a,1aに、前
記幹線ケーブル3並びに分岐ケーブル3'の絶縁被膜、
即ち絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切断して通電線3
3,33’に挿入接触する二つの切込み部11,11’
が所定の間隔Dを隔てて形成されている。前記切込み部
11,11’の下端部は切断刃のようにV字形に形成し
てあり、この切断刃によってケーブル3,3’の外皮3
1と内皮32とを切断しながら、内部の通電線33,3
3’に達し、通電線を両側から圧接変形させながら挟持
するようにしてある。
【0009】このコンタクト1の肉厚と前記切込み部1
1の幅は、圧接によって通電線33,33’と接触して
いる部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、そ
れ以上となるように計算により設定するのがよい。
1の幅は、圧接によって通電線33,33’と接触して
いる部分の面積が、通電線の断面積とほぼ等しいか、そ
れ以上となるように計算により設定するのがよい。
【0010】コネクタ本体2は、ナイロン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bとカバー体26とからな
っていて、それぞれの本体構成体2a,2bは、幹線ケ
ーブル3と分岐ケーブル3’とを挿通嵌合するための2
本の溝21,22が所定の間隔Eを隔てて平行に形成さ
れている。一方の本体構成体2aは、前記コンタクト1
を挿入するための挿入穴23備え、一側において折り畳
み部24で他方の構成体2bと折り畳み自在に連結され
ている。これら本体構成体2a,2bは遊端側において
係合片20bと係入穴20aで相互に嵌合する構造とさ
れている。また前記カバー体26はフレキシブルな連結
帯25…を介して本体構成体2aと連結され、本体構成
体2aのコンタクト挿入面に対して折り畳み自在に連結
されている。また該カバー体26は本体構成体2aの側
面に設けられた係合孔27…に係合する係合爪27a…
を備えている。
ン、ポリプロピレン等の樹脂素材で全体を一体成型した
ものである。該コネクタ本体2は、ほぼ同形の半割り形
の2つの本体構成体2a,2bとカバー体26とからな
っていて、それぞれの本体構成体2a,2bは、幹線ケ
ーブル3と分岐ケーブル3’とを挿通嵌合するための2
本の溝21,22が所定の間隔Eを隔てて平行に形成さ
れている。一方の本体構成体2aは、前記コンタクト1
を挿入するための挿入穴23備え、一側において折り畳
み部24で他方の構成体2bと折り畳み自在に連結され
ている。これら本体構成体2a,2bは遊端側において
係合片20bと係入穴20aで相互に嵌合する構造とさ
れている。また前記カバー体26はフレキシブルな連結
帯25…を介して本体構成体2aと連結され、本体構成
体2aのコンタクト挿入面に対して折り畳み自在に連結
されている。また該カバー体26は本体構成体2aの側
面に設けられた係合孔27…に係合する係合爪27a…
を備えている。
【0011】前記溝21,22は、それぞれ挿入すべき
幹線ケーブル3並びに分岐ケーブル3’を嵌入した状態
で本体構成体2a,2b同士を折り畳んだ時に、各ケー
ブル3,3’を隙間なく挟み込むことができる寸法に形
成してある。これら2本の溝21,22の間隔、即ち中
心線間の間隔Eは、前記コンタクト1の2つの切込み部
11,11’の間隔、即ち中心線間の間隔Dとほぼ一致
する間隔に形成してある。また、コンタクト1を挿入す
る挿入穴23は、図1にみられるように、コンタクト1
の平面形状に沿った形態を備え、コンタクト1の下半部
を挿入し仮保持させておくのに適した大きさに形成して
ある。
幹線ケーブル3並びに分岐ケーブル3’を嵌入した状態
で本体構成体2a,2b同士を折り畳んだ時に、各ケー
ブル3,3’を隙間なく挟み込むことができる寸法に形
成してある。これら2本の溝21,22の間隔、即ち中
心線間の間隔Eは、前記コンタクト1の2つの切込み部
11,11’の間隔、即ち中心線間の間隔Dとほぼ一致
する間隔に形成してある。また、コンタクト1を挿入す
る挿入穴23は、図1にみられるように、コンタクト1
の平面形状に沿った形態を備え、コンタクト1の下半部
を挿入し仮保持させておくのに適した大きさに形成して
ある。
【0012】また前記コンタクト1が挿入穴23に対し
て常に所定の方向に向けた姿勢でしか挿入できないよう
に、挿入方向に指向性を持たせて形成されている。本実
施例ではコンタクト1の形態と挿入穴23が、その平面
視形状において一端側が順次幅広くなるような台形で形
成することによって挿入方向に指向性を持たしたが、こ
れに代えて例えば、挿入穴の周縁の一部に凹部をつく
り、これに合致する凸部をコンタクトの外面に設けるよ
うにしてもよく、その他の方法であってもよい。
て常に所定の方向に向けた姿勢でしか挿入できないよう
に、挿入方向に指向性を持たせて形成されている。本実
施例ではコンタクト1の形態と挿入穴23が、その平面
視形状において一端側が順次幅広くなるような台形で形
成することによって挿入方向に指向性を持たしたが、こ
れに代えて例えば、挿入穴の周縁の一部に凹部をつく
り、これに合致する凸部をコンタクトの外面に設けるよ
うにしてもよく、その他の方法であってもよい。
【0013】前記分岐ケーブル3’を挿入する溝22の
両端側に、分岐ケーブルの切断端面を受け止める為の遮
蔽壁28を着脱自在に受け入れる受け溝29…が形成さ
れている。この受け溝29に着脱自在に装着される遮蔽
壁28は外部からケーブルの端面を透過できるような透
明な絶縁性樹脂材で形成するのが好ましい。また本実施
例では、遮蔽壁28が溝22,22を上下に合わせた円
形の一枚もので形成したが、これを半割形状で形成して
それぞれ相対する受け溝29,29に装着するようにし
てもよい。
両端側に、分岐ケーブルの切断端面を受け止める為の遮
蔽壁28を着脱自在に受け入れる受け溝29…が形成さ
れている。この受け溝29に着脱自在に装着される遮蔽
壁28は外部からケーブルの端面を透過できるような透
明な絶縁性樹脂材で形成するのが好ましい。また本実施
例では、遮蔽壁28が溝22,22を上下に合わせた円
形の一枚もので形成したが、これを半割形状で形成して
それぞれ相対する受け溝29,29に装着するようにし
てもよい。
【0014】以上のように構成したコネクタを使用して
幹線ケーブル3から、1本だけの分岐ケーブル3’を一
方向にのみ分岐延設する場合の使用例を以下に述べる。
まず図3に示すように、分岐ケーブル3’を挿通する側
の溝22の一端側の受け溝29に遮蔽壁28を装着して
おく。そして分岐ケーブル3’を被覆状態のままで、図
3にみられるように、本体構成体2bの溝22に挿入さ
せ、その切断端面を遮蔽板28に当てつけてておく。そ
して幹線ケーブル3を本体構成体2bの溝22に挿入さ
せたあと、図4にみられるように、他方の構成体2aを
折り畳み部24から折り畳んでその上に被せて押圧し、
他側において係合片20bと係入穴20aどうしを相互
に嵌合させる。この構成体嵌合状態において、分岐線側
のケーブル3’を開口部分から挿入するようにしてもよ
い。
幹線ケーブル3から、1本だけの分岐ケーブル3’を一
方向にのみ分岐延設する場合の使用例を以下に述べる。
まず図3に示すように、分岐ケーブル3’を挿通する側
の溝22の一端側の受け溝29に遮蔽壁28を装着して
おく。そして分岐ケーブル3’を被覆状態のままで、図
3にみられるように、本体構成体2bの溝22に挿入さ
せ、その切断端面を遮蔽板28に当てつけてておく。そ
して幹線ケーブル3を本体構成体2bの溝22に挿入さ
せたあと、図4にみられるように、他方の構成体2aを
折り畳み部24から折り畳んでその上に被せて押圧し、
他側において係合片20bと係入穴20aどうしを相互
に嵌合させる。この構成体嵌合状態において、分岐線側
のケーブル3’を開口部分から挿入するようにしてもよ
い。
【0015】次いで、この図4の状態からコンタクト1
の上端面を適当な加圧具によって加圧してコンタクト挿
入穴23にコンタクト1の全体が埋没する状態に押し込
み、最後に図5に示すように、カバー体26を連結帯2
5から折り曲げてコンタクト1の外側面を覆うように
し、それぞれの角部に形成してある係合爪27aを本体
構成体2aに形成してある係合孔27に対して係合連結
させる。
の上端面を適当な加圧具によって加圧してコンタクト挿
入穴23にコンタクト1の全体が埋没する状態に押し込
み、最後に図5に示すように、カバー体26を連結帯2
5から折り曲げてコンタクト1の外側面を覆うように
し、それぞれの角部に形成してある係合爪27aを本体
構成体2aに形成してある係合孔27に対して係合連結
させる。
【0016】加圧したコンタクト1は、図6に示すよう
にコネクタ本体2の内部においてケーブル3,3’の絶
縁被覆を切断して両ケーブルの芯線である通電線33,
33’と電気的に接触する。このようにして図8の
(イ)、(ロ)で示すように、幹線ケーブル3から1本の分
岐ケーブル3’を分岐接続させるものである。
にコネクタ本体2の内部においてケーブル3,3’の絶
縁被覆を切断して両ケーブルの芯線である通電線33,
33’と電気的に接触する。このようにして図8の
(イ)、(ロ)で示すように、幹線ケーブル3から1本の分
岐ケーブル3’を分岐接続させるものである。
【0017】本発明では、遮蔽壁28が受け溝29…に
対して着脱自在としてあるから、遮蔽壁28を取り除い
て分岐ケーブル3’の両端をコネクターから延出させた
状態で取り付けることもできる。また前記逆U字形のコ
ンタクト1の素材として使用する金属板は、前記ケーブ
ル3,3’の通電線よりも硬度が高く且つ電気抵抗値が
比較的低いもの即ち導電性に優れた素材であればよく、
銅合金板以外の素材であっても使用することができる。
対して着脱自在としてあるから、遮蔽壁28を取り除い
て分岐ケーブル3’の両端をコネクターから延出させた
状態で取り付けることもできる。また前記逆U字形のコ
ンタクト1の素材として使用する金属板は、前記ケーブ
ル3,3’の通電線よりも硬度が高く且つ電気抵抗値が
比較的低いもの即ち導電性に優れた素材であればよく、
銅合金板以外の素材であっても使用することができる。
【0018】また本発明では図7で示すように、前記分
岐ケーブル3’を挿入する溝22を幹線ケーブル挿入用
溝21の左右に2本設けて、2本の分岐ケーブルが得ら
れるようにコネクタ2’を構成することも可能である。
この場合、コンタクト1にも左右の分岐ケーブルに切り
込みを入れる二つの切り込み部11',11'を幹線ケー
ブル用切り込み部11の左右に設けることが必要であ
る。このようにすることによって、図8の(ハ)で示すよ
うに一つのコネクターから2本の分岐ケーブル3’,
3’を分岐させることができる。
岐ケーブル3’を挿入する溝22を幹線ケーブル挿入用
溝21の左右に2本設けて、2本の分岐ケーブルが得ら
れるようにコネクタ2’を構成することも可能である。
この場合、コンタクト1にも左右の分岐ケーブルに切り
込みを入れる二つの切り込み部11',11'を幹線ケー
ブル用切り込み部11の左右に設けることが必要であ
る。このようにすることによって、図8の(ハ)で示すよ
うに一つのコネクターから2本の分岐ケーブル3’,
3’を分岐させることができる。
【0019】以上本発明の代表的と思われる実施例、変
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではない。例
えば、上記実施例では本体1の半割形構成体2a並びに
2bは、折り畳み部24で折り畳み自在に一体的に連結
した構造としたが、夫々の構成体2a,2bを別体で成
形して互いに嵌合連結するように構成することも勿論可
能である。その他本発明では前記の構成要件を備え、本
発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲
内において適宜改変して実施することができるものであ
る。
形例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実
施例、変形例の構造のみに限定されるものではない。例
えば、上記実施例では本体1の半割形構成体2a並びに
2bは、折り畳み部24で折り畳み自在に一体的に連結
した構造としたが、夫々の構成体2a,2bを別体で成
形して互いに嵌合連結するように構成することも勿論可
能である。その他本発明では前記の構成要件を備え、本
発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲
内において適宜改変して実施することができるものであ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであ
るから、接続すべき幹線ケーブルと分岐ケーブルを被覆
のままでコネクタ本体に挿通したあと、コンタクトをコ
ネクタ本体に圧入するだけの操作によって、幹線ケーブ
ルが括線であっても通電を遮断させることなく、分岐ケ
ーブルを安全に、しかも確実かつ迅速に分岐させること
ができ、加えてコネクタ本体が樹脂成形品による簡単な
構造であるから安価に提供できるといった効果がある。
更に本発明では、受け溝に対して遮蔽壁を着脱自在に取
り付けることができるようにしてあるから、遮蔽壁によ
って分岐ケーブルの切断面が隔壁されて埃や水分の侵入
を遮断することができて分岐ケーブルの切断面を確実に
絶縁カバーすることができるとともに、必要に応じてこ
の遮蔽壁を取り除くことによって分岐ケーブルの両端を
コネクターから延出させた態様で取り付けることもでき
るといった顕著な効果がある。
るから、接続すべき幹線ケーブルと分岐ケーブルを被覆
のままでコネクタ本体に挿通したあと、コンタクトをコ
ネクタ本体に圧入するだけの操作によって、幹線ケーブ
ルが括線であっても通電を遮断させることなく、分岐ケ
ーブルを安全に、しかも確実かつ迅速に分岐させること
ができ、加えてコネクタ本体が樹脂成形品による簡単な
構造であるから安価に提供できるといった効果がある。
更に本発明では、受け溝に対して遮蔽壁を着脱自在に取
り付けることができるようにしてあるから、遮蔽壁によ
って分岐ケーブルの切断面が隔壁されて埃や水分の侵入
を遮断することができて分岐ケーブルの切断面を確実に
絶縁カバーすることができるとともに、必要に応じてこ
の遮蔽壁を取り除くことによって分岐ケーブルの両端を
コネクターから延出させた態様で取り付けることもでき
るといった顕著な効果がある。
【図1】本発明に係るコネクターの一実施例を示すもの
であって、本体背面側のコンタクト挿入前の全体斜視
図。
であって、本体背面側のコンタクト挿入前の全体斜視
図。
【図2】図1の本体内面側の斜視図。
【図3】図2において、各ケーブルを溝に挿入した状態
の斜視図。
の斜視図。
【図4】左右の本体構成体を折り返してケーブルを嵌合
した状態を示す斜視図。
した状態を示す斜視図。
【図5】カバー体を被せてケーブル装着完了状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】コンタクト挿入状態を示す拡大断面図。
【図7】2本の分岐ケーブルを接続するために若干の修
正を加えた他の実施例を示す図6同様の断面図。
正を加えた他の実施例を示す図6同様の断面図。
【図8】幹線ケーブルから分岐ケーブルを分岐した状態
を示す説明図。
を示す説明図。
1 コンタクト 11,11’ 切込み部 2 コネクタ本体 2a 本体構成体 2b 本体構成体 21 幹線ケーブル挿入用溝 22 分岐ケーブル挿入用溝 23 コンタクト挿入穴 26 カバー体 3 幹線ケーブル 3’ 分岐ケーブル 33,33’ 通電線 D 切込み部の間隔 E 溝の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 渡部 利行 審判官 森 竜介 審判官 関根 洋之 (56)参考文献 特開 平7−122306(JP,A) 特開 平8−124605(JP,A) 特開 平8−190942(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08
Claims (1)
- 【請求項1】 通電性に富んだ金属板製のコンタクト
(1)と、絶縁性に富んだ合成樹脂製の本体(2)とからな
り、前記コンタクト(1)が、側面からみた断面形状を略
逆U字形とし、その二つの平行な片(1a),(1a)に、幹線
ケーブル(3)と分岐ケーブル(3')の夫々の絶縁皮膜を切
断して通電線(33),(33')に接触する切込み部(11),(1
1')が所定の間隔(D)を隔てて形成されており、前記本体
(2)が、幹線ケーブル(3)と分岐ケーブル(3')を挿通する
所定の間隔(E)を隔てて形成された平行な2本の溝(2
1),(22)を備え、且つ互いに嵌合可能に形成された半割
り形の二つの本体構成体(2a),(2b)によって構成され、
一方の本体構成体(2a)には前記コンタクト(1)を挿入す
る挿入穴(23)が設けられ、前記2本の溝(21),(22)の間
隔(E)と前記コンタクト(1)の2つの切込み部(11),(1
1')の間隔(D)とがほぼ一致する間隔に形成され、更に前
記コンタクト(1)を挿入した本体構成体(2a)の上面を覆
う絶縁カバー体(26)が設けられており、更に前記分岐ケ
ーブル(3')を挿入する溝(22)の両端側に、分岐ケーブル
(3')の切断端面を受け止める為の遮蔽壁(28)を着脱自在
に受け入れる受け溝(29)…が形成されている分岐コネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27368297A JP3328801B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 分岐コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27368297A JP3328801B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 分岐コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198676A JPH1198676A (ja) | 1999-04-09 |
JP3328801B2 true JP3328801B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=17531088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27368297A Expired - Fee Related JP3328801B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 分岐コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3328801B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6188507B2 (ja) | 2013-09-10 | 2017-08-30 | 株式会社ニチフ端子工業 | 電線分岐コネクタ |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP27368297A patent/JP3328801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1198676A (ja) | 1999-04-09 |
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