JP3324620B2 - 結晶性ポリオレフィン組成物 - Google Patents
結晶性ポリオレフィン組成物Info
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Description
品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物に関する。さ
らに詳しくは、結晶性ポリオレフィンに特定構造を有す
る環状リン化合物および特定のマグネシウム化合物をそ
れぞれ特定量配合してなる耐衝撃性に優れた成形品が得
られる結晶性ポリオレフィン組成物に関する。
安価でかつ優れた機械的性質を有するので、射出成形
品、中空成形品、フィルム、シート、繊維など各種の成
形品の製造に用いられている。しかしながら各種の具体
的用途によっては、機械的性質が充分とはいえない場合
があり、その具体的用途の拡大に制限を受けるという問
題がある。とりわけ耐衝撃性に関しては充分とはいえ
ず、結晶性ポリオレフィンの使用上、具体的用途に制限
を受ける場合があるという欠点がある。このため、本出
願人は無機充填剤含有ポリオレフィン組成物から得られ
る成形品の本来有する優れた性質を損なうことなく、引
張伸度および耐衝撃性を改善した無機充填剤含有ポリオ
レフィン組成物、すなわちポリオレフィン樹脂70〜90重
量部および無機充填剤30〜10重量部の合計100重量部に
特定構造を有する環状リン化合物および脂肪酸金属塩も
しくは特定構造を有するアルキルリン酸金属塩のそれぞ
れ特定量を配合してなるポリオレフィン樹脂組成物を特
開平2−22349号として先に提案した。
開平2−22349号にはタルクなどの無機充填剤を多量含
有するポリオレフィン樹脂組成物が記載されているもの
の、該公報には無機充填剤としてタルクを微量含有する
ことによって該ポリオレフィン樹脂組成物から得られる
成形品の耐衝撃性をさらに改善させることは、なんら記
載も示唆もない。
に関する上述の問題点を解決した組成物すなわち耐衝撃
性の改善されたポリオレフィン組成物を得るべく鋭意研
究した。その結果、本発明者は結晶性ポリオレフィンに
特定構造を有する環状リン化合物および特定のマグネシ
ウム化合物をそれぞれ特定量配合してなる組成物が、耐
衝撃性を改善した成形品を与える組成物であることを見
い出し、この知見に基づき本発明を完成した。以上の記
述から明らかなように、本発明の目的は成形品としたと
きの該成形品の耐衝撃性が改善された結晶性ポリオレフ
ィン組成物を提供することである。
する。結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、下記
一般式(1)で示される環状リン化合物(以下、化合物A
という。)および下記〜から選ばれた1種または2
種以上のマグネシウム化合物(以下、化合物Bとい
う。)をそれぞれ0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポ
リオレフィン組成物。 硫酸マグネシウム タルク 下記一般式(2)で示されるマグネシウムフォスフィネ
ート系化合物
リーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリールア
リーレン基もしくはアラールキルアリーレン基をそれぞ
れ示す。)
ては、エチレン、プロピレン、ブテン-1、ペンテン-1、
4-メチル-ペンテン-1、ヘキセン-1、オクテン-1などの
α-オレフィンの結晶性単独重合体、これら2種以上の
α-オレフィンの結晶性もしくは低結晶性ランダム共重
合体または結晶性ブロック共重合体、上述のα-オレフ
ィンと酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルとの共重
合体、該共重合体のケン化物、これらα-オレフィンと
不飽和シラン化合物との共重合体、これらα-オレフィ
ンと不飽和カルボン酸もしくはその無水物との共重合
体、該共重合体と金属イオン化合物との反応生成物、上
述のα-オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性もしく
は低結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロック共重
合体を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性した
変性ポリオレフィン、上述のα-オレフィンの結晶性単
独重合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体ま
たは結晶性ブロック共重合体を不飽和シラン化合物で変
性したシラン変性ポリオレフィンなどを例示することが
でき、これら結晶性ポリオレフィンの単独使用はもちろ
んのこと、2種以上の結晶性ポリオレフィンを混合して
用いることもできる。
合成ゴム(たとえば非晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体、非晶性エチレン-プロピレン-非共役ジエン
3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
クロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、フッ素ゴム、スチレン-ブタジエン系ゴム、アク
リロニトリル-ブタジエン系ゴム、スチレン-ブタジエン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソプレン-ス
チレンブロック共重合体、スチレン-エチレン-ブチレン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-プロピレン-ブ
チレン-スチレンブロック共重合体など)または熱可塑
性合成樹脂(たとえばポリスチレン、スチレン-アクリ
ロニトリル共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-ス
チレン共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素樹脂、石油
樹脂(たとえばC5系石油樹脂、水添C5系石油樹脂、C
9系石油樹脂、水添C9系石油樹脂、C5-C9共重合石油
樹脂、水添C5-C9共重合石油樹脂、酸変性C9系石油樹
脂など)、DCPD樹脂(たとえばシクロペンタジエン
系石油樹脂、水添シクロペンタジエン系石油樹脂、シク
ロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、水添シクロペンタ
ジエン-C5共重合石油樹脂、シクロペンタジエン-C9共
重合石油樹脂、水添シクロペンタジエン-C9共重合石油
樹脂、シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂、水
添シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂などの軟
化点80〜200℃のDCPD樹脂)などを混合して用いる
こともできる。結晶性プロピレン単独重合体、プロピレ
ン成分を70重量%以上含有する結晶性プロピレン共重合
体であって、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重
合体、結晶性プロピレン-ブテン-1ランダム共重合体、
結晶性エチレン-プロピレン-ブテン-1 3元共重合体、
結晶性プロピレン-ヘキセン-ブテン-1 3元共重合体お
よびこれらの2種以上の混合物が特に好ましく用いられ
る。
10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-1
0-オキサイド、1-メチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-
フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-メチル-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、6-メチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、7-メチル-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイド、8-メチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジメ
チル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、2,6,8-トリメチル-9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イド、2-エチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、6-エチル-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイド、8-エチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォス
ファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジエチル-9,1
0-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10
-オキサイド、2,6,8-トリエチル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-i-
プロピル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6-i-プロピル-9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イド、8-i-プロピル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォ
スファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-i-プロ
ピル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ-i-プロピル-9,10-
ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、
フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-s-ブチル
-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレ
ン-10-オキサイド、8-s-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、1,8-
ジ-s-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ-s-ブチル-9,
10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-1
0-オキサイド、2-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10
-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-t-ブチ
ル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンス
レン-10-オキサイド、8-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オ
キサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、1,
6-ジ-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、2,6-ジ-t-ブチル-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、2,7-ジ-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ
-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,8-ジ
-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-t-ブチル-9,10-ジ
ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オ
キサイド、2,6,8-トリ-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-t-
アミル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、6-t-アミル-9,10-ジヒドロ-9
-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、8-t-アミル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-t-アミル-9,
10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-1
0-オキサイド、
キサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2-
t-オクチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイド、6-t-オクチル-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイド、8-t-オクチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ-t-オ
クチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ-t-オクチル-9,10
-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、2-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-シ
クロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファ
フェナンスレン-10-オキサイド、8-シクロヘキシル-9,1
0-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10
-オキサイド、6,8-ジ-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9
-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、2,6,8-トリ-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-フ
ェニル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、2-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9
-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、6-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、8-ベンジル-9,10-ジ
ヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オ
キサイド、6,8-ジ-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-1
0-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-ト
リ-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフ
ェナンスレン-10-オキサイド、2-(α-メチルベンジ
ル)-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、
9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ド、8-(α-メチルベンジル)-9,10-ジヒドロ-9-オキサ
-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6,8-ジ
(α-メチルベンジル)-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6,8-トリ
(α-メチルベンジル)-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、2,6-ジ(α,
α-ジメチルベンジル)-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-t-ブチル-8
-メチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナ
ンスレン-10-オキサイド、6-ベンジル-8-メチル-9,10-
ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-
オキサイド、6-シクロヘキシル-8-t-ブチル-9,10-ジヒ
ドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキ
サイド、6-ベンジル-8-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-
(α-メチルベンジル)-8-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、
6-t-ブチル-8-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ
-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-ベン
ジル-8-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フ
ォスファフェナンスレン-10-オキサイド、6-t-ブチル-8
-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェ
ナンスレン-10-オキサイド、6-シクロヘキシル-8-ベン
ジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナン
スレン-10-オキサイド、2,6-ジ-t-ブチル-8-ベンジル-
9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン
-10-オキサイドおよび2,6-ジシクロヘキシル-8-ベンジ
ル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンス
レン-10-オキサイドなどを例示でき、特に9,10-ジヒド
ロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサ
イドが好ましい。これら化合物Aの単独使用はもちろん
のこと2種以上の化合物Aを併用することもできる。該
化合物Aの配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量
部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部である。0.01重量部未満の配合割合では耐衝撃性の改
善効果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構
わないが、それ以上の耐衝撃性の改善効果が期待できず
実際的でないばかりでなくまた不経済である。
酸マグネシウム、塩基性硫酸マグネシウム(マグネシウ
ムオキシサルフェート)、タルク、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5-メチル-1'-ヒドロキシ-2,
2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビ
ス(6-メチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-
メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-5'-メチル-2,2'-ビフェニ
レンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒド
ロキシ-6'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジメ
チル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(5,4',6'-トリメチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5-エチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-エ
チル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-エチル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-4',6'-ジエチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリエチル-1'-
ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マ
グネシウム-ビス(5-i-プロピル-1'-ヒドロキシ-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-4'-i-プロピル-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ
-6'-i-プロピル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-i-
プロピル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-i-プロピル-1'-ヒドロキ
シ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウ
ム-ビス(5-s-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、
ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-s-ブチル-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(6,6'-
ジ-s-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-s-ブ
チル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-
2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-
ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5,6'-ジ-t-ブチル-1'-ヒド
ロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(5,4'-ジ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5,5'-ジ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(6,4'-ジ-t-
ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-
t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-ブチル-1'-ヒドロキシ
-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム
-ビス(5-t-アミル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-4'-t-アミル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-t-アミル
-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム
-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-t-アミル-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',
6'-トリ-t-アミル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、
ドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-オクチル-2,2'-ビ
フェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-6'-t-オクチル-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ
-4',6'-ジ-t-オクチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-オクチル
-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5-シクロヘキシル-1'-ヒド
ロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネ
シウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘキシル-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(1'-ヒドロキシ-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレ
ンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-4',6'-ジ-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート)、マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-シ
クロヘキシル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-
フェニル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグ
ネシウム-ビス(5-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフ
ェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス(1'-
ヒドロキシ-4'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィ
ネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-6'-ベン
ジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、マグネシ
ウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4',6'-ジ-ベンジル-2,2'-ビ
フェニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス
(5,4',6'-トリ-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェ
ニレンフォスフィネート)、マグネシウム-ビス[5-
(α-メチルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニ
レンフォスフィネート]、マグネシウム-ビス[1'-ヒド
ロキシ-4'-(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート]、
(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレンフォスフィ
ネート]、マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-4',6'-
ジ(α-メチルベンジル)-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート]、マグネシウム-ビス[5,4',6'-トリ(α-メ
チルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート]、マグネシウム-ビス[5,4'-ジ(α,α-
ジメチルベンジル)-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレン
フォスフィネート]、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-4'-t-ブチル-6'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフ
ィネート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベ
ンジル-6'-メチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘ
キシル-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベンジル
-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)、
マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-4'-(α-メチルベ
ンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート]、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチ
ル-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-ベンジ
ル-6'-シクロヘキシル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-t-ブチ
ル-6'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-4'-シクロヘ
キシル-6'-ベンジル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)、マグネシウム-ビス(5,4'-ジ-t-ブチル-6'-ベン
ジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)およびマグネシウム-ビス(5,4'-ジシクロヘキシル
-6'-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォス
フィネート)などを例示でき、
シウム、タルクおよびマグネシウム-ビス(1'-ヒドロキ
シ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート)が好ましい。
これら化合物Bの単独使用はもちろんのこと、2種以上
の化合物Bを併用することもできる。該化合物Bの配合
割合は、結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01
〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。0.01
重量部未満の配合割合では耐衝撃性の改善効果が充分に
発揮されず、またタルクを除く化合物Bは1重量部を超
えても構わないが、それ以上の耐衝撃性の改善効果が期
待できず実際的でないばかりでなくまた不経済であり、
タルクについては1重量部を超えると耐衝撃性の改善効
果は達成されない。
リオレフィンに添加される各種の添加剤たとえばフェノ
ール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防止剤(た
だし、化合物Aを除く)、光安定剤、重金属不活性化剤
(銅害防止剤;ただし、化合物Aを除く)、透明化剤、
β晶造核剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッ
キング剤、無滴剤、難燃剤、難燃助剤、顔料、ハロゲン
捕捉剤、金属石ケン類などの分散剤もしくは中和剤、有
機系や無機系の抗菌剤、無機充填剤(たとえばマイカ、
クレ−、ウォラストナイト、ゼオライト、カオリン、ベ
ントナイト、パーライト、ケイソウ土、アスベスト、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタ
ン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、硫
化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、ガラス繊維、チタン酸カリウム、炭素繊維、
カーボンブラック、グラファイトおよび金属繊維な
ど)、カップリング剤(たとえばシラン系、チタネート
系、ボロン系、アルミネート系、ジルコアルミネート系
など)の如き表面処理剤で表面処理された前記無機充填
剤または有機充填剤(たとえば木粉、パルプ、故紙、合
成繊維、天然繊維など)を本発明の目的を損なわない範
囲で併用することができる。
レフィンに前記の化合物Aおよび化合物Bならびに通常
結晶性ポリオレフィンに添加される前述の各種添加剤の
それぞれ所定量を通常の混合装置たとえばヘンシェルミ
キサー(商品名)、スーパーミキサー、リボンブレンダ
ー、バンバリミキサーなどを用いて混合し、通常の単軸
押出機、2軸押出機、ブラベンダーまたはロールなど
で、溶融混練温度150℃〜300℃、好ましくは180℃〜270
℃で溶融混練ペレタイズすることにより得ることができ
る。得られた組成物は射出成形法、押出成形法、ブロー
成形法などの各種成形法により目的とする成形品の製造
に供される。
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例で用いた評価
方法は次の方法によった。 耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。すなわ
ち得られたペレットを用いて長さ63.5mm、巾13mm、厚み
3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射出成形法により作成
し、該試験片を用いて23℃におけるアイゾット衝撃強度
を測定(JISK 7110に準拠)することにより耐衝撃
性を評価した。耐衝撃性の優れた材料とはアイゾット衝
撃強度の大きいものをいう。
重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)6.
0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性プロピレン
単独重合体100重量部に、化合物Aとして9,10-ジヒドロ
-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイ
ドもしくは2,6,8-トリ-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキ
サ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、化合
物Bとして硫酸マグネシウム、タルク、マグネシウム-
ビス(1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート)もしくはマグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-ブ
チル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)および他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第1表
に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に
入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機
で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比
較例1〜9としてMFRが6.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状結晶性プロピレン単独重合体100重量部に後
述の第1表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、
実施例1〜6に準拠して溶融混練処理してペレットを得
た。耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレッ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調
製した。得られた試験片を用いて前記の試験方法により
耐衝撃性の評価を行った。これらの結果を第1表に示し
た。
されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンブロッ
ク共重合体(エチレン含有量8.5重量%)100重量部に、
化合物Aとして2-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-オ
キサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイドもし
くは6-フェニル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド、化合物Bとして塩基
性硫酸マグネシウム、タルク、マグネシウム-ビス(5-
シクロヘキシル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォ
スフィネート)もしくはマグネシウム-ビス(1'-ヒドロ
キシ-4'-フェニル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト)および他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第2表
に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に
入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機
で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比
較例10〜18としてMFRが4.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状結晶性エチレン-プロピレンブロック共重合
体(エチレン含有量8.5重量%)100重量部に後述の第2
表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例7
〜12に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。耐衝
撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂
温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により耐衝撃性
の評価を行った。これらの結果を第3表に示した。
されていない粉末状結晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体(エチレン含有量2.5重量%)90重量%およ
びMI(190℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分
間の溶融樹脂の吐出量)15.0g/10分の安定化されてい
ない粉末状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独重
合体10重量%とからなる合計100重量部に、化合物Aと
して2-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイドもしくは6-(α-メチ
ルベンジル)-8-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-
フォスファフェナンスレン-10-オキサイド、化合物Bと
して塩基性硫酸マグネシウム、タルク、マグネシウム-
ビス(5-ベンジル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフ
ォスフィネート)もしくはマグネシウム-ビス[1'-ヒド
ロキシ-4'-(α-メチルベンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-
ビフェニレンフォスフィネート]および他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第3表に記載した配合割合でヘン
シェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合した
のち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理
してペレット化した。また比較例19〜27としてMFRが
7.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性エチレン
-プロピレンランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量
%)90重量%およびMIが15.0g/10分の安定化されて
いない粉末状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独
重合体10重量%とからなる合計100重量部に後述の第3
表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例13
〜18に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。耐衝
撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂
温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により耐衝撃性
の評価を行った。これらの結果を第3表に示した。
る化合物および添加剤は下記の通りである。 化合物A[1]:9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスフ
ァフェナンスレン-10-オキサイド 化合物A[2]:2,6,8-トリ-t-ブチル-9,10-ジヒドロ-
9-オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド 化合物A[3]:2-シクロヘキシル-9,10-ジヒドロ-9-
オキサ-10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド 化合物A[4]:6-フェニル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-
10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド 化合物A[5]:2-ベンジル-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-
10-フォスファフェナンスレン-10-オキサイド 化合物A[6]:6-(α-メチルベンジル)-8-t-ブチル
-9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-フォスファフェナンスレ
ン-10-オキサイド 化合物B[1]:硫酸マグネシウム 化合物B[2]:塩基性硫酸マグネシウム(MgSO4・5
MgO・8H2O) 化合物B[3]:タルク(平均粒径2〜3μ) 化合物B[4]:マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-
2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物B[5]:マグネシウム-ビス(5,4',6'-トリ-t-
ブチル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネ
ート) 化合物B[6]:マグネシウム-ビス(5-シクロヘキシ
ル-1'-ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネー
ト) 化合物B[7]:マグネシウム-ビス(1'-ヒドロキシ-
4'-フェニル-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物B[8]:マグネシウム-ビス(5-ベンジル-1'-
ヒドロキシ-2,2'-ビフェニレンフォスフィネート) 化合物B[9]:マグネシウム-ビス[1'-ヒドロキシ-
4'-(α-メチルベンジル)-6'-t-ブチル-2,2'-ビフェニ
レンフォスフィネート]
チル-p-クレゾール フェノール系酸化防止剤2:テトラキス[メチレン-3-
(3',5'-ジ-t-ブチル-4'-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:1,3,5-トリメチル-2,4,6-
トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン リン系酸化防止剤1:ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト リン系酸化防止剤2:ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチル
フェニル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト マグネシウム化合物1:水酸化マグネシウム マグネシウム化合物2:炭酸マグネシウム マグネシウム化合物3:ハイドロタルサイト(Mg4.5A
l2(OH)13CO3・3.5H2O[協和化学工業(株)製 D
HT−4A])
晶性ポリオレフィンとして結晶性プロピレン単独重合体
を用いた場合である。第1表からわかるように、実施例
1〜6は本発明にかかわる化合物Aおよび化合物Bを配
合したものであり、実施例1〜6と比較例1(化合物A
および化合物Bを配合しないもの)とをくらべてみる
と、実施例1〜6は耐衝撃性が著しく優れていることが
わかる。化合物Bのみを配合した比較例2〜4と実施例
1〜6をくらべてみると、比較例2〜4の耐衝撃性は比
較例1と同程度でありほとんど改善されないことがわか
る。化合物Aのみを配合した比較例5と実施例1〜6を
くらべてみると、比較例1からも明らかなように比較例
5の耐衝撃性はほとんど改善されないことがわかる。ま
た、実施例1〜6の化合物Bの替わりに化合物B以外の
マグネシウム化合物1〜3をそれぞれ配合した比較例6
〜8と実施例1〜6をくらべてみると、比較例6〜8の
耐衝撃性は改善はされるもののいまだ充分満足できるも
のではなく、実施例1〜6の化合物Aおよび化合物Bの
組み合わせが著しい耐衝撃性の改善効果を奏することが
わかる。そして、化合物Bを本発明の配合割合を超えて
化合物Aに併用した比較例9と実施例1〜6をくらべて
みると、比較例9は化合物Aおよび化合物Bを配合して
いるにもかかわらず耐衝撃性の改善効果はほとんど認め
られないことがわかる。従って、本発明にかかわる化合
物Aおよび化合物Bの2成分の特定量の配合を同時に満
たさない比較各例は、本発明の効果を奏さないことが明
らかである。すなわち、本発明で得られる耐衝撃性は、
結晶性ポリオレフィンに化合物Aおよび化合物Bをそれ
ぞれ特定量配合したときにはじめてみられる特有の効果
であるといえる。
としてそれぞれ結晶性エチレン-プロピレンブロック共
重合体、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重合体
および高密度エチレン単独重合体の混合物を用いたもの
であり、これらについても上述と同様の効果が確認され
た。
該成形品の耐衝撃性が著しく優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】 結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
て、下記一般式(1)で示される環状リン化合物および下
記〜から選ばれた1種または2種以上のマグネシウ
ム化合物をそれぞれ0.01〜1重量部配合してなる結晶性
ポリオレフィン組成物。 硫酸マグネシウム タルク 下記一般式(2)で示されるマグネシウムフォスフィネ
ート系化合物 【化1】 【化2】 (ただし、式中Ar1〜Ar4はアリーレン基、アルキルア
リーレン基、シクロアルキルアリーレン基、アリールア
リーレン基もしくはアラールキルアリーレン基をそれぞ
れ示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25763093A JP3324620B2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 結晶性ポリオレフィン組成物 |
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---|---|---|---|
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---|---|
JPH0790131A JPH0790131A (ja) | 1995-04-04 |
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- 1993-09-21 JP JP25763093A patent/JP3324620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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