JP3324123B2 - カードリーダ - Google Patents
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- bar
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- detecting
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカードやプ
レミアムカード上の情報を読み取り処理するカードリー
ダに関する。
レミアムカード上の情報を読み取り処理するカードリー
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードやプレミアムカードで
は、カードの偽造防止等の目的でカード上にバーコード
を設ける場合が多い。図5はそのカードの構造例を示す
もので、カード1上にm本(mは整数)の線分(以下バ
ーと呼ぶ)からなるバーコード2が形成されている。バ
ーのピッチは、Pまたは2Pであり、一定ピッチPで中
心線を引いた場合に、その中心線上にバーがある場合を
データ1とし、中心線上にバーがない場合をデータ0と
して、1101……のバーコード・データを構成してい
る。
は、カードの偽造防止等の目的でカード上にバーコード
を設ける場合が多い。図5はそのカードの構造例を示す
もので、カード1上にm本(mは整数)の線分(以下バ
ーと呼ぶ)からなるバーコード2が形成されている。バ
ーのピッチは、Pまたは2Pであり、一定ピッチPで中
心線を引いた場合に、その中心線上にバーがある場合を
データ1とし、中心線上にバーがない場合をデータ0と
して、1101……のバーコード・データを構成してい
る。
【0003】従来、カード上のバーコード2を検出し、
バーコードに対応したパルスを発生させるバーコード検
出回路は、図6(a)に示すような構成を有していた。
さらに、その詳細を図6(a),図6(b),図7,図
8により説明する。図6(a)において、3はセンサ、
4は増幅器、5は2値化回路である。センサ3には、カ
ード上のバーコードに対応して、磁気式の検出素子や光
学式の検出素子などが使用され、接触式や非接触式など
様々な方式が採用されている。
バーコードに対応したパルスを発生させるバーコード検
出回路は、図6(a)に示すような構成を有していた。
さらに、その詳細を図6(a),図6(b),図7,図
8により説明する。図6(a)において、3はセンサ、
4は増幅器、5は2値化回路である。センサ3には、カ
ード上のバーコードに対応して、磁気式の検出素子や光
学式の検出素子などが使用され、接触式や非接触式など
様々な方式が採用されている。
【0004】図6(b)は、バーコード検出回路の出力
信号の一例を示すバーコード信号波形図である。各バー
に対応して、バーがある部分でのみ信号が変化する。図
6(a)のセンサ3が、カード上のバーコードに沿って
一定の速度で相対運動を行う場合、各バーに対応した信
号の間隔は、一定の時間Tまたは2Tとなる。
信号の一例を示すバーコード信号波形図である。各バー
に対応して、バーがある部分でのみ信号が変化する。図
6(a)のセンサ3が、カード上のバーコードに沿って
一定の速度で相対運動を行う場合、各バーに対応した信
号の間隔は、一定の時間Tまたは2Tとなる。
【0005】図7は、図6(b)で示すバーコード信号
を0と1のビット列に変換し、定められたビット長のバ
ーコード・データを生成する従来のカードリーダに用い
られていたバーコード認識手段の構成を示すブロック図
である。プログラムが格納されたROM(リード・オン
リー・メモリ)6、ROM6の内容に従って処理を行う
マイクロコンピュータ7、一定周期のクロックパルスを
積算するカウンタ8、図6(b)で示すバーコード信号
の立ち上がりまたは立ち下がりエッジを検出しマイクロ
コンピュータ7への割り込み信号を発生するエッジ検出
器9、バーコードの信号の立ち上がりと立ち下がりの時
のカウンタ8のデータを記憶するRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)10とを含んで構成される。
を0と1のビット列に変換し、定められたビット長のバ
ーコード・データを生成する従来のカードリーダに用い
られていたバーコード認識手段の構成を示すブロック図
である。プログラムが格納されたROM(リード・オン
リー・メモリ)6、ROM6の内容に従って処理を行う
マイクロコンピュータ7、一定周期のクロックパルスを
積算するカウンタ8、図6(b)で示すバーコード信号
の立ち上がりまたは立ち下がりエッジを検出しマイクロ
コンピュータ7への割り込み信号を発生するエッジ検出
器9、バーコードの信号の立ち上がりと立ち下がりの時
のカウンタ8のデータを記憶するRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)10とを含んで構成される。
【0006】図8は、ROM6に内蔵されたプログラム
のフロー図を示す。以下、この図を用いて従来のバーコ
ード認識手段の動作原理を説明する。ただし、先にカー
ドとセンサ3が相対運動を行い、全てのバーコード信号
の立ち上がりまたは立ち下がり時のカウント値がRAM
10に記憶されているものとする。
のフロー図を示す。以下、この図を用いて従来のバーコ
ード認識手段の動作原理を説明する。ただし、先にカー
ドとセンサ3が相対運動を行い、全てのバーコード信号
の立ち上がりまたは立ち下がり時のカウント値がRAM
10に記憶されているものとする。
【0007】処理11では、RAM10に記憶されたn
番目のバーコード信号(nは整数)の立ち上がり時のデ
ータと立ち下がり時のデータとを用いて信号の中心値B
nを算出する。なお、この時の中心値Bnとは、一定周期
のクロックパルスの積算量であり、単位は時間である。
処理12では、処理11で算出した中心値BnをRAM
10の指定したアドレスへ保存する。その後、前記アド
レスを更新する。前記処理11〜12では、分岐13に
より、m本のバーの中心値Bnが演算され、RAM10
に格納されるまで繰り返される。処理14は、バーとバ
ーの間の時間Tnを算出するステップであり、Bn−B
n-1の演算を行う。分岐15と分岐16は、上記Tnの
値によりn番目のバーコード信号が1であるか0である
かを判別する。Tnが、次式 T/2≦Tn<3T/2 を満足すれば、n番目のデータは1とし、 3T/2≦Tn<5T/2 を満足すれば、n番目のデータは0とする。
番目のバーコード信号(nは整数)の立ち上がり時のデ
ータと立ち下がり時のデータとを用いて信号の中心値B
nを算出する。なお、この時の中心値Bnとは、一定周期
のクロックパルスの積算量であり、単位は時間である。
処理12では、処理11で算出した中心値BnをRAM
10の指定したアドレスへ保存する。その後、前記アド
レスを更新する。前記処理11〜12では、分岐13に
より、m本のバーの中心値Bnが演算され、RAM10
に格納されるまで繰り返される。処理14は、バーとバ
ーの間の時間Tnを算出するステップであり、Bn−B
n-1の演算を行う。分岐15と分岐16は、上記Tnの
値によりn番目のバーコード信号が1であるか0である
かを判別する。Tnが、次式 T/2≦Tn<3T/2 を満足すれば、n番目のデータは1とし、 3T/2≦Tn<5T/2 を満足すれば、n番目のデータは0とする。
【0008】このようにTnの判定基準に幅を持たせる
ことによって、バーコード読み取りの精度は高くなる。
処理17と処理18は、1または0と判定されたn番目
のデータを下位ビットから順番にRAMへ記憶させるも
のである。
ことによって、バーコード読み取りの精度は高くなる。
処理17と処理18は、1または0と判定されたn番目
のデータを下位ビットから順番にRAMへ記憶させるも
のである。
【0009】上記処理14〜処理18を(m−1)回繰
り返すことにより、m本のバーがmビットのディジタル
・コードに変換される。ただし、1本目のバーに限り、
前にバーがないため上記の処理ができないので別途に処
理している。
り返すことにより、m本のバーがmビットのディジタル
・コードに変換される。ただし、1本目のバーに限り、
前にバーがないため上記の処理ができないので別途に処
理している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の例では、カードの搬送速度が一定で速度ジッ
タもない理想的な場合は、前述の方法でも正しいバーコ
ード検出が可能であるが、実際のカードリーダにおいて
は、カード送りローラや搬送系の滑り、負荷変動による
速度ジッタ、周囲温度の変化による速度変動等があり、
それによって、バーコードの1と0の判定を間違える場
合があった。
うな従来の例では、カードの搬送速度が一定で速度ジッ
タもない理想的な場合は、前述の方法でも正しいバーコ
ード検出が可能であるが、実際のカードリーダにおいて
は、カード送りローラや搬送系の滑り、負荷変動による
速度ジッタ、周囲温度の変化による速度変動等があり、
それによって、バーコードの1と0の判定を間違える場
合があった。
【0011】しかし、上記の従来のバーコード認識手段
の構成では、カードの実際の動きに無関係な一定周期の
クロックパルスをカウントする方法を用いているため、
読み取り性能がカード搬送速度の精度に大きく依存して
おり、搬送速度の変動等で読み取りエラーを起こしやす
い。また、搬送系の滑り等で途中でカウント値がずれる
と、その誤差は累積され、移動距離が長くなればなるほ
ど(バーコードのビット数が多ければ多いほど)検出誤
りが発生しやすくなるという問題点を有していた。
の構成では、カードの実際の動きに無関係な一定周期の
クロックパルスをカウントする方法を用いているため、
読み取り性能がカード搬送速度の精度に大きく依存して
おり、搬送速度の変動等で読み取りエラーを起こしやす
い。また、搬送系の滑り等で途中でカウント値がずれる
と、その誤差は累積され、移動距離が長くなればなるほ
ど(バーコードのビット数が多ければ多いほど)検出誤
りが発生しやすくなるという問題点を有していた。
【0012】本発明は、上記の従来の課題を解決するも
ので、カードリーダにおけるカード送りローラや搬送系
の滑り、搬送系の速度むらや速度変動を伴う場合にもバ
ーコードの検出誤りを生じないカードリーダを提供する
ことを目的とする。
ので、カードリーダにおけるカード送りローラや搬送系
の滑り、搬送系の速度むらや速度変動を伴う場合にもバ
ーコードの検出誤りを生じないカードリーダを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
本発明は、複数のバーよりなるカード上のバーコードを
検出するセンサと、そのセンサの出力を増幅しパルスに
変換するバーコード検出手段と、カードの位置を検出し
位置データを出力する位置認識手段と、前記パルスの立
ち上がりエッジと立ち下がりエッジを検出し各々のエッ
ジで第1の割り込み信号を発生するエッジ検出手段と、
第1の割り込み信号が発生したときの位置データを記憶
する記憶手段と、カードが次のバーの1,0判定位置に
到達したときに割り込みを発生させる第2の割り込み手
段と、演算処理手段とを含んで構成され、前記演算処理
手段は、第2の割り込み信号が発生する以前に第1の割
り込みが発生していたか否かにより、バーコードデータ
の1か0の判定を行うとともに、記憶手段に記憶された
位置データから算出された現在のバーの中心位置または
バーのない場合は理論上のバーの中心位置に対して一定
値を加算した値を次のバーの1,0判定位置とする。
本発明は、複数のバーよりなるカード上のバーコードを
検出するセンサと、そのセンサの出力を増幅しパルスに
変換するバーコード検出手段と、カードの位置を検出し
位置データを出力する位置認識手段と、前記パルスの立
ち上がりエッジと立ち下がりエッジを検出し各々のエッ
ジで第1の割り込み信号を発生するエッジ検出手段と、
第1の割り込み信号が発生したときの位置データを記憶
する記憶手段と、カードが次のバーの1,0判定位置に
到達したときに割り込みを発生させる第2の割り込み手
段と、演算処理手段とを含んで構成され、前記演算処理
手段は、第2の割り込み信号が発生する以前に第1の割
り込みが発生していたか否かにより、バーコードデータ
の1か0の判定を行うとともに、記憶手段に記憶された
位置データから算出された現在のバーの中心位置または
バーのない場合は理論上のバーの中心位置に対して一定
値を加算した値を次のバーの1,0判定位置とする。
【0014】
【作用】上記した構成によれば、カード搬送速度が変化
した場合、バーコード検出手段より出力されるパルスの
時間間隔は変化するが、カードの位置を検出した位置デ
ータを用いたバーの位置間隔は常に一定であり、速度変
動の影響を受けない。また、先に検出したバーの位置デ
ータから次に検出すべきバーの理論上の位置を算出する
ことにより1ビットごとに位置補正を行うことができる
ため、カード搬送上に発生した滑り等で実際の位置と位
置データとの間で、誤差が発生してもその誤差は累積さ
れず読み取りの信頼性を向上させることができる。
した場合、バーコード検出手段より出力されるパルスの
時間間隔は変化するが、カードの位置を検出した位置デ
ータを用いたバーの位置間隔は常に一定であり、速度変
動の影響を受けない。また、先に検出したバーの位置デ
ータから次に検出すべきバーの理論上の位置を算出する
ことにより1ビットごとに位置補正を行うことができる
ため、カード搬送上に発生した滑り等で実際の位置と位
置データとの間で、誤差が発生してもその誤差は累積さ
れず読み取りの信頼性を向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0016】図1は、本発明のカードリーダで用いられ
るバーコード認識手段の一実施例の構成を示すブロック
図であり、図6(b)で示すバーコード信号を0と1の
ビット列に変換し、定められたビット長のバーコード・
データを生成するものである。
るバーコード認識手段の一実施例の構成を示すブロック
図であり、図6(b)で示すバーコード信号を0と1の
ビット列に変換し、定められたビット長のバーコード・
データを生成するものである。
【0017】図1において、20は本発明の特徴である
バーコード認識方式を実現するプログラムが格納された
ROM、21はROM20の内容に従って処理を実行す
るマイクロコンピュータ、22はカードの移動距離に対
応したパルスを積算しカードの位置データを生成する位
置認識手段、23は図6(b)で示すバーコード信号の
立ち上がりまたは立ち下がりエッジを検出しマイクロコ
ンピュータ21への第1の割り込み信号25を発生する
エッジ検出器、24はバーコード信号の立ち上がりと立
ち下がりの位置認識手段22の出力である位置データを
記憶するRAM、27はあらかじめ設定した位置データ
とカードの位置データが一致したときにマイクロコンピ
ュータ21へ第2の割り込み信号26を発生させる割り
込み発生手段である。
バーコード認識方式を実現するプログラムが格納された
ROM、21はROM20の内容に従って処理を実行す
るマイクロコンピュータ、22はカードの移動距離に対
応したパルスを積算しカードの位置データを生成する位
置認識手段、23は図6(b)で示すバーコード信号の
立ち上がりまたは立ち下がりエッジを検出しマイクロコ
ンピュータ21への第1の割り込み信号25を発生する
エッジ検出器、24はバーコード信号の立ち上がりと立
ち下がりの位置認識手段22の出力である位置データを
記憶するRAM、27はあらかじめ設定した位置データ
とカードの位置データが一致したときにマイクロコンピ
ュータ21へ第2の割り込み信号26を発生させる割り
込み発生手段である。
【0018】図2は、位置認識手段22を実現する一実
施例のブロック図である。28はカード搬送用のモータ
ー、29はモーター28の同軸上に取り付けられ、モー
ター28の回転角度に対応して正弦波状の信号を出力す
るタコジェネレータ(以下TGと称する)、30はTG
29の正弦波状位置信号を増幅し矩形波位置パルスを生
成する2値化回路、31は位置パルスを積算しカードの
位置データを生成する積算カウンタである。モーター2
8の回転は、プーリーやベルト等により、カード搬送ロ
ーラーに伝達される。カード搬送ローラーにより搬送さ
れるカードの移動量は、搬送ローラーの回転量に比例
し、最終的にはモーター28の回転量に比例する。した
がって、モーター28と同時に回転するTG29は、間
接的にカードの移動量に比例した信号を出力しているこ
とになる。
施例のブロック図である。28はカード搬送用のモータ
ー、29はモーター28の同軸上に取り付けられ、モー
ター28の回転角度に対応して正弦波状の信号を出力す
るタコジェネレータ(以下TGと称する)、30はTG
29の正弦波状位置信号を増幅し矩形波位置パルスを生
成する2値化回路、31は位置パルスを積算しカードの
位置データを生成する積算カウンタである。モーター2
8の回転は、プーリーやベルト等により、カード搬送ロ
ーラーに伝達される。カード搬送ローラーにより搬送さ
れるカードの移動量は、搬送ローラーの回転量に比例
し、最終的にはモーター28の回転量に比例する。した
がって、モーター28と同時に回転するTG29は、間
接的にカードの移動量に比例した信号を出力しているこ
とになる。
【0019】図3は、図6(a)に示すバーコード検出
回路の出力信号の一例を示すバーコード信号波形図であ
り、本発明の動作原理を説明するための図である。図6
(b)に示すセンサ3が、カード上のバーコードに沿っ
て相対運動を行う場合、各バーに対応した信号の間隔
は、2値化回路30の出力である位置パルスの数を積算
することにより、距離のデータとして知ることができ、
一定の距離Xまたは2Xが得られる。
回路の出力信号の一例を示すバーコード信号波形図であ
り、本発明の動作原理を説明するための図である。図6
(b)に示すセンサ3が、カード上のバーコードに沿っ
て相対運動を行う場合、各バーに対応した信号の間隔
は、2値化回路30の出力である位置パルスの数を積算
することにより、距離のデータとして知ることができ、
一定の距離Xまたは2Xが得られる。
【0020】図4は、ROM20に内蔵されたプログラ
ムのフロー図を示す。以下、図3および図4を用いて本
発明のカードリーダに用いられるバーコード認識手段の
動作原理を説明する。
ムのフロー図を示す。以下、図3および図4を用いて本
発明のカードリーダに用いられるバーコード認識手段の
動作原理を説明する。
【0021】処理40は、図1に示すエッジ検出器23
の出力により発生した第1の割り込み処理ルーチンであ
り、バーコード信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタ
イミングで位置認識手段22の位置データをRAM24
の指定したアドレスへ記憶する。その後前記アドレスを
更新する。処理41は、バーコード信号の立ち上がりま
たは立ち下がりを検出し、位置データを処理したことを
示す処理フラグに1をセットする。
の出力により発生した第1の割り込み処理ルーチンであ
り、バーコード信号の立ち上がりまたは立ち下がりのタ
イミングで位置認識手段22の位置データをRAM24
の指定したアドレスへ記憶する。その後前記アドレスを
更新する。処理41は、バーコード信号の立ち上がりま
たは立ち下がりを検出し、位置データを処理したことを
示す処理フラグに1をセットする。
【0022】処理42〜51は、割り込み発生手段27
により発生した第2の割り込み処理ルーチンである。処
理42は、RAM24に記憶されたn番目のバーコード
信号(nは整数)の立ち上がり時のデータと立ち下がり
時のデータとを用いて図3に示す信号の中心位置Xnを
算出する。処理43は、割り込み信号発生手段27に次
の割り込み発生条件をセットするルーチンであり、n+
1番目のバーコード信号を処理するために、割り込みを
発生させるべきカード位置Xiをセットする。位置Xi
の算出は Xi=Xn+3X/2 による。
により発生した第2の割り込み処理ルーチンである。処
理42は、RAM24に記憶されたn番目のバーコード
信号(nは整数)の立ち上がり時のデータと立ち下がり
時のデータとを用いて図3に示す信号の中心位置Xnを
算出する。処理43は、割り込み信号発生手段27に次
の割り込み発生条件をセットするルーチンであり、n+
1番目のバーコード信号を処理するために、割り込みを
発生させるべきカード位置Xiをセットする。位置Xi
の算出は Xi=Xn+3X/2 による。
【0023】分岐44は、処理フラグをチェックし、処
理フラグが1であれば分岐36へ、0であれば処理45
へ処理を分岐させる。処理45は、n番目のデータビッ
トに0をセットするルーチンである。処理フラグが0と
いうことは、バーコード信号の立ち上がりまたは立ち下
がりが検出されなかったことを示す。分岐46と分岐4
7は、検出したバーコードが規定フォーマットに従った
ものであるか否かをチェックするためのルーチンであ
り、これにより異種のカードを間違って処理しないよう
にする。具体的には、n番目のバーコード信号の立ち上
がり時の位置データと立ち下がり時の位置データが、図
3に示すデータのしきい値aとbが作る幅の中に入って
いるか否かをチェックする。幅の中に入っていれば規定
フォーマットのカードであるとして、処理48を分岐す
る。幅の中に入っていなければ、規定フォーマット外と
して処理49でエラー処理する。処理48は、n番目の
データビットに1をセットするルーチンである。処理5
0は、n+1番目のバーコードの理論上の中心位置Xr
を算出するルーチンであり、次式に示すように処理42
で算出したn番目のバーコードの実測の中心位置Xnを
基準として、それにカード上のバーのピッチXを加算し
て求める。
理フラグが1であれば分岐36へ、0であれば処理45
へ処理を分岐させる。処理45は、n番目のデータビッ
トに0をセットするルーチンである。処理フラグが0と
いうことは、バーコード信号の立ち上がりまたは立ち下
がりが検出されなかったことを示す。分岐46と分岐4
7は、検出したバーコードが規定フォーマットに従った
ものであるか否かをチェックするためのルーチンであ
り、これにより異種のカードを間違って処理しないよう
にする。具体的には、n番目のバーコード信号の立ち上
がり時の位置データと立ち下がり時の位置データが、図
3に示すデータのしきい値aとbが作る幅の中に入って
いるか否かをチェックする。幅の中に入っていれば規定
フォーマットのカードであるとして、処理48を分岐す
る。幅の中に入っていなければ、規定フォーマット外と
して処理49でエラー処理する。処理48は、n番目の
データビットに1をセットするルーチンである。処理5
0は、n+1番目のバーコードの理論上の中心位置Xr
を算出するルーチンであり、次式に示すように処理42
で算出したn番目のバーコードの実測の中心位置Xnを
基準として、それにカード上のバーのピッチXを加算し
て求める。
【0024】Xr=Xn+X 処理51は、n+1番目のバーコードデータに対するし
きい値a,bを算出するルーチンであり、上記理論上の
中心位置Xrを中心として、新たに正負一定幅のしきい
値a,bを算出する。
きい値a,bを算出するルーチンであり、上記理論上の
中心位置Xrを中心として、新たに正負一定幅のしきい
値a,bを算出する。
【0025】以上は、バーコードの1ビットに対する処
理であり、同様にしてバーの本数分処理を繰り返し、1
ビット毎に1または0の判定を行い、下位ビットから順
番に並べれば、バーコード・データが得られる。
理であり、同様にしてバーの本数分処理を繰り返し、1
ビット毎に1または0の判定を行い、下位ビットから順
番に並べれば、バーコード・データが得られる。
【0026】このように構成された本発明の実施例で
は、バーコードの検出にカードの位置情報を用いている
ため、従来問題とされたような、周囲温度に対応したカ
ード搬送速度の変動があっても、変動にまったく無関係
で安定したバーコード検出が可能である。また、処理5
0に示すように、n+1番目のバーの読み取りのため
に、n番目のバーの実測中心位置を基準にして理論上の
中心位置を算出して使用するので、搬送系の滑り等で途
中カウント値(位置データ)がずれても、1ビットごと
にずれが補正され、従来例で問題とされた誤差の累積は
発生しない。したがって、ビット数の多いバーコード
(センサとカードの相対移動距離が長い)の場合でも、
ビット数に関係なく、安定したバーコード検出が可能と
なる。
は、バーコードの検出にカードの位置情報を用いている
ため、従来問題とされたような、周囲温度に対応したカ
ード搬送速度の変動があっても、変動にまったく無関係
で安定したバーコード検出が可能である。また、処理5
0に示すように、n+1番目のバーの読み取りのため
に、n番目のバーの実測中心位置を基準にして理論上の
中心位置を算出して使用するので、搬送系の滑り等で途
中カウント値(位置データ)がずれても、1ビットごと
にずれが補正され、従来例で問題とされた誤差の累積は
発生しない。したがって、ビット数の多いバーコード
(センサとカードの相対移動距離が長い)の場合でも、
ビット数に関係なく、安定したバーコード検出が可能と
なる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
カードリーダは、バーコードの読み取りに位置認識手段
を用いることにより、カードの搬送速度の変化に対して
読み取りエラーの発生を防止するのに有効であり、ま
た、1ビットごとに現在のバーの読み取り結果から次の
バーの理論的な位置を算出する演算処理手段を用いたこ
とにより搬送系の滑り等に対しても読み取りエラーの発
生を防止するのに有効であり、その結果バーコードの読
み取りエラーを著しく低減させることができ、安定で信
頼性の高いカードリーダを実現することができる。
カードリーダは、バーコードの読み取りに位置認識手段
を用いることにより、カードの搬送速度の変化に対して
読み取りエラーの発生を防止するのに有効であり、ま
た、1ビットごとに現在のバーの読み取り結果から次の
バーの理論的な位置を算出する演算処理手段を用いたこ
とにより搬送系の滑り等に対しても読み取りエラーの発
生を防止するのに有効であり、その結果バーコードの読
み取りエラーを著しく低減させることができ、安定で信
頼性の高いカードリーダを実現することができる。
【図1】本発明のカードリーダに用いられるバーコード
認識手段の一実施例のブロック図
認識手段の一実施例のブロック図
【図2】同実施例における位置認識手段のブロック図
【図3】本発明のカードリーダにおけるバーコード認識
を説明するバーコード信号波形図
を説明するバーコード信号波形図
【図4】本発明のカードリーダの一実施例におけるプロ
グラムのフロー図
グラムのフロー図
【図5】バーコードを説明するためのカードの構造図
【図6】(a)は従来のバーコード検出回路のブロック
図 (b)は従来のバーコードリーダの原理を説明するため
のバーコード信号波形図
図 (b)は従来のバーコードリーダの原理を説明するため
のバーコード信号波形図
【図7】従来のバーコード認識手段のブロック図
【図8】従来のカードリーダにおけるプログラムのフロ
ー図
ー図
20 ROM 21 マイクロコンピュータ(演算処理手段) 22 位置認識手段 23 エッジ検出器(エッジ検出手段) 24 RAM(記憶手段) 25 第1の割り込み信号 26 第2の割り込み信号 27 割り込み発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−36665(JP,A) 特開 昭62−132470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10 G11B 19/02 521 G11B 19/10 521
Claims (2)
- 【請求項1】複数のバーよりなるカード上のバーコード
を検出するセンサと、そのセンサの出力を増幅しパルス
に変換するバーコード検出手段と、カードの位置を検出
し位置データを出力する位置認識手段と、前記パルスの
立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを検出し各々のエ
ッジで第1の割り込み信号を発生するエッジ検出手段
と、第1の割り込み信号が発生したときの位置データを
記憶する記憶手段と、カードが次のバーの1,0判定位
置に到達したときに割り込みを発生させる第2の割り込
み手段と、演算処理手段とを含んで構成され、前記演算
処理手段は、第2の割り込み信号が発生する以前に第1
の割り込みが発生していたか否かにより、バーコードデ
ータの1か0の判定を行うとともに、記憶手段に記憶さ
れた位置データから算出された現在のバーの中心位置ま
たはバーのない場合は理論上のバーの中心位置に対して
一定値を加算した値を次のバーの1,0判定位置とする
ことを特徴とするカードリーダ。 - 【請求項2】カードの位置を検出し位置データを出力す
る位置認識手段は、カード搬送用モーターと、そのモー
ターの回転角に応じた信号を発生させる回転角信号発生
手段と、モータの回転角に応じた信号を積算する手段と
を含んで構成された請求項1記載のカードリーダ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17800291A JP3324123B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | カードリーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17800291A JP3324123B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | カードリーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528626A JPH0528626A (ja) | 1993-02-05 |
JP3324123B2 true JP3324123B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=16040835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17800291A Expired - Fee Related JP3324123B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | カードリーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3324123B2 (ja) |
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AU2021409665A1 (en) | 2020-12-22 | 2023-06-22 | Graphic Packaging International, Llc | End flap engagement assembly for erecting cartons and related systems and methods |
-
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- 1991-07-18 JP JP17800291A patent/JP3324123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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