JP3323844B2 - ジャイロ - Google Patents
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Description
する。また、本発明は、ジャイロに関し、特に半導体レ
ーザーを用いたジャイロに関する。
ためのジャイロとしては、回転子や振動子をもつ機械的
なジャイロや、光ジャイロが知られている。特に光ジャ
イロは、瞬間起動が可能でダイナミックレンジが広いた
め、ジャイロ技術分野に革新をもたらしつつある。光ジ
ャイロには、リングレーザー型ジャイロ、光ファイバー
ジャイロ、受動型リング共振器ジャイロなどがある。
が、気体レーザーを用いたリングレーザー型ジャイロで
あり、すでに航空機などで実用化されている。
型ジャイロとして、半導体基板上に集積化された半導体
レーザージャイロも提案されており、例えば特開平5−
288556号公報に記載されている。
ば、pn接合を有する半導体基板5710上に、リング
状の利得導波路5711を形成し、この利得導波路57
11内に、電極5722からキャリアを注入してレーザ
ー発振を生じさせる。そして、利得導波路5711内を
時計方向及び反時計方向に伝搬するレーザー光のそれぞ
れの一部を取り出して、光吸収領域5717にて干渉さ
せ、その干渉光強度を電極5723から光電流として取
り出している。なお、5712は反射面、5713及び
5714は光出力面、5718及び5719は出力光で
ある。
SP4,431,308)には、半導体レーザー素子の
外部に光を取り出さずに、回転に伴って当該素子の端子
電圧が変化することを利用したジャイロが記載されてい
る。図51中、半導体レーザー素子5792は、上下に
電極5790、5791を有している。5793は直流
阻止用コンデンサ、5794は出力端子、5795は抵
抗である。図51に示すように、リングレーザー装置の
レーザー素子として半導体レーザー素子を駆動用電源5
796に接続し、当該装置にある角速度が加わった場合
に生ずる時計回りと反時計回りの光の周波数差(ビート
周波数)をレーザー素子の端子電圧の差として検出する
旨記載されている。
も、回転に伴い生じるレーザー素子の端子電圧の変化を
検出する旨記載されている。
も物体の回転方向検知が出来なかった。これは、回転方
向が異なっていても角速度が同じであれば、ビート周波
数は同じになってしまうためである。
(微小振動)をかけ、ディザの方向と信号との相関から
回転方向を決定していた。
転に伴い発振周波数が2つに分離する。しかし、回転数
が小さいときは発振周波数の差が小さくなる。この場
合、媒質の非線形性のため、発振周波数が一方のモード
に引き込まれるロックイン現象が生じていた。このロッ
クイン現象を解除するために、リングレーザー型ジャイ
ロに前述のディザをかけることが行われている。
向検知が可能なジャイロを提供することを目的とする。
どの機械的な機構がない状態でも回転方向の検出なジャ
イロを提供することを目的とする。
は、同一の導波路を互いに反対の方向に伝搬するレーザ
ー光を発生させるリング共振器型レーザー装置を備え、
該レーザー装置から電気信号を取り出すジャイロであっ
て、該レーザー装置の静止時に、該レーザー光の発振周
波数が互いに異なるように、該導波路は非対称テーパー
領域を有していることを特徴とする。
波路を互いに反対の周回方向に伝搬するレーザー光を発
生させるリング共振器型レーザー装置、及び該レーザー
装置から放出される第1及び第2のレーザー光の干渉光
を検出する光検出器を有するジャイロであって、該レー
ザー装置の静止時に、該第1及び第2のレーザー光の発
振周波数が互いに異なるように、該導波路は非対称テー
パー領域を有していることを特徴とする。
たカメラ、あるいはレンズ、あるいは自動車、航空機、
船舶等を含むものである。
って、まず、図49及び数式を参照して、本発明のジャ
イロの動作原理について説明する。
ザー装置を考える。当該装置に閾値以上の電流を加えれ
ばレーザー発振が起きるが、この場合レーザー光は、時
計回り(図中61)と反時計回り(図中62)の周回状
に伝搬する。すなわち、互いに反対方向に伝搬するレー
ザー光が当該レーザー装置内に存在する。
時計回りに伝搬するレーザー光と反時計回りに伝搬する
レーザー光の発振周波数は等しい。
9中の63に示す方向(時計回り方向)に回転した場合
は、それぞれの発振周波数に差が生じる。
長をλ1 とする。また、反時計回りに周回する第2のレ
ーザーの波長をλ2 (<λ1 )とする。レーザーを時計
回りに回転させるとき、時計回りの第1のレーザー光の
発振周波数f1 は、非回転時の発振周波数f10に比べ
て、式(1)に示すように、
ザー光の光路が囲む閉面積、L1 は第1のレーザー光の
光路長、Ωは回転の角速度である。一方、反時計回りの
第2のレーザー光の発振周波数f2 は、非回転時の発振
周波数f20に比べて、式(2)に示すように、
ザー光の光路が囲む閉面積、L2 は第2のレーザー光の
光路長である。このとき、レーザーの中に第1のレーザ
ー光と第2のレーザー光が共存する。したがって、レー
ザーの中で第1のレーザー光と第2のレーザー光の発振
周波数の差、すなわち、式(3)に示すように、
ーが反時計回りに回転したときは、次の式(4)に示す
周波数をもつビート光が発生する。
モードが存在すると、反転分布はモードの発振周波数の
差に応じた時間変動を示す。この現象は、反転分布の脈
動として知られている。気体レーザーや半導体レーザー
のように、電流を流すレーザーの場合、反転分布とレー
ザーのインピーダンスには1対1の対応関係がある。そ
して、レーザーの中で光が干渉すると、それに応じて反
転分布が変化し、その結果、レーザーの電極間のインピ
ーダンスが変化する。この変化の様子は、駆動電源とし
て定電圧源を用いれば、端子電流の変化として現れる。
また、定電流源を用いれば、端子電圧の変化として、光
の干渉の様子を信号として取り出すことができる。もち
ろん、直接インピーダンスメーターで、インピーダンス
の変化を測定することもできる。
たはインピーダンス変化を検出する端子を設けること
で、この端子から回転に応じたビート信号を取り出すこ
とができる。さらに、本発明によれば、式(3),
(4)に示すように、回転方向に応じてビート周波数が
増減する。
の増減を観測することによって、回転方向を検知するこ
とができる。
光の発振波長が等しければ、式(5)に示すように、
値をとる。ビート周波数の絶対値が等しければ、端子か
ら同じ信号が出るので、この場合は回転方向の検知がで
きない。
の絶対値の変化から回転方向が検知できる。
ようにしておけば回転方向とともに角速度の正確な検知
が可能となる。
(だだし説明では、符号を正にとったがもちろん逆でも
よい)で、その絶対値だけが回転方向によって変化する
構成にすれば、回転方向及び角速度の検知が可能とな
る。
体レーザーを流れる電流、あるいは、半導体レーザーの
インピーダンス変化からビート信号を検出するのではな
く、外部に配された光検出器を用いてビート信号を検出
してもよい。
ーザー光を半導体レーザーの外部に取り出す。そして、
これらのレーザー光を同時に光検出器で受光すると、光
検出器の中で、第1のレーザー光と第2のレーザー光は
干渉し合い、互いの発振周波数の差に応じたビート光が
発生する。
信号を検出することができる。
向検知まで行うには、式(3)や(4)におけるf20、
f10について、以下の式(7)を満足する必要がある。
(CW光)、反時計回りの光(CCW光)の光強度を替
えてやればよい。
回状に伝搬するレーザー光の光強度を変えるためには、
一つの回転方向に伝搬する光のみに損失を与えればよ
い。たとえば、光導波路の一部に非対称な形状のテーパ
ー部を設けると、前記テーパー部に入射する光に対し
て、全反射条件がずれる。
対してミラー損が生ずる。光の周回方向によって、テー
パー部への入射角が異なるので、ある方向に周回するレ
ーザー光に対して損失が大きく、その反対方向に周回す
る光に対して損失を小さくすることができる。
ーザー光に対して、発振しきい値を変えることができ
る。この結果、レーザー発振時の光強度は、お互いに反
対方向に伝搬するレーザー光に対して異なる。
が共存する場合、発振周波数fi と光子数密度Si との
間には、式(8)、式(9)に示す関係があることが知
られている。
数、σi はモードの引き込みを表す係数、ρi はモー
ドの自己押し出しを示す係数、τijはモードの相互押し
出しを示す係数である。ただし、i,j=1,2;i≠
jである。
(8)(9)のΩi、σi、ρi、τijは定数となる。
れば、dΦi/dt=0と考えられる。 このため、S1
≠S2の時、f1≠f2となることが式(8)(9)から
導かれる。
得られている電気信号が、当該装置の時計方向の回転或
いは反時計方向の回転を受けた場合に、どのような信号
に変化するのかの概略を示す(図1(A)〜(C))。
回りに周回するレーザー光(CW光)の波長をλ1、反
時計回りに周回するレーザー光(CCW光)の波長をλ
2(<λ1)とする。
示す。
ート周波数すなわち(f2−f1)は、前述の式(3)に
より、大きくなる。従って、電気信号の周期tBは、図
1(B)に示すように小さくなる。
ると、ビート周波数は、式(4)により、小さくなる。
従って、電気信号の周期tCは、図1(C)に示すよう
に大きくなる。
信号の周期(あるいはビート周波数)と、回転時の電気
信号の周期(あるいはビート周波数)とを比較し、それ
らの差の絶対値から物体の角速度が分かり、周期(ある
いはビート周波数)の大小関係から方向検知が可能とな
る。
ついて説明した。
態にかかるジャイロは、互いに反対方向に周回し、か
つ、静止時に互いに発振周波数の異なる第1及び第2の
レーザー光を発生させるレーザー装置を有し、該レーザ
ー装置から電気信号を取り出すものである。
ち、CW光、CCW光)をレーザー装置から発生させる
には、当該レーザー装置の導波路の少なくとも一部に非
対称テーパー部を設けることにより実現される。
1201に非対称のテーパー部1200を設ける。12
02は、CW光、1203はCCW光である。また、1
204はミラー(反射面)である。
光とCCW光との光強度に差が生じる。すなわち、式
(8)(9)にいう光子数密度に差が生じる。その結
果、既述のように式(8)(9)から、CW光、CCW
光それぞれの発振周波数にも差が生じる。なお、テーパ
ー形状は、静止時の発振周波数に差が生じるような非対
称形状であれば、特に限定されるものではない。
波数差が100Hz以上、好ましくは1kHz以上、更
に好ましくは10kHz以上であるようにテーパー部を
設けるのがよい。もちろん、他の手段によりロックイン
現象を回避できれば発振周波数の差は上記範囲にかぎら
れない。
すぎると、両光の干渉度が低くビートが発生しない場合
もある。
き、弱いほうの光強度がその30%以上、好ましくは、
50%以上、更に好ましくは80%以上になるようにテ
ーパー部を形成することが好ましい。もちろん、レーザ
ー駆動のための注入電流をも制御して両光の強度差を上
記範囲内とすることが望ましい。
伝搬方向に沿って徐々に光導波路の幅が広くなる第1の
部分と、当該一のレーザー光の伝搬方向に沿って徐々に
光導波路の幅が狭くなる第2の部分とからなり、該第1
及び第2の部分の形状が、レーザー光の伝搬方向に垂直
な面に対して非対称であることが望ましい。
よい。
の場合を示したが、三角形、五角形、等の多角形、ある
いは、円形であってもよい。
ようなテーパー部を設けるとよい。
テーパー部を、1301,1401は光導波路を、13
02,1402はCW光、1303,1403はCCW
光、1304,1404は反射面を表す。
導体レーザーを用いることができる。 低駆動電力化の
ためには、図5に示すようなリング形状のレーザー装置
とすることが望ましい。
場合の模式図である。1501は光導波路、1500は
テーパー部、1502はCW光、1503はCCW光で
ある。
に四角形状でも、図6のように三角形状、あるいは図7
のように円でもよい。なお、テーパー部(1500、1
600、1700)は、リング形状の光導波路の内側あ
るいは外側に設けることができる。
レーザー内を伝搬するレーザー光との光結合により、ロ
ックインが生じるような場合は、テーパー部(150
0,1600,1700)は、リングレーザーの外側に
形成することが好ましい。
α、β≠90°であることが好ましい。そうでないと、
一方向の光強度が著しく弱くなるからである。
パー部の起点(角度が90°の位置)でモードが階段状
に変化するため、一定幅の光導波路に対する導波モード
との結合効率が小さくなりすぎるのである。これに対し
て、α、β≠90°ならば、モードは徐々に変化し、結
合効率の低下を抑えることができる。
93の起点1891と第2のテーパー部1894の起点
1892とを結び、当該結ばれた部分に対して、第1及
び第2のテーパー部1800のなす角度をそれぞれα、
βとした場合、上述のように、発振周波数に差分が生じ
るためには、光導波路のテーパー部1800の形状は、
非対称な形状であることが要求される。すなわち、αと
βは相異なることが要求される。又、α及びβは、0度
より大きく180度より小さいことが好ましい。又、第
1のテーパー部と、第2のテーパー部とが、それぞれ、
一定幅を有する光導波路とのなす角が鋭角(90°未
満)である。
数を異ならせるのテーパー部の形状の一例を模式的に示
したものである。第1及び第2のテーパー部の起点18
91、1892の位置も、図8に示す位置に限定される
ものではない。又、リングレーザー1801の形状は、
四角形だけでなく、6角形、3角形、又は円等であって
もよい。なお、レーザー装置のリング形状の詳細につい
ては後述する。
該装置が定電流駆動の場合は電圧信号、定電圧駆動の場
合は電流信号である。
をとりだしてもよい。
数は、前述のビート信号に対応している。従って、当該
周波数信号を検出することで当該レーザー装置がうけた
回転の角速度及びその方向の検知が可能となる。
検出する手段について述べる。
し、レーザー装置として半導体レーザー1900を当該
電源と抵抗1901を介して接続する。そして電圧検出
回路1906により半導体レーザー1900の電気信号
(この場合は電圧信号)を読みとる。
ボルテージフォロワ回路1905を設けることが好まし
い。
いるが、もちろん気体レーザーの場合も同様である。
体レーザー2000のアノード電位の変化を読みだし、
回転検知を行う回路図の一例を示す。
護抵抗2003を介して、演算増幅器2010の出力端
子に接続され、半導体レーザー2000のカソードは演
算増幅器2010の反転入力端子に接続される。
て、該演算増幅器2011は、信号Voutを出力す
る。この信号Voutは、角速度に比例したビート周波
数を持つので、当該信号を公知の周波数−電圧変換回路
(F−V変換回路)等により電圧に変換し、回転を検知
する。
−V変換回路)の例を示す。この回路は、トランジスタ
ー、ダイオード、コンデンサー、抵抗で構成され、出力
電圧Vc2は式(10)で表される。
−peakの値、fはビート周波数である。C2>>
C1、ROC2f<1となるように回路パラメータを設計
することで、式(11)に示すようなVc2が得られ、
ビート周波数に比例した電圧出力を得ることが可能にな
る。
を検知する場合について説明する。
速度を半導体レーザーに流れる電流の変化として測定す
ることができる。図12や図13に示すように、定電圧
源として電池を用いると、駆動系の小型化、軽量化につ
ながる。図12では、半導体レーザー2200と直列に
電気抵抗2201を接続し、電気抵抗の両端の電圧の変
化として、半導体レーザーに流れる電流を測定してい
る。2202は電池、(バッテリー)、2206は電圧
計である。一方、図13では、半導体レーザー2300
と直列に電流計2306を接続し、じかに半導体レーザ
ーに流れる電流を測定している。2301は電気抵抗で
ある。
路構成について説明する。
し、半導体レーザー2400のアノード電位の変化を読
みだし、回転検知を行う回路図の一例を示す。
抗2403を介して、演算増幅器2410の出力端子に
接続され、レーザー2400のカソードは基準電位に接
地されている。
転入力端子に定電圧(Vin)を与えると、その電位が
常に抵抗2403とレーザー2400にかかる定電圧ド
ライブ構成になる。
幅器2411に接続される。
出力する。この信号Voutは、角速度に比例したビー
ト周波数であるので、公知の周波数−電圧変換回路(F
−V変換回路)等により電圧に変換し、回転を検知す
る。もちろん、演算増幅器2411を通さず、電気抵抗
2403と等電位部分の信号を直接F−V変換回路に入
れて、回転検知してもよい。またビート信号検出手段と
して周波数カウンタを用いることもできる。
成に加え、減算回路2515を用いて、信号電位の基準
をアースにとる場合を図15に示す。
入力端子に定電位V1を与える。2500はレーザー、
2511、2512はボルテージフォロワ、2503、
2516、2519は電気抵抗であり、2516と25
17、2518と2519の抵抗値をそれぞれ等しくし
ている。
2が、ボルテージフォロワ2511,2512及び抵抗
2516、2518を通して、該増幅器2520の反転
入力端子、非反転入力端子につなげられている。こうす
ることにより、基準電位をアースにとって、電気抵抗2
503にかかる電圧(V2−V1)=V0の変化を検出す
ることができる。すなわち、レーザー2500に流れる
電流変化を検出できる。
て、回転を検出する。
ーダンスメーター2609で、半導体レーザー2600
のインピーダンスの変化を測定することもできる。26
02は、電源である。この場合、端子電圧や素子に流れ
る電流を測定する場合と違って、駆動電源の雑音の影響
が小さくなる。この例を図16に示す。
がガスレーザーの場合も同様である。
態にかかるジャイロは、レーザー、及び該レーザーから
放出されるCW光とCCW光の干渉光を検出する光検出
器を有し、両光の発振周波数が互いに異なるものである
ことを特徴とする。
ーの外部に光検出器を設け、当該検出器における電気信
号の変化により回転を検知するところである。
03はCCW光、2701は光導波路、2700は非対
称のテーパー部、2704、2714はミラー、273
0は光検出器である。
13は外部に放出されたCCW光であり、それぞれミラ
ー2714を介して光検出器2730に入射する。
みとり物体の回転を検知する。
光の強度を電気信号に変換する装置で、光電子放出(外
部光電効果)を用いた光電管、光電子増倍管がある。ま
た、半導体における内部光電効果を利用した各種の素
子、すなわち光導電効果による光導電セル、フォトダイ
オード、フォトトランジスター、アバランシュフォトダ
イオード、光起電力効果による光電池がある。また、光
吸収による熱検出器すなわち熱電対検出器、ボロメータ
ー、ゴーレイセル、焦電効果による焦電光検出器などが
ある。
ザーとともに気体レーザーも用いることができる。
べた。
合のレーザーについて詳述する。
X′間での断面図の一例を模式的に示したものである。
2800は半導体レーザー、2801は活性層、280
2は基板、2803はアノード、2804はカソード、
2806は上部クラッド層、2807は下部クラッド層
である。
06の中央部領域がくりぬかれた構造(リング形状)2
809にすることにより、半導体レーザーの中央部領域
に電流が流れにくくなる。従って、主として周回する光
のみに利得を生じさせることができるので、無効な電流
を低減することができる。特に、単一横モードが実現さ
れている場合には、ビート周波数は非常に安定したもの
となる。
層を特に示していないが、それらの層がある場合には、
少なくとも上部クラッド層2806の中央部がくりぬか
れた構造になっていれば良い。
ップ層、2922及び2923は光ガイド層、2901
は活性層、2904はカソードである。
層2921等の形状はそのままに、電極2903をリン
グ状に形成することも可能である。なお、図において
は、アノード電極2903は、レーザー装置全面に設け
ているが、必ずしも全面に設けなくてもよい。
1の一部あるいは活性層自体をリング形状にしたり、図
21に示すように下部クラッド層2807の一部をもリ
ング形状にすることも好ましいものである。活性層の一
部をもリング形状にした場合、活性層の体積が減少する
ので、より効果的に閾値電流の低減を図ることができ
る。
(例えば、図21中のl)の範囲内において、リング形
状を有していることが好適である。すなわち、活性層が
リング状(ドーナツ状)であることが好ましい。
21中のlは、1μm程度である。
内において、リング状の構造を有していれば活性層に対
する光閉じ込め係数が大きくなり、好適に低電流駆動が
可能になり、また発振周波数も安定する。もちろん、図
22に示すように、半導体レーザー2800全体がリン
グ形状を有していても良い。
離lがクラッド層2806,2807内に位置するよう
に記載しているが、もちろんクラッド層の屈折率や厚さ
等の条件によっては、クラッド層を超えて光がしみだし
ている場合もある。この様な場合には、光のしみだし距
離lに相当する部分は、円筒形状を有していることが好
ましい。また、活性層とクラッド層間の光ガイド層や基
板2802にまでしみだしている場合には、しみだし距
離に対応する光ガイド層、基板の一部がリング形状であ
ることが好ましい。
電圧駆動が求められる場合には、低屈折率層2806,
2807における光の損失を低減することが望ましい。
た図を示す。低電力駆動する場合には、低屈折率層側面
と、該活性層面のなす角θ1 ,θ2 (図23)が、75
゜≦θ1 , θ2 ≦105゜好ましくは、80゜≦
θ1 ,θ2 ≦100゜更に好ましくは、85゜≦θ1 ,
θ2 ≦95゜を満たすように、レーザー装置を作製する
ことが望ましい。
率層2806,2807にしみ出している光(エバネッ
セント光)の損失を防げるので、より低電流(あるいは
低電圧)で半導体レーザーを駆動することが可能とな
る。
であることも好ましいものである。全反射面において光
のしみだしている領域の90%以上が活性層面となす角
が、上記範囲内であることが好ましい。
上述のθ1 ,θ2 の条件を満たしていることも好ましい
ものである。レーザーの内部側面も上述のθ1 ,θ2 の
条件を満たしていれば更によい。
面の面精度(表面粗さ)は、活性層における媒質内波長
(真空中での波長/媒質の等価屈折率)の2分の1以
下、より好ましくは3分の1以下であることが好まし
い。具体的には、InP系(波長1.55μm、媒質の
等価屈折率3.6)の場合、約0.22μm以下、好ま
しくは、0.14μm以下ということになる。
質の等価屈折率3.6)の場合、約0.12μm以下、
好ましくは、0.08μm以下である。
活性層側面も上述の範囲にあることが望ましい。
絶縁性材料(誘電体薄膜)を充填することも好ましいも
のである。もちろん、所望の特性が得られる場合には、
絶縁性材料に限られないし、また、中空部分を完全に充
填する必要もない。
抵抗値が高ければ特に限定されるものではないが、アモ
ルファスSi、SiO2 、MgO、SiNが好適に用い
られる。充填材により、円筒形状の内側に全反射面を形
成しても良い。図24のように、1種類の材料2930
を充填しても良いし、または混合物であっても良い。ま
た、図25のように、活性層等の内側及び外側側面の少
なくとも一方を薄膜2931で被覆することも好まし
い。この場合、外部雰囲気にさらされることによる素子
特性の劣化を防止できるとともに、完全に充填する場合
に比べ、材料の節約が可能である。図25においては、
1層の被覆膜を示しているが、複数層であっても良いこ
とは言うまでもない。
iO2 とSiのペアを何層か設けることも好ましいもの
である。もちろん、所望の特性が得られれば、完全に充
填する必要はない。
す。
る。このようにアノード2903下部中央部に絶縁膜領
域2930を有することも好ましいものである。半導体
レーザー装置中央部に電流が流れにくくなり、無効な電
流が減るとともに単一横モード化が生じ易くなる。電極
構造を平坦に形成したい場合には有用である。
合には、絶縁膜2930の代わりにPNP型の導電性を
持つ物質を充填することで、レーザー中央部領域は、P
NPNサイリスタ構造となって、電流を流れにくくする
ことができる。
Feドープ高抵抗層である。このような高抵抗層を利用
する形態によっても半導体レーザー素子中央部に電流が
流れにくい構造を実現できる。
9(例えば、図22)は、およそ中央部に位置していれ
ば良い。導波モードが存在しない状態をカットオフとい
うが、横モードを安定化するため、高次のモードに対す
るカットオフ条件を満たすように形成することが好まし
い。また、中空部分の直径d(図18)も、高次のモー
ドに対するカットオフ条件を満たすように規定すること
が望ましい。
たすことにより、横モードは基本モードのみになり、安
定になる。
ードのカットオフ条件を満たし、かつ単一の導波モード
のみが存在(単一横モード化)するような形状とするこ
とが好ましい。
基板上に活性層、光ガイド層、クラッド層等となる半導
体膜を堆積させる際に、マスク等を利用してリング状に
堆積させても良い。また、活性層、光ガイド層、クラッ
ド層等を堆積後、リング形状になる様エッチング等によ
りくりぬいても良い。
ては、ウエットエッチングや、ガスエッチング、プラズ
マエッチング、スパッタエッチング、反応性イオンエッ
チング(RIE)、反応性イオンビームエッチング(R
IBE)などを適宜用いることができる。
は、GaAs、InP、ZnSe、AlGaAs、In
GaAsP、InGaAlP、InGaAsP、GaA
sP、InGaAsSb、AlGaAsSb、InAs
SbP、PbSnTe、GaN、GaAlN、InGa
N、InAlGaN、GaInP、GaInAs、Si
Ge系、等が挙げられる。
きるものを用いることができる。
は、例えば、PbSnTe(活性層)/PbSeTe
(クラッド層)、PbSnSeTe(活性層)/PbS
eTe(クラッド層)、PbEuSeTe(活性層)/
PbEuSeTe、PbEuSeTe(活性層)/Pb
Te(クラッド層)、InGaAsSb(活性層)/G
aSb(クラッド層)、AlInAsSb(活性層)/
GaSb(クラッド層)、InGaAsP(活性層)/
InP(クラッド層)、AlGaAs(活性層)/Al
GaAs(クラッド層)、AlGaInP(活性層)/
AlGaInP(活性層)等を用いることができる。
性層はバルク構造に限らず、単一量子井戸構造(SQ
W)、多重量子井戸構造(MQW)などの構造を用いる
こともできる。
量子井戸型構造をとることも好ましいものである。例え
ば、約1%の圧縮歪みを持つInGaAsP量子井戸8
層と、InGaAsPの障壁層により活性層を形成す
る。もちろんMIS構造を用いることもできる。
とができる基板であれば良く、GaAs基板、InP基
板、GaSb基板、InAs基板、PbTe基板、Ga
N基板、ZnSe基板、ZnS基板などの化合物半導体
や、SiC基板、4H−SiC基板、6H−SiC基
板、サファイア基板、シリコン基板、SOI基板等を用
いることができる。
相エピタキシ(LPE法)、分子線エピタキシ(MBE
法)、有機金属気相成長法(MOCVD法、MOVPE
法)、原子層成長法(ALE法)、有機金属分子線エピ
タキシ(MOMBE)、化学ビームエピタキシ(CB
E)など用いることができる。
/Pt/Au、AuZn/Ti/Pt/Au等を用いる
ことができる。カソード電極としては、AuGe/Ni
/AuやAuSn/Mo/Au等を用いることができ
る。
い。
宜、電極の配置を図面に記載の形態と逆にすることも可
能である。他の実施形態においても同様である。
を低くするためのキャップ層(コンタクト層)を形成し
た後、該キャップ層上に上記電極材料を形成することも
好ましいものである。
InP(クラッド層)/P型InGaAsP(キャップ
層)/電極の構成である。
があるように図示しているが、もちろん、基板の種類に
よっては、アノード、カソードの配置が逆になることも
ある。
防止するため、放熱材料(ヒートシンク)上に半導体レ
ーザーチップをマウントすることも好ましいものであ
る。ヒートシンク材料としては、Cu、Si、SiC、
AlN、ダイヤモンドなどを用いることができる。もち
ろん、これらに限定されるものではない。また、必要に
応じて温度制御用としてペルチェ素子を用いることもで
きる。
となるように、あるいは劣化防止等のため、半導体レー
ザーの側面(光が存在している領域の側面)に、絶縁膜
(コーティング膜)を形成することも好ましいものであ
る。このコーティング材料としては、SiO2、Si
N、Al2O3、Si3N4などの絶縁膜やアモルファ
スシリコン(α−Si)等を用いることができる。
る部分を図28に示すように高抵抗化しておき、実質的
な光導波路の形状をリング状とすることも好ましいもの
である。その場合の断面図の一例の模式図を図28に示
す。
03はアノード、2804はカソード、2806は上部
クラッド層、2807は下部クラッド層、2859はイ
オン注入により高抵抗化されている領域を示す。このよ
うな構成にすることにより、電流は中央部領域には流れ
にくくなり、主として周回する光のみに利得を与えるこ
とができる。
859の界面がはっきりしているように記載している
が、実際には界面において多少の広がりがある。もちろ
ん、図29に示すように、イオン注入の際の投影飛程が
主として、活性層にくるように、イオン注入を行うこと
も好ましいものである。
くとも一部が高抵抗化されているように記載している
が、中央部領域に電流が流れにくい構造となっていれ
ば、活性層領域2801の一部まで高抵抗化されていて
も、下部クラッド層2807の少なくとも一部まで高抵
抗化されていてもよい。もちろん、半導体レーザーの中
央部領域全体が高抵抗化されていても良い。
高抵抗化されていれば、実質的な活性層体積が減少する
ことになり、駆動電流を更に低減することができる。
持つようにイオン注入を行ない、当該深さ付近を中心に
高抵抗化することも可能である。
3は、半導体レーザーの周囲に配置した構造としている
が、レーザー上面の全面に配しても、あるいは逆に、一
部の領域に配してもよい。
ることも可能である。
種類によっても異なるが、およそイオン注入領域におけ
る比抵抗が、100Ω・cmから105Ω・cm、好ま
しくは、5×103Ω・cmから1×105Ω・cmであ
るとよい。
が挙げられる。
層中央になるようにイオン注入を行なうことも好まし
い。その場合の加速電圧としては、活性層上のクラッド
層、光ガイド層等の材質、厚さ等を考慮して、10Ke
Vから1MeVの範囲で適宜行うことが好ましい。
×1015cm-2の範囲内で行うことができる。
でよい。
の中央部である必要はなく、高次のモードに対するカッ
トオフ条件を満たすように、略中央にイオン注入を行な
うことが好ましい。
るカットオフ条件を満たすように規定することが望まし
い。
定されるものではなく、できるだけ高次のモードのカッ
トオフ条件を満たし、かつ単一の導波モード(単一横モ
ード化)のみが存在するような形状にすることが好まし
い。
メージを低減するためにアニール処理をすることも好ま
しいものである。アニール処理の温度としては、200
℃から500℃、好ましくは300℃から400℃であ
る。アニールの際の雰囲気としては、水素を含む雰囲気
等を用いることができる。
用する例を示したが、高抵抗化したい部分を選択的に酸
化することで、高抵抗化を実現してもよい。
た。なお、本発明にいうジャイロとは、角速度検知及び
回転方向検知が可能な物品はもちろん、角速度のみ検知
する物品や回転方向のみ検知する物品をも含むものであ
る。
の実施例の特徴を最もよく表す図であり、4001はリ
ング共振器型半導体レーザー、4000は光導波路の非
対称テーパー部、4103はアノード、4124は電気
端子、4121はキャップ層、4106はクラッド層、
4122は光ガイド層、4101は活性層、4123は
光ガイド層、4102は半導体基板、4104はカソー
ド、4003は反時計回りのレーザー光、4002は時
計回りのレーザー光である。4001は導波路、400
4は反射面である。また、図31は図30のX−X′で
カットした模式的断面図である。
説明する。有機金属気相成長法を用いて、n−InP基
板4102(厚み350μm)の上にリング共振器型半
導体レーザー4150を構成する1.3μm組成のアン
ドープInGaAsP光ガイド層4123(厚み0.1
5μm),1.55μm組成のアンドープInGaAs
P活性層4101(厚み0.1μm),1.3μm組成
のアンドープInGaAsP光ガイド層4122(厚み
0.15μm),p−InPクラッド層4106(厚み
2μm),1.4μm組成のp−InGaAsPキャッ
プ層4121(厚み0.3μm)をそれぞれ成長させ
る。
−InGaAsPキャップ層の上にフォトレジストAZ
−1350(ヘキスト製)を膜厚が1μmとなるように
塗布する。80℃で30分間のプリベークをおこなった
後、ウェハーにマスクをかけて露光した。現像、リンス
後の光導波路の幅は5μmであり、テーパー部4000
では、光導波路の幅の最大値は8μm、最小値は5μm
である。また、光導波路1周の長さは、600μmであ
る。このあと、ウェハーをリアクティブ・イオンエッチ
ング装置に導入し、塩素ガスを用いて、深さが3μmと
なるようにエッチングした。最後に、p−InGaAs
Pキャップ層4121の上にアノード4103としてC
r/Auを蒸着によって形成した。又、n−InP基板
にカソード4104として、AuGe/Ni/Auを蒸
着した。その後、水素雰囲気中でアニールし、オーミッ
ク接触をとった。4124は、ビート信号をとりだすた
めの電気端子である。
率が異なるため、界面で反射が生じる。半導体の屈折率
を3.5とすると、界面に対する法線とレーザー光との
なす角が16.6度以上で全反射が生じる。全反射を受
けるモードは、他のモードに比べてミラー損失が少ない
分だけ発振しきい値が小さくなるので、低注入電流レベ
ルで発振が開始する。
め、他のモードの発振は抑制される。図30において、
半導体レーザーのコーナーにおいて半導体と空気の界面
に対する法線とレーザー光とのなす角は45度であり、
全反射条件を満たす。室温における発振しきい値はレー
ザー光4003に対して3mA、レーザー光4002に
対して3.5mAであった。
る光の一方向のミラー損があまり大きくなり過ぎないよ
うに、図8に示した角度α及びβを共に90度未満とす
るとよい。但し、所望の条件が満たされれば、角度α及
びβは、これに限定されるものではない。
における電流−光出力特性を示すグラフである。リング
共振器型レーザー4150がテーパー部を有していない
場合、そのの駆動電流は4.5mAであり、このレーザ
ーが静止しているときは、レーザー光4003とレーザ
ー光4002の発振波長は等しく、発振波長λは1.5
5μmである。ただし、テーパー部を有すると、レーザ
ー光4003に対する発振しきい値が、レーザー光40
02に対する発振しきい値よりも小さくなることから、
図32に示すようにレーザー光4003の光強度の方
が、レーザー光4002の光強度よりも大きくなる。
光子数密度がレーザー光4003、4002で異なる。
数がわずかに異なる。レーザー光4003の発振周波数
f3 は、レーザー光4002の発振周波数f4 よりも1
kHz大きい。そして、リング共振器型レーザー415
0の中でレーザー光4003と4002が干渉する。こ
のとき、電源電流が一定となるよう調整しておき、電極
端子4124とカソード4104の間の電圧をモニター
すると、振幅100mVで周波数1kHzの信号が得ら
れる。すなわち、リング共振器型レーザー4150が静
止しているときでも、ビート電圧が検出できる。
の手ぶれや自動車の振動程度の毎秒30度の速度で時計
回りに回転を受けると、反時計回りのレーザー4003
の発振周波数f3 は88.7Hzだけ増加する。一方、
時計回りのレーザー光4002の発振周波数f4 は8
8.7Hzだけ減少する。したがって、ビート周波数
は、式(12)に示すように、
が、毎秒30度の速度で反時計回りに回転を受けると、
ビート周波数は、式(13)に示すように、
は、回転速度に比例しているので、回転速度の検出がで
きるだけでなく、回転方向とビート周波数の増減が1対
1に対応しているので、回転方向の検知が可能となる。
信号を検出するための一例を示す図であり、4300は
ジャイロ、4350は回転台、4302は電流源、43
01は抵抗、4360は周波数−電圧変換回路(FV変
換回路)である。
301を介して、電流源4302からジャイロ4300
に電流を注入する。ジャイロ4300が静止した状態で
も、2つのレーザー光の発振周波数(発振波長)の差に
相当するビート信号が端子電圧の変化として得られる。
さらに、回転台4350に載せたジャイロ4300を回
転させると、回転の角速度に応じたビート信号が現れ
る。
(FV変換回路)4360を通すことによって、ビート
周波数を電圧値に直すことができる。
ロ4300が静止している時の周波数−電圧変換回路
(FV変換回路)4360の電圧出力をゼロとすると、
周波数−電圧変換回路(FV変換回路)4360の出力
の正負によって、回転方向を検出することができる。
回路)の例を示す。この回路は、トランジスター、ダイ
オード、コンデンサー、抵抗で構成され、出力電圧VC2
は式(10)で表される。
−peakの値、fはビート周波数である。C2 >>C
1 ,R0 C2 f<1となるように回路パラメータを設計
することで、式(11)に示すように、
を得ることが可能となる。
圧の変化を測定したが、もし定電圧駆動であれば、端子
に流れる電流の変化を検出することができる。又、イン
ピーダンスメーターを用いて、放電のインピーダンスの
変化を直接検出してもよい。
できるので、当該検出器からの戻り光が起因となる戻り
光雑音もなくなる。
系のものを用いたが、GaAs系、ZnSe系、InG
aN系、AlGaN系など度のような材料系であっても
かまわない。また、光導波路も、光路が囲む形状が、図
30のように四角形だけでなく、六角形や三角形、ある
いは円などどのような形状でもよい。
0を用いて説明する。まず、n−GaAs基板4402
上に、Al0.3Ga0.7As/GaAsの3層からなる多
重量子井戸構造の活性層4401があり、この活性層を
挟むようにAl0.3Ga0.7As の光ガイド層4422
を設けている。更にそれらを挟むようにクラッド層(4
406はp− Al0.5Ga0.5As、4407はn−
Al0.5Ga0.5As)が形成してある。4415は、n
−GaAsからなるバッファ層である。4440は、p
−GaAsからなるキャップ層である。
3となるCr/Au(又はTi/Pt/Au)を形成す
る(図35)。
後、図36のようにパターンニングする。
0をマスクにアノード4403に対してドライエッチン
グを行う(図37)。
除去し(図38)、そしてフォトレジストを剥離する
(図39)。
ルし、アロイ化する。
Ni/Auからなるカソード4404を蒸着する(図4
0)。
できる。図41は、こうしてできたレーザー4404を
上面から見た図である。
01°の範囲、好ましくは45°±0.001°の範囲
であることが望ましい。他の角部に対応する個所も同様
である。これは、レーザー光が光共振器内を一周したと
きに、できるだけ始点の近くに戻るために必要な条件で
ある。
グレーザーを作成する場合にも、mは上述の範囲である
ことが望ましい。
を拡大したものであるが、角部における表面荒れrが5
0nm未満、好ましくは20nm未満であるとよい。こ
れにより、後方散乱を低減し、ロックインを生じにくく
することができる。
1は石英管、5300は光導波路の非対称テーパー部、
5304はミラー、5313はアノード、5314は電
気端子、5315はカソード、5303は反時計回りの
レーザー光、5302は時計回りのレーザー光である。
ルを用いてくり抜き、石英管5301を形成した。その
後、石英管5301にミラー5304を取り付けた。さ
らに、石英管53021にアノード5313、電気端子
5314、カソード5315を取り付けた。次に石英管
5301の中にヘリウムガスとネオンガスを入れ、アノ
ードとカソード間に電圧をかけると放電が始まり、電流
が流れるようになる。そして、石英管5301の中で反
時計回りのレーザー光5303と時計回りのレーザー光
5302が発振する。
る光の一方向のミラー損があまり大きくなり過ぎないよ
うにするためには、図8に示した角度α及びβを共に9
0度未満とするとよい。
が静止しているときは、レーザー光5303とレーザー
光5302の発振周波数は等しく、4.73×1014H
z、発振波長λは632.8nmである。
非対称な形で形成されていると、レーザー光5303に
対する発振しきい値は、レーザー光5302に対する発
振しきい値よりも小さくなる。このため、レーザー光5
303の光強度の方が、レーザー光5302の光強度よ
りも大きい。この結果、レーザー光5303の発振周波
数f1 は、レーザー光5302の発振周波数f2 よりも
20MHz大きくなる。そして、石英管5301の中で
レーザー光5303と5302が干渉する。
しておき、電極端子5314とカソード5315の間の
電圧をモニターすると、振幅100mVで周波数20M
Hzの信号が得られる。すなわち、石英管5301が静
止しているときでも、ビート電圧が検出できる。
度で時計回りに回転を受け、共振器の1辺の長さが10
cmのとき、反時計回りのレーザ光5303の発振周波
数f 1 は248.3kHzだけ増加する。一方、時計回
りのレーザー光5302の発振周波数f2 は248.3
kHzだけ減少する。したがって、ビート周波数は、式
(14)に示すように、
0度の速度で反時計回りに回転を受けると、ビート周波
数は、式(15)に示すように、
は、回転速度に比例しているので、回転速度の検出がで
きるだけでなく、回転方向とビート周波数の増減が1対
1に対応しているので、回転方向の検知が可能となる。
圧の変化を測定したが、もし定電圧駆動であれば、端子
に流れる電流の変化を検出することができる。また、イ
ンピーダンスメーターを用いて、放電のインピーダンス
の変化を直接検出してもよい。
スを用いたが、レーザー発振する気体であれば何であっ
てもよい。また、光導波路も、光路が囲む形状が、図4
3のように四角形だけでなく、六角形や三角形、あるい
は円などの形状でもよい。
ガスとネオンガスを用いた例を示したが、レーザー発振
する気体であり、所望の角速度が検知可能であれば何で
あってもよい。例えば、アルゴンイオンレーザー、炭酸
ガスレーザー、エキシマレーザーである。
管を用いる場合について説明したが、ポリマーを用いる
こともできる。この場合、低温プロセスで形成できる。
なお、ポリマー材料としては、フッ素化ポリイミド、ポ
リシロキサン、PMMA(ポリメチルメタクリレー
ト)、エポキシやポリカーボネイトを用いることができ
る。
ジルコニウム、タングステン等が利用できる。
方法と同様にして、非対称なテーパー部を有する半導体
レーザーを作成した。図44、図45を参照して説明す
る。
ー部を有していない場合は、その駆動電流は4.5mA
であり、このレーザーが静止しているときは、レーザー
光4003とレーザー光4002の発振波長は等しく、
発振波長λは1.55μmである。ただし、テーパー部
を有していると、レーザー光4003に対する発振しき
い値が、レーザー光4002に対する発振しきい値より
も小さくなり、図32に示すようにレーザー光4003
の光強度の方が、レーザー光4002の光強度よりも大
きくなる。このため、発振周波数に差が生じ、レーザー
光4003の発振周波数f3 は、レーザー光4002の
発振周波数f4 よりも1kHz大きくなる。リング共振
器型レーザー4150から出射されたレーザー光401
3と4012を光検出器4030で同時に受光すること
で、光検出器4030の中でレーザー光24013と4
012が干渉する。
ら振幅50mV、周波数1kHzの信号が得られる。す
なわち、リング共振器型レーザー4150が静止してい
るときでも、ビート電圧が検出できる。なお、レーザー
光4013と4012の伝搬方向をそろえるために、ミ
ラー4024でレーザー光4013を反射させた。な
お、ミラーとしては石英版にアルミを蒸着したものを用
い、光検出器としてはNEC製のフォトディテクターを
用いた。
が、カメラの手ぶれや自動車の振動程度の毎秒30度の
速度で時計回りに回転を受けると、反時計回りのレーザ
ー光4003の発振周波数f3 は88.7Hzだけ増加
する。一方、時計回りのレーザー光4002の発振周波
数f4 は88.7Hzだけ減少する。したがって、ビー
ト周波数は、式(12)に示すように、
0が、毎秒30度の速度で反時計回りに回転を受ける
と、ビート周波数は、式(13)に示すように、
は、回転速度に比例しているので、回転速度の検出がで
きるだけでなく、回転方向とビート周波数の増減が1対
1に対応しているので、回転方向の検知が可能となる。
0は光検出器、4150は石英管、4000は光導波路
の非対称テーパー部、4004はミラー、4613はア
ノード、4024はミラー、4615はカソード、40
03は反時計回りのレーザー光、4013はミラーから
出射したレーザー光、4002は時計回りのレーザー
光、4012はミラーから出射したレーザー光である。
て作成した。
150が静止しているときは、レーザー光4003とレ
ーザー光4002の発振周波数は等しく、4.73×1
014Hz、発振波長λは632.8nmである。ただ
し、光導波路のテーパー部4000が非対称な形をして
いると、レーザー光4003に対する発振しきい値は、
レーザー光4002に対する発振しきい値よりも小さ
い。このため、レーザー光4003の光強度の方が、レ
ーザー光4002の光強度よりも大きい。この結果、レ
ーザー光4003の発振周波数f1 は、レーザー光40
02の発振周波数f 2 よりも20MHz大きい。
ザー光4013と4012を取り出し、光検出器器40
30に同時に入射する。なお、2つのレーザー光の入射
方向が同一となるように、ミラー14でレーザー光40
13を反射させた。このとき、光検出器4030の中で
レーザー光4013と4012が干渉する。この結果、
光検出器4030の電気端子から、振幅100mVで周
波数20MHzの信号が得られる。すなわち、石英管4
150が静止しているときでも、ビート電圧が検出でき
る。
度で時計回りに回転を受け、共振器の1辺の長さが10
cmのとき、反時計回りのレーザ光4003の発振周波
数f 1 は248.3kHzだけ増加する。一方、時計回
りのレーザー光4002の発振周波数f2 は248.3
kHzだけ減少する。したがって、ビート周波数は、式
(14)に示すように、
0度の速度で反時計回りに回転を受けると、ビート周波
数は、式(15)に示すように、
は、回転速度に比例しているので、回転速度の検出がで
きるだけでなく、回転方向とビート周波数の増減が1対
1に対応しているので、回転方向の検知が可能となる。
グ共振器型半導体レーザーを第1の実施例に記載した方
法等を用いて、作成した。リング共振器の外周に沿って
設けられたテーパー領域5800等について詳細に説明
する。
0°、β=3°である。リング形状の内角(符号585
1、6852、5853)はそれぞれ60°としてい
る。また、リング形状の一辺5850は、320μm、
一定幅を有する光導波路のその幅5854は、5μmで
ある。なお、図中、点線は、テーパー領域を説明するた
めに記載している。レーザー発振の閾値は、約5mAで
あった。
レーザーの静止時に得られる電圧信号の周波数は182
kHzであった。
それぞれ180deg/secの回転を加えた。する
と、時計回りの回転を加えると、上述の電圧信号の周波
数は209kHzに増加した。一方、時計回りの回転を
加えると、上述の電圧信号の周波数は161kHzに減
少した。
で、回転検知が可能であった。
図47に限るものではなく、図48に示すように、リン
グレーザーの内周に沿ってテーパー領域を設けてもよ
い。
となく、二等辺三角形や四角形や円でもよい。
物体の角速度のみではなく、回転方向の検知も可能とな
る。
波形図
1700 非対称テーパー部 1202、1302、1402、1502、1602、
1702 CW光 1203、1303、1403、1503、1603、
1703 CCW光 1204、1304、1504、1604 ミラー 1891 第1のテーパー部 1883 第2のテーパー部 1906 電圧検出回路 2602 電源 2609 インピーダンスメーター 2712 外部に放出されたCW光 2713 外部に放出されたCCW光 2730 光検出器 2801、2901 活性層 2802、2902 基板 2803、2903 アノード 2804、2904 カソード 2806、2906 上部クラッド層 2807、2907 下部クラッド層 4000 光導波路の非対称テーパー部 4001 リング共振器型レーザー 4101 活性層 4103 アノード 4104 カソード 4121 キャップ層 4122、4123 光ガイド層 4124 ビート信号を取り出すための電気端子 4300 ジャイロ 4350 回転台 4400 リングレーザー 4401 活性層 4402 p−GaAs基板 4422 光ガイド層 4406、4407 クラッド層 4403 アノード 4460 フォトレジスト 4490 角部 5301 石英管 5313 アノード 5314 電気端子 5315 カソード 5800、5900 テーパー領域 5711 リング上の利得導波路 5717 光吸収領域 5722 電極 5790、5791 電極 5792 半導体レーザー素子 5794 出力端子
Claims (32)
- 【請求項1】 同一の導波路を互いに反対の周回方向に
伝搬するレーザー光を発生させるリング共振器型レーザ
ー装置を備え、該レーザー装置から電気信号を取り出す
ジャイロであって、該レーザー装置の静止時に、該レー
ザー光の発振周波数が互いに異なるように、該導波路は
非対称テーパー領域を有していることを特徴とするジャ
イロ。 - 【請求項2】 前記レーザー光は、発振周波数の差が、
100Hz以上である請求項1記載のジャイロ。 - 【請求項3】 前記レーザー光は、発振周波数の差が、
1kHz以上である請求項1記載のジャイロ。 - 【請求項4】 前記レーザー光は、発振周波数の差が、
10kHz以上である請求項1記載のジャイロ。 - 【請求項5】 前記導波路は、リング形状を有し、且つ
前記非対称テーパー領域を該リング形状の外側に備えて
いる請求項1から4に記載のジャイロ。 - 【請求項6】 前記導波路は、リング形状を有し、且つ
前記非対称テーパー領域を該リング形状の内側に備えて
いる請求項1から4に記載のジャイロ。 - 【請求項7】 前記テーパー領域は、レーザー光の伝搬
方向に沿って徐々に光導波路の幅が広くなる第1のテー
パー部分と、該レーザー光の伝搬方向に沿って徐々に光
導波路の幅が狭くなる第2のテーパー部分からなる請求
項1から6記載のジャイロ。 - 【請求項8】 前記第1のテーパー部分と、該第2のテ
ーパー部分が、それぞれ一定幅を有する光導波路となす
角が鋭角である請求項7記載のジャイロ。 - 【請求項9】 前記レーザー装置は、半導体レーザーで
ある請求項1から8記載のジャイロ。 - 【請求項10】 前記レーザー装置は、量子井戸構造を
有している請求項1から9記載のジャイロ。 - 【請求項11】 前記レーザー装置は、気体レーザーで
ある請求項1から8記載のジャイロ。 - 【請求項12】 前記レーザー装置は、導波路側面に全
反射面を有する請求項1から11記載のジャイロ。 - 【請求項13】 前記レーザー装置は、定電流で駆動さ
れる請求項1から12記載のジャイロ。 - 【請求項14】 前記レーザー装置は、定電圧で駆動さ
れる請求項1から12記載のジャイロ。 - 【請求項15】 前記電気信号は、前記レーザー装置の
回転に伴い変化する信号である請求項1から14記載の
ジャイロ。 - 【請求項16】 前記電気信号は、電圧信号である請求
項1から15記載のジャイロ。 - 【請求項17】 前記電気信号は、前記レーザー装置に
かかる電圧信号、あるいは前記レーザー装置を流れる電
流信号、あるいは前記レーザー装置のインピーダンス信
号である請求項1から15記載のジャイロ。 - 【請求項18】 前記電気信号の変化によりビート信号
を検出する請求項1から17記載のジャイロ。 - 【請求項19】 前記電気信号の周波数変化により角速
度及び回転方向を検知する請求項1から18記載のジャ
イロ。 - 【請求項20】 前記レーザー装置は、前記電気信号を
取り出すための電気端子を備える請求項1から19記載
のジャイロ。 - 【請求項21】 前記電気信号は、前記レーザー装置の
外部に配された光検出器により得られる請求項1から2
0記載のジャイロ。 - 【請求項22】 前記電気信号を取り出して、角速度検
知及び回転方向検知を行なう請求項1から21記載のジ
ャイロ。 - 【請求項23】 前記ジャイロは、周波数−電圧変換回
路を備えている請求項1から22記載のジャイロ。 - 【請求項24】 前記ジャイロは、保護回路が設けられ
ている請求項1から23記載のジャイロ。 - 【請求項25】 前記テーパー領域は、レーザー光の伝
搬方向に垂直な面に関して非対称である請求項1から2
4記載のジャイロ。 - 【請求項26】 前記レーザー装置は、減算回路を有す
る請求項1から25記載のジャイロ。 - 【請求項27】 同一の導波路を互いに反対の周回方向
に伝搬するレーザー光を発生させるリング共振器型レー
ザー装置、及び該レーザー装置から放出される第1及び
第2のレーザー光の干渉光を検出する光検出器を有する
ジャイロであって、該レーザー装置の静止時に、該第1
及び第2のレーザー光の発振周波数が互いに異なるよう
に、該導波路は非対称テーパー領域を有していることを
特徴とするジャイロ。 - 【請求項28】 前記レーザー装置は、上部クラッド
層、活性層、下部クラッド層を含み構成され、且つ該活
性層がリング形状をしていることを特徴とする請求項1
から10あるいは12から27記載のジャイロ。 - 【請求項29】 請求項1から28のいずれかに記載の
ジャイロを備えていることを特徴とするカメラ。 - 【請求項30】 請求項1から28のいずれかに記載の
ジャイロを備えていることを特徴とするレンズ。 - 【請求項31】 請求項1から28のいずれかに記載の
ジャイロを備えていることを特徴とする自動車。 - 【請求項32】請求項1から28のいずれかに記載のジ
ャイロを備えていることを特徴とする航空機。
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