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JP3320213B2 - 車室内の衝撃エネルギ吸収構造 - Google Patents

車室内の衝撃エネルギ吸収構造

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JP3320213B2
JP3320213B2 JP20081794A JP20081794A JP3320213B2 JP 3320213 B2 JP3320213 B2 JP 3320213B2 JP 20081794 A JP20081794 A JP 20081794A JP 20081794 A JP20081794 A JP 20081794A JP 3320213 B2 JP3320213 B2 JP 3320213B2
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JP
Japan
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pillar
trim
ribs
impact
impact energy
Prior art date
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JP20081794A
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English (en)
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JPH0858507A (ja
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直幸 鈴木
克敏 石川
亮治 中濱
哉 土原
亮介 山本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to EP95929218A priority patent/EP0776792B1/en
Priority to DE69526736T priority patent/DE69526736T2/de
Priority to KR1019950706059A priority patent/KR100237663B1/ko
Priority to PCT/JP1995/001678 priority patent/WO1996005984A1/ja
Priority to US08/793,537 priority patent/US6050631A/en
Publication of JPH0858507A publication Critical patent/JPH0858507A/ja
Priority to US09/433,022 priority patent/US6126231A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の衝突時等に、
車室内の乗員の頭部のピラー部分への衝撃エネルギを吸
収して、該乗員の頭部を保護できるようにするために用
いて好適の、車室内の衝撃エネルギ吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車社会の熟成に伴うように、
乗員に対する安全対策に関する要請が高まっている。特
に、自動車の衝突時に対する乗員の保護対策として、種
々の技術が開発されている。
【0003】例えば、衝突時に車室(キャビン)を保護
するための対策として、衝突時の前後方向からの衝撃に
対して、車体自体が潰れながら衝撃エネルギを吸収でき
るようにした、車体の前後の衝撃吸収構造は広く普及し
てきている。また、衝突時に乗員の身体を直接的に保護
するための対策として、ヘッドレストやシートベルトの
他、エアバッグ等の開発も進められている。
【0004】つまり、衝突の形態として自動車が後方か
ら追突される場合があるが、このように後方からの衝突
の際には、乗員が慣性力等から後向きに強い力を受け
る。これに対しては、ヘッドレストがシートバックとと
もに乗員の背部及び頭部を支持しているので、乗員はシ
ートバックやヘッドレストに支えられながら、後方への
衝突を免れる。
【0005】また、例えば前方からの衝突に対しては、
乗員が慣性力等から前向きに強い力を受ける。これに対
しては、シートベルトが乗員の前方への移動を阻止する
ので乗員は前方への衝突を免れることができる。また、
乗員が前向きに極めて強い力を受けた場合には、エアバ
ッグにより、乗員の前方への衝撃エネルギを弾性的に吸
収するので乗員は前方のハンドルやダッシュパネルやウ
インドゥ等への衝突を免れることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の衝
突の形態としては、その代表的なものが前後からの衝突
であるが、衝突形態の研究に伴って自動車が側方から衝
突を受ける形態も少なくないことがわかってきたため、
このような側方からの衝突への対策として、例えばドア
パネルに補強材を追加するなどして、ドアの強度を高め
ることにより、車室を保護する対策も開発されている。
【0007】また、自動車の衝突時には、車室内の乗員
に働いている慣性力などによって、乗員が車室内の側面
に衝突するような力を受ける場合も考えられる。すなわ
ち、上述のように、衝突時に乗員に車体の前後方向への
力が加わった際には、シートバックやヘッドレスト及び
シートベルトやエアバッグ等により、乗員の車室内前部
後部への衝突を回避することができるが、乗員が車室内
の側面に向かうような力を受けると、乗員が車室内の側
面に衝突するおそれがある。
【0008】そこで、特に、乗員の頭部が車室内の側面
の強度の高い部位に衝突することを回避できるようにし
たい。この車室内側面の強度の高い部位の代表的なもの
は、ピラーである。このようなピラー部分の内側には、
例えばエアバッグのように通常時は収納されていて衝撃
を受けると拡張して衝撃を吸収する構造のものは、収納
スペースの上から設置が困難であり、また、乗員の頭部
に近いピラーの場合、エアバッグの拡張が間に合わない
おそれもある。さらに、コスト増も大きい。そこで、ピ
ラー部分の車内側に簡素であるが衝撃吸収能力の高い衝
撃吸収構造を設けるようにすることが考えられる。
【0009】このような自動車のピラー部分への頭部衝
突に対して、乗員の頭部を保護しうるような車両構造に
関する要請は、例えば米国において顕著であり、法規の
面からも車両の安全性を構造的に厳しく規制しようとす
る動きがある。例えば、図は乗員の頭部を保護するた
めにピラー部分に要求される衝撃吸収構造が基準を満た
しているか検査する衝撃吸収試験の試験範囲及び衝撃方
向範囲の一例を示す図である。ここではセンタピラーに
関して示しているが、ピラー(センタピラー)1の車室
内側に設けられたピラーインナ2の所要の高さ範囲にお
いて、ハッチングを付して示すような範囲及び方向から
衝撃吸収試験を行なう。つまり、ピラーインナ2がピラ
ーアウタ3と結合する前側フランジ部4から後側フラン
ジ部5に亘ったピラー1の全範囲においてそれぞれ対応
する方向から、頭部を模した物体で所定の衝撃荷重を加
えて、衝撃吸収が十分に行なわれるかを試験するのであ
る。
【0010】ピラー部分の車内側に衝撃吸収構造を設け
た場合、このような領域で所要の方向から所定の衝撃荷
重を与えても、頭部を模した物体がピラーインナ2に直
接達する前に衝撃が吸収されてしまえば、衝撃吸収構造
が基準を満たしていると判断できる。なお、図中の符
号6,7は一般にフランジ部4,5に装着されるフラン
ジトリムである。
【0011】このような衝撃荷重を加える態様の代表的
なものは、ピラーインナ2の正面の中心部分へ対して車
室側面に直交する正面方向(90°方向)であるa方向
からの衝撃試験と、ピラーインナ2の側部に対して車室
側面と斜め45°方向であるb,b′方向からの衝撃試
験と、ピラーインナ2の縁部のフランジ部4,5に対し
て車室側面と斜め15°方向であるc,c′方向からの
衝撃試験である。
【0012】このように各方向から衝撃吸収試験を行な
うのは、ピラー1に対して乗員の頭部が衝突する可能性
の考えられるあらゆる方向を考慮したもので、逆に言え
ば、乗員の頭部がピラー1にどの様な方向から衝突しよ
うとしても、これらの各方向からの衝撃エネルギを確実
に吸収して乗員の頭部を保護できるような衝撃吸収構造
を実現したいのである。
【0013】現行の自動車でも、特に乗用車などでは、
ピラーインナ2をトリムで覆ったものが広く存在する
が、このような現行のトリムは、車室内の見栄えを向上
させたり、また、乗員がピラー部分に接触したときの触
感を良好にする程度のものである。このような従来のト
リムとしては、例えば図に示すような構成のものが一
般的である。つまり、図に示すように、ピラーインナ
2とトリム7との間には、特に目的とするような衝撃吸
収を行なえる部材は介装されてはおらず、また、ピラー
インナ2とトリム8との隙間dも小さく、トリム8に衝
撃を加えると、ピラーインナ2にすぐに底当たりしてし
まい当然ながら所定の条件下での衝撃に対して乗員の頭
部を保護できるまでには至っていない。
【0014】また、実開平3−25349号公報や実開
平3−68149号公報には、トリムの変形防止の構造
や剛性向上の構造が開示されているが、かかる構造も、
所定の条件下での衝撃に対しては考慮されていない。本
発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、乗員が頭
部を車室内面に衝突させるような事態になっても、この
衝突時の衝撃エネルギを吸収しながら乗員の頭部を保護
できるようにした、車室内の衝撃エネルギ吸収構造を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造は、自動車の
車室を構成するピラーの車室内側面を被覆し、該車室内
側から該ピラーの縁部に形成されたフランジ部を覆うよ
うに彎曲して形成された側縁部を有するトリム部材と、
該ピラーの車室内側面と該トリム部材との間に該トリム
部材に対してほぼ垂直な方向へ向けて介装された、該ト
リム部材表面から該ピラー側へ向かう衝撃エネルギを吸
収しうる、該ピラーの長手方向へ延びた複数の縦方向リ
ブと該ピラーの幅方向へ延びた複数の横方向リブとを相
互に結合することにより形成されたハニカム構造を有す
衝撃吸収用リブと、該トリム部材の側縁部の内側に
けられた、該ピラーの幅方向へ延びた複数の側縁部用リ
ブとをそなえ、該側縁部用リブの端部が該複数の縦方向
リブのうち直近の縦方向リブの側面部に直接一体に結合
していることを特徴としている。
【0016】
【0017】請求項記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造は、請求項1記載の構成において、該衝撃
吸収用リブと該ピラーとの間に、隙間が設けられている
ことを特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の車室内の衝撃エ
ネルギ吸収構造では、ピラーの車室内側面とトリム部材
との間に介設された衝撃吸収用リブが、該トリム部材表
面から該ピラー側へ向かう衝撃エネルギを吸収する。こ
の衝撃エネルギの吸収は、該衝撃吸収用リブの座屈変形
や破壊により行なわれる。また、該トリム部材の側縁部
が該ピラーのフランジ部を覆うので、該フランジ部付近
で該ピラー側へ加わろうとする衝撃エネルギを吸収する
のが容易になる。これは、該フランジ部付近の見栄えを
向上させる上や、該トリム部材の該フランジ部付近へ固
定する上でも有利になる。さらに、該トリム部材の側縁
部における車室前後方向からの衝撃荷重成分に対して
は、まず、側縁部用リブが負担し、さらに、該衝撃吸収
用リブがアシストする形で負担して、エネルギ吸収が行
なわれる。
【0021】
【0022】また、該衝撃吸収用リブが該トリム部材に
対してほぼ垂直な方向に向けられたハニカム構造に形成
されているので、該トリム部材に対してほぼ垂直な方向
への力に関連する該衝撃吸収用リブの断面積を抑えなが
らも、該トリム部材に対してほぼ垂直な方向への剛性を
高めることができる。したがって、該衝撃吸収用リブの
クラッシャブルゾーンを十分に確保でき、衝撃吸収能力
を高めることができる。
【0023】即ち、該衝撃吸収用リブが衝撃吸収のため
に破壊すると、この破壊片が該ピラーと該トリム部材と
の間に保持されながら、該トリム部材が該ピラーに接近
していく。このように、トリム部材がピラーに接近して
いく過程で、衝撃エネルギが該衝撃吸収用リブの破壊エ
ネルギに変換されて、衝撃吸収が行なわれるが、該ピラ
と該トリム部材との間に多量の破壊片が保持される
と、トリム部材のピラーへの接近が困難になり、この時
点で、衝撃吸収が終了してしまう。しかし、本構造で
は、トリム部材とピラーとの間の空間で、衝撃吸収用リ
ブの占有容積を小さくできるので、トリム部材がピラー
の極めて近くに接近するまでは、衝撃吸収用リブの破壊
片がトリム部材の移動を妨げない。したがって、十分
に、長いストロークで衝撃吸収を行なうことができ、衝
撃吸収能力を高めることができる。また、該ピラーに対
する車室正面側からの衝撃荷重成分に対しては、ハニカ
ム構造を形成する複数の縦方向リブと複数の横方向リブ
とが協働して負担しながらエネルギ吸収が行なわれ、該
ピラーに対する車室前後方向からの衝撃荷重成分に対し
ては、該横方向リブが主体となって負担しこれに該縦方
向リブがアシストする形でエネルギ吸収が行なわれる。
【0024】上述の請求項記載の本発明の車室内の衝
撃エネルギ吸収構造では、該衝撃吸収用リブと該ピラー
との間に設けられた隙間により該衝撃吸収用リブ、特に
該横方向リブの剛性が調整され、衝撃エネルギの吸収を
促進でき、また、リブのクラッシャブルゾーンが十分に
確保され、衝撃吸収能力を高めることがでるようにな
る。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明する。まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1
実施例を説明すると、この実施例の衝撃エネルギ吸収構
造は、自動車の車室を構成する構造部材であるセンタピ
ラーに装備される場合を示している。
【0030】つまり、図2に示すように、ピラー(セン
タピラー)1のピラーインナ2の車室内側面2Aを被覆
するように、トリム(トリム部材)10が装備されてい
る。このトリム10の内側には、衝撃吸収用リブ11が
設けられ、トリム10をピラーインナ2に装着すること
で、ピラーインナ2の車室内側面2Aとトリム10との
間に、この衝撃吸収用リブ11が介在するようになって
いる。なお、3はピラーアウタである。
【0031】本実施例では、トリム10及び衝撃吸収用
リブ11はいずれも樹脂製であり、特に、衝撃吸収用リ
ブ11はトリム10と一体成形により形成されている。
トリム10は、図2に示すように、ピラーインナ2の幅
方向中央に上下に延在する車室内側面2Aに対応した中
央平面部10Aと、ピラーインナ2の縁部に形成された
フランジ部4,5を覆うように中央平面部10Aの両側
縁から滑らかに彎曲形成された側縁彎曲部10B,10
Cとをそなえている。側縁彎曲部10B,10Cの端縁
10b,10cはフランジ部4,5の位置よりもやや車
体外方まで達している。
【0032】衝撃吸収用リブ11は、このようなトリム
10の裏面に形成されるが、図1の(A)及び(B)に
示すように、トリム10の中央平面部10Aの裏面に形
成された中央部用リブ12と、トリム10の側縁彎曲部
10B,10Cの裏面に形成された側縁部用リブ13と
をそなえている。中央部用リブ12は、ピラー1の長手
方向へ延びるように所要間隔で並んだ複数の縦方向リブ
14A,14B,14Cと、ピラー1の幅方向へ延びる
ように所要間隔で並んだ複数の横方向リブ15とが互い
に結合することにより構成されており、これらの縦方向
リブ14A,14B,14Cと複数の横方向リブ15と
により、4角形セルの配列したハニカム構造に形成され
ている。
【0033】なお、縦方向リブ14A,14B,14C
のうち中央に位置するリブ14Bと複数の横方向リブ1
5は、ピラーインナ2にトリム10を装着すると、先端
がピラーインナ2の車室内側面2Aに当接又は接近する
ように長さを設定されている。一方、側縁彎曲部10
B,10C側に位置する縦方向リブ14A,14Cは、
ピラー1のフランジ部4,5の端面を覆うように、トリ
ム10の側縁彎曲部10B,10Cの端縁10b,10
cの位置まで延長されており、左右の縦方向リブ14
A,14Cで、フランジトリム6,7を装着されたフラ
ンジ部4,5を挟持するようなかたちになっている。
【0034】側縁部用リブ13は、横方向リブ15と平
行になるようにピラー1の幅方向へ所要間隔で複数延設
されたもので、その側縁13aはトリム10の側縁彎曲
部10B,10Cの端縁10b,10cまで形成されて
いる。また、その先端部13bは縦方向リブ14A,1
4Cに結合しており、略4角形のセルの配列した一種の
ハニカム構造に形成されている。ここでは、トリム10
の側縁彎曲部10B,10Cには衝撃吸収上比較的大き
な剛性が要求されるので、側縁部用リブ13は横方向リ
ブ15よりも高密度に設けられている。
【0035】なお、トリム10自体や各リブ13,14
A〜14C,15は所要の剛性が得られるように、その
厚みT,T1,T2,T3や間隔D1,D2,D3を所
要の大きさに設定されている。つまり、トリム10の表
面から所要の大きさの衝撃荷重が加わると、各リブ1
3,14A〜14C,15が座屈してさらに破壊しなが
ら衝撃エネルギを吸収していくが、この時には、衝撃荷
重として加わった質体(人体頭部に相当する)に対して
抗力を与えながら、質体の速度を減じて質体を停止させ
ることになる。この時に、質体に与える抗力が大き過ぎ
れば、十分な緩衝にはならいので、有効な緩衝状態が得
られるように各リブ13,14A〜14C,15の剛性
が高くなり過ぎないように抑える必要がある。逆に、各
リブ13,14A〜14C,15の剛性が低過ぎれば、
質体を停止させるまでに大きな距離が必要になるため、
各リブ13,14A〜14C,15の剛性は低過ぎても
いけない。
【0036】また、トリム10とピラーインナ2との距
離d1,d2も、各リブ13,14A〜14C,15の
剛性に対応するように設定されており、トリム10の表
面から所要の大きさの衝撃荷重が加わった際に、各リブ
13,14A〜14C,15が座屈してさらに破壊しな
がらトリム10がピラーインナ2側に当接する前に、衝
撃エネルギを全て吸収しうるようになっている。
【0037】なお、このようなトリム10のピラーイン
ナ2への固定は、トリム10の裏面のリブ14A,15
の先端部に取り付けられた取付クリップ16をピラーイ
ンナ2側に設けられた嵌挿穴(図示略)に嵌挿させ、左
右の縦方向リブ14A,14Cによりフランジ部4,5
を挟持するようにさせることで行なわれる。本発明の第
1実施例としての車室内の衝撃エネルギ吸収構造は、上
述のように構成されているので、乗員の頭部がピラー1
回りに衝突しようとした際に、以下のようにして、緩衝
して乗員の頭部を保護する。
【0038】つまり、例えば図2中に示すように、トリ
ム10の中央平面部10Aにa方向から衝撃が加わる
と、主として縦方向リブ14B及び多数の横方向リブ1
5がこの衝撃を負担し、これらのリブ14B,15が衝
撃エネルギに応じて座屈変形したり破壊したりしなが
ら、トリム10の中央平面部10Aがピラーインナ2に
達する前に、この衝撃エネルギが吸収される。したがっ
て、乗員の頭部がトリム10の中央平面部10Aにa方
向から衝突しても衝撃が一定レベル以下に緩衝され、頭
部を保護することができる。
【0039】また、例えば図2中に示すように、トリム
10の中央平面部10Aと側縁彎曲部10B,10Cと
のつながり部分にb′方向又はb方向から衝撃が加わる
と、主として側縁部用リブ13及びは縦方向リブ14A
又は14Cがこの衝撃を負担し、これらのリブ13,1
4A,14Cが衝撃エネルギに応じて座屈変形したり破
壊したりしながら、トリム10がピラーインナ2の角部
に達する前に、この衝撃エネルギが吸収される。したが
って、乗員の頭部がトリム10にb方向から衝突しても
衝撃が一定レベル以下に緩衝され、頭部を保護すること
ができる。
【0040】また、例えば図2中に示すように、トリム
10の側縁彎曲部10B,10Cにc′方向又はc方向
から衝撃が加わると、この場合も、主として側縁部用リ
ブ13及びは縦方向リブ14A又は14Cがこの衝撃を
負担し、これらのリブ13,14A,14Cが衝撃エネ
ルギに応じて座屈変形したり破壊したりしながら、トリ
ム10がピラー1のフランジ部4,5に達する前に、こ
の衝撃エネルギが吸収される。したがって、乗員の頭部
がトリム10にb方向から衝突しても衝撃が一定レベル
以下に緩衝され、頭部を保護することができる。
【0041】次に、本発明の第2実施例を説明すると、
図3に示すように、この実施例の衝撃エネルギ吸収構造
もセンタピラーに関し、本実施例では、中央部用リブ1
2の先端とピラーインナ2の車室内側面2Aとに一定距
離の隙間が形成されている。また、トリム10の側縁彎
曲部10B,10Cが第1実施例のものに比べてピラー
1のフランジ部4,5に接近しており且つその端縁10
b,10cがフランジ部4,5の先端を抱き込むように
彎曲している。
【0042】この実施例では、前方の側縁彎曲部10B
の端縁10bはフランジ部4の先端とやや離隔し、後方
の側縁彎曲部10Cの端縁10cはフランジ部5の先端
により接近している。そして、前方の側縁部用リブ17
はフランジ部4を抱き込むように、フランジトリム6に
沿った切欠き17Aを形成され、後方の側縁部用リブ1
8はフランジトリム7の内側のみに形成されている。
【0043】そして、このようにトリム10の側縁彎曲
部10B,10C及び側縁部用リブ17,18によりフ
ランジ部4,5を抱き込むことにより、トリム10の端
末が固定されている。もちろん、前後とも切欠き17A
を有する側縁部用リブ17に統一したり、前後ともフラ
ンジトリム6,7の内側のみに形成された側縁部用リブ
18に統一したりして、同形状に構成してもよい。
【0044】本発明の第2実施例としての車室内の衝撃
エネルギ吸収構造は、上述のように構成されているの
で、トリム10にa方向から衝撃が加わると、第1実施
例とほぼ同様に、主として縦方向リブ14B及び多数の
横方向リブ15が、衝撃エネルギに応じて座屈変形した
り破壊したりしながら、トリム10の中央平面部10A
がピラーインナ2に達する前に、この衝撃エネルギを吸
収する。
【0045】また、トリム10にb方向又はb′方向や
c方向又はc′方向から衝撃が加わると、第1実施例と
ほぼ同様に、主として側縁部用リブ13及びは縦方向リ
ブ14A又は14Cが、衝撃エネルギに応じて座屈変形
したり破壊したりしながら、この衝撃エネルギを吸収す
る。さらに、中央部用リブ12の先端とピラーインナ2
の車室内側面2Aとの間に隙間が形成されているので、
このようなb方向又はb′方向やc方向又はc′方向か
ら衝撃に対して、中央部用リブ12の特に横方向リブ1
5が自ら変形しながら衝撃を吸収することができる。し
たがって、大きな衝撃エネルギに対しても、中央部用リ
ブ12も協働して、トリム10がピラーインナ2の角部
に達する前に、衝撃エネルギを吸収することができる。
【0046】このようにして、第2実施例のものによっ
ても、乗員の頭部がトリム10に種々の方向から衝突し
ても、この衝撃が一定レベル以下に緩衝され、頭部を保
護することができる。また、この実施例では、トリム1
0の端末である側縁彎曲部10B,10Cがフランジ部
4,5を抱き込むように形成さているので、フランジ部
4,5がトリム10で完全に被覆されて見栄えが向上す
る利点もある。
【0047】次に、本発明の第3実施例を説明すると、
図4に示すように、この実施例の衝撃エネルギ吸収構造
もセンタピラーに関し、本実施例では、特に、a方向か
らの衝撃を緩やかに吸収しようとするもので、中央部用
リブ12の先端とピラーインナ2の車室内側面2Aとに
一定距離の隙間が設けられ、この隙間に、ゴムパッド等
の緩衝材19が介装さている。
【0048】また、中央部用リブ12の横方向リブ15
や縦方向リブ14A〜14C及び側縁部用リブ13の一
部又は前部に、a方向負荷に対する剛性を低下方向へ調
整するために、穴又は切欠き20A,20Bが形成され
ている。また、この例では、トリム10の側縁彎曲部1
0B,10Cがピラー1のフランジ部4,5の先端を抱
き込んではおらず、フランジ部4,5を車内側からのみ
覆った形状になっている。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】お、上述の各実施例では、中央部用リブ
12や側縁部用リブ13が、4角形セルの配列により構
成されたハニカム構造に形成されているが、例えば図
に示すように、中央部用リブ12や側縁部用リブ13の
一部又は全部を、6角形セルの配列により構成された一
般的なハニカム構造に形成するなど、ハニカム構造は種
々のセル形状のものが考えられる。
【0057】また、上述の各実施例の部分部分を組み合
わせることも考えられる。つまり、第1実施例の構成に
おいて、トリム10の側縁彎曲部10B,10Cの端縁
10b,10cを第2実施例のもののように、フランジ
部4,5の端面を抱き込むように彎曲形成してこれに応
じて側縁部用リブ13を形成したり、中央部用リブ12
の先端とインナパネル2との間に隙間を設けたりするこ
とが考えられる。
【0058】
【0059】らに、各実施例では、トリム10及び衝
撃吸収用リブ11はいずれも樹脂製であり、特に、衝撃
吸収用リブ11はトリム10と一体成形されているが、
衝撃吸収用リブ11はトリム10と別体に形成したり、
また、材料も樹脂材に限定されず、ゴムや紙等の他の材
料を利用することも考えられる。
【0060】また、上述の各実施例は、センタピラーに
関しているが、本構造はフロントピラーやリヤピラーな
ど他のピラーにも適用できる他、センタピラー以外の車
室内面のための衝撃エネルギ吸収にも適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造によれば、自動車
の車室を構成するピラーの車室内側面を被覆し、該車室
内側から該ピラーの縁部に形成されたフランジ部を覆う
ように彎曲して形成された側縁部を有するトリム部材
と、該ピラーの車室内側面と該トリム部材との間に該ト
リム部材に対してほぼ垂直な方向へ向けて介装された、
該トリム部材表面から該ピラー側へ向かう衝撃エネルギ
を吸収しうる、該ピラーの長手方向へ延びた複数の縦方
向リブと該ピラーの幅方向へ延びた複数の横方向リブと
を相互に結合することにより形成されたハニカム構造を
有する衝撃吸収用リブと、該トリム部材の側縁部の内側
設けられた、該ピラーの幅方向へ延びた複数の側縁部
用リブとをそなえ、該側縁部用リブの端部が該複数の縦
方向リブのうち直近の縦方向リブの側面部に直接一体に
結合しているという構成により、衝撃吸収用リブの変形
や破壊等によって該ピラー側へ向かう衝撃エネルギが吸
収されるようになり、車室内の乗員の例えば頭部が該ピ
ラー側へ衝突しようとするときに、これを緩衝して、乗
員を保護できるようになり、また、ピラーのフランジ部
に対する衝撃に対してもこれを緩衝することができ、乗
員保護効果が高まる。さらに、該トリム部材の側縁部に
おける車室前後方向からの衝撃荷重成分に対しては、ま
ず、側縁部用リブが負担し、さらに、該衝撃吸収用リブ
がアシストする形で負担して、エネルギ吸収が行なわれ
るので、ピラーのフランジ部などをも含めて、広い範囲
で衝撃エネルギの吸収を行なえ、さらに乗員保護効果を
高めることができる。
【0062】
【0063】また、該衝撃吸収用リブが、該ピラーの長
手方向へ延びた複数の縦方向リブと、該ピラーの幅方向
へ延びた複数の横方向リブとが互いに結合することによ
り形成されたハニカム構造であって、該トリム部材に対
してほぼ垂直な方向へ向けられるという構成により、簡
素で成形しやすいリブ形状で、リブの厚みやトリム部材
の大きさを抑制しながら効率よく衝撃エネルギの吸収を
行なえ、乗員保護効果が高まる。
【0064】請求項記載の本発明の車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造によれば、請求項記載の構成において、
該衝撃吸収用リブと該ピラーとの間に、隙間が設けられ
るという構成により、該衝撃吸収用リブ、特に該横方向
リブがピラーの前後方向からの衝撃に対して屈曲変形し
やすくなり、該横方向リブを通じてより効率よく、衝撃
エネルギの吸収を行なえ、乗員保護効果を高めることが
できる。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造を有するトリムを示す図であり、(A)は
(B)のA−A矢視断面図、(B)はトリム裏面を示す
図である。
【図2】本発明の第1実施例としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造を有するトリムの車体(ピラー)への装着
状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例としての車室内の衝撃エネ
ルギ吸収構造を有するトリムの車体(ピラー)への装着
状態を示す断面図である。
【図4】本発明の各実施例における衝撃吸収用リブの形
状の変形例を示すトリム裏面である。
【図5】本発明の車室内の衝撃エネルギ吸収構造の対象
として考えられる衝撃荷重に関して説明するピラー部分
の断面図である。
【図6】従来よりピラー部分に装備されるトリムを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ピラー(センタピラー) 2 ピラーインナ 2A ピラーインナ2の車室内側面 3 ピラーアウタ 4,5 ピラー1のフランジ部 6,7 フランジトリム 10 トリム(トリム部材) 10A トリム10の中央平面部 10B,10C トリム10の側縁彎曲部 10b,10c 側縁彎曲部10B,10Cの端縁 11 衝撃吸収用リブ 12 中央部用リブ 13 側縁部用リブ 14A,14B,14C 縦方向リブ 15 横方向リブ 16 取付クリップ 17,18 側縁部用リブ 17A 切欠き 19 緩衝材 20A,20B 穴又は切欠き 21 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中濱 亮治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 土原 哉 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 山本 亮介 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−257175(JP,A) 特開 平8−119047(JP,A) 特開 平7−228201(JP,A) 実開 平6−12213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/02 - 21/04 B60R 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室を構成するピラーの車室内
    側面を被覆し、該車室内側から該ピラーの縁部に形成さ
    れたフランジ部を覆うように彎曲して形成された側縁部
    を有するトリム部材と、 該ピラーの車室内側面と該トリム部材との間に該トリム
    部材に対してほぼ垂直な方向へ向けて介装された、該ト
    リム部材表面から該ピラー側へ向かう衝撃エネルギを吸
    収しうる、該ピラーの長手方向へ延びた複数の縦方向リ
    ブと該ピラーの幅方向へ延びた複数の横方向リブとを相
    互に結合することにより形成されたハニカム構造を有す
    衝撃吸収用リブと、 該トリム部材の側縁部の内側に設けられた、該ピラーの
    幅方向へ延びた複数の側縁部用リブとをそなえ、該側縁部用リブの端部が該複数の縦方向リブのうち直近
    の縦方向リブの側面部に直接一体に結合している ことを
    特徴とする、車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
  2. 【請求項2】 該衝撃吸収用リブと該ピラーとの間に、
    隙間が設けられていることを特徴とする、請求項1記載
    の車室内の衝撃エネルギ吸収構造。
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