JP3320071B2 - 草食性の昆虫による植物の被害を防止する方法 - Google Patents
草食性の昆虫による植物の被害を防止する方法Info
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N35/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having two bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. aldehyde radical
- A01N35/06—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having two bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. aldehyde radical containing keto or thioketo groups as part of a ring, e.g. cyclohexanone, quinone; Derivatives thereof, e.g. ketals
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の属する分野 本発明は、草食性の昆虫による植物への被害を防止す
る方法を指向する。特に、本発明は、環境的に安全な方
法を指向する。
る方法を指向する。特に、本発明は、環境的に安全な方
法を指向する。
発明の背景 農業経営者、果樹栽培者、園芸者、草花栽培者、およ
び、植物栽培者などの農業に携わる者はすべて、甲虫や
アブラムシなどの種々の草食性の昆虫が植物の葉を食べ
尽くしてしまうことに起因する経済的惨害の被害者であ
る。今まで、これらの原因発生源から被害を防止する主
な方法は、葉に殺虫剤を散布することであった。殺虫剤
は、殺虫剤がこのような害虫を殺するのに経済的である
点で、見かけ上、このような害虫を駆除することに対し
て効果的かつ経済的である。しかしながら、そのほぼす
べてが、深刻な生態学的欠点を有している。例えば、甲
虫の駆除に使用される大抵の害虫駆除剤は、駆除しよう
とする害虫と同様、ヒトのみならず、野生動物や鳥にも
有害である。さらに、それは、ミツバチやチョウなどの
益虫、さらにテントウムシやカマキリなどの捕食性の昆
虫にも有害である。この後者の効果が広範に及んだた
め、最近では、米国のミツバチの数が20〜25%減少して
いる。ミツバチの数、およびその他の授紛を行う昆虫の
数のこのような減少により、多くの実例において、果
樹、野菜、および花種などの昆虫の授紛に依存する植物
の農業生産高が大幅に減少している。
び、植物栽培者などの農業に携わる者はすべて、甲虫や
アブラムシなどの種々の草食性の昆虫が植物の葉を食べ
尽くしてしまうことに起因する経済的惨害の被害者であ
る。今まで、これらの原因発生源から被害を防止する主
な方法は、葉に殺虫剤を散布することであった。殺虫剤
は、殺虫剤がこのような害虫を殺するのに経済的である
点で、見かけ上、このような害虫を駆除することに対し
て効果的かつ経済的である。しかしながら、そのほぼす
べてが、深刻な生態学的欠点を有している。例えば、甲
虫の駆除に使用される大抵の害虫駆除剤は、駆除しよう
とする害虫と同様、ヒトのみならず、野生動物や鳥にも
有害である。さらに、それは、ミツバチやチョウなどの
益虫、さらにテントウムシやカマキリなどの捕食性の昆
虫にも有害である。この後者の効果が広範に及んだた
め、最近では、米国のミツバチの数が20〜25%減少して
いる。ミツバチの数、およびその他の授紛を行う昆虫の
数のこのような減少により、多くの実例において、果
樹、野菜、および花種などの昆虫の授紛に依存する植物
の農業生産高が大幅に減少している。
このような生態学的な被害を少なくすることができる
有機農業の方法は多数あるが、それらの方法は、しばし
ばより費用がかかり、かつより効果が少ない。例えば、
甲虫が食べない穀物を甲虫やその他の草食性の昆虫によ
り危害を受ける植物の近くへ植え付けても、その効果は
限定的なものである。しかしながら、草食性の昆虫、特
に甲虫による被害を防止すると同時に、ヒトや鳥類を含
む野生動物、またはその他の昆虫のいずれにも危険を与
えない経済的な手段への必要性は依然として非常に大き
い。言い換えれば、(1)処理が施される植物を毒する
こと、(2)処理を施す物質を散布する者を毒するこ
と、(3)処理が施される植物を食べる者を毒するこ
と、(4)そのような処理が施される植物とその植物に
処理を施すための物質に接触する動物を毒すること、お
よび(5)処理が施される植物上のまたはその近くの益
虫を殺してしまうことの危険を与えずに草食性の昆虫に
よる穀物への被害を防止する方法への必要性は長い間意
識され、広範に及んでいる。
有機農業の方法は多数あるが、それらの方法は、しばし
ばより費用がかかり、かつより効果が少ない。例えば、
甲虫が食べない穀物を甲虫やその他の草食性の昆虫によ
り危害を受ける植物の近くへ植え付けても、その効果は
限定的なものである。しかしながら、草食性の昆虫、特
に甲虫による被害を防止すると同時に、ヒトや鳥類を含
む野生動物、またはその他の昆虫のいずれにも危険を与
えない経済的な手段への必要性は依然として非常に大き
い。言い換えれば、(1)処理が施される植物を毒する
こと、(2)処理を施す物質を散布する者を毒するこ
と、(3)処理が施される植物を食べる者を毒するこ
と、(4)そのような処理が施される植物とその植物に
処理を施すための物質に接触する動物を毒すること、お
よび(5)処理が施される植物上のまたはその近くの益
虫を殺してしまうことの危険を与えずに草食性の昆虫に
よる穀物への被害を防止する方法への必要性は長い間意
識され、広範に及んでいる。
背景技術 Reedら、ウリハムシ拒食剤、USDA Tecnical Bullenti
n、no.1641(1981) Trialら、クロウメモドキのエモジン:Phytoghagous昆虫
の採餌の抑制、The Canadian Entomologist、111巻、
207〜212頁(1979) Kuboら、「プルンバーゴcapensisからの昆虫拒食剤およ
び殺菌剤」,Planta Medica Supplement、185〜7頁
(1990) Hatfieldら、「半翅目メクラカメムシLygus lineolari
sによる蔗糖、アミノ酸、および選択された相互的化学
作用物質の味覚識別」、Physiological Entomology、
7巻,151〜23頁(1982) Kokopolら、Rhizophora Apiculataの赤みから得た長鎖
脂肪アルコールおよび飽和カルボン酸、Photochemistr
y、33巻、5号、1129〜31頁(1993) Allら、選択されたNeodiprionハバチ(膜翅目、マツハ
バチ科)の幼虫の採餌を調整する拒食剤の可能性、The
Canadian Entomologist、108巻、11号、1137〜44頁
(1976) Mondalら、嗅覚および味覚における変換機構、Nature、
222巻、1283〜4頁(1969) Mondalら、Tribolium castaneum(Herbst)の幼虫に対
する合成メチルキノンの虫除け効果、Internatinal Pe
st Control、26巻、3号、68〜71頁(1984) Norrisら、キクイムシScolytus Multistriatusによる
化学受容でのエネルギー変換機構、Contributions fro
m Boyce Thompson Institute、24巻、13号、263〜74
頁(1970) Stoneの、Deterrent Compositions、米国特許第3,663,
253号、1972年5月16日 Khambayら、Pesticidal Compounds、国際特許出願(PC
T)、1996年7月18日公開 発明の要旨 その最も広い態様において、本発明は、植物の表面か
ら草食性の昆虫を追い払い、かつ草食性の昆虫が植物の
表面を食い荒らすことを防止する方法を指向する。より
詳細には、本発明は、多環式キノンまたはその前駆体の
水性分散液を、植物の葉および/または植物を植え付け
てある周囲の土壌へ散布することによって、植物の表面
からそのような昆虫を追い払い、かつ草食性の昆虫が植
物を食い荒らすことを防止する方法を指向する。
n、no.1641(1981) Trialら、クロウメモドキのエモジン:Phytoghagous昆虫
の採餌の抑制、The Canadian Entomologist、111巻、
207〜212頁(1979) Kuboら、「プルンバーゴcapensisからの昆虫拒食剤およ
び殺菌剤」,Planta Medica Supplement、185〜7頁
(1990) Hatfieldら、「半翅目メクラカメムシLygus lineolari
sによる蔗糖、アミノ酸、および選択された相互的化学
作用物質の味覚識別」、Physiological Entomology、
7巻,151〜23頁(1982) Kokopolら、Rhizophora Apiculataの赤みから得た長鎖
脂肪アルコールおよび飽和カルボン酸、Photochemistr
y、33巻、5号、1129〜31頁(1993) Allら、選択されたNeodiprionハバチ(膜翅目、マツハ
バチ科)の幼虫の採餌を調整する拒食剤の可能性、The
Canadian Entomologist、108巻、11号、1137〜44頁
(1976) Mondalら、嗅覚および味覚における変換機構、Nature、
222巻、1283〜4頁(1969) Mondalら、Tribolium castaneum(Herbst)の幼虫に対
する合成メチルキノンの虫除け効果、Internatinal Pe
st Control、26巻、3号、68〜71頁(1984) Norrisら、キクイムシScolytus Multistriatusによる
化学受容でのエネルギー変換機構、Contributions fro
m Boyce Thompson Institute、24巻、13号、263〜74
頁(1970) Stoneの、Deterrent Compositions、米国特許第3,663,
253号、1972年5月16日 Khambayら、Pesticidal Compounds、国際特許出願(PC
T)、1996年7月18日公開 発明の要旨 その最も広い態様において、本発明は、植物の表面か
ら草食性の昆虫を追い払い、かつ草食性の昆虫が植物の
表面を食い荒らすことを防止する方法を指向する。より
詳細には、本発明は、多環式キノンまたはその前駆体の
水性分散液を、植物の葉および/または植物を植え付け
てある周囲の土壌へ散布することによって、植物の表面
からそのような昆虫を追い払い、かつ草食性の昆虫が植
物を食い荒らすことを防止する方法を指向する。
本発明は、それゆえ、地中で変態する(ground−meta
morphosic)草食性の昆虫が葉のある植物に群がり荒ら
すことを減少する方法に関するものであって、土中から
成虫が現れる前に前記多環式キノンまたはその前駆体の
水性分散液を植物付近の土壌に散布することを含むこと
を特徴とする。
morphosic)草食性の昆虫が葉のある植物に群がり荒ら
すことを減少する方法に関するものであって、土中から
成虫が現れる前に前記多環式キノンまたはその前駆体の
水性分散液を植物付近の土壌に散布することを含むこと
を特徴とする。
また、本発明は、多環式キノンまたはその前駆体の水
性分散液を葉に散布することを含むことを特徴とする、
草食性の昆虫が葉のある植物を食い荒らすことを防止す
る方法をも指向する。
性分散液を葉に散布することを含むことを特徴とする、
草食性の昆虫が葉のある植物を食い荒らすことを防止す
る方法をも指向する。
図面の簡単な説明 図面は、図1(a)〜図1(e)からなり、これらの
図の中に多環式キノン活性物質の種々の粒子化した形態
[3(a)〜(e)]が模式的に示されている。
図の中に多環式キノン活性物質の種々の粒子化した形態
[3(a)〜(e)]が模式的に示されている。
発明の詳細な説明 A.多環式キノン 1.組成:本発明では、非常に様々な多環式キノンを使用
することができる。「多環式キノン」という語は、本明
細書では、三環式縮合環のキノン、ヒドロキノン、およ
びその前駆体をいう。一般に、非イオン性の多環式キノ
ンと多環式ヒドロキノン(本明細書では、これらを合わ
せてPCQという)は、周辺温度では水に難溶である。本
発明の使用に際しては、PCQは重量で約1,000ppm以下の
水溶解性であることが好ましい。
することができる。「多環式キノン」という語は、本明
細書では、三環式縮合環のキノン、ヒドロキノン、およ
びその前駆体をいう。一般に、非イオン性の多環式キノ
ンと多環式ヒドロキノン(本明細書では、これらを合わ
せてPCQという)は、周辺温度では水に難溶である。本
発明の使用に際しては、PCQは重量で約1,000ppm以下の
水溶解性であることが好ましい。
しかしながら、上述のように、このようなPCQ前駆体
のいくつかは、比較的不溶性のPCQと組み合わせること
によって、またはそれ自体で使用することができる。そ
のような前駆体は、PCQの陰イオン塩であり、アルカリ
嫌気性条件下で水溶性である。しかしながら、これらの
物質は安定でなく、空気にさらされると容易に不溶性の
キノン体に変換する。このように、陰イオン性のPCQが
植物に散布されて空気にさらされると、それらは水に不
溶な、より活性なキノン体にすばやく変化する。
のいくつかは、比較的不溶性のPCQと組み合わせること
によって、またはそれ自体で使用することができる。そ
のような前駆体は、PCQの陰イオン塩であり、アルカリ
嫌気性条件下で水溶性である。しかしながら、これらの
物質は安定でなく、空気にさらされると容易に不溶性の
キノン体に変換する。このように、陰イオン性のPCQが
植物に散布されて空気にさらされると、それらは水に不
溶な、より活性なキノン体にすばやく変化する。
本発明で使用される水に不溶なPCQは、アントラキノ
ン、アントロン(9、10−ジヒドロ−9−オキソ−アン
トラセン)、10−メチレン−アントロン、フェナントレ
ンキノン、およびこのようなキノンのアルキル誘導体と
アルコキシ誘導体とアミノ誘導体、6、11−ジオキソ−
1H−アントラ[1、2−c]ピラゾール、7、12−ジオ
キソ−7、12−ジヒドロアントラ[1、2−b]ピラジ
ン、1、2−ベンズアントラキノン、2、7−ジメチル
アントラキノン、2−メチルアントラキノン、3−メチ
ルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、および
1−メトキシアントラキノンである。前述の環式キノン
の中では、アントラキノンとメチルアントラキノンが好
ましいが、それは、これらがより効果があるように見え
るからである。天然アントラキノンは、合成アントラキ
ノンと同様に使用することができる。
ン、アントロン(9、10−ジヒドロ−9−オキソ−アン
トラセン)、10−メチレン−アントロン、フェナントレ
ンキノン、およびこのようなキノンのアルキル誘導体と
アルコキシ誘導体とアミノ誘導体、6、11−ジオキソ−
1H−アントラ[1、2−c]ピラゾール、7、12−ジオ
キソ−7、12−ジヒドロアントラ[1、2−b]ピラジ
ン、1、2−ベンズアントラキノン、2、7−ジメチル
アントラキノン、2−メチルアントラキノン、3−メチ
ルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、および
1−メトキシアントラキノンである。前述の環式キノン
の中では、アントラキノンとメチルアントラキノンが好
ましいが、それは、これらがより効果があるように見え
るからである。天然アントラキノンは、合成アントラキ
ノンと同様に使用することができる。
その他の使用可能なPCQには、1、8−ヒドロキシ−
アントラキノン、1−アミノ−アントラキノン、1−ク
ロロ−アントラキノン、2−クロロ−アントラキノン、
2−クロロ−3−カルボキシ−アントラキノン、1−ヒ
ドロキシ−アントラキノン、および非置換アントラキノ
ンなどの、不溶性アントラキノンが含まれる。これらの
物質の種々のイオン性誘導体を、アルカリ性水溶液中で
酵素的還元により調製することができる。
アントラキノン、1−アミノ−アントラキノン、1−ク
ロロ−アントラキノン、2−クロロ−アントラキノン、
2−クロロ−3−カルボキシ−アントラキノン、1−ヒ
ドロキシ−アントラキノン、および非置換アントラキノ
ンなどの、不溶性アントラキノンが含まれる。これらの
物質の種々のイオン性誘導体を、アルカリ性水溶液中で
酵素的還元により調製することができる。
加えて、非常に様々なアントラヒドロキノン化合物の
誘導体を本発明の方法において使用することができる。
「アントラヒドロキノン化合物」という語は、本明細書
では、9、10−ヒドロアントラヒドロキノン、1、4−
ジヒドロアントラヒドロキノンなどの、三環式基本構造
を含む化合物をいう。アントラヒドロキノンそれ自体
は、9、10−ジヒドロキシアントラセンである。
誘導体を本発明の方法において使用することができる。
「アントラヒドロキノン化合物」という語は、本明細書
では、9、10−ヒドロアントラヒドロキノン、1、4−
ジヒドロアントラヒドロキノンなどの、三環式基本構造
を含む化合物をいう。アントラヒドロキノンそれ自体
は、9、10−ジヒドロキシアントラセンである。
より詳細には、水に不溶および水に可溶な両方の形態
を使用することができる。非イオン性化合物は水系に難
溶である一方、ジ−アルキル金属塩などのイオン性誘導
体は水に非常によく溶ける。水溶性の形態は、高pHの嫌
気性液体中でのみ安定である。低pHの液体(約9〜10未
満のpH)によって、不溶性分子のアントラヒドロキノン
が形成される。好気性溶液では、アントラヒドロキノン
が酸化されてアントラキノンとなる。このように、アン
トラキノンは、通気性のある環境、すなわち噴霧により
経験される環境などにおいて、長時間存在することがで
きない。これらの理由により、アントラヒドロキノンに
よる処理は、通常、苛性アルカリ溶液中の可溶イオンの
形態で行われる。水酸化ナトリウム溶液は、経済的な理
由から、その他のアルカリ金属ヒドロキシドより好まし
い。
を使用することができる。非イオン性化合物は水系に難
溶である一方、ジ−アルキル金属塩などのイオン性誘導
体は水に非常によく溶ける。水溶性の形態は、高pHの嫌
気性液体中でのみ安定である。低pHの液体(約9〜10未
満のpH)によって、不溶性分子のアントラヒドロキノン
が形成される。好気性溶液では、アントラヒドロキノン
が酸化されてアントラキノンとなる。このように、アン
トラキノンは、通気性のある環境、すなわち噴霧により
経験される環境などにおいて、長時間存在することがで
きない。これらの理由により、アントラヒドロキノンに
よる処理は、通常、苛性アルカリ溶液中の可溶イオンの
形態で行われる。水酸化ナトリウム溶液は、経済的な理
由から、その他のアルカリ金属ヒドロキシドより好まし
い。
2.構成配置:いくつかの昆虫の感覚器は、2つ以上の感
知の働きが可能である。この理由により、本発明に使用
されるPCQは、味覚、視覚、または嗅覚のいずれによっ
て昆虫に検出されるかは確実には知られていない。実際
は、2つまたは3つ以上の感覚が関わることができる。
それにもかかわらず、昆虫の感覚器の大きさが非常に小
さいゆえ、使用されるPCQは、昆虫の感覚器が接触する
ことができる程度に微小な物理的形態であることが好ま
しい。すなわち、その粒子が非常に大きいと、味覚器は
その味をできるとしても不十分にしか感知できないであ
ろう。このように、虫除け剤として効果的なPCQである
ためには、その味が感知されることが可能な小さな粒子
サイズであることが好ましい。したがって、いかなる散
布においても虫除け剤のより効果的な量は、昆虫の舌に
アクセスできる形態であること、すなわち、虫除け剤の
味が分かるように十分に小さいサイズであるべきであ
る。
知の働きが可能である。この理由により、本発明に使用
されるPCQは、味覚、視覚、または嗅覚のいずれによっ
て昆虫に検出されるかは確実には知られていない。実際
は、2つまたは3つ以上の感覚が関わることができる。
それにもかかわらず、昆虫の感覚器の大きさが非常に小
さいゆえ、使用されるPCQは、昆虫の感覚器が接触する
ことができる程度に微小な物理的形態であることが好ま
しい。すなわち、その粒子が非常に大きいと、味覚器は
その味をできるとしても不十分にしか感知できないであ
ろう。このように、虫除け剤として効果的なPCQである
ためには、その味が感知されることが可能な小さな粒子
サイズであることが好ましい。したがって、いかなる散
布においても虫除け剤のより効果的な量は、昆虫の舌に
アクセスできる形態であること、すなわち、虫除け剤の
味が分かるように十分に小さいサイズであるべきであ
る。
一般に、これらの基準から、約50マイクロメートルよ
り大きい粒子は適切に感知できず、30マイクロメートル
以下であることが好ましい。同様に、滑らかで連続的な
PCQは適切に感知されず、また、PCQが、虫除け効果のな
いものまたは昆虫が味を感知できないものでコーティン
グされていれば、そのPCQは有効でないことは言うまで
もない。厳密に言えば、虫除け剤として効果的なPCQで
あるためには、PCQは分離した粒子形態をとることは必
要ではないが、それにもかかわらず、その粒子は、十分
なサイズのものであるか、または味のアクセスができる
部分を含む外形を有していなければならない。この基準
は、図において例示されている。
り大きい粒子は適切に感知できず、30マイクロメートル
以下であることが好ましい。同様に、滑らかで連続的な
PCQは適切に感知されず、また、PCQが、虫除け効果のな
いものまたは昆虫が味を感知できないものでコーティン
グされていれば、そのPCQは有効でないことは言うまで
もない。厳密に言えば、虫除け剤として効果的なPCQで
あるためには、PCQは分離した粒子形態をとることは必
要ではないが、それにもかかわらず、その粒子は、十分
なサイズのものであるか、または味のアクセスができる
部分を含む外形を有していなければならない。この基準
は、図において例示されている。
図1(a)の粒子は、その粒子が十分に小さいものゆ
え、アクセスできるであろう。図1(b)の粒子は、そ
の粒子が十分に大きく効果的に感知できないゆえ、効果
がより少なくなってしまうであろう。図1(c)の滑ら
かで連続的なコーティングは、広く連続的な表面では昆
虫の味覚器が適切にアクセスできないゆえ、味はほとん
どあるいは全く感知されないであろう。他方、図1
(d)の連続的なコーティングは、突出部が味を感じる
のに十分に小さいゆえ、少なくとも、適度に感知するこ
とができるであろう。この状態では、突出部中のPCQは
効果的であろうが、コーティング本体中のPCQは、効果
があるとしてもごく僅かしかないであろう。図1(e)
のように、PCQ粒子が粒子の積み重ねとして表される場
合には、上層のいくつかの粒子はアクセスでき、それゆ
えそれら粒子は効果的なものとなろう。しかし、下層の
粒子は上層の粒子に比べてよりアクセスしにくく、した
がって、下層の粒子は効果がより少ないものとなろう。
上述の分析で明確に示されることは、虫除け剤の効き目
は、その配置とアクセスの容易性の双方の関数であると
いうことである。このことにより、これらの変数は、大
部分が散布の方法に依存することが分かる。
え、アクセスできるであろう。図1(b)の粒子は、そ
の粒子が十分に大きく効果的に感知できないゆえ、効果
がより少なくなってしまうであろう。図1(c)の滑ら
かで連続的なコーティングは、広く連続的な表面では昆
虫の味覚器が適切にアクセスできないゆえ、味はほとん
どあるいは全く感知されないであろう。他方、図1
(d)の連続的なコーティングは、突出部が味を感じる
のに十分に小さいゆえ、少なくとも、適度に感知するこ
とができるであろう。この状態では、突出部中のPCQは
効果的であろうが、コーティング本体中のPCQは、効果
があるとしてもごく僅かしかないであろう。図1(e)
のように、PCQ粒子が粒子の積み重ねとして表される場
合には、上層のいくつかの粒子はアクセスでき、それゆ
えそれら粒子は効果的なものとなろう。しかし、下層の
粒子は上層の粒子に比べてよりアクセスしにくく、した
がって、下層の粒子は効果がより少ないものとなろう。
上述の分析で明確に示されることは、虫除け剤の効き目
は、その配置とアクセスの容易性の双方の関数であると
いうことである。このことにより、これらの変数は、大
部分が散布の方法に依存することが分かる。
PCQを粒子の形で直接散布するとき、その粒子サイズ
は容易に制御することができる。このような粒子を単粒
子層として散布するときには、ほぼすべてのPCQが効果
的なものとなろう。しかしながら、その粒子を複粒子層
として散布するときには、本質的には最上層だけが効果
的なものとなろう。この分析の重要な点は、PCQを連続
的なコーティングとして散布することは重要なことでは
ないということである。それとは反対に、少なくとも微
小な規模で、PCQ粒子のコーティングが不連続であっ
て、葉の気孔が機能的に露出することが可能となるよう
にすることが好ましい。このように、効果的な粒子は、
少なくとも微小な規模で、昆虫の感覚器がアクセスでき
る部分を含むという意味で“粒子化”されていなければ
ならない。
は容易に制御することができる。このような粒子を単粒
子層として散布するときには、ほぼすべてのPCQが効果
的なものとなろう。しかしながら、その粒子を複粒子層
として散布するときには、本質的には最上層だけが効果
的なものとなろう。この分析の重要な点は、PCQを連続
的なコーティングとして散布することは重要なことでは
ないということである。それとは反対に、少なくとも微
小な規模で、PCQ粒子のコーティングが不連続であっ
て、葉の気孔が機能的に露出することが可能となるよう
にすることが好ましい。このように、効果的な粒子は、
少なくとも微小な規模で、昆虫の感覚器がアクセスでき
る部分を含むという意味で“粒子化”されていなければ
ならない。
3.物性−揮発性、水溶性 本発明が実効を持つ上で重要なことは、PCQは、散布
される物理形態がどのようなものであっても、持続性が
あることである。すなわち、散布される活性物質は、処
理が施される植物がさらされる風力や雨力やその他の環
境的な影響力による浸食に耐え得るものでなければなら
ない。この理由ゆえ、(1)PCQ活性体は、比較的低い
水溶性を有して、処理が施された植物の表面から容易に
流されてとれないようにすること、および(2)比較的
高い融点を有して、高い周囲温度にさらされている間、
処理が施された植物の表面から過度の蒸発が起こらない
ようにすることが好ましい。これらの理由から、活性PC
Q物質は、周囲温度条件下で、約1,000ppm以下の水溶
性、さらに好適には200〜1,000ppmの範囲の水溶性であ
ることが好ましい。活性PCQ成分の融点は、少なくとも
摂氏約150度、好適には少なくとも摂氏200度である必要
がある。
される物理形態がどのようなものであっても、持続性が
あることである。すなわち、散布される活性物質は、処
理が施される植物がさらされる風力や雨力やその他の環
境的な影響力による浸食に耐え得るものでなければなら
ない。この理由ゆえ、(1)PCQ活性体は、比較的低い
水溶性を有して、処理が施された植物の表面から容易に
流されてとれないようにすること、および(2)比較的
高い融点を有して、高い周囲温度にさらされている間、
処理が施された植物の表面から過度の蒸発が起こらない
ようにすることが好ましい。これらの理由から、活性PC
Q物質は、周囲温度条件下で、約1,000ppm以下の水溶
性、さらに好適には200〜1,000ppmの範囲の水溶性であ
ることが好ましい。活性PCQ成分の融点は、少なくとも
摂氏約150度、好適には少なくとも摂氏200度である必要
がある。
活性PCQが上記のような好ましい物性を有していて
も、その物質が持続性がよくないこともある。それは、
その物質が散布される植物の表面にしっかり付着しない
からである。これは、葉の異なる表面特性とPCQ物質と
の関数である。このようなことが起こる場合には、その
配合には、“粘着剤”、すなわち、それ自体で基質によ
く付着し、かつ、活性物質と混合したとき、PCQを基質
に強固に付着させる物質が含まれていることが好まし
い。好ましい粘着剤は、水性ポリマーラテックスであ
り、この水性ポリマーラテックスは、これから水分が蒸
発するときに、植物の表面へよく付着し、かつ植物の表
面上で活性物質の粒子をしっかり保持する重合体の塊を
形成する。このようなラテックス粘着剤は、一般に、水
相において溶解した少量の界面活性剤を含む。
も、その物質が持続性がよくないこともある。それは、
その物質が散布される植物の表面にしっかり付着しない
からである。これは、葉の異なる表面特性とPCQ物質と
の関数である。このようなことが起こる場合には、その
配合には、“粘着剤”、すなわち、それ自体で基質によ
く付着し、かつ、活性物質と混合したとき、PCQを基質
に強固に付着させる物質が含まれていることが好まし
い。好ましい粘着剤は、水性ポリマーラテックスであ
り、この水性ポリマーラテックスは、これから水分が蒸
発するときに、植物の表面へよく付着し、かつ植物の表
面上で活性物質の粒子をしっかり保持する重合体の塊を
形成する。このようなラテックス粘着剤は、一般に、水
相において溶解した少量の界面活性剤を含む。
本発明において使用するために実験されたPCQ化合物
の顕著な利点は、それらが本来的に毒性を持たないこと
である。すなわち、それらは、ラットにおいて少なくと
も2,000mg/kgのLD50値を有し、ラットにおいて5,000mg/
kgまたはそれ以上のLD50値を有することが好ましい。PC
Qのこの毒性の低さゆえに、PCQは、ほとんどの昆虫に対
して、または鳥や動物やヒトに対して毒性を持たない。
さらに、その毒性濃度が十分に低いので、土壌に浸出し
た活性物質は、肥沃な土壌層の一般的な構成成分に有害
なものとはならない。
の顕著な利点は、それらが本来的に毒性を持たないこと
である。すなわち、それらは、ラットにおいて少なくと
も2,000mg/kgのLD50値を有し、ラットにおいて5,000mg/
kgまたはそれ以上のLD50値を有することが好ましい。PC
Qのこの毒性の低さゆえに、PCQは、ほとんどの昆虫に対
して、または鳥や動物やヒトに対して毒性を持たない。
さらに、その毒性濃度が十分に低いので、土壌に浸出し
た活性物質は、肥沃な土壌層の一般的な構成成分に有害
なものとはならない。
B.共働補助剤(coadjuvants) 「共働補助剤」という語は、本明細書では、多環式キ
ノンそれ自体とは別の生物活性を有する物質をいう。こ
のような物質には、肥料、殺菌剤、成長調節剤、害虫駆
除剤、除草剤、およびそれらの混合物が含まれる。液体
状および固体状の双方の共働補助剤を、散布の方法に応
じて、本発明のキノンと組み合わせて使用することがで
きる(以下の記述を参照)。しかしながら、注意しなけ
ればならないことは、補助剤としての殺菌剤、害虫駆除
剤、および除草剤は、このような補助剤が毒性を有する
ゆえに、好ましいものではないことである。他方、肥料
および成長調節剤を本発明のキノンと共に使用しても、
それら補助剤とPCQとの混合物の生命や健康に危険のな
い性質(benign nature)を大きく低下させてしまうこ
とはない。
ノンそれ自体とは別の生物活性を有する物質をいう。こ
のような物質には、肥料、殺菌剤、成長調節剤、害虫駆
除剤、除草剤、およびそれらの混合物が含まれる。液体
状および固体状の双方の共働補助剤を、散布の方法に応
じて、本発明のキノンと組み合わせて使用することがで
きる(以下の記述を参照)。しかしながら、注意しなけ
ればならないことは、補助剤としての殺菌剤、害虫駆除
剤、および除草剤は、このような補助剤が毒性を有する
ゆえに、好ましいものではないことである。他方、肥料
および成長調節剤を本発明のキノンと共に使用しても、
それら補助剤とPCQとの混合物の生命や健康に危険のな
い性質(benign nature)を大きく低下させてしまうこ
とはない。
C.添加剤 「添加剤」という語は、本明細書では、本発明の組成
物の効果を増大させるが、それ自体で生物活性を持たな
い物質をいう。添加剤には、界面活性剤、湿潤剤、脱泡
剤、増量剤、粘着剤、浸潤剤、可塑剤、活性化剤、展着
剤、希釈剤、臭気剤、増白剤などが含まれる。
物の効果を増大させるが、それ自体で生物活性を持たな
い物質をいう。添加剤には、界面活性剤、湿潤剤、脱泡
剤、増量剤、粘着剤、浸潤剤、可塑剤、活性化剤、展着
剤、希釈剤、臭気剤、増白剤などが含まれる。
D.散布の方法 本発明の明瞭な利点は、非常にたくさんの異種形態の
成長中の植物に、種々の散布方法により散布することで
きることである。例えば、PCQ活性物質は、粉状固体の
形で処方することができ、この粉状固体は、例えば、草
種を植えるのに使用されるトラフ型散布機などの慣用的
なスプレッダー、および遠心(回転ディスク)スプレッ
ダーにより散布することができる。PCQは、粉状の形体
であっても、粉状のままで、または固体状の粉体増量剤
および/または種々の共働補助剤と組み合わせて、粉状
で噴霧することができる。
成長中の植物に、種々の散布方法により散布することで
きることである。例えば、PCQ活性物質は、粉状固体の
形で処方することができ、この粉状固体は、例えば、草
種を植えるのに使用されるトラフ型散布機などの慣用的
なスプレッダー、および遠心(回転ディスク)スプレッ
ダーにより散布することができる。PCQは、粉状の形体
であっても、粉状のままで、または固体状の粉体増量剤
および/または種々の共働補助剤と組み合わせて、粉状
で噴霧することができる。
同様に、PCQが粉状体である場合、このPCQは液体媒
体、特に水に分散させることができ、および懸濁液とし
て噴霧することができる。他方、PCQの水溶性前駆体を
使用する場合、これを水に溶解させて希釈し、次いで、
通常の方法で噴霧によって散布することができる。溶解
性の塩をより活性な水に不溶な形態に変換するには、噴
霧の際に起こる通気で十分である。これらの双方の技術
において、固体状または液体状いずれの共働補助剤も使
用することができる。例えば、水溶性の共働補助剤を液
体媒体中で溶解することができ、または水溶性の共働補
助剤の粒子をPCQおよび/またはPCQ前駆体とともに液体
媒体中で懸濁することができる。一般に、植物表面また
は地面へPCQを過希釈して散布することは、昆虫の被害
を防止するのに効果的である。例えば、少なくとも重量
で100ppmのPCQを含む水性分散液を散布することは、多
くの植物に対する昆虫の被害を少なくするのに効果的で
ある。少なくとも500ppmが好ましい。同様に、地面を少
なくと50mg/m2の活性PCQで覆えば、地面へ水性分散液を
散布することは害虫の発生を防ぐのに効果的である。し
かしながら、活性成分の有効投与量は、処理が施される
昆虫の群がり荒らすことの種類とその活性成分の組成の
双方によって、大きく変化することが認められている。
幸運にも、高濃縮されたPCQは、環境およびヒトその他
の動物の両方に対して全く安全なものとして、許容され
る。
体、特に水に分散させることができ、および懸濁液とし
て噴霧することができる。他方、PCQの水溶性前駆体を
使用する場合、これを水に溶解させて希釈し、次いで、
通常の方法で噴霧によって散布することができる。溶解
性の塩をより活性な水に不溶な形態に変換するには、噴
霧の際に起こる通気で十分である。これらの双方の技術
において、固体状または液体状いずれの共働補助剤も使
用することができる。例えば、水溶性の共働補助剤を液
体媒体中で溶解することができ、または水溶性の共働補
助剤の粒子をPCQおよび/またはPCQ前駆体とともに液体
媒体中で懸濁することができる。一般に、植物表面また
は地面へPCQを過希釈して散布することは、昆虫の被害
を防止するのに効果的である。例えば、少なくとも重量
で100ppmのPCQを含む水性分散液を散布することは、多
くの植物に対する昆虫の被害を少なくするのに効果的で
ある。少なくとも500ppmが好ましい。同様に、地面を少
なくと50mg/m2の活性PCQで覆えば、地面へ水性分散液を
散布することは害虫の発生を防ぐのに効果的である。し
かしながら、活性成分の有効投与量は、処理が施される
昆虫の群がり荒らすことの種類とその活性成分の組成の
双方によって、大きく変化することが認められている。
幸運にも、高濃縮されたPCQは、環境およびヒトその他
の動物の両方に対して全く安全なものとして、許容され
る。
上記の議論から認められることは、PCQコーティング
のすべてが、味の感知に対して適当な構成配置である必
要はないことである。しかしながら、コーティングのう
ち十分な部分が昆虫の感覚器に有効である限り、この組
成物は、昆虫が葉を食い荒らすことを効果的に妨げるだ
ろう。
のすべてが、味の感知に対して適当な構成配置である必
要はないことである。しかしながら、コーティングのう
ち十分な部分が昆虫の感覚器に有効である限り、この組
成物は、昆虫が葉を食い荒らすことを効果的に妨げるだ
ろう。
昆虫の群がり荒らすことを防止することを望むすべて
の部分に処理を施す必要はないことが観察されている。
例えば、処理が施される部分に隣接する処理が施されて
いない部分には、処理部分への近さゆえに、しばしば同
種の昆虫はいない。さらに、葉全体を活性物質で散布す
ることは必要ではないが、それは、葉の未処理部分が葉
の処理部分に近いことが、実質的に抑止するのに十分だ
からである。気孔が覆われずしたがってその気孔が十分
に機能を果たすことができるためには、上記のように、
植物の葉を連続的に覆わないことが好ましいことであ
る。それにもかかわらず、退治しようとしている昆虫が
再度群がり荒らすことを避けるために、通常、新たに成
長した植物に噴霧することが必要となる。
の部分に処理を施す必要はないことが観察されている。
例えば、処理が施される部分に隣接する処理が施されて
いない部分には、処理部分への近さゆえに、しばしば同
種の昆虫はいない。さらに、葉全体を活性物質で散布す
ることは必要ではないが、それは、葉の未処理部分が葉
の処理部分に近いことが、実質的に抑止するのに十分だ
からである。気孔が覆われずしたがってその気孔が十分
に機能を果たすことができるためには、上記のように、
植物の葉を連続的に覆わないことが好ましいことであ
る。それにもかかわらず、退治しようとしている昆虫が
再度群がり荒らすことを避けるために、通常、新たに成
長した植物に噴霧することが必要となる。
水以外のほかの分散媒体を使用できることは、農業化
学品製造分野の当業者が認知しているところである。例
えば、植物油などの安全でかつ分解性のある油を使用す
ることができる。しかしながら、安全性と環境衛生の観
点から、水を使用することが好ましい。
学品製造分野の当業者が認知しているところである。例
えば、植物油などの安全でかつ分解性のある油を使用す
ることができる。しかしながら、安全性と環境衛生の観
点から、水を使用することが好ましい。
E.処理が施される植物 PCQ水性分散液の散布により、昆虫の被害を被ってい
る植物は、いずれにせよ害されることはなくなり、さら
に、このような処理が施された植物の近くに位置する未
処理植物の成長または植物全体の健全性に有害となるよ
うな効果は見られなかった。上記のように、処理が施さ
れる植物の表面を厚くコーティングして気孔の活動を妨
害しないように注意すべきであると考えられる。そのよ
うにしないと、濃縮された分散液でさえ、処理の施され
た植物において不利な効果を与えることはない。
る植物は、いずれにせよ害されることはなくなり、さら
に、このような処理が施された植物の近くに位置する未
処理植物の成長または植物全体の健全性に有害となるよ
うな効果は見られなかった。上記のように、処理が施さ
れる植物の表面を厚くコーティングして気孔の活動を妨
害しないように注意すべきであると考えられる。そのよ
うにしないと、濃縮された分散液でさえ、処理の施され
た植物において不利な効果を与えることはない。
今までに行なわれた大抵の研究は、園芸用の野菜と花
において実施されたものであるが、その方法は、果樹に
危害を加える害虫にも同じように有効である。本発明の
方法により効果的に処理を施すことのできる果樹上の害
虫には、プラムシギゾウムシ、コドリンガ、メクラカメ
ムシ、アブラムシ、ミーリーエイフィド(mealyaphi
d)、ハダニガ(red spider moths)、アメリカシロヒ
トリ、およびミドリムシ(green fruit worm)がある。
本発明が果樹に最も効果的なのは、“ピンクティップ段
階(pink tip stage)”と、その後の収穫前間もなく終
了する通常の噴射予定期においてこれを使用した場合で
ある。「ピンクティップ段階」とは、本明細書では、果
物の芽が形成されて、色が明瞭となる、木の成長段階を
いう。
において実施されたものであるが、その方法は、果樹に
危害を加える害虫にも同じように有効である。本発明の
方法により効果的に処理を施すことのできる果樹上の害
虫には、プラムシギゾウムシ、コドリンガ、メクラカメ
ムシ、アブラムシ、ミーリーエイフィド(mealyaphi
d)、ハダニガ(red spider moths)、アメリカシロヒ
トリ、およびミドリムシ(green fruit worm)がある。
本発明が果樹に最も効果的なのは、“ピンクティップ段
階(pink tip stage)”と、その後の収穫前間もなく終
了する通常の噴射予定期においてこれを使用した場合で
ある。「ピンクティップ段階」とは、本明細書では、果
物の芽が形成されて、色が明瞭となる、木の成長段階を
いう。
F.追い払われる害虫 本発明は、地上で変態するほとんどすべての成虫期の
草食性昆虫と、多くの幼虫期の昆虫に対して有効であ
る。このように、本発明は、マメコガネ、マダラテント
ウムシ、スカシバガなどの鞘翅目(甲虫)、およびアブ
ラムシなどの同翅目、若しくはナガカメムシ、ヘリカメ
ムシ、カメムシ、メクラカメムシ、ナハカメムシ、およ
びグンバイムシなどの半翅目(半翅類昆虫)による成長
中の植物の被害を防止することに使用することができ
る。さらにまた、PCQにより、成長中の植物の茎に卵を
生むハバチなどの双翅目昆虫の存在が減る。しかしなが
ら、本発明に使用されるPCQは、膜翅目(アリ、ミツバ
チ、および大型バチ)や鱗翅目(チョウやガ)などの非
草食性目構成員の処理が施された植物に対する無害な活
動を明らかに妨げない。また、本発明を使用しても、テ
ントウムシ、カマキリ、トンボ、およびその他の捕食性
の昆虫には無害である。
草食性昆虫と、多くの幼虫期の昆虫に対して有効であ
る。このように、本発明は、マメコガネ、マダラテント
ウムシ、スカシバガなどの鞘翅目(甲虫)、およびアブ
ラムシなどの同翅目、若しくはナガカメムシ、ヘリカメ
ムシ、カメムシ、メクラカメムシ、ナハカメムシ、およ
びグンバイムシなどの半翅目(半翅類昆虫)による成長
中の植物の被害を防止することに使用することができ
る。さらにまた、PCQにより、成長中の植物の茎に卵を
生むハバチなどの双翅目昆虫の存在が減る。しかしなが
ら、本発明に使用されるPCQは、膜翅目(アリ、ミツバ
チ、および大型バチ)や鱗翅目(チョウやガ)などの非
草食性目構成員の処理が施された植物に対する無害な活
動を明らかに妨げない。また、本発明を使用しても、テ
ントウムシ、カマキリ、トンボ、およびその他の捕食性
の昆虫には無害である。
実施例 以下に記載する実験と観察は、慣用的な花と野菜にお
いてなされたものである。特に断り書きのない限り、処
理を施す物質は、重量で10%の非常に細分化された9、
10−アントラキノン粒子と少量の有機界面活性剤を含む
水性分散液である。アントラキノンの平均粒子サイズ
は、およそ25マイクロメートルである。この多環式キノ
ン組成物は、以下の実施例ではAQと称する。
いてなされたものである。特に断り書きのない限り、処
理を施す物質は、重量で10%の非常に細分化された9、
10−アントラキノン粒子と少量の有機界面活性剤を含む
水性分散液である。アントラキノンの平均粒子サイズ
は、およそ25マイクロメートルである。この多環式キノ
ン組成物は、以下の実施例ではAQと称する。
実施例1 マメコガネ(popillia Japonica)の群がり荒らすこ
とが、カンナ属植物(カンナx.generalis)の葉におい
て観察された。その葉に上記のAQの水性分散液を噴霧し
たところ、マメコガネはいなくなり、更に被害は観察さ
れなかった。次の日、2匹のマメコガネを処理が施され
たカンナの葉と処理が施されていないカンナの葉ととも
にガラスジャーの中に置いた。そのマメコガネの一方に
区別するために目印をつけ、これにAQ分散液を噴霧し、
3日間、両方のマメコガネを観察した。それらのマメコ
ガネは両方とも生きていた。処理が施された葉には更に
被害は観察されなかったが、処理が施されていない葉に
は更に被害があった。
とが、カンナ属植物(カンナx.generalis)の葉におい
て観察された。その葉に上記のAQの水性分散液を噴霧し
たところ、マメコガネはいなくなり、更に被害は観察さ
れなかった。次の日、2匹のマメコガネを処理が施され
たカンナの葉と処理が施されていないカンナの葉ととも
にガラスジャーの中に置いた。そのマメコガネの一方に
区別するために目印をつけ、これにAQ分散液を噴霧し、
3日間、両方のマメコガネを観察した。それらのマメコ
ガネは両方とも生きていた。処理が施された葉には更に
被害は観察されなかったが、処理が施されていない葉に
は更に被害があった。
実施例2 カンナ属植物の花ではなく葉に、AQ分散液を噴霧し
た。その植物ではマメコガネの群がり荒らすことはなか
ったし、さらにない状態が続いた。マメコガネは、処理
が施されていない花も含めて、その植物を完全に避けて
いた。しかしながら、ハチ、チョウ、およびハチドリ
は、その花にずっと留まっているか、さもなくば植物の
周りで通常の活動を続けていた。興味深いことに、AQ分
散液による処理が施されていないダリア属植物におい
て、活動しているマメコガネがいないことが観察され
た。
た。その植物ではマメコガネの群がり荒らすことはなか
ったし、さらにない状態が続いた。マメコガネは、処理
が施されていない花も含めて、その植物を完全に避けて
いた。しかしながら、ハチ、チョウ、およびハチドリ
は、その花にずっと留まっているか、さもなくば植物の
周りで通常の活動を続けていた。興味深いことに、AQ分
散液による処理が施されていないダリア属植物におい
て、活動しているマメコガネがいないことが観察され
た。
実施例3 処理が施されていないカンナ属植物を観察したとこ
ろ、マメコガネにより葉は甚だしい被害を受けており、
かつ相当群がり荒らされていた。被害を受けた葉および
その花にAQ分散液を噴霧したところ、処理が施された葉
または処理が施された花の表面のいずれにも更に被害は
なかった。AQ分散液を散布した後まもなく、大雨があ
り、そして新たに成長した葉が現れた。マメコガネは、
その新たに成長したものには危害を加えたが、処理が施
された葉または花には更なる被害はなかった。その新た
に成長したものに処理を施したところ、マメコガネの更
なる被害は起こらなかった。
ろ、マメコガネにより葉は甚だしい被害を受けており、
かつ相当群がり荒らされていた。被害を受けた葉および
その花にAQ分散液を噴霧したところ、処理が施された葉
または処理が施された花の表面のいずれにも更に被害は
なかった。AQ分散液を散布した後まもなく、大雨があ
り、そして新たに成長した葉が現れた。マメコガネは、
その新たに成長したものには危害を加えたが、処理が施
された葉または花には更なる被害はなかった。その新た
に成長したものに処理を施したところ、マメコガネの更
なる被害は起こらなかった。
実施例4 マメコガネによる被害が、5本のバラの木の茂み部分
と花において観察された。危害を受けたバラ植物の葉と
花の両方に上記の水性AQ分散液を噴霧したところ、更な
るマメコガネの被害は抑制された。その植物には、アブ
ラムシもいなかった。数日後、マメコガネは、その植物
の新たに成長した葉、芽、および花に再び群がった。そ
の新たに成長したものに噴霧したところ、処理が施され
た部分では更なる被害は観察されなかった。注意すべき
ことは、その植物の周囲において、チョウ、大型ハチ、
およびミツバチの活動が低下しなかったことである。
と花において観察された。危害を受けたバラ植物の葉と
花の両方に上記の水性AQ分散液を噴霧したところ、更な
るマメコガネの被害は抑制された。その植物には、アブ
ラムシもいなかった。数日後、マメコガネは、その植物
の新たに成長した葉、芽、および花に再び群がった。そ
の新たに成長したものに噴霧したところ、処理が施され
た部分では更なる被害は観察されなかった。注意すべき
ことは、その植物の周囲において、チョウ、大型ハチ、
およびミツバチの活動が低下しなかったことである。
実施例5 甚だしい甲虫による被害を受けている成熟タチアオイ
植物の葉に、AQ分散液を噴霧したところ、甲虫による更
なる被害はなかった。
植物の葉に、AQ分散液を噴霧したところ、甲虫による更
なる被害はなかった。
実施例6 上述において、マメコガネによる被害を抑制するため
に、AQ分散液で処理が施された3組のカンナ属植物は、
新たに成長した部分において甲虫により更に被害を被っ
た。6つの植物すべてにおける新たに成長した部分に
は、注意深く、その新たに成長した部分にいる甲虫にか
からないように、AQ分散液を噴霧した。タバコの葉のク
ロスを、植物の各対の一方をまたいで、そのクロスでそ
の植物またはその植物の周囲の地面は隠れるがそのクロ
スがそれらに触れないようにして吊り下げた。2日間、
その植物を観察した結果、その植物が隠れているか否か
にかかわらず、甲虫は残っておらず、6つの植物に更な
る被害はなかった。
に、AQ分散液で処理が施された3組のカンナ属植物は、
新たに成長した部分において甲虫により更に被害を被っ
た。6つの植物すべてにおける新たに成長した部分に
は、注意深く、その新たに成長した部分にいる甲虫にか
からないように、AQ分散液を噴霧した。タバコの葉のク
ロスを、植物の各対の一方をまたいで、そのクロスでそ
の植物またはその植物の周囲の地面は隠れるがそのクロ
スがそれらに触れないようにして吊り下げた。2日間、
その植物を観察した結果、その植物が隠れているか否か
にかかわらず、甲虫は残っておらず、6つの植物に更な
る被害はなかった。
実施例7 AQの処理の効果が観察された2度目の成長期におい
て、甲虫の群がり全体は前年よりも少なかった。例え
ば、通常、マメコガネの標的として好まれるレッドラズ
ベリー属植物において甲虫の被害はなかった。この効果
は、以前に処理が施された植物付近の地表においてまた
はその近くに、以前に行った噴霧による残存AQが存在し
ていた結果であると思われる。(1)AQの化学的安定
性、および(2)AQの低い水溶解性ゆえに、地表または
その近くに残存していたAQが、地中から甲虫のさなぎが
発現するのを妨げる効果を有することが、この観察にお
いて示された。アブラムシが群がり荒らすことについて
同様の減少が、バラの木で観察された。
て、甲虫の群がり全体は前年よりも少なかった。例え
ば、通常、マメコガネの標的として好まれるレッドラズ
ベリー属植物において甲虫の被害はなかった。この効果
は、以前に処理が施された植物付近の地表においてまた
はその近くに、以前に行った噴霧による残存AQが存在し
ていた結果であると思われる。(1)AQの化学的安定
性、および(2)AQの低い水溶解性ゆえに、地表または
その近くに残存していたAQが、地中から甲虫のさなぎが
発現するのを妨げる効果を有することが、この観察にお
いて示された。アブラムシが群がり荒らすことについて
同様の減少が、バラの木で観察された。
実施例8 いくつかのカボチャの蔓にヘリカメムシ(Anasa tris
tis)の群がり荒らすことが含まれていることが観察さ
れた。0.5重量%のAQ分散液を使用して、カボチャの蔓
の葉および茎そして付近の地面を噴霧した。死んでしま
った芽はなく、5分以内に、まったく群がり荒らすこと
がなくなった。2日後、全く予期せぬことに、ヘリカメ
ムシが処理が施されたその蔓に戻って来ていることに来
づいた。そのヘリカメムシは戻って来たとき活発に活動
しているように見えたが、蔓の表面に被害を加えている
ことは観察されなかった。
tis)の群がり荒らすことが含まれていることが観察さ
れた。0.5重量%のAQ分散液を使用して、カボチャの蔓
の葉および茎そして付近の地面を噴霧した。死んでしま
った芽はなく、5分以内に、まったく群がり荒らすこと
がなくなった。2日後、全く予期せぬことに、ヘリカメ
ムシが処理が施されたその蔓に戻って来ていることに来
づいた。そのヘリカメムシは戻って来たとき活発に活動
しているように見えたが、蔓の表面に被害を加えている
ことは観察されなかった。
水中のAQ懸濁物を使用して草食性の昆虫による植物の
被害を減少させた上記の実験すべてにおいて、益虫であ
るか否かにかかわらず、植物上の昆虫は全く死んでいな
いことが観察された。ほとんどの場合において、昆虫は
追い払われ、かつ食い荒らすことは防止されたが、PCQ
組成物の毒性は無視できるものであるゆえに、死んだ昆
虫はいなかった。
被害を減少させた上記の実験すべてにおいて、益虫であ
るか否かにかかわらず、植物上の昆虫は全く死んでいな
いことが観察された。ほとんどの場合において、昆虫は
追い払われ、かつ食い荒らすことは防止されたが、PCQ
組成物の毒性は無視できるものであるゆえに、死んだ昆
虫はいなかった。
実施例9 木に付いている果物である小型の5分の1セイヨウナ
シは、鳥によって危害を受け、その後、その危害を受け
た果物は、大型ハチ、スズメバチ、ハエ、および双翅類
昆虫により取り囲んで食い荒らされた。同時に、木の下
に落ちている果物は、鳥、チョウ、ミツバチ、スズメバ
チ、およびハエによって食べ尽くされた。葉および木に
付いている果物に水性AQ分散液を普段通りに噴霧した
が、木の下の地面であって、落ちている果物を含んでい
る地面には噴霧しなかった。木にある各セイヨウナシの
個々への噴霧は行わなかった。AQ葉への噴霧が終了した
際には、その木には被害を受けた果物と被害を受けてい
ない果物の両方がついていた。この噴霧を行った後すぐ
に、木に付いている果物において昆虫の活動は全くなく
なった。しかしながら、数時間後、スズメバチが、鳥の
被害を受けた木に付いている果物において活動を再開し
た。被害を受けていない木に付いている果物または葉の
いずれにおいても、有害の昆虫または鳥の活動はなかっ
た。木の下の処理が施されていない地面にある落ちてい
る果物における昆虫の活動と鳥の活動は衰えないままで
あった。木の噴霧部分における昆虫の活動は、採取時期
の間は見られなかった。
シは、鳥によって危害を受け、その後、その危害を受け
た果物は、大型ハチ、スズメバチ、ハエ、および双翅類
昆虫により取り囲んで食い荒らされた。同時に、木の下
に落ちている果物は、鳥、チョウ、ミツバチ、スズメバ
チ、およびハエによって食べ尽くされた。葉および木に
付いている果物に水性AQ分散液を普段通りに噴霧した
が、木の下の地面であって、落ちている果物を含んでい
る地面には噴霧しなかった。木にある各セイヨウナシの
個々への噴霧は行わなかった。AQ葉への噴霧が終了した
際には、その木には被害を受けた果物と被害を受けてい
ない果物の両方がついていた。この噴霧を行った後すぐ
に、木に付いている果物において昆虫の活動は全くなく
なった。しかしながら、数時間後、スズメバチが、鳥の
被害を受けた木に付いている果物において活動を再開し
た。被害を受けていない木に付いている果物または葉の
いずれにおいても、有害の昆虫または鳥の活動はなかっ
た。木の下の処理が施されていない地面にある落ちてい
る果物における昆虫の活動と鳥の活動は衰えないままで
あった。木の噴霧部分における昆虫の活動は、採取時期
の間は見られなかった。
実施例10〜16 草木につく種々の昆虫を、植物の葉とともに排出口の
あるガラスジャーの中に置いて一連の実験を行った。そ
の植物の葉は、以下に示すように、あるものは処理が施
されていて、あるものは処理が施されていない。「処理
が施された」とは、本明細書では、そこで言及する表面
が水性AQ分散液で処理を施されていることを示す。
あるガラスジャーの中に置いて一連の実験を行った。そ
の植物の葉は、以下に示すように、あるものは処理が施
されていて、あるものは処理が施されていない。「処理
が施された」とは、本明細書では、そこで言及する表面
が水性AQ分散液で処理を施されていることを示す。
実施例10 直翅類昆虫を、処理が施されたバラおよびダリアの葉
とともにジャーの中に置いた。3日後では、その葉には
その直翅類昆虫による被害の形跡はなかった。その直翅
類昆虫はまだ生きていて、そして束縛から解放された。
とともにジャーの中に置いた。3日後では、その葉には
その直翅類昆虫による被害の形跡はなかった。その直翅
類昆虫はまだ生きていて、そして束縛から解放された。
実施例11 直翅類昆虫を、処理が施されたダリアの葉とともにジ
ャーの中に置いた。ジャーの中にいた2日間に、その直
翅類昆虫はいくつかの卵を産んだが、処理が施された葉
には被害はなかった。
ャーの中に置いた。ジャーの中にいた2日間に、その直
翅類昆虫はいくつかの卵を産んだが、処理が施された葉
には被害はなかった。
実施例12 アメリカシロヒトリを、処理が施されたダリアとセイ
ヨウナシの葉とともにジャーの中に置いた。3日目の終
わりにおいては、そのアメリカシロヒトリがダリアの葉
に触れてはいなかったが、セイヨウナシの葉はそのアメ
リカシロヒトリによる被害を示した。
ヨウナシの葉とともにジャーの中に置いた。3日目の終
わりにおいては、そのアメリカシロヒトリがダリアの葉
に触れてはいなかったが、セイヨウナシの葉はそのアメ
リカシロヒトリによる被害を示した。
実施例13 小さなミバエを、大量に処理が施されたカボチャの蔓
の葉とともにジャーの中に置いた。4日後、そのミバエ
はまだ生きていたが、その葉に被害はなかった。
の葉とともにジャーの中に置いた。4日後、そのミバエ
はまだ生きていたが、その葉に被害はなかった。
実施例14 シリアゲムシ(長翅目)を、処理が施されたバラの葉
と処理が施されていないバラの葉とともにジャーの中に
置いた。そのシリアゲムシは処理が施されていない葉を
食べたが、処理が施された葉は完全に避けた。
と処理が施されていないバラの葉とともにジャーの中に
置いた。そのシリアゲムシは処理が施されていない葉を
食べたが、処理が施された葉は完全に避けた。
実施例15 マメコガネをバラの木から取り除き、そのマメコガネ
を処理が施されたバラの葉のみとともにジャーの中に置
いた。マメコガネは、例外なしに処理が施された葉を食
べた。
を処理が施されたバラの葉のみとともにジャーの中に置
いた。マメコガネは、例外なしに処理が施された葉を食
べた。
実施例16 マダラテントウムシを、わずかにコーティングした豆
植物の葉とともに、5日間、ジャーの中に置いたままに
した。実施例15に記載したマメコガネで見られた活動と
同様、マダラテントウムシはその間にわずかに処理が施
された葉を食べた。
植物の葉とともに、5日間、ジャーの中に置いたままに
した。実施例15に記載したマメコガネで見られた活動と
同様、マダラテントウムシはその間にわずかに処理が施
された葉を食べた。
実施例17 別の実験として、地面の一部分を噴霧してAQ分散液の
U形障壁をつくり、また別の部分を噴霧してAQ分散剤の
閉じた円をつくった。数匹のアリをその2つの囲いの内
側においた。前者の場合、そのアリは、U形の囲いの開
放されている一端を通って、すぐに離れていった。後者
の場合、そのアリは、数分間歩き回っており、出口を探
しているように見えた。次いで、複数のアリは、先導す
るアリについていき、噴霧された線を超えた。
U形障壁をつくり、また別の部分を噴霧してAQ分散剤の
閉じた円をつくった。数匹のアリをその2つの囲いの内
側においた。前者の場合、そのアリは、U形の囲いの開
放されている一端を通って、すぐに離れていった。後者
の場合、そのアリは、数分間歩き回っており、出口を探
しているように見えた。次いで、複数のアリは、先導す
るアリについていき、噴霧された線を超えた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−120201(JP,A) 米国特許3663253(US,A) 国際公開93/14632(WO,A1) CHEMICAL ABSTRACT S,96:16023 CHEMICAL ABSTRACT S,90:148492 CHEMICAL ABSTRACT S,94:27422 CHEMICAL ABSTRACT S,97:36499 CHEMICAL ABSTRACT S,119:245589 CHEMICAL ABSTRACT S,86:84722 CHEMICAL ABSTRACT S,71:36720 CHEMICAL ABSTRACT S,101:186098 CHEMICAL ABSTRACT S,74:108801 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 25/00 A01N 35/06
Claims (10)
- 【請求項1】地中で変態する草食性の昆虫が葉のある植
物に群がって荒らすことを、そのような草食性の昆虫を
捕食する昆虫の活動を妨げずに、減少させる環境的に安
全な方法であって、 地中から前記草食性の昆虫の成虫が現れる前に、アント
ラキノン、アントラヒドロキノンおよびその混合物から
選択される多環式キノンの固体粒子を、地表面のその濃
度が少なくとも50mg/m2となるような量で植物付近の地
表面に散布することからなり、 前記粒子の平均サイズが50マイクロメートル以下であ
り、そして前記粒子を(1)水媒体に懸濁している水に
不溶な非イオン性の粒子の水性分散液の形で散布する
か、または(2)前記化合物のイオン性塩の溶液の水性
分散液の形で散布し、前記化合物の塩は散布の後で空気
にさらされると水に不溶な非イオン性形態に変換される
ものであり、 さらに粒子は、重量で1,000ppm未満の水溶性を有し、少
なくとも摂氏150度の融点を有し、かつラットにおいて
少なくとも2,000mg/kgのLD50値を有すること を特徴とする方法。 - 【請求項2】地中で変態する草食性の昆虫が葉のある植
物に群がって荒らすことを、そのような草食性の昆虫を
捕食する昆虫の活動を妨げずに、減少させる環境的に安
全な方法であって、 アントラキノン、アントラヒドロキノンおよびその混合
物から選択される多環式キノンの固体粒子を、分散液中
の粒子の濃度が重量で少なくとも100ppmとなるような量
で葉に散布することからなり、 前記粒子の平均サイズが50マイクロメートル以下であ
り、そして前記粒子を(1)水媒体に懸濁している水に
不溶な非イオン性の粒子の水性分散液の形で散布する
か、または(2)前記化合物のイオン性塩の溶液の水性
分散液の形で散布し、前記化合物の塩は散布の後で空気
にさらされると水に不溶な非イオン性形態に変換される
ものであり、 さらに粒子は、重量で1,000ppm未満の水溶性を有し、少
なくとも摂氏150度の融点を有し、かつラットにおいて
少なくとも2,000mg/kgのLD50値を有すること を特徴とする方法。 - 【請求項3】植物の新たに成長した部分に散布を繰り返
すことを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】葉のある植物が花をつけ、そして多環式キ
ノンまたはその前駆体の水性分散液をその葉だけに散布
し、かつ開花した花の表面には散布しないことを特徴と
する請求項2記載の方法。 - 【請求項5】葉のある植物が花をつけ、そして多環式キ
ノンまたはその前駆体の水性分散液を花がつぼみをつけ
る前と花が開花する前に散布することを特徴とする請求
項2記載の方法。 - 【請求項6】葉のある植物が花をつけ、そして多環式キ
ノンまたはその前駆体の水性分散液を開花した花の表面
に散布することを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項7】草食性の昆虫が幼虫期であることを特徴と
する請求項2記載の方法。 - 【請求項8】草食性の昆虫が成虫期であることを特徴と
する請求項2記載の方法。 - 【請求項9】多環式キノンまたはその前駆体の水性分散
液をピンクティップ段階の果樹の葉に散布することを特
徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項10】多環式キノンまたはその前駆体の水性分
散液の散布を収穫前に複数回繰り返すことを特徴とする
請求項9記載の方法。
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AU2007319150B2 (en) | 2006-11-16 | 2012-08-02 | Coats Agri Aloe, Llc | Aloe vera gel treatment of plants, fruits and vegetables |
WO2015106266A1 (en) * | 2014-01-13 | 2015-07-16 | Arkion Life Sciences, Llc | Method for repelling rodents |
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US4542162A (en) * | 1983-02-09 | 1985-09-17 | International Flavors & Fragrances Inc. | Process for forming insect, animal or bird repellent fluid and solid-containing thermoplastic films and pellets, uses thereof and process for producing same |
PL186243B1 (pl) * | 1995-01-10 | 2003-12-31 | British Tech Group | Nowy związek naftalenowy, sposób zwalczania owadów i/lub roztoczy, sposóby wytwarzania nowego związku naftalenowego oraz kompozycja szkodnikobójcza |
WO1997037540A1 (en) * | 1996-04-10 | 1997-10-16 | Bio-Technical Resources L.P. | Method of deterring birds from grassy turf |
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1999
- 1999-04-21 NO NO991901A patent/NO991901D0/no not_active Application Discontinuation
- 1999-11-29 HK HK99105546A patent/HK1020304A1/xx not_active IP Right Cessation
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