JP3317206B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents
両面画像形成装置Info
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、両面画像を形
成可能な両面画像形成装置の改良に関する。
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、両面画像を形
成可能な両面画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像を形成可能な両面画像形
成装置としては、感光体などの潜像担持体上に形成され
た第1画像を用紙の第1面に転写、定着した後、用紙を
反転させて再給紙し、続いて、潜像担持体上に形成され
た第2画像を用紙の第2面に転写、定着する方式が一般
的である。しかし、この方式では画像形成部を2度通紙
させるために、用紙1枚当たりの生産性が片面記録時の
1/2以下と遅くなること、1度目の定着時に用紙がカ
ールを生じ、2度目の転写、定着時の転写不良や紙し
わ、搬送経路中でのジャムが発生しやすいこと、用紙を
反転させて再給紙する際の騒音などの諸問題がある。
成装置としては、感光体などの潜像担持体上に形成され
た第1画像を用紙の第1面に転写、定着した後、用紙を
反転させて再給紙し、続いて、潜像担持体上に形成され
た第2画像を用紙の第2面に転写、定着する方式が一般
的である。しかし、この方式では画像形成部を2度通紙
させるために、用紙1枚当たりの生産性が片面記録時の
1/2以下と遅くなること、1度目の定着時に用紙がカ
ールを生じ、2度目の転写、定着時の転写不良や紙し
わ、搬送経路中でのジャムが発生しやすいこと、用紙を
反転させて再給紙する際の騒音などの諸問題がある。
【0003】このような問題を解決する両面画像形成装
置として、本件出願人は、先に、感光体と中間転写ベル
トからなる第1、第2の画像形成部を用紙両面に対応し
て夫々設け、感光体上の各画像を夫々中間転写ベルトに
1次転写した後に、中間転写ベルト間で用紙両面に第
1、第2画像を2次転写するもの(特願平8−1084
49号公報参照)や、中間転写ベルトに対向して第1、
第2の感光体を設け、第1画像を第1の感光体から中間
転写ベルトを経て用紙の第1面へ、第2画像を第2の感
光体から用紙へ転写するもの(特願平8−103789
号公報参照)を提案した。この方式によれば、用紙が画
像形成部を1度通過するだけで両面記録を行うことがで
きるため、上記問題を解決しつつ生産性を上げることが
可能となる。
置として、本件出願人は、先に、感光体と中間転写ベル
トからなる第1、第2の画像形成部を用紙両面に対応し
て夫々設け、感光体上の各画像を夫々中間転写ベルトに
1次転写した後に、中間転写ベルト間で用紙両面に第
1、第2画像を2次転写するもの(特願平8−1084
49号公報参照)や、中間転写ベルトに対向して第1、
第2の感光体を設け、第1画像を第1の感光体から中間
転写ベルトを経て用紙の第1面へ、第2画像を第2の感
光体から用紙へ転写するもの(特願平8−103789
号公報参照)を提案した。この方式によれば、用紙が画
像形成部を1度通過するだけで両面記録を行うことがで
きるため、上記問題を解決しつつ生産性を上げることが
可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た両面画像形成装置にあっては、2次転写部あるいは中
間転写ベルトの用紙剥離端から定着器に至る間の用紙搬
送経路では、両面に未定着像を保持した用紙が通過する
ため、この部分に用紙面に接触するような用紙の姿勢制
御手段を設けることはできない。このため、中間転写ベ
ルトからの用紙の剥離状態の僅かな変化などで用紙姿勢
が不安定になり、定着器突入不良によるジャムや紙し
わ、画像乱れが発生し易いといった技術的課題が起こ
る。
た両面画像形成装置にあっては、2次転写部あるいは中
間転写ベルトの用紙剥離端から定着器に至る間の用紙搬
送経路では、両面に未定着像を保持した用紙が通過する
ため、この部分に用紙面に接触するような用紙の姿勢制
御手段を設けることはできない。このため、中間転写ベ
ルトからの用紙の剥離状態の僅かな変化などで用紙姿勢
が不安定になり、定着器突入不良によるジャムや紙し
わ、画像乱れが発生し易いといった技術的課題が起こ
る。
【0005】また、像担持体とこれに圧接する転写ロー
ルとを備え、転写後に、像担持体から分離した用紙を、
搬送用のベルトやロールなどを使用することなく空気流
によって支持しながら定着器へ搬送するようにした技術
(例えば特開平3−194580号公報参照)が既に知
られている。このような空気流搬送技術を上述した両面
画像形成装置に適用すれば、ある程度の効果は期待でき
るかも知れないが、用紙種類はサイズ、厚さ等様々なた
め、単に空気流を付与するだけでは、十分に用紙姿勢制
御をすることはできない。
ルとを備え、転写後に、像担持体から分離した用紙を、
搬送用のベルトやロールなどを使用することなく空気流
によって支持しながら定着器へ搬送するようにした技術
(例えば特開平3−194580号公報参照)が既に知
られている。このような空気流搬送技術を上述した両面
画像形成装置に適用すれば、ある程度の効果は期待でき
るかも知れないが、用紙種類はサイズ、厚さ等様々なた
め、単に空気流を付与するだけでは、十分に用紙姿勢制
御をすることはできない。
【0006】本発明は以上の技術的課題を解決するため
になされたものであって、記録材1枚当たりの両面画像
記録の生産性を向上させながら、定着手段へ至る記録材
の突入姿勢を安定させ、定着手段突入不良に伴う記録材
のジャムやしわ発生、画像乱れを確実に回避できるよう
にした両面画像形成装置を提供するものである。
になされたものであって、記録材1枚当たりの両面画像
記録の生産性を向上させながら、定着手段へ至る記録材
の突入姿勢を安定させ、定着手段突入不良に伴う記録材
のジャムやしわ発生、画像乱れを確実に回避できるよう
にした両面画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の態様は、図1(a)に示すように、記録材を搬送しな
がら記録材5の両面に夫々第1画像T1、第2画像T2を
転写する転写手段11と、記録材5の両面に転写された
画像を定着する定着手段12とを備えた両面画像形成装
置において、最下流の転写手段11と定着手段12との
間の記録材搬送経路の少なくとも片面側に配置され且つ
空気流にて記録材5を非接触に保ちながら記録材5の搬
送方向を規制する空気搬送手段101と、搬送される記
録材情報を検知する記録材検知手段102と、記録材の
定着手段に至る突入姿勢を安定させるように記録材検知
手段102からの検知結果に基づいて空気搬送手段10
1の空気流量を制御する空気流量制御手段103とを備
えたことを特徴とするものである。
の態様は、図1(a)に示すように、記録材を搬送しな
がら記録材5の両面に夫々第1画像T1、第2画像T2を
転写する転写手段11と、記録材5の両面に転写された
画像を定着する定着手段12とを備えた両面画像形成装
置において、最下流の転写手段11と定着手段12との
間の記録材搬送経路の少なくとも片面側に配置され且つ
空気流にて記録材5を非接触に保ちながら記録材5の搬
送方向を規制する空気搬送手段101と、搬送される記
録材情報を検知する記録材検知手段102と、記録材の
定着手段に至る突入姿勢を安定させるように記録材検知
手段102からの検知結果に基づいて空気搬送手段10
1の空気流量を制御する空気流量制御手段103とを備
えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の第2の態様は、図1(b)
に示すように、記録材を搬送しながら記録材5の両面に
夫々第1画像T1、第2画像T2を転写する転写手段11
と、記録材5の両面に転写された画像を定着する定着手
段12とを備えた両面画像形成装置において、最下流の
転写手段11と定着手段12との間の記録材搬送経路の
少なくとも片面側には、記録材の定着手段に至る突入姿
勢を安定させるように一若しくは複数列のスターホイー
ル104を記録材5の搬送方向に対して回転自在に設け
たことを特徴とするものである。
に示すように、記録材を搬送しながら記録材5の両面に
夫々第1画像T1、第2画像T2を転写する転写手段11
と、記録材5の両面に転写された画像を定着する定着手
段12とを備えた両面画像形成装置において、最下流の
転写手段11と定着手段12との間の記録材搬送経路の
少なくとも片面側には、記録材の定着手段に至る突入姿
勢を安定させるように一若しくは複数列のスターホイー
ル104を記録材5の搬送方向に対して回転自在に設け
たことを特徴とするものである。
【0009】更に、本発明の第3の態様は、図1(c)
に示すように、記録材を搬送しながら記録材5の両面に
夫々第1画像T1、第2画像T2を転写する転写手段11
と、記録材5の両面に転写された画像を定着する定着手
段12とを備えた両面画像形成装置において、最下流の
転写手段11以降で定着手段12に至る手前側には記録
材5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定
着手段105を設け、この仮定着手段105と定着手段
12との間の記録材搬送経路の仮定着面側には、記録材
の定着手段に至る突入姿勢を安定させるように記録材5
が接触案内される記録材案内部材106を設けたことを
特徴とするものである。
に示すように、記録材を搬送しながら記録材5の両面に
夫々第1画像T1、第2画像T2を転写する転写手段11
と、記録材5の両面に転写された画像を定着する定着手
段12とを備えた両面画像形成装置において、最下流の
転写手段11以降で定着手段12に至る手前側には記録
材5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定
着手段105を設け、この仮定着手段105と定着手段
12との間の記録材搬送経路の仮定着面側には、記録材
の定着手段に至る突入姿勢を安定させるように記録材5
が接触案内される記録材案内部材106を設けたことを
特徴とするものである。
【0010】更にまた、本発明においては、第1〜第3
の態様を適宜組み合わせてもよい。例えば第1の態様の
両面画像形成装置において、最下流の転写手段11と定
着手段12との間の記録材搬送経路の少なくとも片面側
には一若しくは複数列のスターホイール104を記録材
5の搬送方向に対して回転自在に設けるようにしたり、
あるいは、第1の態様の両面画像形成装置において、最
下流の転写手段11以降で定着手段12に至る手前側に
は記録材5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能
な仮定着手段105を設け、この仮定着手段105と定
着手段12との間の記録材搬送経路の仮定着面側には記
録材5が接触案内される記録材案内部材106を設ける
ようにしたり、あるいは、第2の態様の両面画像形成装
置において、最下流の転写手段11以降で定着手段12
に至る手前側には記録材5の少なくとも片面側の未定着
像が仮定着可能な仮定着手段105を設け、この仮定着
手段105と定着手段12との間の記録材搬送経路の仮
定着面側には記録材5が接触案内される記録材案内部材
106を設けるようにする態様が挙げられる。
の態様を適宜組み合わせてもよい。例えば第1の態様の
両面画像形成装置において、最下流の転写手段11と定
着手段12との間の記録材搬送経路の少なくとも片面側
には一若しくは複数列のスターホイール104を記録材
5の搬送方向に対して回転自在に設けるようにしたり、
あるいは、第1の態様の両面画像形成装置において、最
下流の転写手段11以降で定着手段12に至る手前側に
は記録材5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能
な仮定着手段105を設け、この仮定着手段105と定
着手段12との間の記録材搬送経路の仮定着面側には記
録材5が接触案内される記録材案内部材106を設ける
ようにしたり、あるいは、第2の態様の両面画像形成装
置において、最下流の転写手段11以降で定着手段12
に至る手前側には記録材5の少なくとも片面側の未定着
像が仮定着可能な仮定着手段105を設け、この仮定着
手段105と定着手段12との間の記録材搬送経路の仮
定着面側には記録材5が接触案内される記録材案内部材
106を設けるようにする態様が挙げられる。
【0011】このような技術的手段において、第1画像
T1,第2画像T2は単色画像、カラー画像のいずれをも
含むものであり、その画像形成方式についても、電子写
真方式、静電転写方式、インクジェット方式等の各種方
式を採用することができる。また、転写手段11として
は、記録材5の両面に夫々第1画像T1、第2画像T2を
転写するものであれば、記録材5の両面に同時若しくは
片面ずつ順次転写する態様のいずれでもよい。更に、定
着手段12としては、記録材5の両面の未定着像を定着
するものであれば、通常両面同時の態様のものが使用さ
れるが、片面ずつ異なる定着部位で定着するものや、最
初に片面を仮定着した後に両面を本定着するもの等適宜
選定して差し支えない。そして、具体的形態について
も、加熱ロール対間で加熱・加圧定着する形態のもの
や、加熱ロールと加圧ベルトとの間で加熱・加圧定着す
る形態を組み合わせたものや、加熱ベルト対間で加熱、
加圧定着するものや、あるいは、一対の対向配置された
オーブンフューザで加熱定着するもの等適宜選定して差
し支えない。更にまた、最下流の転写手段11と定着手
段12とのレイアウトについては適宜選定しても差し支
えないが、定着手段12への記録材5の突入姿勢を安定
させるという観点を重視すれば、最下流の転写手段11
と定着手段12との間の記録材搬送経路を略垂直配置す
ることが好ましい。
T1,第2画像T2は単色画像、カラー画像のいずれをも
含むものであり、その画像形成方式についても、電子写
真方式、静電転写方式、インクジェット方式等の各種方
式を採用することができる。また、転写手段11として
は、記録材5の両面に夫々第1画像T1、第2画像T2を
転写するものであれば、記録材5の両面に同時若しくは
片面ずつ順次転写する態様のいずれでもよい。更に、定
着手段12としては、記録材5の両面の未定着像を定着
するものであれば、通常両面同時の態様のものが使用さ
れるが、片面ずつ異なる定着部位で定着するものや、最
初に片面を仮定着した後に両面を本定着するもの等適宜
選定して差し支えない。そして、具体的形態について
も、加熱ロール対間で加熱・加圧定着する形態のもの
や、加熱ロールと加圧ベルトとの間で加熱・加圧定着す
る形態を組み合わせたものや、加熱ベルト対間で加熱、
加圧定着するものや、あるいは、一対の対向配置された
オーブンフューザで加熱定着するもの等適宜選定して差
し支えない。更にまた、最下流の転写手段11と定着手
段12とのレイアウトについては適宜選定しても差し支
えないが、定着手段12への記録材5の突入姿勢を安定
させるという観点を重視すれば、最下流の転写手段11
と定着手段12との間の記録材搬送経路を略垂直配置す
ることが好ましい。
【0012】また、第1の態様の発明において、空気搬
送手段101としては、記録材5を水平に搬送する場合
には、記録材搬送経路の片側若しくは両側に空気搬送手
段101を設け、送風/吸引により記録材5の搬送姿勢
を制御することは可能であるが、制御のし易さ及び装置
構成の簡略化を考慮すれば、記録材搬送経路の下方にの
み空気搬送手段101を設け、送風空気流量を制御する
ことが好ましい。一方、記録材5を垂直に搬送する場
合、記録材搬送経路の片側のみに空気搬送手段101を
設け、送風/吸引により記録材5の搬送姿勢を制御する
こともできるが、記録材5の搬送姿勢の制御を確実に行
うという観点からすれば、両側に空気搬送手段101を
設ける方が好ましい。この場合、両方の空気搬送手段1
01の空気流量を制御しても、一方の空気搬送手段10
1のみを制御してもよく、また、空気流を送風しても吸
引してもよい。
送手段101としては、記録材5を水平に搬送する場合
には、記録材搬送経路の片側若しくは両側に空気搬送手
段101を設け、送風/吸引により記録材5の搬送姿勢
を制御することは可能であるが、制御のし易さ及び装置
構成の簡略化を考慮すれば、記録材搬送経路の下方にの
み空気搬送手段101を設け、送風空気流量を制御する
ことが好ましい。一方、記録材5を垂直に搬送する場
合、記録材搬送経路の片側のみに空気搬送手段101を
設け、送風/吸引により記録材5の搬送姿勢を制御する
こともできるが、記録材5の搬送姿勢の制御を確実に行
うという観点からすれば、両側に空気搬送手段101を
設ける方が好ましい。この場合、両方の空気搬送手段1
01の空気流量を制御しても、一方の空気搬送手段10
1のみを制御してもよく、また、空気流を送風しても吸
引してもよい。
【0013】更に、記録材検知手段102としては、少
なくとも記録材5の位置情報(記録材5の通過位置)を
検知するものであってもよいし、あるいは、少なくとも
記録材5のサイズ情報(幅、長さ、厚さ等)を検知する
もの等適宜選定して差し支えない。例えば記録材検知手
段102が記録材サイズ検知手段である形態にあって
は、記録材搬送経路中に記録材サイズ検知手段を独立に
設けてもよいが、記録材サイズ検知手段は必ずしも独立
して設ける必要はなく、幅及び長さについては記録材ト
レイのセット信号を検知し、厚さについては搬送ロール
のトルク変動を検知する手段等を用いてもよい。
なくとも記録材5の位置情報(記録材5の通過位置)を
検知するものであってもよいし、あるいは、少なくとも
記録材5のサイズ情報(幅、長さ、厚さ等)を検知する
もの等適宜選定して差し支えない。例えば記録材検知手
段102が記録材サイズ検知手段である形態にあって
は、記録材搬送経路中に記録材サイズ検知手段を独立に
設けてもよいが、記録材サイズ検知手段は必ずしも独立
して設ける必要はなく、幅及び長さについては記録材ト
レイのセット信号を検知し、厚さについては搬送ロール
のトルク変動を検知する手段等を用いてもよい。
【0014】また、本発明の第2の態様にあっては、記
録材5を水平搬送する態様にあっては、スターホイール
104を記録材5の搬送経路の下方に設けるようにすれ
ばよいが、記録材5の搬送経路の両側に設けてもよい。
特に、記録材5を略垂直搬送する態様においては、記録
材5の搬送経路の両側に設けるようにすることが好まし
い。但し、この態様にあっては、記録材搬送経路を挟ん
で両側に配設された一若しくは複数列のスターホイール
104が相互に干渉しないように配置されることが必要
である。
録材5を水平搬送する態様にあっては、スターホイール
104を記録材5の搬送経路の下方に設けるようにすれ
ばよいが、記録材5の搬送経路の両側に設けてもよい。
特に、記録材5を略垂直搬送する態様においては、記録
材5の搬送経路の両側に設けるようにすることが好まし
い。但し、この態様にあっては、記録材搬送経路を挟ん
で両側に配設された一若しくは複数列のスターホイール
104が相互に干渉しないように配置されることが必要
である。
【0015】更に、スターホイール104は回転自在で
あればよいが、記録材5を安定搬送するという観点から
すれば、搬送モータ等でスターホイール104を強制回
転させ、スターホイール104にある程度の搬送力を与
えるようにすることが好ましい。更にまた、空気搬送手
段101とスターホイール104とを組み合わせる態様
にあっては、スターホイール104で記録材5の姿勢を
制御できるため、空気搬送手段101の制御は必ずしも
必要でない。
あればよいが、記録材5を安定搬送するという観点から
すれば、搬送モータ等でスターホイール104を強制回
転させ、スターホイール104にある程度の搬送力を与
えるようにすることが好ましい。更にまた、空気搬送手
段101とスターホイール104とを組み合わせる態様
にあっては、スターホイール104で記録材5の姿勢を
制御できるため、空気搬送手段101の制御は必ずしも
必要でない。
【0016】また、本発明の第3の態様にあっては、仮
定着手段105は、最下流の転写手段11と定着手段1
2との間の記録材搬送経路に別個に設けてもよいが、最
下流の転写手段11内にヒータを内蔵させ、兼用させる
ようにしてもよい。
定着手段105は、最下流の転写手段11と定着手段1
2との間の記録材搬送経路に別個に設けてもよいが、最
下流の転写手段11内にヒータを内蔵させ、兼用させる
ようにしてもよい。
【0017】更に、第3の態様において、記録材5を水
平搬送する態様にあっては、記録材5が自重で下方側へ
垂れることを考慮すれば、少なくとも最下流の転写手段
11以降で定着手段12に至る手前側にて記録材5の下
方面の未定着像が仮定着される仮定着手段105、記録
材案内部材106を設けることが好ましいが、記録材5
の両面が仮定着される仮定着手段105、記録材案内部
材106を設けるようにしてもよい。一方、記録材5を
垂直搬送する態様にあっては、最下流の転写手段以降で
定着手段に至る手前側にて記録材の両面の未定着像を仮
定着する仮定着手段105、記録材案内部材106を設
けることが好ましい。但し、第3の態様と第1、第2の
態様とを組み合わせる態様にあっては、最下流の転写手
段11以降で定着手段12に至る手前側にて記録材5の
少なくともいずれか一方の片面の未定着像が仮定着され
る仮定着手段105、記録材案内部材106を設け、第
1、第2の態様と適宜組み合わせるようにすればよい。
平搬送する態様にあっては、記録材5が自重で下方側へ
垂れることを考慮すれば、少なくとも最下流の転写手段
11以降で定着手段12に至る手前側にて記録材5の下
方面の未定着像が仮定着される仮定着手段105、記録
材案内部材106を設けることが好ましいが、記録材5
の両面が仮定着される仮定着手段105、記録材案内部
材106を設けるようにしてもよい。一方、記録材5を
垂直搬送する態様にあっては、最下流の転写手段以降で
定着手段に至る手前側にて記録材の両面の未定着像を仮
定着する仮定着手段105、記録材案内部材106を設
けることが好ましい。但し、第3の態様と第1、第2の
態様とを組み合わせる態様にあっては、最下流の転写手
段11以降で定着手段12に至る手前側にて記録材5の
少なくともいずれか一方の片面の未定着像が仮定着され
る仮定着手段105、記録材案内部材106を設け、第
1、第2の態様と適宜組み合わせるようにすればよい。
【0018】また、本発明が適用される両面画像形成装
置の具体的な態様としては各種のものが挙げられ、例え
ば図2ないし図4に示すものを例示する。図2に示す態
様は、第1画像T1が担持される第1像担持体1と、こ
の第1像担持体1に対向配置される第1中間転写ベルト
2と、第1像担持体1上の第1画像T1を第1中間転写
ベルト2に1次転写する第1中間1次転写手段6と、第
2画像T2が担持される第2像担持体3と、この第2像
担持体3に対向配置される第2中間転写ベルト4と、第
2像担持体3上の第2画像T2を第2中間転写ベルト4
に1次転写する第2中間1次転写手段7と、第1中間転
写ベルト2及び第2中間転写ベルト4とが接触若しくは
近接する領域において、記録材5の両面に対し各中間転
写ベルト2,4上の1次転写画像を2次転写する中間2
次転写手段8と、記録材5の両面に転写された画像を定
着する定着手段12とを備えたものであり、例えば第1
の態様を適用し、中間2次転写手段8(最下流の転写手
段11に相当)と定着手段12との間の記録材搬送経路
の少なくとも片面側に配置され且つ空気流にて記録材5
の搬送方向を規制する空気搬送手段101と、搬送され
る記録材情報を検知する記録材検知手段102と、記録
材検知手段102からの検知結果に基づいて空気搬送手
段101の空気流量を制御する空気流量制御手段103
とを備えたものである。
置の具体的な態様としては各種のものが挙げられ、例え
ば図2ないし図4に示すものを例示する。図2に示す態
様は、第1画像T1が担持される第1像担持体1と、こ
の第1像担持体1に対向配置される第1中間転写ベルト
2と、第1像担持体1上の第1画像T1を第1中間転写
ベルト2に1次転写する第1中間1次転写手段6と、第
2画像T2が担持される第2像担持体3と、この第2像
担持体3に対向配置される第2中間転写ベルト4と、第
2像担持体3上の第2画像T2を第2中間転写ベルト4
に1次転写する第2中間1次転写手段7と、第1中間転
写ベルト2及び第2中間転写ベルト4とが接触若しくは
近接する領域において、記録材5の両面に対し各中間転
写ベルト2,4上の1次転写画像を2次転写する中間2
次転写手段8と、記録材5の両面に転写された画像を定
着する定着手段12とを備えたものであり、例えば第1
の態様を適用し、中間2次転写手段8(最下流の転写手
段11に相当)と定着手段12との間の記録材搬送経路
の少なくとも片面側に配置され且つ空気流にて記録材5
の搬送方向を規制する空気搬送手段101と、搬送され
る記録材情報を検知する記録材検知手段102と、記録
材検知手段102からの検知結果に基づいて空気搬送手
段101の空気流量を制御する空気流量制御手段103
とを備えたものである。
【0019】また、図3に示す態様は、図2に示す態様
と異なる2次転写部を備えたものである。すなわち、図
3に示す態様は、図2と同様な第1像担持体1と、第1
中間転写ベルト2、第1中間1次転写手段6、第2像担
持体3、第2中間転写ベルト4、第2中間1次転写手段
7に加えて、更に、第1中間転写ベルト2及び第2中間
転写ベルト4とが接触若しくは近接する領域において、
第2中間転写ベルト4上の第2画像T2に対応した箇所
に記録材5を吸着保持すると共に、記録材5の第1中間
転写ベルト2に対向する片面に第1中間転写ベルト2上
の1次転写画像(第1画像)T1を2次転写する第1中
間2次転写手段9と、この第1中間2次転写手段9の後
段に設けられ、第2中間転写ベルト4に吸着保持された
記録材5の第2中間転写ベルト4に対向した片面に第2
中間転写ベルト4上の1次転写画像(第2画像)T2を
2次転写する第2中間2次転写手段10と、記録材5の
両面に転写された画像T1,T2を定着する定着手段12
とを備えたものであり、例えば本発明の第3の態様を適
用し、第2中間2次転写手段10(最下流の転写手段1
1に相当)以降で定着手段12に至る手前側には記録材
5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定着
手段105を設け、この仮定着手段105と定着手段1
2との間の記録材搬送経路の仮定着面側には記録材5が
接触案内される記録材案内部材106を設けたものであ
る。
と異なる2次転写部を備えたものである。すなわち、図
3に示す態様は、図2と同様な第1像担持体1と、第1
中間転写ベルト2、第1中間1次転写手段6、第2像担
持体3、第2中間転写ベルト4、第2中間1次転写手段
7に加えて、更に、第1中間転写ベルト2及び第2中間
転写ベルト4とが接触若しくは近接する領域において、
第2中間転写ベルト4上の第2画像T2に対応した箇所
に記録材5を吸着保持すると共に、記録材5の第1中間
転写ベルト2に対向する片面に第1中間転写ベルト2上
の1次転写画像(第1画像)T1を2次転写する第1中
間2次転写手段9と、この第1中間2次転写手段9の後
段に設けられ、第2中間転写ベルト4に吸着保持された
記録材5の第2中間転写ベルト4に対向した片面に第2
中間転写ベルト4上の1次転写画像(第2画像)T2を
2次転写する第2中間2次転写手段10と、記録材5の
両面に転写された画像T1,T2を定着する定着手段12
とを備えたものであり、例えば本発明の第3の態様を適
用し、第2中間2次転写手段10(最下流の転写手段1
1に相当)以降で定着手段12に至る手前側には記録材
5の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定着
手段105を設け、この仮定着手段105と定着手段1
2との間の記録材搬送経路の仮定着面側には記録材5が
接触案内される記録材案内部材106を設けたものであ
る。
【0020】図2に示す態様において、中間2次転写手
段8は記録材5の両面への転写を片面ずつ順次連続して
行うようにしてもよいが、転写デバイスの簡略化や像乱
れを確実に回避するという観点からすれば、記録材5の
両面への転写を同時に行うことが好ましい。ここで、記
録材5の両面への転写を同時に行う態様として、例えば
第1画像T1及び第2画像T2が電子写真方式で形成され
るタイプにおいては、第1中間転写ベルト2及び第2中
間転写ベルト4上に担持される第1及び第2画像T1,
T2は2次転写領域で互いに逆極性であることが必要で
ある。このとき、第1及び第2画像T1,T2をもともと
逆極性材料を用いても差し支えないし、あるいは、同極
性材料を用い、適当な箇所に極性反転手段を設け、一方
の画像の極性を反転させるようにしてもよい。
段8は記録材5の両面への転写を片面ずつ順次連続して
行うようにしてもよいが、転写デバイスの簡略化や像乱
れを確実に回避するという観点からすれば、記録材5の
両面への転写を同時に行うことが好ましい。ここで、記
録材5の両面への転写を同時に行う態様として、例えば
第1画像T1及び第2画像T2が電子写真方式で形成され
るタイプにおいては、第1中間転写ベルト2及び第2中
間転写ベルト4上に担持される第1及び第2画像T1,
T2は2次転写領域で互いに逆極性であることが必要で
ある。このとき、第1及び第2画像T1,T2をもともと
逆極性材料を用いても差し支えないし、あるいは、同極
性材料を用い、適当な箇所に極性反転手段を設け、一方
の画像の極性を反転させるようにしてもよい。
【0021】また、中間2次転写手段8のうち、記録材
5の両面に同時に転写させる態様としては、例えば第1
中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4を挟んで一
対の転写部材を配設し、一方の転写部材に転写バイアス
を印加し、他方の転写部材を接地するようにしたり、あ
るいは、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト
4を挟んで一対の転写部材を配設し、これらの転写部材
に夫々極性の異なる転写バイアスを印加するものが挙げ
られる。このとき、転写部材へのバイアス印加方式とし
ては、転写部材に直接転写バイアスを印加するようにし
てもよいが、転写部材全域に均一な転写バイアスを印加
するには、表面が均一なコンタクトロール等の中間部材
を転写部材に接触配置し、この中間部材を介して転写バ
イアスを印加することが好ましい。
5の両面に同時に転写させる態様としては、例えば第1
中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4を挟んで一
対の転写部材を配設し、一方の転写部材に転写バイアス
を印加し、他方の転写部材を接地するようにしたり、あ
るいは、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト
4を挟んで一対の転写部材を配設し、これらの転写部材
に夫々極性の異なる転写バイアスを印加するものが挙げ
られる。このとき、転写部材へのバイアス印加方式とし
ては、転写部材に直接転写バイアスを印加するようにし
てもよいが、転写部材全域に均一な転写バイアスを印加
するには、表面が均一なコンタクトロール等の中間部材
を転写部材に接触配置し、この中間部材を介して転写バ
イアスを印加することが好ましい。
【0022】また、中間2次転写手段8のうち、記録材
の両面を片面ずつ連続的に転写する態様としては、例え
ば、記録材5の第1面、第2面に夫々転写を行うための
転写部材を夫々前記第1中間転写ベルト2及び前記第2
中間転写ベルト4を挟んで一対ずつ配設し、これらの転
写部材にて記録材5の第1面及び第2面への2次転写を
順次連続して行うものが挙げられる。このとき、転写部
材への転写バイアスの印加方式については前述したもの
と同様な方式を採用することが可能である。
の両面を片面ずつ連続的に転写する態様としては、例え
ば、記録材5の第1面、第2面に夫々転写を行うための
転写部材を夫々前記第1中間転写ベルト2及び前記第2
中間転写ベルト4を挟んで一対ずつ配設し、これらの転
写部材にて記録材5の第1面及び第2面への2次転写を
順次連続して行うものが挙げられる。このとき、転写部
材への転写バイアスの印加方式については前述したもの
と同様な方式を採用することが可能である。
【0023】また、中間2次転写手段8は通常記録材5
の吸着保持及び2次転写を行うものであるが、記録材5
の保持をより確実にするという観点からすれば、2次転
写領域の手前に、第1中間転写ベルト2又は第2中間転
写ベルト4のいずれかに記録材5が吸着される吸着手段
を設けるようにしてもよい。
の吸着保持及び2次転写を行うものであるが、記録材5
の保持をより確実にするという観点からすれば、2次転
写領域の手前に、第1中間転写ベルト2又は第2中間転
写ベルト4のいずれかに記録材5が吸着される吸着手段
を設けるようにしてもよい。
【0024】また、図2,図3の態様において、カラー
画像を形成する態様としては、第1中間転写ベルト2及
び第2中間転写ベルト4は複数色の画像成分を多重転写
したカラー画像T1,T2が担持される中間転写ベルトで
あるから、カラー画像T1,T2を乱さずに形成するに
は、各中間転写ベルト2,4上の像が記録材5上に転写
されずに2次転写領域を通過する際は両中間転写ベルト
2,4が離間され、各中間転写ベルト2,4上の像が記
録材5上に転写される際は両中間転写ベルト2,4が接
触又は近接配置される接離手段を設けることが必要であ
る。更に、カラー画像の形成を短時間で行う態様として
は、第1像担持体1及び第2像担持体3は複数色の画像
成分が夫々担持される複数の色成分像担持体群からな
り、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4は
第1像担持体1及び第2像担持体3の複数の色成分像担
持体群からの画像成分を転写保持するものであるものが
挙げられる。
画像を形成する態様としては、第1中間転写ベルト2及
び第2中間転写ベルト4は複数色の画像成分を多重転写
したカラー画像T1,T2が担持される中間転写ベルトで
あるから、カラー画像T1,T2を乱さずに形成するに
は、各中間転写ベルト2,4上の像が記録材5上に転写
されずに2次転写領域を通過する際は両中間転写ベルト
2,4が離間され、各中間転写ベルト2,4上の像が記
録材5上に転写される際は両中間転写ベルト2,4が接
触又は近接配置される接離手段を設けることが必要であ
る。更に、カラー画像の形成を短時間で行う態様として
は、第1像担持体1及び第2像担持体3は複数色の画像
成分が夫々担持される複数の色成分像担持体群からな
り、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4は
第1像担持体1及び第2像担持体3の複数の色成分像担
持体群からの画像成分を転写保持するものであるものが
挙げられる。
【0025】更に、図4に示す態様は、第1画像T1が
担持される第1像担持体1と、第2画像T2が担持され
る第2像担持体3と、これら第1、第2像担持体1,3
に対向配置される中間転写ベルト13と、第1像担持体
1上の第1画像T1を中間転写ベルト13に1次転写す
る第1転写手段14と、中間転写ベルト13上の1次転
写画像と第2像担持体3上の第2画像を記録材5の両面
に転写する第2転写手段15とを備えたものであり、例
えば本発明の第2の態様を適用し、第2転写手段15
(最下流の転写手段11に相当)と定着手段12との間
の記録材搬送経路の少なくとも片面側には一若しくは複
数列のスターホイール104を記録材5の搬送方向に対
して回転自在に設けたものである。
担持される第1像担持体1と、第2画像T2が担持され
る第2像担持体3と、これら第1、第2像担持体1,3
に対向配置される中間転写ベルト13と、第1像担持体
1上の第1画像T1を中間転写ベルト13に1次転写す
る第1転写手段14と、中間転写ベルト13上の1次転
写画像と第2像担持体3上の第2画像を記録材5の両面
に転写する第2転写手段15とを備えたものであり、例
えば本発明の第2の態様を適用し、第2転写手段15
(最下流の転写手段11に相当)と定着手段12との間
の記録材搬送経路の少なくとも片面側には一若しくは複
数列のスターホイール104を記録材5の搬送方向に対
して回転自在に設けたものである。
【0026】この態様において、第2転写手段15とし
ては、図4に示すように、第2像担持体3上の第2画像
T2を記録材5の片面に転写するデバイス15aと、中
間転写ベルト13上の1次転写画像を転写するデバイス
15bとを機能分離させてもよいし、一つのデバイス1
5aで兼用させてもよい。ここで、第2転写手段15を
一つのデバイス15aで兼用させる形態について述べる
と、例えば第2転写手段15(本例ではデバイス15
a)の箇所で第1、第2画像T1,T2が互いに逆極性で
あれば、記録材5両面に同時に転写できるため、この
際、デバイス15bは不要となる。この場合、第1及び
第2画像T1,T2をもともと逆極性材料を用いても差し
支えないし、あるいは、同極性材料を用い、適当な箇所
に極性反転手段を設け、一方の画像の極性を反転させて
もよい。
ては、図4に示すように、第2像担持体3上の第2画像
T2を記録材5の片面に転写するデバイス15aと、中
間転写ベルト13上の1次転写画像を転写するデバイス
15bとを機能分離させてもよいし、一つのデバイス1
5aで兼用させてもよい。ここで、第2転写手段15を
一つのデバイス15aで兼用させる形態について述べる
と、例えば第2転写手段15(本例ではデバイス15
a)の箇所で第1、第2画像T1,T2が互いに逆極性で
あれば、記録材5両面に同時に転写できるため、この
際、デバイス15bは不要となる。この場合、第1及び
第2画像T1,T2をもともと逆極性材料を用いても差し
支えないし、あるいは、同極性材料を用い、適当な箇所
に極性反転手段を設け、一方の画像の極性を反転させて
もよい。
【0027】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。先ず、図1(a)に示す発明の作用を図2を
用いて説明する。図2に示すタイプにおいて、第1中間
1次転写手段6は第1像担持体1上の第1画像T1を第
1中間転写ベルト2に1次転写し、第2中間1次転写手
段7は第2像担持体3上の第2画像T2を第2中間転写
ベルト4に1次転写する。この後、中間2次転写手段8
は、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4と
が接触若しくは近接する領域において、記録材5の両面
に対し各中間転写ベルト2,4上の1次転写画像(第
1、第2画像)T1,T2を2次転写する。そして、定着
手段12は記録材5両面の第1、第2画像T1,T2を定
着する。
説明する。先ず、図1(a)に示す発明の作用を図2を
用いて説明する。図2に示すタイプにおいて、第1中間
1次転写手段6は第1像担持体1上の第1画像T1を第
1中間転写ベルト2に1次転写し、第2中間1次転写手
段7は第2像担持体3上の第2画像T2を第2中間転写
ベルト4に1次転写する。この後、中間2次転写手段8
は、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4と
が接触若しくは近接する領域において、記録材5の両面
に対し各中間転写ベルト2,4上の1次転写画像(第
1、第2画像)T1,T2を2次転写する。そして、定着
手段12は記録材5両面の第1、第2画像T1,T2を定
着する。
【0028】このような動作過程において、記録材検知
手段102は、記録材5の情報、例えば記録材5のサイ
ズ(幅、長さ、厚さ等)や中間2次転写手段8下流側で
の記録材5の位置を検知し、空気流量制御手段103
は、記録材検知手段102からの検知結果をもとに搬送
経路に沿って配置した空気搬送手段101の空気流量を
制御する。このため、記録材5は中間2次転写手段8出
口から定着手段12に至るまで空気流によってその姿勢
を保ちながら浮遊搬送され、その分、記録材5の搬送は
画像を乱すことなく安定して行われる。
手段102は、記録材5の情報、例えば記録材5のサイ
ズ(幅、長さ、厚さ等)や中間2次転写手段8下流側で
の記録材5の位置を検知し、空気流量制御手段103
は、記録材検知手段102からの検知結果をもとに搬送
経路に沿って配置した空気搬送手段101の空気流量を
制御する。このため、記録材5は中間2次転写手段8出
口から定着手段12に至るまで空気流によってその姿勢
を保ちながら浮遊搬送され、その分、記録材5の搬送は
画像を乱すことなく安定して行われる。
【0029】次に、図1(b)に示す発明の作用を図3
を用いて説明する。図3に示すタイプにおいては、上述
したものと同様な第1画像1次転写工程及び第2画像1
次転写工程が行われる。この後、第1中間2次転写手段
9は、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4
とが接触若しくは近接する領域において、第2中間転写
ベルト4上の第2画像T2に対応した箇所に記録材5を
吸着保持すると共に、記録材5の第1中間転写ベルト2
に対向する片面に第1中間転写ベルト2上の1次転写画
像T1を2次転写する。次いで、この第1中間2次転写
手段9の後段に設けられた第2中間2次転写手段10
は、第2中間転写ベルト4に吸着保持された記録材5の
第2中間転写ベルト4に対向した片面に第2中間転写ベ
ルト4上の1次転写画像T2を2次転写する。
を用いて説明する。図3に示すタイプにおいては、上述
したものと同様な第1画像1次転写工程及び第2画像1
次転写工程が行われる。この後、第1中間2次転写手段
9は、第1中間転写ベルト2及び第2中間転写ベルト4
とが接触若しくは近接する領域において、第2中間転写
ベルト4上の第2画像T2に対応した箇所に記録材5を
吸着保持すると共に、記録材5の第1中間転写ベルト2
に対向する片面に第1中間転写ベルト2上の1次転写画
像T1を2次転写する。次いで、この第1中間2次転写
手段9の後段に設けられた第2中間2次転写手段10
は、第2中間転写ベルト4に吸着保持された記録材5の
第2中間転写ベルト4に対向した片面に第2中間転写ベ
ルト4上の1次転写画像T2を2次転写する。
【0030】この後、図3に示す仮定着手段105によ
り例えば記録材5上の第2画像T2を仮定着する。そし
て、記録材案内部材106に記録材5を押し当てながら
定着手段12に記録材5を搬送し、第1、第2画像T
1,T2を定着する。以上のように、定着手段12の上流
側で少なくとも片面を仮定着することで、定着手段12
に記録材5を突入させる際に、通常の搬送方法(記録材
案内部材106)を用いることができるため、第2中間
2次転写手段10出口から定着手段12までの記録材5
の搬送は、画像を乱すことなく安定して行なわれる。
り例えば記録材5上の第2画像T2を仮定着する。そし
て、記録材案内部材106に記録材5を押し当てながら
定着手段12に記録材5を搬送し、第1、第2画像T
1,T2を定着する。以上のように、定着手段12の上流
側で少なくとも片面を仮定着することで、定着手段12
に記録材5を突入させる際に、通常の搬送方法(記録材
案内部材106)を用いることができるため、第2中間
2次転写手段10出口から定着手段12までの記録材5
の搬送は、画像を乱すことなく安定して行なわれる。
【0031】更に、図1(c)に示す発明の作用を図4
を用いて説明する。図4に示すタイプにおいては、第1
転写手段14は第1像担持体1上の第1画像T1を中間
転写ベルト13に1次転写し、第2転写手段15(デバ
イス15a)は第2像担持体3上の第2画像T2をタイ
ミングを合わせて搬送した記録材5上に転写する。この
後、第2転写手段15(デバイス15b)は中間転写ベ
ルト13の排出端で、中間転写ベルト13上の第1画像
T1を記録材5に2次転写する。そして、定着手段12
は記録材5両面の第1、第2画像T1,T2を定着する。
このような動作過程において、第2転写手段15(デバ
イス15b)と定着手段12との間に設けたスターホイ
ール104により、この間の記録材5搬送は画像を乱す
ことなく安定して行なわれる。
を用いて説明する。図4に示すタイプにおいては、第1
転写手段14は第1像担持体1上の第1画像T1を中間
転写ベルト13に1次転写し、第2転写手段15(デバ
イス15a)は第2像担持体3上の第2画像T2をタイ
ミングを合わせて搬送した記録材5上に転写する。この
後、第2転写手段15(デバイス15b)は中間転写ベ
ルト13の排出端で、中間転写ベルト13上の第1画像
T1を記録材5に2次転写する。そして、定着手段12
は記録材5両面の第1、第2画像T1,T2を定着する。
このような動作過程において、第2転写手段15(デバ
イス15b)と定着手段12との間に設けたスターホイ
ール104により、この間の記録材5搬送は画像を乱す
ことなく安定して行なわれる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図5は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態1の概略構成を示す。同図において、この両面画像形
成装置は、用紙Pの第1面に第1画像を形成する第1画
像形成部20aと、用紙Pの第2面に第2画像を形成す
る第2画像形成部20bと、両画像形成部20a,20
bを通過した用紙P上の画像を定着する定着器50とを
備えている。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図5は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態1の概略構成を示す。同図において、この両面画像形
成装置は、用紙Pの第1面に第1画像を形成する第1画
像形成部20aと、用紙Pの第2面に第2画像を形成す
る第2画像形成部20bと、両画像形成部20a,20
bを通過した用紙P上の画像を定着する定着器50とを
備えている。
【0033】本実施の形態において、各画像形成部20
a,20bは、感光ドラム21a,21bと、この感光
ドラム21a,21bの表面を帯電する帯電ロール22
a,22bと、帯電された感光ドラム21a,21b上
に第1、第2画像用の静電潜像を書き込む露光装置23
a,23bと、感光ドラム21a,21b上に書き込ま
れた静電潜像をトナーにて顕像化する現像器24a,2
4bと、感光ドラム21a,21bに接触配置される中
間転写ベルト25a,25bと、感光ドラム21a,2
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を中間転写ベルト25a,25bに1次転写する1
次転写ロール26a,26bと、感光ドラム21a,2
1b上の残留トナーを除去するクリーナ27a,27b
とを備えている。そして、第2画像形成部20bの感光
ドラム21bの現像位置下流側には極性反転コロトロン
28が配置されている。
a,20bは、感光ドラム21a,21bと、この感光
ドラム21a,21bの表面を帯電する帯電ロール22
a,22bと、帯電された感光ドラム21a,21b上
に第1、第2画像用の静電潜像を書き込む露光装置23
a,23bと、感光ドラム21a,21b上に書き込ま
れた静電潜像をトナーにて顕像化する現像器24a,2
4bと、感光ドラム21a,21bに接触配置される中
間転写ベルト25a,25bと、感光ドラム21a,2
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を中間転写ベルト25a,25bに1次転写する1
次転写ロール26a,26bと、感光ドラム21a,2
1b上の残留トナーを除去するクリーナ27a,27b
とを備えている。そして、第2画像形成部20bの感光
ドラム21bの現像位置下流側には極性反転コロトロン
28が配置されている。
【0034】本実施の形態において、各中間転写ベルト
25a,25bは適宜数の保持ロール(1つが駆動ロー
ルで他が従動ロールにて構成)に掛け渡されており、感
光ドラム21a,21bに同期して回転するようになっ
ている。更に、各中間転写ベルト25a,25bが接触
若しくは近接する領域に対応して配置された保持ロール
が2次転写ロール40a,40bとして構成されてい
る。そして、中間転写ベルト25a,25bは、ポリイ
ミド、アクリル、塩化ビニル、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の
樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を
適当量含有させて、その体積抵抗率が109〜1014Ω
・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.0
8mmに設定される。尚、符号30a,30bは中間転
写ベルト25a,25b上の残留トナーを除去するベル
トクリーナである。2次転写ロール40a,40bは共
に導電性のものを用いても転写可能であるが、小サイズ
の用紙に転写する場合、第1、第2の中間転写ベルト2
5a,25bが直接接触すると、2次転写ロール40
a,40b間に過大な電流が流れてしまい、十分な転写
電界を形成できず転写不良が発生したり、中間転写ベル
ト25a,25bを損傷しやすいので、少なくともバイ
アスを印加するロールは導電性ロールを半導電性あるい
は絶縁性の材料で被覆したものを用いるのが好ましい。
25a,25bは適宜数の保持ロール(1つが駆動ロー
ルで他が従動ロールにて構成)に掛け渡されており、感
光ドラム21a,21bに同期して回転するようになっ
ている。更に、各中間転写ベルト25a,25bが接触
若しくは近接する領域に対応して配置された保持ロール
が2次転写ロール40a,40bとして構成されてい
る。そして、中間転写ベルト25a,25bは、ポリイ
ミド、アクリル、塩化ビニル、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の
樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を
適当量含有させて、その体積抵抗率が109〜1014Ω
・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.0
8mmに設定される。尚、符号30a,30bは中間転
写ベルト25a,25b上の残留トナーを除去するベル
トクリーナである。2次転写ロール40a,40bは共
に導電性のものを用いても転写可能であるが、小サイズ
の用紙に転写する場合、第1、第2の中間転写ベルト2
5a,25bが直接接触すると、2次転写ロール40
a,40b間に過大な電流が流れてしまい、十分な転写
電界を形成できず転写不良が発生したり、中間転写ベル
ト25a,25bを損傷しやすいので、少なくともバイ
アスを印加するロールは導電性ロールを半導電性あるい
は絶縁性の材料で被覆したものを用いるのが好ましい。
【0035】本実施の形態では、2次転写ロール40
a,40bは共に、金属シャフトにEPDMゴムにカー
ボンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cm
としたものを被覆したものを使用し、2次転写ロール4
0aのシャフトに転写バイアス41を印加し、2次転写
ロール40bのシャフトを接地した。尚、被覆材料とし
ては、他にポリウレタンゴムやシリコンゴムに導電性粒
子(カーボンブラックやアルミニウム等)やイオン導電
化剤(LiClO4等)を分散させたもの等が使用で
き、その体積抵抗率は105〜109Ω・cmにするのが
好ましい。
a,40bは共に、金属シャフトにEPDMゴムにカー
ボンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cm
としたものを被覆したものを使用し、2次転写ロール4
0aのシャフトに転写バイアス41を印加し、2次転写
ロール40bのシャフトを接地した。尚、被覆材料とし
ては、他にポリウレタンゴムやシリコンゴムに導電性粒
子(カーボンブラックやアルミニウム等)やイオン導電
化剤(LiClO4等)を分散させたもの等が使用で
き、その体積抵抗率は105〜109Ω・cmにするのが
好ましい。
【0036】また、2次転写ロール40a,40b下流
側の用紙搬送経路の下方には送風型トランスポート60
が配設されており、この送風型トランスポート60は、
特に図6(a)(b)に示すように、略直方体ボックス
状のエアボックス601の上壁602に多数の通気孔6
03を開設し、このエアボックス601内に所定空気圧
の空気を図示外のコンプレッサにて供給するようにした
ものである。そして、送風型トランスポート60におけ
るエアボックス601の上壁602の一部(本実施の形
態では入口寄り)には、上下方向の用紙Pの位置を検知
する例えば反射型の用紙位置センサ61が設けられてお
り、更に、制御装置62は、用紙位置センサ61の検知
結果をもとに送風型トランスポート60の風量を制御す
るようになっている。
側の用紙搬送経路の下方には送風型トランスポート60
が配設されており、この送風型トランスポート60は、
特に図6(a)(b)に示すように、略直方体ボックス
状のエアボックス601の上壁602に多数の通気孔6
03を開設し、このエアボックス601内に所定空気圧
の空気を図示外のコンプレッサにて供給するようにした
ものである。そして、送風型トランスポート60におけ
るエアボックス601の上壁602の一部(本実施の形
態では入口寄り)には、上下方向の用紙Pの位置を検知
する例えば反射型の用紙位置センサ61が設けられてお
り、更に、制御装置62は、用紙位置センサ61の検知
結果をもとに送風型トランスポート60の風量を制御す
るようになっている。
【0037】ここで、送風型トランスポート60により
用紙Pを浮かせた状態で搬送するためには、用紙重量に
釣り合うだけの風を当てる必要がある。一方、複写機や
プリンタで使用される用紙重量は60〜200gf/m
2程度と様々である上に、透気性の違いもあり、一定の
風圧を当てるだけでは安定した搬送を行うことができな
い。そこで、本実施の形態では、例えば送風型トランス
ポート60から送風する風圧を0〜300gf/m2の
範囲で調節可能とし、2次転写ニップと定着ニップを結
んだ直線に対する用紙Pの変位量を用紙位置センサ61
で検知し、その変位量が±5mm程度になるように送風
型トランスポート60の風圧を制御するようにした。
用紙Pを浮かせた状態で搬送するためには、用紙重量に
釣り合うだけの風を当てる必要がある。一方、複写機や
プリンタで使用される用紙重量は60〜200gf/m
2程度と様々である上に、透気性の違いもあり、一定の
風圧を当てるだけでは安定した搬送を行うことができな
い。そこで、本実施の形態では、例えば送風型トランス
ポート60から送風する風圧を0〜300gf/m2の
範囲で調節可能とし、2次転写ニップと定着ニップを結
んだ直線に対する用紙Pの変位量を用紙位置センサ61
で検知し、その変位量が±5mm程度になるように送風
型トランスポート60の風圧を制御するようにした。
【0038】更にまた、本実施の形態では、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,
26bには夫々直流電流+10μA,−10μAを、極
性反転コロトロン28にはワイアに直流電流+400μ
A、グリッドに直流電圧+500Vを印加した。第1、
第2感光ドラム21a,21bの外径及び第1、第2中
間転写ベルト25a,25bの周長は夫々同一とした。
また、定着器50は定着ニップが直線状になるように上
下の定着ロールの形状を同一とし、その内部に夫々ヒー
タを配置した。尚、図5中、符号31は用紙トレイ、3
2は用紙Pを搬送する搬送ロールである。
1,T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,
26bには夫々直流電流+10μA,−10μAを、極
性反転コロトロン28にはワイアに直流電流+400μ
A、グリッドに直流電圧+500Vを印加した。第1、
第2感光ドラム21a,21bの外径及び第1、第2中
間転写ベルト25a,25bの周長は夫々同一とした。
また、定着器50は定着ニップが直線状になるように上
下の定着ロールの形状を同一とし、その内部に夫々ヒー
タを配置した。尚、図5中、符号31は用紙トレイ、3
2は用紙Pを搬送する搬送ロールである。
【0039】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動
する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に第
1感光ドラム21a上と同じタイミングで第2感光ドラ
ム21b上に形成された第2のトナー像T2を極性反転
コロトロン28にて極性反転した後に、1次転写ロール
26bにより第2中間転写ベルト25b上に転写する。
そして、タイミングを合わせて用紙トレイ31から用紙
Pを2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転
写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P
上に同時に転写した後、送風型トランスポート60で用
紙Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着する。
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動
する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に第
1感光ドラム21a上と同じタイミングで第2感光ドラ
ム21b上に形成された第2のトナー像T2を極性反転
コロトロン28にて極性反転した後に、1次転写ロール
26bにより第2中間転写ベルト25b上に転写する。
そして、タイミングを合わせて用紙トレイ31から用紙
Pを2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転
写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P
上に同時に転写した後、送風型トランスポート60で用
紙Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着する。
【0040】尚、片面記録の場合には、例えば記録しな
い方の1次転写ロール26a又は26bに通常の転写バ
イアスと逆極性のバイアスを印加することで、裏面汚れ
を防止することができる。この他に現像バイアスを切り
替える方法や感光ドラム21a,21bと中間転写ベル
ト25a,25bとを離間させる方法等でもよい。
い方の1次転写ロール26a又は26bに通常の転写バ
イアスと逆極性のバイアスを印加することで、裏面汚れ
を防止することができる。この他に現像バイアスを切り
替える方法や感光ドラム21a,21bと中間転写ベル
ト25a,25bとを離間させる方法等でもよい。
【0041】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、2次転写ロール40a,40b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬
送して両面同時定着することで、画像乱れのない両面画
像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることが
できた。また、2次転写部から定着器50間の用紙姿勢
を送風型トランスポート60の風圧を制御することによ
り、定着器50への突入不良やジャム、紙しわなどを低
減することができた。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、2次転写ロール40a,40b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬
送して両面同時定着することで、画像乱れのない両面画
像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることが
できた。また、2次転写部から定着器50間の用紙姿勢
を送風型トランスポート60の風圧を制御することによ
り、定着器50への突入不良やジャム、紙しわなどを低
減することができた。
【0042】また、本実施の形態では、転写デバイスに
1次転写ロール26a,26b、2次転写ロール40a
(バイアスロール)を用いたが、コロトロンを用いても
よい。また、本実施の形態では、帯電極性の同じトナー
を用い、トナー像T2の極性を感光ドラム21b上で反
転したが、第2中間転写ベルト25b上で反転してもよ
く、また、帯電極性の異なるトナーを用いてもよい。ま
た、本実施の形態では、一方の2次転写ロール40aに
転写バイアスを印加し、他方の2次転写ロール40bを
接地したが、両方の2次転写ロール40a,40bに極
性の異なる転写バイアスを印加してもよい。このような
設計変形事項は以下の実施の形態においても適宜採用す
ることが可能である。
1次転写ロール26a,26b、2次転写ロール40a
(バイアスロール)を用いたが、コロトロンを用いても
よい。また、本実施の形態では、帯電極性の同じトナー
を用い、トナー像T2の極性を感光ドラム21b上で反
転したが、第2中間転写ベルト25b上で反転してもよ
く、また、帯電極性の異なるトナーを用いてもよい。ま
た、本実施の形態では、一方の2次転写ロール40aに
転写バイアスを印加し、他方の2次転写ロール40bを
接地したが、両方の2次転写ロール40a,40bに極
性の異なる転写バイアスを印加してもよい。このような
設計変形事項は以下の実施の形態においても適宜採用す
ることが可能である。
【0043】◎実施の形態2 図7は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態2の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の
形態1と異なり、用紙搬送経路を垂直とし、各中間転写
ベルト25a,25bが接触若しくは近接した2次転写
部の下方に定着器50を配設し、極性反転コロトロン2
8を第2感光ドラム21bに対向して配置したものであ
る。更に、本実施の形態に係る両面画像形成装置は、2
次転写部下流側に一対の送風型トランスポート60a,
60b、用紙Pのサイズ(本例では例えば幅及び厚さ)
を検知する例えば反射型の用紙サイズセンサ63、及
び、用紙サイズセンサ63の検知結果をもとに送風型ト
ランスポート60a,60bの風量を制御する制御装置
62を備えている。本実施の形態では、送風型トランス
ポート60a,60bから送風する風圧を0〜200g
f/m2の範囲で調節可能とし、用紙サイズセンサ63
により用紙Pの幅及び厚さを検知し、この検知結果をも
とに送風型トランスポート60a,60bの風圧を同様
に制御した。尚、実施の形態1と同様な構成要素につい
ては実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳
細な説明を省略する。また、本実施の形態では感光ドラ
ム21a,21b周りのデバイスを省略する。以下の実
施の形態においても同様である。
態2の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の
形態1と異なり、用紙搬送経路を垂直とし、各中間転写
ベルト25a,25bが接触若しくは近接した2次転写
部の下方に定着器50を配設し、極性反転コロトロン2
8を第2感光ドラム21bに対向して配置したものであ
る。更に、本実施の形態に係る両面画像形成装置は、2
次転写部下流側に一対の送風型トランスポート60a,
60b、用紙Pのサイズ(本例では例えば幅及び厚さ)
を検知する例えば反射型の用紙サイズセンサ63、及
び、用紙サイズセンサ63の検知結果をもとに送風型ト
ランスポート60a,60bの風量を制御する制御装置
62を備えている。本実施の形態では、送風型トランス
ポート60a,60bから送風する風圧を0〜200g
f/m2の範囲で調節可能とし、用紙サイズセンサ63
により用紙Pの幅及び厚さを検知し、この検知結果をも
とに送風型トランスポート60a,60bの風圧を同様
に制御した。尚、実施の形態1と同様な構成要素につい
ては実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳
細な説明を省略する。また、本実施の形態では感光ドラ
ム21a,21b周りのデバイスを省略する。以下の実
施の形態においても同様である。
【0044】本実施の形態において、トナー像T1,T2
は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,26b
には夫々直流電流+10μA、−10μAを、極性反転
コロトロン28には直流電流+300μA、グリッド電
圧+500Vを、2次転写ロール40a,40bには夫
々直流電圧−1kV、+1kVを印加した。また、2次
転写ロール40a,40bには金属シャフトにEPDM
ゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵抗率を10
6Ω・cmとしたものを被覆したものを使用した。
は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,26b
には夫々直流電流+10μA、−10μAを、極性反転
コロトロン28には直流電流+300μA、グリッド電
圧+500Vを、2次転写ロール40a,40bには夫
々直流電圧−1kV、+1kVを印加した。また、2次
転写ロール40a,40bには金属シャフトにEPDM
ゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵抗率を10
6Ω・cmとしたものを被覆したものを使用した。
【0045】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1中間転写ベルト25a上に転写す
る。同様に、第1感光ドラム21aと同じタイミングで
第2感光ドラム21b上に形成された第2のトナー像T
2を極性反転コロトロン28にて極性反転した後に、1
次転写ロール26bにより第2中間転写ベルト25b上
に転写する。タイミングを合わせて用紙Pを2次転写ロ
ール40a,40b間に搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転
写した後、送風型トランスポート60a,60bで用紙
Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着する。
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1中間転写ベルト25a上に転写す
る。同様に、第1感光ドラム21aと同じタイミングで
第2感光ドラム21b上に形成された第2のトナー像T
2を極性反転コロトロン28にて極性反転した後に、1
次転写ロール26bにより第2中間転写ベルト25b上
に転写する。タイミングを合わせて用紙Pを2次転写ロ
ール40a,40b間に搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上に同時に転
写した後、送風型トランスポート60a,60bで用紙
Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着する。
【0046】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール40a,40b間の電界によりそれぞ
れに用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に
垂直に搬送して両面同時定着することで、画像乱れのな
い両面画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得
ることができた。また、用紙Pの幅及び厚さを検知し、
この検知結果をもとに送風型トランスポート60a,6
0bの風圧を制御することで、定着器50への突入不良
やジャム、紙しわなどを低減することができた。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール40a,40b間の電界によりそれぞ
れに用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に
垂直に搬送して両面同時定着することで、画像乱れのな
い両面画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得
ることができた。また、用紙Pの幅及び厚さを検知し、
この検知結果をもとに送風型トランスポート60a,6
0bの風圧を制御することで、定着器50への突入不良
やジャム、紙しわなどを低減することができた。
【0047】特に、本実施の形態では、用紙搬送を垂直
に行うことで、第2転写部を通過してからの用紙Pの姿
勢が更に安定し、定着器50突入時の用紙姿勢が安定す
ることで、画像乱れや、紙しわの発生を防止することが
できる。
に行うことで、第2転写部を通過してからの用紙Pの姿
勢が更に安定し、定着器50突入時の用紙姿勢が安定す
ることで、画像乱れや、紙しわの発生を防止することが
できる。
【0048】また、本実施の形態では、用紙サイズセン
サ63の検知結果をもとに送風型トランスポート60
a,60bを制御したが、上述したような用紙位置セン
サ61(図6参照)を第2転写部から定着器50間に設
けて、その結果をもとに制御してもよく、両方の検知結
果をもとに制御してもよい。用紙位置センサ61を用い
る場合には送風型トランスポート60a,60bを共に
制御しても、一方のみを制御してもよい。
サ63の検知結果をもとに送風型トランスポート60
a,60bを制御したが、上述したような用紙位置セン
サ61(図6参照)を第2転写部から定着器50間に設
けて、その結果をもとに制御してもよく、両方の検知結
果をもとに制御してもよい。用紙位置センサ61を用い
る場合には送風型トランスポート60a,60bを共に
制御しても、一方のみを制御してもよい。
【0049】◎実施の形態3 図8は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態3の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置は、感光ドラム21a,21bと、感光ドラム21
a,21bに接触配置される中間転写ベルト25と、感
光ドラム21a上のトナー像T1を中間転写ベルト25
に1次転写する第1転写ロール66と、感光ドラム21
b上のトナー像T2を用紙Pに転写する第2転写ロール
67と、中間転写ベルト25上のトナー像T1を用紙P
に転写する第3転写コロトロン68と、用紙Pを中間転
写ベルト25上に吸着する吸着デバイス(本例では吸着
コロトロン69と吸着ロール70)と、用紙P両面の未
定着像を定着する定着器50とを備えている。
態3の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置は、感光ドラム21a,21bと、感光ドラム21
a,21bに接触配置される中間転写ベルト25と、感
光ドラム21a上のトナー像T1を中間転写ベルト25
に1次転写する第1転写ロール66と、感光ドラム21
b上のトナー像T2を用紙Pに転写する第2転写ロール
67と、中間転写ベルト25上のトナー像T1を用紙P
に転写する第3転写コロトロン68と、用紙Pを中間転
写ベルト25上に吸着する吸着デバイス(本例では吸着
コロトロン69と吸着ロール70)と、用紙P両面の未
定着像を定着する定着器50とを備えている。
【0050】特に、本実施の形態では、第3転写コロト
ロン68と定着器50との間の用紙搬送経路下方にスタ
ーホイール80が回転自在に配設されている。このスタ
ーホイール80は、例えば図9(a)(b)に示すよう
に、用紙Pの搬送方向に直交する幅方向に複数列(本例
では3列)設けられ、各列毎に複数個(本例では3個)
所定間隔毎に配置されている。そして、このスターホイ
ール80は、用紙搬送経路の用紙Pに対してホイール突
片81の先端が僅かに突き刺さる状態で回転自在に配設
されている。
ロン68と定着器50との間の用紙搬送経路下方にスタ
ーホイール80が回転自在に配設されている。このスタ
ーホイール80は、例えば図9(a)(b)に示すよう
に、用紙Pの搬送方向に直交する幅方向に複数列(本例
では3列)設けられ、各列毎に複数個(本例では3個)
所定間隔毎に配置されている。そして、このスターホイ
ール80は、用紙搬送経路の用紙Pに対してホイール突
片81の先端が僅かに突き刺さる状態で回転自在に配設
されている。
【0051】また、本実施の形態では、トナー像T1,
T2は負帯電トナーを用い、第1、第2転写ロール6
6,67には夫々直流電流+10μAを、第3転写コロ
トロン68にはワイアに直流電流+400μAを、吸着
コロトロン69には直流電流+400μAを印加し、吸
着ロール70は接地した。また、2次転写位置(第3転
写コロトロン68位置)から定着器50までの距離は最
小用紙長より短くし、定着ロールの回転速度は中間転写
ベルト25の速度と同じかやや遅くした。
T2は負帯電トナーを用い、第1、第2転写ロール6
6,67には夫々直流電流+10μAを、第3転写コロ
トロン68にはワイアに直流電流+400μAを、吸着
コロトロン69には直流電流+400μAを印加し、吸
着ロール70は接地した。また、2次転写位置(第3転
写コロトロン68位置)から定着器50までの距離は最
小用紙長より短くし、定着ロールの回転速度は中間転写
ベルト25の速度と同じかやや遅くした。
【0052】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を第1転写ロー
ル66により第1感光ドラム21aと略同速度で移動す
る中間転写ベルト25上に転写する。タイミングを合わ
せて用紙Pを中間転写ベルト25上に搬送し、吸着コロ
トロン69と吸着ロール70とにより第1のトナー像T
1の上から中間転写ベルト25上に吸着する。続いて、
第2感光ドラム21b上に形成された第2のトナー像T
2を第2転写ロール67により用紙P上に転写した後、
第3転写コロトロン68で中間転写ベルト25上の第1
のトナー像T1を用紙P上に転写し、用紙Pを定着器5
0まで搬送して、両面同時に定着する。
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を第1転写ロー
ル66により第1感光ドラム21aと略同速度で移動す
る中間転写ベルト25上に転写する。タイミングを合わ
せて用紙Pを中間転写ベルト25上に搬送し、吸着コロ
トロン69と吸着ロール70とにより第1のトナー像T
1の上から中間転写ベルト25上に吸着する。続いて、
第2感光ドラム21b上に形成された第2のトナー像T
2を第2転写ロール67により用紙P上に転写した後、
第3転写コロトロン68で中間転写ベルト25上の第1
のトナー像T1を用紙P上に転写し、用紙Pを定着器5
0まで搬送して、両面同時に定着する。
【0053】以上のように、感光ドラム21aからトナ
ー像T1を中間転写ベルト25を介して用紙Pに転写
し、感光ドラム21bからトナー像T2を用紙Pに転写
し、そのまま定着器50に搬送して両面同時定着するこ
とで、画像乱れのない両面画像を用紙1枚当たり片面時
と同じ記録速度で得ることができた。また、第3転写コ
ロトロン68と定着器50との間の用紙搬送経路下方に
スターホイール80を配置し、用紙姿勢を安定化するこ
とにより、定着器50への突入不良やジャム、紙しわな
どを低減することができた。
ー像T1を中間転写ベルト25を介して用紙Pに転写
し、感光ドラム21bからトナー像T2を用紙Pに転写
し、そのまま定着器50に搬送して両面同時定着するこ
とで、画像乱れのない両面画像を用紙1枚当たり片面時
と同じ記録速度で得ることができた。また、第3転写コ
ロトロン68と定着器50との間の用紙搬送経路下方に
スターホイール80を配置し、用紙姿勢を安定化するこ
とにより、定着器50への突入不良やジャム、紙しわな
どを低減することができた。
【0054】本実施の形態では、スターホイール80を
用紙搬送経路下方にのみ設けたが、上方にも設けてもよ
い。また、スターホイール80にモータ82等を接続し
てスターホイール80を強制回転させ、スターホイール
80に用紙P搬送力を与えるようにしてもよい。また、
2次転写部において第1、第2のトナー像T1,T2の極
性が互いに逆極性であれば、用紙Pの両面に同時に転写
できるため、第3転写コロトロン68は必ずしも必要な
い。この場合、第1及び第2画像T1,T2をもともと逆
極性材料を用いても差し支えないし、あるいは、同極性
材料を用い、適当な箇所に極性反転手段を設け、一方の
画像の極性を反転させてもよい。
用紙搬送経路下方にのみ設けたが、上方にも設けてもよ
い。また、スターホイール80にモータ82等を接続し
てスターホイール80を強制回転させ、スターホイール
80に用紙P搬送力を与えるようにしてもよい。また、
2次転写部において第1、第2のトナー像T1,T2の極
性が互いに逆極性であれば、用紙Pの両面に同時に転写
できるため、第3転写コロトロン68は必ずしも必要な
い。この場合、第1及び第2画像T1,T2をもともと逆
極性材料を用いても差し支えないし、あるいは、同極性
材料を用い、適当な箇所に極性反転手段を設け、一方の
画像の極性を反転させてもよい。
【0055】◎実施の形態4 図10(a)は本発明が適用された両面画像形成装置の
実施の形態4の要部概略構成を示す。同図において、両
面画像形成装置の基本構成は、実施の形態2と略同様
に、用紙搬送経路を垂直とし、各中間転写ベルト25
a,25bが接触若しくは近接した2次転写部の下方に
定着器50を配設したものであるが、実施の形態2と異
なり、2次転写部(2次転写ロール40a,40b)下
流側の用紙搬送経路の両側に夫々スターホイール80
a,80bを回転自在に配設したものである。特に、本
実施の形態では、スターホイール80a,80bは、図
10(b)に示すように、用紙Pの通過領域に対し、用
紙Pの幅方向に複数列(本例では2列)且つ各列毎に複
数個(本例では2個)ずつ配設されているが、用紙搬送
経路を挟んで互いに干渉しない位置に配置されている。
実施の形態4の要部概略構成を示す。同図において、両
面画像形成装置の基本構成は、実施の形態2と略同様
に、用紙搬送経路を垂直とし、各中間転写ベルト25
a,25bが接触若しくは近接した2次転写部の下方に
定着器50を配設したものであるが、実施の形態2と異
なり、2次転写部(2次転写ロール40a,40b)下
流側の用紙搬送経路の両側に夫々スターホイール80
a,80bを回転自在に配設したものである。特に、本
実施の形態では、スターホイール80a,80bは、図
10(b)に示すように、用紙Pの通過領域に対し、用
紙Pの幅方向に複数列(本例では2列)且つ各列毎に複
数個(本例では2個)ずつ配設されているが、用紙搬送
経路を挟んで互いに干渉しない位置に配置されている。
【0056】従って、本実施の形態においては、実施の
形態2と略同様なプロセスで用紙Pの両面に第1、第2
画像を転写、定着する。このような動作過程において、
2次転写部と定着器50との間に設けられたスターホイ
ール80a,80bにより、この間の用紙Pを画像を乱
すことなく安定して搬送することができた。
形態2と略同様なプロセスで用紙Pの両面に第1、第2
画像を転写、定着する。このような動作過程において、
2次転写部と定着器50との間に設けられたスターホイ
ール80a,80bにより、この間の用紙Pを画像を乱
すことなく安定して搬送することができた。
【0057】◎実施の形態5 図11は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態5の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して2次転写ロール4
4bとバックアップロール45aとからなる第1の2次
転写部を設け、この第1の2次転写部の後段には、2次
転写コロトロン49とバックアップロール45bとから
なる第2の2次転写部を備えたものである。そして、2
次転写ロール44b及び2次転写コロトロン49には所
定のバイアス55,56が印加されている。また、2次
転写ロール44bの上流側に例えば曲面板状のテンショ
ン部材52を設けた。尚、実施の形態1と同様な構成要
素については、実施の形態1と同様の符号を付して、こ
こではその詳細な説明を省略する。
形態5の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して2次転写ロール4
4bとバックアップロール45aとからなる第1の2次
転写部を設け、この第1の2次転写部の後段には、2次
転写コロトロン49とバックアップロール45bとから
なる第2の2次転写部を備えたものである。そして、2
次転写ロール44b及び2次転写コロトロン49には所
定のバイアス55,56が印加されている。また、2次
転写ロール44bの上流側に例えば曲面板状のテンショ
ン部材52を設けた。尚、実施の形態1と同様な構成要
素については、実施の形態1と同様の符号を付して、こ
こではその詳細な説明を省略する。
【0058】また、本実施の形態では、第2の2次転写
部下流側の用紙搬送経路下方には送風型トランスポート
60が配設されると共に、この送風型トランスポート6
0の入口寄りの一部には上下方向の用紙Pの位置を検知
する反射型の用紙位置センサ61が設けられ、更に、こ
の用紙位置センサ61の検知結果をもとに送風型トラン
スポート60の風量を制御する制御装置62が設けられ
ている。本実施の形態では、送風型トランスポート60
から送風する風圧を0〜300gf/m2の範囲で調節
可能とし、2次転写ニップと定着ニップを結んだ直線に
対する用紙Pの変位量を用紙位置センサ61で検知し、
その変位量が±5mm程度になるように送風型トランス
ポート60の風圧を制御した。一方、送風型トランスポ
ート60に対向する部位には用紙Pの幅方向に沿って複
数列のスターホイール80が回転自在に設けられてい
る。
部下流側の用紙搬送経路下方には送風型トランスポート
60が配設されると共に、この送風型トランスポート6
0の入口寄りの一部には上下方向の用紙Pの位置を検知
する反射型の用紙位置センサ61が設けられ、更に、こ
の用紙位置センサ61の検知結果をもとに送風型トラン
スポート60の風量を制御する制御装置62が設けられ
ている。本実施の形態では、送風型トランスポート60
から送風する風圧を0〜300gf/m2の範囲で調節
可能とし、2次転写ニップと定着ニップを結んだ直線に
対する用紙Pの変位量を用紙位置センサ61で検知し、
その変位量が±5mm程度になるように送風型トランス
ポート60の風圧を制御した。一方、送風型トランスポ
ート60に対向する部位には用紙Pの幅方向に沿って複
数列のスターホイール80が回転自在に設けられてい
る。
【0059】本実施の形態において、トナー像T1,T2
は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,26b
には夫々直流電流+20μA、−20μAを、2次転写
ロール44bには直流電圧+3kVを、2次転写コロト
ロン49には交流電圧8kVP-P/600Hzに直流電
流+300μAを重畳して印加した。バックアップロー
ル45a,45bは接地した。また、2次転写ロール4
4bとバックアップロール45a,45bには金属シャ
フトにEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体
積抵抗率を106Ω・cmとしたものを被覆したものを
使用し、ゴム硬度(アスカC)を夫々30度、70度と
した。
は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,26b
には夫々直流電流+20μA、−20μAを、2次転写
ロール44bには直流電圧+3kVを、2次転写コロト
ロン49には交流電圧8kVP-P/600Hzに直流電
流+300μAを重畳して印加した。バックアップロー
ル45a,45bは接地した。また、2次転写ロール4
4bとバックアップロール45a,45bには金属シャ
フトにEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体
積抵抗率を106Ω・cmとしたものを被覆したものを
使用し、ゴム硬度(アスカC)を夫々30度、70度と
した。
【0060】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。実施の形態1と同
様に、感光ドラム21a,21b上から夫々第1、第2
中間転写ベルト25a,25b上に第1、第2トナー像
T1,T2を転写する。2次転写部に用紙Pを搬送し、先
ず、第1の2次転写部である2次転写ロール44bとバ
ックアップロール45a間で第1トナー像T1を、次い
で、第2の2次転写部である2次転写コロトロン49と
バックアップロール45b間で第2トナー像T2を用紙
P上に連続して転写した後、送風型トランスポート60
で用紙Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着す
る。
置の作像プロセスについて説明する。実施の形態1と同
様に、感光ドラム21a,21b上から夫々第1、第2
中間転写ベルト25a,25b上に第1、第2トナー像
T1,T2を転写する。2次転写部に用紙Pを搬送し、先
ず、第1の2次転写部である2次転写ロール44bとバ
ックアップロール45a間で第1トナー像T1を、次い
で、第2の2次転写部である2次転写コロトロン49と
バックアップロール45b間で第2トナー像T2を用紙
P上に連続して転写した後、送風型トランスポート60
で用紙Pを定着器50まで搬送し、両面同時に定着す
る。
【0061】2次転写部では、2次転写ロール44bと
バックアップロール45a間の電界で第1トナー像T1
を、2次転写コロトロン49とバックアップロール45
b間の電界で第2トナー像T2を用紙P両面に転写する
ため、第1、第2トナー像T1,T2の極性を変えること
なく用紙P両面に転写を行うことができる。また、第1
の2次転写の際に用紙Pを第2の中間転写ベルト25b
側に吸着することで、像乱れの発生を防止しつつ、正確
な転写を行うことができる。また、本実施の形態では、
送風型トランスポート60の風圧を制御することによ
り、用紙Pの下方側への移動を規制し、且つ、回転自在
なスターホイール80を配置することにより、用紙Pの
上方向への移動を規制したため、定着器50に向かう用
紙Pの姿勢は水平姿勢に保たれる。
バックアップロール45a間の電界で第1トナー像T1
を、2次転写コロトロン49とバックアップロール45
b間の電界で第2トナー像T2を用紙P両面に転写する
ため、第1、第2トナー像T1,T2の極性を変えること
なく用紙P両面に転写を行うことができる。また、第1
の2次転写の際に用紙Pを第2の中間転写ベルト25b
側に吸着することで、像乱れの発生を防止しつつ、正確
な転写を行うことができる。また、本実施の形態では、
送風型トランスポート60の風圧を制御することによ
り、用紙Pの下方側への移動を規制し、且つ、回転自在
なスターホイール80を配置することにより、用紙Pの
上方向への移動を規制したため、定着器50に向かう用
紙Pの姿勢は水平姿勢に保たれる。
【0062】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール44bまたは2次転写コロトロン49
とバックアップロール45a,45b間の電界によりそ
れぞれに用紙P両面に連続して転写し、そのまま定着器
50に搬送して両面同時定着することで、互いのトナー
像の極性を変えることなく画像乱れや紙しわのない両面
画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ること
ができた。また、送風型トランスポート60による風圧
制御とスターホイール80による用紙Pの上方向への移
動規制とを組み合わせることで、2次転写部から定着器
50間の用紙姿勢をより確実に制御でき、定着器50へ
の突入不良やジャム、紙しわなどを低減することができ
た。また、本実施の形態では、スターホイール80によ
り用紙Pの上方向への移動規制を行ったが、送風型トラ
ンスポート60を吸引/送風可能なトランスポートとし
て制御する方法や、用紙搬送経路上方にも送風型若しく
は吸引型トランスポートを配置する方法など適宜選択す
ることができる。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール44bまたは2次転写コロトロン49
とバックアップロール45a,45b間の電界によりそ
れぞれに用紙P両面に連続して転写し、そのまま定着器
50に搬送して両面同時定着することで、互いのトナー
像の極性を変えることなく画像乱れや紙しわのない両面
画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ること
ができた。また、送風型トランスポート60による風圧
制御とスターホイール80による用紙Pの上方向への移
動規制とを組み合わせることで、2次転写部から定着器
50間の用紙姿勢をより確実に制御でき、定着器50へ
の突入不良やジャム、紙しわなどを低減することができ
た。また、本実施の形態では、スターホイール80によ
り用紙Pの上方向への移動規制を行ったが、送風型トラ
ンスポート60を吸引/送風可能なトランスポートとし
て制御する方法や、用紙搬送経路上方にも送風型若しく
は吸引型トランスポートを配置する方法など適宜選択す
ることができる。
【0063】◎実施の形態6 図12は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態6の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、第1、第2中間転写ベルト25a,
25bの接触若しくは近接する2次転写部に2次転写ロ
ール40a,40bを設け、2次転写ロール40bの両
側には、中間転写ベルト25bの掛け渡し状態(張力状
態)を保持する保持ロールとしてのテンションロール5
1a,51bを用紙Pの搬送方向に略沿って配設し、こ
れらのテンションロール51a,51b間に掛け渡され
る中間転写ベルト25bの略軌道上に前記2次転写ロー
ル40bの表面を配置するようになっている。また、2
次転写部と定着器50との間の用紙搬送経路下方手前側
にはトナー像T2が仮定着されるラジアント定着器90
を配設し、このラジアント定着器90の下方背面側に送
風型トランスポート60を配設すると共に、ラジアント
定着器90の下流側で定着器50の入口側下方にはイン
レットシュート93を配置した。
形態6の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施
の形態1と異なり、第1、第2中間転写ベルト25a,
25bの接触若しくは近接する2次転写部に2次転写ロ
ール40a,40bを設け、2次転写ロール40bの両
側には、中間転写ベルト25bの掛け渡し状態(張力状
態)を保持する保持ロールとしてのテンションロール5
1a,51bを用紙Pの搬送方向に略沿って配設し、こ
れらのテンションロール51a,51b間に掛け渡され
る中間転写ベルト25bの略軌道上に前記2次転写ロー
ル40bの表面を配置するようになっている。また、2
次転写部と定着器50との間の用紙搬送経路下方手前側
にはトナー像T2が仮定着されるラジアント定着器90
を配設し、このラジアント定着器90の下方背面側に送
風型トランスポート60を配設すると共に、ラジアント
定着器90の下流側で定着器50の入口側下方にはイン
レットシュート93を配置した。
【0064】本実施の形態では、2次転写ロール40
a,40bは共に、金属シャフトにEPDMゴムにカー
ボンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cm
としたものを被覆したものを使用し、2次転写ロール4
0aのシャフトに転写バイアス41を印加し、2次転写
ロール40bのシャフトを接地した。また、2次転写ロ
ール40aはゴム硬度70度(アスカC)、2次転写ロ
ール40bはゴム硬度30度(アスカC)とした。そし
て、2次転写ロール40aをテンションロールと兼用
し、中間転写ベルト25aの滑りを防止するためには、
2次転写ロール40aのゴム硬度(アスカC)を50度
以上、好ましくは70度以上にするのが望ましい。ま
た、2次転写ロール40bは転写ニップを確保しつつ、
ニップ圧力の上昇を防止するためにゴム硬度(アスカ
C)を50度以下、好ましくは40度以下にするのが望
ましい。テンションロール51a,51bには金属ロー
ルを用いた。また、本実施の形態では、トナー像T1,
T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,2
6bには夫々直流電流+10μA、−10μAを、極性
反転コロトロン28にはワイアに直流電流+400μ
A、グリッドに直流電圧+500Vを印加した。
a,40bは共に、金属シャフトにEPDMゴムにカー
ボンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cm
としたものを被覆したものを使用し、2次転写ロール4
0aのシャフトに転写バイアス41を印加し、2次転写
ロール40bのシャフトを接地した。また、2次転写ロ
ール40aはゴム硬度70度(アスカC)、2次転写ロ
ール40bはゴム硬度30度(アスカC)とした。そし
て、2次転写ロール40aをテンションロールと兼用
し、中間転写ベルト25aの滑りを防止するためには、
2次転写ロール40aのゴム硬度(アスカC)を50度
以上、好ましくは70度以上にするのが望ましい。ま
た、2次転写ロール40bは転写ニップを確保しつつ、
ニップ圧力の上昇を防止するためにゴム硬度(アスカ
C)を50度以下、好ましくは40度以下にするのが望
ましい。テンションロール51a,51bには金属ロー
ルを用いた。また、本実施の形態では、トナー像T1,
T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,2
6bには夫々直流電流+10μA、−10μAを、極性
反転コロトロン28にはワイアに直流電流+400μ
A、グリッドに直流電圧+500Vを印加した。
【0065】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動
する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に第
1感光ドラム21a上と同じタイミングで第2感光ドラ
ム21b上に形成された第2のトナー像T2を極性反転
コロトロン28にて極性反転した後、1次転写ロール2
6bにより第2中間転写ベルト25b上に転写する。そ
して、タイミングを合わせて用紙トレイ31から用紙P
を2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転写
ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上
に同時に転写した後、ラジアント定着器90でトナー像
T2を仮定着した後、用紙Pをインレットシュート93
に押し当てながら定着器50へ突入させ、両面同時に定
着する。
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動
する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に第
1感光ドラム21a上と同じタイミングで第2感光ドラ
ム21b上に形成された第2のトナー像T2を極性反転
コロトロン28にて極性反転した後、1次転写ロール2
6bにより第2中間転写ベルト25b上に転写する。そ
して、タイミングを合わせて用紙トレイ31から用紙P
を2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転写
ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P上
に同時に転写した後、ラジアント定着器90でトナー像
T2を仮定着した後、用紙Pをインレットシュート93
に押し当てながら定着器50へ突入させ、両面同時に定
着する。
【0066】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、2次転写ロール40a,40b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬
送して両面同時定着することで、画像乱れのない両面画
像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることが
できた。また、本実施の形態では、ラジアント定着器9
0と送風型トランスポート60とを組み合わせること
で、用紙Pの片面を非接触状態で仮定着することが可能
になる。このため、定着器50への用紙突入時にインレ
ットシュート93に用紙Pを押し当てながら案内すると
いう、通常の突入方法が採れることになり、その分、定
着器50への突入不良やジャム、紙しわなどを低減する
ことができた。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、2次転写ロール40a,40b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を用紙P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬
送して両面同時定着することで、画像乱れのない両面画
像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることが
できた。また、本実施の形態では、ラジアント定着器9
0と送風型トランスポート60とを組み合わせること
で、用紙Pの片面を非接触状態で仮定着することが可能
になる。このため、定着器50への用紙突入時にインレ
ットシュート93に用紙Pを押し当てながら案内すると
いう、通常の突入方法が採れることになり、その分、定
着器50への突入不良やジャム、紙しわなどを低減する
ことができた。
【0067】更に、本実施の形態では、2次転写部の構
成を工夫、具体的には、2次転写ロール40aを高硬度
のゴムロールとして、テンションロールと兼用し、2次
転写ロール40bを低硬度のゴムロールとしその両側に
テンションロール51a,51bを配置することで、十
分な転写ニップ幅を保つと同時に、低転写圧力化するこ
とで、細線の中抜けや紙しわを防止することができた。
さらには、中間転写ベルト25a,25b夫々のテンシ
ョンを十分に保てるため、ベルトの滑りも防止できた。
成を工夫、具体的には、2次転写ロール40aを高硬度
のゴムロールとして、テンションロールと兼用し、2次
転写ロール40bを低硬度のゴムロールとしその両側に
テンションロール51a,51bを配置することで、十
分な転写ニップ幅を保つと同時に、低転写圧力化するこ
とで、細線の中抜けや紙しわを防止することができた。
さらには、中間転写ベルト25a,25b夫々のテンシ
ョンを十分に保てるため、ベルトの滑りも防止できた。
【0068】更にまた、本実施の形態では、ラジアント
定着器90を片側だけに配置したが、両側に配置しても
よく、ラジアント方式以外の定着方式を用いてもよい。
この場合において、ラジアント定着器90を両側に配置
するにしても、あくまで仮定着用として用いることが好
ましい。なぜならば、ラジアント方式の定着ではロール
方式に比べ、熱効率が悪く、また、定着時に加圧しない
ため、定着度が弱い。そのため、ラジアント定着器90
のみで定着するためには、大型化及び消費電力の増大が
避けられず、また、グロス(光沢)が上がらないという
技術的課題も生ずる懸念がある。また、テンション部材
にロール51a,51bを用いたが、中間転写ベルト2
5bのテンションを保持でき、且つ回転を妨げないもの
であれば金属プレート等適宜使用できる。
定着器90を片側だけに配置したが、両側に配置しても
よく、ラジアント方式以外の定着方式を用いてもよい。
この場合において、ラジアント定着器90を両側に配置
するにしても、あくまで仮定着用として用いることが好
ましい。なぜならば、ラジアント方式の定着ではロール
方式に比べ、熱効率が悪く、また、定着時に加圧しない
ため、定着度が弱い。そのため、ラジアント定着器90
のみで定着するためには、大型化及び消費電力の増大が
避けられず、また、グロス(光沢)が上がらないという
技術的課題も生ずる懸念がある。また、テンション部材
にロール51a,51bを用いたが、中間転写ベルト2
5bのテンションを保持でき、且つ回転を妨げないもの
であれば金属プレート等適宜使用できる。
【0069】◎実施の形態7 図13は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態7の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態2と略同様であるが、実施
の形態2と異なり、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して2次転写ロール4
4bとバックアップロール45aとからなる第1の2次
転写部を設け、この第1の2次転写部の後段には、2次
転写コロトロン49とバックアップロール45bとから
なる第2の2次転写部を備えたものである。尚、2次転
写ロール44b及び2次転写コロトロン49には所定の
バイアス55,56が印加されている。
形態7の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本構成は実施の形態2と略同様であるが、実施
の形態2と異なり、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して2次転写ロール4
4bとバックアップロール45aとからなる第1の2次
転写部を設け、この第1の2次転写部の後段には、2次
転写コロトロン49とバックアップロール45bとから
なる第2の2次転写部を備えたものである。尚、2次転
写ロール44b及び2次転写コロトロン49には所定の
バイアス55,56が印加されている。
【0070】そして、第2の2次転写部(49,45
b)と定着器50との間に垂直配置された用紙搬送経路
片側にはトナー像T2が仮定着されるラジアント定着器
90を配設し、このラジアント定着器90の背面側に送
風型トランスポート60を配設すると共に、ラジアント
定着器90の下流側で定着器50の入口片側にはインレ
ットシュート93を配置した。一方、ラジアント定着器
90及びインレットシュート93に対向する用紙搬送経
路の反対側には用紙Pの幅方向に沿って複数列のスター
ホイール80を回転自在に設けた。
b)と定着器50との間に垂直配置された用紙搬送経路
片側にはトナー像T2が仮定着されるラジアント定着器
90を配設し、このラジアント定着器90の背面側に送
風型トランスポート60を配設すると共に、ラジアント
定着器90の下流側で定着器50の入口片側にはインレ
ットシュート93を配置した。一方、ラジアント定着器
90及びインレットシュート93に対向する用紙搬送経
路の反対側には用紙Pの幅方向に沿って複数列のスター
ホイール80を回転自在に設けた。
【0071】従って、本実施の形態によれば、感光ドラ
ム21a,21b上から夫々第1、第2中間転写ベルト
25a,25b上に第1、第2トナー像T1,T2を転写
する。そして、2次転写部に用紙Pを搬送し、先ず、第
1の2次転写部である2次転写ロール44bとバックア
ップロール45a間で第1トナー像T1を、次いで、第
2の2次転写部である2次転写コロトロン49とバック
アップロール45b間で第2トナー像T2を用紙P上に
連続して転写する。この後、ラジアント定着器90でト
ナー像T2を仮定着した後、用紙Pをインレットシュー
ト93に押し当てながら定着器50へ突入させ、両面同
時に定着する。このような動作過程において、ラジアン
ト定着器90と送風型トランスポート60とを組み合わ
せることで、用紙Pの片面を非接触状態で仮定着し、イ
ンレットシュート93に用紙Pを押し当てながら定着器
50に突入させると共に、スターホイール80により用
紙Pの反対方向(図中左方向)への移動を規制するよう
にしたので、定着器50に向かう用紙Pの姿勢は垂直姿
勢に保たれる。
ム21a,21b上から夫々第1、第2中間転写ベルト
25a,25b上に第1、第2トナー像T1,T2を転写
する。そして、2次転写部に用紙Pを搬送し、先ず、第
1の2次転写部である2次転写ロール44bとバックア
ップロール45a間で第1トナー像T1を、次いで、第
2の2次転写部である2次転写コロトロン49とバック
アップロール45b間で第2トナー像T2を用紙P上に
連続して転写する。この後、ラジアント定着器90でト
ナー像T2を仮定着した後、用紙Pをインレットシュー
ト93に押し当てながら定着器50へ突入させ、両面同
時に定着する。このような動作過程において、ラジアン
ト定着器90と送風型トランスポート60とを組み合わ
せることで、用紙Pの片面を非接触状態で仮定着し、イ
ンレットシュート93に用紙Pを押し当てながら定着器
50に突入させると共に、スターホイール80により用
紙Pの反対方向(図中左方向)への移動を規制するよう
にしたので、定着器50に向かう用紙Pの姿勢は垂直姿
勢に保たれる。
【0072】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール44bまたは2次転写コロトロン49
とバックアップロール45a,45b間の電界によりそ
れぞれに用紙P両面に連続して転写し、そのまま定着器
50に搬送して両面同時定着することで、互いのトナー
像の極性を変えることなく画像乱れや紙しわのない両面
画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ること
ができた。また、ラジアント定着器90、インレットシ
ュート93による用紙Pの片面仮定着搬送とスターホイ
ール80による用紙Pの反対方向への移動規制とを組み
合わせることで、2次転写部から定着器50間の用紙姿
勢をより確実に制御でき、定着器50への突入不良やジ
ャム、紙しわなどを低減することができた。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール44bまたは2次転写コロトロン49
とバックアップロール45a,45b間の電界によりそ
れぞれに用紙P両面に連続して転写し、そのまま定着器
50に搬送して両面同時定着することで、互いのトナー
像の極性を変えることなく画像乱れや紙しわのない両面
画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ること
ができた。また、ラジアント定着器90、インレットシ
ュート93による用紙Pの片面仮定着搬送とスターホイ
ール80による用紙Pの反対方向への移動規制とを組み
合わせることで、2次転写部から定着器50間の用紙姿
勢をより確実に制御でき、定着器50への突入不良やジ
ャム、紙しわなどを低減することができた。
【0073】尚、本実施の形態においては、ラジアント
定着器90、インレットシュート93を用紙搬送経路の
片側に設け、反対側にはスターホイール80を設けるよ
うにしたが、スターホイール80に代えて、送風型トラ
ンスポート、あるいは、送風型トランスポート付ラジア
ント定着器、インレットシュートを設けるようにしても
よい。
定着器90、インレットシュート93を用紙搬送経路の
片側に設け、反対側にはスターホイール80を設けるよ
うにしたが、スターホイール80に代えて、送風型トラ
ンスポート、あるいは、送風型トランスポート付ラジア
ント定着器、インレットシュートを設けるようにしても
よい。
【0074】◎実施の形態8 図14は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態8の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本的構成は実施の形態2と略同様であるが、実
施の形態2と異なり、一対の送風型トランスポート60
a,60bを除外する代わりに、2次転写ロール40
a,40b内に夫々ヒータ91,92を、定着器50の
手前に用紙搬送経路を挟んでインレットシュート93を
配置したものである。尚、実施の形態2と同様な構成要
素については実施の形態2と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
形態8の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本的構成は実施の形態2と略同様であるが、実
施の形態2と異なり、一対の送風型トランスポート60
a,60bを除外する代わりに、2次転写ロール40
a,40b内に夫々ヒータ91,92を、定着器50の
手前に用紙搬送経路を挟んでインレットシュート93を
配置したものである。尚、実施の形態2と同様な構成要
素については実施の形態2と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
【0075】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。実施の形態2と略
同様にして、中間転写ベルト25a,25b上に第1の
トナー像T1、第2のトナー像T2を1次転写する。この
後、タイミングを合わせて用紙Pを搬送し、ヒータ9
1,92内蔵の2次転写ロール40a,40bからなる
2次転写部にて、中間転写ベルト25a,25b上のト
ナー像T1,T2を用紙P上に同時に転写且つ仮定着した
後に、定着器50で両面同時に定着する。
置の作像プロセスについて説明する。実施の形態2と略
同様にして、中間転写ベルト25a,25b上に第1の
トナー像T1、第2のトナー像T2を1次転写する。この
後、タイミングを合わせて用紙Pを搬送し、ヒータ9
1,92内蔵の2次転写ロール40a,40bからなる
2次転写部にて、中間転写ベルト25a,25b上のト
ナー像T1,T2を用紙P上に同時に転写且つ仮定着した
後に、定着器50で両面同時に定着する。
【0076】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール40a,40b間の電界によりそれぞ
れに用紙P両面に転写すると同時に仮定着し、そのまま
定着器50に垂直に搬送して両面同時定着することで、
画像乱れのない両面画像を用紙1枚当たり片面時と同じ
記録速度で得ることができた。また、2次転写と同時に
両面の仮定着を行うことで、定着器50入口手前両側に
設けたインレットシュート93のいずれにも用紙Pを接
触することができるため、定着器50への用紙突入姿勢
をより安定化でき、画像乱れや定着器50への突入不良
やジャム、紙しわ等を低減することができた。
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、中間転写ベルト25a,25b間に
用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像
を2次転写ロール40a,40b間の電界によりそれぞ
れに用紙P両面に転写すると同時に仮定着し、そのまま
定着器50に垂直に搬送して両面同時定着することで、
画像乱れのない両面画像を用紙1枚当たり片面時と同じ
記録速度で得ることができた。また、2次転写と同時に
両面の仮定着を行うことで、定着器50入口手前両側に
設けたインレットシュート93のいずれにも用紙Pを接
触することができるため、定着器50への用紙突入姿勢
をより安定化でき、画像乱れや定着器50への突入不良
やジャム、紙しわ等を低減することができた。
【0077】◎実施の形態9 図15は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の
形態9の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、実
施の形態1と異なり、夫々YMCKトナー像を形成する
第1の感光ドラム群21a(具体的には21aY,21
aM,21aC,21aK)、第2の感光ドラム群21
b(具体的には21bY,21bM,21bC,21b
K)と、それらに対応する1次転写ロール26a,26
b(具体的には26aY,26aM,26aC,26a
K,26bY,26bM,26bC,26bK)とを備
え、2次転写ロール40aのバイアス印加方式として
は、2次転写ロール40aに接触するコンタクトロール
48を設け、このコンタクトロール48を介して2次転
写ロール40aにバイアスを印加するようにしたもので
ある。尚、第2の感光ドラム群21bには夫々極性反転
コロトロン28(28Y,28M,28C,28K)を
対向配置した。
形態9の概略構成を示す。同図において、両面画像形成
装置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、実
施の形態1と異なり、夫々YMCKトナー像を形成する
第1の感光ドラム群21a(具体的には21aY,21
aM,21aC,21aK)、第2の感光ドラム群21
b(具体的には21bY,21bM,21bC,21b
K)と、それらに対応する1次転写ロール26a,26
b(具体的には26aY,26aM,26aC,26a
K,26bY,26bM,26bC,26bK)とを備
え、2次転写ロール40aのバイアス印加方式として
は、2次転写ロール40aに接触するコンタクトロール
48を設け、このコンタクトロール48を介して2次転
写ロール40aにバイアスを印加するようにしたもので
ある。尚、第2の感光ドラム群21bには夫々極性反転
コロトロン28(28Y,28M,28C,28K)を
対向配置した。
【0078】また、2次転写ロール40aの両側には、
中間転写ベルト25aの掛け渡し状態(張力状態)を保
持する保持ロールとしてのテンションロール51a,5
1bを用紙Pの搬送方向に略沿って配設し、これらのテ
ンションロール51a,51b間に掛け渡される中間転
写ベルト25aの略軌道上に前記2次転写ロール40a
の表面を配置するようになっている。更に、2次転写ロ
ール40a,40b内に夫々ヒータ91,92を、定着
器50の手前上下にインレットシュート93を配置し
た。
中間転写ベルト25aの掛け渡し状態(張力状態)を保
持する保持ロールとしてのテンションロール51a,5
1bを用紙Pの搬送方向に略沿って配設し、これらのテ
ンションロール51a,51b間に掛け渡される中間転
写ベルト25aの略軌道上に前記2次転写ロール40a
の表面を配置するようになっている。更に、2次転写ロ
ール40a,40b内に夫々ヒータ91,92を、定着
器50の手前上下にインレットシュート93を配置し
た。
【0079】本実施の形態において、2次転写ロール4
0aには金属シャフトに絶縁性EPDMゴムを、その表
面に導電性EPDMゴムの薄層を被覆し、その表面抵抗
が109Ω/cm2とし、コンタクトロール48は金属シ
ャフトとした。2次転写ロール40bには金属シャフト
にEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵
抗率を105Ω・cmとしたものを被覆したものを使用
した。絶縁性層には体積抵抗率が1011Ω・cm以上の
各種ゴムや樹脂等が使用でき、導電性薄層には他にPV
dF、ポリエステルやアクリル等にカーボンブラック等
の導電性粒子を分散させたもの等が使用でき、その表面
抵抗は108〜1010Ω/cm2にするのが好ましい。ま
た、2次転写ロール40a,40bに被覆するゴム硬度
(アスカC)を夫々30度、70度とし、テンションロ
ール51a,51bには金属ロールを用いた。
0aには金属シャフトに絶縁性EPDMゴムを、その表
面に導電性EPDMゴムの薄層を被覆し、その表面抵抗
が109Ω/cm2とし、コンタクトロール48は金属シ
ャフトとした。2次転写ロール40bには金属シャフト
にEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵
抗率を105Ω・cmとしたものを被覆したものを使用
した。絶縁性層には体積抵抗率が1011Ω・cm以上の
各種ゴムや樹脂等が使用でき、導電性薄層には他にPV
dF、ポリエステルやアクリル等にカーボンブラック等
の導電性粒子を分散させたもの等が使用でき、その表面
抵抗は108〜1010Ω/cm2にするのが好ましい。ま
た、2次転写ロール40a,40bに被覆するゴム硬度
(アスカC)を夫々30度、70度とし、テンションロ
ール51a,51bには金属ロールを用いた。
【0080】更に、トナー像T1,T2は負帯電トナーを
用い、1次転写ロール26aY〜26aK,26bY〜
26bKにはYMCKの転写毎に夫々直流電流+10μ
A、−10μAを、極性反転コロトロン28(具体的に
は28Y,28M,28C,28K)には直流電流+3
00μA、グリッド電圧+500Vを、2次転写ロール
40aに接するコンタクトロール48に直流電圧−4k
Vを印加した。2次転写ロール40bは接地した。
用い、1次転写ロール26aY〜26aK,26bY〜
26bKにはYMCKの転写毎に夫々直流電流+10μ
A、−10μAを、極性反転コロトロン28(具体的に
は28Y,28M,28C,28K)には直流電流+3
00μA、グリッド電圧+500Vを、2次転写ロール
40aに接するコンタクトロール48に直流電圧−4k
Vを印加した。2次転写ロール40bは接地した。
【0081】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム群
21aY,21aM,21aC,21aKから夫々1次
転写ロール26aY,26aM,26aC,26aKに
より第1中間転写ベルト25a上にYMCKの順序で連
続して第1のトナー像T1を転写する。同様に、第2感
光ドラム群21bY,21bM,21bC,21bK上
に形成された第2のトナー像T2(YMCK)を極性反
転コロトロン28にて極性反転した後に、1次転写ロー
ル26bY,26bM,26bC,26bKにより第2
中間転写ベルト25b上に順次転写する。タイミングを
合わせて用紙Pを搬送し、ヒータ91,92内蔵の2次
転写ロール40a,40bからなる2次転写部にて、中
間転写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用
紙P上に同時に転写且つ仮定着した後、定着器50で両
面同時に定着する。
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム群
21aY,21aM,21aC,21aKから夫々1次
転写ロール26aY,26aM,26aC,26aKに
より第1中間転写ベルト25a上にYMCKの順序で連
続して第1のトナー像T1を転写する。同様に、第2感
光ドラム群21bY,21bM,21bC,21bK上
に形成された第2のトナー像T2(YMCK)を極性反
転コロトロン28にて極性反転した後に、1次転写ロー
ル26bY,26bM,26bC,26bKにより第2
中間転写ベルト25b上に順次転写する。タイミングを
合わせて用紙Pを搬送し、ヒータ91,92内蔵の2次
転写ロール40a,40bからなる2次転写部にて、中
間転写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用
紙P上に同時に転写且つ仮定着した後、定着器50で両
面同時に定着する。
【0082】以上のように、感光ドラム21a(21a
Y〜21aK),21b(21bY〜21bK)群から
中間転写ベルト25a,25b上にYMCKトナー像T
1,T2を夫々重ねて転写し、中間転写ベルト25a,2
5b間に用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25
b上の像を2次転写ロール40a,40b間の電界によ
りそれぞれに用紙P両面に同時に転写且つ仮定着し、そ
のまま定着器50に水平に搬送して両面同時定着するこ
とで、画像乱れや細線の中抜け、紙しわのない両面カラ
ー画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得るこ
とができた。また、2次転写と同時に両面の仮定着を行
うことで、定着器50入口上下に設けられたインレット
シュート93のいずれにも用紙Pを接触させることがで
きるため、定着器50への用紙突入姿勢をより安定化で
き、画像乱れや定着器50への突入不良やジャム、紙し
わ等を低減することができた。
Y〜21aK),21b(21bY〜21bK)群から
中間転写ベルト25a,25b上にYMCKトナー像T
1,T2を夫々重ねて転写し、中間転写ベルト25a,2
5b間に用紙Pを搬送し、中間転写ベルト25a,25
b上の像を2次転写ロール40a,40b間の電界によ
りそれぞれに用紙P両面に同時に転写且つ仮定着し、そ
のまま定着器50に水平に搬送して両面同時定着するこ
とで、画像乱れや細線の中抜け、紙しわのない両面カラ
ー画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得るこ
とができた。また、2次転写と同時に両面の仮定着を行
うことで、定着器50入口上下に設けられたインレット
シュート93のいずれにも用紙Pを接触させることがで
きるため、定着器50への用紙突入姿勢をより安定化で
き、画像乱れや定着器50への突入不良やジャム、紙し
わ等を低減することができた。
【0083】尚、本実施の形態において、2次転写ロー
ル40a,40b内にヒータ91,92を設けることで
転写同時定着を行うことは理論的には可能かも知れない
が、フルカラー画質を考慮した場合には、後段に本定着
用の定着器50を設けることが好ましい。すなわち、本
実施の形態にあっては、中間転写ベルト25a,25b
はある程度硬質のため、この場合の画質はハードロール
定着を行った場合に近いものとなる。そのため、フルカ
ラー画像を定着する場合に一般的に用いられるソフトロ
ール定着の画質を得ることができない。従って、特にフ
ルカラー記録の場合には別途ソフトロール定着器等の定
着器50を設けることが好ましいのである。
ル40a,40b内にヒータ91,92を設けることで
転写同時定着を行うことは理論的には可能かも知れない
が、フルカラー画質を考慮した場合には、後段に本定着
用の定着器50を設けることが好ましい。すなわち、本
実施の形態にあっては、中間転写ベルト25a,25b
はある程度硬質のため、この場合の画質はハードロール
定着を行った場合に近いものとなる。そのため、フルカ
ラー画像を定着する場合に一般的に用いられるソフトロ
ール定着の画質を得ることができない。従って、特にフ
ルカラー記録の場合には別途ソフトロール定着器等の定
着器50を設けることが好ましいのである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、記録材の両面に夫々第1画像、第2画像が
同時若しくは順次転写される転写手段を有し、最下流の
転写手段と定着手段との間の記録材搬送経路に沿って空
気搬送手段を設け、記録材の位置、サイズ等の情報に基
づいて空気搬送手段の空気流量を制御することで、記録
材の搬送姿勢を規制するようにしたので、定着手段突入
不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱れがな
く、記録材1枚当たり片面時と同じ記録速度で両面画像
を得ることができる。
明によれば、記録材の両面に夫々第1画像、第2画像が
同時若しくは順次転写される転写手段を有し、最下流の
転写手段と定着手段との間の記録材搬送経路に沿って空
気搬送手段を設け、記録材の位置、サイズ等の情報に基
づいて空気搬送手段の空気流量を制御することで、記録
材の搬送姿勢を規制するようにしたので、定着手段突入
不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱れがな
く、記録材1枚当たり片面時と同じ記録速度で両面画像
を得ることができる。
【0085】また、請求項2記載の発明によれば、記録
材の両面に夫々第1画像、第2画像が同時若しくは順次
転写される転写手段を有し、最下流の転写手段と定着手
段との間の記録材搬送経路に沿って一若しくは複数列の
スターホイールを記録材の搬送方向に対して回転自在に
設けることで、記録材の搬送姿勢を規制するようにした
ので、定着手段突入不良による記録材のジャムやしわ発
生、画像乱れがなく、記録材1枚当たり片面時と同じ記
録速度で両面画像を得ることができる。
材の両面に夫々第1画像、第2画像が同時若しくは順次
転写される転写手段を有し、最下流の転写手段と定着手
段との間の記録材搬送経路に沿って一若しくは複数列の
スターホイールを記録材の搬送方向に対して回転自在に
設けることで、記録材の搬送姿勢を規制するようにした
ので、定着手段突入不良による記録材のジャムやしわ発
生、画像乱れがなく、記録材1枚当たり片面時と同じ記
録速度で両面画像を得ることができる。
【0086】更に、請求項3記載の発明によれば、記録
材の両面に夫々第1画像、第2画像が同時若しくは順次
転写される転写手段を有し、最下流の転写手段以降で定
着手段に至る手前側に少なくとも記録材の片面未定着像
が仮定着する仮定着手段を設け、仮定着された記録材を
記録材案内部材で定着手段へ導くようにしたので、定着
手段突入不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱
れがなく、記録材1枚当たり片面時と同じ記録速度で両
面画像を得ることができる。
材の両面に夫々第1画像、第2画像が同時若しくは順次
転写される転写手段を有し、最下流の転写手段以降で定
着手段に至る手前側に少なくとも記録材の片面未定着像
が仮定着する仮定着手段を設け、仮定着された記録材を
記録材案内部材で定着手段へ導くようにしたので、定着
手段突入不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱
れがなく、記録材1枚当たり片面時と同じ記録速度で両
面画像を得ることができる。
【0087】更にまた、請求項3〜6記載の発明によれ
ば、請求項1〜3の空気搬送方式、スターホイール搬送
方式、仮定着方式を適宜組み合わせることで、定着手段
突入不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱れを
より確実に回避することができる。
ば、請求項1〜3の空気搬送方式、スターホイール搬送
方式、仮定着方式を適宜組み合わせることで、定着手段
突入不良による記録材のジャムやしわ発生、画像乱れを
より確実に回避することができる。
【図1】 (a)〜(c)は本発明に係る両面画像形成
装置の夫々別の態様を示す説明図である。
装置の夫々別の態様を示す説明図である。
【図2】 図1(a)に係る態様の両面画像形成装置の
より具体的な態様を示す説明図である。
より具体的な態様を示す説明図である。
【図3】 図1(b)に係る態様の両面画像形成装置の
より具体的な態様を示す説明図である。
より具体的な態様を示す説明図である。
【図4】 図1(c)に係る態様の両面画像形成装置の
より具体的な態様を示す説明図である。
より具体的な態様を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】 (a)は送風型トランスポートの断面説明
図、(b)はその斜視説明図である。
図、(b)はその斜視説明図である。
【図7】 実施の形態2に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図8】 実施の形態3に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図9】 (a)はスターホイール周辺の詳細を示す説
明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。
明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。
【図10】 (a)は実施の形態5に係る両面画像形成
装置の要部を示す概略構成図、(b)は(a)中B方向
から見た矢視図である。
装置の要部を示す概略構成図、(b)は(a)中B方向
から見た矢視図である。
【図11】 実施の形態5に係る両面画像形成装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図12】 実施の形態6に係る両面画像形成装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図13】 実施の形態7に係る両面画像形成装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図14】 実施の形態8に係る両面画像形成装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図15】 実施の形態9に係る両面画像形成装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
1…第1像担持体,2…第1中間転写ベルト,3…第2
像担持体,4…第2中間転写ベルト,5…記録材,6…
第1中間1次転写手段,7…第2中間1次転写手段,8
…中間2次転写手段,9…第1中間2次転写手段,10
…第2中間2次転写手段,11…転写手段,12…定着
手段,13…中間転写ベルト,14…第1転写手段,1
5(15a,15b)…第2転写手段,101…空気搬
送手段,102…記録材検知手段,103…空気流量制
御手段,104…スターホイール,105…仮定着手
段,106…記録材案内部材,20a…第1画像形成
部,20b…第2画像形成部,21a…第1感光ドラ
ム,21b…第2感光ドラム,25…中間転写ベルト,
25a…第1中間転写ベルト,25b…第2中間転写ベ
ルト,26a…第1の1次転写ロール,26b…第2の
1次転写ロール,28…極性反転コロトロン,40a,
40b…2次転写ロール,44a,44b…2次転写ロ
ール,45a,45b…バックアップロール,50…定
着器,60,60a,60b…送風型トランスポート,
61…用紙位置センサ,62…制御装置,63…用紙サ
イズセンサ,66…第1転写ロール,67…第2転写ロ
ール,68…第3転写コロトロン,69…吸着コロトロ
ン,70…吸着ロール,80,80a,80b…スター
ホイール,90…ラジアント定着器,91,92…ヒー
タ,93…インレットシュート,P…用紙
像担持体,4…第2中間転写ベルト,5…記録材,6…
第1中間1次転写手段,7…第2中間1次転写手段,8
…中間2次転写手段,9…第1中間2次転写手段,10
…第2中間2次転写手段,11…転写手段,12…定着
手段,13…中間転写ベルト,14…第1転写手段,1
5(15a,15b)…第2転写手段,101…空気搬
送手段,102…記録材検知手段,103…空気流量制
御手段,104…スターホイール,105…仮定着手
段,106…記録材案内部材,20a…第1画像形成
部,20b…第2画像形成部,21a…第1感光ドラ
ム,21b…第2感光ドラム,25…中間転写ベルト,
25a…第1中間転写ベルト,25b…第2中間転写ベ
ルト,26a…第1の1次転写ロール,26b…第2の
1次転写ロール,28…極性反転コロトロン,40a,
40b…2次転写ロール,44a,44b…2次転写ロ
ール,45a,45b…バックアップロール,50…定
着器,60,60a,60b…送風型トランスポート,
61…用紙位置センサ,62…制御装置,63…用紙サ
イズセンサ,66…第1転写ロール,67…第2転写ロ
ール,68…第3転写コロトロン,69…吸着コロトロ
ン,70…吸着ロール,80,80a,80b…スター
ホイール,90…ラジアント定着器,91,92…ヒー
タ,93…インレットシュート,P…用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−195667(JP,A) 特開 昭61−69657(JP,A) 特開 平3−172244(JP,A) 特開 平6−144617(JP,A) 特開 昭59−55454(JP,A) 特開 平2−310246(JP,A) 特開 平4−114185(JP,A) 特開 平4−51277(JP,A) 特開 平3−18867(JP,A) 特開 平9−179373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/16
Claims (16)
- 【請求項1】 記録材を搬送しながら記録材の両面に夫
々第1画像、第2画像を転写する転写手段と、記録材の
両面に転写された画像を定着する定着手段とを備えた両
面画像形成装置において、 最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経路の
少なくとも片面側に配置され且つ空気流にて記録材を非
接触に保ちながら記録材の搬送方向を規制する空気搬送
手段と、 搬送される記録材情報を検知する記録材検知手段と、 記録材の定着手段に至る突入姿勢を安定させるように記
録材検知手段からの検知結果に基づいて空気搬送手段の
空気流量を制御する空気流量制御手段とを備えたことを
特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項2】 記録材を搬送しながら記録材の両面に夫
々第1画像、第2画像を転写する転写手段と、記録材の
両面に転写された画像を定着する定着手段とを備えた両
面画像形成装置において、 最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経路の
少なくとも片面側には、記録材の定着手段に至る突入姿
勢を安定させるように一若しくは複数列のスターホイー
ルを記録材の搬送方向に対して回転自在に設けたことを
特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項3】 記録材を搬送しながら記録材の両面に夫
々第1画像、第2画像を転写する転写手段と、記録材の
両面に転写された画像を定着する定着手段とを備えた両
面画像形成装置において、 最下流の転写手段以降で定着手段に至る手前側には記録
材の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定着
手段を設け、この仮定着手段と定着手段との間の記録材
搬送経路の仮定着面側には、記録材の定着手段に至る突
入姿勢を安定させるように記録材が接触案内される記録
材案内部材を設けたことを特徴とする両面画像形成装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
て、 最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経路の
少なくとも片面側には一若しくは複数列のスターホイー
ルを記録材の搬送方向に対して回転自在に設けたことを
特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
て、 最下流の転写手段以降で定着手段に至る手前側には記録
材の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定着
手段を設け、この仮定着手段と定着手段との間の記録材
搬送経路の仮定着面側には記録材が接触案内される記録
材案内部材を設けたことを特徴とする両面画像形成装
置。 - 【請求項6】 請求項2記載の両面画像形成装置におい
て、 最下流の転写手段以降で定着手段に至る手前側には記録
材の少なくとも片面側の未定着像が仮定着可能な仮定着
手段を設け、この仮定着手段と定着手段との間の記録材
搬送経路の仮定着面側には記録材が接触案内される記録
材案内部材を設けたことを特徴とする両面画像形成装
置。 - 【請求項7】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
て、 記録材検知手段は少なくとも記録材の位置情報を検知す
るものであることを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
て、 記録材検知手段は少なくとも記録材のサイズ情報を検知
するものであることを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項9】 請求項1記載の両面画像形成装置のう
ち、最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経
路を略垂直方向に配置したタイプにおいて、 空気搬送手段は、最下流の転写手段と定着手段との間の
記録材搬送経路を挟んで両側に対向配置されることを特
徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項10】 請求項2記載の両面画像形成装置にお
いて、 スターホイールは強制回転せしめられることを特徴とす
る両面画像形成装置。 - 【請求項11】 請求項2記載の両面画像形成装置のう
ち、最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経
路を略垂直方向に配置したタイプにおいて、 一若しくは複数列のスターホイールは、最下流の転写手
段と定着手段との間の記録材搬送経路を挟んで両側に相
互に干渉しないように配置されることを特徴とする両面
画像形成装置。 - 【請求項12】 請求項3記載の両面画像形成装置にお
いて、 仮定着手段は、最下流の転写手段内にヒータを内蔵した
ものであることを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項13】 請求項3記載の両面画像形成装置のう
ち、最下流の転写手段と定着手段との間の記録材搬送経
路を略垂直方向に配置したタイプにおいて、 仮定着手段は、最下流の転写手段以降で定着手段に至る
手前側にて記録材の両面の未定着像を仮定着するもので
あることを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項14】 請求項1〜3いずれかに記載の両面画
像形成装置において、 第1画像が担持される第1像担持体と、この第1像担持
体に対向配置される第1中間転写ベルトと、第1像担持
体上の第1画像を第1中間転写ベルトに1次転写する第
1中間1次転写手段と、第2画像が担持される第2像担
持体と、この第2像担持体に対向配置される第2中間転
写ベルトと、第2像担持体上の第2画像を第2中間転写
ベルトに1次転写する第2中間1次転写手段と、第1中
間転写ベルト及び第2中間転写ベルトとが接触若しくは
近接する領域において、記録材の両面に対し各中間転写
ベルト上の1次転写画像を2次転写する中間2次転写手
段と、記録材の両面に転写された画像を定着する定着手
段とを備えたことを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項15】 請求項1〜3いずれかに記載の両面画
像形成装置において、 第1画像が担持される第1像担持体と、この第1像担持
体に対向配置される第1中間転写ベルトと、第1像担持
体上の第1画像を第1中間転写ベルトに1次転写する第
1中間1次転写手段と、第2画像が担持される第2像担
持体と、この第2像担持体に対向配置される第2中間転
写ベルトと、第2像担持体上の第2画像を第2中間転写
ベルトに1次転写する第2中間1次転写手段と、第1中
間転写ベルト及び第2中間転写ベルトとが接触若しくは
近接する領域において、第2中間転写ベルト上の第2画
像に対応した箇所に記録材を吸着保持すると共に、記録
材の第1中間転写ベルトに対向する片面に第1中間転写
ベルト上の1次転写画像を2次転写する第1中間2次転
写手段と、この第1中間2次転写手段の後段に設けら
れ、第2中間転写ベルトに吸着保持された記録材の第2
中間転写ベルトに対向した片面に第2中間転写ベルト上
の1次転写画像を2次転写する第2中間2次転写手段
と、記録材の両面に転写された画像を定着する定着手段
とを備えたことを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項16】 請求項1〜3いずれかに記載の両面画
像形成装置において、 第1画像が担持される第1像担持体と、第2画像が担持
される第2像担持体と、これら第1、第2像担持体に対
向配置される中間転写ベルトと、第1像担持体上の第1
画像を中間転写ベルトに1次転写する第1転写手段と、
中間転写ベルト上の1次転写画像と第2像担持体上の第
2画像を記録材の両面に転写する第2転写手段とを備え
たことを特徴とする両面画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21583497A JP3317206B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 両面画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21583497A JP3317206B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 両面画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144973A JPH1144973A (ja) | 1999-02-16 |
JP3317206B2 true JP3317206B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16679045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21583497A Expired - Fee Related JP3317206B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 両面画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3317206B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002062744A (ja) * | 2000-06-09 | 2002-02-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003054071A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-26 | Konica Corp | インクジェット記録装置 |
JP6107393B2 (ja) * | 2013-05-08 | 2017-04-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2023144989A (ja) | 2022-03-28 | 2023-10-11 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP21583497A patent/JP3317206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1144973A (ja) | 1999-02-16 |
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