JP3317044B2 - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JP3317044B2 JP3317044B2 JP24918694A JP24918694A JP3317044B2 JP 3317044 B2 JP3317044 B2 JP 3317044B2 JP 24918694 A JP24918694 A JP 24918694A JP 24918694 A JP24918694 A JP 24918694A JP 3317044 B2 JP3317044 B2 JP 3317044B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機やプリンタ
等の画像形成装置にかかり、特にその感光体あるいは中
間転写体等の像担持体上のトナー像を記録媒体に転写し
た後の前記像担持体上に残存するトナーを除去するクリ
ーニング装置に関する。
等の画像形成装置にかかり、特にその感光体あるいは中
間転写体等の像担持体上のトナー像を記録媒体に転写し
た後の前記像担持体上に残存するトナーを除去するクリ
ーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置は、
原稿画像を光学的に走査する原稿走査部と、前記原稿走
査部で走査した原稿情報に基づいて潜像を形成すると共
に前記潜像をトナーを用いて現像したトナー像を担持す
る感光体(感光体ドラムあるいは感光体ベルト)上のト
ナー像を転写媒体に転写することにより、あるいは前記
感光体上のトナー像を中間転写体(転写ドラムあるいは
転写ベルト)に一端転写し、さらにこれを転写媒体に転
写することにより、原稿画像の複写を得るものである。
原稿画像を光学的に走査する原稿走査部と、前記原稿走
査部で走査した原稿情報に基づいて潜像を形成すると共
に前記潜像をトナーを用いて現像したトナー像を担持す
る感光体(感光体ドラムあるいは感光体ベルト)上のト
ナー像を転写媒体に転写することにより、あるいは前記
感光体上のトナー像を中間転写体(転写ドラムあるいは
転写ベルト)に一端転写し、さらにこれを転写媒体に転
写することにより、原稿画像の複写を得るものである。
【0003】この種の画像形成装置には、上記像担持体
である感光体あるいは中間転写体上のトナー像を転写媒
体に転写した後に当該像担持体上に残存するトナーを除
去するクリーナー装置を備えている。このクリーニング
装置としては、ブレードで掻き取ったトナーをトナー回
収部に自然に堆積させるものを始めとして、各種の構成
を持たせたものが提案されている。
である感光体あるいは中間転写体上のトナー像を転写媒
体に転写した後に当該像担持体上に残存するトナーを除
去するクリーナー装置を備えている。このクリーニング
装置としては、ブレードで掻き取ったトナーをトナー回
収部に自然に堆積させるものを始めとして、各種の構成
を持たせたものが提案されている。
【0004】図6は従来の画像形成装置に備えたクリー
ニング装置の一例を説明する要部模式図であって、1は
感光体ドラム、8はクリーニング装置、9はブレード、
10は回収トナー、11はトナー回収部、12は回転搬
送パドル、14’はフリッキング部材である。同図にお
いて、トナー像を転写媒体に転写した後の感光体1には
画像形成に寄与しなかったトナーが残存している。この
残存トナーはクリーニング装置8で除去される。
ニング装置の一例を説明する要部模式図であって、1は
感光体ドラム、8はクリーニング装置、9はブレード、
10は回収トナー、11はトナー回収部、12は回転搬
送パドル、14’はフリッキング部材である。同図にお
いて、トナー像を転写媒体に転写した後の感光体1には
画像形成に寄与しなかったトナーが残存している。この
残存トナーはクリーニング装置8で除去される。
【0005】クリーニング装置8は感光体1の表面に摺
接するゴム等の弾性材からなるブレード9と同じく弾性
体からなる回転搬送パドル12、およびフリッキング部
材14’を有し、ブレード9で掻き取った感光体1から
のトナーを回転搬送パドル12でトナー回収部11に搬
送する構成となっている。上記回転搬送パドル12の回
転軌跡内には、フリッキング部材14’の先端が位置し
ており、当該回転搬送パドル12で掬い取ったトナー1
0をトナー回収部11に落とすようにされている。
接するゴム等の弾性材からなるブレード9と同じく弾性
体からなる回転搬送パドル12、およびフリッキング部
材14’を有し、ブレード9で掻き取った感光体1から
のトナーを回転搬送パドル12でトナー回収部11に搬
送する構成となっている。上記回転搬送パドル12の回
転軌跡内には、フリッキング部材14’の先端が位置し
ており、当該回転搬送パドル12で掬い取ったトナー1
0をトナー回収部11に落とすようにされている。
【0006】なお、この種の従来技術を開示したものと
しては、特公平1−49948号公報を挙げることがで
きる。
しては、特公平1−49948号公報を挙げることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、回収トナーの量は増えてくるとトナーが回転搬送パ
ドル側に逆流して回収効率が低下するという問題があ
る。そして、トナー回収部にトナーが溜まると、回転搬
送パドルの負荷が大きくなって、最悪回転搬送パドルの
破壊、もしくは回転搬送パドルへのトルク伝達手段の破
損を招くという問題がある。
は、回収トナーの量は増えてくるとトナーが回転搬送パ
ドル側に逆流して回収効率が低下するという問題があ
る。そして、トナー回収部にトナーが溜まると、回転搬
送パドルの負荷が大きくなって、最悪回転搬送パドルの
破壊、もしくは回転搬送パドルへのトルク伝達手段の破
損を招くという問題がある。
【0008】また、回転搬送パドルがフリッキング部材
でフリッキングされると、トナーは再び感光体1方向に
飛び、これも回収効率の低下をもたらす。さらに、回転
搬送パドルを偏心させたり、複数の回転搬送パドルを組
合せるものも提案されているが、搬送効率が悪かった
り、部品点数の増加で構造の複雑化を伴ってコスト高と
なる。
でフリッキングされると、トナーは再び感光体1方向に
飛び、これも回収効率の低下をもたらす。さらに、回転
搬送パドルを偏心させたり、複数の回転搬送パドルを組
合せるものも提案されているが、搬送効率が悪かった
り、部品点数の増加で構造の複雑化を伴ってコスト高と
なる。
【0009】なお、従来の回収トナーを自然に堆積させ
る方式では、溜まったトナーでブレードと感光体の接触
点に圧力がかかってクリーニング不良や感光体の摩耗を
促進するという問題がある。本発明の目的は、上記従来
技術の諸問題を解消し、少ない部品点数で効率よく回収
トナーを搬送し、クリーニング不良や像担持体の摩耗を
抑制したクリーニング装置を提供することにある。
る方式では、溜まったトナーでブレードと感光体の接触
点に圧力がかかってクリーニング不良や感光体の摩耗を
促進するという問題がある。本発明の目的は、上記従来
技術の諸問題を解消し、少ない部品点数で効率よく回収
トナーを搬送し、クリーニング不良や像担持体の摩耗を
抑制したクリーニング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成を図1を参照して説明する。図1において、1は
像担持体(ここでは、感光体ドラム)、2は帯電器、3
はレーザビーム、4は現像器、5は転写器、6は転写用
紙、8はクリーニング装置、9はブレード、10はトナ
ー、11はトナー回収部、12は回転搬送パドル、13
はパドル先端軌跡、14はフリッキング部材である。
の構成を図1を参照して説明する。図1において、1は
像担持体(ここでは、感光体ドラム)、2は帯電器、3
はレーザビーム、4は現像器、5は転写器、6は転写用
紙、8はクリーニング装置、9はブレード、10はトナ
ー、11はトナー回収部、12は回転搬送パドル、13
はパドル先端軌跡、14はフリッキング部材である。
【0011】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、像担持体1の表面に当接して当該像担持体の表面に
付着したトナーを除去するブレード9と、トナー回収部
11とを少なくとも具備したクリーニング装置8を有
し、前記ブレード9は弾性材から構成され、前記ブレー
ド9により前記像担持体から掻き落とされたトナーを前
記トナー回収部11に搬送する回転搬送パドル12と、
前記回転搬送パドル12の先端の軌跡13内の上方に
設置されて、前記回転搬送パドル12によって掬い取ら
れたトナーを前記トナー回収部11方向に飛ばすための
フリッキング部材14’とを備え、前記パドル先端部分
が上部位置に回転した時に前記フリッキング部材14’
と係合し、その係合時の前記パドル先端部分の回転移動
方向は前記トナー回収部11に向かう方向であり、前記
フリッキング部材14’との係合から開放されたときの
前記回転搬送パドル12の弾性反発作用で前記トナーを
前記トナー回収部方向に飛ばすように構成されたことを
特徴とする。
は、像担持体1の表面に当接して当該像担持体の表面に
付着したトナーを除去するブレード9と、トナー回収部
11とを少なくとも具備したクリーニング装置8を有
し、前記ブレード9は弾性材から構成され、前記ブレー
ド9により前記像担持体から掻き落とされたトナーを前
記トナー回収部11に搬送する回転搬送パドル12と、
前記回転搬送パドル12の先端の軌跡13内の上方に
設置されて、前記回転搬送パドル12によって掬い取ら
れたトナーを前記トナー回収部11方向に飛ばすための
フリッキング部材14’とを備え、前記パドル先端部分
が上部位置に回転した時に前記フリッキング部材14’
と係合し、その係合時の前記パドル先端部分の回転移動
方向は前記トナー回収部11に向かう方向であり、前記
フリッキング部材14’との係合から開放されたときの
前記回転搬送パドル12の弾性反発作用で前記トナーを
前記トナー回収部方向に飛ばすように構成されたことを
特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の第2の発明は、上
記第1の発明における前記回転搬送パドルの先端に前記
掬い取ったトナーを保持する形状を有することを特徴と
する。
記第1の発明における前記回転搬送パドルの先端に前記
掬い取ったトナーを保持する形状を有することを特徴と
する。
【0013】
【作用】上記第1の発明の構成において、クリーニング
装置に備えたブレード9はゴム等の弾性材で構成され、
像担持体1の表面に当接して当該像担持体の回転に伴う
掻き取り効果で付着したトナーを除去する。掻き落とさ
れたトナーは回転搬送パドル12でトナー回収部11に
集められる。
装置に備えたブレード9はゴム等の弾性材で構成され、
像担持体1の表面に当接して当該像担持体の回転に伴う
掻き取り効果で付着したトナーを除去する。掻き落とさ
れたトナーは回転搬送パドル12でトナー回収部11に
集められる。
【0014】前記回転搬送パドル12の回転先端の軌跡
内の上方に設置されたフリッキング部材14は、回転搬
送パドル12の先端の軌跡13内に突出して配置され、
当該パドルの回転を一時的に抑制し、その後開放するこ
とで回転搬送パドル12に掬い取られたトナーを前記ト
ナー回収部11方向に飛ばして搬送する。また、上記第
2の発明の構成において、第1の発明における回転搬送
パドルの先端にトナーを保持する形状を備えることで、
掻き取ったトナーを効率よくトナー回収部11に搬送で
きる。
内の上方に設置されたフリッキング部材14は、回転搬
送パドル12の先端の軌跡13内に突出して配置され、
当該パドルの回転を一時的に抑制し、その後開放するこ
とで回転搬送パドル12に掬い取られたトナーを前記ト
ナー回収部11方向に飛ばして搬送する。また、上記第
2の発明の構成において、第1の発明における回転搬送
パドルの先端にトナーを保持する形状を備えることで、
掻き取ったトナーを効率よくトナー回収部11に搬送で
きる。
【0015】なお、図1の構成において、感光体1は帯
電器2で一様に帯電された後、画像信号で変調したレー
ザビーム3で走査され、当該画像信号に応じた静電潜像
が形成される。この静電潜像は現像器4でトナー現像さ
れ、このトナー像を転写器5と像担持体1との間に通過
する転写用紙6に転写する。トナー像を転写した転写用
紙は図示しない定着器で定着される。これによって所定
の画像を再現したコピーを得る。
電器2で一様に帯電された後、画像信号で変調したレー
ザビーム3で走査され、当該画像信号に応じた静電潜像
が形成される。この静電潜像は現像器4でトナー現像さ
れ、このトナー像を転写器5と像担持体1との間に通過
する転写用紙6に転写する。トナー像を転写した転写用
紙は図示しない定着器で定着される。これによって所定
の画像を再現したコピーを得る。
【0016】また、上記像担持体は感光体、および中間
転写体を含み、本発明はこれらの何れにも適用できる。
転写体を含み、本発明はこれらの何れにも適用できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図2は本発明によるクリーニング装
置の第1実施例を説明する画像形成装置の要部模式図で
あって、図1と同一符号は同一部分に対応し、6aは用
紙トレー、7はマイラー材等のシールである。
て詳細に説明する。図2は本発明によるクリーニング装
置の第1実施例を説明する画像形成装置の要部模式図で
あって、図1と同一符号は同一部分に対応し、6aは用
紙トレー、7はマイラー材等のシールである。
【0018】同図において、像担持体である感光体ドラ
ム1は例えば有機感光体でなり、その周囲には帯電器
2、現像器4、転写器5およびクリーニング装置8が配
置されている。なお、この外に転写前帯電器や除電ラン
プ等が配置されるが、図示を省略してある。感光体ドラ
ム1は図示しない画像信号生成装置で生成した画像信号
で変調したレーザビーム3で走査され、当該画像信号に
応じた静電潜像が形成される。
ム1は例えば有機感光体でなり、その周囲には帯電器
2、現像器4、転写器5およびクリーニング装置8が配
置されている。なお、この外に転写前帯電器や除電ラン
プ等が配置されるが、図示を省略してある。感光体ドラ
ム1は図示しない画像信号生成装置で生成した画像信号
で変調したレーザビーム3で走査され、当該画像信号に
応じた静電潜像が形成される。
【0019】この静電潜像は現像器4でトナー現像され
て顕像化される。顕像化されたトナー像は転写ロールか
らなる転写器6に到り、トナーと逆極性の電荷を与える
ことにより用紙トレー6aから給紙された転写用紙6に
転写される。トナー像が転写された用紙6は定着器7で
加熱、あるいは加圧、もしくは加熱と加圧で定着され
る。
て顕像化される。顕像化されたトナー像は転写ロールか
らなる転写器6に到り、トナーと逆極性の電荷を与える
ことにより用紙トレー6aから給紙された転写用紙6に
転写される。トナー像が転写された用紙6は定着器7で
加熱、あるいは加圧、もしくは加熱と加圧で定着され
る。
【0020】転写後の感光体ドラム1の表面には画像形
成,転写に寄与しなかったトナーが残存している。この
残存トナーはクリーニング装置8で除去され、次の画像
形成に備える。クリーニング装置8は感光体ドラム1の
表面の幅にわたって摺接するゴム製等の弾性材でなるブ
レード9で掻き取られる。掻き取られたトナーはシール
7により感光体ドラム1に戻らないようにされて一時貯
留され、回転搬送パドル12によりトナー回収部11方
向に搬送される。
成,転写に寄与しなかったトナーが残存している。この
残存トナーはクリーニング装置8で除去され、次の画像
形成に備える。クリーニング装置8は感光体ドラム1の
表面の幅にわたって摺接するゴム製等の弾性材でなるブ
レード9で掻き取られる。掻き取られたトナーはシール
7により感光体ドラム1に戻らないようにされて一時貯
留され、回転搬送パドル12によりトナー回収部11方
向に搬送される。
【0021】0.1mm〜0.3mm程度のポリエチレ
ン等の高分子フィルムあるいはSUS等の金属薄板、ま
たはゴムあるいは合成樹脂等の弾性材で構成された1ま
たは複数の羽状の回転搬送パドル12は感光体ドラム1
とは逆方向に回転して掻き取られたトナーを掬いとる。
この回転搬送パドル12の回転軌跡13内の上方に、パ
ドルの幅と同等もしくはそれ以上の長さで配置され、先
端が当該回転軌跡13内に突出したフリッキング部材1
4が配置されており、トナーを掬い取って回転してきた
パドルの先端部分が上記フリッキング部材14に当接
し、上記先端部分が一時的に回転が抑制される。その
後、さらにパドルが回転することにより、パドル先端部
分が上記フリッキング部材14との係合から開放され、
パドルの弾性反発作用で、そのトナーがトナー回収部1
1方向に飛ばされる。
ン等の高分子フィルムあるいはSUS等の金属薄板、ま
たはゴムあるいは合成樹脂等の弾性材で構成された1ま
たは複数の羽状の回転搬送パドル12は感光体ドラム1
とは逆方向に回転して掻き取られたトナーを掬いとる。
この回転搬送パドル12の回転軌跡13内の上方に、パ
ドルの幅と同等もしくはそれ以上の長さで配置され、先
端が当該回転軌跡13内に突出したフリッキング部材1
4が配置されており、トナーを掬い取って回転してきた
パドルの先端部分が上記フリッキング部材14に当接
し、上記先端部分が一時的に回転が抑制される。その
後、さらにパドルが回転することにより、パドル先端部
分が上記フリッキング部材14との係合から開放され、
パドルの弾性反発作用で、そのトナーがトナー回収部1
1方向に飛ばされる。
【0022】上記フリッキング部材14は、回転搬送パ
ドル12に対して10時の位置から12時の位置(約3
0度)の間に設置することでトナーを飛ばす効果が大き
くなる。もし、12時の位置から1時の位置側に配置す
ると、トナーの飛ぶ方向が下方となって、トナー回収部
を有効に使えない。これにより、トナーは回転搬送パド
ル12の近辺に堆積することなく効果的にトナー回収部
11に回収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無
用の圧力を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能と
なる。
ドル12に対して10時の位置から12時の位置(約3
0度)の間に設置することでトナーを飛ばす効果が大き
くなる。もし、12時の位置から1時の位置側に配置す
ると、トナーの飛ぶ方向が下方となって、トナー回収部
を有効に使えない。これにより、トナーは回転搬送パド
ル12の近辺に堆積することなく効果的にトナー回収部
11に回収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無
用の圧力を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能と
なる。
【0023】図3は本発明によるクリーニング装置の第
2実施例を説明する画像形成装置の要部模式図であっ
て、前記実施例と同一部分に対応する。同図において、
感光体1への静電潜像の形成とトナー現像、および転
写、定着等の画像形成の構成とその動作は前記第1の実
施例と同様である。すなわち、感光体ドラム1は画像信
号で変調したレーザビーム3で走査され、当該画像信号
に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器
4でトナー現像されて顕像化される。顕像化されたトナ
ー像は転写器6に到り、用紙トレー6aから給紙された
転写用紙6に転写された後、定着器7で加熱、加圧され
て定着される。
2実施例を説明する画像形成装置の要部模式図であっ
て、前記実施例と同一部分に対応する。同図において、
感光体1への静電潜像の形成とトナー現像、および転
写、定着等の画像形成の構成とその動作は前記第1の実
施例と同様である。すなわち、感光体ドラム1は画像信
号で変調したレーザビーム3で走査され、当該画像信号
に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器
4でトナー現像されて顕像化される。顕像化されたトナ
ー像は転写器6に到り、用紙トレー6aから給紙された
転写用紙6に転写された後、定着器7で加熱、加圧され
て定着される。
【0024】転写後の感光体ドラム1の表面に残存した
トナーはクリーニング装置8で除去され、次の画像形成
に備える。クリーニング装置8は感光体ドラム1の表面
の幅にわたって摺接するゴム製等の弾性材でなるブレー
ド9で掻き取られる。掻き取られたトナーは回転搬送パ
ドル12によりトナー回収部11方向に搬送される。
トナーはクリーニング装置8で除去され、次の画像形成
に備える。クリーニング装置8は感光体ドラム1の表面
の幅にわたって摺接するゴム製等の弾性材でなるブレー
ド9で掻き取られる。掻き取られたトナーは回転搬送パ
ドル12によりトナー回収部11方向に搬送される。
【0025】弾性を有し、その先端部に回転方向に折り
曲げ部12aを形成した回転搬送パドル12は感光体ド
ラム1とは逆方向に回転して掻き取られたトナーを掬い
取って搬送する。この回転搬送パドル12の回転軌跡1
3内の上方に、当該回転軌跡13内に突出してフリッキ
ング部材14が配置されており、トナーを掬い取って回
転してきたパドルの先端部分に形成した折り曲げ12a
の端部が上記フリッキング部材14に当接し、上記先端
部分が一時的に回転が抑制される。その後、さらにパド
ルが回転すことにより、パドル端部が上記フリッキング
部材14との係合から開放され、パドルの弾性反発作用
で、そのトナーがトナー回収部11方向に飛ばされる。
曲げ部12aを形成した回転搬送パドル12は感光体ド
ラム1とは逆方向に回転して掻き取られたトナーを掬い
取って搬送する。この回転搬送パドル12の回転軌跡1
3内の上方に、当該回転軌跡13内に突出してフリッキ
ング部材14が配置されており、トナーを掬い取って回
転してきたパドルの先端部分に形成した折り曲げ12a
の端部が上記フリッキング部材14に当接し、上記先端
部分が一時的に回転が抑制される。その後、さらにパド
ルが回転すことにより、パドル端部が上記フリッキング
部材14との係合から開放され、パドルの弾性反発作用
で、そのトナーがトナー回収部11方向に飛ばされる。
【0026】これにより、トナーの掬い取り量は前記実
施例より多くなり、トナーは回転搬送パドル12の近辺
に堆積することなくより効果的にトナー回収部11に回
収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無用の圧力
を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能となる。図
4は本発明によるクリーニング装置の第3実施例を説明
する回転搬送パドルの断面図である。
施例より多くなり、トナーは回転搬送パドル12の近辺
に堆積することなくより効果的にトナー回収部11に回
収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無用の圧力
を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能となる。図
4は本発明によるクリーニング装置の第3実施例を説明
する回転搬送パドルの断面図である。
【0027】この実施例では、回転搬送パドル12は、
その先端部にトナーを収容する溝形状部12bを有して
いる。この溝形状部12bを形成したことにより、ブレ
ードで掻き取られたトナーは大量に搬送可能とされる。
この回転搬送パドル12の溝形状部12bの端部がフリ
ッキング部材に当接し、前記実施例と同様の反発作用で
当該溝形状部12bに収容されたトナーをトナー回収部
11に飛ばして回収する。
その先端部にトナーを収容する溝形状部12bを有して
いる。この溝形状部12bを形成したことにより、ブレ
ードで掻き取られたトナーは大量に搬送可能とされる。
この回転搬送パドル12の溝形状部12bの端部がフリ
ッキング部材に当接し、前記実施例と同様の反発作用で
当該溝形状部12bに収容されたトナーをトナー回収部
11に飛ばして回収する。
【0028】この実施例によれば、より大量のトナーを
さらに効果的に回収でき、トナーは回転搬送パドル12
の近辺に堆積することなくより効果的にトナー回収部1
1に回収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無用
の圧力を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能とな
る。図5は本発明によるクリーニング装置の第4実施例
を説明する画像形成装置の要部模式図であって、前記実
施例と同一部分に対応する。
さらに効果的に回収でき、トナーは回転搬送パドル12
の近辺に堆積することなくより効果的にトナー回収部1
1に回収され、ブレード9や回転搬送パドル12に無用
の圧力を及ぼすことなく、クリーニングが実行可能とな
る。図5は本発明によるクリーニング装置の第4実施例
を説明する画像形成装置の要部模式図であって、前記実
施例と同一部分に対応する。
【0029】この実施例では、クリーニング装置8を感
光体ドラム1の3時方向に設置したものである。感光体
ドラム1は図示の矢印方向Aに回転し、ブレード9は感
光体ドラム1の回転に対向する方向に摺接するため、ク
リーニング装置8は図示したように3時方向に設置す
る。
光体ドラム1の3時方向に設置したものである。感光体
ドラム1は図示の矢印方向Aに回転し、ブレード9は感
光体ドラム1の回転に対向する方向に摺接するため、ク
リーニング装置8は図示したように3時方向に設置す
る。
【0030】フリッキング部材14は回転搬送パドル1
2の上方に設置されて前記各実施例と同様の作用を果た
す。上記各実施例において、羽状の回転搬送パドルを弾
性変形させるフリッキング部材の配置位置と弾性変形の
度合いは、パドルの硬さや先端形状によって変わるた
め、実験によって最適化する。
2の上方に設置されて前記各実施例と同様の作用を果た
す。上記各実施例において、羽状の回転搬送パドルを弾
性変形させるフリッキング部材の配置位置と弾性変形の
度合いは、パドルの硬さや先端形状によって変わるた
め、実験によって最適化する。
【0031】また、フリッキング部材は回転搬送パドル
を変形させるのに十分な剛性を有すればよく、POM,
ポリカーボネート,その他の樹脂材、あるいは金属を使
用できる。なお、上記各実施例は、トナーのクリーニン
グ対象を感光体ドラムとして説明したが、これに限るも
のではなく、ベルト状感光体や中間転写体(ドラム状、
ベルト状)のクリーニング装置に適用できるものであ
る。
を変形させるのに十分な剛性を有すればよく、POM,
ポリカーボネート,その他の樹脂材、あるいは金属を使
用できる。なお、上記各実施例は、トナーのクリーニン
グ対象を感光体ドラムとして説明したが、これに限るも
のではなく、ベルト状感光体や中間転写体(ドラム状、
ベルト状)のクリーニング装置に適用できるものであ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少ない部品点数で効率よく回収トナーを搬送し、クリー
ニング不良や像担持体の摩耗を抑制したクリーニング装
置を得ることができる。
少ない部品点数で効率よく回収トナーを搬送し、クリー
ニング不良や像担持体の摩耗を抑制したクリーニング装
置を得ることができる。
【図1】 本発明の基本構成を説明する要部模式図であ
る。
る。
【図2】 本発明によるクリーニング装置の第1実施例
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
【図3】 本発明によるクリーニング装置の第2実施例
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
【図4】 本発明によるクリーニング装置の第3実施例
を説明する回転搬送パドルの断面図である。
を説明する回転搬送パドルの断面図である。
【図5】 本発明によるクリーニング装置の第4実施例
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
を説明する画像形成装置の要部模式図である。
【図6】 従来の画像形成装置に備えたクリーニング装
置の一例を説明する要部模式図である。
置の一例を説明する要部模式図である。
1・・・・像担持体、2・・・・帯電器、3・・・・レ
ーザビーム、4・・・・現像器、5・・・・転写器、6
・・・・転写用紙、7・・・・シール、8・・・・クリ
ーニング装置、9・・・・ブレード、10・・・・トナ
ー、11・・・・トナー回収部、12・・・・回転搬送
パドル、13・・・・パドル先端軌跡、14・・・・フ
リッキング部材。
ーザビーム、4・・・・現像器、5・・・・転写器、6
・・・・転写用紙、7・・・・シール、8・・・・クリ
ーニング装置、9・・・・ブレード、10・・・・トナ
ー、11・・・・トナー回収部、12・・・・回転搬送
パドル、13・・・・パドル先端軌跡、14・・・・フ
リッキング部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大池 秀明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 金子 茂樹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 市川 雄三 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−250379(JP,A) 特開 昭59−30568(JP,A) 特開 昭63−213877(JP,A) 実開 昭63−88865(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体の表面に当接して当該像担持体
の表面に付着したトナーを除去するブレードと、トナー
回収部とを少なくとも具備したクリーニング装置を有
し、 前記ブレードは弾性材から構成され、前記ブレードによ
り前記像担持体から掻き落とされたトナーを前記トナー
回収部に搬送する回転搬送パドルと、前記回転搬送パド
ルの先端の軌跡内の上方に設置されて、前記回転搬送パ
ドルによって掬い取られたトナーを前記トナー回収部方
向に飛ばすためのフリッキング部材とを備え、前記パド
ル先端部分が上部位置に回転した時に前記フリッキング
部材と係合し、その係合時の前記パドル先端部分の回転
移動方向は前記トナー回収部に向かう方向であり、前記
フリッキング部材との係合から開放されたときの前記回
転搬送パドルの弾性反発作用で前記トナーを前記トナー
回収部方向に飛ばすように構成されたことを特徴とする
クリーニング装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記回転搬送パドル
の先端に前記掬い取ったトナーを保持する形状を有する
ことを特徴とするクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918694A JP3317044B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918694A JP3317044B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08115026A JPH08115026A (ja) | 1996-05-07 |
JP3317044B2 true JP3317044B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=17189185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24918694A Expired - Fee Related JP3317044B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3317044B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP24918694A patent/JP3317044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08115026A (ja) | 1996-05-07 |
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Legal Events
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