JP3315822B2 - 中性線保護用しゃ断器装置 - Google Patents
中性線保護用しゃ断器装置Info
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Description
護用しゃ断器装置において、特に通常運転時に中性線保
護用しゃ断器と並列に接続される振動回路のコンデンサ
による系統への影響をなくすようにした中性線保護用し
ゃ断器装置に関する。
統は、図9に示すように変換所に設置された複数の変換
器3を双極形に接続し、その一方の極の変換器3より直
流リアクトル4を介して+側本線1が、他方の極の変換
器3より直流リアクトル4を介して−側本線1がそれぞ
れ引出され、さらに各極間より2本の中性線2が引出さ
れる構成となっている。
線2の地絡事故に備えて中性線の非接地端と大地間に中
性線保護用しゃ断器5(以下主しゃ断器と呼ぶ)が設置
され、中性線に地絡事故が発生すると、主しゃ断器5を
投入し、地絡事故点から大地に流れる故障電流が主しゃ
断器5を通して流れるようにしている。
5を投入して故障電流を大地に流すことにより、地絡事
故点から大地へ流れる故障電流が消失し、地絡事故を回
復させることができる。
を開放して電流をしゃ断することにより、主しゃ断器5
を通して流れていた電流を中性線2へ復帰させることが
できる。
場合には主しゃ断器5を投入して地絡事故を回復させ、
通常状態に戻すためには主しゃ断器5を開放して確実に
電流をしゃ断し、中性線電流を復帰させなければならな
い。
断するには、直流に零点を生じさせる必要があり、この
ため従来では主しゃ断器5のアーク特性を利用して主し
ゃ断器5と並列に接続されたリアクトルとコンデンサか
らなる振動回路7により振動電流を発生させ、直流に零
点を生じさせるようにした自励振動方式の中性線保護用
しゃ断器装置が採用されている。
電流をしゃ断する主しゃ断器5と並列に振動電流を発生
させるための振動回路7として数十μF のコンデンサが
設置されている。また、主しゃ断器5は地絡事故時のみ
投入されるが、振動回路7は常時中性線2に接続されて
いる。さらに、主しゃ断器5と並列に故障電流しゃ断後
に発生する過電圧を抑制する過渡過電圧制限装置8が接
続されている。
線保護用しゃ断器装置においては、中性線の地絡事故時
には主しゃ断器5を投入して故障電流を大地に流し、故
障回復後には主しゃ断器5に並列に接続されたリアクト
ルと数十μF のコンデンサからなる振動回路7により直
流電流を振動させて電流零点を作り、主しゃ断器5によ
り確実に電流をしゃ断して中性線2に電流を転流させて
いる。
されるが、振動回路7は常時中性線2に接続されている
ため、直流送電系統の運用上数十μF のコンデンサが中
性線に接続されていることは好ましくない場合がある。
たもので、その目的は主しゃ断器を開放する際に振動電
流を発生させて電流零点を作る振動回路のコンデンサに
よる直流送電系統へ与える悪影響を解消できる中性線保
護用しゃ断器装置を提供するにある。
成するため、次のような手段により中性線保護用しゃ断
器装置を構成するものである。
を双極形に接続し、その一方の極の変換器より+側本線
が、他方の極の変換器より−側本線がそれぞれ引出さ
れ、さらに各極間より2本の中性線が引出される構成の
直流送電系統に設置され、中性線の事故発生時に開閉動
作する中性線保護用しゃ断器装置において、前記中性線
の非接地端と大地との間に設けられ、前記中性線の事故
時に投入して事故電流を流入させ、事故が回復すると開
放して電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断器と、この
中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、中性線保護用
しゃ断器により事故電流をしゃ断する際に振動電流を発
生させるリアクトルおよびコンデンサからなる振動回路
と、前記中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、事故
電流しゃ断後に発生する過電圧を抑制する過電圧制限装
置と、前記中性線の非接地端側に前記中性線保護用しゃ
断器と直列に設けられ、通常の系統運転時には前記振動
回路を前記中性線から切離し、中性線保護動作時に投入
する補助開閉手段とを備えたものである。
を双極形に接続し、その一方の極の変換器より+側本線
が、他方の極の変換器より−側本線がそれぞれ引出さ
れ、さらに各極間より2本の中性線が引出される構成の
直流送電系統に設置され、中性線の事故発生時に開閉動
作する中性線保護用しゃ断器装置において、前記2本の
中性線の非接地端と大地との間にそれぞれ設けられ、前
記中性線の事故時に投入して事故電流を流入させ、事故
が回復すると開放して電流をしゃ断する2個の中性線保
護用しゃ断器と、各中性線保護用しゃ断器に並列にそれ
ぞれ接続され、中性線保護用しゃ断器により事故電流を
しゃ断する際に振動電流を発生させるリアクトルおよび
コンデンサからなる振動回路と、前記各中性線保護用し
ゃ断器に並列にそれぞれ接続され、事故電流しゃ断後に
発生する過電圧を抑制する過電圧制限装置と、前記各中
性線保護用しゃ断器に直列にそれぞれ設けられ、通常の
系統運転時には前記振動回路を前記中性線から切離し、
中性線保護動作時に投入する補助開閉手段とを備え、中
性線の事故時に一方の中性線保護用しゃ断器およびこれ
に直列の補助開閉手段が投入されたとき他方の中性線保
護用しゃ断器に直列の補助開閉手段のみを投入するよう
にしたものである。
を双極形に接続し、その一方の極の変換器より+側本線
が、他方の極の変換器より−側本線がそれぞれ引出さ
れ、さらに各極間より2本の中性線が引出される構成の
直流送電系統に設置され、中性線の事故発生時に開閉動
作する中性線保護用しゃ断器装置において、前記中性線
の非接地端と大地との間に設けられ、前記中性線の事故
時に投入して事故電流を流入させ、事故が回復すると開
放して電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断器と、この
中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、中性線保護用
しゃ断器により事故電流をしゃ断する際に振動電流を発
生させるリアクトルおよびコンデンサからなる振動回路
と、前記中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、事故
電流しゃ断後に発生する過電圧を抑制する過電圧制限装
置と、前記振動回路および過電圧制限装置にそれぞれ直
列に設けられ、通常の系統運転時には前記振動回路を前
記中性線から切離し、中性線保護動作時に投入する補助
開閉手段とを備えたものである。
を双極形に接続し、その一方の極の変換器より+側本線
が、他方の極の変換器より−側本線がそれぞれ引出さ
れ、さらに各極間より2本の中性線が引出され、且つ中
性線に中性線用過電圧制限装置が接続された構成の直流
送電系統に設置され、中性線の事故発生時に開閉動作す
る中性線保護用しゃ断器装置において、前記中性線の非
接地端と大地との間に設けられ、前記中性線の事故時に
投入して事故電流を流入させ、事故が回復すると開放し
て電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断器と、この中性
線保護用しゃ断器に並列に接続され、中性線保護用しゃ
断器により事故電流をしゃ断する際に振動電流を発生さ
せるリアクトルおよびコンデンサからなる振動回路と、
この振動回路に直列に設けられ、通常の系統運転時には
前記振動回路を前記中性線から切離し、中性線保護動作
時に投入する補助開閉手段とを備え、前記中性線保護用
しゃ断器により事故電流がしゃ断後に発生する過電圧を
前記中性線用過電圧制限装置により抑制するようにした
ものである。
線の地絡事故時には中性線の非接地端と中性線保護用し
ゃ断器との間に直列に設けられた補助開閉手段が投入さ
れ、中性線保護用しゃ断器に並列に接続された振動回路
が中性線に接続されるので、中性線保護用しゃ断器によ
り事故電流をしゃ断する際の振動電流を発生させること
ができ、また通常の系統運用時には補助開閉手段が開放
され、中性線保護用しゃ断器に並列に接続された振動回
路が中性線より切離されているので、振動回路のコンデ
ンサによる好ましくない影響を系統に与えることがなく
なる。
2本の中性線の非接地端と大地との間に請求項2に対応
する発明の中性線保護用しゃ断器装置がそれぞれ接続さ
れているので、中性線の地絡事故時に一方の中性線保護
用しゃ断器装置の補助開閉手段および中性線保護用しゃ
断器を投入し、他方の中性線保護用しゃ断器装置に対し
ては補助開閉手段のみを投入することにより、故障電流
は一方の中性線保護用しゃ断器装置の補助開閉手段およ
び中性線保護用しゃ断器を通して接地点に流れ、事故回
復後は1つの中性線保護用しゃ断器と2つの振動回路で
電流をしゃ断することができる。
線の地絡事故時には中性線保護用しゃ断器に並列に接続
された振動回路に直列の補助開閉手段が投入されると、
振動回路が中性線に接続されるので、中性線保護用しゃ
断器により電流をしゃ断する際の振動電流を発生させる
ことができると共に、電流しゃ断後の過電圧に対しては
中性線保護用しゃ断器に並列に接続された過電圧制限装
置に直列の補助開閉手段の投入により抑制することがで
きる。また、通常の系統運用時にはそれぞれの補助開閉
手段が開放され、中性線保護用しゃ断器に並列に接続さ
れた振動回路が中性線より切離されているので、振動回
路のコンデンサによる好ましくない影響を系統に与える
ことがなくなる。
線保護用しゃ断器に並列に接続された振動回路に直列の
補助開閉手段を投入し、通常の系統運用時には補助開閉
手段を開放することにより振動回路のコンデンサによる
好ましくない影響を系統に与えることがなく、また電流
しゃ断後の過電圧に対しては中性線に接続された中性線
用過電圧制限装置により抑制することができる。
る。
装置の第1の実施例を示す変換所の系統構成図で、図9
と同一部分には同一符号を付して説明する。
の変換器3は双極形に接続され、その一方の極の変換器
3より直流リアクトル4を介して+側本線1が、他方の
極の変換器3より直流リアクトル4を介して−側本線1
がそれぞれ引出され、さらに各極間より2本の中性線2
が引出される構成となっている。
いて、中性線2の非接地端と大地との間に主しゃ断器5
を設置し、この主しゃ断器5に並列にリアクトルとコン
デンサからなる振動回路7および過電圧制限装置8をそ
れぞれ接続し、さらに中性線2の非接地側と主しゃ断器
5との間に通常の系統運用時には開放状態にある補助し
ゃ断器6を直列に設け、中性線保護用しゃ断器装置11
を構成するようにしたものである。
しゃ断器装置の作用を図2を参照しながら説明する。
時に中性線2に地絡事故9が発生すると、故障電流は地
絡点より大地を通して接地点12へと流れる電流経路1
0となる。
めため、中性線保護用しゃ断器装置11の補助しゃ断器
6および主しゃ断器5を投入すると、地絡点から大地へ
流れていた電流は図2(b)に示す電流経路10で接地
点12へと流れる。
振動回路7で作られる電流零点に同期させて主しゃ断器
5および補助しゃ断器6を開放して電流をしゃ断するこ
とにより、主しゃ断器5を通して流れていた電流が図2
(c)に示すように地絡事故の回復した中性線2に転流
し、通常の運用に戻る。
非接地端と振動回路7および過電圧制限装置8がそれぞ
れ並列接続された主しゃ断器5との間に補助しゃ断器6
を直列に設け、通常の系統運用時には補助しゃ断器6を
開放状態にしておき、中性線2の地絡事故時に補助しゃ
断器6および主しゃ断器5を投入するようにしたので、
通常の系統運用時に振動回路7の数十μF のコンデンサ
による好ましくない影響を系統に与えることがなくな
る。
装置の第2の実施例を示すもので、図1と異なる点は主
しゃ断器5の非接地端側と中性線2との間にしゃ断器6
に代えて断路器13を設けたものである。
置においても、第1の実施例と同様の作用効果を得るこ
とができる。
装置の第3の実施例を示す系統構成図で、図1と同一部
分には同一符号を付してある。
形変換器の各極間より引出される2本の中性線2にそれ
ぞれ図1に示す構成の中性線保護用しゃ断器装置11を
2個設置するようにしたものである。この場合、振動回
路7のリアクトル値およびコンデンサ値はそれぞれ同一
である。
故時に一方の中性線保護用しゃ断器装置11の補助しゃ
断器6および主しゃ断器5を投入し、他方の中性線保護
用しゃ断器装置11に対しては補助しゃ断器6のみを投
入することにより、地絡故障電流は一方の中性線保護用
しゃ断器装置11の補助しゃ断器6および主しゃ断器5
を通して接地点に流れ、地絡事故の回復後は1つの主し
ゃ断器5と2つの振動回路7で電流をしゃ断することが
できる。
装置の第4の実施例を示す系統構成図で、図4と異なる
点は双極形変換器の各極間より引出される2本の中性線
2にそれぞれ図3に示す構成の中性線保護用しゃ断器装
置11を2個設置するようにしたものである。
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
装置の第5の実施例を示す系統構成図で、図1と同一部
分には同一符号を付してある。
線2に主しゃ断器5の一端を接続し、他端を大地に接続
する。また、主しゃ断器5と並列にリアクトルおよびコ
ンデンサからなる振動回路7と補助スイッチ17とを直
列接続し、さらに主しゃ断器5と並列に過電圧制限装置
8と補助スイッチ17とを直列接続する構成としたもの
である。
置において、通常の系統運用時には主しゃ断器5、補助
スイッチ17を開放しておき、中性線2の地絡事故時に
主しゃ断器5および補助スイッチ17を投入することに
より、第1の実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
装置の第6の実施例を示す系統構成図で、図6と同一部
分には同一符号を付してある。
線2に主しゃ断器5の一端を接続し、他端を大地に接続
する。また、主しゃ断器5と並列にリアクトルおよびコ
ンデンサからなる振動回路7と補助スイッチ17とを直
列接続する。さらに、中性線2に中性線用過電圧制限装
置14の一端を接続し、他端を接地する構成としたもの
である。
置においては、通常の系統運用時には主しゃ断器5およ
び補助スイッチ17が開放されているので、振動回路7
は中性線2から切離されており、中性線2の地絡事故時
には主しゃ断器5および補助スイッチ17が投入され、
地絡事故回復により電流しゃ断後の過電圧に対しては中
性線用過電圧制限装置14により抑制することができ
る。
装置の第7の実施例を示す系統構成図で、図7と同一部
分には同一符号を付してある。
線2に主しゃ断器5の一端を接続し、他端を大地に接続
する。また、中性線2に中性線リアクトル16を設け、
また中性線2に中性線用過電圧制限装置14およびサー
ジキャパシタ15の一端をそれぞれ接続し、これらの他
端をそれぞれ接地する構成としたものである。
置においては、通常の系統運用時には主しゃ断器5は開
放しており、中性線2の地絡事故時に投入される。ま
た、地絡事故回復後には中性線2に設置されたサージキ
ャパシタ15と中性線リアクトル16により発生する振
動電流の零点で主しゃ断器5を開放することにより電流
がしゃ断され、電流しゃ断後の過電圧は中性線用過電圧
制限装置14により抑制することができる。
けなくても、中性線用過電圧制限装置14および中性線
リアクトル16が中性線用として設置されている系統に
あってはこれらを利用することにより、主しゃ断器5の
みで電流を接地点に流したり、中性線2に転流させたり
することができる。
ゃ断器の開放する際に振動電流を発生させて電流零点を
作る振動回路を故障時のみ中性線に接続し、常時は中性
線から切離すようにしたので、直流送電系統に与える悪
影響を解消することができる中性線保護用しゃ断器装置
を提供できる。
の実施例を示す変換所の系統構成図。
用図。
の系統構成図。
リアクトル、5……主しゃ断器、6……補助しゃ断器、
7……振動回路、8……過電圧制限装置、11……中性
線保護用しゃ断器装置、13……断路器、14……中性
線用過電圧制限装置、15……サージキャパシタ、16
……中性線リアクトル、17……補助スイッチ。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の変換器を双極形に接続し、その一
方の極の変換器より+側本線が、他方の極の変換器より
−側本線がそれぞれ引出され、さらに各極間より2本の
中性線が引出される構成の直流送電系統に設置され、中
性線の事故発生時に開閉動作する中性線保護用しゃ断器
装置において、 前記中性線の非接地端と大地との間に設けられ、前記中
性線の事故時に投入して事故電流を流入させ、事故が回
復すると開放して電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断
器と、この中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、中
性線保護用しゃ断器により事故電流をしゃ断する際に振
動電流を発生させるリアクトルおよびコンデンサからな
る振動回路と、前記中性線保護用しゃ断器に並列に接続
され、事故電流しゃ断後に発生する過電圧を抑制する過
電圧制限装置と、前記中性線の非接地端側に前記中性線
保護用しゃ断器と直列に設けられ、通常の系統運転時に
は前記振動回路を前記中性線から切離し、中性線保護動
作時に投入する補助開閉手段とを備えたことを特徴とす
る中性線保護用しゃ断器装置。 - 【請求項2】 複数の変換器を双極形に接続し、その一
方の極の変換器より+側本線が、他方の極の変換器より
−側本線がそれぞれ引出され、さらに各極間より2本の
中性線が引出される構成の直流送電系統に設置され、中
性線の事故発生時に開閉動作する中性線保護用しゃ断器
装置において、 前記2本の中性線の非接地端と大地との間にそれぞれ設
けられ、前記中性線の事故時に投入して事故電流を流入
させ、事故が回復すると開放して電流をしゃ断する2個
の中性線保護用しゃ断器と、各中性線保護用しゃ断器に
並列にそれぞれ接続され、中性線保護用しゃ断器により
事故電流をしゃ断する際に振動電流を発生させるリアク
トルおよびコンデンサからなる振動回路と、前記各中性
線保護用しゃ断器に並列にそれぞれ接続され、事故電流
しゃ断後に発生する過電圧を抑制する過電圧制限装置
と、前記各中性線保護用しゃ断器に直列にそれぞれ設け
られ、通常の系統運転時には前記振動回路を前記中性線
から切離し、中性線保護動作時に投入する補助開閉手段
とを備え、中性線の事故時に一方の中性線保護用しゃ断
器およびこれに直列の補助開閉手段が投入されたとき他
方の中性線保護用しゃ断器に直列の補助開閉手段のみを
投入することを特徴とする中性線保護用しゃ断器装置。 - 【請求項3】 複数の変換器を双極形に接続し、その一
方の極の変換器より+側本線が、他方の極の変換器より
−側本線がそれぞれ引出され、さらに各極間より2本の
中性線が引出される構成の直流送電系統に設置され、中
性線の事故発生時に開閉動作する中性線保護用しゃ断器
装置において、 前記中性線の非接地端と大地との間に設けられ、前記中
性線の事故時に投入して事故電流を流入させ、事故が回
復すると開放して電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断
器と、この中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、中
性線保護用しゃ断器により事故電流をしゃ断する際に振
動電流を発生させるリアクトルおよびコンデンサからな
る振動回路と、前記中性線保護用しゃ断器に並列に接続
され、事故電流しゃ断後に発生する過電圧を抑制する過
電圧制限装置と、前記振動回路および過電圧制限装置に
それぞれ直列に設けられ、通常の系統運転時には前記振
動回路を前記中性線から切離し、中性線保護動作時に投
入する補助開閉手段とを備えたことを特徴とする中性線
保護用しゃ断器装置。 - 【請求項4】 複数の変換器を双極形に接続し、その一
方の極の変換器より+側本線が、他方の極の変換器より
−側本線がそれぞれ引出され、さらに各極間より2本の
中性線が引出され、且つ中性線に中性線用過電圧制限装
置が接続された構成の直流送電系統に設置され、中性線
の事故発生時に開閉動作する中性線保護用しゃ断器装置
において、 前記中性線の非接地端と大地との間に設けられ、前記中
性線の事故時に投入して事故電流を流入させ、事故が回
復すると開放して電流をしゃ断する中性線保護用しゃ断
器と、この中性線保護用しゃ断器に並列に接続され、中
性線保護用しゃ断器により事故電流をしゃ断する際に振
動電流を発生させるリアクトルおよびコンデンサからな
る振動回路と、この振動回路に直列に設けられ、通常の
系統運転時には前記振動回路を前記中性線から切離し、
中性線保護動作時に投入する補助開閉手段とを備え、前
記中性線保護用しゃ断器により事故電流がしゃ断後に発
生する過電圧を前記中性線用過電圧制限装置により抑制
するようにしたことを特徴とする中性線保護用しゃ断器
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22818394A JP3315822B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 中性線保護用しゃ断器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22818394A JP3315822B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 中性線保護用しゃ断器装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898402A JPH0898402A (ja) | 1996-04-12 |
JP3315822B2 true JP3315822B2 (ja) | 2002-08-19 |
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ID=16872516
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JP22818394A Expired - Fee Related JP3315822B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 中性線保護用しゃ断器装置 |
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---|---|---|---|---|
JP7177799B2 (ja) * | 2020-03-17 | 2022-11-24 | 北海道電力株式会社 | 電力変換装置 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP22818394A patent/JP3315822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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