JP3314719B2 - フラッシュeepromとその試験方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュEEP
ROM(Electrically Erasable andProgrammable Read
Only Memory )とその試験方法に関するものである。
ROM(Electrically Erasable andProgrammable Read
Only Memory )とその試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】EEPROMは不揮発性メモリであっ
て、電源切断状態でもメモリが蒸発することがなく、書
き換えが比較的容易であるために広く利用されている
が、書き換え回数に限度があるという問題がある。この
問題のために、EEPROMを使用するときはしばしば
これを試験し、正常な状態にあることを確認した上で使
用するのが一般である。
て、電源切断状態でもメモリが蒸発することがなく、書
き換えが比較的容易であるために広く利用されている
が、書き換え回数に限度があるという問題がある。この
問題のために、EEPROMを使用するときはしばしば
これを試験し、正常な状態にあることを確認した上で使
用するのが一般である。
【0003】EEPROMに記憶されているデータに対
しその符号誤り訂正用(又は符号誤り検出用)巡回符号
を生成して、この巡回符号を当該EEPROMに格納し
ておけば、EEPROMの試験を簡単に行うことができ
る。また、EEPROMの一部が破壊されても、残りの
部分が健全であれば健全な部分だけを使用できるように
することが望ましい。このためEEPROMの全体のメ
モリエリアを複数のブロックに分割し、どのブロックの
EEPROMに不良があるかが、試験結果により容易に
判定できるようにしておけばよいのであるが従来のEE
PROMの試験方法はそのようになっていなかった。
しその符号誤り訂正用(又は符号誤り検出用)巡回符号
を生成して、この巡回符号を当該EEPROMに格納し
ておけば、EEPROMの試験を簡単に行うことができ
る。また、EEPROMの一部が破壊されても、残りの
部分が健全であれば健全な部分だけを使用できるように
することが望ましい。このためEEPROMの全体のメ
モリエリアを複数のブロックに分割し、どのブロックの
EEPROMに不良があるかが、試験結果により容易に
判定できるようにしておけばよいのであるが従来のEE
PROMの試験方法はそのようになっていなかった。
【0004】従来、フラッシュEEPROMにデータを
書き込む時においては、ブロック単位に巡回符号を生成
せず、全ブロックに1つの巡回符号を生成していた。ま
たフラッシュEEPROMにデータが書かれているか書
かれていないかの判断部を持っていなかった。
書き込む時においては、ブロック単位に巡回符号を生成
せず、全ブロックに1つの巡回符号を生成していた。ま
たフラッシュEEPROMにデータが書かれているか書
かれていないかの判断部を持っていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のフラッ
シュEEPROMには次のような問題点があった。第1
の問題点は、データが書き込まれたフラッシュEEPR
OMの全ブロックを誤って試験し、書き込まれているデ
ータを壊す危険性がある。その理由は、フラッシュEE
PROMの試験を実施し、正常性を確認した後にデータ
を書き込み、データが書き込まれた後は、データが壊れ
ていないかの保証を実施する必要があるが、フラッシュ
EEPROMにデータが書き込まれているか否かを試験
プログラムが自動的に判断できないからである。
シュEEPROMには次のような問題点があった。第1
の問題点は、データが書き込まれたフラッシュEEPR
OMの全ブロックを誤って試験し、書き込まれているデ
ータを壊す危険性がある。その理由は、フラッシュEE
PROMの試験を実施し、正常性を確認した後にデータ
を書き込み、データが書き込まれた後は、データが壊れ
ていないかの保証を実施する必要があるが、フラッシュ
EEPROMにデータが書き込まれているか否かを試験
プログラムが自動的に判断できないからである。
【0006】第2の問題点は、フラッシュEEPROM
が大容量になればなる程、データ書き込み時やデータ書
き換え時に巡回符号生成に要する時間が長くなるという
ことである。その理由は、従来の方法では、ブロック単
位に巡回符号を生成せず、全ブロックに1つの巡回符号
を生成していたからである。そのため、データ書き込み
時やデータ書き換え時において、全ブロックのデータか
ら巡回符号を生成する必要があるからである。
が大容量になればなる程、データ書き込み時やデータ書
き換え時に巡回符号生成に要する時間が長くなるという
ことである。その理由は、従来の方法では、ブロック単
位に巡回符号を生成せず、全ブロックに1つの巡回符号
を生成していたからである。そのため、データ書き込み
時やデータ書き換え時において、全ブロックのデータか
ら巡回符号を生成する必要があるからである。
【0007】本発明の目的は、従来の方法における上述
の問題点を解決し、書き込み済みのEEPROMのデー
タを誤って破壊することがなく、EEPROMに局部的
な欠陥が発生したときも、その欠陥のある部分だけを除
外し、他の正常な部分を使用することができるフラッシ
ュEEPROMとその試験方法を提供することにある。
の問題点を解決し、書き込み済みのEEPROMのデー
タを誤って破壊することがなく、EEPROMに局部的
な欠陥が発生したときも、その欠陥のある部分だけを除
外し、他の正常な部分を使用することができるフラッシ
ュEEPROMとその試験方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明のフラッ
シュEEPROMでは格納するデータを複数のデータブ
ロックに分解し、各データブロックごとに巡回符号を生
成し、各データブロックと各巡回符号とを各メモリブロ
ックに格納し、且つ各メモリブロックにデータが書き込
まれているか否かを表すフラグを設けた。
シュEEPROMでは格納するデータを複数のデータブ
ロックに分解し、各データブロックごとに巡回符号を生
成し、各データブロックと各巡回符号とを各メモリブロ
ックに格納し、且つ各メモリブロックにデータが書き込
まれているか否かを表すフラグを設けた。
【0009】すなわち、本発明のフラッシュEEPRO
Mのメモリエリアはブロック単位に分割されてデータが
書き込まれるデータ格納部と、このデータ格納部内のブ
ロック単位に対応するブロック単位に分割され、各ブロ
ックはデータ格納部内の対応するブロック内にデータが
書き込まれているか否かを示す情報が書き込まれるブロ
ック書き込み完了フラグと、当該ブロックの書き込みが
完了している場合、前記データ格納部の対応するブロッ
クに格納されているデータの符号誤りを訂正する訂正用
(又は符号誤りを検出する検出用)の巡回符号が書き込
まれるブロック巡回符号部とから構成されるデータ管理
部と、データ格納部内の総てのブロックにデータが書き
込まれていることを示すフラグ(以下、全ブロックデー
タ書き込み済みフラグという)及びデータ格納部内のど
のブロックにもデータが格納されてないことを示すフラ
グ(以下、全ブロックデータ無しフラグという)が格納
される書き込み判断部とを備えている。
Mのメモリエリアはブロック単位に分割されてデータが
書き込まれるデータ格納部と、このデータ格納部内のブ
ロック単位に対応するブロック単位に分割され、各ブロ
ックはデータ格納部内の対応するブロック内にデータが
書き込まれているか否かを示す情報が書き込まれるブロ
ック書き込み完了フラグと、当該ブロックの書き込みが
完了している場合、前記データ格納部の対応するブロッ
クに格納されているデータの符号誤りを訂正する訂正用
(又は符号誤りを検出する検出用)の巡回符号が書き込
まれるブロック巡回符号部とから構成されるデータ管理
部と、データ格納部内の総てのブロックにデータが書き
込まれていることを示すフラグ(以下、全ブロックデー
タ書き込み済みフラグという)及びデータ格納部内のど
のブロックにもデータが格納されてないことを示すフラ
グ(以下、全ブロックデータ無しフラグという)が格納
される書き込み判断部とを備えている。
【0010】また、このフラッシュEEPROMにデー
タを書き込むステップは、当該フラッシュEEPROM
のどのブロックにもデータが書き込まれていない初期化
の状態のとき、どのブロックにもデータが格納されてい
ないことを示す全ブロックデータ無しフラグと総てのブ
ロックにデータが書き込まれていることを示す全ブロッ
クデータ書き込み済みフラグとをリセットするステップ
と、当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに
際し前記全ブロックデータ書き込み済みフラグがセット
されている場合は書き込み不可と判定するステップと、
当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに際し
前記全ブロックデータ無しフラグがリセットされている
場合はこれをセットするステップと、書き込むべきデー
タをブロック単位に分割し、このブロック単位のデータ
に対する巡回符号を生成する巡回符号生成ステップと、
ブロック内にデータが書き込まれているか否かを示す情
報が書き込まれるブロック書き込み完了フラグのセット
されていないブロックに前記ブロック単位のデータを書
き込み、当該ブロックに対応するブロック巡回符号部に
前記巡回符号生成ステップで生成した巡回符号を書き込
む書き込みステップと、この書き込みステップで巡回符
号の書き込みの終わった前記ブロックの前記ブロック書
き込み完了フラグをセットするステップと、全てのブロ
ックに前記ブロック書き込み完了フラグがセットされた
とき、前記全ブロックデータ書き込み済みフラグをセッ
トするステップとを備えている。
タを書き込むステップは、当該フラッシュEEPROM
のどのブロックにもデータが書き込まれていない初期化
の状態のとき、どのブロックにもデータが格納されてい
ないことを示す全ブロックデータ無しフラグと総てのブ
ロックにデータが書き込まれていることを示す全ブロッ
クデータ書き込み済みフラグとをリセットするステップ
と、当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに
際し前記全ブロックデータ書き込み済みフラグがセット
されている場合は書き込み不可と判定するステップと、
当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに際し
前記全ブロックデータ無しフラグがリセットされている
場合はこれをセットするステップと、書き込むべきデー
タをブロック単位に分割し、このブロック単位のデータ
に対する巡回符号を生成する巡回符号生成ステップと、
ブロック内にデータが書き込まれているか否かを示す情
報が書き込まれるブロック書き込み完了フラグのセット
されていないブロックに前記ブロック単位のデータを書
き込み、当該ブロックに対応するブロック巡回符号部に
前記巡回符号生成ステップで生成した巡回符号を書き込
む書き込みステップと、この書き込みステップで巡回符
号の書き込みの終わった前記ブロックの前記ブロック書
き込み完了フラグをセットするステップと、全てのブロ
ックに前記ブロック書き込み完了フラグがセットされた
とき、前記全ブロックデータ書き込み済みフラグをセッ
トするステップとを備えている。
【0011】このフラッシュEEPROMを試験するス
テップは、前記全ブロックデータ無しフラグを検査する
フラグ検査ステップと、全ブロックデータ無しフラグが
リセットされているときは、当該フラッシュEEPRO
Mのメモリエリア全体にわたり書き込みが存在しないこ
とを確認する試験を行い、試験終了後、全ブロックデー
タ無しフラグをリセットした状態のまま、試験結果(O
KかNGか)を報告するステップと、全ブロックデータ
無しフラグがセットされているときは、前記ブロック書
き込み完了フラグを検査し、このフラグがセットされて
いるブロックに対してだけ試験を行い、当該ブロックの
データを読み出し、この読み出したデータから巡回符号
を生成し、この生成した巡回符号と、前記ブロック巡回
符号部から読み出した巡回符号とを比較し、この比較の
結果不一致の場合は当該ブロックの試験結果をNGとし
て報告するステップとを備えている。
テップは、前記全ブロックデータ無しフラグを検査する
フラグ検査ステップと、全ブロックデータ無しフラグが
リセットされているときは、当該フラッシュEEPRO
Mのメモリエリア全体にわたり書き込みが存在しないこ
とを確認する試験を行い、試験終了後、全ブロックデー
タ無しフラグをリセットした状態のまま、試験結果(O
KかNGか)を報告するステップと、全ブロックデータ
無しフラグがセットされているときは、前記ブロック書
き込み完了フラグを検査し、このフラグがセットされて
いるブロックに対してだけ試験を行い、当該ブロックの
データを読み出し、この読み出したデータから巡回符号
を生成し、この生成した巡回符号と、前記ブロック巡回
符号部から読み出した巡回符号とを比較し、この比較の
結果不一致の場合は当該ブロックの試験結果をNGとし
て報告するステップとを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のフラッシュEEP
ROMとその周辺部分を示すブロック図であって、符号
1は書き込み装置、符号2はフラッシュEEPROM搭
載装置で、この搭載装置2は、フラッシュEEPROM
3、データ受信手段4、書き込み制御手段5、読み出し
制御手段6、試験手段7を含む。なお周辺部分として
は、上位装置8、入出力装置9がある。
を参照して説明する。図1は本発明のフラッシュEEP
ROMとその周辺部分を示すブロック図であって、符号
1は書き込み装置、符号2はフラッシュEEPROM搭
載装置で、この搭載装置2は、フラッシュEEPROM
3、データ受信手段4、書き込み制御手段5、読み出し
制御手段6、試験手段7を含む。なお周辺部分として
は、上位装置8、入出力装置9がある。
【0013】試験手段7はプログラムで制御されるプロ
セッサで構成され、試験制御部71、試験プログラム7
2として表示される。試験プログラム72を起動するに
は、操作者が入出力装置9から命令を与えるか、上位装
置8から命令が与えられるか、読み出し制御手段6から
読み出しに関連する試験が命令されるかによる。試験結
果は上位装置8に報告され、又は入出力装置9の表示部
(図示せず)に表示される。
セッサで構成され、試験制御部71、試験プログラム7
2として表示される。試験プログラム72を起動するに
は、操作者が入出力装置9から命令を与えるか、上位装
置8から命令が与えられるか、読み出し制御手段6から
読み出しに関連する試験が命令されるかによる。試験結
果は上位装置8に報告され、又は入出力装置9の表示部
(図示せず)に表示される。
【0014】フラッシュEEPROM3のメモリエリア
はデータ格納部(ブロック単位のデータ格納部)31、
データ管理部(ブロック単位のデータ管理部)32、書
き込み判断部33とに分割される。データ格納部31は
311〜31NのN個(Nは任意の自然数)の単位ブロ
ックに分割され、データ管理部32は321〜32Nの
N個の単位ブロックに分割される。311と321、3
12と322、 ・・・ 、31Nと32Nはそれぞれ
互いに対応するブロックである。
はデータ格納部(ブロック単位のデータ格納部)31、
データ管理部(ブロック単位のデータ管理部)32、書
き込み判断部33とに分割される。データ格納部31は
311〜31NのN個(Nは任意の自然数)の単位ブロ
ックに分割され、データ管理部32は321〜32Nの
N個の単位ブロックに分割される。311と321、3
12と322、 ・・・ 、31Nと32Nはそれぞれ
互いに対応するブロックである。
【0015】ブロック321、322、 ・・・ 、3
2Nはそれぞれ2つの部分、3210、3211;32
20、3221; ・・・ ;32N0、32N1に分
かれ、3210、3220、 ・・・ 、32N0はそ
れぞれブロック書き込み完了フラグであり、3211、
3221、 ・・・ 、32N1はそれぞれブロック巡
回符号部である。
2Nはそれぞれ2つの部分、3210、3211;32
20、3221; ・・・ ;32N0、32N1に分
かれ、3210、3220、 ・・・ 、32N0はそ
れぞれブロック書き込み完了フラグであり、3211、
3221、 ・・・ 、32N1はそれぞれブロック巡
回符号部である。
【0016】書き込み装置1はフラッシュEEPROM
3への書き込み全般を制御し、書き込むべきデータをブ
ロック単位に分割してデータ受信手段4に送り、ここに
一時格納する。書き込み制御手段5は、データ受信手段
4内のブロック単位のデータから巡回符号を算出し、デ
ータ受信手段4内のブロック単位のデータをデータ格納
部31内の選択されたブロック番号のブロック(この選
択については後述する。例えばブロック312が選択さ
れたとする)へ書き込み、算出した巡回符号を、データ
格納部31のデータを格納したブロック(例えばブロッ
ク312)に対応するデータ管理部32のブロック(す
なわち、ブロック312に対応するブロック322)の
ブロック巡回符号部3221に書き込む。そして、その
ブロック322のブロック書き込み完了フラグ3220
をセットする(すなわち、フラグの論理を「1」とす
る)。ブロック312、322内の書き込みアドレスは
書き込み制御手段5が発生する。
3への書き込み全般を制御し、書き込むべきデータをブ
ロック単位に分割してデータ受信手段4に送り、ここに
一時格納する。書き込み制御手段5は、データ受信手段
4内のブロック単位のデータから巡回符号を算出し、デ
ータ受信手段4内のブロック単位のデータをデータ格納
部31内の選択されたブロック番号のブロック(この選
択については後述する。例えばブロック312が選択さ
れたとする)へ書き込み、算出した巡回符号を、データ
格納部31のデータを格納したブロック(例えばブロッ
ク312)に対応するデータ管理部32のブロック(す
なわち、ブロック312に対応するブロック322)の
ブロック巡回符号部3221に書き込む。そして、その
ブロック322のブロック書き込み完了フラグ3220
をセットする(すなわち、フラグの論理を「1」とす
る)。ブロック312、322内の書き込みアドレスは
書き込み制御手段5が発生する。
【0017】読み出し制御手段6はデータ格納部31内
の選択されたブロック(この選択については後述する。
例えばブロック311が選択されたとする)を読み出
す。ブロック311内の読み出しアドレスは読み出し制
御手段6が発生する。但し、書き込みは必ず1ブロック
全体が同時に書き込まれる。読み出しはブロック内の選
択したデータが読み出されるのであるが、この発明で問
題とするのは、試験のための読み出しだけであるから、
その場合は必ず選択された1ブロック全体のデータが読
み出される。試験のための読み出しの場合は、試験プロ
グラム72が起動される。試験プログラム72の起動に
よって試験手段が実行する処理については後述する。
の選択されたブロック(この選択については後述する。
例えばブロック311が選択されたとする)を読み出
す。ブロック311内の読み出しアドレスは読み出し制
御手段6が発生する。但し、書き込みは必ず1ブロック
全体が同時に書き込まれる。読み出しはブロック内の選
択したデータが読み出されるのであるが、この発明で問
題とするのは、試験のための読み出しだけであるから、
その場合は必ず選択された1ブロック全体のデータが読
み出される。試験のための読み出しの場合は、試験プロ
グラム72が起動される。試験プログラム72の起動に
よって試験手段が実行する処理については後述する。
【0018】書き込み判断部は2つのフラグを備えてい
る。第1のフラグは全ブロックデータ無しフラグであ
り、このフラグがリセット状態(論理「0」)のとき
は、データ格納部31中のどのブロックにもデータが書
かれてないことを表し、このフラグがセット状態(論理
「1」)のときは、データ格納部31中の何れかのブロ
ックにデータが書かれていることを表す。第2のフラグ
は全ブロックデータ書き込み済みフラグであり、このフ
ラグがリセット状態(論理「0」)のときは、データ格
納部31中の何れかのブロックにデータが書かれてない
ことを表し、このフラグがセット状態(論理「1」)の
ときは、データ格納部31中の全部のブロックにデータ
が書かれていることを表す。従って、初期状態でフラッ
シュEEPROMに何らのデータも書かれていないとき
は全ブロックデータ無しフラグ、全ブロックデータ書き
込み済みフラグ、及び全てのブロック書き込み完了フラ
グはリセットされている。
る。第1のフラグは全ブロックデータ無しフラグであ
り、このフラグがリセット状態(論理「0」)のとき
は、データ格納部31中のどのブロックにもデータが書
かれてないことを表し、このフラグがセット状態(論理
「1」)のときは、データ格納部31中の何れかのブロ
ックにデータが書かれていることを表す。第2のフラグ
は全ブロックデータ書き込み済みフラグであり、このフ
ラグがリセット状態(論理「0」)のときは、データ格
納部31中の何れかのブロックにデータが書かれてない
ことを表し、このフラグがセット状態(論理「1」)の
ときは、データ格納部31中の全部のブロックにデータ
が書かれていることを表す。従って、初期状態でフラッ
シュEEPROMに何らのデータも書かれていないとき
は全ブロックデータ無しフラグ、全ブロックデータ書き
込み済みフラグ、及び全てのブロック書き込み完了フラ
グはリセットされている。
【0019】以下、本発明のフラッシュEEPROMの
試験について説明する。図2は図1に示す装置における
フラッシュEEPROM3へのデータ書き込みの処理を
表すフローチャートである。本発明のフラッシュEEP
ROMへの書き込みに際しては試験のためのデータを予
め準備しておく。以下、図1と図2を参照して書き込み
動作を説明する。
試験について説明する。図2は図1に示す装置における
フラッシュEEPROM3へのデータ書き込みの処理を
表すフローチャートである。本発明のフラッシュEEP
ROMへの書き込みに際しては試験のためのデータを予
め準備しておく。以下、図1と図2を参照して書き込み
動作を説明する。
【0020】図2のステップA1の前に、ROM3への
書き込みが可能であるか否かを判定しておかなければな
らない。この判定処理は図2には示してないが、書き込
み判断部33の全ブロック書き込み完了フラグを調べ
て、そのフラグがセットされておれば(フラグの論理が
「1」であれば)、このROM3のどのブロックにもデ
ータが書き込まれていて、新しく書き込みをする余地が
ないことを示しているので、何れかのブロックのデータ
を消去した上で、新しい書き込みを行う必要がある。従
って使用されなくなったデータが格納されているブロッ
クのデータを消去して、そこへ新しいデータを書き込む
ことになるが、この処理は試験には直接関係がないので
ここでは省略してある。
書き込みが可能であるか否かを判定しておかなければな
らない。この判定処理は図2には示してないが、書き込
み判断部33の全ブロック書き込み完了フラグを調べ
て、そのフラグがセットされておれば(フラグの論理が
「1」であれば)、このROM3のどのブロックにもデ
ータが書き込まれていて、新しく書き込みをする余地が
ないことを示しているので、何れかのブロックのデータ
を消去した上で、新しい書き込みを行う必要がある。従
って使用されなくなったデータが格納されているブロッ
クのデータを消去して、そこへ新しいデータを書き込む
ことになるが、この処理は試験には直接関係がないので
ここでは省略してある。
【0021】ステップA1では、書き込むべきデータの
1ブロック分をデータ受信手段4に受信する。書き込み
制御手段5はデータ受信手段4で受信した1ブロック分
のデータに対する巡回符号を作成する(ステップA
2)。次にデータ管理部32のブロック書き込み完了フ
ラグ3210、3220、・・・ 、32N0を番号順
に調べ、このフラグがリセットされている最初の番号
(例えば3220とする)を検出し、その番号に対応す
る番号のデータ格納部31の番号(3220に対応する
番号は312である)にデータ受信手段4のデータを書
き込み(ステップA3)、生成した巡回符号をデータ格
納部31の番号(この例では312)に対応する番号
(3221)の巡回符号部へ書き込む(ステップA
4)。
1ブロック分をデータ受信手段4に受信する。書き込み
制御手段5はデータ受信手段4で受信した1ブロック分
のデータに対する巡回符号を作成する(ステップA
2)。次にデータ管理部32のブロック書き込み完了フ
ラグ3210、3220、・・・ 、32N0を番号順
に調べ、このフラグがリセットされている最初の番号
(例えば3220とする)を検出し、その番号に対応す
る番号のデータ格納部31の番号(3220に対応する
番号は312である)にデータ受信手段4のデータを書
き込み(ステップA3)、生成した巡回符号をデータ格
納部31の番号(この例では312)に対応する番号
(3221)の巡回符号部へ書き込む(ステップA
4)。
【0022】ステップA4が終わると当該番号(この例
では3220)の書き込み完了フラグをセットし、もし
この時点で書き込み判断部33の全ブロックデータ無し
フラグがリセット状態にあればこれをセットし(ステッ
プA4)、ステップA6に移る。ステップA6では、ス
テップA3で、データ管理部32のブロック書き込み完
了フラグ3210、3220、 ・・・ 、32N0を
調べているとどのフタグもセットされていることを検出
する場合に出会う。これは、ステップA6において全ブ
ロック書き込み完了かの判定が、YESとなったことを
意味するので、ステップA7に移り、書き込み判断部3
3に全ブロックデータ書き込み済みフラグをセットす
る。
では3220)の書き込み完了フラグをセットし、もし
この時点で書き込み判断部33の全ブロックデータ無し
フラグがリセット状態にあればこれをセットし(ステッ
プA4)、ステップA6に移る。ステップA6では、ス
テップA3で、データ管理部32のブロック書き込み完
了フラグ3210、3220、 ・・・ 、32N0を
調べているとどのフタグもセットされていることを検出
する場合に出会う。これは、ステップA6において全ブ
ロック書き込み完了かの判定が、YESとなったことを
意味するので、ステップA7に移り、書き込み判断部3
3に全ブロックデータ書き込み済みフラグをセットす
る。
【0023】ステップA6の判定がNOのときはステッ
プA8に移り、ステップA8の判定がYESの場合は書
き込みを終了し、NOの場合はステップA1に戻り、次
のブロック単位のデータをデータ受信手段4へ受信す
る。初期状態での書き込みでは、フラッシュEEPRO
Mの全ブロックに書き込む量のデータが書き込みデータ
として用意されているので、最後のブロックへ書き込ん
でステップA5を実行した後ステップA6の判定がYE
Sとなり、ステップA7を経て終了されるが、このとき
はステップA8の判定もYESになっている。
プA8に移り、ステップA8の判定がYESの場合は書
き込みを終了し、NOの場合はステップA1に戻り、次
のブロック単位のデータをデータ受信手段4へ受信す
る。初期状態での書き込みでは、フラッシュEEPRO
Mの全ブロックに書き込む量のデータが書き込みデータ
として用意されているので、最後のブロックへ書き込ん
でステップA5を実行した後ステップA6の判定がYE
Sとなり、ステップA7を経て終了されるが、このとき
はステップA8の判定もYESになっている。
【0024】図3は本発明の試験方法における処理の流
れを示すフローチャートである。図1と図3とを参照し
て本発明の試験方法について説明する。試験手段7の試
験制御部71は、上位装置8、または入出力装置9から
の試験起動命令を受信すると、試験プログラム72を起
動する。試験プログラム72は読み出し制御手段6を通
して書き込み判断部33の全ブロックデータ無しフラグ
を調べ(ステップB1、B2)、このフラグがリセット
状態であれば、このフラッシュEEPROM3には何処
にもデータが書き込まれていないことを示すので、ステ
ップB3に移り、このROMの全エリアについて試験
し、何処にも書き込まれていないかどうかを試験し、全
ブロックデータ無しフラグをリセット状態にしたまま
(ステップB4)、試験結果を上位装置8、または入出
力装置9に報告する(ステップB5、B12、B1
3)。試験結果はOK又はNGで表され、入出力装置9
に報告された場合は表示部に表示される。
れを示すフローチャートである。図1と図3とを参照し
て本発明の試験方法について説明する。試験手段7の試
験制御部71は、上位装置8、または入出力装置9から
の試験起動命令を受信すると、試験プログラム72を起
動する。試験プログラム72は読み出し制御手段6を通
して書き込み判断部33の全ブロックデータ無しフラグ
を調べ(ステップB1、B2)、このフラグがリセット
状態であれば、このフラッシュEEPROM3には何処
にもデータが書き込まれていないことを示すので、ステ
ップB3に移り、このROMの全エリアについて試験
し、何処にも書き込まれていないかどうかを試験し、全
ブロックデータ無しフラグをリセット状態にしたまま
(ステップB4)、試験結果を上位装置8、または入出
力装置9に報告する(ステップB5、B12、B1
3)。試験結果はOK又はNGで表され、入出力装置9
に報告された場合は表示部に表示される。
【0025】全ブロックデータ無しフラグがセットされ
ている場合は、何れかのブロックにデータが書き込まれ
ていることを示しているので、書き込まれているブロッ
クのデータが正しく保存されているかどうかを試験す
る。データが書き込まれていないブロックの試験は省略
する。すなわち、ステップB4に移り、ブロック書き込
み完了フラグ3210、3220、 ・・・ 、 32
N0を番号順に読み出す。読み出したブロック書き込み
完了フラグがリセット状態にあるブロックに対しては
(ステップB7の判定がNO)試験を省略してステップ
B11に移る。
ている場合は、何れかのブロックにデータが書き込まれ
ていることを示しているので、書き込まれているブロッ
クのデータが正しく保存されているかどうかを試験す
る。データが書き込まれていないブロックの試験は省略
する。すなわち、ステップB4に移り、ブロック書き込
み完了フラグ3210、3220、 ・・・ 、 32
N0を番号順に読み出す。読み出したブロック書き込み
完了フラグがリセット状態にあるブロックに対しては
(ステップB7の判定がNO)試験を省略してステップ
B11に移る。
【0026】ブロック書き込み完了フラグがセットされ
ているブロックに対しては、データ格納部31内の対応
するブロック(例えばブロック311)のデータを読み
出し、このデータに対する巡回符号を生成する(ステッ
プB8)。この生成した巡回符号と、対応するブロック
巡回符号部(この例ではブロック巡回符号部3211)
の巡回符号とを比較する(ステップB9)。比較の結果
が不一致であれば(ステップB10の判定がNO)、ス
テップ13で試験結果NGを報告、その後このブロック
のデータの使用を禁止する。場合によっては、このフラ
ッシュEEPROM全体の使用を禁止してもよい。
ているブロックに対しては、データ格納部31内の対応
するブロック(例えばブロック311)のデータを読み
出し、このデータに対する巡回符号を生成する(ステッ
プB8)。この生成した巡回符号と、対応するブロック
巡回符号部(この例ではブロック巡回符号部3211)
の巡回符号とを比較する(ステップB9)。比較の結果
が不一致であれば(ステップB10の判定がNO)、ス
テップ13で試験結果NGを報告、その後このブロック
のデータの使用を禁止する。場合によっては、このフラ
ッシュEEPROM全体の使用を禁止してもよい。
【0027】ステップB10の判定がYESの場合はス
テップB11に移り、全ブロック実施したかを判定す
る。図1に示す例では、最後のブロック書き込み完了フ
ラグの番号は32N0であるので、ステップB6でブロ
ック書き込み完了フラグ32N0を読み出し、そのブロ
ックに対し、ステップB11の処理が開始された場合、
その判定はYESとなり、ステップB12に移り試験結
果OKを報告して試験を終了する。
テップB11に移り、全ブロック実施したかを判定す
る。図1に示す例では、最後のブロック書き込み完了フ
ラグの番号は32N0であるので、ステップB6でブロ
ック書き込み完了フラグ32N0を読み出し、そのブロ
ックに対し、ステップB11の処理が開始された場合、
その判定はYESとなり、ステップB12に移り試験結
果OKを報告して試験を終了する。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、フラ
ッシュEEPROM3内に書き込み判断部33を設け、
かつデータ格納部31の各ブロックに対応してブロック
書き込み完了フラグを設けたので、このフラッシュEE
PROM全体を通じてのデータ書き込みの状態と共に、
各ブロックのデータ書き込みの状態が、試験プログラム
72に明瞭に認識されて、書き込み済みの有用なデータ
を誤って破壊する危険もなくなり、かつ不必要な試験を
することもなくなる。
ッシュEEPROM3内に書き込み判断部33を設け、
かつデータ格納部31の各ブロックに対応してブロック
書き込み完了フラグを設けたので、このフラッシュEE
PROM全体を通じてのデータ書き込みの状態と共に、
各ブロックのデータ書き込みの状態が、試験プログラム
72に明瞭に認識されて、書き込み済みの有用なデータ
を誤って破壊する危険もなくなり、かつ不必要な試験を
することもなくなる。
【0029】また、データ格納部31の各ブロックのデ
ータに対応してそのデータに対する巡回符号が、データ
管理部32の対応するブロックのブロック巡回符号部3
211、3221、 ・・・ 、32N1に格納されて
いるので、格納されているデータの正常性を判定する試
験が簡単にかつフラッシュEEPROMの寿命に影響を
与えることなく実行することができる。また、従来のよ
うにフラッシュEEPROMに格納されるデータ全部に
対する巡回符号を生成するのでないから、巡回符号の生
成に要する時間を短縮することができ、かつフラッシュ
EEPROMの破壊された部分を試験結果により限定す
ることができる等の効果がある。
ータに対応してそのデータに対する巡回符号が、データ
管理部32の対応するブロックのブロック巡回符号部3
211、3221、 ・・・ 、32N1に格納されて
いるので、格納されているデータの正常性を判定する試
験が簡単にかつフラッシュEEPROMの寿命に影響を
与えることなく実行することができる。また、従来のよ
うにフラッシュEEPROMに格納されるデータ全部に
対する巡回符号を生成するのでないから、巡回符号の生
成に要する時間を短縮することができ、かつフラッシュ
EEPROMの破壊された部分を試験結果により限定す
ることができる等の効果がある。
【図1】本発明のフラッシュEEPROMとその周辺部
分を示すブロック図である。
分を示すブロック図である。
【図2】図1のフラッシュEEPROMの書き込み処理
を示すフロチャートである。
を示すフロチャートである。
【図3】図1のフラッシュEEPROMの試験処理を示
すフロチャートである。
すフロチャートである。
1 書き込み装置 2 フラッシュEEPROM搭載装置 3 フラッシュEEPROM 4 データ受信手段 5 書き込み制御手段 6 読み出し制御手段 7 試験手段 8 上位装置 9 入出力装置 31 データ格納部 32 データ管理部 33 書き込み判断部 71 試験制御部 72 試験プログラム 311、312、 ・・・ 、31N データ格納部の
各ブロック 321、322、 ・・・ 、32N データ管理部の
各ブロック 3210、3220、 ・・・ 、32N0 ブロック
書き込み完了フラグ 3211、3221、 ・・・ 、32N1 ブロック
巡回符号部
各ブロック 321、322、 ・・・ 、32N データ管理部の
各ブロック 3210、3220、 ・・・ 、32N0 ブロック
書き込み完了フラグ 3211、3221、 ・・・ 、32N1 ブロック
巡回符号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G11C 16/02 G01R 31/28 G06F 12/00 G06F 12/16
Claims (5)
- 【請求項1】 フラッシュEEPROM(Electrically
Erasable andProgrammable Read Only Memory )のメ
モリエリア(memory area )内に設けられ、ブロック単
位に分割されてデータが書き込まれるデータ格納部、 該フラッシュEEPROMのメモリエリア内に設けら
れ、前記データ格納部内のブロック単位にそれぞれ対応
するブロック単位に分割され、各ブロックはデータ格納
部内の対応するブロック内にデータが書き込まれている
か否かを示す情報が書き込まれるブロック書き込み完了
フラグと、当該ブロックの書き込みが完了している場
合、前記データ格納部の対応するブロックに格納されて
いるデータの符号誤りを訂正する訂正用(又は符号誤り
を検出する検出用)の巡回符号が書き込まれるブロック
巡回符号部とから構成されるデータ管理部、 該フラッシュEEPROMのメモリエリア内に設けら
れ、前記データ格納部内の総てのブロックにデータが書
き込まれていることを示すフラグ(以下、全ブロックデ
ータ書き込み済みフラグという)及び前記データ格納部
内のどのブロックにもデータが格納されていないことを
示すフラグ(以下、全ブロックデータ無しフラグとい
う)が格納される書き込み判断部、 該フラッシュEEPROMにブロック単位でアクセスす
る手段、 を備えたフラッシュEEPROM。 - 【請求項2】 請求項1記載のフラッシュEEPROM
において、該フラッシュEEPROMのメモリエリアの
外に、 書き込むべきデータを受信して一時記憶するデータ受信
手段、 該フラッシュEEPROMのメモリエリアにデータを書
き込む書き込み制御手段、 該フラッシュEEPROMのメモリエリアからデータを
読み出す読み出し制御手段、 該フラッシュEEPROMのメモリエリアを試験する試
験手段、 を備えたフラッシュEEPROM。 - 【請求項3】 請求項2記載のフラッシュEEPROM
において、前記試験手段は、試験プログラムとこの試験
プログラムを実行する試験制御部とを備えたフラッシュ
EEPROM。 - 【請求項4】 フラッシュEEPROMの試験方法にお
いて、 当該フラッシュEEPROMのどのブロックにもデータ
が書き込まれていない初期化の状態のとき、どのブロッ
クにもデータが格納されていないことを示す全ブロック
データ無しフラグと総てのブロックにデータが書き込ま
れていることを示す全ブロックデータ書き込み済みフラ
グとをリセットするステップと、 当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに際し
前記全ブロックデータ書き込み済みフラグがセットされ
ている場合は書き込み不可と判定するステップと、 当該フラッシュEEPROMへのデータ書き込みに際し
前記全ブロックデータ無しフラグがリセットされている
場合はこれをセットするステップと、 書き込むべきデータをブロック単位に分割し、このブロ
ック単位のデータに対する巡回符号を生成する巡回符号
生成ステップと、 ブロック内にデータが書き込まれているか否かを示す情
報が書き込まれるブロック書き込み完了フラグのセット
されていないブロックに前記ブロック単位のデータを書
き込み、当該ブロックに対応するブロック巡回符号部に
前記巡回符号生成ステップで生成した巡回符号を書き込
む書き込みステップと、 この書き込みステップで巡回符号の書き込みの終わった
前記ブロックの前記ブロック書き込み完了フラグをセッ
トするステップと、 全てのブロックに前記ブロック書き込み完了フラグがセ
ットされたとき、前記全ブロックデータ書き込み済みフ
ラグをセットするステップと、 当該フラッシュEEPROMの性能を試験する試験ステ
ップと、 を備えたフラッシュEEPROMの試験方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のフラッシュEEPROM
の試験方法において、前記試験ステップは、前記全ブロックデータ無しフラグを検査する フラグ検査
ステップと、 全ブロックデータ無しフラグがリセットされているとき
は、当該フラッシュEEPROMのメモリエリア全体に
わたり書き込みが存在しないことを確認する試験を行
い、試験終了後、全ブロックデータ無しフラグをリセッ
トした状態のまま、試験結果(OKかNGか)を報告す
るステップと、 全ブロックデータ無しフラグがセットされているとき
は、前記ブロック書き込み完了フラグを検査し、このフ
ラグがセットされているブロックに対してだけ試験を行
い、当該ブロックのデータを読み出し、この読み出した
データから巡回符号を生成し、この生成した巡回符号
と、前記ブロック巡回符号部から読み出した巡回符号と
を比較し、この比較の結果不一致の場合は当該ブロック
の試験結果をNGとして報告するステップと、 を備えたことを特徴とするフラッシュEEPROMの試
験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12269398A JP3314719B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フラッシュeepromとその試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12269398A JP3314719B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フラッシュeepromとその試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306800A JPH11306800A (ja) | 1999-11-05 |
JP3314719B2 true JP3314719B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=14842287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12269398A Expired - Fee Related JP3314719B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | フラッシュeepromとその試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314719B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002163155A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-07 | Rb Controls Co | ガス器具のマイコン制御装置 |
JP4843222B2 (ja) | 2005-01-11 | 2011-12-21 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置の制御方法、メモリカード、及びホスト機器 |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP12269398A patent/JP3314719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11306800A (ja) | 1999-11-05 |
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