JP3311921B2 - 横引きシャッターを備えた出窓 - Google Patents
横引きシャッターを備えた出窓Info
- Publication number
- JP3311921B2 JP3311921B2 JP03132396A JP3132396A JP3311921B2 JP 3311921 B2 JP3311921 B2 JP 3311921B2 JP 03132396 A JP03132396 A JP 03132396A JP 3132396 A JP3132396 A JP 3132396A JP 3311921 B2 JP3311921 B2 JP 3311921B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- frame
- rail
- window
- bay window
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 102220127320 rs886044541 Human genes 0.000 description 11
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 238000009420 retrofitting Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横引きシャッター
を備えた出窓に関する。
を備えた出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、出窓用窓枠の側方にシャッ
ター収納部を設け、その窓枠の上枠と下枠の屋外側部分
に設けた上下に対向して開口するレール溝と、前記シャ
ッター収納部の上枠と下枠に設けた上下に対向して開口
するレール溝とを連続させ、縦スラットを横方向に屈曲
自在に連結してなる横引きシャッターの上端部及び下端
部を、それぞれ前記上下のレール溝に前記シャッターが
前記出窓の屋外側面を遮蔽する位置から前記シャッター
収納部に収納されて前記出窓の屋外側面を開放する位置
まで移動自在に嵌合した横引きシャッター付き出窓を、
特願平6−298912号明細書において提案した。
ター収納部を設け、その窓枠の上枠と下枠の屋外側部分
に設けた上下に対向して開口するレール溝と、前記シャ
ッター収納部の上枠と下枠に設けた上下に対向して開口
するレール溝とを連続させ、縦スラットを横方向に屈曲
自在に連結してなる横引きシャッターの上端部及び下端
部を、それぞれ前記上下のレール溝に前記シャッターが
前記出窓の屋外側面を遮蔽する位置から前記シャッター
収納部に収納されて前記出窓の屋外側面を開放する位置
まで移動自在に嵌合した横引きシャッター付き出窓を、
特願平6−298912号明細書において提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような出窓に関し
ては、横引きシャッターを窓枠及びシャッター収納部の
レール溝にどのようにして装着するかについて、考慮す
べき問題がある。窓枠又はシャッター収納部の組立時に
横引きシャッターを装着する第一の方法と、窓枠又はシ
ャッター収納部の取付時に横引きシャッターを装着する
第二の方法とが考えられる。
ては、横引きシャッターを窓枠及びシャッター収納部の
レール溝にどのようにして装着するかについて、考慮す
べき問題がある。窓枠又はシャッター収納部の組立時に
横引きシャッターを装着する第一の方法と、窓枠又はシ
ャッター収納部の取付時に横引きシャッターを装着する
第二の方法とが考えられる。
【0004】上記第一の方法による場合は、窓枠又はシ
ャッター収納部のいずれかに予め横引きシャッターが装
着されているから、窓枠又はシャッター収納部の運搬時
の取扱性が悪く、また、窓枠及びシャッター収納部の建
物への取付作業時に横引きシャッターが作業の邪魔にな
り、作業性が良くないという問題がある。
ャッター収納部のいずれかに予め横引きシャッターが装
着されているから、窓枠又はシャッター収納部の運搬時
の取扱性が悪く、また、窓枠及びシャッター収納部の建
物への取付作業時に横引きシャッターが作業の邪魔にな
り、作業性が良くないという問題がある。
【0005】また、上記第二の方法による場合は、上記
の運搬時の取扱性及び取付時の作業性の問題が生じない
利点があるが、窓枠及びシャッター収納部の取付後に横
引きシャッターを装着する場合に、どこから装着するか
により、窓枠又はシャッター収納部の構造の複雑さの程
度、シャッター装着後の処理の難易、シャッター閉鎖時
の位置決めの難易、後日のメンテナンスの難易、出窓の
外観体裁の良否などが左右される。
の運搬時の取扱性及び取付時の作業性の問題が生じない
利点があるが、窓枠及びシャッター収納部の取付後に横
引きシャッターを装着する場合に、どこから装着するか
により、窓枠又はシャッター収納部の構造の複雑さの程
度、シャッター装着後の処理の難易、シャッター閉鎖時
の位置決めの難易、後日のメンテナンスの難易、出窓の
外観体裁の良否などが左右される。
【0006】とくに、左右の横引きシャッターを突き合
わせて閉鎖する構成とする場合は、各シャッターの閉鎖
時の所定位置への位置決め、シャッター突き合わせ部の
気密 性及び水密性の確保が問題になる。しかし、従来、
突合わせ式横引きシャッターを備えた出窓において、上
記問題が解決されたものはなかった。
わせて閉鎖する構成とする場合は、各シャッターの閉鎖
時の所定位置への位置決め、シャッター突き合わせ部の
気密 性及び水密性の確保が問題になる。しかし、従来、
突合わせ式横引きシャッターを備えた出窓において、上
記問題が解決されたものはなかった。
【0007】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、その課題は、突合わせ式横引きシャッターを
備えた出窓において、各シャッターの閉鎖時の所定位置
への位置決め、突き合わせ部の気密性及び水密性の確保
の問題が解決された出窓を提供することにある。
のであり、その課題は、突合わせ式横引きシャッターを
備えた出窓において、各シャッターの閉鎖時の所定位置
への位置決め、突き合わせ部の気密性及び水密性の確保
の問題が解決された出窓を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明による出窓は、出窓用窓枠の側方にシャッター収納部
を設け、前記窓枠の上枠と下枠の屋外側部分に設けた上
下に対向して開口するレール溝と、前記シャッター収納
部の上枠と下枠に設けた上下に対向して開口するレール
溝とを連続させ、縦スラットを横方向に屈曲自在に連結
してなる横引きシャッターの上端部及び下端部を、それ
ぞれ前記上下のレール溝に前記シャッターが出窓の屋外
側面を遮蔽する位置から前記シャッター収納部に収納さ
れて前記出窓の屋外側面を開放する位置まで移動自在に
嵌合した出窓において、窓枠の上枠と下枠の一部に、横
引きシャッターの上下端部を屋外側から前記レール溝に
導入するための導入口が開設され、その導入口は、前記
レール溝の開口面と同一面上に端面を有する閉塞部材に
より閉塞され、その閉塞部材には、遮蔽位置まで移動さ
れた横引きシャッターを停止するストッパが設けられて
いることを特徴としている。上記構成により、出窓を建
物に取付けた後、導入口が閉塞部材により閉塞されてい
ない段階において、その導入口から横引きシャッターの
上下端部をレール溝に導入して、円滑容易に横引きシャ
ッターを装着することができる。装着後、導入口を閉塞
部材により閉塞すると、横引きシャッターを遮閉位置ま
で移動した時に、ストッパにより各横引きシャッターが
所定位置に止められる。
明による出窓は、出窓用窓枠の側方にシャッター収納部
を設け、前記窓枠の上枠と下枠の屋外側部分に設けた上
下に対向して開口するレール溝と、前記シャッター収納
部の上枠と下枠に設けた上下に対向して開口するレール
溝とを連続させ、縦スラットを横方向に屈曲自在に連結
してなる横引きシャッターの上端部及び下端部を、それ
ぞれ前記上下のレール溝に前記シャッターが出窓の屋外
側面を遮蔽する位置から前記シャッター収納部に収納さ
れて前記出窓の屋外側面を開放する位置まで移動自在に
嵌合した出窓において、窓枠の上枠と下枠の一部に、横
引きシャッターの上下端部を屋外側から前記レール溝に
導入するための導入口が開設され、その導入口は、前記
レール溝の開口面と同一面上に端面を有する閉塞部材に
より閉塞され、その閉塞部材には、遮蔽位置まで移動さ
れた横引きシャッターを停止するストッパが設けられて
いることを特徴としている。上記構成により、出窓を建
物に取付けた後、導入口が閉塞部材により閉塞されてい
ない段階において、その導入口から横引きシャッターの
上下端部をレール溝に導入して、円滑容易に横引きシャ
ッターを装着することができる。装着後、導入口を閉塞
部材により閉塞すると、横引きシャッターを遮閉位置ま
で移動した時に、ストッパにより各横引きシャッターが
所定位置に止められる。
【0009】シャッターの遮蔽方向先端部の上下両端部
は、遮蔽位置まで移動されてきた時にストッパを逃げる
ために切除されていることが望ましい。 この構成によ
り、閉鎖されたシャッターがストッパにより停止された
状態で、両側のシャッターの先端部同志が当接して出窓
の正面部を完全に遮蔽することができる。従って、水密
性及び気密性が確保される。
は、遮蔽位置まで移動されてきた時にストッパを逃げる
ために切除されていることが望ましい。 この構成によ
り、閉鎖されたシャッターがストッパにより停止された
状態で、両側のシャッターの先端部同志が当接して出窓
の正面部を完全に遮蔽することができる。従って、水密
性及び気密性が確保される。
【0010】ストッパは上下のレール溝の開口面から出
ない高さに形成され、シャッターの遮蔽方向先端部の切
除部分も、レール溝の開口面の内側に位置されているこ
とが望ましい。これにより、切除部分は出窓の屋外側に
露見されないので、シャッター遮蔽時の出窓の外観が損
なわれることがない。
ない高さに形成され、シャッターの遮蔽方向先端部の切
除部分も、レール溝の開口面の内側に位置されているこ
とが望ましい。これにより、切除部分は出窓の屋外側に
露見されないので、シャッター遮蔽時の出窓の外観が損
なわれることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。窓枠の上枠1と下枠2の屋
外側部分に、上下相対向して開口するレール溝G10,
G9が設けられ、又はレール溝を有する上レール10及
び下レール9が取付けられている。窓枠の両縦枠3,4
の側方にシャッター収納部HL,HRが設けられてい
る。シャッター収納部は、窓枠の上枠及び下枠と等しい
高さにおいて側方に延びる延長上レール10Eと延長下
レール9Eを少なくとも設け、延長上レール及び延長下
レールに上下相対向して開口し、かつ、前記上下のレー
ル溝G10,G9の末端に連続するレール溝G10E,
G9Eを設けてなっている。シャッター収納部には、シ
ャッターの上下端部に噛み合って水平方向の移動力を与
える駆動機構の一部が設けてあり、その駆動機構の残部
は出窓の屋内側から操作できるように設けてある。
て、図面を用いて説明する。窓枠の上枠1と下枠2の屋
外側部分に、上下相対向して開口するレール溝G10,
G9が設けられ、又はレール溝を有する上レール10及
び下レール9が取付けられている。窓枠の両縦枠3,4
の側方にシャッター収納部HL,HRが設けられてい
る。シャッター収納部は、窓枠の上枠及び下枠と等しい
高さにおいて側方に延びる延長上レール10Eと延長下
レール9Eを少なくとも設け、延長上レール及び延長下
レールに上下相対向して開口し、かつ、前記上下のレー
ル溝G10,G9の末端に連続するレール溝G10E,
G9Eを設けてなっている。シャッター収納部には、シ
ャッターの上下端部に噛み合って水平方向の移動力を与
える駆動機構の一部が設けてあり、その駆動機構の残部
は出窓の屋内側から操作できるように設けてある。
【0012】縦スラットを横方向に屈曲自在に連結して
なる横引きシャッターSTの上端部及び下端部を、それ
ぞれ前記上下のレール溝G10,G9;G10E,G9
Eに前記シャッターが出窓の屋外側面を遮蔽する位置か
ら前記シャッター収納部に収納されて出窓の屋外側面を
開放する位置まで移動自在に嵌合してある。これによ
り、横引きシャッターを備えた出窓が構成されている。
なる横引きシャッターSTの上端部及び下端部を、それ
ぞれ前記上下のレール溝G10,G9;G10E,G9
Eに前記シャッターが出窓の屋外側面を遮蔽する位置か
ら前記シャッター収納部に収納されて出窓の屋外側面を
開放する位置まで移動自在に嵌合してある。これによ
り、横引きシャッターを備えた出窓が構成されている。
【0013】本発明による出窓においては、窓枠の上記
上下枠又は上下のレールの一部に導入口I10,I9が
開設されていて、上記横引きシャッターの上下端部を屋
外側から前記レール溝G10,G9に導入することがで
きるようになっている。
上下枠又は上下のレールの一部に導入口I10,I9が
開設されていて、上記横引きシャッターの上下端部を屋
外側から前記レール溝G10,G9に導入することがで
きるようになっている。
【0014】シャッター収納部HL,HRは窓枠の両縦
枠の側方に設けられ、導入口G10,G9は窓枠の上枠
と下枠の、又は上レールと下レールの正面部中央に設け
られている。そして、導入口I10,I9は、横引きシ
ャッターを導入した後において、レール溝の開口面と共
通の平面上に端面を有する閉塞部材27により閉塞され
るようになっている。閉塞部材27には、遮蔽位置まで
移動された横引きシャッターを停止するストッパ27a
が設けられている。ストッパ27aは、上下レールのレ
ール溝内に設けられるとともに、横引きシャッターの遮
蔽方向先端部の上下に、シャッター遮閉時にストッパ2
7aを逃げるための切除部17dが形成されていること
が望ましい。
枠の側方に設けられ、導入口G10,G9は窓枠の上枠
と下枠の、又は上レールと下レールの正面部中央に設け
られている。そして、導入口I10,I9は、横引きシ
ャッターを導入した後において、レール溝の開口面と共
通の平面上に端面を有する閉塞部材27により閉塞され
るようになっている。閉塞部材27には、遮蔽位置まで
移動された横引きシャッターを停止するストッパ27a
が設けられている。ストッパ27aは、上下レールのレ
ール溝内に設けられるとともに、横引きシャッターの遮
蔽方向先端部の上下に、シャッター遮閉時にストッパ2
7aを逃げるための切除部17dが形成されていること
が望ましい。
【0015】上記導入口I9,I10を用いて横引きシ
ャッターを装着するには、下枠9の下面に受台HPを固
定して突出させ、その受台の上面に横引きシャッターを
立てた状態で載置し、巻終わり側の縦スラットの上下端
部を、前記導入口からレール溝G10,G9に導入し、
引き続き、他の縦スラットの上下端部を順次レール溝に
引き込む。受台GPは、横引きシャッター装着後は、取
り除かれる。
ャッターを装着するには、下枠9の下面に受台HPを固
定して突出させ、その受台の上面に横引きシャッターを
立てた状態で載置し、巻終わり側の縦スラットの上下端
部を、前記導入口からレール溝G10,G9に導入し、
引き続き、他の縦スラットの上下端部を順次レール溝に
引き込む。受台GPは、横引きシャッター装着後は、取
り除かれる。
【0016】
【実施例】続いて、本発明の実施例について、図面を参
照しながら、詳述する。図1は、本発明に係る横引きシ
ャッター付き出窓の正面図、図2は同出窓の横断面図で
ある。図3ないし図8は、図1の出窓の組立方法及び取
付方法を説明するものであり、図3は窓枠に下レールを
取付ける状態を示す斜視図、図4は窓枠に屋根ユニット
を取付ける状態を示す斜視図、図5は建物に取付けられ
た窓枠にシャッター収納部を連結する状態を示す斜視
図、図6は閉塞部材を取付ける状態を示す斜視図、図7
は横引きシャッターの装着方法を説明する斜視図、図8
はシャッター装着後に妻板を取付ける状態を示す斜視図
である。
照しながら、詳述する。図1は、本発明に係る横引きシ
ャッター付き出窓の正面図、図2は同出窓の横断面図で
ある。図3ないし図8は、図1の出窓の組立方法及び取
付方法を説明するものであり、図3は窓枠に下レールを
取付ける状態を示す斜視図、図4は窓枠に屋根ユニット
を取付ける状態を示す斜視図、図5は建物に取付けられ
た窓枠にシャッター収納部を連結する状態を示す斜視
図、図6は閉塞部材を取付ける状態を示す斜視図、図7
は横引きシャッターの装着方法を説明する斜視図、図8
はシャッター装着後に妻板を取付ける状態を示す斜視図
である。
【0017】出窓用窓枠WFは、それ自体は既知のもの
と同様であり、図3及び図4に示すように、それぞれ3
分割された上枠1(1a,1b,1c)と下枠2(2a,2b,2c) と
を、左右の縦枠3,4及び方立5,6により連結し、さ
らに必要に応じて、縦枠3,4の上端部同志及び下端部
同志を連結枠7,8により連結して構成されている。
と同様であり、図3及び図4に示すように、それぞれ3
分割された上枠1(1a,1b,1c)と下枠2(2a,2b,2c) と
を、左右の縦枠3,4及び方立5,6により連結し、さ
らに必要に応じて、縦枠3,4の上端部同志及び下端部
同志を連結枠7,8により連結して構成されている。
【0018】そして、窓枠WFを、図3に示すように、
天地逆にして、下枠2に、3分割されたレール部材(9
a,9b,9c) を下枠2の平面形状と相似形に結合してなる
下レール9を結合する。結合方法は、図9に示すよう
に、下レール9の屋内側端部に形成してある取付縁91
からタップねじS1を貫通し、下枠2にねじ込む方法で
ある。
天地逆にして、下枠2に、3分割されたレール部材(9
a,9b,9c) を下枠2の平面形状と相似形に結合してなる
下レール9を結合する。結合方法は、図9に示すよう
に、下レール9の屋内側端部に形成してある取付縁91
からタップねじS1を貫通し、下枠2にねじ込む方法で
ある。
【0019】次に、図4に示すように、窓枠WFの天地
を正常な状態に戻し、上枠1の平面形状と相似形に結合
された上レール10を、窓枠の上枠1に結合する。上レ
ール10を上枠1に直接結合することも可能であるが、
図示の実施例では、上枠1に対する屋根と上レールの取
付手間を少なくするため、上レール10と補助枠11と
天板12と屋根板13とで屋根ユニットRUを形成し、
その屋根ユニットを上枠1の上面に載せて結合する方法
を採用している。
を正常な状態に戻し、上枠1の平面形状と相似形に結合
された上レール10を、窓枠の上枠1に結合する。上レ
ール10を上枠1に直接結合することも可能であるが、
図示の実施例では、上枠1に対する屋根と上レールの取
付手間を少なくするため、上レール10と補助枠11と
天板12と屋根板13とで屋根ユニットRUを形成し、
その屋根ユニットを上枠1の上面に載せて結合する方法
を採用している。
【0020】さらに詳述すると、図9に示すように、上
レール10の屋内側面に形成した上下の係止縁101 と
連結縁102 を、補助材11の屋外側面に形成した上下
の係止縁111 と連結縁112 にそれぞれ係止し、重ね
合わせて、連結縁102 ,112 同志をねじS2又はリ
ベットなどで連結し、補助材11の屋内側面に形成して
ある溝113 に天板13の端部を押入し、上枠1の屋外
端部に形成してある係止縁11 を補助材11の下端部に
係止し、上枠1の中間部から木ねじS3を天板13にね
じ込むことにより、屋根ユニットRUが窓枠WFに取付
けられ、かつ、上レール10が上枠1の屋外側に設けら
れている。
レール10の屋内側面に形成した上下の係止縁101 と
連結縁102 を、補助材11の屋外側面に形成した上下
の係止縁111 と連結縁112 にそれぞれ係止し、重ね
合わせて、連結縁102 ,112 同志をねじS2又はリ
ベットなどで連結し、補助材11の屋内側面に形成して
ある溝113 に天板13の端部を押入し、上枠1の屋外
端部に形成してある係止縁11 を補助材11の下端部に
係止し、上枠1の中間部から木ねじS3を天板13にね
じ込むことにより、屋根ユニットRUが窓枠WFに取付
けられ、かつ、上レール10が上枠1の屋外側に設けら
れている。
【0021】前記上下のレール9,10には、図9に明
示されているように、上下相対向して開口するレール溝
G9,G10が設けられている。そして、上レール10
及び下レール9を窓枠WFに取付けた状態で、各レール
溝G9,G10の端部がそれぞれ縦枠4,5の側方に開
口している。なお、上記の実施例は、下レール9及び上
レール10が、それぞれ下枠2と上枠1と別体に成形さ
れた場合のものであるが、上レール及び下レールの一方
又は双方を、上枠及び下枠と一体に成形すること、すな
わち、上枠及び下枠にレール溝G9,G10を設けるこ
とができることは、いうまでもない。
示されているように、上下相対向して開口するレール溝
G9,G10が設けられている。そして、上レール10
及び下レール9を窓枠WFに取付けた状態で、各レール
溝G9,G10の端部がそれぞれ縦枠4,5の側方に開
口している。なお、上記の実施例は、下レール9及び上
レール10が、それぞれ下枠2と上枠1と別体に成形さ
れた場合のものであるが、上レール及び下レールの一方
又は双方を、上枠及び下枠と一体に成形すること、すな
わち、上枠及び下枠にレール溝G9,G10を設けるこ
とができることは、いうまでもない。
【0022】窓枠WFには、上枠1及び下枠2の正面部
1b,2bと左右の方立5,6の間に、従来の出窓の場
合と同様に、窓枠の建物に対する取付時に、引違いガラ
ス戸d1,d2が嵌め込まれ、又は、ガラス板が嵌め殺
し式に装着される。また、隣合っている縦枠と方立3,
5;4,6の間には、押し出し戸又は滑り出し戸14な
どが取付けられ、あるいは、ガラス板が嵌め殺し式に装
着される。
1b,2bと左右の方立5,6の間に、従来の出窓の場
合と同様に、窓枠の建物に対する取付時に、引違いガラ
ス戸d1,d2が嵌め込まれ、又は、ガラス板が嵌め殺
し式に装着される。また、隣合っている縦枠と方立3,
5;4,6の間には、押し出し戸又は滑り出し戸14な
どが取付けられ、あるいは、ガラス板が嵌め殺し式に装
着される。
【0023】図5において、HL,HRは、窓枠WFの
側方に接続されるシャッター収納部である。左側のシャ
ッター収納部HLは、右側のシャッター収納部HRと対
称形状であるので、図示を省略してある。シャッター収
納部は、少なくとも窓枠WFに設けられた上レール10
及び下レール9とそれぞれ等しい高さに設けられる延長
上レール10Eと延長下レール9Eとを有する。好まし
くは、シャッター収納部の窓枠に対する接続作業又は建
物に対する固定作業を容易にするため、延長上レール1
0E及び延長下レール9Eは、その同一側の一端部が妻
板15の上端部と下端部にそれぞれ連結されて、正面コ
字形に形成されている。
側方に接続されるシャッター収納部である。左側のシャ
ッター収納部HLは、右側のシャッター収納部HRと対
称形状であるので、図示を省略してある。シャッター収
納部は、少なくとも窓枠WFに設けられた上レール10
及び下レール9とそれぞれ等しい高さに設けられる延長
上レール10Eと延長下レール9Eとを有する。好まし
くは、シャッター収納部の窓枠に対する接続作業又は建
物に対する固定作業を容易にするため、延長上レール1
0E及び延長下レール9Eは、その同一側の一端部が妻
板15の上端部と下端部にそれぞれ連結されて、正面コ
字形に形成されている。
【0024】また、シャッター収納部HRの建物に対す
る固定を容易に、かつ、強固に行うことができるよう
に、妻板15の上下少なくとも2か所にブラケット16
が取付けられている。ブラケット16は、図10の
(a)と(b)において示すように、固定対象を建物の
外壁Wと柱Pのいずれにも任意に決定することができる
ように、長孔16hを有し、その長孔において、ねじS
4又はボルトナットにより妻板15に固定されている。
る固定を容易に、かつ、強固に行うことができるよう
に、妻板15の上下少なくとも2か所にブラケット16
が取付けられている。ブラケット16は、図10の
(a)と(b)において示すように、固定対象を建物の
外壁Wと柱Pのいずれにも任意に決定することができる
ように、長孔16hを有し、その長孔において、ねじS
4又はボルトナットにより妻板15に固定されている。
【0025】延長上レール10Eと延長下レール9Eに
は、図12に示すように、上下相対向して開口するレー
ル溝G10E,G9Eが設けられている。窓枠WFの上
レール10及び下レール9に設けられたレール溝G1
0,G9が直線的であるのに対して、シャッター収納部
におけるレール溝G10E,G9Eは、これに収納され
るシャッターの直線距離を小さくするため、U字形又は
J字形に形成されている。あるいは、収納占拠空間を最
小にするために蛇行される場合もある。
は、図12に示すように、上下相対向して開口するレー
ル溝G10E,G9Eが設けられている。窓枠WFの上
レール10及び下レール9に設けられたレール溝G1
0,G9が直線的であるのに対して、シャッター収納部
におけるレール溝G10E,G9Eは、これに収納され
るシャッターの直線距離を小さくするため、U字形又は
J字形に形成されている。あるいは、収納占拠空間を最
小にするために蛇行される場合もある。
【0026】そして、窓枠WF及びシャッター収納部H
Lは、図2に良く示されているように、まず、窓枠WF
を建物の外壁Wに開設された出窓取付用開口Oの屋外側
面に、従来と同様の要領で取付けられる。すなわち、両
縦枠3,4が開口Oを画成する柱P3,P4にねじ止め
などにより固定され、かつ、屋根板13の屋内側端部が
外壁Wに釘打ちなどにより固定される。
Lは、図2に良く示されているように、まず、窓枠WF
を建物の外壁Wに開設された出窓取付用開口Oの屋外側
面に、従来と同様の要領で取付けられる。すなわち、両
縦枠3,4が開口Oを画成する柱P3,P4にねじ止め
などにより固定され、かつ、屋根板13の屋内側端部が
外壁Wに釘打ちなどにより固定される。
【0027】次いで、シャッター収納部HLを、取付終
了後の窓枠の縦枠3,4の側方における外壁Wの屋外側
面に近接し、延長上レール10E及び延長下レール9E
の他端部、すなわち、妻板15と反対側の端部を、窓枠
WFの上枠1と上レール10の端部及び下枠2と下レー
ル9の端部に連続させて、上レール10及び下レール9
のレール溝G10,G9のそれぞれの端部を、延長上レ
ール10E及び延長下レール9Eのレール溝G10E,
G9Eの一端部に連続させ、ブラケット16の屋内側端
部を外壁W又は柱P3,P4にねじ止めにより固定す
る。
了後の窓枠の縦枠3,4の側方における外壁Wの屋外側
面に近接し、延長上レール10E及び延長下レール9E
の他端部、すなわち、妻板15と反対側の端部を、窓枠
WFの上枠1と上レール10の端部及び下枠2と下レー
ル9の端部に連続させて、上レール10及び下レール9
のレール溝G10,G9のそれぞれの端部を、延長上レ
ール10E及び延長下レール9Eのレール溝G10E,
G9Eの一端部に連続させ、ブラケット16の屋内側端
部を外壁W又は柱P3,P4にねじ止めにより固定す
る。
【0028】この場合、シャッター収納部HLには、そ
の入り口付近に、後述される横引きシャッターを、出窓
遮蔽位置と出窓開放位置すなわちシャッター収納部に収
納される位置との間を移動させるために、シャッターに
水平方向の移動力を加える駆動機構の一部が設けられて
いる。
の入り口付近に、後述される横引きシャッターを、出窓
遮蔽位置と出窓開放位置すなわちシャッター収納部に収
納される位置との間を移動させるために、シャッターに
水平方向の移動力を加える駆動機構の一部が設けられて
いる。
【0029】駆動機構の構成を説明する前に、シャッタ
ー収納部HL,HRに収納される横引きシャッターの構
造を、ここで図11に基づいて説明する。図11は横引
きシャッターの構成を説明する平面図である。同図
(a)は、横引きシャッターの構成単位である縦スラッ
トを示す。この縦スラット17は、一方向に開口する切
欠円状の大径部17aと、反対方向に開口する切欠円状
の小径部17bと、その間を連結する断面ほぼV字形の
連結部17cとを一体に有するものであり、図12
(b)に示すように、同一形状の多数枚の縦スラット1
7を、大径部17aと小径部17bにおいて回動自在に
嵌合して、横方向に連結することにより、湾曲又は屈曲
しているレール溝に沿って屈曲しながら移動可能な横引
きシャッターSTが構成されている。各スラット又は幾
つか毎のスラットの上端部には、図9にも示すように、
上吊り具18が差し込みなどの方法で固定され、これに
ローラその他の滑り部材19が取付けられている。
ー収納部HL,HRに収納される横引きシャッターの構
造を、ここで図11に基づいて説明する。図11は横引
きシャッターの構成を説明する平面図である。同図
(a)は、横引きシャッターの構成単位である縦スラッ
トを示す。この縦スラット17は、一方向に開口する切
欠円状の大径部17aと、反対方向に開口する切欠円状
の小径部17bと、その間を連結する断面ほぼV字形の
連結部17cとを一体に有するものであり、図12
(b)に示すように、同一形状の多数枚の縦スラット1
7を、大径部17aと小径部17bにおいて回動自在に
嵌合して、横方向に連結することにより、湾曲又は屈曲
しているレール溝に沿って屈曲しながら移動可能な横引
きシャッターSTが構成されている。各スラット又は幾
つか毎のスラットの上端部には、図9にも示すように、
上吊り具18が差し込みなどの方法で固定され、これに
ローラその他の滑り部材19が取付けられている。
【0030】上吊り具19は、図9に示すように、シャ
ッターの上端部と共に、上レール10,10Eのレール
溝G10,G10Eに移動可能に嵌合され、レール溝G
10,G10Eの開口辺に上方に突出するように形成さ
れた凸条20の上面に転動自在又は習動自在に載置され
る。
ッターの上端部と共に、上レール10,10Eのレール
溝G10,G10Eに移動可能に嵌合され、レール溝G
10,G10Eの開口辺に上方に突出するように形成さ
れた凸条20の上面に転動自在又は習動自在に載置され
る。
【0031】前記駆動機構は、図12,13,14に示
すように、延長上レール10E及び延長下レール9Eの
レール溝G10E,G9Eにそれぞれ嵌合されているシ
ャッターの各スラット17の上下端部に係合するように
延長上レール10E及び延長下レール9Eの近傍に備え
られたギヤ21U,21Bと、上下のギヤを支持する連
結軸22と、延長上レール10E及び延長下レール9E
に固定されて、連結軸21の上下端部を回転自在に支持
する軸受23U,23Bと、その軸受に取付けられ、天
板12に設けた孔12hから出窓の屋内側に垂らしたロ
ープ24により回転される水平軸25の回転力を入力
し、垂直軸回りの回転に変換して前記連結軸22に出力
するシフトギヤ26とから構成されている。前記ギヤ2
1U,21Bの各歯は、前記シャッターの連結部17c
の凹部に噛合う寸法に設定されている。なお、前記軸受
23U,23Bは、横引きシャッターSTが開放位置ま
で移動された場合の終端スラット17eを停止するスト
ッパをも兼ねている。
すように、延長上レール10E及び延長下レール9Eの
レール溝G10E,G9Eにそれぞれ嵌合されているシ
ャッターの各スラット17の上下端部に係合するように
延長上レール10E及び延長下レール9Eの近傍に備え
られたギヤ21U,21Bと、上下のギヤを支持する連
結軸22と、延長上レール10E及び延長下レール9E
に固定されて、連結軸21の上下端部を回転自在に支持
する軸受23U,23Bと、その軸受に取付けられ、天
板12に設けた孔12hから出窓の屋内側に垂らしたロ
ープ24により回転される水平軸25の回転力を入力
し、垂直軸回りの回転に変換して前記連結軸22に出力
するシフトギヤ26とから構成されている。前記ギヤ2
1U,21Bの各歯は、前記シャッターの連結部17c
の凹部に噛合う寸法に設定されている。なお、前記軸受
23U,23Bは、横引きシャッターSTが開放位置ま
で移動された場合の終端スラット17eを停止するスト
ッパをも兼ねている。
【0032】上記のように、窓枠WFの取付及びシャッ
ター収納部HL,HRの取付を終了し、窓枠のレール溝
G9,G10とシャッター収納部のレール溝G9E,G
10Eを連続させた後は、図6に示すように、シャッタ
ー収納部の入り口の余分な間隙、すなわち、シャッター
が上下のレール溝に沿って移動するに必要な移動空間以
外の空間を塞ぐための閉塞部材15eが取付けられる。
ター収納部HL,HRの取付を終了し、窓枠のレール溝
G9,G10とシャッター収納部のレール溝G9E,G
10Eを連続させた後は、図6に示すように、シャッタ
ー収納部の入り口の余分な間隙、すなわち、シャッター
が上下のレール溝に沿って移動するに必要な移動空間以
外の空間を塞ぐための閉塞部材15eが取付けられる。
【0033】さて、上記構成の横引きシャッターを上記
出窓に容易に装着することを可能にするため、本発明で
は、上記窓枠の上レール10及び下レール9の正面部1
0b,9bの中央に、シャッターSTの上下端部をレー
ル溝G10,G9に導入するための導入口I10,I9
が開設されている。すなわち、導入口I10,I9は、
上下のレール溝G10,G9を屋外側に連通させている
ため、屋外側から導入口I10,I9より上記シャッタ
ーST(L),ST(R)の上端部及び下端部をその終
端部側からレール溝G10,G9に挿入して、シャッタ
ーを装着することができる。
出窓に容易に装着することを可能にするため、本発明で
は、上記窓枠の上レール10及び下レール9の正面部1
0b,9bの中央に、シャッターSTの上下端部をレー
ル溝G10,G9に導入するための導入口I10,I9
が開設されている。すなわち、導入口I10,I9は、
上下のレール溝G10,G9を屋外側に連通させている
ため、屋外側から導入口I10,I9より上記シャッタ
ーST(L),ST(R)の上端部及び下端部をその終
端部側からレール溝G10,G9に挿入して、シャッタ
ーを装着することができる。
【0034】縦スラットを連結してなる横引きシャッタ
ーを上記出窓に装着するには、次の方法を採用すること
が望ましい。すなわち、図7(a)に示すように、下枠
9の導入口I9を含む部分の下面に、下枠9から屋外側
に水平に突出する受台HPを取付ける。この場合、下枠
9の下面が図9に示されているように凹凸を有するとき
は、受台の取付け状態を安定にするため、凹凸を平滑化
するクッション材csを下枠9と受台HPの間に介在さ
せ、受台HPをねじ等で下枠側に呼び込むことが望まし
い。
ーを上記出窓に装着するには、次の方法を採用すること
が望ましい。すなわち、図7(a)に示すように、下枠
9の導入口I9を含む部分の下面に、下枠9から屋外側
に水平に突出する受台HPを取付ける。この場合、下枠
9の下面が図9に示されているように凹凸を有するとき
は、受台の取付け状態を安定にするため、凹凸を平滑化
するクッション材csを下枠9と受台HPの間に介在さ
せ、受台HPをねじ等で下枠側に呼び込むことが望まし
い。
【0035】こうして、堅固に固定された受台HPの上
面に、ロール状に巻き取られ、テープbtで結束された
横引きシャッターSTを載置し、図7(b)に示すよう
に、巻終り側の縦スラットを導入口I10,I9に近付
けた状態で、結束テープbtをカッターctで切断し、
最初の縦スラットの上下端部を導入口I10,I9から
レール溝G10,G9に導入し、シャッターの残りの部
分を受台HP上で回転しながら、その余の縦スラットを
順次レール溝に導入する。このような受台の使用によ
り、装着作業を容易、安全かつ円滑に行うことが可能で
ある。
面に、ロール状に巻き取られ、テープbtで結束された
横引きシャッターSTを載置し、図7(b)に示すよう
に、巻終り側の縦スラットを導入口I10,I9に近付
けた状態で、結束テープbtをカッターctで切断し、
最初の縦スラットの上下端部を導入口I10,I9から
レール溝G10,G9に導入し、シャッターの残りの部
分を受台HP上で回転しながら、その余の縦スラットを
順次レール溝に導入する。このような受台の使用によ
り、装着作業を容易、安全かつ円滑に行うことが可能で
ある。
【0036】左側にシャッターST(L)は、正面中央
より左方向に移動し、図8に示すように出窓の左半分を
遮蔽する位置まで移動すると、すべて装着される。ま
た、同様に、右側にシャッターST(R)は、正面中央
より右方向に移動し、図8に示すように出窓の右半分を
遮蔽する位置まで移動すると、すべて装着される。な
お、装着終了後は、受台HP及びクッション材csが取
り除かれる。
より左方向に移動し、図8に示すように出窓の左半分を
遮蔽する位置まで移動すると、すべて装着される。ま
た、同様に、右側にシャッターST(R)は、正面中央
より右方向に移動し、図8に示すように出窓の右半分を
遮蔽する位置まで移動すると、すべて装着される。な
お、装着終了後は、受台HP及びクッション材csが取
り除かれる。
【0037】導入口I10,I9は、常時開放状態に放
置すると、出窓の外観体裁が損なわれるばかりでなく、
シャッターが導入口I10,I9から不要に外側に引き
出される恐れがあるので、本発明によれば、図15,1
6に示すように、導入口I10,I9に閉塞部材27が
装着される。これにより、導入口の存在が分からなくさ
れる。図16は、下レール9の導入口I9の閉塞部材2
7の取付状態を示している。また、シャッター収納部
を、出窓の左右両側に設ける場合は、遮蔽位置まで移動
されるシャッターの遮蔽方向先端部の停止位置は常に一
定であることが、シャッター開閉作業者の動作量感覚的
にも、また、出窓の外観体裁の上からも、好ましい。従
って、遮蔽されるシャッターを一定の位置に停止するた
めの手段を設ける必要がある。
置すると、出窓の外観体裁が損なわれるばかりでなく、
シャッターが導入口I10,I9から不要に外側に引き
出される恐れがあるので、本発明によれば、図15,1
6に示すように、導入口I10,I9に閉塞部材27が
装着される。これにより、導入口の存在が分からなくさ
れる。図16は、下レール9の導入口I9の閉塞部材2
7の取付状態を示している。また、シャッター収納部
を、出窓の左右両側に設ける場合は、遮蔽位置まで移動
されるシャッターの遮蔽方向先端部の停止位置は常に一
定であることが、シャッター開閉作業者の動作量感覚的
にも、また、出窓の外観体裁の上からも、好ましい。従
って、遮蔽されるシャッターを一定の位置に停止するた
めの手段を設ける必要がある。
【0038】こうして、本発明では、導入口I10,I
9を遮蔽する閉塞部材27の背面に、図16,17に示
すように、突起からなるシャッターストッパ27aが設
けてある。閉塞部材27は、上レール10及び下レール
9の導入口I10,I9を塞ぐように、各レールのレー
ル溝よりも屋外側に、ねじ止めS5などにより下レール
9及び上レール10に固定され、かつ、ストッパ27a
を前記レール溝G10,G9内に突出させてある。
9を遮蔽する閉塞部材27の背面に、図16,17に示
すように、突起からなるシャッターストッパ27aが設
けてある。閉塞部材27は、上レール10及び下レール
9の導入口I10,I9を塞ぐように、各レールのレー
ル溝よりも屋外側に、ねじ止めS5などにより下レール
9及び上レール10に固定され、かつ、ストッパ27a
を前記レール溝G10,G9内に突出させてある。
【0039】遮蔽位置まで移動されてきたシャッターの
遮蔽方向先端部、すなわち先端スラット(17s)がス
トッパ27により停止された状態で、両側のシャッター
の先端部同志が当接(合掌)して出窓の正面部を完全に
遮蔽することができるようにするため、シャッターの先
端スラット17sの上下両端部は、前記ストッパ27a
に対応する部分が切除されている。この場合、その切除
部分17dが出窓の屋外側に露見されないように、スト
ッパ27aは上下のレール溝G10,G9の開口面から
出ない高さに形成され、かつ、切除部分17dも、レー
ル溝の開口面の内側に位置する高さとされている。
遮蔽方向先端部、すなわち先端スラット(17s)がス
トッパ27により停止された状態で、両側のシャッター
の先端部同志が当接(合掌)して出窓の正面部を完全に
遮蔽することができるようにするため、シャッターの先
端スラット17sの上下両端部は、前記ストッパ27a
に対応する部分が切除されている。この場合、その切除
部分17dが出窓の屋外側に露見されないように、スト
ッパ27aは上下のレール溝G10,G9の開口面から
出ない高さに形成され、かつ、切除部分17dも、レー
ル溝の開口面の内側に位置する高さとされている。
【0040】こうして、横引きシャッターSTが建物に
取付けられた窓枠WFの導入口I10,I9から上下の
レール溝G10,G9に導入され、図8に示すように、
出窓への装着を終了した後は、シャッター収納部HL,
HRの屋外側面に鏡板28を装着する。鏡板28は、一
例として波板の周囲に上下框及び縦框を結合して補強し
てなり、その上下端部を、延長上レール10E及び延長
下レール9Eの最屋外側に形成してある溝(図示せず)
にけんどん式で嵌め込んで、装着される。以上で、横引
きシャッターを備えた出窓の取付が完了する。
取付けられた窓枠WFの導入口I10,I9から上下の
レール溝G10,G9に導入され、図8に示すように、
出窓への装着を終了した後は、シャッター収納部HL,
HRの屋外側面に鏡板28を装着する。鏡板28は、一
例として波板の周囲に上下框及び縦框を結合して補強し
てなり、その上下端部を、延長上レール10E及び延長
下レール9Eの最屋外側に形成してある溝(図示せず)
にけんどん式で嵌め込んで、装着される。以上で、横引
きシャッターを備えた出窓の取付が完了する。
【0041】上記のように、導入口I10,I9は閉塞
部材27で閉塞されているので、横引きシャッターや駆
動機構に故障などが発生した場合は、その導入口から当
該シャッターのみを取り外して、障害がない状態で補修
交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。
部材27で閉塞されているので、横引きシャッターや駆
動機構に故障などが発生した場合は、その導入口から当
該シャッターのみを取り外して、障害がない状態で補修
交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、窓枠の
上枠と下枠に設けられたレール溝に横引きシャッターの
上端部と下端部を屋外側から導入し得る導入口を設けた
ので、窓枠及びシャッター収納部を建物に取付けた後に
横引きシャッターを容易に装着することができる。その
ため、窓枠及びシャッター収納部の建物に対する取付を
シャッターに邪魔されずに容易に行うことができ、シャ
ッターを後付けするための構造が複雑になることもな
い。また、後日のシャッターのメンテナンスを容易に行
うことができる。また、導入口は、閉塞部材で閉塞され
るので、シャッター装着後の処理が繁雑にならない。そ
して、導入口に閉塞部材を取付けたので、外観体裁上の
問題が生ずることがなく、しかも、シャッターが不要に
屋外側に取り外されることを防止できる。さらに、閉塞
部材に遮閉位置まで移動された横引きシャッターを停止
するストッパが設けてあるので、閉鎖された横引きシャ
ッターは所定位置に位置決めされ、出窓の外観が適切に
保持されるとともに気密性及び水密性が確保される。
上枠と下枠に設けられたレール溝に横引きシャッターの
上端部と下端部を屋外側から導入し得る導入口を設けた
ので、窓枠及びシャッター収納部を建物に取付けた後に
横引きシャッターを容易に装着することができる。その
ため、窓枠及びシャッター収納部の建物に対する取付を
シャッターに邪魔されずに容易に行うことができ、シャ
ッターを後付けするための構造が複雑になることもな
い。また、後日のシャッターのメンテナンスを容易に行
うことができる。また、導入口は、閉塞部材で閉塞され
るので、シャッター装着後の処理が繁雑にならない。そ
して、導入口に閉塞部材を取付けたので、外観体裁上の
問題が生ずることがなく、しかも、シャッターが不要に
屋外側に取り外されることを防止できる。さらに、閉塞
部材に遮閉位置まで移動された横引きシャッターを停止
するストッパが設けてあるので、閉鎖された横引きシャ
ッターは所定位置に位置決めされ、出窓の外観が適切に
保持されるとともに気密性及び水密性が確保される。
【図1】本発明の実施例に係る横引きシャッターを装着
した出窓の正面図である。
した出窓の正面図である。
【図2】同出窓の横断面図である。
【図3】窓枠に下レールを取付ける状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】窓枠に屋根ユニットを取付ける状態を示す斜視
図である。
図である。
【図5】建物に取付けられた窓枠にシャッター収納部を
連結する状態を示す斜視図である。
連結する状態を示す斜視図である。
【図6】閉塞部材を取付ける状態を示す斜視図である。
【図7】横引きシャッターの装着方法を説明する斜視図
である。
である。
【図8】シャッター装着後に妻板を取付ける状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】図1の出窓の中央縦断面図である。
【図10】シャッター収納部の取付態様を説明する要部
の断面図である。
の断面図である。
【図11】横引きシャッターの構成を説明する平面図で
ある。
ある。
【図12】主としてシャッターの駆動機構を説明する要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図13】同じく、駆動機構の一部を示すシャッター収
納部入り口付近の平面図である。
納部入り口付近の平面図である。
【図14】同駆動機構の他の構成を示す斜視図である。
【図15】導入口及び閉塞部材を説明する要部の斜視図
である。
である。
【図16】下側の導入口及び閉塞部材と、シャッターと
の関係を示す要部の平面図である。
の関係を示す要部の平面図である。
【図17】閉塞部材に設けられたストッパとシャッター
の関係を説明する要部の断面図である。
の関係を説明する要部の断面図である。
WF 窓枠 1 上枠 2 下枠 9 下レール 10 上レール G9,G10 レール溝 I9,I10 導入口 ST,ST(L),ST(R) 横引きシャッター 17 スラット 17d 切除部 HL,HR シャッター収納部 9E 延長下レール 10E 延長上レール G9E,G10E レール溝 27 閉塞部材 27a ストッパ HP 受台 cs クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−272187(JP,A) 特開 平6−137042(JP,A) 実開 昭58−83577(JP,U) 実開 平5−30395(JP,U) 実公 昭50−11662(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/02 E06B 3/00 E06B 9/58
Claims (3)
- 【請求項1】出窓用窓枠の側方にシャッター収納部を設
け、前記窓枠の上枠と下枠の屋外側部分に設けた上下に
対向して開口するレール溝と、前記シャッター収納部の
上枠と下枠に設けた上下に対向して開口するレール溝と
を連続させ、縦スラットを横方向に屈曲自在に連結して
なる横引きシャッターの上端部及び下端部を、それぞれ
前記上下のレール溝に前記シャッターが出窓の屋外側面
を遮蔽する位置から前記シャッター収納部に収納されて
前記出窓の屋外側面を開放する位置まで移動自在に嵌合
した出窓において、 前記窓枠の上枠と下枠の一部に、前記横引きシャッター
の上下端部を屋外側から前記レール溝に導入するための
導入口が開設され、前記導入口は、前記レール溝の開口
面と同一面上に端面を有する閉塞部材により閉塞され、
前記閉塞部材には、遮蔽位置まで移動された横引きシャ
ッターを停止するストッパが設けられていることを特徴
とする出窓。 - 【請求項2】 シャッターの遮蔽方向先端部の上下両端
部は、遮蔽位置まで移動されてきた時にストッパを逃げ
るために切除されていることを特徴とする請求項1の出
窓。 - 【請求項3】 ストッパは上下のレール溝の開口面から
出ない高さに形成され、シャッターの遮蔽方向先端部の
切除部分は、レール溝の開口面の内側に位置されている
ことを特徴とする請求項2の出窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03132396A JP3311921B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-01-25 | 横引きシャッターを備えた出窓 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25718795 | 1995-09-08 | ||
JP7-257187 | 1995-09-08 | ||
JP03132396A JP3311921B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-01-25 | 横引きシャッターを備えた出窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132988A JPH09132988A (ja) | 1997-05-20 |
JP3311921B2 true JP3311921B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=26369773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03132396A Expired - Fee Related JP3311921B2 (ja) | 1995-09-08 | 1996-01-25 | 横引きシャッターを備えた出窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3311921B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5016372B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2012-09-05 | セイキ住工株式会社 | スクリーン装置 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP03132396A patent/JP3311921B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09132988A (ja) | 1997-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3311921B2 (ja) | 横引きシャッターを備えた出窓 | |
JP3372447B2 (ja) | 窓用シャッター | |
JP3634017B2 (ja) | 連窓サッシ | |
JP2742202B2 (ja) | シャッター付きサッシ | |
JP2017043902A (ja) | 開閉体収容ケース、及び、開閉体収容ケースの取付方法 | |
JP4843866B2 (ja) | 電動巻取式開閉装置の構造 | |
JP3222401B2 (ja) | 窓 | |
CN221277614U (zh) | 一种防火卷帘复合装配式门窗 | |
JP2020109252A (ja) | 開閉体収容ケースの取付構造、及び、開閉体収容ケースの取付方法 | |
JP2878934B2 (ja) | エレベータのドア装置 | |
JP7628486B2 (ja) | 建物付設物 | |
CN216641847U (zh) | 一种新型的单开全景窗 | |
JP7066601B2 (ja) | 樹脂枠体及び建具 | |
JP7561577B2 (ja) | 内窓 | |
JP2017043903A (ja) | 開閉体収容ケース | |
EP4006295B1 (en) | A screening arrangement for a roof window, and roof window comprising such a screening arrangement | |
JP3423911B2 (ja) | 建具枠 | |
JP2024082553A (ja) | サイドキャップおよびシャッター | |
JPH11247532A (ja) | 窓枠用断熱性カバーの取付構造およびサッシ窓 | |
JP2595265Y2 (ja) | パネルシャッターのパネル構造 | |
JP2544989B2 (ja) | 窓シャッタ―の取付構造 | |
JP3299104B2 (ja) | 垂下無端チェーンを用いる回転力付与装置及び同装置を取付けた出窓 | |
JP3184955B2 (ja) | 袖部付き引戸 | |
JP2570600Y2 (ja) | シャッター式雨戸ユニット | |
JP3481763B2 (ja) | 横引きシャッター開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |