JP3311013B2 - 相対速度検出装置 - Google Patents
相対速度検出装置Info
- Publication number
- JP3311013B2 JP3311013B2 JP10368792A JP10368792A JP3311013B2 JP 3311013 B2 JP3311013 B2 JP 3311013B2 JP 10368792 A JP10368792 A JP 10368792A JP 10368792 A JP10368792 A JP 10368792A JP 3311013 B2 JP3311013 B2 JP 3311013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- sawtooth
- speed
- cos
- beam spot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000023077 detection of light stimulus Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/36—Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク装置
に設けられ、光ビームスポットの光ディスク上のトラッ
クに対する移動速度を検出する装置に関する。
に設けられ、光ビームスポットの光ディスク上のトラッ
クに対する移動速度を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置では、高速かつ正確なシ
ーク動作が要求される。このシーク動作の安定性は、光
ビームスポットとトラックとの間の相対速度信号の質に
依存するところが大きい。この光ビームスポットとトラ
ックとの相対速度の従来の検出方法を、図4および図5
を参照して説明する。
ーク動作が要求される。このシーク動作の安定性は、光
ビームスポットとトラックとの間の相対速度信号の質に
依存するところが大きい。この光ビームスポットとトラ
ックとの相対速度の従来の検出方法を、図4および図5
を参照して説明する。
【0003】図4に示すように、光ディスク11のラン
ド(トラック)12に記録された信号を再生するため、
光ディスク11の面には光ビームスポットSが照射され
る。この光ビームスポットの光ディスク11による反射
光は、隣接して設けられた2つの受光素子(図示せず)
によって検出される。光ビームスポットSはシーク動作
において、光ディスク11の半径方向に沿って移動し、
ランド12とグルーブ13とを交互に横切る。この移動
が一定速度で行われる時、2つの受光素子のトラッキン
グエラー差信号Teおよびトラッキングエラー和信号T
fはそれぞれ正弦波状に変化する。そして光ビームスポ
ットがランド12上に位置する時、差信号Teが0で、
和信号Tfがピーク値をとり、また光ビームスポットが
グルーブ13上に位置する時、差信号Teが0で、和信
号Tfが最小値をとる。
ド(トラック)12に記録された信号を再生するため、
光ディスク11の面には光ビームスポットSが照射され
る。この光ビームスポットの光ディスク11による反射
光は、隣接して設けられた2つの受光素子(図示せず)
によって検出される。光ビームスポットSはシーク動作
において、光ディスク11の半径方向に沿って移動し、
ランド12とグルーブ13とを交互に横切る。この移動
が一定速度で行われる時、2つの受光素子のトラッキン
グエラー差信号Teおよびトラッキングエラー和信号T
fはそれぞれ正弦波状に変化する。そして光ビームスポ
ットがランド12上に位置する時、差信号Teが0で、
和信号Tfがピーク値をとり、また光ビームスポットが
グルーブ13上に位置する時、差信号Teが0で、和信
号Tfが最小値をとる。
【0004】ここで光ビームスポットSの移動速度V0
が、図5に示すように加速状態から減速状態に変化する
場合、トラッキングエラー差信号Teは図示のように変
化する。すなわち、移動速度Vが大きいと正弦波状信号
の周期は短くなり、移動速度Vが小さいと正弦波状信号
の周期は長くなる。差信号Teの波形の時々刻々の傾斜
は、その時の移動速度に比例した大きさを有しており、
すなわちこの差信号を時間に関して微分することより得
られる信号Te’の値は、その時の移動速度に比例して
いる。なお、比例定数は光ビームスポットとトラックの
位置関係によって変化する。
が、図5に示すように加速状態から減速状態に変化する
場合、トラッキングエラー差信号Teは図示のように変
化する。すなわち、移動速度Vが大きいと正弦波状信号
の周期は短くなり、移動速度Vが小さいと正弦波状信号
の周期は長くなる。差信号Teの波形の時々刻々の傾斜
は、その時の移動速度に比例した大きさを有しており、
すなわちこの差信号を時間に関して微分することより得
られる信号Te’の値は、その時の移動速度に比例して
いる。なお、比例定数は光ビームスポットとトラックの
位置関係によって変化する。
【0005】微分信号Te’の波形は、移動速度の方向
が変化しなくても正負に変化しており、このままでは移
動速度を求めることは困難である。そこで、トラッキン
グエラー和信号を、その変化分の中央が比較レベルEc
に等しくなるようレベルシフトした信号Tsを求めると
ともに、このレベルシフト信号Tsの比較レベルEcに
対する極性を検出する。この極性を示す信号Sgが正の
時、微分信号Te’の波形をそのまま選択し、また信号
Sgが負の時、微分信号Te’の波形を反転したものを
選択すると、速度信号波形V1が得られる。
が変化しなくても正負に変化しており、このままでは移
動速度を求めることは困難である。そこで、トラッキン
グエラー和信号を、その変化分の中央が比較レベルEc
に等しくなるようレベルシフトした信号Tsを求めると
ともに、このレベルシフト信号Tsの比較レベルEcに
対する極性を検出する。この極性を示す信号Sgが正の
時、微分信号Te’の波形をそのまま選択し、また信号
Sgが負の時、微分信号Te’の波形を反転したものを
選択すると、速度信号波形V1が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のように、
微分信号Te’の値と移動速度との間の比例定数は光ビ
ームスポットとトラックの位置関係によって変化し、速
度信号波形V1は移動速度を直接示しているわけではな
い。また、例えば速度信号波形V1の包絡線を抽出する
ことにより、ビームスポットSの速度を比較的忠実に表
した速度信号V2が求められるが、時々刻々の変化が大
きい速度信号波形V1から包絡線を正確に抽出すること
は困難である。本発明は、以上の問題点に鑑みてなされ
たものであり、スポットと検出部との相対移動速度を、
従来に比べてより正確に得ることができるスポットの相
対速度検出装置を提供することを目的としている。
微分信号Te’の値と移動速度との間の比例定数は光ビ
ームスポットとトラックの位置関係によって変化し、速
度信号波形V1は移動速度を直接示しているわけではな
い。また、例えば速度信号波形V1の包絡線を抽出する
ことにより、ビームスポットSの速度を比較的忠実に表
した速度信号V2が求められるが、時々刻々の変化が大
きい速度信号波形V1から包絡線を正確に抽出すること
は困難である。本発明は、以上の問題点に鑑みてなされ
たものであり、スポットと検出部との相対移動速度を、
従来に比べてより正確に得ることができるスポットの相
対速度検出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る相対速度検
出装置は、被検出部と検出部の相対移動による両者の位
置関係の変化に応じて正弦波状信号sinθを出力する
手段と、この正弦波状信号sinθに対して位相が90
°ずれた余弦波状信号cosθを出力する手段と、前記
正弦波状信号sinθと前記余弦波状信号cosθとか
ら所定のパラメータ値Kを含む第1の鋸歯状信号 sinθ/((cosθ+1) 1/2 +K(cosθ+1)) を生成する手段と、第1の鋸歯状信号に対して180°
位相がずれた第2の鋸歯状信号 −sinθ/((−cosθ+1) 1/2 +K(−cosθ+1)) を生成する手段と、 前記第1および第2の鋸歯状信号を
微分して第1および第2の微分信号を生成する手段と、
前記第1および第2の微分信号を交互に選択することに
より、被検出部と検出部の相対速度を示す速度信号を生
成する手段とを備えたことを特徴としている。
出装置は、被検出部と検出部の相対移動による両者の位
置関係の変化に応じて正弦波状信号sinθを出力する
手段と、この正弦波状信号sinθに対して位相が90
°ずれた余弦波状信号cosθを出力する手段と、前記
正弦波状信号sinθと前記余弦波状信号cosθとか
ら所定のパラメータ値Kを含む第1の鋸歯状信号 sinθ/((cosθ+1) 1/2 +K(cosθ+1)) を生成する手段と、第1の鋸歯状信号に対して180°
位相がずれた第2の鋸歯状信号 −sinθ/((−cosθ+1) 1/2 +K(−cosθ+1)) を生成する手段と、 前記第1および第2の鋸歯状信号を
微分して第1および第2の微分信号を生成する手段と、
前記第1および第2の微分信号を交互に選択することに
より、被検出部と検出部の相対速度を示す速度信号を生
成する手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は、ビームスポットSが光ディスク11のランド12
およびグルーブ13に対して等速で変位する時の信号を
示している。
1は、ビームスポットSが光ディスク11のランド12
およびグルーブ13に対して等速で変位する時の信号を
示している。
【0009】本実施例では、時々刻々のビームスポット
の移動速度を正確に反映した信号を得るため、正弦波状
に変化するトラッキングエラー差信号が、この信号と同
じ周期で変化する第1の鋸歯状信号S1に変換され、ま
た第1の鋸歯状信号S1とは1/2周期だけ位相がずれ
た第2の鋸歯状信号S2が生成されている。なおトラッ
キングエラー和信号Tfは、差信号のように鋸歯状信号
には変換されず、正弦波状信号のままである。
の移動速度を正確に反映した信号を得るため、正弦波状
に変化するトラッキングエラー差信号が、この信号と同
じ周期で変化する第1の鋸歯状信号S1に変換され、ま
た第1の鋸歯状信号S1とは1/2周期だけ位相がずれ
た第2の鋸歯状信号S2が生成されている。なおトラッ
キングエラー和信号Tfは、差信号のように鋸歯状信号
には変換されず、正弦波状信号のままである。
【0010】第1および第2の鋸歯状信号S1、S2
は、トラッキングエラー差信号を変形処理することによ
って得られる。第1の鋸歯状信号S1は、ビームスポッ
トSがひとつのグルーブ13からこれに隣接する他のグ
ルーブに移動するに従って単調増加する部分S3を有す
る、位置信号である。この単調増加部分S3は、ビーム
スポットSの位置に直接対応しており、鋸歯状信号S1
の全体に対して比較的広い範囲にわたっているため、鋸
歯状信号S1を時間に関して微分して得られる速度信号
は、ビームスポットSの相対速度をかなり正確に示して
いる。また第2の鋸歯状信号S2についても同様に、時
間に関して微分することにより、ビームスポットSの相
対速度をかなり正確に示す信号が得られる。
は、トラッキングエラー差信号を変形処理することによ
って得られる。第1の鋸歯状信号S1は、ビームスポッ
トSがひとつのグルーブ13からこれに隣接する他のグ
ルーブに移動するに従って単調増加する部分S3を有す
る、位置信号である。この単調増加部分S3は、ビーム
スポットSの位置に直接対応しており、鋸歯状信号S1
の全体に対して比較的広い範囲にわたっているため、鋸
歯状信号S1を時間に関して微分して得られる速度信号
は、ビームスポットSの相対速度をかなり正確に示して
いる。また第2の鋸歯状信号S2についても同様に、時
間に関して微分することにより、ビームスポットSの相
対速度をかなり正確に示す信号が得られる。
【0011】次に図2を参照して、光ビームスポットS
の移動速度V0が加速状態から減速状態に山状に変化す
る場合について、速度信号の検出について説明する。
の移動速度V0が加速状態から減速状態に山状に変化す
る場合について、速度信号の検出について説明する。
【0012】移動速度V0がこのように変化する時、第
1および第2の鋸歯状信号S1、S2は図示のように変
化する。すなわち鋸歯状信号S1、S2は、移動速度V
0の変化が比較的小さい部分では鋸歯状に変化するが、
移動速度V0の変化が比較的大きい部分では鋸歯状から
大きく外れた波形となる。これらの第1および第2の鋸
歯状信号S1、S2を時間に関して微分すると、第1お
よび第2の微分信号D1、D2がそれぞれ得られる。
1および第2の鋸歯状信号S1、S2は図示のように変
化する。すなわち鋸歯状信号S1、S2は、移動速度V
0の変化が比較的小さい部分では鋸歯状に変化するが、
移動速度V0の変化が比較的大きい部分では鋸歯状から
大きく外れた波形となる。これらの第1および第2の鋸
歯状信号S1、S2を時間に関して微分すると、第1お
よび第2の微分信号D1、D2がそれぞれ得られる。
【0013】これらの微分信号D1、D2において、大
きく立ち上がり、あるいは立ち下がっているリップルR
は、鋸歯状信号S1、S2が急激に変化する部分Lに対
応しており、この部分LはビームスポットSとトラック
の相対位置を表していない。また第1および第2の微分
信号D1、D2は、位相が相互にずれているため、リッ
プルRは異なる位置に生じる。したがって、第1および
第2の微分信号D1、D2を交互に選択することによ
り、リップルRの影響のない、すなわちビームスポット
Sの移動速度V0をより正確に反映した信号を得ること
ができる。
きく立ち上がり、あるいは立ち下がっているリップルR
は、鋸歯状信号S1、S2が急激に変化する部分Lに対
応しており、この部分LはビームスポットSとトラック
の相対位置を表していない。また第1および第2の微分
信号D1、D2は、位相が相互にずれているため、リッ
プルRは異なる位置に生じる。したがって、第1および
第2の微分信号D1、D2を交互に選択することによ
り、リップルRの影響のない、すなわちビームスポット
Sの移動速度V0をより正確に反映した信号を得ること
ができる。
【0014】この選択のため、トラッキングエラー和信
号Tf(図1)は、その変換分の中央が比較レベルEc
と等しくなるようレベルシフトされ、このレベルシフト
された信号Tsの比較レベルEcに対する極性が検出さ
れる。この極性を示す信号Sgが正の時、第1の微分信
号D1の波形を、また信号Sgが負の時、第2の微分信
号D2の波形をそれぞれ選択することにより、ビームス
ポットSの移動速度をかなり正確に示す速度信号V3が
得られる。なお図2では、分かりやすくするため、速度
信号V3の大きさは拡大してある。
号Tf(図1)は、その変換分の中央が比較レベルEc
と等しくなるようレベルシフトされ、このレベルシフト
された信号Tsの比較レベルEcに対する極性が検出さ
れる。この極性を示す信号Sgが正の時、第1の微分信
号D1の波形を、また信号Sgが負の時、第2の微分信
号D2の波形をそれぞれ選択することにより、ビームス
ポットSの移動速度をかなり正確に示す速度信号V3が
得られる。なお図2では、分かりやすくするため、速度
信号V3の大きさは拡大してある。
【0015】図3は本実施例の回路構成を示す。この回
路において、第1の入力端子21には、トラッキングエ
ラー差信号Te(sinθ)が入力され、第2の入力端
子22には、トラッキングエラー和信号Tf(cos
θ)が入力される。これらのトラッキングエラー差信号
Teおよび和信号Tfは、ビームスポットSが一定速度
で移動する時、正弦波あるいは余弦波状に変化するが、
この例では図2のように移動速度V0が山状に変化して
いるため、トラッキングエラー差信号Teおよび和信号
Tfの周期は、ビームスポットの速度変化に応じて変化
している。
路において、第1の入力端子21には、トラッキングエ
ラー差信号Te(sinθ)が入力され、第2の入力端
子22には、トラッキングエラー和信号Tf(cos
θ)が入力される。これらのトラッキングエラー差信号
Teおよび和信号Tfは、ビームスポットSが一定速度
で移動する時、正弦波あるいは余弦波状に変化するが、
この例では図2のように移動速度V0が山状に変化して
いるため、トラッキングエラー差信号Teおよび和信号
Tfの周期は、ビームスポットの速度変化に応じて変化
している。
【0016】第1の微分信号D1を求める構成を説明す
る。トラッキングエラー差信号Teは鋸歯状信号に変換
されるために、除算回路23に入力される。この除算回
路23には、トラッキングエラー差信号Teに対して除
算を実行する時の分母に対応する信号も入力される。こ
の信号は第2の入力端子22から入力される和信号Tf
によって生成される。すなわち和信号Tfは、レベルシ
フト回路24において、そのピーク値が2になるように
レベルシフトされる。換言すれば、和信号Tfはレベル
シフト回路24において1を加算される。このレベルシ
フトされた信号Ts(cosθ+1)は、係数乗算回路
25において所定の係数Kを乗じられ、また平方根演算
回路26において、その平方根が求められる。この係数
乗算回路25の出力信号(K(cosθ+1))と平方
根演算回路26の出力信号((cosθ+1)1/2 )
は、加算器27によって相互に加算され、除算回路23
に入力される。
る。トラッキングエラー差信号Teは鋸歯状信号に変換
されるために、除算回路23に入力される。この除算回
路23には、トラッキングエラー差信号Teに対して除
算を実行する時の分母に対応する信号も入力される。こ
の信号は第2の入力端子22から入力される和信号Tf
によって生成される。すなわち和信号Tfは、レベルシ
フト回路24において、そのピーク値が2になるように
レベルシフトされる。換言すれば、和信号Tfはレベル
シフト回路24において1を加算される。このレベルシ
フトされた信号Ts(cosθ+1)は、係数乗算回路
25において所定の係数Kを乗じられ、また平方根演算
回路26において、その平方根が求められる。この係数
乗算回路25の出力信号(K(cosθ+1))と平方
根演算回路26の出力信号((cosθ+1)1/2 )
は、加算器27によって相互に加算され、除算回路23
に入力される。
【0017】除算回路23の出力信号、すなわち sinθ/((cosθ+1)1/2 +K(cosθ+
1)) は、第1の鋸歯状信号S1(図2)である。この鋸歯状
信号S1は微分回路28に入力され、第1の微分信号D
1としてスイッチ29に出力される。
1)) は、第1の鋸歯状信号S1(図2)である。この鋸歯状
信号S1は微分回路28に入力され、第1の微分信号D
1としてスイッチ29に出力される。
【0018】次に第2の微分信号D2を求める構成を説
明する。この構成は、上述した第1の微分信号D1を求
める構成と、基本的に同じである。トラッキングエラー
差信号Teは反転アンプ31に入力され、符号を反転さ
れて出力される。この負のトラッキングエラー差信号T
e(−sinθ)は、鋸歯状信号に変換されるため、除
算回路32に入力される。この除算回路32には、負の
トラッキングエラー差信号Teに対して除算を実行する
時の分母に対応する信号も入力される。この信号は、上
述した除算回路23の場合と同様に、第2の入力端子2
2から入力される和信号Tfによって生成される。すな
わち和信号Tfは、レベルシフト回路24において、そ
のピーク値が2になるようにレベルシフトされた後、反
転アンプ33において1を基準として反転される。反転
アンプ33の出力信号(−cosθ+1)は、係数乗算
回路34において所定の係数Kを乗じられ、また平方根
演算回路35において、その平方根が求められる。この
係数乗算回路34の出力信号(K(−cosθ+1))
と平方根演算回路35の出力信号((−cosθ+1)
1/2 )は、加算器36によって相互に加算され、除算回
路32に入力される。
明する。この構成は、上述した第1の微分信号D1を求
める構成と、基本的に同じである。トラッキングエラー
差信号Teは反転アンプ31に入力され、符号を反転さ
れて出力される。この負のトラッキングエラー差信号T
e(−sinθ)は、鋸歯状信号に変換されるため、除
算回路32に入力される。この除算回路32には、負の
トラッキングエラー差信号Teに対して除算を実行する
時の分母に対応する信号も入力される。この信号は、上
述した除算回路23の場合と同様に、第2の入力端子2
2から入力される和信号Tfによって生成される。すな
わち和信号Tfは、レベルシフト回路24において、そ
のピーク値が2になるようにレベルシフトされた後、反
転アンプ33において1を基準として反転される。反転
アンプ33の出力信号(−cosθ+1)は、係数乗算
回路34において所定の係数Kを乗じられ、また平方根
演算回路35において、その平方根が求められる。この
係数乗算回路34の出力信号(K(−cosθ+1))
と平方根演算回路35の出力信号((−cosθ+1)
1/2 )は、加算器36によって相互に加算され、除算回
路32に入力される。
【0019】除算回路32の出力信号、すなわち −sinθ/((−cosθ+1)1/2 +K(−cos
θ+1)) は、第2の鋸歯状信号S2(図2)である。この鋸歯状
信号S2は微分回路37に入力され、第2の微分信号D
2としてスイッチ29に出力される。
θ+1)) は、第2の鋸歯状信号S2(図2)である。この鋸歯状
信号S2は微分回路37に入力され、第2の微分信号D
2としてスイッチ29に出力される。
【0020】一方、レベルシフト回路24の出力信号T
s(cosθ+1)は、比較器38に入力される。比較
器38は信号Tsが1よりも大きい時、正の極性信号S
g(+1)を出力し、信号Tsが1よりも小さい時、負
の極性信号Sg(−1)を出力する。スイッチ29は、
この極性信号Sgによって切り換えられ、極性信号Sg
が正の時第1の微分回路28に接続し、極性信号Sgが
負の時第2の微分回路37に接続する。したがって、こ
の回路の出力端子39からは、図2に示されるような、
第1および第2の微分信号D1、D2を交互に選択して
得られた速度信号V3が出力される。
s(cosθ+1)は、比較器38に入力される。比較
器38は信号Tsが1よりも大きい時、正の極性信号S
g(+1)を出力し、信号Tsが1よりも小さい時、負
の極性信号Sg(−1)を出力する。スイッチ29は、
この極性信号Sgによって切り換えられ、極性信号Sg
が正の時第1の微分回路28に接続し、極性信号Sgが
負の時第2の微分回路37に接続する。したがって、こ
の回路の出力端子39からは、図2に示されるような、
第1および第2の微分信号D1、D2を交互に選択して
得られた速度信号V3が出力される。
【0021】以上のように本実施例は、ビームスポット
Sと光ディスク11のトラックとの相対位置を示す正弦
波状信号から、相互に位相の異なる第1および第2の鋸
歯状信号S1、S2を生成し、これらの鋸歯状信号か
ら、ビームスポットSの移動速度を比較的忠実に示す第
1および第2の微分信号D1、D2を生成している。そ
してこれらの微分信号D1、D2からリップルRの影響
を含まない方の信号を選択し、ビームスポットSの移動
速度をより正確に示す速度信号V3を求めている。
Sと光ディスク11のトラックとの相対位置を示す正弦
波状信号から、相互に位相の異なる第1および第2の鋸
歯状信号S1、S2を生成し、これらの鋸歯状信号か
ら、ビームスポットSの移動速度を比較的忠実に示す第
1および第2の微分信号D1、D2を生成している。そ
してこれらの微分信号D1、D2からリップルRの影響
を含まない方の信号を選択し、ビームスポットSの移動
速度をより正確に示す速度信号V3を求めている。
【0022】このように本実施例は、従来のように正弦
波状に変化する位置信号から得られた速度信号の包絡線
を求めるものではなく、第1および第2の微分信号D
1、D2を交互に選択することにより、ビームスポット
Sの移動速度を検出するものである。したがって時々刻
々変化するビームスポットSの移動速度は、より正確に
求められ、ひいては光ディスク11に対するヘッドの位
置決め性能を向上させることが可能になる。
波状に変化する位置信号から得られた速度信号の包絡線
を求めるものではなく、第1および第2の微分信号D
1、D2を交互に選択することにより、ビームスポット
Sの移動速度を検出するものである。したがって時々刻
々変化するビームスポットSの移動速度は、より正確に
求められ、ひいては光ディスク11に対するヘッドの位
置決め性能を向上させることが可能になる。
【0023】なお、上記実施例は本発明を光ディスク装
置に適用したものであるが、本発明はこれに限定され
ず、例えばロータリエンコーダにおいて、回転円板に形
成したスリットを通過する光の検出にも適用することが
できる。また本発明は磁気ヘッドの相対移動速度の検出
にも適用できる。
置に適用したものであるが、本発明はこれに限定され
ず、例えばロータリエンコーダにおいて、回転円板に形
成したスリットを通過する光の検出にも適用することが
できる。また本発明は磁気ヘッドの相対移動速度の検出
にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被検出部
と検出部との相対移動速度をより正確に得ることができ
るという効果が得られる。
と検出部との相対移動速度をより正確に得ることができ
るという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例において、ビームスポットが
光ディスクに対して径方向の等速で変位する時の信号を
示す図である。
光ディスクに対して径方向の等速で変位する時の信号を
示す図である。
【図2】本発明の一実施例における速度信号の検出を説
明する図である。
明する図である。
【図3】実施例装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】従来例において、ビームスポットが光ディスク
に対して径方向の等速で変位する時の信号を示す図であ
る。
に対して径方向の等速で変位する時の信号を示す図であ
る。
【図5】従来例における速度信号の検出を説明する図で
ある。
ある。
11 光ディスク 12 ランド 13 グルーブ D1 第1の微分信号 D2 第2の微分信号 S 光ビームスポット S1 第1の鋸歯状信号 S2 第2の鋸歯状信号 Sg 極性信号 V0 移動速度 V3 速度信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 21/08 G01P 3/42
Claims (1)
- 【請求項1】 被検出部と検出部の相対速度を検出する
装置であって、前記被検出部と前記検出部の相対移動に
よる両者の位置関係の変化に応じて正弦波状信号sin
θを出力する手段と、この正弦波状信号sinθに対し
て位相が90°ずれた余弦波状信号cosθを出力する
手段と、前記正弦波状信号sinθと前記余弦波状信号
cosθとから所定のパラメータ値Kを含む第1の鋸歯
状信号 sinθ/((cosθ+1)1/2 +K(cosθ+1)) を生成する手段と、第1の鋸歯状信号に対して180°
位相がずれた第2の鋸歯状信号 −sinθ/((−cosθ+1)1/2 +K(−cosθ+1)) を生成する手段と、前記第1および第2の鋸歯状信号を
時間に関して微分して第1および第2の微分信号を生成
する手段と、前記第1および第2の微分信号からリップ
ルの影響を含まない方の信号を交互に選択することによ
り、前記被検出部と前記検出部の相対速度を示す速度信
号を生成する手段とを備え、 前記所定のパラメータ値Kの値は、前記第1および第2
の鋸歯状信号の単調増加部分が前記位置関係に直接対応
する範囲に応じて決定されることを特徴とする相対速度
検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368792A JP3311013B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 相対速度検出装置 |
US08/038,783 US5365060A (en) | 1992-03-30 | 1993-03-29 | Relative velocity sensing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368792A JP3311013B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 相対速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282679A JPH05282679A (ja) | 1993-10-29 |
JP3311013B2 true JP3311013B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=14360693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10368792A Expired - Fee Related JP3311013B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 相対速度検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5365060A (ja) |
JP (1) | JP3311013B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956304A (en) * | 1997-08-15 | 1999-09-21 | Cirrus Logic, Inc. | Differential phase error detector using dual arm correlation for servo tracking in an optical disk storage device |
US6141303A (en) * | 1998-04-03 | 2000-10-31 | Cirrus Logic, Inc. | Quadrature signal generator using an adaptive length dual arm correlator for optical storage devices |
US5917784A (en) * | 1998-04-03 | 1999-06-29 | Cirrus Logic, Inc. | Trellis sequence detector for detecting a quadrature servo signal in disk recording systems |
TW494387B (en) * | 2000-02-17 | 2002-07-11 | Via Tech Inc | Method for detecting sledge motor velocity of compact disc player |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE756389A (fr) * | 1969-09-25 | 1971-03-22 | Comp Generale Electricite | Detecteur d'ecart temporel et regulateur de vitesse |
JPH06101125B2 (ja) * | 1986-05-21 | 1994-12-12 | キヤノン株式会社 | 光学的情報記録再生装置 |
EP0318897B1 (en) * | 1987-11-30 | 1993-09-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | An apparatus for focusing a light beam onto an information memory medium |
US5189654A (en) * | 1988-12-14 | 1993-02-23 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Automatic gain control apparatus for use in optical disc recording and playback system |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10368792A patent/JP3311013B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-29 US US08/038,783 patent/US5365060A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5365060A (en) | 1994-11-15 |
JPH05282679A (ja) | 1993-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NL8104239A (nl) | Spoorvolgbesturingsinrichting voor een met optische uitlezing werkend informatieregistratiestelsel. | |
EP0522499B1 (en) | Optical medium reproducing system with accurate track position detection | |
NL8006269A (nl) | Servobesturingsstelsel voor een platenspeler. | |
JP2845230B2 (ja) | 光ディスク装置のビームスポット速度検出器 | |
JPH0256734B2 (ja) | ||
EP0087973A1 (en) | Tracking servo system for optical-disc information reproducing apparatus | |
JP3311013B2 (ja) | 相対速度検出装置 | |
EP0089045B1 (en) | Data recording and reproducing apparatus | |
US5132948A (en) | Phase comparing apparatus and focus error detecting apparatus | |
EP0083805B1 (en) | Optical information tracking apparatus | |
EP0090420A1 (en) | Device for optically recording and reading of information | |
US4357566A (en) | Transducer system with velocity signal generation | |
JP2833149B2 (ja) | 光ディスク装置におけるレンズ移動方向検出方式 | |
JPS61260474A (ja) | 光デイスク駆動装置 | |
US5359581A (en) | Detector for moving velocity of light beam spot | |
JPH05144051A (ja) | デイスク媒体の偏心補正方法 | |
JP2579019B2 (ja) | 情報記録または再生装置 | |
JP2000088606A (ja) | リニヤスケール | |
JP3566961B1 (ja) | 復調方法、復調装置、及び情報記録媒体装置 | |
JP2000020965A (ja) | トラッキング制御装置 | |
EP0407171B1 (en) | Detector for moving velocity of light beam spot | |
JP2542679Y2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2538638B2 (ja) | トラッキング誤差検出装置 | |
JPH02240832A (ja) | 光ディスク記録装置 | |
JPH07272290A (ja) | シーク制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |