JP3305423B2 - 鋼帯浮上搬送装置 - Google Patents
鋼帯浮上搬送装置Info
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- JP3305423B2 JP3305423B2 JP14606393A JP14606393A JP3305423B2 JP 3305423 B2 JP3305423 B2 JP 3305423B2 JP 14606393 A JP14606393 A JP 14606393A JP 14606393 A JP14606393 A JP 14606393A JP 3305423 B2 JP3305423 B2 JP 3305423B2
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスまたは液体をノズ
ルから鋼帯に吹き付けることによって鋼帯を浮上搬送
し、かつ、鋼帯を安定浮上させるための整流板を設けた
鋼帯の浮上搬送装置に関する。
ルから鋼帯に吹き付けることによって鋼帯を浮上搬送
し、かつ、鋼帯を安定浮上させるための整流板を設けた
鋼帯の浮上搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鋼帯の高品質要求に伴い、無欠陥
製品の製造要求が高まってきたので、鋼帯の搬送に用い
られる各種のロールによる鋼帯の表面欠陥(例えば、擦
り疵や押込み疵など)の防止が品質改善のための緊急の
課題とされてきた。このため、1980年代前半から、ロー
ルに代わる搬送装置として、鋼帯を非接触支持しながら
搬送する鋼帯浮上搬送装置(以下フロータと言う)が開
発され、実機も多数稼働している。
製品の製造要求が高まってきたので、鋼帯の搬送に用い
られる各種のロールによる鋼帯の表面欠陥(例えば、擦
り疵や押込み疵など)の防止が品質改善のための緊急の
課題とされてきた。このため、1980年代前半から、ロー
ルに代わる搬送装置として、鋼帯を非接触支持しながら
搬送する鋼帯浮上搬送装置(以下フロータと言う)が開
発され、実機も多数稼働している。
【0003】フロータとは、ガスまたは液体をノズルか
ら鋼帯に吹付けることによって、鋼帯とフロータ間に発
生する静圧で鋼帯を浮上させるものである。
ら鋼帯に吹付けることによって、鋼帯とフロータ間に発
生する静圧で鋼帯を浮上させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
フロータによる搬送では、鋼帯と流体間の摩擦抵抗が少
ないことや、鋼帯側面からの流体の流出が多いため、微
小な外乱により、鋼帯が幅方向に傾き斜行の原因とな
り、鋼帯の浮上が非常に不安定であった。そこで、鋼帯
の浮上安定化対策として、特公平5 − 20342号公報に
は、図4(a) に示すような矢印の鋼帯進行方向に平行に
整流板1を受圧面4上に配置し、該整流板により流体の
側面への流出を防止し、かつ、その流れを均一にするこ
とにより、鋼帯の安定化した浮上を実現する方法が開示
され、実用化されている。
フロータによる搬送では、鋼帯と流体間の摩擦抵抗が少
ないことや、鋼帯側面からの流体の流出が多いため、微
小な外乱により、鋼帯が幅方向に傾き斜行の原因とな
り、鋼帯の浮上が非常に不安定であった。そこで、鋼帯
の浮上安定化対策として、特公平5 − 20342号公報に
は、図4(a) に示すような矢印の鋼帯進行方向に平行に
整流板1を受圧面4上に配置し、該整流板により流体の
側面への流出を防止し、かつ、その流れを均一にするこ
とにより、鋼帯の安定化した浮上を実現する方法が開示
され、実用化されている。
【0005】なお、整流板1の両端部には、鋼帯3にガ
スや液体を吹き付け浮上させるためのノズル2を配設し
ており、図4(b) は(a) 図のA−A矢視断面図を示して
いる。しかし、この方法では、図5における鋼帯の進行
方向に対して直角に切断した鋼帯浮上搬送装置の断面図
に示すように、搬送する鋼帯が湾曲した場合、鋼帯のエ
ッジが整流板の間に落ち込み、鋼帯エッジが損傷するの
は勿論のこと、最悪の場合、板が破断し、非常に大きな
ダウンタイムを引き起こす問題があった。
スや液体を吹き付け浮上させるためのノズル2を配設し
ており、図4(b) は(a) 図のA−A矢視断面図を示して
いる。しかし、この方法では、図5における鋼帯の進行
方向に対して直角に切断した鋼帯浮上搬送装置の断面図
に示すように、搬送する鋼帯が湾曲した場合、鋼帯のエ
ッジが整流板の間に落ち込み、鋼帯エッジが損傷するの
は勿論のこと、最悪の場合、板が破断し、非常に大きな
ダウンタイムを引き起こす問題があった。
【0006】本発明は、前記課題を解決した鋼帯浮上搬
送装置を提供することを目的とする。
送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼帯の直下に
該鋼帯と対向する受圧面と、鋼帯の進行方向に対して直
角にまた鋼帯の幅全長にわたる2本のノズルと、2本の
ノズル間の受圧面上に該鋼帯幅方向中心線に対し、対称
に各々一方向に傾斜して設けた整流板とからなる鋼帯を
浮上搬送させる装置において、前記整流板を鋼帯の進行
方向に対し角度θを設け、整流板設置面の鋼帯の進行方
向長さLと隣接する整流板間の距離dとの間にLtan θ
≧dの関係を有するようにして設置することを特徴とす
る鋼帯浮上搬送装置である。
該鋼帯と対向する受圧面と、鋼帯の進行方向に対して直
角にまた鋼帯の幅全長にわたる2本のノズルと、2本の
ノズル間の受圧面上に該鋼帯幅方向中心線に対し、対称
に各々一方向に傾斜して設けた整流板とからなる鋼帯を
浮上搬送させる装置において、前記整流板を鋼帯の進行
方向に対し角度θを設け、整流板設置面の鋼帯の進行方
向長さLと隣接する整流板間の距離dとの間にLtan θ
≧dの関係を有するようにして設置することを特徴とす
る鋼帯浮上搬送装置である。
【0008】
【作 用】本発明によれば、鋼帯の直下に該鋼帯と対向
する受圧面と、鋼帯の進行方向に対して直角にまた鋼帯
の幅全長にわたる2本のノズルと、2本のノズル間の受
圧面上に設けた整流板とからなる鋼帯を浮上搬送させる
装置において、前記整流板を鋼帯の進行方向に対し角度
を設けて設置したので、鋼帯の下面全面にノズルからの
液体が効率よくスプレイされ、湾曲した鋼帯のエッジが
整流板の間に落ち込むことがなくなり、鋼帯破断などの
トラブルが解消される。
する受圧面と、鋼帯の進行方向に対して直角にまた鋼帯
の幅全長にわたる2本のノズルと、2本のノズル間の受
圧面上に設けた整流板とからなる鋼帯を浮上搬送させる
装置において、前記整流板を鋼帯の進行方向に対し角度
を設けて設置したので、鋼帯の下面全面にノズルからの
液体が効率よくスプレイされ、湾曲した鋼帯のエッジが
整流板の間に落ち込むことがなくなり、鋼帯破断などの
トラブルが解消される。
【0009】なお、角度は、流体の側面への流出抑制と
鋼帯エッジの整流板間への落込み防止との両者を満足さ
せるものとして、約10〜45度の範囲が好ましい。また、
整流板と鋼帯の進行方向との角度θと整流板間の距離d
との関係は下記の(1) 式に示すとおりである。 Ltan θ≧d ・・・・・・・・・・(1) L:整流板設置面の長さ d:整流板間の距離 θ:整流板と鋼帯の進行方向との角度
鋼帯エッジの整流板間への落込み防止との両者を満足さ
せるものとして、約10〜45度の範囲が好ましい。また、
整流板と鋼帯の進行方向との角度θと整流板間の距離d
との関係は下記の(1) 式に示すとおりである。 Ltan θ≧d ・・・・・・・・・・(1) L:整流板設置面の長さ d:整流板間の距離 θ:整流板と鋼帯の進行方向との角度
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、整流板1を鋼帯の進行方向に対し
逆V字型に配設した実施例を示す平面図であり、図1
(b) は、(a) のA−A矢視断面図である。なお、図1、
図2、図3の実施例は、鋼帯の進行方向との角度θ=15
度、整流板1の設置面の長さL=500mm 、整流板1の間
の距離d=20mmの条件によって行った。
て説明する。図1は、整流板1を鋼帯の進行方向に対し
逆V字型に配設した実施例を示す平面図であり、図1
(b) は、(a) のA−A矢視断面図である。なお、図1、
図2、図3の実施例は、鋼帯の進行方向との角度θ=15
度、整流板1の設置面の長さL=500mm 、整流板1の間
の距離d=20mmの条件によって行った。
【0011】本発明による実施例においては、従来の鋼
帯に平行な整流板を持つフロータと同等の浮上安定性を
得ることができ、かつ、形状の悪い鋼帯でも浮上安定性
が得られ、鋼帯エッジが整流板1の間に落下することが
無くなった。図2は、整流板1を鋼帯の進行方向に対し
V字型に配設した他の実施例を示す平面図であり、本実
施例も他の実施例と同様の結果が得られた。
帯に平行な整流板を持つフロータと同等の浮上安定性を
得ることができ、かつ、形状の悪い鋼帯でも浮上安定性
が得られ、鋼帯エッジが整流板1の間に落下することが
無くなった。図2は、整流板1を鋼帯の進行方向に対し
V字型に配設した他の実施例を示す平面図であり、本実
施例も他の実施例と同様の結果が得られた。
【0012】図3は、鋼帯の進行方向に対し整流板1の
前半分をV字型に、後半分を逆V字型に配設した実施例
を示す平面図であり、本実施例も他の実施例と同様の結
果が得られた。
前半分をV字型に、後半分を逆V字型に配設した実施例
を示す平面図であり、本実施例も他の実施例と同様の結
果が得られた。
【0013】
【発明の効果】本発明の装置によれば、鋼帯の安定浮上
性を阻害することなく、形状の悪い鋼帯でも該鋼帯エッ
ジが整流板の間に落ち込むというトラブルの発生が無く
なり、鋼帯を安定して浮上搬送することが可能になる。
性を阻害することなく、形状の悪い鋼帯でも該鋼帯エッ
ジが整流板の間に落ち込むというトラブルの発生が無く
なり、鋼帯を安定して浮上搬送することが可能になる。
【図1】(a) 整流板を逆V字型に配設した実施例を示す
平面図である。 (b) (a) のA−A矢視断面図である。
平面図である。 (b) (a) のA−A矢視断面図である。
【図2】整流板をV字型に配設した実施例を示す平面図
である。
である。
【図3】整流板の前半分をV字型に、後半分を逆V字型
に配設した実施例を示す平面図である。
に配設した実施例を示す平面図である。
【図4】(a) 従来の整流板を持つフロータを示す平面図
である。 (b) (a) のA−A矢視断面図である。
である。 (b) (a) のA−A矢視断面図である。
【図5】鋼帯の進行方向に対して直角に切断した鋼帯浮
上搬送装置を示す断面図である。
上搬送装置を示す断面図である。
1 整流板 2 フロータノズル 3 鋼帯 4 受圧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 20/10 B65H 23/24 C21D 9/63 C25D 7/06
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼帯の直下に該鋼帯と対向する受圧面
と、鋼帯の進行方向に対して直角にまた鋼帯の幅全長に
わたる2本のノズルと、2本のノズル間の受圧面上に該
鋼帯幅方向中心線に対し、対称に各々一方向に傾斜して
設けた整流板とからなる鋼帯を浮上搬送させる装置にお
いて、前記整流板を鋼帯の進行方向に対し角度θを設
け、整流板設置面の鋼帯の進行方向長さLと隣接する整
流板間の距離dとの間にLtan θ≧dの関係を有するよ
うにして設置することを特徴とする鋼帯浮上搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14606393A JP3305423B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 鋼帯浮上搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14606393A JP3305423B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 鋼帯浮上搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072396A JPH072396A (ja) | 1995-01-06 |
JP3305423B2 true JP3305423B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=15399247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14606393A Expired - Fee Related JP3305423B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 鋼帯浮上搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305423B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2334261B1 (en) | 2008-07-21 | 2021-01-13 | Jenesis Surgical, LLC | Endoluminal support apparatus and method of fabricating it |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14606393A patent/JP3305423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072396A (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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