JP3304432B2 - 自動車用ドアガラスウエザストリップ - Google Patents
自動車用ドアガラスウエザストリップInfo
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるドアガ
ラスウエザストリップ構造に関し、特に、インナーウエ
ザストリップ後端部におけるガラスランとの接続構造に
特徴を有するものである。
ラスウエザストリップ構造に関し、特に、インナーウエ
ザストリップ後端部におけるガラスランとの接続構造に
特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リアドアDにおけるドアガラス
ウエザストリップ1は、リアドアDのドアサッシ3に装
着されるガラスラン5と、ドアベルトラインBの車内・
車外側に対で装着されるアウターウエザストリップ・イ
ンナーウエザストリップ(アウター7・インナー8)と
からなる(図1参照)。通常、ガラスラン5と、アウタ
ー7・インナー8とはそれぞれが別体である。
ウエザストリップ1は、リアドアDのドアサッシ3に装
着されるガラスラン5と、ドアベルトラインBの車内・
車外側に対で装着されるアウターウエザストリップ・イ
ンナーウエザストリップ(アウター7・インナー8)と
からなる(図1参照)。通常、ガラスラン5と、アウタ
ー7・インナー8とはそれぞれが別体である。
【0003】また、ガラスラン5は、通常、押出成形し
て所定長に裁断した一般部にコーナ部及び端末部を型成
形により接続して製造している。
て所定長に裁断した一般部にコーナ部及び端末部を型成
形により接続して製造している。
【0004】そして、この種のドアガラスウエザストリ
ップの一例として、図2に示すような、ドアガラスGと
ガラスラン5の外表面との段差の小さいフラッシュサー
フエスタイプのものが主流となりつつある。
ップの一例として、図2に示すような、ドアガラスGと
ガラスラン5の外表面との段差の小さいフラッシュサー
フエスタイプのものが主流となりつつある。
【0005】 即ち、ガラスラン5の一般部断面は、取
付け基部10と、該取付け基部10の車外側面10aの
外周側及び内周側にそれぞれ連結される中空状のガラス
保持部11と、ベンドリップ部13とを備えた構成であ
る。なお、取付け基部10は、図例では、内側に挟持リ
ップ15を有するサッシフランジ16取付けタイプであ
るが、サッシチャンネル取付けタイプでもよい。
付け基部10と、該取付け基部10の車外側面10aの
外周側及び内周側にそれぞれ連結される中空状のガラス
保持部11と、ベンドリップ部13とを備えた構成であ
る。なお、取付け基部10は、図例では、内側に挟持リ
ップ15を有するサッシフランジ16取付けタイプであ
るが、サッシチャンネル取付けタイプでもよい。
【0006】一方、アウター7及びインナー8の断面
は、図3に示す如く、取付け基部17、18とドアガラ
スGの車外面、車内面をそれぞれ押圧するように突出す
る複数段のフィンシール部とを備えた構成である。図例
では、アウター7は、取付け基部17が、帯板状でモー
ルインサート17aを介してドア板金12に取付け可能
となっていると共に、上段、中段、下段の3個のフィン
シール部19a、19b、19cを具備している。イン
ナー8は、取付け基部18が、U字形で内側挟持リップ
18aを介してベルトラインフランジ14に取付け可能
となっていると共に、上段、下段の2個のフィンシール
部20a、20bを具備している。
は、図3に示す如く、取付け基部17、18とドアガラ
スGの車外面、車内面をそれぞれ押圧するように突出す
る複数段のフィンシール部とを備えた構成である。図例
では、アウター7は、取付け基部17が、帯板状でモー
ルインサート17aを介してドア板金12に取付け可能
となっていると共に、上段、中段、下段の3個のフィン
シール部19a、19b、19cを具備している。イン
ナー8は、取付け基部18が、U字形で内側挟持リップ
18aを介してベルトラインフランジ14に取付け可能
となっていると共に、上段、下段の2個のフィンシール
部20a、20bを具備している。
【0007】上記ドアガラスウエザストリップ1の取付
けは、まず、ガラスラン5を、ドアサッシ3に取付け、
その後、アウター7、インナー8を、ドアベルトライン
Bに装着する。
けは、まず、ガラスラン5を、ドアサッシ3に取付け、
その後、アウター7、インナー8を、ドアベルトライン
Bに装着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この際、従来は、一般
にアウター及びインナーの前端側を、ガラスランの前側
辺下端部に嵌合接続させ、後端側をガラスランの後側辺
下端部内周側面に対して胴突きする、突き合わせをして
装着されていた。
にアウター及びインナーの前端側を、ガラスランの前側
辺下端部に嵌合接続させ、後端側をガラスランの後側辺
下端部内周側面に対して胴突きする、突き合わせをして
装着されていた。
【0009】このため、後端突き合わせ部に、通常、隙
間が発生した。即ち、ドアサッシや製品の寸法バラツキ
を考慮して、アウター及びインナーをマイナス公差(通
常1〜2mm)に設定するためである。この突き合わせ部
の隙間ドアガラスウエザストリップのシール性の阻害要
因となった。特にインナー側における隙間は、昨今の高
度の遮音性の要求を満足させるための阻害要因の一因と
なった。
間が発生した。即ち、ドアサッシや製品の寸法バラツキ
を考慮して、アウター及びインナーをマイナス公差(通
常1〜2mm)に設定するためである。この突き合わせ部
の隙間ドアガラスウエザストリップのシール性の阻害要
因となった。特にインナー側における隙間は、昨今の高
度の遮音性の要求を満足させるための阻害要因の一因と
なった。
【0010】本発明は、上記にかんがみて、ガラスラン
の後側辺下端部とインナー後端側との間のシール性を向
上させることのできる自動車用ドアガラスウエザストリ
ップ構造を提供することを目的とする。
の後側辺下端部とインナー後端側との間のシール性を向
上させることのできる自動車用ドアガラスウエザストリ
ップ構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ドアガ
ラスウエザストリップ構造は、上記課題を下記構成によ
り解決するものである。
ラスウエザストリップ構造は、上記課題を下記構成によ
り解決するものである。
【0012】 ドアサッシに装着されるガラスランと、
ドアベルトラインの車内側に装着されるインナーウエザ
ストリップと、該インナーウエザストリップと対で車外
側に装着されるアウターウエザストリップとを備え、そ
れぞれが別体に形成されている自動車用ドアガラスウエ
ザストリップであって、ガラスランが、取付け基部と、
該取付け基部の車外側壁面の外周側及び内周側にそれぞ
れ連結される中空状のガラス保持部と、ベンドリップ部
とを備え、インナーウエザストリップが、取付け基部と
該取付け基部からガラス面を押圧するように斜め方向に
突出する複数個のフィンシール部とを備えた構成におい
て、該ガラスランのドアベルトラインの後端末に対応す
る位置に型成形された後側端末成形部を、アウターウエ
ザストリップに接続する第一接続部と、インナーウエザ
ストリップに接続する第二接続部を有するように先端側
を二又状に延設するとともに、第二接続部には、ベンド
リップ部から延設されてインナーウエザストリップの上
段のフィンシール部に対応する上壁部と、該上壁部に沿
って取付け基部の車外側面に連結され、インナーウエザ
ストリップの下段フィンシール部に対応する下壁部とか
らなる重合中空シール部を取付け基部の車外側面延設壁
面の先端部に形成するとともに、 インナーウエザストリ
ップの上段のフィンシール部を該重合中空シール部の上
に部分重合させ、さらに該重合中空シール部の元部側
が、車外側面延設壁面から30〜60°の角度で斜め車
外方向に立設する底壁部で閉じられている、ことを特徴
とする。
ドアベルトラインの車内側に装着されるインナーウエザ
ストリップと、該インナーウエザストリップと対で車外
側に装着されるアウターウエザストリップとを備え、そ
れぞれが別体に形成されている自動車用ドアガラスウエ
ザストリップであって、ガラスランが、取付け基部と、
該取付け基部の車外側壁面の外周側及び内周側にそれぞ
れ連結される中空状のガラス保持部と、ベンドリップ部
とを備え、インナーウエザストリップが、取付け基部と
該取付け基部からガラス面を押圧するように斜め方向に
突出する複数個のフィンシール部とを備えた構成におい
て、該ガラスランのドアベルトラインの後端末に対応す
る位置に型成形された後側端末成形部を、アウターウエ
ザストリップに接続する第一接続部と、インナーウエザ
ストリップに接続する第二接続部を有するように先端側
を二又状に延設するとともに、第二接続部には、ベンド
リップ部から延設されてインナーウエザストリップの上
段のフィンシール部に対応する上壁部と、該上壁部に沿
って取付け基部の車外側面に連結され、インナーウエザ
ストリップの下段フィンシール部に対応する下壁部とか
らなる重合中空シール部を取付け基部の車外側面延設壁
面の先端部に形成するとともに、 インナーウエザストリ
ップの上段のフィンシール部を該重合中空シール部の上
に部分重合させ、さらに該重合中空シール部の元部側
が、車外側面延設壁面から30〜60°の角度で斜め車
外方向に立設する底壁部で閉じられている、ことを特徴
とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すと共に、それらの説明の全部または一部を省略する
(図4参照)。
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すと共に、それらの説明の全部または一部を省略する
(図4参照)。
【0014】(1) 本実施例のドアガラスウエザストリッ
プは、ドアサッシ3に装着されるガラスラン5と、ドア
ベルトラインBの車内・車外側に対で装着されるアウタ
ーウエザストリップ7、インナーウエザストリップとか
らなる。
プは、ドアサッシ3に装着されるガラスラン5と、ドア
ベルトラインBの車内・車外側に対で装着されるアウタ
ーウエザストリップ7、インナーウエザストリップとか
らなる。
【0015】 そして、ガラスラン5の一般部断面は、
取付け基部10と、該取付け基部10の車外側面10a
の外周側及び内周側にそれぞれ連結される中空状のガラ
ス保持部11と、ベンドリップ部13とを備えている。
取付け基部10と、該取付け基部10の車外側面10a
の外周側及び内周側にそれぞれ連結される中空状のガラ
ス保持部11と、ベンドリップ部13とを備えている。
【0016】アウター7及びインナー8の断面は、それ
ぞれ取付け基部17、18とガラス面を押圧するように
突出する三段のフィンシール部19a、19b、19c
及び二段のフィンシール部20a、20bとを備えてい
る。
ぞれ取付け基部17、18とガラス面を押圧するように
突出する三段のフィンシール部19a、19b、19c
及び二段のフィンシール部20a、20bとを備えてい
る。
【0017】(2) そして、本実施例においては、ガラス
ラン5の後側端末成形部を、アウター7・インナー8に
それぞれ接続する第一接続部21及び第二接続部23を
有するように先端側を二又状に延設する(図5〜7参
照)。
ラン5の後側端末成形部を、アウター7・インナー8に
それぞれ接続する第一接続部21及び第二接続部23を
有するように先端側を二又状に延設する(図5〜7参
照)。
【0018】ここで、二又の形成態様は、ガラスラン5
のガラス保持部11の延設部の壁面裏側から外周側へ突
出させたコ字形元部25からそれぞれ、ガラス保持部1
1の車外側意匠面壁11a、及び、取付け基部10の車
外側面10aに沿って分割させた二又ブラケット脚部2
7で形成されている。
のガラス保持部11の延設部の壁面裏側から外周側へ突
出させたコ字形元部25からそれぞれ、ガラス保持部1
1の車外側意匠面壁11a、及び、取付け基部10の車
外側面10aに沿って分割させた二又ブラケット脚部2
7で形成されている。
【0019】(3) ガラス保持部11側の、即ち、外周側
の第一接続部21は、その先端部が、アウター7の取付
け基部17及び下段フィンシール部19cに対応する立
壁部29及び重合フィンシール部30を有する断面とさ
れている。即ち、立壁部29は上端に車外側に反転し、
ベルトラインフランジ31に係合する係合リブ33を備
え、下端に上記下段フィンシール部19cと重合する重
合フィンシール部30を備えている。
の第一接続部21は、その先端部が、アウター7の取付
け基部17及び下段フィンシール部19cに対応する立
壁部29及び重合フィンシール部30を有する断面とさ
れている。即ち、立壁部29は上端に車外側に反転し、
ベルトラインフランジ31に係合する係合リブ33を備
え、下端に上記下段フィンシール部19cと重合する重
合フィンシール部30を備えている。
【0020】また、ガラスラン5の車外側壁(意匠面
壁)11aがドアサッシ3のコーナ部に沿うように延設
されるとともに、その先端は、立壁部29の上端にアウ
ター7の上段フィンシール部19aに対応する突合せフ
ィンシール部35が形成されている。この突合せフィン
シール部35は、アウター7の上段フィンシール部19
aとの突き合わせのために、1cm前後短く切り欠れて形
成されている。
壁)11aがドアサッシ3のコーナ部に沿うように延設
されるとともに、その先端は、立壁部29の上端にアウ
ター7の上段フィンシール部19aに対応する突合せフ
ィンシール部35が形成されている。この突合せフィン
シール部35は、アウター7の上段フィンシール部19
aとの突き合わせのために、1cm前後短く切り欠れて形
成されている。
【0021】さらに、重合フィンシール部30の元部
と、ガラス保持部11の内周側面の終点部位との間に
は、接続シールリップ37が形成されている。この接続
シールリップ37は、重合フィンシール部30を補強す
ると共に、更には、ドアガラス面に対する、コーナ部に
おけるシールの不連続性を解消する。
と、ガラス保持部11の内周側面の終点部位との間に
は、接続シールリップ37が形成されている。この接続
シールリップ37は、重合フィンシール部30を補強す
ると共に、更には、ドアガラス面に対する、コーナ部に
おけるシールの不連続性を解消する。
【0022】(4) また、第二接続部23は、ガラスラン
5の取付け基部10が略そのままの断面形状を維持した
まま延設される。また、ガラスラン5のベンドリップ部
13はひねられてインナー8の上段フィンシール部20
aに対応する上壁部40aが形成されるとともに、上壁
部に40aに沿って取付け基部10の車外面側10aに
伸びて連結され、インナー8の下段フィンシール部20
bに対応する下壁部40bが形成されて、取付け基部1
0の車外側壁10aに重合中空シール部40が形成され
る。この中空シール部40の先端側は、水切りを良好と
するために、上側に向かって斜めに切り欠かれている。
さらに、上記重合中空シール部40の元部側には、該重
合中空シール部40を閉じる底壁41が形成されてい
る。該底壁41は、重合中空シール部40の補強をする
と共に、重合中空シール部40内への水の侵入を防止す
る作用も奏する。そして、該底壁41の、取付け基部1
0の車外側壁10aに対する立設角度αは、30〜60
°、望ましくは45°前後とする。なお、この重合中空
シール部40と接続するインナー8は、図9に示す如
く、上段フィンシール部20aと下段フィンシール部2
0bとを備え、それぞれ位置で二段に段カットされてお
り、重合中空シール部40の上側壁40aの上に、上段
フィンシール部20aの端部が載ると共に、その下側壁
40bが、下段フィンシール部20bと突き合わせ可能
となっている。
5の取付け基部10が略そのままの断面形状を維持した
まま延設される。また、ガラスラン5のベンドリップ部
13はひねられてインナー8の上段フィンシール部20
aに対応する上壁部40aが形成されるとともに、上壁
部に40aに沿って取付け基部10の車外面側10aに
伸びて連結され、インナー8の下段フィンシール部20
bに対応する下壁部40bが形成されて、取付け基部1
0の車外側壁10aに重合中空シール部40が形成され
る。この中空シール部40の先端側は、水切りを良好と
するために、上側に向かって斜めに切り欠かれている。
さらに、上記重合中空シール部40の元部側には、該重
合中空シール部40を閉じる底壁41が形成されてい
る。該底壁41は、重合中空シール部40の補強をする
と共に、重合中空シール部40内への水の侵入を防止す
る作用も奏する。そして、該底壁41の、取付け基部1
0の車外側壁10aに対する立設角度αは、30〜60
°、望ましくは45°前後とする。なお、この重合中空
シール部40と接続するインナー8は、図9に示す如
く、上段フィンシール部20aと下段フィンシール部2
0bとを備え、それぞれ位置で二段に段カットされてお
り、重合中空シール部40の上側壁40aの上に、上段
フィンシール部20aの端部が載ると共に、その下側壁
40bが、下段フィンシール部20bと突き合わせ可能
となっている。
【0023】(5) 次に上記実施例のドアガラスウエザス
トリップは、従来と同様にして、ドアサッシに組み付け
る。
トリップは、従来と同様にして、ドアサッシに組み付け
る。
【0024】この場合、第一接続部21とアウター7と
の接続態様は、図10〜11に示す如く、第一接続部2
1の重合フィンシール部30が、アウター7の下段フィ
ンシール部19cに外側から重合し、また突合せフィン
シール部35が、中段フィンシール部19bに段付きで
突き合わせた状態に状態にある。
の接続態様は、図10〜11に示す如く、第一接続部2
1の重合フィンシール部30が、アウター7の下段フィ
ンシール部19cに外側から重合し、また突合せフィン
シール部35が、中段フィンシール部19bに段付きで
突き合わせた状態に状態にある。
【0025】このため、アウター7と第一接続部21と
の間に、従来のような突き合わせ隙間が発生せず、ドア
ガラスGに対するシール性も、下段フィンシール部19
cと重合フィンシール部30の重合部位では、ドアガラ
スGに対するシールも二重となり、該部位のシール性が
向上する。さらには、ガラスラン5を流下してくる侵入
水も、第一接続部21の延設長さを調整することによ
り、先端接続シールリツプ37を介して重合フィンシー
ル部30と立壁部29とで形成される溝部先端からドア
内の所定位置に流下させることができる。また、上記接
続シールリップ37は、ガラス保持部11から下段フィ
ンシール部30までのシール不連続性を解消する。
の間に、従来のような突き合わせ隙間が発生せず、ドア
ガラスGに対するシール性も、下段フィンシール部19
cと重合フィンシール部30の重合部位では、ドアガラ
スGに対するシールも二重となり、該部位のシール性が
向上する。さらには、ガラスラン5を流下してくる侵入
水も、第一接続部21の延設長さを調整することによ
り、先端接続シールリツプ37を介して重合フィンシー
ル部30と立壁部29とで形成される溝部先端からドア
内の所定位置に流下させることができる。また、上記接
続シールリップ37は、ガラス保持部11から下段フィ
ンシール部30までのシール不連続性を解消する。
【0026】他方、第二接続部23とインナー8との接
続態様は、図9に示す如く、重合中空シール部40の上
側壁40aの上にインナー8の、上段フィンシール部2
0aが載る(部分重合する)と共に、その下側壁40b
が、下段フィンシール部20bと突き合わせ状態とな
る。これにより、従来のような突き合わせ隙間が発生す
ることがない。また、重合中空シール部40の元部側が
底壁41で閉じられているため、重合中空シール部40
の反発弾性が増大するとともに、該底壁41の位置を調
整することにより、取付け基部10とベンドリツプ部1
3とで形成される溝部を流下してくる雨水を所定位置に
流下させることができる。
続態様は、図9に示す如く、重合中空シール部40の上
側壁40aの上にインナー8の、上段フィンシール部2
0aが載る(部分重合する)と共に、その下側壁40b
が、下段フィンシール部20bと突き合わせ状態とな
る。これにより、従来のような突き合わせ隙間が発生す
ることがない。また、重合中空シール部40の元部側が
底壁41で閉じられているため、重合中空シール部40
の反発弾性が増大するとともに、該底壁41の位置を調
整することにより、取付け基部10とベンドリツプ部1
3とで形成される溝部を流下してくる雨水を所定位置に
流下させることができる。
【0027】
【発明の作用・効果】本発明の自動車用ドアガラスウエ
ザストリップ構造は、ガラスランが、取付け基部と、該
取付け基部の車体側面の外周側及び内周側にそれぞれ連
結される中空状のガラス保持部と、ベンドリップ部とを
備え、インナーウエザストリップが、取付け基部とガラ
ス面を押圧するように突出する複数段のフィンシール部
とを備えた構成において、ガラスランの後側端末成形部
を、インナーウエザストリップに接続する第二接続部を
有するように先端側を二又状に延設するとともに、第二
接続部の取付け基部の車外側面延設壁面の先端部に、イ
ンナーウエザストリップのフィンシール部と部分重合す
る重合中空シール部を形成し、該重合中空シール部の元
部側が、車外側面延設壁面から斜め車外側に立設する底
壁部で閉じられている、構成により下記のような作用・
効果を奏する。
ザストリップ構造は、ガラスランが、取付け基部と、該
取付け基部の車体側面の外周側及び内周側にそれぞれ連
結される中空状のガラス保持部と、ベンドリップ部とを
備え、インナーウエザストリップが、取付け基部とガラ
ス面を押圧するように突出する複数段のフィンシール部
とを備えた構成において、ガラスランの後側端末成形部
を、インナーウエザストリップに接続する第二接続部を
有するように先端側を二又状に延設するとともに、第二
接続部の取付け基部の車外側面延設壁面の先端部に、イ
ンナーウエザストリップのフィンシール部と部分重合す
る重合中空シール部を形成し、該重合中空シール部の元
部側が、車外側面延設壁面から斜め車外側に立設する底
壁部で閉じられている、構成により下記のような作用・
効果を奏する。
【0028】ガラスランの後側辺とインナーウエザスト
リップとの接続状態が、インナーウエザストリップのフ
ィンシール部と、ガラスランを延設して形成した第二接
続部における重合中空シール部と部分重合した形にな
り、従来の如く、該部に隙間が発生することがない。
リップとの接続状態が、インナーウエザストリップのフ
ィンシール部と、ガラスランを延設して形成した第二接
続部における重合中空シール部と部分重合した形にな
り、従来の如く、該部に隙間が発生することがない。
【0029】従って、ガラスランの後側辺下端部とイン
ナーウエザストリップ後端側との間のシール性(特に遮
音性)を向上させることができる。
ナーウエザストリップ後端側との間のシール性(特に遮
音性)を向上させることができる。
【図1】本発明の自動車用ドアガラスウエザストリップ
構造を適用した自動車のリアドアの側面図、
構造を適用した自動車のリアドアの側面図、
【図2】図1におけるII−II線概略断面図、
【図3】図1におけるIII −III 線概略断面図、
【図4】本発明のドアガラスウエザストリップ構造の全
体組み立て概略図、
体組み立て概略図、
【図5】図4のV部における斜視図、
【図6】図5の二又部を拡開した状態における斜視図、
【図7】図5をガラスラン外周側から見たVII 矢視図、
【図8】本発明における第二接続部の底壁の立ち上がり
角度を説明するための矢視図、
角度を説明するための矢視図、
【図9】ガラスランとインナーとの接続状態を示す斜視
図、
図、
【図10】ガラスランとアウターとの接続状態を示す斜
視図、
視図、
【図11】図10のXI−XI線断面図、
1 ドアガラスウエザストリップ 3 ドアサッシ 5 ガラスラン 7 アウターウエザストリップ(アウター) 8 インナーウエザストリップ(アウター) 10 取付け基部 11 ガラス保持部 11a 車外側意匠面 13 ベンドリップ部 21 第一接続部 23 第二接続部 40 重合中空フィンシール部 40a 重合中空フィンシール部の上壁部 40b 重合中空フィンシール部の下壁部 41 重合中空フィンシール部の底壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60J 5/04
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアサッシに装着されるガラスランと、
ドアベルトラインの車内側に装着されるインナーウエザ
ストリップと、該インナーウエザストリップと対で車外
側に装着されるアウターウエザストリップとを備え、そ
れぞれが別体に形成されている自動車用ドアガラスウエ
ザストリップであって、 前記ガラスランが、取付け基部と、該取付け基部の車外
側壁面の外周側及び内周側にそれぞれ連結される中空状
のガラス保持部と、ベンドリップ部とを備え、 前記インナーウエザストリップが、取付け基部と該取付
け基部からガラス面を押圧するように斜め方向に突出す
る複数個のフィンシール部とを備えた構成において、前記 ガラスランのドアベルトラインの後端末に対応する
位置に型成形された後側端末成形部を、前記アウターウ
エザストリップに接続する第一接続部と、前記インナー
ウエザストリップに接続する第二接続部を有するように
先端側を二又状に延設するとともに、 前記第二接続部には、前記ベンドリップ部から延設され
て前記インナーウエザストリップの上段のフィンシール
部に対応する上壁部と、該上壁部に沿って前記取付け基
部の車外側面に連結され、前記インナーウエザストリッ
プの下段フィンシール部に対応する下壁部とからなる重
合中空シール部を前記取付け基部の車外側面延設壁面の
先端部に形成するとともに、 前記インナーウエザストリップの上段のフィンシール部
を該重合中空シール部の上に部分重合させ、さらに 該重
合中空シール部の元部側が、前記車外側面延設壁面から
30〜60°の角度で斜め車外方向に立設する底壁部で
閉じられている、 ことを特徴とする自動車用ドアガラスウエザストリッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29349392A JP3304432B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアガラスウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29349392A JP3304432B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアガラスウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144016A JPH06144016A (ja) | 1994-05-24 |
JP3304432B2 true JP3304432B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17795453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29349392A Expired - Fee Related JP3304432B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアガラスウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304432B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112440690B (zh) * | 2019-08-27 | 2022-05-06 | 上海汽车集团股份有限公司 | 一种获取车门玻璃与密封结构重叠量的方法及系统 |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP29349392A patent/JP3304432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06144016A (ja) | 1994-05-24 |
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