JP3302127B2 - 内燃機関用排出ガス自動分析装置 - Google Patents
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Description
排出ガスを自動的に分析する装置に関する。
は、通常、所定の走行サイクルで自動車を(シャーシダ
イナモ上で)運転した時に排出されるガスについて分析
を行なうこととされている。この所定走行サイクルは、
自動車の実際の走行状況を十分勘案して決定されてお
り、コールドスタート、アイドリング、加速等の各種運
転状況が含まれている。
MOG、RAF値など)を計算するためには百数十個に
及ぶデータを選択し、かつ、所定の計算プログラムに入
力する必要があった。そのため、データを扱うための専
門的な知識が必要であり、また、データの入力には時間
を要し、人為的なミスが生じる可能性が大きかった。
る規制は徐々に強化されてきており、従来は、上記所定
走行サイクルの間に自動車が排出するガスを蓄積し、ま
とめたガスを最後に測定すればよかったが、最近では、
各運転段階毎に排出ガスをサンプリングし、分析を行な
って、各運転段階毎に各種成分の分析値が所定の規制値
をクリアしなければならないというようになってきた。
例えば、米国カリフォルニア州の最近の排ガス規制LA
−4では、図7に示すように、コールドスタート時(C
T)、通常運転時(CS)、及び、エンジン再スタート
時(HT)の各運転段階毎に設定された規制値をクリア
する必要がある。このため、排出ガスのサンプリング
は、測定対象の自動車をシャーシダイナモ上で図7のパ
ターンに従って運転する間、所定の複数個の時点で行な
わなければならない。
求されるため、ガスクロマトグラフが使用される。そし
て、更に測定感度を上昇させるために、サンプリングさ
れた排出ガスは分析の前に濃縮を行なわねばならない。
このため、分析が終了するまでには1時間近い時間を必
要とする。また、多くの排出ガス測定基準では、排出ガ
スをサンプリングする際は同時に、周辺の空気(バック
グラウンドガス)をサンプリングし、排出ガスと同一の
手順で分析を行なわなければならないとされている。従
って、図7のLA−4の走行サイクルの3段階でサンプ
リングした2種のガス(排出ガス、バックグラウンドガ
ス)の分析を順番に行なってゆくとすると、6時間とい
う長い時間を要する。
解しやすい成分や活性な成分が含まれているため、サン
プリング後長い時間が経過すると、その成分が変化する
恐れがあることである。そのため、従来のように分析に
長い時間を要する方法では、新しい排出ガス規制に対応
した正確な分析が行なえないという問題がある。
成されたものであり、その目的とするところは、多種類
のガスを短時間のうちに、しかも自動的に測定し、正確
な分析を行なうことのできる内燃機関用排出ガス自動分
析装置を提供することにある。
に成された本発明に係る内燃機関用排出ガス自動分析装
置は、 a)複数台の分析ユニットを備え、 b)各分析ユニットに互いに独立した2系統のガス流路を
備え、 c)2系統のガス流路の各々は更に2本のサブ流路に分岐
され、一方のサブ流路にはC1〜C12の成分のみを分
離する手段を、他方のサブ流路にはC1〜C6の成分の
みを分離する手段を備え、 d)各サブ流路毎にガスクロマトグラフ用カラム及び検出
器を備え、 e)全分析ユニットの検出器が信号伝達用ネットワークに
より接続されている、ことを特徴とするものである。
れた自動車の排出ガス(試料ガス)及びバックグラウン
ドガスは、サンプリング後直ちに各分析ユニットの2系
統のガス流路のそれぞれに供給される。試料ガスとバッ
クグラウンドガスは1個の分析ユニット内で並行して分
析されるため、両者は同一条件で分析されることとな
り、非常に高精度の(バックグラウンドガスの分析値に
よる試料ガス分析値の)補正を行なうことができる。ま
た、1走行サイクル内での複数回のサンプリングが短か
い時間間隔で行なわれた場合でも、分析ユニットが複数
台あるため、後にサンプリングされたガスは前にサンプ
リングされたガスの分析の終了を待つことなく直ちに分
析を開始することができる。このため、全体の分析時間
が短縮されるとともに、成分変化が生じる前の試料ガス
の成分を分析することができ、測定条件の統一を行なう
ことができる。
ットに排出ガス成分を検出する測定部を設け、更に、こ
の測定部からの信号を分析する解析部、この解析部によ
って分析された信号に基づいて排出ガス成分パラメータ
を決定するデータ処理部を設けたものを挙げることがで
きる。
分析装置を図1〜図7により説明する。本自動分析装置
は、特に、世界で最も厳しいと言われる米国カリフォル
ニア州の排出ガス濃度基準(LA−4。図7)に準拠し
た測定を自動的に行なうことのできる装置として作成さ
れたものである。
台の測定部1a、1b、1c、6台の解析部2a、2
b、2c、3a、3b、3c及び1台のデータ処理部4
から成る。3台の測定部1a、1b、1cはいずれも全
く同じものであり、後述するように、各測定部は、2種
類のガスを、C2からC6までの低炭素数成分とC6から
C12までの高炭素数成分とに分離して独立に分析を行な
うための合計4系統のガスクロマトグラフ装置を備えて
いる。6台の解析部2a、2b、2c、3a、3b、3
cはそれぞれ2チャンネルのアナログ信号入力回路を備
えており、3台の測定部1a、1b、1cから送出され
る4系統のガスクロマトグラフ出力の波形信号(従っ
て、合計12チャンネルのアナログ信号)を分担して受
信し、それぞれガスクロマトグラフの波形解析を行なっ
て低炭素数成分及び高炭素数成分の分析データを抽出す
る。データ処理部4には、本実施例ではパーソナルコン
ピュータを使用し、専用のデータ処理プログラムを走ら
せることにより、上述のLA−4の排出ガス測定に必要
なデータ解析を行なう。
b、2c、3a、3b、3c及びデータ処理部4の電気
的接続を図2に示す。上述の通り、各測定部に対して2
台の解析部が、それぞれ2本のアナログ信号線6により
接続されている。3台の測定部1a、1b、1c及び6
台の解析部2a、2b、2c、3a、3b、3cには全
てデータ通信用のターミナル装置が組み込まれており、
これら9台の装置及びデータ処理部4はネットワーク線
5によりカスケード接続されている。
ように、前処理部11、濃縮部12、フォーカシング部
15、分析部16、及び、測定制御部17から成る。前
処理部11は各流路の排出口12a、12bに設けられ
たポンプPにより、2本の試料導入口14a及び14b
から2種類の試料ガス(後述するように、LA−4テス
トの場合は、一方が自動車の排出ガス、他方がバックグ
ラウンドガス)を別個に吸引する。前処理部11の内部
では各試料ガスを計量後、それぞれ2本(従って、合計
4本)の流路に分岐させ、一方の流路を流れる試料ガス
をC1〜C12の成分のみを含むようにし、他方の流路を
流れる試料ガスをC1〜C6の成分のみを含むようにす
る。濃縮部12は前処理部11における処理の途中で使
用されるものであり、4本の各流路の試料ガスを濃縮
し、試料ガス中における分析対象である炭化水素成分の
濃度を上昇させる。フォーカシング部15は、濃縮され
た各試料ガス中における各分析対象成分のピークの幅を
更に狭くし、高さを大きくする。分析部16は4本のカ
ラム(メインカラム)と4台の検出器により、濃縮され
た4種の試料ガスに含まれる各成分を検出する。各測定
部1a、1b、1c毎に1台設けられた測定制御部17
は上記各部の動作を実現するために、切替バルブの切り
替え、クーラやヒータの制御等を行なう。
の取り扱いは測定部1a、1b、1cの内部では全く同
じであり、両試料ガスは同時に、かつ、平行に処理され
るため、以下、簡単のため、1種類の試料ガスについて
の取り扱いを図4〜図7により説明する。
は、第1切替バルブRV1及び第2切替バルブRV2が
接続されている。第1及び第2切替バルブRV1、RV
2はともに八方バルブであり、各バルブの2個のポート
の間にはそれぞれ計量管30、31が接続されている。
試料導入口14から本実施例のガスクロマトグラフ装置
に取り込まれた試料ガスは、第1及び第2切替バルブR
V1、RV2の計量管30、31によりそれぞれ計量さ
れ、採取される。各計量管30、31によりサンプリン
グされた試料ガスは、それ以降、測定部1a、1b、1
cの内部で全く並列に設けられた流路(以下、第1切替
バルブRV1に対応する流路を第1流路、第2切替バル
ブRV2に対応する流路を第2流路と呼ぶ)をそれぞれ
通過してゆくことになる(上述の通り、試料ガスが2種
類であるため、合計4本の独立した流路が設けられ
る)。前処理部11内では、第1及び第2流路にはそれ
ぞれ、第3切替バルブRV3及び第4切替バルブRV4
が設けられている。第3及び第4切替バルブRV3、R
V4はともに十方バルブであり、それぞれに、プリカラ
ム32、35、チョークカラム33、36、ダミーカラ
ム34、37、マスフローコントローラMFC1、MF
C2、プレッシャコントローラPC1、PC2が接続さ
れている。
た2本のカラム40、41から成り、各カラム40、4
1は第3切替バルブRV3及び第4切替バルブRV4の
2個のポートにそれぞれ接続される。図6に示すよう
に、濃縮部12の両カラム40、41の周辺には断熱さ
れた閉空間が設けられており、バルブLNV1を開けて
ここに液体窒素(LN2)を流すことにより、カラム4
0、41を−170℃程度まで冷却することができる。
また、各カラム40、41は金属製となっており、電源
HT1により通電加熱を行なうことができる。
対して1個ずつ(1台の測定部について2種類の試料ガ
スを取り扱うため、合計4個)のフォーカシングカラム
(図示せず)が設けられている。濃縮部12と同様、バ
ルブLNV2(図4参照)を開けてこのフォーカシング
部15に液体窒素(LN2)を流すことにより、フォー
カシングカラムを冷却することができる。また、フォー
カシングカラムの外側に設けたヒータHT2(図4参
照)に電流を流すことにより、加熱を行なうこともでき
る。
61、62及び検出器63、64が設けられている(1
台の測定部について2種類の試料ガスを取り扱うため、
合計4個のメインカラムと検出器が設けられる)。本実
施例ではメインカラム61、62にはキャピラリカラム
を用いているが、これは充填カラムであってもよい。検
出器としては一般的には炎イオン検出器(FID)を用
いるが、その他の検出器を用いてもよい。この分析部1
6は部屋全体を加熱するヒータHT3を有しており、約
40から180℃まで変化させることができる。
切替バルブRV1〜RV4、マスフローコントローラM
FC1、MFC2、プレッシャコントローラPC1、P
C2、液体窒素バルブLNV1、LNV2、ヒータ(又
はヒータ用電源)HT1〜HT3等に接続され、それら
を後述の各タイミングで駆動する。測定制御部17はマ
イコンにより構成してもよいし、シーケンサとリレーに
より構成してもよい。
によるLA−4に準拠した排出ガス分析の手順を段階を
追って説明する。 (1)ガスサンプリング LA−4では図7に示すような運転パターンを行ない、 最初の0秒から505秒までの間(コールドスタート
CT) 505秒〜1372秒の間(通常運転CS) (の期間が終了し、600秒のソーキングを行なっ
た後の)再スタート時点から505秒間(ホットスター
トHT) の各運転段階で測定対象自動車の排出ガス(ただし、周
辺の空気=バックグラウンドガスにより10倍に希釈す
る)と周辺の空気(バックグラウンドガス)とをサンプ
リングする。サンプリングは所定のサンプリングバッグ
により行ない、サンプリング後は2個の(すなわち、排
出ガスとバックグラウンドガスの)サンプリングバッグ
を直ちにいずれかの測定部(例えば1aとする)の後部
に設けられた2本の試料導入口14a、14bにそれぞ
れ取り付けて、測定を開始する。2種類の試料ガスの分
析は、以降、全く同様に行なわれるため、以下では一方
のガス(例えば排出ガスとする)の分析についてのみ説
明を行なう。
図5の実線の位置にしておく。導入口14a(又は14
b)から吸入された排出ガス(又はバックグラウンドガ
ス)は、第1切替バルブRV1−計量管30−第1切替
バルブRV1−第2切替バルブRV2−計量管31−第
2切替バルブRV2−バルブ28の経路を通ってポンプ
Pにより排出される。
された時点で測定制御部17は両切替バルブRV1、R
V2を45°回転して流路を点線の位置にし、マスフロ
ーコントローラMFC1及びMFC2を起動してキャリ
ヤガスを第1及び第2切替バルブRV1、RV2に送給
する。これにより、マスフローコントローラMFC1−
第1切替バルブRV1−計量管30−第1切替バルブR
V1−第3切替バルブRV3の流路が構成され、計量管
30内に蓄えられている所定量(例えば50ml)の排
出ガスは、マスフローコントローラMFC1からのキャ
リヤガスに押されて第3切替バルブRV3に送られる。
計量管31内の排出ガスも同様にマスフローコントロー
ラMFC2によって第4切替バルブRV4に送られる。
5の点線の位置におかれており、第1切替バルブRV1
からの所定量の排出ガスは第3切替バルブRV3から濃
縮部12のカラム40へ送られる。濃縮部12ではその
前に測定制御部17によりバルブLNV1が開放され、
カラム40は液体窒素(LN2)により冷却されてい
る。第3切替バルブRV3からの排出ガスはカラム40
の端部Aから端部Bの方へ流され、その間、排出ガス中
の炭化水素成分は低温となった充填剤の表面に吸着され
る。なお、濃縮部12のカラム40を通過した排出ガス
(分析目的である炭化水素成分は既に含まない)は第3
切替バルブRV3に戻り、外部(図5左方のVENT)に放
出される。第2流路(第4切替バルブRV4とカラム4
1)についても全く同様である。
定量のキャリヤガスを送出した後、測定制御部17は第
3切替バルブRV3を36°回転させ、流路を実線の位
置とする。そして、濃縮部12の液体窒素バルブLNV
1を閉じ、電源HT1から各カラム40、41に電流を
流すことにより、カラム40、41を加熱すると同時
に、プレッシャコントローラPC1を起動して所定の圧
力のキャリヤガスを第3切替バルブRV3を経由して濃
縮部12に送る。このとき、上記とは逆に、キャリヤガ
スはカラム40の端部Bから端部Aの方向へ流れる。こ
れにより、先に低温状態のカラム40の充填剤に吸着さ
れた各成分は充填剤から脱着されるが、カラム40の温
度は十分高温とされているため、各成分は高速で脱着さ
れ、排出ガスの濃縮が行なわれる。第2流路(第4切替
バルブRV4とカラム41)についても全く同様であ
る。
カラム32を通過する。このプリカラム32において濃
縮排出ガスは炭素数に応じて分離され、炭素数の少ない
成分から順にプリカラムを出て、フォーカシング部15
へ送られる。測定制御部17は、丁度C12までの成分が
プリカラム32を通過した時点で第3切替バルブRV3
を36°回転させ、流路を点線の位置に切り替える。こ
のとき、C13以上の高炭素数成分はプリカラム32又は
それ以前の流路にある。プレッシャコントローラPC1
からのキャリヤガスは第3切替バルブRV3を経由して
プリカラム32を先程とは逆方向に流れ、それらの高炭
素数成分(C13以上のもの)を押し戻して、チョークカ
ラム33から外部(VENT)に放出する。チョークカラム
33は後述のメインカラム61と同じ流路抵抗を持つ一
種のダミーカラムである。
された濃縮排出ガスについても基本的には上記と同様の
分離が行なわれるが、こちらの方(第2流路)では、第
4切替バルブRV4の流路切り替えのタイミングを第3
切替バルブRV3よりも早めることにより、C6以下の
低炭素数成分のみをフォーカシング部15へ送り、それ
以上(C7以上)の高炭素数成分をプリカラム35から
外部へ排出する。こうして、第1流路ではC1からC12
までの成分のみが、第2流路ではC1からC6までの成分
のみが、フォーカシング部15に送られる。なお、以上
の第3切替バルブRV3及び第4切替バルブRV4の切
り替えのタイミングは、予め予備測定を行なうことによ
り決定しておく。
方法により、濃縮排出ガスを更に濃縮する。すなわち、
第1流路について説明すると、最初、液体窒素バルブL
NV2(図4)を開放することによりカラムを液体窒素
で低温に冷却しておき、その中に濃縮排出ガスを通す。
これにより、排出ガス中の分析対象成分がカラム(キャ
ピラリカラム)の内壁に吸着される。その後、ヒータH
T2でカラムを加熱することにより、吸着された成分を
高速で脱着させる。第2流路についても全く同様であ
る。
のみを含む第1流路の排出ガスは、メインカラム61を
通過し、そこで各成分が分離される。検出器63はこの
分離された成分のうち、主に遅分離成分、すなわち、C
6〜C12成分を中心に測定を行なう。第2流路では、排
出ガスはC6以下の成分のみしか含まないため、メイン
カラム62を通過して分離された成分は、最初から検出
器64により高精度に測定される。これにより、C1か
らC6の低炭素数成分は第2流路の検出器64により、
C6からC12の高炭素数成分は第1流路の検出器63に
より、それぞれ高精度に測定される。
アナログ信号線6により解析部2aに送られ、そこでC
1からC12までの各炭素数の炭化水素の濃度が決定され
る。なお、本実施例においては、各測定部1a、1b、
1cの検出器63、64と、それらに接続された解析部
2a、2b、2c、3a、3b、3cをまとめたものが
本発明の「検出器」に相当する。
は、通常、1時間程度かかるが、LA−4では、図7に
示すように、1サイクルに要する時間は約40分であ
り、その間に3回のサンプリングが行なわれる。従っ
て、本実施例の自動分析装置では、2回目のサンプリン
グにより採取された排出ガス及びバックグラウンドガス
は直ちに2台目の測定部1bにより分析し、3回目のサ
ンプリングにより採取された排出ガス及びバックグラウ
ンドガスは直ちに3台目の測定部1cにより分析する。
従って、採取されたサンプリングガスが変質する前に、
排出直後の状態の分析を行なうことができるため、常に
統一された測定条件下でのデータ採取を行なうことがで
きる。
b、3cでそれぞれ決定された各成分の濃度データはネ
ットワーク線5を通じてデータ処理部4に送出される。
データ処理部4では、これらのデータを集め、所定のプ
ログラムに従ってデータ処理を行ない、排出ガス成分パ
ラメータを決定して、LA−4に適合したフォーマット
でデータを画面上に表示し、又は紙の上にプリントアウ
トする。
は、3台の測定部1a、1b、1cの測定条件は同一に
しておく必要がある。本実施例の自動測定装置では、1
台の測定部(例えば1a)のコンソール上で測定条件を
設定するのみで、その測定条件のデータがネットワーク
線5を通じて他の測定部1b、1cにも伝送され、他の
測定部1b、1cも同じ測定条件に設定される。
測定を例としてとりあげたが、本発明に係る自動分析装
置はそれのみに留まらず、複数種類のガスを比較的短い
時間間隔でサンプリングする必要があり、しかも、サン
プリング後にガスが変質する可能性がある場合にはいず
れも、本発明に係る装置を使用することができる。
の分析ユニット内で並行して分析されるため、両者は同
一条件で分析されることとなり、バックグラウンドガス
の分析値による試料ガス分析値の補正を高精度で行なう
ことが可能となる。また、1走行サイクル内での複数回
のサンプリングが短かい時間間隔で行なわれた場合で
も、分析ユニットを複数台備えるため、後にサンプリン
グされたガスは前にサンプリングされたガスの分析の終
了を待つことなく直ちに分析を開始することができる。
このため、全体の分析時間が短縮されるとともに、成分
変化が生じる前の試料ガスの成分を分析することがで
き、測定条件の統一を行なうことができる。
分析装置の正面図。
系統の接続を示すブロック図。
の測定部の内部の構造を示すブロック図。
を示すブロック図。
すブロック図。
基準法であるLA−4の走行パターンを示すグラフ。
Claims (2)
- 【請求項1】 a)複数台の分析ユニットを備え、 b)各分析ユニットは互いに独立した2系統のガス流路を
備え、 c)2系統のガス流路の各々は更に2本のサブ流路に分岐
され、一方のサブ流路にはC1〜C12の成分のみを分
離する手段を、他方のサブ流路にはC1〜C6の成分の
みを分離する手段を備え、 d)各サブ流路毎にガスクロマトグラフ用カラム及び検出
器を備え、 e)全分析ユニットの検出器が信号伝達用ネットワークに
より接続されている、 ことを特徴とする内燃機関用排出ガス自動分析装置。 - 【請求項2】 各分析ユニットは排出ガス成分を検出す
る測定部を有し、更に、この測定部からの信号を分析す
る解析部、この解析部によって分析された信号に基づい
て排出ガス成分パラメータを決定するデータ処理部を有
する、請求項1に記載の内燃機関用排出ガス自動分析装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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