JP3299774B2 - 画像の符号化方法 - Google Patents
画像の符号化方法Info
- Publication number
- JP3299774B2 JP3299774B2 JP13067792A JP13067792A JP3299774B2 JP 3299774 B2 JP3299774 B2 JP 3299774B2 JP 13067792 A JP13067792 A JP 13067792A JP 13067792 A JP13067792 A JP 13067792A JP 3299774 B2 JP3299774 B2 JP 3299774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dither
- value
- image
- threshold
- appearance probability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
いて用いられる、画像の符号化方法に関し、特に多値デ
ィザ画像を算術符号によりデータ圧縮する方法に関する
ものである。
下記の文献に開示されるものがあった。 文献1:田中 他、「多値ディザ法による画像と文字の
合成方法」電子情報通信学会 研究会資料 IE89ー
51、1989 文献2:渡部 他、「多値画像の算術符号化に関する一
考察」電子情報通信学会 研究会資料 IT88ー11
5、1988
写方式等の数階調程度の表示が可能な装置においては、
多値ディザという表示法を用い、見かけ上更に多くの階
調表現が可能となる。
ディザ法は次のようになる。 (a)階調0をL0、第k(k=1、2、・・・、m−
1)番目の階調をLkとする。画素位置(i,j)の入力画
素の階調値g(i,j)が、 Lk≦g(i,j)≦Lk+1 (k=0、1、・・・、m−2) (1) の範囲にあるならば、表示出力yはLkかLk+1の何れか
一方の値をとるものとする。
クスTk(k=0、1、・・・、m-2)を、 Tk =Dn/[(m−1)・n2]+(k・n2+0.5)Un (2) とする。但し、Dnは2値ディザ法に於ける閾値順序マ
トリクスであり、Unは各要素がすべて1のn×nマト
リクスである。実際の閾値は、この係数マトリクスTk
に多値画像の階調範囲Rを乗じたものとなる。
式(1)でその範囲が決まると(b)で得られたディザ
マトリクス内の対応する閾値と比較され、mレベルの出
力信号yにディザ化される。
て、例えば、文献2に開示された算術符号を用いる方法
が知られている。多値画像からディザ法でm値ディザ画
像を生成し、そのm値ディザ画像を算術符号化法で符号
化する方法を図2に示す。図2は従来の符号化方法を実
現するための符号化装置の構成を示す機能ブロック図で
ある。
0と、シンボル出現確率推定部21と算術符号化部22
とから成る算術符号化部20とを備えている。ディザ量
子化処理部10は、前述の式(1)、(2)に基づき、
入力多値画像D1からディザ閾値D4に基づいてm値ディ
ザ画像D2を生成し、そのm値ディザ画像D2をシンボル
出現確率推定部21及び算術符号構成部22に出力す
る。
定部21と算術符号構成部22から成る。シンボル出現
確率推定部21はm値ディザ画像D2を入力し、着目画
素より以前にm値化されたm値シンボルを用い、当該着
目画素で出現するm値シンボルの出現確率を推定してシ
ンボル出現確率を求め、算術符号構成部22に出力する
手段である。算術符号構成部22は、シンボル出現確率
を符号化パラメータとしてm値ディザ画像D2から算術
符号D3を構成する手段である。
符号化方法では、算術符号を効率よく構成する上で、量
子化処理が適当なものとなっていないという問題点があ
った。すなわち、従来の方法では、多値画像の階調値と
ディザ閾値との距離(これを量子化誤差と称する)が小
さく、量子化でLkシンボル(文献1参照)としてもL
k+1シンボルとしても画質には殆ど影響がない場合で
も、量子化規則で定まる所定のシンボルを符号化するこ
とで、符号長に大きな影響を与える場合が生じていた。
(>2)値ディザ量子化方法が算術符号を用いたデータ
圧縮に適していなかったという問題点を除去し、m値デ
ィザ画像を高圧縮率で符号化する画像の符号化方法を提
供することを目的とする。
解決するために、ディザ処理により多値画像データにお
ける着目画素を対応するディザ閾値でm値(>2)ディ
ザ量子化することによりm値ディザ画像を生成するディ
ザ量子化処理を行う工程と、前記m値ディザ画像におけ
る着目画素で出現するm値の量子化シンボルの出現確率
を推定するシンボル出現確率推定処理を行う工程と、前
記量子化シンボルの出現確率を符号化パラメータとして
前記m値ディザ画像を符号化する算術符号化処理を行う
工程とを備えた、画像の符号化方法において、多値画像
の階調値とデイザ閾値との距離が距離評価パラメータよ
り小さく、かつ、符号長が所定の符号長パラメータより
長くなると判断したとき前記ディザ閾値を増減して調整
するディザ閾値調整工程とを設けたことを特徴とする。
調値とディザ閾値との距離が距離評価パラメータより小
さく、かつ、量子化で出現するシンボルが符号長に大き
な影響を与える場合、即ち符号長が所定の符号長パラメ
ータより長くなると判断した場合に、ディザ閾値を増減
して調整し、閾値に対する量子化シンボルを反転させる
(前述の式(1)のLk,Lk+1について、LkをL
k+1に、或いはLk+1をLkに反転させる)。そして、こ
の結果に基づいてディザ量子化処理がおこなわれる。こ
れにより、算術符号を用いたデータ圧縮に適した量子化
処理が行われ、m値ディザ画像を高圧縮率で符号化する
ことができ、前記課題が解決される。
の画像の符号化方法を実現する符号化装置の構成を示す
機能ブロック図である。この符号化装置は、ディザ量子
化処理部30、ディザ閾値調整部40、及び算術符号化
部50から構成される。また、算術符号化部50は、シ
ンボル出現確率推定部51と算術符号構成部52から成
る。
値画像D11における画素位置(i,j)の着目画素を対応
するディザ閾値で量子し、m値ディザ画像D12を生成す
る手段である。
率推定部51で推定されたシンボル出現確率pk(0≦k
≦m-1)の値に応じて、ディザ閾値を調整しディザ量子
化処理部30に出力する手段である。
0からのm値ディザ画像D12を入力し、算術符号を構成
する手段であり、シンボル出現確率推定部51で推定さ
れたシンボル出現確率を符号化パラメータとして、算術
符号構成部52で符号D13を構成する。
図3、4を用いて説明する。 [ステップS1,S2]算術符号化部50及び入力される
多値画像D11の着目画素の位置(i,j)を初期化する。
1で、既に出現しているm値シンボルから画素位置(i,
j)におけるシンボル出現確率pk(0≦k≦m−1)を推
定する。
おいて、前式(1)に基づき階調値g(i,j)が存在する
範囲を求める。すなわち、式(1)を満足するkを求め
る。
ディザ閾値調整部40において、階調値g(i,j)をディ
ザ閾値Tkで量子化し、その結果をS(i,j)に格納する
と共にシンボル出現確率pk、pk+1を比較用バッファp
(1)、p(2)に格納する。すなわち、ステップS5で階調
値g(i,j)が閾値Tk以上のときには、ステップS6で
Lk+1をS(i,j)に格納すると共にステップS7で
pk、pk+1を比較用バッファp(1)、p(2)に各々格納す
る。ステップS5で階調値g(i,j)が閾値Tk未満のと
きには、ステップS8でLkをS(i,j)に格納すると共
にステップS9でpk、pk+1を各々比較用バッファp
(2)、p(1)に格納する。
3] ディザ閾値調整部40において、前記階調値g(i,j)と
ディザ閾値Tkとの距離|g(i,j)−Tk|がη(η:距
離評価パラメータ)より小さく、かつ符号長が長くなる
と判断される場合(比較用バッファp(2)に格納された
シンボル出現確率<ε*比較用バッファp(1)に格納され
たシンボル出現確率、ε:符号長評価パラメータ)、閾
値TkをΔTk増減させ、ディザ量子化処理部30はこの
結果に基づいて量子化結果S(i.j)を反転させる。即
ち、ステップS11でS(i,j)にLkが格納されている
か判断され、S(i,j)にLkが格納されていると判断さ
れた場合は、ステップS12でS(i,j)にLk+1を格納
することにより量子化結果が反転され、また、S(i,
j)にLkが格納されていないと判断された場合にはS
(i,j)にLk+1が格納されているので、ステップS13
でS(i,j)にLkを格納することにより量子化結果が反
転される。
満足された場合、反転シンボルに対応する比較用バッフ
ァp(1)に格納されたシンボル出現確率で算術符号を構
成する。ステップS10の条件が満足されない場合、比
較用バッファp(2)に格納されたシンボル出現確率で算
術符号を構成する。
9]着目画素の座標値を制御する。すなわち、全ての座
標値についてステップS15までの処理が終了していな
ければ、ステップS17あるいはステップS19を経て
ステップS3に戻り、前述の処理を繰り返す。ここで、
ステップS16,S18におけるxmax、ymaxは各々画
像のx座標値、y座標値の最大値である。
順を説明した。復号化においては、シンボル出現確率推
定の為の参照画素が符号化と同じであれば、符号化の逆
演算で元のm値ディザ画像を得ることができる。
れば、白黒の2値より多くの階調数m(m>2)を表示
できる、例えば、熱転写方式のプリンタにm値ディザ画
像を出力することにおいて、その画質を損なうことなく
m値ディザ画像のデータ圧縮性能を向上させることが可
能である。
より評価した結果を示す。 [シミュレーション条件] 多値画像:SCID N0.2(階調8bit) m=4,ε=0.25、η=32 [シミュレーション結果]本発明の符号量は、従来の方式
の符号量より10%減少することができた。
ック図である。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ディザ処理により多値画像データにおけ
る着目画素を対応するディザ閾値でm値(>2)ディザ
量子化することによりm値ディザ画像を生成するディザ
量子化処理を行う工程と、前記m値ディザ画像における
着目画素で出現するm値の量子化シンボルの出現確率を
推定するシンボル出現確率推定処理を行う工程と、前記
量子化シンボルの出現確率を符号化パラメータとして前
記m値ディザ画像を符号化する算術符号化処理を行う工
程とを備えた、画像の符号化方法において、 多値画像の階調値とデイザ閾値との距離が距離評価パラ
メータより小さく、かつ、符号長が所定の符号長パラメ
ータより長くなると判断したとき前記ディザ閾値を増減
して調整するディザ閾値調整工程とを設けたことを特徴
とする画像の符号化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13067792A JP3299774B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 画像の符号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13067792A JP3299774B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 画像の符号化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328138A JPH05328138A (ja) | 1993-12-10 |
JP3299774B2 true JP3299774B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=15039977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13067792A Expired - Fee Related JP3299774B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 画像の符号化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3299774B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13067792A patent/JP3299774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05328138A (ja) | 1993-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Fränti et al. | Compression of digital images by block truncation coding: a survey | |
US4369463A (en) | Gray scale image data compression with code words a function of image history | |
US7013050B2 (en) | Image encoding apparatus and method, program code, and storage medium | |
JP4443784B2 (ja) | 画像符号化・復号方法、画像符号化装置及び画像復号装置 | |
JPH1075369A (ja) | 画質予測装置および方法ならびに画質制御装置および方法 | |
JPS6318777A (ja) | デイザ信号の符号復号処理方法 | |
US7062100B2 (en) | System for selecting a compression method for image data | |
US5761342A (en) | Image processing apparatus and method | |
JP3108526B2 (ja) | 画像の量子化とその符号化方法 | |
JP3299774B2 (ja) | 画像の符号化方法 | |
KR100389893B1 (ko) | 영상 특성 분류법을 이용한 영상 부호화 장치 | |
JP3966117B2 (ja) | 画像処理装置、画像符号化装置および画像印刷装置ならびにそれらの方法 | |
JP3223046B2 (ja) | 誤差拡散法2値画像の符号化装置 | |
JP3157043B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
JPH03140074A (ja) | 動画像符号化装置 | |
JP2716618B2 (ja) | 画像符号化方法 | |
JP2952007B2 (ja) | 画像符号化装置 | |
JP3108532B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
US6594312B1 (en) | Method and apparatus for motion estimation quantization dithering | |
JP2825697B2 (ja) | 画像符号化方法 | |
JP3073323B2 (ja) | 2値画像符号化方法 | |
JP3227170B2 (ja) | 画像符号化装置 | |
JP2002374533A (ja) | 画像符号化装置および画像復号装置ならびにその方法 | |
EP3063940B1 (en) | Method and device for predictive coding/decoding of a group of pictures of a sequence of images with conversion of the dynamic of the values of the pixels | |
JPH02305271A (ja) | 画像データ圧縮方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000509 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |