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JP3297171B2 - 芯なしトイレットペーパロール体の切断方法 - Google Patents

芯なしトイレットペーパロール体の切断方法

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Publication number
JP3297171B2
JP3297171B2 JP27357193A JP27357193A JP3297171B2 JP 3297171 B2 JP3297171 B2 JP 3297171B2 JP 27357193 A JP27357193 A JP 27357193A JP 27357193 A JP27357193 A JP 27357193A JP 3297171 B2 JP3297171 B2 JP 3297171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet paper
roll body
cutting
paper roll
shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP27357193A
Other languages
English (en)
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JPH07124891A (ja
Inventor
明 清水
Original Assignee
株式会社清水製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社清水製作所 filed Critical 株式会社清水製作所
Priority to JP27357193A priority Critical patent/JP3297171B2/ja
Publication of JPH07124891A publication Critical patent/JPH07124891A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯なしのトイレットペ
ーパを、芯なしで巻いたトイレットペーパロール体を切
断して得る際に、その中心孔が切断により変形すること
がない芯なしトイレットペーパロール体の切断方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトイレットペーパは、幅広のペー
パを円筒状の芯の上に巻きつけた芯付きトイレットペー
パが一般的であったが、円筒状の芯は、トイレットペー
パ使用後に捨て去られるものであり、芯の分だけ製造コ
ストがかさみ、かつ省資源の面からも好ましくないばか
りでなく、不要となった筒状の芯が便器内に投棄されて
便器内を詰まらせるという問題があった。
【0003】そこで、近年円筒状の芯を使用せずトイレ
ットペーパを芯なしで巻き取って芯なしトイレットペー
パのロール体とした後、そのロール体を1つずつのトイ
レットペーパに切断する芯なしトイレットペーパが採用
されてきている。しかしながら、上記の芯なしトイレッ
トペーパロール体においては、カッターで1つずつのト
イレットペーパに切断時に、固い芯がないため、そのロ
ール体の中心孔が偏心断面に変形しがちであり、トイレ
ットペーパとしての商品価値が低下するという問題があ
る。
【0004】このような中心孔の切断による変形を防止
するためには、種々の方法および装置が考えられるが、
いずれもその工数およびコストがかさんだり、複雑な装
置を要するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、芯なしトイレットペーパロール体から
トイレットペーパを切断する際に、そのロール体の中心
孔の切断による変形を防止でき、しかもその操作が簡単
な芯なしトイレットペーパロール体の切断方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明のトイレットペーパロール体の切断方法は、芯な
しトイレットペーパロール体から1つずつのトイレット
ペーパを得るために切断しようとする直前の位置で、そ
のロール体の中心孔の端から挿入した軸の先端部に放
射状に複数のスリットを設けてその外周を全周方向に均
等に拡開してトイレットペーパロール体の中心孔の先端
内周を支持し、1つのトイレットペーパを切断の後、
上記軸の先端部の外周を全周にわたって均等に縮小し、
そのロール体の次のトイレットペーパを切断できる位置
まで残りのトイレットペーパロール体の端部を押圧し
て移動し、次いでその軸の先端部の外周を全周方向に均
等に拡張の上次のトイレットペーパを切断する操作を順
次繰り返し行なう芯なしトイレットペーパロール体の切
断方法からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の切断方法によれば、芯なし
トイレットペーパのロール体の切断部の直前の中心孔部
分が外周を全周方向に均等に拡張された軸の先端部で保
持されているので、切断による中心孔の変形がなく、円
筒状のきれいな切れ口のトイレットペーパが切り出され
ることになる。
【0008】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する。
まず、図1は、本発明の芯なしトイレットペーパロール
体の切断方法を適用してそのロール体1を切断する装置
の一実施例に係る説明用の斜視図であり、この芯なしト
イレットペーパロール体1は、その中心孔3の一端から
挿入された軸2により支持されると共に、その中心孔3
の他端は、図1の右側の案内レール4上を平行に移動可
能な支持体5に設けられた支持軸6の先端の挿入により
保持される。また支持体5を用いなくても図4に示すよ
うなロール体1をロール体受台25によりロール体1を
支持することができる。
【0009】次に、上記芯なしトイレットペーパロール
体1は、その上部から回転円板状のカッター7により切
断され、切断されたトイレットペーパ8は上記支持体5
の支持軸6に保持されるようになっているが、そのロー
ル体1のトイレットペーパ8を切断しようとする位置、
すなわち図1の斜め破線で示す切断面Sがカッター7の
位置にくるように、ロール体1は、チェーンコンベア9
に沿って移動するV字形の押し出しプレート10によ
り、トイレットペーパ8の幅Lに相当する距離だけ順次
間けつ的に矢印F方向に送り出されるようになってい
る。
【0010】次に、上記ロール体1の中心孔3の左端か
ら挿入した軸2の先端部21は、図2および図3に示す
ように放射状に複数のスリット22が設けられており、
この軸2の軸心に貫挿されている内側軸23が矢印X−
Y方向に移動することで、内側軸23の先端が先端部2
1の内部テーパ面24を全周方向に均等に押し拡げ可能
であり、次いで先端部21の外周を図2のように全周に
わたって均等に縮小した状態と図3の外周を全周方向に
均等に拡張した状態とに拡縮可能になっている。
【0011】以上の構成からなる芯なしトイレットペー
パロール体1の切断装置におけるトイレットペーパ8の
切断の手順につき説明すると、ロール体1が図1の位置
に運ばれると、ロール体1のトイレットペーパ8に切断
しようとする位置の直前まで、軸2の先端部21を支持
台12と共に移動し、次いで内側軸23を軸内で右側に
移動すると、軸2の先端部21の外周をロール体1の中
心孔3の内周に対して図3の状態に全周方向に均等に
張して、軸2の先端部21の外周がロール体1の内周を
全周にわたって均等に圧接することにより、ロール体1
の切断しようとする切断面Sの直前の中心孔3が軸2の
先端部21の外周でしっかりと真円状に保持される。
【0012】この状態でカッター7によりトイレットペ
ーパ8を切断の後、上記軸2の先端部21を内側軸23
の左側への移動で図2の状態に全周にわたって均等に
小させ、ロール体1を次のトイレットペーパ8を切断の
ための距離Lだけ、チェーンコンベア9に取付けたV字
形の押し出しプレート10でトイレットペーパロール体
1の端部を押圧し、その移動により矢印F方向にトイレ
ットペーパロール体1を前進させる。そして、軸2の先
端部21を再び図3の状態に拡張の上次のトイレットペ
ーパ8をカッター7で切断する。
【0013】以上の操作を順次繰り返し行なうことによ
り、個々のトイレットペーパ8が引続き切断されること
になる。なお、この実施例においては、ロール体1の中
心孔3の一端から挿入した軸2の先端部21の外周を中
心孔3の内周に対して拡張したり縮少する手段として図
2の機械的なチャッキング方式を採用しているが、上記
以外の機械的な手段を用いることもでき、さらに、空気
圧または油圧を用いたチャッキング方式等の手段を用い
てもよい。
【0014】さらにこの実施例では、図1の右側に示し
た支持体5で、切断されたトイレットペーハ8を保持す
るようにしているが、この支持体5を使用せずに切断さ
れたトイレットペーパを直接取り出すようにしてもよ
い。
【0015】本発明は、トイレットペーパロール体を個
々のトイレットペーパに切断する際に、トイレットペー
パロール体の中心孔の一端から挿入した軸の先端部の外
周を放射状に設けた多数のスリットを利用して全周方向
に均等に拡開して中心孔の内周を支持し、1つのトイレ
ットペーパを切断の後、上記軸の先端部の外周を全周に
わたって均等に縮小するようにしたから、カッターでト
イレットペーパロール体を外側から切断してもトイレッ
トペーパの中心孔を真円に形成することができ、しかも
単に挿入軸の先端部に放射状の多数のスリットを設ける
だけで全周方向に均等に軸を拡開させることができると
いう効果を有する
【0016】本発明はさらに、トイレットペーパロール
体を個々のトイレットペーパに切断した後、次の切断位
置までトイレットペーパロール体を移動する場合には、
トイレットペーパロール体の外周面を一切使用せず、ト
イレットペーパロール体の端部を押圧することにより行
うからトイレットペーパロール体の移動によりトイレッ
トペーパの外周面を傷つけたり、凹凸を形成することな
く、かつ真円のきれいな外観のトイレットペーパを得る
ことができる。以上のごとく本発明は、トイレットペー
パとして重要な要件である中心孔を真円に形成でき、か
つトイレットペーパの外側面には全く傷や凹凸を形成し
ない良好なトイレットペーパを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯なしトイレットペーパロール体の切
断方法を適用する装置の一実施例に係る説明用の斜視図
である。
【図2】(A) は図1の実施例に係るロール体の中心孔
に挿入される軸の先端部の縮少状態の拡大側断面図であ
り、(B) は (A) の先端部の正面図である。
【図3】(A) は図2 (A) の先端部の拡張状態の側断
面図であり、(B) は (A) の先端部の正面図である。
【図4】ロール体とその受台の関係を示す、軸方向から
見た正面図である。
【符号の説明】
1 トイレットペーパロール体(ロール体) 2 軸 3 中心孔7 カッター 8 トイレットペーパ10 押し出しプレート 21 先端部 23 内側軸 24 内部テーパ面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯なしトイレットペーパロール体から1
    つずつのトイレットペーパを得るために切断しようとす
    る直前の位置で、そのロール体の中心孔の端から挿入
    した軸の先端部に放射状に複数のスリットを設けてその
    外周を全周方向に均等に拡開してトイレットペーパロー
    ル体の中心孔の先端部内周を支持し、1つのトイレット
    ペーパを切断の後、上記軸の先端部の外周を全周にわた
    って均等に縮小し、そのロール体の次のトイレットペー
    パを切断できる位置まで残りのトイレットペーパロール
    体の端部を押圧して移動し、次いでその軸の先端部の
    外周を全周方向に均等に拡張の上次のトイレットペーパ
    を切断する操作を順次繰り返し行なう芯なしトイレット
    ペーパロール体の切断方法。
JP27357193A 1993-11-01 1993-11-01 芯なしトイレットペーパロール体の切断方法 Expired - Lifetime JP3297171B2 (ja)

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JPH07124891A JPH07124891A (ja) 1995-05-16
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