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JP3296940B2 - 最適方路選択発信方法とそのシステム - Google Patents

最適方路選択発信方法とそのシステム

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JP3296940B2
JP3296940B2 JP14282495A JP14282495A JP3296940B2 JP 3296940 B2 JP3296940 B2 JP 3296940B2 JP 14282495 A JP14282495 A JP 14282495A JP 14282495 A JP14282495 A JP 14282495A JP 3296940 B2 JP3296940 B2 JP 3296940B2
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Fujitsu Ltd
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  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は最適方路選択発信方法と
そのシステムに係り、特に通話料金データに基づいて最
低料金の回線に迂回させる最適方路選択発信方法とその
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信網の発達、通信量、通信費の
増大などにともない、私設の電子交換網、および私営の
通信回線提供者による、局線発信、中継線発信における
最適方路選択LCR(Least Cost Routing)[ARS(Auto
matic Route Selection)]/AAR(Automatic Alternat
e Routing)]サービスに対する依存率が増加している。
【0003】これらのサービスに対する依存率の増大に
伴い、より支出を削減するために正確なLCR/AAR
方路選択部が求められている。このLCR/AAR方路
選択部を備えたものには、自動方路/迂回路の選択を行
う選択部およびその選択に基づいて発信を行う局線発信
部がある。
【0004】このようなLCR/AAR方路選択部を備
えた電子交換機における私設網では、対応する対地の利
用可能回線の利用順序、例えば第一位の回線が話中など
のため使用できないときには、その次の第二位、三位、
・・というように回線を定義した順に選択的な発信が行
なわれていた。
【0005】一方、このような電子交換機における私設
網を利用する企業などにおいては、交換機設置の各拠点
における各方路/回線に対する正確な通話料金データに
基づく回線選択や、各拠点において最新の通話料金デー
タに基づいて通話料金の更新を行うことが要望されてい
る。
【0006】また利用する通信網の多様化にともない、
交換機の使用者が使用している回線、および利用可能な
回線において利用料金の比較を行い、新たに加入すべき
回線、解除すべき回線の判定を正確に行うことが要望さ
れている。
【0007】また選択する回線の品質に差がある場合に
は、発信者の回線に対する品質の要求の度合いにより、
選択可能な回線の枠を狭め、通話の品質を良好にするこ
とも要望されていた。
【0008】これらの状況のため、LCR(ARS/A
AR)発信部を用いた私設網においては、発信する対地
に対して各拠点を発信地とした時の通話料金データをも
とに料金の比較を行い、最低料金となる私設網内の拠点
に迂回する迂回部も要望されていた。
【0009】またその迂回部には、自局の通話料金デー
タを保持するため自局の通話料金データを格納しておく
記憶手段や、発信のたびに最適な回線を選ぶため各拠点
に通話料金をデータ回線などを介して照会する照会部を
設けることも要望されていた。
【0010】また各発信拠点毎に通話料金データを備え
た場合には、任意の発信拠点で自局内の通話料金データ
をデータ回線などを介して送受信し、いつでも最新のデ
ータを更新できる手段を備えることも要望されていた。
【0011】さらに、新たに加入すべき回線、解除すべ
き回線の判定を正確に行うには、発信のたびに、利用可
能な回線すべてについても同様に通話料金の比較を行う
比較部を設けることも要望されていた。
【0012】これは、例えば、既存回線から発信を行う
場合に加入していれば最低通話料金となるはずの回線に
対する仮想通話料金として、この通話に対応する既存回
線による通話料金とともに集計しておくことにより、通
話料金の集計を迅速に行えるようにするためである。
【0013】一方、一般の家庭用電話機においても、仮
想の通話料金の計算ができるものであれば通話料金の比
較ができ、電話利用料金を少なくする回線加入契約を行
うことも可能になる。
【0014】さらに具体的には以上に説明した方路選択
処理を採用したシステムの例としては、特開平3ー93
342号公報、公衆電話機から任意の中継網を選択して
通話するシステムとしては、特開昭63ー290093
号公報、最適通話料回線の選択方法には、特開平3ー1
36596号公報などがある。
【0015】特開平3ー93342号公報に開示された
システムでは、加入者毎に定められた加入者番号とダイ
アルされた番号が一致するか否かの判断が行なわれる。
加入者番号とダイアルされた番号が一致する場合には、
公衆網加入者番号を私設網加入者番号に変換する。
【0016】このときには、中継線の回線が捕捉される
ので、私設交換機加入者番号を私設交換機へ送出して私
設交換機を経由した通話が行なえる。一方、加入者番号
とダイアルされた番号が一致しない場合には、局線の回
線を捕捉した上で、被ダイアル数字を公衆網に送出す
る。このときには、公衆網を経由しての通話が行われ
る。
【0017】このため、特開平3ー93342号公報に
開示のシステムでは、加入者番号とダイアルされた番号
が一致するか否かの判断を行うことにより、公衆網と私
設網の両方を利用できる通信システムにおける方路選択
処理システムを提供することができる。
【0018】また特開平3ー136596号公報に開示
されたシステムでは、私設交換網に接続した電気通信事
業者のルート別料金データを蓄積したデータベースを備
えている。
【0019】各交換機は、例えば私設交換網外に発信し
たとき、データベースに通話料金が最低となる電気通信
事業者の電話番号を問い合わせ、最も安い電気通信事業
者番号をデータベースより得てダイアル番号に付加して
発信が行える。
【0020】すなわち、このシステムでは、交換機から
の最低通話料金の通信事業者番号の検索要求を通信制御
部を通してダイアル番号のデータとともに受付ける。こ
のときには交換機内の制御部では、受信データの発信者
番号をキーとして発信地域毎に設定したメモリテーブル
から発信地域に関する各事業者のルート別通話料金デー
タを検索する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で説明した従来のシステムにおいては、以下に列記する
問題点を解決することができなかった。
【0022】すなわち、専用線経由の公衆回線発信が許
される場合には、必ずしもここでいう回線の選択順序に
関するデータ投入が、私設網内の各拠点から利用可能な
回線に関する通話料金データに基づいた正確な比較が行
われる場合ばかりでなく、交換機使用者の主観的で、適
切でない判断にしたがって行われる場合も多かった。
【0023】また最新の通話料金データを反映して回
線、選択順序に関するデータ作成を行う場合には、これ
らのデータ作成に要する時間や経費も多くかかることに
なる。さらに従来の技術においては、加入すべき回線、
解除すべき回線を判断するためのデータが予め記憶手段
に記憶されていないだけでなく、交換機本体や網管理の
トラヒック情報、課金情報などを利用した、回線別の通
信費削減のためのデータを確実に集計できるようにする
手段も存在しなかった。
【0024】従って、上記従来の技術では、加入すべき
回線、解除すべき回線を判断するためのデータ、交換機
本体や網管理のトラヒック情報、課金情報などの情報に
基づいて回線選択が行われないため通信費が本来実現可
能な最低通信費用よりもかさんでしまう虞れがあった。
【0025】また従来の技術では、最新の通話料金デー
タに基づいて通話料金データをすぐに更新して利用する
ことができないという問題もあった。さらに、従来の技
術においては、最新の回線利用状況から、最も通話料金
の低くできる加入回線の判定を行うことができなかつ
た。
【0026】本発明の目的は、私設網内の各拠点から利
用可能な回線の通話料金データを元に、局線発信時、対
地への通話に対する各回線の料金比較を行い、最低料金
の回線に自動的に中継局経由で迂回させて発信する発信
部を提供することである。
【0027】また本発明の目的は、各交換機が利用する
各拠点に関する利用可能な回線の通話料金データを、デ
ータ回線などを通じて、自動的に送受信する送受信部を
提供することである。
【0028】さらに本発明の目的は、私設網内の各拠点
が現在利用している回線に関する月毎の総通話料金と共
に各拠点が利用可能な未契約の回線に関する予想通話料
金を算出し、最適な回線契約の判断材料を提供すること
である。
【0029】一方、本発明の目的は、月毎の予想通話量
に応じて最適な各加入回線への呼配分率を算出して、月
単位で最も低額の通話料金が実現できるようにする。
【0030】
【問題点を解決するための手段】以下、第1発明ないし
第12発明は処理方法についてのものであり、第1ない
し第12の範囲内で任意に組み合わせて処理することが
可能であり、また第13から第24までは装置について
のものであり、第13から第24までの構成を組み合わ
せることにより、複数個のシステムを構成することが可
能である。
【0031】<第1発明の概要>第1発明は、 各電子
交換機の局線発信における最適な方路の選択手段と、電
子交換機間における中継線発信における最適な回線の選
択手段とを備えた私設網におけるシステムであって、各
電子交換機の設置拠点における各種私営電話回線提供事
業者の提供する回線網を含む公衆網の通話料金データを
利用するステップと、公衆網の通話料金データに基づい
て私設網より最適方路または回線を選択する最適方路選
択手段または最適回線選択手段により最適な方路または
回線を選択するステップと、この選択ステップで選択し
た方路または回線を経て選択的に発信を行なうステップ
とを具備するものである。
【0032】<第2発明の概要>第2発明は、最適方路
の選択時における前記公衆網の通話料金データを前記電
子交換機の設置されている各局の交換機設置拠点ないし
は複数の電子交換機のうち中心となる中央交換機から回
線を介して受信するステップとを包含する。
【0033】<第3発明の概要>第3発明は、電子交換
機の使用者が契約可能な方路の組み合わせにより、自局
または中継局となる電子交換機を経由して局線発信を行
う場合に、組み合わせ内の各方路の料金の比較を行うス
テップと、この料金比較ステップにしたがって組み合わ
せ内の最適方路または回線を判定し、その判定された結
果にしたがって契約可能な回線の組み合わせごとに仮想
料金を算出するステップとを包含する。
【0034】<第4発明の概要>第4発明は、各方路ま
たは回線の品質情報を収集するステップと、発信をする
者の加入者クラスに応じ収集された品質情報を元にクラ
ス分けされたた回線群を決定するステップと、その回線
群の内から最適な回線の方路または迂回路を選択するス
テップとを包含する。
【0035】<第5発明の概要>第5発明は、交換機を
交換機外部の計算機から出力される選択動作指令により
動作させるステップと、私設網からの局線発信時の方路
または回線を選択して発信するステップとを包含するも
のである。
【0036】<第6発明の概要>第6発明は、各交換機
動作に必要な前記公衆網の通話料金データのを各局の交
換機外部の計算機間で送受信するステップと、通話する
前の予想通話料金を算出し、最適方路または回線を選択
するステップとを包含するものである。
【0037】<第7発明の概要>第7発明は、各交換機
動作に必要な前記公衆網の通話料金データを定期的に各
局の交換機間あるいは交換機外部の計算機間で送受信す
るステップと、その送受信した通話料金データを元に前
記自局内交換機内あるいは交換機外部の計算機内の通話
料金データの更新をするステップとを包含する。
【0038】<第8発明の概要>第8発明は、契約可能
な回線の組み合わせにより、局線発信時における組み合
わせ内の各方路の料金の比較を行い、それぞれの組み合
わせの中で最適方路を家庭用電話機の内部で演算により
判定するステップと、その方路判定ステップにおいて判
定した結果にしたがって契約可能な回線の組み合わせご
との仮想料金を家庭用電話機の内部で演算により求める
ステップとを包含する。
【0039】<第9発明の概要>第9発明は、各方路の
過去の利用情報より一カ月間の各方路の対地別の予想通
話量を予想するステップと、その通話量を一カ月間の総
通話料金が最低となるように方路別および対地別に再び
配分をするステップと、その配分された通話量にしたが
って方路あるいは回線を選択するステップとを包含す
る。
【0040】<第10発明の概要>第10発明は、ある
通話料金/通話回数まで一定の通話料金を課し、その通
話時間/通話回数を超えるときに通話料金が上がる料金
体系を持つ方路を含む場合にも、予想通話量を一ヶ月間
の総通話料金を最低にするように方路または対地別に再
配分するステップを含む。
【0041】<第11発明の概要>第11発明は、 一
定の通話時間/通話回数まで一定の値引率で通話料金が
上がり、所定の通話時間/通話回数を超えると、また値
引き率が変わる料金体系を持つ方路を含む場合にも、予
想通話量を一ヶ月間の総通話料金を最低にするように方
路および対地別に再配分するステップを含む。
【0042】<第12発明の概要>第12発明は、公衆
網の通話料金データから最適方路の順位の判定を、一定
期間ごとに行い、その情報を蓄積するステップと、この
順位情報に基づいて空いている最適回線から最適方路を
選択し、公衆網の発信を行うステップとを包含する。
【0043】<第13発明の概要>第13発明は、各電
子交換機の局線発信における最適な方路の選択手段と、
電子交換機間における中継線発信における最適な回線の
選択手段とを備えた私設網におけるシステムにおいて、
各電子交換機の設置拠点における各種私営電話回線提供
事業者の提供する回線網を含む公衆網の通話料金データ
に基づいて私設網より最適方路および回線を選択する最
適方路選択手段および最適回線選択手段と、この最適方
路選択手段および最適回線選択手段で選択された最適な
方路または回線に選択的に切り換えて発信を行なう発信
手段とを具備する。
【0044】なお、最適方路選択手段および最適回線選
択手段および発信手段は、電子交換機の内部または外部
に設けた中央制御部の命令により動作する。 <第14発明の概要>第14発明は、最適方路の選択時
における公衆網の通話料金データを電子交換機の設置さ
れている各局の交換機設置拠点ないしは複数の電子交換
機のうち中心となる中央交換機から回線を介して受信す
る受信手段を包含する。
【0045】<第15発明の概要>第15発明は、電子
交換機の使用者が契約可能な方路の組み合わせにより、
自局または中継局となる前記電子交換機を経由して局線
発信を行う場合に、組み合わせ内の各方路の料金の比較
を行う料金比較手段と、この料金比較手段による各方路
の使用料金の比較から最適方路または最適回線を判定す
る判定手段と、この判定手段による判定結果にしたがっ
て契約可能な回線の組み合わせごとに仮想料金を算出す
る仮想料金算出手段とからなる。
【0046】なお、料金比較手段、判定手段および仮想
料金算出手段は、電子交換機の内部または外部に設けた
中央制御部の命令により動作する。 <第16発明の概要>第16発明は、各方路または回線
の品質情報を収集する品質情報収集手段と、この品質情
報収集手段で収集した各方路または回線の品質情報に基
づいて発信する者の加入者クラスに応じクラス分けされ
た回線群を決定する回線群決定手段と、この回線群決定
手段で決定したその回線群の内から最適な回線の方路ま
たは迂回路を選択する特定回線群選択手段とを包含す
る。
【0047】なお、品質情報収集手段、回線群決定手段
および特定回線群選択手段は、電子交換機の内部または
外部に設けた中央制御部の命令により動作する。 <第17発明の概要>第17発明は、交換機を、交換機
外部の計算機から出力される選択動作指令により動作さ
せ、私設網からの局線発信時の方路または回線を選択し
て発信する選択発信手段を含む。
【0048】<第18発明の概要>第18発明は、各交
換機の動作に必要な前記公衆網の通話料金データのを各
局の交換機外部の計算機間で送受信する送受信手段と、
この送受信手段で受信した通話料金データを元に通話す
る前の予想通話料金を算出し、最適方路または回線を選
択する予想通話料金算出・回線選択手段とを包含する。
【0049】なお、送受信手段および予想通話料金算出
手段は、電子交換機の内部または外部に設けた中央制御
部の命令により動作する。 <第19発明の概要>第19発明は、 各交換機動作に
必要な公衆網の通話料金データを定期的に各局の交換機
間あるいは交換機外部の計算機間で送受信する送受信手
段と、この送受信手段で送受信した通話料金データを元
に自局内交換機内あるいは交換機外部の計算機内の通話
料金データの更新をする更新手段を含む。
【0050】なお、 更新手段は、電子交換機の内部ま
たは外部に設けた中央制御部の命令により動作する。 <第20発明の概要>第20発明は、契約可能な回線の
組み合わせにより、局線発信時における組み合わせ内の
各方路の料金の比較を行い、それぞれの組み合わせの中
で最適方路を家庭用電話機の内部で演算により判定する
比較・判定手段と、この比較・判定手段において判定し
た結果にしたがって契約可能な回線の組み合わせごとの
仮想料金を家庭用電話機の内部で演算により求める仮想
料金算出手段とからなる。
【0051】なお、比較・判定手段および 仮想料金算
出手段は、家庭用電話機の内部または外部に設けた中央
制御部の命令により動作する。 <第21発明の概要>第21発明は、各方路の過去の利
用情報より一月間の各方路別の対地別予想通話量を推測
する予想通話量推測手段と、この予想通話量推測手段で
推測した予想通話量を一月間の総通話料金が最低となる
ように方路および対地別に配分する配分手段と、この配
分手段において配分された通話量にしたがって方路およ
び回線を選択する選択手段を包含する。
【0052】なお、予想通話量推測手段、配分手段およ
び選択手段は、電子交換機の内部または外部に設けた中
央制御部の命令により動作する。 <第22発明の概要>第22発明は、料金体系はある通
話料金/通話回数になるまで一定の通話料金を課し、そ
の通話時間/通話回数を超えるときに通話料金が上がる
料金体系を持つ方路を含む場合にも予想通話量が一月間
の総通話料金を最低にするように方路および対地別に予
想通話量を再配分する第1の予想通話量再配分手段を包
含する。
【0053】なお、第1の予想通話量再配分手段は、電
子交換機の内部または外部に設けた中央制御部の命令に
より動作する。 <第23発明の概要>第23発明は、一定の通話料金/
通話回数まで一定の値引率で通話料金が上がり、その通
話時間/通話回数を超えると、また値引き率が変わる料
金体系を持つ方路を含む場合にも予想通話量を一月間の
総通話料金を最低にするように方路および対地別に再配
分する第2の予想通話量再配分手段とを含む。
【0054】なお、第2の予想通話量再配分手段は、電
子交換機の内部または外部に設けた中央制御部からの命
令により動作する。 <第24発明の概要>第24発明は、公衆網の通話料金
データから最適方路の順位の判定を一定期間ごとに行
い、その情報を格納する判定・格納手段と、この判定・
格納手段において判定および格納された最適方路の順位
情報に基づいて空いている最適回線から最適方路を選択
し、公衆網の発信を行う最適方路発信手段とを含む。
【0055】なお、判定・格納手段および最適方路発信
手段は、電子交換機の内部または外部に設けた中央制御
部からの命令により動作する。
【0056】
【作用】以下、第1発明ないし第12発明は処理方法に
ついてのものであり、第1ないし第12の範囲内で任意
に組み合わせて処理することにより、複数個の作用を得
ることが可能であり、また第13から第24までは装置
についてのものであり、第13から第24までの構成を
組み合わせることにより、複数個の作用を得ることが可
能である。
【0057】<第1発明の作用>第1の発明では、各電
子交換機の局線発信における最適な方路の選択手段と、
電子交換機間における中継線発信における最適な回線の
選択手段とを備えた私設網におけるシステムにおいて、
各電子交換機の設置拠点における各種私営電話回線提供
事業者の提供する回線網を含む公衆網の通話料金データ
を利用するステップと、公衆網の通話料金データに基づ
いて私設網より最適方路または回線を選択する最適方路
選択手段または最適回線選択手段により最適な方路また
は回線を選択するステップと、この選択ステップで選択
した方路または回線を経て選択的に発信を行なうステッ
プにより最適な方路または回線を選択する。
【0058】この第1発明では、例えば、図1および図
2に示すように各電子交換機30,31,32が通信網
100,101によって接続されそれぞれの交換機の設
置拠点における各種私営電話回線提供事業者の提供する
回線網を含む公衆網47の、通話料金データ110を同
時に利用することにより、私設網33から局線発信時、
最適方路から選択的に発信する。
【0059】<第2発明の作用>第2の発明では、最適
方路の選択時における公衆網の通話料金データを電子交
換機の設置されている各局の交換機設置拠点ないしは複
数の電子交換機のうち中心となる中央交換機から回線を
介して受信するステップにより処理する。
【0060】第2発明では、例えば、図1および図2に
示すように発信時の最適な選択する時における公衆網4
7の通話料金データ110、各局A,B,Cの交換機設
置拠点ないしは中央交換機30から回線100、101
を介して受信するステップにより処理する。
【0061】<第3発明の作用>第3の発明では、電子
交換機の使用者が契約可能な方路の組み合わせにより、
自局または中継局となる前記電子交換機を経由して局線
発信を行う場合に、組み合わせ内の各方路の料金の比較
を行うステップと、この料金比較ステップにしたがって
組み合わせ内の最適方路または回線を判定するステップ
と、その判定された結果にしたがって契約可能な回線の
組み合わせごとに仮想料金を算出するステップにより仮
想料金を算出する。
【0062】例えば、図1および図2に示すように交換
機30、31、32の使用者が使用している回線、およ
び該当地域において利用可能な回線に関し、自局Aから
または中継線経由の局線発信時における組み合わせ内の
各方路の料金の比較を行い、その比較結果にしたがって
契約可能な回線の組み合わせごとに仮想料金を算出す
る。
【0063】<第4発明の作用>第4の発明では、 各
方路または回線の品質情報を収集するステップと、発信
をする者の加入者クラスに応じ収集された品質情報を元
にクラス分けされた回線群を決定するステップと、その
回線群の内から最適な回線の方路または迂回路を選択す
るステップによる処理により、最適な回線の方路または
迂回路を選択する。
【0064】<第5発明の作用>第5の発明では、交換
機を、交換機外部の計算機から出力される選択動作指令
により動作させるステップと、私設網からの局線発信時
にその選択された方路または回線から発信するステップ
により発信を行う。
【0065】<第6発明の作用>第6の発明では、各交
換機動作に必要な前記公衆網の通話料金データのを各局
の交換機外部の計算機間で送受信するステップと、通話
する前の予想通話料金を算出し、最適方路または回線を
選択するステップにより最適方路または回線を選択す
る。
【0066】<第7発明の作用>第7の発明では、各交
換機動作に必要な前記公衆網の通話料金データを定期的
に各局の交換機間あるいは交換機外部の計算機間で送受
信するステップと、その送受信した通話料金データを元
に前記自局内交換機内あるいは交換機外部の計算機内の
通話料金データの更新をするステップにより通話料金デ
ータの更新をする。
【0067】例えば、図25に示すように私設網33か
らの局線発信時に最適な回線や方路から選択的に発信す
る方法であって、各交換機動作に必要な交換網の通話料
金データの送受信を行うステップと、該当サービス関連
データ部586内の通話料金データ110の更新をする
ステップにより、通話料金データ110の更新をする。
【0068】<第8発明の作用>第8の発明では、契約
可能な回線の組み合わせにより、局線発信時における組
み合わせ内の各方路の料金の比較を行い、それぞれの組
み合わせの中で最適方路を家庭用電話機の内部で演算に
より判定するステップと、その方路判定ステップにおい
て判定した結果にしたがって契約可能な回線の組み合わ
せごとの仮想料金を家庭用電話機の内部で演算により求
めるステップにより、仮想料金を演算する。
【0069】<第9発明の作用>第9の発明では、 各
方路の過去の利用情報より月度末までの各方路の対地別
の予想通話量を予想するステップと、一カ月間の総通話
料金が最低となるように方路別および対地別に一カ月間
の通話量を配分をするステップと、その配分された通話
量にしたがって方路あるいは回線を選択するステップに
より、方路あるいは回線を選択する。
【0070】<第10発明の作用>第10の発明では、
ある通話料金/通話回数まで一定の通話料金を課し、そ
の通話時間/通話回数を超えるときに通話料金が上がる
料金体系を持つ方路を含む場合にも、予想通話量が月度
末迄の総通話料金が最低になるように方路別および対地
別に再配分するステップにより、予想通話量が月度末迄
の総通話料金が最低になうように方路または対地別に再
配分する。
【0071】<第11発明の作用>第11の発明では、
一定の通話時間/通話回数まで一定の値引率で通話料金
が上がり、所定の通話時間/通話回数を超えると、また
値引き率が変わる料金体系を持つ方路を含む場合にも、
予想通話量を月度末までの総通話料金を最低にするよう
に方路および対地ごとに再配分するステップにより、予
想通話量を月度末までの総通話料金を最低にするように
方路または対地ごとに再配分する。
【0072】<第12発明の作用>第12の発明では、
公衆網の通話料金データから最適方路の順位の判定を一
定期間ごとに行い、その情報を蓄積するステップと、こ
の順位情報に基づいて空いている最適回線から最適方路
を選択し、公衆網の発信を行うステップにより、公衆網
の発信を行う。
【0073】<第13発明の作用>第13の発明では、
各電子交換機の局線発信における最適な方路の選択手段
と、電子交換機間における中継線発信における最適な回
線の選択手段とを備えた私設網におけるシステムにおい
て、各電子交換機の設置拠点における各種私営電話回線
提供事業者の提供する回線網を含む公衆網の通話料金デ
ータに基づいて私設網より最適方路および回線を選択す
る最適方路選択手段および最適回線選択手段により最適
な方路または回線を選択し、この最適方路選択および最
適回線選択手段で選択された最適方路および回線を経
て、発信手段により選択的に発信を行なう。
【0074】<第14発明の作用>第14の発明では、
最適方路の選択時における前記公衆網の通話料金データ
を電子交換機の設置されている各局の交換機設置拠点な
いしは複数の電子交換機のうち中心となる中央交換機か
ら回線を介して受信手段より受信する。
【0075】<第15発明の作用>第15の発明では、
電子交換機の使用者が契約可能な方路の組み合わせによ
り、自局または中継局となる電子交換機を経由して局線
発信を行う場合に、組み合わせ内の各方路の料金の比較
を料金比較手段により行い、この料金比較手段による使
用料金を比較した結果から、最適方路または最適回線を
判定手段より判定し、その判定手段による判定結果にし
たがって契約可能な回線の組み合わせごとに仮想料金を
仮想料金算出手段により算出する。
【0076】<第16発明の作用>第16の発明では、
各方路または回線の品質情報を品質情報収集手段におい
て収集し、この品質情報収集手段で各方路または回線の
品質情報に基づいて回線群決定手段で発信を行う者の加
入者クラスに応じクラス分けされた回線群を決定し、こ
の回線群決定手段で決定したその回線群の内から特定回
線群選択手段により最適な回線の方路または迂回路を選
択する。
【0077】<第17発明の作用>第17の発明では、
交換機を、交換機外部の計算機から出力される選択動
作指令により動作させ、私設網からの局線発信時の方路
または回線を選択発信手段により選択して発信する。
【0078】例えば、図18に示すように各交換機動作
に必要な公衆網の通話料金データの送受信を交換機外部
の計算機55の入出力部56により行い、次に、同じ外
部計算機55内で作成した選択動作指令により回線の選
択を行った後、私設網33から発信する。
【0079】<第18発明の作用>第18の発明では、
各交換機の動作に必要な前記公衆網の通話料金データを
送受信手段により各局の交換機外部の計算機間で送受信
し、この送受信手段で受信した通話料金データを元に予
想通話料金を算出し、回線選択手段により、最適方路ま
たは回線を選択する。
【0080】<第19発明の作用>第19の発明では、
各交換機動作に必要な交換網の通話料金データを、送受
信手段により、定期的に各局の交換機間あるいは交換機
外部の計算機間で送受信し、かつ送受信手段で送受信し
た通話料金データを元に自局内交換機内あるいは交換機
外部の計算機内の通話料金データを更新手段により更新
する。
【0081】<第20発明の作用>第20の発明では、
契約可能な回線の組み合わせにより、比較・判定手段に
より局線発信時における組み合わせ内の各方路の料金の
比較を行い、それぞれの組み合わせの中で最適方路を比
較判定手段により家庭用電話機の内部で判定し、その判
定した結果にしたがって契約可能な回線の組み合わせご
との仮想料金を家庭用電話機の内部で仮想料金演算手段
により求める。
【0082】<第21発明の作用>第21の発明では、
予想通話量推測手段により各方路の過去の利用情報より
一月間の各方路別および対地別の予想通話量を推測し、
この予想通話量推測手段で推測した予想通話量を配分手
段により一月間の総通話料金が最低となるように方路別
および対地別に配分手段により配分し、この配分手段に
より配分された通話量にしたがって選択手段により方路
または回線を選択する。
【0083】<第22発明の作用>第22の発明では、
ある通話時間/通話回数になるまで一定の通話料金を課
し、その通話時間/通話回数を超えるときに通話料金が
上がる料金体系を持つ方路を含む場合にも、予想通話量
を一月間の総通話料金を最低にするように方路および対
地別に第1の予想通話量再配分手段により再配分する。
【0084】<第23発明の作用>第23の発明では、
ある通話時間/通話回数まで一定の値引率で通話料金が
上がり、所定の通話時間/通話回数を超えると、また値
引き率が変わる料金体系を持つ方路を含む場合にも、予
想通話量を一月間の総通話料金を最低にするように方路
および対地別に第2の予想通話量再配分手段により再配
分する。
【0085】<第24発明の作用>第24の発明では、
判定・格納手段により公衆網の通話料金データから最
適方路の順位の判定を一定期間ごとに行い、その情報を
格納し、この判定・格納手段において判定および格納さ
れた最適方路の順位情報に基づいて、空いている最適回
線から最適方路を選択し、最適方路発信手段により公衆
網の発信を行う。
【0086】
【実施例】本発明の第1実施例を図1ないし図24に基
づいて説明する。 <第1実施例> 〔第1実施例1の概要〕以下、局Aを自局Aとし、局B
Cを他局BCとして適宜、説明する。
【0087】私設網内33の各局A,B,C・・・に設
けた中央制御部37、38、39・・から自局Aまたは
他局B,Cに対して信号処理を行うシステムである。 〔第1実施例1の内容〕図1は本発明の一実施例の全体
システムを示すブロック図である。この図1において、
A,B,Cは各電話局(第1局、第2局、第3局とい
う)である。
【0088】また電子交換機30,電子交換機31,電
子交換機32によって私設網33が構成される。これら
の電子交換機30〜32は、回線100、101により
接続されている。この回線100としては、アナログ中
継線・ISDN回線・デジタル回線がある。
【0089】電子交換機30〜32には、私営回線a
O,b0、公衆回線a1〜c1および内線a2〜c2と接続さ
れたネットワーク回路34〜36と、これらのネットワ
ーク回路34〜36と接続された中央制御部37〜39
および主記憶部40〜42が設けられている。
【0090】尚、電子交換機31、32においては私営
回線a0,b0、公衆回線a1〜c1および内線a2〜c2の
図示を省略する。ネットワーク回路34についてさらに
説明する。ネットワーク回路34には、図1に示すよう
な私営回線(a0 ,b0 )、公衆回線(a1 ,b1 ,c
1 )、及び内線a2〜c2 が接続されている。
【0091】各局A,B,Cにおける通話料金データ1
10は、図2に示すように、アナログ中継線・ISDN
回線・デジタル回線100、あるいは郵送などの手段に
より各局A,B,Cに送られる。
【0092】また主記憶部40〜42には、該当サービ
ス実行プログラム部および該当サービス関連データ部が
それぞれのアドレス領域毎に格納されている。なお、主
記憶部41、42については、該当サービス実行プログ
ラム部および該当サービス関連データ部の図示を省略す
る。
【0093】図2は図1の電子交換機30〜32の実際
のネットワーク接続例を示す説明図である。図2におい
て、私営回線業者(あるいは公衆回線の事業者を含む)
のデータ端末装置50,51を使用するときには、例え
ば私営回線網45、46を経て電子交換機42の記憶領
域に通話料金データ100が書き込まれる。
【0094】ここで私営回線業者のデータ端末装置51
は、私営回線網46を経て公衆網47と私営回線により
接続されている。私営回線業者のデータ端末装置51を
使用するときには、通話料金データ110を電子交換機
42が設置されている中継局に郵送することもできる。
【0095】私営回線業者のデータ端末装置50、51
から送信した通話料金データ110は、例えば電子交換
機42の記憶領域に書き込まれた後、電子交換機43ま
たは電子交換機44の記憶領域に転送され、その転送さ
れたデータに基づいて通話料金の計算が行われる。
【0096】電子交換機43が中央局としての役割を果
たすものである。なお、電子交換機42〜44には、電
子交換機の運用管理をするため保守用のコンソールがそ
れぞれ設けられている。
【0097】次に、図1に説明した私設網33内におけ
る通話料金データ110の処理を図3および図4のフロ
ーチャートに基づいて説明する。先ず、図1に説明した
私設網33内における通話料金データ110の処理を図
3のフローチャートに基づいて説明する。 <私設網内の発信局における処理>図3に示す私設網3
3内の各電子交換機30〜32の発信局における処理に
おいては、私設網33内の発信者が、例えば電話機をオ
フフック(ST160)した後、どの局A,B,Cの局
線で発信が行われるかを選択する最適方路選択LCR(L
east Cost Routing)[ARS(Automatic Route Selectio
n)]あるいは中継線を経由して発信する場合の最適な回
線を選択する最適方路選択機能AAR(Automatic Alter
nate Routing)機能のいずれかのサービスを利用するた
め、特殊番号の入力につづいて対地番号をダイアルする
(ST161)。
【0098】このときには、対地番号の市内コードまた
は市外コードおよび市内コードをダイアルし、それらの
コードに対応する回線が利用可能である。表1は、第1
の電子交換機が設置されている電話局(以下、第1局と
略称する)からの利用可能な回線に関するデータ20
0、第2の電子交換機が設置されている電話局(以下、
第2局と略称する)からの利用可能な回線に関するデー
タ201、第3の電子交換機が設置されている電話局
(以下、第3局と略称する)からの利用可能な回線に関
するデータ202を示す。
【0099】
【表1】
【0100】表2は、例えばa1分当りの初期通話料金
A1のデータ203と、a2秒当りの加算料金A2のデ
ータ204を示すものである。
【0101】
【表2】
【0102】表3は、表2の通話料金データから予想通
話時間の区分ごとにあらかじめ総通話料金を計算したと
きの予想通話時間における総通話料金データ205を示
す。
【0103】
【表3】
【0104】表4は、公衆回線A区間の該当する対地に
対する料金データ206、私設回線B区間の該当する対
地に対する料金データ207、公衆回線A区間の該当す
る対地に対する料金データ208を示すものである。
【0105】
【表4】
【0106】以上の表1〜表4に基づくデータから第1
局A、第2局Bおよび第3局Cにおける該当する対地番
号(市内コード、または市外コードおよび市内コード)
に通話可能な回線(A回線、B回線、C回線・・・)毎
の通話料金データを図1の電子交換機30の中央制御部
37で検索する(図3のST163)。
【0107】通話料金データの検索が中央制御部37で
行われた後には、予想通話料金を以下の表5の式と表4
の初期通話料金A1〜C1のデータと加算料金A2〜C2の
データに基づいて該当する予想通話時間に対応する予想
通話通話料金を利用可能な回線ごとに算出し、このとき
の予想通話料金をそれぞれ比較して最低の予想通話料金
の回線を判定する(図3のST164)。
【0108】なお、表5は、各局間A,B,Cにおける
通話料金α,β,γ項を算出する算出式を示すものであ
る。
【0109】
【表5】
【0110】たとえば、t時間経過したときの予想通話
料金は、(α+β+γ)項の加算式で表すことができ
る。この判定を図1の中央制御部37でした後には、最
低通話料金となる回線への発信局(これを「最終中継
局」という)が自局であるか否かの判断を図1の中央制
御部37で行う(ST165)。
【0111】その第1順位の最終中継局が自局であると
図2の中央制御部37で判断した時(ST165におけ
るYesのとき)には、該当する回線に空きがあるか否
かの判断をする(ST171)。
【0112】該当する回線に空きがあると判断したとき
(ST171におけるYesのとき)には、その回線を
アクセスし、対地番号を送出する(ST172)。そし
て、回線が切断されるまで監視を行う(ST169)。
【0113】なお、表6は対地対応(市内コード、また
は市外コードおよび市内コード)の利用可能回線におけ
る通話料金データであるA,B,C回線関連データを示
すものである。
【0114】
【表6】
【0115】一方、上記ST165において最低通話料
金となる回線の最終中継局が自局Aでないと図1の中央
制御部37で判断した時(ST165におけるNoのと
き)には、該当する最終中継局へ迂回するための中継線
をアクセスする(ST166)。
【0116】その中継線をアクセスした後には、対地番
号と共にその中継線に対して、最終中継局の情報および
利用回線情報あるいは最終中継局のアクセス・コードお
よび利用回線のアクセスコードをアナログ中継線、デジ
タル回線およびISDN回線、を通して情報を送出する
(ST167)。
【0117】この送出されたコードに該当する回線に空
きがあるときには、起動が完了したか否かの判断を行う
(ST168)。ここで、送出されたコードに該当する
回線に空きがあり、起動が完了したと判断するとき(S
T168におけるYesのとき)には、回線の切断を図
2の中央制御部37で監視する(ST169)。そし
て、この中央制御部37では、回線の切断を確認して処
理を終了する。
【0118】一方、ST168において、 送出された
コードに該当する回線に空きがない、または起動が完了
しないと判断したとき(ST168におけるNoのと
き)、すなわち回線に障害が発生した時などには、予想
通話料金が次順位の回線を判定し(ST173)、再び
ST165の判定を行う。
【0119】また上記ST171において、送出された
コードに該当する回線に空きがない、または起動が完了
しないと判断したとき(ST171におけるNoのと
き)には、予想通話料金が次順位の回線を判定(ST1
73)し、次順位があるか否かの判断を行う(ST17
4)。
【0120】ここで、次順位があると判断した場合(S
T174のYesのとき)には、再びST165の判断
を行う。また次順位がないと判断する場合(ST174
のNoのとき)には、リ・オーダ・トーン(ROT)の
接続をする(ST175)。
【0121】なお、私設網33内における切断監視(S
T169)では、詳しい監視処理の説明を省略したが、
回線が切断されたと判断したときには回線を解放し、ま
た回線が切断されていないと判断したときには回線が切
断されるまで、監視が繰り返される。
【0122】<私設網内の中継局における処理>次に、
私設網33内中継局における処理を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0123】私設網内の他局から自局Aに着信し、その
着信を検出した後には、アナログ中継線、デジタル回線
およびISDN回線を通して、最終中継局の情報および
利用回線情報を受信する(ST400)。
【0124】この最終中継局の情報および利用回線情報
としては、最終中継局のアクセス・コードおよび利用回
線のアクセスコードも可能である。またST400にお
いて、最終中継局の情報および利用回線情報を受信した
後には、その最終中継局が自局Aであるか否かの判断を
する(ST165)。
【0125】以下ST166〜ST172までの処理
は、先に説明した図3の処理と同じであり、ここではこ
れらの処理の説明を省略する。さらにST171では、
送出されたコードの該当する回線に空きがない、又は起
動が完了しないとき(ST171におけるNoのとき)
には、迂回のための別方路があるか否かの判断を行う
(ST401)。
【0126】迂回のための別方路があると判断したとき
(ST401のYesのとき)には、先に説明したST
166の迂回ルートをアクセスする。一方、迂回のため
の別の方路がない場合(ST401のNoのとき)に
は、リ・オーダ・トーン(ROT)の接続をする(ST
402)。
【0127】リ・オーダ・トーン(ROT)の接続をし
た後には、ST169の切断監視を行なう。次に、私設
網33内の他局に、他局から発行可能な回線もしくは、
利用可能な回線の中から最適回線を判定する依頼を行う
場合の処理方法について説明する。 <他局に最適回線の判定の一部、または全部を依頼する
場合の処理>図5は、他局に最適回線の判定の一部、ま
たは全部を依頼する場合の処理方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【0128】図5に示す電子交換機30〜32におい
て、例えば電話機をオフフック(ST160)した後、
局線発信における最適方路選択機能あるいは中継線発信
における最適方路選択機能のいずれかのサービス利用の
ための特殊番号の入力につづけて相手先の対地番号をダ
イアルする(ST161)。
【0129】このときには、ダイアルをした相手先の市
内コード、または市外コードおよび市内コードをダイア
ルし、それらのコードに対応する回線を利用可能にす
る。次に、表1〜表4に基づくデータから第1局、第2
局および第3局における該当する対地番号(市内コー
ド、または市外コードおよび市内コード)に関する通話
可能な回線(A回線、B回線、C回線・・・)に関する
予想通話料金の低い順の回線情報の照会依頼を他局また
は中央局に送信する。
【0130】予想通話料金の低い順の回線情報を受信し
た後(ST411)には、予想通話料金最低の回線を判
定する(ST164)。以下図3において説明したフロ
ーチャートと同様な処理を行う。 <外部計算機に最適回線の判定を依頼する場合の処理>
次に、外部計算機に最適回線の判定を依頼する場合の処
理を図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0131】図6の処理は、図5に示した処理と同様
に、私設網33内の発信者が、例えば電話機をオフフッ
ク(ST160)した後、局線発信における最適方路選
択機能あるいは中継線発信における最適方路選択機能の
いずれかのサービスを利用するための特殊番号の入力に
つづいて相手先の対地番号をダイアルする(ST16
1)。
【0132】その後には、予想通話料金の低い順の回線
情報の照会依頼を外部計算機に送信し、判定結果を外部
計算機より受信する(ST421)。判定結果を外部計
算機より受信した後には、第1順位の回線をアクセスす
るため、最終中継局が自局Aであるか否かの判断をする
(ST165)。
【0133】以下、図3において説明したフローチャー
トと同様な処理を行う。一方、他局においては、自局A
より該当する対地番号に通話可能な回線の内、図8に示
すように予想通話料金の低い順の回線情報に関する照会
依頼を受信す(ST75)。
【0134】その照会依頼を受信後、図3に示すST1
64で説明したと同様の計算および判定を行う(ST7
6)。その結果、回線の順位情報が照会元局にアナログ
中継線、デジタル回線およびISDN回線を通じて転送
される(ST77)。
【0135】<回線の組み合わせ別の予想通話料金算出
のための回線指定/回線除外の登録処理>私設網33内
の各局A,B,Cまたは中央局Aの保守コンソールもし
くは特定内線から指定回線または除外回線の入力の受付
けのための処理をする。
【0136】図11に示すように私設網33内の各局
A,B,Cまたは中央局Aにおいて指定回線または除外
回線の入力受付けを行う(ST290)。この入力の受
付後には、先に示した表1〜表6のデータにしたがって
自局Aもしくは中継線を経由して他局から利用可能な
(未契約回線を含む)回線(公衆回線、公衆回線経由の
私営回線)に関する情報を内部データとして準備する
(ST291)。
【0137】次に、私設網33内の各局A,B,Cまた
は中央局Aにおいて指定回線の入力受付けを行う(ST
292)。この指定回線の入力受付けが行われた後、先
のST291で登録された回線が先のST291で準備
されたデータに存在するか否かの判断が行われる(ST
293)。
【0138】利用可能な回線であると判断するとき(S
T293のYesのとき)には、指定回線として本プロ
グラムの内部データに登録する(ST294)。利用可
能な回線でないと判断する場合(ST293のNoのと
き)には、入力拒絶メッセージを返送(ST295)し
てふたたびST292の処理を実行する。
【0139】次に、指定回線の次入力があるか否かの判
断を行う(ST296)。指定回線の次入力があると判
断する場合(ST296のYesのとき)には、ST2
92の処理を実行する。
【0140】一方、指定回線の次入力がないと判断する
場合(ST296のNoのとき)には、除外回線の入力
受付をする(ST297)。この除外回線の入力受付で
は、集計対象から除外すべき回線の入力受付が行われ
る。
【0141】この除外回線の入力受付後、ST294で
登録された回線と一致しないかおよびST291で準備
されたデータに存在する回線か否かの判断が行われる
(ST298)。
【0142】入力されたデータに存在する回線がST2
94で登録された回線と一致しない、かつST291で
準備されたデータに存在する回線であると判断するとき
(ST298のYes)には集計除外の回線として本プ
ログラムの内部データに登録する(ST299)。
【0143】また、処理された回線がST294で登録
された回線と一致またはST291で準備されたデータ
に存在しない回線であると判断するとき(ST298の
No)には入力拒絶メッセージを返送(ST302)し
てST297の処理を再び実行する。
【0144】次に除外回線の次に入力があるか否かの判
断を行う(ST300)。ここで、除外回線の次入力が
あると判断する場合(ST300のYesのとき)に
は、ST297の処理を実行する。
【0145】一方、ST300において、除外回線の次
入力がないと判断する場合(ST300のNoのとき)
には組合わせ番号と最低予想通話料金の回線番号を格納
領域に設けたメモリテーブルに最大で実装回線分だけ記
憶領域を設定する(ST301)。
【0146】以上のように、メモリテーブルに集計指定
回線と集計除外回線の記憶領域を設定して、全利用可能
な通話料金比較の集計指定回線と集計除外回線の入力の
受付けを終了する。
【0147】このようにして、全利用可能な回線の中か
ら集計指定の回線を含み、集計除外の回線を除く、全て
の回線の組み合わせに関して、その月度毎の仮想通話料
金の比較が行えるようにする。
【0148】<回線の組み合わせ別の予想通話料金算出
の開始/終了の日時、出力周期の指定入力の処理>私設
網33内の特定の内線あるいは特定電子交換機の保守コ
ンソールから回線の組み合わせ別の通話料金算出の測地
開始/終了日時、出力周期の指定を受けた後に出力周期
ごとの回線の組み合わせ別の通話料金情報を出力する。
【0149】先ず、図12に示すように、私設網内の各
電子交換機30,31,32または中央局Aにおける保
守コンソールもしくは特定の内線から、LCR(AR
S)/AARの全利用可能な回線の組み合わせ別の予想
通話料金算出の測定開始日時と測定終了日時および出力
周期の指定を入力する処理を開始する(ST230)。
【0150】ここで、出力周期としては、一時間毎、一
日毎、一月毎などの指定を行う。この処理では、先ず、
集計指定回線/集計除外回線の入力が以前の測定終了時
からなされているか否かを確認する(ST231)。
【0151】入力がなされていないことを確認した場合
(ST231でNoのとき)には、図11に示すST2
91と同じ内部データを準備する(ST232)。次
に、集計指定の回線なしとして本プログラムの内部デー
タに登録する(ST233)。
【0152】集計指定の回線なしとして本プログラムの
内部データに登録された後には、集計除外の回線なしと
して内部データに登録する(ST234)。この次に
は、図11に示したST301と同様のテーブルを設定
する(ST235)。
【0153】次に、測定開始の日時を経過しているか否
かの判断を行う(ST236)。測定開始の日時を経過
しているときは(ST236のYesのとき)には、図
13に示すLCR[ARS/AAR]発信時における回
線の組み合わせ別の通話料金算出ステップを実行する為
の測定実行フラグを立てる(ST237)。
【0154】この測定実行フラグを立てた後、最新出力
周期の出力を終了しているか否かを判断する(ST23
8)。最新出力周期の出力を終了しているとき(ST2
38のYesのとき)には、測定終了の日時を経過して
いるか否かの判断を行う(ST241)。
【0155】また最新出力周期の出力を終了していない
とき(ST238のNoのとき)には、回線の組み合わ
せ別の通話料金算出情報をI/O機器より出力する(S
T440)。
【0156】次に、全関係格納領域をクリアして(ST
239)、ST241の判断を行う。測定終了の日時が
経過しているときには、測定実行フラグを下ろして(S
T242)、処理を終了する。
【0157】測定終了の日時が経過していないとき(S
T241のNoのとき)には、待ち処理(ST240)
をしてST238の判断を行う。なお、上記ST236
において、測定開始の日時を経過していないときには、
待ち処理(ST240)を行いST236の判断を再び
行う。
【0158】以上の図12に示した処理を行うことによ
り、私設網33内の特定の内線あるいは特定電子交換機
の保守コンソールから日時指定や周期指定を受けてか
ら、各局A,B,Cにおける回線の組み合わせ別の通話
料金算出情報を周期的に出力することができる。
【0159】<LCR(ARS)/AAR発信時に回線
の組み合わせ別の通話料金の算出を行う処理>図13に
示すように、LCR(ARS)/AAR発信時、または
図3のST169の切断監視における切断監視プロセス
においてそれぞれの処理を実行するための測定実行フラ
グを立てた後の処理を実行する。
【0160】ST1,ST2の処理の後、回線の組み合
わせ別の通話料金の算出処理実行のための測定実行フラ
グが立っているか否かを判断し(ST3)、そのフラグ
が立っているとき、全ての利用可能な回線に対する予想
通話料金を図1に説明した、例えば中央制御部31で算
出する。
【0161】この予想通話料金の算出の後、表7に用意
されたそれぞれの組み合わせ内で、最低通話料金となる
回線を判定する(ST4)。
【0162】
【表7】
【0163】同時に表8のデータに発信内線対応の組み
合わせ別、最低予想通話料金の回線番号を登録する。
【0164】
【表8】
【0165】その次に、実加入回線に関する図3と同様
の判定を行い(ST5)、発信を行う。以上に説明した
処理により、実通話時間に基づく実通話料金の集計が可
能となる。
【0166】<発信内線切断後の回線の組み合わせ別の
予想通話料金最低の回線に関する実通話時間/実通話料
金算出の処理>図14に示すように発信内線の切断監視
後に、回線の組み合わせ別の予想通話料金最低の回線に
関する実通話時間の加算、実通話時間に基づく通話料金
の算出、通話回数の加算を行う。
【0167】これにより、実通話時間による料金を算出
することができる。 <加入者クラス対応の発信可能な回線群における判定の
処理>図15に示すように私設網33内の内各交換機3
0、31、32において、LCR(ARS/AAR)に
おけるアクセスコード+ダイアルナンバー受信を行(S
T140)。
【0168】この後、第1順位に空きがあるか否かの判
断をする(ST141)。空きのとき(ST141のY
es)には、該当する内線の加入者クラスで該当する回
線の発信が許可されているかどうかを判定する(ST1
42、143)。
【0169】該当する回線の発信が許可されているとき
(ST143のYes)には、該当する回線を捕捉し、
対局に対して対地番号を送出する(ST144)。対局
に対して対地番号の送出をした後には、切断監視(ST
145)を行う。この切断監視(ST145)は、上記
ST9、ST48、ST135で行った切断監視と同様
の処理を行う。
【0170】なお、該当トランクに空きがないと判断す
る場合(ST141のNo)には、次順位の有無の判定
をする(ST147)。ここで、次順順位がないとき
(ST147のNoのとき)は、リ・オーダ・トーン
(ROT)の接続をし(ST146)、ST145の切
断監視を行う。
【0171】一方、次順位があるとき(ST147のY
esのとき)には、次順位に空きトランクがあるかどう
かを判定し(ST148)、空きの場合(ST148の
Yesのとき)、ST142以降の処理を行う。
【0172】次順位に空きがないとき(ST148でN
oのとき)には、ST147以降の処理を行う。一方、
表9は内線の各クラスに対して許容する上限品質クラス
と下限品質クラスを与えるデータおよび各回線別の品質
判定結果の格納領域を示すものであるこの表9に格納さ
えたデータを用いることにより、回線選択時に回線の品
質を考慮することができるので、回線品質の確保が必要
な加入者に対してその要求を満足させることができる。
【0173】
【表9】
【0174】<他局における予想通話料金の低い順の回
線順位を判定するための処理>図16に示すように予想
通話料金の低い順に回線情報の照会依頼を受信する(S
T154)。
【0175】このときには、先に説明した表1から表4
までのデータから第1局,第2局,第3局・・・の該当
対地番号(市外コード+市内コード、市内コード)に通
話可能な回線(A回線,B回線,C回線・・・)に関す
る通話料金データを検索する(ST155)。
【0176】この検索された通話料金データに基づい
て、表5の算出式に従い、予想通話料金を計算する(S
T156)。この予想通話料金から料金の低い順の回線
順位を判定し(ST157)、その。判定結果を交換機
側に送信する(ST158)。
【0177】交換機側への送信がされた後には、この処
理を終了する。 <他局における通話料金データの返送処理>図17に示
すように、通信料金データの照会依頼を他局より受信
(ST450)した後に、通話料金データを他局に送信
する(ST160)。
【0178】そして、通話料金データの送信をした後に
は、以上の処理を終了する。 <第1実施例の変形例1> 〔変形例1の概要〕変形例1では、ST163の処理が
第1の実施例の処理と異なる。
【0179】〔変形例1の内容〕本変形例の私設網33
内における処理と実施例1における処理の異なる点につ
いて説明し、同一の処理内容については同一のステップ
ST番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0180】本変形例では、他局分の通話料金データ1
10を他局に照会し、その照会したデータを元に、自局
分のデータと合わせて予想通話料金最低の回線を判定す
る(ST164)。
【0181】一方、他局においては、図7に示すように
私設網33内の他局B,Cからアナログ中継線、デジタ
ル回線あるいはISDN回線を通じて自局Aから特定対
地番号に通話可能な回線に関する通話料金データ110
の照会依頼を受信する(ST73)。
【0182】この通話料金データ110の照会依頼を受
信したとき、自局Aに関する先に例示した表1〜表4等
のデータを照会元局に転送する(ST74)。これによ
り、私設網33の各局A,B,Cにおけるデータを照会
元の他局にアナログ中継線、デジタル回線あるいはIS
DN回線を通じて迅速に送出することができる。
【0183】<第1実施例の変形例2> 〔変形例2の概要〕私設網33内の各局A,B,Cにお
ける追加処理の一つで、自局分の通話料金データ110
の更新のたびに、更新分または自局分のすべてのデータ
を他局に送信する。
【0184】〔変形例2の内容〕図9が私設網内各局に
おける処理のフローチャートを示すものである。この図
9において、通話料金データ110の指定日時よりの指
定期間の経過もしくは自局分の通話料金データの更新時
の処理を示す。
【0185】このときには、通話料金データ110の指
定日時および指定期間を、私設網33内の電子交換機3
0,31,32の保守用コンソール等により、自局のデ
ータとして登録する。
【0186】この指定日時よりの指定期間の経過もしく
は、自局分の通話料金データの更新時には、先に示した
表1〜表4等の自局分データを私設網33内の全ての他
局B,Cにアナログ中継線、デジタル回線およびISD
N回線を経由して送信する(ST93)。
【0187】そして、すべての私設網33内の他局B,
Cに自局分のデータが送信された後、以上の処理を終了
する。一方、他局B,Cにおいては、図10に示すよう
に私設網33内のある局Aから通話料金データ110を
受信し、先に示した表1〜表4等の自局分データの中か
ら、他局より受信分のデータを更新する(ST94)。
【0188】これにより、他局より受信したデータを各
局で迅速に更新することができる。 <第2実施例> 〔第2実施例の概要〕第2実施例は、私設網内の電子交
換機50、59、61の外部に計算機55、60、62
をそれぞれ接続して、外部計算機55、60、62から
の出力データに基づいて電子交換機50、59、61に
おける処理が行われる。
【0189】外部計算機55、60、62により演算処
理などの処理を行う点で、第1実施例と異なる。 〔第2実施例の内容〕図18は本発明の第2の実施例を
示すシステムブロック図、図19は図18のシステムを
ネットワーク上に構成した場合の模式図である。
【0190】図1および図2において説明したシステム
と異なる構成についてのみ詳しく説明する。このシステ
ムでは、私設網内の電子交換機53、59、61にはそ
れぞれ外部計算機55、60、62がアナログ中継線、
ISDN回線ないしデジタル回線を介在して接続されて
いる。
【0191】私設網内電子交換機50には、主記憶部5
1、入出力部52、ネットワーク回路53および中央制
御部54が設けられている。私設網内電子交換機59、
61は、私設網電子交換機50と同様の構成からなるの
で、図示および説明を省略する。
【0192】また私設網内電子交換機50、59、61
には外部計算機55、60、62がバスラインおよび信
号ラインにより接続されている。ところで、本実施例で
は外部計算機55には、入出力部56、中央制御部57
および主記憶部58が設けられ、中央制御部57からの
制御指令に基づいて主記憶部58へデータの書き込みお
よび読み出しが行われるとともに、中央制御部57から
の指令により入出力部56の入出力制御が行われる。
【0193】また主記憶部58には、該当するサービス
を実行するための該当サービス実行プログラム部58
a、該当するサービス関連データを格納する該当サービ
ス関連データ部58bが設けられている。 〔外部計算機を用いた処理〕次に、各局A,B,Cの外
部計算機55,60,62に対する通話料金データの処
理を図20に示す。 〔自局外の各局の外部計算機に対する処理〕図20の処
理は図3の処理とST163の処理が異なり(ST16
2)、他局または中央局の計算機に対し自局の計算機か
ら通話料金データや判定順位の照会を行い、ST166
やST172の処理も自局計算機の指示により、自局交
換機が行う。 〔他局または中央局の計算機における処理〕他局または
中央局の計算機においては、図16あるいは図17の処
理を行う。具体的な説明についてはここでは省略する。
【0194】<第3実施例> 〔第3実施例の概要〕本発明の最適方路選択発信方法に
よる回線の組み合わせ別の通話料金算出方法を一般家庭
用の多機能電話機に適用したものである。 〔第3実施例の内容〕図21〜図24は、本発明の最適
方路選択発信方法による回線の組み合わせ別通話料金算
出方法を一般家庭用の多機能電話機に適用したものであ
る。図21はこのような一般家庭用の他機能電話機のブ
ロック図を示すものである。
【0195】この他機能電話機には、着信側に着信表示
機71、電話機がオフフックするとき、スイッチが閉成
するフックスイッチ72が設けられている。電話機がオ
フフックするとき、スイッチが閉成して接続されるのが
ダイアル部73および着信検出回路77である。
【0196】一方,着信検出回路77には、中央制御部
78を介して主記憶部79が接続される。この主記憶部
79では、該当サービス実行プログラムが格納されてい
る該当サービス実行プログラム部79a、該当サービス
関連データが格納されている該当サービス関連データ部
79bが設けられている。
【0197】上記着信表示機71では、LED表示、点
滅表示により着信中であることを視認できるようにす
る。フックスイッチ72は、電話機がオフフックすると
き、スイッチが閉成してダイアル部73に入力された数
字を送出する。
【0198】なお、電話機回路74から中央制御部78
にデータライン120を経て電話データが入力され、ま
た中央制御部78から制御ライン121を経て電話機回
路74に制御信号が入力される。
【0199】<家庭用の他機能電話機における回線の組
み合わせ別の通話料金算出開始の入力受付け処理>図2
2において、電話機をオフフックして、回線の組み合わ
せ別の通話料金算出開始のキー入力を行う(ST31
0)。
【0200】以降の処理は、測定実行フラグを立てる
(ST316)までが図11と全く同じ処理を行う。S
T316では、発信時の組み合わせ別料金算出処理のた
めのフラグを立てる。 <家庭用の多機能電話機に回線組み合わせ別の通話料金
算出終了の入力受け付けをする処理>図23において、
電話機より回線の組み合わせ別通話料金算出終了の入力
受け付けをする(ST310)。
【0201】この時には、測定実行フラグを下ろし(S
T320)、表7の全関連格納領域をクリアする(ST
321)。クリアした後には、処理を終了する。 <家庭用の他機能電話機における回線の組み合わせ別通
話料金算出結果出力のためのキー入力受付け処理>図2
4において、電話機より回線の組み合わせ別通話料金算
出結果出力のためのキー入力を行う(ST310)。
【0202】この時、算出結果をI/O機器であるプリ
ンタ、ディスプレイ装置などに出力する(ST33
0)。プリンタ、ディスプレイ装置などに出力した後に
は、処理を終了する。
【0203】<第1ないし第3実施例の変形実施例> 〔変形実施例の概要〕本変形実施例では、請求項10、
11にあるように、月度末迄の予想通話量を月度末迄の
総通話料金が最低となるように、方路別または対地別に
配分して、その配分量に基づいてLCR[ARS/AA
R]発信時の回線選択を行う。 〔変形実施例の内容〕図25に示すように、式を用いて
通話時間/通話回数を領域1ないしMの領域および回線
およびキャリアAないしLに配分する。
【0204】この式は、第1実施例においては図1に示
す中央制御部37で、第2実施例においては図25に示
す外部計算機55内の中央制御部57で、第3実施例に
おいては図21に示す一般家庭用多機能電話機70の中
央制御部78において演算を行う際に利用される。
【0205】図25に示す式を用いることにより、たと
えば領域Xにおける月度末までの予想総通話時間または
予想総通話回数NXを領域Xにおいて利用可能な全回線
またはキャリアYの通話時間または通話回数N(X,
Y)に配分することができる。
【0206】次に、図26に示す課金料率情報R(X,
Y)86を使い、方路別あるいは対地別の通話量の配分
とから、回線、キャリアAないしLLごとの一ヶ月間の
全課金料金SAないしSLを求め、その総和をSTOTAL
とする。
【0207】このSTOTALを最小にする方路別または、
対地別の通話量の配分N(X,Y)を求める。この配分
量にしたがって、LCR[ARS/AAR]の発信時
に、回線の選択を行う。
【0208】図28および図29は、図26に示す課金
量率情報の一つで、図28の場合、ある通話時間/通話
回数までは一定の通話料金で、その通話時間/通話回数
を超えるとき、通話料金が上昇する特性を有する。
【0209】また図29に示す場合は、ある通話時間/
通話回数dまでは通話料金が上昇する。この通話料金特
性では、通話時間/通話回数がf以上になると、通話料
金が上昇から下降し、通話料金が一定の割合(c−e)
だけ下がる。
【0210】また通話時間/通話回数がf以上、j未満
のとき再び通話料金が上昇する。この通話料金特性は、
ある通話時間/通話回数hまでは通話料金が上昇する。
この通話時間/通話回数がj以上になると、通話料金が
また一定の割合で(g−i)だけ下がる。
【0211】本変形実施例では、図28や図29に示す
課金体系を持つ回線やキャリアが存在する場合でも、月
額の総通話料金を、たとえば月末までの方路別または対
地別の予想通話量を小さい周期で求めることにより、最
大限下げることができる。
【0212】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、局
線発信時における自局アクセス回線や、中継線経由のア
クセス回線のアクセス順位を与えることなく、各局A,
B,Cの通話料金データを元にして直接ダイアルされた
対地に対して料金最低の回線を選択することにより、い
つでも正確に最適回線の選択ができるという効果を得る
ことができる。
【0213】また、本発明によれば、回線の選択時には
回線品質を考慮することができ、回線品質の確保が必要
な加入者に対して、その要求を満足する回線を、選択す
ることができるという効果も得られる。
【0214】さらに、本発明によれば、私設網内の加入
者、あるいは一般家庭の加入者に対し、加入者が集計を
希望する回線を含み、加入者が集計の除外を希望する回
線を除く現在契約可能なすべての回線に関する、LCR
(ARS/AAR)発信時に、仮想の単位期間当たりの
電話料金等の集計を行うことができ、新規に加入すべき
回線、契約を解除すべき回線を判断する際の判断材料を
提供することができるという効果も得られる。
【0215】一方、本発明によれば、回線利用者の利用
料金を最新の通話料金情報を元に最大限軽減させること
ができるので、利用者サービスに貢献することができる
という効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理および実施例の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例のネットワークを示す図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の私設網内の処理を示す図
である。
【図4】本発明の第1実施例の私設網内の処理を示す図
である。
【図5】本発明の第1実施例の交換機における処理を示
す図である。
【図6】本発明の第1実施例の交換機における処理を示
す図である。
【図7】本発明の第1実施例における処理を示す図であ
る。
【図8】本発明の第1実施例における処理を示す図であ
る。
【図9】本発明の第1実施例の変形例における処理を示
す図である。
【図10】本発明の第1実施例の変形例における処理を
示す図である。
【図11】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図12】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図13】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図14】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図15】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図16】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図17】本発明の第1実施例における処理を示す図で
ある。
【図18】本発明の第2実施例における構成を示す図で
ある。
【図19】本発明の第2実施例におけるネットワークを
示す図である。
【図20】本発明の第2実施例における処理を示す図で
ある。
【図21】本発明の第3実施例における構成を示す図で
ある。
【図22】本発明の第3実施例における処理を示す図で
ある。
【図23】本発明の第3実施例のにおける処理を示す図
である。
【図24】本発明の第3実施例における処理を示す図で
ある。
【図25】本発明の第1実施例から第3実施例に適用す
る変形実施例を説明するための図である。
【図26】本発明の第1実施例から第3実施例に適用す
る変形実施例を説明するための図である。
【図27】本発明の第1実施例から第3実施例に適用す
る変形実施例を説明するための図である。
【図28】本発明の第1実施例から第3実施例に適用す
る通話料金体系を示す料金特性図である。
【図29】本発明の第1実施例から第3実施例に適用す
る通話料金体系を示す料金特性図である。
【符号の説明】
A,B,C 局 30、31、32 電子交換機 34、35、36 ネットワーク回路 37、38、39 中央制御部 40、41、42 主記憶部 50、59、61 電子交換機 53 ネットワーク回路 54 中央制御部 55 外部計算機 56 入出力部 57 中央制御部 58 主記憶部 60、62 外部計算機 70 電話機 71 着信表示器 72 フックスイッチ 73 ダイアル部 74 電話機回路 75 送話機 76 受話機 77 着信検出回路 78 中央制御部 79 主記憶部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−63094(JP,A) 特開 平2−135963(JP,A) 特開 平5−276252(JP,A) 特開 平6−253059(JP,A) 特開 平7−336442(JP,A) 特開 平6−205118(JP,A) 特開 平6−261125(JP,A) 特開 平7−107168(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 15/16 H04M 3/42 H04M 15/00 H04Q 3/58 101

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各電子交換機の局線発信における最適な
    方路の選択手段と、前記電子交換機間における中継線発
    信における最適な回線の選択手段とを備えた私設網にお
    けるシステムにおいて、対地番号をダイアルするステップと、 各電子交換機における前記対地番号に通話可能な回線毎
    の通話料金データを検索するステップと、 前記検索された通話料金データに基づいて、通話料金が
    最低の回線を判定するステップと、 特定の電子交換機が前記判定された最低通話料金となる
    回線への発信局が自局であるか否かの判断を行うステッ
    プと、 最低通話料金となる回線への発信局が自局でないと判断
    された場合、前記特定の電子交換機が他の電子交換機へ
    迂回するための中継回線をアクセスしてその中継回線に
    対して前記対地番号を送出するステップと、 前記他の電子交換機が該当する空き回線をアクセスして
    前記対地番号を送出するステップとを具備する 最適方路
    選択発信方法。
  2. 【請求項2】 最低通話料金となる回線への発信局が自
    局であると判断された場合、前記特定の電子交換機が該
    当する空き回線をアクセスして前記対地番号を送出する
    ステップをさらに備える、請求項1に記載の最適方路選
    択発信方法。
  3. 【請求項3】 前記交換機を、交換機外部の計算機から
    出力される選択動作指令により動作させるステップと、
    前記私設網からの局線発信時の方路または回線を選択し
    て発信するステップとを含む請求項に記載の最適方路
    選択発信方法。
  4. 【請求項4】 前記各交換機動作に必要な前記公衆網の
    通話料金データを各局の交換機外部の計算機間で送受信
    するステップと、通話する前の予想通話料金を算出し、
    最適方路または回線を選択するステップとを含む請求項
    記載の最適方路選択発信方法。
  5. 【請求項5】 前記各交換機動作に必要な前記公衆網の
    通話料金データを定期的に各局の交換機間あるいは交換
    機外部の計算機間で送受信するステップと、その送受信
    した通話料金データを元に前記自局内交換機内あるいは
    交換機外部の計算機内のの通話料金データの更新をする
    ステップとを含む請求項記載の最適方路選択発信方
    法。
  6. 【請求項6】 契約可能な回線の組み合わせにより、局
    線発信時における組み合わせ内の各方路の料金の比較を
    行い、それぞれの組み合わせの中で最適方路を家庭用電
    話機の内部で演算により判定するステップと、その方路
    判定ステップにおいて判定した結果にしたがって契約可
    能な回線の組み合わせごとの仮想料金を家庭用電話機の
    内部で演算により求めるステップとを含む請求項記載
    の最適方路選択発信方法。
  7. 【請求項7】 一定の通話時間/通話回数まで一定の値
    引率で通話料金が上がり、所定の通話時間/通話回数を
    超えると、また値引き率が変わる料金体系を持つ方路を
    含む場合にも、予想通話量を一ヶ月間の総通話料金を最
    低にするように方路または対地別に再配分するステップ
    を含む請求項記載の最適方路選択発信方法。
  8. 【請求項8】 前記公衆網の通話料金データから最適方
    路の順位の判定を一定期間ごとに行い、その情報を蓄積
    するステップと、この順位情報に基づいて空いている最
    適回線から最適方路を選択し、公衆網の発信を行うステ
    ップとを包含する請求項1ないしのいずれかに記載の
    最適方路選択発信方法。
  9. 【請求項9】 各電子交換機の局線発信における最適な
    方路の選択手段と、電子交換機間における中継線発信に
    おける最適な回線の選択手段とを備えた私設網における
    システムにおいて、対地番号をダイアルする手段と、 各電子交換機における前記対地番号に通話可能な回線毎
    の通話料金データを検索する手段と、 前記検索された通話料金データに基づいて、通話料金が
    最低の回線を判定する手段と、 特定の電子交換機が前記判定された最低通話料金となる
    回線への発信局が自局であるか否かの判断を行う手段
    と、 最低通話料金となる回線への発信局が自局でないと判断
    された場合、前記特定の電子交換機が他の電子交換機へ
    迂回するための中継回線をアクセスしてその中 継回線に
    対して前記対地番号を送出する手段と、 前記他の電子交換機が該当する空き回線をアクセスして
    前記対地番号を送出する手段と を具備する最適方路選択
    発信システム。
  10. 【請求項10】 最低通話料金となる回線への発信局が
    自局であると判断された場合、前記特定の電子交換機が
    該当する空き回線をアクセスして前記対地番号を送出す
    る手段をさらに包含する請求項記載の最適方路選択発
    信システム。
  11. 【請求項11】 前記交換機を、交換機外部の計算機か
    ら出力される選択動作指令により動作させ、前記私設網
    からの局線発信時の方路または回線を選択して発信する
    選択発信手段を含む請求項に記載の最適方路選択発信
    システム。
  12. 【請求項12】 前記各交換機の動作に必要な前記公衆
    網の通話料金データのを各局の交換機外部の計算機間で
    送受信する送受信手段と、前記送受信手段で受信した通
    話料金データを元に通話する前の予想通話料金を算出
    し、最適方路または回線を選択する予想通話料金算出・
    回線選択手段とを包含する請求項11記載の最適方路選
    択発信システム。
  13. 【請求項13】 前記各交換機動作に必要な前記公衆網
    の通話料金データを定期的に各局の交換機間あるいは交
    換機外部の計算機間で送受信する送受信手段と、前記送
    受信手段で送受信した通話料金データを元に前記自局内
    交換機内あるいは交換機外部の計算機内の通話料金デー
    タの更新をする更新手段を包含する請求項12に記載の
    最適方路選択発信システム。
  14. 【請求項14】 契約可能な回線の組み合わせにより、
    局線発信時における組み合わせ内の各方路の料金の比較
    を行い、それぞれの組み合わせの中で最適方路を家庭用
    電話機の内部で演算により判定する比較・判定手段と、
    前記比較・判定手段において判定した結果にしたがって
    契約可能な回線の組み合わせごとの仮想料金を家庭用電
    話機の内部で演算により求める仮想料金算出手段とを包
    含する請求項記載の最適方路選択発信システム。
  15. 【請求項15】 通話料金/通話回数がある一定の通話
    料金/通話回数になるまで一定の値引率で通話料金が上
    がり、一定の通話時間/通話回数を超えると、また値引
    き率が変わる料金体系を持つ方路を含む場合にも、予想
    通話量が一月間の総通話料金を最低にするように方路別
    および対地別に再配分する第2の予想通話量再配分手段
    を含む請求項記載の最適方路選択発信システム。
  16. 【請求項16】 前記公衆網の通話料金データから最適
    方路の順位の判定を一定期間ごとに行い、その情報を格
    納する判定・格納手段と、この判定・格納手段において
    判定および格納された最適方路の順位情報に基づいて空
    いている最適回線から最適方路を選択し、公衆網の発信
    を行う最適方路発信手段とを含む請求項9ないし15の
    いずれかに記載の最適方路選択発信システム。
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