JP3296093B2 - 帯電装置 - Google Patents
帯電装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を応用した
複写機、プリンター等の画像形成装置において用いら
れ、感光体、静電記録体等の電荷受容体の表面を一様に
帯電させる帯電装置に係り、特に電荷受容体と接触する
ように帯電電極を配置した帯電装置に関する。
複写機、プリンター等の画像形成装置において用いら
れ、感光体、静電記録体等の電荷受容体の表面を一様に
帯電させる帯電装置に係り、特に電荷受容体と接触する
ように帯電電極を配置した帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンターなどの画像形成装置
では、感光体等の電荷受容体表面を帯電装置により帯電
させ、像光の照射により表面に静電潜像を形成し、現像
剤により現像することによって静電潜像を可視化するも
のが知られている。このような画像形成装置で用いられ
る帯電装置としては、従来よりコロナ放電を利用したも
のと、帯電ロールなどを用いた接触帯電方式によるもの
とが知られている。コロナ放電を利用した帯電装置は、
シールドケース内に電荷受容体の表面と近接・離隔させ
てワイヤーを張架し、これに高電圧を印加してコロナ放
電を起こさせ、電荷受容体表面に所定の電荷を付与する
ものである。このような帯電装置は均一な帯電には優れ
ているものの、オゾンなどの放電生成物が大量に生成す
るためその処理が必要となり、装置の大型化、高コスト
化を招きやすいという欠点がある。
では、感光体等の電荷受容体表面を帯電装置により帯電
させ、像光の照射により表面に静電潜像を形成し、現像
剤により現像することによって静電潜像を可視化するも
のが知られている。このような画像形成装置で用いられ
る帯電装置としては、従来よりコロナ放電を利用したも
のと、帯電ロールなどを用いた接触帯電方式によるもの
とが知られている。コロナ放電を利用した帯電装置は、
シールドケース内に電荷受容体の表面と近接・離隔させ
てワイヤーを張架し、これに高電圧を印加してコロナ放
電を起こさせ、電荷受容体表面に所定の電荷を付与する
ものである。このような帯電装置は均一な帯電には優れ
ているものの、オゾンなどの放電生成物が大量に生成す
るためその処理が必要となり、装置の大型化、高コスト
化を招きやすいという欠点がある。
【0003】そのため、最近では、電荷受容体に帯電電
極を直接接触させて帯電する接触帯電方式を利用した帯
電装置が広く用いられている。このような帯電装置は、
電荷受容体表面に接触させて弾性ロールやブラシ等の導
電性部材を配置し、該導電性部材に直流電圧或は直流と
交流の重畳電圧を印加して、接触部近傍の微小間隙で放
電を起こさせることにより帯電を行うものである。ま
た、このほか、特開平1−93760号公報、特開平2
−282279号公報に開示されるように、電荷受容体
表面に押圧されるブレード状の帯電電極を備える装置も
知られている。このような方式の帯電装置では、コロナ
放電を利用しないためオゾンの発生量が極めて少なく、
さらに導電性部材を電荷受容体に接触するように配置す
るため装置の小型化、軽量化に適しているという利点を
有している。
極を直接接触させて帯電する接触帯電方式を利用した帯
電装置が広く用いられている。このような帯電装置は、
電荷受容体表面に接触させて弾性ロールやブラシ等の導
電性部材を配置し、該導電性部材に直流電圧或は直流と
交流の重畳電圧を印加して、接触部近傍の微小間隙で放
電を起こさせることにより帯電を行うものである。ま
た、このほか、特開平1−93760号公報、特開平2
−282279号公報に開示されるように、電荷受容体
表面に押圧されるブレード状の帯電電極を備える装置も
知られている。このような方式の帯電装置では、コロナ
放電を利用しないためオゾンの発生量が極めて少なく、
さらに導電性部材を電荷受容体に接触するように配置す
るため装置の小型化、軽量化に適しているという利点を
有している。
【0004】しかし、上記接触方式の帯電装置のうちロ
ール状の導電性部材を用いるものでは、ロールの支持装
置などが必要となり、構造が複雑になり易いという欠点
がある。また、均一な帯電を行うためには、弾性ロール
と電荷受容体との密着性を良くして安定した微小空隙を
形成する必要があり、ゴムの硬度を低くするなどの対策
が必要となる。そのため、多量のプロセスオイルを含有
することが必要となり、このプロセスオイルが電荷受容
体に転移して画質に悪影響を及ぼし易いという欠点があ
る。一方、このような欠点を解消するためにはロールの
外形精度を上げる方法があるが、ゴム等の弾性体の外形
精度を上げることは非常に難しく、歩留りの低下等とい
ったコストアップにつながる。
ール状の導電性部材を用いるものでは、ロールの支持装
置などが必要となり、構造が複雑になり易いという欠点
がある。また、均一な帯電を行うためには、弾性ロール
と電荷受容体との密着性を良くして安定した微小空隙を
形成する必要があり、ゴムの硬度を低くするなどの対策
が必要となる。そのため、多量のプロセスオイルを含有
することが必要となり、このプロセスオイルが電荷受容
体に転移して画質に悪影響を及ぼし易いという欠点があ
る。一方、このような欠点を解消するためにはロールの
外形精度を上げる方法があるが、ゴム等の弾性体の外形
精度を上げることは非常に難しく、歩留りの低下等とい
ったコストアップにつながる。
【0005】一方、ブラシ状の導電性部材を用いるもの
では、上記ロール状部材に比べて均一な接触に対して有
効であるものの、ブラシの製作に手間がかかる上、ブラ
シの掃き目が帯電ムラとして画像に出やすいという欠点
がある。また、ブレード状の帯電電極を用いる方式で
は、放電に必要な微小の空隙設定が困難であり、均一か
つ良好な帯電を行うことが難しい。さらに、ブレード状
の帯電電極では電荷受容体に対する接触圧が大きく、電
荷受容体への負荷が大きくなるという欠点もある。
では、上記ロール状部材に比べて均一な接触に対して有
効であるものの、ブラシの製作に手間がかかる上、ブラ
シの掃き目が帯電ムラとして画像に出やすいという欠点
がある。また、ブレード状の帯電電極を用いる方式で
は、放電に必要な微小の空隙設定が困難であり、均一か
つ良好な帯電を行うことが難しい。さらに、ブレード状
の帯電電極では電荷受容体に対する接触圧が大きく、電
荷受容体への負荷が大きくなるという欠点もある。
【0006】そこで、上記欠点を回避するために、特開
平4−249270号公報に開示される帯電装置が提案
されている。この帯電装置は、図12(a)及び(b)
に示すように、導電性部材として可撓性を有するフイル
ム状部材102を用い、該フィルム状部材の自由端10
2aを電荷受容体101表面に接触させるように配置す
る。そして、電源104から直流電圧を印加することに
より図12(b)中の微小間隙Aで放電を起こさせ、電
荷受容体表面を所定の電位に帯電させるものである。こ
のような図12に示す帯電装置では、簡単な構成で安定
した接触が得やすく、部材自体のコストも他の導電性部
材に比べて安価であるという利点を有している。
平4−249270号公報に開示される帯電装置が提案
されている。この帯電装置は、図12(a)及び(b)
に示すように、導電性部材として可撓性を有するフイル
ム状部材102を用い、該フィルム状部材の自由端10
2aを電荷受容体101表面に接触させるように配置す
る。そして、電源104から直流電圧を印加することに
より図12(b)中の微小間隙Aで放電を起こさせ、電
荷受容体表面を所定の電位に帯電させるものである。こ
のような図12に示す帯電装置では、簡単な構成で安定
した接触が得やすく、部材自体のコストも他の導電性部
材に比べて安価であるという利点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
12に示す帯電装置では、フィルム状部材の自由端10
2aが電荷受容体101と接触することになり、切断面
のエッジ部102bと電荷受容体101との間[図12
(b)中に符号Bで示す部分]で異常放電を起こし易
く、高電圧を印加すると異常放電を生じて帯電が安定し
ない。このため、電荷受容体を高い電位に帯電すること
ができないという問題点がある。
12に示す帯電装置では、フィルム状部材の自由端10
2aが電荷受容体101と接触することになり、切断面
のエッジ部102bと電荷受容体101との間[図12
(b)中に符号Bで示す部分]で異常放電を起こし易
く、高電圧を印加すると異常放電を生じて帯電が安定し
ない。このため、電荷受容体を高い電位に帯電すること
ができないという問題点がある。
【0008】また、フィルム状部材102が電荷受容体
101に押し付けられたまま帯電が行われるため、接触
部での摩擦係数が大きくなり、摩擦による異常音が発生
するという問題もある。そのうえ、上記摩擦により帯電
装置に振動が起こり、放電を行う空隙Aに変動を生じ
て、帯電電位が不安定になりやすいという問題点もあ
る。
101に押し付けられたまま帯電が行われるため、接触
部での摩擦係数が大きくなり、摩擦による異常音が発生
するという問題もある。そのうえ、上記摩擦により帯電
装置に振動が起こり、放電を行う空隙Aに変動を生じ
て、帯電電位が不安定になりやすいという問題点もあ
る。
【0009】さらに、フイルム状部材102と電荷受容
体101との間に現像剤や外添剤、又は電荷受容体とク
リーニングブレードとの間に添加される潤滑材などの異
物が詰まり、この部分で放電が起こらずに筋状の帯電不
良を生じ、画質欠陥を発生するという問題点もある。
体101との間に現像剤や外添剤、又は電荷受容体とク
リーニングブレードとの間に添加される潤滑材などの異
物が詰まり、この部分で放電が起こらずに筋状の帯電不
良を生じ、画質欠陥を発生するという問題点もある。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、帯電電極の接触部での
摩擦音の発生を防止するとともに、電荷受容体表面を均
一に安定して帯電し、画質欠陥のない良好な画像が得ら
れる帯電装置を提供することである。
されたものであり、その目的は、帯電電極の接触部での
摩擦音の発生を防止するとともに、電荷受容体表面を均
一に安定して帯電し、画質欠陥のない良好な画像が得ら
れる帯電装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、請求項1に記載の発明は、 可撓性及び
半導電性を有するフイルム状部材からなり、電荷受容体
と接触するように設置される帯電電極と、この帯電電極
に帯電用電圧を印加する電源とを有する帯電装置におい
て、 前記帯電電極は、曲面を形成するように湾曲され
て、該湾曲面の凸面側で前記電荷受容体と接触し、接触
部分の前後は、放電が生じる微小間隙が広い範囲に形成
されるように、ゆるやかに電荷受容体から離れる形状と
なっており、該帯電電極を構成するフイルム状部材の縁
は、帯電しようとする電荷受容体面と、放電しない距離
に離隔して配置されることを特徴とする帯電装置を提供
するものである。
決するために、請求項1に記載の発明は、 可撓性及び
半導電性を有するフイルム状部材からなり、電荷受容体
と接触するように設置される帯電電極と、この帯電電極
に帯電用電圧を印加する電源とを有する帯電装置におい
て、 前記帯電電極は、曲面を形成するように湾曲され
て、該湾曲面の凸面側で前記電荷受容体と接触し、接触
部分の前後は、放電が生じる微小間隙が広い範囲に形成
されるように、ゆるやかに電荷受容体から離れる形状と
なっており、該帯電電極を構成するフイルム状部材の縁
は、帯電しようとする電荷受容体面と、放電しない距離
に離隔して配置されることを特徴とする帯電装置を提供
するものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、 前記請求項1
に記載の帯電装置において、前記帯電電極を構成するフ
イルム状部材は、少なくとも電荷受容体との接触部分
が、可撓性及び半導電性を有する電極材料に、摩擦係数
を小さくするように選択された材料の粉状体又は粒状体
を混入して形成されているものとする。
に記載の帯電装置において、前記帯電電極を構成するフ
イルム状部材は、少なくとも電荷受容体との接触部分
が、可撓性及び半導電性を有する電極材料に、摩擦係数
を小さくするように選択された材料の粉状体又は粒状体
を混入して形成されているものとする。
【0013】請求項3に記載の発明は、 前記請求項1
に記載の帯電装置において、前記帯電電極の前記電荷受
容体と対向する部分に、表面の摩擦係数を小さくするこ
とができる材料の小片が、前記フイルム状部材の面より
突出するように取り付けられ、前記帯電電極は該小片を
介して前記電荷受容体と接触するものとする。
に記載の帯電装置において、前記帯電電極の前記電荷受
容体と対向する部分に、表面の摩擦係数を小さくするこ
とができる材料の小片が、前記フイルム状部材の面より
突出するように取り付けられ、前記帯電電極は該小片を
介して前記電荷受容体と接触するものとする。
【0014】請求項4に記載の発明は、 可撓性及び半
導電性を有するフイルム状部材からなり、電荷受容体と
接触するように設置される帯電電極と、この帯電電極に
帯電用電圧を印加する電源とを有する帯電装置におい
て、 前記帯電電極は、フイルム状部材の縁部が摩擦係
数の小さい絶縁性材料で被覆され、該被覆部が前記フイ
ルム状部材の面より突出するように形成され、前記電荷
受容体と接触して、フイルム状部材が前記電荷受容体と
微小間隙をおいて対向するように配置されているものと
する。
導電性を有するフイルム状部材からなり、電荷受容体と
接触するように設置される帯電電極と、この帯電電極に
帯電用電圧を印加する電源とを有する帯電装置におい
て、 前記帯電電極は、フイルム状部材の縁部が摩擦係
数の小さい絶縁性材料で被覆され、該被覆部が前記フイ
ルム状部材の面より突出するように形成され、前記電荷
受容体と接触して、フイルム状部材が前記電荷受容体と
微小間隙をおいて対向するように配置されているものと
する。
【0015】上記請求項1に記載の発明に係る帯電装置
では、上記フィルム状部材の縁が、電荷受容体面と放電
しない距離に離隔されていれば、フィルム状部材の縁付
近の形状は適宜に設定することができる。また、フィル
ム状部材の両側縁を支持し、環状等にしたものであって
もよい。上記フイルム状部材は体積抵抗率が103 〜1
010Ω・cm程度の材料からなるものを用いることがで
き、特に103 〜105 Ω・cm程度のものが望まし
い。
では、上記フィルム状部材の縁が、電荷受容体面と放電
しない距離に離隔されていれば、フィルム状部材の縁付
近の形状は適宜に設定することができる。また、フィル
ム状部材の両側縁を支持し、環状等にしたものであって
もよい。上記フイルム状部材は体積抵抗率が103 〜1
010Ω・cm程度の材料からなるものを用いることがで
き、特に103 〜105 Ω・cm程度のものが望まし
い。
【0016】上記請求項2に記載の発明において、上記
電極材料に混入される粉状体又は粒状体の材料は、表面
の摩擦係数を小さくすることができる材料のなかから適
宜に選択できる。また上記帯電電極では、フイルム状部
材と電荷受容体との接触部の摩擦係数を小さくできるよ
うに、上記粉状体又は粒状体の材料の混入率を適切に設
定するものとする。またフィルム状部材を形成する電極
材料も印加電圧を考慮して適宜に設定が可能である。
電極材料に混入される粉状体又は粒状体の材料は、表面
の摩擦係数を小さくすることができる材料のなかから適
宜に選択できる。また上記帯電電極では、フイルム状部
材と電荷受容体との接触部の摩擦係数を小さくできるよ
うに、上記粉状体又は粒状体の材料の混入率を適切に設
定するものとする。またフィルム状部材を形成する電極
材料も印加電圧を考慮して適宜に設定が可能である。
【0017】上記請求項3に記載の発明において上記小
片は、帯電電極と電荷受容体との距離を適切な放電を行
うことができるような間隙に保持できるものであれば、
その形状、構造等は適宜に設定できる。また、上記小片
を形成する材料も、表面の摩擦係数を小さくすることが
できる材料のなかから適宜に選択が可能である。
片は、帯電電極と電荷受容体との距離を適切な放電を行
うことができるような間隙に保持できるものであれば、
その形状、構造等は適宜に設定できる。また、上記小片
を形成する材料も、表面の摩擦係数を小さくすることが
できる材料のなかから適宜に選択が可能である。
【0018】上記請求項4に記載の発明において上記被
覆部は、フィルム状部材の縁部を被覆して電荷受容体と
接触し、フィルム状部材と電荷受容体との距離を適切に
保持できるものであれば、その形状、構造等は適宜に設
定できる。また、上記被覆部の材料も絶縁性材料のなか
から適宜に設定が可能である。
覆部は、フィルム状部材の縁部を被覆して電荷受容体と
接触し、フィルム状部材と電荷受容体との距離を適切に
保持できるものであれば、その形状、構造等は適宜に設
定できる。また、上記被覆部の材料も絶縁性材料のなか
から適宜に設定が可能である。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明に係る帯電装置では、帯
電電極が曲面を形成するように湾曲され、該湾曲面の凸
面側で電荷受容体と接触する構成となっており、この凸
面側の接触部の前後の空隙で放電を起こさせることによ
って帯電が行われる。この帯電電極は、フィルム状部材
の縁が電荷受容体面と放電しない距離に離隔されている
ので、フィルム状部材の縁の切断面と電荷受容体表面と
の間で異常放電が発生するのを防止することができる。
このため、帯電電極に+または−の1000V以上の高
電圧を印加することが可能となり、電荷受容体の表面を
+または−の500V以上の充分な電位に帯電させるこ
とができる。また、帯電電極が湾曲面の凸面側で電荷受
容体と接触し、その前後で電荷受容体表面から徐々に離
れる構造となっており、異物が付着しにくく、帯電不良
による筋状の画質欠陥の発生を低減することができる。
電電極が曲面を形成するように湾曲され、該湾曲面の凸
面側で電荷受容体と接触する構成となっており、この凸
面側の接触部の前後の空隙で放電を起こさせることによ
って帯電が行われる。この帯電電極は、フィルム状部材
の縁が電荷受容体面と放電しない距離に離隔されている
ので、フィルム状部材の縁の切断面と電荷受容体表面と
の間で異常放電が発生するのを防止することができる。
このため、帯電電極に+または−の1000V以上の高
電圧を印加することが可能となり、電荷受容体の表面を
+または−の500V以上の充分な電位に帯電させるこ
とができる。また、帯電電極が湾曲面の凸面側で電荷受
容体と接触し、その前後で電荷受容体表面から徐々に離
れる構造となっており、異物が付着しにくく、帯電不良
による筋状の画質欠陥の発生を低減することができる。
【0020】請求項2に記載の発明に係る帯電装置で
は、帯電電極の電荷受容体との接触部分が、摩擦係数の
小さい材料を混入して形成されているので、該帯電電極
と電荷受容体との接触面の摩擦係数を低下させ、摩擦音
の発生を低減させることが可能となる。さらに、トナ
ー、外添剤又は潤滑材などが接触部に停滞することがな
くなり、異物付着による帯電不良の発生を防止すること
ができる。
は、帯電電極の電荷受容体との接触部分が、摩擦係数の
小さい材料を混入して形成されているので、該帯電電極
と電荷受容体との接触面の摩擦係数を低下させ、摩擦音
の発生を低減させることが可能となる。さらに、トナ
ー、外添剤又は潤滑材などが接触部に停滞することがな
くなり、異物付着による帯電不良の発生を防止すること
ができる。
【0021】請求項3に記載の発明に係る帯電装置で
は、帯電電極が、摩擦係数が小さい材料からなる小片を
介して電荷受容体と接触しているので、電荷受容体との
接触面の摩擦係数を低下させることができる。このため
摩擦による異常音の発生が防止される。また上記小片に
より、放電を行う帯電電極と電荷受容体とが直接には接
触せず、かつ、帯電電極と電荷受容体との間隙が一定に
保持されるため、より均一な帯電を安定して行うことが
可能となる。
は、帯電電極が、摩擦係数が小さい材料からなる小片を
介して電荷受容体と接触しているので、電荷受容体との
接触面の摩擦係数を低下させることができる。このため
摩擦による異常音の発生が防止される。また上記小片に
より、放電を行う帯電電極と電荷受容体とが直接には接
触せず、かつ、帯電電極と電荷受容体との間隙が一定に
保持されるため、より均一な帯電を安定して行うことが
可能となる。
【0022】請求項4に記載の発明に係る帯電装置で
は、帯電電極を構成するフイルム状部材の縁部が摩擦係
数の小さい絶縁性材料で被覆され、該被覆部が電荷受容
体と接触するように配置されているので、フィルム状部
材の縁の切断面が電荷受容体表面と直接に接触又は近接
することがなく、異常放電の発生が防止される。また、
上記被覆部により電荷受容体との接触面の摩擦係数を低
下させることができ、摩擦による異常音の発生を防止す
ることができる。さらに、被覆部と電荷受容体との間に
異物が付着しにくくなり、不均一帯電による筋状の画質
欠陥の発生も防止される。また、上記被覆部により帯電
電極と電荷受容体との間隙が一定に保持されるので、よ
り均一な帯電を安定して行うことができる。
は、帯電電極を構成するフイルム状部材の縁部が摩擦係
数の小さい絶縁性材料で被覆され、該被覆部が電荷受容
体と接触するように配置されているので、フィルム状部
材の縁の切断面が電荷受容体表面と直接に接触又は近接
することがなく、異常放電の発生が防止される。また、
上記被覆部により電荷受容体との接触面の摩擦係数を低
下させることができ、摩擦による異常音の発生を防止す
ることができる。さらに、被覆部と電荷受容体との間に
異物が付着しにくくなり、不均一帯電による筋状の画質
欠陥の発生も防止される。また、上記被覆部により帯電
電極と電荷受容体との間隙が一定に保持されるので、よ
り均一な帯電を安定して行うことができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、請求項1に記載の発明の一実施例である帯
電装置を示す概略構成図である。この帯電装置10は、
電荷受容体1との対向位置に支持されており、半導電性
のフィルム状部材を湾曲させ、その両端を重ね合わせて
ループ状に形成した帯電電極2と、この帯電電極2の両
端と連結される金属電極3と、前記帯電電極2及び金属
電極3を支持して帯電電極2を適切な当接圧で前記電荷
受容体1に接触させる支持体4とを有している。さら
に、上記金属電極3は電源5と接続されていて、上記帯
電電極2に電圧を印加するようになっている。上記電荷
受容体1は、例えば円筒状の導体基板1a上に光導電性
層1bが積層された構成のものであり、該導体基板1a
は接地されている。そして、帯電電極2との接触部近傍
の微小間隙で放電がなされることによって電荷受容体1
の表面が帯電されるようになっている。
る。図1は、請求項1に記載の発明の一実施例である帯
電装置を示す概略構成図である。この帯電装置10は、
電荷受容体1との対向位置に支持されており、半導電性
のフィルム状部材を湾曲させ、その両端を重ね合わせて
ループ状に形成した帯電電極2と、この帯電電極2の両
端と連結される金属電極3と、前記帯電電極2及び金属
電極3を支持して帯電電極2を適切な当接圧で前記電荷
受容体1に接触させる支持体4とを有している。さら
に、上記金属電極3は電源5と接続されていて、上記帯
電電極2に電圧を印加するようになっている。上記電荷
受容体1は、例えば円筒状の導体基板1a上に光導電性
層1bが積層された構成のものであり、該導体基板1a
は接地されている。そして、帯電電極2との接触部近傍
の微小間隙で放電がなされることによって電荷受容体1
の表面が帯電されるようになっている。
【0024】上記帯電電極2を構成するフィルム状部材
としては、厚さが50μm程度で体積抵抗率が103 〜
105 Ω・cmの半導電性の部材が用いられている。こ
の帯電電極2は、例えばポリエステル、ポリアミド、ポ
リエチレン、ポリカーボネイト、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、フッ素樹脂などのフィルム中にカーボンブラ
ックなどの導電性粒子を混入させることにより形成され
ており、上記導電性粒子の混入量を適切に設定すること
により所定の体積抵抗率が得られる。さらに、この帯電
電極2は電荷受容体1に直接接触することを考慮して、
引張弾性率が10〜280Kg/mm2 程度に設定され
ている。上記電源5は、直流電圧又は直流に交流を重畳
した高電圧を印加できるものである。この電源5の形態
及び印加電圧については後述する。
としては、厚さが50μm程度で体積抵抗率が103 〜
105 Ω・cmの半導電性の部材が用いられている。こ
の帯電電極2は、例えばポリエステル、ポリアミド、ポ
リエチレン、ポリカーボネイト、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、フッ素樹脂などのフィルム中にカーボンブラ
ックなどの導電性粒子を混入させることにより形成され
ており、上記導電性粒子の混入量を適切に設定すること
により所定の体積抵抗率が得られる。さらに、この帯電
電極2は電荷受容体1に直接接触することを考慮して、
引張弾性率が10〜280Kg/mm2 程度に設定され
ている。上記電源5は、直流電圧又は直流に交流を重畳
した高電圧を印加できるものである。この電源5の形態
及び印加電圧については後述する。
【0025】このような帯電装置では、電源5から金属
電極3を介して帯電電極2に所定の電圧が印加される
と、帯電電極2と電荷受容体1との接触部近傍の微小間
隙で放電がなされ、空気のイオン化が起こる。金属電極
3に電源5の負極性側が接続されていれば、マイナスの
イオン又は電子が電荷受容体1側へ流れて表面を所定の
電位に帯電させ、プラスのイオンは帯電電極2側に到達
して中和される。本実施例の帯電装置では、帯電電極2
の抵抗が大きいため放電が安定し、火花放電(異常放
電)に至ることはない。さらに、帯電電極2に半導電性
部材を用いたことにより、間隙のどの部分に対しても過
大な電流が流れるのを防止することが可能となり、電荷
受容体1に対して均一な帯電が可能となる。
電極3を介して帯電電極2に所定の電圧が印加される
と、帯電電極2と電荷受容体1との接触部近傍の微小間
隙で放電がなされ、空気のイオン化が起こる。金属電極
3に電源5の負極性側が接続されていれば、マイナスの
イオン又は電子が電荷受容体1側へ流れて表面を所定の
電位に帯電させ、プラスのイオンは帯電電極2側に到達
して中和される。本実施例の帯電装置では、帯電電極2
の抵抗が大きいため放電が安定し、火花放電(異常放
電)に至ることはない。さらに、帯電電極2に半導電性
部材を用いたことにより、間隙のどの部分に対しても過
大な電流が流れるのを防止することが可能となり、電荷
受容体1に対して均一な帯電が可能となる。
【0026】次に図2に示すような帯電試験装置を用い
て上記帯電装置の帯電テストを実施した結果を示す。こ
の帯電試験装置は、電荷受容体1の周囲に、電荷受容体
1表面の電位を検知する表面電位センサー11と、表面
を除電する除電ランプ13とを有しており、該表面電位
センサー11には表面電位計12が接続されている。さ
らに、電荷受容体1の回転方向における表面電位センサ
ー11の上流側に本実施例の帯電装置10が対向配置さ
れており、該帯電装置10内の帯電電極2が電荷受容体
1表面に接触するように支持体4に固定されている。ま
た金属電極3は直流電圧を印加する電源15とスイッチ
17を介して接続されており、直流電圧又は交流電源1
6と直列に接続して直流成分に交流成分を重畳した電圧
が印加されるようになっている。上記電源15は、電圧
を任意に変えることができるものであり、これに伴って
変化する電荷受容体1の表面電位を表面電位計12で測
定できるようになっている。
て上記帯電装置の帯電テストを実施した結果を示す。こ
の帯電試験装置は、電荷受容体1の周囲に、電荷受容体
1表面の電位を検知する表面電位センサー11と、表面
を除電する除電ランプ13とを有しており、該表面電位
センサー11には表面電位計12が接続されている。さ
らに、電荷受容体1の回転方向における表面電位センサ
ー11の上流側に本実施例の帯電装置10が対向配置さ
れており、該帯電装置10内の帯電電極2が電荷受容体
1表面に接触するように支持体4に固定されている。ま
た金属電極3は直流電圧を印加する電源15とスイッチ
17を介して接続されており、直流電圧又は交流電源1
6と直列に接続して直流成分に交流成分を重畳した電圧
が印加されるようになっている。上記電源15は、電圧
を任意に変えることができるものであり、これに伴って
変化する電荷受容体1の表面電位を表面電位計12で測
定できるようになっている。
【0027】図3は、上記帯電試験装置を用いた帯電テ
ストにおいて、金属電極3に直流電圧を印加した際の印
加電圧と電荷受容体1の表面電位との関係を示したもの
である。この図において、電源15から0〜−2KVの
直流電圧を印加したところ、電荷受容体1の表面電位は
約−650Vの印加電圧から上昇し始め、−2KVの印
加電圧で約−1450Vに達することが確認された。こ
の間、上記帯電装置10による異常放電の発生はなかっ
た。これに対して、特開平4−249270号公報のよ
うに帯電電極の自由端が電荷受容体に接触する構成の帯
電装置では、−1KVの印加電圧で電荷受容体の表面電
位が−450Vに達した時点で異常放電が発生してしま
い、それ以上表面電位を上げることができなかった。ま
た、上記帯電装置において、図4のような−500Vの
直流成分に交流成分としてピーク間電圧が1.5KV程
度の正弦波を重畳した電圧を印加したところ安定な帯電
が可能であった。
ストにおいて、金属電極3に直流電圧を印加した際の印
加電圧と電荷受容体1の表面電位との関係を示したもの
である。この図において、電源15から0〜−2KVの
直流電圧を印加したところ、電荷受容体1の表面電位は
約−650Vの印加電圧から上昇し始め、−2KVの印
加電圧で約−1450Vに達することが確認された。こ
の間、上記帯電装置10による異常放電の発生はなかっ
た。これに対して、特開平4−249270号公報のよ
うに帯電電極の自由端が電荷受容体に接触する構成の帯
電装置では、−1KVの印加電圧で電荷受容体の表面電
位が−450Vに達した時点で異常放電が発生してしま
い、それ以上表面電位を上げることができなかった。ま
た、上記帯電装置において、図4のような−500Vの
直流成分に交流成分としてピーク間電圧が1.5KV程
度の正弦波を重畳した電圧を印加したところ安定な帯電
が可能であった。
【0028】図5は、−500Vの直流成分にピーク間
電圧値を変えた交流成分を重畳して印加した際のピーク
間電圧と電荷受容体1の表面電位との関係を示したもの
である。この図において、ピーク間電圧が約500Vを
越えたころから電荷受容体1の表面電位は上昇し始め、
1100V付近で印加電圧の直流電圧値に近い値となっ
てそれ以上印加しても表面電位が一定の値に維持される
ことが確認された。従って、上記図3または図5に示す
帯電テストにより、異常放電を生じることなく電荷受容
体1表面を適切な電位に帯電させるように電圧を印加す
ることができる。
電圧値を変えた交流成分を重畳して印加した際のピーク
間電圧と電荷受容体1の表面電位との関係を示したもの
である。この図において、ピーク間電圧が約500Vを
越えたころから電荷受容体1の表面電位は上昇し始め、
1100V付近で印加電圧の直流電圧値に近い値となっ
てそれ以上印加しても表面電位が一定の値に維持される
ことが確認された。従って、上記図3または図5に示す
帯電テストにより、異常放電を生じることなく電荷受容
体1表面を適切な電位に帯電させるように電圧を印加す
ることができる。
【0029】図6は、上記帯電装置10が適用される画
像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置
は、一様帯電後に像光を照射することによって潜像が形
成される感光体(電荷受容体)20を備え、この感光体
20の周囲に、該感光体20表面を帯電させる本実施例
の帯電装置10のほか、露光装置21、現像装置22、
転写ロール25、クリーニング装置27を有している。
さらに装置内には、用紙24を収容する用紙カセット2
3、トナー像を定着する定着装置26等を有している。
このような画像形成装置では、帯電装置10により感光
体20が所定の電位に帯電された後、露光装置21によ
り画像情報に対応したレーザー光が露光され、感光体2
0の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像
装置22により現像され、トナーの付着により可視像が
形成される。さらに、用紙カセット23から用紙24が
ペーパーガイド28に沿って感光体20と転写ロール2
5との間に搬送され、転写ロール25によりトナー像が
用紙24上に転写される。転写されたトナー像は定着装
置26で定着され、1枚の複写画像が形成される。一
方、転写工程後、感光体20上に残留したトナーはクリ
ーニング装置27により清掃され、感光体20の回転に
より再び帯電装置10による帯電工程に入る。なお、上
記工程において帯電装置10に印加される電圧は図4に
示す電圧が用いられている。
像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置
は、一様帯電後に像光を照射することによって潜像が形
成される感光体(電荷受容体)20を備え、この感光体
20の周囲に、該感光体20表面を帯電させる本実施例
の帯電装置10のほか、露光装置21、現像装置22、
転写ロール25、クリーニング装置27を有している。
さらに装置内には、用紙24を収容する用紙カセット2
3、トナー像を定着する定着装置26等を有している。
このような画像形成装置では、帯電装置10により感光
体20が所定の電位に帯電された後、露光装置21によ
り画像情報に対応したレーザー光が露光され、感光体2
0の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像
装置22により現像され、トナーの付着により可視像が
形成される。さらに、用紙カセット23から用紙24が
ペーパーガイド28に沿って感光体20と転写ロール2
5との間に搬送され、転写ロール25によりトナー像が
用紙24上に転写される。転写されたトナー像は定着装
置26で定着され、1枚の複写画像が形成される。一
方、転写工程後、感光体20上に残留したトナーはクリ
ーニング装置27により清掃され、感光体20の回転に
より再び帯電装置10による帯電工程に入る。なお、上
記工程において帯電装置10に印加される電圧は図4に
示す電圧が用いられている。
【0030】このような画像形成装置を用いて10,0
00枚のプリント像を形成し、上記帯電装置10の信頼
性テストを行ったところ、従来の図12に示す帯電装置
では帯電電極101と感光体との接触部近傍に多量のト
ナーが付着し、帯電が不均一になったのに対して、本実
施例における帯電装置10では、10,000枚のプリ
ント後も帯電電極2へのトナーの付着量が少なく、帯電
電位も均一であった。
00枚のプリント像を形成し、上記帯電装置10の信頼
性テストを行ったところ、従来の図12に示す帯電装置
では帯電電極101と感光体との接触部近傍に多量のト
ナーが付着し、帯電が不均一になったのに対して、本実
施例における帯電装置10では、10,000枚のプリ
ント後も帯電電極2へのトナーの付着量が少なく、帯電
電位も均一であった。
【0031】図7は、請求項2に記載の発明の一実施例
である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装置
は、上記図1に示す帯電装置の帯電電極2に代えて、フ
ィルム状部材を湾曲させてJ字状に形成し、この湾曲面
の凸面側で電荷受容体1と接触するように配置される帯
電電極32を有している。この帯電電極32は、フィル
ム状部材の自由端32aが電荷受容体表面と放電しない
距離に離隔して配置されている。
である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装置
は、上記図1に示す帯電装置の帯電電極2に代えて、フ
ィルム状部材を湾曲させてJ字状に形成し、この湾曲面
の凸面側で電荷受容体1と接触するように配置される帯
電電極32を有している。この帯電電極32は、フィル
ム状部材の自由端32aが電荷受容体表面と放電しない
距離に離隔して配置されている。
【0032】上記帯電電極32は、例えばポリエステ
ル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネイト、ポ
リオレフィン、ポリウレタン、フッ素樹脂などのフィル
ム中にカーボンブラックなどの導電性粒子を分散させて
体積抵抗率が103 〜1010Ω・cmとなるように形成
され、さらに図7(b)に示すように例えばポリフッ化
ビニリデンやテフロン(デュポン社の登録商標)などの
摩擦係数を小さくすることができる材料の粉末36が、
該フィルム内にほぼ均一に分散されている。上記粉末3
6の混入量は、帯電電極32と電荷受容体1との摩擦が
小さくなるように適切な量に設定されている。また、上
記帯電電極32は電荷受容体1に直接接触することを考
慮して、厚さ50μm程度、引張弾性率10〜280K
g/mm2程度に設定されている。なお、この帯電装置
の他の構成は上記図1に示す帯電装置を同じである。
ル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネイト、ポ
リオレフィン、ポリウレタン、フッ素樹脂などのフィル
ム中にカーボンブラックなどの導電性粒子を分散させて
体積抵抗率が103 〜1010Ω・cmとなるように形成
され、さらに図7(b)に示すように例えばポリフッ化
ビニリデンやテフロン(デュポン社の登録商標)などの
摩擦係数を小さくすることができる材料の粉末36が、
該フィルム内にほぼ均一に分散されている。上記粉末3
6の混入量は、帯電電極32と電荷受容体1との摩擦が
小さくなるように適切な量に設定されている。また、上
記帯電電極32は電荷受容体1に直接接触することを考
慮して、厚さ50μm程度、引張弾性率10〜280K
g/mm2程度に設定されている。なお、この帯電装置
の他の構成は上記図1に示す帯電装置を同じである。
【0033】このような帯電装置を適用した画像形成装
置を用いて10,000枚の複写テストを行ったとこ
ろ、良好な複写画像が得られることが確認された。ま
た、上記摩擦係数を小さくすることができる材料を混入
しない帯電電極による画質と比較すると、帯電不良によ
る黒筋状の画質欠陥の発生が大幅に低減された。また、
摩擦による異常音の発生もなかった。
置を用いて10,000枚の複写テストを行ったとこ
ろ、良好な複写画像が得られることが確認された。ま
た、上記摩擦係数を小さくすることができる材料を混入
しない帯電電極による画質と比較すると、帯電不良によ
る黒筋状の画質欠陥の発生が大幅に低減された。また、
摩擦による異常音の発生もなかった。
【0034】図8は、請求項2に記載の発明の他の実施
例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装
置は、上記図7に示す帯電装置の帯電電極32に代え
て、フィルム状部材を湾曲させて自由端42aを電荷受
容体1と反対側の方向に丸めた形状の帯電電極42を有
している。この帯電電極42は、上記帯電電極32を構
成する材料と同じ材質で形成されており、ポリフッ化ビ
ニリデンやテフロン(デュポン社の登録商標)などの摩
擦係数を小さくすることができる材料の粉末を均一に分
散させたものが用いられている。また、厚さや体積抵抗
率も同じに設定されている。
例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装
置は、上記図7に示す帯電装置の帯電電極32に代え
て、フィルム状部材を湾曲させて自由端42aを電荷受
容体1と反対側の方向に丸めた形状の帯電電極42を有
している。この帯電電極42は、上記帯電電極32を構
成する材料と同じ材質で形成されており、ポリフッ化ビ
ニリデンやテフロン(デュポン社の登録商標)などの摩
擦係数を小さくすることができる材料の粉末を均一に分
散させたものが用いられている。また、厚さや体積抵抗
率も同じに設定されている。
【0035】この帯電電極42は、自由端42aを丸め
た先端付近の凸面側で電荷受容体1と接触しており、該
接触部の前後の微小空隙で放電が行われるようになって
いる。なお、この帯電装置の他の構成は上記図7に示す
帯電装置を同じである。このような帯電装置でも、画像
形成装置を用いて複写テストを行ったところ、上記図7
に示す帯電装置と同様に、帯電不良による筋状の画質欠
陥が防止され、良好な複写画像が得られた。また、図7
に示す帯電電極32に比べて接触領域が小さくなるた
め、摩擦低減効果も大きくなるという特徴を有してい
る。
た先端付近の凸面側で電荷受容体1と接触しており、該
接触部の前後の微小空隙で放電が行われるようになって
いる。なお、この帯電装置の他の構成は上記図7に示す
帯電装置を同じである。このような帯電装置でも、画像
形成装置を用いて複写テストを行ったところ、上記図7
に示す帯電装置と同様に、帯電不良による筋状の画質欠
陥が防止され、良好な複写画像が得られた。また、図7
に示す帯電電極32に比べて接触領域が小さくなるた
め、摩擦低減効果も大きくなるという特徴を有してい
る。
【0036】図9は、請求項3に記載の発明の一実施例
である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装置
は、上記図1に示す帯電装置の帯電電極2に代えて、フ
ィルム状部材を湾曲させてJ字状に形成した帯電電極5
2を有しており、さらに、この帯電電極52のJ字状面
の凸面側に、凸状に形成された小片56が装着されてい
る。この小片56は、帯電電極52の幅方向のぼぼ全長
にわたって設けられており、凸状面が電荷受容体1の周
方向に緩やかな曲線を描くように形成されている。この
小片56は、例えばテフロン(デュポン社の登録商標)
などの摩擦係数が小さい材料で形成されており、この小
片56が電荷受容体1表面に接触して帯電電極52と電
荷受容体1との間に微小空隙を形成し、この空隙によっ
て放電がなされるようになっている。上記帯電電極52
は、図1に示す帯電電極2と同じ材料で形成されてお
り、樹脂等からなるフィルム内に適切な体積抵抗率を有
するように導電性粉末が適切な割合で混入されたもので
ある。なお、この帯電装置の他の構成は上記図1に示す
帯電装置と同じである。
である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装置
は、上記図1に示す帯電装置の帯電電極2に代えて、フ
ィルム状部材を湾曲させてJ字状に形成した帯電電極5
2を有しており、さらに、この帯電電極52のJ字状面
の凸面側に、凸状に形成された小片56が装着されてい
る。この小片56は、帯電電極52の幅方向のぼぼ全長
にわたって設けられており、凸状面が電荷受容体1の周
方向に緩やかな曲線を描くように形成されている。この
小片56は、例えばテフロン(デュポン社の登録商標)
などの摩擦係数が小さい材料で形成されており、この小
片56が電荷受容体1表面に接触して帯電電極52と電
荷受容体1との間に微小空隙を形成し、この空隙によっ
て放電がなされるようになっている。上記帯電電極52
は、図1に示す帯電電極2と同じ材料で形成されてお
り、樹脂等からなるフィルム内に適切な体積抵抗率を有
するように導電性粉末が適切な割合で混入されたもので
ある。なお、この帯電装置の他の構成は上記図1に示す
帯電装置と同じである。
【0037】このような帯電装置でも、上記小片56に
よって電荷受容体1との間の摩擦が低減されるので、摩
擦による異常音の発生が防止される。また、帯電電極5
2と電荷受容体1とが直接接触せずに、その間に上記小
片56が介されるので、クリーニンググレードをすり抜
けてくる現像剤や潤滑材などが停滞することがなく、異
物による画像欠陥の発生を低減することができる。ま
た、上記小片56によって帯電電極52と電荷受容体1
との間に広い範囲で微小空隙が確保され、安定した帯電
が可能となる。
よって電荷受容体1との間の摩擦が低減されるので、摩
擦による異常音の発生が防止される。また、帯電電極5
2と電荷受容体1とが直接接触せずに、その間に上記小
片56が介されるので、クリーニンググレードをすり抜
けてくる現像剤や潤滑材などが停滞することがなく、異
物による画像欠陥の発生を低減することができる。ま
た、上記小片56によって帯電電極52と電荷受容体1
との間に広い範囲で微小空隙が確保され、安定した帯電
が可能となる。
【0038】図10は、請求項4に記載に発明の一実施
例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装
置では、フィルム状部材からなる帯電電極62の先端部
が埋没されるように被覆する被覆部66が、帯電電極6
2の幅方向のほぼ全長にわたって設けられている。この
被覆部66は、帯電電極62の幅方向に均一なほぼ円形
状の断面を有するものであり、テフロン(デュポン社の
登録商標)などの摩擦係数の小さい絶縁性材料で形成さ
れている。この帯電装置では、上記被覆部66が電荷受
容体1表面と接触して帯電電極62と電荷受容体1との
間に微小空隙が保持されるようになっており、この空隙
によって放電がなされる。なお、この帯電電極62の材
質及びこの帯電装置の他の構成は、上記図1に示す帯電
装置と同じである。
例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電装
置では、フィルム状部材からなる帯電電極62の先端部
が埋没されるように被覆する被覆部66が、帯電電極6
2の幅方向のほぼ全長にわたって設けられている。この
被覆部66は、帯電電極62の幅方向に均一なほぼ円形
状の断面を有するものであり、テフロン(デュポン社の
登録商標)などの摩擦係数の小さい絶縁性材料で形成さ
れている。この帯電装置では、上記被覆部66が電荷受
容体1表面と接触して帯電電極62と電荷受容体1との
間に微小空隙が保持されるようになっており、この空隙
によって放電がなされる。なお、この帯電電極62の材
質及びこの帯電装置の他の構成は、上記図1に示す帯電
装置と同じである。
【0039】このような帯電装置でも、帯電電極62が
直接電荷受容体1の表面に接触しないため均一な帯電が
行われるとともに、現像剤や潤滑材などの付着による画
像欠陥の発生が低減される。また、被覆部66によって
帯電電極62が適度に引っ張られ、電荷受容体1との間
に常に一定の微小空隙が保持されるため、軸線方向でよ
り均一な帯電を安定して行うことができる。
直接電荷受容体1の表面に接触しないため均一な帯電が
行われるとともに、現像剤や潤滑材などの付着による画
像欠陥の発生が低減される。また、被覆部66によって
帯電電極62が適度に引っ張られ、電荷受容体1との間
に常に一定の微小空隙が保持されるため、軸線方向でよ
り均一な帯電を安定して行うことができる。
【0040】図11は、請求項4に記載の発明の他の実
施例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電
装置は、図10に示す上記金属電極63及び支持部材6
4をクリーニングブレードの支持部材と兼用させる構成
のものであり、電荷受容体1表面をクリーニングするク
リーニングブレード74と、電荷受容体1の回転方向に
おける前記クリーニングブレード74よりも下流側に支
持される帯電電極72と、この帯電電極72及びクリー
ニングブレード74を支持するとともに帯電電極72に
高電圧を印加する金属電極73とを有している。上記帯
電電極72は、図10に示す帯電電極62と同じ構成の
ものであり、上記と同様、先端部が埋没するように固着
された被覆部76を有している。なお、この帯電装置の
他の構成は上記図10に示す帯電装置と同じである。
施例である帯電装置を示す概略構成図である。この帯電
装置は、図10に示す上記金属電極63及び支持部材6
4をクリーニングブレードの支持部材と兼用させる構成
のものであり、電荷受容体1表面をクリーニングするク
リーニングブレード74と、電荷受容体1の回転方向に
おける前記クリーニングブレード74よりも下流側に支
持される帯電電極72と、この帯電電極72及びクリー
ニングブレード74を支持するとともに帯電電極72に
高電圧を印加する金属電極73とを有している。上記帯
電電極72は、図10に示す帯電電極62と同じ構成の
ものであり、上記と同様、先端部が埋没するように固着
された被覆部76を有している。なお、この帯電装置の
他の構成は上記図10に示す帯電装置と同じである。
【0041】このような帯電装置では、上記図10に示
す帯電装置と同様に、被覆部66により電荷受容体1と
の間に微小空隙が保持されるので、均一で安定した帯電
が行われ、良好な複写画像を得ることができる。さら
に、帯電電極72がクリーニングブレード74と接近し
て配置されるため、省スペース化が図れるという利点が
ある。
す帯電装置と同様に、被覆部66により電荷受容体1と
の間に微小空隙が保持されるので、均一で安定した帯電
が行われ、良好な複写画像を得ることができる。さら
に、帯電電極72がクリーニングブレード74と接近し
て配置されるため、省スペース化が図れるという利点が
ある。
【0042】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明に係
る帯電装置では、帯電電極の縁が電荷受容体面と放電し
ない距離に離隔されており、異常放電の発生が防止さ
れ、良好な画像を得ることができる。これに加えて、請
求項2又は請求項3に記載の発明に係る帯電装置では、
電荷受容体との接触面の摩擦係数を低下させることが可
能となり、摩擦音の発生を防止することができる。さら
に、トナーや外添剤、潤滑材などが電荷受容体との接触
部に停滞することがなくなり、不均一帯電による筋状の
画質欠陥の発生も防止することができる。さらに、請求
項3に記載の発明に係る帯電装置では、帯電電極が小片
を介して電荷受容体表面と接触し、一定の間隙が保持さ
れるので、より均一な帯電を安定して行うことができ
る。
る帯電装置では、帯電電極の縁が電荷受容体面と放電し
ない距離に離隔されており、異常放電の発生が防止さ
れ、良好な画像を得ることができる。これに加えて、請
求項2又は請求項3に記載の発明に係る帯電装置では、
電荷受容体との接触面の摩擦係数を低下させることが可
能となり、摩擦音の発生を防止することができる。さら
に、トナーや外添剤、潤滑材などが電荷受容体との接触
部に停滞することがなくなり、不均一帯電による筋状の
画質欠陥の発生も防止することができる。さらに、請求
項3に記載の発明に係る帯電装置では、帯電電極が小片
を介して電荷受容体表面と接触し、一定の間隙が保持さ
れるので、より均一な帯電を安定して行うことができ
る。
【0043】請求項4に記載の発明に係る帯電装置で
は、帯電電極の縁が被覆部により被覆され、電荷受容体
表面と接触しない構造となっており、異常放電の発生を
防止することができる。さらに、帯電電極と電荷受容体
とに一定の間隙が保持されるので、より均一な帯電を安
定して行うことができる。また、電荷受容体との接触面
の摩擦係数が低下され、異常音の発生を防止することが
できる。さらに、被覆部と電荷受容体との間に異物が付
着しにくくなり、不均一帯電による筋状の画質欠陥の発
生も防止することができる。
は、帯電電極の縁が被覆部により被覆され、電荷受容体
表面と接触しない構造となっており、異常放電の発生を
防止することができる。さらに、帯電電極と電荷受容体
とに一定の間隙が保持されるので、より均一な帯電を安
定して行うことができる。また、電荷受容体との接触面
の摩擦係数が低下され、異常音の発生を防止することが
できる。さらに、被覆部と電荷受容体との間に異物が付
着しにくくなり、不均一帯電による筋状の画質欠陥の発
生も防止することができる。
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例である帯電装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図2】上記図1に示す帯電装置の帯電試験を行う帯電
試験装置を示す概略構成図である。
試験装置を示す概略構成図である。
【図3】上記帯電試験装置において帯電装置に印加する
直流電圧と帯電された電荷受容体の表面電位との関係を
示す図である。
直流電圧と帯電された電荷受容体の表面電位との関係を
示す図である。
【図4】上記図1に示す帯電装置に印加する電圧の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図5】上記帯電試験装置において帯電装置に印加する
電圧の交流成分ピーク間電圧と帯電された電荷受容体の
表面電位との関係を示す図である。
電圧の交流成分ピーク間電圧と帯電された電荷受容体の
表面電位との関係を示す図である。
【図6】上記図1に示す帯電装置が用いられる画像形成
装置を示す概略構成図である。
装置を示す概略構成図である。
【図7】請求項2に記載の発明の一実施例である帯電装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図8】請求項2に記載の発明の他の実施例である帯電
装置を示す概略構成図である。
装置を示す概略構成図である。
【図9】請求項3に記載の発明の一実施例である帯電装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図10】請求項4に記載の発明の一実施例である帯電
装置を示す概略構成図である。
装置を示す概略構成図である。
【図11】請求項4に記載の発明の他の実施例である帯
電装置を示す概略構成図である。
電装置を示す概略構成図である。
【図12】従来の帯電装置を示す概略構成図である。
1 電荷受容体 2、32、42、52、62、72 帯電電極 3、33、43、53、63、73 金属電極 4、34、44、54、64 支持体 5、35、45、55、65、75 電源 10 帯電装置 11 表面電位センサー 12 表面電位計 13 除電ランプ 15 直流電源 16 交流電源 17 スイッチ 20 感光体 21 露光装置 22 現像装置 23 用紙カセット 24 用紙 25 転写ロール 26 定着装置 27 クリーニング装置 28 ぺーパーガイド 56 小片 66、76 被覆部 74 クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 由香 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−138749(JP,A) 特開 平4−107478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02
Claims (4)
- 【請求項1】 可撓性及び半導電性を有するフイルム
状部材からなり、電荷受容体と接触するように設置され
る帯電電極と、この帯電電極に帯電用電圧を印加する電
源とを有する帯電装置において、 前記帯電電極は、曲面を形成するように湾曲されて、該
湾曲面の凸面側で前記電荷受容体と接触し、接触部分の
前後は、放電が生じる微小間隙が広い範囲に形成される
ように、ゆるやかに電荷受容体から離れる形状となって
おり、該帯電電極を構成するフイルム状部材の縁は、帯
電しようとする電荷受容体面と、放電しない距離に離隔
して配置されることを特徴とする帯電装置。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の帯電装置におい
て、 前記帯電電極を構成するフイルム状部材は、少なくとも
電荷受容体との接触部分が、可撓性及び半導電性を有す
る電極材料に、摩擦係数を小さくするように選択された
材料の粉状体又は粒状体を混入して形成されていること
を特徴とする帯電装置。 - 【請求項3】 前記請求項1に記載の帯電装置におい
て、 前記帯電電極の前記電荷受容体と対向する部分に、表面
の摩擦係数を小さくすることができる材料の小片が、前
記フイルム状部材の面より突出するように取り付けら
れ、前記帯電電極は該小片を介して前記電荷受容体と接
触するものであることを特徴とする帯電装置。 - 【請求項4】 可撓性及び半導電性を有するフイルム
状部材からなり、電荷受容体と接触するように設置され
る帯電電極と、この帯電電極に帯電用電圧を印加する電
源とを有する帯電装置において、 前記帯電電極は、フイルム状部材の縁部が摩擦係数の小
さい絶縁性材料で被覆され、 該被覆部が前記フイルム状部材の面より突出するように
形成され、前記電荷受容体と接触して、フイルム状部材
が前記電荷受容体と微小間隙をおいて対向するように配
置されていることを特徴とする帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13959794A JP3296093B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13959794A JP3296093B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 帯電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325457A JPH07325457A (ja) | 1995-12-12 |
JP3296093B2 true JP3296093B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=15248981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13959794A Expired - Fee Related JP3296093B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296093B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP13959794A patent/JP3296093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07325457A (ja) | 1995-12-12 |
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