JP3294555B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents
孔版印刷装置Info
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- JP3294555B2 JP3294555B2 JP24505198A JP24505198A JP3294555B2 JP 3294555 B2 JP3294555 B2 JP 3294555B2 JP 24505198 A JP24505198 A JP 24505198A JP 24505198 A JP24505198 A JP 24505198A JP 3294555 B2 JP3294555 B2 JP 3294555B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41L—APPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
- B41L13/00—Stencilling apparatus for office or other commercial use
- B41L13/04—Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
- B41L13/06—Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41L—APPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
- B41L19/00—Duplicating or printing apparatus or machines for office or other commercial purposes, of special types or for particular purposes and not otherwise provided for
- B41L19/04—Duplicating or printing apparatus or machines for office or other commercial purposes, of special types or for particular purposes and not otherwise provided for for printing from selected parts of one or more printing surfaces in one cycle, e.g. line printing
- B41L19/06—Duplicating or printing apparatus or machines for office or other commercial purposes, of special types or for particular purposes and not otherwise provided for for printing from selected parts of one or more printing surfaces in one cycle, e.g. line printing with co-operating forme and impression cylinders
- B41L19/08—Duplicating or printing apparatus or machines for office or other commercial purposes, of special types or for particular purposes and not otherwise provided for for printing from selected parts of one or more printing surfaces in one cycle, e.g. line printing with co-operating forme and impression cylinders by effecting relative movement of forme and impression cylinders during printing cycle
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
し、より詳細には、印刷用紙の給紙の制御に関するもの
である。
いう)が巻装された版胴を回転させるとともに、この版
胴に圧接されて回転するプレスローラとの間に印刷用紙
を搬送させて、版胴内のインクをマスタの穿孔部より印
刷用紙に押し出して、該印刷用紙にマスタの画像をイン
ク転写するようにした孔版印刷装置が知られている。
されたマスタに対し、印刷用紙が版胴とプレスローラと
の間で正確に重なるように給紙、搬送される必要があ
る。このため、従来の孔版印刷装置では、版胴の回転を
利用した歯車やカム等の機構を用いた構成により、版胴
1回転毎に、印刷用紙1枚の給紙,搬送,印刷および排
紙が行われるような構成となっている。
台に載置された用紙積層体から印刷用紙を繰り出す1次
給紙部、1次給紙部から搬送された印刷用紙をさらに版
胴とプレスローラとの間に向けて送り込むタイミングロ
ーラ対を有する2次給紙部、版胴と該版胴に所定の押圧
力により押圧されたプレスローラとの間に挟圧搬送され
た印刷用紙に、版胴内部に設けられたインク供給部より
インクを供給して、画像情報に応じて感熱穿孔されたマ
スタを介して転写印刷を行う印刷部、および転写印刷さ
れた印刷用紙を堆積させる排紙部から構成されている。
給紙,搬送,印刷および排紙という一連の動作は、給紙
クラッチ等により、版胴の回転位置や印刷用紙の搬送位
置を検出しながらタイミングを取って行っている。
いては、どんな長さ(搬送方向の長さの意味である)の
印刷用紙でもあっても、版胴1回転で1枚の印刷用紙に
印刷し排出するとともに、引き続き次の印刷用紙の給紙
を行い、連続的に複数枚の印刷用紙に印刷を行うように
なっている。
印刷装置では、版胴1回転毎に印刷用紙1枚の給紙,搬
送,印刷および排紙という一連の動作を完結させなけれ
ばならないので、版胴構造,給紙機構,搬送機構等によ
って、自ずと版胴1回転で印刷可能な用紙の上限の長さ
が決まってしまう。また、給紙,搬送,印刷および排紙
という一連の動作を、版胴の回転位置や印刷用紙の搬送
位置を検出しながら行う必要があるため、この上限の長
さは、版胴の外周長さよりも短いのが一般的である。
り、例えば包装用の熨斗紙のように、用紙サイズが前記
上限の長さより長い印刷用紙(長尺用紙)に印刷したい
という要求が出てきている。この長尺用紙に印刷を行お
うとすれば、印刷自体は長尺用紙のある一部分だけにし
か行わないことになるが、前記上限の長さ以下の長さの
印刷用紙(以下「標準サイズの印刷用紙」という)と同
様に、給紙,搬送,印刷および排紙という一連の動作を
完結させなければならないことには変わりがない。従来
の孔版印刷装置において長尺用紙を使用した場合には、
給紙,搬送,印刷および排紙という一連の動作を版胴1
回転で完結させることができないため、排紙が完全にさ
れないうちに次の印刷用紙の給紙が開始される。つま
り、版胴1回転で印刷された後の印刷用紙の後端側が版
胴とプレスローラとの間或いはタイミングローラ対に挟
み込まれているうちに、次の印刷用紙の給紙が開始され
る。
および2次給紙部は、版胴の回転に伴う印刷用紙の搬送
速度よりも1次給紙部および2次給紙部による給紙速度
の方が早くなるように構成するのが一般的であるため、
印刷用紙の後端側が版胴とプレスローラとの間或いはタ
イミングローラ対に挟み込まれているうちに次の印刷用
紙の給紙が開始されると、給紙された次の印刷用紙が挟
み込まれている印刷用紙と衝突し紙詰まり等の搬送ミス
を起こすという問題がある。
的に複数枚の長尺用紙に印刷を行うことができないのが
実状である。
あり、用紙サイズが標準サイズの印刷用紙よりも大きい
長尺用紙にも印刷を行うことが可能な孔版印刷装置を提
供することを目的とするものである。
置は、製版済みの孔版原紙が巻装された版胴を回転させ
るとともに、版胴とプレスローラとにより印刷用紙を圧
接搬送させることにより、転写印刷を行う孔版印刷装置
であって、印刷用紙の搬送方向の長さが標準の長さより
長い旨を示す情報を入力する用紙長さ入力手段と、該用
紙長さ入力手段により、標準の長さより長い旨の情報が
入力されたときには、印刷中の印刷用紙と次の印刷用紙
とが衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を制御する
給紙制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
紙機構,搬送機構等によって決まる版胴1回転で印刷可
能な印刷用紙の搬送方向の上限の長さを意味する。
が衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を制御する」
方法としては、前記「衝突しないように」制御するもの
である限り、どのような制御方法であってもよい。例え
ば、版胴1回転では排出しきれていない印刷用紙が排出
されるまで次の印刷用紙の給紙を行わない等、次の印刷
用紙の給紙開始タイミングを通常よりも遅らせる制御方
法や、印刷中の印刷用紙の搬送速度よりも遅いスピード
で次の印刷用紙の給紙を行う制御方法等がある。
を、印刷用紙が版胴とプレスローラとの間を通過中は、
次の印刷用紙の給紙を行わないものとするとよい。
が所定の回転角度に達したときに、版胴とプレスローラ
との間に向けて印刷用紙を送り込むタイミングローラ対
をさらに備えたものである場合には、給紙制御手段を、
印刷用紙がタイミングローラ対を通過中は、次の印刷用
紙の給紙を行わないものとしてもよい。
さ入力手段を、版胴とプレスローラとの圧接部近傍に設
けられた、所定のタイミング(用紙が標準の長さである
ときには用紙の後端が既に通過しているタイミング)に
おける印刷用紙の有無を検出する第1の用紙検出手段
と、該第1の用紙検出手段の出力に基づいて、印刷用紙
が有のときには、用紙が標準の長さより長いと判定し
て、標準の長さより長い旨の情報を入力する第1の情報
入力手段とからなるものとするとよい。
ミングローラ対をさらに備えたものである場合には、用
紙長さ入力手段を、タイミングローラ対近傍に設けられ
た、所定のタイミングにおける印刷用紙の有無を検出す
る第2の用紙検出手段と、該第2の用紙検出手段の出力
に基づいて、印刷用紙が有のときには、標準の長さより
長い旨の情報を入力する第2の情報入力手段とからなる
ものとしてもよい。
長さ入力手段を、印刷用紙を載置する給紙台に設けられ
た印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出手段
と、該用紙サイズ検出手段の出力に基づいて、標準サイ
ズより大きい印刷用紙であるときには、標準の長さより
長い旨の情報を入力する第3の情報入力手段とからなる
ものとすることができる。
用紙長さ入力手段を、印刷用紙の用紙サイズを入力する
用紙サイズ入力手段と、該用紙サイズ入力手段の出力に
基づいて、標準サイズより大きい印刷用紙であるときに
は、標準の長さより長い旨の情報を入力する第4の情報
入力手段とからなるものとすることもできる。
刷用紙の搬送方向の長さが、上記「標準の長さ」である
印刷用紙を意味する。
刷用紙の搬送方向の長さが標準の長さより長い旨の情報
が入力されたときには、印刷中の印刷用紙と次の印刷用
紙とが衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を制御す
るようにしたので、連続的に複数の長尺用紙に印刷を行
う場合においても、次に供給される印刷用紙と衝突が起
こり搬送ミスを起こすという問題が生じない。
が衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を制御する」
方法として、印刷用紙が版胴とプレスローラとの間を通
過中、或いは印刷用紙がタイミングローラ対を通過中
は、次の印刷用紙の給紙を行わないようにする制御方法
を使用すれば、次の印刷用紙の給紙開始タイミングを制
御するだけでよいから、従来の孔版印刷装置のメカの構
造を変更することなく、連続的に複数の長尺用紙に印刷
を行うことが可能になる。
給紙台で事前に用紙長さを判定したり、或いはユーザに
より入力された用紙サイズに基づいて判定したりするな
ど、印刷用紙の搬送方向の長さが標準の長さより長い旨
を判定する方法として種々の態様がとれるので、長尺用
紙への印刷対応の設定を、ユーザに好みに応じて、自動
或いはマニュアルにすることができ、ユーザフレンドリ
ーな装置にすることができる。
施の形態について詳細に説明する。
は本発明による孔版印刷装置の概略側断面図である。
刷部3の主要部を成す版胴(ドラム)30を図1の中央
部に備え、ドラム30の近傍にそれぞれ、原稿画像書込
部2(図1の右上側),第1給紙部4(図1の左下
側),第2給紙部5(図1の左下側)および排紙部6
(図1の右下側)を備えている。なお、実際には原稿画
像書込部2に画像情報を入力するための原稿読取部が設
けられているが、この原稿読取部は本発明に関連がない
為、図面上割愛している。
版原紙8を貯容する原紙ロール部21,複数の発熱体を
有するサーマルヘッド22,サーマルヘッド22に対向
配置された原紙ロール部21から送り出される孔版原紙
8をサーマルヘッド22に押し当てながら搬送するプラ
テンローラ23,サーマルヘッド22により感熱製版さ
れた孔版原紙8をドラム30のクランプ装置33dに向
けて搬送する原紙送りローラ24aと原紙案内ローラ2
4bとからなる原紙搬送ローラ対24および原紙カッタ
25を有している。
ム単体もしくは熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体の
積層体から成る孔版原紙8を連続シートにてロール状に
して貯容している。
24aは、書込モータ26に接続されており、該書込モ
ータ26により共に回転駆動され、孔版原紙8をクラン
プ装置33dに向けて搬送する。
よって感熱製版された孔版原紙8がドラム30に巻き付
けられ所定量の長さになったときに、その孔版原紙8を
切断するものである。
読取部においてラインイメージセンサ等により読み取っ
た原稿画像を担持する画像情報が入力される。原稿画像
書込部2は、入力された画像情報に応じてサーマルヘッ
ド22の各発熱体が各々個別に選択的に発熱動作する。
これにより、孔版原紙8にドットマトリクス式に感熱穿
孔し1版分の製版が行なわれ、その後、原紙カッタ25
により製版後の1版長の孔版原紙8の切断が行なわれ
る。
通過性のドラム30,ドラム30を回転駆動するメイン
モータ34および第2給紙部5から搬入されてきた印刷
用紙9をドラム30の外周面に押し付けるプレスローラ
35を有している。ドラム30の内部には、ドクターロ
ーラ31およびスキージローラ32からなるインク供給
部が収容されており、このドクターローラ31とスキー
ジローラ32間に形成されたインク溜まり33から一定
量のインクをドラム30の内周壁に供給するようになっ
ている。
られた駆動歯車34bと、ドラム30の回転軸30a上
に設けられたスプロケット38と、駆動歯車34bとス
プロケット38との間に介在する無端ベルト36によ
り、メインモータ34の回転がスプロケット38に伝達
され、ドラム30が回転駆動される。
は、ドラム30の回転情報(ドラムパルス)を検出する
ドラムエンコーダ37aおよび光センサ37bから成る
回転情報検出手段37が設けられている。この回転情報
検出手段37の出力を参照することにより、ドラム30
の回転位相位置(基準位置に対する回転角度)が判明す
るようになっている。
済の孔版原紙8の一端を係止させドラム30の外周面上
に孔版原紙8を巻装させるクランプ装置30dが備えら
れている。このクランプ装置30d近傍には、ドラム3
0の回転位置の基準となる基準位置(例えば孔版原紙8
の先端)を検出する基準位置検出センサ(不図示)がド
ラム30とは別体に備えられている。
された印刷用紙9が、ドラム30と所定の押圧力により
ドラム30に押圧されたプレスローラ35との間に挟圧
搬送され、ドラム30の内部に設けられたインク供給部
よりインクがドラム30の内周壁に供給され、画像情報
に応じて感熱穿孔された孔版原紙8を介して印刷用紙9
に転写印刷が施される。
の外周面より突出しているため、ドラム30が回転中、
クランプ装置30dとプレスローラ35とが干渉しない
ように、プレスローラ軸端部にドラム30に対するプレ
スローラ35の接合(プレス作用)位置と離間位置とを
選択させる上下動作機構部38が設けられている。
示す図である。図2〜図5に示すように、ドラム30は
回転軸30aと同軸に設けられたスプロケット38と駆
動連結されている。スプロケット38は、無端ベルト3
6によってメインモータ34の駆動歯車34bに駆動連
結されている。これにより、ドラム30は、メインモー
タ34によって、通常は図3および図4の時計廻り方向
へ間欠的、又は連続的に回転駆動され、所定のときには
図4に示す状態に代えて図5に示す状態となる。
ット38の外側に位置してドラム30と一体に回転する
山部と谷部を有する偏心プレスカム39が取り付けられ
ている。偏心プレスカム39には、一端を軸60bによ
って不図示の機枠に枢支されたカムフォロワレバー60
が係合している。カムフォロワレバー60は、不図示の
バネにより図2の下方へ付勢され、他端をベアリング6
0aの軸60d(図2)によりリンク部材61と枢動連
結されている。
ク63の2枚の板状部材で構成される。上リンク62は
ベアリング60aの軸60dによりカムフォロワレバー
60と直接連結されている。上リンク62には下リンク
63が摺動するコ字状の摺動溝64が設けられている。
ク62の摺動溝64に案内されて移動することにより、
リンクの長さ方向に伸縮自在とされている。下リンク6
3には長孔65が形成されており、この長孔65には上
リンク62に固設された係合ピン66が係合している。
これにより、リンク部材61の最大伸縮量が規定されて
いる。
0aを逃がすための長孔67が形成されている。これに
より、偏心プレスカム39の回転によってリンク部材6
1全体が上下動できるようになっている。
て支持板部68を形成している。図示はしないが、支持
板部68には、減速用駆動手段をなすパルスモータと、
パルスモータの出力を減速する減速機構が設けられてい
る。パルスモータの出力軸に取り付けられたギアには、
このギアと共に減速機構を構成する大径ギア72が噛み
合っている。
切られた制御棒73が大径ギア72の中心部を貫通して
螺合されている。制御棒73の一端と上リンク62の係
合ピン66との間には引張コイルバネ74が取り付けら
れている。これにより、下リンク63を上リンク62に
対して図2の上方に付勢している。
5により揺動レバー76の一端が連結されている。揺動
レバー76は、中間部を不図示の機枠より軸77によっ
て回動可能に枢支されている。揺動レバー76の軸77
には、連結板78と連結レバー79の一端が同軸固定さ
れている。連結板78には、回転軸80によりプレスロ
ーラ35を回転可能に支持したブラケット81が取り付
けられている。揺動レハー76の他端には、先端に鍵溝
82の形成されたフックレバー83が取り付けられてい
る。連結レバー79の端部には、フックレバー83の鍵
溝82に係合可能に係合する係合部84が設けられてい
る。これにより、揺動レバー76の図2の反時計廻り方
向の回動に関し、揺動レバー76と連結レバー79とが
選択的に駆動連結される。
には、引張コイルバネ71が取り付けられている。これ
により、フックレバー83は、揺動レバー76に対して
図3および図4の反時計廻り方向、すなわち揺動レバー
76との係合から離れる方向に付勢されている(図3の
状態)。
が設けられている。プレスソレノイド85の駆動軸86
は、揺動レバー76に回動軸88にて回動自在に支持さ
れたフックレバー83の回動軸88に連結されている。
フックレバー83は、プレスソレノイド85により図3
および図4の時計廻り方向に選択的に回転駆動される。
そして、プレスソレノイド85がオン動作すると、フッ
クレバー83の鍵溝82が連結レバー79の係合部84
に係合し、揺動レバー76と連結レバー79とが駆動連
結される(図4の状態)。
0aの先端部には、プレスソレノイド85をオフするタ
イミング信号を得るための検知用円板89が取り付けら
れている。検知用円板89は180度ずつの範囲で小径
部89aと大径部89bを有している。検知用円板89
の大径部89bの回転軌跡上には、プレスローラ35が
ドラム30の外周面に押圧接触して印刷を行っていると
きに、大径部89bによって光が遮断されるフォトイン
タラプタ等によるプレス検知センサ90が設けられてい
る。検知用円板89は、後述する給紙第2センサ52が
印刷用紙9を検知している間でプレス検知センサ90の
光が大径部89bにより遮断されるようにドラム30の
回転軸30aに取り付けられる。
ド85の動作タイミングチャートを示している。図6に
おいて、給紙第2センサ52の光軸が遮断、すなわち印
刷用紙9が検知されると、プレスソレノイド85がオン
する。また、プレス検知センサ90の光軸が受光状態、
すなわち印刷用紙9の1枚の印刷動作が終わると、プレ
スソレノイド85がオフする。
9が図2および図3に示された回転位置にあるときは、
リンク部材61は全体として下方位置にある。そして、
プレスローラ35は、図2および図3に示すように、ド
ラム30から退避した離間位置にある。
夕34の駆動によりドラム30の回転軸30aが図3の
時計廻り方向へ180度回転されると、偏心プレスカム
39も180度回転する。そして、リンク部材61が全
体的に上方に移動し、揺動レバー76が軸77を中心と
して図3の反時計廻り方向に回転する。
て引かれたときには、フックレバー83の鍵溝82に連
結レバー79の係合部84が係合し、揺動レバー76の
回動がフックレバー83を介して連結レバー79に伝達
される。これにより、連結レバー79は軸77を中心と
して図3の反時計廻り方向に回動し、プレスローラ35
がドラム30の外周面に圧接する方向、すなわちプレス
作用位置へ移動する(図4の状態)。これにより、ドラム
30とプレスローラ35との間に搬入された印刷用紙9
をドラム30の外周面に圧接させ、押圧式に孔版印刷を
行うことが可能になる。
の回転軸30aが更に時計廻り方向へ180度回転され
ると、再び図2および図3に示すように、プレスローラ
35がドラム30から退避した離間位置に戻る。そし
て、ドラム30の回転に同期してプレスローラ35のド
ラム30に対する圧接離間動作が繰り返される。
部材61を全体的に上方に移動させているときに、プレ
スソレノイド35をオンしない(オフする)と、フック
レバー83の鍵溝82に連結レバー79の係合部84が
係合することがないから、揺動レバー76の回動がフッ
クレバー83を介して連結レバー79に伝達されない。
したがって、プレスローラ35が上昇せず、プレスロー
ラ35はドラム30の外周面に圧接されない(図5の状
態)。
台40に載置された用紙積層体からドラム1回転毎に印
刷用紙9を1枚ずつ繰り出して2次給紙部5に搬送する
スクレーパ42,ピックアップローラ43および給紙ク
ラッチ44を有している。
斜視図、図8は1次給紙部4,2次給紙部5および印刷
部3の側断面図である。図7および図8に示すように、
摩擦部材よりなるピックアップロール43の回転軸には
ピックアップ軸47が貫挿されている。スクレーパ42
とピックアップロール43との間には無端ベルト41が
介在しており、これにより、ピックアップロール43の
回転がスクレーパ42に伝達され、スクレーパ42が回
転駆動される。
プ軸47の回転動作を断接する給紙クラッチ44が連結
されている。給紙クラッチ44としては電磁クラッチを
使用している。この給紙クラッチ44は、上述した回転
情報検出手段37の出力によりドラム30の回転位相位
置が所定の位置(本実施例においては30度)になった
ときにオンされる。
4の動作タイミングチャートを示している。
しメインモータ34がオンすると、ドラム30が回転
し、このドラム30の回転角度が所定の回転角度である
30度になると給紙クラッチ44がオンし、ピックアッ
プロール43とスクレーパ42が図7および図8中の矢
印方向に回転する。
紙部5の給紙第1センサ(ペーパーインセンサ)51の
光軸が遮断されると、一定時間(t)経過後給紙クラッ
チ44がオフし、ピックアップロール43とスクレーパ
42が停止して1次給紙が終了する。このとき、印刷用
紙9の先端はガイドロール50aとタイミングロール5
0bに当たって止まっている。
タ34より駆動供給されるドラム回転周期と同期させ
て、給紙クラッチ44のオンオフのタイミングをとり、
給紙クラッチ44により間欠的に回転駆動せしめられる
ピックアップ軸47の中央部に設けられたピックアップ
ロール43およびスクレーパ42により、給紙台40に
載置された用紙積層体よりドラム1回転につき印刷用紙
9が1枚ずつ繰り出され、2次給紙部5に搬送される。
ローラ43にはワンウェイクラッチが入っており、2次
給紙部5以降に印刷用紙9を受け渡した後は、給紙クラ
ッチ44を非作動にさせると共に連れ回りしてバックテ
ンションを軽減させている。
見た平面図であり、この給紙台40には印刷用紙9の給
紙位置を固定するための移動可能な左フェンス40aお
よび右フェンス40bが設けられており、この左フェン
ス40aおよび右フェンス40bには、これらの移動量
を検出して印刷用紙9の用紙サイズを検出するためのポ
テンショメータ等からなる用紙サイズ検出手段48が設
けられている。なお、用紙サイズ検出手段48に代え
て、この給紙台40には積載される印刷用紙9の長手方
向を検出するための用紙長さセンサ(用紙サイズ検出手
段の一態様)49a,49b,49cを設けるようにし
てもよい。用紙長さセンサ49aはB4用紙の長さを、
用紙長さセンサ49bはA3用紙の長さを、用紙長さセ
ンサ49cは長尺用紙の長さ(本例では500mm以
上)を、夫々検出するように配置される。
繰り出された印刷用紙9を所定のタイミングでドラム3
0とプレスローラ35との間に挿入するガイドロール5
0aとタイミングロール50bからなるタイミングロー
ラ対50,給紙第1センサ51および給紙第2センサ5
2を有している。
た斜視図、図12はその側面図である。図11および図
12に示すように、ガイドロール50aおよびタイミン
グロール50bは、それぞれの軸両端部に歯車53a,
53bを有している。
られており、該スプロケット98は、無端ベルト36に
よってメインモータ34の駆動歯車34bに駆動連結さ
れている。スプロケット98の外側には、該スプロケッ
ト98と一体に回転する山部55aを有するガイドロー
ルカム55が取り付けられている。ガイドロールカム5
5には、ガイドロールカム55の回転に伴い、一方(5
6c)が軸56aを中心に移動可能に機枠(不図示)に
枢支された扇形歯車56が設けられている。扇形歯車5
6は、扇形バネ91により付勢されている。
56aを中心にその一方とは反対方向に移動可能になっ
ており、歯車部56bにはガイドロール50aの軸と一
体に設けられたガイド歯車57が噛合している。ガイド
ロール50aの軸のガイド歯車57近傍にはワンウェイ
バネ58,負荷バネ59がさらに取り付けられている。
ガイドロールカム55,扇形歯車56,ガイド歯車57
等より成る伝達機構部により、メインモータ34の回転
駆動がガイドロールカム55に伝達され、ガイドロール
カム55の山部55aが扇形歯車56の一方56cを押
し上げ、これにより歯車部56bが図11および図12
中矢印方向に移動する。歯車部56bが移動するとガイ
ド歯車57が回転し、この回転がガイドロール50aの
歯車53aに伝達され、ガイドロール50aがドラム1
回転につき1方向数回転する。
作機構を示した斜視図、図14はその下降動作を示す
図、図15はその上昇動作を示す図である。スプロケッ
ト98およびガイドロールカム55の外側には、スプロ
ケット98と一体に回転する大径部92aと小径部92
bとを有するタイミングカム92が取り付けられてい
る。
部92bは、ガイドロール50aの回転を終了させるタ
イミングを設定するように設けれられており、ガイドロ
ール50aの回転終了時に大径部92aがカムフォロア
ー96に当接するように配置されている。
タイミングロール50bを囲むコ字状の枠93が設けら
れており、該枠93の側面にはこの枠93の側面を貫通
するタイミング軸94が設けられている。タイミング軸
94にはタイミングレバー95の一端が嵌合されてい
る。タイミングレバー95の他端にはカムフォロアー9
6が設けられている。
0bは、夫々が当接したときに両者が夫々の軸両端部に
て歯車53a,53bを介して互いに噛合するように配
置されている。タイミングロール50bはガイドロール
50aとは逆向きに従動回転するようになっている。
97により付勢されており、ガイドロール50aの駆動
遮断時におけるイナーシャによる停止時間の遅れが解消
されるように構成されている。
ールカム55が図11および図12中の矢印方向に回転
する。ガイドロールカム55が回転すると、ガイドロー
ルカム55の山部55aが回転軸56aを中心に扇形歯
車56を図中矢印方向に移動させる。扇形歯車56の移
動に伴いガイド歯車57が図中矢印方向に回転し、ガイ
ドロール50aが同方向に回転する。
イミングカム92が図13〜図15中の矢印方向に回転
する。タイミングカム92が回転すると、大径部92a
がカムフォロアー96に当接しているときにタイミング
ロール50bが下降し(図14の状態)、小径部92b
がカムフォロアー96に当接しているときにタイミング
ロール50bが上昇する(図15の状態)。
bが上昇して、タイミングロール50bがガイドロール
50aに当接すると、歯車53aと53bが噛合し、ガ
イドロール50aの回転に伴い、タイミングロール50
bがガイドロール50aとは逆向きに従動回転する。
タ34のオンに伴いタイミングロール50bが上昇し
(図15の状態)、1次給紙部4から搬送された印刷用
紙9の先端が停止しているガイドロール50aとタイミ
ングロール50bの接線近傍に突き当たり弛みを形成し
た後、ドラム回転周期における所定の回転位相時にタイ
ミングローラ対50が始動し、印刷用紙9をドラム30
とプレスローラ35との間に挿入する。
タイミングカム92の大径部92aがカムフォロアー9
6に当接し、タイミングロール50bが下降する(図1
4の状態)。これにより、タイミングロール50bは、
ガイドロール50aの回転終了後にガイドロール50a
より離間し、ドラム30およびプレスロール35間で印
刷している印刷用紙9にバックテンションをかけないよ
うにしている。
歯車57が逆方向に回転するときには、ガイドロール5
0aに回転が伝わらないようにしている。さらに、負荷
バネ59によりガイドロール50aの回転に負荷がかか
っており、次の印刷用紙9が1次給紙部4から搬送され
てくるときに、天地乱調を発生しないように、ガイドロ
ール50aが所定量回転した後すぐに停止するようにな
っている。
方向下流側に設けられたものであり、印刷された印刷用
紙9をドラム30より剥ぎ取るための分離爪100,ド
ラム30より剥ぎ取り排紙された印刷用紙9を排紙積載
する排紙台101,分離爪100によってドラム30よ
り剥ぎ取った印刷用紙9を排紙台101へ搬送するベル
トコンベア式の排紙搬送装置102および印刷用紙9が
排紙台101へ搬送されたことを検出する排紙センサ1
03を有している。
よってドラム30より剥ぎ取られ、排紙搬送装置102
により排紙台101へ搬送され、印刷画像面を上面とし
て排紙台101上に積層載置される。
ル110が設けられている。図16は操作パネル110
を示している。操作パネル110には、印刷動作をスタ
ートさせるスタートキー111,印刷動作をストップさ
せるストップキー112,印刷枚数を入力するためテン
キー113,テンキー113から入力された印刷枚数お
よび印刷スタート後の1枚印刷終了の情報(印刷終了信
号)をもとに残印刷枚数を表示するための、7セグメン
トLED等を用いた印刷枚数表示手段115,用紙サイ
ズを強制的に選択決定する為の用紙サイズキー116,
用紙サイズキー116で選択決定された用紙サイズを表
示するための、表示LED等を用いた用紙サイズ表示手
段117が配置されている。
り示したものである。同図中央部は後述する各種処理を
行うマイクロプロセッサ(CPU)120である。CP
U120には、ROM121,RAM122,用紙長さ
入力手段123,駆動部124およびパネル部130が
接続されている。
さが標準の長さより長い場合には、印刷中の印刷用紙と
次の印刷用紙とが衝突しないように、次の印刷用紙の給
紙を制御する給紙制御手段として機能するものである。
トに示すプログラムが格納されている。RAM122
は、印刷枚数データ等を一時格納するものである。
準の長さより長いか否かの情報をCPU120に入力す
るものである。ここで「印刷用紙が標準の長さより長い
か否か」は、印刷用紙の搬送時に自動的に検出するよう
にしてもよいし、予め用紙サイズを検出し或いは用紙サ
イズを入力して、これに基づいて判断するようにしても
よく、これらに基づいて印刷用紙の搬送方向の長さが標
準の長さ以上のときにはその旨の情報をCPU120に
入力するとよい。
検出」する手段として、上記給紙第1センサ51が機能
する。「予め用紙サイズを検出」する手段として、上記
給紙部40の用紙サイズ検出手段48或いは用紙長さセ
ンサ49a,49b,49cが機能する。「用紙サイズ
を入力」する手段として、上記操作パネル110の用紙
サイズキー116が機能する。こらら各手段には、印刷
用紙が標準の長さより長いときには、その旨の情報をC
PU120に入力する情報入力手段が備えられている
(何れも不図示)。なお、操作パネル110に長尺用紙
である旨のキーを設け、このキーが押し下げられたとき
には、直ちに印刷用紙が標準の長さより長い旨の情報を
CPU120入力するようにしてもよい。
印刷部3,第1給紙部4,第2給紙部5および排紙部6
の各部に対応するものであり、後述するフローチャート
に基づいてこれら各部を駆動するメインモータ34,給
紙クラッチ44等からなる。
対応するものであり、図17中各キーの符号は操作パネ
ル110と同一の符号を付している。
る。最初に、製版から排紙までの処理について概説す
る。
紙ロール部21より孔版原紙8が引き出され、不図示の
ガイドローラに案内されてサーマルヘッド22とプラテ
ンローラ23の間に孔版原紙8が挟圧搬送される。不図
示の原稿読取部より抽出された画像情報に応じてサーマ
ルヘッド22により選択的に感熱穿孔され、1版分の製
版が行われる。このとき、プラテンローラ23の搬送方
向後流側に配設された原紙送りローラ24aと原紙案内
ローラ24bは停止しており、製版済みの孔版原紙8は
原紙送りローラ24aおよび原紙案内ローラ24bとサ
ーマルヘッド22およびプラテンローラ23との間に介
在する不図示の溜め箱に一時的に貯容される。
dへ係止しドラム30に巻き付ける着版処理において
は、ドラム30を着版位置に回転させ、クランプ装置3
0dに製版済みの孔版原紙8の先端を係止させた後、メ
インモータ34の駆動によりドラム30を低速で回転さ
せる。ドラム30が所定回転位置に達したとき、原紙カ
ッタ25により孔版原紙8の後端が切断され、孔版原紙
8がドラム30の外周面上に巻装される。
高く搬送する為に次のような制御がなされる。まずドラ
ム30が回転され、エンコーダ37aによりドラム30
が所定の回転角度に達したことが判明すると、給紙クラ
ッチ44がオンされスクレーパ42およびピックアップ
ロール43が回転し、給紙台40上の印刷用紙9を1枚
のみ第2給紙部4へ繰り出す。次いで印刷用紙9を給紙
第1センサ51が検出すると、ある遅延時間tをもって
給紙クラッチ44がオフされ(図9参照)、ニップ状態
であるタイミングローラ対50に印刷用紙9が突き当た
り、ある所定量の用紙溜まりをもって堰き止められる。
また給紙クラッチ44のオフにより、スクレーパ42お
よびピックアップローラ43の回転が停止する。ドラム
30の回転角度が次に達すると、スクレーパ42および
タイミングローラ43が回転し、印刷用紙9をドラム3
0とプレスローラ35の方向に搬送する。このとき、印
刷用紙9を給紙第2センサ52が検出すると、プレスソ
レノイド85がオンされ、プレスローラ35がドラム3
0の外周面に押し付けられる。印刷用紙9が、ドラム3
0とプレスローラ35にニツプされると、タイミングロ
ーラ対50のニップ状態が解除される。尚、このタイミ
ングローラ対50の動きは、ドラム30が1回転するこ
とで、ドラム30の回転軸30a上のガイドロールカム
55が同期回転し、ニップ,回転,解除を1サイクルと
して動作する。次に印刷用紙9を排紙センサ103が検
出すると印刷終了とみなし、操作パネル110の印刷枚
数表示手段115にその旨の情報を伝える。印刷枚数表
示手段115は、印刷が1枚終了する毎に残印刷枚数を
表示する。なお、この時すでに次の印刷用紙9が第2給
紙部5に送り込まれている。以下この動作を設定された
印刷枚数分だけ繰り返す。
応可能な装置の詳説 次に、標準サイズの印刷用紙にのみ対応可能な装置、つ
まり長尺用紙では正常な印刷を行うことができない装置
における、給紙から排紙までの処理について詳説する。
図18〜図21は、この装置の動作を説明するフローチ
ャート、図28〜図37は、印刷部3,第1給紙部4,
第2給紙部5および排紙部6並びに印刷用紙9の動きを
模式化して示した図である。なお、図18〜図21中、
ステップ番号にはST印を付して示す(後述する他のフ
ローチャートも同様)。また、図28〜図37において
は、孔版原紙8がドラム30から離れているように示し
ているが、実際にはドラム30に密着している。さらに
図28においてのみ各部の符号を付し、図29〜図37
においては符号を省略する。
理について図18に示すフローチャートに基づいて説明
する。
刷枚数が入力されると(ST100−YES)、印刷枚
数表示手段115にその入力された印刷枚数を表示し
(ST101)、スタートキー111が押し下げられる
まで待つ(ST102)。これで、印刷スタートの準備
が完了する。このアイドル状態における各部の状態を図
28に示す。
に基づいて給紙から排紙までの処理について詳しく説明
する。
(ST102;図18)、印刷プログラムがスタートし
(ST10;図19)、メインモータ34をオンしドラ
ム30の回転をスタートさせる(ST11)。
を参照し、ドラム30の回転基準位相すなわち回転角度
0度を規定する(ST12)。CPU120は、これを
基準に、回転情報検出手段37の出力を参照することに
より、ドラム30の回転位相位置(基準位置0度に対す
る回転角度)を判定する。
(ST13−YES)、給紙クラッチ44をオンする
(ST14)。
ップロール43とスクレーパ42が図7,8中の矢印方
向に回転し、給紙台40上の印刷用紙9を1枚のみ第2
給紙部4へ繰り出す(ST14)。この1次給紙動作中
にはタイミングロール50bが上昇しガイドロール50
aに圧接する。このときの各部の状態を図29に示す。
途中で、2次給紙部5の給紙第1センサ51の光軸が遮
断され給紙第1センサ51がオンすると(ST15−Y
ES)、一定時間経過後給紙クラッチ44がオフし、ピ
ックアップロール43とスクレーパ42が停止して1次
給紙が終了する(ST16)。このときの各部の状態を
図30に示す。
先端は、ガイドロール50aとタイミングロール50b
に当たって一旦止まり、印刷用紙9にたわみが生じる。
これにより、印刷用紙9の先端が揃えられ、印刷用紙9
が斜めの状態で印刷されることがないようにしている。
このときの各部の状態を図31に示す。
なると、ガイドロールカム55の山部55aが扇型歯車
56を移動させ、ガイドロール50aおよびタイミング
ロール50bが回転し(ST17)、印刷用紙9がドラ
ム30の方向に搬送される(図10および図11参
照)。
検出すると(ST18−YES)、プレスソレノイド8
5をオンする。このとき、偏心プレスカム39の山部が
リンク部材61を全体的に上方に移動させており、プレス
ソレノイド35がオンして引かれると、フックレバー83
の鍵溝82に連結レバー79の係合部84が係合し、揺動レバ
ー76の回動がフックレバー83を介して連結レバー79に伝
達され、連結レバー79が軸77を中心として図3の反時計
廻り方向に回動し、プレスローラ35を上昇させる(S
T19)(図4参照)。このときの各部の状態を図32
に示す。
先端がドラム30とプレスローラ35との間に挟み込ま
れると、ガイドロール52aの回転が終了し、タイミン
グロール50bが下降して、ガイドロール50aより離
間する(ST20)。このときの各部の状態を図33に
示す。
30とプレスローラ35との間に搬入された印刷用紙9
をドラム30の外周面に圧接させ、押圧式に転写印刷を
行う(ST21)。
た用紙9の先端が分離爪100と不図示の分離ファンに
よってドラム30より剥がされる。このときの各部の状
態を図34に示す。引き続き、ドラム30の回転に伴い
印刷用紙9に印刷が施され、印刷された用紙9が不図示
のサクションにより排紙搬送装置102の搬送ベルトに
吸引されながら排紙台101へ搬送される。このときの
各部の状態を図35に示す。
ている途中で、ドラム30が0度に達した後(ST30
−YES)、ドラム30の回転角度が所定の角度になり
排紙センサ103がオンであれば(ST31−YE
S)、給紙信号をオンするとともに、ドラム30の回転
位相が30度に達するまでドラム30を引き続き回転す
る(ST32)。一方、排紙センサ103がオフであれ
ば(ST31−NO)、印刷用紙9が排出部6に正常に
排出されず、ドラム30に巻き付いている等の不具合が
考えられるので、所定のエラー処理を行う(ST38
A)。
(ST32−YES)、給紙クラッチ44をオンする
(ST33)。
ップロール43とスクレーパ42が図6中の矢印Y方向
に回転し、給紙台40上の次の印刷用紙9を1枚のみ第
2給紙部4へ繰り出す(ST33)。この1次給紙動作
中にはタイミングロール50bが上昇しガイドロール5
0aに当接する。
いる途中で、2次給紙部5の給紙第1センサ51の光軸
が遮断され給紙第1センサ51がオンすると(ST34
−YES)、一定時間(t)経過後給紙クラッチ44が
オフし、ピックアップロール43とスクレーパ42が停
止して1次給紙が終了する(ST35)。このとき、プ
レス検知センサ90の光軸が受光状態、すなわち最初の
印刷用紙9の印刷動作が終了しており、プレスソレノイ
ド85がオフしている。また、このときには偏心プレス
カム39が図2および図3に示された状態に戻り、リン
ク部材61は全体として下方位置になるので、プレスロ
ーラ35は、ドラム30から退避した離間位置に戻る。
このときの各部の状態を図36に示す。
置となると、ガイドロールカム55の山部55aが扇型
歯車56を移動させ、ガイドロール50aおよびタイミ
ングロール50bを回転させる(ST36)。このと
き、排紙センサ103がオンであれば(ST37−N
O)であれば、装置に何らかの異常があるので、所定の
エラー処理を行う(ST38B)。
(ST37−YES)、最初の印刷用紙9の印刷を終了
した旨の信号(印刷終了信号)を印刷枚数表示手段11
5に入力する(ST39)。印刷枚数表示手段115は
残りの印刷枚数を表示する。
紙9の先端を検出すると(ST40−YES)、プレス
ソレノイド85をオンし、上記ステップ19と同様にプ
レスローラ35を上昇させる(ST41)。
9の先端がドラム30とプレスローラ35との間に挟み
込まれると、ガイドロール52aの回転が終了し、タイ
ミングロール50bが下降して、ガイドロール50aよ
り離間する(ST42)。このときの状態は、上記図3
3と同様である。
30とプレスローラ35との間に搬入された次の印刷用
紙9をドラム30の外周面に圧接させ、押圧式に転写印
刷を行う(ST43)。この次の印刷用紙9への印刷工
程では、上記最初の印刷用紙9への印刷と同様の処理が
なされる(例えば図34,図35参照)。
いる途中で、ドラム30が0度に達した後(ST44−
YES)、停止指示がなければ上記ステップ31に戻
り、引き続き次の印刷用紙9の給紙・印刷・排紙の各処
理(ST31〜ST45)を行う。一方、停止指示があ
る場合には、プレスソレノイド85をオフし、プレスロ
ーラ35を下降させる(ST46)。ここで「停止指
示」がある場合とは、操作パネル110のストップキー
112が押し下げられた場合、残りの印刷枚数が0枚の
場合、印刷用紙9が給紙台40になく給紙されなかった
場合、若しくはエラー状態の場合を意味する。
0度に達したら(ST47−YES)、メインモータ3
4をオフしドラム30の回転を停止させ(ST48)、
印刷処理をストップする(ST49)。
中に自動的に判別する装置の詳説 次に、長尺用紙を給紙し印刷することができる装置であ
って、印刷用紙43の搬送途中に長尺用紙であるか否か
を自動的に判別する装置の動作について図22および図
23に示すフローチャートに基づいて説明する。
用紙にのみ対応可能な装置の図19〜図21に示した印
刷プログラムにおいて、ステップ32とステップ33と
の間に給紙第1センサ51がオフか否かを判定する処理
が追加され(ST50;図22参照)、また給紙第1セ
ンサ51がオフでないときの処理ルートが追加されてい
る(ST51;図23参照)点が異なる。その他の点は
上記図19〜図21に示したフローチャートと同様であ
るので、ステップ21の最初の印刷処理以降についての
み、図20および図21と同じステップ番号を使用して
図22および図23に示す。
トにおいて、長尺用紙を給紙し印刷すると、印刷用紙の
搬送方向の長さが標準の長さより長いので、図20のス
テップ33で次の印刷用紙の1次給紙を開始しても、2
次給紙部5に最初の印刷用紙が残っており、1次給紙部
4から搬送された次の印刷用紙の前部と、未だ2次給紙
部5に残っている最初の印刷用紙の後部とが衝突し紙ジ
ャム(用紙搬送ミス)を生じる。このときの各部の状態
を図37に示す。
23に示すステップ51は、長尺用紙を使用した場合に
おいても、このような用紙搬送ミスを生じることなく正
常に印刷を行うことができるようにするものである。以
下、このステップ50および51の処理について詳しく
説明する。
ている途中で、ドラム30が0度に達した後(ST30
−YES)、ドラム30の回転角度が所定の角度になり
排紙センサ103がオンであれば(ST31−YE
S)、給紙信号をオンするとともに、ドラム30の回転
位相が30度に達するまでドラム30を引き続き回転す
る(ST32)。
(ST32−YES)、給紙第1センサがオフか否かを
判定する(ST50)。給紙第1センサがオフであれ
ば、最初の印刷用紙が2次給紙部5に残っていない、す
なわち最初の印刷用紙は標準サイズの印刷用紙であった
ということになるので、図19〜図21に示したフロー
チャートと同様に直ちにステップ33に移行し、1次給
紙を行う(ST50−YES)。
最初の印刷用紙が2次給紙部5に残っている(用紙有
り)ということであり、これは最初の印刷用紙は長尺用
紙であったということになる。この場合には、不図示の
情報入力手段が、印刷用紙が標準の長さより長い旨の情
報をCPU120に入力する。これから明らかなよう
に、給紙第1センサが用紙長さ入力手段の一部として機
能している。
入力されたCPU120は、ステップ33の1次給紙を
行うことなく、ステップ51に移行させる。ここで、ス
テップ33の1次給紙を行なわないということは、給紙
クラッチ44をオンさせないということであり、これに
よりピックアップロール43とスクレーパ42が停止し
たままとなるので、印刷用紙9が繰り出されることがな
い。
ラム30は通常通り回転しており、このドラム30の回
転に連動して回転するガイドロールカム55や偏心プレ
スカム39等の動きに伴い、2次給紙部5および印刷部
3が動作する。一方、1次給紙が行われていないので、
ドラム30とプレスローラ35との間には印刷用紙9は
搬送されない。
り(上記ST40における回転位置に相当)、偏心プレ
スカム39の山部がリンク部材61を全体的に上方に移
動させているときであって、ステップ50から移行した
ときには、給紙第2センサ52の出力に拘わらず、プレ
スソレノイド85をオフする(ST51)。プレスソレ
ノイド35をオフすると、フックレバー83の鍵溝82
に連結レバー79の係合部84が係合することがないか
ら、プレスローラ35が上昇することもない(ST5
1)。これにより、1次給紙が行われないときにはドラ
ム30の外周面にプレスローラ35が圧接されることが
なく、ドラム30を汚すことがない(図5参照)ので、
結果として印刷用紙9を汚すことはない。
プ44に移行し、図20および図21に示したフローチ
ャートと同様の処理を行う。このときには、最初の長尺
用紙は2次給紙部5から完全になくなっているので、上
述のステップ50に戻ったときには給紙第1センサがオ
フとなり、図20に示したフローチャートと同様に直ち
にステップ33に移行し、1次給紙を再開してステップ
43までの処理を行うことにより、次の印刷用紙9に印
刷を行う。
あって最初のドラム30の1回転では2次給紙部5に最
初の印刷用紙が残ってしまう場合には、1次給紙を意図
的に停止させ、次のドラム1回転の印刷期間では実際に
は印刷を行うことなく、最初の印刷用紙の搬送(排紙)
のみを行い、次のドラム1回転時に最初の印刷用紙が2
次給紙部5からなくなった状態で、次の印刷用紙の1次
給紙処理を再開するようにすれば、長尺用紙に印刷を行
う場合であっても用紙搬送ミスを生じることなく、正常
に印刷を行うことが可能となる。
た後のドラム1回転分について、1次給紙を停止させる
場合について説明したが、標準サイズの約2倍以上のサ
イズの用紙のように、この1回転後においても、なお最
初の印刷用紙が残ってしまう場合には、給紙第1センサ
がオフとならないのでさらにステップ51の処理が繰り
返される。つまり、用紙が2次給紙部5から排出され給
紙第1センサがオフとなるまで、実際の印刷を行うこと
なくドラムの回転が繰り返される。
紙部5を通過中、すなわち印刷用紙9がタイミングロー
ラ対50を通過中は、次の印刷用紙の1次給紙を行わな
いものについて説明したものであるが、本発明は必ずし
もこれに限定されるものではない。すなわち、本発明
は、印刷用紙9が標準の長さより長い場合には、印刷中
の印刷用紙9と次の印刷用紙9とが衝突しないように、
次の印刷用紙9の給紙を制御するものであればどのよう
なものであってもよい。例えば、印刷用紙9がドラム3
0とプレスローラ35との間を通過中は、次の印刷用紙
9の給紙を行わないものとしてもよい。
ーラ35との間を通過中か否かをCPU120に知らせ
るには、例えばドラム30とプレスローラ35との圧接
部近傍に所定のタイミングにおける印刷用紙9の有無を
検出する用紙検出手段を設け、この用紙検出手段の出力
に基づいて、印刷用紙が有のときには印刷用紙が標準の
長さより長い旨の情報をCPU120に入力するように
してもよい(用紙長さ入力手段の一態様)。
は入力する装置の詳説 次に、長尺用紙を給紙し印刷することができる装置であ
って、印刷用紙43の用紙サイズを予め検出したり、或
いは用紙サイズを予め入力する装置の動作について図2
4〜図27に示すフローチャートに基づいて説明する。
紙にのみ対応可能な装置の図18に示した印刷スタート
の準備処理において、ステップ111〜117の処理
(図24)或いはステップ121〜126の処理(図2
5)が追加されている点が異なる。
応可能な装置の図19〜図21に示した印刷プログラム
において、ステップ30とステップ31との間に印刷用
紙の搬送方向の長さが標準の長さ(本例では500m
m)以下であるか否かを判断する処理が追加され(ST
60〜ST62;図26参照)、またステップ30とス
テップ31との間に長尺フラグが0であるか否かを判断
する処理が追加され(ST70;図26参照)、さらに
長尺フラグが0でないときの処理ルートが追加され(S
T71;図27参照)、さらにまたステップ43と44
との間に印刷用紙の搬送方向の長さが標準の長さ(本例
では500mm)以下であるか否かを判断する処理(S
T80;図27参照)と、標準の長さ以下でないときの
処理ルート(ST81〜ST83;図25参照)が追加
されている点が異なる。なお、印刷プログラムのその他
の点は上記図19〜図21に示したフローチャートと同
様であるので、ステップ21の最初の印刷処理以降につ
いてのみ、図20および図21と同じステップ番号を使
用して図26および図27に示す。
自動的に検出したり、或いは用紙サイズがユーザーによ
り予め入力されている。印刷用紙のサイズを自動的に検
出する手段としては、上記給紙部40の用紙サイズ検出
手段48或いは用紙長さセンサ49a,49b,49c
が機能する。また、用紙サイズを入力する手段として
は、上記操作パネル110の用紙サイズキー116が機
能する。こらら各手段には、印刷用紙が標準の長さより
長いときにはその旨の情報をCPU120に入力する情
報入力手段(不図示)が備えられており、標準サイズ以
上の印刷用紙であるときには、印刷用紙の搬送方向の長
さが標準の長さ(本例では500mm)より長い旨の情
報をCPU120に入力する。なお、操作パネル110
に長尺用紙である旨のキーを設け、このキーが押し下げ
られたときには、直ちに印刷用紙が標準の長さより長い
旨の情報をCPU120入力するようにしてもよい。
る処理について図24に示すフローチャートに基づいて
説明する。ここでは、用紙長さセンサ49a,49b,
49cの出力信号に基づいて判断する場合について説明
する。なお、給紙部40の用紙サイズ検出手段48の出
力に基づいて判断することが可能なのは勿論である。
備処理のステップ100およびステップ101を行う。
次いで、用紙長さセンサ49cの出力がオンであれば、
用紙サイズデータを500mm以上にセットする(ST
111−YES,ST112)。用紙長さセンサ49c
の出力がオフで、且つ用紙長さセンサ49bの出力がオ
ンであれば、用紙サイズデータをA3にセットする(S
T113−YES,ST114)。用紙長さセンサ49
bの出力がオフで、且つ用紙長さセンサ49aの出力が
オンであれば、用紙サイズデータをB4にセットする
(ST115−YES,ST116)。最後に用紙長さ
センサ49aの出力がオフであれば、印刷用紙が給紙台
40に載置されていないので、エラーである旨の情報を
CPU120に出力する。
される場合の処理について図25に示すフローチャート
に基づいて説明する。
備処理を行う。次いで、操作パネル110の用紙サイズ
キー116が押し下げられると、操作パネル110のB
4サイズを示すLED117aを点灯させると共に、用
紙サイズデータをB4にセットする(ST121−YE
S,ST122)。続いて操作パネル110の用紙サイ
ズキー116が押し下げられると、操作パネル110の
B4サイズを示すLED117aを消灯させA3サイズ
を示すLED117bを点灯させると共に、用紙サイズ
データをA3にセットする(ST123−YES,ST
124)。続いて操作パネル110の用紙サイズキー1
16が押し下げられると、操作パネル110のA3サイ
ズを示すLED117bを消灯させ用紙サイズが500
mm以上であることを示すLED117cを点灯させる
と共に、用紙サイズデータを500mm以上にセット
し、ステップ102に戻る(ST125−YES,ST
126)。
内になければ、そのときの用紙サイズデータを維持して
ステップ102に戻る。なお、ステップ121におい
て、用紙サイズキー116の押下げが所定時間内になけ
れば、予め定められた用紙サイズを示すLEDを点灯さ
せると共に、その用紙サイズデータをセットしてステッ
プ102に戻る。
も、不図示の情報入力手段は、用紙サイズデータが50
0mm以上にセットされたときには、印刷用紙の長さが
標準の長さより長い旨の情報を、それ以外のときには標
準の長さより長くない旨の情報を、それぞれCPU12
0に入力する。
図27に示すフローチャートに基づいて説明する。以下
の説明において、用紙サイズデータのセットは、上記図
24および図25の何れの処理を使用するものであって
もよい。
ている途中で、ドラム30が0度に達した後(ST30
−YES)、印刷用紙の搬送方向の長さが500mm
(標準の長さ)以下であるか否かを、情報入力手段(不
図示)からの情報(用紙サイズデータ)に基づいて判断
し(ST60)、それに応じた長尺フラグをたてる。具
体的には、用紙サイズデータがB4或いはA3であって
情報入力手段から標準の長さより長くない旨の情報が入
力されていれば、印刷用紙9は500mm以下であるの
で、長尺フラグを0とする(ST61)。一方、用紙サ
イズデータが500mm以上であって情報入力手段から
印刷用紙の長さが標準の長さより長い旨の情報が入力さ
れていれば、印刷用紙9は500mm以下でないので、
長尺フラグを1とする(ST62)。この処理が終了
後、上記図20と同様にステップ31に移行し、排紙セ
ンサ103がオンであれば(ST31−YES)、給紙
信号をオンするとともに、ドラム30の回転位相が30
度に達するまでドラム30を引き続き回転する(ST3
2)。
(ST32−YES)、長尺フラグが0であるか否かを
判定する(ST70)。長尺フラグが0であれば、最初
の印刷用紙が標準サイズの印刷用紙であり2次給紙部5
には残っていないので、上記図20に示したフローチャ
ートと同様に直ちにステップ33に移行し、1次給紙を
行い、ステップ43までの処理を行う(ST70−YE
S)。
印刷用紙が長尺用紙であったということになるので、ス
テップ33の1次給紙を行うことなく、ステップ71に
移行する。このステップ71においては、上記図23に
示したステップ51と同様の処理を行う(説明は省略す
る)。したがって、本例のように用紙サイズに応じた長
尺フラグに基づいて1次給紙の制御を行っても、印刷用
紙がないままドラム30外周面にプレスローラ35が圧
接されるということがなく、ドラム30を汚すことがな
いので、結果として印刷用紙9を汚すことがない。
プ43の処理の後に移行する。先に述べたように、ステ
ップ43とステップ44との間には、印刷用紙の搬送方
向の長さが500mm以下であるか否かを判断する処理
(ST80)と、標準の長さ以下でないときの処理ルー
ト(ST81〜ST83)が追加されている。
mm以下であれば、直ちにステップ44に移行する(S
T80−YES)。一方、印刷用紙の搬送方向の長さが
500mm以下でなければ、ステップ81に移行し(S
T80−NO)、長尺フラグを0にしてステップ44に
移行する(ST81−NO,ST82)。ここで長尺フ
ラグが0にされたことにより、上述のステップ70に戻
ったときには、図20に示したフローチャートと同様に
直ちにステップ33に移行し、1次給紙を再開してステ
ップ43までの処理を行うことにより、次の印刷用紙9
に印刷を行う。
て、最初の印刷用紙への印刷が終了したときには長尺フ
ラグが1であり、ステップ81で長尺フラグが0である
か否かを判断するまでもなく長尺フラグを0にすること
も考えられるが、ここでは、さらに次の印刷用紙への印
刷が行われた後にも、上記ステップ71の処理を繰り返
し行わしめるべく、ステップ81で長尺フラグが0であ
るか否かを一旦判断することにしたものである。つま
り、長尺フラグが0である場合、具体的にはステップ3
3からステップ43の処理が行われた直後には、長尺フ
ラグを1にしてステップ44に移行するようにする。こ
れにより、ステップ33からステップ43の処理すなわ
ちドラム30の回転に伴い実際に印刷を行う処理と、ス
テップ71の処理すなわちドラム30が回転しても実際
には印刷を行わない処理を交互に繰り返す。
グを切り替えることにより、上記図22および図23に
示した場合と同様に、1次給紙を意図的に停止させる
(本例においては、実際の印刷が終了した後のドラム1
回転分を停止させる)ことが可能となり、長尺用紙に印
刷を行う場合であっても用紙搬送ミスを生じることな
く、正常に印刷を行うことが可能となる。
た後のドラム1回転分について、1次給紙を停止させる
場合について説明したが、ステップ82での長尺フラグ
を0にする処理をドラム数回転毎に行うようにすれば、
さらに長い用紙(例えば標準サイズの約2倍以上のサイ
ズの用紙)であっても用紙搬送ミスを生じることなく、
正常に印刷を行うことが可能となる。
後、最初の印刷用紙が第2給紙部(またはドラムとプレ
スローラとの間)に残っているときには、1次給紙を行
わないようにしたものについて説明したものであるが、
本発発明はこれに限定されるものではない。すなわち、
本発明による孔版印刷装置は、標準の長さより長い印刷
用紙のときには、印刷中の印刷用紙と次の印刷用紙とが
衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を制御すること
を要旨とするものであり、この要旨を逸脱しない限りに
おいて種々変更することが可能である。例えば、上述の
ように1次給紙を一旦停止するものに限らず、印刷中の
印刷用紙の搬送速度よりも遅いスピードで次の印刷用紙
の給紙を行うものであってもよい。また、予めドラムを
数回回転させ、印刷用紙の長さを判断し、その後その印
刷用紙の長さのあった給紙タイミングで印刷を行わせて
もよい。
側断面図
動機構を示す斜視図
示す側面図(その1)
いる状態を示す側面図
示す側面図(その2)
ソレノイドの動作タイミングチャート
詳しく示した斜視図
紙部および印刷部の側断面図
ラッチの動作タイミングチャート
面図
く示した斜視図
動作機構を示した斜視図
動作を示す図
動作を示す図
図
数の入力処理を示すフローチャート
を示すフローチャート(標準サイズ用紙対応)
を示すフローチャート(長尺用紙対応;搬送時自動検
出)
的に検出する処理を示すフローチャート
予め用紙サイズが入力される場合の処理を示すフローチ
ャート
を示すフローチャート(長尺用紙対応;長尺フラグ制
御)
における、印刷部,第1給紙部,第2給紙部および排紙
部並びに印刷用紙の動きを模式化して示した図
Claims (7)
- 【請求項1】 製版済みの孔版原紙が巻装された版胴を
回転させるとともに、前記版胴とプレスローラとにより
印刷用紙を圧接搬送させることにより、転写印刷を行う
孔版印刷装置において、 前記印刷用紙の搬送方向の長さが標準の長さより長い旨
を示す情報を入力する用紙長さ入力手段と、 該用紙長さ入力手段により、前記標準の長さより長い旨
の情報が入力されたときには、印刷中の印刷用紙と次の
印刷用紙とが衝突しないように、次の印刷用紙の給紙を
制御する給紙制御手段とを備えたことを特徴とする孔版
印刷装置。 - 【請求項2】 前記給紙制御手段が、前記印刷用紙が前
記版胴と前記プレスローラとの間を通過中は、次の印刷
用紙の給紙を行わないものであることを特徴とする請求
項1記載の孔版印刷装置。 - 【請求項3】 前記版胴が所定の回転角度に達したとき
に、前記版胴と前記プレスローラとの間に向けて前記印
刷用紙を送り込むタイミングローラ対をさらに備えてお
り、 前記給紙制御手段が、前記印刷用紙が前記タイミングロ
ーラ対を通過中は、次の印刷用紙の給紙を行わないもの
であることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。 - 【請求項4】 前記用紙長さ入力手段が、前記版胴と前
記プレスローラとの圧接部近傍に設けられた、所定のタ
イミングにおける前記印刷用紙の有無を検出する第1の
用紙検出手段と、 該第1の用紙検出手段の出力に基づいて、前記印刷用紙
が有のときには、前記標準の長さより長い旨の情報を入
力する第1の情報入力手段とからなるものであることを
特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の孔版印刷
装置。 - 【請求項5】 前記用紙長さ入力手段が、前記タイミン
グローラ対近傍に設けられた、所定のタイミングにおけ
る前記印刷用紙の有無を検出する第2の用紙検出手段
と、 該第2の用紙検出手段の出力に基づいて、前記印刷用紙
が有のときには、前記標準の長さより長い旨の情報を入
力する第2の情報入力手段とからなるものであることを
特徴とする請求項3項記載の孔版印刷装置。 - 【請求項6】 前記用紙長さ入力手段が、前記印刷用紙
を載置する給紙台に設けられた前記印刷用紙の用紙サイ
ズを検出する用紙サイズ検出手段と、 該用紙サイズ検出手段の出力に基づいて、標準サイズよ
り大きい印刷用紙であるときには、前記標準の長さより
長い旨の情報を入力する第3の情報入力手段とからなる
ものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1
項記載の孔版印刷装置。 - 【請求項7】 前記用紙長さ入力手段が、前記印刷用紙
の用紙サイズを入力する用紙サイズ入力手段と、 該用紙サイズ入力手段の出力に基づいて、標準サイズよ
り大きい印刷用紙であるときには、前記標準の長さより
長い旨の情報を入力する第4の情報入力手段とからなる
ものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1
項記載の孔版印刷装置。
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