JP3294468B2 - 映像監視装置における物体検出方法 - Google Patents
映像監視装置における物体検出方法Info
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Description
用いた映像監視装置に係り、特に危険区域に入ってくる
物体の検出など、極めて高い信頼性が要求される場合に
好適な映像監視装置における物体検出方法に関する。
置は、近年、広く一般的に用いられているが、このよう
な監視システムにおいては、単に画像モニタによる有人
監視ではなく、その監視視野内に入り込んでくる人間や
自動車などの物体を、画像信号から自動的に検出し、所
定の報知や警報処置が得られるようにしたシステムが要
求されるようになってきているが、このときには、画像
信号から、信号処理により物体を検出する必要がある。
り物体を検出する方法の従来技術としては、逐次入力さ
れる画像の最新の画像を古い画像と比較し、画素毎に輝
度値の差分を求め、その差分値の大きい領域を物体とし
て検出する方法が知られており、広く用いられている。
図8に示す。すなわち、この従来技術では、まず処理8
1で画像の取込みを行ない、次に処理82では輝度値の
差分を求め、その差分を処理83で二値化し、最後に処
理84で、この二値化したデータを所定の閾値で判定し
て物体を検出するようになっている。
分を求めただけでは、図9(a)に示すように、検出すべ
き物体90に部分的な欠落部分91が生じ、誤検出の問
題がある。
ては、膨張・収縮演算を適用することにより解決でき
る。
出方法の応用例としては、例えば1994年7月発行、
“O plus E” No.176,pp.122-136,に記載の 上田
他1による『画像認識技術を用いたインテリジェント映
像ハンドリング』と題する論文がある。
間的に連続した三枚の画像から物体の検出を行なうよう
にしたもので、図11に示すように、まず、時間的に連
続する画像111、112、113を入力画像とし、画
像111と画像112の輝度差分と、画像112と画像
113の輝度差分をそれぞれ計算し、二値化してから膨
張・収縮演算を行って画像114及び画像115を得
る。次に、これらの二値化画像114と115のAND
処理により各画像の共通部分を求め、物体の画像116
を得るのである。
に示すように、 (b) 照明変動に伴う背景92の誤検出93。 (c) 入り込んだ物体が発光している場合、その光の反射
している領域94による誤検出95。 (d) 入り込んだ物体の影の領域96による誤検出97。
という問題が残り、この結果、実際には物体が画像視野
内に存在していないにもかかわらず、存在していると誤
検出してしまう虞れがあった。
ように、物体誤検出の点について充分に配慮がされてい
るとはいえず、図9(b)に示したように、照明変動に伴
う背景による誤検出93の問題があり、さらに図9(c)
に示したように、車のヘッドライトのように物体が発光
している場合、その光の反射している領域94による誤
検出95の問題や、図9(d)に示したように、入り込ん
だ物体の影の領域96による誤検出97の問題があっ
た。
に進入する歩行者や車両などの物体の監視に応用した場
合には、ほとんど致命的なものとなりかねず、従って、
応用範囲が限られてしまうという欠点があった。
に存在している物体の像だけを容易に識別でき、監視し
ている視野内に入り込んだ物体が常に確実に検出できる
ようにした映像監視装置における物体検出方法を提供す
ることにある。
る視野内に局所的に温度を異にする部分が現われた場
合、それを確実に検出できるようにした映像監視装置に
おける物体検出方法を提供することにある。
れば、上記第1の目的は、図8に示した従来技術による
物体検出方法の基本的な処理に、図1に示すように、符
号情報保存ステップ13と、符号に応じて分岐する判断
処理ステップ14、それに第1の二値化処理ステップ1
5と第2の二値化処理ステップ16を付加し、これら第
1の二値化処理ステップ15と第2の二値化処理ステッ
プ16の閾値を異ならしめておくことにより達成され
る。なお、括弧を付して示してある数字は、他の図にお
ける同じ処理内容のステップを表わす。
目的は、図2に示すように、図1に示した第1の本発明
の構成において、類似度の計算処理ステップ24と、差
分値の情報に類似度の情報を加えて閾値判定をする第1
と第2の二値化処理ステップ26、27を付加すること
により達成される。
目的は、図3に示すように、類似度の高低によって2種
の領域37、38の何れかに分類する判断処理ステップ
36を付加し、領域37と領域38を区別して検出する
ようにして達成される。
目的は、図2に示した第2の本発明の構成において、撮
像手段として赤外線撮像装置を用い、符号が正になった
ときの処理として、図6に示すように、入力画像と背景
画像の局所的な輝度分布形状の類似度の評価処理ステッ
プ67を付加することにより達成される。
目的は、図2に示した第2の本発明の構成において、撮
像手段として赤外線撮像装置を用い、符号が負になった
場合の処理として、図7に示すように、入力画像と背景
画像の局所的な輝度分布形状の類似度の評価処理ステッ
プ77を付加することにより達成される。
力処理ステップ11により画像が取込まれると、差分処
理ステップ12では、この取込まれた入力画像と、予め
作成した背景画像との輝度値の差分が計算される。次
に、符号情報保存処理ステップ13では輝度の差分値の
符号が保存される。そして、判断処理ステップ14で
は、この符号に応じて処理の分岐がなされ、正負の符号
に応じて第1の二値化処理ステップ15、又は第2の二
値化処理ステップ16の何れか実行される。
5、16は、それぞれその閾値が変えてあり、この結
果、背景画像に対して輝度値変化が正負で性質が異なる
場合でも正確な二値化処理が得られ、確実な物体検出1
7が可能になる。
化が、例えば曇天から晴天になったり、ライトで照らさ
れたりして、画像が明るくなったことにより、正になっ
たときと、変化が、例えば、物体に影が生じたりして、
画像が暗くなったことにより、負になったときとでは、
変化量の度合いが異なり、従来技術のように、単に差の
絶対値を二値化したのでは、この変化の度合いに対応で
きない。
向、つまり正か負かにより閾値を変えているので、変化
量の度合いに柔軟に対応でき、正確な検出が可能になる
のである。
景画像の局所的な輝度分布形状の類似度の計算処理ステ
ップ24を付加し、第1の二値化処理ステップ26及び
第2の二値化処理ステップ27における二値化のための
条件に類似度を含ませるようにしたので、さらに変化度
の度合いに柔軟に対応でき、さらに正確な検出が可能に
なる。
画像中の局所的な輝度分布の形状の相関を表わすもの
で、いま、図10において、101に示す背景画像に対
して、環境での照度変化により、入力画像が、102で
示すように全体的に暗くなった場合でも、背景画像10
1中の白線や軌道などのパターンは、そのまま残ってい
るため、背景画像101の局所領域、例えば領域104
と、入力画像102での局所領域105とでは、類似度
が高くなっている。
物体(車両)106が存在している領域では、この物体1
06が背景を遮蔽しているため、背景画像中の白線や軌
道などのパターンは残っておらず、従って、領域104
と領域106とでは、類似度が低くなっている。
プ35の次に、この類似度による領域評価ステップ36
を設けることにより、背景画像の輝度が変化した領域
と、物体が存在している領域など、性質の異なる二領域
を分離することができる。
て、符号が正になった場合に、入力画像と背景画像の局
所的な輝度分布形状の類似度を評価する判断処理ステッ
プ47を付加することにより、図9(c)の場合のよう
に、ライトなどからの光によって明るくなった領域94
が存在した場合、それと分離して物体の検出49が得ら
れるため、さらに正確に物体を検出できる。
た領域は、図9(c)における領域94で示すように、輝
度値は高くなるものの路面パターンは残っているため、
図10における局所領域104と105の場合と同様に
類似度が高くなる。従って、この類似度を用いることに
より、ライトによって明るくなった領域94と物体とが
確実に判別できるのである。
て、符号が負になった場合に、入力画像と背景画像の局
所的な輝度分布形状の類似度を評価する判断処理ステッ
プ57を付加することにより、図9(d)の場合のよう
に、影によって暗くなった領域96が存在した場合、そ
れから識別して物体の検出59が得られるため、さらに
正確に物体を検出できる。
図9(d)における領域96で示すように、輝度値は低く
なるものの路面パターンは残っているため、図10にお
ける局所領域104と105の場合と同様に類似度は高
くなる。
影によって暗くなった領域96と物体とを確実に判別す
ることができるのである。
的な輝度分布形状の類似度の評価処理ステップ67を付
加することにより、局所的に温度が上昇した領域を検出
することができる。
は、その領域と上昇しなかった領域とに輝度分布の差が
生じるため、輝度分布形状の類似度は低くなる。例え
ば、火砕流検知に応用した場合において、火砕流により
溶岩ドームが形成された部分は、局所的に急激に温度が
上昇するため、類似度が低くなるが、他方、火砕流によ
り暖められた雲などでは、ほぼ全体で温度が均一に上昇
するため、類似度は高くなる。
設けることにより、暖められた雲の部分と火砕流部分を
分離することができるのである。
的な輝度分布形状の類似度の評価処理ステップ77を付
加することにより、局所的に温度が下降した領域を検出
することができる。
は、その領域と下降しなかった領域とに輝度分布の差が
生じるため、輝度分布形状の類似度は低くなる。例え
ば、火砕流検知に応用した場合において、溶岩ドームが
崩落した部分は、熱源が下に落ちてしまうので、その温
度は急激に低下してしまうため、類似度は低くなるが、
他方、火砕流によって暖められた雲などでは、熱源によ
る加熱が減ったとしても、全体がほぼ均一に冷却され温
度が下降するので、類似度は高くなる。
より、これらを分離して検出することができるのであ
る。
図示の実施例により詳細に説明する。
た歩行者や、自動車なとの物体を検出する映像監視装置
に本発明を適用したもので、踏切全体を監視できる位置
にテレビジョンカメラを設置し、それにより得られる画
像信号を処理して物体を検出するようにしたものであ
る。
映像監視装置の一例で、上記したテレビジョンカメラ1
21で監視区域(監視視野)を撮像して得た画像信号は、
入力I/F123を介してデータバス122に入力さ
れ、画像メモリ124に蓄積される。
127に格納されているプログラムに従ってワークメモ
リ125内で画像解析し、物体検出処理を実行し、その
結果に応じて、出力I/F128を介して警報ランプ1
30を点灯させたり、画像出力I/F129を介してモ
ニタ131に画像を表示させたりするようになってい
る。
理の一実施例を示したもので、この実施例による処理
は、図4及び図5の処理を組合わせ、それに背景画像更
新処理を付加したものである。
力処理ステップ141では、カメラ121で撮像された
画像信号が、320×240画素の画像データf(x,
y)として取り込まれる。次に、判定ステップ143で
は、新しい背景画像が作成できたか否かを判定する。こ
の背景画像の作成は、CPU126が図14に示した処
理を並列に実行することによって行われる。この図14
の処理に入ると、まず、処理ステップ161では、入力
画像を0.2秒間隔で20フレーム分、取り込んで保存
(記憶)する。
存された20フレームの画像について、各画素毎に、
(1)式によりメディアンを計算して、背景画像データr
(x,y)を作成する。
り、この(1)式の場合は、20フレームの画像につい
て、それぞれの同じ画素を輝度値順に並べ、その10番
目の値(中間の値)の画素を取り出して背景画像データr
(x,y)とすることを表わしており、これにより、新し
い背景画像163を得るのである。従って、背景画像1
63=画像データr(x,y)となる。
了していた場合には、処理ステップ143で、それまで
の背景画像を、いま作成された新しい背景画像に更新し
てから次の処理ステップ144に進むが、終了していな
かったときは、そのまま差分処理ステップ144に進
み、ここでは、入力画像を2×2画素からなるブロック
に分割し、全体を160×120個のブロック化領域f
n(i,j)としてから、それぞれのブロック化領域の輝
度平均Afを求めるのである。ここで、nはブロックの
番号で、i,jはブロック内の画素の位置を表わす。
も同様に160×120個のブロック化領域rn(i,
j)としてから、それぞれのブロック化領域の輝度平均
Arを求め、(2)式により差分値εnを求める。
は、符号情報Snを(3)式で求め、それを格納する。
ブロックに対して、(4)式により類似度γnを計算する。
ここで、Dnはn番目のブロックの近傍領域、[ ]は要
素の数を表す。
号情報Snに応じて、第1の二値化処理ステップ148
又は第2の二値化処理ステップ152に分岐される。
まず符号が正の場合の閾値、すなわち、処理ステップ1
48での閾値th+ は(5)式で求める。ここで、K+ は調
整可能なパラメータ、R+ は符号が正で物体の存在しな
い領域である。
R+ は符号が正で物体が存在しない領域である。
処理ステップ152での閾値th~も同様にして、(6)式に
より求める。
R~ は符号が負で物体が存在しない領域である。
3では、それぞれに対して調整可能なパラメータT+と
T~を閾値として設定し、類似度γnについて判定を行な
う。すなわち、まず判定処理ステップ149では、類似
度γnを閾値T+と比較し、それが閾値T+を越えた場合
には、図9(c)に、光の反射している領域94として示
したような、ライトによって明るくなった領域150が
検出されたものとして無視し、閾値T+以下となったと
きだけ、物体の検出151として分類する。
似度γnを閾値T~と比較し、それが閾値T~を越えた場
合には、図9(d)に、影の領域96として示したよう
な、影によって暗くなった領域154が検出されたもの
として、これも無視し、閾値T~以下になったときだ
け、物体の検出155として分類する。
1の分類が得られたとき、及び物体の検出151が得ら
れたときには、出力I/F128を介して警報ランプ1
30を点灯させてたり、画像出力I/F129を介して
モニタ131に画像を表示させたりして、物体が検出さ
れたことを報知させるのである。
に、撮像視野内から物体だけを検出することができる。
例えば、図15において、入力画像171は、夕暮時に
踏切の外で停車している車両171Aが存在し、それの
影171Bが踏切内まで伸びている場合を示したもの
で、この場合、この入力画像171を従来の方法で判断
させたとすると、画像173に示すように、踏切内に進
入した物体173Aが存在するものと認識されてしまう
ことになる。
ば、まず、一方では、図14の処理により背景画像17
2が得られ、約4秒毎に新たな背景画像に更新されてい
る。次に、この場合、影171Bなので、その符号情報
Snは負になっているので、判断処理ステップ153に
進み、ここで、背景画像172と入力画像171の類似
度が判定される。
は、背景の一部が隠されているので、高い類似度が得ら
れないことから、図13の物体154に分類され、この
領域が実際に存在する物体によるものと識別でき、他
方、影171Bの領域では、背景が隠されていないこと
から類似度が高くなっており、この結果、図13の領域
154として分類されることになる。
に示すように、車両174Aと、影174Bとが、図1
3の物体155と領域154とに明確に分類でき、確実
に踏切内に進入した物体だけの検出を得ることができ、
この場合には、影174Bがあるにもかかわらず、踏切
内に進入物体無しと判定できることになる。
に進入する前の自動二輪車181Aのライトによる照射
部分181Bが踏切内の路面にまで侵入していた場合を
示したもので、この場合、入力画像181を従来の方法
で判断させたとすると、画像183に示すように、やは
り踏切内に進入した物体183Aが存在するものと認識
されてしまうことになる。
ば、まず、一方では、図14の処理により背景画像17
2が得られ、約4秒毎に新たな背景画像に更新されてい
る。次に、この場合はライトによる照射部分181Bに
なっているので、今度は符号情報Snが正になって、判
断処理ステップ149に進み、ここで、背景画像172
と入力画像181の類似度が判定される。
る領域では、背景の一部が隠されているので、高い類似
度が得られないことから、図13の物体151に分類さ
れ、この領域が実際に進入した物体が存在しているもの
と識別でき、他方、ライトによる照射部分181Bの領
域では、背景が隠されていないことから類似度が高くな
っており、この結果、図13の領域150として分類さ
れることになる。
に示すように、自動二輪車174Aと、そのライト照射
部分184Bとが、図13の物体151と領域150と
に明確に分類でき、確実に踏切内に進入した物体だけの
検出を得ることができ、この場合にも、ライト照射部分
184Bがあるにもかかわらず、踏切内に進入物体無し
と判定できることになる。
する。この実施例は、活火山における火砕流の監視に本
発明を適用したもので、図12に示した映像監視装置に
おけるカメラ121として、赤外テレビジョンカメラ
(赤外線撮像装置)を用い、被写体の温度の高い部分で輝
度が大きくなっている入力画像が得られるようにした上
で、CPU126により、図17に示す処理が実行され
るように構成したものである。
ップ198までと、処理ステップ201は、括弧書きし
て示してあるように、それぞれ図13の処理ステップ1
41から処理ステップ148まで、及び処理ステップ1
52と同じルーチンを用い、入力画像と背景画像の領域
での輝度、つまり温度の差分の符号に応じて、類似度の
判定処理ステップ199と、類似度の判定処理ステップ
202の何れかに分岐させ、それぞれ調整可能なパラメ
ータT+、T~を判定の閾値として用い、類似度が閾値以
下のとき、それぞれ温度が上昇している物体200と、
下降している物体203とに分類するのである。
説明すると、この図は、火砕流が発生した瞬間の画像を
入力画像211として示したもので、背景画像は212
で示すようになっているものとする。
して画像213が得られ、火砕流が存在して温度が高く
なっている部分と、火砕流が流れて去って温度が下がっ
た部分とを識別し、確認することができる。
は、その領域と上昇しなかった領域とに輝度分布の差が
生じるため、輝度分布形状の類似度は低くなる。このた
め、火砕流により溶岩ドームが形成された部分は、局所
的に急激に温度が上昇するので類似度が低くなるが、他
方、このとき火砕流により暖められた雲などでは、ほぼ
全体で温度が均一に上昇するため、類似度は高くなる。
を設けることにより、暖められた雲などによる部分が存
在していても、温度が上昇した領域200として、火砕
流部分を明確に分離することができるのである。
の領域と下降しなかった領域とに輝度分布の差が生じる
ため、輝度分布形状の類似度は低くなる。このため、溶
岩ドームが崩落した部分は、熱源が下に落ちてしまうの
で、その温度は急激に低下してしまうため、類似度は低
くなるが、他方、火砕流によって暖められた雲などで
は、熱源による加熱が減ったとしても、全体がほぼ均一
に冷却され温度が下降するので、類似度は高くなる。
を設けることにより、温度が低下している雲などによる
部分が存在していても、温度が低下した領域203とし
て、火砕流が流れ去った部分を明確に分離し、検出する
ことができる。
プラント設備など、立入禁止区域への侵入者の監視シス
テムなどにも適用可能なことは、言うまでもない。
変化に伴う誤検出の問題に対して、差分値の符号を利用
するようにしたので、監視視野の照度変化などの環境変
化の影響を受ける虞れか少なくなって物体の検出を正確
に得ることができると共に、輝度分布形状の類似度を用
いてパターンの保存性を判定するようにしたので、物体
の存在によらない照度の変化による領域が存在していた
場合でも、常に確実に物体が検出できる。
高い信頼性が要求される場合でも、安心して適用するこ
とができ、映像監視装置の適用範囲を充分に広げること
ができる。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
ャートである。
出の説明図である。
一例を示す構成図である。
合の一実施例を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
実施例を示すフローチャートである。
実施例による検出動作を一例を示す説明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 撮像装置の視野内に侵入する物体を検出
する物体検出方法において、 画像入力ステップと、 入力画像と背景画像との輝度値の差分値を計算するステ
ップと、前記 差分値の正の符号に対する差分値の二値化を行なう
第1の二値化ステップと、 前記差分値の負の符号に対する差分値の二値化を行なう
第2の二値化ステップと、 前記入力画像と前記背景画像との類似度を計算するステ
ップを設け、 前記差分値の正負の符号と、前記類似度の値に応じて、
物体を区別して検出する ことを特徴とする物体検出方
法。 - 【請求項2】 カメラの入力画像を用いて視野内に侵入
する物体を計算機によって検出する物体検出方法におい
て、 画像入力ステップと、 入力画像と背景画像との画素の輝度値の差分を計算する
ステップと、 その差分値の正負の符号情報を保存するステップと、 入力画像と背景画像の局所的な輝度値分布形状の類似度
を求めるステップと、前記 差分値の符号に応じて分岐するステップと、前記差分値の情報に類似度の情報を加えて閾値判定し、
物体を区別して検出する ステップとからなる物体検出方
法。 - 【請求項3】 請求項2の発明において、 前記の入力画像と背景画像の局所的な輝度値分布形状の
類似度が高い領域と類似度の低い領域を別の領域として
判定するステップを付加したことを特徴とする物体検出
方法。 - 【請求項4】 請求項2及び3の発明において、 前記の差分値の符号情報が正となる領域で入力画像と背
景画像の局所的な輝度値分布形状の類似度が高い領域
を、視野内のライトにより明るくなった領域として判定
するステップを付加したことを特徴とする物体検出方
法。 - 【請求項5】 請求項2及び3の発明において、 前記の差分値の符号情報が負となる領域で入力画像と背
景画像の局所的な輝度値分布形状の類似度が高い領域
を、物体の視野内に写る影により暗くなった領域として
判定するステップを付加したことを特徴とする物体検出
方法。 - 【請求項6】 請求項2及び3の発明において、 画像入力装置を赤外カメラとし、 前記の差分値の符号情報が正となる領域で入力画像と背
景画像の局所的な輝度値分布形状の類似度が低い領域
を、火砕流により局所的に著しく温度が上がった領域と
判定するステップを付加したことを特徴とする物体検出
方法。 - 【請求項7】 請求項2及び3の発明において、 画像入力装置を赤外カメラとし、 前記の差分値の符号情報が負となる領域で入力画像と背
景画像の局所的な輝度値分布形状の類似度が低い領域
を、火砕流が流れ落ちたことにより局所的に著しく温度
が下がった領域と判定するステップを付加したことを特
徴とする物体検出方法。 - 【請求項8】 所定の撮像手段により、所定の視野から
逐次、フレーム単位で取込まれてくる画像信号を用い、
過去の画像信号と最新の画像信号を複数個の画素からな
る領域毎に比較し、それらの輝度値の差分を二値化して
得た画像データに基づいて上記所定の視野内に入り込ん
でくる物体を検出する方式の映像監視装置における物体
検出方法において、 前記最新の画像信号が取り込まれてくるまでの所定フレ
ーム数の画像信号を取込み、それらのメディアン計算に
より背景画像信号を作成する背景画像信号作成手段と、 前記背景画像信号と上記最新の画像信号を複数個の画素
からなる領域毎に比較し、それらの輝度値の差分を、そ
の正負の符号も含めて検出し保存する符号保存手段と、 前記輝度値の差分の符号を判定する符号判定手段と、 閾値を異にする第1と第2の二値化手段と、 前記背景画像信号と現在の画像信号を複数個の画素から
なる領域毎に比較し、それらの輝度値分布形状の類似度
を検出する類似度検出手段とを設け、 前記符号判定手段による判定結果が正のとき前記第1の
二値化手段を用いて物体の検出を行ない、負のときは前
記第2の二値化手段を用いて物体を検出すると共に、 前記類似度検出手段により検出された類似度に応じて、
前記第1の二値化手段と前記第2の二値化手段の何れか
一方により検出された物体の真偽判定が行なわれるよう
に構成したことを特徴とする映像監視装置における物体
検出方法。 - 【請求項9】 所定の撮像手段により、所定の視野から
逐次、フレーム単位で取込まれてくる画像信号を用い、
過去の画像信号と最新の画像信号を複数個の画素からな
る領域毎に比較し、それらの輝度値の差分を二値化して
得た画像データに基づいて前記所定の視野内に入り込ん
でくる物体を検出する方式の映像監視装置における物体
検出方法において、 前記最新の画像信号が取り込まれてくるまでの所定フレ
ーム数の画像信号を取込み、それらのメディアン計算に
より背景画像信号を作成する背景画像信号作成手段と、 前記背景画像信号と前記最新の画像信号を複数個の画素
からなる領域毎に比較し、それらの輝度値の差分を、そ
の正負の符号も含めて検出し保存する符号保存手段と、 前記輝度値の差分の符号を判定する符号判定手段と、 閾値を異にする第1と第2の二値化手段と、 前記背景画像信号と現在の画像信号を複数個の画素から
なる領域毎に比較し、それらの輝度値分布形状の類似度
を検出する類似度検出手段とを設け、 前記符号判定手段による判定結果が正のとき前記第1の
二値化手段を用いて物体の検出を行ない、負のときは前
記第2の二値化手段を用いて物体を検出すると共に、 前記類似度検出手段により検出された類似度に応じて、
前記第1の二値化手段と前記第2の二値化手段の何れか
一方により検出された領域を区別して検出するように構
成したことを特徴とする映像監視装置における物体検出
方法。 - 【請求項10】 請求項9の発明において、 前記差分値の符号が正と判定され、前記類似度が所定値
を越えていると判定された領域が検出されたときは、そ
の領域は物体の存在による検出ではなく、前記視野内で
の局部的な照度増加による検出であると判定するように
構成されていることを特徴とする映像監視装置における
物体検出方法。 - 【請求項11】 請求項9の発明において、 前記差分値の符号が負と判定され、前記類似度が所定値
を越えていると判定された領域が検出されたときは、そ
の領域は物体の存在による検出ではなく、局部的な照度
低下による検出であると判定するように構成されている
ことを特徴とする映像監視装置における物体検出方法。 - 【請求項12】 請求項9の発明において、 前記撮像手段として赤外線撮像装置を用い、 前記差分値の符号が正と判定され、前記類似度が所定値
以下であると判定された領域が検出されたときは、視野
内に局部的に温度が高くなっている部分が存在するもの
と判定するように構成されていることを特徴とする映像
監視装置における物体検出方法。 - 【請求項13】 請求項9の発明において、 前記撮像手段として赤外線撮像装置を用い、 前記差分値の符号が負と判定され、前記類似度が所定値
以下であると判定された領域が検出されたときは、視野
内に局部的に温度が低くなっている部分が存在するもの
と判定するように構成されていることを特徴とする映像
監視装置における物体検出方法。
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---|---|---|---|
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EP96303303A EP0749098B1 (en) | 1995-05-17 | 1996-05-13 | Method and apparatus for sensing object located within visual field of imaging device |
DE69622476T DE69622476T2 (de) | 1995-05-17 | 1996-05-13 | Verfahren und Gerät zur Objekterkennung innerhalb des Gesichtfeldes eines Abbildungsgerätes |
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- 1995-05-17 JP JP11862995A patent/JP3294468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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