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JP3292464B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JP3292464B2
JP3292464B2 JP28878598A JP28878598A JP3292464B2 JP 3292464 B2 JP3292464 B2 JP 3292464B2 JP 28878598 A JP28878598 A JP 28878598A JP 28878598 A JP28878598 A JP 28878598A JP 3292464 B2 JP3292464 B2 JP 3292464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
input shaft
axis
transmission shaft
shaft
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP28878598A
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English (en)
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JPH11206228A (ja
Inventor
正晴 岡崎
弘 椋代
矢吹  誠
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
Priority to JP28878598A priority Critical patent/JP3292464B2/ja
Publication of JPH11206228A publication Critical patent/JPH11206228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3292464B2 publication Critical patent/JP3292464B2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Combines (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀稈を連続的に刈取っ
て脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種コンバイ
ンにおいて、刈取部を左右横方向にスライド移動させる
ようにしたものは既に知られている。刈取部を横移動さ
せる目的は、未刈り側を左にして回り刈り作業を行う場
合には、刈取部をできるだけ左側(未刈地側)に寄せ
て、未刈り穀稈と走行クローラとの間隔を大きくして、
クローラが押し出す泥土によって未刈穀稈を押し倒さな
いようにすること、そして、中割り作業を行う場合など
には刈取部を左右中間位置若しくは右側に設定して右走
行クローラの前方に分草体を位置させ、右走行クローラ
で右側未刈り穀稈を踏み付けることがないようにする点
にある。本発明は、かかる刈取部の横スライド装置にお
いて、刈取部への伝動構造の簡略化を図ることを目的と
している。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
機体(3)の前部に、刈取主フレーム(25)を介して左右
方向横軸(左右刈取入力ケース(26)(27))回りで昇
降揺動自在に連結された穀稈引起部材(引起ケース(1
8))と刈刃(21)を前記走行機体(3)或いは前記刈取
主フレーム(25)に対して横方向に相対スライド移動自
在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)(27)と
同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この刈取入力
軸(73)から前記引起部材(18)と刈刃(21)に対して
動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向きに配設し、
この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸(73)に縦軸
(縦軸(52)(縦伝動軸(70))を介してこの縦軸
(縦軸(52)(縦伝動軸(70))回りで回動自在に連
動連結され、また刈取入力軸(73)から動力を伝達され
刈刃(21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)始
端に搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取伝
動軸(76)に対し常に、左右方向距離を概ね同一に保持
され、且つ、概ね平行移動されるように配設したもの
で、左右にスライド自在な刈取部に動力を伝える刈取伝
動構造の簡略化を容易に図り得るものである。この発明
はさらに次のように具体化するのであり、即ち、上記し
た穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を前記走行機体(3)
或いは刈取主フレーム(25)に対して横方向に相対スラ
イド移動自在に構成すると共に、刈取伝動軸(76)を縦
軸(70)側に対して前後方向に摺動自在となす。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は刈取入力部の正面断面図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)に固設する機台、
(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)を内
蔵する脱穀部、(7)は刈取作業部材及び穀稈縦搬送部材
を備える2条用の刈取部、(8)はフィードチェン(5)終
端に連結させる排藁チェン(9)の終端を臨ませる排藁処
理部、(10)はコンバインの各部を駆動するエンジン、
(11)は揚穀筒(12)を介して脱穀部(4)から取出す穀
粒を貯溜する籾タンク、(13)は運転席(14)及び運転
操作部(15)を備える運転台であり、刈取部(7)で刈取
った穀稈を脱穀部(4)で脱穀処理するように構成してい
る。
【0005】図4乃至図6に示す如く、前記刈取部(7)
は、分草板(16)を介して取入れられる未刈穀稈を起立
させる引起タイン(17)を有する左右引起ケース(1
8)と、引起された穀稈の稈元側及び穂先側を掻込む左
右スターホイル(19)及び左右掻込ベルト(20)と、掻
込時穀稈の稈元側を切断する刈刃(21)などの刈取作業
部材を備えると共に、前記左右スターホイル(19)の掻
込側に合流する2条分の穀稈の稈元側及び穂先側をフィ
ードチェン(5)始端に搬送する縦搬送チェン(22)及
び上部搬送タイン(23)などの穀稈縦搬送部を備える。
【0006】また、前記脱穀部(4)の前側から機台(3)
の前端に固設する走行ミッション(24)と左走行クロー
ラ(2)の間を通して前方斜め下方に突出させる刈取主フ
レーム(25)を備え、その刈取主フレーム(25)の上端
(脱穀機体側)両側には機体左右方向に水平に刈取部
(7)の上下回動軸である左右刈取入力ケース(26)(2
7)が同一軸芯上で突出固定され、その左右刈取入力ケ
ース(26)(27)を機台(3)の前端に立設固定する受台
(28)に回転自在に支持させると共に、前記刈取主フレ
ーム(25)の下端両側には左右刈取入力ケース(26)
(27)と平行に左右支持パイプ(29)(30)が同一軸芯
上で突出固定され、その支持パイプ(29)(30)に平行
に一体連結させるガイドフレーム(31)を設け、そのガ
イドフレーム(31)に左右及び中央の刈取フレーム(3
2)の後部横連結パイプ(33)を左右に摺動自在に支持
させると共に、左右支持パイプ(29)(30)内に前記刈
取主フレーム(25)を貫通するめねじである内筒(34)
を回転自在に嵌合し、その内筒(34)に通すおねじであ
るスライドフレーム(35)の両端に前記後部横連結パイ
プ(33)の両端を一体連結させる。
【0007】そして、前記分草板(16)が各刈取フレー
ム(32)の先端に取付けられ、前記左右引起ケース(1
8)下部が左右の刈取フレーム(32)中間に立設固定す
る左右支持パイプ(36)に支持されると共に、前記スラ
イドフレーム(35)の両端に左右ギヤケース(37)を介
して左右引起パイプ(38)を立設固定し、その左右引起
パイプ(38)上端の左右引起駆動ケース(39)に前記左
右引起ケース(18)上部が支持され、前記右スターホイ
ル(19)及び掻込ベルト(20)が右引起パイプ(38)中
間部に組込む掻込駆動ケース(40)に支持され、前記左
スターホイル(19)及び左掻込ベルト(20)が左引起パ
イプ(38)中間に連結する支持アーム(11)に支持さ
れ、前記刈刃(21)が横連結パイプに固設する刈刃台
(42)に取付けられ、前記刈取主フレーム(25)と機台
(3)間に介設する刈取昇降シリンダ(43)の伸縮動作に
より、各刈取作業部材を左右刈取入力ケース(26)(2
7)を支点に昇降させ、また右刈取入力ケース(27)端
部の刈取入力プーリ(44)に入力されるエンジン(10)
の動力を、右刈取入力ケース(27)及び主刈取フレーム
(25)内を通して内筒(34)の駆動ギヤ(45)に伝達さ
せ、その内筒(34)の正逆転駆動によるスライドフレー
ム(35)の左右スライド動作により、各刈取作業部材を
左右に移動させるように構成している。
【0008】また、前記左刈取入力ケース(26)の中間
部に刈取出力ケース(46)を左右に回動自在に取付け、
その刈取出力ケース(46)と前記右引起パイプ(38)中
間部に組込む刈取作業入力ケース(47)間に連結パイプ
(48)を架設し、刈取作業部材の左右移動に追従して、
刈取出力ケース(46)からの連結パイプ(48)を左右に
回動させることにより、各刈取作業部材の左右移動時に
も、各刈取作業部材の動力を刈取入力プーリ(44)から
左右刈取入力ケース(26)(27)及び刈取出力ケース
(46)及び連結パイプ(48)の内方を通して右引起パイ
プ(38)中間部の刈取作業入力ケース(47)に伝達する
ように構成している。
【0009】そして、刈取作業入力ケース(47)に入力
される動力を各刈取作業部材に伝達するもので、刈取作
業入力ケース(47)から右引起パイプ(38)の内を通し
て右引起駆動ケース(39)及び掻込駆動ケース(40)に
動力が分配伝達され、右引起ケース(18)の引起タイン
(17)及び右スターホイル(19)及び掻込ベルト(20)
を駆動し、左スターホイル(19)及び左掻込ベルト(2
0)を従動させると共に、掻込駆動ケース(40)から右
引起パイプ(38)の内を通して右ギヤケース(37)に
動力が伝達され、その右ギヤケース(37)から出力軸
(49)を介して刈刃(21)の動力を取出し、また右ギヤ
ケース(37)からスライドフレーム(35)の内を通して
左ギヤケース(37)に動力が伝達され、その左ギヤケー
ス(37)から左引起パイプ(38)内を通して左引起駆動
ケース(39)に動力が伝達されて、左引起ケース(18)
の引起タイン(17)を駆動するように構成している。
【0010】ところで、前記右引起パイプ(38)の掻込
駆動ケース(40)より下側は、水平パイプ(50)及びギ
ヤケース(51)を介して機体右側に振った状態で垂下
され、右スターホイル(19)及び右掻込ベルト(20)と
干渉しないように形成されている。
【0011】図1及び図7及び図8にも示す如く、前記
刈取出力ケース(46)には穀稈縦搬送部材の左右回動軸
である縦軸(52)と、穀稈縦搬送部材の上下回動軸であ
る横軸(53)とが略直角に一体的に設けられ、その縦軸
(52)を介して刈取出力ケース(46)を左刈取入力ケー
ス(26)中間部の軸受部(26a)に回転自在に連結する
と共に、前記縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイン
(23)の送り終端側を駆動スプロケット(54)(55)及
びスプロケット軸(56)を介して支持させる縦搬送駆動
ケース(57)を設け、その縦搬送駆動ケース(57)を前
記刈取出力ケース(46)の横軸(53)に回転自在に連結
し、刈取作業部材の昇降に追従させてこれと一体的に前
記縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイン(23)の送り
始端側を左右刈取入力ケース(26)(27)を支点に昇降
させると共に、刈取作業部材の左右移動に追従させてこ
れと一体的に前記縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイ
ン(23)の送り始端側を縦軸(52)を支点に左右に移動
させるように構成している。
【0012】また前記縦軸(52)は、縦搬送チェン(2
2)及び上部搬送タイン(23)の送り始端側を略水平に
左右移動させるように、左刈取入力ケース(26)に対し
て正面視で略直角に設けられ、刈取部(7)の掻込位置に
対する縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイン(23)
の送り始端側の穀稈受継高さを一定維持するように構成
している。
【0013】さらに、前記縦軸(52)は、縦搬送チェン
(22)の送り終端側を前記フィードチェン(5)の送り始
端の穀稈受継ぎ面(5a)に対して平行移動させるよう
に、その穀稈受継ぎ面(5a)に対して側面視で略直角に
設けられ、フィードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)に
対する縦搬送チェン(22)の穀稈受継ぎ高さを一定維
持するように構成している。
【0014】図9乃至図12にも示す如く、前記縦搬送
駆動ケース(57)にブラケット(58)を介してU字パ
イプ(59)の一端を一体連結し、そのU字パイプ(59)
の他端に前記縦搬送チェン(22)を支持させると共に、
前記連結パイプ(48)の中間部にブラケット(60)を介
して扱深さ調節モータ(61)を固設し、モータ(61)の
回転軸であるねじ軸(62)の先端を連結パイ(48)に固
設する軸受アーム(63)先端に回転自在に軸支して、そ
のねじ軸(62)を前記横軸(53)に対して平面視で略直
角方向に張設し、そのねじ軸(62)に螺着するナット体
(64)に一端を回転自在に連結させる押引アーム(65)
を設け、その押引アーム(65)の他端を前記U字パイプ
(59)の中間部に固設する操作アーム(66)の先端に回
転自在に連結させ、ねじ軸(62)の回転によってこの軸
(62)上でナット体(64)を前後移動させることによ
り、押引アーム(65)及び操作アーム(66)及びU字パ
イプ(59)を介して縦搬送駆動ケース(57)を、左右刈
取入力ケース(26)(27)に対しオフセットする横軸
(53)を支点に回動させて、縦搬送チェン(22)及び上
部搬送タイン(23)の送り始端側のみを左右スターホイ
ル(19)及び掻込ベルト(20)に対して昇降させ、脱穀
部(4)の扱室内に供給する穂先長さを略一定に保つ扱深
さ調節を行うもので、縦搬送部材の上下回動軸中心を側
面視でフィードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)の略真
横に設けたため、刈取作業部材と一体的に縦搬送チェン
(22)の送り始端側を昇降させるとき、縦搬送部材の上
下回動軸を刈取部(7)の上下回動軸上とする従来に比
べ、縦搬送チェン(22)の送り終端側の回動半径より扱
深さ調節時の縦搬送チェン(22)の送り終端側の回動半
径を短くし、フィードチェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)
に対する縦搬送チェン(22)の送り終端側の高さ変位
を小さくするように構成している。
【0015】図1に示す如く、前記縦搬送駆動ケース
(57)のスプロケット軸(56)を横軸(53)内でこの軸
芯上に設ける横伝動軸(67)に一対のベベルギヤ(6
8)(69)を介して連動連結し、その横伝動軸(67)を
縦軸(52)内でこの軸芯上に設ける刈取作業出力軸であ
る縦伝動軸(70)に一対のベベルギヤ(71)(72)を介
して連動連結し、その縦伝動軸(70)を左右刈取入力ケ
ース(26)(27)内でこの軸芯上に設けて刈取入力プー
リ(44)を一端に軸支させる刈取入力軸(73)に一対の
ベベルギヤ(74)(75)を介して連動連結し、縦搬送チ
ェン(22)及び上部搬送タイン(23)を駆動するように
構成している。
【0016】図5及び図7乃至図10に示す如く、前記
右引起パイプ(38)も前記縦軸(52)と同様にフィード
チェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)に対して側面視で略直
角に設けると共に、前記連結パイプ(48)をフィードチ
ェン(5)の穀稈受継ぎ面(5a)と側面視で略平行に設
け、連結パイプ(48)内でこの軸芯上に設ける断面六角
の刈取伝動軸(76)と前記縦伝動軸(70)及び右引起パ
イプ(38)内でこの軸芯上に設ける刈取作業入力軸(7
7)との軸角度を側面視で略直角に設け、刈取作業部材
の左右移動に追従して縦伝動軸(70)を中心に刈取伝動
軸(76)を左右に回動させることにより、等速軸継手で
あるベベルギヤ(72)(71)(78)により、縦伝動軸
(70)と刈取伝動軸(76)間の伝動を行えるように構成
している。
【0017】また、右引起パイプ(38)に対して回転自
在に設けた前記刈取作業入力ケース(47)から支持パイ
プ(79)を突出固設させ、その支持パイプ(79)に連結
パイプ(48)の出力側を摺動自在に嵌合させると共に、
刈取出力ケース(46)に内装する入力ベベルギヤ(78)
に前記刈取伝動軸(76)をこの軸方向にのみ摺動自在に
嵌合させ、またその刈取伝動軸(76)の入力側端を出入
自在に内挿させる軸カバー(80)を刈取出力ケース(4
6)に一体取付けしている。そして、刈取作業部材の直
線的な左右移動に追従させて、前記連結パイプ(48)
を、出力側で摺動させる一方、刈取伝動軸(76)をこの
入力側で摺動させ、これにより、これら連結パイプ(4
8)及び刈取伝動軸(76)が刈取入力軸(73)に対し縦
軸(52)回りに回動自在な構成になっている
【0018】上記から明らかなように、走行機体である
機台(3)の前部に、刈取主フレーム(25)を介して左右
方向横軸である刈取入力ケース(26)回りで昇降揺動自
在に連結された穀稈引起部材である引起ケース(18)と
刈刃(21)を前記機台(3)或いは前記刈取主フレーム
(25)に対して横方向に相対スライド移動自在に構成す
ると共に、前記刈取入力ケース(26)と同一軸芯上に刈
取入力軸(73)を配設し、この刈取入力軸(73)から前
記引起ケース(18)と刈刃(21)に対して動力を伝達す
る刈取伝動軸(76)を前後向きに配設し、この際、刈取
伝動軸(76)は刈取入力軸に縦軸(52)を介してこの縦
軸(52)回りで回動自在に連動連結され、また刈取入力
軸(73)から動力を伝達され刈刃(21)で刈り取られた
穀稈をフィードチェン(5)始端に搬送する穀稈縦搬送部
(22)(23)を、前記刈取伝動軸(76)に対し常に、左
右方向距離を概ね同一に保持され、且つ、概ね平行移動
されるように配設し、左右にスライド自在な刈取部(7)
に動力を伝える刈取伝動構造の簡略化を図れるように構
成している。
【0019】図11及び図12に示す如く、縦搬送チェ
ン(22)及び上部搬送タイン(23)により搬送される穀
稈の穂先側を支持する穂先ガイド板(81)を設け、その
ガイド板(81)の下側前後を前記上部搬送タイン(23)
のケース(23a)上面にブラケット(82)(83)を介し
て一体連結すると共に、前記ガイド板(81)の上側中間
部を前記U字パイプ(59)中間にブラケット(84)を介
して一体連結し、縦搬送チェン(22)及び上部搬送タイ
ン(23)と一体的に前記ガイド板(81)を左右移動させ
るもので、このガイド板(81)の裏面側空間(85)に前
記扱深さ調節モータ(61)及びねじ軸(62)など扱深
さ調節部材を配設するように構成している。
【0020】本実施例は上記の如く構成しており、左走
行クローラ(2)によって未刈穀稈を踏まないように、刈
取部(7)の刈取作業部材及び縦搬送部を、左側のスライ
ド終端位置に位置させて通常の刈取作業を行うもので、
中割作業時、刈取部(7)を右側のスライド終端位置まで
スライドさせ、左右走行クローラ(2)によって未刈穀稈
を踏むのを防止すると共に、畦際刈作業時、刈取部(7)
を畦側のスライド終端位置までスライドさせ、畦側の走
行クローラ(2)がその畦に乗上げるのを防止し、また刈
取部(7)の左右スライド調節により未刈穀稈列に対する
条合せを行うようにしている。
【0021】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム(25)を介
して左右方向横軸(26)回りで昇降揺動自在に連結され
た穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を前記走行機体(3)
或いは刈取主フレーム(25)に対して横方向に相対スラ
イド移動自在に構成すると共に、前記左右方向横軸(2
6)と同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この刈
取入力軸(73)から前記穀稈引起部材(18)と刈刃(2
1)に対して動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向
きに配設し、この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸
(73)に縦軸を介してこの縦軸回りで回動自在に連動連
結され、また刈取入力軸(73)から動力を伝達され刈刃
(21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)始端に
搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取伝動軸
(76)の屈折変位にも拘わらずこの刈取伝動軸(76)に
対し常に、左右方向距離を概ね同一に保持され、且つ、
概ね平行移動されるように配設したもので、左右にスラ
イド自在な刈取部(7)に動力を伝える刈取伝動構造の簡
略化を容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 刈取入力部の正面断面図。
【図2】 コンバインの全体側面図。
【図3】 コンバインの全体平面図。
【図4】 刈取部の正面図。
【図5】 刈取部の側面図。
【図6】 刈取部の平面図。
【図7】 穀稈縦搬送部材の回動支点部の側面図。
【図8】 穀稈縦搬送部材の回動支点部の平面図。
【図9】 扱深さ調節部の側面図。
【図10】 連結パイプの平面図。
【図11】 U字パイプの平面図。
【図12】 U字パイプの正面図。
【符号の説明】
(3) 機台(走行機体) (18) 引起ケース(穀稈引起部材) (21) 刈刃 (22) 縦搬送チェン(穀稈縦搬送部、搬送手段) (23) 上部搬送タイン(穀稈縦搬送部、搬送手段) (25) 刈取主フレーム (26) 刈取入力ケース(左右方向横軸) (52) 縦軸(縦伝動軸) (73) 刈取入力軸 (70) 縦伝動軸 (76) 刈取伝動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−283210(JP,A) 実開 平3−54129(JP,U) 実開 昭63−145426(JP,U) 実開 昭58−53523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/28 - 69/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム
    (25)を介して左右方向横軸(26)(27)回りで昇降揺
    動自在に連結された穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を
    前記走行機体(3)に対して横方向に相対スライド移動自
    在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)(27)と
    同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この刈取入力
    軸(73)から前記引起部材(18)と刈刃(21)に対して
    動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向きに配設し、
    この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸(73)に縦軸
    (70)を介してこの縦軸(70)回りで回動自在に連動連
    結され、また刈取入力軸(73)から動力を伝達され刈刃
    (21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)始端に
    搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取伝動軸
    (76)に対し常に、左右方向距離を概ね同一に保持さ
    れ、且つ、概ね平行移動されるように配設したことを特
    徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム
    (25)を介して左右方向横軸(26)(27)回りで昇降揺
    動自在に連結された穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を
    前記刈取主フレーム(25)に対して横方向に相対スライ
    ド移動自在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)
    (27)と同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この
    刈取入力軸(73)から前記引起部材(18)と刈刃(21)
    に対して動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向きに
    配設し、この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸(73)
    に縦軸(70)を介してこの縦軸(70)回りで回動自在に
    連動連結され、また刈取入力軸(73)から動力を伝達さ
    れ刈刃(21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)
    始端に搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取
    伝動軸(76)に対し常に、左右方向距離を概ね同一に保
    持され、且つ、概ね平行移動されるように配設したこと
    を特徴とするコンバイン。
  3. 【請求項3】 走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム
    (25)を介して左右方向横軸(26)(27)回りで昇降揺
    動自在に連結された穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を
    前記走行機体(3)に対して横方向に相対スライド移動自
    在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)(27)と
    同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この刈取入力
    軸(73)から前記引起部材(18)と刈刃(21)に対して
    動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向きに配設し、
    この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸(73)に縦軸
    (70)を介してこの縦軸(70)回りで回動自在に連動連
    結すると共に縦軸(70)側に対して前後方向に摺動自在
    とし、また刈取入力軸(73)から動力を伝達され刈刃
    (21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)始端に
    搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取伝動軸
    (76)に対し常に、左右方向距離を概ね同一に保持さ
    れ、且つ、概ね平行移動されるように配設したことを特
    徴とするコンバイン。
  4. 【請求項4】 走行機体(3)の前部に、刈取主フレーム
    (25)を介して左右方向横軸(26)(27)回りで昇降揺
    動自在に連結された穀稈引起部材(18)と刈刃(21)を
    前記刈取主フレーム(25)に対して横方向に相対スライ
    ド移動自在に構成すると共に、前記左右方向横軸(26)
    (27)と同一軸芯上に刈取入力軸(73)を配設し、この
    刈取入力軸(73)から前記引起部材(18)と刈刃(21)
    に対して動力を伝達する刈取伝動軸(76)を前後向きに
    配設し、この際、刈取伝動軸(76)は刈取入力軸(73)
    に縦軸(70)を介してこの縦軸(70)回りで回動自在に
    連動連結すると共に縦軸(70)側に対して前後方向に摺
    動自在とし、また刈取入力軸(73)から動力を伝達され
    刈刃(21)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(5)始
    端に搬送する穀稈縦搬送部(22)(23)を、前記刈取伝
    動軸(76)に対し常に、左右方向距離を概ね同一に保持
    され、且つ、概ね平行移動されるように配設したことを
    特徴とするコンバイン。
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