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JP3288162B2 - 自動検針用無線システム - Google Patents

自動検針用無線システム

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Publication number
JP3288162B2
JP3288162B2 JP32874093A JP32874093A JP3288162B2 JP 3288162 B2 JP3288162 B2 JP 3288162B2 JP 32874093 A JP32874093 A JP 32874093A JP 32874093 A JP32874093 A JP 32874093A JP 3288162 B2 JP3288162 B2 JP 3288162B2
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JP
Japan
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terminal
wireless
time
wireless device
network control
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JP32874093A
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肇 古沢
純 藤原
利彦 河合
哲也 原
哲也 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32874093A priority Critical patent/JP3288162B2/ja
Publication of JPH07184276A publication Critical patent/JPH07184276A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線を利用して端
末装置から例えばガス、水道、電気等の使用量のような
データをセンタ装置に収集する自動検針システムに関
し、更に詳しくは、端末装置を無線回線を介して接続し
得るように部分的な無線化を行った自動検針用無線シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動検針用無線システムは、セ
ンタ装置から電話回線を介してノーリンギング通信方式
で端末用網制御装置を呼び出し、更に該端末用網制御装
置から無線回線を介して端末装置を呼び出し、該端末装
置からのデータを逆の経路を介してセンタ装置に収集し
たり、または端末装置からの発呼要求に応じて端末装置
から無線回線を介して端末用網制御装置を呼び出し、該
端末用網制御装置から電話回線を介してセンタ装置を呼
び出し、端末装置からのデータをセンタ装置に収集する
ようになっている。
【0003】このような自動検針用無線システムでは、
端末装置および端末用網制御装置のそれぞれに無線装置
を接続し、これにより端末装置と端末用網制御装置とは
それぞれの無線装置を利用した無線回線を介して通信を
行うようになっている。更に詳しくは、電話回線に接続
された端末用網制御装置には網制御用無線装置である無
線装置の親機(以下、親無線装置と称する)を接続し、
また端末装置には端末用無線装置である無線装置の子機
(以下、子無線装置と称する)を接続し、端末用網制御
装置と端末装置はそれぞれ親無線装置および子無線装置
を介して無線通信を行う。
【0004】このように無線回線を利用した自動検針用
無線システムでは、親無線装置および子無線装置に対す
る動作電源として、その設置条件等から交流100Vの
商用電源を使用することが困難であり、電池を使用する
ことが必要条件である。
【0005】このように電池駆動式の親無線装置および
子無線装置を使用した自動検針用無線システムの通信方
法としては、電池の消耗を極力低減するために、親無線
装置および子無線装置の両者に同期した時計を内蔵し、
所定の無線通信時刻になった場合のみ無線装置を起動し
て両無線装置間で無線通信を行い、これにより電池の消
耗を低減するようにしている。
【0006】このような方法では、無線通信を行うに当
たって、親無線装置および子無線装置にそれぞれ内蔵さ
れている時計が完全に一致していることが前提である
が、各時計は独立しているものであるため、長い間使用
していると、時間のずれが生じるものであるので、この
時間のずれを補正する手段が必要となる。このような時
間のずれを補正する方法としては、例えば1日1回程度
の割合で親無線装置および子無線装置の時計同期合わせ
のための無線通信を行う方法等が従来考えられている。
【0007】このような親無線装置と子無線装置との時
計同期合わせ通信は、電池駆動で無線通信を行うにあた
っては必要欠くべからざるものであり、この時計同期合
わせができないと時間のずれが拡大し、ひいては無線通
信ができなくなる可能性が生じる。従って、この時計同
期合わせ通信を確実に行うことが自動検針用無線システ
ムのポイントとなっている。
【0008】ところで、自動検針用無線システムで使用
する無線は、比較的送信出力の大きい特定小電力無線
(送信出力10mW以下)を利用するものであるが、そ
の無線到達距離は一般市街地でも約100メートル程度
であり、自動検針用無線システム用の無線装置をガス、
水道、電気等の検針のために一般家庭に設置した場合に
は、無線到達エリア内に複数の無線装置が存在する場合
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、親無
線装置と子無線装置の間で、例えば1日1回程度の割合
で時計同期合わせ通信を行うと、無線到達エリア内に複
数の無線装置が存在する場合には、他のシステムの無線
通信がぶつかり、親無線装置と子無線装置との間の時計
同期合わせを適確に行うことができなくなる可能性があ
るという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、無線到達エリア内に複数の無
線装置が存在する場合でも、他のシステムとの混信がな
く、確実な時計同期合わせ通信を行うことができ、ひい
ては無線通信を確実に行うことができる自動検針用無線
システムを提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、無線装置を設
置した時に親無線装置と子無線装置の時計の同期を簡単
に取ることができる自動検針用無線システムを提供する
ことにある。
【0012】更に、本発明の別の目的は、親無線装置と
子無線装置の時計に生じた多少の時間ずれを適確に補正
することができる自動検針用無線システムを提供するこ
とにある。
【0013】
【0014】また、本発明の自動検針用無線システム
は、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装置
に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用無
線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介し
て端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセンタ
装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置および
端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時計
回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のための
無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を行
う自動検針用無線システムであって、需要家毎の時計同
期合わせ通信時刻を記憶した記憶手段と、該記憶手段に
記憶された需要家毎の時計同期合わせ通信時刻を需要家
の無線装置に設定する設定手段と、該設定手段で設定さ
れた時計同期合わせ通信時刻になると、網制御用無線装
置と端末用無線装置との間で時計同期合わせ無線通信を
実施する時計同期合わせ無線通信実施手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0015】更に、本発明の自動検針用無線システム
は、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装置
に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用無
線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介し
て端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセンタ
装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置および
端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時計
回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のための
無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を行
う自動検針用無線システムであって、網制御用無線装置
は、センタ装置から定期的に行われるノーリンギング通
信による検針要求を受信した時刻を時計同期合わせ通信
時刻として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した
時計同期合わせ通信時刻になると、網制御用無線装置と
端末用無線装置との間で時計同期合わせ無線通信を実施
する時計同期合わせ無線通信実施手段とを有することを
要旨とする。
【0016】また更に、本発明の自動検針用無線システ
ムは、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装
置に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用
無線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介
して端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセン
タ装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置およ
び端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時
計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のため
の無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を
行う自動検針用無線システムであって、網制御用無線装
置は、センタ装置からノーリンギング通信による検針要
求時に送信される検針発呼日時データを時計同期合わせ
通信時刻として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
した時計同期合わせ通信時刻になると、網制御用無線装
置と端末用無線装置との間で時計同期合わせ無線通信を
実施する時計同期合わせ無線通信実施手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0017】本発明の自動検針用無線システムは、電話
回線を介してセンタ装置から端末用網制御装置に接続
し、該端末用網制御装置に接続された網制御用無線装置
から端末装置に接続された端末用無線装置を介して端末
装置を呼び出し、該端末装置からデータをセンタ装置に
収集するとともに、前記網制御用無線装置および端末用
無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時計回路の
時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のための無線通
信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を行う自動
検針用無線システムであって、網制御用無線装置は親機
用設定器からのテスト通信要求に応答して、送信回数を
識別するための情報を付加した送信データを連続して送
信し、端末用無線装置は子機用設定器からのテスト通信
要求に応答して、送信キャリアを検出するためのキャリ
アセンス動作を開始して、網制御用無線装置からの送信
データを受信し、この受信した送信データに含まれる送
信回数情報から最終送信データを識別し、該最終送信デ
ータ受信後の所定時間後に応答を返送し、該応答完了時
点を次回無線通信までの時間間隔の開始時点とし、これ
により無線装置設置時の時計同期合わせを行う手段を有
することを要旨とする。
【0018】また、本発明の自動検針用無線システム
は、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装置
に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用無
線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介し
て端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセンタ
装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置および
端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時計
回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のための
無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を行
う自動検針用無線システムであって、網制御用無線装置
は親機用設定器からのテスト通信要求に応答して、送信
回数を識別するための情報を付加した送信データを連続
して送信し、端末用無線装置は子機用設定器からのテス
ト通信要求に応答して、送信キャリアを検出するための
キャリアセンス動作を開始して、網制御用無線装置から
の送信データを受信し、この受信した送信データに含ま
れる送信回数情報から相手無線装置から最終のデータが
送信されるまでの時間を計算し、この最終送信データ送
信終了時間から定められた時間後に応答を返送し、この
応答完了時点を次回無線通信までの時間間隔の開始時点
とし、これにより無線装置設置時の時計同期合わせを行
う手段を有することを要旨とする。
【0019】更に、本発明の自動検針用無線システム
は、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装置
に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用無
線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介し
て端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセンタ
装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置および
端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時計
回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のための
無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を行
う自動検針用無線システムであって、網制御用無線装置
は送信回数を識別するための情報を付加した送信データ
を送信する手段を有し、端末用無線装置は網制御用無線
装置からの送信キャリアを検出するためのキャリアセン
ス動作を開始して、網制御用無線装置からの送信データ
を受信し、この受信した送信データに含まれる送信回数
情報から最終送信データを識別し、受信開始から最終送
信データ受信完了までの時間を測定し、この測定した時
間から次回の無線通信を行うまでの時間を補正する手段
を有することを要旨とする。
【0020】また更に、本発明の自動検針用無線システ
ムは、電話回線を介してセンタ装置から端末用網制御装
置に接続し、該端末用網制御装置に接続された網制御用
無線装置から端末装置に接続された端末用無線装置を介
して端末装置を呼び出し、該端末装置からデータをセン
タ装置に収集するとともに、前記網制御用無線装置およ
び端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同期した時
計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収集のため
の無線通信および前記時計回路の同期合わせ無線通信を
行う自動検針用無線システムであって、網制御用無線装
置は送信回数を識別するための情報を付加した送信デー
タを送信する手段を有し、端末用無線装置は網制御用無
線装置からの送信キャリアを検出するためのキャリアセ
ンス動作を開始して、網制御用無線装置からの送信デー
タを受信すると同時に、受信開始から受信完了までの時
間を測定するとともに、前記受信した送信データに含ま
れる送信回数情報から最終送信データが送信されるまで
の時間を算出し、この算出した時間から次回の無線通信
を行うまでの時間を補正する手段を有することを要旨と
する。
【0021】
【0022】また、本発明の自動検針用無線システムで
は、需要家毎の時計同期合わせ通信時刻を記憶し、この
需要家毎の時計同期合わせ通信時刻を需要家の無線装置
に設定し、この設定された時計同期合わせ通信時刻にな
ると、網制御用無線装置と端末用無線装置との間で時計
同期合わせ無線通信を実施する。
【0023】更に、本発明の自動検針用無線システムで
は、網制御用無線装置はセンタ装置から定期的に行われ
るノーリンギング通信による検針要求を受信した時刻を
時計同期合わせ通信時刻として記憶し、この記憶した時
計同期合わせ通信時刻になると、網制御用無線装置と端
末用無線装置との間で時計同期合わせ無線通信を実施す
る。
【0024】また更に、本発明の自動検針用無線システ
ムでは、網制御用無線装置はセンタ装置からノーリンギ
ング通信による検針要求時に送信される検針発呼日時デ
ータを時計同期合わせ通信時刻として記憶し、この記憶
した時計同期合わせ通信時刻になると、網制御用無線装
置と端末用無線装置との間で時計同期合わせ無線通信を
実施する。
【0025】本発明の自動検針用無線システムでは、網
制御用無線装置は親機用設定器からのテスト通信要求に
応答して、送信回数を識別するための情報を付加した送
信データを連続して送信し、端末用無線装置は子機用設
定器からのテスト通信要求に応答して、送信キャリアを
検出するためのキャリアセンス動作を開始して、網制御
用無線装置からの送信データを受信し、この受信した送
信データに含まれる送信回数情報から最終送信データを
識別し、該最終送信データ受信後の所定時間後に応答を
返送し、該応答完了時点を次回無線通信までの時間間隔
の開始時点とし、これにより無線装置設置時の時計同期
合わせを行う。
【0026】また、本発明の自動検針用無線システムで
は、網制御用無線装置は親機用設定器からのテスト通信
要求に応答して、送信回数を識別するための情報を付加
した送信データを連続して送信し、端末用無線装置は子
機用設定器からのテスト通信要求に応答して、送信キャ
リアを検出するためのキャリアセンス動作を開始して、
網制御用無線装置からの送信データを受信し、この受信
した送信データを含まれる送信回数情報から相手無線装
置から最終のデータが送信されるまでの時間を計算し、
この最終送信データ送信終了時間から定められた時間後
に応答を返送し、この応答完了時点を次回無線通信まで
の時間間隔の開始時点とし、これにより無線装置設置時
の時計同期合わせを行う。
【0027】更に、本発明の自動検針用無線システムで
は、網制御用無線装置は送信回数を識別するための情報
を付加した送信データを送信する手段を有し、端末用無
線装置は網制御用無線装置からの送信キャリアを検出す
るためのキャリアセンス動作を開始して、網制御用無線
装置からの送信データを受信し、この受信した送信デー
タに含まれる送信回数情報から最終送信データを識別
し、受信開始から最終送信データ受信完了までの時間を
測定し、この測定した時間から次回の無線通信を行うま
での時間を補正する。
【0028】また更に、本発明の自動検針用無線システ
ムでは、網制御用無線装置は送信回数を識別するための
情報を付加した送信データを送信する手段を有し、端末
用無線装置は網制御用無線装置からの送信キャリアを検
出するためのキャリアセンス動作を開始して、網制御用
無線装置からの送信データを受信すると同時に、受信開
始から受信完了までの時間を測定するとともに、前記受
信した送信データに含まれる送信回数情報から最終送信
データが送信されるまでの時間を算出し、この算出した
時間から次回の無線通信を行うまでの時間を補正する。
【0029】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0030】図1は、本発明の第1の実施例に係わる自
動検針用無線システムの全体構成を示すブロック図であ
る。同図に示す自動検針用無線システムは、例えば一般
家庭等に設置され、ガス、水道、電気等の使用量を検針
する端末装置であるメータ29からの検針データをセン
タ装置21に収集するものであり、メータ29は子無線
装置28に接続され、該子無線装置28から無線回線を
介して親無線装置27に接続され、該親無線装置27か
ら端末用網制御装置(T−NCU)26を介して交換機
24に接続されている。また、センタ装置21はセンタ
用網制御装置(C−NCU)22または自動着信用網制
御装置(MA−NCU)23を介して交換機24に接続
されている。交換機24にはノーリンギングトランク2
5が接続されている。
【0031】また、センタ装置21には、記憶装置10
が接続され、この記憶装置10には需要家毎の時計同期
合わせ通信時刻設定ファイル211、需要家毎のノーリ
ンギング通信による検針日時設定ファイル212、需要
家毎の検針発呼日時設定ファイル213が記憶され得る
ようになっている。
【0032】このように構成されたものにおいて、セン
タ装置21がメータ29から検針データを収集しようと
する場合には、センタ装置21からセンタ用網制御装置
22、交換機24、ノーリンギングトランク25を介し
て端末用網制御装置26にノーリンギング着信し、該端
末用網制御装置26から親無線装置27に検針データの
要求を行うと、親無線装置27は子無線装置28を介し
てメータ29に検針データの要求を行い、これによりメ
ータ29からの検針データが逆の経路でセンタ装置21
に収集されることになる。
【0033】また、メータ29からの端末発呼によるセ
ンタ装置21にデータ収集または情報の伝達を行う場合
には、メータ29が子無線装置28に発呼要求を行う
と、子無線装置28から親無線装置27を呼び出し、親
無線装置27から端末用網制御装置26、交換機24、
自動着信用網制御装置23を介してセンタ装置21に着
信し、これによりメータ29からの検針データまたは情
報をセンタ装置21に送信することができる。
【0034】図2は、図1に示す親無線装置27および
子無線装置28の詳細な内部構成を示すブロック図であ
る。なお、親無線装置27および子無線装置28は図1
に示すように同じ回路構成を有しているものである。
【0035】図2に示すように、親無線装置27および
子無線装置28は、無線機用のアンテナ11を有し、該
アンテナ11は無線部(RF)回路12を介して変復調
回路(モデム)13に接続されている。変復調回路13
はCPU14から送信データを供給されるとともに、受
信データをCPU14に供給する。また、CPU14に
は時計回路17、時計同期合わせ通信時刻兼通信チャネ
ル設定回路18、呼出符号設定回路19およびインタフ
ェース回路20が接続されている。更に、本無線装置の
動作電源である電池16はCPU14に直接接続されて
いるが、無線部回路12および変復調回路13には電源
スイッチ15を介して接続され、これにより該無線部回
路12および変復調回路13への電池16からの動作電
圧の供給をCPU14によって制御するようになってい
る。
【0036】前記無線部回路12は、例えば400MH
z無線周波数帯域でのFM変復調等を行う回路である。
変復調回路13はCPU14からのディジタル信号を例
えば2値FSK信号またはMSK信号のような音声帯域
(300Hz〜3.4kHz帯域)のアナログ信号に変
調したり、またはその逆の復調を行う。
【0037】時計回路17は、無線装置の時間管理を行
う回路であり、例えば時計回路17には、定期的に相手
無線装置からの送信がないか否かを検出するキャリアセ
ンス動作を行う時間(周期)や、親無線装置27の場合
には時計同期合わせ通信時刻兼通信チャネル設定回路1
8の時計同期合わせ通信時刻が設定されており、この通
信時刻になると、時計回路17からCPU14に起動信
号が出力されるようになっている。
【0038】時計同期合わせ通信時刻兼通信チャネル設
定回路18は、時計同期合わせ通信時刻、および該時計
同期合わせ通信を行うための通信チャネルを設定する回
路である。また、呼出符号設定回路19は無線装置の識
別コードを設定する回路である。なお、小電力セキュリ
ティ規格(RCR STD−30)の無線を使用した場
合には、RCR(電波システム開発センタ)から付与さ
れた12桁の数字であるID番号を無線装置個々に予め
設定する必要がある。
【0039】インタフェース回路20は、親無線装置2
7の場合には端末用網制御装置26と接続するためのイ
ンタフェース回路であり、また子無線装置28の場合に
はメータ29と接続するためのインタフェース回路であ
り、端末用網制御装置26またはメータ29からのデー
タ信号のレベル変換等を行う。
【0040】更に、CPU14は、常時その動作を停止
し、時計回路17からの起動信号により動作を開始する
機能を有するとともに、またインタフェース回路20を
介してメータ29または端末用網制御装置26からの電
文を受信すると、動作を開始する機能を有する。
【0041】次に、図3の動作説明図を参照して、上述
したように構成される第1の実施例の作用を説明する。
【0042】無線を利用した装置では、無線装置に個々
の呼出符号を付与することが法的に義務づけられてい
る。例えば、自動検針用無線システムに「小電力セキュ
リティ規格(RCR STD−30)」の無線を使用し
た場合には、呼出符号として12桁の数字が設定され
る。
【0043】従って、第1の実施例では、親無線装置2
7と子無線装置28との間で行われる無線通信における
通信チャネルおよび時計同期合わせ通信時刻を分散さ
せ、他のシステムの無線との混信を避けるために、この
呼出符号を利用している。
【0044】すなわち、時計同期合わせ通信時刻として
は、例えば24時間(正時毎)に通信時刻を分散させる
場合に、図3に示すように、「呼出符号(12桁)の数
字を24で割った時の余り(剰余)」を通信時刻に設定
し、これにより各無線装置毎にランダムに時計同期合わ
せ通信時刻を設定している。
【0045】また、通信チャネルとしては、「呼出符号
(12桁)の数字を通信チャネル数nで割った時の余り
(剰余)」を通信チャネルに設定している。例えば、小
電力セキュリティ規格(RCR STD−30)の無線
を使用した場合には、使用可能な通信チャネルは48チ
ャネルであるので、図3に示すように、「呼出符号(1
2桁)の数字を48で割った時の余り(剰余)」を通信
チャネルに設定し、これにより各無線装置毎にランダム
に通信チャネルを設定している。
【0046】そして、このように設定された通信チャネ
ルおよび時計同期合わせ通信時刻を使用して、図3に示
すように時計同期合わせ通信を行い、これにより同一無
線到達エリア内に複数の無線装置が存在する場合でも、
互いに混信することなく、通信を行うことができるので
ある。
【0047】次に、図4に示す動作説明図を参照して、
本発明の第2の実施例について説明する。
【0048】なお、この第2の実施例における自動検針
用無線システムおよび親無線装置27と子無線装置28
の両無線装置の回路構成はそれぞれ図1および図2に示
すものと同じである。
【0049】図4に示す実施例では、図1に示したよう
にセンタ装置21に接続されている記憶装置10に記憶
されている需要家毎の時計同期合わせ通信時刻設定ファ
イル211を利用し、該ファイル211に記憶されてい
る需要家毎に異なる時計同期合わせ通信時刻を該需要家
に設置されている親無線装置27に設定するものであ
る。すなわち、センタ装置21はノーリンギング通信に
より該需要家の端末用網制御装置26を介して親無線装
置27に着信し、これにより該親無線装置27に時計同
期合わせ通信時刻設定ファイル211に設定されている
同期合わせ通信時刻を設定する。そして、親無線装置2
7は、この設定された時計同期合わせ通信時刻に子無線
装置28を呼び出し、時計同期合わせ通信を行い、これ
により親無線装置27および子無線装置28の両者の時
計回路17の時刻を一致させるものである。
【0050】すなわち、図4に示すように、センタ装置
21は時計同期合わせ通信時刻および通信チャネル設定
要求を行うべくセンタ用網制御装置22を起動し、該セ
ンタ用網制御装置22から交換機24、ノーリンギング
トランク25を介して端末用網制御装置26にノーリン
ギング着信して、該端末用網制御装置26にメータ起動
要求を行う。そして、端末用網制御装置26が更に親無
線装置27に起動要求を行うと、親無線装置27から疑
似検針応答をセンタ用網制御装置22に返送するので、
センタ用網制御装置22は需要家毎の時計同期合わせ通
信時刻設定ファイル211に記憶されている時計同期合
わせ通信時刻(例えば、y時)設定データを親無線装置
27に送信する。この結果、親無線装置27は該時計同
期合わせ通信時刻設定データを受信し、応答信号をセン
タ用網制御装置22に返送し、これによりセンタ用網制
御装置22は通信を終了する。
【0051】この結果、親無線装置27には、各需要家
毎に異なる時計同期合わせ通信時刻が設定されるので、
該親無線装置27はこの設定された時計同期合わせ通信
時刻になると、子無線装置28を呼び出し、時計同期合
わせ通信を行うことになり、これにより親無線装置27
および子無線装置28の各時計回路17の時刻は完全に
同期が取れて一致した時刻になる。
【0052】需要家毎の時計同期合わせ通信時刻設定フ
ァイル211に記憶されている時計同期合わせ通信時刻
は、各需要家毎に異なるものであるため、同一無線到達
エリア内に複数の無線装置が存在する場合でも、互いに
混信することなく、通信を行うことができるのである。
【0053】次に、図5に示す動作説明図を参照して、
本発明の第3の実施例について説明する。
【0054】なお、この第3の実施例における自動検針
用無線システムおよび親無線装置27と子無線装置28
の両無線装置の回路構成はそれぞれ図1および図2に示
すものと同じである。
【0055】図5に示す実施例では、図1に示したよう
にセンタ装置21に接続されている記憶装置10に記憶
されている需要家毎の時計同期合わせ通信時刻設定ファ
イル211を利用し、該ファイル211に記憶されてい
る需要家毎に異なる時計同期合わせ通信時刻を該需要家
に設置されている親無線装置27に設定するものである
ことは、第2の実施例の場合と同じであるが、第2の実
施例がセンタ装置21からノーリンギング通信により親
無線装置27にアクセスし、これにより需要家毎の時計
同期合わせ通信時刻設定ファイル211に記憶されてい
る時計同期合わせ通信時刻を親無線装置27に設定して
いたのに対して、この第3の実施例では、親無線装置2
7からテスト発呼要求を行って、該親無線装置27から
端末用網制御装置26、交換機24、自動着信用網制御
装置23を介してセンタ装置21を呼び出し、これによ
りセンタ装置21に接続された需要家毎の時計同期合わ
せ通信時刻設定ファイル211から時計同期合わせ通信
時刻設定データを読み出し、この読み出した時計同期合
わせ通信時刻設定データを親無線装置27に送信して設
定するようにした点が異なるものである。
【0056】すなわち、図5に示すように、親無線装置
27は、テスト発呼要求を端末用網制御装置26に行
い、これにより端末用網制御装置26は交換機24、自
動着信用網制御装置23を介してセンタ装置21に着信
すると、センタ装置21は需要家毎の時計同期合わせ通
信時刻設定ファイル211に記憶された時計同期合わせ
通信時刻設定データ(例えば、y時)を親無線装置27
に送信する。この結果、親無線装置27は該時計同期合
わせ通信時刻設定データを受信し、応答信号をセンタ用
網制御装置22に返送し、これによりセンタ用網制御装
置22は通信を終了する。
【0057】この結果、親無線装置27には、各需要家
毎に異なる時計同期合わせ通信時刻が設定されるので、
該親無線装置27はこの設定された時計同期合わせ通信
時刻になると、子無線装置28を呼び出し、時計同期合
わせ通信を行うことになり、これにより親無線装置27
および子無線装置28の各時計回路17の時刻は完全に
同期が取れて一致した時刻になる。
【0058】需要家毎の時計同期合わせ通信時刻設定フ
ァイル211に記憶されている時計同期合わせ通信時刻
は、各需要家毎に異なるものであるため、同一無線到達
エリア内に複数の無線装置が存在する場合でも、互いに
混信することなく、通信を行うことができるのである。
【0059】次に、図6に示す動作説明図を参照して、
本発明の第4の実施例について説明する。
【0060】なお、この第4の実施例における自動検針
用無線システムおよび親無線装置27と子無線装置28
の両無線装置の回路構成はそれぞれ図1および図2に示
すものと同じである。
【0061】図6に示す実施例では、図1に示したよう
にセンタ装置21に接続されている記憶装置10に記憶
されている需要家毎のノーリンギング通信による検針日
時設定ファイル212を利用し、該ファイル212に記
憶されている需要家毎に異なるノーリンギング通信によ
る検針日時にセンタ装置21から行われる検針データの
収集日時を、時計同期合わせ通信時刻として該需要家に
設置されている親無線装置27に設定するものである。
【0062】すなわち、センタ装置21から各需要家に
対して行われるノーリンギング通信による検針データの
収集処理は、センタ装置21からメータ29が設置され
ている各需要家1軒一軒にノーリンギング通信による電
話をかけて、検針データを収集するものであるため、ノ
ーリンギング通信時刻はおのずと異なった時刻になる。
従って、このノーリンギング通信による検針データが行
われた時刻を親無線装置27に記憶し、この時刻を時計
同期合わせ通信時刻として使用することにより、時計同
期合わせ通信時刻は分散され、これにより同一無線到達
エリア内に複数の無線装置が存在する場合でも、互いに
混信することなく、通信を行うことができるのである。
【0063】すなわち、図6では、センタ装置21がノ
ーリンギング通信による検針要求をセンタ用網制御装置
22に対して行うと、該センタ用網制御装置22から交
換機24、ノーリンギングトランク25を介して端末用
網制御装置26にノーリンギング着信し、該端末用網制
御装置26から親無線装置27を起動することになるの
で、親無線装置27はこのセンタ装置21からのノーリ
ンギング通信による検針が行われた時刻を時計同期合わ
せ通信時刻として記憶する。そして、以降は、この記憶
した時計同期合わせ通信時刻に親無線装置27と子無線
装置28との間で時計同期合わせ通信を行い、これによ
り親無線装置27および子無線装置28の各時計回路1
7の時刻は完全に同期が取れて一致した時刻になる。
【0064】次に、図7に示す動作説明図を参照して、
本発明の第5の実施例について説明する。
【0065】なお、この第5の実施例における自動検針
用無線システムおよび親無線装置27と子無線装置28
の両無線装置の回路構成はそれぞれ図1および図2に示
すものと同じである。
【0066】図7に示す実施例では、図1に示したよう
にセンタ装置21に接続されている記憶装置10に記憶
されている需要家毎の検針発呼日時設定ファイル213
に設定されている需要家毎の検針発呼日時を時計同期合
わせ通信時刻として利用するものである。
【0067】更に詳しくは、自動検針用無線システムで
は、検針を確実に行うために、ノーリンギング通信で検
針を行った場合には、需要家毎の検針発呼日時設定ファ
イル213に設定されている次回(翌月)の検針発呼日
時をメータ29に設定し、この設定された検針発呼日時
によりメータ29から端末発呼通信を行って検針データ
をセンタ装置21に送信するという機能がノーリンギン
グ通信による検針データ収集と併用されている。従っ
て、親無線装置27は、このセンタ装置から送信された
検針発呼日時データを時計同期合わせ通信時刻として利
用するものである。
【0068】すなわち、ノーリンギング通信が行われた
場合には、検針発呼日時が更新されるため、当月の検針
発呼は行われないが、仮にノーリンギング通信検針時に
需要家で電話中等の理由により検針が行われなかった場
合には、端末発呼通信により検針ができるようになって
いるのである。
【0069】図7においては、まずセンタ装置21は需
要家毎のノーリンギング通信による検針日時設定ファイ
ル212に記憶されているノーリンギング通信による検
針日時に検針を行うべくセンタ用網制御装置22を起動
し、該センタ用網制御装置22から交換機24、ノーリ
ンギングトランク25を介して端末用網制御装置26に
ノーリンギング着信し、該端末用網制御装置26から親
無線装置27を起動要求する。親無線装置27は疑似検
針応答をセンタ用網制御装置22に返送すると、センタ
用網制御装置22は需要家毎の検針発呼日時設定ファイ
ル213に記憶されている検針発呼日時設定データを親
無線装置27に送信するので、親無線装置27はこの検
針発呼日時設定データを時計同期合わせ通信時刻として
記憶する。以降は、この記憶された時計同期合わせ通信
時刻を利用して、親無線装置27と子無線装置28との
間で時計同期合わせ通信を行うものである。
【0070】次に、図8を参照して、本発明の第6の実
施例に係わる自動検針用無線システムについて説明す
る。
【0071】自動検針用無線システムは、上述したよう
に、親無線装置27および子無線装置28にそれぞれ内
蔵した時計回路が同期していることが前提となっている
が、これらの無線装置を工場から出荷してから、需要家
に設置されるまでは、親無線装置27と子無線装置28
との間で無線通信が行われないため、親無線装置27と
子無線装置28にそれぞれ内蔵されている時計回路は同
期が取れていない状態になっている。同期が取れていな
いと、上述したように両無線装置間で無線通信を行うこ
とができないため、無線装置を設置した時に、親無線装
置27と子無線装置28にそれぞれ内蔵されている時計
回路の同期を取る必要がある。従って、この第6の実施
例では、無線装置を需要家に設置した場合に、両無線装
置に内蔵された時計回路を互いに同期させるようにする
ことを行うものである。
【0072】図8は、この第6の実施例に係わる自動検
針用無線システムの全体構成を示すブロック図である。
同図に示す自動検針用無線システムは、図1に示した自
動検針用無線システムにおいて記憶装置10を除去する
とともに、親無線装置27および子無線装置28にそれ
ぞれ親機用設定器30および子機用設定器31を接続し
た点が異なるものであり、その他の構成、作用は図1の
ものと同じであり、同じ構成要素には同じ符号が付され
ている。
【0073】図9は、図8の自動検針用無線システムに
使用される親無線装置27および子無線装置28の構成
を示すブロック図である。同図に示す親無線装置27お
よび子無線装置28は、図2に示した無線装置において
時計同期合わせ通信時刻兼通信チャネル設定回路18お
よび呼出符号設定回路19を除去した点が異なるのみで
ある。
【0074】なお、図8に示した親機用設定器30およ
び子機用設定器31は、それぞれ図9に示した親無線装
置27および子無線装置28のインタフェース回路20
を介して接続されるものであり、それぞれテスト通信要
求コマンドをインタフェース回路20を介してCPU1
4に供給するようになっている。そして、親無線装置2
7は、親機用設定器30からテスト通信コマンドを受信
すると、テスト送信を開始するとともに、更にこのテス
ト送信データ中に送信回数を識別するための情報を付加
するようになっている。また、子無線装置28は、子機
用設定器31からテスト通信コマンドを受信すると、キ
ャリアセンス動作を開始し、親無線装置27からのテス
ト送信を受信するとともに、更に受信データ中の送信回
数情報から最終送信時点を検出し、この後の応答を返す
ようになっている。そして、応答を返した時点を次回の
無線通信までの時間カウント開始時点とすることにより
親無線装置27と子無線装置28との間で同期を取るよ
うになっている。
【0075】図10は、この第6の実施例における送信
側の送信時間と受信側のキャリアセンスのタイミング説
明図である。
【0076】自動検針用無線システムにおいて、無線の
種類として無線局免許のいらない特定小電力無線(送信
出力10mW以下)を使用した場合、法的規制により無
線装置の送信時間T1 と送信休止時間T2 に時間制限が
設けられている。例えば、小電力セキュリティ規格(R
CR STD−30)の場合には、送信時間T1 は3秒
以下であり、送信休止時間T2 は2秒以上となってい
る。
【0077】従って、図10に示すように、送信側が連
続して、送信→休止→送信・・・を繰り返した場合、休
止時間T2 <送信時間T1 という前提条件において受信
側でのキャリアセンス周期T3 を次のように設定する
と、キャリアセンスを2回行うことにより、受信側で送
信キャリアを検出することができることになる。
【0078】 休止時間T2 <キャリアセンス周期T3 <送信時間T1 次に、図11に示す動作説明図および図12に示す親無
線装置の送信電文フォーマットを参照して、第6の実施
例における親機用設定器30から親無線装置27にテス
ト通信要求コマンドを送信する場合の作用を説明する。
【0079】まず、親機用設定器30がテスト通信要求
コマンドを送信すると、該コマンドは親無線装置27の
インタフェース回路20を介してCPU14に供給さ
れ、CPU14を起動し、図12に示すフォーマットの
テスト送信データを所定回数(本実施例では、n回)送
信する。
【0080】図12に示すテスト送信データのうち、ビ
ット同期信号、フレーム同期信号、呼出信号は特定小電
力無線を使用する場合、法的に定められた部分のもので
あり、それ以降の部分はユーザ側で自由に設定可能な部
分であり、この部分に無線送信するデータの他に、送信
回数情報、テスト送信データ等が設定されている。
【0081】上述したように、親無線装置27がテスト
送信データを所定回数(n回)送信した後は、子無線装
置28からの応答受信待ちの状態となる。なお、子無線
装置28からの応答がない場合には、再度、上述したテ
スト送信動作を繰り返し行う。
【0082】次に、子機用設定器31から子無線装置2
8にテスト通信要求コマンドを送信する。このテスト通
信要求コマンドは、子機用設定器31から子無線装置2
8のインタフェース回路20を介して子無線装置28の
CPU14に供給され、これにより子無線装置28のC
PU14を起動し、キャリアセンス動作を開始し、子無
線装置28は親無線装置27からのテスト送信データを
受信する。
【0083】子無線装置28は、親無線装置27からの
テスト送信データを受信すると、このテスト送信データ
の中の送信回数情報を識別し、これにより最終送信デー
タ(本実施例では、送信電文n)を受信した後、送信休
止時間T2 を待ち、その後応答送信を行う。
【0084】そして、この応答送信終了後、次回に親無
線装置27と無線通信を行うまでの時間カウントを開始
するとともに、子機用設定器31に対してテスト通信応
答レスポンスを送出し、一連のテスト通信動作を終了
し、CPU14も動作を停止する。
【0085】また、親無線装置27においても、応答受
信終了後、次回に子無線装置28との無線通信を行うま
での時間カウントを開始するとともに、親機用設定器3
0に対してテスト通信応答レスポンスを送出し、一連の
テスト通信動作を終了し、CPU14も動作を停止す
る。
【0086】以上のようにして、テスト通信終了時点が
親無線装置27および子無線装置28の次回無線通信ま
での時間カウント開始時点となり、両者間で同期がとれ
るようになる。
【0087】次に、図13に示す動作説明図を参照し
て、第7の実施例における作用を説明する。
【0088】この第7の実施例における自動検針用無線
システムおよび親無線装置27と子無線装置28の両無
線装置の回路構成はそれぞれ図8および図9に示すもの
と同じである。
【0089】また、この第7の実施例は、親無線装置2
7におけるテスト通信動作および無線送信電文が上述し
た第6の実施例のものと同じであるが、受信側のテスト
受信完了時間の判定方法が異なっているのみである。
【0090】すなわち、上述した第6の実施例の場合に
は、最終電文(送信電文(n))まで受信を行っていた
が、この第7の実施例では、正常電文受信から最終電文
(送信電文(n))までの受信時間T4 を次式の計算か
ら求めている点が異なっているのみである。
【0091】
【数1】 T4 =(T1 +T2 )×(n−正常受信電文の送信回数) 従って、この第7の実施例では、無線通信で仮に最終電
文(送信電文(n))が正常に受信できなかった場合で
も、子無線装置28から応答送信を行うことができるも
のである。
【0092】なお、上述した第6および第7の実施例で
は、専用の親機用設定器30および子機用設定器31を
設け、これによりテスト通信要求コマンドの送出および
テスト通信応答レスポンス受信動作を行っているが、こ
の設定器による通信動作は無線装置のインタフェース回
路20を介して行っているので、メータ29に子機用設
定器31の機能と同様に機能を設けても同様の作用を行
うことができる。また、センタ装置からのノーリンギン
グ通信により端末用網制御装置26から送出される電文
がテスト通信要求となるようにセンタ装置に親機用設定
器30と同様の機能を設けることにより同様の効果を得
ることができる。
【0093】次に、図14〜図16を参照して、第8の
実施例について説明する。
【0094】自動検針用無線システムは、上述したよう
に、親無線装置27および子無線装置28にそれぞれ内
蔵した時計回路が同期していることが前提となっている
が、実際には無線装置が設置されている温度環境等の影
響により親無線装置と子無線装置の時計には多少の時間
のずれが生じる。従って、本実施例では、この時間のず
れを補正する手段について説明する。
【0095】本実施例における基本的考え方は、まず無
線通信を開始する側である親無線装置から送信データを
複数回送信するとともに、この送信データ中に送信回数
を識別する送信回数情報を付加する。そして、無線通信
を受信する側である子無線装置は受信データ中の送信回
数情報から送信側が送信を完了するまでの時間を計測
し、この計測結果から次回の無線通信までの時間を修正
するものである。
【0096】なお、この第8の実施例における自動検針
用無線システムの全体構成は図1に示すものと同じであ
り、また該自動検針用無線システムに使用される親無線
装置27および子無線装置28の構成は図9に示すもの
と同じである。
【0097】また、本実施例における送信側の送信時間
と受信側のキャリアセンスタイミングは図10に示した
ものと同じである。すなわち、図10に示したように、
送信側が連続して、送信→休止→送信・・・を繰り返し
た場合、休止時間T2 <送信時間T1 という前提条件に
おいて受信側でのキャリアセンス周期T3 を次のように
設定すると、キャリアセンスを2回行うことにより、受
信側で送信キャリアを検出することができることにな
る。
【0098】 休止時間T2 <キャリアセンス周期T3 <送信時間T1 図14は、本実施例における無線装置に内蔵されている
時計の時計誤差と送信時間の関係および時計同期合わせ
方法の考え方を示す説明図である。
【0099】図14に示すように、例えば無線通信周期
T(図15参照)の間に無線装置内の時計が±ΔTの誤
差を生じると仮定すると、時計誤差の最悪の組合せで
も、送信側から送信時刻の前後に±2ΔTの間送信を行
えば、受信可能となることがわかる。また、送信側と受
信側の時計周期修正は、受信側に予め送信時間の幅±2
ΔTの情報を設定しておくとともに、受信側において
「受信開始から受信完了までの時間Ta を計測すれば、
次式のように修正時間を算出し、この修正時間で同期修
正を行うことができる。
【0100】修正時間=Ta −2ΔT 次に、図15に示す動作説明図を参照して、第8の実施
例の作用を説明する。
【0101】なお、本実施例では、例えば図16に示す
ように、親無線装置27から子無線装置28への送信を
行い、その後、子無線装置28から応答を返送するとい
うような双方向の通信手順を考える。また、この場合の
親無線装置27からの無線送信電文は、前述した図12
に示したと同じフォーマットである。
【0102】図15は、上述したように、受信側である
子無線装置28において「受信開始から受信完了までの
時間Ta 」を計測する動作を示しているものである。
【0103】図15に示すように、親無線装置27が送
信を開始している間に、子無線装置28が受信時刻にな
り、キャリアセンスを開始した時点から、CPU14の
制御により時計回路17を動作させて、受信電文中の送
信回数情報が最終の「n」になった時点までの時間をカ
ウントすることにより、「受信開始から受信完了までの
時間Ta 」を計測することができる。
【0104】従って、この計測した時間Ta を上式(修
正時間=Ta −2ΔT)に当てはめることにより、時計
修正時間を求めることができる。
【0105】次に、図17に示す動作説明図を参照し
て、本発明の第9の実施例について説明する。
【0106】なお、この第9の実施例における自動検針
用無線システムの全体構成は図1に示すものと同じであ
り、また該自動検針用無線システムに使用される親無線
装置27および子無線装置28の構成は図9に示すもの
と同じであり、更にその通信手順および無線送信電文の
フォーマットもそれぞれ前述した図16および図12と
同一である。
【0107】この第9の実施例も、第8の実施例と同様
に親無線装置と子無線装置の時計に生じる時間のずれを
補正する手段について説明するものであり、基本的考え
方は第8の実施例と同じであるが、受信側での「受信開
始から送信完了までの時間Ta 」の算出方法が異なって
いる。
【0108】すなわち、本実施例では、図17に示すよ
うに、受信時刻になって、キャリアセンスを開始した時
点から、正常に電文を受信するまでの時間T5 (本実施
例では、送信電文(3)の受信完了までの時間)を計測
する。
【0109】また、同時に、この正常電文受信から最終
電文(送信電文(n))までの受信時間T4 を次式によ
って算出する。
【0110】
【数2】 T4 =(T1 +T2 )×(n−正常受信電文の送信回数) そして、この時間T4 と前記時間T5 を加算することに
より、次式のように「受信開始から送信完了までの時間
a 」を算出することができる。
【0111】Ta =T4 +T5 従って、この時間Ta を上述した式(修正時間=Ta
2ΔT)に当てはめることにより、時計修正時間を求め
ることができる。
【0112】本実施例のメリットは、無線通信で仮に最
終電文(送信電文(n))を正常に受信できなかった場
合でも、時計修正時間を求めることができる点にある。
【0113】なお、上述した第8および第9の実施例の
ように、例えば親無線装置27から子無線装置28に送
信を行い、その後、子無線装置28から応答を返送する
という双方向通信の場合には、最初の親無線装置27か
らの複数の送信と子無線装置28からの応答とが衝突す
る恐れがあるが、これらの第8および第9の実施例で
は、最終電文受信完了時点を検知できるので、検知後、
送信休止時間T2 の間をおいて子無線装置28から応答
を返送するようにすることにより、衝突を防止すること
ができる。
【0114】次に、図18および図19を参照して、本
発明の第10の実施例について説明する。
【0115】なお、この第10の実施例における自動検
針用無線システムの全体構成は図1に示すものと同じで
あり、また該自動検針用無線システムに使用される親無
線装置27および子無線装置28の構成は図9に示すも
のと同じであり、更に無線送信電文のフォーマットも前
述した図12と同一である。
【0116】この第10の実施例も、第8の実施例と同
様に親無線装置と子無線装置の時計に生じる時間のずれ
を補正するものであるが、一般的に自動検針での無線通
信は1回/月程度と、無線通信周期Tは非常に長いもの
であるとともに、また時計誤差ΔTは無線通信周期Tに
比例して増大するため、自動検針データ収集時には、親
無線装置27から、かなりの回数の送信を行う必要が生
じる。
【0117】そこで、これを防止するために、図18に
示すように、例えば1回/日の割りで、送信側の親無線
装置27から時計同期合わせのための単方向通信を行う
ことにより、時計誤差の増大を防止することができる。
【0118】この場合の単方向通信でも、図19に示す
ように、第8の実施例と同様の方法により受信側である
子無線装置28の時計修正を行うことができる。
【0119】次に、図20を参照して、本発明の第11
の実施例について説明する。
【0120】この第11の実施例は、上述した第10の
実施例における時計同期合わせのための単方向通信にお
いて、第9の実施例と同様の方法によって時計修正を行
うものである。
【0121】すなわち、本実施例では、図20に示すよ
うに、受信時刻になって、キャリアセンスを開始した時
点から、正常に電文を受信するまでの時間T5 (本実施
例では、送信電文(3)の受信完了までの時間)を計測
する。
【0122】また、同時に、この正常電文受信から最終
電文(送信電文(n))までの受信時間T4 を次式によ
って算出する。
【0123】
【数3】 T4 =(T1 +T2 )×(n−正常受信電文の送信回数) そして、この時間T4 と前記時間T5 を加算することに
より、次式のように「受信開始から送信完了までの時間
a 」を算出することができる。
【0124】Ta =T4 +T5 従って、この時間Ta を上述した式(修正時間=Ta
2ΔT)に当てはめることにより、時計修正時間を求め
ることができる。
【0125】
【0126】また、本発明によれば、親機用設定器から
テスト通信要求コマンドを送出して網制御用無線装置は
テスト送信データ中に送信回数情報を付与しながらテス
ト送信を開始し、端末用無線装置は受信データ中の送信
回数情報から最終送信時点を検知し、その後応答を返送
し、この応答を返送した時点を次回の無線通信までの時
間カウント開始時点としているので、網制御用無線装置
および端末用無線装置を設置した場合に両者の時計を簡
単に同期させることができる。
【0127】更に、本発明によれば、網制御用無線装置
からの送信データ中に送信回数情報を付加して、無線通
信周期間に生じる時計誤差に合わせて複数回の送信を行
うとともに、端末用無線装置では受信データ中の送信回
数情報に基づいて受信開始から送信側が送信完了するま
での時間を計測し、この計測結果から内部時計の時間修
正を行うので、網制御用無線装置と端末用無線装置の時
計に多少の時間のずれが生じたとしても、これを適確に
修正し、両者の時計を同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる自動検針用無線
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す親無線装置および子無線装置の詳細
な内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の作用を示す動作説明図
である。
【図4】本発明の第2の実施例の作用を示す動作説明図
である。
【図5】本発明の第3の実施例の作用を示す動作説明図
である。
【図6】本発明の第4の実施例の作用を示す動作説明図
である。
【図7】本発明の第5の実施例の作用を示す動作説明図
である。
【図8】本発明の第6の実施例に係わる自動検針用無線
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す第6の実施例の自動検針用無線シス
テムに使用される親無線装置および子無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施例における送信側の送信
時間と受信側のキャリアセンスのタイミング説明図であ
る。
【図11】本発明の第6の実施例の作用を示す動作説明
図である。
【図12】本発明の第6の実施例における親無線装置の
送信電文フォーマットを示す図である。
【図13】本発明の第7の実施例の作用を示す動作説明
図である。
【図14】本発明の第8の実施例における無線装置に内
蔵されている時計の時計誤差と送信時間の関係および時
計同期合わせ方法の考え方を示す説明図である。
【図15】本発明の第8の実施例の作用を示す動作説明
図である。
【図16】本発明の第8の実施例における親無線装置と
子無線装置との間の通信手順を示す説明図である。
【図17】本発明の第9の実施例の作用を示す動作説明
図である。
【図18】本発明の第10の実施例における親無線装置
と子無線装置との間の通信手順を示す説明図である。
【図19】本発明の第10の実施例の作用を示す動作説
明図である。
【図20】本発明の第11の実施例の作用を示す動作説
明図である。
【符号の説明】
10 記憶装置 11 アンテナ 12 無線部回路 13 変復調回路 14 CPU 17 時計回路 20 インタフェース回路 21 センタ装置 22 センタ用網制御装置 24 交換機 26 端末用網制御装置 27 親無線装置 28 子無線装置 29 メータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 純 千葉県千葉市美浜区中瀬2−3 東京瓦 斯株式会社 インフォメーションテクノ ロジー研究所内 (72)発明者 河合 利彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (72)発明者 原 哲也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (72)発明者 大木 哲也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝 柳町工場内 (56)参考文献 特開 平1−245793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 需要家毎の時計同期合わせ通信時刻を記憶した記憶手段
    と、該記憶手段に記憶された需要家毎の時計同期合わせ
    通信時刻を需要家の無線装置に設定する設定手段と、該
    設定手段で設定された時計同期合わせ通信時刻になる
    と、網制御用無線装置と端末用無線装置との間で時計同
    期合わせ無線通信を実施する時計同期合わせ無線通信実
    施手段とを有することを特徴とする自動検針用無線シス
    テム。
  2. 【請求項2】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は、センタ装置から定期的に行われる
    ノーリンギング通信による検針要求を受信した時刻を時
    計同期合わせ通信時刻として記憶する記憶手段と、該記
    憶手段に記憶した時計同期合わせ通信時刻になると、網
    制御用無線装置と端末用無線装置との間で時計同期合わ
    せ無線通信を実施する時計同期合わせ無線通信実施手段
    とを有することを特徴とする自動検針用無線システム。
  3. 【請求項3】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は、センタ装置からノーリンギング通
    信による検針要求時に送信される検針発呼日時データを
    時計同期合わせ通信時刻として記憶する記憶手段と、該
    記憶手段に記憶した時計同期合わせ通信時刻になると、
    網制御用無線装置と端末用無線装置との間で時計同期合
    わせ無線通信を実施する時計同期合わせ無線通信実施手
    段とを有することを特徴とする自動検針用無線システ
    ム。
  4. 【請求項4】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は親機用設定器からのテスト通信要求
    に応答して、送信回数を識別するための情報を付加した
    送信データを連続して送信し、端末用無線装置は子機用
    設定器からのテスト通信要求に応答して、送信キャリア
    を検出するためのキャリアセンス動作を開始して、網制
    御用無線装置からの送信データを受信し、この受信した
    送信データに含まれる送信回数情報から最終送信データ
    識別し、該最終送信データ受信後の所定時間後に応答を
    返送し、該応答完了時点を次回無線通信までの時間間隔
    の開始時点とし、これにより無線装置設置時の時計同期
    合わせを行う手段を有することを特徴とする自動検針用
    無線システム。
  5. 【請求項5】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は親機用設定器からのテスト通信要求
    に応答して、送信回数を識別するための情報を付加した
    送信データを連続して送信し、端末用無線装置は子機用
    設定器からのテスト通信要求に応答して、送信キャリア
    を検出するためのキャリアセンス動作を開始して、網制
    御用無線装置からの送信データを受信し、この受信した
    送信データに含まれる送信回数情報から相手無線装置か
    ら最終のデータが送信されるまでの時間を計算し、この
    最終送信データ送信終了時間から定められた時間後に応
    答を返送し、この応答完了時点を次回無線通信までの時
    間間隔の開始時点とし、これにより無線装置設置時の時
    計同期合わせを行う手段を有することを特徴とする自動
    検針用無線システム。
  6. 【請求項6】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は送信回数を識別するための情報を付
    加した送信データを送信する手段を有し、端末用無線装
    置は網制御用無線装置からの送信キャリアを検出するた
    めのキャリアセンス動作を開始して、網制御用無線装置
    からの送信データを受信し、この受信した送信データに
    含まれる送信回数情報から最終送信デーを識別し、受信
    開始から最終送信データ受信完了までの時間を測定し、
    この測定した時間から次回の無線通信を行うまでの時間
    を補正する手段を有することを特徴とする自動検針用無
    線システム。
  7. 【請求項7】 電話回線を介してセンタ装置から端末用
    網制御装置に接続し、該端末用網制御装置に接続された
    網制御用無線装置から端末装置に接続された端末用無線
    装置を介して端末装置を呼び出し、該端末装置からデー
    タをセンタ装置に収集するとともに、前記網制御用無線
    装置および端末用無線装置にそれぞれ内蔵し、互いに同
    期した時計回路の時刻に基づいて所定の時刻にデータ収
    集のための無線通信および前記時計回路の同期合わせ無
    線通信を行う自動検針用無線システムであって、 網制御用無線装置は送信回数を識別するための情報を付
    加した送信データを送信する手段を有し、端末用無線装
    置は網制御用無線装置からの送信キャリアを検出するた
    めのキャリアセンス動作を開始して、網制御用無線装置
    からの送信データを受信すると同時に、受信開始から受
    信終了までの時間を測定するとともに、前記受信した送
    信データに含まれる送信回数情報から最終送信データが
    送信されるまでの時間を算出し、この算出した時間から
    次回の無線通信を行うまでの時間を補正する手段を有す
    ることを特徴とする自動検針用無線システム。
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