JP3287145B2 - 重量物収納用紙袋 - Google Patents
重量物収納用紙袋Info
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Description
て、より詳しくは、砂糖や塩また飼料などの重量物収納
用の紙袋に関する。
て、紙を素材としたいわゆる紙袋が使用されており、こ
の紙袋は、比較的低廉であること、適度の通気性を有す
ること、またその処分が容易であることなどから、近年
においてもその用途は広い。このような紙袋における問
題は、合成樹脂製の袋に比べ強度が弱いこと、防湿性に
劣ることがあげられるが、この対策として、実公平3−
43157号公報,実公平5−44291号公報には、
多層構造として強度を向上させた紙袋が、また実公平5
−44292号公報には、合成樹脂フィルムからなる内
層を有する防湿性の紙袋が開示されている。
として、実開昭64−20451号公報,米国特許第
2,923,457号明細書には、袋本体の開口部に跨
がって当て紙で覆い、この当て紙の折れ目線に沿って開
封用のカットテープが添着された紙袋が開示されてい
る。この紙袋を開封する際には、カットテープが添着さ
れた端部の摘み片を引き起こすことにより、開口部を閉
塞する当て紙が折れ目線に沿って引き裂かれ、これによ
って、鋏等の器具を一切用いることなく容易に開封する
ことができる。
袋の側面を内側に折り込んだ、いわゆるガセットを形成
することが行われている。このガセットは、非使用時に
は内側に折り込まれているため、ガセットを形成しない
袋と外観の大きさは変わらず、袋内に物を収納したとき
に折り込み部が広がって厚み方向のボリュームを増し、
これによって大きな収容能力のものとすることができ
る。
ガセット構造を、開口部を閉塞するように接着された当
て紙を有する紙袋に適用した場合、ガセットの端部、す
なわち開口部側が強度的に弱くなり、内容物を収納した
状態で、このガセット端部に隙間が生じたり、はなはだ
しい場合この端部から破れることもある。特に紙袋の場
合、ポリエチレン等樹脂製のものと異なり溶着による接
合ができないため、ガセット端部の処理が困難である。
本発明は、ガセット構造を有する紙袋の上記問題点を解
決するもので、比較的簡単な構造でガセット端部の強度
を高め、特に重量物を収納した際の安全性を向上させる
ことを目的とする。
するために提案されたものであって、開口部の補強構造
に特徴を有するものである。すなわち、本願発明によれ
ば、筒状紙袋本体の開口部に開封用のカットテープを有
する当て紙を接着すると共に、前記紙袋本体の両側面に
ガセットを形成した紙袋において、前記紙袋本体の開口
部両側端部に段切部を形成し、該段切部を、前記開口部
を閉塞するように前記紙袋本体表面側に折り曲げてガセ
ット端部に補強部を形成し、さらに前記当て紙で同補強
部を包囲した状態で接着し、紙袋本体の開口部を封緘し
たことを特徴とする重量物収納用紙袋が提供される。
図6の符号5で示すように、紙袋本体の開口部両側端部
に形成した凸部の構成をいう。この補強部は、段切部を
紙袋本体表面に接着して形成することもできるし、また
単に折り曲げ、その表面を当て紙の接着力によって固定
することもできるが、接着することによりガッセット端
部が強度的により強いものとなる。また、前記補強部の
内縁、すなわち、段切部の内縁を、前記ガッセットの折
り目よりも内側まで突出させ、ガセットの端部を全て覆
い尽くすようにすることが望ましい。
紙袋本体表面側に折り曲げて、補強部を形成し、さらに
補強部を当て紙で包囲することによって、紙袋の表裏面
の厚みにガセット部の厚みが加わり、すなわち、紙袋の
厚みの4倍の厚みの段切部でガセット端部が閉塞される
こととなり、これによって、袋内に物を収納した場合に
おけるガセット端部の開きが着実に阻止される。また、
補強部の内縁をガセットの折り目よりも内側まで突出さ
せることにより、ガセットの端部が包囲補強されると共
にガセットの端部が隙間無く閉塞されることとなる。
づいて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例であ
る紙袋を一部切り裂いて示す斜視図、図2は図1に示す
紙袋の正面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図
1のB−B線断面図である。図1を参照して、1は端面
を接着剤により接着し筒状とした紙袋本体で、内層1a
及び外層1bの2層から形成されている。この紙袋本体
1の一端(図では上端)は開放し、他端(図では下端)
には、紙袋本体1の開口部に跨がって開口部を閉塞する
当て紙2が接着されている。3は紙袋本体1の両側面を
内側に折り込んで形成した収納量アップのためのガセッ
トである。
示すように、当て紙2の内面側には、全面に接着層6が
設けられ、中央の折れ目線に沿って、当て紙2を引き裂
くための開封用カットテープ4が設けられている。ま
た、図1及び図2に明瞭に示すように、当て紙2は、そ
の両端部が紙袋本体1よりも突出し、さらに紙袋本体1
の境目に切れ目2aが形成されており、この突出部分を
紙袋を開ける際の摘み片2bとしている。ガセット3
は、紙袋本体1の収納量を多くするために紙袋本体1の
両側面を内側に折り込んで襞を形成したもので、このガ
セット3には、収納物によって襞が伸ばされる方向の力
が、特に、ガセット3の端部に集中的に作用し、端部が
破れやすい。
すように、紙袋本体1の端部よりも突出する段切部5
を、紙袋本体1の開口部両側端部に形成し、さらに、図
7に明瞭に表すように、この段切部5を、紙袋本体1の
表面側に折り曲げてこの上から当て紙2で包囲接着し補
強部を形成している。
みの4倍の厚みの段切部5でガセット端部が閉塞される
こととなり、カットテープ4を引いて当て紙2を引き裂
いた後も、ガセット3の端部は常時密着した状態にな
り、収納状態においてガセット3の端部が破れることは
ない。また、ガセット端部に形成された補強部に指を差
し込んで紙袋を持ち上げるために使用することもでき
る。
5aをガセット3の折り目3aよりも内側まで突出させ
ているため、ガセット3の端部が包囲補強されると共に
ガセット3の端部が隙間無く閉塞され安全性が向上す
る。上記した紙袋は、今までの製造プロセスにおいて、
カット時に段切部5を形成しこれを袋本体1の表面側に
折り込むだけで、ガセット3端部の補強を図ることがで
き、製造工程の大幅な変更も必要ない。
は開放したままであるが、この開口部はユーザによって
内容物を充填したのち、ホットメルト接着剤等によって
封止される。また、上記構造は、本実施例のように上端
側を開放した紙袋に限定されるものではなく、接着ある
いはミシン縫いにより封止したものにも適用されるのは
勿論である。
ができる。 (a)段切部を紙袋本体表面側に折り曲げて補強部を形
成し、さらに補強部を当て紙で包囲することによって、
紙袋の厚みの4倍の厚みの段切部でガセット端部が閉塞
され、比較的簡単な構造にもかかわらず、袋内に重量物
を収納した場合におけるガセット端部の開きが着実に防
止される。 (b)しかも、ガセット端部を紙袋の厚みの4倍の厚み
の段切部によって補強したことにより、このガセット部
分に指を差し込んだ状態で、容易に紙袋を持ち運ぶこと
ができる。 (c)補強部の内縁をガセットの折り目よりも内側まで
突出させることによって、ガセットの端部が包囲されよ
り一層の補強が達成され、さらに、ガセットの端部が隙
間無く閉塞されることにより、内容物のこぼれを防ぐこ
とができる。
す斜視図である。
図である。
ある。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状紙袋本体の開口部に開封用のカット
テープを有する当て紙を接着すると共に、前記紙袋本体
の両側面にガセットを形成した紙袋において、前記紙袋
本体の開口部両側端部に段切部を形成し、該段切部を、
前記開口部を閉塞するように前記紙袋本体表面側に折り
曲げてガセット端部に補強部を形成し、さらに前記当て
紙で同補強部を包囲した状態で接着し、紙袋本体の開口
部を封緘したことを特徴とする重量物収納用紙袋。 - 【請求項2】 前記補強部の内端を、前記ガセットの折
り目よりも内側まで突出させたことを特徴とする請求項
1記載の重量物収納用紙袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28366694A JP3287145B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 重量物収納用紙袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28366694A JP3287145B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 重量物収納用紙袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143046A JPH08143046A (ja) | 1996-06-04 |
JP3287145B2 true JP3287145B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17668492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28366694A Expired - Lifetime JP3287145B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 重量物収納用紙袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287145B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP28366694A patent/JP3287145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08143046A (ja) | 1996-06-04 |
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Legal Events
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