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JP3286886B2 - パケット列混合発生方法及び装置 - Google Patents

パケット列混合発生方法及び装置

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JP3286886B2
JP3286886B2 JP30626595A JP30626595A JP3286886B2 JP 3286886 B2 JP3286886 B2 JP 3286886B2 JP 30626595 A JP30626595 A JP 30626595A JP 30626595 A JP30626595 A JP 30626595A JP 3286886 B2 JP3286886 B2 JP 3286886B2
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孝 青木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット列混合発
生方法及び装置に係り、特に、発生頻度の異なるパケッ
ト列を混合して発生させる場合に用いるパケット列混合
発生方法及び装置に関する。
【0002】詳しくは、各々のパケット列からのパケッ
ト発生数の時間平均を所定の値に保ちながら、互いに異
なる複数のパケット列を混合してパケットを発生させる
ためのパケット列混合発生方法及び装置に関する。特
に、パケットを受け取り、ペイロード(パケットの積載
情報部分)の内容を時間的に周期的なフレーム内の特定
の時間領域(特定のタイムスロット)に送り出す変換シ
ステム(パケット分解装置)の機能検証を行うためのパ
ケットを発生させる目的で用いるパケット列混合発生方
法及び装置に関する。
【0003】
【従来の技術】複数のパケット列を異なる発生頻度で混
合して、パケットを発生させる場合、図24に示すよう
に、従来の技術では、予め複数のパケットを発生させる
順に配列し、予めメモリ2に格納しておき、これをアド
レスカウンタ1の指示により巡回的に読み出すことによ
り生成している。
【0004】従来のパケット配列の準備の方法を説明す
る。一般にパケットはヘッダ部分とペイロード部分から
構成され、ペイロード部分の内容がフレームに移送され
る。例えば、1パケットの中のペイロード部分の内容が
フレームに移送されるとき、1パケットの中のペイロー
ドの長さが47バイトであり、1フレームの中の1タイ
ムスロットにパケットの1バイトの内容を移送する機能
を検証するためには、47フレーム毎に1パケットを与
えるようにする必要がある。
【0005】パケットを分散させるためには、配列の中
の必要箇所に予め計算した所定数の既定パケット(空き
セル)を配置しておく方法がとられる。空きセルは、そ
れ自体はパケット分解装置で処理されないパケットであ
る。空きセルが到着している時間には、パケット分解装
置の中では空きセルでないそれまでに到着したパケット
に対する処理が進むので、空きセルを配列に含ませるこ
とは空きセルの前後のパケット同士を単純に時間的に引
き離す効果がある。
【0006】例えば、47フレームの時間に1パケット
の試験パケットを与えるためには、47フレームの時間
をパケットの個数で換算して、その個数の空きセルの中
の1個を試験パケットに置き替えた配列を用意すればよ
い。ある数のフレームの時間をパケットの個数に換算す
るには、説明の簡単化のために、フレームのタイムスロ
ット1個の時間とパケットの1バイトの時間が等しいと
して、その数のフレームのタイムスロット数をパケット
1個のバイト数で除算すれば、その商がパケットの個数
に換算したフレームの時間となり、その個数のパケット
からなる配列を用意し、その配列から巡回的にパケット
を発生させればよい。
【0007】ところが、この商が整数にならない場合に
は、その個数で巡回させるパケットの配列を構成するこ
とはできないので、パケットを巡回させる基準周期をフ
レーム数で表したもの(上記の例では47フレーム)を
T,1フレームのタイムスロット数をLF,パケットの
バイト数をLPとしてT×LFとLPの最小公倍数LC
をLPで除算した商を、パケット個数として巡回させる
パケット配列を構成することが必要となる。
【0008】以降、従来の技術の定量的評価のために、
現在広く用いられている規格を例にとると、LFは24
30、LPは53であり、47フレームに1パケットを
発生させるための巡回的なパケット配列を検討すると、
LC=LCM((47×2430),53)は、605
3130となり、結局、巡回させる配列のパケットの個
数はLC/53=114210となる。空きセルをこの
個数だけ配列し、その中の平均した時間間隔で53個の
空きセルを試験パケットに置き換えて、巡回させること
になる。なお、置き換えられた試験パケットの間隔は、
厳密に等間隔にはならないが、これによって、被試験装
置内部の一時記憶部に試験パケットが蓄えられることに
よる一時記憶部の内容の増え方と、一時記憶部からフレ
ームの内容が取り出されることによる内容の減り方と
が、どんなに長時間経過しても完全に釣り合うようにな
る。
【0009】ここに説明したT,LF,及びLPの値で
は47(=T)フレームに一般にN個の試験パケットを
生成する場合に巡回させるパケット配列としては、11
4210個の空きセルを配列し、その中の平均した時間
間隔でN×53個の空きセルを試験パケットに置き換え
たものを格納しておくことになる。
【0010】また、複数のヘッダを持つパケットを多重
的に処理する機能を検証するために巡回させるパケット
配列としては、まず、ある一つのヘッダを持つパケット
に対して47フレームあたりN1パケット生成するため
に、114210個の空きセルを配列し、その中の平均
した時間間隔でN1×53個の空きセルを試験パケット
に置き換える。次に、別の1つのヘッダを持つパケット
に対して47フレームあたりN2パケット生成するため
に、この置き換えの終わった配列に対してその中の平均
した時間間隔でN2×53個の空きセルを試験パケット
に置き換える。これを、必要なだけ繰り返して作成した
パケット配列を格納しておき、この配列から巡回的にパ
ケットを発生させることになる。
【0011】パケット配列を巡回させる周期T(フレー
ム単位)が単一の値である場合は、上記のような方法で
巡回させるパケットの配列を作成することができ、従
来、これに基づいてパケットを発生させている。パケッ
ト配列を巡回させる周期T(フレーム単位)が複数ある
パケット列の間で必ずしも互いに等しくない場合があ
る。この場合には、例えば、あるパケット列Aは47フ
レームに1個のパケット、別のパケット列Bは375フ
レームに8個のパケットを発生させようとし、この両者
を混合してパケットを発生させる場合、従来の方法で
は、それぞれのT、つまり前者の47、後者の375の
最小公倍数を以て、新たなフレームの巡回周期とし、そ
れぞれのパケット列のパケット数を新たな巡回周期に見
合う比率で重複させて、巡回させるパケット配列を作成
することになる。
【0012】つまり、この例では、新たなフレームの巡
回周期は、47×375=17625フレームであっ
て、この期間にパケット列Aのパケットは、1×375
=375個のパケット、パケット列Bのパケットは8×
47=376個のパケットの頻度で発生させるように、
パケット配列を作成しておくことになる。
【0013】巡回周期である17625フレームの整数
倍がパケットの長さの整数倍に一致するようにするため
に、先に説明した場合の評価条件、LFは2430、L
Pは53で、パケット配列の規模、即ち、必要な記憶装
置の容量を計算すると、LC=LCM((17625×
2430),53)は、2266×(106 )程度とな
り、42×(106 )個程度のパケットを格納する記憶
装置が必要となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パケッ
ト配列は一般的に記憶装置に格納されるが、その際に必
要となる記憶装置の容量は、発生させるパケットの巡回
周期Tiの最小公倍数に比例する性質があるため、異な
る巡回周期のパケット列を複数種類発生させようとする
と、必要なメモリの容量が極めて大きくなってしまう。
前述の従来の技術のように、106 を越える大きなパケ
ット配列を格納する記憶装置は価格も高く実用性に乏し
い。実際には、パケットを発生させる頻度の基準である
フレーム数Tはさらに多くの種類を取り得るので、LC
の値も大きくなる。従って、パケット配列を格納するた
めの記憶装置の容量はこれよりも大きくなる。このよう
に、記憶装置の十分な容量を予測することは困難であ
り、パケット発生器を設計する際の技術的問題点となっ
ている。
【0015】前述の従来の技術では、 パケットを巡回的に発生させる周期をフレーム数で
表したT(周期)の整数回の繰り返しと境界が一致する
ように、パケット配列を整数回繰り返している: 複数のT(周期)でパケットを発生させてこれらの
パケットを混合する必要がある場合には、全てのTの最
小公倍数を新たなTとして採用することにより、便宜的
に単一のTに基づいた頂戴なパケット配列を作成して、
これを記憶装置に格納し、ここから試験パケットを生成
している。
【0016】そのため、パケット配列を巡回させる周期
Tの種類が増える程、パケット配列を格納するための記
憶装置に必要な容量がそれらのTの最小公倍数に比例し
て急速に増大し、必要なパケット列を発生させることが
できないという問題がある。本発明は、上記の点に鑑み
てなされたもので、パケット配列を巡回させる周期Tの
種類が増加しても、パケット配列を格納する記憶装置の
容量を増加させることがないパケット列混合発生装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のパケット列混合
発生方法は、メモリ内に発生させるパケットを格納して
おき、設定された周期Tに基づいてそのパケット発生要
素が管理するパケット配列からその時刻にパケットを取
り出して発生させるべきであるかどうかを判定し、パケ
ット発生要素よりも優先させる他のパケット発生要素の
有無を判定し、判定の結果、パケットを生成する場合に
は、パケット配列の1個分のパケットを発生させるよう
にアドレスを制御して、メモリよりパケットを取り出
パケット発生要素によるパケットの発生が一定時間
後に終了することを他のパケット発生要素にも予告す
【0018】また、本発明のパケット列混合発生方法
は、複数の種類のパケット発生要素が存在する場合に、
パケット発生要素をパケット発生基準が常に満たされる
ように空きセル専用のパケット発生要素とする。
【0019】図1は、本発明の第1の原理構成図であ
る。本発明のパケット列混合発生装置は、基準時刻から
のパケット発生数と経過時間を設定されたパケット発生
頻度とを比較する、パケット発生基準判定手段10と、
パケットを発生する権利を結線によって決定された優先
順位に従ってパケットの発生の優先権を調整する優先調
整手段30と、発生させるパケットと共に該パケットが
終了する予告情報を格納するメモリから、該予告情報に
基づいて優先調整手段を起動させる調停タイミング制御
手段40と、メモリ100からパケットを読み出すアド
レス制御手段20とを有するパケット発生要素を優先
調停手段30の出力による優先順位に従って、パケット
発生に必要なパラメタの種類に応じて必要な個数だけ順
次結線しておき、各パケット発生要素にパラメタを設定
することにより、複数種類の等時的パケット列を混合し
て発生させる手段を有する。
【0020】図2は、本発明の第2の原理構成図であ
る。本発明のパケット列混合発生装置は、上記の構成に
加えて、各パケット発生要素がパラメタの設定によって
パケット発生基準判定手段10の結果をパケット発生基
準が常に満たされているように置き換える空きセル設定
手段90を更に有する。
【0021】
【0022】
【0023】上記のように、本発明は、パケット発生基
準判定手段が設定された周期Tに基づいてそのパケット
発生要素が管理するパケット配列からその時刻にパケッ
トを取り出して発生させるべきであるかどうかを判定
し、優先調停手段がそのパケット発生要素よりも優先さ
せる他のパケット発生要素の有無を判定し、その結果、
パケットを生成する場合には、パケット配列のアドレス
制御手段が1個分のパケットを発生させるようにアドレ
スを制御する。これにより、パケットを巡回させる周期
とパケット配列の境界とが一致していない場合にも一定
の頻度でパケットを発生させることができる。また、優
先調停手段を備えることにより、複数の値の周期で巡回
するパケット配列から混合したパケットを発生させるこ
とができる。
【0024】さらに、本発明は、パケット発生基準判定
の結果をパケット発生基準が常に満たされるように、上
記の空きセル設定手段により、パケット発生要素を空き
セルの構成とすることにより、複数種類のパケット発生
を混合して発生させることが可能である。
【0025】さらに、本発明は、調停タイミング制御
がそのパケットの発生が一定時間後に終了することを
他のパケット発生要素にも予告することによって、再び
パケット発生要素間の調停を行なうことができる。それ
ぞれのパケット発生要素は、設定された周期Tの期間に
発生させる個数のパケットを管理するだけであるので、
それぞれのパケット発生要素が管理する記憶装置の容量
は従来の方式の比べてずっと少なくなる。
【0026】また、全てのパケット発生要素にこのよう
な機能を持たせ、それぞれ別の周期Tを設定できるよう
にして、優先調停のための配線を通じて相互に作用させ
ることにより、Tの種類が増えても従来のように記憶装
置の必要量が急速に増大することなく、Tの種類数だけ
パケット発生要素を結合することによって、実用的な装
置規模にてパケット分解装置の正常動作を検証するパケ
ットを発生させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図5は、本発明のシステム構成を
示す。本発明では、パケット配列を巡回させる周期Tに
ついて異なる設定をもつパケット列毎に、別々のパケッ
ト発生要素A,B,…を設置する。
【0028】同図に示す各パケット発生要素は、パケッ
ト発生基準判定部10、アドレス制御部20、優先調停
部30、及び調停タイミング制御部40より構成され
る。パケット発生基準判定部10は、一つ一つのパケッ
ト発生要素毎に基準時刻以降のパケットの配列からのパ
ケットの発生数と経過時間を設定されたパケット発生頻
度と比較する。これにより、パケット配列の巡回させる
周期Tとパケット配列の境界が一致してない場合にも一
定の頻度でパケットを発生させる。
【0029】優先調停部30は、パケットを発生させる
パケット発生要素A,B,…が複数接続されている前提
で、他のパケット発生要素とのパケット発生の優先権を
調整する。これにより、複数の値のTで巡回するパケッ
ト配列から混合したパケットを発生させることができ
る。
【0030】アドレス制御部20は、メモリ100から
パケットを読み出す。調停タイミング制御部40は、優
先調停部30を起動させる。これにより、優先調停部3
0が判定する優先順位に従って、パケット発生に必要な
パラメタの種類に応じて、必要な個数だけ、順次結線し
ておき、各パケット発生要素にパラメタを設定すること
により複数種類の等時的なパケット列を混合して発生さ
せる。
【0031】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。 [第1の実施例]図6は、本発明の第1の実施例のパケ
ット構成要素の構成を示す。同図は、1〜N個のパケッ
ト発生要素のうち、メモリ100から読み出された値
は、そのままパケットを構成する(単位時間分の)値と
なる。
【0032】メモリ100に格納されているパケット配
列の図を図7に示す。同図の例では、メモリ100の各
アドレスに1バイトずつ全てのパケットのヘッダとペイ
ロードを格納している。一度に発生されるパケットは常
に1つであるので、どのパケット発生要素に管理される
パケットであるかに関わらず、この図のように単一のメ
モリ100に格納することができる。
【0033】図6のフレーム周期発生部200は、一定
のフレームの周期で一定の間隔信号を発生する。この間
隔信号は、全てのパケット発生要素の端子ST(パケッ
ト発生基準判定部10の入力端子)から入力される。パ
ケット発生要素は、パケット発生の判定を行うために端
子STに対して特定の計数動作を行っている。
【0034】図6のパケット発生要素i(i=1〜N)
は、端子PTO(調停タイミング制御部40の出力端
子)によって、優先調停判定部30に対して優先調停判
定の開始タイミングを自らを含む全てのパケット発生要
素に放送する。また、放送された優先調停判定の開始タ
イミングを端子PTI(優先調停部30の入力端子)に
よって受信し、受信したパケット発生要素はそのタイミ
ングで優先調停を開始する。
【0035】図6のパケット発生要素i(i=1〜N−
1)は、端子JO(優先調停部30の出力端子)によっ
てi+1番のパケット発生要素にパケット発生権の有無
を伝える。図6のパケット発生要素Nは特に優先調停部
30の出力端子JOによって伝えられる先を持たない。
【0036】図6のパケット発生要素i(i=2から
N)は、優先調停部30の入力端子JIにi−1番のパ
ケット発生要素から与えられる値によって優先調停処理
を行う。パケット発生要素1は特に優先調停部30の入
力端子JIに固定値「t=真」が与えられる。これは、
パケット発生要素[1]よりも優先順位が高いパケット
発生要素がない、つまり、優先順位が常に最も高いこと
をパケット発生要素[1]に通知するものである。
【0037】N番目のパケット発生要素[N]は、優先
調停部30の入力端子JI及び出力端子JOの結線によ
って、一番低い優先順位を持つので、他の全ての(1番
からN−1番までの)パケット発生要素がどれもパケッ
トを発生させない時に限って、パケット発生させる権利
を得ることになる。そこで、N番のパケット発生要素
[N]をパケットを発生させる権利を得た時にはいつで
もパケットを発生させる状態にしておいて、意味のある
パケットがないことを示す既定値のパケット(例えば、
空きセル)を発生させるために利用することもできる。
【0038】図6のパケット発生要素i(i=1から
N)は、端子AD(アドレス制御部の出力端子)によっ
てパケット配列を格納しているメモリ100に読み出す
べきアドレスを与える。図8は、本発明の一実施例のパ
ケット発生要素のパケット発生基準判定部が有するパラ
メタの例を示す。同図に示す例は、i(i=1〜N)番
目のパケット発生要素のパケット発生基準判定部10が
有するパラメタである。パケット発生要素のパケット発
生基準判定部10においてパケットを発生させるべきか
どうかを判定するため等にこのパラメタを利用する。D
iはi番目のパケット発生要素[i]が管理するメモリ
内の領域であるパケット配列の中のパケットの個数であ
る。Liは、i番目のパケット発生要素[i]が発生す
るパケットの長さを指定する場合には、フラグ=1とな
り、指定しない場合にはフラグ=0となる。本実施例で
は、フラグ=1とする。パケットの長さは適切な単位時
間を基準にして、パケットを送出し始めてから送出し終
わるまでの時間によって表すものとする。
【0039】以下、説明のために、基準となる単位時間
は、パケットの1オクテット(8ビット)の送り出しに
かける時間とし、フレームの1オクテット(8ビット)
の送り出しにかかる時間と同じであって、“1TS”と
表すものとする。そこで、パケットの大きさが53バイ
トであるときには、そのパケット発生要素のLiは53
TSとなる。
【0040】Tiは、i番目のパケット発生要素[i]
がパケット配列を巡回させる周期である。単位は任意で
あるが、全てのi(1〜N)で共通とする。前述の説明
と合わせるために、フレーム数で表すものとする。i番
目のパケット発生要素[i]がパケットを発生させる要
求は次の条件で出される。
【0041】Di(t)を時刻0から時刻tまでにパケ
ット発生要素が発生させたパケットの数、T(t)を時
刻0から時刻tまでに経過したフレーム数、Ti及びD
iをそれぞれi番目のフレーム数及びパケット発生数
し、フレーム数Tiの間にDi個のパケットを発生させ
るとき、 条件1:(Di(t)/T(t))<(Di/Ti) であれば、i番目のパケット発生要素[i]はパケット
を発生させる要求を出すものである。
【0042】ここで、T(t)、Tiが共に正の数であ
ることに注意して条件1を書き改めると、 条件2:(Di(t)・Ti)<(Di・T(t)) となる。左辺、右辺をそれぞれ、 PC=Di(t)・Ti FC=Di・T(t) とおくと、正規化されたパケット量PCは1パケット発
生させるたびにTiずつ増加し、正規化されたフレーム
量FCは1フレーム経過するたびにDiずつ増加するこ
とになる。
【0043】このままでは、正規化されたパケット量P
Cも正規化されたフレーム量FCも限りなく大きくなる
ので、発明の実施には適さない。そこで、次のように処
理する。正規化されたパケット量PCが値(Di・T
i)に達したら、 正規化されたパケット量PCの値を(Di・Ti)で
なく、0に置き換える: 正規化されたフレーム量FCの値を(Di・Ti)だ
け減少させる:この処理によって、正規化されたパケッ
ト量PC及び正規化されたフレーム量FCを計数のため
の部品にはたかだか(2・Di・Ti)程度の数値を記
憶する容量があればよくなる。
【0044】このようにして、パケット発生基準判定部
10は、それぞれのパケット発生要素がパケット発生の
要求を出したら、その要求に優先順位を適用してパケッ
トの発生を許可する。例えば、i番目のパケット発生要
素[i]がパケットを発生させる要求を出しており、そ
れよりも番号の小さい(つまり、優先順位の高い)パケ
ット発生要素がパケット発生要求を出していない時に限
って、i番目のパケット発生要素[i]にパケットの発
生が許可されるように実施すればよい。
【0045】図9は、本発明の第1の実施例の1つのパ
ケット発生要素の構成を示す。同図において、図5と同
一構成部分には、同一符号を付与する。同図に示すパケ
ット発生要素i(i=1〜N)は、パケット発生基準判
定部10、アドレス制御部20、優先調停部30、調停
タイミング制御部40、及び動作順序制御部50より構
成される。
【0046】パケット発生基準判定部10は、FC更新
制御部11、PC更新制御部12及び比較部13を有す
る。以下に、図10に示す動作タイミングに基づいて動
作順序制御部50により行なわれる動作順序を説明す
る。
【0047】 いま、アドレス制御部20が、i番目
のパケット発生要素[i]がパケットaを出力するよう
に、図6に示すメモリ100のアドレスを制御している
ものとする。 図10に示すAの単位時間帯(マシンサイクル)に
i番目のパケット発生要素[i]の調停タイミング制御
部40が端子PTOの値を「有効」にする。
【0048】 端子PTOは図6において、他の全て
のパケット発生要素の優先調停部30の入力端子PTI
及び調停タイミング制御部40の端子PTOと電気的に
接続されており、パケットを出力するための制御を行っ
ていないi番目以外のパケット発生要素は、それぞれの
端子PTOを絶縁状態に保つようになっている。そこ
で、i番目のパケット発生要素[i]自身を含む全ての
パケット発生要素は、図10のマシンサイクルAの時
に、端子PTIの値が「有効」になったことを検知す
る。
【0049】 i番目のパケット発生要素[i]自身
を含む全てのパケット発生要素の優先調停部30は、端
子PTIの値が「有効」になると、優先調停を開始し、
端子JIとパケット発生基準判定部10からの入力を受
け付ける端子Qの値に基づいて、動作順序制御部50へ
の出力端子Kと端子JOの値を決定する。端子Qに与え
られている値は、その時点でそのパケット発生要素がパ
ケット発生基準を満たしているかどうかの論理値であ
る。端子JIに与えられている値は、1番目のパケット
発生要素[1]からi−1番目のパケット発生要素[i
−1]がすべて、パケット発生基準を満たしていなかっ
たことを表す論理値である。但し、i=1番目のパケッ
ト発生要素[1]に対しては、この論理値は、図6に示
すように常に「真」となっている。
【0050】 優先調停部30は、一定時間の後に、
優先調停部30の端子Kには優先調停の結果、i番目に
パケット発生要素がパケットを出力する制御を行なう権
利を獲得したか否かを表す論理値がれる。端子JOに
れるのは、1番目のパケット発生要素[1]からi番
目のパケット発生要素[i]が全て、パケット発生基準
を満たしていなかったことを表す論理値である。
【0051】多くのパケット発生要素を図6に示すよう
に接続していくと、全てのパケット発生要素の優先調停
部30が端子Kの値を決定するまでにかかる時間が長く
なる。そこで、全てのパケット発生要素で端子Qの
端子PTIが再び「有効」になる次のパケットbの優先
調停のマシンサイクルまで一旦保存して図10に示すC
のマシンサイクルで端子Kに論理値を表すこととする。
【0052】このようにすることで、パケット発生要素
を追加拡張してパケット発生要素が多くなった場合でも
適切な優先調停処理を待つ時間を確保することができ
る。 i番目のパケット発生要素[i]で端子Kの値がパ
ケットを出力する制御を行う権利のないものであった場
合、そのときにi番目のパケット発生要素[i]がパケ
ットを出力する制御を行っていた場合に、図10に示す
Dのマシンサイクルだけパケットを出力する制御を継続
して、その次のマシンサイクルから、アドレス制御部2
0の出力を絶縁状態にする。また、パケットを出力する
制御を行っていなかった場合には、そのままアドレス制
御部20の出力を絶縁状態とする。
【0053】 また、j番目のパケット発生要素
[j]で端子Kの値がパケットを出力する制御を行う権
利のあるものであった場合には、図10に示すDの単位
時間帯(マシンサイクル)だけアドレス制御部20の出
力の絶縁状態を継続し、その次のマシンサイクルから、
アドレス制御部20の出力をパケット出力するためのア
ドレス制御を開始する。この動作順序の制御は、動作順
序制御部50が行う。
【0054】j番目のパケット発生要素[j]で端子K
の値がパケットを出力する制御を行う権利のあるもので
あった場合には、さらに、PC更新制御部12で正規化
されたパケット量PCの値を更新する。なお、動作順序
制御部50が行う動作の時間パラメタrとqが図10に
示すAからDの単位時間帯(マシンサイクル)を決定す
るので、使用する部品の動作速度に合わせてrとqを決
定すれば、本構成をより広く適用することができる。
【0055】図9のパケット発生基準判定部10のFC
更新制御部11は、周期的に発生する時間信号を端子S
Tで検知して、正規化されたフレーム量FCの値を更新
する。正規化されたフレーム量FCの値は比較部13に
より正規化されたパケット量PCの値と比較され、正規
化されたフレーム量FCが正規化されたパケット量PC
の値よりも大きいとき、パケット発生基準が満たされ、
優先調停部30の端子Qに与えられる値が「有効」を示
すものとなる。
【0056】なお、N番目のパケット発生要素[N]に
よって空きセルを発生させる場合には、図11に示すよ
うに、特に端子Qに対して常に「真」を与えるパケット
発生要素を使うこともできる。図11に示すパケット発
生要素の構成は、パケット発生基準判定部10を設けず
に、常に優先調停部30の入力端子Qに「真」を与える
論理器70を用いている。
【0057】図12は、本発明の第1の実施例の優先調
停部の構成を示す。優先調停部30は、予めパケット発
生基準判定部10からパケットを発生させるかどうかを
示す信号Qを受け取って端子PTIに「有効」を示す値
が与えられたら、一定時間内に、このパケット発生単位
が次のパケットを発生させて良いかどうかを端子Kに表
す機能を持っている。端子JIと端子JOは、優先度に
おいて隣接する他のパケット発生要素からパケットを発
生させる権利を受け取ったり、渡したりするために使わ
れる。
【0058】端子PTIが有効を示す値になると、図1
2の選択回路Dが端子Yの入力値をフリップフロップC
に与える。端子PTIが無効を示す値になると、選択回
路Dが端子Xの入力値をフリップフロップCに与えるた
め、その時にフリップフロップCに格納されている値は
保持される。従って、端子PTIの値が一旦「有効」に
なり、さらに「無効」に戻ると、その時の端子Qの値が
フリップフロップCに保存されるものである。全てのパ
ケット発生単位には同時刻の端子PTIが与えられ、端
子Qには、このパケット発生単位がパケットを発生しよ
うとしているかどうかがパケット発生基準判定部10か
ら与えられているので、それぞれのパケット発生単位の
フリップフロップCにはPTIが「有効」から「無効」
に変化した互いに同時刻でのパケット発生基準判定部1
0の結果が蓄えられていることになる。
【0059】さらに、フリップフロップCの値は、常に
論理素子Aと論理素子Bに与えられている。図13は、
本発明の第1の実施例の優先調停部の論理素子Aの真理
値表を示し、図14は、本発明の第1の実施例の優先調
停部の論理素子Bの真理値表を示す。
【0060】論理素子Aは、端子JIから供給される入
力が「有効」を示す値(例えば“1”)で、もう一方の
(フリップフロップCから与えられる)値が「無効」を
示す値(例えば“0”)の時に限って、出力を「有効」
を示す値(例えば“1”)とする。そのため、端子JI
に有効を示す値が与えられ、かつ、このパケット発生単
位のフリップフロップCの値が「無効」を示すものであ
った場合(つまり、このパケット発生単位がパケットを
発生する基準に達していなかった場合)に限って、端子
JOに有効を示す値が出力される。
【0061】この結果、図6に示す1番目からi−1番
目までのパケット発生要素がパケットを発生する基準に
達しておらず、i番目のパケット発生要素[i]がパケ
ット発生基準に達している時には、1番目からi番目ま
でのJIの値は「有効」であり、i+1番目以降のJI
の値は「無効」となるために、例え、i+1番目以降で
パケット発生基準に到達しているパケット発生要素があ
っても、i番目のパケット発生要素[i]が優先され、
複数のパケット発生要素間で競合が生じないように調整
されることになる。
【0062】優先調停部30の論理素子は、端子JI
から供給される入力が「有効」を示す値(例えば、
“1”)で、もう一方の(フリップフロップCから与え
られる)値が「有効」を示す値(例えば、“1”)の場
合に限って、出力を「有効」を示す値(例えば、
“1”)にする。
【0063】この出力は、論理素子Gに与えられる。図
15は、本発明の第1の実施例の優先調停部の論理素子
Gの真理値表を示す。論理素子Gは、論理素子Bから供
給される入力が「有効」を示す値(例えば“1”)で、
もう一方の(フリップフロップの列Eから与えられる)
値が有効を示す値(例えば“1”)の時に限って、出力
を「有効」を示す値(例えば“1”)にする。
【0064】その結果、端子PTIが「有効」を示す値
になってから、一定時間が経過し、論理素子Bの出力が
安定した後、論理素子Bの出力が「有効」である場合に
は、端子PTIが有効であった期間と同じ時間だけ、端
子Kの値が有効となる。フリップフロップの列Eは、端
子PTIから与えられる入力を、列を構成するフリップ
フロップの個数qに比例して遅らせて出力する。
【0065】たくさんのパケット発生要素を図6に示す
ように繋ぐと、最後のN番目のパケット発生要素で論理
素子Bの出力を安定させるにはいくらかの時間が必要で
ある。フリップフロップの列Eは、端子PTIの値が
「有効」になっても論理素子Bの出力が安定するまで、
論理素子Gが「有効」の値を出力しないように機能して
いる。
【0066】優先調停部30の端子Kの値は、動作順序
制御部50に与えられて、その値が「有効」であれば、
一定時間後からパケット発生のための制御を開始させる
ものである。このようにして、優先調停部30は、予め
パケット発生基準判定部10からパケットを発生させる
かどうかを示す信号Qを端子Qで受け取って、端子PT
Iに「有効」を示す値が与えられたら、一定時間内にこ
のパケット発生単位が次のパケットを発生させて良いか
どうかを端子Kに表す機能を実現する。
【0067】図9のFC更新制御部11は、周期的に発
生する時間信号を端子STで検知して、正規化されたフ
レーム量FCの値をそれまでの値よりもDiだけ大きい
値に更新する。また、正規化されたパケット量PCの値
が(Di,Ti)に達したことをPC更新制御部12か
ら通知されたら、正規化されたフレーム量FCの値を
(Di,Ti)だけ減少させる。
【0068】図9のPC更新制御部11は、動作制御部
50からの信号に基づいて、正規化されたパケット量P
Cの値をそれまでの値よりもTiだけ大きい値に更新す
る。但し、正規化されたパケット量PCの値が(Di,
Ti)に達したら、正規化されたパケット量PCの値を
(Di,Ti)ではなく、直ちに“0”に置き換える。
【0069】図9の調停タイミング部40は、動作順序
制御部50からの信号に基づいてそのパケット発生単位
でパケットを発生させている場合には、パケットの末尾
まで一定の時間を残す時刻をLi(i番目のパケット発
生要素[i]が発生するパケットの長さ)に基づいて検
出し、端子PTOの値を一定時間「有効」にする。
【0070】図9のアドレス制御部20は、動作順序制
御部50からの信号に基づいて、そのパケット発生単位
がパケットを発生させている間、端子ADにパケットの
内容を取り出すためのメモリのアドレスを出力してい
る。パケット発生単位がパケットを発生させていない状
態では、アドレス制御部20は、動作順序制御部50か
らの信号に基づいて端子ADを絶縁して、並列に接続し
ている他のパケット発生要素に影響を及ぼさないように
する。また、そのパケット発生要素から次に発生させる
予定のパケットが格納されているメモリのアドレスを内
部に保持する。
【0071】また、アドレス制御部20は、そのパケッ
ト発生要素が取り扱うパケットが格納されているメモリ
100の中の領域情報を保持しており、例えば、メモリ
領域のどこからどこまでが、そのパケット発生要素が取
り扱うパケットを保持しており、取り扱う領域の中のパ
ケットを循環的に発生させる。
【0072】図9の動作順序制御部50は、優先調停部
30からの信号が「有効」となったら、これまでに説明
した一連の動作順序制御を行うためのタイミングの通知
を各部に送るものである。これにより、上記の第1の実
施例によれば、発生させるパケット列のパラメタ(D
i,Ti,Liの組み合わせ)の種類に応じたN個のパ
ケット発生要素を設置することによって、パケットを格
納しておく、記憶装置についてはたかだかNに比例する
程度の容量で、パケットを混合して等時的に発生させる
ことができる。例えば、従来の技術で説明に用いた47
フレームに1個のパケットを発生させるパケット列と、
375フレームに8個のパケットを発生させるパケット
列を混合して発生させる場合には、3個のパケット発生
要素を設置して、そのうち1個を空きセル発生専用要素
とし、残りの2個の1つのパケット発生要素には(D
i,Ti,Li)=(1,47,53)を、もう1つの
パケット発生要素には(Di,Ti,Li)=(8,3
75,53)を設定する。その際、必要なメモリ量は、
空きセルのための1パケットを加えて、合計10パケッ
ト分で実施できることになる。これは、従来の例の必要
メモリ量である42×(106 )パケット分と比較して
遙に少ない。
【0073】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例を説明する。本実施例は、前述の第1の実施例をパ
ケット発生要素を空きセル専用のパケット発生要素とし
ても使用できるようにする例である。図16は、本発明
の第2の実施例のパケット発生要素の構成を示す。同図
において、図9と同一構成部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図16に示すパケット発生要素の構
成は、図9の構成に、論理和回路80、空きセル設定部
91、空きセル指定部92が付加された構成である。
【0074】パケット発生要素の端子DCに与える値が
「有効」であるとき、正規化されたパケット量PCと正
規化されたフレーム量FCの比較の結果によらず、常に
パケットを発生する要求であるQが「有効」になるもの
である。このように、優先調停部30の端子Qに与える
要求が常に「有効」にするための論理和回路80を設定
する。
【0075】前述の第1の実施例では、発生させるパケ
ットの種類に応じてパケット発生要素の個数を決定し、
その個数をNとしたときに、優先順位の最も低いN番目
のパケット発生要素[N]を図11に示す空きセル専用
モジュールとして構成することが必要である。しかし、
本実施例のパケット発生要素を用いて、第1の実施例と
同じ結線で、予めM個(M>N)のパケット発生要素の
構成を実施しておくと、N番目のモジュールのDC端子
に与える値を「有効」とすることで、Mより多くない任
意のN種類のパケット発生に、パケット発生要素の相互
結線を変えることなく、適用することができる。
【0076】本実施例では、前述の第1の実施例の効果
に加え、M個のパケット発生要素で構成の装置を、同一
の構成まま、1種類からM種類までの任意の種類のパラ
メタをもつパケット列を混合して発生できる。 [第3の実施例]次に、本発明の第3の実施例を説明す
る。
【0077】本実施例のパケット発生要素は、第1の実
施例のパケット発生要素間の結線を図17に示すように
変更し、パケット発生要素iの中の優先調停部30を図
18に示すものに置き換えている。図17では、発生さ
せるパケットを格納しているメモリ100にパケット本
体だけでなく、パケットの終了位置を知らせる情報を書
き込んでおき、メモリの出力から、この情報を取り出し
て、これを元に全てのパケット発生要素に優先調停を開
始するタイミングを生成している。
【0078】例えば、図19に示すメモリ内のパケット
の配列に示すように、どのパケットでもパケットの最後
のオクテットから一定のm個前のオクテットを読み出す
と、同時に終端記号として“1”が読み出されるように
しておく。読み出された終端記号が図17のタイミング
調整部300を起動し、タイミング調整部300が優先
調停を開始させるタイミングを全てのパケット発生要素
に放送する。
【0079】図19のパケット発生要素はそれぞれ図1
8に示すパラメタを保持している。このとき、Liのフ
ラグ=「0」とし、パケット発生要素が取り扱うパケッ
トの長さの指定を行わない。また、図18に示すよう
に、各パケット発生要素には端子PTOが不要となる。
【0080】図20は、本発明の第3の実施例のパケッ
ト発生要素の優先調停部の構成を示す。同図に示す優先
調停部30は、前述の第1の実施例の図12の構成に比
べて、論理素子Hと端子Nが追加されている。論理素子
Hの真理値表を図21に示す。端子Nに表れる信号の値
は、このパケット発生要素がパケットを発生する権利が
ない場合に「有効」となる。
【0081】端子Nは、図22に示すパケット発生要素
の構成において、動作順序制御部50の端子Eに接続さ
れている。なお、端子Kは第1の実施例と同様に、動作
順序制御部50の端子Bに接続されている。第3の実施
例における動作順序制御部50は、端子Bに有効な値が
与えられた場合の動作は、第1の実施例の場合と同じで
あるが、端子Eに有効な値が与えられた場合には、アド
レス制御部20を端子Aによって、 1.現在パケットを出力しているならば、出力している
パケットの終了後、アドレス制御部20の出力端子AD
を絶縁する: 2.現在パケットを出力していないならば、引続き出力
端子ADを絶縁状態とする:となるように制御する。
【0082】以上のようにして、本実施例ではパケット
の終了位置を知らせる情報をメモリ100に書き込んで
おけば、例え、終了位置から一定の位置に終端記号を図
19に示すメモリに書き込んでおくことによって、異な
る長さのパケットであっても一つのパケット発生要素で
発生を制御することができる。
【0083】上記の第3の実施例では、第1の実施例の
効果に加えて、必ずしも一定の長さでないパケットを、
一つのパケット発生要素の取扱いで発生させることがで
きる。また、Li(i番目のパケット発生要素[i]が
取り扱うパケットの長さ)を設定しなくてよいので(パ
ラメータLiのフラグ=0)、各パケット発生要素に設
定するパラメタを単純化できる。
【0084】[第4の実施例]本実施例は、前述の第3
の実施例の優先調停部30を前述の第2の実施例に適用
したものである。図23は、本発明の第4の実施例のパ
ケット発生要素の構成を示す。同図に示す構成により、
前述の第2と第3の実施例の各構成を合わせたものであ
るため、双方の効果を得ることができる。
【0085】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0086】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、発生させ
るパケット列のパラメタの種類に応じてパケット列を複
数の種類に応じたN個のパケット発生要素を設置するこ
とにより、パケットを記憶しておく記憶装置について
は、Nに比例する程度の容量でパケットを混合して発生
させることが可能である。従って、パケット配列を巡回
させる周期Tの種類が増加しても、パケット配列を格納
する記憶装置の容量は、種類数に比例する程度にしか大
きくならず、記憶装置の必要容量が増大する問題を実質
的に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の原理構成図である。
【図3】本発明の第3の原理構成図である。
【図4】本発明の第4の原理構成図である。
【図5】本発明のシステム構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例のパケット構成要素の構
成図である。
【図7】本発明の第1の実施例のメモリ内のパケット配
列を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例のパケット発生要素のパ
ケット発生基準判定部が有するパラメタの例を示す図で
ある。
【図9】本発明の第1の実施例の1つのパケット発生要
素の構成図である。
【図10】本発明の第1の実施例の動作タイミングを示
す図である。
【図11】本発明の第1の実施例の空きセルを発生させ
る場合のパケット発生要素の構成図である。
【図12】本発明の第1の実施例の優先調停部の構成図
である。
【図13】本発明の第1の実施例の優先調停部の論理素
子Aの真理値表である。
【図14】本発明の第1の実施例の優先調停部の論理素
子Bの真理値表である。
【図15】本発明の第1の実施例の優先調停部の論理素
子Gの真理値表である。
【図16】本発明の第2の実施例のパケット発生要素の
構成図である。
【図17】本発明の第3の実施例のパケット発生要素間
の結線を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施例のパラメタの一覧表及
び優先調停部の構成図である。
【図19】本発明の第3の実施例のメモリ中のパケット
の配列の例を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施例のパケット発生要素の
優先調停部の構成図である。
【図21】本発明の第3の実施例の論理素子Hの真理値
表である。
【図22】本発明の第3の実施例のパケット発生要素の
構成図である。
【図23】本発明の第4の実施例のパケット発生要素の
構成図である。
【図24】従来のパケット発生の例を示す図である。
【符号の説明】
10 パケット発生基準判定手段,パケット発生基準判
定部 11 FC更新制御部 12 PC更新制御部 13 比較部 20 アドレス制御手段,アドレス制御部 30 優先調停手段,優先調停部 40 調停タイミング制御手段,調停タイミング制御部 50 動作順序制御部 70 論理回路 80 論理回路 90 空きセル設定手段 92 空きセル指定部 91 空きセル設定部 100 メモリ 200 フレーム周期発生部 300 タイミング調整部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−7204(JP,A) 特開 平6−132979(JP,A) 特開 平6−224904(JP,A) 特開 平6−216930(JP,A) 特開 平7−38568(JP,A) 特開 平7−193581(JP,A) 特開 昭62−271546(JP,A) 特開 平4−329044(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ内に発生させるパケットを格納し
    ておき、 設定された周期Tに基づいてそのパケット発生要素が管
    理するパケット配列からその時刻にパケットを取り出し
    て発生させるべきであるかどうかを判定し、 前記パケット発生要素よりも優先させる他のパケット発
    生要素の有無を判定し、 判定の結果、パケットを生成する場合には、パケット配
    列の1個分のパケットを発生させるようにアドレスを制
    御して、前記メモリよりパケットを取り出し 前記パケット発生要素によるパケットの発生が一定時間
    後に終了することを他のパケット発生要素にも予告する
    ことを特徴とするパケット列混合発生方法。
  2. 【請求項2】 複数の種類のパケット発生要素が存在す
    る場合に、パケット発生要素をパケット発生基準が常に
    満たされるように空きセル専用のパケット発生要素とす
    る請求項1記載のパケット列混合発生方法。
  3. 【請求項3】 基準時刻からのパケット発生数と経過時
    間を設定されたパケット発生頻度とを比較する、パケッ
    ト発生基準判定手段と、 パケットを発生する権利を結線によって決定された優先
    順位に従ってパケットの発生の優先権を調整する優先調
    整手段と、 発生させるパケットと共に該パケットが終了する予告情
    報を格納するメモリから、該予告情報に基づいて前記優
    先調整手段を起動させる調停タイミング制御手段と、 前記メモリからパケットを読み出すアドレス制御手段と
    を有するパケット発生要素を、前記優先順位に従って、
    パケット発生に必要なパラメタの種類に応じて必要な個
    数だけ順次結線しておき、各前記パケット発生要素にパ
    ラメタを設定することにより、複数種類の等時的パケッ
    ト列を混合して発生させる手段を有することを特徴とす
    るパケット列混合発生装置。
  4. 【請求項4】 各前記パケット発生要素において、パラ
    メタの設定によって前記パケット発生基準判定手段の結
    果をパケット発生基準が常に満たされているよう置き換
    える空きセル設定手段を更に有する請求項3記載のパケ
    ット列混合発生装置。
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