JP3277715B2 - 表示器のデータ作成方法 - Google Patents
表示器のデータ作成方法Info
- Publication number
- JP3277715B2 JP3277715B2 JP21632894A JP21632894A JP3277715B2 JP 3277715 B2 JP3277715 B2 JP 3277715B2 JP 21632894 A JP21632894 A JP 21632894A JP 21632894 A JP21632894 A JP 21632894A JP 3277715 B2 JP3277715 B2 JP 3277715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- screen
- screens
- data
- data table
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Programmable Controllers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばタッチパネルな
どの表示器のデータ作成方法に関する。
どの表示器のデータ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネルなど表示器は、画面上に表
示されているグラフィックデータによる図形化された表
示点(以下、ランプと称する)領域内を触ることによ
り、指令を入力したり、そのランプの点灯や消灯によっ
て、その図形が意味する内容を確認したり、制御指令を
出力したりすることができ、グラフィックデータを変え
ることで、表示内容を適宜変更することができ、色々な
内容の確認や指令を行える入出力装置である。
示されているグラフィックデータによる図形化された表
示点(以下、ランプと称する)領域内を触ることによ
り、指令を入力したり、そのランプの点灯や消灯によっ
て、その図形が意味する内容を確認したり、制御指令を
出力したりすることができ、グラフィックデータを変え
ることで、表示内容を適宜変更することができ、色々な
内容の確認や指令を行える入出力装置である。
【0003】近年、このような表示器が工場の生産ライ
ンの設備制御のための入出力装置として使用されてい
る。図8は表示器の画面に表示されるランプの点灯、消
灯を行うための従来の動作を説明するための図面であ
る。
ンの設備制御のための入出力装置として使用されてい
る。図8は表示器の画面に表示されるランプの点灯、消
灯を行うための従来の動作を説明するための図面であ
る。
【0004】このような生産設備に用いられている表示
器では、設備機器などの制御を行っているPC(プログ
ラマブルコントローラ)のシーケンス回路中の一つの出
力コイルが表示器に表示されている一つのランプに対応
して、そのランプの点灯および消灯が行われる。このた
め、コイルR100が表示器に表示されている1画面目
のランプ1に、R101がランプ2に、…、R107が
3画面目のランプ1に…がというように、出力コイル1
つにランプが1つ対応して、図9に示すように、表示器
のランプアドレスとコイルの絶対アドレスが1対1で対
応したデータテーブルが作成されて、このデータテーブ
ルの対応にしたがってコイルからの出力により表示画面
中のランプの点消灯行われている。
器では、設備機器などの制御を行っているPC(プログ
ラマブルコントローラ)のシーケンス回路中の一つの出
力コイルが表示器に表示されている一つのランプに対応
して、そのランプの点灯および消灯が行われる。このた
め、コイルR100が表示器に表示されている1画面目
のランプ1に、R101がランプ2に、…、R107が
3画面目のランプ1に…がというように、出力コイル1
つにランプが1つ対応して、図9に示すように、表示器
のランプアドレスとコイルの絶対アドレスが1対1で対
応したデータテーブルが作成されて、このデータテーブ
ルの対応にしたがってコイルからの出力により表示画面
中のランプの点消灯行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、このような表示
器は、一つのPCに8台まで接続することが可能であ
り、また、一つの表示器は、例えば1画面当たりランプ
数が10個の場合、画面数が255画面とることが可能
である。もちろんこのようなランプの数や画面の数はそ
の表示器の仕様により異なるものであるが、通常は、こ
の程度のランプ数と画面数を持つことが可能である。
器は、一つのPCに8台まで接続することが可能であ
り、また、一つの表示器は、例えば1画面当たりランプ
数が10個の場合、画面数が255画面とることが可能
である。もちろんこのようなランプの数や画面の数はそ
の表示器の仕様により異なるものであるが、通常は、こ
の程度のランプ数と画面数を持つことが可能である。
【0006】したがって、1つのPCでこの表示器のラ
ンプを制御するための出力コイルの数は、上記の場合で
は、表示器8台、画面数1表示器当たり255面、ラン
プ数1画面当たり10個あるので、20400個必要と
なる。
ンプを制御するための出力コイルの数は、上記の場合で
は、表示器8台、画面数1表示器当たり255面、ラン
プ数1画面当たり10個あるので、20400個必要と
なる。
【0007】しかしながら、このように多くの出力コイ
ルが表示器のために使用されてしまうと、PCが持って
いる出力コイルの数には限りがあるので、PCによって
制御する設備機器に使用される出力コイルの数が減って
しまうことになる。
ルが表示器のために使用されてしまうと、PCが持って
いる出力コイルの数には限りがあるので、PCによって
制御する設備機器に使用される出力コイルの数が減って
しまうことになる。
【0008】このため、一般的には、PCが制御する表
示器の数を減らしたり、接続されている表示器に表示さ
れる画面数やランプ数を減らすなど、そのPCや表示器
の持っている能力を最大限に使用することなく用いられ
ていることが多く、設備資源の有効利用ができていない
といった問題がある。
示器の数を減らしたり、接続されている表示器に表示さ
れる画面数やランプ数を減らすなど、そのPCや表示器
の持っている能力を最大限に使用することなく用いられ
ていることが多く、設備資源の有効利用ができていない
といった問題がある。
【0009】また、生産ラインや各工程での手順の変更
などによって、表示器の台数、表示画面やランプの数な
どランプ数が増えた場合には、出力コイルの数が足りな
くなるのでPCそのものを大型のものに入れ替える必要
があり、もしくは、このような変更によるランプ数の増
加を予め見込んだシステム全体の設計が必要となるが、
将来の変更を見込んで、大型のPCを設置することは設
備投資の増加を招くことになり、また、将来に渡って全
ての変更内容を計画すること自体非常に多くの労力と困
難を有するものである。
などによって、表示器の台数、表示画面やランプの数な
どランプ数が増えた場合には、出力コイルの数が足りな
くなるのでPCそのものを大型のものに入れ替える必要
があり、もしくは、このような変更によるランプ数の増
加を予め見込んだシステム全体の設計が必要となるが、
将来の変更を見込んで、大型のPCを設置することは設
備投資の増加を招くことになり、また、将来に渡って全
ての変更内容を計画すること自体非常に多くの労力と困
難を有するものである。
【0010】そこで本発明の目的は、表示器のランプ表
示に使用される出力コイルの数を減らして、少ない出力
コイルによって、表示器やPCの能力を最大限に使用す
ることが可能となる表示器のデータ作成方法を提供する
ことである。
示に使用される出力コイルの数を減らして、少ない出力
コイルによって、表示器やPCの能力を最大限に使用す
ることが可能となる表示器のデータ作成方法を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、プログラマブルコントローラの出力コイル
の出力に応じて表示画面内の表示点が点消灯する表示器
のデータ作成方法であって、前記表示器に表示される複
数の画面を作成する段階と、前記複数の画面のうち、任
意の1画面内の1つの表示点と前記出力コイルの1つと
が1対1に対応したデータテーブルを作成する段階と、
前記データテーブルを前記複数の画面の数だけコピーす
る段階と、前記コピーしたデータテーブルと前記複数の
画面の各画面と対応を行う対応テーブルを作成する段階
と、よりなることを特徴とする表示器のデータ作成方法
である。
の本発明は、プログラマブルコントローラの出力コイル
の出力に応じて表示画面内の表示点が点消灯する表示器
のデータ作成方法であって、前記表示器に表示される複
数の画面を作成する段階と、前記複数の画面のうち、任
意の1画面内の1つの表示点と前記出力コイルの1つと
が1対1に対応したデータテーブルを作成する段階と、
前記データテーブルを前記複数の画面の数だけコピーす
る段階と、前記コピーしたデータテーブルと前記複数の
画面の各画面と対応を行う対応テーブルを作成する段階
と、よりなることを特徴とする表示器のデータ作成方法
である。
【0012】また上記目的を達成するための本発明は、
1台のプログラマブルコントローラに複数の表示器が接
続され、該プログラマブルコントローラの出力コイルの
出力に応じて、該複数の表示器の表示画面内の表示点が
点消灯する表示器のデータ作成方法であって、前記複数
の表示器に表示される各表示器ごとの複数の画面を作成
する段階と、前記複数の画面のうち、任意の1画面内の
1つの表示点と前記出力コイルの1つとが1対1に対応
したデータテーブルを作成する段階と、前記データテー
ブルを前記複数の表示器の複数の画面の数だけコピーす
る段階と、前記コピーしたデータテーブルと前記複数の
表示器の複数の画面の各画面と対応を行う対応テーブル
を作成する段階と、よりなることを特徴とする表示器の
データ作成方法である。
1台のプログラマブルコントローラに複数の表示器が接
続され、該プログラマブルコントローラの出力コイルの
出力に応じて、該複数の表示器の表示画面内の表示点が
点消灯する表示器のデータ作成方法であって、前記複数
の表示器に表示される各表示器ごとの複数の画面を作成
する段階と、前記複数の画面のうち、任意の1画面内の
1つの表示点と前記出力コイルの1つとが1対1に対応
したデータテーブルを作成する段階と、前記データテー
ブルを前記複数の表示器の複数の画面の数だけコピーす
る段階と、前記コピーしたデータテーブルと前記複数の
表示器の複数の画面の各画面と対応を行う対応テーブル
を作成する段階と、よりなることを特徴とする表示器の
データ作成方法である。
【0013】また本発明は、前記データテーブルを前記
複数の画面の数だけコピーする段階において、各画面ご
とにコピーするデータテーブルのアドレスを任意のオフ
セット量だけずらすことを特徴とする表示器のデータ作
成方法である。
複数の画面の数だけコピーする段階において、各画面ご
とにコピーするデータテーブルのアドレスを任意のオフ
セット量だけずらすことを特徴とする表示器のデータ作
成方法である。
【0014】さらに本発明は、前記対応テーブルを作成
する段階の後、各画面ごとにコピーされたデータテーブ
ルを各画面ごとに編集する段階を有することを特徴とす
る表示器のデータ作成方法である。
する段階の後、各画面ごとにコピーされたデータテーブ
ルを各画面ごとに編集する段階を有することを特徴とす
る表示器のデータ作成方法である。
【0015】
【作用】上述のように構成された本発明は、1画面分の
データテーブルを作成し、これを他の画面にコピーして
表示器のすべてのデータを作成することとしたので、使
用される出力コイルの数は、画面数にかかわらず1画面
分の出力コイル数ですむようになり、また1画面分の設
計を行えば後はそのコピーでよいため、設計工数を低減
し設計ミスを少なくすることができる。
データテーブルを作成し、これを他の画面にコピーして
表示器のすべてのデータを作成することとしたので、使
用される出力コイルの数は、画面数にかかわらず1画面
分の出力コイル数ですむようになり、また1画面分の設
計を行えば後はそのコピーでよいため、設計工数を低減
し設計ミスを少なくすることができる。
【0016】また本発明は、表示器が複数ある場合にお
いても、いずれか一つの表示器の任意の一画面のデータ
を作成し、これを他の表示器および他の画面にコピーし
て表示器のすべてのデータを作成することとしたので、
使用される出力コイルの数は、画面数にかかわらず一つ
の表示器につき、1画面分の出力コイル数ですむように
なり、また1画面分の設計を行えば後はそのコピーでよ
いため、設計工数を低減し設計ミスを少なくすることが
できる。
いても、いずれか一つの表示器の任意の一画面のデータ
を作成し、これを他の表示器および他の画面にコピーし
て表示器のすべてのデータを作成することとしたので、
使用される出力コイルの数は、画面数にかかわらず一つ
の表示器につき、1画面分の出力コイル数ですむように
なり、また1画面分の設計を行えば後はそのコピーでよ
いため、設計工数を低減し設計ミスを少なくすることが
できる。
【0017】本発明では、この1画面のデータをコピー
する際に各画面ごとにデータテーブルのアドレスにオフ
セットをかけてコピーすることで、各画面ごとにアドレ
スの違う分離独立したデータが作成される。
する際に各画面ごとにデータテーブルのアドレスにオフ
セットをかけてコピーすることで、各画面ごとにアドレ
スの違う分離独立したデータが作成される。
【0018】また本発明では、コピーによって作成され
たデータを各画面ごとに編集することにより、他の画面
と異なる表示点がある画面においても、その画面のみを
編集するればよく、すべての画面データを操作する必要
がなくなる。
たデータを各画面ごとに編集することにより、他の画面
と異なる表示点がある画面においても、その画面のみを
編集するればよく、すべての画面データを操作する必要
がなくなる。
【0019】
【実施例】以下添付した図面を参照して本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
【0020】図1は、複数の表示器が接続された一般的
な設備構成を示す一例である。この設備では、8台の表
示器1〜8が、1つのPC50によって制御されてお
り、8台の表示器1〜8はPC50の入出力インターフ
ェース(I/F)51を介して、連続的に接続されてお
り、各表示器1〜8には、その表示器を示す識別番号
(ID)が割り当てられていて、ここでは#1〜#8で
ある。
な設備構成を示す一例である。この設備では、8台の表
示器1〜8が、1つのPC50によって制御されてお
り、8台の表示器1〜8はPC50の入出力インターフ
ェース(I/F)51を介して、連続的に接続されてお
り、各表示器1〜8には、その表示器を示す識別番号
(ID)が割り当てられていて、ここでは#1〜#8で
ある。
【0021】PC50内には、表示器の制御を行うシー
ケンスプログラム55、後述するデータテーブル検索の
ためのCモードプログラム56、および本発明によって
作成されるデータテーブルの記憶領域57と対応テーブ
ルの記憶領域58が格納されており、PC50内の演算
装置(図示せず。演算装置としてはCPU、MPUなど
である)によって各プログラムが実行されることによ
り、表示器に表示されている画面内のランプの点消灯が
行われる。なお、この表示動作については後述する。
ケンスプログラム55、後述するデータテーブル検索の
ためのCモードプログラム56、および本発明によって
作成されるデータテーブルの記憶領域57と対応テーブ
ルの記憶領域58が格納されており、PC50内の演算
装置(図示せず。演算装置としてはCPU、MPUなど
である)によって各プログラムが実行されることによ
り、表示器に表示されている画面内のランプの点消灯が
行われる。なお、この表示動作については後述する。
【0022】この装置における表示器データの作成方法
を図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、以下の説明中(S番号)は図2中のステップ番号で
ある。
を図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、以下の説明中(S番号)は図2中のステップ番号で
ある。
【0023】まず、データ作成の前に、各表示器におけ
る画面の作成が行われる(S1)。表示画面は、画面内
での各ランプの形や位置などのグラフィックデータおよ
び表示内容のコメントなどの画面構成が作成される。そ
して、表示器にランプの点消灯を行なうためのデータ作
成となる。
る画面の作成が行われる(S1)。表示画面は、画面内
での各ランプの形や位置などのグラフィックデータおよ
び表示内容のコメントなどの画面構成が作成される。そ
して、表示器にランプの点消灯を行なうためのデータ作
成となる。
【0024】データ作成は、まず、任意に選択された表
示器のある一つの画面について、画面上のグラフィクデ
ータによる表示点である各ランプに対するアドレス(以
下ランプアドレスと称する)の割り付けが行われ(S
2)、一つの画面におけるランプアドレスの割り付けが
終了した後、この画面での各ランプを制御するための出
力コイルの絶対アドレスを割り当てる(S3)。これに
より任意の一画面内の1つのランプと出力コイルの1つ
とが1対1の対応付けされた1画面分のデータテーブル
ができる。
示器のある一つの画面について、画面上のグラフィクデ
ータによる表示点である各ランプに対するアドレス(以
下ランプアドレスと称する)の割り付けが行われ(S
2)、一つの画面におけるランプアドレスの割り付けが
終了した後、この画面での各ランプを制御するための出
力コイルの絶対アドレスを割り当てる(S3)。これに
より任意の一画面内の1つのランプと出力コイルの1つ
とが1対1の対応付けされた1画面分のデータテーブル
ができる。
【0025】本実施例においては、表示器#1の1画面
目について、データ作成を行ない、表示されるランプは
10個で、ランプアドレスが141000から始まり、
ランプ1のアドレスは141000で、このランプ1に
対応する出力コイルの絶対アドレスが09000(出力
コイルR100)となっており、以下同様に、ランプ2
が141001、コイルの絶対アドレスが09002
(同R101)、ランプ3が141002でコイルの絶
対アドレスが09004(同R102)…ランプ10が
141009でコイルの絶対アドレスが09018(同
R109)となっている。これで1画面分のデータテー
ブルが出来上がる。この出来上がったデータを図3に示
す。
目について、データ作成を行ない、表示されるランプは
10個で、ランプアドレスが141000から始まり、
ランプ1のアドレスは141000で、このランプ1に
対応する出力コイルの絶対アドレスが09000(出力
コイルR100)となっており、以下同様に、ランプ2
が141001、コイルの絶対アドレスが09002
(同R101)、ランプ3が141002でコイルの絶
対アドレスが09004(同R102)…ランプ10が
141009でコイルの絶対アドレスが09018(同
R109)となっている。これで1画面分のデータテー
ブルが出来上がる。この出来上がったデータを図3に示
す。
【0026】後は、出来上がった1画面分のデータテー
ブルを複数の画面分、ランプアドレスにオフセットをか
けてコピーすることにより、前記PC50内のデータテ
ーブル記憶領域57に記憶させて1表示器分のデータテ
ーブルが出来上がる(S4)。本実施例の場合、一つの
表示器が255画面有しているので、1画面目のデータ
は作成が終了しているので、254画面分コピーするこ
とになる。この時ランプアドレスにかけるオフセットは
100とし、表示器#1における2画面目は14110
0が先頭アドレスとなり、順に3画面目が14120
0、4画面目が141300…となって、最終画面であ
る255画面目が166400となる。
ブルを複数の画面分、ランプアドレスにオフセットをか
けてコピーすることにより、前記PC50内のデータテ
ーブル記憶領域57に記憶させて1表示器分のデータテ
ーブルが出来上がる(S4)。本実施例の場合、一つの
表示器が255画面有しているので、1画面目のデータ
は作成が終了しているので、254画面分コピーするこ
とになる。この時ランプアドレスにかけるオフセットは
100とし、表示器#1における2画面目は14110
0が先頭アドレスとなり、順に3画面目が14120
0、4画面目が141300…となって、最終画面であ
る255画面目が166400となる。
【0027】この1つの表示器について出来上がったデ
ータテーブルを表示器の数だけさらにランプアドレスと
出力コイルの絶対アドレスにオフセットをかけてコピー
して、データテーブル記憶領域57内に記憶する(S
5)。本実施例の場合、表示器#1はすでに出来上がっ
ているので残り7台分のコピーを行う。この時のランプ
アドレスのオフセットを100000とするとランプア
ドレスは、表示器#2が241000〜2664000
までとなり、表示器#3が341000〜366400
0までとなり、以下順に表示器#8まで作成する。そし
て、出力コイルの絶対アドレスはオフセットを100か
けて、ランプの数10個分で表示器#2では09100
〜09118まで、表示器#3では09200〜092
18までとなる。
ータテーブルを表示器の数だけさらにランプアドレスと
出力コイルの絶対アドレスにオフセットをかけてコピー
して、データテーブル記憶領域57内に記憶する(S
5)。本実施例の場合、表示器#1はすでに出来上がっ
ているので残り7台分のコピーを行う。この時のランプ
アドレスのオフセットを100000とするとランプア
ドレスは、表示器#2が241000〜2664000
までとなり、表示器#3が341000〜366400
0までとなり、以下順に表示器#8まで作成する。そし
て、出力コイルの絶対アドレスはオフセットを100か
けて、ランプの数10個分で表示器#2では09100
〜09118まで、表示器#3では09200〜092
18までとなる。
【0028】これで各表示器における各画面分のデータ
テーブルが出来上がるが、表示器のある画面には、その
他の画面にはない表示ランプを有する画面もあるので、
このような他の画面にないランプ、すなわち特異表示点
が存在する場合には、各画面ごとに、データテーブルを
編集して出力コイルとの対応付けを行う(S6)。例え
ば表示器#3の3画面目において、表示されるランプの
数が11個ある場合には、これまでに作成したランプと
出力コイルの対応では10個分の出力コイルしかないの
で、11個目のランプに付いて、出力コイルの割り当て
追加する。また逆に、ランプの数が1個少なくて9個の
場合には、余分にコピーされているランプをデータテー
ブルから削除する。このようにして出来上がったデータ
テーブルを図4に示す。
テーブルが出来上がるが、表示器のある画面には、その
他の画面にはない表示ランプを有する画面もあるので、
このような他の画面にないランプ、すなわち特異表示点
が存在する場合には、各画面ごとに、データテーブルを
編集して出力コイルとの対応付けを行う(S6)。例え
ば表示器#3の3画面目において、表示されるランプの
数が11個ある場合には、これまでに作成したランプと
出力コイルの対応では10個分の出力コイルしかないの
で、11個目のランプに付いて、出力コイルの割り当て
追加する。また逆に、ランプの数が1個少なくて9個の
場合には、余分にコピーされているランプをデータテー
ブルから削除する。このようにして出来上がったデータ
テーブルを図4に示す。
【0029】次に、各画面ごとにどのアドレスから始ま
っているかを対応付けした対応テーブルを作成する(S
7)。図5は本実施例の対応テーブルであり、各表示器
内の各画面の先頭ランプアドレスが何番地からかわかる
ように対応付けしたものである。この対応テーブルから
表示器#1の1画面目が141000アドレスから始ま
っていることがわかり、同様に、表示器#1の2画面目
が、141100から、…となっている。この対応テー
ブルによって、どの表示器のどの画面データが、どのア
ドレスから始まっているかがわかる。
っているかを対応付けした対応テーブルを作成する(S
7)。図5は本実施例の対応テーブルであり、各表示器
内の各画面の先頭ランプアドレスが何番地からかわかる
ように対応付けしたものである。この対応テーブルから
表示器#1の1画面目が141000アドレスから始ま
っていることがわかり、同様に、表示器#1の2画面目
が、141100から、…となっている。この対応テー
ブルによって、どの表示器のどの画面データが、どのア
ドレスから始まっているかがわかる。
【0030】また、図6は、このようにして作成された
データとシーケンス回路との対応を説明するための図面
で、各画面ごとに各画面を制御するためのシーケンス回
路とその表示画面を示してあるが、従来と異なり(図8
参照)、異なる画面で同じ出力コイルを使用することと
なる。なお、図6においては、説明のために、ランプ3
個に付いて示したが、各画面におけるランプの数は、本
実施例の場合1画面当たり10個である。このように1
つの表示器内において、各画面共に同じ出力コイルを用
いること、すなわち、1画面目のランプ1、2画面目の
ランプ1、…255画面目のランプ1は全てR100の
出力コイル、1画面目のランプ2、2画面目のランプ
2、…255画面目のランプ2は全てR101の出力コ
イルなどのように一つの出力コイルが複数の画面で共通
に用いられるようになる。これは、一つの表示器におい
ては、同時に異なる画面が表示されることはないので、
画面ごとに全てのランプに対して異なるコイルを割り当
てる必要がないためである。
データとシーケンス回路との対応を説明するための図面
で、各画面ごとに各画面を制御するためのシーケンス回
路とその表示画面を示してあるが、従来と異なり(図8
参照)、異なる画面で同じ出力コイルを使用することと
なる。なお、図6においては、説明のために、ランプ3
個に付いて示したが、各画面におけるランプの数は、本
実施例の場合1画面当たり10個である。このように1
つの表示器内において、各画面共に同じ出力コイルを用
いること、すなわち、1画面目のランプ1、2画面目の
ランプ1、…255画面目のランプ1は全てR100の
出力コイル、1画面目のランプ2、2画面目のランプ
2、…255画面目のランプ2は全てR101の出力コ
イルなどのように一つの出力コイルが複数の画面で共通
に用いられるようになる。これは、一つの表示器におい
ては、同時に異なる画面が表示されることはないので、
画面ごとに全てのランプに対して異なるコイルを割り当
てる必要がないためである。
【0031】以上のように本発明を適用することによっ
て、表示器のデータ作成を1画面分作成すれば、後はそ
の1画面分のデータを複数の画面分、さらに複数の表示
器分コピーすることによって、すべてのデータを作成す
ることができ、かつ、使用される出力コイルが少なくな
る。
て、表示器のデータ作成を1画面分作成すれば、後はそ
の1画面分のデータを複数の画面分、さらに複数の表示
器分コピーすることによって、すべてのデータを作成す
ることができ、かつ、使用される出力コイルが少なくな
る。
【0032】次に、以上のようにして作成したデータテ
ーブル(図4)および対応テーブル(図5)により、表
示器に対して表示を行う動作について、図7に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
ーブル(図4)および対応テーブル(図5)により、表
示器に対して表示を行う動作について、図7に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0033】表示器に表示されている画面上のランプ点
灯動作は、PC50内のシーケンスプログラム55およ
びCモードプログラム56が実行されることによって行
なわれ、まず、Cモードプログラム56が各表示器にお
いて表示されている画面がどの画面であるかを認識し
(S10)、認識した表示画面に対応するシーケンスプ
ログラム(図6参照)が起動され、シーケンスプログラ
ムの実行にしたがって、出力コイルのオン、オフがなさ
れ(S11)、Cモードプログラムが、認識した画面か
ら対応テーブルを検索して、この画面内の各ランプを制
御するためのデータテーブルの先頭番地を得て(S1
2)、データテーブルから出力コイルと表示画面中の各
ランプとの対応を検索して(S13)、出力コイルのオ
ン、オフにしたがって、表示画面のランプが点消灯され
る(S14)。
灯動作は、PC50内のシーケンスプログラム55およ
びCモードプログラム56が実行されることによって行
なわれ、まず、Cモードプログラム56が各表示器にお
いて表示されている画面がどの画面であるかを認識し
(S10)、認識した表示画面に対応するシーケンスプ
ログラム(図6参照)が起動され、シーケンスプログラ
ムの実行にしたがって、出力コイルのオン、オフがなさ
れ(S11)、Cモードプログラムが、認識した画面か
ら対応テーブルを検索して、この画面内の各ランプを制
御するためのデータテーブルの先頭番地を得て(S1
2)、データテーブルから出力コイルと表示画面中の各
ランプとの対応を検索して(S13)、出力コイルのオ
ン、オフにしたがって、表示画面のランプが点消灯され
る(S14)。
【0034】以上のようにしてデータテーブルおよび対
応テーブルを作成することにより、各表示器ごとに必要
な出力コイルの数が1画面分のランプ制御を行うための
出力コイルの数と、特異表示点がある場合にこの特異表
示点のための出力コイルの数によって行うことができ
る。すなわち本実施例の場合には、1画面でのランプの
数が10個であるので、10個の出力コイルと特異表示
点である1個の出力コイルの合わせて11個の出力コイ
ルで、1台の表示器に表示される255画面分の全ての
ランプの制御ができ、そして、表示器が8台接続されて
いるので、ランプの数としては20400個あり、従来
であれば20400個の出力コイルが必要であったもの
が、本発明を適用することにより80個プラス特異表示
点分の出力コイルによって制御することができる。
応テーブルを作成することにより、各表示器ごとに必要
な出力コイルの数が1画面分のランプ制御を行うための
出力コイルの数と、特異表示点がある場合にこの特異表
示点のための出力コイルの数によって行うことができ
る。すなわち本実施例の場合には、1画面でのランプの
数が10個であるので、10個の出力コイルと特異表示
点である1個の出力コイルの合わせて11個の出力コイ
ルで、1台の表示器に表示される255画面分の全ての
ランプの制御ができ、そして、表示器が8台接続されて
いるので、ランプの数としては20400個あり、従来
であれば20400個の出力コイルが必要であったもの
が、本発明を適用することにより80個プラス特異表示
点分の出力コイルによって制御することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも1画面分のデータテーブルを作成し、これを
複数の画面分コピーすることとしたので、表示器用デー
タの作成が1画面分で済むようになり、使用される出力
コイルの数を画面数によらず、1画面分の出力コイルに
よって賄うことが可能となる。また、実際に作成する画
面データが1画面分で済むことにより、設計工数を低減
することができ、設計ミスが低減されデータの品質向上
がなされる。さらに、コピーしたデータは、各画面ごと
にサブルーチン化され独立しているので各画面データご
とに編集することが可能となる。
少なくとも1画面分のデータテーブルを作成し、これを
複数の画面分コピーすることとしたので、表示器用デー
タの作成が1画面分で済むようになり、使用される出力
コイルの数を画面数によらず、1画面分の出力コイルに
よって賄うことが可能となる。また、実際に作成する画
面データが1画面分で済むことにより、設計工数を低減
することができ、設計ミスが低減されデータの品質向上
がなされる。さらに、コピーしたデータは、各画面ごと
にサブルーチン化され独立しているので各画面データご
とに編集することが可能となる。
【0036】さらに、表示器が複数ある場合において
も、ある表示器の1画面分のデータテーブルを作成し、
これを複数の画面分コピーし、さらに複数の表示器分コ
ピーすることで、表示器用データの作成が1画面分で済
むようになり、設計工数を低減することができる。
も、ある表示器の1画面分のデータテーブルを作成し、
これを複数の画面分コピーし、さらに複数の表示器分コ
ピーすることで、表示器用データの作成が1画面分で済
むようになり、設計工数を低減することができる。
【図1】 本発明を適用した実施例に用いる表示器を動
作させるためのシステム構成を示すブロック図である。
作させるためのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明を適用した実施例の表示器データ作成
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
【図3】 本発明を適用した実施例における1画面分の
データテーブルを示す図面である。
データテーブルを示す図面である。
【図4】 本発明を適用した実施例におけるデータテー
ブルを示す図面である。
ブルを示す図面である。
【図5】 本発明を適用した実施例の対応テーブルを示
す図面である。
す図面である。
【図6】 本発明を適用した実施例におけるシーケンス
回路と画面表示の一例を示す図面である。
回路と画面表示の一例を示す図面である。
【図7】 本発明を適用した実施例の表示器データ作成
の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
【図8】 従来のシーケンス回路と画面表示の一例を示
す図面である。
す図面である。
【図9】 従来のデータテーブルを示す図面である。
1〜8…表示器、 50…プログラマブルコントローラ(PC)、 51…入出力インターフェース、 55…シーケンスプログラム、 56…Cモードプログラム、 57…データテーブル、 58…対応テーブル。
Claims (4)
- 【請求項1】 プログラマブルコントローラの出力コイ
ルの出力に応じて表示画面内の表示点が点消灯する表示
器のデータ作成方法であって、 前記表示器に表示される複数の画面を作成する段階と、 前記複数の画面のうち、任意の1画面内の1つの表示点
と前記出力コイルの1つとが1対1に対応したデータテ
ーブルを作成する段階と、 前記データテーブルを前記複数の画面の数だけコピーす
る段階と、 前記コピーしたデータテーブルと前記複数の画面の各画
面と対応を行う対応テーブルを作成する段階と、よりな
ることを特徴とする表示器のデータ作成方法。 - 【請求項2】 1台のプログラマブルコントローラに複
数の表示器が接続され、該プログラマブルコントローラ
の出力コイルの出力に応じて、該複数の表示器の表示画
面内の表示点が点消灯する表示器のデータ作成方法であ
って、 前記複数の表示器に表示される各表示器ごとの複数の画
面を作成する段階と、 前記複数の画面のうち、任意の1画面内の1つの表示点
と前記出力コイルの1つとが1対1に対応したデータテ
ーブルを作成する段階と、 前記データテーブルを前記複数の表示器の複数の画面の
数だけコピーする段階と、 前記コピーしたデータテーブルと前記複数の表示器の複
数の画面の各画面と対応を行う対応テーブルを作成する
段階と、よりなることを特徴とする表示器のデータ作成
方法。 - 【請求項3】 前記データテーブルを前記複数の画面の
数だけコピーする段階において、各画面ごとにコピーす
るデータテーブルのアドレスを任意のオフセット量だけ
ずらすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の表示器のデータ作成方法。 - 【請求項4】 前記対応テーブルを作成する段階の後、
各画面ごとにコピーされたデータテーブルを各画面ごと
に編集する段階を有することを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1つに記載の表示器のデータ作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21632894A JP3277715B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 表示器のデータ作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21632894A JP3277715B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 表示器のデータ作成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876817A JPH0876817A (ja) | 1996-03-22 |
JP3277715B2 true JP3277715B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=16686817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21632894A Expired - Fee Related JP3277715B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 表示器のデータ作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3277715B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21632894A patent/JP3277715B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0876817A (ja) | 1996-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3442963B2 (ja) | プログラマブル表示装置 | |
JP3277715B2 (ja) | 表示器のデータ作成方法 | |
US4326263A (en) | Method and apparatus for controlling a plurality of like equipments | |
JPH025102A (ja) | Pcラダー図の入力方式 | |
JP2002278666A (ja) | 設備制御用操作盤 | |
JP2006302216A (ja) | 表示装置、画面データ作成装置及び画面表示システム | |
JPH07160759A (ja) | プリント板設計用部品ライブラリ作成装置及びプリント板設計用部品ライブラリ作成方法 | |
JP2007252162A (ja) | 電動機駆動装置 | |
JP3341064B2 (ja) | 制御プログラム作成装置 | |
JPH07200027A (ja) | 自動組立装置の制御装置 | |
JPH0747209B2 (ja) | 溶接条件自動設定装置 | |
JP2871015B2 (ja) | 画像表示制御装置 | |
JP2734187B2 (ja) | 複数pc制御装置の表示画面作成方式、シーケンスプログラム作成装置、及び制御状態表示装置 | |
JP2533373B2 (ja) | 制御プログラム作成方法 | |
JPH03207628A (ja) | 射出成形機のシーケンスプログラムの編集方法およびその装置 | |
JP3824411B2 (ja) | 画面定義装置及びそれにより定義されたプログラムを実行する操作装置 | |
JPH08328793A (ja) | 機械制御装置 | |
JPH08278935A (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JPH09160958A (ja) | 階層化タイムチャート編集装置 | |
JPH09167003A (ja) | 動作確認用操作装置 | |
JPH0993987A (ja) | インバータ装置 | |
JPH0566934A (ja) | プログラマブルコントローラのプログラミング装置 | |
JP2001209419A (ja) | 生産プログラムの作成装置、生産プログラムの作成方法およびその方法をコンピュータに実行させるための生産プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JPH08211911A (ja) | 制御装置 | |
JPH06250708A (ja) | プログラミング装置のシーケンスプログラムのチェック方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080215 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090215 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |