JP3276845B2 - コネクタ固定用クリップ装置 - Google Patents
コネクタ固定用クリップ装置Info
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Description
クタを、パネルに対して別の形態で固定するためのコネ
クタ固定用クリップ装置に関する。
メットとして利用することのできるパネル貫通型コネク
タを示す。このコネクタ1は、パネル貫通孔に装着した
際に、フランジ3と係止爪2との間にパネルを挟むこと
でパネルに固定されるものである。この種のコネクタ1
を、別の形態、つまりパネル貫通形態ではない形態でパ
ネルに固定する場合、従来では、クリップ5を用いて固
定するようにしている。その場合、クリップ5のベース
部5aを、コネクタ1の外周に形成したスルーロック機
構(装着機構)4にロックさせることで固定し、クリッ
プ5をパネルの係合孔に係合させることで、コネクタ1
をクリップ5を介してパネルPに固定している。
に、断面コ字形の一対のレール12、12の間にロック
片13を設けたもので、クリップ5のベース部5aをレ
ール12、12間に滑らせてロック片13に係合させる
ことで、クリップ5を取付部材11に固定するものであ
る(実開昭56−11479号公報参照)。
(a)に示すようにコネクタ1の外周に設けた場合、コ
ネクタ1の外周形状が複雑になるので、それに対応し
て、図5(b)に示すような単純形状のパネルPの貫通
孔7aを、図5(c)に示すような切欠8を有した複雑
形状の貫通孔7bにしなくてはならない。
術とは別に、実公昭62−24944号公報には、図7
に示すようにコネクタ16、17を、クリップ5を有し
た環状のホルダ15を用いてパネルPに固定する技術が
開示されている。この場合、コネクタ17はパネル貫通
型コネクタとしてのフランジや係止爪を有するものでは
なく、ホルダ15の内周に設けた係合アーム18によっ
て抜け止め係止されている。
パネル貫通型コネクタ1にクリップ5を装着する場合、
図5に示すように、コネクタ1の外周にスルーロック機
構4を設けていたため、コストアップになるばかりか、
コネクタ1をパネルPに貫通固定する場合の貫通孔形状
が複雑になり、任意の貫通孔にコネクタを固定すること
ができないという問題があった。また、図7に示すよう
に、ホルダ15を用いてコネクタ16、17をパネルP
に固定する場合も、ホルダ15に係合アーム18を設け
なくてはならないから、コストアップになるという問題
があった、本発明は、上記事情を考慮し、特別なロック
機構を自身にもコネクタにも設けることなく、パネル貫
通型コネクタに確実に装着することができ、結果的に、
コネクタをパネルに貫通固定する場合の汎用性を確保す
ると共に、コストダウンが図れるようにしたコネクタ固
定用クリップ装置を提供することを目的とする。
に設けたフランジと係止爪との間にパネルを挟むことで
パネルの貫通孔に固定可能なパネル貫通型コネクタを、
パネルに対して別の形態で固定するための固定用クリッ
プ装置において、コネクタの外周に嵌合され前記パネル
貫通型コネクタの長さ方向に沿って幅広の環状バンド
と、該環状バンドの外周に突設されパネルの係合孔に係
止される係止クリップとを有し、前記環状バンドには、
コネクタのフランジと係止爪との間に嵌る係合部が形成
され、該係合部は、幅広の環状バンドに切欠を設けるこ
とで幅狭に形成されていることを特徴とする。
クタの外周に嵌めると、コネクタのフランジと係合爪と
の間に係合部が嵌まり、クリップ装置がコネクタに確実
に固定される。また、係合部はパネルの厚さに対応して
幅狭に形成されているものの、環状バンドの他の部分は
幅広に形成されているので、コネクタに対する嵌合安定
性が高まる。
タ固定用クリップ装置であって、前記係合部の一端に、
前記コネクタ側のフランジと重なるフランジが形成され
ていることを特徴とする。
作用に加えて、環状バンドの一端にコネクタ側のフラン
ジに重なるフランジを設けているので、コネクタに対す
る嵌合安定性が高まる。
に記載のコネクタ固定用クリップ装置であって、前記環
状バンドが、コネクタの外周形状に対応した非円形に形
成されていることを特徴とする。
明の作用に加えて、環状バンドをコネクタ外形に対応し
た非円形に形成しているので、環状バンドに対してコネ
クタを回り止めすることができコネクタとクリップ装置
の嵌合安定性が高まる。
基づいて説明する。
0と、それを装着する対象のパネル貫通型コネクタ1の
概略構成を示す。図2はクリップ装置30を用いずにコ
ネクタ1をパネルPに貫通固定した状態を示し、図3は
クリップ装置30を用いてコネクタ1をパネルPに固定
した状態を示す。また、図4はクリップ装置30の詳細
を示す。
と係止爪2とを有し、図2に示すようにパネルPの貫通
孔7aに装着した際に、フランジ3と係止爪2との間に
パネルPを挟むことで、パネルPに固定されるものであ
る。
図3に示すようにパネルPに対して別の形態で固定する
際に用いるものであり、コネクタ1の外周に嵌合される
環状バンド31と、該環状バンド31の外周に突設され
パネルPの係合孔Paに係止される係止クリップ5とを
有する。ここでは、環状バンド31は、図4(a)に示
すように、コネクタ1の外周形状に対応した長円形(非
円形)に形成され、コネクタ1に嵌合した際に回り止め
されるようになっている。
幅広に形成された環状バンド31には、コネクタ1の外
周に嵌合させた際に、コネクタ1側のフランジ3と係止
爪2との間に嵌まる係合部34が形成されている。この
係合部34は、幅広の環状バンド31の一側縁より矩形
の切欠33を設けることにより、パネルPの厚さ相当の
幅狭に形成されている。環状バンド31の他側縁には、
コネクタ1側のフランジ3と重なるフランジ32が形成
され、フランジ32と環状バンド31の外周との間には
多数のリブ35が設けられている。
ド31の直線部に設けたベース部37に固定されてい
る。ベース部37は、肉厚化により剛性増大が図られて
いる。このクリップ5は、ベース部37から突出した支
柱部5aと、その先端に形成されパネルPの係合孔Pa
(図3参照)の開口縁に係合する矢じり形の一対の弾性
係合片5bと、パネルPの面に押し当てられることで係
合状態を安定させる一対の弾性押さえ片5cとからな
る。
に、環状バンド31をコネクタ1の外周に嵌めるだけで
コネクタ1に確実に装着することができるので、コネク
タ1側に特別な装着機構(従来のスルーロック機構)を
設ける必要が全くない。したがって、コネクタ1の外周
が特別な形状にならず、図2に示すように、コネクタ1
をパネルPの貫通孔に固定するに際しても、パネルPの
貫通孔7aを図5(b)に示すような単純な形状のもの
にすることができる。よって、通常のコネクタとして任
意の貫通孔に固定することができ、汎用性を確保するこ
とができる。
1をパネルPに固定する場合は、図3に示すように環状
バンド31をコネクタ1の外周に嵌合させれば、自身の
フランジ32がコネクタ1側のフランジ3に重なり、係
合部34がコネクタ1側のフランジ3と係止爪2との間
に嵌まるので、確実にコネクタ1と一体化される。した
がって、このクリップ装置30のクリップ5をパネルP
の係合孔Paに係合させれば、クリップ装置30を介し
てコネクタ1を、パネルPと平行な向きでパネルPに固
定することができる。
31が幅広であり、長円形であること、またフランジ3
2があることにより、コネクタ1とクリップ装置30の
嵌合安定性が高まり一体性が増す。
形状に対応させて、環状バンドも長円形にしたが、コネ
クタの外周形状が矩形の場合は環状バンドも矩形にすれ
ばよい。いずれの場合も、非円形であれば、回り止め作
用が生じるので、コネクタ1とクリップ装置30の位置
を固定することが容易となる。
クリップ装置は、環状バンドをコネクタの外周に嵌める
だけでコネクタに確実に装着できるので、コネクタ側に
特別な装着機構(例えば従来のスルーロック機構)を設
ける必要がない。したがって、コネクタの外周が特別な
形状とならず、コネクタをパネルに貫通固定するに際し
ても、パネルの貫通孔を単純な形状のものにすることが
でき、通常のコネクタとして任意の貫通孔に固定するこ
とができ、汎用性が高まる。また、環状バンドにはコネ
クタ側のフランジと係止爪との間に嵌まる係合部を設け
ただけであるから、コネクタと係合するための特別な係
合アーム等が不要であり、コストダウンが図れる。ま
た、係合部はパネルの厚さに対応して幅狭に形成されて
いるものの、環状バンドの他の部分は幅広に形成されて
いるので、コネクタに対する嵌合安定性が高まり、コネ
クタとの一体性が増す。
コネクタ側のフランジに重なるフランジを設けているの
で、請求項1の発明の効果に加えて、コネクタに対する
嵌合安定性が一層高まり、コネクタとの一体性が一層増
す。
の効果に加えて、次の効果を奏する。すなわち、環状バ
ンドをコネクタ外形に対応した非円形に形成しているの
で、環状バンドに対してコネクタを回り止めすることが
でき、コネクタとクリップ装置の嵌合安定性をより一層
高めることができ、コネクタとクリップ装置の一体性を
一層高めることができる。
プ装置の装着対象のパネル貫通型コネクタを示す側面図
である。
示す側面図である。
装置を用いてパネルに固定した状態を示す側面図であ
る。
(a)は正面図、(b)、(c)はそれぞれ別の方向か
ら見た側面図である。
クタとクリップを示す正面図、(b)はクリップを装着
しないタイプのパネル貫通型コネクタを固定するパネル
の貫通孔の形状を示す図、(c)はクリップを装着する
タイプの(a)図のパネル貫通型コネクタを固定するパ
ネルの貫通孔の形状を示す図である。
構を示す斜視図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外周に設けたフランジと係止爪との間に
パネルを挟むことでパネルの貫通孔に固定可能なパネル
貫通型コネクタを、パネルに対して別の形態で固定する
ための固定用クリップ装置において、コネクタの外周に
嵌合され前記パネル貫通型コネクタの長さ方向に沿って
幅広の環状バンドと、該環状バンドの外周に突設されパ
ネルの係合孔に係止される係止クリップとを有し、前記
環状バンドには、コネクタのフランジと係止爪との間に
嵌る係合部が形成され、該係合部は、幅広の環状バンド
に切欠を設けることで幅狭に形成されていることを特徴
とするコネクタ固定用クリップ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ固定用クリップ
装置であって、前記係合部の一端に、前記コネクタ側の
フランジと重なるフランジが形成されていることを特徴
とするコネクタ固定用クリップ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のコネクタ
固定用クリップ装置であって、前記環状バンドが、コネ
クタの外周形状に対応した非円形に形成されていること
を特徴とするコネクタ固定用クリップ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12191396A JP3276845B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | コネクタ固定用クリップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP12191396A JP3276845B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | コネクタ固定用クリップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09306600A JPH09306600A (ja) | 1997-11-28 |
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Family
ID=14823020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12191396A Expired - Fee Related JP3276845B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | コネクタ固定用クリップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3276845B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6402187B1 (en) | 1998-10-06 | 2002-06-11 | Milliken & Company | Airbag structure |
US6672617B1 (en) | 2000-09-08 | 2004-01-06 | Milliken & Company | Yarn, airbag and method |
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KR100830696B1 (ko) * | 2006-07-24 | 2008-05-20 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터클립 |
JP5555377B2 (ja) | 2010-07-01 | 2014-07-23 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 多方向に動くラッチを有する建設機械用のクリップ |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP12191396A patent/JP3276845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6467806B2 (en) | 1998-10-06 | 2002-10-22 | Milliken & Company | Airbag structure |
US6672617B1 (en) | 2000-09-08 | 2004-01-06 | Milliken & Company | Yarn, airbag and method |
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