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JP3272368B2 - ジェットインク組成物 - Google Patents

ジェットインク組成物

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JP3272368B2
JP3272368B2 JP51174797A JP51174797A JP3272368B2 JP 3272368 B2 JP3272368 B2 JP 3272368B2 JP 51174797 A JP51174797 A JP 51174797A JP 51174797 A JP51174797 A JP 51174797A JP 3272368 B2 JP3272368 B2 JP 3272368B2
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jet ink
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ヴィデオジェット システムズ インターナショナル インコーポレイテッド
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    • C09D11/00Inks
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    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
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    • B41M3/144Security printing using fluorescent, luminescent or iridescent effects
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/36Inkjet printing inks based on non-aqueous solvents
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K7/12Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using a selected wavelength, e.g. to sense red marks and ignore blue marks

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バーコーディング、カバートマーキング又
は他のセキュリティマーキングに適したインクジェット
印刷用蛍光インク組成物に関する。
盗難や詐欺を防止するために品物上のセキュリティマ
ーキングが求められている。従って、封筒、小切手、紙
幣、株券、証券、印紙、身分証明書、パスポート、切
符、証書及び他の品物を含む種々の品物上のセキュリテ
ィマーキングが求められている。セキュリティマーキン
グは、品物の偽造を防止するのに役立つ。更に、目に見
えないセキュリティマーキングは、品物の白色又は他の
淡色背景の部分にだけ有用な慣用の白色上の黒色マーキ
ングとは対照的に品物上のどこにでも適用される。
確認及び分類用バーコードによる品物のマーキングは
既知である。赤外線読み取りバーコードは、目に見えな
いセキュリティマーキングの要求を満たすために開発さ
れた。例えば、日本特許公開公報第58−45999号には、
投票用紙に赤外線吸収バーコードを印刷する方法が開示
されており、目に見える領域の吸光度は高いが赤外領域
の吸光度は低いインクを塗布することにより印刷部分が
被覆されている。その方法は、インクの黒色の赤外領域
の吸光度が低いことから好ましくない視覚像の問題があ
る。
その方法は、また、裸眼で見えないようにバーコード
を完全に隠すことができない問題がある。
米国特許第5,366,252号には、赤外線吸収バーコード
の隠蔽方法が開示されている。その発明によれば、可視
領域の吸光度が高く赤外領域の光線を透過させるインク
を塗布することにより、基体上に印刷することによりで
きた赤外線吸収マークが被覆されてマーク上に着色隠蔽
層をつくり、その着色隠蔽層上に粒子の少なくとも一部
の平均サイズが3〜20ミクロンである白色顔料とエキス
テンダー顔料を含有するインクで印刷することにより白
色隠蔽層が与えられる。
上記の方法は、赤外線吸収バーコードが裸眼に見えか
つ物理的に隠す必要があるという欠点がある。バーコー
ドの隠蔽により品物の一部が被覆されることになり、品
物の美的感覚を損なう。
マーキングのために蛍光材料が考えられた。蛍光が他
の光源からの励起放射線に曝露した結果として放射線を
出す物質の性質であることは既知である。該物質が放射
線に供される間だけ放射線放出が持続する。蛍光放射線
の波長は、通常、励起放射線より長い。
セキュリティマーキングに適した蛍光インクの部分の
発色活性は顕著であった。例えば、米国特許第5,093,14
7号には、品物の表面上に裸眼では実質的に見えない理
解できるマーキングを与える方法が開示されている。該
発明は、約400〜700nmの可視範囲の吸収が不十分であ
り、少なくとも750nmの近赤外範囲の放射線が吸収性で
あり、かつ励起している放射線より波長の長い赤外範囲
の放射線励起に応答して蛍光発光するレーザ有機色素を
含有するジェットインクに基づいている。
米国特許第4,736,425号には、ある種の蛍光キレート
化合物の使用により確認を必要とする保証書類にマーク
を付ける方法が開示されている。該方法は、マークされ
るべき書類上にキレート化合物を形成する元素の一部の
み導入するステップ及び引き続いて確認のための書類と
キレート化合物を形成する元素の消失している部分とを
接触させて蛍光キレート化合物の合成を行うステップを
含んでいる。このようにして形成されたキレート化合物
は、紫外線によって励起され、蛍光放射線が検出され
る。
米国特許第4,450,595号には、自動確認用銀行小切手
のような書類にマークを付けるために用いられるジェッ
トインクが開示されている。該インクは、裸眼に見えか
つ波長が550〜700nmの範囲の活性化光線を用いて活性化
する際に近赤外領域(650〜800nm)で蛍光発光するある
種のフェノキサジン誘導体色素を含有する。裸眼に見え
るインクは、残念ながら多くのセキュリティマーキング
用途に適さない。
従って、裸眼に見えず、紫外領域で励起可能であり、
可視光範囲で蛍光発光する蛍光インクが求められてい
る。上記の要求を満たすために、インクを調製するため
に用いられる着色剤は400〜約700nmの可視範囲では有意
に吸収してはならない。着色剤は、波長が約275〜約400
nmの紫外線によって励起可能でありかつ可視範囲で蛍光
発光するものでなければならない。
更に、品物内に存在する他の材料の蛍光は、着色剤の
蛍光を妨害してはならない。品物の白色度を改善するた
めに紙や織物のような品物にある種の光学的光沢剤が用
いられる。かかる光学的光沢剤の例は周知であり、4,
4′−ビス(トリアジン−2−イルアミノ)スチルベン
−2,2′−ジスルホン酸、2−(スチルベン−4−イ
ル)ナフトトリアゾール、1,3−ジフェニル−2−ピラ
ゾリン及びビス(ベンゾキサゾール−2−イル)誘導体
が挙げられる。これらの及び他の光学的光沢剤は、約27
5〜約400nmの範囲の紫外線を吸収しかつ約380〜約500nm
の範囲で蛍光発光し、約420〜約440nmの範囲の蛍光発光
がピークである蛍光増白剤である。従って、着色剤の蛍
光波長が光学的光沢剤の蛍光発光の波長より大きいこと
が好ましい。従って、着色剤は約575nmより大きい波長
で蛍光発光することが好ましい。
バーコードは、通常、インクジェット印刷方法で適用
される。インクジェット印刷は周知の技術であり、印刷
装置と印刷された特性が堆積する基体とを接触させずに
達成される。概要としては、インクジェット印刷はイン
ク滴流を表面に噴出させると共に滴流の向きをコンピュ
ータで制御してインク滴が該表面上に所望の印刷メッセ
ージを形成させる。
インクジェット印刷の種々の態様の総説は、次の出版
物:Kohnら,Scientific American,Apr.1979,162−178及
びKeeling,Phys.Technol.,12(5),196−303(1981)
に見られる。種々のインクジェット装置は、次の米国特
許第3,060,429号、同第3,298,030号、同第3,373,437
号、同第3,416,153号及び同第3,673,601号に記載されて
いる。
一般的には、インクジェット用インク組成物は、イン
クジェット印刷操作に有用なある一定の要求を厳密に満
たすものでなければならない。それは、粘度、抵抗率、
溶解度、成分の適合性及び基体の湿潤性に関する。更
に、該インクは、速乾性であり、こすれて不鮮明になる
ことがなく、摩擦に抵抗し、インクジェットノズルの目
詰まりを生じることなく通過することができ、最少の努
力で機械成分の迅速な清浄を可能にするものでなければ
ならない。
従って、蛍光ジェットインク用いてインクジェット印
刷によりセキュリティマークを与えることができるよう
に、ある一定の要求を厳密に満たすジェットインク組成
物が求められている。適切な粘度、抵抗率、溶解度、成
分の適合性及び基体の湿潤性を有するジェットインク組
成物が求められている。更に、速乾性であり、こすれて
不鮮明になることがなく、摩擦に抵抗し、インクジェッ
トノズルを目詰まりを生じることなく通過することがで
き、最少の努力で機械成分の迅速な清浄を可能にするイ
ンクジェット用蛍光インク組成物が求められている。更
に、約275〜約400nmの波長範囲の紫外線によって励起可
能でありかつ可視範囲で蛍光発光する蛍光着色剤を有す
るジェットインク組成物が求められている。更に、紫外
線で励起可能な裸眼では見えない、かつ可視範囲、好ま
しくは着色剤のために蛍光を妨害する品物内に存在する
光学的光沢剤及び他の添加剤の蛍光波長より大きい波長
範囲で蛍光発光するマークを与えるジェットインク組成
物が求められている。
従って、本発明の目的は、紫外線で励起可能でありか
つ可視範囲で蛍光発光する着色剤を含むインク組成物を
提供することである。本発明の目的は、更に、裸眼では
完全に又は実質的に見えないが紫外光で励起された場合
には白色基体内に存在する光学的光沢剤及び他の添加剤
の蛍光波長より大きい波長範囲で蛍光発光するマークを
与えるジェットインク組成物を提供することである。
本発明の目的は、更に、対象を確認する改良法であっ
て、マークが裸眼では見えないが紫外領域の活性化光で
励起する際には可視範囲で蛍光発光するような蛍光イン
クジェットを用いて品物上にセキュリティマークをイン
クジェット印刷するステップを含む方法を提供すること
である。
本発明の第1の観点によれば、着色剤、インクキャリ
ヤ、及びバインダー樹脂であるポリウレタン及びポリビ
ニルピロリドンを含有する、白色又は淡色基体上にマー
クを付けるのに適したジェットインク組成物であって、
前記マークが裸眼では完全に又は実質的に見えず、紫外
光によって励起された場合にのみ見え、前記着色剤が希
土類金属及びキレート配位子を含み、約275〜約400nmの
波長の光を吸収し、かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発
光し、該希土類金属がユーロピウム、ジスプロシウム又
はテルビウムである場合、該キレート配位子はジベンゾ
イルメタンではないジェットインク組成物が提供され
る。
本発明の第2の観点によれば、マークを品物上に印刷
する印刷手段を含む、マーク後の確認のために品物に所
望のマークを付けるシステムであって、前記印刷手段が
本発明の第1の観点によるジェットインク組成物を用い
ることを特徴とするシステムが提供される。
本発明の第3の観点によれば、マークを励起する励起
手段及びマークの蛍光発光を検出する蛍光検出手段を含
む、セキュリティマークを有する品物を確認するシステ
ムであって、前記マークが本発明の第1の観点によるジ
ェットインク組成物を用いて製造されることを特徴とす
るシステムが提供される。
本発明の第4の観点によれば、マーク後の確認のため
に対象にマーキングを与える方法であって、本発明の第
1の観点によるジェットインク組成物を前記対象に適用
するステップ及び前記インクキャリヤの全部又は実質的
に全部を蒸発又は前記対象への吸収によって除去するス
テップを含む方法が提供される。
好ましくは、前記対象は、封筒、小切手、紙幣、株
券、証券、身分証明書、パスポート、切符及び証書から
なる群より選ばれる。
本発明の第5の観点によれば、本発明の第4の観点に
よる方法でつくられたマーキングを有する対象を確認す
る方法であって、前記対象を波長が275〜400nmの励起放
射線に供するステップ;前記マーキングから蛍光放射線
を検出することにより前記マーキングを読み取るステッ
プ;及び前記マーキングの読み取りに応答して前記対象
を確認するステップを含む方法が提供される。
上記の要望は、紫外線によって励起可能でありかつ可
視範囲で蛍光発光する着色剤を含むジェットインク組成
物を提供する本発明によって大部分満たされた。本発明
のジェットインク組成物の着色剤は、好ましくは、紫外
線によって励起される際に約575nmより大きい波長範囲
で蛍光発光する。本発明は、インクキャリヤ、蛍光着色
剤及び任意により1種以上のバインダー樹脂を含むジェ
ットインク組成物を提供する。本発明のジェットインク
組成物は、紫外線に十分に曝露されない限り白色又は淡
色基体上に印刷される場合には実質的に見えない。電解
質、湿潤剤及び他の添加剤のような添加成分も存在させ
ることができる。
本発明は、着色剤及びインクキャリヤを含む白色又は
淡色基体上にマークを付けるのに適したジェットインク
組成物であって、該マークが裸眼では完全に又は実質的
に見えないが紫外光によって励起された場合には見え、
該着色剤が希土類金属及びキレート配位子を含み、約27
5〜約400nmの波長で光を吸収し、かつ約575〜約700nmの
波長で蛍光発光する(但し、該希土類金属はユーロピウ
ム、ジスプロシウム又はテルビウムである場合、該キレ
ート配位子はジベンゾイルメタンではない。)ジェット
インク組成物を提供する。
本発明は、更に、後に確認するために基体上にマーク
を与える方法であって、該基体上にインクキャリヤ、着
色剤及び任意により1種以上のバインダー樹脂を含むイ
ンク組成物を適用し、該マークが裸眼では実質的に見え
ないが約275〜約400nmの波長の紫外光によって励起され
た場合には見えかつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光す
るステップ、及び該インクキャリヤの全部又は実質的に
全部を蒸発又は該基体への吸収によって除去するステッ
プを含む方法を提供する。
本発明は、また、後に確認するための確認マーキング
を有する基体であって、該マーキングが該基体上に着色
剤、インクキャリヤ及び任意により1種以上のバインダ
ー樹脂を含むインク組成物をインクジェット印刷するこ
とにより与えられ、裸眼では実質的に見えないが紫外光
によって励起された場合には見え、該着色剤が約275〜
約400nmの波長で吸収しかつ約575〜約700nmの波長で蛍
光発光する基体を提供する。
本発明は、品物上にバーコード又は他のセキュリティ
マーキングを与えるのに適したジェットインク組成物で
あって、紫外光で励起可能な着色剤を含みかつ可視範囲
で蛍光発光するジェットインク組成物を提供する。本発
明は、更に、白色基体上に印刷された場合に裸眼では実
質的に見えないが紫外光によって励起された場合には見
えかつ紙のような白色に用いられる光学的光沢剤の蛍光
の波長より長い波長範囲で蛍光発光するマーキングを与
えるジェットインク組成物を提供する。
本発明は、着色剤及びインクキャリヤを含む白色又は
淡色基体にマークを付けるのに適したジェットインク組
成物であって、前記マークが裸眼では完全に又は実質的
に見えないが紫外光によって励起される場合には見え、
前記着色剤が約275〜約400nmの波長で吸収しかつ約575
〜700nmの波長で蛍光発光する(但し、該着色剤はジス
プロシウム、ユーロピウム又はテルビウムジベンゾイル
メチドを含まない。)ジェットインク組成物を提供す
る。
本発明は、更に、着色剤及びインクキャリヤを含む白
色又は淡色基体にマークを付けるのに適したジェットイ
ンク組成物であって、該マークが裸眼では完全に又は実
質的に見えないが紫外光によって励起された場合には見
え、該着色剤が希土類金属及びキレート配位子を含み、
約275〜約400nmの波長で吸収し、かつ約575〜約700nmの
波長で蛍光発光する(但し、該希土類金属はユーロピウ
ム、ジスプロシウム又はテルビウムである場合、該キレ
ート配位子はジベンゾイルメタンではない。)ジェット
インク組成物を提供する。
本発明は、更に、着色剤、インクキャリヤ及び1種以
上のバインダー樹脂を含む、白色又は淡色基体、特に非
多孔質基体にマーキングを印刷するのに適したジェット
インク組成物であって、該マークが裸眼では完全に又は
実質的に見えないが紫外光によって励起された場合には
見え、該着色剤が希土類金属及びキレート配位子を含
み、約275〜約400nmの波長で吸収し、かつ約575〜約700
nmの波長で蛍光発光する(但し、該キレート配位子がジ
ベンゾイルメタンである場合、該バインダー樹脂はエチ
ルセルロース又はポリビニルブチラールではない)。ジ
ェットインク組成物を提供する。
本発明は、更に、対象の確認方法であって、(a)着
色剤、インクキャリヤ及び1種以上のバインダー樹脂を
含むジェットインク組成物を用いて該対象に確認セキュ
リティマーキングを適用し、該マーキングが裸眼では完
全に又は実質的に見えないが紫外光によって励起された
場合は見え、該着色剤が約275〜約400nmの波長で吸収し
かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光するステップ;
(b)該マーキングからの蛍光放射線を検出することに
より該マーキングを読み取るステップ;及び(d)該マ
ーキングの読み取りに応答して該対象を確認するステッ
プを含む方法を提供する。
本発明は、更に、品物にマークを印刷する印刷手段を
含む、マーク後の確認のために所望のセキュリティマー
クを品物にマーキングするシステムであって、該印刷手
段が着色剤及びインクキャリヤを含むインク組成物を使
用し、該マークが裸眼では完全に又は実質的に見えない
が紫外光によって励起された場合には見え、該着色剤が
希土類金属及びキレート配位子を含み、約275〜約400nm
の波長で吸収し、かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光
する(但し、該希土類金属がユーロピウム、ジスプロシ
ウム及びテルビウムである場合、該キレート配位子はジ
ベンゾイルメタンではない。)システムを提供する。該
マーキング系は、更に、該品物を該印刷手段に運ぶ輸送
システムが含まれる。例えば、該品物はコンベヤベルト
を用いてインクジェットプリンタのプリントヘッドの下
に運ばれる。
本発明は、更に、マーク後の確認のために基体上にマ
ークを付ける方法であって、着色剤及びインクキャリヤ
を含むインク組成物を該基体上に適用し、該マークが裸
眼では完全に又は実質的に見えないが紫外光によって励
起された場合には見え、該着色剤が希土類金属及びキレ
ート配位子を含み、約275〜約400nmの波長で吸収し、か
つ約575〜約700nmの波長で蛍光発光するステップ、及び
該インクキャリヤの全部又は実質的に全部を蒸発又は該
基体への吸収により除去するステップ(但し、該希土類
金属がユーロピウム、ジスプロシウム又はテルビウムで
ある場合、該キレート配位子はジベンゾイルメタンでは
ない。)を含む方法を提供する。
本発明は、更に、上記のように与えたマークを紫外光
によって励起する励起手段及びマークの蛍光発光を検出
する蛍光検出手段を含む、セキュリティマークを有する
品物を確認するシステムを提供する。該システムは、た
いていは当業者に既知の特徴及び成分が含まれる。例え
ば、米国特許第4,540,595号を参照されたい。従って、
該システムは銀行小切手のような品物を適切な波長及び
強度を有する放射線源からなる読み取り手段に輸送する
輸送手段を含むことができる。読み取り手段としては、
蛍光発光を読み取る光検出器が含まれる。場合によって
は、該システムは望まれていない放射線を除去又は最少
にするために光学フィルターを含むことができる。
本発明は、更に、インクキャリヤ及び着色剤を含むイ
ンク組成物で基体上にインクジェット印刷することによ
り与えられた確認マーキングを有する基体であって、該
マーキングが裸眼では実質的に見えないが紫外光によっ
て励起された場合には見え、該着色剤が希土類金属及び
キレート配位子を含み、約275〜約400nmの波長で吸収
し、かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光する(但し、
該希土類金属がユーロピウム、ジスプロシウム又はテル
ビウムである場合、該キレート配位子はジベンゾイルメ
タンではない。)基体を提供する。
本発明のジェットインク組成物は、一般に、インクジ
ェット印刷システムに有用な次の特性を示す:(1)25
℃のブルックフィールド粘度約1.8〜約6センチポアズ
(cps);(2)電気抵抗約20〜約2,000Ω−cm;及び
(3)音波速度約1200〜約1700メートル/秒。
本発明は、インクキャリヤ、蛍光着色剤及び任意によ
り1種以上のバインダー樹脂を含むジェットインク組成
物を提供する。該ジェットインク組成物は、更に、pH調
整剤、湿潤剤、殺菌剤及び消泡剤のような他の成分を含
むこともできる。
本発明のインク組成物は、当業者に既知の適切な方法
によって調製される。例えば、該組成物の成分は一緒に
され、適当なミキサー又はブレンダーで混合される。各
成分の詳細、本発明のインク組成物の特性及び本発明の
他の態様を以下に示す。
インクキャリヤ 本発明のジェットインク組成物を調製するために水性
及び有機キャリヤ及びその組合わせを含む適切なインク
キャリヤが用いられる。キャリヤは、インク組成物の種
々の成分に対して十分な溶解度をもたなければならな
い。更に、キャリヤは蒸発及び/又は基体への吸収によ
って印刷品から容易に消散可能でなければならない。
適切な有機キャリヤの例としては、アルコール、アル
デヒド、ケトン、エーテル、エステル、ニトリル及びア
ミドが挙げられる。純粋な有機溶媒又はそれらの溶媒を
1種以上含む混合液がキャリヤとして用いられる。イン
クキャリヤは、1種以上の上記有機溶媒のほかに水を含
むことができる。例えば、アルコールと水の混合液がキ
ャリヤとして用いられる。水とアルコールの適切な組合
わせが用いられる。適切なアルコールの例としては、メ
タノール、エタノール、プロパノール及びブタノールが
挙げられる。下で更に詳述されるLUMILUXTM Red CD 33
1、Red CD 332又はRed CD 335が着色剤として用いられ
る場合、水性キャリヤは着色剤を完全に可溶化するため
にエタノールを少なくとも20重量%含有しなければなら
ない。
適量のインクキャリヤが用いられる。キャリヤは、組
成物の典型的には約50〜約99重量%、好ましくは約80〜
約97重量%の量で用いられる。水がキャリヤとして用い
られる場合、該水中に存在する溶解した不純物によって
インクジェット先端を詰まらせないようにインク組成物
の調製に脱イオン水が用いられることが好ましい。
着色剤 本発明のインク組成物は、適切な蛍光着色剤を含む。
本発明に使用するのに適した蛍光着色剤としては、約27
5〜400nmの範囲の紫外線によって励起可能でありかつ可
視範囲の蛍光放射線を出す顔料、染料及びその組合わせ
が含まれる。好ましい蛍光着色剤は、裸眼に見えない
(即ち、約400〜約700nmの可視範囲に有意な吸収がな
い)が、約275〜400nmの範囲の紫外線によって励起可能
であり、可視範囲の蛍光放射線を出す。白色基体上に印
刷される場合にはインクジェット組成物が光学的光沢剤
の蛍光波長より大きい波長の範囲で蛍光発光する着色剤
を含むことが好ましい。蛍光波長は、約700nmよりも小
さく、好ましくは約650nmよりも小さい。蛍光波長は、
有利には約575〜約700nm、好ましくは約600〜約650nmの
範囲である。
適切な顔料としては、有機顔料及び無機顔料が含まれ
る。顔料が担体に不溶である場合、顔料の粒径中央値は
小さく、好ましくは約15ミクロン未満、更に好ましくは
約0.2〜約2ミクロンの範囲であることが好ましい。
適切な種類の顔料の例は、希土類キレート化合物、好
ましくはランタニドキレート化合物である。ランタニド
キレート化合物の例としては、アセチルアセトン、ベン
ゾイルアセトン、ジベンゾイルメタン及びサリチル酸の
ような有機配位子とネオジミウム、ユーロピウム、サマ
リウム、ジスプロシウム及びレルビウムイオンとのキレ
ート化によって形成されるものが含まれる。かかる錯体
の例としては、アセチルアセトン酸ユーロピウム、アセ
チルアセトン酸サマリウム、ベンゾイルアセトン酸ネオ
ジミウム、サリチル酸テルビウム及びベンゾイルアセト
ン酸ジスプロシウムが挙げられる。上記キレート化合物
は、当業者に既知の適切な方法によって調製される。例
えば、アセチルアセトンのような配位子を三塩化ユーロ
ピウムのような希土類金属ハロゲン化物と適切な条件下
で反応させて希土類金属キレート化合物が生成される。
詳細は米国特許第4,736,425号を参照されたい。上記の
キレート化合物は、紫外線を吸収し、可視範囲で蛍光発
光する。ユーロピウムのアセチルアセトン酸塩は赤領域
の放射線で蛍光発光し、このことは白色又は淡色基体上
に印刷するのに特に適切である。
本発明のインク組成物に使用するのに適した市販の蛍
光顔料の例としては、Hoechst−Celanese社、ドイツ国
ライデルデハインからLUMILUX CTM顔料として販売され
ている希土類金属キレート化合物が含まれるがこれに限
定されない。
LUMILUX C希土類金属有機キレート化合物の融点は約1
30〜約160℃であり、かさ密度は約500〜約1100kg/m3
ある。LUMILUX C有機顔料の例としては、Red CD 316、R
ed CD 331、Red CD 332、Red CD 335及びRed CD 339が
挙げられ、励起していない場合には黄色であるが紫外線
で励起された場合には橙赤領域で蛍光発光する。これら
の顔料は、有機溶媒に可溶である。好適顔料でありアセ
トン酸ユーロピウムの誘導体であるRed CD 331は、発光
ピーク612nm、融点153〜155℃及び密度600kg/m3の黄色
粉末である。Red CD 331は、アセトン、酢酸エチル、エ
タノール、キシレン、ジクロロメタン、ジメチルホルム
アミド、n−ヘキサン及びジブチルフタレートに可溶で
ある。Red 316は、希土類アチルアセトン酸塩である。
希土類ビケトン酸塩であるRed CD 332の融点は135〜138
℃であり、密度は500kg/m3である。ユーロピウムキレー
ト化合物であるRed CD 335の融点は133℃であり、密度
は1030kg/m3である。
適切なLUMILUX顔料の例としては、更に、Red CD 10
5、Red CD 106、Red CD 120及びRed CD 131が挙げられ
る。これらは無機顔料である。Red CD 105は、励起され
ていない場合には白色であり、紫外線で励起された場合
には橙赤領域で蛍光発光し、粒径中央値が7ミクロンで
ある。Red CD 106は、励起されていない場合には白色で
あり、紫外線で励起された場合には橙赤領域で蛍光発光
し、粒径中央値が6ミクロンである。Red CD 120は、励
起されていない場合には白色であり、紫外線で励起され
た場合には赤領域で蛍光発光し、粒径中央値が2.7ミク
ロンである。Red CD 131は、励起されていない場合には
白色であり、紫外線で励起された場合には赤領域で蛍光
発光し、粒径中央値が6.5ミクロンである。上記顔料の
粒径は、ジェットインク組成物の調製に有用な摩砕や粉
砕を含む適切な手段によって小さくすることが好まし
い。
本発明のジェットインク組成物を調製するために適量
の着色剤が用いられる。紫外吸光度又は蛍光発光強度が
高い場合には、少量の着色剤で十分である。紫外吸光度
又は蛍光発光強度が低い場合には、着色剤の使用量を増
やさなければならない。着色剤は、ジェットインク組成
物の好ましくは約0.1〜2重量%の量、更に好ましくは
約0.5〜約1.6重量%の量で用いられる。過剰量の着色剤
は、インク組成物のコストを増大させる。
バインダー樹脂 本発明のジェットインク組成物は、任意により1種以
上のバインダー樹脂を含むことができる。バインダー樹
脂は、特にプラスチックやグラシン材料のような非多孔
質品上の着色剤の接着を固定化又は増強するのに役立
つ。適切なバインダー樹脂が用いられる。バインダー樹
脂は、インクキャリヤに可溶であることが好ましい。バ
インダー樹脂は、更に、基体に十分に接着した後にイン
クキャリヤが消散することが好ましい。バインダー樹脂
は、更に、蛍光波長又は蛍光発光強度度に悪影響を及ぼ
さないことが好ましい。
適切なバインダー樹脂の例としては、ポリビニルピロ
リドン、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール、ポリカプロラクトン、マロン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸のポリエチレングリコールエステル、ポリスチレン、
ポリ−α−メチルスチレン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン及びポリブチレンのようなポリアルケン、酸化ポリ
エチレンのような酸化ポリアルキレン、ポリエチレンと
酢酸ビニルとのコポリマー、ポリスルホン、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリ(4−メ
チル−1−ペンテン)、スチレン−アクリルコポリマ
ー、ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレー
ト、ポリプロピルアクリレート、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチルメタクリレート、ポリプロピルメタク
リレート等のポリアクリレート、ポリメチルビニルエー
テル、ポリ(メチルビニルエーテルコマレイン酸)、ポ
リ(メチルビニルエーテルコマレイン酸)及びポリ(メ
チルビニルエーテルコマレイン酸無水物)が挙げられ
る。バインダー樹脂の例としては、更に、セルロース誘
導体が含まれる。従って、バインダー樹脂としてメチル
セルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びカル
ボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース
エーテル、及びセルロースアセテート及びセルロースア
セテートプロピオネートのようなセルロースエステル等
が用いられる。エチルセルロースは、好ましいセルロー
ス誘導体である。
エチルセルロースは、塩化エチルとアルカリ処理セル
ロースとの反応を含む当業者に既知の方法によって調製
される。エチルセルロースは、Dow Chemical社、ミシガ
ン州ミッドランドからETHOCELTMとして数種のグレード
で市販されている。エチルセルロースのエトキシル含量
は、エチルセルロースの45.0〜52.0重量%の範囲であ
る。最も一般的なもののエトキシル含量は、45.0〜49.5
%であり、アンヒドログルコース単位に対して2.25〜2.
58エトキシ基の置換度に相当する。“スタンダード”グ
レードETHOCELのエトキシル含量はエチルセルロースの4
8.0〜49.5重量%であり、“ミディアム”グレードETHOC
ELのエトキシル含量は45.0〜47.0重量%である。ETHOCE
Lは、次のように測定した場合に約3〜約220cpsの範囲
であるポリマーの種々の粘度によって反映する種々の分
子量で入手できる。粘度は、メディアム製品については
トルエン60%とエタノール40%の溶媒中及びスタンダー
ド製品についてはトルエン80%とエタノール20%の溶媒
中ウッベローデ粘度計で25℃の5%溶液として測定し
た。従って、スタンダード#4の粘度は3〜5.5cpsであ
り、スタンダード#7の粘度は6〜8cpsであり、スタン
ダード#10の粘度は9〜11cpsであり、スタンダード#2
0の粘度は18〜22cpsであり、スタンダード#45の粘度は
41〜49cpsであり、ミディアム#50の粘度は45〜55cpsで
あり、ミディアム#70の粘度は63〜85cpsであり、ミデ
ィアム#100の粘度は90〜110cpsである。スタンダード
#4 ETHOCELは、好ましいエチルセルロースバインダー
樹脂である。上記ETHOCELの数種は、プレミアムグレー
ド及びインダストリアルグレードで入手できる。
他の好ましいバインダー樹脂である硝酸セルロース
は、セルロースと硝酸の反応生成物である。種々のグレ
ードの硝酸セルロースは、セルロースのヒドロキシル基
のニトロ基による置換度によって確認される。本発明に
有用な硝酸セルロースとしては、市販のものを含む種々
の硝酸セルロースが含まれる。例えば、硝酸セルロース
はScholle社、ジョージア州カレッジパークから入手で
きる。
スチレン−アクリルコポリマーもバインダー樹脂とし
て用いられる。スチレン−アクリルコポリマーの例とし
ては、S.C.Johnson & Co.ウィスコンシン州ラシーンか
ら市販されているJONCRYLTMブランド品が含まれる。JON
CRYLスチレン−アクリルコポリマーの例は、JONCRYL 55
5、586、678、682、683及び67であり、スチレン、αメ
チルスチレン及びアクリル酸の水に溶解したコポリマー
である。
ポリビニルピロリドン(PVP)は、特にポリウレタン
バインダー樹脂と組合わせて用いる場合に好ましいバイ
ンダー樹脂である。所望の溶解度を有する適切なPVP
は、本発明のジェットインクの調製に用いられる。PVP
は、フリーラジカル又はレドックス重合法を含む当業者
に既知の方法によるN−ビニルピロリドンモノマーの重
合によって調製される。市販の適切なPVPの例は、GAF C
hemicals社、ニュージャージー州ウェインからPLASDONE
TMブランドPVPとして販売されているPOVIDONETM USPグ
レードPVPである。PLASDONE PVPは、分子量約8,000〜約
1,200,000ダルトンの範囲の数種が入手でき、K−25、
K−26/28、K−29/32、C−15、C−30及びK−90の種
類が含まれる。K−25、K−26/28、K−29/32、C−1
5、C−30及びK−90のK値は、各々25、26〜28、29〜3
2、15、30及び90である。CグレードPVPは発熱物質を含
まない。K値は、次式により固有粘度[η]とポリマー
の分子量に関係する。
[η]=2.303(0.001K+0.000075K2) [η]=kMva、 式中、Mvは粘度平均分子量であり、k=1.4×10-4及び
a=0.7である。
約20,000〜約50,000ダルトンの範囲の粘度平均分子量
のPVPが好ましい。K−29/32は、粘度平均分子量が約3
8,000ダルトンの好ましいPVPである。市販の適切なPVP
の例は、ISP Technologies、ニュージャージー州ウェイ
ンのPVP K−30である。PVP K−30は、アルコールや水の
ような一般溶媒に可溶である。
本発明のインク組成物においてバインダー樹脂の組合
わせの使用が有利であることがわかった。蛍光発光強度
は、バインダー樹脂の組合わせが用いられる場合に非常
に大きく維持可能である。高発光強度及び良好な印刷特
性は、単一バインダー樹脂を使用するよりも1種以上の
バインダー樹脂の組合わせを使用して得られる。従っ
て、バインダー樹脂としてPVPとポリウレタンの組合わ
せが用いられる場合、高発光強度及び良好な印刷特性が
得られた。印刷特性の改善は、特にバーコーディングを
必要とする郵便物の非多孔質部分上の接着が良好になり
かつ滴下位置が一様になる。非多孔質部分の例として
は、プラスチック材料及びグラシン材料が含まれる。
可撓性熱可塑性ポリウレタン樹脂は、本発明のインク
組成物の調製においてバインダー樹脂として用いられ
る。可撓性熱可塑性ポリウレタン樹脂は、ジオールとジ
イソシアネートの反応によって生成される。ジオールの
例としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、プロパンジオール、ブタンジオール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコールアジピン酸ジオール、ポリエチレングリコー
ルコハク酸ジオール、ポリテトラヒドロフランジオール
等が挙げられる。ジイソシアネートの例としては、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等が含まれる。ポ
リプロピレングリコールと4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネートから製造されたポリウレタンが好まし
い。
重量平均分子量が約4,000〜約12,000の範囲のポリウ
レタンが好ましく、重量平均分子量が約7,000〜約9,000
の範囲のポリウレタンが更に好ましい。
本発明に有効な好ましいポリウレタンの例としては、
Kane International社(Mitchanol)、ニューヨーク州
ライからSURKOPAKTMの商品名で販売されている可撓性熱
可塑性ポリウレタン溶液が含まれるがそれに限定されな
い。その商品名で数種のグレードのポリウレタンが販売
されており、SURKOPAK 2135、SURKOPAK 5299、SURKOPAK
5244、SURKOPAK 5255、SURKOPAK 2X、SURKOPAK 5322
S、URKOPAK 5311及びSURKOPAK XLが挙げられる。ポリウ
レタン溶液の物理的性質を下記の表1に示す。
これらのSURKOPAKポリウレタンは、非反応性であり、
実質的にイソシアネート基を含まない。好ましいポリウ
レタン溶液の中ではSURKOPAK 5322及びSURKOPAK 5244が
好ましい。ポリプロピレングリコールと4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートから構成されるポリウレタ
ンであるSURKOPAK 5322は、酢酸エチルとイソプロパノ
ールを含む混合溶媒に溶解したものとして販売されてい
る。
ジェットインク組成物の調製においては適量のバイン
ダー樹脂が用いられる。バインダー樹脂は、インク組成
物の好ましくは約1〜約15重量%、更に好ましくは約1
〜約13重量%の量で用いられる。ポリウレタンと他のバ
インダー樹脂の組合わせが用いられる場合、適切な組合
わせが用いられ、好ましくはポリウレタン樹脂が他の樹
脂より過剰に用いられる。例えば、PVPとポリウレタン
が組合わせて用いられる場合、PVPはインク組成物の1
〜2重量%の量で用いられ、ポリウレタンはインク組成
物の約3〜10重量%の量で用いられる。過剰量のバイン
ダー樹脂は、ジェットインク組成物の粘度に悪影響を及
ぼすことがある。
電解質 本発明のジェットインク組成物は、更に、ジェットイ
ンク組成物の所望の電気抵抗を得るために電解質を含
む。当業者に既知の適切な電解質が用いられる。適切な
電解質の例としては、硝酸リチウム、塩化リチウム、チ
オシアン酸リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
臭化カリウム、塩化カルシウム等のアルカリ及びアルカ
リ土類金属塩、及び硝酸アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、塩酸ジメチルアミン、塩酸ヒドロキシルアミン等の
ようなアミン塩が挙げられる。
所望の電気抵抗を得るために適量の電解質が用いられ
る。電解質は、ジェットインクの好ましくは約0.1〜約
2重量%、更に好ましくは約0.4〜約0.6重量%の範囲で
ジェットインク組成物中に存在する。過剰量の電解質
は、ジェットノズルの目詰まり生じると共にジェットイ
ンク組成物の電気抵抗に悪影響を及ぼすことがある。
pH調整剤 本発明のジェットインク組成物は、バインダー樹脂又
は着色剤の溶解が必要な場合にはpH調整剤を含むことが
できる。所望のpHは、個々の使用溶媒及び多少は他の使
用成分に依存する。酸又は塩基である適切なpH調整剤
は、インク組成物のpHを約4.0〜約8.0、好ましくは約4.
5〜約7.5の範囲で維持するように用いられる。
湿潤剤 本発明のジェットインク組成物は、印刷作動中及びイ
ンク貯蔵中のインクの乾燥を防止するために湿潤剤を含
むことが好ましい。湿潤剤は、沸点の高い、好ましくは
約100℃、更に好ましくは約150〜約250℃の範囲の親水
性溶媒である。当業者に既知の適切な湿潤剤が用いられ
る。適切な湿潤剤の例としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ジ
エチレングリコール等のグリコール、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエー
テル、セロソルブ、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル(カルビトール)、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル及びジエチレングリコールジエチルエーテル
のようなグリコールエーテル、ジメチルスルホキシドの
ようなジアルキルスルホキシド、及びスルホラン、N−
メチルピロリジノのような他の溶媒が挙げられる。好ま
しい湿潤剤としては、プロピレングリコール及びジエチ
レングリコールモノエチルエーテルが含まれる。
適量の湿潤剤は、インク組成物の好ましくは約0.5〜
約5重量%、更に好ましくは約1〜約3重量%の量で用
いられる。過剰量の湿潤剤は、ジェットインクの毒性及
び/又は粘度を高めることから避けられる。
殺菌剤 本発明のインク組成物は、更に、細菌、かび又は真菌
の増殖を防止する適切な殺菌剤を含むことができる。適
切な殺菌剤が用いられる。適切な殺菌剤の例は、DOWICI
LTM 150、200及び75、安息香酸塩、ソルビン酸塩等、メ
チルp−ヒドロキシベンゾエート(メチルパラベン)及
び6−アセトキシ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン
(Givaudam社からGiv Gard DXNとして市販されている)
である。殺菌剤は、ジェットインク組成物の約0.05〜約
0.5重量%、好ましくは約0.1〜約0.3重量%の範囲であ
る細菌、かびによる攻撃を防止するのに十分な量で本発
明のインク中に存在させることができる。
消泡剤 本発明のジェットインク組成物は、好ましくは、調製
中及び印刷作動中のインクの発泡を防止するために消泡
剤を含むことができる。当業者に既知の適切な消泡剤、
好ましくはインクキャリヤと混ざるものが用いられる。
適切な消泡剤としては、シリコーン消泡剤及びアセチ
レン消泡剤が含まれる。市販の消泡剤の例としては、Do
w Corning社から市販されているDC−150及びUnion Carb
ide社から市販されているSILVET I−77、720、722又は7
002のようなシリコーン消泡剤が含まれる。好ましい消
泡剤は、Ultra additives社、ニュージャージー州パタ
ーソンから市販されているXRM−3588TMである。XRM−35
88Eは、金属切削油剤に通常用いられる消泡剤であり、
ブルックフィールド(RVF Spindle #4、20RPM、25
℃)粘度6,000〜9,000センチポアズ、比重0.984〜1.032
及びpH7.0〜8.5(50%溶液)である。XRM−3588Eの化学
は、公表されていないがシリコーン消泡剤であると思わ
れる。
適切なアセチレン消泡剤の例としては、Air Products
& Chemical社、ペンシルバニア州アレンタウンから市
販されているSURFYNOLTMブランド消泡剤が含まれる。Su
rfynol 104A、Surfynol 104E、Surfynol 104H及びSurfy
nol 104BC、及びSurfynol GA、Surfynol SE、Surfynol
TG、Surfynol PC、そのジメチルヘキシンジオール、Sur
fynol 61、そのジメチルオクチンジオール、Surfynol 8
2、そのテトラメチルデシンジオールのエトキシル化誘
導体、Surfynol 440、Surfynol 465及びSurfynol 485の
ような種々の溶媒に溶解したものとして入手できる好ま
しいSurfynol 104(2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオール)を含む多数のスルフィノール消泡
剤が入手でき、全て本発明に用いられる。
調製及び使用中のジェットインクの発泡を防止するの
に有効な適量の消泡剤が用いられる。使用量は、インク
組成物の好ましくは約0.01〜約1重量%、更に好ましく
は約0.05〜約0.35重量%の範囲で用いられる。上に示し
た重量%は、有効成分の%を示し、消泡剤が希釈した形
で販売されている場合には希釈消泡剤の使用量が比例し
て増加する。消泡剤の過剰量の使用は、バーコードの基
体への接着のような印刷特性に悪影響を及ぼすことから
避けなければならない。
本発明のジェットインク組成物は、普通紙、KRAFTTM
紙、GILBERTTM25%又は100%コットンボンドペーパーの
ようなボンド紙、シリカコート紙、透明材料、織物、プ
ラスチック、高分子膜等を含む適切な基体上に印刷され
る。
下記の実施例は、本発明を具体的に説明するものであ
るが、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべ
きでないことは当然のことである。
実施例1 本発明は、顔料としてLUMILUX CD 331を用いて本発明
のインク組成物の調製を示すものである。
下記の成分を合わせ、エアミキサーを用いて均一なイ
ンク組成物が得られるまで混合した。成分 %(重量) エタノールCDA 19(200プルーフ) 96.2 LUMILUX Red CD 331(Hoechst−Celanese) 0.8 ポリビニルピロリドン(ISP Corp.) 2.5 硝酸リチウム 0.5 100.0 上記のインクをVIDEOJETTMプリンタに用い、白色の非
コート普通紙基体にバーコードを印刷した。コードは裸
眼に見えず、コードを波長350〜365nmの紫外線に曝露し
た場合には612nmの蛍光発光するために赤色に見えた。
実施例2 本実施例は、本発明のジェットインク組成物のある実
施態様の調製を示すものである。その実施態様として
は、表2に示されるようにLUMILUX C色素及び結合剤が
更に含まれる。
表2に示される処方は、普通紙及びグラシン材料につ
いてVIDEOJETプリンタを用いて試験した場合に全て満足
な成果が得られた。処方10は、一定量の色素が最高発光
強度を示すことにより特に優れた成果を示した。
本発明は、更に、対象上にセキュリティマーキングを
与えるステップ、該マーキングを励起放射線で励起して
発光放射線を得るステップ、及び発光放射線を読み取る
ステップを含む対象を確認する改良方法であって、着色
剤及びインクキャリヤを含むジェットインク組成物を用
いてセキュリティマーキングを与えるステップを含み、
該マーキングが裸眼では完全に又は実質的に見えないが
紫外線によって励起された場合には見え、該着色剤が希
土類金属及びキレート配位子を含み、約275〜約400nmの
波長で吸収し、かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光す
る(但し、該希土類金属がユーロピウム、ジスプロシウ
ム又はテルビウムである場合、該キレート配位子はジベ
ンゾイルメタンではない。)方法を提供する。
本発明は、更に、白色紙のような白色基体上に目に見
えないジェットインク印刷したバーコードを与える方法
であって、本発明のジェットインク組成物を含む小滴流
をコードされるべき基体に向けるステップ、及び該小滴
の向きをコンピュータで制御するステップを含む方法を
提供する。
フロントページの続き (72)発明者 デン ゴドウィン グオイェン アメリカ合衆国 イリノイ州 60193− 107 ショームバーグ フェアランド ドライヴ 1460 (72)発明者 エズペレータ ホセ フェルナンデス アメリカ合衆国 イリノイ州 60660− 1115 シカゴ ノース シェリダン ド ライヴ 5815 (56)参考文献 特開 平1−135683(JP,A) 特開 昭53−140105(JP,A) 特開 昭55−5896(JP,A) 特開 昭51−72509(JP,A) 特開 平8−253715(JP,A) 特開 平8−239609(JP,A) 特開 平8−239607(JP,A) 特開 平8−199101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色剤、インクキャリヤ、及びバインダー
    樹脂であるポリウレタン及びポリビニルピロリドンを含
    有する、白色又は淡色基体上にマークを付けるのに適し
    たジェットインク組成物であって、前記マークが裸眼で
    は完全に又は実質的に見えず、紫外光によって励起され
    た場合にのみ見え、前記着色剤が希土類金属及びキレー
    ト配位子を含み、約275〜約400nmの波長の光を吸収し、
    かつ約575〜約700nmの波長で蛍光発光し、該希土類金属
    がユーロピウム、ジスプロシウム又はテルビウムである
    場合、該キレート配位子はジベンゾイルメタンではない
    ジェットインク組成物。
  2. 【請求項2】前記組成物の25℃のブルックフィールド粘
    度が1.8〜6センチポアズ(cps)であり、電気抵抗が20
    〜2,000オーム−cmであり、音速度が1200〜1700メート
    ル/秒である請求項1記載のジェットインク組成物。
  3. 【請求項3】前記キレート配位子がビケトン酸塩、アセ
    トン酸塩又はサリチル酸塩である請求項1又は2記載の
    ジェットインク組成物。
  4. 【請求項4】前記キレート配位子がアセチルアセトン、
    ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルメタン及びサリチル
    酸からなる群より選ばれる請求項3記載のジェットイン
    ク組成物。
  5. 【請求項5】前記希土類金属がランタニドを含む請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のジェットインク組成物。
  6. 【請求項6】前記希土類金属がネオジミウム、ユーロピ
    ウム、サマリウム、テルビウム、ジスプロシウム及びテ
    ルビウムからなる群より選ばれる請求項5記載のジェッ
    トインク組成物。
  7. 【請求項7】前記着色剤がアセチルアセトン酸ユーロピ
    ウム、アセチルアセトン酸サマリウム、ベンゾイルアセ
    トン酸ネオジミウム、サリチル酸テルビウム、ベンゾイ
    ルアセトン酸ジスプロシウム及びビケトン酸ユーロピウ
    ムからなる群より選ばれる請求項6記載のジェットイン
    ク組成物。
  8. 【請求項8】前記インクキャリヤが有機溶媒を含む請求
    項1〜7のいずれか1項に記載のジェットインク組成
    物。
  9. 【請求項9】前記有機溶媒がアルコールを含む請求項8
    記載のジェットインク組成物。
  10. 【請求項10】電解質を更に含む請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載のジェットインク組成物。
  11. 【請求項11】前記電解質が硝酸リチウムを含む請求項
    10記載のジェットインク組成物。
  12. 【請求項12】エタノールを前記インク組成物の約80〜
    97重量%、ランタニドキレート化合物を前記インク組成
    物の0.1〜2重量%、前記バインダー樹脂を前記インク
    組成物の1〜15重量%、及び硝酸リチウムを前記インク
    組成物の0.4〜0.6重量%含む請求項1記載のジェットイ
    ンク組成物。
  13. 【請求項13】マークを品物上に印刷する印刷手段を含
    む、マーク後の確認のために品物に所望のマークを付け
    るシステムであって、前記印刷手段が請求項1〜12のい
    ずれか1項に記載のジェットインク組成物を用いること
    を特徴とするシステム。
  14. 【請求項14】マークを励起する励起手段及びマークの
    蛍光発光を検出する蛍光検出手段を含む、セキュリティ
    マークを有する品物を確認するシステムであって、前記
    マークが請求項1〜12のいずれか1項に記載のジェット
    インク組成物を用いて製造されることを特徴とするシス
    テム。
  15. 【請求項15】マーク後の確認のために対象にマーキン
    グを与える方法であって、請求項1〜12のいずれか1項
    に記載のジェットインク組成物を前記対象に適用するス
    テップ及び前記インクキャリヤの全部又は実質的に全部
    を蒸発又は前記対象への吸収によって除去するステップ
    を含む方法。
  16. 【請求項16】前記対象が封筒、小切手、紙幣、株券、
    証券、身分証明書、パスポート、切符及び証書からなる
    群より選ばれる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】請求項15又は16記載の方法でつくられた
    マーキングを有する対象を確認する方法であって、前記
    対象を波長が275〜400nmの励起放射線に供するステッ
    プ;前記マーキングから蛍光放射線を検出することによ
    り前記マーキングを読み取るステップ;及び前記マーキ
    ングの読み取りに応答して前記対象を確認するステップ
    を含む方法。
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