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JP3267556B2 - エコー除去装置および送話器 - Google Patents

エコー除去装置および送話器

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JP3267556B2
JP3267556B2 JP18753698A JP18753698A JP3267556B2 JP 3267556 B2 JP3267556 B2 JP 3267556B2 JP 18753698 A JP18753698 A JP 18753698A JP 18753698 A JP18753698 A JP 18753698A JP 3267556 B2 JP3267556 B2 JP 3267556B2
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真資 高田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Priority to US09/210,957 priority patent/US6173058B1/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機、無線機等
の送受話器におけるエコー除去装置及びそれを具備した
送受話器に関する。
【0002】
【従来の技術】飛行場におけるパイロットと誘導員の通
話や、工事現場などの騒音が大きい環境での通話の場
合、イヤホン及び指向性の高いマイクロホンが使用され
てる。しかし、騒音が非常に大きい場合には送話者の音
声ばかりでなく、騒音がイヤホンやマイクロホンから取
り込まれてしまい、通話相手にとって送話者の音声が大
変聞き取りにくかった。
【0003】その問題を解決するために、人が音声を発
生したときに生じる、耳の外耳道の内壁の振動、すなわ
ち骨伝導音声信号を利用して、騒音に関係なく音声を検
出する機能を備えた、イヤホンマイク装置が提案されて
いる。このイヤホンマイクは、イヤピースの中に骨伝導
音声信号を検出する振動ピックアップとスピーカが収納
されていて、耳に装着して使用されるもので、信号線を
介してトランシーバや携帯電話機などに接続される。
【0004】しかし、このイヤホンマイクでは、振動ピ
ックアップは、骨伝導音声信号だけでなく、スピーカが
音を出力するときに発生する振動をも検出してしまっ
た。この結果、この振動は、通話相手に送信されてエコ
ーとなり、通話品質を劣化させていた。
【0005】特開平8−340590公報に記載された
発明は、このようなエコーを抑制し、通話品質を向上さ
せたイヤホンマイクを提案している。具体的には、この
イヤホンマイクは、スピーカと振動ピックアップの他
に、スピーカの出力する音を検出するマイクロホンを備
え、振動ピックアップが検出した信号から、マイクロホ
ンが検出した信号を減算するという方法で、エコーを抑
制している。
【0006】また、この時、マイクロホンが検出した信
号は、減算回路に入力される前に、振動ピックアップで
検出される信号成分と同じ大きさになるように、周波数
イコライザ回路で周波数帯域ごと大きさを調整されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では以下のような問題点があった。送話者が、前述
の特開平8−340590公報に記載されたイヤホンマ
イクを使用する場合、送話者の音声は振動ピックアップ
で検出される他に、スピーカの出力音を検出するための
マイクロホンでも一部検出されてしまう。従って、振動
ピックアップが検出した信号から、マイクロホンが検出
した信号を減算すると、送話者の音声に対応する信号の
レベルが減衰されてしまう。この減衰量は、周波数イコ
ライザ回路で調整することで、さらに大きくなってしま
う。
【0008】また、従来の骨伝導音声信号を利用したイ
ヤホンマイクは耳に装着しなければならないため、装着
の煩わしさや、着信時の応答の不便さがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の目的を
達成するために、以下の特徴的な各手段を備えて前記課
題を解決した。つまり、送受話器において、通話相手の
入力音声信号を通話相手の音声として外部へ出力する音
声出力手段と、送話者の音声の骨伝導信号を検出するた
めの振動検出手段と、前記音声出力手段の出力から前記
振動検出手段に検出されたエコー成分を前記入力音声信
号に基いて推定し、疑似エコーを出力する第1の適応フ
ィルタと、前記振動検出手段の出力から前記疑似エコー
信号を減算して骨伝導音声推定信号を出力する第1の加
算手段と、送話者の音声を検出し、送話者の音声信号を
出力する音声検出手段と、前記送話者の音声信号と前記
骨伝導音声推定信号を加算して加算信号を出力する第2
の加算手段と、前記加算信号から前記骨伝導音声推定信
号を減算する第3の加算手段と、前記送話者の音声信号
のレベルと前記加算信号のレベルを比較し、その比較結
果に基いて、前記加算信号のレベルを調整するレベル調
整手段を備え、前記第1の適応フィルタのフィルタ係数
は、少なくとも前記入力音声信号が有音でかつ前記送話
者の音声が無音のときに前記骨伝導音声推定信号に基い
て更新されることを特徴とした。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の送受話器の第1の
実施例の構成図である。
【0011】本発明の第1の実施例の送受話器は、入力
端子1、D/A変換器2、第1の適応フィルタ3、通話
相手と送話者との間の通話状態に対する通話状態判定信
号を出力するダブルトーク検出器4、スピーカ5、振動
ピックアップ6、マイクロホン7、A/D変換器8、1
1、第1の加算器9、第2の適応フィルタ10、第2の
加算器12、第3の加算器13、第4の加算器14、増
幅器15、レベル比較器16、出力端子17から構成さ
れる。
【0012】本発明の第1の実施例の送受話器の動作を
示す。
【0013】通話相手からの入力音声信号X(n)は、
入力端子1を介して、D/A変換器2、第1の適応フィ
ルタ3、ダブルトーク検出器4に入力される。D/A変
換器2に入力された入力音声信号X(n)は、アナログ
音声信号に変換され、そのアナログ音声信号はスピーカ
5より出力される。スピーカ5から出力されたアナログ
音声信号の一部は、耳近傍の空間を経由しエコーYとし
て、振動ピックアップ6に入力される。
【0014】一方、送話者の音声Sはマイクロホン7を
介して入力されると同時に、骨伝導音声S”として振動
ピックアップ6にも入力される。すなわち、数1が成り
立つ。
【数1】S≒S”
【0015】その骨伝導音声S”は、振動ピックアップ
6に入力されたエコーYとともにA/D変換器8でデジ
タル変換され、骨伝導音声信号S”(n)とエコー信号
Y(n)をあわせた信号S”(n)+Y(n)として出
力される。その信号S”(n)+Y(n)は第1の加算
器9に入力される。
【0016】一方、入力音声信号X(n)が入力された
第1の適応フィルタ3は、その入力音声信号X(n)に
基いてエコー信号Y(n)を推定し、その推定した結果
を疑似エコー信号Y’(n)として出力する。すなわ
ち、数2が成り立つ。
【数2】Y(n)≒Y’(n) 第1の適応フィルタ3の具体的な推定の動作については
後述する。疑似エコー信号Y’(n)も第1の加算器9
に入力される。
【0017】第1の加算器9は信号S”(n)+Y
(n)から第1の適応フィルタ3の出力である疑似エコ
ー信号Y’(n)を減算し、骨伝導音声推定信号e0
(n)を出力する。すなわち、骨伝導音声推定信号e0
(n)は、数1、数2より数3の関係を満たす。
【数3】 e0(n)=S”(n)+Y(n)−Y’(n) ≒S(n)+Y(n)−Y(n)=S(n) 骨伝導音声推定信号e0(n)は、第1の適応フィルタ
3に入力され、疑似エコー信号Y’(n)の生成に用い
られる。
【0018】また、骨伝導音声推定信号e0(n)は、
第2の適応フィルタ10に入力される。第2の適応フィ
ルタ10は、骨伝導音声推定信号e0(n)に基いて音
声推定信号S’(n)を出力する。すなわち、数4が成
り立つ。
【数4】S’(n)≒S(n) 第2の適応フィルタ10の具体的な推定の動作について
は後述する。
【0019】ここで、マイクロホン7を介して音声Sが
入力されることを前述したが、そのマイクロホン7を介
しては、音声Sのほかに、背景ノイズNが入力される。
音声Sと背景ノイズNはA/D変換器11で、デジタル
信号である、音声信号S(n)+背景ノイズ信号N
(n)に変換され、その信号S(n)+N(n)は、ダ
ブルトーク検出器4、第2の加算器12、および第3の
加算器13に入力される。
【0020】第2の加算器12は、信号S(n)+N
(n)から、第2の適応フィルタ10の出力である音声
推定信号S’(n)を減算し、残差信号e1(n)を出
力する。数4より、残差信号e1(n)は数5を満た
す。
【数5】e1(n)=S(n)+N(n)−S’(n)
≒N(n) 残差信号e1(n)は、第2の適応フィルタ10に入力
される。また、残差信号e1(n)は、ダブルトーク検
出器4および第4の加算器14に入力される。
【0021】第3の加算器13は、信号S(n)+N
(n)と第2の適応フィルタ10の出力である音声推定
信号S’(n)を加算し、加算信号e2(n)を出力す
る。加算信号e2(n)は数4より数6を満たす。
【数6】 e2(n)=S(n)+N(n)+S’(n) ≒2S(n)+N(n) この数6より、加算信号e2(n)は、ノイズ成分N
(n)に対して音声成分S(n)のレベルが約2倍に強
調されているのがわかる。加算信号e2(n)は第4の
加算器14に入力される。
【0022】ところで、第2の加算器12および第3の
加算器13に入力される信号S(n)+N(n)と信号
S’(n)について、信号S’(n)が生成される過程
で、信号S’(n)が信号S(n)+N(n)に対して
時間的に遅れる場合がある。この場合、A/D変換器1
1と、第2の加算器12および第3の加算器13の間に
ディレイ素子を設け、信号S’(n)と信号S(n)+
N(n)の同期をとるのがよい。また、第2の加算器1
2と第3の加算器13の処理において、音声推定信号
S’(n)のかわりに、骨伝導音声推定信号e0(n)
を用いてもよい。
【0023】さて、第4の加算器14は、加算信号e2
(n)から残差信号e1(n)を減算し、音声信号e
2’(n)を出力する。音声信号e2’(n)は数5、
数6より、数7を満たす。
【数7】 e2’(n)=e2(n)−e1(n) ≒2S(n)+N(n)−N(n)≒2S(n) すなわち、音声信号e2’(n)はノイズ成分が取り除
かれた音声信号である。
【0024】ここで、音声信号e2’(n)は、本来出
力すべき音声信号S(n)よりレベルが高いので、増幅
器15に入力され、次のようにレベルを調整される。
【0025】A/D変換器11より出力された信号S
(n)+N(n)と第3の加算器13の出力である加算
信号e2(n)がレベル比較器16に入力される。レベ
ル比較器16は、数8の計算結果Cを増幅器15に出力
する。
【数8】 C=E{e2(n)/{S(n)+N(n)}} (E{・}は平均値をあらわす。)
【0026】増幅器15は、音声信号e2’(n)のレ
ベルを1/C倍し、その信号を送話信号e3(n)とし
て出力する。これによって、音声信号S(n)と送話信
号e3(n)のレベルはほぼ等しくなる。増幅器15の
処理において、音声信号e2’(n)のかわりに、信号
中の音声成分S(n)に対するノイズ成分N(n)の割
合が小さい加算信号e2(n)を用いてもよい。
【0027】この送話信号e3(n)は、通話相手への
送話信号として出力端子17を介して出力される。
【0028】ここで、ダブルトーク検出器4の動作を説
明する。
【0029】ダブルトーク検出器4には、前述したよう
に、入力音声信号X(n)、信号S(n)+N(n)、
及び、残差信号e1(n)が入力される。ダブルトーク
検出器4は、入力音声信号X(n)、信号S(n)+N
(n)、及び、残差信号e1(n)の各レベルと、予め
定めた閾値を用いて通話状態を判定する。
【0030】例えば、閾値β1=−40dB、β2=−
40dB、β3=5dB、β4=−60dBと定めると
する。
【0031】数9の全ての式を満たす場合、通話状態
は、通話相手の音声のみが通信され送話者の音声はほと
んど通信されていない、シングルトーク(通話相手)状
態であると判定される。
【数9】X(n)>β1 S(n)+N(n)>β2 X(n)> e1(n) または |X(n)/ S(n)+N(n)|>β3
【0032】数10の全ての式を満たす場合、通話状態
は、通話相手の音声と送話者の音声が両方とも通信され
ている、ダブルトーク状態であると判断される。
【数10】X(n)>β1 S(n)+N(n)>β2 |X(n)/ S(n)+N(n)|≦β3
【0033】数11の全ての式を満たす場合、通話状態
は、マイクロホン7もしくはマイクロホン7周辺に何ら
かの障害があり、外部の音がマイクロホン7を介して入
力されていない、エコーパス解放状態であると判定され
る。
【数11】X(n)>β1 S(n)+N(n)≦β4
【0034】数12の全ての式を満たす場合、通話状態
は、通話相手の音声と送話者の音声が両方とも通信され
ていない、無音状態であると判定される。
【数12】X(n)≦β1、 S(n)+N(n)≦β2
【0035】数13の全ての式を満たす場合、通話状態
は、通話相手の音声は通信されていず送話者の音声のみ
が通信されている、シングルトーク(送話者)状態であ
ると判定される。
【数13】X(n)≦β1 S(n)+N(n)>β2 X(n)/ S(n)+N(n)>−β3
【0036】ダブルトーク検出器4は、判定結果を通話
状態判定信号として、第1の適応フィルタ3、および、
第2の適応フィルタ10に出力する。
【0037】第1の適応フィルタ3における疑似エコー
信号Y’(n)推定方法を説明する。
【0038】第1の適応フィルタ3は、入力音声信号X
(n)、骨伝導音声推定信号e0(n)、ダブルトーク
検出器4から出力された通話状態判定信号を入力とし、
疑似エコー信号Y’(n)を出力する。第1の適応フィ
ルタ3は、フィルタ係数として内部にm個のタップ係数
を格納している。このタップ係数は、信号S”(n)+
Y(n)と疑似エコー信号Y’(n)の差分である骨伝
導音声推定信号e0(n)が0に近い信号になるよう
に、更新される。従って、骨伝導音声信号S”(n)が
0に近く、エコー信号Y(n)が一定以上ある場合に、
タップ係数が更新されると、第1の適応フィルタ3のエ
コー推定特性がよりよくなる。
【0039】第1の適応フィルタ3は、現在の時刻を
n、その時刻におけるj番目のタップ係数をHj(n)
とすると、時刻n+1におけるHj(n+1)を数14
に従って更新する。第1の適応フィルタ3のエコー推定
特性がよくなるよう、音声信号S(n)がほぼ0で、第
1の適応フィルタ3の入力信号である入力音声信号X
(n)が0ではない、シングルトーク(通話相手)状態
と、それ以外の状態に、タップ係数の更新式が場合分け
されている。
【数14】
【0040】ここで、α1はステップゲインであり、第
1の適応フィルタ3の収束速度を決定する。α1は、0
≦α1≦1の範囲で定められ、α1が大きいほど、第1
の適応フィルタ3の収束速度は速くなり、定常状態にお
けるエコー推定特性は悪くなる。α1が小さいほど、第
1の適応フィルタ3の収束速度は遅くなり、定常状態に
おけるエコー推定特性はよくなる。
【0041】第1の適応フィルタ3はこのタップ係数H
j(n)(j=1、…m)を用いて、次式にしたがっ
て、疑似エコー信号Y’(n)を作成する。
【数15】 第1の適応フィルタ3は、求めた疑似エコー信号Y’
(n)を出力する。
【0042】次に、第2の適応フィルタ10における音
声推定信号S’(n)推定方法を説明する。
【0043】第2の適応フィルタ10は、骨伝導音声推
定信号e0(n)、残差信号e1(n)、ダブルトーク
検出器4から出力された通話状態判定信号を入力とし、
音声推定信号S’(n)を出力する。第2の適応フィル
タ10は、フィルタ係数として内部にm2個のタップ係
数を格納している。このタップ係数は、信号S(n)+
N(n)と音声推定信号S’(n)の差分である残差信
号e1(n)が0に近い信号になるように、更新され
る。従って、エコー信号Y(n)が0に近く、音声信号
S(n)が一定以上ある場合に、タップ係数が更新され
ると、第2の適応フィルタ10の音声推定特性がよりよ
くなる。
【0044】第2の適応フィルタ10は、現在の時刻を
n、その時刻におけるj番目のタップ係数をHj(n)
とすると、Hj(n+1)を数16に従って更新する。
第2の適応フィルタ10の音声推定特性がよくなるよ
う、音声信号S(n)が一定以上あり、エコー信号Y
(n)の原因である入力音声信号X(n)がほぼ0であ
る、シングルトーク(送話者)状態に対して、タップ係
数の更新式が場合分けされている。さらに、エコーパス
状態においては、信号S(n)+N(n)が0になるた
め、タップ係数の更新を行うよう、タップ係数の更新式
が場合分けされている。
【数16】
【0045】ここで、α2はステップゲインであり、第
2の適応フィルタ10の収束速度を決定する。α2は、
0≦α2≦1の範囲で定められ、α2が大きいほど、第
2の適応フィルタ10の収束速度は速くなり、定常状態
における音声推定特性は悪くなる。α2が小さいほど、
第2の適応フィルタ10の収束速度は遅くなり、定常状
態における音声推定特性はよくなる。
【0046】第2の適応フィルタ10はこのタップ係数
Hj(n)(j=1、…m2)を用いて、数17にした
がって、音声推定信号S’(n)を作成する。
【数17】 第2の適応フィルタ10は、求めた音声推定信号S’
(n)を出力する。
【0047】図2は本発明の送受話器の第2の実施例の
構成図である。第1の実施例に用いられている構成要素
には、第1の実施例で付与されている参照符号と同じ符
号が付与されている。第2の実施例の送受話器は、第1
の実施例の送受話器に、さらに、第1のスイッチ18と
第2のスイッチ19を設けることで、ハンズフリーモー
ドでの使用を可能にした送受話器である。
【0048】第1のスイッチ18は、第2の適応フィル
タ10への入力を、入力音声信号X(n)と骨伝導音声
推定信号e0(n)との間で切換えるものである。した
がって、第1のスイッチ18は、第1のスイッチ18の
入力端子aには入力音声信号X(n)が、第1のスイッ
チ18の入力端子bには骨伝導音声推定信号e0(n)
が入力されるように接続され、第1のスイッチ18の出
力端子は第2の適応フィルタ10に接続されている。
【0049】第2のスイッチ19は、出力端子17から
出力する信号を、残差信号e1(n)と送話信号e3
(n)との間で切換えるものである。したがって、第2
のスイッチ19は、第2のスイッチ19の入力端子cに
は残差信号e1(n)が、第2のスイッチ19の入力端
子dには送話信号e3(n)が入力されるように接続さ
れ、第2のスイッチ19の出力端子は出力端子17に接
続されている。
【0050】ハンズフリーモードでないとき、例えば、
送受話器を耳に当てるなどして通話するときは、第1の
スイッチ18は端子bに、第2のスイッチ19は端子d
に接続されている。ハンズフリーモードの場合は、第1
のスイッチ18は端子aに、第2のスイッチ19は端子
cに接続される。
【0051】第2の適応フィルタ10は、内部にタップ
係数Hj(n)(n=1、…m2)を保持する。
【0052】ハンズフリーモードでない場合の動作は、
第1の実施例と全く同じなので省略し、ハンズフリーモ
ードにおける動作を説明する。
【0053】第1のスイッチ18が端子aに、第2のス
イッチ19が端子cに切り替わると、第1の適応フィル
タ3、第1の加算器9、第3の加算器13、増幅器1
5、レベル比較器16が機能を停止する。
【0054】入力音声信号X(n)はスピーカ5に入力
され、増幅器(図示無し)でハンズフリー通話に十分な
レベルに増幅されて出力される。スピーカ5から出力さ
れた信号は、室内音響空間を経由し壁等で反射して、送
話者の音声S、ノイズNとともにエコーY2としてマイ
クロホン7を介して入力される。送話者の音声S、ノイ
ズN、エコーY2はA/D変換器11でデジタル信号S
(n)+N(n)+Y2(n)に変換され、第2の加算
器12に入力される。
【0055】また、入力音声信号X(n)はダブルトー
ク検出器4、第1のスイッチ18に入力され、第1のス
イッチ18より出力された入力音声信号X(n)は、第
2の適応フィルタ10に入力される。第2の適応フィル
タ10は、入力音声信号X(n)に基いて疑似エコー信
号Y2’(n)を第2の加算器12へ出力する。すなわ
ち、数18が成り立つ。
【数18】Y2’(n)≒Y2(n)
【0056】第2の加算器12は、デジタル信号S
(n)+N(n)+Y2(n)から疑似エコー信号Y
2’(n)を減算し、残差信号e1(n)を出力する。
すなわち、数18より数19が成り立つ。
【数19】 e1(n)=S(n)+N(n)+Y2(n)−Y2’(n) ≒S(n)+N(n)+Y2(n)−Y2(n) =S(n)+N(n) 残差信号e1(n)は、第2の適応フィルタ10とダブ
ルトーク検出器4に入力される。また、残差信号e1
(n)は、通話相手への送話信号として出力端子17を
介して出力される。
【0057】このときの第2の適応フィルタ10の動作
を説明する。
【0058】第2の適応フィルタ10は、入力音声信号
X(n)、残差信号e1(n)、ダブルトーク検出器4
から出力された通話状態判定信号が入力とし、疑似エコ
ー信号Y’(n)を出力する。
【0059】第2の適応フィルタ10は、タップ係数H
j(n)を数21に従って更新する。このタップ係数
は、信号S(n)+N(n)+Y2(n)と疑似エコー
信号Y2’(n)の差分である残差信号e1(n)が0
に近い信号になるように、更新される。エコー信号Y
(n)が一定以上あり、音声信号S(n)が0に近い場
合に、タップ係数が更新されると、第2の適応フィルタ
10の音声推定特性がよりよくなるため、数21では、
そのシングルトーク(通話相手)状態に対して、タップ
係数の更新式が場合分けされている。
【数20】
【0060】ここで、α3はハンドフリーモード時のス
テップゲインであり、第2の適応フィルタ10の収束速
度を決定する。α3は、0≦α3≦1の範囲で定めら
れ、α3が大きいほど、第2の適応フィルタ10の収束
速度は速くなり、定常状態における疑似エコー信号Y2
(n)の推定特性は悪くなる。α3が小さいほど、第2
の適応フィルタ10の収束速度は遅くなり、定常状態に
おける疑似エコー信号Y2(n)の推定特性はよくな
る。
【0061】第2の適応フィルタ10はこのタップ係数
Hj(n)(j=1、…m2)を用いて、次式にしたが
って、疑似エコー信号Y2’(n)を作成する。
【数21】 第2の適応フィルタ10は、求めた疑似エコー信号Y
2’(n)を出力する。
【0062】図3は本発明を備えた送受話器の外観の1
例を示す斜視図である。振動ピックアップ6をハンドセ
ット型の送受話器において、スピーカ5のそばに備える
ことを特徴とする。その振動ピックアップ6は、使用者
が通話のために送受話器を耳にあてた時に、耳がふれる
位置に配置され、振動ピックアップ6に検出される骨伝
導音声信号は、通話時に、使用者の送話音声の強調およ
び送話音声と同時に入力されるノイズの低減に利用され
る。第1の実施例または第2の実施例に示す構成をもつ
ため、振動ピックアップ6によって検出されるスピーカ
5の出力のエコー成分も除去できる。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、第1の適応フィ
ルタ3を設け、これを通話状況に応じて動作するように
したことで、第1の適応フィルタ3の係数が乱されず、
振動ピックアップ6に回り込むエコーを安定的に除去す
ることができる。また、第2の適応フィルタ10によっ
て送話者の音声成分が推定されるので、その推定された
音声成分でマイクロホン7からの音声成分が強調され、
その結果、ノイズ成分の割合が減少する。推定残差であ
る背景ノイズを加算器14で減算することで、さらに、
ノイズ成分は減らされる。また、レベル比較器16を設
けることで、通話相手に対して違和感のない出力レベル
を作ることができる。スイッチ18、19を設けること
により、ハンドセット通話とハンズフリー通話をきりか
えることができ、どちらの通話においても、エコーを除
去することができる。また、図3の形状に実装すれば、
騒音環境下でもイヤホンマイクの装着なしに、よい音質
で通話することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送受話器の第1の実施例の構成図
【図2】本発明の送受話器の第2の実施例の構成図
【図3】本発明の送受話器の外観の1例
【符号の説明】
3…第1の適応フィルタ 5…スピーカ 6…振動ピックアップ 7…マイクロホン 10…第2の適応フィルタ 15…増幅器 16…レベル比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 3/02 H04B 3/23 H04M 1/60

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受話器に用いられるエコー除去装置に
    おいて、 通話相手の入力音声信号を通話相手の音声として外部へ
    出力する音声出力手段と、 送話者の音声の骨伝導信号を検出するための振動検出手
    段と、 前記音声出力手段の出力から前記振動検出手段に検出さ
    れたエコー成分を前記入力音声信号に基いて推定し、疑
    似エコー信号を出力する第1の適応フィルタと、 前記振動検出手段の出力から前記疑似エコー信号を減算
    して骨伝導音声推定信号を出力する第1の加算手段と、 前記入力音声信号と前記送話者の音声に対して有音か無
    音か判断する判断手段を備え、 前記第1の適応フィルタのフィルタ係数は、 少なくとも前記入力音声信号が有音でかつ前記送話者の
    音声が無音のときに前記骨伝導音声推定信号に基いて更
    新されることを特徴とするエコー除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエコー除去装置を備え
    る送話器において、 送話者の音声を検出し、送話者の音声信号を出力する音
    声検出手段と、 前記送話者の音声信号と前記骨伝導音声推定信号を加算
    して加算信号を出力する第2の加算手段と、 前記送話者の音声信号のレベルと前記加算信号のレベル
    を比較し、その比較結果に基いて、前記加算信号のレベ
    ルを調整するレベル調整手段を備えることを特徴とする
    送話器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の送話器において、 前記送話者の音声信号から前記骨伝導音声信号を減算し
    て残差信号を出力する第3の加算手段と、 前記加算信号から前記残差信号を減算してその結果を出
    力する第4の加算手段を備え、 前記レベル調整手段は、前記比較結果に基いて、前記第
    4の加算手段の出力のレベルを調整することを特徴とす
    る送話器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のエコー除去装置を備え
    る送話器において、 送話者の音声を検出し、送話者の音声信号を出力する音
    声検出手段と、 前記送話者の音声信号を前記骨伝導音声信号に基いて推
    定し、音声推定信号を出力する第2の適応フィルタと、 前記送話者の音声信号と前記音声推定信号を加算して加
    算信号を出力する第2の加算手段と、 前記送話者の音声信号から前記音声推定信号を減算して
    残差信号を出力する第3の加算手段と、 前記送話者の音声信号のレベルと前記加算信号のレベル
    を比較し、その比較結果に基いて、前記加算信号のレベ
    ルを調整するレベル調整手段を備え、 前記第2の適応フィルタのフィルタ係数は、前記残差信
    号に基いて更新されることを特徴とする送話器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の送話器において、 前記加算信号から前記残差信号を減算してその結果を出
    力する第4の加算手段を備え、 前記レベル調整手段は、前記比較結果に基づいて、前記
    第4の加算手段の出力のレベルを調整することを特徴と
    する送話器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の送話器において、 前記第2の適応フィルタのフィルタ係数は、少なくとも
    前記入力音声信号が無音でかつ前記送話者の音声信号が
    有音のときに更新されることを特徴とする、送話器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の送話器において、 前記入力音声信号と前記第1の加算手段の出力とを切換
    えて前記第2の適応フィルタへ出力する第1のスイッチ
    と、 前記第3の加算手段の出力と前記レベル調整手段の出力
    とを切換えて出力する第2のスイッチを備え、 ハンズフリーで使用するときは、 前記入力音声信号が前記第1のスイッチを介して前記第
    2の適応フィルタに入力され、 前記第2のスイッチは前記第3の加算手段の出力を出力
    し、 第2の適応フィルタのフィルタ係数は、少なくとも前記
    入力音声信号が有音でかつ前記送話者の音声信号が無音
    のときに更新され、 ハンドセットとして使用するときは、 前記骨伝導音声信号が前記第1のスイッチを介して前記
    第2の適応フィルタに入力され、 前記第2のスイッチは前記レベル調整手段の出力を出力
    し、 第2の適応フィルタのフィルタ係数は、少なくとも前記
    入力音声信号が無音でかつ前記送話者の音声信号が有音
    のときに更新されることを特徴とする送話器。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の送話器において、 前記音声出力手段は筐体表面の一端に配置され、 前記振動検出手段は、前記筐体表面の前記音声出力手段
    近傍で通話時に耳にふれる位置に配置され、 前記音声検出手段は、前記筐体表面の他端に配置される
    ことを特徴とする送話器。
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