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JP3266476B2 - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JP3266476B2
JP3266476B2 JP25390495A JP25390495A JP3266476B2 JP 3266476 B2 JP3266476 B2 JP 3266476B2 JP 25390495 A JP25390495 A JP 25390495A JP 25390495 A JP25390495 A JP 25390495A JP 3266476 B2 JP3266476 B2 JP 3266476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
rotating shaft
motor
fitting
diameter
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP25390495A
Other languages
English (en)
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JPH0998552A (ja
Inventor
武志 立木
明博 中村
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三協精機製作所 filed Critical 株式会社三協精機製作所
Priority to JP25390495A priority Critical patent/JP3266476B2/ja
Publication of JPH0998552A publication Critical patent/JPH0998552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3266476B2 publication Critical patent/JP3266476B2/ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルビ
デオレコーダあるいは8mmビデオレコーダ等のキャプ
スタンモータに適用可能なモータに関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転力をベルトによって外部に
伝達するために、回転プーリを備えたモータがある。図
6において、ロータケース32は有底円筒状で、周壁の
内面には図示しない駆動用マグネットが取り付けられて
いる。ロータケースの上部に位置する底板の中央には孔
32aが形成されており、この孔32aには上側からボ
ス36が取り付けられている。ボス36は上側の大径部
と下側の小径部とからなり、小径部が孔32aの内周面
に対して嵌合固定されている。また、ボス36の中央に
は孔36aが形成されており、この孔36aには回転軸
31の上端部が嵌合固着されている。さらに、ボス36
の大径部の外周面には樹脂製のプーリー33が取り付け
られている。プーリ33の中央には孔33bが形成され
ており、この孔33bの内周面をボス36の大径部の外
周面に嵌合固着することにより、ボス36に対してプー
リ33が取り付けられている。プーリー33の外周面に
は、ベルトが掛けられる角状の溝33aが形成されてい
る。
【0003】図示しない駆動用マグネットによってロー
タケース32は一方向に付勢され、回転軸31およびプ
ーリー33が回転駆動される。プーリー33には溝部3
3aに対して図示しないベルトが掛けられているため、
このベルトによってモータの駆動力がこのモータ以外の
部品に対して伝達される。
【0004】また、その他のモータの例として図7に示
すようなものがある。図7のモータでは、有底円筒状の
ロータケース32が中央に円筒状のボス部32bを有し
ており、このボス部32bが回転軸31に対して圧入固
定されている。また、プーリー33も孔33bを回転軸
31に直接圧入することにより取り付けられている。こ
のように、ロータケース32やプーリー32を直接回転
軸31に固定した方が、良好な同軸度が得られるため、
モータの特性を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプーリー
33を有するモータも年々小型化が進んでいる。通常、
回転軸31に対するプーリー33の空転トルクは1kg
・cm(98mN・m)以上必要である。プーリー33
が嵌合固定される回転軸31の径が大きい場合、即ち、
図8(a)に示すように回転軸31の直径が3.5mm
以上である場合は、嵌合部分の面積を大きくとれるた
め、樹脂製のプーリー33でも空転トルク即ち回転軸3
1に対する嵌合強度は性能上充分な大きさが得られる。
しかし、回転軸31の径が小さい場合、即ち、図8
(a)に示すように回転軸31の直径が3.0mm以下
である場合は、嵌合部分の面積を大きくとれないため、
空転トルクは1kg・cmを下回ってしまう。回転軸3
1の径をそのままにして嵌合強度を高めるには、プーリ
ー33を軸方向に厚くして嵌合幅を稼げばよい。しか
し、図8(b)に示すように、空転トルクと嵌合幅の関
係は一次曲線状であり、嵌合幅を少し上げたところで空
転トルクは著しく向上するものではない。充分な空転ト
ルク、即ち、嵌合強度を得るためにはかなり嵌合幅を大
きくしなければならず、モータの薄型化や小型化に悪影
響を及ぼしてしまう。
【0006】プーリー33の材質として金属を用いるこ
とも考えられる。金属は樹脂に比べて嵌合強度が大き
く、直径が3.0mm以下の回転軸31に嵌合しても充
分な強度が得られるが、切削加工等によって形成しなけ
ればならないため、加工コストの高騰を招いてしまう。
【0007】さらに、図8に示すように、プーリー33
の下端面に複数の凸部33cを形成し、プーリー33を
回転軸31に嵌合固定すると共に凸部33cをロータケ
ース32上に形成された孔部に押し込んで強度を向上さ
せるという方法もある。しかし、このような方法では、
ロータケース32に孔部を形成する工程と、プーリに凸
部33cを形成する工程が増えるため、やはり製造コス
トの高騰を招いてしまうと共に、凸部33cや孔部を設
けるスペースが必要となり、プーリー33を含む部分が
大きくなってしまう。
【0008】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、小型化や薄型化に支障
をきたすことが無く、しかも、充分なプーリーの嵌合強
度を得ることが可能なモータを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転軸の一端、あるいは、回転軸と一体に形成されたロ
ータのボス部に中央孔を嵌合して固定され、回転によっ
てベルトを駆動するプーリーを備えたモータであって、
プーリーは、金属粉を焼結した焼結材からなるとともに
上記中央孔が上記回転軸の一端、あるいは、上記ロータ
のボス部に直接嵌合されて回転軸に取り付けられ、嵌合
固定される回転軸の直径、又は、ロータのボス部の直径
が3.0mm以下で、プーリーの嵌合寸法が1.5mm
以下であることを特徴とする。
【0010】
【0011】金属粉を焼結した焼結材からなるプーリは
回転軸に対して嵌合固定される。ロータケース及び回転
軸の回転によりプーリーは回転駆動され、プーリに設け
られたギヤ、あるいは、プーリーに掛けられたベルトに
よって、駆動力がモータ以外の部品に伝達される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるモータの実
施の形態について図面を参照しながら説明する。図1な
いし図3において、基板4には孔4aが形成されてい
る。基板4の下面側でしかも孔4aの同心円上には、絶
縁層5を介して空芯コイル4が複数取り付けられてい
る。
【0013】孔4aには、基板4の上端面側から軸受ホ
ルダー3が取り付けられている。軸受ホルダー3は、上
側の軸受保持部3a、下側の軸受保持部3b、軸受保持
部3aと軸受保持部3bをつなぐ側立部3cとから構成
されている。このうち、軸受保持部3bは平板状で中央
に孔を有しており、この孔の下側の外縁部は突出し円筒
部3dとなっている。この円筒部3dが基板4の孔4a
内に嵌合固着されることにより、軸受ホルダー3が基板
4上に取り付けられている。また、円筒部3dの内周面
にはラジアル軸受2’の外周面が圧入固定されている。
【0014】一方、上側の軸受保持部3aは円筒部3e
を有している。円筒部3eの内周面は、上方開口側の大
径部3f、下部開口側の小径部3gからなり、小径部3
gの軸方向寸法が大径部3fの軸方向寸法よりも大きく
なっている。小径部3gには軸受2の外周面が圧入固定
されている。
【0015】大径部3f、小径部3gの間には段部3h
が生じており、この段部3hには蓋部材13が載置され
ている。また、蓋部材13の下端面(小径部3g側の
面)にはスラスト軸受12が取り付けられている。
【0016】ラジアル軸受2、2’の内周面には直径が
3mm以下の回転軸1が挿通されており、回転軸1はラ
ジアル軸受2、2’によってラジアル方向に支持されて
いる。また、回転軸1の上端はスラスト軸受12と当接
し、回転軸1はスラスト軸受12によってスラスト方向
に支持され、回転軸1は基板5や軸受ホルダ3等のステ
ータ部材に対して回転自在となっている。
【0017】回転軸1の下端部は軸受保持部3bを貫通
して基板4の下端面側、即ち、空芯コイル6が配置され
た側に対して突出している。このような、回転軸1の下
端部にはボス部材7が取り付けられている。ボス部材7
外周にはかしめ等によりロータケース8が取り付けられ
ているロータケース8は、外周に周壁を有しており、
周壁より内側の部分には駆動用マグネット9が取り付け
られている駆動マグネット9の上端面は、基板4に取
り付けられた空芯コイル6と一定の間隙をおいて向かい
合っている。従って、空芯コイル6を通電制御すること
により、駆動用マグネット9は付勢され、ロータケース
8及び回転軸9が回転駆動される。また、ロータケース
8の周壁の外周面には周波数発電用マグネット10が取
り付けられている。周波数発電用マグネット10は、基
板4に取り付けられた図示しないセンサーと一定の間隙
をおいて向かい合っている。
【0018】回転軸1のボス部材7より下側の外周面に
はプーリー20が嵌合固着されている。プーリー20
は、ステンレス系や銅系等の金属粉を焼結して形成され
ており、中央に孔20aを有している。この孔20aの
内周面を回転軸1の外周面に嵌合固着することにより、
プーリー20が回転軸1に取り付けられている。なお、
孔20aの全体が回転軸1に対して嵌合されるため、孔
20aの軸方向寸法がそのまま嵌合寸法となっており、
この嵌合寸法は1.5mm以下となるように設定されて
いる。プーリー20の外周は庇状に突出した大径部と、
小径部とからなり、この小径部の外周面は、回転駆動力
を外部に伝達するためのギヤ20bが形成されている。
【0019】以上のような構成のモータでは、プーリー
20を樹脂ではなく、ステンレス系や銅系等の金属粉を
焼結することによって形成した。このため、回転軸1の
直径が3.0mm以下で、しかもプーリー20の嵌合寸
法が1.5mm以下の小型なものでも、充分な嵌合強
度、即ち、1kg・cm以上の空転トルクを得ることが
でき、モータの小型化に貢献できる。このことは図4の
グラフからも理解できる。図4のグラフは、空転トルク
と回転軸の直径の関係を、焼結製のプーリーと樹脂製の
プーリとで比較している。焼結製造のプーリーは回転軸
の直径が1mm程度でも十分に空転トルクが1kg・c
mを上回っており、この結果からも焼結性の上記プーリ
ー20が充分な嵌合強度を備えていることが理解でき
る。
【0020】また、プーリー20は、ステンレス系や銅
系等の金属粉を焼結することによって形成されているた
め、コストの高騰を招くことなく様々な形状に柔軟に対
応できる。従って、図2、図3に示すような、ギア20
bを有するプーリー20も容易に形成することができ
る。なお、本実施の形態では、ギヤ20bを有するプー
リー20を用いて説明しているが、もちろん、従来の技
術のような外周面にベルト駆動用の溝を有するプーリー
も焼結によって形成してよい。
【0021】さらに、図5に示すように、ロータケース
22中央の円筒状のボス部22aが上方に突出してお
り、しかも、このボス部22aが回転軸1に嵌合固定さ
れている場合、ステンレス系や銅系等の金属粉を焼結す
ることによって形成されるプーリー21をボス部22a
の外周面に嵌合固定するようにしてもよい。嵌合固定さ
れるプーリー21は、金属粉を焼結することによって形
成されているため、充分な嵌合強度を得ることができ、
ボス部22aの外周の直径が3mm以下、プーリーの嵌
合寸法が1.5mm以下になっても、1kg・cmの空
転トルクを確保して、充分な嵌合強度を得ることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、プーリーを、金属粉を
焼結した焼結材から形成するとともにこのプーリーの中
央孔を上記回転軸の一端、あるいは、上記ロータのボス
部に直接嵌合して回転軸に取り付けたため、回転軸やロ
ータのボス部の直径が3.0mm以下で、しかもプーリ
ー20の嵌合寸法が1.5mm以下でも、1kg・cm
以上の空転トルクを維持することができ、性能上充分な
嵌合強度を得ることが可能となる。また、回転軸やロー
タのボス部の直径が3.0mm以下で、しかもプーリー
20の嵌合寸法が1.5mm以下でも性能上充分な嵌合
強度を得ることができることから、モータの小型化や薄
型化に貢献することもできる。さらに、プーリーを金属
粉を焼結した焼結材から形成したため、コストの高騰を
抑えながらギア付きなど様々な形状のプーリーに柔軟に
対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータの実施の形態を示す断面
図。
【図2】同上モータに適用されるプーリーの実施の形態
を示す断面図。
【図3】同上下面図。
【図4】焼結製のプーリーと樹脂製のプーリとで空転ト
ルクと回転軸の直径との関係を示す線図。
【図5】本発明にかかるモータの別の実施の形態を示す
要部拡大断面図
【図6】従来のモータの例を示す要部拡大断面図
【図7】従来のモータの別の例を示す要部拡大断面図
【図8】従来のモータに適用される樹脂製のプーリの、
(a)は空転トルクとシャフトの外径との関係を示す線
図、(b)は空転トルクと嵌合寸法との関係を示す線
図。
【図9】従来のモータのさらに別の例を示す要部拡大断
面図
【符号の説明】
1 回転軸 20 プーリー 20b ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/10 G11B 15/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の一端、あるいは、回転軸と一体
    に形成されたロータのボス部に中央孔を嵌合して固定さ
    れ、回転によってベルトを駆動するプーリーを備えたモ
    ータであって、 上記プーリーは、金属粉を焼結した焼結材からなり、
    記中央孔が上記回転軸の一端、あるいは、上記ロータの
    ボス部に直接嵌合されて回転軸に取り付けられ、 嵌合固定される上記回転軸の直径、又は、上記ロータの
    ボス部の直径が3.0mm以下で、 上記プーリーの嵌合寸法が1.5mm以下であることを
    特徴とするモータ。
JP25390495A 1995-09-29 1995-09-29 モータ Expired - Fee Related JP3266476B2 (ja)

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JPH0998552A JPH0998552A (ja) 1997-04-08
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