JP3255665B2 - インバータと回転式発電機電源の並列運転方法 - Google Patents
インバータと回転式発電機電源の並列運転方法Info
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池やバッテリ等
の直流出力をインバータで交流出力に変換し、これを商
用電源等の回転式発電機電源に並列接続して運転する装
置における制御方法に関する。
の直流出力をインバータで交流出力に変換し、これを商
用電源等の回転式発電機電源に並列接続して運転する装
置における制御方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】近年、地球環境問題がクロー
ズアップされてきており、太陽エネルギーを有効活用す
るために、太陽電池を電源とし、その出力をインバータ
で交流出力に変換する太陽電池式発電システムを商用電
源に並列に接続して運転する方法が系統連系システムと
して注目されつつある。このような系統連系システム
は、現在は太陽電池が高価格であることなどから、出力
電力力率を1に近づけたり、太陽電池の出力が最大とな
るように制御するなどして、太陽電池の出力が無駄にな
らないように考慮している。
ズアップされてきており、太陽エネルギーを有効活用す
るために、太陽電池を電源とし、その出力をインバータ
で交流出力に変換する太陽電池式発電システムを商用電
源に並列に接続して運転する方法が系統連系システムと
して注目されつつある。このような系統連系システム
は、現在は太陽電池が高価格であることなどから、出力
電力力率を1に近づけたり、太陽電池の出力が最大とな
るように制御するなどして、太陽電池の出力が無駄にな
らないように考慮している。
【0003】ところが、負荷が少なく日射が充分ある場
合は、太陽電池で発電した電力が回転式発電機電源に必
要以上に供給されることになり、回転式発電機が増速し
たり、回転式発電機の端子電圧が上昇するなどして危険
である。また、このようなときにたとえ回転式発電機が
停止したとしても、回転式発電機の出力が無くなるため
に、出力制御の基準となる電圧や周波数を見失うので制
御そのものが不安定となり大変危険となる。
合は、太陽電池で発電した電力が回転式発電機電源に必
要以上に供給されることになり、回転式発電機が増速し
たり、回転式発電機の端子電圧が上昇するなどして危険
である。また、このようなときにたとえ回転式発電機が
停止したとしても、回転式発電機の出力が無くなるため
に、出力制御の基準となる電圧や周波数を見失うので制
御そのものが不安定となり大変危険となる。
【0004】そこで、本発明は上述したようなインバー
タと回転式発電機電源の並列運転時に生じる諸問題を解
決する並列運転方法を提供することを目的とする。
タと回転式発電機電源の並列運転時に生じる諸問題を解
決する並列運転方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインバータと回転式発電機電源の並列運転
方法では、直流電源に接続されたインバータと回転式発
電機電源とを負荷に対し並列接続して、前記インバータ
及び前記回転式発電機電源の合成電圧波形と同位相の例
えば半サイクルにおける前記回転式発電機電源の出力電
流の平均値から該有効電流の大きさと方向を検出し、該
有効電流が正であって、かつ基準値以上となるように前
記インバータを運転させるとともに、前記回転式発電機
電源の有効電流が前記基準値より小さい場合には前記イ
ンバータの運転を停止させ、しかる後に、前記回転式発
電機電源の有効電流が前記基準値以上となった場合に、
前記インバータの運転を開始させるようにしたことを特
徴とする。
に、本発明のインバータと回転式発電機電源の並列運転
方法では、直流電源に接続されたインバータと回転式発
電機電源とを負荷に対し並列接続して、前記インバータ
及び前記回転式発電機電源の合成電圧波形と同位相の例
えば半サイクルにおける前記回転式発電機電源の出力電
流の平均値から該有効電流の大きさと方向を検出し、該
有効電流が正であって、かつ基準値以上となるように前
記インバータを運転させるとともに、前記回転式発電機
電源の有効電流が前記基準値より小さい場合には前記イ
ンバータの運転を停止させ、しかる後に、前記回転式発
電機電源の有効電流が前記基準値以上となった場合に、
前記インバータの運転を開始させるようにしたことを特
徴とする。
【0006】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1に示すように、太陽電池あるいは蓄電池
などから成る直流電源DCは、直流を交流に変換するイ
ンバータ1によって、商用電源などの回転式発電機電源
AC及び負荷LDに並列接続されている。回転式発電機
電源ACの電力は遮断器2,4及びスイッチ3などを介
して負荷LDに供給される。負荷LDは遮断器4により
入切される。インバータ1の出力は遮断器2,4,5と
スイッチ3,6を介して回転式発電機電源AC及び負荷
LDに並列接続されている。
説明する。図1に示すように、太陽電池あるいは蓄電池
などから成る直流電源DCは、直流を交流に変換するイ
ンバータ1によって、商用電源などの回転式発電機電源
AC及び負荷LDに並列接続されている。回転式発電機
電源ACの電力は遮断器2,4及びスイッチ3などを介
して負荷LDに供給される。負荷LDは遮断器4により
入切される。インバータ1の出力は遮断器2,4,5と
スイッチ3,6を介して回転式発電機電源AC及び負荷
LDに並列接続されている。
【0007】また、同期整流回路7は回転式発電機電源
ACと負荷LDに供給される電流を電流センサ8によ
り、その電圧を電圧センサ9により検出し、回転式発電
機電源ACから負荷LDに供給されている電力の大きさ
と方向とを検出する。この同期整流回路7の検出信号
は、比較回路10と後記する出力制御回路11に入力さ
れる。比較回路10において、入力された信号は予め決
定されている基準値と比較され、この比較回路10から
の信号がスイッチ6の開閉を制御するスイッチ制御回路
12に入力される。また、遮断器5とスイッチ6との間
に接続された同期検出回路13からの信号もスイッチ制
御回路12に入力される。
ACと負荷LDに供給される電流を電流センサ8によ
り、その電圧を電圧センサ9により検出し、回転式発電
機電源ACから負荷LDに供給されている電力の大きさ
と方向とを検出する。この同期整流回路7の検出信号
は、比較回路10と後記する出力制御回路11に入力さ
れる。比較回路10において、入力された信号は予め決
定されている基準値と比較され、この比較回路10から
の信号がスイッチ6の開閉を制御するスイッチ制御回路
12に入力される。また、遮断器5とスイッチ6との間
に接続された同期検出回路13からの信号もスイッチ制
御回路12に入力される。
【0008】また、出力制御回路11は、例えば図2に
示すように最小電力設定器14に接続された差動増幅器
15,フィルタ16,差動増幅器17,ローパスフィル
タ18,差動増幅器19,パルス幅変調回路20,パル
ス増幅回路21などから構成される。
示すように最小電力設定器14に接続された差動増幅器
15,フィルタ16,差動増幅器17,ローパスフィル
タ18,差動増幅器19,パルス幅変調回路20,パル
ス増幅回路21などから構成される。
【0009】次に、上記構成の回路の作動について説明
する。同期整流回路7では電圧センサ9で検出した波形
(図3(a))をシュミット回路等により図3(b)の
ごとくに方形波とする。この方形波を用いることによ
り、アナログスイッチ回路等により電流センサ8で検出
された電流波形を開閉し、電圧波形と同位相の半サイク
ルにおける回転式発電機電源ACの出力電流の平均値か
ら、有効電流の大きさと方向とを検出することができ
る。すなわち、図3(c)〜(e)に斜線を付して示す
ように、回転式発電機電源ACの出力電流が電圧波形と
同位相の場合には、図3(c)のように平均値は正で最
大となり、位相がずれると図3(d)のようになって平
均値はプラス側とマイナス側の面積の差となる。また、
位相のずれが大きくなると図3(e)のようになって平
均値は負となり、インバータ1から電源に向かってこの
ような大きさの有効電流が流出する状態になっているこ
とが検出される。
する。同期整流回路7では電圧センサ9で検出した波形
(図3(a))をシュミット回路等により図3(b)の
ごとくに方形波とする。この方形波を用いることによ
り、アナログスイッチ回路等により電流センサ8で検出
された電流波形を開閉し、電圧波形と同位相の半サイク
ルにおける回転式発電機電源ACの出力電流の平均値か
ら、有効電流の大きさと方向とを検出することができ
る。すなわち、図3(c)〜(e)に斜線を付して示す
ように、回転式発電機電源ACの出力電流が電圧波形と
同位相の場合には、図3(c)のように平均値は正で最
大となり、位相がずれると図3(d)のようになって平
均値はプラス側とマイナス側の面積の差となる。また、
位相のずれが大きくなると図3(e)のようになって平
均値は負となり、インバータ1から電源に向かってこの
ような大きさの有効電流が流出する状態になっているこ
とが検出される。
【0010】また、同期整流回路7で得られた信号をフ
ィードバックし、出力制御回路11を通してインバータ
1の出力電圧を制御することができる。すなわち、同期
整流回路7で得られた信号は、差動増幅器15によって
最小電力設定器14の信号とつきあわされ、同期整流回
路7の信号≧最小電力設定器14の信号の場合は電圧上
昇の信号が、同期整流回路7の信号<最小電力設定器1
4の信号の場合は電圧下降の信号が、不要な早すぎる動
作を除去するフィルタ16を通して差動増幅器17に入
力される。
ィードバックし、出力制御回路11を通してインバータ
1の出力電圧を制御することができる。すなわち、同期
整流回路7で得られた信号は、差動増幅器15によって
最小電力設定器14の信号とつきあわされ、同期整流回
路7の信号≧最小電力設定器14の信号の場合は電圧上
昇の信号が、同期整流回路7の信号<最小電力設定器1
4の信号の場合は電圧下降の信号が、不要な早すぎる動
作を除去するフィルタ16を通して差動増幅器17に入
力される。
【0011】次に、差動増幅器17において、基準値と
するフィルタ16の出力信号とインバータ1からフィー
ドバックした電圧信号とをつきあわせて、フィルタ16
の信号≧電圧信号の場合は電圧上昇の信号が、フィルタ
16の信号<電圧信号の場合は電圧下降の信号が、ロー
パスフィルタ18を通して差動増幅器19に入力され
る。
するフィルタ16の出力信号とインバータ1からフィー
ドバックした電圧信号とをつきあわせて、フィルタ16
の信号≧電圧信号の場合は電圧上昇の信号が、フィルタ
16の信号<電圧信号の場合は電圧下降の信号が、ロー
パスフィルタ18を通して差動増幅器19に入力され
る。
【0012】次に、差動増幅器19において、ローパス
フィルタ18の出力信号とインバータ1からフィードバ
ックした電流信号とをつきあわせて、ローパスフィルタ
18の信号≧電流信号の場合は電圧上昇の信号が、ロー
パスフィルタ18の信号<電流信号の場合は電圧下降の
信号が、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路21
を通じて、インバータ1内の半導体スイッチに加えられ
所定の出力電圧を発生する。
フィルタ18の出力信号とインバータ1からフィードバ
ックした電流信号とをつきあわせて、ローパスフィルタ
18の信号≧電流信号の場合は電圧上昇の信号が、ロー
パスフィルタ18の信号<電流信号の場合は電圧下降の
信号が、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路21
を通じて、インバータ1内の半導体スイッチに加えられ
所定の出力電圧を発生する。
【0013】このため、インバータの出力電圧は差動増
幅器19、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路2
1の働きにより、瞬時はインバータ1からの交流電流に
見合った値に制御され、差動増幅器17及びローパスフ
ィルタ18の働きで遅い周期では定電圧制御されて、動
作が安定であるとともに回転式発電機電源ACの負荷が
制限値(発電量が多すぎて危険とならないような値)以
下になれば、インバータ1の出力電圧を降下させて回転
式発電機電源ACの負荷を制限値以下にならないように
制御できる。
幅器19、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路2
1の働きにより、瞬時はインバータ1からの交流電流に
見合った値に制御され、差動増幅器17及びローパスフ
ィルタ18の働きで遅い周期では定電圧制御されて、動
作が安定であるとともに回転式発電機電源ACの負荷が
制限値(発電量が多すぎて危険とならないような値)以
下になれば、インバータ1の出力電圧を降下させて回転
式発電機電源ACの負荷を制限値以下にならないように
制御できる。
【0014】次に、上記の制御においてそれでもなお回
転式発電機電源ACの有効電流が上記基準値より小さく
なったときに、インバータ1の運転を停止させること、
及び、しかる後に回転式発電機電源ACの有効電流が前
記基準値以上となったときに、インバータ1を回転式発
電機電源ACに並列接続させることについて図4に基づ
いて説明する。
転式発電機電源ACの有効電流が上記基準値より小さく
なったときに、インバータ1の運転を停止させること、
及び、しかる後に回転式発電機電源ACの有効電流が前
記基準値以上となったときに、インバータ1を回転式発
電機電源ACに並列接続させることについて図4に基づ
いて説明する。
【0015】図4はスイッチ制御回路12によるスイッ
チ6の制御のし方を示したものである。図4に示すよう
に、回転式発電機電源ACの出力電力がある値以下、す
なわち回転式発電機電源ACの有効電流が基準値より小
の場合は、インバータ1を停止させ(インバータ電圧を
小とさせ)、スイッチ制御回路12の作動でスイッチ6
をオフ状態とする。また、負荷の増加などで回転式発電
機電源ACの出力電力が増加した場合、すなわち回転式
発電機電源ACの有効電流が基準値以上となった場合、
インバータの運転を開始させ(インバータ電圧を上昇さ
せ)、出力制御回路11に与えられた最小電力設定によ
り回転式発電機電源ACの出力電力が大となり、インバ
ータ1の出力電力が同期すれば、スイッチ制御回路12
の作動によりスイッチ6がオン状態に維持される。
チ6の制御のし方を示したものである。図4に示すよう
に、回転式発電機電源ACの出力電力がある値以下、す
なわち回転式発電機電源ACの有効電流が基準値より小
の場合は、インバータ1を停止させ(インバータ電圧を
小とさせ)、スイッチ制御回路12の作動でスイッチ6
をオフ状態とする。また、負荷の増加などで回転式発電
機電源ACの出力電力が増加した場合、すなわち回転式
発電機電源ACの有効電流が基準値以上となった場合、
インバータの運転を開始させ(インバータ電圧を上昇さ
せ)、出力制御回路11に与えられた最小電力設定によ
り回転式発電機電源ACの出力電力が大となり、インバ
ータ1の出力電力が同期すれば、スイッチ制御回路12
の作動によりスイッチ6がオン状態に維持される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではインバ
ータ及び回転式発電機電源の合成電圧と回転式発電機電
源の出力電流とから回転式発電機電源の有効電流の大き
さと方向を検出し、有効電流が正であって、かつ基準値
以上となるようにインバータを運転させるとともに、有
効電流が前記基準値より小さい場合には、インバータの
運転を停止させ、しかる後に、有効電流が前記基準値以
上となった場合には、インバータの運転を開始させるよ
うにしたので、回転式発電機電源への電力流入による回
転式発電機電源の回転数の異常な上昇を防止することが
でき、加えて回転式発電機電源が開路・停電・停止など
により出力が無くなると、インバータの出力電圧が無く
なり、また負荷が無ければ直流電源の出力が無くなるの
で、インバータと回転式発電機電源を安全に運転させる
ことができる。しかも、常にインバータ及び回転式発電
機電源の合成電圧波形と回転式発電機電源の出力電流と
の比較を行いながらインバータの運転制御を行うことに
なるので、インバータの運転制御の基準となる電圧や周
波数を見失うことがなく、常に回転式発電機電源に同期
したインバータの運転制御を安定的かつ確実に行うこと
ができ、ひいてはインバータと回転式発電機電源を安全
に効率よく並列運転させることができる。
ータ及び回転式発電機電源の合成電圧と回転式発電機電
源の出力電流とから回転式発電機電源の有効電流の大き
さと方向を検出し、有効電流が正であって、かつ基準値
以上となるようにインバータを運転させるとともに、有
効電流が前記基準値より小さい場合には、インバータの
運転を停止させ、しかる後に、有効電流が前記基準値以
上となった場合には、インバータの運転を開始させるよ
うにしたので、回転式発電機電源への電力流入による回
転式発電機電源の回転数の異常な上昇を防止することが
でき、加えて回転式発電機電源が開路・停電・停止など
により出力が無くなると、インバータの出力電圧が無く
なり、また負荷が無ければ直流電源の出力が無くなるの
で、インバータと回転式発電機電源を安全に運転させる
ことができる。しかも、常にインバータ及び回転式発電
機電源の合成電圧波形と回転式発電機電源の出力電流と
の比較を行いながらインバータの運転制御を行うことに
なるので、インバータの運転制御の基準となる電圧や周
波数を見失うことがなく、常に回転式発電機電源に同期
したインバータの運転制御を安定的かつ確実に行うこと
ができ、ひいてはインバータと回転式発電機電源を安全
に効率よく並列運転させることができる。
【0017】また、インバータを上記のように制御して
もなお負荷電流が減少する場合、インバータの運転を停
止させるので、停電時などに直流電源からの不要な出力
により感電するなどの問題が発生することがない。
もなお負荷電流が減少する場合、インバータの運転を停
止させるので、停電時などに直流電源からの不要な出力
により感電するなどの問題が発生することがない。
【0018】さらに、インバータと回転式発電機電源を
並列運転させる場合、回転式発電機電源の負荷が有り、
インバータと回転式発電機電源が同期してから行うこと
になるので、同期投入などの異常なポンピング動作を極
力防止できる。
並列運転させる場合、回転式発電機電源の負荷が有り、
インバータと回転式発電機電源が同期してから行うこと
になるので、同期投入などの異常なポンピング動作を極
力防止できる。
【図1】本発明に係るインバータと回転式発電機電源の
並列運転方法の一実施例を示す全体構成図である。
並列運転方法の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1における出力制御回路11を示すブロック
構成図である。
構成図である。
【図3】(a)は電圧センサ9により検出された電圧波
形を示す図、(b)は(a)を変形させた方形波を示す
図、(c)は回転式発電機電源の電流が電圧波形と同位
相の場合、(d)は位相が少しずれ、平均値が正の場
合、(e)は位相のずれが大きくなり平均値が負となっ
た場合を示す図である。
形を示す図、(b)は(a)を変形させた方形波を示す
図、(c)は回転式発電機電源の電流が電圧波形と同位
相の場合、(d)は位相が少しずれ、平均値が正の場
合、(e)は位相のずれが大きくなり平均値が負となっ
た場合を示す図である。
【図4】回転式発電機電源ACの出力電力とインバータ
1の出力電圧との関係、及びスイッチ6のオンオフを示
す図である。
1の出力電圧との関係、及びスイッチ6のオンオフを示
す図である。
1・・・インバータ 2,4,5・・・遮断器3,6・
・・スイッチ 7・・・同期整流回路8・・・電流セン
サ 9・・・電圧センサ10・・・比較回路 11・・・
出力制御回路12・・・スイッチ制御回路 13・・同
期検出回路14・・・最小電力設定器 15,17,1
9・・・差動増幅器16・・・フィルタ 18・・・ロ
ーパスフィルタ20・・・パルス幅変調回路 21・・
・パルス増幅回路AC・・・回転式発電機電源 DC・
・・直流電源LD・・・負荷
・・スイッチ 7・・・同期整流回路8・・・電流セン
サ 9・・・電圧センサ10・・・比較回路 11・・・
出力制御回路12・・・スイッチ制御回路 13・・同
期検出回路14・・・最小電力設定器 15,17,1
9・・・差動増幅器16・・・フィルタ 18・・・ロ
ーパスフィルタ20・・・パルス幅変調回路 21・・
・パルス増幅回路AC・・・回転式発電機電源 DC・
・・直流電源LD・・・負荷
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源に接続されたインバータと回転
式発電機電源とを負荷に対し並列接続して、前記インバ
ータ及び前記回転式発電機電源の合成電圧と前記回転式
発電機電源の出力電流とから該回転式発電機電源の有効
電流の大きさと方向を検出し、該有効電流が正であっ
て、かつ基準値以上となるように前記インバータを運転
させるとともに、前記有効電流が前記基準値より小さい
場合には、前記インバータの運転を停止させ、しかる後
に、前記有効電流が前記基準値以上となった場合には、
前記インバータの運転を開始させるようにしたことを特
徴とするインバータと回転式発電機電源の並列運転方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28687191A JP3255665B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | インバータと回転式発電機電源の並列運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28687191A JP3255665B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | インバータと回転式発電機電源の並列運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130741A JPH05130741A (ja) | 1993-05-25 |
JP3255665B2 true JP3255665B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=17710082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28687191A Expired - Fee Related JP3255665B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | インバータと回転式発電機電源の並列運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255665B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6052545B2 (ja) * | 2013-02-28 | 2016-12-27 | 清水建設株式会社 | 分散型電源の自立運転システム及びその方法 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP28687191A patent/JP3255665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05130741A (ja) | 1993-05-25 |
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