JP3255351B2 - 自転車用連動変速操作装置 - Google Patents
自転車用連動変速操作装置Info
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- JP3255351B2 JP3255351B2 JP12359597A JP12359597A JP3255351B2 JP 3255351 B2 JP3255351 B2 JP 3255351B2 JP 12359597 A JP12359597 A JP 12359597A JP 12359597 A JP12359597 A JP 12359597A JP 3255351 B2 JP3255351 B2 JP 3255351B2
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- interlocking
- shift operation
- lever
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車用連動変速操
作装置に関する。更に詳しくは、同一ハンドルの2グリ
ップ位置に変速レバーを配置して、この両者を連動させ
た自転車用連動変速操作装置に関する。
作装置に関する。更に詳しくは、同一ハンドルの2グリ
ップ位置に変速レバーを配置して、この両者を連動させ
た自転車用連動変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車は、フロントに多段のフロント・
チェインホイールを備えるとともにリヤーに多段のスプ
ロケットを備え、この間をチェーンで連結して回転トル
クを伝達する。走行速度に応じて、多段のフロント・チ
ェインホイール及び多段のスプロケットからチェーンを
掛け渡すチェインホイール及びスプロケットの組を選択
して最適なギヤー比を選択する。この変速操作は、通
常、ハンドルのグリップ位置から操作できる変速操作装
置の変速レバーにより行う。
チェインホイールを備えるとともにリヤーに多段のスプ
ロケットを備え、この間をチェーンで連結して回転トル
クを伝達する。走行速度に応じて、多段のフロント・チ
ェインホイール及び多段のスプロケットからチェーンを
掛け渡すチェインホイール及びスプロケットの組を選択
して最適なギヤー比を選択する。この変速操作は、通
常、ハンドルのグリップ位置から操作できる変速操作装
置の変速レバーにより行う。
【0003】一方、例えばダウンヒル型ハンドルにおい
ては、グリップ位置は、通常の速度で走る場合と、坂道
などを風の抵抗を防ぎながら高速で走る場合とで異な
る。しかしながら、変速操作装置は特定のグリップ位置
にしか配置されていないので、グリップ位置を変えると
その位置からは変速できない。このため、変速操作を行
うためにグリップ位置を持ち変えなければならない場合
がある。
ては、グリップ位置は、通常の速度で走る場合と、坂道
などを風の抵抗を防ぎながら高速で走る場合とで異な
る。しかしながら、変速操作装置は特定のグリップ位置
にしか配置されていないので、グリップ位置を変えると
その位置からは変速できない。このため、変速操作を行
うためにグリップ位置を持ち変えなければならない場合
がある。
【0004】このグリップ位置の持ち変えは時間的にロ
スであり、かつ前記した2位置にグリップを配置した機
能から考えても操作性を損なう。
スであり、かつ前記した2位置にグリップを配置した機
能から考えても操作性を損なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ハン
ドルの2か所のグリップ位置から変速操作できる自転車
用連動変速操作装置を提供することにある。本発明の別
の課題は、迅速な変速操作ができる自転車用連動変速操
作装置を提供することにある。
ドルの2か所のグリップ位置から変速操作できる自転車
用連動変速操作装置を提供することにある。本発明の別
の課題は、迅速な変速操作ができる自転車用連動変速操
作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用連
動変速操作装置は、自転車用ハンドルに装着される変速
操作装置を操作ケーブルを介して作動させるための装置
であって、ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、
操作ケーブルの一端が連結可能であり連動レバーケース
に揺動自在に支持された連動変速操作レバーとを備えて
いる。
動変速操作装置は、自転車用ハンドルに装着される変速
操作装置を操作ケーブルを介して作動させるための装置
であって、ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、
操作ケーブルの一端が連結可能であり連動レバーケース
に揺動自在に支持された連動変速操作レバーとを備えて
いる。
【0007】この装置では、連動変速操作レバーを操作
することによって、操作ケーブルを介して変速操作装置
を作動させることができる。すなわち、ハンドルにおい
て変速操作装置とは別の位置に連動レバーケースを装着
し、この連動レバーケースに揺動自在に支持された連動
変速操作レバーにより変速操作が可能になる。発明2に
係る自転車用連動変速操作装置は、自転車用ハンドルに
装着される変速操作装置を作動させるための装置であっ
て、ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、連動レ
バーケースに揺動自在に支持された連動変速操作レバー
と、一端が変速操作装置に連結可能でかつ他端が連動変
速操作レバーに連結される操作ケーブルとを備えてい
る。
することによって、操作ケーブルを介して変速操作装置
を作動させることができる。すなわち、ハンドルにおい
て変速操作装置とは別の位置に連動レバーケースを装着
し、この連動レバーケースに揺動自在に支持された連動
変速操作レバーにより変速操作が可能になる。発明2に
係る自転車用連動変速操作装置は、自転車用ハンドルに
装着される変速操作装置を作動させるための装置であっ
て、ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、連動レ
バーケースに揺動自在に支持された連動変速操作レバー
と、一端が変速操作装置に連結可能でかつ他端が連動変
速操作レバーに連結される操作ケーブルとを備えてい
る。
【0008】この装置では、前記同様に、ハンドルにお
いて変速操作装置とは別の位置に連動レバーケースを装
着し、この連動レバーケースに揺動自在に支持された連
動変速操作レバーにより操作ケーブルを介して変速操作
装置を作動させることができ、ハンドルの2位置から変
速操作が可能になる。発明3に係る自転車用連動変速操
作装置は、発明1又は2の装置において、操作ケーブル
は、アウターケーシングと、アウターケーシングの内部
に相対移動自在に配置された内部ケーブルとを有してい
る。そして、連動レバーケースの操作ケーブルの入口に
設けられ、アウターケーシングと内部ケーブルとを相対
移動させて連動変速操作レバーの角度位置を調整するた
めのケーブル調整ユニットをさらに備えている。
いて変速操作装置とは別の位置に連動レバーケースを装
着し、この連動レバーケースに揺動自在に支持された連
動変速操作レバーにより操作ケーブルを介して変速操作
装置を作動させることができ、ハンドルの2位置から変
速操作が可能になる。発明3に係る自転車用連動変速操
作装置は、発明1又は2の装置において、操作ケーブル
は、アウターケーシングと、アウターケーシングの内部
に相対移動自在に配置された内部ケーブルとを有してい
る。そして、連動レバーケースの操作ケーブルの入口に
設けられ、アウターケーシングと内部ケーブルとを相対
移動させて連動変速操作レバーの角度位置を調整するた
めのケーブル調整ユニットをさらに備えている。
【0009】ここでは、連動変速操作レバーの角度位置
を、操作しやすい位置に調整することできる。発明4に
係る自転車用連動変速操作装置は、発明1〜3のいずれ
かの装置において、操作ケーブルは連動変速操作レバー
の一端に玉継手を介して連結されている。
を、操作しやすい位置に調整することできる。発明4に
係る自転車用連動変速操作装置は、発明1〜3のいずれ
かの装置において、操作ケーブルは連動変速操作レバー
の一端に玉継手を介して連結されている。
【0010】この場合は、連動変速操作レバーのいかな
る角度においても操作ケーブルと連動変速操作レバーと
を接続することができる。発明5に係る自転車用連動変
速操作装置は、発明1〜4のいずれかの装置において、
連動変速操作レバーの他端部はL字状に折り曲げられて
操作部となっている。
る角度においても操作ケーブルと連動変速操作レバーと
を接続することができる。発明5に係る自転車用連動変
速操作装置は、発明1〜4のいずれかの装置において、
連動変速操作レバーの他端部はL字状に折り曲げられて
操作部となっている。
【0011】発明6に係る自転車用連動変速操作装置
は、発明1〜5のいずれかの装置において、変速操作装
置は回動操作可能な変速操作レバーを有しており、操作
ケーブルの一端は玉継手を介して変速操作レバーに連結
可能である。この場合は、前記同様に、変速操作レバー
のいかなる角度においても操作ケーブルと変速操作レバ
ーとを接続することができる。
は、発明1〜5のいずれかの装置において、変速操作装
置は回動操作可能な変速操作レバーを有しており、操作
ケーブルの一端は玉継手を介して変速操作レバーに連結
可能である。この場合は、前記同様に、変速操作レバー
のいかなる角度においても操作ケーブルと変速操作レバ
ーとを接続することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面を参
照しながら以下に説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る自転車用連動変速操作機構を搭載したハンドルの
斜投影図である。図2は変速操作レバーと連動変速レバ
ーとを連動させるプッシュプルケーブルをハンドルに固
定する取付具を示す正面図である。
照しながら以下に説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る自転車用連動変速操作機構を搭載したハンドルの
斜投影図である。図2は変速操作レバーと連動変速レバ
ーとを連動させるプッシュプルケーブルをハンドルに固
定する取付具を示す正面図である。
【0013】図1に示すハンドル1はマウンテンバイク
用のハンドルである。水平に配置されたステム部材2は
自転車のヘッドパイプ(図示せず)に連結されている。
ステム部材2の一端のステムブラケット3にはクロス部
材4が固定されている。クロス部材4は金属製のパイプ
で作られており、両端は約90度前方に向かうように曲
げられ、この部分は側方グリップ部5,6を構成する。
用のハンドルである。水平に配置されたステム部材2は
自転車のヘッドパイプ(図示せず)に連結されている。
ステム部材2の一端のステムブラケット3にはクロス部
材4が固定されている。クロス部材4は金属製のパイプ
で作られており、両端は約90度前方に向かうように曲
げられ、この部分は側方グリップ部5,6を構成する。
【0014】クロス部材4には円筒状で合成樹脂製のグ
リップ部材7,8が配置されている。グリップ部材7,
8は、通常の走行時のハンドル操作のときに握って運転
操作するためのものである。グリップ部材7,8の横位
置にはフロント変速操作装置9及びリヤー変速操作装置
10が配置されている。フロント変速操作装置9は、フ
ロントに配置されたチェーンを掛け渡すためのチェーン
ホイール(図示せず)を選択するためのものである。
リップ部材7,8が配置されている。グリップ部材7,
8は、通常の走行時のハンドル操作のときに握って運転
操作するためのものである。グリップ部材7,8の横位
置にはフロント変速操作装置9及びリヤー変速操作装置
10が配置されている。フロント変速操作装置9は、フ
ロントに配置されたチェーンを掛け渡すためのチェーン
ホイール(図示せず)を選択するためのものである。
【0015】リヤー変速操作装置10は、リヤーに配置
された多段スプロケット(図示せず)を選択するための
ものである。リヤー変速操作装置10の構造、機能の詳
細については後記する。リヤー変速操作装置10の変速
操作レバー11を回動操作することにより、ケーブル1
2内のワイヤが引っ張られ、リヤー・ディレイラー(図
示せず)が駆動されて変速が行われる。
された多段スプロケット(図示せず)を選択するための
ものである。リヤー変速操作装置10の構造、機能の詳
細については後記する。リヤー変速操作装置10の変速
操作レバー11を回動操作することにより、ケーブル1
2内のワイヤが引っ張られ、リヤー・ディレイラー(図
示せず)が駆動されて変速が行われる。
【0016】変速操作レバー11の中間部には、プッシ
ュプルケーブル13のプッシュプルワイヤ14の一端が
玉継手16により連結されている。プッシュプルケーブ
ル13のプッシュプルワイヤ14は、押しても引いても
駆動操作が可能な公知のものである。玉継手16は、ワ
イヤ14の一端に設けられた球形部材と、変速操作レバ
ー11側に設けられ球形部材を包み込むソケットとから
なるものであり、公知の構造である。この玉継手16に
より、変速操作レバー11のいかなる角度においてもプ
ッシュプルワイヤ14と変速操作レバー11とを接続す
ることができる。
ュプルケーブル13のプッシュプルワイヤ14の一端が
玉継手16により連結されている。プッシュプルケーブ
ル13のプッシュプルワイヤ14は、押しても引いても
駆動操作が可能な公知のものである。玉継手16は、ワ
イヤ14の一端に設けられた球形部材と、変速操作レバ
ー11側に設けられ球形部材を包み込むソケットとから
なるものであり、公知の構造である。この玉継手16に
より、変速操作レバー11のいかなる角度においてもプ
ッシュプルワイヤ14と変速操作レバー11とを接続す
ることができる。
【0017】プッシュプルケーブル13のアウターケー
シング15の中間部は、環状のケーブル把持具17によ
り把持されており、更にケーブル把持具17は板状の固
定金具18の下部に固定されている。固定金具18の上
部はグリップ部材8の一端にナット19で固定されてい
る。プッシュプルケーブル13の他端は連動レバーケー
ス20に接続されている。
シング15の中間部は、環状のケーブル把持具17によ
り把持されており、更にケーブル把持具17は板状の固
定金具18の下部に固定されている。固定金具18の上
部はグリップ部材8の一端にナット19で固定されてい
る。プッシュプルケーブル13の他端は連動レバーケー
ス20に接続されている。
【0018】図5は連動レバーケースの内部断面図であ
る。連動レバーケース20のプッシュプルケーブル13
の入口にはケーブル調整ユニット21が設けられてい
る。ケーブル調整ユニット21は、アウターケーシング
15とその内部のプッシュプルケーブル13とを相対移
動させて連動変速操作レバー22の角度位置を微調整す
るためのものである。連動変速操作レバー22は連動レ
バーケース20の中心位置に中心軸23を中心として揺
動できる。
る。連動レバーケース20のプッシュプルケーブル13
の入口にはケーブル調整ユニット21が設けられてい
る。ケーブル調整ユニット21は、アウターケーシング
15とその内部のプッシュプルケーブル13とを相対移
動させて連動変速操作レバー22の角度位置を微調整す
るためのものである。連動変速操作レバー22は連動レ
バーケース20の中心位置に中心軸23を中心として揺
動できる。
【0019】連動変速操作レバー22の一端にはプッシ
ュプルケーブル13の一端が前記したものと同一の玉継
手24を介して連結されている。連動変速操作レバー2
2の他端には、指で操作するための操作部25がL字状
に曲げられて設けられている。以上の説明から理解され
るように、変速操作レバー11を作動させると、この作
動がプッシュプルケーブル13を作動させて連動変速操
作レバー22を連動させるので、変速操作を変速操作レ
バー11又は連動変速操作レバー22のいずれによって
も行うことができる。
ュプルケーブル13の一端が前記したものと同一の玉継
手24を介して連結されている。連動変速操作レバー2
2の他端には、指で操作するための操作部25がL字状
に曲げられて設けられている。以上の説明から理解され
るように、変速操作レバー11を作動させると、この作
動がプッシュプルケーブル13を作動させて連動変速操
作レバー22を連動させるので、変速操作を変速操作レ
バー11又は連動変速操作レバー22のいずれによって
も行うことができる。
【0020】<リヤー変速操作装置10>図3はリヤー
変速操作装置の内部を示す断面図である。図4は図3の
IV−IV線で切断したときの変速レバーの一部断面図であ
る。台座30は、本体を構成するものであり、クロス部
材4にバンド部材31により固定される。バンド部材3
1の一端は軸32で揺動自在に台座30に設けられ、そ
の他端はボルト33で台座30に固定される。
変速操作装置の内部を示す断面図である。図4は図3の
IV−IV線で切断したときの変速レバーの一部断面図であ
る。台座30は、本体を構成するものであり、クロス部
材4にバンド部材31により固定される。バンド部材3
1の一端は軸32で揺動自在に台座30に設けられ、そ
の他端はボルト33で台座30に固定される。
【0021】台座30にはねじ穴35が形成されてお
り、固定ボルト34がねじ穴35にねじ込まれている。
台座30と固定ボルト34との間には、底蓋36、座金
37及び板バネ38が固定されている。底蓋36は底の
カバーであり、板バネ38は位置決めボール39を押圧
するためのものである。板バネ38は円板状であり、位
置決めボール39を位置決めし保持するためのボール保
持孔40が半径方向に形成されている(図5参照)。
り、固定ボルト34がねじ穴35にねじ込まれている。
台座30と固定ボルト34との間には、底蓋36、座金
37及び板バネ38が固定されている。底蓋36は底の
カバーであり、板バネ38は位置決めボール39を押圧
するためのものである。板バネ38は円板状であり、位
置決めボール39を位置決めし保持するためのボール保
持孔40が半径方向に形成されている(図5参照)。
【0022】したがって、位置決めボール39はボール
保持孔40の半径方向にのみ移動が許容されている。位
置決めボール39を挟んで板バネ38と反対方向には位
置決め板41が配置され、位置決め板41は回動円筒部
材42の端面に一体に固定されている。位置決め板41
の外周位置には3個の位置決め孔46とこれと180度
異なる位置決め孔46とが形成され、合計6個の位置決
め孔46が形成されている。3個の位置決め孔46は、
フロント変速装置の変速比のローL、ミドルM、トップ
Tの位置に対応している。
保持孔40の半径方向にのみ移動が許容されている。位
置決めボール39を挟んで板バネ38と反対方向には位
置決め板41が配置され、位置決め板41は回動円筒部
材42の端面に一体に固定されている。位置決め板41
の外周位置には3個の位置決め孔46とこれと180度
異なる位置決め孔46とが形成され、合計6個の位置決
め孔46が形成されている。3個の位置決め孔46は、
フロント変速装置の変速比のローL、ミドルM、トップ
Tの位置に対応している。
【0023】3個の位置決め孔46に対して1個の位置
決めボール39が、すなわち合計2個の位置決めボール
39が挿入されている。位置決め板41の位置決め孔4
6の内周には環状にフリクション部47が形成されてい
る。台座30の円筒部30aにはクランプリング50が
摺動自在に配置されている。クランプリング50には円
周方向にボール保持孔51が形成され、ボール保持孔5
1に位置決めボール39が保持される。
決めボール39が、すなわち合計2個の位置決めボール
39が挿入されている。位置決め板41の位置決め孔4
6の内周には環状にフリクション部47が形成されてい
る。台座30の円筒部30aにはクランプリング50が
摺動自在に配置されている。クランプリング50には円
周方向にボール保持孔51が形成され、ボール保持孔5
1に位置決めボール39が保持される。
【0024】ボール保持孔51の中心位置は半径方向に
拡大されている。このためボール保持孔51内の位置決
めボール39は、クランプリング50を回転させること
により半径方向に移動させられ、位置決め板41のフリ
クション部47に移動し、クランプされる。回動円筒部
材42は台座30の円筒部30aの部分に摺動回動自在
に配置されている。
拡大されている。このためボール保持孔51内の位置決
めボール39は、クランプリング50を回転させること
により半径方向に移動させられ、位置決め板41のフリ
クション部47に移動し、クランプされる。回動円筒部
材42は台座30の円筒部30aの部分に摺動回動自在
に配置されている。
【0025】回動円筒部材42と台座30の間には、コ
イル状の捩じりバネ43が配置され、その一端が回動円
筒部材42に固定され、他端は台座30に固定されてい
る。捩りバネ43はリヤー変速機(図示せず)のリター
ンバネ(図示せず)の付勢力の反対方向に回動円筒部材
42を付勢して、変速操作レバー11の操作に要するト
ルクを均一にするものである。
イル状の捩じりバネ43が配置され、その一端が回動円
筒部材42に固定され、他端は台座30に固定されてい
る。捩りバネ43はリヤー変速機(図示せず)のリター
ンバネ(図示せず)の付勢力の反対方向に回動円筒部材
42を付勢して、変速操作レバー11の操作に要するト
ルクを均一にするものである。
【0026】回動円筒部材42の外周にはワイヤ巻胴4
4が固定されている。ワイヤ巻胴44の外周にはU字状
の凹部45が形成されており、凹部45は図4に示すよ
うに半径方向の距離が角度位置により異なる。ワイヤ巻
胴44には一体に変速操作レバー11が設けられてお
り、この変速操作レバー11を回転駆動することにより
ワイヤ巻胴44を回すことができる。
4が固定されている。ワイヤ巻胴44の外周にはU字状
の凹部45が形成されており、凹部45は図4に示すよ
うに半径方向の距離が角度位置により異なる。ワイヤ巻
胴44には一体に変速操作レバー11が設けられてお
り、この変速操作レバー11を回転駆動することにより
ワイヤ巻胴44を回すことができる。
【0027】ワイヤ巻胴44の凹部45は、プッシュプ
ルケーブル13を巻くためのものであり、半径方向の距
離が角度位置により異なるので、変速操作レバー11を
操作したとき、角度位置によりレバー比が異なる。 <リヤー変速操作装置10の作動>リヤー変速装置を作
動させる場合は、変速操作レバー11を操作してワイヤ
巻胴44を回す。ワイヤ巻胴44が回されると、プッシ
ュプルケーブル13が凹部45に巻き付けられ、これに
よりプッシュプルケーブル13が引っ張られて必要な変
速が行われる。ワイヤ巻胴44が回されると、同時にこ
れと一体の回動円筒部材42及び位置決め板41も回動
される。位置決めボール39は、ボール保持孔40によ
り半径方向の移動のみは許容されるが、クランプリング
50のボール保持孔51により半径方向の移動が規制さ
れているので、結局移動できない。
ルケーブル13を巻くためのものであり、半径方向の距
離が角度位置により異なるので、変速操作レバー11を
操作したとき、角度位置によりレバー比が異なる。 <リヤー変速操作装置10の作動>リヤー変速装置を作
動させる場合は、変速操作レバー11を操作してワイヤ
巻胴44を回す。ワイヤ巻胴44が回されると、プッシ
ュプルケーブル13が凹部45に巻き付けられ、これに
よりプッシュプルケーブル13が引っ張られて必要な変
速が行われる。ワイヤ巻胴44が回されると、同時にこ
れと一体の回動円筒部材42及び位置決め板41も回動
される。位置決めボール39は、ボール保持孔40によ
り半径方向の移動のみは許容されるが、クランプリング
50のボール保持孔51により半径方向の移動が規制さ
れているので、結局移動できない。
【0028】前記回動により、位置決め板41の次の位
置決め孔46に、停止している位置決めボール39が挿
入位置決めされる。すなわち、最初の位置がローL位置
であれば、次のミドル位置Mに、変速操作レバー11、
巻胴44、回動円筒部材42及び位置決め板41が位置
決めされる。この位置決めを無段階で行うには次の操作
を行う。
置決め孔46に、停止している位置決めボール39が挿
入位置決めされる。すなわち、最初の位置がローL位置
であれば、次のミドル位置Mに、変速操作レバー11、
巻胴44、回動円筒部材42及び位置決め板41が位置
決めされる。この位置決めを無段階で行うには次の操作
を行う。
【0029】クランプリング50を回すと、ボール保持
孔51により位置決めボール39が半径方向に移動され
てフリクション部47に移る。フリクション部47によ
り、位置決めボール39は位置決め板41を固定する。
位置決め板41は回ることができないので任意の位置で
回動円筒部材42を固定できる。 [その他の実施形態]前記実施形態では、プッシュプル
ケーブル13で変速操作レバー11と連動変速操作レバ
ー22とを連動させている。この連動はロッド等の硬い
部材で行っても良い。
孔51により位置決めボール39が半径方向に移動され
てフリクション部47に移る。フリクション部47によ
り、位置決めボール39は位置決め板41を固定する。
位置決め板41は回ることができないので任意の位置で
回動円筒部材42を固定できる。 [その他の実施形態]前記実施形態では、プッシュプル
ケーブル13で変速操作レバー11と連動変速操作レバ
ー22とを連動させている。この連動はロッド等の硬い
部材で行っても良い。
【0030】前記実施形態では、変速操作レバー11と
連動変速操作レバー22とをプッシュプルケーブル13
で連動させているが、この連動を他の方法で行っても良
い。例えば、ワイヤ巻胴44と連動変速操作レバー22
とをロッドで連結する構造、ワイヤ巻胴44と連動変速
操作レバー22で駆動される巻胴(ワイヤなし)とをロ
ッド又はプッシュプルケーブルで連結させる構造であっ
ても良い。
連動変速操作レバー22とをプッシュプルケーブル13
で連動させているが、この連動を他の方法で行っても良
い。例えば、ワイヤ巻胴44と連動変速操作レバー22
とをロッドで連結する構造、ワイヤ巻胴44と連動変速
操作レバー22で駆動される巻胴(ワイヤなし)とをロ
ッド又はプッシュプルケーブルで連結させる構造であっ
ても良い。
【0031】このときの変速操作レバー11と連動変速
操作レバー22は、操作の度に元の位置に戻らないタイ
プであっても良い。
操作レバー22は、操作の度に元の位置に戻らないタイ
プであっても良い。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明では、変速操作装置
とは別の連動変速操作レバーをハンドルに装着して、ハ
ンドルの2位置から変速操作が行える。
とは別の連動変速操作レバーをハンドルに装着して、ハ
ンドルの2位置から変速操作が行える。
【図1】図1は本発明の一実施形態による自転車用連動
変速操作機構を搭載したハンドルの斜投影図である。
変速操作機構を搭載したハンドルの斜投影図である。
【図2】図2は変速操作レバーと連動変速操作レバーと
を連動させるプッシュプルケーブルをハンドルに固定す
る取付具を示す正面図である。
を連動させるプッシュプルケーブルをハンドルに固定す
る取付具を示す正面図である。
【図3】図3はリヤー変速操作装置の内部を示す断面図
である。
である。
【図4】図4は図3のIV−IV線で切断したときの変速レ
バーの一部断面図である。
バーの一部断面図である。
【図5】図5は連動レバーケースの内部断面図である。
【図6】図6は板バネの平面図である。
【図7】図7は位置決め板の平面図である。
【図8】図8はクランプリングの平面図である。
1…ハンドル 9…フロント変速操作装置 10…リヤー変速操作装置 11…変速操作レバー 13…プッシュプルケーブル 14…プッシュプルワイヤ 15…アウターケーシング 16,24…玉継手 20…連動レバーケース 21…ケーブル調整ユニット 22…連動変速操作レバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−239287(JP,A) 特開 平5−319355(JP,A) 特開 昭58−118483(JP,A) 特開 平8−183491(JP,A) 実開 昭63−189792(JP,U) 実開 昭62−132888(JP,U) 実開 昭57−199192(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 25/04 G05G 7/10
Claims (6)
- 【請求項1】自転車用ハンドルに装着される変速操作装
置を操作ケーブルを介して作動させるための自転車用連
動変速操作装置であって、 前記ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、 前記操作ケーブルの一端が連結可能であり、前記連動レ
バーケースに揺動自在に支持された連動変速操作レバー
と、を備えた自転車用連動変速操作装置。 - 【請求項2】自転車用ハンドルに装着される変速操作装
置を作動させるための自転車用連動変速操作装置であっ
て、 前記ハンドルに装着可能な連動レバーケースと、 前記連動レバーケースに揺動自在に支持された連動変速
操作レバーと、 一端が前記変速操作装置に連結可能で、かつ他端が前記
連動変速操作レバーに連結される操作ケーブルと、を備
えた自転車用連動変速操作装置。 - 【請求項3】前記操作ケーブルは、アウターケーシング
と、前記アウターケーシングの内部に相対移動自在に配
置された内部ケーブルとを有し、 前記連動レバーケースの前記操作ケーブルの入口に設け
られ、前記アウターケーシングと内部ケーブルとを相対
移動させて前記連動変速操作レバーの角度位置を調整す
るためのケーブル調整ユニットをさらに備えている、請
求項1又は2に記載の自転車用連動変速操作装置。 - 【請求項4】前記操作ケーブルは前記連動変速操作レバ
ーの一端に玉継手を介して連結されている、請求項1か
ら3のいずれかに記載の自転車用連動変速操作装置。 - 【請求項5】前記連動変速操作レバーの他端部はL字状
に折り曲げられて操作部となっている、請求項1から4
のいずれかに記載の自転車用連動変速操作装置。 - 【請求項6】前記変速操作装置は回動操作可能な変速操
作レバーを有しており、前記操作ケーブルの一端は玉継
手を介して前記変速操作レバーに連結可能である、請求
項1から5のいずれかに記載の自転車用連動変速操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12359597A JP3255351B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 自転車用連動変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12359597A JP3255351B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 自転車用連動変速操作装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33878494A Division JP2968445B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 自転車用連動変速操作機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1053189A JPH1053189A (ja) | 1998-02-24 |
JP3255351B2 true JP3255351B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=14864509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12359597A Expired - Fee Related JP3255351B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 自転車用連動変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255351B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12359597A patent/JP3255351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1053189A (ja) | 1998-02-24 |
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