JP3255187B2 - ディスク記録装置及びディスク記録再生装置 - Google Patents
ディスク記録装置及びディスク記録再生装置Info
- Publication number
- JP3255187B2 JP3255187B2 JP31102392A JP31102392A JP3255187B2 JP 3255187 B2 JP3255187 B2 JP 3255187B2 JP 31102392 A JP31102392 A JP 31102392A JP 31102392 A JP31102392 A JP 31102392A JP 3255187 B2 JP3255187 B2 JP 3255187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- recording
- recorded
- disk
- memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10527—Audio or video recording; Data buffering arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
な、ディスク記録装置及びディスク記録再生装置に関す
る。
記録する場合、熱磁気記録方式が用いられる。この熱磁
気記録方式では、光磁気記録膜にレーザビームを照射し
て加熱しながら、データ信号に応じた電流を磁気ヘッド
に流して磁化させることにより、既に記録されているデ
ータを消去すると同時に、その上に、新しいデータを書
き込むことができる。
書換形の光磁気ディスクを用いる可搬型のディスク記録
再生装置を提案している。このような可搬型のディスク
記録再生装置では、記録時に、振動等の外乱が加わった
場合、レーザ光のスポットが、ディスク上で、現に記録
中の正常なトラック位置から外れて、半径方向に、記録
済みのトラックまでジャンプしてしまい、既に記録され
ているデータが破壊されるおそれがあった。
検出し、その検出出力によりレーザ光のパワーを下げ
て、記録済みデータを保護することも考えられている
が、実際のトラック外れから検出及びレーザパワーの制
御までの時間遅れの分のデータが消去されてしまうこと
は避けられなかった。
ラックジャンプによるデータ破壊から、記録済みデータ
を確実に保護することができるディスク記録装置及びデ
ィスク記録再生装置を提供することを目的とする。
め、この発明によるディスク記録装置は、後述の実施例
の参照符号を対応させると、入力データを圧縮するデー
タ圧縮手段23Rと、このデータ圧縮手段により圧縮さ
れたデータを蓄えるバッファメモリ25と、このバッフ
ァメモリに蓄えられたデータを、所定量のデータを単位
として間欠的にディスク1に記録する記録手段29,3
0とを備えるディスク記録装置であって、上記記録手段
により記録中の領域に隣接する記録済み領域のデータと
同じデータを蓄える保護用メモリ43と、上記記録手段
でのディスク上の記録位置が正常の記録位置からはずれ
る記録位置の異常変移を検出する異常変移検出手段2
0,44とを設け、この異常変移検出手段により上記記
録位置の異常変移が検出されたときは、上記保護用メモ
リに蓄えたデータを上記記録済み領域の旧データに上書
きすると共に、上記正常の記録位置に新しいデータを書
き込むようにしたことを特徴とするものである。
乱により、記録位置の異常変移が発生して、記録済みの
トラックの旧データが破壊されても、保護用メモリに蓄
えたデータが用いられて修復され、記録済みのデータが
保護される。
の一実施例を、図を参照しながら説明する。図1におい
て、1は光ディスクであって、この例の場合、光磁気記
録膜を持った記録再生、消去が可能な書換形の光磁気デ
ィスクが用いられる。ディスク1の外径は64mmで、
このディスク1には、例えば1.6μmのピッチで、内
周から外周へスパイラル状に記録トラックが形成され
る。ディスク1は、一定の線速度、例えば1.2〜1.
4m/sで回転される。そして、ディスク1には、オー
ディオ情報がデジタル信号とされ、かつ、圧縮されて記
録されることにより、対象となる情報が130Mバイト
以上記録再生可能である。
制御用(トラッキング制御用)のプリグルーブが形成さ
れているが、特に、この例の場合には、このプリグルー
ブにトラッキング用のウォブリング信号に重畳して絶対
番地コードが記録されている。なお、ディスク1は防塵
及び傷付着防止のため、ディスクカートリッジ2内に収
納されている。
ック位置に、記録されているオーディオデータに関する
情報が記録されている。これは、一般にTOC(Table
Of Content)と呼ばれ、ディスクに記録されている曲数
や、各曲の曲番号(トラック番号),演奏時間,記録位
置に関する情報などに加えて、時間軸情報として、個々
の曲の記録された日時が含まれている。さらに、書換形
の光磁気ディスクでは、記録・消去が繰り返されると、
一連のオーディオデータの記録位置が不連続となる場合
があるが、この場合には、記録日時と記録位置とを対応
させるリンク情報がTOCに加えられる。
装置は、IC化により、できるだけ構成を簡略化できる
ように工夫されている。先ず、光磁気ディスクへの記録
時について説明する。なお、記録時と再生時とでは、シ
ステム制御回路20からのモード切換信号R/Pによ
り、各回路部がモード切り換えされるようにされてい
る。
停止などの各種の操作キーを備えるキー操作部3が接続
されており、このキー操作部3のキーの操作により動作
モードが指定される。
チャンネルのアナログオーディオ信号は、A−D変換器
22において、サンプリング周波数44.1kHzでサ
ンプリングされ、各サンプリング値が16ビットのデジ
タル信号に変換される。この16ビットのデジタル信号
は、データ圧縮回路23Rに供給され、この例の場合に
は、入力デジタルデータが約1/5にデータ圧縮され
る。この場合、オーディオ信号の圧縮技術としては、例
えば変形DCT(Modified Discreate Cosine Transfor
m) が用いられる。
データDAは、圧縮回路23Rにおける処理により1/
5にデータ圧縮され、このデータ圧縮されたデータda
は、トラックジャンプメモリ制御回路24により制御さ
れる、バッファメモリ25に転送される。この例の場
合、バッファメモリ25は、1Mビットの容量を有する
D−RAMが用いられる。
の外乱により、ディスク1上の記録位置が跳んでしまう
トラックジャンプが生じなければ、バッファメモリ25
から圧縮データdaを書き込み速度の約5倍の転送速度
で順次読み出して、時間軸圧縮したデータを、データエ
ンコード回路26Rに転送する。
ことを検出したときは、エンコード回路26Rへのデー
タ転送を停止し、処理回路23Rからの圧縮データda
をバッファメモリ25に蓄積する。そして、記録位置が
修正されたとき、バッファメモリ25からエンコード回
路26Rへのデータ転送を再開するようにする制御を行
う。
は、例えば振動センサ44を装置に設け、振動の大きさ
がトラックジャンプが生じるようなものであるか否かを
検出することにより行うことができる。また、この例の
ディスク1には、前述したように、プリグルーブを形成
する際に、トラッキング制御用のウォブリング信号に重
畳して絶対番地コードが記録されている。そこで、この
プリグルーブからの絶対番地コードを記録時に読取り、
そのデコード出力からトラックジャンプを検出するよう
にすることもできる。また、振動センサ44と絶対番地
コードのオアを取ってトラックジャンプを検出するよう
にしても良い。さらには、サーボ回路のトラッキングエ
ラー信号に基づくトラックジャンプ信号を用いることが
できる。
は、光磁気記録のためのレーザ光のパワーを再生状態の
レベルまで下げる、あるいはパワーを零とするようにし
ておくものである。
記録位置の修正は、前記の絶対番地コードを用いて行う
ことができる。また、この場合のバッファメモリ25の
データ容量としては、上述から理解されるように、トラ
ックジャンプが生じてから記録位置が正しく修正される
までの間の時間分に相当する圧縮データdaを蓄積でき
る容量が最低必要である。この例では、バッファメモリ
25の容量としては、前記のように1Mビットを有し、
この容量は前記の条件を十分に満足するように余裕を持
ったものとして選定されているものである。
この記録時において、正常動作時は、できるだけバッフ
ァメモリ25に蓄積されるデータが少なくなるようにメ
モリ制御を行う。例えば、バッファメモリ25のデータ
量が予め定められた所定量以上になったら、所定量のデ
ータ、例えば32セクタ分(1セクタは1CD−ROM
セクタ(約2Kバイト))のデータだけバッファメモリ
25から読み出して、常に所定データ量以上の書込み空
間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
メモリ25から転送されてきた圧縮データdaをCD−
ROMのセクタ構造のデータにエンコードする。なお、
32セクタ分のオーディオデータと、この間欠的なデー
タをつなげるための4セクタ分のデータを含む36ディ
スクのデータを以下クラスタと称する。
ータ(クラスタ単位のデータ)は、正常の記録状態で
は、切換え回路(電子スイッチ)41のn側接点と可動
接点とを介して、記録エンコード回路27に供給され
る。また、回路26Rの出力データは、オアゲート42
を介して、保護用のメモリ43にも供給される。このメ
モリ43から読み出されたデータは、スイッチ41のe
側接点に供給される。そして、記録中にトラックジャン
プが生じたことを検出したときは、スイッチ41とメモ
リ43は、システム制御回路20に制御されて、後述の
ように動作する。
ラー検出訂正用の符号化処理を行うと共に、記録に適し
た変調処理、この例ではEFM(8−14変調)処理な
どを施す。エラー検出訂正用の符号は、この例ではCD
のCIRC(クロスインターリーブ・リード・ソロモン
符号)に対してインターリーブを変更したものを用い
る。記録データが間欠的なデータであり、32セクタの
オーディオデータの前後に、クラスタ接続用の合計4個
のリンキングセクタが付加され、36セクタからなる1
クラスタの記録データとされる。
処理の施されたデータは、磁気ヘッド駆動回路28を介
して磁気ヘッド29に供給される。磁気ヘッド駆動回路
28は、記録データに応じた変調磁界をディスク1(光
磁気ディスク)に印加するように磁気ヘッド29を駆動
する。このヘッド29に供給される記録データは、クラ
スタ単位であり、記録は間欠的に行われる。なお、1ク
ラスタのデータは、ディスク1のほぼ3トラックにわた
って記録される。
いるが、装置に装填されることにより、シャッタ板が開
けられて、シャッタ開口からディスク1が露呈する。そ
して、スピンドル挿入用開口にディスク駆動モータ30
Mの回転軸が挿入連結されて、ディスク1が回転駆動さ
れる。この場合、ディスク駆動モータ30Mは、後述す
るサーボ制御回路32により、線速度1.2〜1.4m
/sでディスク1を回転駆動するように回転速度制御が
なされる。
シャッタ開口から露呈するディスク1に対向している。
また、ディスク1の磁気ヘッドに対向する面とは反対側
の面と対向する位置には、光学ヘッド30が設けられて
いる。この光学ヘッド30は、例えばレーザダイオード
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、円筒レンズなどの光学部品及び光検
出器などから構成されており、この記録時は、記録トラ
ックには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光が
照射されている。この光照射と、磁気ヘッド29による
変調磁界とにより、ディスク1には熱磁気記録によって
データが記録される。そして、磁気ヘッド29と光学ヘ
ッド30とは、共にディスク1の半径方向に沿って移動
できるように構成されている。
0の出力がRF信号処理回路31を介して絶対番地デコ
ード回路34に供給されて、ディスク1のプリグルーブ
からの絶対番地コードが抽出されると共に、デコードさ
れる。そして、そのデコードされた絶対番地情報が記録
エンコード回路27に供給されて、記録データ中に絶対
番地情報として挿入されて、ディスクに記録される。絶
対番地デコード回路34からの絶対番地情報は、また、
システム制御回路20に供給され、前述したように、記
録位置の認識及び位置制御に用いられる。
サーボ制御回路32に供給され、ディスク1のプリグル
ーブからの信号からモータ30Mの線速度一定サーボの
ための制御信号が形成され、モータ30Mが速度制御さ
れる。
たディスクは、ディスク駆動モータ30Mにより回転駆
動される。そして、記録時と同様にして、このディスク
駆動モータ30Mは、サーボ制御回路32により、プリ
グルーブからの信号により、ディスク1が記録時と同じ
速度、すなわち線速度1.2〜1.4m/sで、一定と
なるように回転速度制御される。
に照射したレーザ光の反射光を検出することにより、例
えば非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、例えばプッシュプル法によりトラッキングエラーを
検出すると共に、目的トラックからの反射光の偏光角
(カー回転角)の違いを検出して、再生RF信号を出力
する。
路31に供給される。RF信号処理回路31は、光学ヘ
ッド30の出力からフォーカスエラー信号やトラッキン
グエラー信号を抽出してサーボ制御回路32に供給する
と共に、再生信号を2値化して再生デコード回路33に
供給する。
ラー信号が零になるように、光学ヘッド30の光学系の
フォーカス制御を行うと共に、トラッキングエラー信号
が零になるように、光学ヘッド30の光学系のトラッキ
ング制御を行う。
ブからの絶対番地コードを抽出して絶対番地デコード回
路34に供給する。そして、システム制御回路20に、
このデコード回路34からの絶対番地情報が供給され、
サーボ制御回路32による光学ヘッド30のディスク半
径方向の再生位置制御のために使用される。また、シス
テム制御回路20は、再生データ中から抽出されるセク
タ単位のアドレス情報も、光学ヘッド30が走査してい
る記録トラック上の位置を管理するために用いることが
できる。
から読み出された圧縮データはバッファメモリ25に書
き込まれ、読み出されて時間軸伸長されるが、両データ
の伝送レートの違いから、ディスク1からの光学ヘッド
30によるデータ読み出しは、例えばバッファメモリに
蓄えられるデータが所定量以下にならないように間欠的
に行われる。
F信号処理回路31を介して再生デコード回路33に供
給される。再生デコード回路33は、RF信号処理回路
31からの2値化再生信号を受けて、記録エンコード回
路27に対応した処理、すなわち、EFM復号化処理、
エラー検出訂正のための復号化処理や補間処理などを行
う。この再生デコード回路33の出力データは、データ
デコード回路26Pに供給されると共に、オアゲート4
2を介して、保護用のメモリ43にも供給される。この
メモリ43から読み出されたデータは、スイッチ41の
e側接点に供給される。
Mのセクタ構造のデータを圧縮された状態の元データに
デコードする。このデータデコード回路26Pの出力デ
ータは、トラックジャンプメモリ制御回路24により制
御されるバッファメモリ25に転送され、所定の書き込
み速度で書き込まれる。
御回路24は、再生中に、振動等の外乱により、再生位
置が跳んでしまうトラックジャンプが生じなければ、デ
ータデコード回路26Pからの圧縮された状態のデータ
を書き込み速度の約1/5倍の転送速度で順次読み出し
て、時間軸伸長したデータを、データ伸長処理回路23
Pに転送する。この場合、メモリ制御回路24は、バッ
ファメモリ25に蓄えられているデータ量が、所定以下
にならないようにバッファメモリ25の書き込み/読み
出しを制御する。
ことを検出したときは、データデコード回路26Pから
バッファメモリ25へのデータの書き込みを停止し、デ
ータ伸長処理回路23Pへのデータの転送のみを行う。
そして、再生位置が修正されたとき、データデコード回
路26Pからバッファメモリ25へのデータ書き込みを
再開するようにする制御を行う。
は、記録時と同様に、例えば振動センサ44を用いる方
法及び光ディスクのプリグルーブにトラッキング制御用
のウォブリング信号に重畳して記録されている絶対番地
コードを用いる方法(つまり、絶対番地デコード回路3
4のデコード出力を用いる方法)、あるいは、振動セン
サ44と絶対番地コードのオアを取ってトラックジャン
プを検出する方法を用いることができる。さらには、こ
の再生時には、前述したように再生データ中から絶対番
地情報及びセクタ単位のアドレス情報が抽出されるので
これを用いることもできる。
データ容量としては、上述から理解されるように、トラ
ックジャンプが生じてから再生位置が正しく修正される
までの間の時間分に相当するデータを常に蓄積できる容
量が最低必要である。何故なら、それだけの容量があれ
ば、トラックジャンプが生じても、バッファメモリ25
からデータ伸長回路23Pにデータを転送し続けること
ができるからである。この例のバッファメモリ25の容
量としての1Mビットは、前記の条件を十分に満足する
ように余裕を持った容量として選定されている。
24は、正常動作時は、できるだけバッファメモリ25
に前記必要最小限以上の所定データが蓄積されるように
メモリ制御を行う。この場合、例えば、バッファメモリ
25のデータ量が予め定められた所定量以下になった
ら、光学ヘッド30によりディスク1からのデータの間
欠的な取り込みを行って、データデコード回路26Pか
らのデータの書き込みを行い、常に所定データ量以上の
読み出し空間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
Mデータを、記録時のデータ圧縮処理とは逆に、約5倍
に伸長する。
オーディオデータは、D−A変換器35に供給され、2
チャンネルのアナログオーディオ信号に戻され、1対の
出力端子36LT,36RTから出力される。
護]次に、図2をも参照しながら、第1のこの発明によ
るディスク記録装置の実施例の、未記録ディスクへの記
録時のデータ保護について説明する。
ディスクであって、これにデータを記録しているとき
に、振動等の外乱により、レーザ光のスポットが、現に
記録中の正常なトラックから、記録済みのトラックまで
ジャンプしてしまった場合は、前述のように、例えば、
ディスク1のプリグルーブから読み取られた絶対番地コ
ードと、振動センサ44とによって、ジャンプの方向と
距離とが判り、記録済みの領域へのトラックジャンプが
生じたことが検出される。そして、このトラックジャン
プの検出に応じて、光磁気記録のためのレーザ光のパワ
ーが再生状態のレベルまで下げられる。
ず、その発生から遅れて検出される。このため、トラッ
クジャンプが生じてから検出されるまでの遅延期間中、
記録状態の高パワーレベルを維持しているレーザ光が、
正常に記録中であったトラックから、これに隣接する、
ないしは近傍の、記録済みのトラックを横切り、あるい
はその記録済みトラックに飛び、既に記録された、例え
ば、数クラスタ分のデータが破壊されるおそれがある。
タを蓄えておく保護用のメモリ43を設け、記録中に、
記録済み領域へのトラックジャンプが生じたことを検出
したときは、メモリ43に蓄えていたデータを読み出
し、このメモリ43から読み出されたデータを用いて、
記録済みの領域の旧データを修復することにより、結果
的に、記録済みの旧データを保護するようにしている。
量としては、上述から理解されるように、トラックジャ
ンプが生じてから検出されるまでの遅延期間に相当する
データ容量でよいが、この例ではクラスタ単位のデータ
を記録できるものとして、例えば、数クラスタ分のデー
タが蓄積できる容量とされる。したがって、この例の場
合には、保護用メモリ43は、少なくとも、現に記録中
のクラスタの直前の、1クラスタ分のデータを蓄積でき
る容量を有するようにされている。なお、メモリ43の
容量が充分大きければ、記録済みの旧データを全て蓄え
ておくこともできる。
時に、バッファメモリ25から転送されてきたデータ
が、データエンコード回路26Rにおいて所定の処理を
施されて、このデータエンコード回路26Rから、クラ
スタ単位で、記録エンコード回路27と、保護用のメモ
リ43とに供給される。
磁気ヘッド29を介して、ディスク1上に順次記録され
る。一方、メモリ43には、ディスク1上に現に記録中
のクラスタの直前の、例えば、1クラスタ分のデータが
蓄えられる。そして、この例の場合には、メモリ43の
データは、記録が進行するにつれて、クラスタ単位で、
順次更新される。
ィスク1上では、図2Aに示すように、任意のi番目ま
でのクラスタのデータの記録が終わり、次のj番目のク
ラスタのデータが記録されている途中であるとする。こ
のとき、メモリ43には、j番目のクラスタの直前に、
記録済みのi番目のクラスタのデータが蓄えられてい
る。
中の時点で、矢印Juで示すような上流側へのトラック
ジャンプが生じて、例えば、図2Bに示すように、この
j番目のクラスタが途中までデータが記録された未完の
状態となり、その直前のi番目のクラスタの記録済みの
データが部分的に破壊されたとする。
て検出されると、スイッチ41の接続がe側接点に切り
換えられて、メモリ43に蓄えられていたi番目のクラ
スタのデータが読み出される。読み出されたi番目のク
ラスタのデータは、記録エンコード回路27において所
定の符号化処理を施されてから、記録位置が修正された
磁気ヘッド29を介して、図2Cに示すように、i番目
のクラスタのデータが記録されていた記録領域の全域に
わたって、旧データに上書きされる。そして、スイッチ
41はn側接点に戻される。これにより、記録時のトラ
ックジャンプで破壊されたデータが修復されて、データ
が保護されたことになる。
ックジャンプが検出されたときに、前述のように、メモ
リ制御回路24により、エンコード回路26Rへのデー
タ転送を停止されて、バッファメモリ25に蓄積されて
いる。
スタのデータが上書きされた後で、バッファメモリ25
からエンコード回路26Rへ転送され、上述と同様に処
理されて、図2Dに示すように、ディスク1のj番目の
クラスタの未完の記録領域に改めて記録される。以後、
装置は正常な記録状態となり、ディスク1上には、j+
1番目以降のクラスタのデータが順次記録される。
メモリ25の容量分に応じた時間だけ、余裕時間がある
ので、記録を中断することなく、行なうことができる。
以下の例においても同様である。
記録ディスクの余白領域への記録時のデータ保護]次
に、図3及び図4を参照しながら、第2のこの発明によ
るディスク記録再生装置の実施例の、記録時のデータ保
護について説明する。
ィスク1には、図3に示すように、内側,外側に離れた
2つの領域Ai,Aoに、既に、データが記録されてお
り、その間の未記録領域Bを含む余白領域に別のデータ
が新たに記録されるものとする。
ィスク1には、その最内周のトラック位置のTOCに、
記録済みのデータの記録位置に関する情報などが記録さ
れており、このTOCを参照して、新たに記録するデー
タの記録領域の始端が設定される。
の余白領域に、新たなデータを記録する場合、記録に先
だって、装置を再生モードとし、TOCを参照して、内
側(上流側)の記録済み領域Aiと、外側(下流側)の
記録済み領域Aoとで、例えば数クラスタ分、少なくと
も1クラスタ分の記録済みデータをそれぞれ再生し、こ
の再生データをメモリ43に蓄えておく。
側の記録済み領域Aiの終端に隣接する未記録領域Bの
始端から、新たなデータの記録を開始する。
うに、領域Bの最初のクラスタBsのデータが記録され
ている途中であるとする。そして、このクラスタBsの
データが記録中の時点で、矢印Juで示すような上流側
へのトラックジャンプが生じて、例えば図4Bに示すよ
うに、このクラスタBsが途中までデータが記録された
未完の状態となり、上流側に隣接する領域Aiの最後の
クラスタAifの記録済みのデータが部分的に破壊された
とする。
て検出されると、スイッチ41の接続がe側接点に切り
換えられて、メモリ43に蓄えられていた、領域Aiの
最後の1クラスタAifのデータが読み出される。読み出
されたクラスタAifのデータは、記録エンコード回路2
7において所定の符号化処理を施されてから、記録位置
が修正された磁気ヘッド29を介して、図4Cに示すよ
うに、記録済みのクラスタAifの全域にわたって、旧デ
ータに上書きされる。そして、スイッチ41はn側接点
に戻される。
接する、未記録領域Bの始端で生じたトラックジャンプ
により破壊されたデータが修復されて、データが保護さ
れたことになる。
タは、トラックジャンプが検出されたときに、前述のよ
うに、メモリ制御回路24により、エンコード回路26
Rへのデータ転送を停止されて、バッファメモリ25に
蓄積される。
後のクラスタAifのデータが上書きされた後で、バッフ
ァメモリ25からエンコード回路26Rへ転送され、上
述と同様に処理されて、図4Dに示すように、領域Bの
最初のクラスタBsの未完の記録領域に改めて記録され
る。以後、装置は正常な記録状態となり、ディスク1上
には、領域BにクラスタBs及びそれ以降のクラスタの
データが順次記録される。
域Bの終端の最後のクラスタBfのデータが記録されて
いる途中の時点で、矢印Jdで示すような下流側へのト
ラックジャンプが生じたとする。この場合は、例えば、
図4Fに示すように、記録中のクラスタBfが途中まで
データが記録された未完の状態となり、下流側に隣接す
る、領域Aoの最初のクラスタAosの記録済みのデータ
が、部分的に破壊される。
て検出されると、スイッチ41の接続がe側接点に切り
換えられて、メモリ43に蓄えられていた、領域Aoの
最初のクラスタAosのデータが読み出される。読み出さ
れたクラスタAosのデータは、記録エンコード回路27
において所定の符号化処理を施されてから、記録位置が
修正された磁気ヘッド29を介して、図4Gに示すよう
に、記録済みのクラスタAosの全域にわたって、旧デー
タに上書きされる。そして、スイッチ41はn側接点に
戻される。これにより、外側の記録済み領域Aoに隣接
する、未記録領域Bの終端で生じたトラックジャンプに
より破壊されたデータが修復されて、データが保護され
たことになる。
タは、トラックジャンプが検出されたときに、前述のよ
うに、メモリ制御回路24により、エンコード回路26
Rへのデータ転送を停止されて、バッファメモリ25に
蓄積される。そして、上述のようにして、領域Aoの最
初のクラスタAosのデータが上書きされた後で、バッフ
ァメモリ25からエンコード回路26Rへ転送され、上
述と同様に処理されて、図4Hに示すように、領域Bの
最後のクラスタBfの記録領域に改めて記録される。
スク1上には、記録済み領域Aoの更に外側に隣接する
余白領域に、領域Bのデータに続くデータが、通常の記
録モードで記録される。
ち、その内側及び外側に隣接する、記録済み領域Ai,
Aoの端部のクラスタのデータを、TOCを参照して、
それぞれ再生し、この再生データをメモリ43に蓄えて
おくようにしたが、外側の記録済み領域Aoの始端部の
データは、この始端部に領域Bのデータの記録位置が接
近したときに再生して、メモリ43に蓄えておくように
してもよい。
ければ、余白領域に新たに記録されるデータを含めて、
記録済みのデータを全て蓄えておくこともできる。
ば、書換形の光磁気ディスクを用いるディスク記録装置
及びディスク記録再生装置において、保護用のメモリ
と、トラックジャンプの検出手段とを設け、ディスク上
で、記録手段の記録位置の近傍となり、トラックジャン
プで破壊されるおそれがある、所定範囲の記録済みのデ
ータをメモリに蓄えておき、記録時にトラックジャンプ
が検出されたときは、メモリに蓄えられた記録済みのデ
ータを用いて、所定範囲の記録済みのデータを修復する
ようにしたので、記録時のトラックジャンプによる破壊
から、記録済みのデータを確実に保護することができ
る。
ある。
念図である。
斜視図である。
概念図である。
ータ) 25 バッファメモリ 29 磁気ヘッド 30 光学ヘッド 43 保護メモリ 44 振動センサ
Claims (2)
- 【請求項1】入力データを圧縮するデータ圧縮手段と、 上記データ圧縮手段により圧縮されたデータを蓄えるバ
ッファメモリと、 上記バッファメモリに蓄えられたデータを所定量のデー
タを単位として間欠的にディスクに記録する記録手段
と、 上記記録手段により記録中の領域に隣接する記録済み領
域のデータと同じデータを蓄える保護用メモリと、 上記記録手段でのディスク上の記録位置が正常の記録位
置からはずれる記録位置の異常変移を検出する異常変移
検出手段と、 上記異常変移検出手段により上記記録位置の異常変移が
検出されたときは、上記保護用メモリに蓄えたデータを
上記記録済み領域の旧データに上書きすると共に、上記
正常の記録位置に新しいデータを書き込むように上記記
録手段を制御する制御手段とを備えるディスク記録装
置。 - 【請求項2】上記保護用メモリのデータが、記録中のデ
ータの少なくとも直前の前記間欠的な記録単位のデータ
であって、前記バッファメモリからのデータを蓄えるも
のである請求項1に記載のディスク記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31102392A JP3255187B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ディスク記録装置及びディスク記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31102392A JP3255187B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ディスク記録装置及びディスク記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139714A JPH06139714A (ja) | 1994-05-20 |
JP3255187B2 true JP3255187B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18012191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31102392A Expired - Lifetime JP3255187B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ディスク記録装置及びディスク記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1145240A1 (en) | 1999-10-29 | 2001-10-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Data write control system and method therefor |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP31102392A patent/JP3255187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06139714A (ja) | 1994-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100270846B1 (ko) | 디스크형 기록 매체 및 그 기록/재생 장치 | |
CA2045512C (en) | Data recording method and data reproducing apparatus | |
JP3199082B2 (ja) | オーディオデータの区切り位置調整方法および装置 | |
EP1152423B1 (en) | Disc reproducing apparatus | |
EP0465053B1 (en) | Disc recording/reproducing apparatus | |
US5487047A (en) | Magnetooptical recording apparatus for recording information in a lead-in region of a recording medium | |
EP0597483B1 (en) | Disc playback method | |
JP3233234B2 (ja) | ディスク記録装置 | |
JP3153680B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3255187B2 (ja) | ディスク記録装置及びディスク記録再生装置 | |
JP3438729B2 (ja) | 再生装置の制御方法 | |
JP3209369B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3594038B2 (ja) | ディスク再生装置 | |
JP3433810B2 (ja) | 記録再生装置および記録再生方法 | |
JP2895356B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3749039B2 (ja) | 情報再生装置及び情報記録装置 | |
JPH0644672A (ja) | ディスク記録装置 | |
JP2850478B2 (ja) | ディスク記録装置及びディスク再生装置 | |
JPH04105270A (ja) | ディスク記録装置及びディスク再生装置 | |
JP3436257B2 (ja) | データ記録方法及びデータ記録装置、データ再生方法及びデータ再生装置 | |
JP3606317B2 (ja) | ディスク記録装置 | |
JP3433829B2 (ja) | 情報再生装置および高速再生方法 | |
JP4114967B2 (ja) | 再生装置 | |
JPH1092054A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP3429248B2 (ja) | ダビング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |