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JP3253530B2 - 動画像記録装置 - Google Patents

動画像記録装置

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Publication number
JP3253530B2
JP3253530B2 JP19432896A JP19432896A JP3253530B2 JP 3253530 B2 JP3253530 B2 JP 3253530B2 JP 19432896 A JP19432896 A JP 19432896A JP 19432896 A JP19432896 A JP 19432896A JP 3253530 B2 JP3253530 B2 JP 3253530B2
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JP
Japan
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recording
frame
picture
image data
circuit
Prior art date
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JP19432896A
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English (en)
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JPH1042255A (ja
Inventor
吉宏 堀
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP19432896A priority Critical patent/JP3253530B2/ja
Publication of JPH1042255A publication Critical patent/JPH1042255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3253530B2 publication Critical patent/JP3253530B2/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像記録装
置、記録媒体および動画像再生装置に関し、特にMPE
G方式やH261方式などの、フレーム内符号化および
動き予測を用いたフレーム間符号化と、可変長符号によ
る圧縮符号化とにより生成された画像データ列を用いて
記録や再生を行なうデジタル動画像記録装置、記録媒体
および動画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル記録媒体に動画像を符号化して
記録する際の符号化方式として、MPEG2(Motion P
icture Coding Expert Group Phase 2、ISO /IEC 1381
8-2 )が規格化され、広く用いられている。この符号化
方式は情報の記録以外にも、デジタル放送やデジタル伝
送といった放送、通信分野でも利用されている。
【0003】このMPEG2に代表される動画像圧縮符
号化方式は、フレーム内符号化および動き予測を用いた
フレーム間符号化と、可変長符号による圧縮符号化とを
組合せた方式である。
【0004】MPEG方式では、フレーム内で符号化を
行なうフレーム内符号化フレームと、他のフレームを参
照することによりデータの圧縮を行ない、符号化を行な
うフレーム間符号化フレームとからデータが構成され
る。
【0005】フレーム内符号化フレームはI-Picture
(Intra-Picture )と呼ばれる。フレーム間符号化フレ
ームは、過去のフレームを参照することにより圧縮を行
なうP-Picture (Predictive-Picture)と、過去および
未来の2つのフレームを参照することにより圧縮を行な
うB-Picture (Bidirectional-Picture )とを含む。
【0006】そして、P-Picture は再生時間順に最も近
い過去に存在する参照フレーム(参照されるフレームで
あり、I-Picture またはP-Picture )を参照することに
より、B-Picture は最も近い過去に存在する参照フレー
ムと最も近い未来に存在する参照フレームとを参照する
ことにより、それぞれ符号化および復号化を行なう。
【0007】図11にMPEG2(ISO/IEC 1
3818−2)に代表される、フレーム内符号化とフレ
ーム間符号化とを組合せて画像の圧縮符号化を行なう方
式でのフレームの参照関係を簡単に示す。
【0008】図で、符号101から110はすべて時間
的に連続するフレームを示している。図中Iと示された
フレーム101,110は、MPEG2ではI-Picture
と呼ばれ、フレーム内で符号化されるフレームである。
このフレームは、そのフレーム内で符号化された画像デ
ータのみ、すなわちフレーム単位での復号が可能な方式
で圧縮がなされる。
【0009】図中PおよびBと示されたフレームは、他
のフレームを参照し、動き補償してデータの差分を用い
ることにより圧縮されるフレームである。
【0010】図中、矢印の終点にあたるフレームが、矢
印の始点にあたるフレームに対して動きや差分を求める
参照を行なうことにより、圧縮が行なわれていることを
示している。MPEG2では、過去のフレームからのみ
参照を行なうフレームをP-Picture と呼び、過去および
未来の画像データから参照を行なうフレームをB-Pictur
e と呼んでいる。図中Pと示されたフレーム104,1
07はP-Picture 、図中Bと示されたフレーム102,
103,105,106,108,109はB-Picture
を示している。そして、P-Picture は、時間的に最も近
い過去に存在するP-Picture またはI-Picture を参照フ
レームとすることにより圧縮を行ない、B-Picture は過
去および未来のP-Picture またはI-Picture を参照する
ことにより圧縮を行なう。
【0011】このため、次にフレーム単位内で圧縮を行
なうI-Picture であるフレーム110が出現するまでの
すべてのフレームは、直接的もしくは承継的にフレーム
101を参照する。これによりフレーム102〜109
が圧縮されることになる。このため、これらのP-Pictur
e やB-Picture の復号は、フレーム内符号化を行なうI-
Picture を先に復号しなければ、不可能である。このよ
うな参照関係にある複数のフレーム101〜109を一
まとめにしてGOP(Group of Picture)と呼ぶ。
【0012】さらに、MPEG方式では、可変長符号が
採用されている。したがって各フレームのデータ量は予
め定められていない。たとえば1つのI-Picture を含む
複数のフレームで構成されるGOP期間、1つもしくは
複数のGOPによって構成されるシーケンス期間、また
は1つのプログラム期間などの長い期間において単位時
間あたりの平均したデータ量が所定値を満たしてさえい
ればよいことになっている。
【0013】図12はフレーム単位でのデータ量の変化
を説明するための図である。一般にデータ量にはI-Pict
ure >P-Picture >B-Picture といった関係が成立す
る。ただし、同一の方法で符号化されたフレームであっ
ても、データ量は一定ではない。
【0014】このような圧縮符号化手法としては、IS
Oによって規格化が進められているフルカラー動画像圧
縮規格MPEG2(Motion Picture Coding Expert Gro
up Phase 2、ISO /IEC 13818-2 )以外にも、MPEG
(Motion Picture Coding Expert Group、ISO 11172-2
)およびテレビ電話の規格であるH.261シリーズ
が代表的に存在する。
【0015】この符号化方式によって符号化された画像
データ列を記録媒体に記録する動画像記録装置の構成を
図13に示す。
【0016】このような記録媒体15としては、光ディ
スク、磁気ディスク、磁気テープなどの種々のデジタル
記録可能な記録媒体を用いることが可能である。
【0017】記録変換回路13は、入力されたデータ列
に対して、ブロック化、誤り訂正符号の付加、変調など
の記録媒体に記録するために必要な処理を施す。
【0018】記録制御回路16は、記録媒体15に画像
データ列を記録するための制御を行なう制御回路であ
る。
【0019】このようにしてデータ列が記録された記録
媒体の再生を行なう動画像再生装置の具体例を図14に
示す。
【0020】再生制御回路63は、記録媒体15からの
読出しを直接制御する制御回路である。再生変換回路6
1は、記録媒体15に対して書込みを行なう際に、記録
変換回路13において施された処理に対する処理、すな
わち復調、誤り訂正、ブロックの解除といった処理を行
なう回路である。
【0021】参照フレーム検出回路91は記録媒体15
から読出されたデータ列から特殊再生、たとえば高速再
生において参照フレームのみを再生するために、たとえ
ばI-Picture の先頭および最後尾を探すための回路であ
る。
【0022】高速再生時に参照フレーム検出回路91は
各フレームの先頭を探してI-Picture の先頭を見つける
と、バッファメモリ62にそのフレームの画像データ列
の書込みを指示し、次いで最後尾を検出するとバッファ
メモリ62の書込みを停止させる。続いて参照フレーム
検出回路91は、次に再生すべき画像データ列の先頭を
探す。この動作が繰返し行なわれる。
【0023】復号回路66は、バッファメモリ62から
画像データ列を読出して再生画像として出力する。
【0024】このように、高速再生は、データ列からI-
Picture の先頭を検出して、I-Picture のみを再生して
いくことで実現することが可能である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、高速再生時に各フレームの先頭を探し
て、いずれのフレームがI-Picture であるかを判断する
ために、処理が煩雑であるという欠点がある。このため
非常に高速な読取りが可能な装置が必要になるという欠
点がある。さらには、読取速度が十分ではない場合に、
検索速度が再生速度に十分に追従できず再生画像に不具
合が発生したり、特殊再生を行なうことができない場合
がある。
【0026】逆転再生では高速再生以上の読出速度が要
求されるため、さらに問題である。この発明は上記問題
点を解決するためになされたもので、フレーム内符号化
またはフレーム間符号化によりフレーム単位で符号化さ
れた画像データ列から、特定のフレームのみを効率的に
再生することのできる記録媒体およびその再生装置を提
供することを第1の目的とする。
【0027】この発明は、そのような記録媒体に動画像
の記録を行なうことのできる記録装置を提供することを
第2の目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願発明に係る動画像記録装置は、フレーム内符号
化またはフレーム間符号化によりフレーム単位で符号化
された画像データ列から特定のフレームを検出する検出
手段と、前記検出されたフレームの前記画像データ列で
の位置を特定するための情報を記録媒体に記録する記録
手段とを備えた動画像記録装置であって、前記位置を特
定するための情報は、前記特定のフレーム間の距離であ
ることを特徴とする。
【0029】また、本願発明に係る動画像記録装置にお
いて、前記記録手段は、さらに前記情報を前記記録媒体
の第1の領域にテーブルとして記録し、前記符号化され
た画像データ列を前記記録媒体の第2の領域に記録する
画像データ記録手段を備えたことを特徴とする。
【0030】また、本願発明に係る動画像記録装置にお
いて、前記記録手段は、さらに前記画像データ列に前記
情報を挿入した状態で記録することを特徴とする。
【0031】また、本願発明に係る動画像記録装置にお
いて、前記記録手段は、さらに前記特定のフレーム間の
再生時における時間間隔を併せて記録することを特徴と
する。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【発明の実施の形態】以下この発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。なお同一の機能を有する
回路については同一の符号を付して説明を繰返さない。
なお実施の形態において、データ列としてMPEG2方
式におけるデータを例示して説明する。
【0043】図1は本発明の第1の実施の形態における
動画像記録装置のブロック図である。
【0044】参照フレーム検出回路11は、入力される
データ列中に配置されている参照フレーム(他のフレー
ムから参照されるフレームをいい、I-Picture 、P-Pict
ureなど)の始まりを示すヘッダコードの位置を検索す
る回路である。たとえば、MPEG2のデータ列であれ
ば、シーケンスヘッダ、GOPヘッダ、およびPicture
ヘッダといった上位層付加情報の開始位置を示すスター
トコードがデータ列に挿入されている。これらのスター
トコードは容易に識別可能なデータである。参照フレー
ム検出回路11はこれらのデータを検出する。なおシー
ケンスヘッダ、GOPヘッダおよびPicture ヘッダの各
々はユーザデータ領域を有する。
【0045】また、Picture ヘッダに続いてフレーム単
位の動き予測符号化の形態(I-Picture 、P-Picture 、
またはB-Picture のいずれであるか)を示す情報がデー
タとして配置されている。したがって、Picture ヘッダ
とそれに続く動き予測符号化の形態を示す情報からも参
照フレームの開始位置を判断することができる。また符
号化の階層構造からシーケンスヘッダの直後にはGOP
ヘッダまたはI-Picture のPicture ヘッダが、GOPヘ
ッダの直後にはI-Picture のPicture ヘッダが存在して
いる。また、シーケンスヘッダやGOPヘッダにはフレ
ーム再生に必要な情報が符号化されて記録されている。
したがって、シーケンスヘッダまたはGOPヘッダがI-
Picture のPicture ヘッダの前に存在する場合にはこれ
らのヘッダも含めて参照フレームの開始位置として検出
することもできる。
【0046】テーブル生成回路12は、参照フレーム検
出回路11において検出された参照フレームの開始位置
に基づいて参照フレームのデータ列における位置関係、
すなわちデータ間の距離を示す参照テーブルを生成す
る。記録変換回路13は、入力されたデータ列を、記録
変換回路14は参照テーブルをそれぞれ記録媒体に記録
可能な形に変換する信号処理回路である。記録制御回路
16は、記録媒体15の記録に必要な制御を行なう制御
回路である。
【0047】図8に、高速再生において再生すべき参照
フレームのデータ列での位置関係を示す。図中、IはI-
Picture 、PはP-Picture 、BはB-Picture を示してい
る。また、図中左から右の方向に時間が経過していくも
のとする。現在、参照テーブルに記録すべき1番目のフ
レームが図中左に位置するI-Picture であるとすると、
参照テーブルには次のI-Picture と、その次に出現する
I-Picture までの距離が記録される。再生時には、この
テーブルに記録された参照フレーム情報を参照して、隣
接のI-Picture へと飛越し再生をすれば、高速再生が可
能である。さらに、1つ飛ばしでI-Picture の飛越し再
生をすれば、先の高速再生の倍速再生が可能となる。図
では、矢印のスタート点であるI-Picture から矢印の終
点にあるいずれかのI-Picture への飛越し再生が可能な
距離情報が記録されていることを意味している。このよ
うに特定のあるいはすべてのI-Picture に対して、次に
再生するI-Picture との間の距離を示す参照フレーム情
報が参照テーブルとして作成されている。
【0048】図9は別な高速再生において付加すべき参
照フレーム情報を示す図である。これは高速再生での飛
越し間隔を短くするために、P-Picture の距離情報を付
加した例である。P-Picture を再生するためには、直前
の参照フレーム(I-Picture またはP-Picture )を再生
する必要があるため、図8に示される例に加えてP-Pict
ure の距離関係を記録するのである。この例では図8に
示される例より速度の低い再生が可能となる。
【0049】図10は、逆転再生において付加すべき参
照フレーム情報の関係を示す図である。
【0050】第1に再生すべきフレームが図中右に位置
する矢印のスタート点にあるI-Picture であり、矢印の
終点にあるいずれかのI-Picture までの距離を示す参照
フレーム情報が記録されていることを意味している。こ
の参照フレーム情報に基づいて順にフレームを辿ってい
けば逆転再生が可能となる。また、これらの参照テーブ
ルはサーチなどに対しても有効である。
【0051】以上のようにして参照テーブルは作成され
る。なおここでは2種類の高速再生および1種類の逆転
再生について例示したが、参照テーブルの作成において
は他の方法を用いてもよい。
【0052】図1を参照して、動き予測符号化と可変長
符号化とを組合せた動画像圧縮符号化方式によって生成
された画像データ列は参照フレーム検出回路11および
記録変換回路13に入力される。参照フレーム検出回路
11は、画像データ列から参照フレームの開始位置を検
出し、開始位置をテーブル生成回路12に対して出力す
る。テーブル生成回路12ではこの開始位置から参照フ
レーム間のデータ列における距離を算出し、特殊再生用
の参照テーブルを生成する。生成された参照テーブルは
記録変換回路14にて記録に適した形に変換され、記録
媒体15の特定領域に記録される。
【0053】また、画像データ列は記録変換回路13に
て同様に記録に適した形に変換された後、記録媒体15
に記録される。
【0054】再生時には、参照テーブルを参照し、再生
に必要な画像データを読出していけば高速な特殊再生が
可能となる。
【0055】図2は本発明の第2の実施の形態における
動画像記録装置のブロック図である。
【0056】この実施の形態における記録装置は、図1
に示される第1の実施の形態におけるフレーム間の距離
の代わりに、記録媒体上の参照フレームの記録位置を記
録媒体にテーブルとして記録するようにしたものであ
る。
【0057】記録制御回路26は、記録媒体15に対す
る記録を制御するとともに、予め記録媒体上に割り振ら
れたアドレスなどの、現在の記録位置を示す信号を出力
する。
【0058】テーブル生成回路22は、記録制御回路2
6からの記録位置を示す信号と、参照フレーム検出回路
11からの検出信号を入力として、参照フレームが記録
される記録位置を特定し、特殊再生用の参照テーブルを
生成する。
【0059】入力された動き予測符号化と可変長符号化
とを組合せた動画像圧縮符号化方式によって生成された
画像データ列は参照フレーム検出回路11および記録変
換回路13に入力される。参照フレーム検出回路11で
は、画像データ列から参照フレームの位置を検出し、参
照フレームの開始位置をテーブル生成回路22に対して
出力する。テーブル生成回路22では、検出信号と、制
御回路26からの記録媒体上の記録位置(たとえばアド
レス)とをもとにして特殊再生またはサーチなどの際に
参照する特殊再生用の参照テーブルを生成する。
【0060】生成された参照テーブルは記録変換回路1
4によって記録に適した形に変換され、記録媒体15に
記録される。
【0061】また、画像データ列は記録変換回路13に
おいて同様に記録に適した形に変換された後、記録媒体
15に記録される。
【0062】特殊再生時には、参照テーブルのデータが
参照され、再生に必要な画像データを高速に読出すこと
ができる。
【0063】図3は本発明の第3の実施の形態における
動画像記録装置のブロック図である。
【0064】図を参照して、符号化回路31は図1の実
施の形態におけるテーブル生成回路12に代わるもので
ある。符号化回路31は高速再生または逆転再生に必要
な、データ列における参照フレームの間の距離に関する
情報を符号化して、入力された画像データ列に挿入可能
な形のデータ列である特殊再生用参照データ列を生成す
る。符号化すべき情報は、たとえば図8から図10に示
したように再生対象となる参照フレームの次に再生する
参照フレームまでの符号列における距離である。
【0065】タイミング生成回路32は、参照フレーム
検出回路11からの検出信号に基づき、符号化回路31
において生成した特殊再生用の符号列を挿入するタイミ
ングを発生する。
【0066】遅延回路33は、特殊再生の参照用のデー
タ列の生成期間の間に、画像データ列を遅延させるため
の回路である。
【0067】切換回路34は、タイミング生成回路32
からのタイミング信号に従って、遅延回路33の出力で
ある遅延された画像データ列と、符号化回路31の出力
である特殊再生の参照フレーム情報を符号化した参照用
データ列とを切換えることで、特殊再生時に用いられる
参照フレームの距離を示すデータ列を画像データ列内に
挿入する。挿入位置としては、画像データ列がMPEG
2方式であるとすれば上位階層のヘッダ内に用意されて
いるユーザデータ領域、さらにはより上位に位置するシ
ステム層(画像データ列以上の階層)に挿入することが
考えられる。ここでは挿入位置について例を挙げたが、
特にその位置に限定するものではなく、特殊再生用デー
タ列を挿入後も通常再生時に支障がないように、また
は、特殊再生用データ列を再生時に容易に分離除去でき
るように記録するのであれば、画像データ列内のどの位
置でもよい。
【0068】切換回路34の出力は、記録変換回路13
において記録に適した形に変換された後記録媒体15に
記録される。
【0069】特殊再生時には、特殊再生用の参照データ
列を復号して、再生に必要な画像データ列を順に読出し
ていけば、特殊再生が可能である。また、サーチなどに
対しても参照データ列は有効に使用することができる。
【0070】図4は本発明の第4の実施の形態における
動画像記録装置のブロック図である。
【0071】図を参照して、アドレスデコーダ41は記
録制御回路26からの記録位置を示す信号から、記録媒
体15上の記録位置を特定するアドレスを出力する。
【0072】符号化回路42は図1のテーブル生成回路
12に代わるものである。符号化回路42は、アドレス
デコーダ41からのアドレスと参照フレーム検出回路1
1からの検出信号に基づいて、たとえば図8から図10
に示されるように特殊再生時に次に再生すべき参照フレ
ームの記録位置を参照フレーム情報として符号化し、デ
ータ列を生成する。ここでいう記録位置とは、記録媒体
上に予め定められたアドレス情報、記録時にシリアルに
付与されるタイムコード、さらに符号を挿入するフレー
ムからの相対アドレス、相対タイムコードといったもの
が考えられるが、再生に対して記録媒体上の画像データ
列の先頭が記録されている位置を特定できる記録位置に
関する情報であれば、どのような情報を符号化したもの
であってもよい。
【0073】図5は本発明の第5の実施の形態における
動画像記録装置のブロック図である。
【0074】この実施の形態では、図3の実施の形態に
示されるブロック図に、無意味符号検出回路61と無意
味符号を指定された数だけ削除する無意味符号削除回路
62とが加えられている。
【0075】無意味符号検出回路61は、動画像を圧縮
符号化して画像データ列を生成した際に符号総量を調整
すべく挿入された、再生に関与しない、意味を持たない
符号データ列を検出する回路である。MPEG2方式に
おける代表的な無意味符号は、シーケンスヘッダ、GO
Pヘッダ、Picture ヘッダといった画像データより上位
階層の、再生情報を符号化したデータ列のスタートコー
ド、すなわち23個の0とそれに続く1で始まる32ビ
ット(“000000000000000000000001・・・・”)の符号
の直前に挿入された0が、その数に関係なく無意味符号
となる。ここでは、無意味符号検出回路61はスタート
コード直前に挿入された0の数と位置とを検出する。
【0076】無意味符号削除回路62は、切換回路34
においてこれから挿入する、または既に挿入された特殊
再生用の参照データ列に相当するだけの無意味符号を画
像データ列内から削除する。
【0077】すなわち無意味符号検出回路61からの無
意味符号検出信号と符号化回路31から出力される参照
データ列のデータ量に基づいて、入力された画像データ
列の総データ量と特殊再生用参照データ列挿入のちの画
像データ列の総データ量とが等しくなるように調整が行
なわれる。これによりデータ量が増加することがない。
【0078】なお参照テーブルまたは参照データ列に、
参照フレーム間の再生時における時間間隔をも付加情報
と同様に記録するようにしてもよい。同様に参照フレー
ム間の再生時におけるフレーム数、参照フレームのデー
タ量を併せて記録することも可能である。
【0079】図6は本発明の第6の実施の形態における
動画像再生装置のブロック図である。この装置は図1お
よび図2に示された記録装置により記録が行なわれた記
録媒体からデータの再生を行なう装置である。
【0080】再生変換回路61は、図1および図2の記
録変換回路13において記録媒体15に対して書込みを
行なう際に施された処理の、再生変換回路64は記録変
換回路14において施された処理の逆変換、すなわち復
調、誤り訂正、ブロックの解除といった処理を行なう回
路である。
【0081】テーブル参照回路65は記録媒体15の所
定の領域に書込まれた特殊再生情報、すなわち参照フレ
ームの記録開始位置、データ量、参照フレーム間の距離
(または参照フレームのアドレス)、再生時間間隔など
の参照テーブルの情報を読出し、特殊再生時には再生制
御回路63に現在読出中のフレームの画像データ列での
終了位置や続いて読出すべきフレームの開始位置を指示
する。
【0082】再生制御回路63は指示に従って、特殊再
生に必要なフレームの画像データ列が、後段のバッファ
メモリ62の記録残量を一定にする範囲内に収まるよう
に読出動作を制御する。
【0083】バッファメモリ62は記録媒体15から不
連続に読出された画像データ列を連続した画像データ列
として復号回路66に供給する。復号回路66は入力さ
れた画像データ列から画像の再生を行なう回路であり、
ここではMPEG2デコーダを示す。しかし、入力デー
タ列がMPEG2であれば、MPEG2デコーダ、MP
EG1であれば、MPEG1デコーダ、H.261の画
像データ列であればH.261デコーダといったように
画像データ列を圧縮符号化した方式に依存するものであ
って、特に限定するものではない。また、これらの特殊
再生情報はサーチ、頭出しといった用途に使用すること
もできる。
【0084】このようにして、復号回路66には記録媒
体から特殊再生すべき参照フレームの画像データ列が順
次入力されてくるようになり、特殊再生を容易に行なう
ことができる。
【0085】図7は、本発明の第7の実施の形態におけ
る動画像再生装置のブロック図である。
【0086】再生変換回路61は、記録媒体15に対し
て書込みを行なう際に、図3から5の記録変換回路13
において施された処理の逆変換、すなわち復調、誤り訂
正、ブロックの解除といった処理を行なう回路である。
【0087】符号分離回路71は、記録時に参照フレー
ムの先頭などに挿入された特殊再生情報、すなわち参照
フレームの記録開始位置、データ量、参照フレーム間の
距離(または参照フレームのアドレス)、再生時の間隔
などを示す符号を分離する。
【0088】情報復号回路72は、分離回路71から出
力される、現読出フレームの長さと次に読出すべきフレ
ームの画像データの記録媒体15上の記録位置を算出
し、現在読出中のフレームの画像データ列の終了位置と
続いて読出すフレームの開始位置とを指示する。
【0089】再生制御回路63はその指示に従って、記
録媒体15から特殊再生に必要なフレームの画像データ
列を、後段のバッファメモリ62の記録残量を一定にす
る範囲内に収まるように読出しを制御する。
【0090】バッファメモリ62は記録媒体15から不
連続に読出された画像データ列を連続した画像データ列
として復号回路66に供給する。復号回路66は入力さ
れた画像データ列から画像の再生を行なう回路でありこ
こではMPEG2デコーダを示す。ここでも同様に入力
されたデータ列がMPEG1であればMPEG1デコー
ダ、H.261の画像データ列であればH.261デコ
ーダというように画像データ列を圧縮符号化した方式に
依存するデコーダを用いることができる。また、これら
の特殊再生情報はサーチ、頭出しといった用途に使用す
ることもできる。
【0091】このようにして特殊再生時に再生している
フレームに対して次に再生すべきフレームの先頭を示す
記録媒体上のアドレスや符号間の距離を、記録時に検出
して、記録媒体上に併せて記録することで、記録された
画像データ列の高速再生や逆転再生といった特殊再生を
容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における動画像記録
装置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における動画像記録
装置のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における動画像記録
装置のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態における動画像記録
装置のブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態における動画像記録
装置のブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態における動画像再生
装置のブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態における動画像再生
装置のブロック図である。
【図8】高速再生において再生すべきフレームの関係を
示す第1の図である。
【図9】高速再生において再生すべきフレームの関係を
示す第2の図である。
【図10】逆転再生において再生すべきフレームの関係
を示す図である。
【図11】符号化されたフレームの参照関係を説明する
ための図である。
【図12】フレーム単位でのデータ量のばらつきを説明
するための図である。
【図13】従来の動画像記録装置のブロック図である。
【図14】従来の動画像再生装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 参照フレーム検出回路 12 テーブル生成回路 15 記録媒体 16 記録制御回路 31 符号化回路 32 タイミング生成回路 41 アドレスデコーダ 61 無意味符号検出回路 62 無意味符号削除回路 65 テーブル参照回路 71 符号分離回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内符号化またはフレーム間符号
    化によりフレーム単位で符号化された画像データ列から
    特定のフレームを検出する検出手段と、前記検出された
    フレームの前記画像データ列での位置を特定するための
    情報を記録媒体に記録する記録手段とを備えた動画像記
    録装置であって、 前記位置を特定するための情報は、前記特定のフレーム
    間の距離であることを特徴とする動画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、さらに前記情報を前記
    記録媒体の第1の領域にテーブルとして記録し、前記符
    号化された画像データ列を前記記録媒体の第2の領域に
    記録する画像データ記録手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の動画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、さらに前記画像データ
    列に前記情報を挿入した状態で記録することを特徴とす
    る請求項1記載の動画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は、さらに前記特定のフレ
    ーム間の再生時における時間間隔を併せて記録すること
    を特徴とする請求項1記載の動画像記録装置。
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