JP3253009B2 - 圧延機の予測制御方法及び装置 - Google Patents
圧延機の予測制御方法及び装置Info
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Description
方法及び装置に係り、特に、急激な温度変動や板厚変動
が存在する圧延材の最先端に対しても、高精度の板厚制
御を行うことが可能な、入側板厚の予測される履歴に応
じて、出側板厚やスタンド間張力が目標値となるよう、
圧下位置やミル速度を制御する圧延機の予測制御方法及
び装置に関する。
るよう、圧下位置やミル速度を制御する方法としては、
例えばスタンド入側に設けたX線厚み計等の板厚計で測
定した圧延材長手方向一点の板厚偏差に応じて、全体を
フィードフォワード制御する、いわゆるX線ダイナミッ
クセットアップ法(X線DSUと称する)、入側のX線
板厚計で測定した入側板厚偏差をトラッキングして、ミ
ル直前の入側板厚偏差を計算し、該入側板厚偏差により
発生する出側板厚偏差をフィードフォワードで修正する
フィードフォワード自動板厚制御法(FF−AGC)、
入側の板厚パターンに応じてフィードフォワードで制御
するパターン制御、目標板厚と実績板厚の差を圧下位置
指令にフィードバックする絶対値AGC等が行われてい
る。
理論を適用して、入側板厚の予測される履歴に応じて、
出側板厚やスタンド間張力が目標値となるよう、圧下位
置やミル速度を予測制御する、予見制御理論(Preview
Control)を適用したAGC(いわゆるPV−AG
C)が提案されている。
AGCは、図8に示す如く、上流側の第i−1スタンド
Fi-1 と当該第iスタンドFi の間に、圧延材10の板
厚を測定する板厚計12を設け、該板厚計12で測定し
た入側板厚偏差の履歴を入側板厚偏差記憶部14に記憶
し、該入側板厚偏差記憶部14に記憶された入側板厚偏
差の履歴に基づいて、フィードフォワード制御部16で
フィードフォワード制御用出力を求める。更に、上流側
第i−1スタンドFi-1 のワークロール駆動用モータM
i-1 から入力されるミル速度実績、スタンド間に配置し
た張力計20から入力される張力実績、当該第iスタン
ドFi の荷重計22i の出力から計算されるFi ゲージ
メータ(GM)板厚、同じく第iスタンドFi の圧下制
御装置24i から入力される圧下位置実績に応じて、フ
ィードバック制御部26でフィードバック制御用出力を
計算する。
フィードフォワード制御用出力と、前記フィードバック
制御部26出力のフィードバック制御用出力は加算さ
れ、上流側スタンドFi-1 の駆動用モータMi-1 にミル
速度指令として出力されると共に、当該スタンドFi の
圧下制御装置24i に圧下位置指令として出力される。
ぞれ、上流側第i−1スタンドFi-1 の荷重計及び圧下
制御装置である。
て、フィードフォワード制御に活用することにより、各
アクチュエータが遅れを持つ場合でも、適切なフィード
フォワード外乱制御が可能となる。
開平7−16625に記載された予測制御では、張力制
御装置(駆動用モータMi-1 )と圧下制御装置24i を
同時に予測制御しているため、フィードフォワード制御
部16での演算ロジックが非常に複雑になり、実現不可
能な恐れもある。又、フィードフォワード制御部16の
入力に、板厚計12で検出した入側板厚偏差を、そのま
ま用いているため、圧延材10の温度変動が考慮され
ず、温度変動により発生する板厚変動は修正できない等
の問題点を有していた。
くなされたもので、比較的簡単な演算により予測制御を
実現することを課題とする。
測される履歴に応じて、出側板厚やスタンド間張力が目
標値となるよう、圧下位置やミル速度を制御する圧延機
の予測制御方法において、実績を採取する上流側スタン
ドの圧延荷重実績と入出側板厚から、制御対象である当
該スタンドの出側板厚の履歴を予測し、該予測される出
側板厚の履歴をフィードフォワードの入力として、圧下
位置を予見フィードフォワード制御すると共に、圧下速
度にリミットを設けることにより、張力やマスフローの
乱れを防ぐようにして、前記課題を解決したものであ
る。
は、予見フィードフォワード制御のみを行い、圧延材噛
み込み後は、フィードバック制御と予見フィードフォワ
ード制御を併用するようにしたものである。
置において、実績を採取する上流側スタンドの圧延荷重
実績及び入出側板厚を記憶するためのデータ記憶部と、
該データ記憶部に格納されたデータ及び上流側スタンド
のゲージメータ板厚から、制御対象である当該スタンド
の出側板厚偏差を計算するゲージメータ板厚偏差演算部
と、前記データ記憶部に格納されたデータ及びスタンド
間に配置した板厚計で検出した板厚から、当該スタンド
の出側板厚偏差を計算する板厚計板厚偏差演算部と、該
板厚偏差演算部で計算された出側板厚偏差の履歴を記憶
するための出側板厚偏差記憶部と、該出側板厚偏差記憶
部に格納されたデータから、予見フィードフォワード制
御用出力を計算するフィードフォワード制御部と、当該
スタンドのゲージメータ板厚に基づいて、フィードバッ
ク制御用出力を計算するフィードバック制御部と、前記
フィードフォワード制御用出力とフィードバック制御用
出力の和にフィルタをかける出力フィルタ部と、該出力
フィルタ部から圧下制御装置に出力される圧下速度や圧
下位置にリミットをかけるリミット処理部と、リミット
処理時にリセットワインドアップを実施するリセットワ
インドアップ処理部とを備えることにより、同じく前記
課題を解決したものである。
厚計よりも下流側で板厚計実績を使用できる所は、板厚
計による板厚偏差を用い、板厚計実績の存在しない所
は、ゲージメータ板厚偏差を用いるようにしたものであ
る。
は、図1に機能概念を示すように、従来のX線DSU、
FF−AGC、パターン制御、絶対値AGCの機能を足
し合わせて最適化したような動作を行う。又、図2に制
御概念を示すように、上流側スタンドFi-1 の各種実績
と板厚計12の実績をトラッキングしたデータから計算
する予見フィードフォワードと、出側板厚実績から計算
する最適フィードバックから構成される、フィードフォ
ワード制御とフィードバック制御の組合せとなってい
る。ここで、予見フィードフォワードがX線DSU、F
F−AGC、パターン制御の役割を果たし、最適フィー
ドバックが絶対値AGCの役割を果たす。
施形態を詳細に説明する。
同様の板厚計12、荷重計22i-1、22i 及び圧下制
御装置24i-1 、24i を備えた圧延機において、上流
側第i−1スタンドFi-1 の圧延荷重実績及び入出側板
厚を記憶するためのデータ記憶部40と、該データ記憶
部40に格納されたデータ及び上流側第i−1スタンド
Fi-1 の荷重計22i-1 の出力から計算される第i−1
スタンドゲージメータ(GM)板厚から、当該第iスタ
ンドFi の出側板厚偏差を計算するゲージメータ(G
M)板厚偏差演算部42と、前記データ記憶部40に格
納されたデータ及びスタンド間に配置した板厚計12で
検出した板厚から、当該第iスタンドFiの出側板厚偏
差を計算する板厚計板厚偏差演算部44と、該板厚偏差
演算部42、44で計算された出側板厚偏差の履歴を、
それぞれ記憶するための出側板厚偏差記憶部46と、該
出側板厚偏差記憶部46に格納されたデータから、予見
フィードフォワード制御用出力を計算するフィードフォ
ワード制御部48と、当該第iスタンドFi の荷重計2
2i の出力から計算される当該第iスタンドFi のゲー
ジメータ(GM)板厚に基づいて、フィードバック制御
用出力を計算するフィードバック制御部50と、前記予
見フィードフォワード制御用出力とフィードバック制御
用出力の和にフィルタを掛ける出力フィルタ部52と、
該出力フィルタ部52から当該第iスタンドFi の圧下
制御装置24i に出力される圧下速度にリミットを掛け
る圧下速度リミット処理部54と、同じく圧下位置にリ
ミットを掛ける圧下位置リミット処理部56と、リミッ
ト処理時にリセットワインドアップを実施するリセット
ワインドアップ処理部58とを備えたものである。
−AGC)の設計方法を説明する。
ものである。ここで、Feは出力フィードバックゲイ
ン、Fxは状態フィードバックゲイン、Fdは予見フィ
ードフォワードゲイン、Mdは外乱予測ステップ数であ
る。
て述べる。まず、圧延プロセスx及び出力yを次のよう
な状態方程式で表わす。
は圧延プロセスへの制御入力、d(k)は外乱である。
で定義する。
する。
ことができる。但し、(4)式のそれぞれの項は、
(5)式のそれぞれの項に対応する。
対して、現在時刻からMdステップ未来までの外乱dが
既知であるとして、次のような誤差項と入力項を含む2
次形式の評価関数Jを定義する。
正定行列となる、設計者が決めるべき重み行列である。
Δu(k)は、次式となる。
e Fx]と置くと、次式で表わされる。
項、第2項が状態フィードバック項、第3項が予見フィ
ードフォワード項である。
下位置指令から板厚への伝達関数は、次式で与えられ
る。
圧下位置指令、hは出側板厚、dpre は予見外乱であ
る。
るので、この影響をキャンセルするため、特開平7−1
6625には記載されていない前置補償器(M+Q)/
Mと時定数Tfの一次遅れフィルタをおく。通常、Ts
はTfよりも非常に小さいので、油圧圧下の応答遅れは
無視できる。従って、前置補償器及び出力フィルタを付
加したプロセスの圧下位置指令Srsf ′から板厚hへの
伝達関数は、次式で与えられる。
を改めてd(k)とおくと、(1)式と同じ形となる。
従って、(15)式及び(16)式を、(1)式及び
(2)式に代入することにより、最適ゲインを導出する
ことができる。
答の比較を示す。なお、制御対象のミル定数を500ト
ン/mm、塑性定数を500トン/mmとし、従来AG
Cの圧下動作速度リミットを1.2mm/秒、本発明法
のTf=0.2秒、重み行列を次式とした。
厚が修正されるため、板厚偏差の最大値が従来AGCに
比べ、約1/2になっていることが分かる。
では、(12)式に示すように、e(k)、x(k)を
用いている。即ち、板厚偏差の実績値が必要である。と
ころが、圧延機に圧延材が噛み込むメタルイン前には、
当該スタンドの板厚偏差の実績値が存在しないので、e
(k)、x(k)は計算できない。一方、最先端の板厚
偏差を最適化するためには、メタルイン時の圧下位置を
適切にしておく必要がある。そこで、メタルイン前の圧
下位置制御方法について説明する。
と、右辺第1項は出力フィードバック項で、定常偏差を
零にする機能を有する。この項では、目標偏差e(k)
を用いている。この項は積分制御であるので、制御開始
時は零から始まる。右辺第2項は状態フィードバック項
で、通常状態量制御系を安定化するために用いられる。
この項では、状態偏差X(k)を用いている。この状態
偏差X(k)は、通常制御開始タイミングからの偏差で
あるので、零から始まる。右辺第3項は予見フィードフ
ォワード項で、これが本発明法の最大の特徴であり、未
来の外乱に対する圧下修正量の指令となっている。
であるが、第3項は零とならない。従って、右辺第1項
及び第2項のフィードバック制御開始前は、未来の外乱
分のみ圧下を修正しておくと、制御開始時に有利とな
る。制御対象が油圧圧下の場合、圧下装置自身は安定で
あり、状態フィードバックによって安定化する必要がな
い。そこで、図6に示すように、本発明法による制御を
非定常部1モードと非定常部2モードに分割する。非定
常部1では、右辺第3項の予見フィードフォワードのみ
で動作させ、非定常部2では、右辺第1項、第2項のフ
ィードバックと第3項の予見フィードフォワードの併用
で圧下を動作させる。制御タイミングとしては、非定常
部1モードは、当該スタンドのメタルイン前(例えば上
流側スタンドのメタルイン)から動作を開始し、当該ス
タンドがメタルインして非定常部2モードが開始するま
でとする。このメタルイン前の制御ロジックの流れ図を
図7に示す。
未来外乱の要因としては、入側板厚変動と温度変動が考
えられる。入側板厚変動の補償は、例えば従来から行っ
ているX線DSUのロジックを用いることができる。入
側板厚変動は、上流側スタンドのゲージメータによる計
算板厚及び当該スタンド直前の板厚計を用いて直接測定
できるが、温度変動に関しては、直接測定できない。そ
こで、温度変動は全て荷重変動として現われると考え、
予測荷重変動を予測板厚変動に変換する。予測荷重変動
は、例えば設定計算で用いている荷重モデル学習のロジ
ックを採用する。当該第iスタンド荷重変動ΔPfiの予
測式を次に示す。
pi-1は次式で計算する。
ドFi-1 の圧延荷重実績、ΔHi-1は、同じく入側板厚
偏差、Δhi-1 は、同じく出側板厚偏差を示す。
式より、当該第iスタンドFi の出側板厚偏差は、次式
のように予測できる。
数、ΔHrefiは、同じく目標入側板厚偏差である。
は、ゲージメータ計算板厚を用いる場合と、板厚計実績
を用いる場合の2通りが考えられる。ゲージメータ計算
板厚は、上流側スタンドFi-1 の出側から使用できる
が、板厚計実績は、直前の板厚計12の出側からしか使
用できない。従って、予見ステップ数は、ゲージメータ
計算板厚を用いた方が多くなる。一方、精度の面で考え
ると、板厚計実績はゲージメータ計算板厚に比べて精度
がよい。そこで、板厚計12よりも下流の板厚計実績が
使用できるところでは、板厚計実績を用い、板厚計実績
の存在しないところは、ゲージメータ計算板厚を用いる
ようにすることができる。
めに、圧下動作リミットを設けているが、本発明法で
も、圧延材10の塑性定数が大きいときは、圧下動作が
大きくなるため、圧下動作リミットを設ける必要があ
る。本発明法は、従来AGCと違い、積分制御を含んで
いるため、リミット処理時は、図8に示すようなリセッ
トワインドアップ処理が必要となる。即ち、圧下速度が
所定範囲内の通常時は、計算出力をそのまま出力し、速
度上限又は下限にかかる場合は、通常の圧下を禁止す
る。そして、通常時は偏差積分を実施し、圧下が禁止さ
れているときには積分を行わず、偏差積分値をホールド
する。
料に対して、リセットワインドアップ処理を行った場合
(実線A)と行わなかった場合(破線B)の外乱応答を
シミュレーションした結果を示す。なお、圧下速度リミ
ットは0.8mm/秒とした。シミュレーション結果か
ら、リセットワインドアップ処理を実施することによ
り、オーバーシュートが回避できていることが分かる。
ィルタ時定数とステップ状板厚外乱に対する応答の関係
をシミュレーションした結果を図10に示す。フィルタ
の時定数としては、50ミリ秒、100ミリ秒、200
ミリ秒、400ミリ秒の4水準とした。図10から、フ
ィルタ時定数が大きいほど予見動作量が大きくなること
が分かるが、重み行列を調整するほどには変化があまり
見られない。従って、フィルタ時定数はあまり大きくせ
ず、例えば200ミリ秒とすることができる。
dを決定するため、予見ステップ数とステップ状板厚外
乱に対する応答の関係をシミュレーションした結果を図
11に示す。図11から、予見ステップ数Md=30ま
では、使用ステップ数を多くするほど予見動作量が大き
くなるが、Md=30(板厚3.0mmの低炭材で約
3.5m)を超えると、応答はほとんど変化しない。つ
まり、あまり遠い未来の情報は必要ないことが分かる。
前出(17)式に示したように、重み行列Qの一行一列
の項Qe=5、H=500、フィルタ時定数Tf=20
0ミリ秒、予見ステップ数Md=30ステップとするこ
とができる。
ータを用いたシミュレーションで、従来制御(X線DS
U+AGC)、FF−AGC、本発明法(PV−AG
C)の比較を行った。まず、実機の入側板厚外乱を用い
て比較したシミュレーションデータを、図12〜図14
に示す。図12がX線DSU+AGC使用時、図13が
FF−AGC使用時、図14が本発明法使用時である。
シミュレーション実施材は、寸法2.03×1018m
mの60K鋼である。
は、バー内(単一製品内)の板厚変動が従来AGCに比
べ約40%改善されることが分かる。又、FF−AGC
に比べても、約30%の改善効果が見られる。これは、
本発明法が、未来の外乱を用いて、最適な圧下動作を行
っているためである。
行った結果を図15に示す。オフセット外乱に対する制
御性の評価は、従来AGCと本発明法で同じである。こ
れは、外乱にバー内変動がないときは、従来AGCの動
作が、最適な圧下動作となるためである。又、バー内変
動に対する制御性については、従来AGC、FF−AG
C、本発明法の順で良くなる。
験を行った。同一サイクルで2.3×800mmの圧延
材が連続して13本圧延されたので、前半8本を本発明
法による制御オン、後半5本をオフとした。本発明法に
よるPV−AGCオン時のチャートデータを図16に、
オフ時のチャートデータを図17に示す。両者の仕上第
6スタンドF6−第7スタンドF7間板厚偏差と、仕上
出側予測板厚偏差のバー内変動量はほぼ同じであるが、
PV−AGCオンでは、予測修正を行っているため、仕
上出側板厚偏差のバー内変動がPV−AGCオフ時に比
べ低減されていることが分かる。
し、圧下制御装置への指令に速度リミットを設けて張力
やマスフローが乱れないようにしているので、演算ロジ
ックが簡単になり、実機化が容易である。又、上流側ス
タンドの圧延荷重実績と入出側板厚変動の両方から出側
板厚変動を予測し、該予測出側板厚変動をフィードフォ
ワードの入力としているので、温度変動により発生する
板厚変動も修正できる。更に、出力フィルタを設けるこ
とによって、圧下速度リミットを設けたことによる最適
性の劣化を防ぐことができる。
図
法の応答を比較して示す線図
手順を示す流れ図
を比較して示す線図
係の例を示す線図
乱応答の関係の例を示す線図
ュレーション結果を示す線図
シミュレーション結果の例を示す線図
ュレーション結果の例を示す線図
る、オフセット外乱及びバー内変動に対する制御性を比
較して示す図表
おけるチャートデータの例を示す線図
おけるチャートデータの例を示す線図
測制御装置の構成を示すブロック線図
Claims (4)
- 【請求項1】入側板厚の予測される履歴に応じて、出側
板厚やスタンド間張力が目標値となるよう、圧下位置や
ミル速度を制御する圧延機の予測制御方法において、実績を採取する 上流側スタンドの圧延荷重実績と入出側
板厚から、制御対象である当該スタンドの出側板厚の履
歴を予測し、 該予測される出側板厚の履歴をフィードフォワードの入
力として、圧下位置を予見フィードフォワード制御する
と共に、 圧下速度にリミットを設けることにより、張力やマスフ
ローの乱れを防ぐことを特徴とする圧延機の予測制御方
法。 - 【請求項2】請求項1において、当該スタンドに圧延材
が噛み込むまでは、予見フィードフォワード制御のみを
行い、圧延材噛み込み後は、フィードバック制御と予見
フィードフォワード制御を併用することを特徴とする圧
延機の予測制御方法。 - 【請求項3】入側板厚の予測される履歴に応じて、出側
板厚やスタンド間張力が目標値となるよう、圧下位置や
ミル速度を制御する圧延機の予測制御装置において、実績を採取する 上流側スタンドの圧延荷重実績及び入出
側板厚を記憶するためのデータ記憶部と、 該データ記憶部に格納されたデータ及び上流側スタンド
のゲージメータ板厚から、制御対象である当該スタンド
の出側板厚偏差を計算するゲージメータ板厚偏差演算部
と、 前記データ記憶部に格納されたデータ及びスタンド間に
配置した板厚計で検出した板厚から、当該スタンドの出
側板厚偏差を計算する板厚計板厚偏差演算部と、 該板厚偏差演算部で計算された出側板厚偏差の履歴を記
憶するための出側板厚偏差記憶部と、 該出側板厚偏差記憶部に格納されたデータから、予見フ
ィードフォワード制御用出力を計算するフィードフォワ
ード制御部と、 当該スタンドのゲージメータ板厚に基づいて、フィード
バック制御用出力を計算するフィードバック制御部と、 前記フィードフォワード制御用出力とフィードバック制
御用出力の和にフィルタをかける出力フィルタ部と、 該出力フィルタ部から圧下制御装置に出力される圧下速
度や圧下位置にリミットをかけるリミット処理部と、 リミット処理時にリセットワインドアップを実施するリ
セットワインドアップ処理部と、 を備えたことを特徴とする圧延機の予測制御装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記フィードフォワー
ド制御部で、板厚計よりも下流側で板厚計実績を使用で
きる所は、板厚計による板厚偏差を用い、板厚計実績の
存在しない所は、ゲージメータ板厚による板厚偏差を用
いることを特徴とする圧延機の予測制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07516597A JP3253009B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 圧延機の予測制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07516597A JP3253009B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 圧延機の予測制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263647A JPH10263647A (ja) | 1998-10-06 |
JP3253009B2 true JP3253009B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=13568327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07516597A Expired - Fee Related JP3253009B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 圧延機の予測制御方法及び装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3253009B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6369777B1 (en) | 1999-07-23 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna device and method for manufacturing the same |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP07516597A patent/JP3253009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6369777B1 (en) | 1999-07-23 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna device and method for manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10263647A (ja) | 1998-10-06 |
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