JP3252025B2 - 基板型温度ヒュ−ズ - Google Patents
基板型温度ヒュ−ズInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒュ−ズエレメントに低
融点可溶合金片を使用した合金タイプの基板型温度ヒュ
−ズに関するものである。
融点可溶合金片を使用した合金タイプの基板型温度ヒュ
−ズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器を過電流から保護し、電気機器
の熱的損傷、ひいては火災の発生を未然に防止する電気
部品として温度ヒュ−ズが存在する。この温度ヒュ−ズ
として、ヒュ−ズエレメントに低融点可溶合金片を用い
た合金タイプの温度ヒュ−ズが汎用されている。
の熱的損傷、ひいては火災の発生を未然に防止する電気
部品として温度ヒュ−ズが存在する。この温度ヒュ−ズ
として、ヒュ−ズエレメントに低融点可溶合金片を用い
た合金タイプの温度ヒュ−ズが汎用されている。
【0003】この合金タイプの温度ヒュ−ズの基本的な
構造は、リ−ド線間に低融点可溶合金片を橋設し、その
低融点可溶合金片上にフラックスを塗布し、このフラッ
クス塗布合金片を絶縁体で包囲した構成であり、被保護
機器における過電流で発熱し易い箇所に取り付けて使用
され、その作動過程は次の通りである。
構造は、リ−ド線間に低融点可溶合金片を橋設し、その
低融点可溶合金片上にフラックスを塗布し、このフラッ
クス塗布合金片を絶縁体で包囲した構成であり、被保護
機器における過電流で発熱し易い箇所に取り付けて使用
され、その作動過程は次の通りである。
【0004】すなわち、被保護機器が過電流で発熱する
と、その発生熱により低融点可溶合金片が溶融され、こ
の溶融金属が溶融フラックスとの共存による表面張力の
もとで分断され、この分断間距離がア−ク消滅距離に達
するまでア−クが継続し、分断が進んでア−クが消滅す
ると、機器への通電が遮断されるに至る。この場合、溶
融金属の分断には、溶融金属のリ−ド線への濡れ性が主
に関与し、濡れ性が良好なほど迅速な分断が期待でき
る。而るに、溶融フラックスにおいては、溶融金属の濡
れ性を良好にするから、溶融金属の分断の促進に寄与す
る。
と、その発生熱により低融点可溶合金片が溶融され、こ
の溶融金属が溶融フラックスとの共存による表面張力の
もとで分断され、この分断間距離がア−ク消滅距離に達
するまでア−クが継続し、分断が進んでア−クが消滅す
ると、機器への通電が遮断されるに至る。この場合、溶
融金属の分断には、溶融金属のリ−ド線への濡れ性が主
に関与し、濡れ性が良好なほど迅速な分断が期待でき
る。而るに、溶融フラックスにおいては、溶融金属の濡
れ性を良好にするから、溶融金属の分断の促進に寄与す
る。
【0005】本出願人においては、合金タイプの温度ヒ
ュ−ズとして、基板型温度ヒュ−ズを開発した。この基
板型温度ヒュ−ズの基本的構造は、図2の(イ)並びに
図2の(ロ)〔図2の(イ)のロ−ロ断面図〕に示すよ
うに、絶縁基板1’の片面上に一対の層状電極2’,
2’を設け、これら電極2’,2’の先端部間に低融点
可溶合金片3’を橋設し、この低融点可溶合金片3’上
にフラックス層4’を設け、電極2’の後端部にリ−ド
線5’を接続し、上記絶縁基板片面に絶縁層6’を被覆
した構成であり、絶縁基板面を被保護機器に接触させて
使用される。
ュ−ズとして、基板型温度ヒュ−ズを開発した。この基
板型温度ヒュ−ズの基本的構造は、図2の(イ)並びに
図2の(ロ)〔図2の(イ)のロ−ロ断面図〕に示すよ
うに、絶縁基板1’の片面上に一対の層状電極2’,
2’を設け、これら電極2’,2’の先端部間に低融点
可溶合金片3’を橋設し、この低融点可溶合金片3’上
にフラックス層4’を設け、電極2’の後端部にリ−ド
線5’を接続し、上記絶縁基板片面に絶縁層6’を被覆
した構成であり、絶縁基板面を被保護機器に接触させて
使用される。
【0006】この基板型温度ヒュ−ズの作動過程は、原
理的には、上記した通りであり、被保護機器での過電流
に基づく発生熱により低融点可溶合金片が溶融され、こ
の溶融金属が表面張力で分断され、この分断間距離がア
−ク消滅距離に達するまでア−クが継続し、分断が進ん
でア−クが消滅すると、機器への通電が遮断されるに至
る。
理的には、上記した通りであり、被保護機器での過電流
に基づく発生熱により低融点可溶合金片が溶融され、こ
の溶融金属が表面張力で分断され、この分断間距離がア
−ク消滅距離に達するまでア−クが継続し、分断が進ん
でア−クが消滅すると、機器への通電が遮断されるに至
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】温度ヒュ−ズにおいて
は、機器のヒ−トサイクルのために、作動温度よりも低
い温度と常温との間の温度範囲で加熱、冷却に曝され、
その加熱時にフラックスが溶融され、その溶融フラック
スの熱膨張のために圧力が発生し、基板型温度ヒュ−ズ
では、この加圧が多数回繰り返される間に、絶縁被覆層
の剥離が進行していく。
は、機器のヒ−トサイクルのために、作動温度よりも低
い温度と常温との間の温度範囲で加熱、冷却に曝され、
その加熱時にフラックスが溶融され、その溶融フラック
スの熱膨張のために圧力が発生し、基板型温度ヒュ−ズ
では、この加圧が多数回繰り返される間に、絶縁被覆層
の剥離が進行していく。
【0008】而るに、基板型温度ヒュ−ズにおける溶融
金属の分断は、低融点可溶合金片の電極との各接続箇所
を中心とする球状化に大きく依存し、この溶融金属の球
状化を効果的に促すためには、同上接続箇所に充分な量
のフラックスを存在させることが必要である。
金属の分断は、低融点可溶合金片の電極との各接続箇所
を中心とする球状化に大きく依存し、この溶融金属の球
状化を効果的に促すためには、同上接続箇所に充分な量
のフラックスを存在させることが必要である。
【0009】しかしながら、前記ヒートサイクルによる
絶縁被覆層の剥離進行に伴い、ヒートサイクルにより溶
融・膨張されたフラックスがその剥離界面に圧入されて
いき、フラックス層が薄厚化されるために、低融点可溶
合金片の電極との接続箇所のフラックス量も減少されて
いく。
絶縁被覆層の剥離進行に伴い、ヒートサイクルにより溶
融・膨張されたフラックスがその剥離界面に圧入されて
いき、フラックス層が薄厚化されるために、低融点可溶
合金片の電極との接続箇所のフラックス量も減少されて
いく。
【0010】この低融点可溶合金片の電極との接続箇所
のフラックス量の減少にもかかわらず、接続箇所に上記
球状化を生じさせるのに充分な量のフラックス量を確保
するために、フラックス層の厚みh’を厚くすると、基
板型温度ヒュ−ズの薄肉化が困難となる。
のフラックス量の減少にもかかわらず、接続箇所に上記
球状化を生じさせるのに充分な量のフラックス量を確保
するために、フラックス層の厚みh’を厚くすると、基
板型温度ヒュ−ズの薄肉化が困難となる。
【0011】本発明の目的は、絶縁基板の片面上に一対
の層状電極を設け、これら電極の先端部間に低融点可溶
合金片を橋設し、この低融点可溶合金片上にフラックス
を塗布し、電極の後端部にリ−ド線を接続し、上記絶縁
基板片面に絶縁層を被覆した温度ヒュ−ズにおいて、作
動性を損じることなくフラックス層厚みを充分に薄くし
得て、全体の薄肉化を図り得る基板型温度ヒュ−ズを提
供することにある。
の層状電極を設け、これら電極の先端部間に低融点可溶
合金片を橋設し、この低融点可溶合金片上にフラックス
を塗布し、電極の後端部にリ−ド線を接続し、上記絶縁
基板片面に絶縁層を被覆した温度ヒュ−ズにおいて、作
動性を損じることなくフラックス層厚みを充分に薄くし
得て、全体の薄肉化を図り得る基板型温度ヒュ−ズを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基板型温度ヒュ
−ズは、絶縁基板の片面上に一対の層状電極を設け、こ
れら電極の先端部間に低融点可溶合金片を橋設し、この
低融点可溶合金片上にフラックスを塗布し、電極の後端
部にリ−ド線を接続し、上記絶縁基板片面に絶縁層を被
覆した温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金片の電極
との接続箇所に穴又は切り込みを形成したことを特徴と
する構成である。
−ズは、絶縁基板の片面上に一対の層状電極を設け、こ
れら電極の先端部間に低融点可溶合金片を橋設し、この
低融点可溶合金片上にフラックスを塗布し、電極の後端
部にリ−ド線を接続し、上記絶縁基板片面に絶縁層を被
覆した温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金片の電極
との接続箇所に穴又は切り込みを形成したことを特徴と
する構成である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1の(イ)は本発明の実施例を示す一部切欠
き平面説明図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ
−ロ断面図である。図1の(イ)並びに図1の(ロ)に
おいて、1は耐熱性、熱良伝導性の絶縁基板、例えば、
セラミックス板である。2,2は絶縁基板1の片面上に
巾方向に間隔を隔てて設けた一対の層状電極であり、低
融点可溶合金片が接続される先端部21とリ−ド線先端
部が接続される後端部22を有し、銀ペ−スト等の導電
性塗料の焼き付け、銅箔積層絶縁基板の銅箔のエッチン
グ等により形成してある。
明する。図1の(イ)は本発明の実施例を示す一部切欠
き平面説明図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ
−ロ断面図である。図1の(イ)並びに図1の(ロ)に
おいて、1は耐熱性、熱良伝導性の絶縁基板、例えば、
セラミックス板である。2,2は絶縁基板1の片面上に
巾方向に間隔を隔てて設けた一対の層状電極であり、低
融点可溶合金片が接続される先端部21とリ−ド線先端
部が接続される後端部22を有し、銀ペ−スト等の導電
性塗料の焼き付け、銅箔積層絶縁基板の銅箔のエッチン
グ等により形成してある。
【0014】3は両電極2,2の先端部間に溶接等によ
り橋設した低融点可溶合金片であり、電極2との溶接箇
所はほぼ半球状であり、この半球状溶接箇所の上面に、
穴aを形成してある。4は低融点可溶合金片3上に、表
面を略平滑にして塗布したフラックスである。5はリ−
ド線であり、単線導体にプラスチック絶縁層を押出被覆
した絶縁被覆線を使用し、口出導体51を電極後端部2
2に半田付け、溶接等により接続してある。6は絶縁基
板片面の全面に設けた絶縁被覆層、例えば、エポキシ樹
脂液の滴下塗布層であり、フラックス層4の表面が平滑
であるために、この絶縁被覆層6の表面も平滑である。
り橋設した低融点可溶合金片であり、電極2との溶接箇
所はほぼ半球状であり、この半球状溶接箇所の上面に、
穴aを形成してある。4は低融点可溶合金片3上に、表
面を略平滑にして塗布したフラックスである。5はリ−
ド線であり、単線導体にプラスチック絶縁層を押出被覆
した絶縁被覆線を使用し、口出導体51を電極後端部2
2に半田付け、溶接等により接続してある。6は絶縁基
板片面の全面に設けた絶縁被覆層、例えば、エポキシ樹
脂液の滴下塗布層であり、フラックス層4の表面が平滑
であるために、この絶縁被覆層6の表面も平滑である。
【0015】上記基板型温度ヒュ−ズの各部の寸法につ
いては、通常、絶縁基板の縦,横が4〜7mm、厚みが
0.3〜1.0mm、電極の先端部の巾が0.5〜1.1
mm、後端部の巾が1.0〜2.0mm、電極間の間隔が
0.9〜1.5mm、、低融点可溶合金片(断面四角形)
の厚み,巾が0.3〜0.5mm、低融点可溶合金片端の
半球状溶接部の半径が0.2〜0.45mm、半球状溶接
部上の穴の最大直径が0.1〜0.6mm、穴の深さが
0.1〜0.5mm、フラックスの厚み〔図1の(ロ)の
h で示されている〕が0.2〜1.0mm、絶縁被覆層
の厚み〔図1の(ロ)のh で示されている〕が0.3
〜1.1mm、絶縁被覆リ−ド線の導体直径が0.51mm
とされる。
いては、通常、絶縁基板の縦,横が4〜7mm、厚みが
0.3〜1.0mm、電極の先端部の巾が0.5〜1.1
mm、後端部の巾が1.0〜2.0mm、電極間の間隔が
0.9〜1.5mm、、低融点可溶合金片(断面四角形)
の厚み,巾が0.3〜0.5mm、低融点可溶合金片端の
半球状溶接部の半径が0.2〜0.45mm、半球状溶接
部上の穴の最大直径が0.1〜0.6mm、穴の深さが
0.1〜0.5mm、フラックスの厚み〔図1の(ロ)の
h で示されている〕が0.2〜1.0mm、絶縁被覆層
の厚み〔図1の(ロ)のh で示されている〕が0.3
〜1.1mm、絶縁被覆リ−ド線の導体直径が0.51mm
とされる。
【0016】上記において、低融点可溶合金片端の半球
状溶接部の半径を低融点可溶合金片の半径(断面が四角
形の場合は、同一断面積の円形の半径)の1.2〜1.
6倍とし、穴の最大半径を低融点可溶合金片の半径の
0.7〜1.2倍とし、穴深さを低融点可溶合金片の半
径の1.0〜1.3倍とすることが好ましい。上記の穴
の個数は、通常一個とされるが、穴寸方の如何によって
は2又は3個とすることも可能である。また、穴の形状
は、フラックスを溜め得るものであれば特に限定され
ず、切り込みも含まれる。
状溶接部の半径を低融点可溶合金片の半径(断面が四角
形の場合は、同一断面積の円形の半径)の1.2〜1.
6倍とし、穴の最大半径を低融点可溶合金片の半径の
0.7〜1.2倍とし、穴深さを低融点可溶合金片の半
径の1.0〜1.3倍とすることが好ましい。上記の穴
の個数は、通常一個とされるが、穴寸方の如何によって
は2又は3個とすることも可能である。また、穴の形状
は、フラックスを溜め得るものであれば特に限定され
ず、切り込みも含まれる。
【0017】
【発明の効果】本発明の基板型温度ヒュ−ズは上述した
通りの構成であり、平常時のヒートサイクルによるフラ
ックスの溶融・膨張により発生する圧力で絶縁層の剥離
が進行し、その剥離界面へのフラックスの圧入によりフ
ラックスが流動されても、低融点可溶合金片の電極との
接続箇所には、少なくとも穴に充填された量のフラック
スが確保されるから、その穴内の容積を所定容積とする
ことにより、溶融金属の前記接続箇所を中心としての球
状化を充分に促進できる。従って、良好な作動性を保証
でき、かつフラックス層を厚くする必要がないので、基
板型温度ヒュ−ズの薄肉化を図ることができる。
通りの構成であり、平常時のヒートサイクルによるフラ
ックスの溶融・膨張により発生する圧力で絶縁層の剥離
が進行し、その剥離界面へのフラックスの圧入によりフ
ラックスが流動されても、低融点可溶合金片の電極との
接続箇所には、少なくとも穴に充填された量のフラック
スが確保されるから、その穴内の容積を所定容積とする
ことにより、溶融金属の前記接続箇所を中心としての球
状化を充分に促進できる。従って、良好な作動性を保証
でき、かつフラックス層を厚くする必要がないので、基
板型温度ヒュ−ズの薄肉化を図ることができる。
【図1】図1の(イ)は本発明の実施例を示す平面説明
図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図
である。
図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図
である。
【図2】図2の(イ)は従来例を示す平面説明図、図2
の(ロ)は図2の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
の(ロ)は図2の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
1 絶縁基板 2 層状電極 3 低融点可溶合金片 e 低融点可溶合金片の電極との接続箇所 a 穴 4 フラックス 5 リ−ド線 6 絶縁被覆層
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁基板の片面上に一対の層状電極を設
け、これら電極の先端部間に低融点可溶合金片を橋設
し、この低融点可溶合金片上にフラックスを塗布し、電
極の後端部にリ−ド線を接続し、上記絶縁基板片面に絶
縁層を被覆した温度ヒュ−ズにおいて、低融点可溶合金
片の電極との接続箇所に穴を形成したことを特徴とする
基板型温度ヒュ−ズ。 - 【請求項2】低融点可溶合金片の電極との接続箇所を半
球状とし、その半球状の半径を低融点可溶合金片の半径
の1.2〜1.6倍とし、穴の最大半径を低融点可溶合
金片の半径の0.7〜1.2倍とし、穴の深さを低融点
可溶合金片の半径の1.0〜1.3倍とした請求項1記
載の基板型温度ヒュ−ズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17275193A JP3252025B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 基板型温度ヒュ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17275193A JP3252025B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 基板型温度ヒュ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076677A JPH076677A (ja) | 1995-01-10 |
JP3252025B2 true JP3252025B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=15947653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17275193A Expired - Fee Related JP3252025B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | 基板型温度ヒュ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252025B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09236382A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Shimatani Giken:Kk | 液体除去装置、液体除去方法及び真空乾燥システム |
JP4376428B2 (ja) * | 2000-06-16 | 2009-12-02 | 株式会社タムラサーマルデバイス | 温度ヒューズのリード線への絶縁チューブ被覆方法およびその温度ヒューズ |
US7477130B2 (en) | 2005-01-28 | 2009-01-13 | Littelfuse, Inc. | Dual fuse link thin film fuse |
-
1993
- 1993-06-19 JP JP17275193A patent/JP3252025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076677A (ja) | 1995-01-10 |
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