JP3245684U - 補整下着及び補整下着セット - Google Patents
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Abstract
【課題】着用時の体への負荷を軽減すると共に、補整の効果をより高めた補整下着を提供すること。【解決手段】補整下着1は、着用者の胴体の前面部分を覆う前身頃部10と、着用者の胴体の後面部分を覆う後身頃部20と、着用者の胴体の脇部分を覆う脇身頃部30とを備え、脇身頃部30は、着用者の脇部分の前側を覆うリフト部31,32と、着用者の脇部分の後側を覆う後脇上部33と、リフト部31,32及び後脇上部33の下側に設けられる脇下身頃部34とを有し、脇身頃部30は、平面方向において直交する2方向のうち、第1方向の伸長率が200%以上300%未満となり、第2方向の伸長率が100%以上200%未満となる第1弾性布により構成され、リフト部31,32及び後脇上部33に用いられる第1弾性布は、第1方向が着用者の上下方向と略平行となり、脇下身頃部34に用いられる第1弾性布は、第1方向が着用者の上下方向と略直交となる。【選択図】図3
Description
本考案は、補整下着及び補整下着セットに関する。
補整下着は、下着を体にフィットさせることにより、体のラインを整えて、体型を綺麗に見せたり、将来的な体型崩れを防いだりする目的で着用する下着である(例えば、リセ グラマラス(登録商標))。補整下着は、着用者の体表面からの体内部に向けて圧力(着圧)を加えることにより、体のラインを整える効果が得られる。従来、例えば、着用者の腰部からアンダーバスト部近傍までを被覆するウエスト部と、このウエスト部に連なり、着用者の腹部、ヒップ部及び股部を被覆するパンツ部とを備え、ウエスト部において、着用時に腰部の横方向端部に配置される第1生地と第1生地よりも中央側に隣接配置される第2生地とで着圧の大きさが異なり、第2生地が左右対象のX字形状に配置されるように構成された補整下着が提案されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1の補整下着は、ウエスト部の引き締め効果を得るために、縦・横の両方向からウエスト部を圧迫するため、着用者においては締め付け感が強かったり、窮屈さを感じたりすることが考えられる。また、特許文献1の補整下着では、着用時にウエスト部付近の引き締め効果が一時的に高まるのみであり、補整の効果は得にくいと考えらえる。
本考案は、着用時の体への負荷を軽減すると共に、補整の効果をより高めた補整下着及び補整下着セットを提供することを目的とする。
本考案は、着用者の胴体を覆うようにして着用される補整下着であって、着用者の胴体の前面部分を覆う前身頃部と、着用者の胴体の後面部分を覆う後身頃部と、着用者の胴体の脇部分を覆う脇身頃部とを備え、前記脇身頃部は、着用者の脇部分の前側を覆うリフト部と、着用者の脇部分の後側を覆う後脇上部と、前記リフト部及び前記後脇上部の下側に設けられる脇下身頃部と、を有し、前記脇身頃部は、平面方向において直交する2方向のうち、第1方向の伸長率が200%以上300%未満となり、第2方向の伸長率が100%以上200%未満となる第1弾性布により構成され、前記リフト部及び前記後脇上部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略平行となり、前記脇下身頃部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略直交となる補整下着に関する。
また、本考案は、上記補整下着と、着用者の胸部を覆うように着用されるカップ付き衣類と、着用者の股部を覆うように着用される第1下半身衣類と、前記第1下半身衣類の外側から着用又は着用者の股部及び大腿部の少なくとも一部を覆うように着用される第2下半身衣類と、を含む補整下着セットに関する。
本考案に係る補整下着及び補整下着セットによれば、着用時の体への負荷を軽減すると共に、補整の効果をより高めることができる。
以下、本考案に係る補整下着及び補整下着セットの実施形態について説明する。本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解のしやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比を、実物から変更又は誇張している。本明細書中に記載する数値、形状、材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用することができる。実施形態に示す各図面では、部材の形状、輪郭を実線又は破線で示し、厚み部分の図示を適宜に省略する。
実施形態の図面においては、説明と理解とを容易にするために、座標系として、XYZの互いに直交する座標軸を適宜に記載した。この座標系では、補整下着1を着用した人体が直立した状態を基準として、図1に示すキャミソール1を正面から視たときの左右(横・幅)方向をX(X1-X2)方向、上下(縦・高さ)方向をY(Y1-Y2)方向、X-Y方向と直交する前後(表裏)方向をZ(Z1-Z2)方向とする。また、本明細書においては、「~方向」を、適宜に「~側」ともいう。
なお、後述する「上下方向Yと略平行」とは、上下方向Yとほぼ平行とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。具体的には、上下方向Yと平行な線を中心として、全周囲の各方向にそれぞれ40°程度傾いた範囲を含むものとする。後述する「上下方向Yと略直交」も同じであり、上下方向Yとほぼ直交とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。具体的には、上下方向Yと直交する線を中心として、全周囲の各方向にそれぞれ40°程度傾いた範囲を含むものとする。
図1は、キャミソール(補整下着)1の正面図である。図2は、キャミソール1の背面図である。図3は、キャミソール1を右斜め方向から視た斜視図である。図1~図3においては、主に図中の手前側に位置するパーツを図示しており、その後ろ側に位置するパーツについては、適宜に図示を省略している。なお、図1、図2及び図5(後述)においては、キャミソール1の左右方向Xの中心を通る線を中心線OAとして示している。
図4(A)~(L)は、キャミソール1の各部を構成するパーツの形状を示す平面図である。図4(A)~(L)では、各パーツの平面方向において直交する2方向のうちの第1方向を符号「s1」で示し、第1方向s1と直交する第2方向を符号「s2」で示している。なお、各パーツにおいて、それぞれの矢印は、生地全体の伸縮する方向を示しており、矢印を付した部分のみが伸縮することを示したものではない。後述するように、各パーツを構成する生地の第1方向s1は、第2方向s2よりも伸長率の高い方向となる。第1方向s1及び第2方向s2は、後述する第1~第3弾性布において共通とする。
実施形態のキャミソール1は、着用者の胴体を覆うようにして着用される補整下着である。図1~図3に示すように、キャミソール1は、前身頃部10、後身頃部20及び一対の脇身頃部30を備える。前身頃部10は、着用者の胴体の前面部分を覆う生地シートである。後身頃部20は、着用者の胴体の後面部分を覆う生地シートである。脇身頃部30は、着用者の胴体の左右の脇部分、すなわち前身頃部10と後身頃部20との間を覆う生地シートである。
本明細書において、「生地シート」とは、複数の生地(パーツ)により構成されるシート状の部材をいう。複数の生地は、全体又は少なくとも一部において互いに縫い付けられている。生地としては、タテ方向、ヨコ方向、斜め方向にそれぞれ伸縮性を有し、着用者に対して体表面から体内部に向けての圧力となる着圧を与える弾性布を採用することが好ましい。このような弾性布は、生地を構成する繊維や糸に荷重が加わった場合に伸びが生じ、荷重が除去されると元の状態に戻る性質を有する。弾性布としては、例えば、ポリウレタン弾性糸を使った伸縮性を有するメッシュ生地を用いることが好ましい。なお、伸縮性を有する弾性糸としては、ポリウレタンに限らず、例えば、ポリアミド、ポリエステル、アクリル等の合成樹脂製の繊維を含む素材を用いることができる。
実施形態のキャミソール1には、ポリウレタン弾性糸を使った伸縮性を有するメッシュ生地の第1弾性布が用いられる。第1弾性布は、平面方向において直交する2方向のうち、第1方向s1の伸長率が200%以上300%未満となり、第2方向s2の伸長率が100%以上200%未満となる特性を有する。また、実施形態のキャミソール1には、素材やメッシュ密度の他、伸長率等の物性が第1弾性布と相違する第2弾性布が用いられる。その他、実施形態のキャミソール1には、伸縮性を有する第3弾性布が用いられる。第3弾性布は、使用される部位に応じてレース等の意匠が施される弾性布である。なお、第3弾性布としては、素材やメッシュ密度の他、伸長率等の物性が相違する複数種の弾性布が使用されるが、本明細書においては、これらを総称して「第3弾性布」と表記する。
<前身頃部10>
図1に示すように、前身頃部10は、前中心表部11、前中心中部12、前中心裏部13、一対の前中心レース部14、一対のカップ表部15、一対のカップ裏部16を有する。
前中心表部11は、前身頃部10の表側Z1の中央に配置されるパーツである。前中心表部11は、図4(K)に示すように、縦方向に長い略三角形のパーツであり、第3弾性布により構成されている。図1に示すように、前中心表部11は、第3弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。
図1に示すように、前身頃部10は、前中心表部11、前中心中部12、前中心裏部13、一対の前中心レース部14、一対のカップ表部15、一対のカップ裏部16を有する。
前中心表部11は、前身頃部10の表側Z1の中央に配置されるパーツである。前中心表部11は、図4(K)に示すように、縦方向に長い略三角形のパーツであり、第3弾性布により構成されている。図1に示すように、前中心表部11は、第3弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。
前中心中部12は、前身頃部10において、前中心表部11と前中心裏部13(後述)との間に配置されるパーツである。前中心中部12は、図4(J)に示すように、縦方向に長い略四角形のパーツであり、第2弾性布により構成されている。図1に示すように、前中心中部12は、第2弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
前中心裏部13は、前身頃部10において、裏側(着用者側)に配置されるパーツである。前中心裏部13は、図4(H)に示すように、縦方向に長い略四角形のパーツであり、第1弾性布により構成されている。図1に示すように、前中心裏部13は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
前中心レース部14は、前中心表部11の表側であって、中心線OAを間に挟んで左右に配置されるパーツである。実施形態の前中心レース部14は、レース状の模様が付されており、キャミソール1の前面に意匠性を持たせている。前中心レース部14は、図4(B)に示すように、縦方向に長い略逆三角形のパーツであり、第3弾性布により構成されている。図1に示すように、前中心レース部14は、第3弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
カップ表部15は、中心線OAを間に挟んで左右の前中心レース部14のそれぞれの上側Y1に配置されるパーツである。カップ表部15は、図4(A)に示すように、略三角形のパーツであり、第3弾性布により構成されている。図1に示すように、カップ表部15は、第3弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。実施形態のカップ表部15は、前中心レース部14と同様にレース状の模様が付されており、キャミソール1の前面に意匠性を持たせている。
カップ裏部16は、中心線OAを間に挟んで左右のカップ表部15の裏側に配置されるパーツである。カップ裏部16は、図4(I)に示すように、略菱形のパーツであり、第2弾性布により構成されている。図1に示すように、カップ裏部16は、第2弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。なお、カップ裏部16は、略三角形となるように、左右中央の縦線を中心として2つ折りにした状態でカップ表部15の裏側に配置される。
<後身頃部20>
図2に示すように、後身頃部20は、一対の後中心部21を有する。後中心部21は、後身頃部20において、中心線OAを間に挟んで左右に配置されるパーツである。一対の後中心部21は、中心線OAの位置で互いに縫い付けられている。後中心部21は、図4(E)に示すように、縦方向に長い略帯状のパーツであり、第1弾性布により構成されている。図2に示すように、後中心部21は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。なお、後中心部21において、上側Y1の端は、破線の位置まで折り返した状態で縫い付けられている。
図2に示すように、後身頃部20は、一対の後中心部21を有する。後中心部21は、後身頃部20において、中心線OAを間に挟んで左右に配置されるパーツである。一対の後中心部21は、中心線OAの位置で互いに縫い付けられている。後中心部21は、図4(E)に示すように、縦方向に長い略帯状のパーツであり、第1弾性布により構成されている。図2に示すように、後中心部21は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。なお、後中心部21において、上側Y1の端は、破線の位置まで折り返した状態で縫い付けられている。
<脇身頃部30>
図3に示すように、脇身頃部30は、リフト表部(リフト部)31、リフト裏部(リフト部)32、後脇上部33、脇下身頃部34、後脇中部35を有する。なお、脇身頃部30は、中心線OAにおいて左右対称に構成されている。すなわち、脇身頃部30を構成するパーツは、それぞれ左右で一対となるように配置されている。以下、右側X2に配置される脇身頃部30を例として説明する。
図3に示すように、脇身頃部30は、リフト表部(リフト部)31、リフト裏部(リフト部)32、後脇上部33、脇下身頃部34、後脇中部35を有する。なお、脇身頃部30は、中心線OAにおいて左右対称に構成されている。すなわち、脇身頃部30を構成するパーツは、それぞれ左右で一対となるように配置されている。以下、右側X2に配置される脇身頃部30を例として説明する。
リフト表部31は、脇身頃部30において、上側Y1且つ前側Z1に配置されるパーツである。リフト表部31は、図4(C)に示すように、クランク形状を有する略帯状のパーツであり、第1弾性布により構成されている。図3に示すように、リフト表部31は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
リフト裏部32は、リフト表部31の裏側Z2に配置されるパーツである。リフト裏部32は、図4(D)に示すように、リフト表部31と同じくクランク形状を有する略帯状のパーツである。リフト裏部32は、リフト表部31の裏側Z2に縫い付けられた状態で、リフト表部31と略同一形状となるように裁断されている。リフト裏部32は、第1弾性布により構成されている。図3に示すように、リフト裏部32は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
図2に示すように、リフト表部31とリフト裏部32の上側Y1の端は、後身頃部20の後中心部21の上側Y1の端と、脇身頃部30の後脇上部33の上側Y1の端とに接合されている。これにより、リフト表部31とリフト裏部32の上側Y1は、着用者の肩にかかる肩紐となる。
後脇上部33は、脇身頃部30において、リフト表部31の後側Z2に配置されるパーツである。後脇上部33は、図4(F)に示すように、縦方向に細長い略四角形のパーツであり、第1弾性布により構成されている。後脇上部33は、表裏で二重に配置されている。すなわち、後脇上部33は、表側Z1と裏側Z2にそれぞれ配置されている。図3に示すように、後脇上部33は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。
脇下身頃部34は、脇身頃部30において、リフト表部31(リフト裏部32)と後脇上部33の下側Y2に配置されるパーツである。脇下身頃部34は、図4(G)に示すように、略四角形のパーツであり、第1弾性布により構成されている。図3に示すように、脇下身頃部34は、第1弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。
後脇中部35は、脇身頃部30において、二重に配置された後脇上部33の中(間)に配置されるパーツである。後脇中部35は、図4(L)に示すように、略四角形のパーツであり、第2弾性布により構成されている。図3に示すように、後脇中部35は、第2弾性布の第1方向s1が着用者の上下方向Yと略直交となるように配置されている。
上述した実施形態のキャミソール(補整下着)1において、脇身頃部30に含まれる各パーツは、平面方向において直交する2方向のうち、第1方向s1の伸長率が200%以上300%未満となり、第2方向s2の伸長率が100%以上200%未満となる第1弾性布により構成される。そして、リフト表部31、リフト裏部32及び後脇上部33に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が着用者の上下方向と略平行となり、脇下身頃部34に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が着用者の上下方向を略直交となるように配置される。そのため、実施形態のキャミソール1は、着用者の胴体の脇身頃に位置する脇身頃部30において、着圧による補整の効果をより高めることができる。
実施形態のキャミソール1において、リフト表部31、リフト裏部32及び後脇上部33に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が上下方向Yと略平行となるように配置されている。そのため、着用者が強い締め付け感を覚えたり、窮屈さを感じたりすることを軽減できると共に、キャミソール1を着たり脱いだりした際に生地にかかる負担を軽減できる。特に、リフト表部31、リフト裏部32に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が上下方向Yと略平行となるように配置されることにより、バストラインを両脇から引き揚げて支える効果が期待できる。
したがって、実施形態のキャミソール1によれば、着用時の体への負荷を軽減すると共に、補整の効果をより高めることができる。
したがって、実施形態のキャミソール1によれば、着用時の体への負荷を軽減すると共に、補整の効果をより高めることができる。
実施形態のキャミソール1において、前中心裏部13に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。そのため、着用者が腹部の上下方向Yにおいて、強い締め付け感を覚えたり、窮屈さを感じたりすることを軽減できる。また、前中心表部11及び前中心裏部13を構成する第1弾性布の第1方向s1と、これらの間に配置される前中心中部12を構成する第2弾性布の第1方向s1は、互いに交差している。そのため、縦横それぞれの方向への伸縮性が抑制されることによる引き締め効果によって、腹部の前側を重点的に補整できる。
実施形態のキャミソール1において、後身頃部20の後中心部21に用いられる第1弾性布は、第1方向s1が着用者の上下方向Yと略平行となるように配置されている。そのため、着用者が背中部分の上下方向Yにおいて、強い締め付け感を覚えたり、窮屈さを感じたりすることを軽減できる。
実施形態のキャミソール1において、後脇上部33(脇身頃部30)の少なくとも一部に配置される後脇中部35には、物性が第1弾性布と相違する第2弾性布が用いられる。そのため、第2弾性布の物性として、例えば、メッシュ密度が第1弾性布より粗い生地を用いることにより、後脇上部33の通気性をより高めることができる。このように、後脇上部33の少なくとも一部に配置される後脇中部35として、物性が第1弾性布と相違する第2弾性布を用いることにより、後脇上部33の機能性、フィット感等の所望の特性を向上させることができる。また、二重に配置された後脇上部33を構成する第1弾性布の第1方向s1と、これらの間に配置される後脇中部35を構成する第2弾性布の第1方向s1は、互いに交差している。そのため、縦横それぞれの方向への伸縮性が抑制されることによる引き締め効果によって、両脇腹部を重点的に補整できる。
図5は、補整下着セット100の概念図である。図5に示すように、補整下着セット100は、図1~図4に示すキャミソール1と、ブラジャー(カップ付き衣類)2と、ショーツ(第1下半身衣類)3と、ガードル(第2下半身衣類)4と、を含む。ブラジャー2は、着用者の胸部を覆うように着用される補整下着である。ショーツ3は、着用者の股部を覆うように着用される補整下着である。なお、「股部」には、着用者の腹部、股下部、臀部等が含まれる。ガードル4は、ショーツ3の外側から着用又は着用者の股部及び大腿部の少なくとも一部を覆うように着用される補整下着である。本考案に係るキャミソール1は、図5に示すように、他の補整下着とセットで着用することによって、より高い補整効果を得ることができる。
1 キャミソール(補整下着)
2 ブラジャー(カップ付き衣類)
3 ショーツ(第1下半身衣類)
4 ガードル(第2下半身衣類)
10 前身頃部
11 前中心表部
12 前中心中部
13 前中心裏部
14 前中心レース部
15 カップ表部
16 カップ裏部
20 後身頃部
21 後中心部
30 脇身頃部
31 リフト表部
32 リフト裏部
33 後脇上部
34 脇下身頃部
35 後脇中部
100 補整下着セット
2 ブラジャー(カップ付き衣類)
3 ショーツ(第1下半身衣類)
4 ガードル(第2下半身衣類)
10 前身頃部
11 前中心表部
12 前中心中部
13 前中心裏部
14 前中心レース部
15 カップ表部
16 カップ裏部
20 後身頃部
21 後中心部
30 脇身頃部
31 リフト表部
32 リフト裏部
33 後脇上部
34 脇下身頃部
35 後脇中部
100 補整下着セット
Claims (5)
- 着用者の胴体を覆うようにして着用される補整下着であって、
着用者の胴体の前面部分を覆う前身頃部と、着用者の胴体の後面部分を覆う後身頃部と、着用者の胴体の脇部分を覆う脇身頃部とを備え、
前記脇身頃部は、
着用者の脇部分の前側を覆うリフト部と、
着用者の脇部分の後側を覆う後脇上部と、
前記リフト部及び前記後脇上部の下側に設けられる脇下身頃部と、を有し、
前記脇身頃部は、平面方向において直交する2方向のうち、第1方向の伸長率が200%以上300%未満となり、第2方向の伸長率が100%以上200%未満となる第1弾性布により構成され、
前記リフト部及び前記後脇上部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略平行となり、
前記脇下身頃部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略直交となる、
補整下着。 - 前記前身頃部は、着用者の腹部分を覆う前中心裏部を有し、
前記前中心裏部は、前記第1弾性布により構成され、
前記前中心裏部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略平行となる、
請求項1に記載の補整下着。 - 前記後身頃部は、着用者の背中部分を覆う後中心部を有し、
前記後中心部は、前記第1弾性布により構成され、
前記後中心部に用いられる前記第1弾性布は、前記第1方向が着用者の上下方向と略平行となる、
請求項1に記載の補整下着。 - 前記後脇上部の少なくとも一部に、物性が前記第1弾性布と相違する第2弾性布により構成される後脇中部を備える、
請求項1に記載の補整下着。 - 請求項1~4までのいずれか一項に記載の補整下着と、
着用者の胸部を覆うように着用されるカップ付き衣類と、
着用者の股部を覆うように着用される第1下半身衣類と、
前記第1下半身衣類の外側から着用又は着用者の股部及び大腿部の少なくとも一部を覆うように着用される第2下半身衣類と、
を含む補整下着セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023004555U JP3245684U (ja) | 2023-12-20 | 2023-12-20 | 補整下着及び補整下着セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023004555U JP3245684U (ja) | 2023-12-20 | 2023-12-20 | 補整下着及び補整下着セット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3245684U true JP3245684U (ja) | 2024-02-16 |
Family
ID=89852639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023004555U Active JP3245684U (ja) | 2023-12-20 | 2023-12-20 | 補整下着及び補整下着セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245684U (ja) |
-
2023
- 2023-12-20 JP JP2023004555U patent/JP3245684U/ja active Active
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