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JP3240120B2 - シャフトの整列装置および方向掘削ドリルの整列装置並びに方向掘削穴の掘削方法 - Google Patents

シャフトの整列装置および方向掘削ドリルの整列装置並びに方向掘削穴の掘削方法

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JP3240120B2
JP3240120B2 JP31173496A JP31173496A JP3240120B2 JP 3240120 B2 JP3240120 B2 JP 3240120B2 JP 31173496 A JP31173496 A JP 31173496A JP 31173496 A JP31173496 A JP 31173496A JP 3240120 B2 JP3240120 B2 JP 3240120B2
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JP
Japan
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shaft
shaft support
support means
bearing
longitudinal axis
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Inventor
アンドリュー アバクロムビー シンプソン ニール
Original Assignee
石油公団
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Publication date
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B17/00Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
    • E21B17/10Wear protectors; Centralising devices, e.g. stabilisers
    • E21B17/1014Flexible or expansible centering means, e.g. with pistons pressing against the wall of the well
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E21B23/00Apparatus for displacing, setting, locking, releasing or removing tools, packers or the like in boreholes or wells
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B7/00Special methods or apparatus for drilling
    • E21B7/04Directional drilling
    • E21B7/06Deflecting the direction of boreholes
    • E21B7/067Deflecting the direction of boreholes with means for locking sections of a pipe or of a guide for a shaft in angular relation, e.g. adjustable bent sub

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  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャフト整列装置に
係り、より詳しくは、例えばこれに限定するものではな
いが、地質層中に井戸を掘る方向掘削ドリルラインの先
端部の整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、殆ど大部分の方向掘削は例えば
8.5インチ(216mm)以下の小さい穴径サイズで実
施されている。また、近年では、コスト削減や生産性の
向上を主眼に高角度の井戸穴や水平穴に対する要求が高
まっている。さらに、地質層のダメージがそれまで評価
されていたよりさらに重要な結果をもたらすことから、
コイルチューブ掘削方式が注目をあびており、スリム穴
方式を上回ってきた。
【0003】掘削時におけるドリルの向きを制御するこ
とは必要ではあるが、特に掘削穴径が小さい場合には困
難である。大径穴を掘削する場合の剛性が高く大きなト
ルクおよび軸方向力を伝達しうるドリルライン(1列に
連結されたシャフト列)は、穴径の小さなコイルチュー
ブ方式の掘削を行う際には使用できないし、そのケーシ
ングは可撓性があり大きな力を坦持することができな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解消すべくなされたもので、穴径の小さい穴内の
ような狭い空間でもシャフト自由端の向きを基端側から
確実に制御できるようにして、井戸穴の掘削等に好適な
シャフトの整列装置を提供することを目的とし、更にこ
の装置を用いた好ましい方向掘削穴の掘削方法を実現す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、第1の長さ方向の軸を有する第
1シャフト支持手段と、第2の長さ方向の軸を有する第
2シャフト支持手段と、軸受回転軸を有し第1シャフト
支持手段を第2シャフト支持手段に回転自在に結合させ
る結合軸受手段と、を備え、前記軸受回転軸が前記第1
の長さ方向軸に対し第1の非零角をなすとともに前記第
2の長さ方向軸に対し第2の非零角をなし、前記第1お
よび第2シャフト支持手段がそれぞれ前記第1および第
2の長さ方向軸の回りで相対回転するときこれら第1お
よび第2の長さ方向軸の間の相対的なずれ角が変化する
よう、前記結合軸受手段を前記第1シャフト支持手段お
よび第2シャフト支持手段に対して配置してなるもので
ある。
【0006】また、請求項2に記載のように、前記第
1、第2シャフト支持手段および前記結合軸受手段は、
好ましくは、前記第1、第2の長さ方向軸がそれぞれ前
記軸受回転軸と交差するよう関連付けられ、より詳しく
は、請求項3に記載のように、前記第1および第2の長
さ方向軸が相互に交差するものである。請求項4に記載
のように、前記第1および第2の非零角は例えば1度か
ら3度の範囲内の角度から選択することができるが、特
に請求項5に記載のように、これら第1および第2の非
零角を互に等しくして、前記第1および第2シャフト支
持手段の相対回転の特定の1つの位置で前記第1および
第2の長さ方向軸が互いに平行になるようにするのが良
い。
【0007】また、請求項6に記載のように、前記シャ
フト支持手段は、好ましくはその近傍で前記第1の長さ
方向軸と同軸な第1シャフト回転軸回りにシャフトを支
持する第1シャフト軸受手段と、その近傍で前記第2の
長さ方向軸と同軸な第2シャフト回転軸回りにシャフト
を支持する第2シャフト軸受手段と、を有している。こ
の場合、長さ方向で隣接する整列可能な第1領域軸部お
よび第2領域軸部を有するシャフト組立体と、前記シャ
フト整列装置とを組み合わせることができる。
【0008】すなわち、請求項7に記載のように、長さ
方向で隣接する整列可能な第1領域軸部および第2領域
軸部を有するシャフト組立体と、第1の長さ方向の軸を
有し該第1の長さ方向軸と同軸な第1シャフト回転軸回
りに前記シャフト組立体の第1領域軸部を支持する第1
シャフト支持手段と、第2の長さ方向の軸を有し該第2
の長さ方向軸と同軸な第2シャフト回転軸回りに前記シ
ャフト組立体の第2領域軸部を支持する第2シャフト支
持手段と、軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を第
2シャフト支持手段に回転自在に結合させる結合軸受手
段と、を備え、前記軸受回転軸が前記第1の長さ方向軸
に対し第1の非零角をなすとともに前記第2の長さ方向
軸に対し第2の非零角をなし、前記第1および第2シャ
フト支持手段がそれぞれ前記第1および第2の長さ方向
軸の回りで相対回転するときこれら第1および第2の長
さ方向軸の間の相対的なずれ角が変化するよう、前記結
合軸受手段を前記第1シャフト支持手段および第2シャ
フト支持手段に対して配置し、該ずれ角の変化する範囲
内で前記シャフト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部
との間で回転が伝達されるようにすることができる。
【0009】さらに、請求項8に記載のように、前記シ
ャフト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部との間で回
転が伝達されるよう、少なくとも前記シャフト組立体の
第1領域軸部と第2領域軸部の間を可撓性部材で構成す
ることができる。あるいは、請求項9、10に記載のよ
うに、第1領域軸部と第2領域軸部との間に、上記とほ
ぼ同様な相互結合をなすシャフト継手、例えばフックジ
ョイントや等速ジョイントのようなユニバーサルジョイ
ント、又は例えばルゼッパジョイント(Rzeppajoint)
を介在させてもよい。
【0010】前記シャフト整列装置は、好ましくは請求
項11に記載のように、前記第1および第2シャフト支
持手段の相対回転を制御可能にもたらすよう両支持手段
を相互に結合する相対回転制御手段を具備するものであ
る。この相対回転制御手段は、請求項12に記載のよう
に、第1および第2シャフト支持手段を相互に結合する
非可逆の歯車伝動手段と、該歯車伝動手段に結合されて
前記第1および第2シャフト支持手段に制御された相対
回転を付与する制御可能な駆動手段とで構成することが
できる。この制御可能な駆動手段は、請求項13に記載
のように、前記シャフト組立体からの回転動力を利用し
て制御するようにしてもよく、例えば請求項14に記載
のように、回転クラッチで制御することができる。前記
歯車伝動手段としては中空の撓み噛合式調和歯車装置を
用いることができる。
【0011】本発明は、さらに請求項15に記載のよう
に、更なる長さ方向の軸を有する追加のシャフト支持手
段と、更なる軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を
追加のシャフト支持手段に回転自在に結合させる追加の
結合軸受手段と、を備え、前記第1および追加の長さ方
向軸が互に同軸で、かつ、前記更なる軸受回転軸とも同
軸であり、前記第1シャフト支持手段の前記追加のシャ
フト支持手段に対する回転が制御される結果として、前
記第2シャフト支持手段が前記第1シャフト支持手段に
対して回転されるときに前記第2の長さ方向軸が前記第
1の長さ方向軸からそれる、その方向が制御されるよう
にするのがよい。この場合、請求項16に記載のよう
に、追加の相対回転制御手段も好ましくは設けられ、前
記第1および追加のシャフト支持手段に制御可能な相対
回転をもたらすよう第1および追加の支持手段を相互に
結合する。この追加の相対回転制御手段は、請求項17
に記載のように、最初の相対回転制御手段と同一に構成
することができる。
【0012】また、請求項18に記載の発明は、地層中
における井戸の方向掘削を可能にするよう井戸穴内の掘
削ドリル軸線の先端を制御可能に整列させる方向掘削ド
リルの整列装置であって、長さ方向で隣接する整列可能
な第1領域軸部、第2領域軸部および第3領域軸部を有
するシャフト組立体と、第1の長さ方向の軸を有し、該
第1の長さ方向軸と同軸な第1シャフト回転軸回りに前
記シャフト組立体の第1領域軸部を支持する第1シャフ
ト支持手段と、第2の長さ方向の軸を有し、該第2の長
さ方向軸と同軸な第2シャフト回転軸回りに前記シャフ
ト組立体の第2領域軸部を支持する第2シャフト支持手
段と、第3の長さ方向の軸を有し、該第3の長さ方向軸
と同軸な第3シャフト回転軸回りに前記シャフト組立体
の第3領域軸部を支持するとともに既に掘削された穴壁
の一部を一時的に固定する機能を有する第3シャフト支
持手段と、一方側の軸受回転軸を有し第1シャフト支持
手段を第2シャフト支持手段に回転自在に結合させる一
方側の結合軸受手段と、更なる軸受回転軸を有し第1シ
ャフト支持手段を第3のシャフト支持手段に回転自在に
結合させる他方側の結合軸受手段と、を備え、前記一方
側の軸受回転軸が前記第1の長さ方向軸に対し第1の非
零角をなすとともに前記第2の長さ方向軸に対し第2の
非零角をなし、前記第1および第2シャフト支持手段が
それぞれ前記第1および第2の長さ方向軸の回りで相対
回転するときこれら第1および第2の長さ方向軸の間の
相対的なずれ角が変化するよう、前記一方側の結合軸受
手段を前記第1シャフト支持手段および第2シャフト支
持手段に対して配置し、前記第1および第3の長さ方向
軸が互に同軸で、かつ、前記更なる軸受回転軸とも同軸
である状態で、前記第1シャフト支持手段の前記第3の
シャフト支持手段に対する回転が制御される結果とし
て、前記第2シャフト支持手段が前記第1シャフト支持
手段に対して回転されるときに前記第2の長さ方向軸が
前記第1の長さ方向軸からそれる、その方向が制御さ
れ、前記ずれ角の変化する範囲内で前記シャフト組立体
の第1、第2および第3領域軸部の間で回転が伝達され
るようにしたものであり、好ましくは、請求項19に記
載のように、前記第3シャフト支持手段の軸方向を検知
する方向検知手段を設け、該方向検知手段により少なく
とも掘削穴壁に一時的に固定された第3シャフト支持手
段の軸方向を検知し、該検知情報に基づいて掘削ドリル
軸列の先端の向きを変更して井戸穴を掘り進むか否かを
決定するようにすることができる。
【0013】請求項20に記載の発明は、地層中におけ
る井戸の方向掘削を可能にするよう井戸穴内の掘削ドリ
ル軸線の先端を制御可能に整列させる方向掘削穴の掘削
方法であって、請求項18又は19に記載の方向掘削ド
リルの整列装置と、所定のドリルビットとを準備し、前
記ドリルビットを前記シャフト組立体の離隔端に固定し
た後、前記整列装置を予め掘削された穴内で方向掘削ド
リルの先端に固定し、前記第3のシャフト支持手段を前
記予め掘削された穴内に一時的に固定し、該穴内に固定
された第3のシャフト支持手段の軸方向を検知し、前記
ドリルビットの回転軸が選択した所定の方向に整列する
まで、前記第1シャフト支持手段を前記第3シャフト支
持手段に対して回転させ、又は、前記第2シャフト支持
手段を前記第1シャフト支持手段に対して回転させ、掘
削を継続するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照しつつ説明する。図1(a)
および図1(b)は本発明に係るシャフトの整列装置の
第1の実施形態を示す図である。同図において、10は
整列可能なシャフト組立体であり、このシャフト組立体
10は第1シャフト支持体12(第1シャフト支持手
段)および第2シャフト支持体14(第2シャフト支持
手段)を有している。第1シャフト支持体12は中空の
チューブ状構成体で長さ方向の軸18を有し、内方に長
さ方向の軸18と同軸な回転中心軸を有する回転軸受1
6がはめ付けられている。第2シャフト支持体14はも
う一つの中空のチューブ状構成体で長さ方向の軸22を
有し、内方に長さ方向の軸22と同軸な回転中心軸を有
する回転軸受20がはめ付けられている。第1シャフト
支持体12および第2シャフト支持体14は、それぞれ
の端面24、26に沿って隣接している。
【0015】第1シャフト支持体12および第2シャフ
ト支持体14は、また、図示しない結合軸受手段によ
り、隣接したそれらの端面24および26を互いに接触
した状態を保って相互に回転できるように結合されてい
る。この結合軸受手段の回転軸は長さ方向の軸18およ
び22に対して小さいがしかし非零の角度をもって整列
されている。図1(a)においては、この角度の形態を
表すため、これに代えて長さ方向の軸18および22
(同図1(a)に示すシャフト組立体10の状態でこれ
らの軸18、22は互いに同軸である)に対する仮想直
交面30に対し微小非零角度θをなす端面24および2
6の隣接係合面としての平面28を示している。また、
図1(a)に示す本実施形態の配置例においては、微小
な非零角度をそれぞれ2.0゜としている。
【0016】シャフト組立体10は、更に、第1シャフ
ト部34および第2シャフト部36を有するシャフト3
2を具備している。その第1シャフト部34は回転軸受
16内に回転自在に支持され長さ方向の軸18と同軸な
第1シャフト回転軸を中心に回転する。第2シャフト部
36は回転軸受20内に回転自在に支持され長さ方向の
軸22と同軸な第2シャフト回転軸を中心に回転する。
これらシャフト部34および36はそれぞれの回転中心
軸を不平行に交差させつつ互いに一体回転するようにシ
ャフト継手38により結合されている。シャフト継手3
8は例えば「ユニバーサルジョイント」または「フック
ジョイント」(通常、例えば車両後輪軸のギアボックス
に連結される動力伝達軸等にカルダン継手として使用さ
れる。)として知られているが、上述のように、シャフ
ト継手38は等速継手(すなわち入出力軸の交差角度に
拘わらず伝達回転の変動を生じない、ルゼッパ(Rzepp
a)ジョイントやこれと同様に陸上走行車両の前輪ハブ
に使用される継手)として知られるタイプのものが好ま
しい。これに代えてシャフト32を中間部が可撓性を有
する、すなわちフレキシブルな一体構造のシャフトにし
てもよい。この場合、非同軸に変化可能に整列される第
1、第2シャフト部34および36の端部間でこの可撓
性のシャフト32により回転動力を伝達することができ
る。第1、第2シャフト部24および36は、中空で、
互いにシャフト継手38により連結されてシャフト32
を構成している。そして、このシャフト32内を通って
長さ方向に圧力流体が流れ得るようになっている。
【0017】シャフト支持体12および14が図1に示
すように同軸に整列された状態においては、シャフト支
持体12および14の端面24および26のそれぞれの
仮想直交面30に対する傾斜角θが互いに相殺されると
いう理由により、シャフト支持体12および14の長さ
方向の軸18および22は互いに同軸な関係にある。一
方、シャフト支持体12および14が図1(a)に状態
から180゜だけ相対回転し、図1(b)に示す状態
(前記結合軸受は傾斜した端面24および26を常時接
触させている)になると、シャフト組立体10は長さ方
向軸18および22の各々が軸受回転中心軸40に対し
2度だけ傾くような曲げ状態になる.この曲げ形状の状
態において、2つのシャフト部34および36は互いに
シャフト継手38により一体回転するように連結されて
いるので、シャフト部36はなおシャフト部34の回転
に従って回転することができる。しかし、このとき、シ
ャフト支持体14の長さ方向軸22と常時同軸なシャフ
ト部36は、第1シャフト支持体12の長さ方向の軸1
8と常時同軸なシャフト部34の回転中心軸に対して4
度だけ相対的にずれている。
【0018】上述のシャフトの4度のずれ角はシャフト
組立体10の取り得る真直状態からの最大の曲げ角であ
り、このときの端面24および26の長さ方向軸18お
よび22に対する直交位置からのずれはそれぞれ2度で
ある。このような0度から4度までのシャフトずれ角
は、第1シャフト支持体12および第2シャフト支持体
14を0度から180度の範囲内で所定量だけ回転させ
ることにより0゜〜4゜の任意の角度値に設定すること
ができる。なお、第1、第2シャフト支持体12および
14の隣接端面24および26を結合軸受手段の回転中
心軸40に対する傾斜角の互いに異なる端面として、前
記最大曲げ角を変化させることができる。
【0019】第1シャフト支持部12が適当な向きにな
るまで第1シャフト支持部12を長さ方向の軸18の回
りで回転させることにより、更に意図したシャフトの向
きの変化が得られるまで第1シャフト支持部12に対し
第2シャフト支持部14をその長さ方向の軸22の回り
に回転させることにより、シャフト部36がシャフト部
34に対して傾く方向は固定基準(シャフト部34が鉛
直である場合、例えば北向き)に対して制御することが
できる。なお、第1シャフト支持部12の回転方向は第
2シャフト支持部14(およびこれに回転自在に支持さ
れたシャフト部36)が意図した方向に傾くような方向
である。次いで、このような傾き方向の制御と同様にし
てシャフト列の向きを制御する場合について説明する。
【0020】シャフト組立体10の通常の使用におい
て、シャフト支持体12および14は軸線の逸れる量
(傾き角度)と方向を変化させる間だけ内部回転を受
け、軸方向(掘削方向)に移動するとき以外は静止して
いる。その中で、シャフト32が回転し、例えば井戸を
掘るための掘削ドリルが駆動される。図2〜図5は本発
明に係るシャフトの整列装置の第2の実施形態を示す図
である。これらの図において、整列可能なシャフト組立
体100は、図1(a)および1(b)を用いて説明し
た上述例のシャフト組立体10と同様な原理のものであ
るが、より実施に適した詳細構造を含んでいる。ここで
上述例と同一又はそれと同様な構成要素および半組立体
については上述例と同一の参照番号に「100」を加え
た参照番号を付している。また、図2〜図5を用いるこ
の実施形態の説明においては上述例と相違する特徴につ
いて主に説明し、以下に詳述しない各部の説明は全て図
1(a)および1(b)を用いた第1実施形態の説明の
対応箇所と同様である。
【0021】図2、図5は、要部の配置やシャフト曲げ
の状態等において図1(a)、図1(b)に対応してお
り、主な相違点は追加の支持体である第3のシャフト支
持体150を設けた点である。この第3シャフト支持体
150は中空のチューブ状部材で、回転軸受152を介
して第1シャフト支持体112を回転可能に支持してい
る。本実施形態における軸受127のように第2シャフ
ト支持体114に結合された軸受とは異なり、軸受15
2はシャフト支持体112および第3のシャフト支持体
150と同軸な回転中心軸を有している。すなわち、シ
ャフト支持体112の第3のシャフト支持体150に対
する回転はシャフト支持体150に対する軸の傾き(逸
れ)を含まないような同軸精度が確保されている。
【0022】軸受127の回転軸は第1、第2シャフト
支持体112および114の長さ方向軸に対しそれぞれ
1.5度だけ傾いており、両シャフト支持体112およ
び114を図2の状態から180゜相対回転させること
により、本例における真直状態からの相対曲げ角3度が
得られる(図5参照)。図2、図5に示した例では、シ
ャフト132が十分な可撓性を有する一体成形品として
製作されており、所定範囲内の曲げを受けた状態でもな
お所要の回転動力伝達能力を有している。また、第1シ
ャフト支持体112内に軸受を配置せず、第2シャフト
支持体114および第3シャフト支持体150の内部に
設けた軸受120および151によりシャフト132を
支持しているので、シャフト132が大きな曲率半径を
持って湾曲可能になり、シャフト132に過度の曲げが
加わるのが防止される。
【0023】さらに、追加の支持手段である第3シャフ
ト支持手段150を設けることにより(図6〜図9を用
いて後述するアンカー固定手段を用いることにより)、
第1シャフト支持体112を非固定として回転させるこ
とができ、第2シャフト支持体114が選択した逸れ角
度(0度〜3度の前記相対曲げ角度)になるまで、第1
シャフト支持体112を第3シャフト支持体150に対
して回転させることができる。
【0024】また、シャフト組立体100には、第3シ
ャフト支持体150に対し第1シャフト支持体112を
相対回転させるよう駆動し、第1シャフト支持体112
に対し第2シャフト支持体114を相対回転させるよう
駆動する2組の相対回転制御手段160および190が
設けられている。相対回転制御手段160は第1シャフ
ト支持体112を第3シャフト支持体150に結合させ
るもので、図3に拡大して図示されている。相対回転制
御手段190は第2シャフト支持体114を第1シャフ
ト支持体112に結合させるもので、後述する1つの付
加機能を有する点以外は相対回転制御手段160と同一
の構成である。したがって、相対回転制御手段160に
ついての次の説明は相対回転制御手段190にも適用さ
れる(但し、前記1つの付加機能を除く)。
【0025】図3において、相対回転制御手段160
は、ハーモニックドライブ社(英国)製の「HDUR-IH Si
ze 20」として知られるタイプの撓み噛合式調和歯車
装置162を有している。この撓み噛合式調和歯車装置
162は、グラブスクリュウ166により第3シャフト
支持体150に固定された内歯付リング164と、グラ
ブスクリュウ172により駆動歯車170を介して第1
シャフト支持体112に固定された内歯付リング168
を有している。内歯付リング164および168は、そ
の内歯に噛合しているフレックススプライン環174
(共通の可撓性外歯車)の外歯に対し、わずかに異なる
(少ない)歯数を有している。フレックススプライン環
174はウェーブジェネレータ176により撓み噛合式
調和歯車装置162の共通回転軸線の回りで偏心回転す
るウェーブジェネレータ176によって内歯付リング1
64および168内で偏心円運動させられる。このよう
な周知の技術により内歯付リング164、168が(し
たがってシャフト支持体112も)回転し、ウェーブジ
ェネレータ176への入力回転速度に対し非常に小さい
回転速度で回転する。即ち、撓み噛合式調和歯車装置1
62は高減速比(通常例えば160:1)を有してい
る。一般に環状をなす撓み噛合式調和歯車装置162
は、特にシャフト組立体100に好適な固有の高減速比
を有することからチューブ状のシャフト組立体100の
使用を容易化でき、シャフト132を回転軸受162の
中心に容易に貫通させることもできる。
【0026】ウェーブジェネレータ176を回転させる
動力は、シャフト132からオルダム継手178を介し
て取り出した回転動力を利用でき、ウェーブジェネレー
タ176に取り付けられた回転センサ182の検出情報
に基づき、クラッチ/ブレーキユニット180によって
制御される。この場合、オルダム継手178を使うのは
シャフト132の撓み(図5に示すような湾曲)による
部分的な偏心を許容するためである。また、回転センサ
182は、ウェーブジェネレータ176の回転数に対応
する第1シャフト支持体112の回転を検知するための
ものである。さらに、相対回転制御手段190において
は、上述のように回転軸受160と略同一の構成を有す
るが、その場合の駆動部材170が、シャフト支持体1
12および114の相対回転により生ずるシャフト13
2の曲げ状態においても回転動力を確実に伝達する回転
伝達継手によって代用されるという点で異なる。勿論、
上述のようにこの相対回転制御手段190の作動により
シャフト支持体112および114の相対回転がもたら
される。
【0027】図4は撓み噛合式調和歯車装置162の主
要構成部材を示す図である。同図に示された例では、ウ
ェーブジェネレータ176が偏心形状の外周部に軸受を
装着したものとなっており、そのウェーブジェネレータ
176のハブ部分にはシャフト組立体100の使用に適
した穴が形成されている。本発明の整列装置を具備した
整列可能なシャフト組立体は、井戸等のような方向性を
有する穴の掘削に使用される方向掘削システムに用いて
好適であるが、このような第3の実施形態を図6および
図7に示す。なお、図6および7は図2および5にそれ
ぞれ対応する図となっており、構成部材に対する参照符
号の付し方は上述例と同様の原則に則る。
【0028】図6において、シャフト組立体を含む掘削
システム200の第1シャフト支持体212には掘削穴
径に近い穴径を有するアンダーゲージニアビットスタビ
ライザー202が外装されており、シャフト232の自
由端には回転掘削工具であるドリルビット204が装着
されている。このドリルビット204は第2シャフト支
持体214から軸方向に突出している。第3シャフト支
持体250は軸方向に延在するとともに、その軸方向の
一部に拡径可能なスタビライザー206を含んでいる。
このスタビライザー206は第3シャフト支持体250
を掘削した穴内に一時的にアンカー固定するものであ
る。これにより、図示しないアジマスセンサや軸方向に
延びるシャフト支持体250に組み付けられたセンサ類
等の機器からの検知情報等に基づいて、第1シャフト支
持体212を正しく整列させるための方向基準を設定す
ることができる。このような設定作業は地上に設置され
たシステム制御ユニットによって行なわれ、システム制
御ユニットへの信号伝達はシャフト支持体250に組み
付けられた伝送ライン208を介して行われる。
【0029】第1シャフト支持体212が所要の方向に
正しく回転されると、第2シャフト支持体214は第1
シャフト支持体212に対して相対的に回転し、図7に
示すように次の掘削作業のために要求されるドリルビッ
ト204の軸方向変化をもたらす。スタビライザー20
6に近接する各部材については次に参照する図8に拡大
図示されている。このスタビライザー206は、図9お
よび12に示すように外周部に配置された3つのグリッ
プパッド301と、その下方(内方)に隣接する各一対
のピストン303とを有しており、各グリップパッド3
01はピストン303の加圧作動により放射外方に押し
出されるようになっている(図9参照)。ピストン30
3への流体圧力の供給は例えば略環状の斜板型又はカム
式のアキシャルマルチピストンポンプ305により与え
られる。このポンプ305の斜板又はカムリング307
はクラッチ309の制御下で選択的に回転可能であり、
クラッチ309はシャフト232からオルダム継手31
1によって取り出された動力により作動する。このクラ
ッチ309は、続く掘削についての掘削方向の変更や測
定等のために全てのグリップパッド301を拡径方向に
移動させ、スタビライザー206を掘削穴内に固定する
必要があるときに作動する。このアキシャルマルチピス
トンポンプ305はインナースリーブ315とチューブ
状のシャフト支持体205の間に形成されたオイルリザ
ーバ313を有している。このオイルリザーバ313
は、図10に示すように、インナースリーブ315に沿
って浮遊する環状のピストン317によって一端を閉止
され、圧力補償されている。
【0030】スタビライザー206のアンカリング固定
を解除するときには、ポンプ305をシャフト232か
ら切り離すようクラッチ309を解放することで、詳細
を図示しない漏れ部からの自然な又は制御された漏れに
よりピストン303への押圧力が解除され、衝撃やグリ
ップパッド301に作用している掘削穴内壁からの圧力
によってグリップパッド301が引っ込められる。な
お、必要に応じてグリップパッド301を内方に付勢す
るスプリングを設けることができる。
【0031】シャフト組立体200の基端部(上端部)
にはこれを回転可能なドリル軸列323に装着するため
のコネクター321が設けられている。このコネクター
321は複合型のラジアルおよびスラスト軸受ユニット
325によって第3シャフト支持体250の上端部に回
転自在に支持されている。シャフト232の下端部には
スプラインコネクタ327が設けられており、ここにシ
ャフト232の残りの部分が連結される。このカップリ
ング327は図8における左端付近にその側面を図示さ
れ、図11にその端面形状を図示されている。
【0032】地層中における井戸の方向掘削を可能にす
るよう井戸穴内の掘削ドリル軸線の先端を制御可能に整
列させる際には、上述した方向掘削ドリルの整列装置
と、所定のドリルビット204とを準備し、ドリルビッ
ト204をシャフト組立体の離隔端(下端)に固定した
後、整列装置を予め掘削された穴内で方向掘削ドリルの
上端側軸列の先端に固定し、アンカー固定手段であるス
タビライザー206により、第3のシャフト支持体25
0を予め掘削された穴内に一時的にアンカー固定し、そ
の穴内に固定された第3のシャフト支持体205の軸方
向を検知し、次いで、ドリルビット204の回転軸が選
択した好ましい所定方向に整列するまで、第1シャフト
支持体212を第3シャフト支持体214に対して回転
させ、又は、第2シャフト支持体214を第1シャフト
支持体214に対して回転させ、その後掘り進んで、次
の掘削を継続する。
【0033】上記スタビライザー206に代えて図13
に示されるようなスタビライザー406を使用すること
ができる。こスタビライザー406は流体圧ポンプシス
テム405と共働して図9に示したスタビライザー20
6と同様な機能を発揮する。なお、図8に示す参照符号
はそれぞれ上述例の図示においてと同様な原則に則って
付けられており、下2桁の番号が上述例の各図に示され
た同一又はそれに相当する部材に対応するようになって
いる。図13においては、拡張可能な複数のグリップパ
ッド401のうち一部のみを図示し、他のピストンにつ
いては図示を省略する。
【0034】上述例ではグリップパッド301が直接的
に第3シャフト支持体250に形成された凹部に配置さ
れていたが、図13に示す例では、グリップパッド40
1が第3シャフト支持体450の外周にねじ結合された
グリップパッドリテーナ(図示せず)の一部に支持され
るようなっている。また、上述例のポンプ305は斜板
型アキシャルマルチピストンポンプであったが、図13
に示すポンプ405は偏心駆動ラジアルポンプとして構
成されている。シャフト432の周囲にはペグ408を
介して固いリング407がキー固定されており、ペグ4
08はシャフト432およびリング407の一部を貫通
して延在している。シャフト432の外周とリング40
7の内周はシャフト432の中心軸線と同心であるが、
リング407の外周面481は偏心している。換言すれ
ば、リング407の外周面481は円形ではあるが、シ
ャフト432の軸線からその外周面481までに半径は
一定でなく、シャフト432が回転するとき周方向所定
位置の半径が最小半径と最大半径の間で周期的に変動す
るような円周軌道を形成する。
【0035】第3シャフト支持体450には、周方向に
隔たる複数の径方向の貫通穴482および483が、リ
ング407に対抗するシャフト432の軸方向所定位置
に設けられている。また、サイド穴484および485
は貫通穴482から径方向および軸方向に延在するよう
形成されて支持体450の内周面と交差している。同様
に、サイド穴486および487は貫通穴483から径
方向および軸方向に延在するよう形成されて支持体45
0の内周面と交差している。これらサイド穴484、4
85、486および487は次に述べる目的のものであ
る。
【0036】シャフト支持体450の内周面とシャフト
432の外周面の間は、Oリング489および図示しな
い他のシール部材でシールされたスリーブ488により
流体圧的に仕切られている。このスリーブ488の外側
の容積部490はサイド穴485および487を接続す
る通路を図示しないピストンの下方に形成し、アンカリ
ングが要求されたときにそれらピストンによりグリップ
パッド401を選択的に放射外方に拡張させる。スリー
ブ488の内側の容積部はリング407の軸方向一方側
に位置し、ポンプ405に供給される流体のリザーバ4
13に隣接している。
【0037】略円形のプランジャーハウジング491は
貫通穴482内に機械的に固定されるとともにシールさ
れている。このハウジング491は径方向に延びた中心
穴492を有し、そこに往復動ピストン493を摺動自
在に収納している。ピストン493の放射内端494が
貫通穴482の内端部を通ってリング407の外周面4
81に当接するように、ピストン493は中心穴492
内の図示しないスプリングにより付勢されている。そし
て、シャフト432が第3シャフト支持体450に対し
て回転すると、リング407が回転して偏心した外周面
481がピストン494を中心穴内で往復動作させる。
【0038】サイド穴484は、バネ(図示せず)で付
勢されたボールからなる一方向弁495を介して、リザ
ーバ413をハウジング中心穴492に連通するように
なっている。そして、一方向弁495は、リング407
が回転するとき、ピストン493および中心穴492を
組み合わせたポンプ405に自動的に流体を吸入する機
能を有する。サイド穴485は、バネ(図示せず)で付
勢されたボールからなる一方向弁496を介して中心穴
492を、グリップパッド401に拡径方向押圧力を与
える圧力通路490に連通させるようになっており、一
方向弁496はリング407が回転するときピストン4
93および中心穴492を組み合わせたポンプ405か
ら自動的に流体を吐出させる機能を有する。
【0039】円形のプランジャーハウジング497は貫
通穴483内に機械的に固定されるとともにシールされ
ている。ハウジング493は、ハウジング取付式の圧力
制御弁498を介し、サイド穴487および486によ
って圧力通路490をリザーバ413に連通させる。こ
の圧力制御弁498はバネ500で付勢されたボール4
99とバネ500の付勢力を調節するためのねじ501
とを有している。この圧力制御弁498は接続通路49
0内の圧力が過大に加圧されるのを防止する。なお、リ
ザーバ413内の圧力は、シャフト432とシャフト支
持体450の間に設けられた図示しない圧力バランスフ
ローティングピストンによって周囲圧力と略同一に保た
れている。
【0040】比較的高圧の接続通路490は図13に図
示されない絞り抽出部を介して比較的低圧のリザーバ4
13に接続されており、ポンプ405の吐出側(高圧
側)から吸込み側(低圧側)に所定の適量の漏れが生じ
るようになっている。また、その漏れ量は調節可能にな
っている。この漏れはポンプ405の吐出圧が低圧かゼ
ロであるとき、すなわちシャフト432がシャフト支持
体450に対してゆっくりと回転しているか停止してい
るときに、通路490を減圧する機能を有する。しかし
ながら、前記絞り抽出部はポンプ405の吐出圧が所定
値より大きくなったときには実質的に不十分な漏れを生
じるものとなて通路490内の圧力を立ち上がらせる。
【0041】シャフト支持体450を既に掘削された掘
削穴の内壁DW に一時的にアンカー固定するため、グリ
ップパッド401を拡張させる際には、シャフト432
の支持体450に対する相対回転速度が、低速又は停止
状態から前記絞り抽出部での漏れ量を上回るポンプ40
5の実質的な吐出量が得られ、接続通路490内の圧力
が立ち上がる程度に、増加される。そして、通路490
とグリップパッド401の間のピストンがスタビライザ
ー406の軸線から放射外方に向かって径方向に押し出
され、その結果、スタビライザー406をそこにアンカ
ー固定するようグリップパッド401が掘削穴の内壁D
W に実質的に当接する。
【0042】スタビライザー406のアンカー固定を解
除すべくグリップパッド401を掘削穴内壁DW に当接
した拡張位置から放射内方に引っ込めるときには、シャ
フト432の回転速度を適度に低下させ、例えばシャフ
ト432を停止させる。このシャフト回転速度の低下
は、前記絞り抽出部での漏れに打ち勝って実質的な吐出
ポンプ圧を与えていたポンプ405の吐出量低下をもた
らし、必然的に接続通路490内の圧力を前記絞り抽出
部を通して連続的に低下させる。この圧力低下は、グリ
ップパッド401を放射外方に拡張させるピストン押圧
力を減少させ、ついには実質的に除去して、グリップパ
ッド401が支持体450内に引っ込むのを許容する。
パッドの引っ込みは、これに内方への付勢力を及ぼすよ
うに配置された図示しないバネによって補助されるのが
好ましい。
【0043】上述のように、本例では、グリップパッド
401をそれらの当接した掘削穴内壁から離隔させて引
っ込め、スタビライザー406によるシャフト組立体の
アンカー固定を解除するため、シャフト432の回転の
減速又は停止によって上述した絞り抽出部を通し液圧の
実質的な漏れを生じさせたが、このような漏れ制御用の
絞り抽出部に代えて、接続通路490をリザーバ413
に接続する遠隔制御バルブ(図示せず)を用いることも
できる。この遠隔制御バルブは例えばソレノイドバルブ
であり、このバルブによる流体の通過およびブロックは
そこから離れた地点、例えば掘削穴の開口する地上のシ
ステム制御ユニットにより制御される。そして、シャフ
ト432が回転する間、この遠隔制御バルブを閉止する
ことにより、ポンプ405がグリプパッド401を拡張
させるよう接続通路490内の圧力を上昇させる。一
方、この遠隔制御バルブが、シャフト432の回転減速
又は停止を伴って、あるいはそれを伴うことなしに開放
されると、接続通路490内の圧力がリザーバ413に
解放され、グリップパッド401が掘削穴壁面から離れ
て放射内方に引っ込む。このような遠隔制御バルブを設
けると、それを制御する手段が地表側(又は他の場所
に)必要になるが、シャフト432を回転させたままグ
リップパッド401を引っ込めることができるという利
点がある。
【0044】図13には1つのみを図示したが、リング
407の配置された軸方向位置で、シャフト支持体45
0の周方向に隔てて配置した複数のポンプ収納穴482
に複数のピストンポンプユニットをに配置することがで
きる。前記ポンプ405、圧力制御安全弁498および
前記絞り抽出部は、スタビライザー406(全体的には
上述例のスタビライザー206と類似の配置をとる)の
3つのブレードの外接円より常に内側に位置するように
適宜配置されている。
【0045】図14は好ましいスタビライザーの一例を
示す図であり、同図中のスタビライザー606は図13
に示した方向掘削装置のスタビラザー406とほぼ類似
した構成を有するが、以下に述べるような相違点を有す
る。図15はスタビライザー606のメインボディーの
横断面図である。なお、図14および15における各構
成部材の参照番号は、図13に示された同一又はそれに
相当する構成部材の符号に基づいて、図13中の参照番
号とそれ以前の図中の参照番号との関係と同様にして付
したものである。
【0046】スタビライザー606が上述例のスタビラ
ザー406と多くの点で類似しているので、特にスタビ
ラザー406と顕著に相違するスタビライザー606の
特徴について説明する。なお、スタビライザー606も
スタビライザー406も作用はほぼ同一である。図14
に示したスタビライザー606においては、圧力制限安
全弁698がハウジング697内でなくサイド穴686
内に配置されている。サイド穴687は単なる流体通路
である。ハウジング697には内部通路がなく、ハウジ
ング697が収納されシールされた収納穴683の一部
によりハウジング697の周りに液圧流体の流れる環状
通路が形成される。
【0047】図14には2つのグリップパッド601の
みを示したが、図15に示すように、実際には3つグリ
ップパッド601が周方向等間隔に配置されている。す
なわち、図14は120度の角度をなす2つの断面を便
宜上同一平面上に表したものである。なお、図15中で
はスタビライザー606のメインボディーのみを図示し
ている。
【0048】グリップパッド601は(放射外方向を基
準として)それぞれサイドフランジ部(図示せず)を有
する逆T字形に形成され、そのサイドフランジ部はブレ
ード651の伸張スロットの各々に形成されている内部
溝652に係合している。これらグリップパッド601
のフランジ部は半径方向(スタビライザー606に組み
込まれるとき)の厚さが内部溝652の半径方向の深さ
よりも十分に小さいものであり、グリップパッド601
がスロット652内で最も引っ込んだ位置と最も出っ張
った位置との間で半径方向内外に移動するのを許容する
ようになっている。グリップパッド601はブレード6
51への切り込み部を通してスロット653内にはめ込
まれている。はめ込まれたグリップパッド601はブレ
ード651に保持され、切り込み部を有するブレード6
51の下端部切り込みスタビライザボディ650に固定
された所定形状のリテーナ654によって元の形にもど
されている。
【0049】グリップパッド601とスタビライザボデ
ィ650を連結するスプリングを設け、パッド拡張ピス
トンが圧力通路を通ったポンプ605からの吐出圧によ
って放射内方に加圧されないとき、グリップパッド60
1をそれぞれの引っ込んだ位置に付勢するようにするの
がよい。そのようなスプリングは、波形状のばね綱をグ
リップパッド601の外面とサイド溝652の外側壁と
の間に配置できる形状にして得られる。なお、サイド溝
652の半径方向深さ寸法はそのようなスプリングの装
着状態でグリップパッド601を放射内外の拡張位置お
よび引込み位置に移動させるのに十分なクリアランスを
考慮して設定される。
【0050】スタビライザー606は、図6および図8
に示した上述例のシャフト組立体200と略類似した方
向掘削ドリルの整列装置600に使用されており、スタ
ビライザー606に結合された整列装置600は図16
に部分的に図示されている。スタビライザー606の外
側の構成部材650は図17に図示されており、その外
表部のパッド収納スロット653が図18に示されてい
る。
【0051】スタビライザー606より下方の整列装置
600(図16では右端)が図19に拡大図示されてお
り、更に圧力バランス環状ピストン617を含む整列装
置600の一部の詳細が図20に図示されている。タビ
ライザー606より上方の整列装置600(図16では
左端)が図21に拡大図示されており、同図中の組み合
わせのラジアルおよびスラスト軸受は図22ではテーパ
ローラ軸受として図示され、図23では別々の各1列の
ラジアル軸受およびスラスト軸受として各種シール部材
と共に図示されている。
【0052】なお、上述の各例においてある程度の改良
や変形態様、代替部材等について説明したが、本発明は
これらに限定されるものではなく、請求の範囲の記載か
ら逸脱しない範囲内で各種の改良や変形態様、代替等が
可能であることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1シャ
フト支持手段を第2シャフト支持手段に回転自在に結合
させる結合軸受手段の軸受回転軸が両支持手段の長さ方
向軸に対しそれぞれ非零角をなし、第1および第2シャ
フト支持手段が相対回転するときこれらの長さ方向軸間
の相対的なずれ角が変化するようにしているので、シャ
フト自由端の向きを基端側から容易かつ確実に制御する
ことのできるシャフト整列装置を提供することができ
る。
【0054】請求項2記載の発明によれば、結合軸受手
段の軸受回転軸が第1および第2シャフト支持手段の長
さ方向軸に対しそれぞれ交差しているので、自由端側と
基端側でそれぞれ任意の交差角を設定することができ
る。請求項3記載の発明によれば、第1および第2シャ
フト支持手段の長さ方向軸が互いに交差しているので、
第1シャフト支持手段を第2シャフト支持手段に結合さ
せる結合軸受手段を簡素に構成することができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、第1および
第2の非零角がそれぞれ1度から3度の範囲内の角度か
ら選択されているので、軸交差角の変化に伴ないシャフ
トの回転トルク変動が生じ難い。請求項5記載の発明に
よれば、第1および第2の非零角を等しくして、第1お
よび第2シャフト支持手段の長さ方向軸を互いに平行に
できるようにしたので、長い軸列にあってもシャフトの
より良好な整列姿勢を得ることができる。
【0056】請求項6記載の発明によれば、第1、第2
シャフト支持手段にそれぞれの近傍で長さ方向軸と同軸
な第1、第2シャフト回転軸回りにシャフトを支持する
第1、第2シャフト軸受手段を設けたので、第1、第2
シャフト支持手段と結合軸受手段を容易に隣接配置する
ことができる。請求項7記載の発明によれば、長さ方向
で隣接する整列可能な第1領域軸部および第2領域軸部
を有するシャフト組立体と、請求項6記載の装置と略同
様なシャフトの整列装置とを組み合わせて、第1および
第2の長さ方向軸の間の相対的なずれ角が変化する範囲
内でシャフト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部との
間で回転が伝達されるようにしているので、湾曲又は屈
曲するシャフトの第1領域軸部と第2領域軸部を容易に
整列させ、シャフト自由端の向きを基端側から容易かつ
確実に制御することのできるシャフト整列装置を提供す
ることができる。
【0057】請求項8記載の発明によれば、シャフト組
立体の第1領域軸部と第2領域軸部の間を可撓性部材で
構成しているので、シャフトによる回転動力の伝達状態
を変化させることなくそのシャフトの湾曲状態を変化さ
せることができる。請求項9記載の発明によれば、シャ
フト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部の間に両軸部
を互いに一体的に回転するよう連結するシャフト継手を
設けているので、シャフトによる回転動力の伝達状態を
変化させることなくそのシャフトの屈曲状態を変化させ
ることができる。
【0058】請求項10記載の発明によれば、前記シャ
フト継手がユニバーサルジョイント又は等速ジョイント
であるから、シャフトの屈強(曲げ角)を比較的大きく
することができるとともに、その一部を結合軸受の支持
に利用して構成の簡素な結合軸受手段を実現することが
できる。請求項11記載の発明によれば、第1および第
2シャフト支持手段の相対回転を制御可能にもたらすよ
う両支持手段を相互に結合する相対回転制御手段を設け
ているので、シャフト自由端の向きを基端側からより容
易にかつ正確に制御することができる。
【0059】請求項12記載の発明によれば、相対回転
制御手段が、第1および第2シャフト支持手段を相互に
結合する非可逆の歯車伝動手段と、該歯車伝動手段に結
合された駆動手段とを有するので、シャフトによる回転
動力の伝達中にシャフトの曲げ角が変動するのを防止す
ることができる。請求項13記載の発明によれば、前記
歯車伝動手段が中空の撓み噛合式調和歯車装置で構成さ
れているので、適当な減速比を設定することにより、第
1、第2シャフト支持体の相対回転を得るのに必要な回
転速度とトルクを容易に得ることができる。
【0060】請求項14記載の発明によれば、前記駆動
手段と歯車伝動手段の間に回転動力を断接する回転クラ
ッチを介在させているので、該回転クラッチにより第
1、第2シャフト支持体の相対回転の有無を容易に切り
かえることができる。請求項15記載の発明によれば、
第1シャフト支持手段を追加のシャフト支持手段に回転
自在に結合させているので、第1シャフト支持手段を容
易に回転させることができる。
【0061】請求項16記載の発明によれば、第1およ
び追加のシャフト支持手段に相対回転をもたらすよう両
支持手段を結合する追加の相対回転制御手段を設けてい
るので、第2シャフトの自由端の向きを第1シャフト側
からより容易かつ正確に制御することができる。請求項
17記載の発明によれば、追加の相対回転制御手段が第
1の相対回転制御手段と同一構成を有しているので、部
品の共通化を図ってコストを低減させることができる。
【0062】請求項18記載の発明によれば、長さ方向
で隣接する整列可能な第1、第2および第3領域軸部を
有するシャフト組立体と、各領域軸部を支持する第1〜
第3シャフト支持手段と、掘削穴壁に第3シャフト支持
手段を一時的に固定するアンカー固定手段と、シャフト
支持手段同士を回転自在に結合させる結合軸受手段とを
備えているので、掘削穴内のドリル軸列の先端部を外部
から容易かつ確実に制御することができ、かつ、整列基
準となる第3シャフト支持手段を掘削穴の内壁に一時的
に固定できるので、掘削ドリルの自由端部をより正確な
整列姿勢(真直姿勢又はわずかに屈曲若しくは湾曲した
姿勢)に整列させることができる。
【0063】請求項19記載の発明によれば、第3シャ
フト支持手段の軸方向を検知する方向検知手段を設け、
該方向検知手段により少なくとも掘削穴壁に一時的に固
定された第3シャフト支持手段の軸方向を検知するの
で、その検知情報に基づいて掘削ドリル軸列の先端の向
きを把握することができ、掘削状態を常に良好に保つこ
とができる。
【0064】請求項20記載の発明によれば、ドリルビ
ットと整列装置を掘削穴内で方向掘削ドリルの先端側に
配置し、第3のシャフト支持手段を穴内に一時的に固定
した後、第3のシャフト支持手段の軸方向を方向検知手
段により検知し、ドリルビットの回転軸が選択した所定
の方向に整列するまで第1シャフト支持手段と第1又は
第3シャフト支持手段とを相対回転させるようにしてい
るので、掘削ドリル軸列の先端の向きを基端側から容易
確実に制御することができ、掘削状態を常に良好に保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャフトの整列装置の第1の実施
形態を示す図で、(a)はその縦断面図、(b)はその
正面図である。
【図2】本発明に係るシャフトの整列装置の第2の実施
形態を示す縦断面図である。
【図3】図2に示した装置の部分拡大断面図である。
【図4】図3に示した調和歯車装置の分解斜視図であ
る。
【図5】図2に示した第2の実施形態の曲げ状態を示す
断面図である。
【図6】本発明に係る方向掘削ドリルの整列装置の好ま
しい実施形態を示すその正面図である。
【図7】図6に示した実施形態の曲げ状態を示すその部
分正面図である。
【図8】図6に示したドリルシャフト組立体の軸方向先
端部の好ましい態様を示す縦断面図である。
【図9】アンカー固定手段の一態様を示す図8の一部拡
大図である。
【図10】圧力制御用の環状浮遊ピストンを示す図8の
一部拡大図である。
【図11】図8に示したシャフト組立体の同図中の左端
面の形状を示す図である。
【図12】図8に示したシャフト組立体の同図中の右端
面の形状を示す図である。
【図13】アンカー固定手段の他の態様を示す図8に示
した装置と置き換え可能な整列装置の一部断面図であ
る。
【図14】図13に示した装置のアンカー固定手段の全
体構成を示す断面図である。
【図15】図13に示した装置のシャフト支持体の断面
図で、アンカー用グリップパッドを収納する溝の断面形
状を示している。
【図16】図14に示したドリルシャフト組立体の先端
部の縦断面である。
【図17】図16に示したシャフト組立体の中間部の縦
断面である。
【図18】図16に示したシャフト組立体中間部のグリ
ップパッド収納溝の周辺を示す上面図である。
【図19】図16に示したシャフト組立体の同図中左端
部の縦断面図である。
【図20】図19の一部拡大図である。
【図21】図16に示したシャフト組立体の同図中右端
部の縦断面図である。
【図22】図21の一部拡大図である。
【図23】図21の他の一部拡大図である。
【符号の説明】
10 シャフト組立体 12 第1シャフト支持体(第1シャフト支持手段) 14 第2シャフト支持体(第2シャフト支持手段) 18 第1シャフト支持体の長さ方向の軸 22 第2シャフト支持体の長さ方向の軸 24、26 端面(結合軸受手段) 28 隣接係合面としての平面 32 シャフト 34 第1シャフト部 36 第2シャフト部 38 シャフト継手 40 結合軸受手段の回転中心軸 100 シャフト組立体 112 第1シャフト支持体 114 第2シャフト支持体 127 軸受 132 シャフト 150 第3のシャフト支持体 152 回転軸受 160 相対回転制御手段 162 撓み噛合式調和歯車装置 164、168 内歯付リング 170 駆動歯車 174 フレックススプライン環 176 ウェーブジェネレータ 178 オルダム継手 180 クラッチ/ブレーキユニット 182 回転センサ 190 相対回転制御手段 200 システム 202 アンダーゲージニアビットスタビライザー 204 ドリルビット 206 スタビライザー 212 第1シャフト支持体 214 第2シャフト支持体 232 シャフト 250 第3シャフト支持体 208 伝送ライン 301 グリップパッド 303 ピストン 305 ポンプ 307 斜板又はカムリング 309 クラッチ 311 オルダム継手 313 オイルリザーバ 315 インナースリーブ 317 環状のピストン 321 コネクター 323 ドリル軸列 325 複合型のラジアルおよびスラスト軸受ユニッ
ト 327 スプラインコネクタ 401 グリップパッド 405 流体圧ポンプシステム 406 スタビライザー 407 リング 413 リザーバ 432 シャフト 481 外周面 482 ポンプ収納穴(貫通穴) 450 第3シャフト支持体 490 圧力通路 491 プランジャーハウジング 492 ハウジング中心穴 493 往復動ピストン 496 一方向弁 498 ハウジング取付式の圧力制御弁 500 バネ 501 ねじ 601 グリップパッド 603 パッド拡張ピストン 606 スタビライザー 650 スタビライザーボディ 651 ブレード 652 内部溝 653 スロット 654 リテーナ 683 収納穴 686 サイド穴(サイド穴687) 690 圧力通路 697 ハウジング 698 圧力制限安全弁

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の長さ方向の軸を有する第1シャフト
    支持手段と、 第2の長さ方向の軸を有する第2シャフト支持手段と、 軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を第2シャフト
    支持手段に回転自在に結合させる結合軸受手段と、を備
    え、 前記軸受回転軸が前記第1の長さ方向軸に対し第1の非
    零角をなすとともに前記第2の長さ方向軸に対し第2の
    非零角をなし、前記第1および第2シャフト支持手段が
    それぞれ前記第1および第2の長さ方向軸の回りで相対
    回転するときこれら第1および第2の長さ方向軸の間の
    相対的なずれ角が変化するよう、前記結合軸受手段を前
    記第1シャフト支持手段および第2シャフト支持手段に
    対して配置したことを特徴とするシャフトの整列装置。
  2. 【請求項2】前記結合軸受手段の軸受回転軸が前記第1
    および第2シャフト支持手段の前記第1および第2の長
    さ方向軸に対しそれぞれ交差したことを特徴とする請求
    項1に記載のシャフトの整列装置。
  3. 【請求項3】前記第1および第2シャフト支持手段の前
    記第1および第2の長さ方向軸が互いに交差したことを
    特徴とする請求項2に記載のシャフトの整列装置。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の非零角がそれぞれ1
    度から3度の範囲内の角度から選択されたことを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載のシャフトの整列装置。
  5. 【請求項5】前記第1および第2の非零角が互に等し
    く、前記第1および第2シャフト支持手段の相対回転の
    特定の1つの位置で前記第1および第2の長さ方向軸が
    互いに平行になるようにしたことを特徴とする請求項1
    〜4の何れか1つに記載のシャフトの整列装置。
  6. 【請求項6】前記第1シャフト支持手段がその近傍で前
    記第1の長さ方向軸と同軸な第1シャフト回転軸回りに
    シャフトを支持する第1シャフト軸受手段を有し、前記
    第2シャフト支持手段がその近傍で前記第2の長さ方向
    軸と同軸な第2シャフト回転軸回りにシャフトを支持す
    る第2シャフト軸受手段を有することを特徴とする請求
    項1〜5の何れか1つに記載のシャフトの整列装置。
  7. 【請求項7】長さ方向で隣接する整列可能な第1領域軸
    部および第2領域軸部を有するシャフト組立体と、 第1の長さ方向の軸を有し、該第1の長さ方向軸と同軸
    な第1シャフト回転軸回りに前記ャフト組立体の第1領
    域軸部を支持する第1シャフト支持手段と、 第2の長さ方向の軸を有し、該第2の長さ方向軸と同軸
    な第2シャフト回転軸回りに前記シャフト組立体の第2
    領域軸部を支持する第2シャフト支持手段と、 軸受回転軸を有し、第1シャフト支持手段を第2シャフ
    ト支持手段に回転自在に結合させる結合軸受手段と、を
    備え、 前記軸受回転軸が前記第1の長さ方向軸に対し第1の非
    零角をなすとともに前記第2の長さ方向軸に対し第2の
    非零角をなし、前記第1および第2シャフト支持手段が
    それぞれ前記第1および第2の長さ方向軸の回りで相対
    回転するときこれら第1および第2の長さ方向軸の間の
    相対的なずれ角が変化するよう、前記結合軸受手段を前
    記第1シャフト支持手段および第2シャフト支持手段に
    対して配置し、 該ずれ角の変化する範囲内で前記シャフト組立体の第1
    領域軸部と第2領域軸部との間で回転が伝達されるよう
    にしたことを特徴とするシャフトの整列装置。
  8. 【請求項8】前記シャフト組立体の第1領域軸部と第2
    領域軸部との間で回転が伝達されるよう、少なくとも前
    記シャフト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部の間を
    可撓性部材で構成したことを特徴とする請求項7に記載
    のシャフトの整列装置。
  9. 【請求項9】前記シャフト組立体の第1領域軸部と第2
    領域軸部との間で回転が伝達されるよう、少なくとも前
    記シャフト組立体の第1領域軸部と第2領域軸部の間に
    両軸部を互いに一体的に回転するよう連結するシャフト
    継手を設けたことを特徴とする請求項7に記載のシャフ
    トの整列装置。
  10. 【請求項10】前記シャフト継手がユニバーサルジョイ
    ント又は等速ジョイントであることを特徴とする請求項
    9に記載のシャフトの整列装置。
  11. 【請求項11】前記第1および第2シャフト支持手段の
    相対回転を制御可能にもたらすよう両支持手段を相互に
    結合する相対回転制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜10の何れか1つに記載のシャフトの整列装
    置。
  12. 【請求項12】前記相対回転制御手段が、第1および第
    2シャフト支持手段を相互に結合する非可逆の歯車伝動
    手段と、該歯車伝動手段に結合されて前記第1および第
    2シャフト支持手段に前記制御された相対回転を付与す
    る制御可能な駆動手段と、を有することを特徴とする請
    求項11に記載のシャフトの整列装置。
  13. 【請求項13】前記歯車伝動手段が中空の撓み噛合式調
    和歯車装置で構成されたことを特徴とする請求項12に
    記載のシャフトの整列装置。
  14. 【請求項14】前記駆動手段と前記歯車伝動手段の間に
    回転動力を断接する回転クラッチを介在させ、該回転ク
    ラッチを介して前記駆動手段を前記シャフト組立体から
    の回転動力により制御するようにしたことを特徴とする
    請求項12又は13に記載のシャフトの整列装置。
  15. 【請求項15】更なる長さ方向の軸を有する追加のシャ
    フト支持手段と、 更なる軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を追加の
    シャフト支持手段に回転自在に結合させる追加の結合軸
    受手段と、を備え、 前記第1および追加の長さ方向軸が互に同軸で、かつ、
    前記更なる軸受回転軸とも同軸であり、前記第1シャフ
    ト支持手段の前記追加のシャフト支持手段に対する回転
    が制御される結果として、前記第2シャフト支持手段が
    前記第1シャフト支持手段に対して回転されるとき、前
    記第2の長さ方向軸が前記第1の長さ方向軸からそれ
    る、その方向が制御されるようにしたことを特徴とする
    ことを特徴とする請求項1〜14の何れか1つに記載の
    シャフトの整列装置。
  16. 【請求項16】前記第1および追加のシャフト支持手段
    に制御可能な相対回転をもたらすよう第1および追加の
    支持手段を相互に結合する追加の相対回転制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項16に記載のシャフトの整
    列装置。
  17. 【請求項17】前記追加の相対回転制御手段が前記第1
    の相対回転制御手段と同一の構成を有することを特徴と
    する請求項16に記載のシャフトの整列装置。
  18. 【請求項18】地層中における井戸の方向掘削を可能に
    するよう井戸穴内の掘削ドリル軸列の先端を制御可能に
    整列させる方向掘削ドリルの整列装置であって、 長さ方向で隣接する整列可能な第1領域軸部、第2領域
    軸部および第3領域軸部を有するシャフト組立体と、 第1の長さ方向の軸を有し、該第1の長さ方向軸と同軸
    な第1シャフト回転軸回りに前記シャフト組立体の第1
    領域軸部を支持する第1シャフト支持手段と、 第2の長さ方向の軸を有し、該第2の長さ方向軸と同軸
    な第2シャフト回転軸回りに前記シャフト組立体の第2
    領域軸部を支持する第2シャフト支持手段と、 第3の長さ方向の軸を有し、該第3の長さ方向軸と同軸
    な第3シャフト回転軸回りに前記シャフト組立体の第3
    領域軸部を支持する第3シャフト支持手段と、 既に掘削された穴壁の一部に第3シャフト支持手段を一
    時的に固定する機能を有するアンカー固定手段と、 一方側の軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を第2
    シャフト支持手段に回転自在に結合させる一方側の結合
    軸受手段と、 更なる軸受回転軸を有し第1シャフト支持手段を第3の
    シャフト支持手段に回転自在に結合させる他方側の結合
    軸受手段と、を備え、 前記一方側の軸受回転軸が前記第1の長さ方向軸に対し
    第1の非零角をなすとともに前記第2の長さ方向軸に対
    し第2の非零角をなし、前記第1および第2シャフト支
    持手段がそれぞれ前記第1および第2の長さ方向軸の回
    りで相対回転するときこれら第1および第2の長さ方向
    軸の間の相対的なずれ角が変化するよう、前記一方側の
    結合軸受手段を前記第1シャフト支持手段および第2シ
    ャフト支持手段に対して配置し、 前記第1および第3の長さ方向軸が互に同軸で、かつ、
    前記更なる軸受回転軸とも同軸である状態で、前記第1
    シャフト支持手段の前記第3のシャフト支持手段に対す
    る回転が制御される結果として、前記第2シャフト支持
    手段が前記第1シャフト支持手段に対して回転されると
    きに前記第2の長さ方向軸が前記第1の長さ方向軸から
    それる、その方向が制御され、前記ずれ角の変化する範
    囲内で前記シャフト組立体の第1、第2および第3領域
    軸部の間で回転が伝達されるようになしたことを特徴と
    する方向掘削ドリルの整列装置。
  19. 【請求項19】前記第3シャフト支持手段の軸方向を検
    知する方向検知手段を設け、該方向検知手段により少な
    くとも掘削穴壁に一時的に固定された第3シャフト支持
    手段の軸方向を検知し、該検知情報に基づいて掘削ドリ
    ル軸列の先端の向きを変更して井戸穴を掘り進むか否か
    を決定するようにしたことを特徴とする請求項18に記
    載の方向掘削ドリルの整列装置。
  20. 【請求項20】地層中における井戸の方向掘削を可能に
    するよう井戸穴内の掘削ドリル軸線の先端を制御可能に
    整列させる方向掘削穴の掘削方法であって、 請求項18又は19に記載の方向掘削ドリルの整列装置
    と、所定のドリルビットとを準備し、 前記ドリルビットを前記シャフト組立体の離隔端に固定
    した後、 前記整列装置を予め掘削された穴内で方向掘削ドリルの
    先端に固定し、 前記第3のシャフト支持手段を前記予め掘削された穴内
    に一時的に固定し、 該穴内に固定された第3のシャフト支持手段の軸方向を
    検知し、 前記ドリルビットの回転軸が選択した所定の方向に整列
    するまで、前記第1シャフト支持手段を前記第3シャフ
    ト支持手段に対して回転させ、又は、前記第2シャフト
    支持手段を前記第1シャフト支持手段に対して回転さ
    せ、 掘削を継続することを特徴とする方向掘削穴の掘削方
    法。
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