JP3237046B2 - 基板ホルダ - Google Patents
基板ホルダInfo
- Publication number
- JP3237046B2 JP3237046B2 JP5089595A JP5089595A JP3237046B2 JP 3237046 B2 JP3237046 B2 JP 3237046B2 JP 5089595 A JP5089595 A JP 5089595A JP 5089595 A JP5089595 A JP 5089595A JP 3237046 B2 JP3237046 B2 JP 3237046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- mounting portion
- substrate holder
- holder
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板ホルダに係り、特
に、イオンビ−ムミリング装置によりミリング加工され
る大型基板、例えば液晶基板を保持するに好適な基板ホ
ルダおよびこの基板ホルダに保持された基板をミリング
加工するイオンビ−ムミリング装置に関する。
に、イオンビ−ムミリング装置によりミリング加工され
る大型基板、例えば液晶基板を保持するに好適な基板ホ
ルダおよびこの基板ホルダに保持された基板をミリング
加工するイオンビ−ムミリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶基板などの大型基板をイオンビ−ム
ミリング装置を用いてミリング加工するに際しては、基
板をガスにより冷却するガス冷却方式が採用されてい
る。この場合基板を基板保持台にに保持させるととも
に、基板保持台に冷却水通路とガス通路を形成し、基板
と基板保持台との間に0〜500μmのギャップを形成
し、このギャップ内にガス圧が数Torr〜50Tor
rのHeガスまたはプロセスガス等を流し、ミリング加
工に伴って高温と成った基板と基板保持台間で熱交換を
行なって、基板を冷却することを行なわれている。
ミリング装置を用いてミリング加工するに際しては、基
板をガスにより冷却するガス冷却方式が採用されてい
る。この場合基板を基板保持台にに保持させるととも
に、基板保持台に冷却水通路とガス通路を形成し、基板
と基板保持台との間に0〜500μmのギャップを形成
し、このギャップ内にガス圧が数Torr〜50Tor
rのHeガスまたはプロセスガス等を流し、ミリング加
工に伴って高温と成った基板と基板保持台間で熱交換を
行なって、基板を冷却することを行なわれている。
【0003】一方、ミリング加工を行なうときに、基板
に残留応力が発生するのを防止するために、例えば、特
開平3−87366号公報に記載されているように、基
板を凸状にすることが行なわれている。また特開昭55
−153333号公報に記載されているように、半導体
基板の製造行程でパタ−ンを転写するする時に、基板マ
スクの密着性を良くするために、基板を凸状にするとと
もに、基板に凹部を設けて基板とマクスとの剥がれを良
くするような手法が用いられている。
に残留応力が発生するのを防止するために、例えば、特
開平3−87366号公報に記載されているように、基
板を凸状にすることが行なわれている。また特開昭55
−153333号公報に記載されているように、半導体
基板の製造行程でパタ−ンを転写するする時に、基板マ
スクの密着性を良くするために、基板を凸状にするとと
もに、基板に凹部を設けて基板とマクスとの剥がれを良
くするような手法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、基板保持台の基板取付け面が平坦になっているた
め、基板保持台に保持された基板にガスを噴射した時
に、基板の中央部付近の膨らみ量が増大し、基板と基板
保持台間の熱交換の効率が大きく低下するという問題点
がある。特に、液晶用ガラス基板のように基板が大型化
すると、基板と基板保持台間のギャップ内のガス圧で基
板中央部が真空容器内側に膨らむ量が増大する。なお、
特開昭60−102742号公報に記載されているよう
に、基板保持台を凸状にすることも考えられるが、基板
と基板保持台とのギャップを一定の値に保てなければ熱
交換の効率が低下することになる。
は、基板保持台の基板取付け面が平坦になっているた
め、基板保持台に保持された基板にガスを噴射した時
に、基板の中央部付近の膨らみ量が増大し、基板と基板
保持台間の熱交換の効率が大きく低下するという問題点
がある。特に、液晶用ガラス基板のように基板が大型化
すると、基板と基板保持台間のギャップ内のガス圧で基
板中央部が真空容器内側に膨らむ量が増大する。なお、
特開昭60−102742号公報に記載されているよう
に、基板保持台を凸状にすることも考えられるが、基板
と基板保持台とのギャップを一定の値に保てなければ熱
交換の効率が低下することになる。
【0005】本発明の目的は、基板と基板保持台とのギ
ャップを一定の範囲内に抑えて基板のガス冷却効果が低
下するのを防止することができる基板ホルダおよびイオ
ンビ−ムミリング装置を提供することにある。
ャップを一定の範囲内に抑えて基板のガス冷却効果が低
下するのを防止することができる基板ホルダおよびイオ
ンビ−ムミリング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、基板が装着可能に形成された基板装着部
を有する基板保持台と、基板保持台の基板装着部に装着
された基板の端部を基板保持台側へ押圧する基板押さえ
とを備え、前記基板装着部の中央部には基板装着部の表
面と基板との間隙を折り返し点とする一対のガス通路が
形成され、前記基板装着部は、その表面が長手方向に沿
った中心線を凸部として湾曲し、且つ湾曲した表面に基
板を保持するための突起が複数個膨出形成され、該複数
の突起は、基板装着部表面の中心部から端部にわたって
分散して配置され、各突起はその長さが同一に設定さ
れ、しかもガスの供給により前記基板装着部に装着され
た基板が前記基板装着部の表面形状に沿って湾曲し、基
板中央部の膨らむ量が増加しても、前記基板と基板保持
台との間に形成される間隙が、ガス冷却効果の低下を防
止できる範囲となるように、前記基板装着部が形成され
ている基板ホルダを構成したものである。
に、本発明は、基板が装着可能に形成された基板装着部
を有する基板保持台と、基板保持台の基板装着部に装着
された基板の端部を基板保持台側へ押圧する基板押さえ
とを備え、前記基板装着部の中央部には基板装着部の表
面と基板との間隙を折り返し点とする一対のガス通路が
形成され、前記基板装着部は、その表面が長手方向に沿
った中心線を凸部として湾曲し、且つ湾曲した表面に基
板を保持するための突起が複数個膨出形成され、該複数
の突起は、基板装着部表面の中心部から端部にわたって
分散して配置され、各突起はその長さが同一に設定さ
れ、しかもガスの供給により前記基板装着部に装着され
た基板が前記基板装着部の表面形状に沿って湾曲し、基
板中央部の膨らむ量が増加しても、前記基板と基板保持
台との間に形成される間隙が、ガス冷却効果の低下を防
止できる範囲となるように、前記基板装着部が形成され
ている基板ホルダを構成したものである。
【0007】
【0008】また、前記各基板ホルダを構成するに際し
ては、以下の要素を加えることが望ましい。
ては、以下の要素を加えることが望ましい。
【0009】(1)基板装着部の湾曲面は、基板と基板
保持台との間隙にガス通路を介して指定の圧力のガスを
供給したときに、基板と基板保持台との間隙が0〜50
0μmとなる形状に設定されている。
保持台との間隙にガス通路を介して指定の圧力のガスを
供給したときに、基板と基板保持台との間隙が0〜50
0μmとなる形状に設定されている。
【0010】(2)基板装着部には、基板端部と基板端
部に接触する基板装着部との間からガスが排出するのを
阻止するシール部材が装着されている。
部に接触する基板装着部との間からガスが排出するのを
阻止するシール部材が装着されている。
【0011】(3)基板保持台には基板保持台を冷却す
るための冷却水通路が形成されている。
るための冷却水通路が形成されている。
【0012】また、本発明は、前記基板ホルダの内いづ
れかの基板ホルダと、真空状態に維持された空間部に基
板ホルダを収納する真空容器と、真空容器内に収納され
た基板ホルダの基板に向けてイオンビ−ムを照射するイ
オン源とを備えたイオンビ−ムミリング装置を構成した
ものである。
れかの基板ホルダと、真空状態に維持された空間部に基
板ホルダを収納する真空容器と、真空容器内に収納され
た基板ホルダの基板に向けてイオンビ−ムを照射するイ
オン源とを備えたイオンビ−ムミリング装置を構成した
ものである。
【0013】
【作用】前記した手段によれば、基板保持台は、基板が
装着される基板装着部の表面が長手方向に沿った中心線
を凸部として湾曲し、且つ湾曲した表面には基板を保持
するための突起が複数個同一の長さで膨出形成され、基
板が各突起を介して基板装着部に装着され、前記湾曲し
た基板装着部と前記湾曲した基板との間に均一な間隙が
形成されているので、基板と基板保持台とのギャップ内
のガス圧によって、基板中央部が真空容器側に膨らむ量
が増加しても、基板と基板保持台とのギャップが拡がる
のを防止することができ、基板と基板保持台間の熱交換
の効率の低下を抑制することができる。さらに、基板装
着部に基板を保持するための突起を複数個膨出形成する
と、基板がこれら突起に装着された時に、基板と基板保
持台とのギャップを一定にすることができ、基板全体を
均一に冷却することができる。
装着される基板装着部の表面が長手方向に沿った中心線
を凸部として湾曲し、且つ湾曲した表面には基板を保持
するための突起が複数個同一の長さで膨出形成され、基
板が各突起を介して基板装着部に装着され、前記湾曲し
た基板装着部と前記湾曲した基板との間に均一な間隙が
形成されているので、基板と基板保持台とのギャップ内
のガス圧によって、基板中央部が真空容器側に膨らむ量
が増加しても、基板と基板保持台とのギャップが拡がる
のを防止することができ、基板と基板保持台間の熱交換
の効率の低下を抑制することができる。さらに、基板装
着部に基板を保持するための突起を複数個膨出形成する
と、基板がこれら突起に装着された時に、基板と基板保
持台とのギャップを一定にすることができ、基板全体を
均一に冷却することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す基板ホルダ
の縦断面図を示し、図2はイオンビ−ムミリング装置の
全体構成を示す。図2において、イオンビ−ムミリング
装置は、搬送用ロボット10、真空排気装置12、試料
準備室14、ゲ−ト弁16、真空容器(チャンバ)1
8、イオン源20、真空排気装置22等を備えて構成さ
れている。搬送用ロボット10にはア−ム24が連結さ
れており、ア−ム24は試料準備室14内に収納されて
いる。試料準備室14は真空排気装置12によって真空
状態に保たれており、ア−ム24には基板26が保持さ
れている。基板26はア−ム24に保持された状態で、
ゲ−ト弁16を介して真空容器18内に挿入される。真
空容器18内は真空排気装置22によって真空状態に保
たれている。そして基板26は真空容器18内の基板保
持台28に装着されたとき、基板抑え30によって保持
されるようになっている。イオン源20からはプラズマ
が発生するようになっていおり、イオン源20からプラ
ズマが発生すると引出電極32からイオンビームが引き
出される。このイオンビームが基板26に照射されると
イオンビームに従って基板26にミリング加工が施され
る。このミリング加工時に、基板26上のパタ−ンが損
傷したり、レジストが焼きつく等の不具合を防止するた
めに、基板ホルダが以下のように構成されている。
の縦断面図を示し、図2はイオンビ−ムミリング装置の
全体構成を示す。図2において、イオンビ−ムミリング
装置は、搬送用ロボット10、真空排気装置12、試料
準備室14、ゲ−ト弁16、真空容器(チャンバ)1
8、イオン源20、真空排気装置22等を備えて構成さ
れている。搬送用ロボット10にはア−ム24が連結さ
れており、ア−ム24は試料準備室14内に収納されて
いる。試料準備室14は真空排気装置12によって真空
状態に保たれており、ア−ム24には基板26が保持さ
れている。基板26はア−ム24に保持された状態で、
ゲ−ト弁16を介して真空容器18内に挿入される。真
空容器18内は真空排気装置22によって真空状態に保
たれている。そして基板26は真空容器18内の基板保
持台28に装着されたとき、基板抑え30によって保持
されるようになっている。イオン源20からはプラズマ
が発生するようになっていおり、イオン源20からプラ
ズマが発生すると引出電極32からイオンビームが引き
出される。このイオンビームが基板26に照射されると
イオンビームに従って基板26にミリング加工が施され
る。このミリング加工時に、基板26上のパタ−ンが損
傷したり、レジストが焼きつく等の不具合を防止するた
めに、基板ホルダが以下のように構成されている。
【0016】基板ホルダは、図1に示すように、基板保
持台28、基板抑え30を備えて構成されている。基板
保持台28は、400×500mmの大きさに形成され
た基板26を装着可能な基板装着部34が形成されてい
る。この基板装着部34は長手方向に沿った中心線を凸
部として湾曲した形状に成っている。すなわち基板装着
部34の表面はほぼ円弧形状に形成されている。そして
基板装着部34のほぼ中央部には一対のガス通路36、
38が形成されており、ガス導入口40からHeガスま
たはプロセスガスが導入され、ガス排出口42から排出
されるようになっている。さらに基板保持台28の内部
には冷却水通路44が形成されており、冷却水導入口4
6から導入された冷却水が冷却水通路44、冷却水排出
口48を介して排出され、基板保持台28を冷却するよ
うになっている。
持台28、基板抑え30を備えて構成されている。基板
保持台28は、400×500mmの大きさに形成され
た基板26を装着可能な基板装着部34が形成されてい
る。この基板装着部34は長手方向に沿った中心線を凸
部として湾曲した形状に成っている。すなわち基板装着
部34の表面はほぼ円弧形状に形成されている。そして
基板装着部34のほぼ中央部には一対のガス通路36、
38が形成されており、ガス導入口40からHeガスま
たはプロセスガスが導入され、ガス排出口42から排出
されるようになっている。さらに基板保持台28の内部
には冷却水通路44が形成されており、冷却水導入口4
6から導入された冷却水が冷却水通路44、冷却水排出
口48を介して排出され、基板保持台28を冷却するよ
うになっている。
【0017】また基板保持台28の端部には、基板抑え
30が着脱自在に装着されるようになっている。すなわ
ち基板抑え30は、基板保持台28の基板装着部34に
装着された基板26の端部を基板保持台28側に押圧し
て基板26を基板保持台28に保持させるようになって
いる。
30が着脱自在に装着されるようになっている。すなわ
ち基板抑え30は、基板保持台28の基板装着部34に
装着された基板26の端部を基板保持台28側に押圧し
て基板26を基板保持台28に保持させるようになって
いる。
【0018】上記構成において、基板保持台28に装着
された基板26を基板抑え30で押圧して基板26を保
持した時に、数Torr〜50TorrのHeガスまた
はプロセスガスをガス通路36に導入すると、基板26
と基板装着部36との間にギャップ50が形成される。
この場合、基板26が基板装着部34の表面形状に沿っ
て湾曲しているので、ギャップ50は0〜500μmに
確保することができ、高効率な熱交換が行なえる。
された基板26を基板抑え30で押圧して基板26を保
持した時に、数Torr〜50TorrのHeガスまた
はプロセスガスをガス通路36に導入すると、基板26
と基板装着部36との間にギャップ50が形成される。
この場合、基板26が基板装着部34の表面形状に沿っ
て湾曲しているので、ギャップ50は0〜500μmに
確保することができ、高効率な熱交換が行なえる。
【0019】ここで、ガス通路36に導入されるガスの
圧力と基板・基板装着部間の熱通過率との関係を測定し
たところ、図3に示すような特性が得られた。
圧力と基板・基板装着部間の熱通過率との関係を測定し
たところ、図3に示すような特性が得られた。
【0020】図3から、ギャップ50を10μm、13
0μmとし、ガスとしてCCI4、N2、Heを用い、
各ガスの圧力を高くすると、ガス種やギャップによって
熱通過率Qが変化することがわかる。そして冷却ガスの
圧力としては、冷却ガスの圧力と熱通過率Qとの関係が
比例している圧力領域で用いることが望ましく、ガス圧
としては、数Torr〜50Torrとすることが望ま
しい。
0μmとし、ガスとしてCCI4、N2、Heを用い、
各ガスの圧力を高くすると、ガス種やギャップによって
熱通過率Qが変化することがわかる。そして冷却ガスの
圧力としては、冷却ガスの圧力と熱通過率Qとの関係が
比例している圧力領域で用いることが望ましく、ガス圧
としては、数Torr〜50Torrとすることが望ま
しい。
【0021】一方、基板26と基板装着部34とのギャ
ップdと熱通過率Qとの関係を測定したところ、図4に
示すような測定結果が得られた。図4から、ガス種がH
eなら、A点以下のギャップが望ましい。このA点の距
離はガス種、ガス圧から求められる平均自由行程に相当
する。さらに図4から、装置の構造、寸法精度を考慮す
ると、ギャップdとしては0〜500μmが望ましい。
ップdと熱通過率Qとの関係を測定したところ、図4に
示すような測定結果が得られた。図4から、ガス種がH
eなら、A点以下のギャップが望ましい。このA点の距
離はガス種、ガス圧から求められる平均自由行程に相当
する。さらに図4から、装置の構造、寸法精度を考慮す
ると、ギャップdとしては0〜500μmが望ましい。
【0022】次に、基板ホルダの他の実施例を図5に示
す。
す。
【0023】本実施例は、基板保持台28の基板装着部
34にシ−ル部材としてOリング50を装着したもので
あり、他の構成は図1のものと同様であるので、同一の
ものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
34にシ−ル部材としてOリング50を装着したもので
あり、他の構成は図1のものと同様であるので、同一の
ものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0024】本実施例においては、基板26の端部がO
リング52を介して基板保持台28に装着されるため、
ギャップ50内のガスが真空容器18内に排出されるの
を防止することができる。
リング52を介して基板保持台28に装着されるため、
ギャップ50内のガスが真空容器18内に排出されるの
を防止することができる。
【0025】次に、基板ホルダの第3実施例を図6に従
って説明する。
って説明する。
【0026】本実施例は、基板保持台28の基板装着部
34に、突起54を基板装着部34の全面に渡って膨出
形成するとともに、基板装着部34の端部にOリング5
2を装着するようにしたものであり、他の構成は図1の
ものと同様であるので、同一のものには同一符号を付し
てそれらの説明は省略する。
34に、突起54を基板装着部34の全面に渡って膨出
形成するとともに、基板装着部34の端部にOリング5
2を装着するようにしたものであり、他の構成は図1の
ものと同様であるので、同一のものには同一符号を付し
てそれらの説明は省略する。
【0027】各突起54は、基板保持台28からの高さ
が同一の高さとなるように設定されており、各突起34
が基板34に分散して配置されている。このため基板2
6を突起54を介して基板保持台28に装着すると、基
板26と基板保持台28とのギャップ50を均一にする
ことができ、基板26全体を均一に冷却することができ
る。
が同一の高さとなるように設定されており、各突起34
が基板34に分散して配置されている。このため基板2
6を突起54を介して基板保持台28に装着すると、基
板26と基板保持台28とのギャップ50を均一にする
ことができ、基板26全体を均一に冷却することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板保持台の基板装着部を、その表面が長手方向に沿っ
た中心線を凸部として湾曲した形状となっているため、
基板を大型化しても、基板・基板保持台間のギャップを
一定の範囲に確保することができ、基板が大型化しても
基板のガス冷却効果が低下するのを防止することができ
る。また基板装着部に突起を膨出形成すると、基板全体
を均一に冷却することができる。また本発明による基板
ホルダを用いたイオンビ−ムミリング装置では、基板の
ガス冷却効果が低下するのを防止できるため、基板上の
パタ−ンの損傷や、レジスタの焼き付けを防止すること
ができる。
基板保持台の基板装着部を、その表面が長手方向に沿っ
た中心線を凸部として湾曲した形状となっているため、
基板を大型化しても、基板・基板保持台間のギャップを
一定の範囲に確保することができ、基板が大型化しても
基板のガス冷却効果が低下するのを防止することができ
る。また基板装着部に突起を膨出形成すると、基板全体
を均一に冷却することができる。また本発明による基板
ホルダを用いたイオンビ−ムミリング装置では、基板の
ガス冷却効果が低下するのを防止できるため、基板上の
パタ−ンの損傷や、レジスタの焼き付けを防止すること
ができる。
【図1】本発明に係る基板ホルダの第1実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】イオンビ−ムミリング装置の全体構成図であ
る。
る。
【図3】気体圧力と熱通過率との関係を示す特性図であ
る。
る。
【図4】基板・基板保持台間のギャップと熱通過率との
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図5】基板ホルダの第2実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図6】基板ホルダの第3実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
18 真空容器 24 イオン源 26 基板 28 基板保持台 30 基板抑え 36、38 ガス通路 44 冷却水通路 50 ギャップ 52 Oリング 54 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−234426(JP,A) 特開 昭60−257512(JP,A) 特開 昭62−274625(JP,A) 特開 平5−267436(JP,A) 特開 平6−120176(JP,A) 特開 平5−182930(JP,A) 特開 平5−29222(JP,A) 特開 平4−61325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 B23K 15/00 508 H01L 21/68
Claims (5)
- 【請求項1】 基板が装着可能に形成された基板装着部
を有する基板保持台と、基板保持台の基板装着部に装着
された基板の端部を基板保持台側へ押圧する基板押さえ
とを備え、前記基板装着部の中央部には基板装着部の表
面と基板との間隙を折り返し点とする一対のガス通路が
形成され、前記基板装着部は、その表面が長手方向に沿
った中心線を凸部として湾曲し、且つ湾曲した表面に基
板を保持するための突起が複数個膨出形成され、該複数
の突起は、基板装着部表面の中心部から端部にわたって
分散して配置され、各突起はその長さが同一に設定さ
れ、しかもガスの供給により前記基板装着部に装着され
た基板が前記基板装着部の表面形状に沿って湾曲し、基
板中央部の膨らむ量が増加しても、前記基板と基板保持
台との間に形成される間隙が、ガス冷却効果の低下を防
止できる範囲となるように、前記基板装着部が形成され
ている基板ホルダ。 - 【請求項2】 基板装着部の湾曲面は、基板と基板保持
台との間隙にガス通路を介して指定の圧力のガスを供給
したときに、基板と基板保持台との間隙が0〜500μ
mとなる形状に設定されている請求項1記載の基板ホル
ダ。 - 【請求項3】 基板装着部には、基板端部と基板端部に
接触する基板装着部との間からガスが排出するのを阻止
するシール部材が装着されている請求項1、または2記
載の基板ホルダ。 - 【請求項4】 基板保持台には基板保持台を冷却するた
めの冷却水通路が形成されている請求項1、2または3
記載の基板ホルダ。 - 【請求項5】 試料としての基板を保持する基板ホルダ
と、真空状態に維持された空間部に基板ホルダを収納す
る真空容器と、真空容器内に収納された基板ホルダの基
板に向けてイオンビームを照射するイオン源とを備えた
イオンビームミリング装置において、基板ホルダとして
請求項1、2、3または4記載のものを用いてなること
を特徴とするイオンビームミリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089595A JP3237046B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 基板ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089595A JP3237046B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 基板ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08250472A JPH08250472A (ja) | 1996-09-27 |
JP3237046B2 true JP3237046B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=12871483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5089595A Expired - Fee Related JP3237046B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 基板ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237046B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100337108B1 (ko) * | 1999-11-09 | 2002-05-16 | 정기로 | 웨이퍼 냉각 장치 |
KR101011491B1 (ko) * | 2006-11-02 | 2011-01-31 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 미소 구조체의 검사 장치, 미소 구조체의 검사 방법 및 기판 유지 장치 |
FR2974251B1 (fr) * | 2011-04-18 | 2013-11-01 | Ecole Polytech | Dispositif pour la gestion thermique d'un élément optique et procédé de gestion thermique associe. |
WO2017030315A1 (ko) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | (주) 에스엔텍 | 증착 장치용 샘플 거치대 및 그 샘플 거치대를 갖는 증착 장치 |
CN112764185B (zh) * | 2020-12-30 | 2023-08-08 | 四川中科朗星光电科技有限公司 | 一种光学镜、镜筒及空冷结构 |
JP7658778B2 (ja) * | 2021-03-29 | 2025-04-08 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 実装装置 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP5089595A patent/JP3237046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08250472A (ja) | 1996-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1706889B1 (en) | Gas distribution plate assembly for plasma reactors | |
US5563683A (en) | Substrate holder | |
KR20090014386A (ko) | 탑재대 구조 및 열처리 장치 | |
JPH0770509B2 (ja) | ドライプロセス装置 | |
JP3237046B2 (ja) | 基板ホルダ | |
JPH08181195A (ja) | ペデスタル及びベース間の改善された熱伝達 | |
JPS60136314A (ja) | 低圧雰囲気内の処理装置 | |
JPH0622213B2 (ja) | 試料の温度制御方法及び装置 | |
JPH05226258A (ja) | プラズマ発生装置 | |
JPH0752749B2 (ja) | ウエハ−保持機構 | |
JP2647061B2 (ja) | 半導体基板加熱ホルダ | |
JP3341965B2 (ja) | 縦型同軸プラズマ処理装置 | |
JP2681360B2 (ja) | レジスト膜除去装置 | |
JPH06101446B2 (ja) | プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 | |
JPS6342369A (ja) | スパツタ処理装置 | |
JP2798792B2 (ja) | レジスト処理装置 | |
JP3365663B2 (ja) | 半導体製造装置及び該装置を用いた冷却ガス導入排気方法 | |
JP4044218B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
JPS61103531A (ja) | 真空処理装置における基板の冷却機構 | |
JPH0334540A (ja) | プラズマ処理装置およびその装置におけるウエハ温度制御方法 | |
JPS61119037A (ja) | 真空内処理における被処理物の温度制御方法およびその装置 | |
JPS62219912A (ja) | プラズマcvd装置 | |
JP2705117B2 (ja) | 焦電材料のドライエッチング装置 | |
JPS5830134A (ja) | ドライエツチング方法 | |
JPH0438825A (ja) | エッチング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |