JP3231812B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JP3231812B2 JP3231812B2 JP25198591A JP25198591A JP3231812B2 JP 3231812 B2 JP3231812 B2 JP 3231812B2 JP 25198591 A JP25198591 A JP 25198591A JP 25198591 A JP25198591 A JP 25198591A JP 3231812 B2 JP3231812 B2 JP 3231812B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ光ビームを用
いてディスクの記録ないし再生を行なう光ディスク装置
に関する。
いてディスクの記録ないし再生を行なう光ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光ビームのエネルギーを用
いて記録媒体を加熱し、その磁気光学的性質を変化させ
ることにより、データを記録するようにした光ディスク
記録装置が知られている。
いて記録媒体を加熱し、その磁気光学的性質を変化させ
ることにより、データを記録するようにした光ディスク
記録装置が知られている。
【0003】まず、図2〜図4を参照しながら、従来の
光ディスク記録装置について説明する。従来の光ディス
ク記録装置の基本的な構成例を図2に示す。図2におい
て、Dはデータの書換え(オーバライト)が可能な、案
内標識型の光磁気ディスクであって、多数の記録トラッ
クが等しい角度で複数のセクタに分割され、各セクタが
等しい角度で複数のセグメントに分割されて、各セグメ
ントの特定領域(いわゆるサーボ領域)に、図3に示す
ような3個の案内標識Pa〜Pcが形成される。
光ディスク記録装置について説明する。従来の光ディス
ク記録装置の基本的な構成例を図2に示す。図2におい
て、Dはデータの書換え(オーバライト)が可能な、案
内標識型の光磁気ディスクであって、多数の記録トラッ
クが等しい角度で複数のセクタに分割され、各セクタが
等しい角度で複数のセグメントに分割されて、各セグメ
ントの特定領域(いわゆるサーボ領域)に、図3に示す
ような3個の案内標識Pa〜Pcが形成される。
【0004】10は光学ヘッドであって、レーザダイオ
ード11及びフォトダイオード12,13と、ビームス
プリッタ14に代表される光学系とを含んで構成され、
光磁気ディスクDに対向して配設されて、レーザダイオ
ード11から放射される光ビームにより、データの書き
込み(または読み出し)が行なわれる。
ード11及びフォトダイオード12,13と、ビームス
プリッタ14に代表される光学系とを含んで構成され、
光磁気ディスクDに対向して配設されて、レーザダイオ
ード11から放射される光ビームにより、データの書き
込み(または読み出し)が行なわれる。
【0005】記録時には、デジタルデータが入力端子I
Nからエンコーダ21に供給され、所定のフォーマット
に変換されると共に、例えばパルス位置変調型の変調方
式に則した記録信号に変換される。エンコーダ21の出
力は光強度変調回路22に供給され、この変調回路22
の出力が駆動増幅器23を介して、レーザダイオード1
1に供給されて、その放射光の強度が断続的に制御され
る。
Nからエンコーダ21に供給され、所定のフォーマット
に変換されると共に、例えばパルス位置変調型の変調方
式に則した記録信号に変換される。エンコーダ21の出
力は光強度変調回路22に供給され、この変調回路22
の出力が駆動増幅器23を介して、レーザダイオード1
1に供給されて、その放射光の強度が断続的に制御され
る。
【0006】ビームスプリッタ14によって、レーザダ
イオード11の放射光の一部が分離されて、一方のフォ
トダイオード12により検出され、その検出出力が、増
幅器24と低域フィルタ25を介して、比較器26に供
給されて、基準電圧源27の設定された基準値と比較さ
れる。比較器26の出力が光強度変調回路22にフィー
ドバックされて、レーザダイオード11の光強度(パワ
ーレベル)が一定値に制御され、所謂APCが行われ
る。これにより、一定の角速度(CAV)で回転駆動さ
れる光ディスクDの記録層(図示せず)には、例えば電
磁石15による外部磁界の下で、レーザ光の照射パルス
幅に対応する長さの記録領域(マーク)が形成される。
イオード11の放射光の一部が分離されて、一方のフォ
トダイオード12により検出され、その検出出力が、増
幅器24と低域フィルタ25を介して、比較器26に供
給されて、基準電圧源27の設定された基準値と比較さ
れる。比較器26の出力が光強度変調回路22にフィー
ドバックされて、レーザダイオード11の光強度(パワ
ーレベル)が一定値に制御され、所謂APCが行われ
る。これにより、一定の角速度(CAV)で回転駆動さ
れる光ディスクDの記録層(図示せず)には、例えば電
磁石15による外部磁界の下で、レーザ光の照射パルス
幅に対応する長さの記録領域(マーク)が形成される。
【0007】記録時(または再生時)には、光ディスク
Dからの反射光が、ビームスプリッタ14を介して、他
方のフォトダイオード13により検出され、その検出出
力がサーボ制御回路30に供給されて、フォーカス制
御、トラッキング制御など、光学ヘッド10の各種サー
ボ制御が行なわれる。
Dからの反射光が、ビームスプリッタ14を介して、他
方のフォトダイオード13により検出され、その検出出
力がサーボ制御回路30に供給されて、フォーカス制
御、トラッキング制御など、光学ヘッド10の各種サー
ボ制御が行なわれる。
【0008】前述のように、ディスクDの各セクタのサ
ーボ領域に形成される案内標識は、図3に示すように、
基準となる制御ピット(いわゆるクロックピット)Pc
がトラックの中心線上に設けられると共に、1対の制御
ピット(いわゆるサーボピット)Pa,Pbが、トラッ
ク方向にそれぞれ所定の距離をおいて、かつ、トラック
の中心線に対して、トラックピッチpのそれぞれ1/4
の間隔をおいて(オフセットさせて)設けられる。
ーボ領域に形成される案内標識は、図3に示すように、
基準となる制御ピット(いわゆるクロックピット)Pc
がトラックの中心線上に設けられると共に、1対の制御
ピット(いわゆるサーボピット)Pa,Pbが、トラッ
ク方向にそれぞれ所定の距離をおいて、かつ、トラック
の中心線に対して、トラックピッチpのそれぞれ1/4
の間隔をおいて(オフセットさせて)設けられる。
【0009】記録ないし再生時に、例えば、トラックピ
ッチpのほぼ1/2の直径の光ビームスポットBSによ
って各セクタのサーボ領域が走査されると、光学ヘッド
10のフォトダイオード13からは、図4Aに示すよう
に、ピットPa,Pc,Pbに対応するタイミングでピ
ークとなる、一連の検出信号(再生RF信号)が得られ
る。
ッチpのほぼ1/2の直径の光ビームスポットBSによ
って各セクタのサーボ領域が走査されると、光学ヘッド
10のフォトダイオード13からは、図4Aに示すよう
に、ピットPa,Pc,Pbに対応するタイミングでピ
ークとなる、一連の検出信号(再生RF信号)が得られ
る。
【0010】よく知られるように、ビームスポットBS
がトラックの中心線上を走査する、いわゆるオントラッ
クのとき、両サーボピットPa,Pbにそれぞれ対応す
る再生RF信号Sa,SbのピークレベルApk,Bpkが
等しくなる。このため、トラッキング制御には、再生R
F信号Sa,Sbの差信号を用いることができる。実際
には、図4Bに示すようなチャンネルクロックCKchの
立ち上がりのタイミングで、再生RF信号Sa,Sbが
それぞれサンプルホールドされて、トラッキング制御用
の差信号が形成される。
がトラックの中心線上を走査する、いわゆるオントラッ
クのとき、両サーボピットPa,Pbにそれぞれ対応す
る再生RF信号Sa,SbのピークレベルApk,Bpkが
等しくなる。このため、トラッキング制御には、再生R
F信号Sa,Sbの差信号を用いることができる。実際
には、図4Bに示すようなチャンネルクロックCKchの
立ち上がりのタイミングで、再生RF信号Sa,Sbが
それぞれサンプルホールドされて、トラッキング制御用
の差信号が形成される。
【0011】また、上述のチャンネルクロックCKch
は、その立ち下がりのタイミングで、両サーボピットP
a,Pbにそれぞれ対応する再生RF信号Sa,Sbの
中間レベル(上下ピークレベルの中間付近のレベル)A
m1,Am2;Bm1,Bm2がサンプルされ、(Am1−Am2)
+(Bm1−Bm2)の演算がなされて、この演算の結果が
位相誤差信号として注入されたPLL回路から生成さ
れ、図4に示すように、両サーボピットPa,Pbと正
確に位相同期させることができる。[特開平3−156
774号公報(特願平1−295141号)参照]
は、その立ち下がりのタイミングで、両サーボピットP
a,Pbにそれぞれ対応する再生RF信号Sa,Sbの
中間レベル(上下ピークレベルの中間付近のレベル)A
m1,Am2;Bm1,Bm2がサンプルされ、(Am1−Am2)
+(Bm1−Bm2)の演算がなされて、この演算の結果が
位相誤差信号として注入されたPLL回路から生成さ
れ、図4に示すように、両サーボピットPa,Pbと正
確に位相同期させることができる。[特開平3−156
774号公報(特願平1−295141号)参照]
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
光ディスク記録装置では、ディスクDに対して、レーザ
ダイオード11から一定強度の光が放射される。ところ
が、ディスクDの反射率は、個々のディスクの任意の部
分において、例えば±12%の範囲内で、変動すること
が許容されている。
光ディスク記録装置では、ディスクDに対して、レーザ
ダイオード11から一定強度の光が放射される。ところ
が、ディスクDの反射率は、個々のディスクの任意の部
分において、例えば±12%の範囲内で、変動すること
が許容されている。
【0013】このディスクの反射率変動に伴い、再生R
F信号のレベルが変動して、前述のようなトラッキング
制御用の差信号や、PLL回路の位相誤差信号のレベル
もまた変動する。換言すれば、個々のディスクの各部分
の走査において、サーボ系のループゲインが変動してマ
ージンが減少し、ジッタやトラッキング誤差の増大、あ
るいは、サーボ系の不安定などの不都合が生ずるという
問題があった。
F信号のレベルが変動して、前述のようなトラッキング
制御用の差信号や、PLL回路の位相誤差信号のレベル
もまた変動する。換言すれば、個々のディスクの各部分
の走査において、サーボ系のループゲインが変動してマ
ージンが減少し、ジッタやトラッキング誤差の増大、あ
るいは、サーボ系の不安定などの不都合が生ずるという
問題があった。
【0014】また、ディスクがCAV方式で記録される
場合には、再生RF信号の空間周波数特性(Modulation
Transfer Function)がトラックの半径に依存して変化
するため、再生RF信号のレベルがディスクの内外周
で、例えば20%程度変動し、上述のような問題が一層
助長されてしまう。
場合には、再生RF信号の空間周波数特性(Modulation
Transfer Function)がトラックの半径に依存して変化
するため、再生RF信号のレベルがディスクの内外周
で、例えば20%程度変動し、上述のような問題が一層
助長されてしまう。
【0015】一般に、信号レベルの変動は、自動利得制
御増幅器を用いて吸収することができる。しかしなが
ら、光ディスクの回転速度が、例えば3600rpmの
場合、サーボピットの再生RF信号の周波数は、例えば
8MHz程度であり、例えば±25%の小ステップで、
位相特性の良いプログラム利得制御増幅器を得ることが
困難である。
御増幅器を用いて吸収することができる。しかしなが
ら、光ディスクの回転速度が、例えば3600rpmの
場合、サーボピットの再生RF信号の周波数は、例えば
8MHz程度であり、例えば±25%の小ステップで、
位相特性の良いプログラム利得制御増幅器を得ることが
困難である。
【0016】かかる点に鑑み、この発明の目的は、光デ
ィスクの反射むらや空間周波数特性の変化の影響を除去
して、一定レベルの再生RF信号を容易に得て、サーボ
系の動作を安定させることができる光ディスク装置を提
供するところにある。
ィスクの反射むらや空間周波数特性の変化の影響を除去
して、一定レベルの再生RF信号を容易に得て、サーボ
系の動作を安定させることができる光ディスク装置を提
供するところにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明光ディスク装置は
例えば図1に示す如く、レーザ光源11から光ディスク
Dに照射する光ビームBSの反射光を検出する受光素子
13と、この受光素子13の検出出力のうちトラック方
向にそれぞれ所定の距離をおいて、かつトラックの中心
線に対して所定の間隔をおいて設けられた1対の制御ピ
ットPa,Pbからの検出出力を用いてトラッキング制
御用の1対のピークレベル信号S32,S33を得るサ
ンプルホールド回路32,33,35と、この1対のピ
ークレベル信号S32,S33を減算してトラッキング
制御信号Stkを得る減算器36と、この1対のピークレ
ベル信号S32,S33を加算する加算器37と、この
加算器37の出力と基準値27とを比較する比較器26
とを備え、この比較器26の出力をこのレーザ光源11
に帰還してこの光ビームの強度を制御するようにしたも
のである。
例えば図1に示す如く、レーザ光源11から光ディスク
Dに照射する光ビームBSの反射光を検出する受光素子
13と、この受光素子13の検出出力のうちトラック方
向にそれぞれ所定の距離をおいて、かつトラックの中心
線に対して所定の間隔をおいて設けられた1対の制御ピ
ットPa,Pbからの検出出力を用いてトラッキング制
御用の1対のピークレベル信号S32,S33を得るサ
ンプルホールド回路32,33,35と、この1対のピ
ークレベル信号S32,S33を減算してトラッキング
制御信号Stkを得る減算器36と、この1対のピークレ
ベル信号S32,S33を加算する加算器37と、この
加算器37の出力と基準値27とを比較する比較器26
とを備え、この比較器26の出力をこのレーザ光源11
に帰還してこの光ビームの強度を制御するようにしたも
のである。
【0018】
【作用】かかる構成によれば、光ディスクの反射むらや
空間周波数特性の変化の影響が除去されて、一定レベル
の再生RF信号が容易に得られ、サーボ系の動作が安定
する。
空間周波数特性の変化の影響が除去されて、一定レベル
の再生RF信号が容易に得られ、サーボ系の動作が安定
する。
【0019】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明による
光ディスク装置を案内標識型ディスク用の光ディスク記
録装置に適用した一実施例について説明する。
光ディスク装置を案内標識型ディスク用の光ディスク記
録装置に適用した一実施例について説明する。
【0020】この発明の一実施例の構成を図1に示す。
この図1において、前出図2に対応する部分には同一の
符号を付して重複説明を省略する。
この図1において、前出図2に対応する部分には同一の
符号を付して重複説明を省略する。
【0021】図1において、光学ヘッド10Rには、前
述のようなレーザダイオード11の放射光を検出するフ
ォトダイオード12(図2参照)がなく、光ディスクD
からの反射光を検出するフォトダイオード13を備え
る。30Aはサーボ制御回路であって、その増幅器31
を介して、フォトダイオード13の出力が1対のサンプ
ルホールド回路32,33とPLL回路34とに共通に
供給され、PLL回路34の出力がタイミング信号発生
回路35に供給される。
述のようなレーザダイオード11の放射光を検出するフ
ォトダイオード12(図2参照)がなく、光ディスクD
からの反射光を検出するフォトダイオード13を備え
る。30Aはサーボ制御回路であって、その増幅器31
を介して、フォトダイオード13の出力が1対のサンプ
ルホールド回路32,33とPLL回路34とに共通に
供給され、PLL回路34の出力がタイミング信号発生
回路35に供給される。
【0022】この発生回路35からのタイミング信号が
サンプルホールド回路32,33にそれぞれ供給され、
サンプルホールド回路32,33の出力が減算器36に
それぞれ供給されて、減算器36の出力がトラッキング
制御信号Stkとして導出される。サーボ制御回路30A
の上述のような構成は従来と概ね同様である。
サンプルホールド回路32,33にそれぞれ供給され、
サンプルホールド回路32,33の出力が減算器36に
それぞれ供給されて、減算器36の出力がトラッキング
制御信号Stkとして導出される。サーボ制御回路30A
の上述のような構成は従来と概ね同様である。
【0023】この実施例では、減算器36と並列に加算
器37が設けられ、この加算器37にサンプルホールド
回路32,33の出力がそれぞれ供給されて、加算器3
7の出力が比較器26に供給される。その他の構成は前
出図2と同様である。
器37が設けられ、この加算器37にサンプルホールド
回路32,33の出力がそれぞれ供給されて、加算器3
7の出力が比較器26に供給される。その他の構成は前
出図2と同様である。
【0024】次に、前出図3及び図4をも参照しなが
ら、この発明の一実施例の動作について説明する。この
実施例では、前述のような案内標識形式の光ディスクが
用いられる。記録時ないし再生時、図3に示すように、
p/2の直径のビームスポットBSにより、光ディスク
の各サーボ領域のサーボピットPa,Pbが走査される
と、光学ヘッド10Rのフォトダイオード13からは、
各ピットPa,Pbに対応するタイミングで、図4Aに
示すような再生RF信号Sa,Sbが得られる。
ら、この発明の一実施例の動作について説明する。この
実施例では、前述のような案内標識形式の光ディスクが
用いられる。記録時ないし再生時、図3に示すように、
p/2の直径のビームスポットBSにより、光ディスク
の各サーボ領域のサーボピットPa,Pbが走査される
と、光学ヘッド10Rのフォトダイオード13からは、
各ピットPa,Pbに対応するタイミングで、図4Aに
示すような再生RF信号Sa,Sbが得られる。
【0025】サンプルホールド回路32,33において
は、発生回路35からのタイミング信号により、再生R
F信号Sa,SbのピークレベルApk,Bpkがサンプル
されホールドされて、サンプルホールド回路32,33
の出力信号S32,S33は、光ビームスポットBSがオン
トラックのときを基準として、次の数1のように表わさ
れる。
は、発生回路35からのタイミング信号により、再生R
F信号Sa,SbのピークレベルApk,Bpkがサンプル
されホールドされて、サンプルホールド回路32,33
の出力信号S32,S33は、光ビームスポットBSがオン
トラックのときを基準として、次の数1のように表わさ
れる。
【数1】 S32≒ αsin(2πx/p)+β S33≒−αsin(2πx/p)+β ここでxはラジアル(半径)方向のずれ(トラッキング
オフセット)であり、ジャストトラックのときにピーク
レベルApk,Bpkとなりジャストトラックのときはx=
0なので Apk=αsin(2πx/p)+β=β Bpk=−αsin(2πx/p)+β=β である。
オフセット)であり、ジャストトラックのときにピーク
レベルApk,Bpkとなりジャストトラックのときはx=
0なので Apk=αsin(2πx/p)+β=β Bpk=−αsin(2πx/p)+β=β である。
【0026】前述のように、減算器36において、この
信号S32,S33からトラッキング制御信号Stkが形成さ
れる。 加算器37においては、両サンプルホールド回
路32,33の出力信号S32,S33から和信号Ssmが形
成されるが、この和信号Ssmの値は、次式から明らかな
ように、ビームスポットBSのオフセット量xに拘ら
ず、例えば±10%の範囲内で、概ね一定となる。 Ssm=S32+S33≒2β
信号S32,S33からトラッキング制御信号Stkが形成さ
れる。 加算器37においては、両サンプルホールド回
路32,33の出力信号S32,S33から和信号Ssmが形
成されるが、この和信号Ssmの値は、次式から明らかな
ように、ビームスポットBSのオフセット量xに拘ら
ず、例えば±10%の範囲内で、概ね一定となる。 Ssm=S32+S33≒2β
【0027】比較器26においては、この和信号Ssmと
電圧源27の設定された基準値とが比較され、比較器2
6の出力が光強度変調回路22にフィードバックされ
て、光ディスクの各部分で和信号Ssmのレベルが一定に
なるように、レーザダイオード11のパワーレベルが制
御される。
電圧源27の設定された基準値とが比較され、比較器2
6の出力が光強度変調回路22にフィードバックされ
て、光ディスクの各部分で和信号Ssmのレベルが一定に
なるように、レーザダイオード11のパワーレベルが制
御される。
【0028】上述から明らかなように、和信号Ssmのレ
ベルは、光ディスクの反射むらや空間周波数特性の変化
に影響される、再生RF信号Sa,Sbのピークレベル
に直接に依存する。従って、この実施例では、一定レベ
ルの和信号Ssmが得られるように、レーザダイオード1
1のパワーレベルを制御することにより、光ディスクの
反射むらや空間周波数特性の変化の影響が容易に除去さ
れて、サーボ系の動作を安定させることができる。
ベルは、光ディスクの反射むらや空間周波数特性の変化
に影響される、再生RF信号Sa,Sbのピークレベル
に直接に依存する。従って、この実施例では、一定レベ
ルの和信号Ssmが得られるように、レーザダイオード1
1のパワーレベルを制御することにより、光ディスクの
反射むらや空間周波数特性の変化の影響が容易に除去さ
れて、サーボ系の動作を安定させることができる。
【0029】なお、上述の実施例では、オーバライト型
の記録媒体を用いたが、リードオンリー型やライトワン
ス型の記録媒体の場合にも、この発明を適用することが
できる。
の記録媒体を用いたが、リードオンリー型やライトワン
ス型の記録媒体の場合にも、この発明を適用することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述のように、この発明によれば、
光ディスク装置において、光学ヘッドの反射光受光素子
からトラッキング制御信号を形成するための1対の再生
RF信号を得ると共に、この再生RF信号を加算して形
成した和信号に基づいてパワーレベル制御信号を形成
し、レーザ光源からの光ビームのパワーレベルを制御す
るようにしたので、光ディスクの反射むらや空間周波数
特性の変化の影響を除去して、サーボ系の動作を安定さ
せることができる光ディスク装置が得られる。
光ディスク装置において、光学ヘッドの反射光受光素子
からトラッキング制御信号を形成するための1対の再生
RF信号を得ると共に、この再生RF信号を加算して形
成した和信号に基づいてパワーレベル制御信号を形成
し、レーザ光源からの光ビームのパワーレベルを制御す
るようにしたので、光ディスクの反射むらや空間周波数
特性の変化の影響を除去して、サーボ系の動作を安定さ
せることができる光ディスク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ディスク装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】従来の光ディスク装置の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】この発明を説明するための略線図である。
【図4】従来例の動作を説明するための波形図である。
10R,10M 光学ヘッド 11 レーザダイオード 13,16 受光素子 26 比較器 27 基準電圧源 32,33 サンプルホールド回路 34 PLL回路 37 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住広 博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 佐藤 政司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−255540(JP,A) 特開 昭59−72659(JP,A) 特開 昭60−258732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/005,7/125
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ光源から光ディスクに照射する光
ビームの反射光を検出する受光素子と、 該受光素子の検出出力のうち、トラック方向にそれぞれ
所定の距離をおいて、かつ、トラックの中心線に対して
所定の間隔をおいて設けられた1対の制御ピットからの
検出出力を用いてトラッキング制御用の1対のピークレ
ベル信号を得るサンプルホールド回路と、 前記1対のピークレベル信号を減算してトラッキング制
御信号を得る減算器と、 前記1対のピークレベル信号を加算する加算器と、 該加算器の出力と基準値とを比較する比較器とを備え、 該比較器の出力を前記レーザ光源に帰還して前記光ビー
ムの強度を制御するようにしたことを特徴とする光ディ
スク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25198591A JP3231812B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25198591A JP3231812B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 光ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589472A JPH0589472A (ja) | 1993-04-09 |
JP3231812B2 true JP3231812B2 (ja) | 2001-11-26 |
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ID=17230945
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25198591A Expired - Fee Related JP3231812B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 光ディスク装置 |
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Country | Link |
---|---|
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JP3800112B2 (ja) | 2002-03-07 | 2006-07-26 | ヤマハ株式会社 | 光ディスク記録方法およびその装置 |
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1991
- 1991-09-30 JP JP25198591A patent/JP3231812B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0589472A (ja) | 1993-04-09 |
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