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JP3231482U - 遺骨・遺灰容器 - Google Patents

遺骨・遺灰容器 Download PDF

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JP3231482U
JP3231482U JP2020005582U JP2020005582U JP3231482U JP 3231482 U JP3231482 U JP 3231482U JP 2020005582 U JP2020005582 U JP 2020005582U JP 2020005582 U JP2020005582 U JP 2020005582U JP 3231482 U JP3231482 U JP 3231482U
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敏雄 山口
敏雄 山口
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株式会社山口久乗
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Abstract

【課題】収納された遺骨・遺灰がこぼれ難く、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え難く、しっかりと収納することができ、手元供養として転がり難く、取り扱い易い遺骨・遺灰容器を提供する。【解決手段】上部に開口部18を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室17を備えた本体部11と、収納室17の開口部18を封止するための内蓋部22と、開口部18に取付けられた内蓋部22を上部から覆うように本体部11に取付けられる蓋部24とを備えた遺骨・遺灰容器であって、本体部11と蓋部24との合体物の外郭形状が球体であり、本体部11と内蓋部22と蓋部24との合体物の重心が、合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されている。【選択図】図3

Description

本考案は、例えば、骨壷のように遺骨、遺灰等を内部に保持することのできる容器に関するものであり、特に、手元供養に最適な容器に関する。
従来より、遺骨・遺灰等は、骨壷に収納した状態で墓に収められており、年に数回ほど墓参りをすることで亡くなった家族や先祖を供養することが一般的な先祖供養の形態である。しかし、墓が遠方にある場合や、高齢者である場合等の墓参り自体が困難な状況において、遺骨・遺灰を墓だけではなく、身近に置いて日常的に供養したいとのことで手元供養が徐々にではあるが広まってきている。
この手元供養は、遺骨・遺灰を生活空間など身近なところに置くことで、亡くなった家族を想い遺族の心を癒すという供養方法である。手元供養には、加工の有無や持ち運びの有無などにより幾つかの形態がある。多くの場合、従来の骨壷と同様に容器に収めた状態で保管するが、ロケットペンダントの中に遺骨を収めて常に身に付けたり、遺骨を加工してペンダントや指輪の素材にすることも行われている。また、遺骨・遺灰を入れるもので、おりんのように音を鳴らすものも提案されている(特許文献1参照)。
特開2020−171660号公報
しかしながら、この遺骨・遺灰を入れるものについては、おりんのように音を鳴らすために、収容部の開口部を上側から覆うりん部については、りん部と収容部とは互いにしっかりと固定されるものではない。りん部を長い余韻を伴って鳴らすためには、固定を極力避けるものとなるからである。そのため、入れもの自体が倒れたりすると、遺骨・遺灰がこぼれやすい状態となる。加えて、しっかりとした固定状態ではないため、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え易いものであった。
また、収容部の底面を広く平らにしているが、りん部が球面状の項部から周囲にスカート状に垂下したスカート部を有するものでは、りん部自体の重量によって、重心が入れものの上部に位置することになりかねず、ちょっとした衝撃で転がり易いことは否めないものであった。
本考案は、収納された遺骨・遺灰がこぼれ難く、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え難く、しっかりと収納することができ、手元供養として転がり難く、取り扱い易い遺骨・遺灰容器を得ることを目的とする。
請求項1に記載された考案に係る遺骨・遺灰容器は、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された考案に係る遺骨・遺灰容器は、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された考案に係る遺骨・遺灰容器は、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた金属製の本体部と、前記収納室の前記開口部を封止するための金属製の内蓋部と、前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる金属製の蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された考案に係る遺骨・遺灰容器は、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えており、
前記本体部と前記蓋部との前記合体物の接合高さ位置が前記球体の中心位置よりも低い高さ位置であることを特徴とするものである。
請求項5に記載された考案に係る遺骨・遺灰容器は、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えており、
前記本体部と前記蓋部との前記合体物の接合高さ位置が前記球体の中心位置よりも低い高さ位置であり、
前記開口部と前記内蓋部とに、互いに螺合する封止用ネジ加工部が形成され、
前記本体部と前記蓋部とに、互いに螺合する取付け用ネジ加工部が形成されていることを特徴とするものである。
本考案は、収納された遺骨・遺灰がこぼれ難く、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え難く、しっかりと収納することができ、手元供養として転がり難く、取り扱い易い遺骨・遺灰容器を得ることができるという効果がある。
本考案の遺骨・遺灰容器の一実施例の構成を示す正面図である。 図1の遺骨・遺灰容器の断面図である。 図1の遺骨・遺灰容器の分解図である。 図1の遺骨・遺灰容器の底面図である。 図1の遺骨・遺灰容器の動きを示す説明図である。
本考案においては、上部に開口部を備え内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、本体部に形成された収納室の開口部を封止するための内蓋部と、本体部の開口部に取付けられた内蓋部を上部から覆うように本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器である。即ち、本考案の遺骨・遺灰容器としては、内蓋部と蓋部との2重の蓋によって外部と隔離されるため、収納された遺骨・遺灰がこぼれ難く、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え難くなる。
更に、本考案の本体部と蓋部との合体物の外郭形状が球体である。手元供養に際して、故人への思いを投映する形としては、故人の遺骨・遺灰を収納する器としては、魂(たましい)が「たま、霊、玉、球」を想起させるため、真球に近い球体がふさわしいと考える者が多数存在する。
本考案では、本体部と蓋部との合体物の外郭形状が球体であるため、故人の遺骨・遺灰を収納する器としてふさわしいと考える。また、外郭が球体であるため、転がりやすい形状であるが、本体部と内蓋部と蓋部との合体物の重心が、合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されているため、手元供養に際して、弾みで力を与えても転がり難い利点が奏される。
即ち、真球に近い球体であるが、転がり難く、外から力が加われば起き上がり小法師のように揺れながら次第に静置する状態になることになる。これにより、本考案の遺骨・遺灰容器は、手元供養に適した形状であることと、転がり難いこととの両方の利点が達成される。
本考案の本体部の底面は、球体の一部ではあるが、全て曲面であると本体部と内蓋部と蓋部との合体物の重心が本体部の中心の下位位置に配されていた場合でも、揺れが収まり難くなる。このため、合体部の重心の位置の直下面、即ち、本体部の重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えている。これにより、小幅な揺れまで縮小した際に平面領域で接地することとなり、揺れの収まりが早くなり、静置状態となる。尚、平面領域としては、合体物の球体の直径が50mm程度である場合には、5〜10mm、7mm程度のものであればよい。
本考案の本体部としては、遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えたものであればよく、数十年以上も手元において供養可能なように長い期間であっても劣化し難い材質で形成されるものが好ましい。例えば、木製、陶器製、陶磁器製、ガラス製、金属製の本体部が好ましい。中でも、精密な加工性の点から、金属製が最も好ましい。尚、金属製の金属としては、鉄や真鍮のように加工が容易な金属が選択される。
また、本考案の内蓋部としても、本体部に形成された収納室の開口部を封止するものであればよく、本体部と同様に、数十年以上も手元において供養可能なように長い期間であっても密閉性が高く、劣化し難い材質で形成されるものが好ましい。例えば、樹脂製、木製、陶器製、陶磁器製、ガラス製、金属製の本体部が好ましい。中でも、経年劣化や精密な加工性の点から、金属製が最も好ましい。尚、金属製の金属としては、鉄や真鍮のように加工が容易な金属が選択される。
更に、本考案の蓋部としても、本体部の開口部に取付けられた内蓋部を覆うように本体部に取付けられるものであればよく、本体部及び内蓋部と同様に、数十年以上も手元において供養可能なように長い期間であっても劣化し難い材質で形成されるものが好ましい。例えば、木製、陶器製、陶磁器製、ガラス製、金属製の本体部が好ましい。中でも、精密な加工性の点から、金属製が最も好ましい。尚、金属製の金属としては、鉄や真鍮のように加工が容易な金属が選択される。
また、本考案の本体部と蓋部との合体物の接合高さ位置は、好ましくは合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置が好ましい。これは、球体の合体物全体に対する蓋部の領域が大きいと球体の合体物の重心の高さ位置がより底面に近く低くなるため、合体物に対する蓋部の割合を大きくすることにより、体部と内蓋部と蓋部との合体物の重心を、合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置にすることが容易となる利点を奏する。
更に、本体部と蓋部との合体物の接合高さ位置は、好ましくは合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置とすると、重心の高さ位置だけでなく、接合部の位置自体が合体物の低い位置となる。これにより、本考案の遺骨・遺灰容器を手にとって眺める際に、手元が目線よりも下方になると、この接合部が視界の領域を外れて球体の直径の向こう側に配置されることになり、接合部を視認できなくなる。
このため、故人の遺骨・遺灰を収納する器が、接合線が視認できない単一の球体として認識される。これにより、手に持った本考案の器が、あたかも故人の魂(たましい)を想起させることになり、手元供養による故人を偲ぶにふさわしい器となる利点も奏することになる。
また、本考案の本体部の開口部と内蓋部との封止については、種々の方法で封止することができる。例えば、嵌合、掛止等の方法が選択できるが、両者に雄雌のネジ加工部を形成して螺合にて封止されることが、精密性、密封性等で好適である。更に、本考案の本体部と蓋部との取付についても、種々の方法で取付けることができる。例えば、嵌合、掛止等の方法が選択できるが、螺合にて取付けられていることが、精密性、密封性等で好適である。
本考案の合体物の外郭表面については、種々のものが選択できる。例えば、色については、種々の塗料によって、金色、銀色、紫色、黒色、象牙色(アイボリー)等々の色に着色されてもよいし、金属光沢のように素材固有の色合いでもよい。また、鏡面仕上げによって、周囲の情景が映り込むようにしてもよいし、細かい凹凸をつけて磨りガラスのようなスモーク感のある表面としてもよい。
更に、塗料を多層にして、細かい多数の反射物質を添加した下地の塗料て、この反射物質によって目視した際に球体表面の中心部分と周縁部分との反射光の角度を相違させることにより、球体の合体物の内部に玉が見えるような奥行きや重厚感のある光沢を得られるキャンディ塗装やメタリック塗装等の加工をしてもよい。
図1は本考案の遺骨・遺灰容器の一実施例の構成を合体物の状態で示す正面図である。図2は図1の遺骨・遺灰容器の断面図である。図3は図1の遺骨・遺灰容器の分解図である。図4は図1の遺骨・遺灰容器の底面図である。図5は図1の遺骨・遺灰容器の動きを示す説明図である。
図1〜図3に示す通り、本実施例の遺骨・遺灰容器10は、上部に開口部18を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室17を備えた本体部11と、本体部11に形成された収納室17の開口部18を封止するための内蓋部22と、本体部11の開口部18に取付けられた内蓋部22を上部から覆うように本体部11に取付けられる蓋部24とを備える。本実施例の本体部11、内蓋部22、蓋部24は、何れも真鍮製である。
本実施例の遺骨・遺灰容器10の外郭形状は、本体部11と蓋部24との合体物20で形成され、その形状は真球に近い球体である。尚、本実施例では球体状の合体物20の直径は50mmである。球体の最底部から20mmの高さ位置に本体部11と蓋部24との接合部21が表面に表れる。尚、球体状合体物20の最底部は、図4に示す通り、球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域19を備えている。尚、本実施例では、平面領域19の直径は7mmである。
本実施例の遺骨・遺灰容器10の外郭形状が球体であるため、故人の遺骨・遺灰を収納する器としてふさわしい。即ち、手元供養に際して、故人への思いを投映する形としての球体が、「たま、霊、玉、球」を想起させ、更に、魂(たましい)とつながるため、故人を偲ぶにふさわしい器となる。
更に、接合部21が球体状合体物20の底面側の表面に表れるため、本考案の遺骨・遺灰容器10を手にとって眺める際に、手元が目線よりも下方になる。これにより、この接合部21が視界の領域を外れて球体の直径の向こう側に配置されることになり、視認できなくなる。このため、故人の遺骨・遺灰を収納する器が、接合部のない単一の球体として認識され、あたかも故人の魂(たましい)を想起させることになり、手元供養による故人を偲ぶにふさわしい器となる利点も奏する。
本実施例の本体部11は、球体状合体物20の底部となる底曲面12と、この底曲面の上面の内縁部で立上った外周壁面に形成された雄ネジ部14を備えた立上り部13と、立上り部13の上面に収納室17の上部となる円筒部15と、円筒部15の上面で収納室17の出し入れ口となる開口部18とを備えている。尚、本実施例では、円筒部15の高さは9mmであり、直径は30mmであり、収納室17の内径は27mmである。
また、円筒部15の上部外周壁面には雄ネジ部16が形成され、本実施例の内蓋部22の内側壁にはこの雄ネジ部16に螺合する雌ネジ部23が形成されている。尚、本実施例では、内蓋部22が螺合された円筒部15の全体の高さは11mmである。
更に、本実施例の蓋部24は、球体状合体物20の底曲面12以外の球面となるものであり、本体部11の立上り部13に螺合する開口25が下面に形成されている。開口25の内側面には本体部11の立上り部13の雄ネジ部14に螺合する雌ネジ部26が形成されている。尚、本実施例では、蓋部24の開口25部分の直径は47mmである。
本実施例の遺骨・遺灰容器10は、遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室17を内蓋部22と蓋部24との2重の蓋によって外部と隔離されるため、収納された遺骨・遺灰がこぼれ難く、遺骨・遺灰への湿度等の影響を与え難くなる。更に、内蓋部22と蓋部24とが本体部11に螺合して封止されるため、より密封性が高い利点を奏する。
また、本実施例の遺骨・遺灰容器10は、本体部11の収納室17の開口部18に内蓋部22を螺合して封止し、本体部11の立上り部13に蓋部24の開口25を螺合して取付けた球体状合体物20の重心30の位置が、平面領域19の直上であって、球体状合体物20の中心位置よりも低い高さ位置となっている。
球体状合体物20の重心30の位置が低い位置にあり、本体部11は真鍮製であるため、収納室17に遺骨や遺灰を収納した状態でも、収納室17を除いた本体部11の重さが、蓋部24及び内蓋部22の重さに比べて圧倒的に重く、本体部11、内蓋部22、蓋部24が略同一の中心軸周り形状であるため、球体状合体物20の中心位置よりも低い高さ位置となる。
このため、図5に示す通り、転がり易い球体状の形状であっても、外から力が加われば起き上がり小法師のように揺れながら次第に静置する状態になることになる。尚、本実施例では、本体部11の重心30の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域19を備えている。
これにより、球体状合体物20を弾みで力を与えても起き上がり小法師のように揺れて転がらず、小幅な揺れまで縮小した際には、平面領域19で接地することとなり、揺れの収まりが早くなり、静置状態となる。このため、手元供養に適した形状であることと、転がり難いこととの両方の利点が達成される。
尚、本実施例の球体状合体物20の外郭表面は、図示していないが、キャンディ塗装加工を施して、球体の合体物の内部に玉が見えるような奥行きや重厚感に更に透明感のある光沢表面となっている。即ち、塗料を多層にして、細かい多数の反射物質を添加した下地の塗料て、この反射物質によって目視した際に球体表面の中心部分と周縁部分との反射光の角度を相違させることにより、球体の合体物の内部に玉が見えるような奥行きや重厚感加えて透明感のある光沢表面となっている。
本考案によると、故人を偲ぶにふさわしい器の形に係わらず、転がり難く、収納された遺骨や遺灰が良好に収納されるため、手元供養に最適な容器である。
10…遺骨・遺灰容器、
11…本体部、
12…底曲面、
13…立上り部、
14…雄ネジ部、
15…円筒部、
16…雄ネジ部、
17…収納室、
18…開口部、
19…平面領域、
20…合体物(球体状合体物)、
21…接合部、
22…内蓋部、
23…雌ネジ部、
24…蓋部、
25…開口、
26…雌ネジ部、
30…重心

Claims (5)

  1. 上部に開口部を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、
    前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、
    前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
    前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
    前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されていることを特徴とする遺骨・遺灰容器。
  2. 上部に開口部を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、
    前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、
    前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
    前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
    前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
    前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えていることを特徴とする遺骨・遺灰容器。
  3. 上部に開口部を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた金属製の本体部と、
    前記収納室の前記開口部を封止するための金属製の内蓋部と、
    前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる金属製の蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
    前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
    前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
    前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えていることを特徴とする遺骨・遺灰容器。
  4. 上部に開口部を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、
    前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、
    前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
    前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
    前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
    前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えており、
    前記本体部と前記蓋部との前記合体物の接合高さ位置が前記球体の中心位置よりも低い高さ位置であることを特徴とする遺骨・遺灰容器。
  5. 上部に開口部を備え、内部に遺骨及び/又は遺灰を収納する収納室を備えた本体部と、
    前記収納室の前記開口部を封止するための内蓋部と、
    前記開口部に取付けられた前記内蓋部を上部から覆うように前記本体部に取付けられる蓋部とを備えた遺骨・遺灰容器であって、
    前記本体部と前記蓋部との合体物の外郭形状が球体であり、
    前記本体部と前記内蓋部と前記蓋部との合体物の重心が、前記合体物の球体の中心位置よりも低い高さ位置に配されており、
    前記本体部の前記重心の位置の直下面に球面外形の一部を切り取るように形成された平面領域を備えており、
    前記本体部と前記蓋部との前記合体物の接合高さ位置が前記球体の中心位置よりも低い高さ位置であり、
    前記開口部と前記内蓋部とに互いに螺合する封止用ネジ加工部が形成され、
    前記本体部と前記蓋部とに互いに螺合する取付け用ネジ加工部が形成されていることを特徴とする遺骨・遺灰容器。
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