JP3231385U - 滑落防止構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】急峻な山間に迅速かつ確実に構築可能な滑落防止構造物を提供すること。【解決手段】本考案の滑落防止構造物1は、斜面残留物Aを被覆する繊維製の被覆ネット10と、被覆ネット10の上辺及び下辺に沿って被覆ネット10の網目を連通して水平方向に延在する樹脂製の2本の展張ロープ20と、展張ロープ20の両端を斜面に固定する複数のアンカー材30と、を備え、アンカー材30として、斜面に自生する立木を用いることで、立木の根系の引抜き抵抗力によって、斜面残留物Aを斜面に係留可能に構成したことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は滑落防止構造物に関し、特に軽量で人力によって搬送可能な樹脂製の部材を、斜面に自生する立木をアンカー材に代用して係留することで、急峻な山間に迅速かつ確実に構築可能な滑落防止構造物に関する。
落石や土石流等の自然災害において、災害発生後に斜面に岩塊や流木が残留することがある。これらの斜面残留物は地盤に固定されていないため不安定な状態にあり、その後の雨等によって斜面を滑落して二次災害を惹起する可能性がある。
斜面残留物の対策に係る従来技術には、岩塊の表面にワイヤロープを掛けわたしてアンカーで係留するロープ掛工(特許文献1)、岩塊と斜面の間に根固めモルタルを注入して斜面に固定する根固め工(特許文献2)、斜面に設置した待ち受け型フェンスで岩塊や流木を捕捉するフェンス設置工等が存在する。
斜面残留物の対策に係る従来技術には、岩塊の表面にワイヤロープを掛けわたしてアンカーで係留するロープ掛工(特許文献1)、岩塊と斜面の間に根固めモルタルを注入して斜面に固定する根固め工(特許文献2)、斜面に設置した待ち受け型フェンスで岩塊や流木を捕捉するフェンス設置工等が存在する。
従来技術には以下の問題点がある。
<1>鋼管支柱、ワイヤロープ、金網、形鋼など金属製の部材が多く、部品点数も多い。また、支柱やアンカーの打設にレッグハンマーやコンプレッサ等の重量のある機材が必要となる。これらの重量のある多数の部品や資材を、人力では急峻な山間部に搬入することができないため、事前にクレーンやモノレール等の大型設備を設置する必要がある。このため、設置に長い工期と高額の施工コストがかかる。
<2>斜面残留物を有効に捕捉又は係留するために、支柱やアンカー等を地中に深く打ち込む必要がある。また、多数の金属部材を現地で組み立てる必要がある。このため、設置に長い作業時間と労力がかかる。
<3>以上より、二次災害の防止を目的とする緊急対策工であるにかかわらず、工期が長く、短時間で安全を確保することができない。
<1>鋼管支柱、ワイヤロープ、金網、形鋼など金属製の部材が多く、部品点数も多い。また、支柱やアンカーの打設にレッグハンマーやコンプレッサ等の重量のある機材が必要となる。これらの重量のある多数の部品や資材を、人力では急峻な山間部に搬入することができないため、事前にクレーンやモノレール等の大型設備を設置する必要がある。このため、設置に長い工期と高額の施工コストがかかる。
<2>斜面残留物を有効に捕捉又は係留するために、支柱やアンカー等を地中に深く打ち込む必要がある。また、多数の金属部材を現地で組み立てる必要がある。このため、設置に長い作業時間と労力がかかる。
<3>以上より、二次災害の防止を目的とする緊急対策工であるにかかわらず、工期が長く、短時間で安全を確保することができない。
本考案の目的は、以上のような問題点を解決できる滑落防止構造物を提供することにある。
本考案の滑落防止構造物は、斜面残留物を被覆する繊維製の被覆ネットと、被覆ネットの上辺及び下辺に沿って被覆ネットの網目を連通して水平方向に延在する樹脂製の2本の展張ロープと、展張ロープの両端を斜面に固定する複数のアンカー材と、を備え、アンカー材として、斜面に自生する立木を用いることで、立木の根系の引抜き抵抗力によって、斜面残留物を斜面に係留可能に構成したことを特徴とする。
本考案の滑落防止構造物は、被覆ネットの網目を連通して斜面の傾斜方向に延在する樹脂製の固定ロープを備え、固定ロープの両端を複数のアンカー材で斜面に固定してもよい。
本考案の滑落防止構造物は、展張ロープ及び/又は固定ロープがブレードロープからなり、アンカー材の外周に巻き付けたブレードロープの先端をブレードロープの網目に編み込むアイ加工によって、展張ロープ及び/又は固定ロープの端部をアンカー材に固定してもよい。
本考案の滑落防止構造物は、被覆ネットの網目を連通して上下の展張ロープの間に水平方向に延在する樹脂製の補助ロープを備え、補助ロープの両端を複数のアンカー材で斜面に固定してもよい。
本考案の滑落防止構造物は、被覆ネットが、ラッセル編地からなってもよい。
本考案の滑落防止構造物は、隣接する複数の被覆ネットを、被覆ネットの網目を連通した繊維製ロープによって連結してもよい。
本考案の滑落防止構造物は、被覆ネットを渓岸の間に横架し、2本の固定ロープを渓岸から渓床に亘って平面視逆八の字型に掛け渡してもよい。
本考案の滑落防止構造物は、上記の構成により次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>樹脂製の部材からなるため軽量である。また、簡易な構成で部品点数が少なく、アンカーに現場の立木を利用するため、搬送する資材の量が少ない。さらに、アンカー打設のための機材も必要ない。このため、クレーンなどの特殊な設備を要さず、資材を人力によって容易に現場へ搬送することができる。
<2>樹脂製の部材からなるため、特殊な組立工具を必要とせず、カッターやハサミで施工することができる。また、アンカーとして現場に自生する立木を利用するため、アンカーの打設作業が必要ない。このため、施工が容易で短時間で安全を確保することができる。
<3>以上より、人力により短時間かつ容易に斜面残留物を斜面に係留して、二次災害の発生を防止することができる。
<1>樹脂製の部材からなるため軽量である。また、簡易な構成で部品点数が少なく、アンカーに現場の立木を利用するため、搬送する資材の量が少ない。さらに、アンカー打設のための機材も必要ない。このため、クレーンなどの特殊な設備を要さず、資材を人力によって容易に現場へ搬送することができる。
<2>樹脂製の部材からなるため、特殊な組立工具を必要とせず、カッターやハサミで施工することができる。また、アンカーとして現場に自生する立木を利用するため、アンカーの打設作業が必要ない。このため、施工が容易で短時間で安全を確保することができる。
<3>以上より、人力により短時間かつ容易に斜面残留物を斜面に係留して、二次災害の発生を防止することができる。
以下、図面を参照しながら本考案の滑落防止構造物について詳細に説明する。
[滑落防止構造物]
<1>全体の構成(図1)。
本考案の滑落防止構造物1は、斜面上に配置する斜面残留物Aの滑落を防止するための構造物である。
滑落防止構造物1は、斜面残留物Aを被覆する被覆ネット10と、被覆ネット10の上辺及び下辺に沿って水平方向に延在する2本の展張ロープ20と、斜面に自生する立木からなる複数のアンカー材30と、を少なくとも備える。
本例では更に被覆ネット10上に沿って斜面の傾斜方向に延在する2本の固定ロープ40を備える。
展張ロープ20及び固定ロープ40は、被覆ネット10の網目を連通し、被覆ネット10の外側に延出させた両端をアンカー材30によって斜面に固定する。
本考案の滑落防止構造物1は、搬送する部品(被覆ネット10、展張ロープ20、及び固定ロープ40)が全て樹脂製品からなるため軽量で、人力で搬送することができる。また、特殊な工具を必要とせず、カッターやハサミで施工することができる。
<1>全体の構成(図1)。
本考案の滑落防止構造物1は、斜面上に配置する斜面残留物Aの滑落を防止するための構造物である。
滑落防止構造物1は、斜面残留物Aを被覆する被覆ネット10と、被覆ネット10の上辺及び下辺に沿って水平方向に延在する2本の展張ロープ20と、斜面に自生する立木からなる複数のアンカー材30と、を少なくとも備える。
本例では更に被覆ネット10上に沿って斜面の傾斜方向に延在する2本の固定ロープ40を備える。
展張ロープ20及び固定ロープ40は、被覆ネット10の網目を連通し、被覆ネット10の外側に延出させた両端をアンカー材30によって斜面に固定する。
本考案の滑落防止構造物1は、搬送する部品(被覆ネット10、展張ロープ20、及び固定ロープ40)が全て樹脂製品からなるため軽量で、人力で搬送することができる。また、特殊な工具を必要とせず、カッターやハサミで施工することができる。
<1.1>斜面残留物。
本例における斜面残留物Aは、岩塊と流木である。
ただし本考案の対象となる斜面残留物Aは岩塊と流木に限らず、斜面上に固定されない状態で配置する物であって、滑落の危険がある全ての物を含む。
本例における斜面残留物Aは、岩塊と流木である。
ただし本考案の対象となる斜面残留物Aは岩塊と流木に限らず、斜面上に固定されない状態で配置する物であって、滑落の危険がある全ての物を含む。
<2>被覆ネット。
被覆ネット10は、斜面残留物Aを被覆して斜面に抑え込むネットである。
本例では被覆ネット10として、ポリエステル製のラッセル編みネットを採用する。ポリエステル製ラッセル編みネットは、軽量で伸縮性が高く、部分的に切断しても切断部からほつれが広がることがない。
ただし被覆ネットの素材や構造はこれに限らず、他の繊維製ネットを採用してもよい。
また、被覆ネット10による被覆面積が大きい場合には、複数の被覆ネット10を組み合わせ、隣接する被覆ネット10の側辺の網目に繊維製ロープを連通して連結してもよい。
被覆ネット10は、斜面残留物Aを被覆して斜面に抑え込むネットである。
本例では被覆ネット10として、ポリエステル製のラッセル編みネットを採用する。ポリエステル製ラッセル編みネットは、軽量で伸縮性が高く、部分的に切断しても切断部からほつれが広がることがない。
ただし被覆ネットの素材や構造はこれに限らず、他の繊維製ネットを採用してもよい。
また、被覆ネット10による被覆面積が大きい場合には、複数の被覆ネット10を組み合わせ、隣接する被覆ネット10の側辺の網目に繊維製ロープを連通して連結してもよい。
<3>展張ロープ。
展張ロープ20は、被覆ネット10を斜面に固定するロープである。
本例では展張ロープ20として、ポリエステル製のブレードロープを採用する。
ブレードロープは、繊維糸を束ねた中芯を編み込んだ複数のストランドで覆った二重構造のロープであり、柔軟性と高い保形性を兼ね備える上、端部をアンカー材30の外周に巻き付けてから網目に編み込む(アイ加工)ことで、アンカー材30をループ状に囲んで連結することができる。
ただし展張ロープ20はブレードロープに限らず、他の繊維製ロープを採用してもよい。
展張ロープ20は、被覆ネット10を斜面に固定するロープである。
本例では展張ロープ20として、ポリエステル製のブレードロープを採用する。
ブレードロープは、繊維糸を束ねた中芯を編み込んだ複数のストランドで覆った二重構造のロープであり、柔軟性と高い保形性を兼ね備える上、端部をアンカー材30の外周に巻き付けてから網目に編み込む(アイ加工)ことで、アンカー材30をループ状に囲んで連結することができる。
ただし展張ロープ20はブレードロープに限らず、他の繊維製ロープを採用してもよい。
<4>固定ロープ。
固定ロープ40は、被覆ネット10を水平方向に位置決めするロープである。
被覆ネット10は、網目に連通した水平方向の展張ロープ20によって保持されるため、網目に沿って水平方向に摺動することができる。そこで、固定ロープ40を被覆ネット10の縦方向に沿って網目に連通し、両端をアンカー材30に固定することで、被覆ネット10の水平方向の移動を規制して位置決めすることできる。
本例では固定ロープ40として、展張ロープ20と同一のブレードロープを採用する。
固定ロープ40は、被覆ネット10を水平方向に位置決めするロープである。
被覆ネット10は、網目に連通した水平方向の展張ロープ20によって保持されるため、網目に沿って水平方向に摺動することができる。そこで、固定ロープ40を被覆ネット10の縦方向に沿って網目に連通し、両端をアンカー材30に固定することで、被覆ネット10の水平方向の移動を規制して位置決めすることできる。
本例では固定ロープ40として、展張ロープ20と同一のブレードロープを採用する。
<5>アンカー材。
アンカー材30は、展張ロープ20及び固定ロープ40を介して斜面残留物A斜面に係留するアンカー要素である。
本考案は、アンカー材30として、斜面に自生する立木を用いる点に一つの特徴を有する。
斜面の立木は、斜面の地中に深く広く根を張っているため、この根系の引抜き抵抗力を利用することで、アンカー材の打設作業を要さずに、斜面残留物Aを斜面に確実に係留することができる。
また、立木をアンカー材30とすることで、アンカー材を現場まで搬送する必要がなく、アンカー材打設のための機材も不要となる。
アンカー材30は、展張ロープ20及び固定ロープ40を介して斜面残留物A斜面に係留するアンカー要素である。
本考案は、アンカー材30として、斜面に自生する立木を用いる点に一つの特徴を有する。
斜面の立木は、斜面の地中に深く広く根を張っているため、この根系の引抜き抵抗力を利用することで、アンカー材の打設作業を要さずに、斜面残留物Aを斜面に確実に係留することができる。
また、立木をアンカー材30とすることで、アンカー材を現場まで搬送する必要がなく、アンカー材打設のための機材も不要となる。
<6>補助ロープ。
補助ロープ50は、被覆ネット10における上下の展張ロープ20の間を抑えるロープである(不図示)。
本例では補助ロープ50として、展張ロープ20と同一のブレードロープを採用する。
被覆ネット10の面積が大きい場合、又は斜面の勾配が急な場合等に、被覆ネット10の網目を水平方向に連通し、両端をアンカー材30に結び付けることで被覆ネット10による斜面残留物Aの係留力を高める。
なお、補助ロープ50は必須の構成要素ではない。
補助ロープ50は、被覆ネット10における上下の展張ロープ20の間を抑えるロープである(不図示)。
本例では補助ロープ50として、展張ロープ20と同一のブレードロープを採用する。
被覆ネット10の面積が大きい場合、又は斜面の勾配が急な場合等に、被覆ネット10の網目を水平方向に連通し、両端をアンカー材30に結び付けることで被覆ネット10による斜面残留物Aの係留力を高める。
なお、補助ロープ50は必須の構成要素ではない。
[渓谷に設置する例]
本考案の滑落防止構造物1は、渓谷に設置することもできる(図2)。
渓谷では、渓岸に挟まれた渓床上に斜面残留物Aが堆積する。
そこで、渓岸上の立木をアンカー材30として、被覆ネット10及び2本の展張ロープ20を渓岸の間に横架して斜面残留物Aの前面を抑え、2本の固定ロープ40を渓岸から渓床に亘って逆八の字型に掛け渡して、被覆ネット10を保持する。
これによって、斜面残留物Aの渓床に沿った滑落を有効に防止することができる。
本考案の滑落防止構造物1は、渓谷に設置することもできる(図2)。
渓谷では、渓岸に挟まれた渓床上に斜面残留物Aが堆積する。
そこで、渓岸上の立木をアンカー材30として、被覆ネット10及び2本の展張ロープ20を渓岸の間に横架して斜面残留物Aの前面を抑え、2本の固定ロープ40を渓岸から渓床に亘って逆八の字型に掛け渡して、被覆ネット10を保持する。
これによって、斜面残留物Aの渓床に沿った滑落を有効に防止することができる。
1 滑落防止構造物
10 被覆ネット
20 展張ロープ
30 アンカー材
40 固定ロープ
50 補助ロープ
A 斜面残留物
10 被覆ネット
20 展張ロープ
30 アンカー材
40 固定ロープ
50 補助ロープ
A 斜面残留物
Claims (7)
- 斜面上に配置する斜面残留物の滑落を防止するための滑落防止構造物であって、
前記斜面残留物を被覆する繊維製の被覆ネットと、
前記被覆ネットの上辺及び下辺に沿って前記被覆ネットの網目を連通して水平方向に延在する樹脂製の2本の展張ロープと、
前記展張ロープの両端を斜面に固定する複数のアンカー材と、を備え、
前記アンカー材として、斜面に自生する立木を用いることで、前記立木の根系の引抜き抵抗力によって、前記斜面残留物を斜面に係留可能に構成したことを特徴とする、
滑落防止構造物。 - 前記被覆ネットの網目を連通して斜面の傾斜方向に延在する樹脂製の固定ロープを備え、前記固定ロープの両端を複数の前記アンカー材で斜面に固定したことを特徴とする、請求項1に記載の滑落防止構造物。
- 前記展張ロープ及び/又は前記固定ロープがブレードロープからなり、前記アンカー材の外周に巻き付けた前記ブレードロープの先端を前記ブレードロープの網目に編み込むアイ加工によって、前記展張ロープ及び/又は前記固定ロープの端部を前記アンカー材に固定したことを特徴とする、請求項2に記載の滑落防止構造物。
- 前記被覆ネットの網目を連通して上下の前記展張ロープの間に水平方向に延在する樹脂製の補助ロープを備え、前記補助ロープの両端を複数の前記アンカー材で斜面に固定したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の滑落防止構造物。
- 前記被覆ネットが、ラッセル編地からなることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の滑落防止構造物。
- 隣接する複数の前記被覆ネットを、前記被覆ネットの網目を連通した繊維製ロープによって連結したことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の滑落防止構造物。
- 前記被覆ネットを渓岸の間に横架し、2本の前記固定ロープを渓岸から渓床に亘って平面視逆八の字型に掛け渡したことを特徴とする、請求項2又は3に記載の滑落防止構造物。
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JP2021000179U JP3231385U (ja) | 2021-01-20 | 2021-01-20 | 滑落防止構造物 |
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JP2021000179U JP3231385U (ja) | 2021-01-20 | 2021-01-20 | 滑落防止構造物 |
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JP2021000179U Active JP3231385U (ja) | 2021-01-20 | 2021-01-20 | 滑落防止構造物 |
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