JP3230422B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速制御装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
無段変速機の変速制御装置の改良に関するものである。
無段変速機の変速制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車などの車両に用いられる
無段変速機としては、Vベルト式やトロイダル式(摩擦
車式)などが知られており、このような無段変速機の変
速制御装置では、エンジンのスロットル開度(またはア
クセル開度、以下同様)と、車速に基づいて無段変速機
に入力される回転数の目標値を設定し、この目標回転数
に応じた変速比となるように連続的に制御するものが知
られている。
無段変速機としては、Vベルト式やトロイダル式(摩擦
車式)などが知られており、このような無段変速機の変
速制御装置では、エンジンのスロットル開度(またはア
クセル開度、以下同様)と、車速に基づいて無段変速機
に入力される回転数の目標値を設定し、この目標回転数
に応じた変速比となるように連続的に制御するものが知
られている。
【0003】上記のような無段変速機の変速制御装置で
は、スロットル開度が小さいほど、変速比を高速側(目
標入力回転数を小さく)に設定する一方、スロットル開
度が大きいほど、変速比は低速側(目標入力回転数を大
きく)に設定しているため、下り坂走行時には、運転者
がアクセルペダルを放すことによりスロットル開度は小
さくなり、変速比は高速側に設定されて目標入力回転数
が低下するので、エンジンブレーキは効かない方向に制
御される。このため、運転者はアクセルペダルを放した
にも拘わらず、余計な加速感を感じる場合があって、下
り坂走行時にはブレーキの操作頻度が増大して、制動装
置の消耗が助長されることも考えられる。
は、スロットル開度が小さいほど、変速比を高速側(目
標入力回転数を小さく)に設定する一方、スロットル開
度が大きいほど、変速比は低速側(目標入力回転数を大
きく)に設定しているため、下り坂走行時には、運転者
がアクセルペダルを放すことによりスロットル開度は小
さくなり、変速比は高速側に設定されて目標入力回転数
が低下するので、エンジンブレーキは効かない方向に制
御される。このため、運転者はアクセルペダルを放した
にも拘わらず、余計な加速感を感じる場合があって、下
り坂走行時にはブレーキの操作頻度が増大して、制動装
置の消耗が助長されることも考えられる。
【0004】このような下り坂を惰性走行中の頻繁なブ
レーキ操作を低減するものとしては、特開平6−819
32号公報などが知られており、これは、車両の重量勾
配抵抗の絶対値の増大に応じて、無段変速機の目標入力
回転数の下限値を大きく設定して、エンジンブレーキを
積極的に作動させるものである。
レーキ操作を低減するものとしては、特開平6−819
32号公報などが知られており、これは、車両の重量勾
配抵抗の絶対値の増大に応じて、無段変速機の目標入力
回転数の下限値を大きく設定して、エンジンブレーキを
積極的に作動させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の変速制御装置においては、車両の重量勾配抵抗の絶
対値の増大に応じて、目標入力回転数の下限値を大きく
設定するので、勾配が一定ではない下り坂をアクセルペ
ダルを放した状態で惰性走行すると、目標入力回転数は
勾配の変化に応じて頻繁に変動するため、エンジン回転
数が絶えず変動するのに加えて、勾配が減少すればエン
ジンブレーキは急減し、勾配が増大すればエンジンブレ
ーキは急増し、減速度は勾配に応じて急激かつ段階的に
変化するため、運転者に不快感や違和感を与える場合が
あり、特に、図17に示すように、勾配が増大するよう
な下り坂を、アクセルペダルを放した状態で惰性走行す
ると、勾配が変化する時間t1では目標入力回転数が段
階的に急増するため、減速度も急増して運転者にショッ
クを与えるという問題があり、減速度の急増によって運
転者に不快感を与えるのに加えて、運転者の意図に反し
たエンジンブレーキの変動により運転性及び乗心地を低
下させるという問題があった。
来の変速制御装置においては、車両の重量勾配抵抗の絶
対値の増大に応じて、目標入力回転数の下限値を大きく
設定するので、勾配が一定ではない下り坂をアクセルペ
ダルを放した状態で惰性走行すると、目標入力回転数は
勾配の変化に応じて頻繁に変動するため、エンジン回転
数が絶えず変動するのに加えて、勾配が減少すればエン
ジンブレーキは急減し、勾配が増大すればエンジンブレ
ーキは急増し、減速度は勾配に応じて急激かつ段階的に
変化するため、運転者に不快感や違和感を与える場合が
あり、特に、図17に示すように、勾配が増大するよう
な下り坂を、アクセルペダルを放した状態で惰性走行す
ると、勾配が変化する時間t1では目標入力回転数が段
階的に急増するため、減速度も急増して運転者にショッ
クを与えるという問題があり、減速度の急増によって運
転者に不快感を与えるのに加えて、運転者の意図に反し
たエンジンブレーキの変動により運転性及び乗心地を低
下させるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、勾配が変化する下り坂を、運転者に違和感
や不快感を与えることなく円滑に惰性走行が可能な無段
変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
れたもので、勾配が変化する下り坂を、運転者に違和感
や不快感を与えることなく円滑に惰性走行が可能な無段
変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図18に
示すように、無段変速機2の変速比を変更する変速比変
更手段5と、車両の運転状態に応じて無段変速機2の入
力軸の目標入力回転数を演算するとともに、この入力軸
回転数が目標入力回転数に一致するように前記変速比変
更手段5を制御する変速制御手段50とを備えた無段変
速機の変速制御装置において、車両の加速度を検出する
加速度検出手段51と、アクセルペダルの操作状況を検
出する開度検出手段52と、前記開度検出手段52がア
クセルペダルの解放を検出したときに、前記検出した加
速度と予め設定した等速域とを比較する加速度比較手段
53と、前記加速度が予め設定した等速域を超えたとき
に前記目標入力回転数を補正する所定の単位時間当たり
の補正量を加速度の検出値に応じて演算する補正量演算
手段54と、この補正量を前記目標入力回転数に加える
補正目標入力回転数設定手段55とを備え、前記変速制
御手段50は、この補正された目標入力回転数に基づい
て前記変速比変更手段5を制御する。
示すように、無段変速機2の変速比を変更する変速比変
更手段5と、車両の運転状態に応じて無段変速機2の入
力軸の目標入力回転数を演算するとともに、この入力軸
回転数が目標入力回転数に一致するように前記変速比変
更手段5を制御する変速制御手段50とを備えた無段変
速機の変速制御装置において、車両の加速度を検出する
加速度検出手段51と、アクセルペダルの操作状況を検
出する開度検出手段52と、前記開度検出手段52がア
クセルペダルの解放を検出したときに、前記検出した加
速度と予め設定した等速域とを比較する加速度比較手段
53と、前記加速度が予め設定した等速域を超えたとき
に前記目標入力回転数を補正する所定の単位時間当たり
の補正量を加速度の検出値に応じて演算する補正量演算
手段54と、この補正量を前記目標入力回転数に加える
補正目標入力回転数設定手段55とを備え、前記変速制
御手段50は、この補正された目標入力回転数に基づい
て前記変速比変更手段5を制御する。
【0008】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記補正量演算手段は、加速度の大きさに応じて
所定の単位時間当たりの補正量を増大する。
いて、前記補正量演算手段は、加速度の大きさに応じて
所定の単位時間当たりの補正量を増大する。
【0009】また、第3の発明は、前記第1又は第2の
発明において、前記補正量演算手段は、加速度が所定値
以下では所定の単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼ
ゼロに設定する。
発明において、前記補正量演算手段は、加速度が所定値
以下では所定の単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼ
ゼロに設定する。
【0010】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記補正量演算手段は、加速度の大きさに応じて
予め設定した所定の単位時間当たりの補正量を演算す
る。
いて、前記補正量演算手段は、加速度の大きさに応じて
予め設定した所定の単位時間当たりの補正量を演算す
る。
【0011】
【作用】したがって、第1の発明は、変速制御手段は無
段変速機の入力軸回転数が、車両の運転状態に応じた目
標入力回転数に一致するように変速比変更手段を制御し
ているが、運転者がアクセルペダルを放したときに、車
両の加速度が予め設定した等速域を超えている場合に
は、加速度に応じて所定の単位時間当たりの補正量が演
算され、この補正された目標入力回転数に応じて変速比
が変更される。目標入力回転数は単位時間当たりの補正
量を加えられて連続的に変化するため、車両に発生する
加速度の大きさに応じて補正量を増大すれば、エンジン
ブレーキ力を加速度に応じて連続的に増大させることが
でき、アクセルペダルを放した状態で、勾配の変化する
下り坂を惰性走行する場合には、エンジン回転数の過大
な変動や、減速度の急激な変化を抑制しながら運転者の
期待に応じたエンジンブレーキ力を連続的に変化させ
て、違和感のない滑らかな惰性走行を行うことができ
る。
段変速機の入力軸回転数が、車両の運転状態に応じた目
標入力回転数に一致するように変速比変更手段を制御し
ているが、運転者がアクセルペダルを放したときに、車
両の加速度が予め設定した等速域を超えている場合に
は、加速度に応じて所定の単位時間当たりの補正量が演
算され、この補正された目標入力回転数に応じて変速比
が変更される。目標入力回転数は単位時間当たりの補正
量を加えられて連続的に変化するため、車両に発生する
加速度の大きさに応じて補正量を増大すれば、エンジン
ブレーキ力を加速度に応じて連続的に増大させることが
でき、アクセルペダルを放した状態で、勾配の変化する
下り坂を惰性走行する場合には、エンジン回転数の過大
な変動や、減速度の急激な変化を抑制しながら運転者の
期待に応じたエンジンブレーキ力を連続的に変化させ
て、違和感のない滑らかな惰性走行を行うことができ
る。
【0012】また、第2の発明は、前記補正量演算手段
は、加速度の大きさに応じて所定時間当たりの補正量を
増大するため、アクセルペダルを放した状態で、勾配の
変化する下り坂を惰性走行する場合に、勾配が急増して
加速度が増大すると、補正された目標入力回転数を迅速
に増大させて、エンジンブレーキ力を強める速さを増大
することができ、連続的にエンジンブレーキ力を変化さ
せながらも確実な制動力を得ることができる。
は、加速度の大きさに応じて所定時間当たりの補正量を
増大するため、アクセルペダルを放した状態で、勾配の
変化する下り坂を惰性走行する場合に、勾配が急増して
加速度が増大すると、補正された目標入力回転数を迅速
に増大させて、エンジンブレーキ力を強める速さを増大
することができ、連続的にエンジンブレーキ力を変化さ
せながらも確実な制動力を得ることができる。
【0013】また、第3の発明は、加速度が所定値以下
では単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼゼロに設定
したため、加速度が0に近いような所定値以下の加速度
範囲では、目標入力回転数はほとんど増大せず、エンジ
ンブレーキはほとんど効かない状態となるが、加速度は
所定値以下となる緩やかな坂道を、アクセルペダルを放
した状態で惰性走行する際には、運転者はエンジンブレ
ーキの増大を好まず、目標入力回転数の変動を抑制する
ことで、運転者の期待通りの惰性走行を実現することが
できる。
では単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼゼロに設定
したため、加速度が0に近いような所定値以下の加速度
範囲では、目標入力回転数はほとんど増大せず、エンジ
ンブレーキはほとんど効かない状態となるが、加速度は
所定値以下となる緩やかな坂道を、アクセルペダルを放
した状態で惰性走行する際には、運転者はエンジンブレ
ーキの増大を好まず、目標入力回転数の変動を抑制する
ことで、運転者の期待通りの惰性走行を実現することが
できる。
【0014】また、第4の発明は、下り坂をアクセルペ
ダルの解放状態で惰性走行する際に、運転者が要求する
加速度(又は減速度)は加速度の大きさに応じて異な
り、運転者の体感的な加速度等に応じて目標入力回転数
の補正量を予め設定しておくことにより、勾配の変化に
応じて運転者の期待に応じたエンジンブレーキ力を滑ら
かに変化させながら、円滑な惰性走行を実現できる。
ダルの解放状態で惰性走行する際に、運転者が要求する
加速度(又は減速度)は加速度の大きさに応じて異な
り、運転者の体感的な加速度等に応じて目標入力回転数
の補正量を予め設定しておくことにより、勾配の変化に
応じて運転者の期待に応じたエンジンブレーキ力を滑ら
かに変化させながら、円滑な惰性走行を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように、無段変速機2(図中C
VT)は変速制御コントローラ7に制御される変速比変
更手段5によって、車両の運転状態に応じた所定の変速
比に設定されるもので、無段変速機2は、例えば、Vベ
ルト式やトロイダル式などで構成される。
VT)は変速制御コントローラ7に制御される変速比変
更手段5によって、車両の運転状態に応じた所定の変速
比に設定されるもので、無段変速機2は、例えば、Vベ
ルト式やトロイダル式などで構成される。
【0017】変速制御コントローラ7は、マイクロプロ
セッサ等を主体に構成されており、車速VSPを検出す
る車速センサ8、スロットル開度TVOを検出するスロ
ットル開度センサ9、駆動輪回転センサ11、制動装置
の作動状態を検出するブレーキスイッチ12、車両の前
後加速度Gを検出する車両加速度センサ14、アクセル
ペダルの解放状態を検出するアイドルスイッチ15、無
段変速機2の出力軸の回転数Noを検出する出力軸回転
センサ13、無段変速機2の入力軸回転数Niを検出す
る手段として、エンジン回転数Neを検出するエンジン
回転センサ10から入力された車両の運転状態を示す信
号に基づいて、運転状態に応じた制御目標入力回転数D
SRREVを演算すると共に、アクチュエータなどから
構成された変速比変更手段5へ、入力軸回転数=エンジ
ン回転数Neが目標入力回転数に一致するように目標変
速比DSRRTOを指令し、図示しない出力軸と結合し
た駆動軸3へエンジン1からの駆動力を伝達する。
セッサ等を主体に構成されており、車速VSPを検出す
る車速センサ8、スロットル開度TVOを検出するスロ
ットル開度センサ9、駆動輪回転センサ11、制動装置
の作動状態を検出するブレーキスイッチ12、車両の前
後加速度Gを検出する車両加速度センサ14、アクセル
ペダルの解放状態を検出するアイドルスイッチ15、無
段変速機2の出力軸の回転数Noを検出する出力軸回転
センサ13、無段変速機2の入力軸回転数Niを検出す
る手段として、エンジン回転数Neを検出するエンジン
回転センサ10から入力された車両の運転状態を示す信
号に基づいて、運転状態に応じた制御目標入力回転数D
SRREVを演算すると共に、アクチュエータなどから
構成された変速比変更手段5へ、入力軸回転数=エンジ
ン回転数Neが目標入力回転数に一致するように目標変
速比DSRRTOを指令し、図示しない出力軸と結合し
た駆動軸3へエンジン1からの駆動力を伝達する。
【0018】なお、本実施形態では、エンジン1と無段
変速機2の入力軸とを直結した場合を示しており、エン
ジン回転数Ne=入力軸回転数Niとなるが、エンジン
1と無段変速機2の入力軸との間に減速機構やトルクコ
ンバータ等が介装される場合には、入力軸回転センサを
設けて、この検出値を入力軸回転数Niとすればよい。
変速機2の入力軸とを直結した場合を示しており、エン
ジン回転数Ne=入力軸回転数Niとなるが、エンジン
1と無段変速機2の入力軸との間に減速機構やトルクコ
ンバータ等が介装される場合には、入力軸回転センサを
設けて、この検出値を入力軸回転数Niとすればよい。
【0019】変速制御コントローラ7は、同じく車両の
運転状態に応じてエンジン1を制御するエンジン制御コ
ントローラ6に接続されており、変速制御コントローラ
7からエンジン制御コントローラ6へ変速比制御信号等
を送出する一方、エンジン制御コントローラ6からは燃
料噴射カット等の各種運転情報が送出され、エンジン1
と変速制御コントローラ7は同期的に制御される統合制
御システムを構成している。
運転状態に応じてエンジン1を制御するエンジン制御コ
ントローラ6に接続されており、変速制御コントローラ
7からエンジン制御コントローラ6へ変速比制御信号等
を送出する一方、エンジン制御コントローラ6からは燃
料噴射カット等の各種運転情報が送出され、エンジン1
と変速制御コントローラ7は同期的に制御される統合制
御システムを構成している。
【0020】エンジン制御コントローラ6は、車両の運
転状態に応じて燃料噴射ノズル4からの燃料噴射制御や
点火時期制御に加えて過給圧制御などを行うもので、詳
述はしないが、燃料噴射制御は、スロットル開度TV
O、エンジン回転数Ne、吸入空気量等に応じて行い、
空燃比フィードバック制御の他、スロットル全閉時には
所定のエンジン回転数以上で燃料カットを行う一方、ス
ロットル全閉解除で燃料噴射リカバリー等の制御を行う
ものである。本実施形態では、エンジン1を火花点火式
内燃機関で構成した場合を示す。
転状態に応じて燃料噴射ノズル4からの燃料噴射制御や
点火時期制御に加えて過給圧制御などを行うもので、詳
述はしないが、燃料噴射制御は、スロットル開度TV
O、エンジン回転数Ne、吸入空気量等に応じて行い、
空燃比フィードバック制御の他、スロットル全閉時には
所定のエンジン回転数以上で燃料カットを行う一方、ス
ロットル全閉解除で燃料噴射リカバリー等の制御を行う
ものである。本実施形態では、エンジン1を火花点火式
内燃機関で構成した場合を示す。
【0021】このような変速制御コントローラ7で行わ
れる制御の一例を、図2〜図10のフローチャートに示
し、これらフローチャートを参照しながら制御内容につ
いて詳述する。
れる制御の一例を、図2〜図10のフローチャートに示
し、これらフローチャートを参照しながら制御内容につ
いて詳述する。
【0022】ここで、図2は、所定時間毎、例えば5ms
ec毎に実行される変速制御のメインルーチンの概要を示
し、図3以降は、下り坂走行時等でのエンジンブレーキ
補正を行うサブルーチンを示しており、変速制御の概要
を説明した後、エンジンブレーキの補正制御について詳
述する。
ec毎に実行される変速制御のメインルーチンの概要を示
し、図3以降は、下り坂走行時等でのエンジンブレーキ
補正を行うサブルーチンを示しており、変速制御の概要
を説明した後、エンジンブレーキの補正制御について詳
述する。
【0023】〔1.変速制御〕図2のメインルーチンで
は、まず、ステップS1で上記したような各センサ等か
ら車両の運転状態を読み込み、ステップS2では、ステ
ップS1で読み込んだスロットル開度TVO及び車速V
SPに基づいて、図11に示す変速マップから無段変速
機2の入力軸回転数Ni(=エンジン回転数Ne)の目
標値である制御目標入力回転数DSRREVを演算す
る。
は、まず、ステップS1で上記したような各センサ等か
ら車両の運転状態を読み込み、ステップS2では、ステ
ップS1で読み込んだスロットル開度TVO及び車速V
SPに基づいて、図11に示す変速マップから無段変速
機2の入力軸回転数Ni(=エンジン回転数Ne)の目
標値である制御目標入力回転数DSRREVを演算す
る。
【0024】ステップS3では、後述するステップS1
0以降で、車両に加わる前後方向加速度Gに応じて、エ
ンジンブレーキ作動時の制御目標入力回転数DSRRE
Vの補正を行う。
0以降で、車両に加わる前後方向加速度Gに応じて、エ
ンジンブレーキ作動時の制御目標入力回転数DSRRE
Vの補正を行う。
【0025】そして、ステップS4では、エンジンブレ
ーキによる補正後の制御目標入力回転数DSRREV
に、入力軸回転数Niが一致するように目標変速比DS
RRTOを演算して、ステップS5で、無段変速機2の
変速比変更手段5へ制御信号を出力して、無段変速機2
の変速比を制御する。
ーキによる補正後の制御目標入力回転数DSRREV
に、入力軸回転数Niが一致するように目標変速比DS
RRTOを演算して、ステップS5で、無段変速機2の
変速比変更手段5へ制御信号を出力して、無段変速機2
の変速比を制御する。
【0026】〔2.エンジンブレーキ補正制御〕図3の
フローチャートは、上記ステップS3で行われるエンジ
ンブレーキ補正制御のサブルーチンの概要を示し、この
サブルーチンの詳細は、後述する図4〜図10のフロー
チャートのように構成されており、まず、エンジンブレ
ーキ補正制御の概要を説明する。
フローチャートは、上記ステップS3で行われるエンジ
ンブレーキ補正制御のサブルーチンの概要を示し、この
サブルーチンの詳細は、後述する図4〜図10のフロー
チャートのように構成されており、まず、エンジンブレ
ーキ補正制御の概要を説明する。
【0027】ステップS10では、上記メインルーチン
のステップS2で求めた制御目標入力回転数DSRRE
Vに応じて、無段変速機2の入力軸回転数Ni(以下、
単に入力軸回転数とする)の変更が可能な補正制御の範
囲を決定する。
のステップS2で求めた制御目標入力回転数DSRRE
Vに応じて、無段変速機2の入力軸回転数Ni(以下、
単に入力軸回転数とする)の変更が可能な補正制御の範
囲を決定する。
【0028】ステップS11では、エンジンブレーキを
さらに強める必要があるか、あるいは、現在より弱める
必要があるかを判定する為、車両の前後加速度(以下、
単に加速度とする)のしきい値を演算する。
さらに強める必要があるか、あるいは、現在より弱める
必要があるかを判定する為、車両の前後加速度(以下、
単に加速度とする)のしきい値を演算する。
【0029】そして、ステップS12では、車両に発生
した加速度を検出し、この加速度の大きさと、ステップ
S11で求めたしきい値とを比較して、エンジンブレー
キをさらに強めるか、あるいは、さらに弱めるかの判断
を、アクセルペダルの操作状況に基づいて行う。
した加速度を検出し、この加速度の大きさと、ステップ
S11で求めたしきい値とを比較して、エンジンブレー
キをさらに強めるか、あるいは、さらに弱めるかの判断
を、アクセルペダルの操作状況に基づいて行う。
【0030】ステップS13では、ステップS12で求
めた加速度の大きさに応じて、エンジンブレーキ力を変
更する速さである、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を演算する。
めた加速度の大きさに応じて、エンジンブレーキ力を変
更する速さである、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を演算する。
【0031】そして、ステップS14では、ステップS
13で求めた補正量に基づいて、加速度に応じたエンジ
ンブレーキ力を発生するための補正目標入力回転数DS
RENBRを演算し、ステップS15で、補正目標入力
回転数DSRENBRを制御目標入力回転数DSRRE
Vとして新たに設定した後、上記ステップS4以降のメ
インルーチンへ復帰して、このエンジンブレーキ補正を
加えた制御目標入力回転数DSRREVにより目標変速
比DSRRTOの演算を行うのである。
13で求めた補正量に基づいて、加速度に応じたエンジ
ンブレーキ力を発生するための補正目標入力回転数DS
RENBRを演算し、ステップS15で、補正目標入力
回転数DSRENBRを制御目標入力回転数DSRRE
Vとして新たに設定した後、上記ステップS4以降のメ
インルーチンへ復帰して、このエンジンブレーキ補正を
加えた制御目標入力回転数DSRREVにより目標変速
比DSRRTOの演算を行うのである。
【0032】以下、図4〜図10のフローチャートを参
照しながら、エンジンブレーキ補正制御の詳細について
説明する。
照しながら、エンジンブレーキ補正制御の詳細について
説明する。
【0033】〔2.1 制御目標入力回転数の補正範
囲、加速度しきい値の決定〕図4は、図2のメインルー
チンに示したステップS3で行われる、サブルーチン処
理を示し、ステップS101〜S104は、上記図3に
示した概要のステップS10、S11に相当する。
囲、加速度しきい値の決定〕図4は、図2のメインルー
チンに示したステップS3で行われる、サブルーチン処
理を示し、ステップS101〜S104は、上記図3に
示した概要のステップS10、S11に相当する。
【0034】ステップS101は、上記ステップS1で
読み込んだ車速VSPに基づいて、図11に示すマップ
から補正制御範囲の上限値である上限入力回転数DSR
HLMTを演算する。なお、図11に示すマップは、ス
ロットル開度TVOをパラメータとして車速VSPに応
じた入力回転数を予め設定したもので、変速制御コント
ローラ7の図示しないROM等の記憶手段に格納される
ものである。
読み込んだ車速VSPに基づいて、図11に示すマップ
から補正制御範囲の上限値である上限入力回転数DSR
HLMTを演算する。なお、図11に示すマップは、ス
ロットル開度TVOをパラメータとして車速VSPに応
じた入力回転数を予め設定したもので、変速制御コント
ローラ7の図示しないROM等の記憶手段に格納される
ものである。
【0035】一方、ステップS102では同様にして、
補正制御範囲の下限値である下限入力回転数DSRHL
MTを車速VSPに基づいて演算する。
補正制御範囲の下限値である下限入力回転数DSRHL
MTを車速VSPに基づいて演算する。
【0036】次に、ステップS103、S104ではエ
ンジンブレーキをさらに強める必要があるか、あるい
は、現在より弱める必要があるかを判定するため、図1
2に示すマップに基づいて、加速度の加速域側のしきい
値VSPOVLMと、減速域側のしきい値VSPUDL
Mが、車速VSPに応じて演算される。
ンジンブレーキをさらに強める必要があるか、あるい
は、現在より弱める必要があるかを判定するため、図1
2に示すマップに基づいて、加速度の加速域側のしきい
値VSPOVLMと、減速域側のしきい値VSPUDL
Mが、車速VSPに応じて演算される。
【0037】この図12に示すマップは、アクセルペダ
ルを放したとき(アイドルスイッチ15=ON)に、運
転者が期待する体感的な加速度に応じて予め設定された
もので、速度に応じて変化する所定の加速度範囲を備え
た等速域を中心にして設定されており、この等速域は物
理的な等速(加速度=0G)を示すものではなく、アク
セルペダルを放したときに運転者がほぼ等速走行である
と感じる領域であり、この等速域より上方は、運転者が
車両の加速を体感する加速域、同じく等速域より下方
は、運転者が車両の減速を体感する減速域であり、等速
域と加速域の境界が加速側しきい値VSPOVLMで、
等速域と減速域の境界が減速側しきい値VSPUDLM
である。
ルを放したとき(アイドルスイッチ15=ON)に、運
転者が期待する体感的な加速度に応じて予め設定された
もので、速度に応じて変化する所定の加速度範囲を備え
た等速域を中心にして設定されており、この等速域は物
理的な等速(加速度=0G)を示すものではなく、アク
セルペダルを放したときに運転者がほぼ等速走行である
と感じる領域であり、この等速域より上方は、運転者が
車両の加速を体感する加速域、同じく等速域より下方
は、運転者が車両の減速を体感する減速域であり、等速
域と加速域の境界が加速側しきい値VSPOVLMで、
等速域と減速域の境界が減速側しきい値VSPUDLM
である。
【0038】なお、アクセルペダルの操作状況を検出す
る開度検出手段として、アイドルスイッチ15を用いた
例を示すが、ガソリン車あるいは気体燃料車等の火花点
火式内燃機関ではスロットル開度TVOに基づいて、ア
クセルペダルの解放状態を検出してもよい。
る開度検出手段として、アイドルスイッチ15を用いた
例を示すが、ガソリン車あるいは気体燃料車等の火花点
火式内燃機関ではスロットル開度TVOに基づいて、ア
クセルペダルの解放状態を検出してもよい。
【0039】こうして、ステップS101〜S104で
補正制御範囲の上限入力回転数DSRHLMT、下限入
力回転数DSRLLMTと、加減速のしきい値VSPO
VLM、VSPUDLMをそれぞれ設定した後、図5に
示すステップS110の加減速判定処理へ進む。
補正制御範囲の上限入力回転数DSRHLMT、下限入
力回転数DSRLLMTと、加減速のしきい値VSPO
VLM、VSPUDLMをそれぞれ設定した後、図5に
示すステップS110の加減速判定処理へ進む。
【0040】〔2.2 加減速判定処理〕図5のステッ
プS110〜S118では、現在の車両の加速度が、図
12のマップにおいて、どの領域にあるかを判定するも
ので、上記図3のフローチャートのステップS12に相
当する。
プS110〜S118では、現在の車両の加速度が、図
12のマップにおいて、どの領域にあるかを判定するも
ので、上記図3のフローチャートのステップS12に相
当する。
【0041】まず、ステップS111では、上記ステッ
プS1で読み込んだ車速VSPが所定の低速域、例え
ば、10Km/h以下にあるかを判定し、所定の低速域にあ
ればステップS118へ進んで、車両加速度TKRAM
S6を0に設定する一方、そうでない場合には、ステッ
プS112の処理へ進む。
プS1で読み込んだ車速VSPが所定の低速域、例え
ば、10Km/h以下にあるかを判定し、所定の低速域にあ
ればステップS118へ進んで、車両加速度TKRAM
S6を0に設定する一方、そうでない場合には、ステッ
プS112の処理へ進む。
【0042】ステップS112では、車両の加速度を現
在の車速VSPと所定時間前、例えば、5サイクル前
(50msec前)の車速VSP-5の差分から車両加速度T
KRAMS6を求める。なお、加速度検出手段として、
車速VSPの微分値を用いた場合を示すが、車両加速度
センサ14の検出値Gや駆動輪回転センサ11の検出値
の微分値を用いてもよい。
在の車速VSPと所定時間前、例えば、5サイクル前
(50msec前)の車速VSP-5の差分から車両加速度T
KRAMS6を求める。なお、加速度検出手段として、
車速VSPの微分値を用いた場合を示すが、車両加速度
センサ14の検出値Gや駆動輪回転センサ11の検出値
の微分値を用いてもよい。
【0043】次に、ステップS113では、車両加速度
TKRAMS6と上記ステップS103で求めた加速側
しきい値VSPOVLMとを比較し、車両加速度TKR
AMS6がしきい値VSPOVLMより大きい場合に
は、現在の車両加速度TKRAMS6が図12に示した
マップにおいて、エンジンブレーキを増大する必要のあ
る加速域にあると判定してステップS117へ進んで、
加速フラグVSPPLSに1をセットし、そうでない場
合には、ステップS114へ進んで減速域にあるかを判
定する。
TKRAMS6と上記ステップS103で求めた加速側
しきい値VSPOVLMとを比較し、車両加速度TKR
AMS6がしきい値VSPOVLMより大きい場合に
は、現在の車両加速度TKRAMS6が図12に示した
マップにおいて、エンジンブレーキを増大する必要のあ
る加速域にあると判定してステップS117へ進んで、
加速フラグVSPPLSに1をセットし、そうでない場
合には、ステップS114へ進んで減速域にあるかを判
定する。
【0044】ステップS114は、車両加速度TKRA
MS6が、上記ステップS104で求めた減速側しきい
値VSPUDLMより小さい場合には、ステップS11
6へ進んで減速フラグVSPMNSに1をセットし、そ
うでない場合には図12の等速域にあると判定して、ス
テップS115へ進んで等速フラグVSPEQSに1を
セットする。なお、ステップS118で車両加速度TK
RAMS6=0と設定した低速域の場合も、ステップS
115で等速フラグを1にセットする。
MS6が、上記ステップS104で求めた減速側しきい
値VSPUDLMより小さい場合には、ステップS11
6へ進んで減速フラグVSPMNSに1をセットし、そ
うでない場合には図12の等速域にあると判定して、ス
テップS115へ進んで等速フラグVSPEQSに1を
セットする。なお、ステップS118で車両加速度TK
RAMS6=0と設定した低速域の場合も、ステップS
115で等速フラグを1にセットする。
【0045】こうして、しきい値VSPOVLM、VS
PUDLMと車両加速度TKRAMS6とを比較するこ
とで、車両の加速度が図12のマップのどの領域にある
か、加速、減速、等速フラグにより区分けされ、この
後、図6のステップS120へ進んで、目標入力回転数
の補正量の検索と、アクセルペダル操作に応じたモード
分けを行う。
PUDLMと車両加速度TKRAMS6とを比較するこ
とで、車両の加速度が図12のマップのどの領域にある
か、加速、減速、等速フラグにより区分けされ、この
後、図6のステップS120へ進んで、目標入力回転数
の補正量の検索と、アクセルペダル操作に応じたモード
分けを行う。
【0046】〔2.3 目標入力回転数補正量設定、運
転操作に応じたモード分け〕図6のステップS120〜
S131では、車両加速度TKRAMS6に応じた目標
入力回転数の補正量を設定した後、アクセルペダルの操
作状況、すなわち、運転者の意図に応じた場合分けを行
うもので、図3のフローチャートのステップS13に相
当する。
転操作に応じたモード分け〕図6のステップS120〜
S131では、車両加速度TKRAMS6に応じた目標
入力回転数の補正量を設定した後、アクセルペダルの操
作状況、すなわち、運転者の意図に応じた場合分けを行
うもので、図3のフローチャートのステップS13に相
当する。
【0047】ステップS121、S122では、図13
に示すマップから、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を車両加速度TKRAMS6の大きさと符号に応
じて、ダウンシフト補正量DDSRDNまたはアップシ
フト補正量DDSRUPとして求める。
に示すマップから、単位時間当たりの目標入力回転数の
補正量を車両加速度TKRAMS6の大きさと符号に応
じて、ダウンシフト補正量DDSRDNまたはアップシ
フト補正量DDSRUPとして求める。
【0048】車両加速度TKRAMS6が正の場合に
は、エンジンブレーキ力を増大するため、目標入力回転
数を増大する方向のダウンシフト補正量DDSRDN
が、負の場合にはエンジンブレーキ力を低減するため、
目標入力回転数を減少させる方向のアップシフト補正量
DDSRUPが選択され、ここで、単位時間は、処理の
実行間隔を示し、この場合では、ダウンシフト補正量D
DSRUP、アップシフト補正量DDSRUPは、それ
ぞれ5msecごとの目標入力回転数補正量、すなわち、目
標入力回転数を変化させる速さを示す。
は、エンジンブレーキ力を増大するため、目標入力回転
数を増大する方向のダウンシフト補正量DDSRDN
が、負の場合にはエンジンブレーキ力を低減するため、
目標入力回転数を減少させる方向のアップシフト補正量
DDSRUPが選択され、ここで、単位時間は、処理の
実行間隔を示し、この場合では、ダウンシフト補正量D
DSRUP、アップシフト補正量DDSRUPは、それ
ぞれ5msecごとの目標入力回転数補正量、すなわち、目
標入力回転数を変化させる速さを示す。
【0049】なお、図13のマップは、後述するように
本願出願人の実験などに基づいて、予め設定されたもの
で、変速制御コントローラ7の図示しないROM等の記
憶手段に格納される。
本願出願人の実験などに基づいて、予め設定されたもの
で、変速制御コントローラ7の図示しないROM等の記
憶手段に格納される。
【0050】次に、ステップS123〜S131では、
アクセルペダルの操作状況の前回値と現在値の変化か
ら、運転者の加減速の意図を推定して場合分けを行う。
アクセルペダルの操作状況の前回値と現在値の変化か
ら、運転者の加減速の意図を推定して場合分けを行う。
【0051】まず、ステップS123では、前回の処理
(5msec前)においてアイドルスイッチ15の状況を示
すフラグOLDIDLEが0であるか、すなわち、アク
セルペダルが踏まれていたかを判定し、踏まれていれば
ステップS124へ、解放されていれば(OLDIDL
E=1)ステップS125へ進む。
(5msec前)においてアイドルスイッチ15の状況を示
すフラグOLDIDLEが0であるか、すなわち、アク
セルペダルが踏まれていたかを判定し、踏まれていれば
ステップS124へ、解放されていれば(OLDIDL
E=1)ステップS125へ進む。
【0052】ステップS124では、現在のアイドルス
イッチ15の状況を示すフラグIDLEが0であるか、
すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを判定し、
踏まれていればステップS126へ、解放されていれば
(IDLE=1)ステップS127へ進む。
イッチ15の状況を示すフラグIDLEが0であるか、
すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを判定し、
踏まれていればステップS126へ、解放されていれば
(IDLE=1)ステップS127へ進む。
【0053】ステップS126は、前回及び現在共にア
クセルペダルが継続して踏み続けられて、アイドルスイ
ッチ15はOFF、OFFの状態であり、後述するステ
ップS150の踏み込み処理へ進む。
クセルペダルが継続して踏み続けられて、アイドルスイ
ッチ15はOFF、OFFの状態であり、後述するステ
ップS150の踏み込み処理へ進む。
【0054】一方、ステップS124で、現在アクセル
ペダルが解放されていると判定された場合には、アクセ
ルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、ス
テップS127で現在のアイドルスイッチ15の状況を
OLDIDLE=1として更新し、ステップS128で
アイドルスイッチ15がOFFからONになって、踏み
込んでいたアクセルペダルを放した状態であると判定し
て、ステップS160の足放し処理へ進む。
ペダルが解放されていると判定された場合には、アクセ
ルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、ス
テップS127で現在のアイドルスイッチ15の状況を
OLDIDLE=1として更新し、ステップS128で
アイドルスイッチ15がOFFからONになって、踏み
込んでいたアクセルペダルを放した状態であると判定し
て、ステップS160の足放し処理へ進む。
【0055】一方、前回のアイドルスイッチ15がON
であったステップS125でも、上記と同様に現在のア
イドルスイッチ15の状況を示すフラグIDLEが0で
あるか、すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを
判定し、踏まれていればステップS130へ、解放され
ていれば(IDLE=1)ステップS129へ進む。
であったステップS125でも、上記と同様に現在のア
イドルスイッチ15の状況を示すフラグIDLEが0で
あるか、すなわち、アクセルペダルが踏まれているかを
判定し、踏まれていればステップS130へ、解放され
ていれば(IDLE=1)ステップS129へ進む。
【0056】ステップS129は、アクセルペダルが継
続して解放されているため、前回アイドルスイッチフラ
グOLDIDLEを変化させることなく、ステップS1
40の放し続け処理へ進む。
続して解放されているため、前回アイドルスイッチフラ
グOLDIDLEを変化させることなく、ステップS1
40の放し続け処理へ進む。
【0057】一方、ステップS125で、現在アクセル
ペダルが踏み込まれていると判定された場合には、アク
セルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、
ステップS130で現在のアイドルスイッチ15の状況
をOLDIDLE=0として更新し、ステップS131
で、アイドルスイッチ15がONからOFFになって、
解放していたアクセルペダルを踏み込んだ状態であると
判定して、ステップS150の踏み込み処理へ進む。
ペダルが踏み込まれていると判定された場合には、アク
セルペダルの踏み込み状態が前回値から変化したため、
ステップS130で現在のアイドルスイッチ15の状況
をOLDIDLE=0として更新し、ステップS131
で、アイドルスイッチ15がONからOFFになって、
解放していたアクセルペダルを踏み込んだ状態であると
判定して、ステップS150の踏み込み処理へ進む。
【0058】こうして、アイドルスイッチ15の前回値
OLDIDLEと現在値IDLEを比較することによ
り、アクセルペダルの踏み込み状態の変化をステップS
140、150、160の3つの場合に分けて目標入力
回転数の補正をそれぞれ行い、これらステップS140
以降が、上記図3のステップS14に相当する。
OLDIDLEと現在値IDLEを比較することによ
り、アクセルペダルの踏み込み状態の変化をステップS
140、150、160の3つの場合に分けて目標入力
回転数の補正をそれぞれ行い、これらステップS140
以降が、上記図3のステップS14に相当する。
【0059】なお、上記では、アクセルペダルの操作状
況をアイドルスイッチ15により検出したが、スロット
ル開度センサ9の検出値TVOに基づいて行っても良
い。
況をアイドルスイッチ15により検出したが、スロット
ル開度センサ9の検出値TVOに基づいて行っても良
い。
【0060】〔2.4 アクセルペダルを継続して放し
ている場合〕図7は、アイドルスイッチ15が前回値、
現在値共にONとなるアクセルペダルを放し続けた場合
の目標入力回転数の補正処理を示し、ステップS141
では、上記ステップS110〜118で設定された加速
フラグVSPPLSが1であるか否かを判定し、1であ
れば現在の車両加速度が、図12のマップの加速域にあ
るためステップS143へ進む一方、0の場合にはステ
ップS142へ進む。
ている場合〕図7は、アイドルスイッチ15が前回値、
現在値共にONとなるアクセルペダルを放し続けた場合
の目標入力回転数の補正処理を示し、ステップS141
では、上記ステップS110〜118で設定された加速
フラグVSPPLSが1であるか否かを判定し、1であ
れば現在の車両加速度が、図12のマップの加速域にあ
るためステップS143へ進む一方、0の場合にはステ
ップS142へ進む。
【0061】ステップS143では、エンジンブレーキ
力を増大して車両加速度を図12の加速域から等速域に
減速させるため、上記図6のステップS121で求めた
ダウンシフト補正量DDSRDNを、補正目標入力回転
数DSRENBRの前回値に加算して目標入力回転数を
増大する。
力を増大して車両加速度を図12の加速域から等速域に
減速させるため、上記図6のステップS121で求めた
ダウンシフト補正量DDSRDNを、補正目標入力回転
数DSRENBRの前回値に加算して目標入力回転数を
増大する。
【0062】 DSRENBR=DSRENBR-1+DDSRDN なお、「-1」は前回値を示す。以下同様。
【0063】そして、ステップS144で補正制御中で
あることを示す補正制御フラグNOWCNTを1にセッ
トして、ステップS170の回転チェックへ進む。
あることを示す補正制御フラグNOWCNTを1にセッ
トして、ステップS170の回転チェックへ進む。
【0064】一方、ステップS141の判定で加速域に
ない場合には、ステップS142へ進んで補正制御中で
あるか否かを判定し、補正制御中であればステップS1
45へ進んで減速域にあるか否かの判定を行う一方、補
正制御を行っていない場合にはステップS146へ進
む。
ない場合には、ステップS142へ進んで補正制御中で
あるか否かを判定し、補正制御中であればステップS1
45へ進んで減速域にあるか否かの判定を行う一方、補
正制御を行っていない場合にはステップS146へ進
む。
【0065】ステップS146は、目標入力回転数を補
正する必要がないため、補正目標入力回転数DSREN
BRに上記図2のステップS2で求めた制御目標入力回
転数DSRREVをセットしてステップS170へ進
む。
正する必要がないため、補正目標入力回転数DSREN
BRに上記図2のステップS2で求めた制御目標入力回
転数DSRREVをセットしてステップS170へ進
む。
【0066】ステップS145では、上記図5のステッ
プS116で減速フラグVSPMNSがセットされたか
否を判定して、現在の車両加速度が図12に示すマップ
の減速域にあればステップS147へ進む一方、そうで
ない場合にはステップS170へ進む。
プS116で減速フラグVSPMNSがセットされたか
否を判定して、現在の車両加速度が図12に示すマップ
の減速域にあればステップS147へ進む一方、そうで
ない場合にはステップS170へ進む。
【0067】ステップS147では、ブレーキが踏まれ
ているか否かをブレーキスイッチ12の出力信号BRK
により判定する。ブレーキが踏まれていなければ(BR
K=0)、ステップS148へ進んで減速域における補
正処理を行う一方、ブレーキが踏まれているとき(BR
K=1)には、エンジンブレーキを弱める必要がある減
速域であっても、目標入力回転数を小さく補正すること
を禁止して運転者の制動操作を優先させるため、減速域
の補正を行わずにステップ170へ進む。
ているか否かをブレーキスイッチ12の出力信号BRK
により判定する。ブレーキが踏まれていなければ(BR
K=0)、ステップS148へ進んで減速域における補
正処理を行う一方、ブレーキが踏まれているとき(BR
K=1)には、エンジンブレーキを弱める必要がある減
速域であっても、目標入力回転数を小さく補正すること
を禁止して運転者の制動操作を優先させるため、減速域
の補正を行わずにステップ170へ進む。
【0068】ステップS148では、エンジンブレーキ
を弱めて図12に示す減速域から等速域へ増速するた
め、上記図6のステップS122で求めたアップシフト
補正量DDSRUPを、補正目標入力回転数DSREN
BRの前回値に加えて目標入力回転数を徐々に減少させ
る(アップシフト補正量DDSRUPは負の値となるた
め、補正目標入力回転数DSRENBRは減算され
る)。
を弱めて図12に示す減速域から等速域へ増速するた
め、上記図6のステップS122で求めたアップシフト
補正量DDSRUPを、補正目標入力回転数DSREN
BRの前回値に加えて目標入力回転数を徐々に減少させ
る(アップシフト補正量DDSRUPは負の値となるた
め、補正目標入力回転数DSRENBRは減算され
る)。
【0069】 DSRENBR=DSRENBR-1+DDSRUP そして、ステップS170の回転チェックへ進む。
【0070】〔2.5 アクセルペダルを踏んでいる場
合〕図8のステップS150〜155は、アイドルスイ
ッチ15の現在値がOFFとなるアクセルペダルを踏み
込んだ瞬間、または踏み込み続けた場合の目標入力回転
数の補正処理を示す。
合〕図8のステップS150〜155は、アイドルスイ
ッチ15の現在値がOFFとなるアクセルペダルを踏み
込んだ瞬間、または踏み込み続けた場合の目標入力回転
数の補正処理を示す。
【0071】ステップS151では、補正制御中フラグ
NOWCNTの状態から現在目標入力回転数を補正制御
中であるか否かを判定し、補正制御中であるときにはス
テップS152へ進む一方、そうでない場合にはステッ
プS153へ進む。
NOWCNTの状態から現在目標入力回転数を補正制御
中であるか否かを判定し、補正制御中であるときにはス
テップS152へ進む一方、そうでない場合にはステッ
プS153へ進む。
【0072】ステップS152では、前回の処理の補正
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図2のステッ
プS2で求めた今回の制御目標入力回転数DSRREV
とを比較して、制御目標入力回転数DSRREVが前回
の補正目標入力回転数DSRENBR-1以下であるとき
には、ステップS154へ進む一方、そうでない場合に
はステップS153へ進む。
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図2のステッ
プS2で求めた今回の制御目標入力回転数DSRREV
とを比較して、制御目標入力回転数DSRREVが前回
の補正目標入力回転数DSRENBR-1以下であるとき
には、ステップS154へ進む一方、そうでない場合に
はステップS153へ進む。
【0073】ステップS154では、前回の補正目標入
力回転数DSRENBR-1から所定値を減じて、少しだ
け目標入力回転数を下げた値を今回の補正目標入力回転
数DSRENBRとして次のように設定し、 DSRENBR=DSRENBR-1−1 この場合では補正目標入力回転数DSRENBRを1rp
mずつ減じ、補正目標入力回転数DSRENBRを制御
目標入力回転数DSRREVへ徐々に近付け、次にステ
ップS171の回転リミッタなしの処理へ進む。
力回転数DSRENBR-1から所定値を減じて、少しだ
け目標入力回転数を下げた値を今回の補正目標入力回転
数DSRENBRとして次のように設定し、 DSRENBR=DSRENBR-1−1 この場合では補正目標入力回転数DSRENBRを1rp
mずつ減じ、補正目標入力回転数DSRENBRを制御
目標入力回転数DSRREVへ徐々に近付け、次にステ
ップS171の回転リミッタなしの処理へ進む。
【0074】一方、ステップS153では、エンジンブ
レーキの補正制御を終了するため、補正制御中フラグN
OWCNTを0にリセットしてから、ステップS155
で補正目標入力回転数DSRENBRに上記ステップS
2で求めた制御目標入力回転数DSRREVを格納し、
上記と同様にステップS171へ進む。
レーキの補正制御を終了するため、補正制御中フラグN
OWCNTを0にリセットしてから、ステップS155
で補正目標入力回転数DSRENBRに上記ステップS
2で求めた制御目標入力回転数DSRREVを格納し、
上記と同様にステップS171へ進む。
【0075】〔2.6 アクセルペダルを解放した場
合〕図9のステップS160〜164は、アイドルスイ
ッチ15の前回値がOFF、現在値がONとなるアクセ
ルペダルを解放した瞬間の目標入力回転数の補正処理を
示す。
合〕図9のステップS160〜164は、アイドルスイ
ッチ15の前回値がOFF、現在値がONとなるアクセ
ルペダルを解放した瞬間の目標入力回転数の補正処理を
示す。
【0076】ステップS161では、前回の処理の補正
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図4のステッ
プS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTとを比較して、前回の補正目標入力回転数D
SRENBR-1が上限入力回転数DSRHLMTを超え
ているときにはステップS162へ進む一方、上限入力
回転数DSRHLMT以下の場合にはステップS163
へ進む。
目標入力回転数DSRENBR-1と、上記図4のステッ
プS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTとを比較して、前回の補正目標入力回転数D
SRENBR-1が上限入力回転数DSRHLMTを超え
ているときにはステップS162へ進む一方、上限入力
回転数DSRHLMT以下の場合にはステップS163
へ進む。
【0077】ステップS162では、補正目標入力回転
数DSRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数
DSRHLMTを設定した後、ステップS170の回転
チェック処理へ進む。
数DSRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数
DSRHLMTを設定した後、ステップS170の回転
チェック処理へ進む。
【0078】一方、上限入力回転数DSRHLMT以下
の場合には、ステップS163で補正制御中であるかを
判定して、補正制御中でなけれ場合にはステップS16
4へ進んで、補正目標入力回転数DSRENBRに制御
目標入力回転数DSRREVを設定してステップS17
0へ進むが、補正制御中であればそのままステップS1
70の処理へ進む。
の場合には、ステップS163で補正制御中であるかを
判定して、補正制御中でなけれ場合にはステップS16
4へ進んで、補正目標入力回転数DSRENBRに制御
目標入力回転数DSRREVを設定してステップS17
0へ進むが、補正制御中であればそのままステップS1
70の処理へ進む。
【0079】〔2.7 新制御目標入力回転数DSRR
EVの設定〕こうして、上記2.4〜2.6で、アクセ
ルペダルの操作状況を3つの場合に分けて、それぞれ補
正目標入力回転数DSRENBRを設定した後、ステッ
プS170またはS171へ進んで、エンジンブレーキ
補正制御後の制御目標入力回転数DSRREVの設定を
図10のステップS170以降で行い、このステップS
170以降が、上記図3のステップS15に相当する。
EVの設定〕こうして、上記2.4〜2.6で、アクセ
ルペダルの操作状況を3つの場合に分けて、それぞれ補
正目標入力回転数DSRENBRを設定した後、ステッ
プS170またはS171へ進んで、エンジンブレーキ
補正制御後の制御目標入力回転数DSRREVの設定を
図10のステップS170以降で行い、このステップS
170以降が、上記図3のステップS15に相当する。
【0080】ステップS170の回転チェック処理へ進
んだ場合には、ステップS172で補正目標入力回転数
DSRENBRが、上記図4のステップS102で求め
た補正制御範囲の下限入力回転数DSRLLMT以下で
あるかを判断し、補正目標入力回転数DSRENBRが
下限入力回転数以下の場合にはステップS173へ進む
一方、そうでない場合にはステップS175へ進む。
んだ場合には、ステップS172で補正目標入力回転数
DSRENBRが、上記図4のステップS102で求め
た補正制御範囲の下限入力回転数DSRLLMT以下で
あるかを判断し、補正目標入力回転数DSRENBRが
下限入力回転数以下の場合にはステップS173へ進む
一方、そうでない場合にはステップS175へ進む。
【0081】ステップS173では、新しく補正目標入
力回転数DSRENBRとして補正制御範囲の下限入力
回転数DSRLLMTを設定した後、補正制御を終了さ
せるため補正制御中フラグNOWCNTを0にリセット
してから、ステップS177へ進む。
力回転数DSRENBRとして補正制御範囲の下限入力
回転数DSRLLMTを設定した後、補正制御を終了さ
せるため補正制御中フラグNOWCNTを0にリセット
してから、ステップS177へ進む。
【0082】一方、ステップS172の判定で、補正目
標入力回転数DSRENBRが下限入力回転数DSRL
LMTを超える場合には、ステップS175で上記ステ
ップS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数D
SRHLMTを超えていないかを判断し、超えている場
合にはステップS176で新しく補正目標入力回転数D
SRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTを設定した後、ステップS177へ進む。
標入力回転数DSRENBRが下限入力回転数DSRL
LMTを超える場合には、ステップS175で上記ステ
ップS101で求めた補正制御範囲の上限入力回転数D
SRHLMTを超えていないかを判断し、超えている場
合にはステップS176で新しく補正目標入力回転数D
SRENBRとして補正制御範囲の上限入力回転数DS
RHLMTを設定した後、ステップS177へ進む。
【0083】上記、〔2.5〕の処理からステップS1
71の回転リミッタなしの処理へ進んだ場合には、その
ままステップS177へ進む。
71の回転リミッタなしの処理へ進んだ場合には、その
ままステップS177へ進む。
【0084】ステップS177では、エンジンブレーキ
補正制御によって設定された補正目標入力回転数DSR
ENBRを新たな制御目標入力回転数DSRREVとし
て設定して、上記図2のステップS4に復帰する。こう
して、エンジンブレーキの補正制御後の補正目標入力回
転数DSRENBRに応じた目標変速比DSRRTOと
なるように、無段変速機2の変速比変更手段5が駆動さ
れるのである。
補正制御によって設定された補正目標入力回転数DSR
ENBRを新たな制御目標入力回転数DSRREVとし
て設定して、上記図2のステップS4に復帰する。こう
して、エンジンブレーキの補正制御後の補正目標入力回
転数DSRENBRに応じた目標変速比DSRRTOと
なるように、無段変速機2の変速比変更手段5が駆動さ
れるのである。
【0085】〔3.ダウンシフト補正量DDSRDNマ
ップの設定〕ここで、図13に示したダウンシフト補正
量DDSRDNは、車両加速度に正比例するのではな
く、本願出願人の実験等により設定したものである。
ップの設定〕ここで、図13に示したダウンシフト補正
量DDSRDNは、車両加速度に正比例するのではな
く、本願出願人の実験等により設定したものである。
【0086】実験によれば、アクセルペダルを解放した
状態で下り坂を惰性走行する場合、運転者が期待する減
速度は、車両加速度の大きさに応じて変化することが判
明した。
状態で下り坂を惰性走行する場合、運転者が期待する減
速度は、車両加速度の大きさに応じて変化することが判
明した。
【0087】いま、図14において、車両加速度が正の
領域を、車両加速度が微小、すなわち、加速度≒0とな
る加速領域Aと、運転者が体感する加速度が徐々に増大
する中程度の加速領域B、そして、車両が勝手に突っ走
るかのように運転者の体感加速度が大きくなる加速度が
大きい領域Cの3つに分け、それぞれの加速領域におい
て運転者が期待する減速度=目標入力回転数の増大量を
考察した。
領域を、車両加速度が微小、すなわち、加速度≒0とな
る加速領域Aと、運転者が体感する加速度が徐々に増大
する中程度の加速領域B、そして、車両が勝手に突っ走
るかのように運転者の体感加速度が大きくなる加速度が
大きい領域Cの3つに分け、それぞれの加速領域におい
て運転者が期待する減速度=目標入力回転数の増大量を
考察した。
【0088】3.A 加速度がほぼ0に近い加速領域Aでは、運転者は頻繁な
エンジン回転数(=目標入力回転数)の変動を煩わしく
感じ、図中破線で示すようにダウンシフト補正量を加速
度に正比例させると、違和感を感じてしまう。加えて、
この領域Aでは、アクセルペダルを放した状態でも運転
者は減速を期待しないため、加速度が0近傍の所定値以
下では、単位時間当たりに目標入力回転数を増大させる
補正量を、図中破線で示す正比例したものより大幅に低
減して、ダウンシフト補正量DDSRDNが0又は、ほ
ぼ0となるように設定する。
エンジン回転数(=目標入力回転数)の変動を煩わしく
感じ、図中破線で示すようにダウンシフト補正量を加速
度に正比例させると、違和感を感じてしまう。加えて、
この領域Aでは、アクセルペダルを放した状態でも運転
者は減速を期待しないため、加速度が0近傍の所定値以
下では、単位時間当たりに目標入力回転数を増大させる
補正量を、図中破線で示す正比例したものより大幅に低
減して、ダウンシフト補正量DDSRDNが0又は、ほ
ぼ0となるように設定する。
【0089】3.B 加速度が中程度の加速領域Bでは、車速が徐々に増大す
るため、運転者は早急にエンジンブレーキの増大を要求
し、エンジンブレーキの効きが遅れると、焦りやじれっ
たさを感じる場合があるため、ダウンシフト補正量DD
SRDNを加速領域Aのほぼ0から連続的に増大させる
とともに、エンジンブレーキを迅速に効かせるために、
加速度に正比例した図中破線のグラフよりも大きくなる
よう、ダウンシフト補正量DDSRDNを連続的に増大
させる。
るため、運転者は早急にエンジンブレーキの増大を要求
し、エンジンブレーキの効きが遅れると、焦りやじれっ
たさを感じる場合があるため、ダウンシフト補正量DD
SRDNを加速領域Aのほぼ0から連続的に増大させる
とともに、エンジンブレーキを迅速に効かせるために、
加速度に正比例した図中破線のグラフよりも大きくなる
よう、ダウンシフト補正量DDSRDNを連続的に増大
させる。
【0090】3.C 加速度が大きい領域Cでは、車速が急増して車両が勝手
に突っ走るかのように感じるため、運転者は大きなエン
ジンブレーキ力を欲する。この領域では、運転者は減速
し過ぎとなっても違和感を感じることはなく、逆に減速
不足では不安感を感じてしまう。
に突っ走るかのように感じるため、運転者は大きなエン
ジンブレーキ力を欲する。この領域では、運転者は減速
し過ぎとなっても違和感を感じることはなく、逆に減速
不足では不安感を感じてしまう。
【0091】そこで、この領域Cにおけるダウンシフト
補正量DDSRDNは、上記領域Bから引き続き、図中
破線の正比例させたものより大きく設定するのである。
補正量DDSRDNは、上記領域Bから引き続き、図中
破線の正比例させたものより大きく設定するのである。
【0092】こうして、上記3.A〜3.Cよりダウン
シフト補正量DDSRDNは、加速度の大きさによって
変化する運転者の減速意図に応じ、かつ、加速度の大き
さに応じて連続的に変化するように設定するのである。
なお、本実施形態では、ダウンシフト補正量DDSRD
Nをマップとして変速制御コントローラ7の記憶手段に
格納したが、関数などとして設定してもよい。
シフト補正量DDSRDNは、加速度の大きさによって
変化する運転者の減速意図に応じ、かつ、加速度の大き
さに応じて連続的に変化するように設定するのである。
なお、本実施形態では、ダウンシフト補正量DDSRD
Nをマップとして変速制御コントローラ7の記憶手段に
格納したが、関数などとして設定してもよい。
【0093】〔4.全体的な作用〕一般の坂道の勾配は
一定ではなく、路面の凹凸や微妙な勾配の変化があるた
め、アクセルペダルを放し続けて下り坂を惰性走行する
と、車両に発生する加速度は変動することが多く、例え
ば、図15に示すように、勾配が急増するような下り坂
では、時間t1で加速度が急増するため、エンジンブレ
ーキを強める必要がある。
一定ではなく、路面の凹凸や微妙な勾配の変化があるた
め、アクセルペダルを放し続けて下り坂を惰性走行する
と、車両に発生する加速度は変動することが多く、例え
ば、図15に示すように、勾配が急増するような下り坂
では、時間t1で加速度が急増するため、エンジンブレ
ーキを強める必要がある。
【0094】加速度が増大して、図12に示したマップ
の加速域に入ると、ステップS117で加速フラグVS
PPLSがセットされ、補正目標入力回転数DSREN
BRを増大するため、単位時間当たりの増分値であるダ
ウンシフト補正量DDSRDNを図13に示すマップか
ら求め(ステップS121)、アクセルペダルを継続的
に解放しているため、ステップS143で補正目標入力
回転数DSRENBRに増分値である補正量DDSRD
Nが加算されて、制御目標入力回転数DSRREVが所
定時間時間(5msec)毎に増大され、車両加速度が図1
4に示した加速領域BまたはCであれば、加速度の大き
さに応じてエンジンブレーキ力を強める速さが増大す
る。
の加速域に入ると、ステップS117で加速フラグVS
PPLSがセットされ、補正目標入力回転数DSREN
BRを増大するため、単位時間当たりの増分値であるダ
ウンシフト補正量DDSRDNを図13に示すマップか
ら求め(ステップS121)、アクセルペダルを継続的
に解放しているため、ステップS143で補正目標入力
回転数DSRENBRに増分値である補正量DDSRD
Nが加算されて、制御目標入力回転数DSRREVが所
定時間時間(5msec)毎に増大され、車両加速度が図1
4に示した加速領域BまたはCであれば、加速度の大き
さに応じてエンジンブレーキ力を強める速さが増大す
る。
【0095】ここで、エンジンブレーキ力を増大するた
めに、無段変速機2の目標入力回転数を増大させるダウ
ンシフトDDSRDNの補正量は、図13、14に示す
ように、車両に発生する加速度が大きければ大きいほ
ど、単位時間当たりの補正量DDSRDNが大きくなる
ように設定されており、車両に発生する加速度が急激に
変化しても、単位時間当たりの補正量DDSRDNが変
化するだけで、制御目標入力回転数DSRREVは、前
記従来例のように急激かつ段階的に変化することはな
く、図15に示すように、加速度変化に対応しながらエ
ンジンブレーキ力を滑らかに変化させることができるの
である。
めに、無段変速機2の目標入力回転数を増大させるダウ
ンシフトDDSRDNの補正量は、図13、14に示す
ように、車両に発生する加速度が大きければ大きいほ
ど、単位時間当たりの補正量DDSRDNが大きくなる
ように設定されており、車両に発生する加速度が急激に
変化しても、単位時間当たりの補正量DDSRDNが変
化するだけで、制御目標入力回転数DSRREVは、前
記従来例のように急激かつ段階的に変化することはな
く、図15に示すように、加速度変化に対応しながらエ
ンジンブレーキ力を滑らかに変化させることができるの
である。
【0096】すなわち、勾配が一定ではない下り坂をア
クセルペダルを解放して惰性走行する場合、車両に発生
する加速度が変動しても、急激に無段変速機2の入力回
転数が変化するのを抑制することができ、運転者の意図
しないエンジンブレーキの急増及び減速度の段階的な増
大によるショックを防いで、違和感や不快感を与えるこ
とはなく円滑な惰性走行を実現することが可能となり、
乗心地及び運転性を向上させることが可能となるのであ
る。
クセルペダルを解放して惰性走行する場合、車両に発生
する加速度が変動しても、急激に無段変速機2の入力回
転数が変化するのを抑制することができ、運転者の意図
しないエンジンブレーキの急増及び減速度の段階的な増
大によるショックを防いで、違和感や不快感を与えるこ
とはなく円滑な惰性走行を実現することが可能となり、
乗心地及び運転性を向上させることが可能となるのであ
る。
【0097】そして、図14の加速領域Aのように、加
速度が非常に小さいが0ではない所定値以下の加速状態
では、ダウンシフト補正量DDSRDNが0あるいはほ
ぼ0となるが、運転者は全くといってよいほど増速によ
って、車両が勝手に突っ走るような感じを受けることは
なく、特に、従来から採用されているトルクコンバータ
を備えた自動変速機を経験した運転者では、トルクコン
バータのクリープ現象に慣れているため、アクセルペダ
ルを解放した状態での微小な加速度に対して違和感を感
じることはなく、前記従来例のように、この加速領域A
で目標入力回転数を増大してエンジンブレーキ力を大き
くした場合のようなエンジン回転数の頻繁な変化を防ぐ
ことができ、エンジン回転数の変動による騒音や減速に
よる違和感を防ぐのである。このように、増速しても運
転者が違和感を感じないような所定値以下の加速領域A
では、ダウンシフト補正量DDSRDNを0又はほぼ0
に設定することで、エンジンブレーキを効かせないよう
に設定することで、下り勾配の惰性走行において、さら
に快適な運転性及び乗心地を実現することができるので
ある。
速度が非常に小さいが0ではない所定値以下の加速状態
では、ダウンシフト補正量DDSRDNが0あるいはほ
ぼ0となるが、運転者は全くといってよいほど増速によ
って、車両が勝手に突っ走るような感じを受けることは
なく、特に、従来から採用されているトルクコンバータ
を備えた自動変速機を経験した運転者では、トルクコン
バータのクリープ現象に慣れているため、アクセルペダ
ルを解放した状態での微小な加速度に対して違和感を感
じることはなく、前記従来例のように、この加速領域A
で目標入力回転数を増大してエンジンブレーキ力を大き
くした場合のようなエンジン回転数の頻繁な変化を防ぐ
ことができ、エンジン回転数の変動による騒音や減速に
よる違和感を防ぐのである。このように、増速しても運
転者が違和感を感じないような所定値以下の加速領域A
では、ダウンシフト補正量DDSRDNを0又はほぼ0
に設定することで、エンジンブレーキを効かせないよう
に設定することで、下り勾配の惰性走行において、さら
に快適な運転性及び乗心地を実現することができるので
ある。
【0098】さらに、急な下り勾配を惰性走行するとき
などは、緩やかな下り勾配を走行する場合に比して、少
し早めにエンジンブレーキが効いて欲しいものである
が、前記従来例のように段階的にエンジンブレーキ力が
急増するようなことは、運転者に違和感を与えてしま
う。
などは、緩やかな下り勾配を走行する場合に比して、少
し早めにエンジンブレーキが効いて欲しいものである
が、前記従来例のように段階的にエンジンブレーキ力が
急増するようなことは、運転者に違和感を与えてしま
う。
【0099】これに対して、本実施形態では、図14の
加速領域B,Cのように加速度が大きいときほど、単位
時間当たりの補正量DDSRDNを大きく設定すること
により、車両加速度が大きくなるに従ってエンジンブレ
ーキ力を強める速さを増大させることができ、勾配の変
化に対応しながら滑らかにエンジンブレーキ力を変化さ
せることが可能となって、運転者の期待に応じた減速度
を確保することができ、運転性及び乗心地を大幅に向上
させながら、下り坂の惰性走行時のブレーキ操作頻度を
低減して制動装置の消耗を抑制することが可能となるで
ある。
加速領域B,Cのように加速度が大きいときほど、単位
時間当たりの補正量DDSRDNを大きく設定すること
により、車両加速度が大きくなるに従ってエンジンブレ
ーキ力を強める速さを増大させることができ、勾配の変
化に対応しながら滑らかにエンジンブレーキ力を変化さ
せることが可能となって、運転者の期待に応じた減速度
を確保することができ、運転性及び乗心地を大幅に向上
させながら、下り坂の惰性走行時のブレーキ操作頻度を
低減して制動装置の消耗を抑制することが可能となるで
ある。
【0100】また、上記のように設定されたダウンシフ
ト補正量DDSRDNによって行われる減速は、加速度
=0に収束するのではなく、図12に示した加速域から
等速域へ向けて行われるものであって、この等速域は本
願出願人の実験等によって設定されたものである。
ト補正量DDSRDNによって行われる減速は、加速度
=0に収束するのではなく、図12に示した加速域から
等速域へ向けて行われるものであって、この等速域は本
願出願人の実験等によって設定されたものである。
【0101】ここで、図12の加減速の判定マップの概
要について説明すると、運転者がアクセルペダルを放し
たときに期待する減速度は、図16に示すように、車速
VSPにほとんど関係無く、約0.06G(加速度=−
0.06G)前後であることが、本願出願人の実験等に
よって判明した。しかし、単純に減速度≒0.06Gと
した場合、運転者の体感加速度は、低車速域ではエンジ
ンブレーキ力が強すぎて違和感を与える一方、高車速域
ではエンジンブレーキ力が不足する場合がある。
要について説明すると、運転者がアクセルペダルを放し
たときに期待する減速度は、図16に示すように、車速
VSPにほとんど関係無く、約0.06G(加速度=−
0.06G)前後であることが、本願出願人の実験等に
よって判明した。しかし、単純に減速度≒0.06Gと
した場合、運転者の体感加速度は、低車速域ではエンジ
ンブレーキ力が強すぎて違和感を与える一方、高車速域
ではエンジンブレーキ力が不足する場合がある。
【0102】そこで、目標とする減速度を、運転者の体
感加速度に応じて、低車速域では上記0.06Gより低
減する一方、高車速域では減速度を増大してエンジンブ
レーキ力を確保し、アクセルペダルを解放したときの車
両加速度が、所定の加速度範囲である等速域となるよう
に、エンジンブレーキ力を連続的に変化させるのであ
る。図12において、この等速域より上方は運転者が車
両の増速を体感する加速域であり、等速域の下方は運転
者が車両の減速を体感する減速域として設定され、等速
域と加速域及び減速域の境界が、上記したようなしきい
値VSPOVLM、VSPUDLMとして設定される。
なお、本実施形態では、これらしきい値VSPOVLM
及びVSPUDLMをマップとしたが、関数として扱っ
てもよい。
感加速度に応じて、低車速域では上記0.06Gより低
減する一方、高車速域では減速度を増大してエンジンブ
レーキ力を確保し、アクセルペダルを解放したときの車
両加速度が、所定の加速度範囲である等速域となるよう
に、エンジンブレーキ力を連続的に変化させるのであ
る。図12において、この等速域より上方は運転者が車
両の増速を体感する加速域であり、等速域の下方は運転
者が車両の減速を体感する減速域として設定され、等速
域と加速域及び減速域の境界が、上記したようなしきい
値VSPOVLM、VSPUDLMとして設定される。
なお、本実施形態では、これらしきい値VSPOVLM
及びVSPUDLMをマップとしたが、関数として扱っ
てもよい。
【0103】こうして、路面の凹凸や微妙な勾配の変化
がある坂道を、アクセルペダルを解放して惰性走行する
場合に、車両に発生する加速度の大きさに応じて、無段
変速機2の入力回転数を補正する速度を連続的に変化さ
せ、加速度が急激に変化するような坂道であっても、入
力回転数を徐々に変化させて、エンジンブレーキ力を連
続的に制御することが可能となり、図15のように勾配
が急増する下り坂では、前記従来例のような段階的かつ
急激なエンジンブレーキ力の増大を防いで、滑らかにエ
ンジンブレーキ力を増大させることによって、運転者の
期待に応じた減速を行うことで前記従来例のような違和
感や不快感を解消でき、無段変速機を備えた車両の運転
性及び乗心地を大幅に向上させることが可能となるので
ある。
がある坂道を、アクセルペダルを解放して惰性走行する
場合に、車両に発生する加速度の大きさに応じて、無段
変速機2の入力回転数を補正する速度を連続的に変化さ
せ、加速度が急激に変化するような坂道であっても、入
力回転数を徐々に変化させて、エンジンブレーキ力を連
続的に制御することが可能となり、図15のように勾配
が急増する下り坂では、前記従来例のような段階的かつ
急激なエンジンブレーキ力の増大を防いで、滑らかにエ
ンジンブレーキ力を増大させることによって、運転者の
期待に応じた減速を行うことで前記従来例のような違和
感や不快感を解消でき、無段変速機を備えた車両の運転
性及び乗心地を大幅に向上させることが可能となるので
ある。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、勾配
の変化する下り坂を、アクセルペダルを放した状態で惰
性走行する際には、加速度が予め設定した等速域を超え
ると目標入力回転数は単位時間当たりの補正量を加えら
れて連続的に変化するため、加速度変化に応じてエンジ
ンブレーキ力を連続的に変化させることができ、エンジ
ン回転数の過大な変動や、減速度の急激な変化を抑制し
ながら運転者の期待に応じたエンジンブレーキ力を発生
し、前記従来例のように減速度の段階的かつ急激な増大
による不快感や違和感を与えることがなくなって、下り
坂を滑らかに惰性走行することが可能となり、無段変速
機を備えた車両の運転性及び乗心地を大幅に向上させる
ことができるのである。
の変化する下り坂を、アクセルペダルを放した状態で惰
性走行する際には、加速度が予め設定した等速域を超え
ると目標入力回転数は単位時間当たりの補正量を加えら
れて連続的に変化するため、加速度変化に応じてエンジ
ンブレーキ力を連続的に変化させることができ、エンジ
ン回転数の過大な変動や、減速度の急激な変化を抑制し
ながら運転者の期待に応じたエンジンブレーキ力を発生
し、前記従来例のように減速度の段階的かつ急激な増大
による不快感や違和感を与えることがなくなって、下り
坂を滑らかに惰性走行することが可能となり、無段変速
機を備えた車両の運転性及び乗心地を大幅に向上させる
ことができるのである。
【0105】また、第2の発明は、加速度の大きさに応
じて所定の単位時間当たりの補正量を増大するため、ア
クセルペダルを放した状態で、勾配の変化する下り坂を
惰性走行する場合に、勾配が急増して加速度が増大する
と、補正された目標入力回転数を迅速に増大させて、エ
ンジンブレーキ力を強める速さを滑らかに増大すること
ができ、連続的にエンジンブレーキ力を増大させながら
も確実な制動力を得ることができ、ブレーキ操作の頻度
を大幅に低減しながら、運転者の期待に応じた減速度を
得ながら、滑らかな惰性走行を実現でき、無段変速機を
備えた車両の運転性及び乗心地を大幅に向上させること
が可能となる。
じて所定の単位時間当たりの補正量を増大するため、ア
クセルペダルを放した状態で、勾配の変化する下り坂を
惰性走行する場合に、勾配が急増して加速度が増大する
と、補正された目標入力回転数を迅速に増大させて、エ
ンジンブレーキ力を強める速さを滑らかに増大すること
ができ、連続的にエンジンブレーキ力を増大させながら
も確実な制動力を得ることができ、ブレーキ操作の頻度
を大幅に低減しながら、運転者の期待に応じた減速度を
得ながら、滑らかな惰性走行を実現でき、無段変速機を
備えた車両の運転性及び乗心地を大幅に向上させること
が可能となる。
【0106】また、第3の発明は、加速度が所定値以下
では単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼゼロに設定
したため、加速度が0に近いような所定の加速度範囲で
は目標入力回転数はほとんど増大せず、エンジンブレー
キはほとんど効かない状態となるが、アクセルペダルを
放した状態でこのような加速領域の下り坂を惰性走行す
る際には、運転者はエンジンブレーキの増大を好まず、
前記従来例のように勾配の変化に応じて頻繁に目標入力
回転数が変動することがなく、エンジン回転数の不要な
変動や、運転者の期待しないエンジンブレーキを防止し
て、滑らかな惰性走行を実現することができ、無段変速
機を備えた車両の運転性をさらに向上させることができ
る。
では単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼゼロに設定
したため、加速度が0に近いような所定の加速度範囲で
は目標入力回転数はほとんど増大せず、エンジンブレー
キはほとんど効かない状態となるが、アクセルペダルを
放した状態でこのような加速領域の下り坂を惰性走行す
る際には、運転者はエンジンブレーキの増大を好まず、
前記従来例のように勾配の変化に応じて頻繁に目標入力
回転数が変動することがなく、エンジン回転数の不要な
変動や、運転者の期待しないエンジンブレーキを防止し
て、滑らかな惰性走行を実現することができ、無段変速
機を備えた車両の運転性をさらに向上させることができ
る。
【0107】また、第4の発明は、下り坂をアクセルペ
ダルを放した状態で惰性走行する際に、運転者が要求す
る加速度(又は減速度)は加速度の大きさに応じて異な
るが、運転者の体感的な加速度等に応じて補正量を予め
設定しておくことにより、勾配の変化に応じて運転者が
期待するような最適なエンジンブレーキ力へ滑らかに制
御することができ、無段変速機を備えた車両の運転性を
さらに向上させることができる。
ダルを放した状態で惰性走行する際に、運転者が要求す
る加速度(又は減速度)は加速度の大きさに応じて異な
るが、運転者の体感的な加速度等に応じて補正量を予め
設定しておくことにより、勾配の変化に応じて運転者が
期待するような最適なエンジンブレーキ力へ滑らかに制
御することができ、無段変速機を備えた車両の運転性を
さらに向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す変速制御装置のブロ
ック図。
ック図。
【図2】変速制御コントローラで行われる制御のメイン
ルーチンを示すフローチャート。
ルーチンを示すフローチャート。
【図3】エンジンブレーキ補正制御のサブルーチンの概
要を示すフローチャート。
要を示すフローチャート。
【図4】エンジンブレーキ補正制御の詳細を示し、補正
制御範囲及び加減速判定しきい値の検索処理を示すフロ
ーチャートを示す。
制御範囲及び加減速判定しきい値の検索処理を示すフロ
ーチャートを示す。
【図5】同じく、加速度演算及び加減速判定処理を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図6】同じく、目標入力回転数の補正量検索及び運転
状態に応じた場合分け処理を示すフローチャート。
状態に応じた場合分け処理を示すフローチャート。
【図7】同じく、アクセルペダルを放し続けた場合の補
正目標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチ
ャート。
正目標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチ
ャート。
【図8】同じく、アクセルペダルを踏み込んだ場合の補
正目標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチ
ャート。
正目標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチ
ャート。
【図9】同じく、アクセルペダルを放した瞬間の補正目
標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチャー
ト。
標入力回転数DSRENBRの設定を示すフローチャー
ト。
【図10】同じく、回転リミットチェック処理を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図11】スロットル開度TVOをパラメータとして、
車速VSPに応じた制御目標入力回転数DSRREVを
示す変速マップ。
車速VSPに応じた制御目標入力回転数DSRREVを
示す変速マップ。
【図12】車速VSPと車両加速度のしきい値の関係を
示すマップ。
示すマップ。
【図13】車両加速度に応じた単位時間当たりのダウン
シフト補正量DDSRDN及びアップシフト補正量DD
SRUPを示すマップ。
シフト補正量DDSRDN及びアップシフト補正量DD
SRUPを示すマップ。
【図14】同じく、ダウンシフト補正量DDSRDNの
設定の様子を示すグラフで、単位時間当たりの補正量と
加速度との関係を示す。
設定の様子を示すグラフで、単位時間当たりの補正量と
加速度との関係を示す。
【図15】本発明による下り坂の惰性走行の様子を示す
説明図。
説明図。
【図16】惰性走行時に運転者が期待する減速度と車速
VSPとの関係を示すグラフ。
VSPとの関係を示すグラフ。
【図17】従来例による下り坂の惰性走行の様子を示す
説明図。
説明図。
【図18】本発明のクレーム対応図。
1 エンジン 2 無段変速機 3 駆動軸 4 燃料噴射弁 5 変速比変更手段 6 エンジン制御コントローラ 7 変速制御コントローラ 8 車速センサ 9 スロットル開度センサ 10 エンジン回転センサ 12 ブレーキスイッチ 14 車両加速度センサ 15 アイドルスイッチ 50 変速制御手段 51 加速度検出手段 52 開度検出手段 53 加速度比較手段 54 補正量演算手段 55 補正目標入力回転数設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 63:06 F16H 63:06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48
Claims (4)
- 【請求項1】無段変速機の変速比を変更する変速比変更
手段と、 車両の運転状態に応じて無段変速機の入力軸の目標入力
回転数を演算するとともに、この入力軸回転数が目標入
力回転数に一致するように前記変速比変更手段を制御す
る変速制御手段とを備えた無段変速機の変速制御装置に
おいて、 車両の加速度を検出する加速度検出手段と、 アクセルペダルの操作状況を検出する開度検出手段と、 前記開度検出手段がアクセルペダルの解放を検出したと
きに、前記検出した加速度と予め設定した等速域とを比
較する加速度比較手段と、 前記加速度が予め設定した等速域を超えたときに前記目
標入力回転数を補正する所定の単位時間当たりの補正量
を加速度の検出値に応じて演算する補正量演算手段と、 この補正量を前記目標入力回転数に加える補正目標入力
回転数設定手段とを備え、 前記変速制御手段は、この補正された目標入力回転数に
基づいて前記変速比変更手段を制御することを特徴とす
る無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】前記補正量演算手段は、 加速度の大きさに応じて所定の単位時間当たりの補正量
を増大することを特徴とする請求項1に記載の無段変速
機の変速制御装置。 - 【請求項3】前記補正量演算手段は、加速度が所定値以
下では所定の単位時間当たりの補正量をゼロ又はほぼゼ
ロに設定したことを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項4】前記補正量演算手段は、加速度の大きさに
応じて予め設定した所定の単位時間当たりの補正量を演
算することを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の
変速制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25883595A JP3230422B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 無段変速機の変速制御装置 |
US08/726,082 US5730680A (en) | 1995-10-05 | 1996-10-04 | Continuously variable transmission control method and apparatus |
DE19641059A DE19641059B4 (de) | 1995-10-05 | 1996-10-04 | Steuervorrichtung und Steuerverfahren zum Steuern eines stufenlos veränderlichen Getriebes |
KR1019960044071A KR100196761B1 (ko) | 1995-10-05 | 1996-10-05 | 연속 가변 변속기 제어 방법 및 장치 |
US09/531,666 USRE38241E1 (en) | 1995-10-05 | 2000-03-20 | Continuously variable transmission control method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25883595A JP3230422B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 無段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100903A JPH09100903A (ja) | 1997-04-15 |
JP3230422B2 true JP3230422B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=17325690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25883595A Expired - Fee Related JP3230422B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 無段変速機の変速制御装置 |
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Country | Link |
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JP3594010B2 (ja) * | 2001-11-29 | 2004-11-24 | 日産自動車株式会社 | 車両の駆動力制御方法とその制御装置 |
JP5018356B2 (ja) * | 2006-11-22 | 2012-09-05 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JP5747511B2 (ja) * | 2011-01-07 | 2015-07-15 | いすゞ自動車株式会社 | 惰行制御装置 |
JP7056210B2 (ja) * | 2018-02-16 | 2022-04-19 | トヨタ自動車株式会社 | 運転支援装置 |
CN111746268A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-10-09 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 电动汽车驱动系统 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP25883595A patent/JP3230422B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09100903A (ja) | 1997-04-15 |
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