JP3228904U - ドア枠取付け用補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドア枠を柱に取付ける際に、ドア枠を柱に当てただけで、一定の突出距離が確保できるドア枠取付け用補助具を提供する。【解決手段】ドア枠7を柱81に取付ける際、ドア枠が若干突出した状態で取り付けられる。そのために、ドア枠取付け用補助具1の第1アングル部材2と第2アングル部材3とは、第1スライド片22と第2スライド片32が摺動機構を介して結合され、摺動機構には横振れ防止用のガイド部材25が設けられているので、ドア枠7を柱81の取付け面83に当ててスライドさせ、第2基準片31の基準平面311が柱81の側面84に当接させれば、自動的にドア枠7と柱81とは突出距離Lを保った状態で正確に位置決めされる。この状態でビスを打ち込んで、ドア枠7を柱81に固定すれば、ドア枠7を柱81の正しい位置に取付けることができる。【選択図】図7
Description
本考案は、取付け柱に対するドア枠の相対位置を設定すると共に、ドア枠を取付け柱の正
確な位置に取付けるためのドア枠取付け用補助具に関するものである。
確な位置に取付けるためのドア枠取付け用補助具に関するものである。
門扉をドアの入り口に取付ける場合、取付け柱の内側に木製のドア枠を取付ける。ドア枠
は通常上下左右の柱の内側に取付けられる。柱には外装又は内装用の板材やボード板が貼
り付けられるので、その仕上がり面はドア枠の端面と同じにするか、又は、美的感覚上ド
ア枠が若干突出するように設計されている。
は通常上下左右の柱の内側に取付けられる。柱には外装又は内装用の板材やボード板が貼
り付けられるので、その仕上がり面はドア枠の端面と同じにするか、又は、美的感覚上ド
ア枠が若干突出するように設計されている。
上記のように取付け柱に対するドア枠の位置は、各家屋毎に異なっているので、ドア枠を
柱に固定する際は、柱の側面とドア枠の端面との距離(ここではこの距離を突出距離と呼
称する。)が決められた寸法になるように、その都度計測しながらドア枠を柱に固定して
いる。すなわち、通常のドアの場合、図13に示すように、両方の柱8の内側にドア枠7
が取付けられている。ドア枠7にはドア9が丁番91で取付けられる。ドア9にはノッチ
92およびノブ93が取り付けられている。また、柱8の内側及び外側には内装用、外装
用のボード板85が張り付けられる。このボード板85は、寒冷地の場合は2枚、温暖な
地域では1枚とその土地や建物の設計者の意図により枚数や厚さが異なってくるので、必
然的にドア枠の突出距離Lが異なってくる。なお、71はドア枠7に取り付けられた戸当
りである。
柱に固定する際は、柱の側面とドア枠の端面との距離(ここではこの距離を突出距離と呼
称する。)が決められた寸法になるように、その都度計測しながらドア枠を柱に固定して
いる。すなわち、通常のドアの場合、図13に示すように、両方の柱8の内側にドア枠7
が取付けられている。ドア枠7にはドア9が丁番91で取付けられる。ドア9にはノッチ
92およびノブ93が取り付けられている。また、柱8の内側及び外側には内装用、外装
用のボード板85が張り付けられる。このボード板85は、寒冷地の場合は2枚、温暖な
地域では1枚とその土地や建物の設計者の意図により枚数や厚さが異なってくるので、必
然的にドア枠の突出距離Lが異なってくる。なお、71はドア枠7に取り付けられた戸当
りである。
従って、ドア枠7を柱8に取付ける場合は、図14に示されているように、曲尺99を使
って、上下の突出距離Lを測りながら、ビスを打ち込んでドア枠7を柱8に取付けている
。この作業は片手でドア枠7を押さえながら曲尺99で突出距離を計り、ビスを打ち込ん
でいかなければならないので、取付け位置が狂ったり、上下の突出距離に誤差が出て、や
り直さなければならない等の極めて高度な技術と手間のかかる作業である。
この問題を解決するために、この突出距離を容易に設定することのできる器具が考案され
ている(米国特許第4503897号参照)。
って、上下の突出距離Lを測りながら、ビスを打ち込んでドア枠7を柱8に取付けている
。この作業は片手でドア枠7を押さえながら曲尺99で突出距離を計り、ビスを打ち込ん
でいかなければならないので、取付け位置が狂ったり、上下の突出距離に誤差が出て、や
り直さなければならない等の極めて高度な技術と手間のかかる作業である。
この問題を解決するために、この突出距離を容易に設定することのできる器具が考案され
ている(米国特許第4503897号参照)。
上記の米国特許第4503897号公報記載の器具は壁にフレームを取り付ける際に、フ
レームを壁に対して一定の寸法だけ凹こまして取り付けるために壁に取り付けたL字状を
した器具の第2のレッグ3に長尺片7を摺動自在に取り付けている。長尺片7には横に細
長いスリット8が設けられ、そのスリット8に挿入した裸子5の螺子部6を第2のレッグ
3に螺着している。この構造によって、長尺片7は第2レッグ3に対して横方向にスライ
ドさせることができ、壁15とフレーム13の相対位置を決めた後、裸子5を締め込んで
固定させることができる。
しかし、この構造では、長尺片7は裸子5の一点で第2レッグ3に支えられているので、
長尺片7は第2レッグ3に対して回動することができ、長尺片7に固定されたフレーム1
3は壁15に固定された第2レッグ3に対して斜めに取り付けられる可能性がある。
レームを壁に対して一定の寸法だけ凹こまして取り付けるために壁に取り付けたL字状を
した器具の第2のレッグ3に長尺片7を摺動自在に取り付けている。長尺片7には横に細
長いスリット8が設けられ、そのスリット8に挿入した裸子5の螺子部6を第2のレッグ
3に螺着している。この構造によって、長尺片7は第2レッグ3に対して横方向にスライ
ドさせることができ、壁15とフレーム13の相対位置を決めた後、裸子5を締め込んで
固定させることができる。
しかし、この構造では、長尺片7は裸子5の一点で第2レッグ3に支えられているので、
長尺片7は第2レッグ3に対して回動することができ、長尺片7に固定されたフレーム1
3は壁15に固定された第2レッグ3に対して斜めに取り付けられる可能性がある。
本考案では、ドア枠を柱に取付ける際に、突出距離を曲尺でいちいち計らなくともドア枠
を柱に当てただけで、一定の突出距離が設定できると共にドア枠と柱の正しい位置が確保
できるドア枠取付け用補助具を提供するものである。
を柱に当てただけで、一定の突出距離が設定できると共にドア枠と柱の正しい位置が確保
できるドア枠取付け用補助具を提供するものである。
本考案のドア枠取付け用補助具は、ドア枠の端面に当接する基準平面を有する第1基準片
と該第1基準片に対して直角に折曲された第1スライド片を備えた第1アングル部材と、
取付け柱の側面に当接する基準平面を有する第2基準片と該第2基準片に対して直角に折
曲された第2スライド片とを備えた第2アングル部材とよりなり、上記第1アングル部材
の第1スライド片と上記第2アングル部材の第2スライド片を密接させて、上記第2アン
グル部材を上記第1アングル部材に対して摺動自在に係合させたスライド機構、および、
上記スライド機構に、上記第2スライド片が上記第1スライド片に対して摺動する際横振
れしないようにガイド部材を設けたことを特徴とする。
と該第1基準片に対して直角に折曲された第1スライド片を備えた第1アングル部材と、
取付け柱の側面に当接する基準平面を有する第2基準片と該第2基準片に対して直角に折
曲された第2スライド片とを備えた第2アングル部材とよりなり、上記第1アングル部材
の第1スライド片と上記第2アングル部材の第2スライド片を密接させて、上記第2アン
グル部材を上記第1アングル部材に対して摺動自在に係合させたスライド機構、および、
上記スライド機構に、上記第2スライド片が上記第1スライド片に対して摺動する際横振
れしないようにガイド部材を設けたことを特徴とする。
上記スライド機構としては、第1スライド片にボルトを突設するとともに、第2スライド
片の中央長手方向にガイド溝を削設した後、両者を重ね、ガイド溝を挿通して突出したボ
ルトの先端にナットを嵌め、第2スライド片を第1スライド片に対して摺勁自在に取付け
るとともに、ナットを締めることによって第2スライド片を任意の位置に固定することが
できる機構を有する。
片の中央長手方向にガイド溝を削設した後、両者を重ね、ガイド溝を挿通して突出したボ
ルトの先端にナットを嵌め、第2スライド片を第1スライド片に対して摺勁自在に取付け
るとともに、ナットを締めることによって第2スライド片を任意の位置に固定することが
できる機構を有する。
上記スライド機構には、第2スライド片が第1スライド片に対して摺動する際横振れしな
いようにガイド部材を設ける。このガイド部材としては、第1基準片または第1スライド
片に第2スライド片の側面またはガイド溝に当接する誘導突起を設ける。
いようにガイド部材を設ける。このガイド部材としては、第1基準片または第1スライド
片に第2スライド片の側面またはガイド溝に当接する誘導突起を設ける。
取り付け柱には木製のものと鉄製のものがある。
本考案のドア枠取付け用補助具を木製の柱に取り付けるためには、上記第1アングル部材
の第1基準片に上記ドア枠の端面に固定できる固定手段を設けることが好ましい。
上記固定手段としては、クランプ部材を使用する。このクランプ部材は、第1基準片の端
部を第1スライド片と同じ方向に直角に屈折して設けた支持片に取付けられ、クランプ部
材の圧迫具と第1スライド片との間でドア枠を挟持し固定する機構を有する。
本考案のドア枠取付け用補助具を木製の柱に取り付けるためには、上記第1アングル部材
の第1基準片に上記ドア枠の端面に固定できる固定手段を設けることが好ましい。
上記固定手段としては、クランプ部材を使用する。このクランプ部材は、第1基準片の端
部を第1スライド片と同じ方向に直角に屈折して設けた支持片に取付けられ、クランプ部
材の圧迫具と第1スライド片との間でドア枠を挟持し固定する機構を有する。
本考案のドア枠取付け用補助具を鉄製の柱に取り付けるためには、上記第2アングル部材
の第2基準片に磁石固定具を設けることが好ましい。この磁石固定具は鉄製柱の側面に吸
着して第2アングル部材を固定する。
の第2基準片に磁石固定具を設けることが好ましい。この磁石固定具は鉄製柱の側面に吸
着して第2アングル部材を固定する。
本考案ドア枠取付け用補助具に、取り付け柱とドア枠の突出距離を測るためのメジャーを
設けることが好ましい。このメジャーとして、上記第2スライド片に目盛りを、第1スラ
イド片に該メジャーの基準点となる指標をそれぞれ設けることが好ましい。
設けることが好ましい。このメジャーとして、上記第2スライド片に目盛りを、第1スラ
イド片に該メジャーの基準点となる指標をそれぞれ設けることが好ましい。
柱が木製の場合は、本考案のドア枠取付け用補助具は、ドア枠に取付けるためのクランプ
式の固定手段と、第1垂直片の基準平面と第2垂直片の基準平面との距離を計測できるメ
ジャーとを備えているので、予め取付け柱に対するドア枠の突出距離を設定した取付け補
助具を2個使用して、ドア枠の上下2ヵ所に取付ける。この補助具が2個取付けられたド
ア枠を柱に当て、補助具の第2垂直片の基準平面を柱の側面に当接させると、自動的に柱
とドア枠との突出距離が設定される。
従って、その状態でドア枠を柱にビス等で固定すれば簡単にドア枠を柱の所定の位置に簡
単に取付けることができる。
式の固定手段と、第1垂直片の基準平面と第2垂直片の基準平面との距離を計測できるメ
ジャーとを備えているので、予め取付け柱に対するドア枠の突出距離を設定した取付け補
助具を2個使用して、ドア枠の上下2ヵ所に取付ける。この補助具が2個取付けられたド
ア枠を柱に当て、補助具の第2垂直片の基準平面を柱の側面に当接させると、自動的に柱
とドア枠との突出距離が設定される。
従って、その状態でドア枠を柱にビス等で固定すれば簡単にドア枠を柱の所定の位置に簡
単に取付けることができる。
柱が鉄製の場合は、固定手段として磁石固着具の付いた取付け用補助具を使用する。予め
、突出距離を所定の距離に設定した2個の補助具を、それぞれ第2アングル部材の第2基
準片に装着された磁石固定具で柱に固定する。そして、第1基準片の基準平面にドア枠の
端面を当接させて柱に当てると、自動的に柱とドア枠との突出距離が設定される。従って
、その状態でドア枠を柱に釘等で固定すれば簡単にドア枠を柱の所定の位置に簡単に取付
けることができる。
、突出距離を所定の距離に設定した2個の補助具を、それぞれ第2アングル部材の第2基
準片に装着された磁石固定具で柱に固定する。そして、第1基準片の基準平面にドア枠の
端面を当接させて柱に当てると、自動的に柱とドア枠との突出距離が設定される。従って
、その状態でドア枠を柱に釘等で固定すれば簡単にドア枠を柱の所定の位置に簡単に取付
けることができる。
本考案のドア枠取付け用補助具は、第2アングル部材を第1アングル部材に対して摺動さ
せるスライド機構に、横振れしないようにガイド部材を設けたので、第2アングル部材が
第1アングル部材に対して摺動する際、第2アングル部材の横振れを防止して、第1アン
グル部材と第2アングル部材の正しい相対位置を維持することができ、その結果、柱に対
するドア枠の位置がゆがむことなく正しく固定される。
せるスライド機構に、横振れしないようにガイド部材を設けたので、第2アングル部材が
第1アングル部材に対して摺動する際、第2アングル部材の横振れを防止して、第1アン
グル部材と第2アングル部材の正しい相対位置を維持することができ、その結果、柱に対
するドア枠の位置がゆがむことなく正しく固定される。
以下、実施例を参照して本考案の実施の形態を説明する。
図1〜図7は、木製柱用のドア枠取付け用補助具を示す図面である。
図1、図2に示すように、ドア枠取付け用補助具1は、第1アングル部材2,第2アング
ル部材3より構成されている。第1アングル部材2は第1基準片21とそれに直角に屈折
された第1スライド片22よりなり、第1基準片21の先端は第1スライド片22の方向
に直角に屈折されて、固定手段のクランプ部材23を支承する支持片24が形成されてい
る。
図1、図2に示すように、ドア枠取付け用補助具1は、第1アングル部材2,第2アング
ル部材3より構成されている。第1アングル部材2は第1基準片21とそれに直角に屈折
された第1スライド片22よりなり、第1基準片21の先端は第1スライド片22の方向
に直角に屈折されて、固定手段のクランプ部材23を支承する支持片24が形成されてい
る。
クランプ部材23は、つまみ231に突出された裸子棒232の先端に圧着部233を備
えている。裸子棒232は支持片24に設けられた裸子溝に螺合して、上下方向に移動可
能に螺着されているので、圧着部233の裏面に貼着されたゴム板234と第1スライド
片22の表面に貼着さられたゴム板221との間でドア枠の端部を挟持することができる
。
えている。裸子棒232は支持片24に設けられた裸子溝に螺合して、上下方向に移動可
能に螺着されているので、圧着部233の裏面に貼着されたゴム板234と第1スライド
片22の表面に貼着さられたゴム板221との間でドア枠の端部を挟持することができる
。
第2アングル部材3は第2基準片31とそれに直角に屈折された第2スライド片32より
構成されている。
第2スライド片32には、図4に示されたように、中央長手方向にガイド溝321が削設
されている。第1スライド片22にボルト33が突設されている。
構成されている。
第2スライド片32には、図4に示されたように、中央長手方向にガイド溝321が削設
されている。第1スライド片22にボルト33が突設されている。
第1スライド片22と第2スライド片32のそれぞれの摺動面を重ねて、ボルト33をガ
イド溝321に挿通する。突出したボルト33の先端にナット34を嵌め(図1)、第2
スライド片32を第1スライド片22に対して摺動自在に取付ける。そして、ナット34
を締めることによって第2スライド片32を任意の位置に固定することができる。
イド溝321に挿通する。突出したボルト33の先端にナット34を嵌め(図1)、第2
スライド片32を第1スライド片22に対して摺動自在に取付ける。そして、ナット34
を締めることによって第2スライド片32を任意の位置に固定することができる。
図3に示すように。第1基準片21には、ガイド部材25が取付けられている。ガイド部
材25には左右のガイド突起251、251と中央のガイド突起252が突設されている
。ガイド突起251,251は第2スライド片32の側壁に接触し、ガイド突起252は
ガイド溝321の側壁に接触し、第2スライド片32が第1スライド片22に対して摺動
する際、横振れすることを防止している。
材25には左右のガイド突起251、251と中央のガイド突起252が突設されている
。ガイド突起251,251は第2スライド片32の側壁に接触し、ガイド突起252は
ガイド溝321の側壁に接触し、第2スライド片32が第1スライド片22に対して摺動
する際、横振れすることを防止している。
第2スライド片32には、第1基準片21の基準平面211と第2基準片31の基準平面
311との距離を計測できる目盛り35が設けられている。また、図4に示されたように
、第1スライド片22にメジャーの基準点となる指標36が設けられている。
311との距離を計測できる目盛り35が設けられている。また、図4に示されたように
、第1スライド片22にメジャーの基準点となる指標36が設けられている。
次に本考案の木製柱用のドア枠取付け用補助具の使用方法について述べる。
図5に示されるように、ドア枠取付け用補助具1を2個用意する。そして、各補助具1の
突出距離を設定する。そのためには、図4に示されたように、第2スライド片32をスラ
イドさせて、指標36に突出距離に応じた目盛り35を合わせる。このようにして突出距
離が設定された補助具1、1を図5に示されたように、ドア枠7の端部の上下にクランプ
部材23を使用してそれぞれ取付ける。
図5に示されるように、ドア枠取付け用補助具1を2個用意する。そして、各補助具1の
突出距離を設定する。そのためには、図4に示されたように、第2スライド片32をスラ
イドさせて、指標36に突出距離に応じた目盛り35を合わせる。このようにして突出距
離が設定された補助具1、1を図5に示されたように、ドア枠7の端部の上下にクランプ
部材23を使用してそれぞれ取付ける。
このドア枠7を、図6に示されたように、木製柱81の取り付け面に当てた状態でスライ
ドさせ、第2基準片31の基準平面311が柱81の側面84に当接させれば、自動的に
突出距離Lが設定され、ドア枠7は柱81に対して正しい設定位置に保持されるので、そ
のままの状態でビスを打ち込んで、ドア枠7を柱81に固定すれば、ドア枠7は柱81の
正しい位置に取付けることができる。
ドさせ、第2基準片31の基準平面311が柱81の側面84に当接させれば、自動的に
突出距離Lが設定され、ドア枠7は柱81に対して正しい設定位置に保持されるので、そ
のままの状態でビスを打ち込んで、ドア枠7を柱81に固定すれば、ドア枠7は柱81の
正しい位置に取付けることができる。
その状態を上から見れば、図7のようになり、ドア枠7の端面は第1基準片21の内側の
基準平面211に接し、第2基準片31の基準平面311には柱81の側面84が当接さ
れているので、ドア枠7と柱81との問の突出距離Lは確保されていることが分かる。
基準平面211に接し、第2基準片31の基準平面311には柱81の側面84が当接さ
れているので、ドア枠7と柱81との問の突出距離Lは確保されていることが分かる。
次に、図8及び図9を使用して、鉄製柱用のドア枠取付け用補助具4について説明する。
ドア枠取付け用補助具4は第1アングル部材5と第2アングル部材6とより構成されてい
る。第2アングル部材6は取付け柱の側面に当接する基準平面を有する第2基準片61と
第2基準片61に対して直角に折曲された第2スライド片62とよりなる。
第2基準片61には取付け柱の側面に固着できる固定手段が設けられている。この固定手
段としては、磁石固定具63が用いられる。従って、柱に対する実際の基準平面は磁石固
定具63の表面になる。
ドア枠取付け用補助具4は第1アングル部材5と第2アングル部材6とより構成されてい
る。第2アングル部材6は取付け柱の側面に当接する基準平面を有する第2基準片61と
第2基準片61に対して直角に折曲された第2スライド片62とよりなる。
第2基準片61には取付け柱の側面に固着できる固定手段が設けられている。この固定手
段としては、磁石固定具63が用いられる。従って、柱に対する実際の基準平面は磁石固
定具63の表面になる。
第1アングル部材5は、ドア枠の端面に当接する基準平面を有する第1基準片51と該第
1基準片51に対して直角に折曲された第1スライド片52とを備えている。そして、第
2アングル部材6の第2スライド片62と第1アングル部材5の第1スライド片52を密
接させて、第1アングル部材5を第2アングル部材6に対して摺動自在に係合させる。そ
して、第1スライド片52にボルト521を突設するとともに、第2スライド片62の中
央長手方向にガイド溝621を削設した後、両者を重ね、ガイド溝621を挿通して突出
したボルト521の先端にナット522を嵌め、第1スライド片52を第2スライド片6
2に対して摺動自在に取付けるとともに、ナット522を締めることによって第1スライ
ド片52を任意の位置に固定することができるようにした。なお、図中524は第1基準
片51の表面に貼着されたゴム板で、実質的に第1基準片51の基準表面はゴム板524
の表面になる。
1基準片51に対して直角に折曲された第1スライド片52とを備えている。そして、第
2アングル部材6の第2スライド片62と第1アングル部材5の第1スライド片52を密
接させて、第1アングル部材5を第2アングル部材6に対して摺動自在に係合させる。そ
して、第1スライド片52にボルト521を突設するとともに、第2スライド片62の中
央長手方向にガイド溝621を削設した後、両者を重ね、ガイド溝621を挿通して突出
したボルト521の先端にナット522を嵌め、第1スライド片52を第2スライド片6
2に対して摺動自在に取付けるとともに、ナット522を締めることによって第1スライ
ド片52を任意の位置に固定することができるようにした。なお、図中524は第1基準
片51の表面に貼着されたゴム板で、実質的に第1基準片51の基準表面はゴム板524
の表面になる。
さらに、第1スライド片52が第2スライド片62に対して摺動する際、横振れしないよ
うにガイド部材を設けた。このガイド部材として、第1スライド片52に、第2スライド
片62のガイド溝621に当接する螺子状の誘導突起523を使用する。
うにガイド部材を設けた。このガイド部材として、第1スライド片52に、第2スライド
片62のガイド溝621に当接する螺子状の誘導突起523を使用する。
突出距離を測るメジャーとしては、図9に示されるように第2スライド片62に目盛り6
22を、第1スライド片52にメジャーの基準点となる指標511をそれぞれ使用する。
22を、第1スライド片52にメジャーの基準点となる指標511をそれぞれ使用する。
図10は、鉄製柱82にドア枠7を取り付ける場合の方法を図解したものである。まず、
鉄製柱用のドア枠取付け用補助具4の第2スライド片62に対して第1スライド片52を
スライドさせて指定された突出距離Lを設定する。突出距離Lが設定されたドア枠取付け
用補助具4を2個鉄製柱82の上下2ヵ所に磁石固定具63を使用してそれぞれ固定する
。この状態でドア枠7の端面を第1基準片51の基準平面、実質的にはゴム板524の表
面に当接させれば、ドア枠7は指定された突出距離Lを保った状態で、金属柱82に位置
決めされる。この状態でビスを打ち込んでドア枠7を柱82に固定させる。この方法によ
れば、その都度、突出距離を計測することなく簡単にドア枠を柱に正確に取り付けること
ができる。
鉄製柱用のドア枠取付け用補助具4の第2スライド片62に対して第1スライド片52を
スライドさせて指定された突出距離Lを設定する。突出距離Lが設定されたドア枠取付け
用補助具4を2個鉄製柱82の上下2ヵ所に磁石固定具63を使用してそれぞれ固定する
。この状態でドア枠7の端面を第1基準片51の基準平面、実質的にはゴム板524の表
面に当接させれば、ドア枠7は指定された突出距離Lを保った状態で、金属柱82に位置
決めされる。この状態でビスを打ち込んでドア枠7を柱82に固定させる。この方法によ
れば、その都度、突出距離を計測することなく簡単にドア枠を柱に正確に取り付けること
ができる。
次に図11と図12によって、木製の柱及び鉄製の柱両用のドア枠取付け用補助具の実施
例を説明する。
図11のドア枠取付け用補助具41の本体構造は実施例1に示される図1の補助具と同じ
であるが、第2アングル部材の第2基準片31の表面に板状の磁石固定具63を貼付した
ものである。
木製の柱については、図7に示す状態と同じように使用する。しかし、第2アングル部材
3の第2基準片31の基準平面は磁石固定具63の表面になる。
例を説明する。
図11のドア枠取付け用補助具41の本体構造は実施例1に示される図1の補助具と同じ
であるが、第2アングル部材の第2基準片31の表面に板状の磁石固定具63を貼付した
ものである。
木製の柱については、図7に示す状態と同じように使用する。しかし、第2アングル部材
3の第2基準片31の基準平面は磁石固定具63の表面になる。
木製の柱81に使用する場合は、図6に示されるように、突出距離Lを設定した補助具を
ドア7にクランク部材23で固定し、ドア7を手で持って柱に補助具の第2基準片31を
柱のクランク部材23で表面84に当てた状態で、ドアを柱81にビスで固定している。
このビス留め作業を行っている間はドアと柱81の相対位置は手で保持していなければな
らないので、作業中その相対位置がずれてしまう危険性もある。
ドア7にクランク部材23で固定し、ドア7を手で持って柱に補助具の第2基準片31を
柱のクランク部材23で表面84に当てた状態で、ドアを柱81にビスで固定している。
このビス留め作業を行っている間はドアと柱81の相対位置は手で保持していなければな
らないので、作業中その相対位置がずれてしまう危険性もある。
鉄製の柱82に使用する場合は、図12に示すように、第1アングル部材2はドア7にク
ランプ部材23で固定され、第2基準片31は鉄製柱82に磁石固定具63で固定されて
いるので、鉄製柱82とドア7との位置決めの作業の際に手を離しても両者の相対関係は
維持され、ビス留め作業を容易に且つ正確に行うことができる。
ランプ部材23で固定され、第2基準片31は鉄製柱82に磁石固定具63で固定されて
いるので、鉄製柱82とドア7との位置決めの作業の際に手を離しても両者の相対関係は
維持され、ビス留め作業を容易に且つ正確に行うことができる。
1 木製柱用ドア枠取付け用補助具
2 第1アングル部材
21 第1基準片
22 第1スライド片
23 クランプ部材
24 支持片
25 ガイド部材
3 第2アングル部材
31 第2基準片
32 第2スライド片
33 裸子ボルト
34 ナット
35 日盛り
36 指標
4 鉄製柱用ドア枠取付け用補助具
41 他の実施例の鉄製柱用ドア枠取付け用補助具
5 第1アングル部材
51 第1基準片
52 第1スライド片
521 ボルト
522 ナット
523 誘導突起
524 ゴム板
6 第2アングル部材
61 第2基準片
62 第2スライド片
63 磁石固着具
7 ドア枠
8 柱
81 木製柱
82 鉄製柱
83 ドアの取り付け面
84 柱の側面
2 第1アングル部材
21 第1基準片
22 第1スライド片
23 クランプ部材
24 支持片
25 ガイド部材
3 第2アングル部材
31 第2基準片
32 第2スライド片
33 裸子ボルト
34 ナット
35 日盛り
36 指標
4 鉄製柱用ドア枠取付け用補助具
41 他の実施例の鉄製柱用ドア枠取付け用補助具
5 第1アングル部材
51 第1基準片
52 第1スライド片
521 ボルト
522 ナット
523 誘導突起
524 ゴム板
6 第2アングル部材
61 第2基準片
62 第2スライド片
63 磁石固着具
7 ドア枠
8 柱
81 木製柱
82 鉄製柱
83 ドアの取り付け面
84 柱の側面
Claims (8)
- ドア枠の端面に当接する基準平面を有する第1基準片と該第1基準片に対して直角に折曲
された第1スライド片を備えた第1アングル部材と、
取付け柱の側面に当接する基準平面を有する第2基準片と該第2基準片に対して直角に折
曲された第2スライド片とを備えた第2アングル部材とよりなり、
上記第1アングル部材の第1スライド片と上記第2アングル部材の第2スライド片を密接
させて、上記第2アングル部材を上記第1アングル部材に対して摺動自在に係合させたス
ライド機構、
および、
上記スライド機構に、上記第2スライド片が上記第1スライド片に対して摺動する際横振
れしないようにガイド部材を設けると共に
上記第1アングル部材の第1基準片又は上記第2アングル部材の第2基準片のいずれか一
方あるいは両方に上記ドア枠の端面又は取り付け柱の端面に固定できる固定手段を設けた
ことを特徴とするドア枠取付け用補助具。 - 上記スライド機構として、上記第1スライド片にボルトを突設するとともに、上記第2ス
ライド片の中央長手方向にガイド溝を削設した後、両者を重ね、上記ガイド溝を挿通して
突出したボルトの先端にナットを嵌め、上記第2スライド片を上記第1スライド片に対し
て摺動自在に取付けるとともに、上記ナットを締めることによって上記第2スライド片を
任意の位置に固定することができる機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドア
枠取付け用補助具。 - 上記ガイド部材として、上記第1スライド片に上記第2スライド片の側面またはガイド溝
に当接する誘導突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドア枠取付け用補助具。 - 上記第1アングル部材の第1基準片を上記ドア枠の端面に固定する固定手段として、クラ
ンプ部材を使用することを特徴とする請求項1に記載のドア枠取付け用補助具。 - 上記クランプ部材は、上記第1基準片の端部を上記第1スライド片と同じ方向に直角に屈
折して設けた支持片に取付けられ、上記クランプ部材の圧迫具と上記第1スライド片との
間でドア枠を挟持し固定する機構を有することを特徴とする請求項4に記載のドア枠取付
け用補助具。 - 上記第2アングル部材の第1基準片を取り付け柱の端面に固定する固定手段として、磁石
固定具を上記第2アングル部材の第2基準片に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
ドア枠取付け用補助具。 - 上記第1基準片の基準平面と上記第2基準片の基準平面との距離を計測できるメジャーを
設けたことを特徴とする請求項1記載のドア枠取付け用補助具。 - 上記メジャーとして、上記第2スライド片に目盛りを、第1スライド片に該メジャーの基
準点となる指標をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項7に記載のドア枠取付け用補助
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002017U JP3228904U (ja) | 2020-05-29 | 2020-05-29 | ドア枠取付け用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002017U JP3228904U (ja) | 2020-05-29 | 2020-05-29 | ドア枠取付け用補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228904U true JP3228904U (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73202132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002017U Active JP3228904U (ja) | 2020-05-29 | 2020-05-29 | ドア枠取付け用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228904U (ja) |
-
2020
- 2020-05-29 JP JP2020002017U patent/JP3228904U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
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