JP3228619B2 - 表示装置 - Google Patents
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- JP3228619B2 JP3228619B2 JP30024493A JP30024493A JP3228619B2 JP 3228619 B2 JP3228619 B2 JP 3228619B2 JP 30024493 A JP30024493 A JP 30024493A JP 30024493 A JP30024493 A JP 30024493A JP 3228619 B2 JP3228619 B2 JP 3228619B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶、プラズマ、EL等
の表示部と、その表示部を駆動するためのICとを一体
化させた表示装置の改良に関するものである。
の表示部と、その表示部を駆動するためのICとを一体
化させた表示装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】表示装置に駆動用ICを
設ける手段として、各種方法が提案されているが、その
一例として、ICのベアチップ実装があり、これによれ
ば、基板上の接続配線と、そのICとをワイヤーボンデ
ィングにより接続している。
設ける手段として、各種方法が提案されているが、その
一例として、ICのベアチップ実装があり、これによれ
ば、基板上の接続配線と、そのICとをワイヤーボンデ
ィングにより接続している。
【0003】例えば、液晶表示装置の分野においては、
COG式液晶表示装置が提案されているが、この液晶表
示装置によれば、内面に電極を有する2枚のガラス基板
を液晶層を介して貼り合わせるとともに、その液晶層の
周囲をシール材により封止した液晶表示セル構成であ
り、その一方のガラス基板の上には駆動用ICを設け、
液晶表示セルから伸びた配線端子と駆動用ICとをワイ
ヤボンディングにより接続し、更に駆動用ICは外部接
続端子部用のフレキシブル配線板とも接続されている。
COG式液晶表示装置が提案されているが、この液晶表
示装置によれば、内面に電極を有する2枚のガラス基板
を液晶層を介して貼り合わせるとともに、その液晶層の
周囲をシール材により封止した液晶表示セル構成であ
り、その一方のガラス基板の上には駆動用ICを設け、
液晶表示セルから伸びた配線端子と駆動用ICとをワイ
ヤボンディングにより接続し、更に駆動用ICは外部接
続端子部用のフレキシブル配線板とも接続されている。
【0004】しかも、この構成の液晶表示装置において
は、ガラス基板上の接続配線をアルミニウム等の金属で
もって薄膜プロセスにより形成しているが、そのため、
この膜厚を数μm以上にすることが実際上困難であっ
た。特に、この接続配線は内面に電極を有する2枚のガ
ラス基板を液晶層を介して貼り合わせるに当たって、基
板間隔を厳密にするために、その接続配線の厚みを1μ
m前後に設定しなくてはならなかった。
は、ガラス基板上の接続配線をアルミニウム等の金属で
もって薄膜プロセスにより形成しているが、そのため、
この膜厚を数μm以上にすることが実際上困難であっ
た。特に、この接続配線は内面に電極を有する2枚のガ
ラス基板を液晶層を介して貼り合わせるに当たって、基
板間隔を厳密にするために、その接続配線の厚みを1μ
m前後に設定しなくてはならなかった。
【0005】しかしながら、実際のCOG式液晶表示装
置においては、その接続配線の厚みを1μm前後にした
場合、その配線の抵抗値が大きくなって、各電極間の入
力信号が劣化するという問題点があり、その解決のため
に、その接続配線の幅を大きくすることが行われてい
た。
置においては、その接続配線の厚みを1μm前後にした
場合、その配線の抵抗値が大きくなって、各電極間の入
力信号が劣化するという問題点があり、その解決のため
に、その接続配線の幅を大きくすることが行われてい
た。
【0006】ところが、この接続配線の幅やその引回し
に要する面積によって、その占有面積が大きくなり、こ
れに伴って装置自体の寸法が大きくなり、近年、装置の
小型化が要求される傾向のなかで、その要求に沿わない
という問題点があった。
に要する面積によって、その占有面積が大きくなり、こ
れに伴って装置自体の寸法が大きくなり、近年、装置の
小型化が要求される傾向のなかで、その要求に沿わない
という問題点があった。
【0007】また、この接続配線はアルミニウム等の金
属材料により形成するが、このアルミ製接続配線の上に
半田を介して電子部品チップを実装することは、実際上
難しく、そのために所要により例えばコネクター、コン
デンサー、抵抗等をこの接続配線の上に直接実装するこ
とができないという問題点があった。
属材料により形成するが、このアルミ製接続配線の上に
半田を介して電子部品チップを実装することは、実際上
難しく、そのために所要により例えばコネクター、コン
デンサー、抵抗等をこの接続配線の上に直接実装するこ
とができないという問題点があった。
【0008】他方、このようなCOG式液晶表示装置に
おいて、接続配線であるバスラインが形成されたフレキ
シブル回路基板(FPC)をガラス基板に付設すること
が提案されている(特開昭64−37533号参照)。
おいて、接続配線であるバスラインが形成されたフレキ
シブル回路基板(FPC)をガラス基板に付設すること
が提案されている(特開昭64−37533号参照)。
【0009】図10はこの提案の液晶表示装置1の要部
平面図であり、同図によれば、図示せぬ透明電極を互い
の対向面に形成した上ガラス基板2と下ガラス基板3の
間にシール材を介して液晶が封入されており、下ガラス
基板3の張出部3aの上には上ガラス基板2と下ガラス
基板3の各透明電極と接続された接続パターン4が形成
されている。5ははんだバンプ付フリップチップタイプ
のドライバー(駆動用)IC、6はバスライン7が形成
されたFPCである。また、上記張出部3aの上にはバ
スライン7への中継接続パターン8が半田付け可能な金
属によって形成されている。FPC6については、スル
ーホール9と接続された中継接続パターン10を形成し
てなるターミナル部6aがドライバーIC5群に対応し
て複数個設けられ、このターミナル部6aの中継接続パ
ターン10と前記中継接続パターン8とがはんだ付、或
いは異方導電性膜を介して電気的に導通がとられる。そ
して、このFPC6は図中の2点鎖線の位置Aで折り曲
げられて下ガラス基板3の裏面側へ位置して省スペース
化を計るようにしている。
平面図であり、同図によれば、図示せぬ透明電極を互い
の対向面に形成した上ガラス基板2と下ガラス基板3の
間にシール材を介して液晶が封入されており、下ガラス
基板3の張出部3aの上には上ガラス基板2と下ガラス
基板3の各透明電極と接続された接続パターン4が形成
されている。5ははんだバンプ付フリップチップタイプ
のドライバー(駆動用)IC、6はバスライン7が形成
されたFPCである。また、上記張出部3aの上にはバ
スライン7への中継接続パターン8が半田付け可能な金
属によって形成されている。FPC6については、スル
ーホール9と接続された中継接続パターン10を形成し
てなるターミナル部6aがドライバーIC5群に対応し
て複数個設けられ、このターミナル部6aの中継接続パ
ターン10と前記中継接続パターン8とがはんだ付、或
いは異方導電性膜を介して電気的に導通がとられる。そ
して、このFPC6は図中の2点鎖線の位置Aで折り曲
げられて下ガラス基板3の裏面側へ位置して省スペース
化を計るようにしている。
【0010】しかしながら、この構成の液晶表示装置1
においては、ドライバーIC5の固定及び電気的導通に
はんだバンプを用いるので、更に中継接続パターン8を
形成しなくてはならず、これにより、その余分な引き回
しにより液晶表示装置1の寸法が大きくなるという問題
点があった。
においては、ドライバーIC5の固定及び電気的導通に
はんだバンプを用いるので、更に中継接続パターン8を
形成しなくてはならず、これにより、その余分な引き回
しにより液晶表示装置1の寸法が大きくなるという問題
点があった。
【0011】しかも、はんだ付や異方導電性膜を介して
電気的に導通するための中継接続パターン8、10の各
線幅は、少なくとも3mm前後必要であり、これによっ
ても、その引き回しパターンが大きくなり、この液晶表
示装置1の寸法が大きくなるという問題点があった。
電気的に導通するための中継接続パターン8、10の各
線幅は、少なくとも3mm前後必要であり、これによっ
ても、その引き回しパターンが大きくなり、この液晶表
示装置1の寸法が大きくなるという問題点があった。
【0012】また、長尺状のFPC6を下ガラス基板3
の張出部3aに沿って配設した場合、このFPC6自体
が有するフレキシブル性により電気的に精度よく導通す
ることは実際上困難であり、量産性がむずかしいという
問題点もあった。
の張出部3aに沿って配設した場合、このFPC6自体
が有するフレキシブル性により電気的に精度よく導通す
ることは実際上困難であり、量産性がむずかしいという
問題点もあった。
【0013】更にFPC6の折り曲げ位置が下ガラス基
板3の端付近であり、その付近にて無理に曲げるように
しており、これにより、このFPC6にストレスが生
じ、FPC6自体の信頼性が顕著に低下するという問題
点もある。
板3の端付近であり、その付近にて無理に曲げるように
しており、これにより、このFPC6にストレスが生
じ、FPC6自体の信頼性が顕著に低下するという問題
点もある。
【0014】更にまた、このFPC6では、実際上一方
の面にバスライン7を設けるとともに、他方の面にスル
ーホール9を介して中継接続パターン10を形成してお
り、このような両面のFPC6に対してバスラインを2
層以上の多層構造にすることは、それ自体の折り曲げ構
造により現実的に困難である。
の面にバスライン7を設けるとともに、他方の面にスル
ーホール9を介して中継接続パターン10を形成してお
り、このような両面のFPC6に対してバスラインを2
層以上の多層構造にすることは、それ自体の折り曲げ構
造により現実的に困難である。
【0015】また、上記FPCを付設した液晶表示装置
1に代えて、駆動用ICをテープキャリアーに搭載し
た、所謂TABをガラス基板に設ける構成も提案されて
いる。図11はこのTAB方式の液晶表示装置11の要
部断面図であり、図示せぬ透明電極を互いの対向面に形
成した上ガラス基板12と下ガラス基板13の間にシー
ル材を介して液晶(図示せず)が封入されており、下ガ
ラス基板13の張出部13aの上には上ガラス基板12
と下ガラス基板13の各透明電極と接続された接続パタ
ーン(図示せず)が形成されている。14は駆動用IC
15をフィルムキャリア16の上に搭載したTABであ
り、この駆動用IC15ははんだバンプ17を介して固
定し、電気的に導通し、しかも、このIC15を保護樹
脂18により被覆する。また、バスラインが設けられた
回路基板(PCB)19を下ガラス基板13の張出部1
3aの端面に並設し、この回路基板19と張出部13a
との上にTAB14を固定するとともに、電気的に導通
する。このような固定且つ導通は、回路基板19におい
て、はんだ20を用いており、張出部13aにおいて
は、異方性導電フィルム21を用いる。
1に代えて、駆動用ICをテープキャリアーに搭載し
た、所謂TABをガラス基板に設ける構成も提案されて
いる。図11はこのTAB方式の液晶表示装置11の要
部断面図であり、図示せぬ透明電極を互いの対向面に形
成した上ガラス基板12と下ガラス基板13の間にシー
ル材を介して液晶(図示せず)が封入されており、下ガ
ラス基板13の張出部13aの上には上ガラス基板12
と下ガラス基板13の各透明電極と接続された接続パタ
ーン(図示せず)が形成されている。14は駆動用IC
15をフィルムキャリア16の上に搭載したTABであ
り、この駆動用IC15ははんだバンプ17を介して固
定し、電気的に導通し、しかも、このIC15を保護樹
脂18により被覆する。また、バスラインが設けられた
回路基板(PCB)19を下ガラス基板13の張出部1
3aの端面に並設し、この回路基板19と張出部13a
との上にTAB14を固定するとともに、電気的に導通
する。このような固定且つ導通は、回路基板19におい
て、はんだ20を用いており、張出部13aにおいて
は、異方性導電フィルム21を用いる。
【0016】しかしながら、このTAB方式の液晶表示
装置11によれば、TAB14に対して回路基板19と
張出部13aという2種類の部材に接合し、しかも、そ
れぞれ異なった接続方法を採用しなければならず、これ
により、工程数が増加し、部品点数が増え、その結果、
製造コストが増大するという問題点があった。
装置11によれば、TAB14に対して回路基板19と
張出部13aという2種類の部材に接合し、しかも、そ
れぞれ異なった接続方法を採用しなければならず、これ
により、工程数が増加し、部品点数が増え、その結果、
製造コストが増大するという問題点があった。
【0017】また、このように工程数が増加し、部品点
数が増え、製造コストが増大する問題点は特公昭58−
23612号に記載された液晶パネルにおいても同様に
指摘できる。
数が増え、製造コストが増大する問題点は特公昭58−
23612号に記載された液晶パネルにおいても同様に
指摘できる。
【0018】
【問題点を解決するための手段】請求項1に係る本発明
の表示装置は、X方向とY方向に規定した表示領域を有
するガラス基板上の非表示領域に駆動用ICを配設し、
該ガラス基板の端面と多層配線から成る回路基板の端面
が当接するように連設せしめるとともに、その回路基板
上に上記駆動用IC用の入力配線を形成し、その入力配
線と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより接続せ
しめた装置であって、前記ガラス基板と回路基板とを駆
動用ICの配設側にて上補強板でもって固定し、この上
補強板を回路基板に対しては半田付けし、さらにX方向
に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板と、Y
方向に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板と
を分離し、これら両回路基板の近接端部同士をFPC片
でもって電気的に導通したことを特徴とする。
の表示装置は、X方向とY方向に規定した表示領域を有
するガラス基板上の非表示領域に駆動用ICを配設し、
該ガラス基板の端面と多層配線から成る回路基板の端面
が当接するように連設せしめるとともに、その回路基板
上に上記駆動用IC用の入力配線を形成し、その入力配
線と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより接続せ
しめた装置であって、前記ガラス基板と回路基板とを駆
動用ICの配設側にて上補強板でもって固定し、この上
補強板を回路基板に対しては半田付けし、さらにX方向
に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板と、Y
方向に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板と
を分離し、これら両回路基板の近接端部同士をFPC片
でもって電気的に導通したことを特徴とする。
【0019】請求項2に係る本発明の表示装置は、X方
向とY方向に規定した表示領域を有するガラス基板の端
面と多層配線から成る回路基板の端面が当接するように
連設せしめ、その回路基板上に駆動用ICを配設すると
ともに、上記ガラス基板の非表示領域に表示領域からの
引出し電極を形成し、この引出し電極と駆動用ICとを
ワイヤーボンディングにより接続せしめた装置であっ
て、前記ガラス基板と回路基板とを駆動用ICの配設側
にて上補強板でもって固定し、この上補強板を回路基板
に対しては半田付けし、さらにX方向に配設した回路基
板と、Y方向に配設した回路基板とを分離し、これら両
回路基板の近接端部同士をFPC片でもって電気的に導
通したことを特徴とする。
向とY方向に規定した表示領域を有するガラス基板の端
面と多層配線から成る回路基板の端面が当接するように
連設せしめ、その回路基板上に駆動用ICを配設すると
ともに、上記ガラス基板の非表示領域に表示領域からの
引出し電極を形成し、この引出し電極と駆動用ICとを
ワイヤーボンディングにより接続せしめた装置であっ
て、前記ガラス基板と回路基板とを駆動用ICの配設側
にて上補強板でもって固定し、この上補強板を回路基板
に対しては半田付けし、さらにX方向に配設した回路基
板と、Y方向に配設した回路基板とを分離し、これら両
回路基板の近接端部同士をFPC片でもって電気的に導
通したことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の表示装置によれば、駆動用IC配設
基板に端面同士が当接するように多層配線から成る回路
基板を並設するとともに、この回路基板上に上記駆動用
IC用の入力配線を形成し、その入力配線と駆動用IC
とをワイヤーボンディングにより接続した構成であり、
また、請求項2の表示装置によれば、基板に端面同士が
当接するように多層配線から成る回路基板を並設し、そ
の回路基板上に駆動用ICを配設するとともに、その一
方の基板の非表示領域に表示領域からの引出し電極を形
成し、この引出し電極と駆動用ICとをワイヤーボンデ
ィングにより接続した構成である。
基板に端面同士が当接するように多層配線から成る回路
基板を並設するとともに、この回路基板上に上記駆動用
IC用の入力配線を形成し、その入力配線と駆動用IC
とをワイヤーボンディングにより接続した構成であり、
また、請求項2の表示装置によれば、基板に端面同士が
当接するように多層配線から成る回路基板を並設し、そ
の回路基板上に駆動用ICを配設するとともに、その一
方の基板の非表示領域に表示領域からの引出し電極を形
成し、この引出し電極と駆動用ICとをワイヤーボンデ
ィングにより接続した構成である。
【0021】このように配設した両者の回路基板であれ
ば、この基板上に駆動用ICに必要とするバスラインを
形成し、更に電源や処理回路等を搭載するとともに、各
種配線を多層に形成することができ、これにより、その
回路基板の寸法を限定しながらも、これらの接続配線の
幅を大きくすることができ、その結果、接続配線の幅や
その引回しに要する面積の全体的な縮小化に伴って液晶
表示装置の小型化が達成できる。
ば、この基板上に駆動用ICに必要とするバスラインを
形成し、更に電源や処理回路等を搭載するとともに、各
種配線を多層に形成することができ、これにより、その
回路基板の寸法を限定しながらも、これらの接続配線の
幅を大きくすることができ、その結果、接続配線の幅や
その引回しに要する面積の全体的な縮小化に伴って液晶
表示装置の小型化が達成できる。
【0022】また、この回路基板の上に所要により例え
ばコネクター、コンデンサー、抵抗等をこの接続配線の
上に直接実装することができる。
ばコネクター、コンデンサー、抵抗等をこの接続配線の
上に直接実装することができる。
【0023】加えて、従来のFPCを付設した液晶表示
装置と比べても、FPCを用いず、表示領域の基板に端
面同士が当接するように回路基板を並設した構成であ
り、そのFPCを折り曲げることによる問題点、即ち電
気的な精度不良が解消され、これにより、高信頼性且つ
高品質の表示装置を量産することができる。
装置と比べても、FPCを用いず、表示領域の基板に端
面同士が当接するように回路基板を並設した構成であ
り、そのFPCを折り曲げることによる問題点、即ち電
気的な精度不良が解消され、これにより、高信頼性且つ
高品質の表示装置を量産することができる。
【0024】しかも、従来のTABを付設した液晶表示
装置と比べても、このTABを搭載したことによる問題
点、即ちTABに2種類の部材に各々異なった接続方法
により接続し、工程数が増加し、部品点数が増えるとい
う問題点が解消され、その結果、製造コストが低減す
る。
装置と比べても、このTABを搭載したことによる問題
点、即ちTABに2種類の部材に各々異なった接続方法
により接続し、工程数が増加し、部品点数が増えるとい
う問題点が解消され、その結果、製造コストが低減す
る。
【0025】
【実施例】以下、本実施例を液晶表示装置を例にとって
説明する。
説明する。
【0026】(例1)図1〜図3は請求項1に係るCO
G方式の液晶表示装置22を示しており、図1はこの装
置22の要部断面図、図2は分解図、図3は斜視図であ
る。
G方式の液晶表示装置22を示しており、図1はこの装
置22の要部断面図、図2は分解図、図3は斜視図であ
る。
【0027】これらの図によれば、23はセグメント側
のガラス基板、24はガラス基板23に比べて小さな面
積のコモン側のガラス基板であり、これらの基板23、
24の間に封止剤25によって液晶が封入され、表示領
域26が形成されている。ガラス基板23の非表示領域
には駆動用IC27を実装し、更にこの基板23に端面
同士が当接するように回路基板であるガラスエポキシ基
板28(新神戸電気(株)製CEL−445A)を並設
する。この基板28は基板内部に1種もしくは2種以上
の配線層が形成できる多層配線構造であり、このような
多層配線構造のガラスエポキシ基板28を並設するに当
たって、ガラス基板23とガラスエポキシ基板28の各
板の厚みは、両者間の固定強度を維持するために、実質
上同程度であるのがよい。
のガラス基板、24はガラス基板23に比べて小さな面
積のコモン側のガラス基板であり、これらの基板23、
24の間に封止剤25によって液晶が封入され、表示領
域26が形成されている。ガラス基板23の非表示領域
には駆動用IC27を実装し、更にこの基板23に端面
同士が当接するように回路基板であるガラスエポキシ基
板28(新神戸電気(株)製CEL−445A)を並設
する。この基板28は基板内部に1種もしくは2種以上
の配線層が形成できる多層配線構造であり、このような
多層配線構造のガラスエポキシ基板28を並設するに当
たって、ガラス基板23とガラスエポキシ基板28の各
板の厚みは、両者間の固定強度を維持するために、実質
上同程度であるのがよい。
【0028】この並設のための固定手段は単にその当接
面を接着剤でもって接着固定する方法があるが、その他
に後述するように別途小片をこの当接付近に付け、この
補強手段でもって固定してもよい。29はガラス基板2
3、24の各内面に配列された電極の接続配線である。
面を接着剤でもって接着固定する方法があるが、その他
に後述するように別途小片をこの当接付近に付け、この
補強手段でもって固定してもよい。29はガラス基板2
3、24の各内面に配列された電極の接続配線である。
【0029】また、ガラス基板23とガラスエポキシ基
板28との熱膨張率は、実質上同じであるのが望まし
い。ガラス基板23に通常の板ガラスを用いると、その
熱膨張率は8〜9×10-6/℃であり、これに対して上
記ガラスエポキシ基板28の熱膨張率も8〜9×10-6
/℃である。しかし、熱膨張率が10〜15×10-6/
℃である他の種類のガラスエポキシ基板28を用いても
実際上支障なかった。上記駆動用IC27には表示領域
26のX方向のIC27aと、Y方向のIC27bとの
2種類あり、これらに対応して各ガラスエポキシ基板2
8a、28bがある。このガラスエポキシ基板28aは
信号側の回路基板であり、IC27aの駆動に必要なバ
スラインと、電源、ロジック等の各系を層別に配線した
多層基板であり、更にこの基板上には各IC27aとワ
イヤーボンディングするためのパッドが配列されてい
る。また、ガラスエポキシ基板28bは走査側の回路基
板であり、IC27bの駆動に必要なバスラインと、外
部から供給される各種電源や信号の処理回路を搭載する
多層基板であり、この基板上にも各IC27bとワイヤ
ーボンディングするためのパッドが配列されている。更
にこれら2個のガラスエポキシ基板28aのガラスエポ
キシ基板28b付近には端子が設けられており、その端
子はガラスエポキシ基板28bと接続されている。そし
て、これら両基板27、28の近接端部同士を図示しな
いジャンパー(小さなFPC片)でもって電気的に導通
させる。
板28との熱膨張率は、実質上同じであるのが望まし
い。ガラス基板23に通常の板ガラスを用いると、その
熱膨張率は8〜9×10-6/℃であり、これに対して上
記ガラスエポキシ基板28の熱膨張率も8〜9×10-6
/℃である。しかし、熱膨張率が10〜15×10-6/
℃である他の種類のガラスエポキシ基板28を用いても
実際上支障なかった。上記駆動用IC27には表示領域
26のX方向のIC27aと、Y方向のIC27bとの
2種類あり、これらに対応して各ガラスエポキシ基板2
8a、28bがある。このガラスエポキシ基板28aは
信号側の回路基板であり、IC27aの駆動に必要なバ
スラインと、電源、ロジック等の各系を層別に配線した
多層基板であり、更にこの基板上には各IC27aとワ
イヤーボンディングするためのパッドが配列されてい
る。また、ガラスエポキシ基板28bは走査側の回路基
板であり、IC27bの駆動に必要なバスラインと、外
部から供給される各種電源や信号の処理回路を搭載する
多層基板であり、この基板上にも各IC27bとワイヤ
ーボンディングするためのパッドが配列されている。更
にこれら2個のガラスエポキシ基板28aのガラスエポ
キシ基板28b付近には端子が設けられており、その端
子はガラスエポキシ基板28bと接続されている。そし
て、これら両基板27、28の近接端部同士を図示しな
いジャンパー(小さなFPC片)でもって電気的に導通
させる。
【0030】また、ガラスエポキシ基板28a、28b
の上の各バスラインは、それぞれIC27a、27bと
ワイヤーボンディング30されており、これらIC27
a、27bは接続配線29ともワイヤーボンディング3
1されている。これらワイヤーボンディング30、31
は金線により行い、これに対応するボンディングパッド
は金やアルミニウム等により表面処理されている。
の上の各バスラインは、それぞれIC27a、27bと
ワイヤーボンディング30されており、これらIC27
a、27bは接続配線29ともワイヤーボンディング3
1されている。これらワイヤーボンディング30、31
は金線により行い、これに対応するボンディングパッド
は金やアルミニウム等により表面処理されている。
【0031】かくして、本例の液晶表示装置22におい
ては、ガラスエポキシ基板28の上に駆動用IC27に
必要とするバスラインを形成し、更に電源、ロジック等
の各系を層別に配線したり、あるいはガラスエポキシ基
板28は外部から供給される各種電源や信号の処理回路
を搭載した多層基板を設けており、これにより、そのガ
ラスエポキシ基板28を縮小できるとともに、その基板
28での接続配線の幅を大きくすることができ、その結
果、接続配線の幅やその引回しに要する面積の全体的な
縮小化に伴って液晶表示装置22の小型化が達成でき
た。例えば、従来のCOG方式の液晶表示装置に比べて
X方向にわたって約20mm位小さくなったことを実験
上確認した。
ては、ガラスエポキシ基板28の上に駆動用IC27に
必要とするバスラインを形成し、更に電源、ロジック等
の各系を層別に配線したり、あるいはガラスエポキシ基
板28は外部から供給される各種電源や信号の処理回路
を搭載した多層基板を設けており、これにより、そのガ
ラスエポキシ基板28を縮小できるとともに、その基板
28での接続配線の幅を大きくすることができ、その結
果、接続配線の幅やその引回しに要する面積の全体的な
縮小化に伴って液晶表示装置22の小型化が達成でき
た。例えば、従来のCOG方式の液晶表示装置に比べて
X方向にわたって約20mm位小さくなったことを実験
上確認した。
【0032】加えて、従来のFPCを付設した液晶表示
装置と比べても、FPCを用いておらず、そのため、そ
のFPCを折り曲げることによる問題点、即ち電気的な
精度不良が解消できた。
装置と比べても、FPCを用いておらず、そのため、そ
のFPCを折り曲げることによる問題点、即ち電気的な
精度不良が解消できた。
【0033】しかも、従来のTABを付設した液晶表示
装置と比べても、部品点数が減少するので、工程数も減
少し、その結果、製造コストが低減した。
装置と比べても、部品点数が減少するので、工程数も減
少し、その結果、製造コストが低減した。
【0034】また、ガラス基板23の上に駆動用IC2
7を搭載しているので、その基板23の表面平滑性によ
り信頼性の高いワイヤーボンディング31ができた。更
にまた、このガラス基板23の端にまで接続配線29が
延在していないので、そのガラス板のエッジのクラック
や割れによる影響がないという利点もある。
7を搭載しているので、その基板23の表面平滑性によ
り信頼性の高いワイヤーボンディング31ができた。更
にまた、このガラス基板23の端にまで接続配線29が
延在していないので、そのガラス板のエッジのクラック
や割れによる影響がないという利点もある。
【0035】(例2)本例の請求項2に係る液晶表示装
置32においては、図4に示すように上記液晶表示装置
22の駆動用IC27の搭載部位を、ガラス基板23に
代えてガラスエポキシ基板28にしており、その他の構
成は同様とした。尚、同図中、図1〜図3に示す箇所と
同一機能の部材には同一符合を付す。
置32においては、図4に示すように上記液晶表示装置
22の駆動用IC27の搭載部位を、ガラス基板23に
代えてガラスエポキシ基板28にしており、その他の構
成は同様とした。尚、同図中、図1〜図3に示す箇所と
同一機能の部材には同一符合を付す。
【0036】本例の液晶表示装置32においても、多層
基板のガラスエポキシ基板28により基板28を縮小で
きるとともに、その基板28での接続配線の幅を大きく
することができ、液晶表示装置32の小型化が達成でき
た。
基板のガラスエポキシ基板28により基板28を縮小で
きるとともに、その基板28での接続配線の幅を大きく
することができ、液晶表示装置32の小型化が達成でき
た。
【0037】(例3)本例は図5〜図9に示す通り、駆
動用IC27をガラス基板23に搭載した前記液晶表示
装置22において、ガラスエポキシ基板28をガラス基
板23に並設するための固定手段として、別途例えば炭
素鋼SS41やS35C等から成る小片もしくはガラス
エポキシ板を用いて、この補強手段でもって固定した液
晶表示装置33である。図5はこの液晶表示装置33の
平面図、図6はその正面図であり、また、図7と図8は
それぞれ液晶表示装置33の要部断面図、図9は液晶表
示装置33の要部斜視図である。尚、同図中、図1〜図
3に示す部材と同一箇所には同一符合を付す。
動用IC27をガラス基板23に搭載した前記液晶表示
装置22において、ガラスエポキシ基板28をガラス基
板23に並設するための固定手段として、別途例えば炭
素鋼SS41やS35C等から成る小片もしくはガラス
エポキシ板を用いて、この補強手段でもって固定した液
晶表示装置33である。図5はこの液晶表示装置33の
平面図、図6はその正面図であり、また、図7と図8は
それぞれ液晶表示装置33の要部断面図、図9は液晶表
示装置33の要部斜視図である。尚、同図中、図1〜図
3に示す部材と同一箇所には同一符合を付す。
【0038】図7はガラスエポキシ基板28aを固定す
るために、例えば両面テープのような接着層34を介し
て下補強板35(例えばガラスエポキシ板)を付着させ
た構成を示す。
るために、例えば両面テープのような接着層34を介し
て下補強板35(例えばガラスエポキシ板)を付着させ
た構成を示す。
【0039】この下補強板35は短冊状の板であり、こ
の短辺の大きさはガラスエポキシ基板28aをガラス基
板23に固定する程度に、しかも、この基板23の表示
領域にまで到達しない程度に決定する。また、その長手
寸法はガラスエポキシ基板28aの全長程度にあればよ
い。また、この板35の厚みは最大でも1mm、例えば
0.3mmでもよい。
の短辺の大きさはガラスエポキシ基板28aをガラス基
板23に固定する程度に、しかも、この基板23の表示
領域にまで到達しない程度に決定する。また、その長手
寸法はガラスエポキシ基板28aの全長程度にあればよ
い。また、この板35の厚みは最大でも1mm、例えば
0.3mmでもよい。
【0040】図8と図9は上補強板37でもって付着さ
せた構成であり、ガラス基板23と上補強板37とは熱
硬化型接着剤のような接着層36を介して固定し、ま
た、ガラスエポキシ基板28bと上補強板37とは例え
ば半田のような接着層36を介して固定する。尚、この
半田付けであれば、ガラスエポキシ基板28bの取り外
しが容易となり、この基板28bの再利用が可能とな
る。
せた構成であり、ガラス基板23と上補強板37とは熱
硬化型接着剤のような接着層36を介して固定し、ま
た、ガラスエポキシ基板28bと上補強板37とは例え
ば半田のような接着層36を介して固定する。尚、この
半田付けであれば、ガラスエポキシ基板28bの取り外
しが容易となり、この基板28bの再利用が可能とな
る。
【0041】以上のように各補強板35、37でもって
ガラスエポキシ基板28を固定すると、図5と図6に示
すような構成となる。尚、図5においては、上述したジ
ャンパー(基板27、28の近接端部同士を電気的に導
通させる小さなFPC片)を38の符合でもって例示
し、更に39はコネクタを示す。
ガラスエポキシ基板28を固定すると、図5と図6に示
すような構成となる。尚、図5においては、上述したジ
ャンパー(基板27、28の近接端部同士を電気的に導
通させる小さなFPC片)を38の符合でもって例示
し、更に39はコネクタを示す。
【0042】下補強板35については、駆動用IC27
aの配列面となる非表示領域の幅が比較的狭いために
(例えば5mm以下)、また、そのIC27aのワイヤ
ーボンディング30、31を保護するために、このIC
27aを樹脂でもって封止することが行われるが、この
封止工程による影響を避けるために、ガラス基板23の
裏側に下補強板35を付着させている。
aの配列面となる非表示領域の幅が比較的狭いために
(例えば5mm以下)、また、そのIC27aのワイヤ
ーボンディング30、31を保護するために、このIC
27aを樹脂でもって封止することが行われるが、この
封止工程による影響を避けるために、ガラス基板23の
裏側に下補強板35を付着させている。
【0043】また、上補強板37については、駆動用I
C27bの配列面となる非表示領域の幅が比較的広いた
めに(例えば10mm以上)、コネクタ39等の挿抜に
よる影響を受けないようにガラス基板23の上側に上補
強板37を付着させている。このような上補強板37は
剛性の高い金属や耐熱性樹脂により形成するとよい。
C27bの配列面となる非表示領域の幅が比較的広いた
めに(例えば10mm以上)、コネクタ39等の挿抜に
よる影響を受けないようにガラス基板23の上側に上補
強板37を付着させている。このような上補強板37は
剛性の高い金属や耐熱性樹脂により形成するとよい。
【0044】かくして、本例の液晶表示装置33におい
ては、(例1)の液晶表示装置22に比べて各補強板3
5、37でもって強固に固定しており、これにより、長
期間にわたって高い信頼性が得られた。
ては、(例1)の液晶表示装置22に比べて各補強板3
5、37でもって強固に固定しており、これにより、長
期間にわたって高い信頼性が得られた。
【0045】また、本発明者は実施例として回路基板に
ガラスエポキシ基板を採用したが、その他にBTレジン
基板、アラミド繊維強化エポキシ基板、FPCを裏面か
らガラエポで補強した基板、セラミック基板等の回路基
板でもって同様にガラス基板23に並設しても、同じ作
用効果が得られたことを実験上確認した。
ガラスエポキシ基板を採用したが、その他にBTレジン
基板、アラミド繊維強化エポキシ基板、FPCを裏面か
らガラエポで補強した基板、セラミック基板等の回路基
板でもって同様にガラス基板23に並設しても、同じ作
用効果が得られたことを実験上確認した。
【0046】尚、本発明は上記実施例のように液晶表示
装置に限定されるものではなく、プラズマ、EL等の各
種表示装置にも適用できる。また、この実施例の他に本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良等は
何ら差し支えない。
装置に限定されるものではなく、プラズマ、EL等の各
種表示装置にも適用できる。また、この実施例の他に本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良等は
何ら差し支えない。
【0047】例えば、この実施例においては、2個のガ
ラスエポキシ基板28aと1個のガラスエポキシ基板2
8bにより構成したが、その他、所要により1個のガラ
スエポキシ基板28aと1個のガラスエポキシ基板28
bにより構成してよく、また、1個のガラスエポキシ基
板28でもって集約的にまとめてもよい。
ラスエポキシ基板28aと1個のガラスエポキシ基板2
8bにより構成したが、その他、所要により1個のガラ
スエポキシ基板28aと1個のガラスエポキシ基板28
bにより構成してよく、また、1個のガラスエポキシ基
板28でもって集約的にまとめてもよい。
【0048】更にまた、ガラス基板23やガラスエポキ
シ基板28に対する駆動用IC27の搭載面を上記実施
例にて示す側の裏面であってもよい。
シ基板28に対する駆動用IC27の搭載面を上記実施
例にて示す側の裏面であってもよい。
【0049】また、ガラス基板23とガラスエポキシ基
板28との固定手段は、上述の例に限定されず、その
他、適宜所望通りの方法により並設することができる。
板28との固定手段は、上述の例に限定されず、その
他、適宜所望通りの方法により並設することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1の表示装置によ
れば、駆動用IC配設基板に端面同士が当接するように
多層配線から成る回路基板を連設するとともに、この回
路基板上に上記駆動用IC用の入力配線を形成し、その
入力配線と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより
接続した構成である。また、請求項2の表示装置によれ
ば、基板に端面同士が当接するように多層配線から成る
回路基板を連設し、その回路基板上に駆動用ICを配設
するとともに、その基板の非表示領域に表示領域からの
引出し電極を形成し、この引出し電極と駆動用ICとを
ワイヤーボンディングにより接続した構成である。
れば、駆動用IC配設基板に端面同士が当接するように
多層配線から成る回路基板を連設するとともに、この回
路基板上に上記駆動用IC用の入力配線を形成し、その
入力配線と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより
接続した構成である。また、請求項2の表示装置によれ
ば、基板に端面同士が当接するように多層配線から成る
回路基板を連設し、その回路基板上に駆動用ICを配設
するとともに、その基板の非表示領域に表示領域からの
引出し電極を形成し、この引出し電極と駆動用ICとを
ワイヤーボンディングにより接続した構成である。
【0051】この両者の発明であれば、回路基板の寸法
を限定しながらも、接続配線の幅を大きくすることがで
き、これにより、接続配線の幅やその引回しに要する面
積の全体的な縮小化に伴って液晶表示装置の小型化が達
成できた。また、この回路基板の上に所要により例えば
コネクター、コンデンサー、抵抗等をこの接続配線の上
に直接実装することができた。
を限定しながらも、接続配線の幅を大きくすることがで
き、これにより、接続配線の幅やその引回しに要する面
積の全体的な縮小化に伴って液晶表示装置の小型化が達
成できた。また、この回路基板の上に所要により例えば
コネクター、コンデンサー、抵抗等をこの接続配線の上
に直接実装することができた。
【0052】また、本発明においては、従来のFPCを
付設した表示装置やTABを付設した表示装置と比べて
も、高信頼性且つ高品質の表示装置を量産することがで
き、製造コストが低減した。
付設した表示装置やTABを付設した表示装置と比べて
も、高信頼性且つ高品質の表示装置を量産することがで
き、製造コストが低減した。
【図1】実施例の液晶表示装置の要部断面図である。
【図2】実施例の液晶表示装置の分解図である。
【図3】実施例の液晶表示装置の斜視図である。
【図4】他の実施例の液晶表示装置の要部断面図であ
る。
る。
【図5】更に他の実施例の液晶表示装置の平面図であ
る。
る。
【図6】更に他の実施例の液晶表示装置の正面図であ
る。
る。
【図7】更に他の実施例の液晶表示装置の要部断面図で
ある。
ある。
【図8】更に他の実施例の液晶表示装置の要部断面図で
ある。
ある。
【図9】更に他の実施例の液晶表示装置の要部斜視図で
ある。
ある。
【図10】従来の液晶表示装置の要部平面図である。
【図11】従来の液晶表示装置の要部断面図である。
23 ガラス基板 26 表示領域 27 駆動用IC 28 ガラスエポキシ基板 29 接続配線 30、31 ワイヤーボンディング 35 下補強板 37 上補強板
Claims (2)
- 【請求項1】X方向とY方向に規定した表示領域を有す
るガラス基板上の非表示領域に駆動用ICを配設し、該
ガラス基板の端面と多層配線から成る回路基板の端面が
当接するように連設せしめるとともに、その回路基板上
に上記駆動用IC用の入力配線を形成し、その入力配線
と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより接続せし
めた表示装置であって、前記ガラス基板と回路基板とを
駆動用ICの配設側にて上補強板でもって固定し、この
上補強板を回路基板に対しては半田付けし、さらにX方
向に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板と、
Y方向に配設した駆動用ICに対応して設けた回路基板
とを分離し、これら両回路基板の近接端部同士をFPC
片でもって電気的に導通したことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項2】X方向とY方向に規定した表示領域を有す
るガラス基板の端面と多層配線から成る回路基板の端面
が当接するように連設せしめ、その回路基板上に駆動用
ICを配設するとともに、上記ガラス基板の非表示領域
に表示領域からの引出し電極を形成し、この引出し電極
と駆動用ICとをワイヤーボンディングにより接続せし
めた表示装置であって、前記ガラス基板と回路基板とを
駆動用ICの配設側にて上補強板でもって固定し、この
上補強板を回路基板に対しては半田付けし、さらにX方
向に配設した回路基板と、Y方向に配設した回路基板と
を分離し、これら両回路基板の近接端部同士をFPC片
でもって電気的に導通したことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30024493A JP3228619B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30024493A JP3228619B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152044A JPH07152044A (ja) | 1995-06-16 |
JP3228619B2 true JP3228619B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=17882447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30024493A Expired - Fee Related JP3228619B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228619B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11075329B2 (en) | 2018-09-14 | 2021-07-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display panel with light emitting diode (LED) power transfer structure and display apparatus including the same |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30024493A patent/JP3228619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11075329B2 (en) | 2018-09-14 | 2021-07-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display panel with light emitting diode (LED) power transfer structure and display apparatus including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07152044A (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |