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JP3227813B2 - ディジタル画像送信装置、ディジタル画像送信方法、ディジタル画像伝送システム及びディジタル画像送受信方法 - Google Patents

ディジタル画像送信装置、ディジタル画像送信方法、ディジタル画像伝送システム及びディジタル画像送受信方法

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Publication number
JP3227813B2
JP3227813B2 JP20138292A JP20138292A JP3227813B2 JP 3227813 B2 JP3227813 B2 JP 3227813B2 JP 20138292 A JP20138292 A JP 20138292A JP 20138292 A JP20138292 A JP 20138292A JP 3227813 B2 JP3227813 B2 JP 3227813B2
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JP
Japan
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data
image data
error correction
mode
digital image
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP20138292A
Other languages
English (en)
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JPH0654200A (ja
Inventor
貴志 天良
哲夫 隅田
直久 北里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20138292A priority Critical patent/JP3227813B2/ja
Publication of JPH0654200A publication Critical patent/JPH0654200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3227813B2 publication Critical patent/JP3227813B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ディジタル画像送信装置、ディ
ジタル画像送信方法、ディジタル画像伝送システム及び
ディジタル画像送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号をディジタル信号に変換し、画
像データとして伝送するディジタル画像伝送システムで
は、伝送路でのデータ誤りを訂正するために、画像デー
タや音声データにエラー訂正符号を付加して伝送するの
が一般的である。
【0003】また、伝送路の品質が通常状態より悪いと
きは、画像データや音声データに対するデータ量を削減
して、その削減したデータ量をエラー訂正符号に割り振
ってエラー訂正能力を高めるフォールバックモードがあ
り、種々のディジタル画像伝送システムで採用されるよ
うになってきている。
【0004】具体的には、映像信号を所定周波数のサン
プリングクロックでサンプリング(標本化)してディジ
タル信号に変換した後、得られる画像データに、例えば
予測符号化や離散余弦変換(以下DCT:Discrete cos
ine Transfomという)等の高能率符号化、ハフマン符号
化やランレングス符号化等の可変長符号化、エンコーダ
訂正符号の付加等のデータ処理を施して伝送するように
なっている。そして、フォールバックモードでは、高能
率符号化における量子化の量子化幅(量子化ステップ)
を大きくして、量子化後のデータを0近傍に集めること
により、可変長符号化後の1サンプル(1画素)当たり
のデータ量を削減し、その削減したデータ量をエラー訂
正符号に割り振って伝送するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ィジタル画像伝送システムでは、フォールバックモード
時に高能率符号化の量子化ステップを大きくして伝送し
ているために、例えば予測符号化を採用したシステムで
は所謂S/N(Signal to Noise ratio )が劣化した
り、DCTを採用したシステムでは所謂ブロック歪みが
目立ってしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑み、フォールバ
ックモードにおいて、例えば予測符号化を用いたときの
S/Nの劣化や、DCTを用いたときのブロック歪みを
少なくすることができるディジタル画像送信装置、ディ
ジタル画像送信方法、ディジタル画像伝送システム及び
ディジタル画像送受信方法を提供することを目的として
いる。
【0007】上記の目的を達成するために、本発明に係
るディジタル画像送信装置は、映像信号を画像データに
変換するアナログ/ディジタル変換手段と、アナログ/
ディジタル変換手段からの画像データにエラー訂正符号
を付加して送信するエラー訂正符号付加手段と、通常モ
ードと、伝送路の品質が劣化したときのフォールバック
モードとを有し、画像データをフォールバックモードで
送信する際に、通常モードに比して、映像信号のサンプ
リング周波数を低くするとともに、エラー訂正符号付加
手段で付加されるエラー訂正符号量を増加させ、1サン
プル当たりの平均ビット数を通常モードと同じ値にする
ように制御を行う制御手段とを具備することを特徴とす
る。また、本発明に係るディジタル画像送信方法は、映
像信号を画像データに変換し、変換された画像データに
エラー訂正符号を付加して送信する際、画像データを伝
送路の品質が劣化したときのフォールバックモードで送
信するときに、通常モードに比して、映像信号のサンプ
リング周波数を低くするとともに、画像データに付加さ
れるエラー訂正符号量を増加させ、1サンプル当たりの
平均ビット数を通常モードと同じ値にするように制御を
行い送信することを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るディジタル画像伝送シ
ステムは、映像信号を画像データに変換するアナログ/
ディジタル変換手段と、アナログ/ディジタル変換手段
からの画像データにエラー訂正符号を付加して送信する
エラー訂正符号付加手段と、通常モードと、伝送路の品
質が劣化したときのフォールバックモードとを有し、画
像データをフォールバックモードで送信する際に、通常
モードに比して、映像信号のサンプリング周波数を低く
するとともに、エラー訂正符号付加手段で付加されるエ
ラー訂正符号量を増加させ、1サンプル当たりの平均ビ
ット数を通常モードと同じ値にするように制御を行う制
御手段とを具備するディジタル画像送信装置と、ディジ
タル画像送信装置から送信される画像データを受信し、
受信された画像データにエラー訂正処理を施すエラー訂
正手段と、エラー訂正手段からの画像データを映像信号
に変換するディジタル/アナログ変換手段と、受信され
た画像データに基づいて送信の際のモードを検出し、検
出結果により送信の際のサンプリング周波数に一致する
ようにクロックを制御する制御手段とを具備するディジ
タル画像受信装置とからなることを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るディジタル信号送受信
方法は、映像信号を画像データに変換し、変換した画像
データにエラー訂正符号を付加して送信する際、画像デ
ータを伝送路の品質が劣化したときのフォールバックモ
ードで送信するときに、通常モードに比して、映像信号
のサンプリング周波数を低くするとともに、画像データ
に付加されるエラー訂正符号量を増加させ、1サンプル
当たりの平均ビット数を通常モードと同じ値にするよう
に制御を行い送信し、送信された画像データを受信し、
受信された画像データにエラー訂正処理を施し、エラー
訂正処理が施された画像データを映像信号に変換すると
ともに、受信された画像データに基づいて送信の際のモ
ードを検出し、検出結果により送信の際のサンプリング
周波数に一致するようにクロックを制御することを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明に係るディジタル画像送信装置及びディ
ジタル画像送信方法では、映像信号をサンプリングし
て、画像データに変換して送信する際に、フォールバッ
クモードでは、通常モードに比して映像信号のサンプリ
ング周波数を低くするとともに、エラー訂正符号量を増
加させて送信する。
【0011】また、本発明に係るディジタル画像伝送シ
ステム及びディジタル画像送受信方法では、映像信号を
サンプリングして、画像データに変換して送信する際
に、フォールバックモードでは、通常モードに比して映
像信号のサンプリング周波数を低くするとともに、エラ
ー訂正符号量を増加させて送信する。そして、受信され
る画像データを映像信号に変換して出力する際に、画像
データに基づいて送信の際のモードを検出し、この検出
結果により送信の際のサンプリング周波数に一致するよ
うにクロックを制御する。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るディジタル画像送信装
置、デジタル画像送信方法、ディジタル画像伝送システ
ム及びディジタル画像送受信方法の一実施例について図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用した
ディジタル画像送信装置の回路構成を示すブロック図で
あり、図5は、本発明を適用したディジタル画像受信装
置の回路構成を示すブロック図である。すなわち本発明
に係るディジタル画像伝送システムは、上記ディジタル
画像送信装置とディジタル画像受信装置とからなってい
る。
【0013】先ず、ディジタル画像送信装置について説
明する。このディジタル画像送信装置は、図1に示すよ
うに、映像信号をサンプリングして、画像データを生成
するアナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換回
路20と、該A/D回路20からの画像データの時間軸
を補正する時間軸補正回路(以下TBC:Time BaseCor
rector という)11、該TBC11からの輝度データ
を所謂サブサンプリングするサブサンプリング回路12
Y と、上記TBC11からの色差データをサンプリング
するサブサンプリング回路12C と、該サブサンプリン
グ回路12C からの2系列の色差データを線順次とする
切換スイッチ13と、上記サブサンプリング回路12Y
からの輝度データに基づいて動きを検出する動き検出回
路14と、上記サブサンプリング回路12Y からの輝度
データを高能率符号化により符号化する符号化回路30
Y と、上記切換スイッチ13からの色差データを高能率
符号化により符号化する符号化回路30C と、上記符号
化回路30Y 、30C からの輝度データと色差データに
対する各符号データ等を多重化するマルチプレクサ(以
下MUX15という)と、該MUX15からの多重化さ
れた符号データを可変長符号化して可変長符号データを
生成する可変長符号化回路(以下VLCという)16
と、該VLC16からの可変長符号データを一旦記憶す
るバッファメモリ17と、該バッファメモリ17から読
み出された可変長符号データにエラー訂正符号を付加し
て送信するエラー訂正エンコーダ18とを備える。
【0014】そして、このディジタル画像送信装置は、
例えば輝度信号(Y)、色差信号(R−Y、B−Y)と
して供給される映像信号を、通常モードと伝送路の品質
が劣化したときのフォールバックモードとの2つのモー
ドで相異なる周波数のサンプリングクロックを用いてデ
ィジタル信号に変換した後、例えばサブサンプリング、
所謂予測符号化や離散余弦変換(以下DCT:Discrete
Cosine Transfomという)等の高能率符号化、ハフマン
符号化やランレングス符号化の可変長符号化等のデータ
処理を施すと共に、エラー訂正符号を付加して送信する
ようになっている。
【0015】具体的には、A/D変換回路20は、例え
ば図2に示すように、輝度信号、色差信号をそれぞれデ
ィジタル信号に変換するための前置フィルタであるロー
パスフィルタ(以下LPFという)21Y 、21R 、2
B と、該LPF21Y 、21R 、21B で濾波された
輝度信号、色差信号をそれぞれサンプリングして、輝度
データ、色差データを生成するA/D変換器22Y 、2
R 、22B と、サンプリングクロックを生成するため
の発振器23と、該発振器23からのクロックを2分周
する分周器24と、上記発振器23からのクロックを3
分周する分周器25と、上記分周器24、25からの各
クロックを切り換え選択する切換スイッチ26と、該切
換スイッチ26で選択されたクロックを2分周する分周
器27とから構成される。
【0016】そして、発振器23は、例えば27MHzの
クロックを発生し、分周器24は、そのクロックを2分
周して13.5(=27÷2 )MHzのクロックを生成し、
分周器25は、3分周して9(=27÷3)MHzのクロッ
クを生成する。
【0017】切換スイッチ26は、通常モードとフォー
ルバックモード等を制御するコントローラ(図示せず)
から供給されるモード切換信号により動作し、通常モー
ドでは分周器24からの13.5MHzのクロックを選択
し、フォールバックモードでは分周器25からの9MHz
のクロックを選択し、選択したクロックをサンプリング
クロックとしてA/D変換器22Y に供給する。
【0018】一方、分周器27は、切換スイッチ26で
選択されたクロックを2分周して、通常モードでは6.
75(=13.5÷2 )MHzのクロックを生成し、フォール
バックモードでは4.5(=9÷2 )MHzのクロックを
生成し、生成したクロックをサンプリングクロックとし
てA/D変換器22R 、22B に供給する。
【0019】かくして、このA/D変換回路20は、1
ライン当たりのサンプル数(画素数)を、通常モードで
は輝度信号と2系列の色差信号に対してそれぞれ72
0、360とすると共に、フォールバックモードではそ
れぞれ480、240としている。すなわちフォールバ
ックモードでは、そのサンプル数が通常モードの2/3
となっている。ところで、通常モードとフォールバック
モードの切換は、例えば、後述するディジタル画像受信
装置において、伝送路の品質、例えば所謂エラーレイト
を検出してエラーレイトが劣化したり、再生画像を観察
して画質が劣化しときに、電話回線等の打合せ回線を用
いてフォールバックモードへの切換を連絡し、送信側で
手動で行うようにする。また、例えばこのディジタル画
像送信装置を衛星通信に適用する場合は、自局が送信し
た信号を受信して伝送路の品質を検出し、該検出結果に
基づいて自動的に行うようにしてもよい。
【0020】そして、このようにして得られた輝度デー
タ、色差データはTBC11に供給される。TBC11
は、例えば所謂フレームメモリからなり、輝度データ、
色差データを一旦記憶した後、別の安定したクロックに
より輝度データ、色差データを読み出すようになってい
る。すなわち、標準のテレビジョン信号規格からずれた
映像信号(輝度信号、色差信号)が入力されたときや、
互いに同期していない映像信号が切り換えられて入力さ
れたとき等においても、このTBC11の後段に接続さ
れるサブサンプリング回路12Y 、12C 等を安定に動
作させることができるようになっている。そして、TB
C11から読み出された輝度データはサブサンプリング
回路12Y に供給され、色差データはサブサンプリング
回路12 C に供給される。
【0021】サブサンプリング回路12Y は、輝度デー
タを1/2に間引いて、サンプリング周波数が通常モー
ドでは6.75MHzとなり、フォールバックモードでは
4.5MHzとなる輝度データを生成する。
【0022】一方、サブサンプリング回路12C は、2
系列の色差データをそれぞれ1/2に間引いて、サンプ
リング周波数が通常モードでは3.375MHzとなり、
フォールバックモードでは2.25MHzとなる2系列の
色差データを生成する。
【0023】換言すると、サブサンプリング回路12Y
からは、1ライン当たりのサンプル数が通常モードでは
360サンプルであり、フォールバックモードでは24
0サンプルである輝度データが出力され、サブサンプリ
ング回路12C からは、1ライン当たりのサンプル数が
通常モードでは180サンプルであり、フォールバック
モードでは120サンプルである2系列の色差データが
出力される。そして、このようにしてサブサンプリング
された輝度データは符号化回路30Y 及び動き検出回路
14に供給され、色差データは切換スイッチ13に供給
される。
【0024】切換スイッチ13は、2系列の色差データ
を線順次とするデータ処理を行い、得られる色差データ
を符号化回路30C に供給する。具体的には、切換スイ
ッチ13は、奇数ラインの色差データ(R−Y)と偶数
ラインの色差データ(B−Y)を交互に選択して出力す
る。
【0025】動き検出回路14は、サブサンプリング回
路12Y から供給される輝度データを用いて動き検出を
行い、最適な所謂動きベクトルを検出し、この動きベク
トルを符号化回路30Y 、30C 及びMUX15に供給
する。例えば符号化回路30 Y 、30C から出力される
符号データのデータ発生量が最小となるような最適な動
きベクトルを検出する。
【0026】符号化回路30Y 、30C は、同じ回路構
成を有し(以下これらを符号化回路30という)、例え
ばフィードバック型の予測符号化回路からなり、図3に
示すように、上記サブサンプリング回路12Y からの輝
度データあるいは切換スイッチ13からの色差データ
(以下単に画素値という)から予測値を減算して予測誤
差を算出する加算器31と、該加算器31からの予測誤
差を所定の量子化により量子化して、符号データ出力す
る量子化器32と、該量子化器32からの符号データを
逆量子化して、予測誤差を再生する逆量子化器33と、
該逆量子化器33からの予測誤差に予測値を加算して、
画素値を再生する加算器34と、該加算器34からの画
素値及び動き検出回路14からの動きベクトルに基づい
て予測関数を選択し、予測値を生成する予測関数回路3
5とから構成される。
【0027】そして、予測関数回路35は、所謂前置予
測や1ライン予測等のフィールド内予測関数、前フィー
ルドの上下のラインを用いる等のフィールド間予測関
数、及び所謂動き補償予測等のフレーム間予測関数を有
し、加算器34からの画素値(以下前画素値という)及
び動き検出回路14からの動きベクトルに基づいて、こ
れらの中から最適な予測関数(以下動作モードという)
を各画素毎に選択し、得られる予測値を加算器31に供
給する。
【0028】加算器31は、新たな画素値(以下現画素
値という)が供給される毎に、この現画素値から予測値
を減算して、予測誤差を求める。
【0029】量子化器32は、例えば複数の量子化幅
(量子化ステップ)を有し、所定の量子化、例えばデー
タ発生量が所定値以下であって最大となると共に、小さ
な値は細かく量子化し、大きな値は粗く量子化する非線
形量子化により、予測誤差を量子化して符号データを生
成し、この符号データを出力する。なお、この量子化器
32の量子化ステップは、例えばバッファメモリ17の
所謂バッファ占有度等に基づいて、上述のコントローラ
により制御される。
【0030】逆量子化器33は、量子化器32から供給
される符号データを逆量子化して、予測誤差を再生し、
この予測誤差を加算器34に供給する。
【0031】加算器34は、予測誤差と予測関数回路3
5から供給される予測値を加算して、加算器31に入力
されている現画素値に対応した画素値を再生し、この画
素値を、次の画素値に対する予測値を算出するための前
画素値として予測関数回路35に供給する。
【0032】かくして、符号化回路30Y は輝度データ
に対する符号データを生成し、符号化回路30C は色差
データに対する符号データを生成し、これらの符号デー
タはMUX15に供給される。
【0033】なお、符号化回路30の高能率符号化とし
ては、上述の予測符号化の他に、例えばDCT等として
もよい。具体的には、例えばDCTを採用した符号化回
路は、例えば図4に示すように、画像データを空間配置
における例えば8×8画素(サンプル)のブロックに分
割し、今回のフレームから切り出されたブロックの画像
データ(以下現ブロックデータという)と動き補償を施
した前回のフレームから切り出されたブロックの画像デ
ータ(以下前ブロックデータという)との差データを求
める加算器41と、該加算器41からの差データと現ブ
ロックデータを切り換え選択する切換スイッチ42と、
該切換スイッチ42の出力を離散余弦変換する離散余弦
変換回路(以下DCT回路という)43と、該DCT回
路43からのDCT出力データを所定の量子化により量
子化して、符号データを出力する量子化器44と、該量
子化器44からの符号データを逆量子化して、DCT出
力データを再生する逆量子化器45と、該逆量子化器4
5からのDCT出力データを逆離散余弦変換する逆離散
余弦変換回路(以下IDCT回路という)46と、該I
DCT回路46からの差データに前ブロックデータを加
算して現ブロックデータを再生する加算器47と、上記
IDCT回路46からの現ブロックデータと加算器47
からの現ブロックデータを切り換え選択する切換スイッ
チ48と、上記動き検出回路14からの動きベクトル等
に基づいて、上記切換スイッチ48からの現ブロックデ
ータに動き補償を施し、得られるブロックデータを前ブ
ロックデータとする動き補償回路49とを備えている。
【0034】そして、この符号化回路は、例えばフィー
ルド内モード、フィールド間モード及びフレーム間モー
ドの3つの動作モードを有し、動き検出回路14から供
給される動きベクトル等に基づいて最適な動作モードを
選択し、フィールド内モードではフィールド内の画素値
(輝度データあるいは色差データ)を、フィールド間モ
ードでは画素のフィールド間予測誤差値を、フレーム間
モードでは画素の動き補償フレーム間予測誤差値を選択
し、8×8画素からなるブロックデータを2次元の離散
余弦変換し、得られるDCT出力データを量子化して出
力するようになっている。
【0035】すなわち、動き検出回路14は、例えば、
フレーム内あるいはフレーム間で所謂ブロックマッチン
グにより、比較するブロックデータ間の画素毎の差デー
タの絶対値和が最小となる最適な動きベクトルを検出す
る。
【0036】加算器41は、現ブロックデータが供給さ
れる毎に、この現ブロックデータから動き補償回路49
から供給される動き補償が施された前ブロックデータを
画素単位で減算して8×8画素の差データを求める。
【0037】切換スイッチ42は、例えば上述のコント
ローラにより、動き検出回路14からの動きベクトルや
バッファメモリ17の占有度等に基づいて制御され、フ
ィールド内モードではINTRA側に、フィールド間モ
ード及びフレーム間モードではINTER側に切り換わ
り、フィールド内の画素値である現ブロックデータと、
フィールド間予測誤差値あるいは動き補償フレーム間予
測誤差値である加算器41からの差データとを切り換え
選択して出力する。
【0038】DCT回路43は、切換スイッチ42で選
択された現ブロックデータあるいは加算器41からブロ
ック単位で供給される差データを離散余弦変換して、8
×8係数のDCT出力データを生成し、これを量子化器
44に供給する。
【0039】量子化器44は、複数の量子化ステップを
有し、DCT回路43から供給されるDCT出力データ
を所定の量子化、例えばデータ発生量が所定値以下であ
って最大となると共に、所謂低周波成分に対して大きな
重み付けをして量子化し、すなわち低周波成分を細かく
量子化し、得られる符号データを逆量子化器45及びM
UX15に供給する。なお、この量子化器44の量子化
ステップは、例えばバッファメモリ17の所謂バッファ
占有度等に基づいて、上述のコントローラにより制御さ
れる。
【0040】逆量子化器45は、符号データを逆量子化
し、得られる8×8係数のDCT出力データをIDCT
回路46に供給する。
【0041】IDCT回路46は、DCT出力データを
逆離散余弦変換し、フィールド内モードでは、加算器4
1に入力されている現ブロックデータに対応したブロッ
クデータを再生し、フィールド間モード及びフレーム間
モードでは差データを再生する。
【0042】加算器47は、IDCT回路46から供給
される差データと動き補償回路49から供給される動き
補償済みの前ブロックデータとを加算して、加算器41
に入力されている現ブロックデータに対応したブロック
データを再生する。
【0043】切換スイッチ48は、切換スイッチ42に
連動しており、IDCT回路46あるいは加算器47で
再生されたブロックデータを選択する。
【0044】動き補償回路49は、例えばフレームメモ
リを備え、切換スイッチ48を介して供給されるブロッ
クデータに、動き検出回路14からの動きベクトルに基
づいて動き補償を施すと共に、得られる動き補償済みの
ブロックデータを記憶し、加算器41に次のフレームの
ブロックデータが入力されたとき、記憶しているフレー
ムデータを前フレームデータとして加算器41及び動き
検出回路14に供給する。
【0045】かくして、符号化回路30Y は輝度データ
に対する符号データを生成し、符号化回路30C は色差
データに対する符号データを生成し、これらの符号デー
タはMUX15に供給される。
【0046】MUX15は、符号化回路30Y 、30C
から供給される輝度データと色差データに対する各符号
データに、動き検出回路14から供給される動きベクト
ル、及び量子化ステップ、動作モード等の情報であるコ
ントロールデータを多重化し、動きベクトル等が多重化
された符号データをVLC16に供給する。
【0047】VLC16は、この符号データに例えば所
謂ハフマン符号化及びランレングス符号化を施して、可
変長符号データを生成する。
【0048】バッファメモリ17は、VLC16から供
給される可変長符号データを一旦記憶し、記憶した可変
長符号データを平滑化して読み出して、一定レートの可
変長符号データをエラー訂正エンコーダ18に供給す
る。
【0049】エラー訂正エンコーダ18は、例えば所謂
畳込み符号を用いた符号器からなり、通常モードとフォ
ールバックモードとでは異なるエラー訂正符号量の割り
当てを有し、フォールバックモードでは通常モードに比
して、エラー訂正符号量が多いエラー訂正符号を可変長
符号データに符号を付加する。すなわち、エラー訂正エ
ンコーダ18は、通常モードの符号則と、エラー訂正符
号量が多く、エラー訂正能力が高いフォールバックモー
ドの符号則とを有する。具体的には、エラー訂正エンコ
ーダ18は、例えば、伝送レートを22Mbps とし、通
常モードではエラー訂正符号に対して25%を割り当て
ると、可変長符号データに対する伝送レートは16.5
(=22×0.75)Mbps となり、伝送レートに換算したエ
ラー訂正符号量が5.5(=22×0.25)Mbps であるエ
ラー訂正符号を付加する。一方、フォールバックモード
ではエラー訂正能力を高めるために50%を割り当てる
と、可変長符号データに対する伝送レートは11(=22
×0.5 )Mbps となり、伝送レートに換算したエラー訂
正符号量が11Mbps であるエラー訂正符号を付加す
る。そして、このようにしてエラー訂正符号が付加され
た可変長符号データが、通常モードとフォールバックモ
ードで同じ伝送レートを有する伝送路を介して送信され
る。
【0050】したがって、例えばフレーム周期を1/3
0秒とし、ライン数を496ラインとすると、通常モー
ドでは、上述したように輝度データに対する1ライン当
たりのサンプル数を360サンプルとし、色差データに
対して180サンプルとしているので、図3に示す量子
化器32あるいは図4に示す量子化器44での量子化ス
テップは、下記式1に示すように、伝送路に換算した1
サンプル当たりの平均ビット数が2.05ビット/サン
プルに対応した値である。一方、フォールバックモード
では、上述したように輝度データに対する水平方向のサ
ンプル数を240サンプルとし、色差データに対して1
20サンプルとしているので、量子化ステップは、下記
式2に示すように、伝送路に換算した1サンプル当たり
の平均ビット数が2.05ビット/サンプルに対応した
値である。
【0051】ところで、従来の装置では、フォールバッ
クモードにおいてサンプリング周波数を変化させていな
いことから、量子化ステップは、下記式3に示すよう
に、伝送路に換算した1サンプル当たりの平均ビット数
が1.37ビット/サンプルに対応した値である。すな
わち、このディジタル画像送信装置では、フォールバッ
クモードにおいて、上述したようにサンプリング周波数
を通常モードの2/3とすることにより、1サンプル当
たりの平均ビット数を通常モードと同じ値とすることが
でき、上述の予測符号化では所謂S/N(Signal to No
ise ratio )の劣化を防止することができ、DCTでは
所謂ブロック歪みの発生を防止することができる。な
お、エラー訂正の方式としては、例えばブロック符号等
によるエラー訂正としてもよい。
【0052】 平均ビット数=16.5×106 /(( 360+180)× 496×30) ・・・式1 =2.05
【0053】 平均ビット数=11×106 /(( 240+120)× 496×30) ・・・式2 =2.05
【0054】 平均ビット数=11×106 /(( 360+180)× 496×30) ・・・式3 =1.37
【0055】つぎに、ディジタル画像受信装置について
説明する。このディジタル画像受信装置は、図5に示す
ように、受信される画像データ、すなわち可変長符号デ
ータにエラー訂正処理を施すエラー訂正デコーダ51
と、可変長符号データに基づいて送信の際のモードを検
出し、後述するディジタル/アナログ(以下D/Aとい
う)変換回路90のクロック周波数を制御するモード判
定回路60と、上記エラー訂正デコーダ51からの可変
長符号データを一旦記憶するバッファメモリ52と、該
バッファメモリ52からの可変長符号データを可変長復
号化して符号データを再生する可変長復号化回路(以下
VLDという)53と、該VLD53からの符号データ
を輝度データと色差データに対する符号データ等に分離
するディマルチプレクサ(以下DMUXという)54
と、該DMUX54で分離された輝度データに対する符
号データに、送信の際の符号化に対応した復号化を施す
復号化回路70Y と、上記DMUX54で分離された色
差データに対する符号データに、送信の際の符号化に対
応した復号化を施す復号化回路70C と、該復号化回路
70C で再生された色差データを垂直方向に補間処理す
る垂直補間回路55と、上記復号化回路70Y で再生さ
れた輝度データを水平方向に補間する水平補間回路56
Y と、上記垂直補間回路55からの色差データを水平方
向に補間処理する水平補間回路56C と、該水平補間回
路56Y 、56 C からの輝度データ、色差データを外部
機器に同期させるフレームシンクロナイザ57と、該フ
レームシンクロナイザ57からの輝度データ、色差デー
タをアナログ信号に変換し、元の映像信号を再生する上
記D/A変換回路90とを備える。
【0056】そして、このディジタル画像受信装置は、
受信される画像データ、すなわち可変長符号データに基
づいて送信の際のモードが通常モードかフォールバック
モードかを検出し、可変長符号データに検出されたモー
ドに対応したエラー訂正処理を施すと共に、エラー訂正
された可変長符号データに、送信の際の可変長符号化に
対応した復号化、高能率符号化に対応した符号化、補間
処理等のデータ処理を施して画像データを再生した後、
この画像データを、送信の際のサンプリング周波数に対
応したクロックでアナログ信号に変換して出力するよう
になっている。
【0057】具体的には、エラー訂正デコーダ51は、
上述の図1に示すエラー訂正エンコーダ18に対応した
復号器からなり、モード判定回路60からのモード切換
信号により通常モードとフォールバックモードが切り換
わり、切り換わったモードに対応する符号則に基づいて
可変長符号データのエラー訂正を行うと共に、例えば同
期信号に相当するデータのエラー状態を検出し、エラー
が発生しているときはエラーフラグをセット状態(1)
としてモード判定回路60に供給する。
【0058】モード判定回路60は、例えば図6に示す
ように、所定のクロックを発生する発振器61と、上記
エラー訂正デコーダ51からのエラーフラグによりクリ
アされると共に、上記発振器61からのクロックをカウ
ントするカウンタ62と、該カウンタ62の出力をクロ
ックとして動作するDタイプのプリップフロップ(以下
D−FFという)63とから構成される。
【0059】そして、例えば図7Aに示すように、時刻
1 において、ディジタル画像送信装置が、例えば通常
モードからフォールバックモードに切り換わると、符号
則が異なることから、図7Bに示すように、エラーフラ
グが一定時間遅延してセットされる。カウンタ62は、
エラーフラグがリセット状態(0)のときはクリアさ
れ、エラーフラグがセット状態になると、発振器61か
らのクロック(図7Cに示す)をカウントし、図7Dに
示すように、クロックを2分周、4分周、8分周、・・
・した信号を出力する。D−FF63は、例えばカウン
タ62の8分周出力(QC)の立ち上がりエッジで動作
し、図7Eに示すように、エラーフラグガセットされて
から時間T1 が経過した時刻t2 において1となるモー
ド切換信号をエラー訂正デコーダ51、D/A変換回路
90等に供給する。
【0060】エラー訂正デコーダ51は、このモード切
換信号により、現在の動作モードと異なるモードに、例
えば通常モードからフォールバックモードに切り換わ
り、エラー訂正能力が高いエラー訂正処理を開始する。
この結果、図7Bに示すように、時刻t2 から一定時間
2 経過した時刻t3 にエラーフラグがリセットされ
る。ところで、エラーフラグがセットされてから直ちに
モード切換を行わず、時間T1 経過後にモード切換を行
うことにより、送信モードを変更せずに伝送路のエラー
等によりエラーフラグがセットされたときにおいて、不
要なモード切換が行われるのを防止することができる。
【0061】このようにしてエラー訂正された可変長符
号データは、バッファメモリ52に一旦記憶される。V
LD53は、バッファメモリ52から読み出された可変
長符号データを復号化して符号データを再生し、この符
号データをDMUX54に供給する。
【0062】DMUX54は、VLD53からの符号デ
ータを輝度データに対応した符号データ、色差データに
対応した符号データ、動きベクトル、量子化ステップ、
動作モードの情報等であるコントロールデータに分離
し、輝度データを復号化回路70Y に、色差データを復
号化回路70C に供給すると共に、動きベクトル、量子
化ステップ、コントロールデータを復号化回路70Y
70C に供給する。
【0063】復号化回路70Y 、70C は、同じ回路構
成を有し(以下これらを復号化回路70という)、例え
ば上述の図3に示す予測符号化回路に対応した復号化回
路からなり、図8に示すように、上記DMUX54から
の符号データを逆量子化して、予測誤差を再生する逆量
子化器71と、該逆量子化器71からの予測誤差に予測
値を加算して画素値を再生する加算器72と、予測値を
生成する予測関数回路73とから構成される。
【0064】そして、逆量子化器71は、受信される量
子化ステップを用いて符号データを逆量子化し、得られ
る予測誤差を加算器72に供給する。
【0065】加算器72は、予測誤差と予測関数回路7
3から供給される予測値を加算して画素値(輝度データ
あるいは色差データ)を再生し、この画素値を出力す
る。
【0066】予測関数回路73は、上述の図3に示す予
測関数回路35と同様に、フィールド内予測関数、フィ
ールド間予測関数及びフレーム間予測関数を有し、DM
UX54から供給されるコントロールデータに基づいて
送信の際の動作モードを検出して、検出された動作モー
ドに対する予測関数を選択し、加算器72から供給され
る画素値及びDMUX54から供給される動きベクトル
に基づいて予測値を生成し、生成した予測値を加算器7
2に供給する。
【0067】かくして、復号化回路70Y は、輝度デー
タを再生し、復号化回路70C は色差データを再生す
る。
【0068】なお、復号化回路70の復号化としては、
上述の予測符号化に対応した復号化の他に、例えばID
CT等としてもよい。具体的には、例えばIDCTを採
用した復号化回路は、例えば図9に示すように、上記D
MUX54からの符号データを逆量子化して、DCT出
力データを再生する逆量子化器81と、該逆量子化器8
1からのDCT出力データを逆離散余弦変換するIDC
T回路82と、該IDCT回路82で再生された差デー
タに前ブロックデータを加算してブロックデータを再生
する加算器83と、上記IDCT回路82からのブロッ
クデータと加算器83からのブロックデータを切り換え
選択する切換スイッチ84と、上記DMUX54からの
動きベクトルに基づいて、上記切換スイッチ84を介し
て供給されるブロックデータに動き補償を施し、得られ
るブロックデータを前ブロックデータとして加算器83
に供給する動き補償回路85とを備えている。
【0069】そして、この復号化回路は、上述の図4に
示す符号化回路に対応してフィールド内モード、フィー
ルド間モード及びフレーム間モードの3つの動作モード
を有し、DMUX54から供給されるコントロールデー
タに基づいて送信の際の動作モードが検出され、検出さ
れた動作モードによりDCT出力データに逆量子化、逆
離散余弦変換等のデータ処理を施して、ブロックデータ
を再生するようになっている。
【0070】すなわち、逆量子化器81は、DMUX5
4から供給される符号データを、DMUX54から供給
される量子化ステップに基づいて逆量子化し、得られる
8×8係数のDCT出力データをIDCT回路82に供
給する。
【0071】IDCT回路82は、DCT出力データを
逆離散余弦変換し、フィールド内モードではブロックデ
ータ(輝度データあるいは色差データ)を再生し、フィ
ールド間モード及びフレーム間モードではフィールド間
予測誤差値あるいは動き補償フレーム間予測誤差値であ
る差データを再生する。
【0072】加算器83は、IDCT回路82で再生さ
れた差データと動き補償回路85から供給される動き補
償済みの前ブロックデータとを加算して、ブロックデー
タ(輝度データあるいは色差データ)を再生する。
【0073】切換スイッチ84は、動作モードに従って
制御され、フィールド内モードではINTRA側に、フ
ィールド間モード及びフレーム間モードではINTER
側に切り換わり、IDCT回路82あるいは加算器83
で再生されたブロックデータを選択して出力する。
【0074】動き補償回路85は、例えばフレームメモ
リを備え、DMUX54から供給される動きベクトルに
基づいて、切換スイッチ84を介して供給されるブロッ
クデータに動き補償を施し、得られるブロックデータを
前ブロックデータとして加算器83に供給する。
【0075】かくして、復号化回路70Y は、輝度デー
タを再生し、復号化回路70C は色差データを再生す
る。
【0076】水平補間回路56Y は、復号化回路70Y
から供給される輝度データをライン上で補間処理するこ
とにより、送信の際に間引かれた輝度データを再生し、
サンプリング周波数が通常モードでは6.75MHzであ
り、フォールバックモードでは4.5MHzである輝度デ
ータを再生する。
【0077】垂直補間回路55は、復号化回路70C
ら線順次として供給される色差データをライン間で補間
処理することにより、2系列の色差データを全てのライ
ンに亘って再生する。
【0078】水平補回路56C は、垂直補間回路55か
ら供給される色差データをライン上で補間処理すること
により、送信の際に間引かれた色差データを再生し、サ
ンプリング周波数が通常モードでは3.375MHzであ
り、フォールバックモードでは2.25MHzである2系
列の色差データを生成する。
【0079】フレームシンクロナイザ57は、水平補間
回路56Y 、56C からそれぞれ供給される輝度デー
タ、色差データを一旦記憶し、このディジタル画像受信
装置が再生した映像信号を供給する外部機器(図示せ
ず)に同期して読み出し、読み出した輝度データ、色差
データをD/A変換回路90に供給する。
【0080】D/A変換回路90は、例えば図10に示
すように、上記フレームシンクロナイザ57からの輝度
データと2系列の色差データをそれぞれ映像信号に変換
するD/A変換器91Y 、91R 、91B と、該D/A
変換器91Y 、91R 、91 B からの映像信号をそれぞ
れ濾波するLPF92Y 、92R 、92B と、上記D/
A変換器91Y 、91R 、91B のクロックを生成する
ための発振器93と、該発振器93からのクロックを2
分周する分周器94と、上記発振器93からのクロック
を3分周する分周器95と、上記分周器94、95から
の各クロックを切り換え選択する切換スイッチ96と、
該切換スイッチ96で選択されたクロックを2分周する
分周器97とから構成される。
【0081】そして、発振器93は、例えば27MHzの
クロックを発生し、分周器94は、そのクロックを2分
周して13.5(=27÷2 )MHzのクロックを生成し、
分周器95は、3分周して9(=27÷3)MHzのクロッ
クを生成する。
【0082】切換スイッチ96は、モード判定回路60
からのモード切換信号に基づいて動作し、通常モードで
は分周器94からの13.5MHzのクロックを選択し、
フォールバックモードでは分周器95からの9MHzのク
ロックを選択し、選択したクロックをA/D変換器のサ
ンプリングクロックに相当するクロックとしてD/A変
換器91Y に供給する。
【0083】一方、分周器97は、切換スイッチ96で
選択されたクロックを2分周して、通常モードでは6.
75(=13.5÷2 )MHzのクロックを生成し、フォール
バックモードでは4.5(=9÷2 )MHzのクロックを
生成し、生成したクロックをD/A変換器91R 、91
B に供給する。
【0084】D/A変換器91Y 及びLPF92Y は、
切換スイッチ96から供給されるクロックを用いて、フ
レームシンクロナイザ57から供給される輝度データを
アナログ信号に変換して、輝度信号(Y)を再生し、D
/A変換器91R 、91B 及びLPF92R 、92
B は、分周器97から供給されるクロックを用いて、2
系列の色差データをそれぞれアナログ信号に変換して、
色差信号(R−Y、B−Y)を再生する。
【0085】かくして、このD/A変換回路90は、1
ライン当たりのサンプル数(画素数)が通常モードでは
それぞれ720、360とされ、フォールバックモード
ではそれぞれ480、240とされた輝度データと色差
データをアナログ信号に変換し、得られる映像信号を上
述の外部機器に出力する。
【0086】以上のように、ディジタル画像送信装置に
おいて、映像信号をサンプリングして、画像データに変
換して送信する際に、伝送路の品質が劣化したときのフ
ォールバックモードでは、通常モードに比してA/D変
換回路20のサンプリング周波数を低くすると共に、エ
ラー訂正エンコーダ18で付加するエラー訂正符号の符
号量を増加させて送信し、ディジタル画像受信装置にお
いて、受信される画像データをD/A変換回路90で映
像信号に変換して出力する際に、画像データに基づいて
送信の際のモードを検出し、この検出結果によりD/A
変換回路90のクロックを送信の際のサンプリング周波
数に一致するように制御することにより、1サンプル当
たりの平均ビット数を通常モードと同じ値とすることが
でき、例えば予測符号化を採用したシステムではS/N
の劣化を防止することができ、例えばDCTを採用した
システムではブロック歪みの発生を防止することができ
る。また、ディジタル画像受信装置では、通常モードと
フォールバックモードの切り換えを自動的に行うことが
できる。
【0087】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、例えば、A/D変換器91Y 、91R
91B のサンプリング周波数を変化させる代わりに、フ
ォールバックモードにおけるTBC11からの読み出し
周期を通常モードに比して遅くすると共に、間引きして
読み出すようにしてもよい。また、フォールバックモー
ドにおけるサブサンプリング回路12Y 、12C での間
引き率を通常モードに比して大きくするようにしてもよ
い。また、符号化としては、上述の予測符号化やDCT
以外に、例えば所謂スラント変換、ハール変換等の変換
符号化等を用いることができる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
によれば、ディジタル画像送信装置において、映像信号
をサンプリングして、画像データに変換して送信する際
に、フォールバックモードでは、通常モードに比してア
ナログ/ディジタル変換手段のサンプリング周波数を低
くすると共に、エラー訂正符号量を増加させて送信し、
ディジタル画像受信装置において、受信される画像デー
タを映像信号に変換して出力する際に、画像データに基
づいて送信の際のモードを検出し、この検出結果により
ディジタル/アナログ変換手段のクロックを制御するこ
とにより、1サンプル当たりの平均ビット数を通常モー
ドと同じ値とすることができ、例えば予測符号化を採用
したシステムではS/Nの劣化を防止することができ、
また、例えばDCTを採用したシステムではブロック歪
みの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタル画像送信装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】上記ディジタル画像送信装置を構成するA/D
変換回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図3】上記ディジタル画像送信装置を構成する符号化
回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図4】上記ディジタル画像送信装置を構成する符号化
回路の他の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用したディジタル画像受信装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図6】上記ディジタル画像受信装置を構成するモード
判定回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図7】上記モード判定回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図8】上記ディジタル画像受信装置を構成する復号化
回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図9】上記ディジタル画像受信装置を構成する復号化
回路の他の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図10】上記ディジタル画像受信装置を構成するD/
A変換回路の具体的な回路構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
18・・・エラー訂正エンコーダ 20・・・A/D変換回路 22Y 、22R 、22B ・・・A/D変換器 23・・・発振器23 26・・・切換スイッチ 51・・・エラー訂正デコーダ 60・・・モード判定回路 90・・・D/A変換回路 91Y 、91R 、91B ・・・D/A変換器 93・・・発振器 96・・・切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−30238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04L 1/00 H04N 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を画像データに変換するアナロ
    グ/ディジタル変換手段と、 該アナログ/ディジタル変換手段からの画像データにエ
    ラー訂正符号を付加して送信するエラー訂正符号付加手
    段と、 通常モードと、伝送路の品質が劣化したときのフォール
    バックモードとを有し、画像データをフォールバックモ
    ードで送信する際に、通常モードに比して、上記映像信
    号のサンプリング周波数を低くするとともに、上記エラ
    ー訂正符号付加手段で付加されるエラー訂正符号量を増
    加させ、1サンプル当たりの平均ビット数を通常モード
    と同じ値にするように制御を行う制御手段とを具備する
    ことを特徴とするディジタル画像送信装置。
  2. 【請求項2】 映像信号を画像データに変換し、 該変換された画像データにエラー訂正符号を付加して送
    信する際、上記画像データを伝送路の品質が劣化したと
    きのフォールバックモードで送信するときに、通常モー
    ドに比して、上記映像信号のサンプリング周波数を低く
    するとともに、上記画像データに付加されるエラー訂正
    符号量を増加させ、1サンプル当たりの平均ビット数を
    通常モードと同じ値にするように制御を行い送信するこ
    とを特徴とするディジタル画像送信方法。
  3. 【請求項3】 映像信号を画像データに変換するアナロ
    グ/ディジタル変換手段と、 該アナログ/ディジタル変換手段からの画像データにエ
    ラー訂正符号を付加して送信するエラー訂正符号付加手
    段と、 通常モードと、伝送路の品質が劣化したときのフォール
    バックモードとを有し、画像データをフォールバックモ
    ードで送信する際に、通常モードに比して、上記映像信
    号のサンプリング周波数を低くするとともに、上記エラ
    ー訂正符号付加手段で付加されるエラー訂正符号量を増
    加させ、1サンプル当たりの平均ビット数を通常モード
    と同じ値にするように制御を行う制御手段とを具備する
    ディジタル画像送信装置と、 上記ディジタル画像送信装置から送信される画像データ
    を受信し、受信された 画像データにエラー訂正処理を施
    すエラー訂正手段と、 該エラー訂正手段からの画像データを映像信号に変換す
    るディジタル/アナログ変換手段と、 上記受信された画像データに基づいて送信の際のモード
    を検出し、該検出結果により送信の際のサンプリング周
    波数に一致するようにクロックを制御する制御手段とを
    具備するディジタル画像受信装置とからなることを特徴とするディジタル画像伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 映像信号を画像データに変換し、 該変換した画像データにエラー訂正符号を付加して送信
    する際、画像データを伝送路の品質が劣化したときのフ
    ォールバックモードで送信するときに、通常モードに比
    して、上記映像信号のサンプリング周波数を低くすると
    ともに、上記画像データに付加されるエラー訂正符号量
    を増加させ、1サンプル当たりの平均ビット数を通常モ
    ードと同じ値にするように制御を行い送信し、 該送信された画像データを受信し、受信された画像デー
    タにエラー訂正処理を施し、 該エラー訂正処理が施された画像データを映像信号に変
    換し、 上記受信された画像データに基づいて送信の際のモード
    を検出し、該検出結果により送信の際のサンプリング周
    波数に一致するようにクロックを制御することを特徴と
    するディジタル画像送受信方法。
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