JP3227495U - ブラジャーのカップ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観並びに着用感が良好なブラジャーのカップ構造を提供する。
【解決手段】カップは互いに重なり合った表側カップ部5と内側カップ部6から成り、表側カップ部は適当な厚さのウレタン層7の両面に生地8、9を貼り付け、内側カップ部は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地10a、10b・・・を縫い合わせて構成している。
【選択図】図2
【解決手段】カップは互いに重なり合った表側カップ部5と内側カップ部6から成り、表側カップ部は適当な厚さのウレタン層7の両面に生地8、9を貼り付け、内側カップ部は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地10a、10b・・・を縫い合わせて構成している。
【選択図】図2
Description
本考案はブラジャーを構成するカップを対象とし、外観が良好でしかも着用感も優れているカップの構造に関するものである。
女性の下着の1つであるブラジャーは、バストが垂れ下がらないように支えると共にバストの形状が崩れないように保つ為に着用される。従来から色々なブラジャーが市販され、着用感が良くてブラジャーとしての上記の機能を向上することが出来る新たなブラジャーが開発されている。
本考案はブラジャーを構成するカップを対象としているが、その形状はバストを包み込むことが出来るようにお椀形をしている。
図3は従来のカップ(イ)を示す具体例であり、該カップは3枚の生地を縫い合わせた構造としている。すなわち、所定の形状に裁断したカップ生地(ロ)とカップ生地(ハ)、及びカップ生地(ニ)が用いられ、これら形状の異なる3枚のカップ生地(ロ)、(ハ)、(ニ)は互いに接合して縫い合わされている。
図3は従来のカップ(イ)を示す具体例であり、該カップは3枚の生地を縫い合わせた構造としている。すなわち、所定の形状に裁断したカップ生地(ロ)とカップ生地(ハ)、及びカップ生地(ニ)が用いられ、これら形状の異なる3枚のカップ生地(ロ)、(ハ)、(ニ)は互いに接合して縫い合わされている。
したがって、縫い合わされて構成したカップ(イ)はお椀形となり、着用した際にはバストを包み込んで保持することが出来る。そして、裁断される3枚のカップ生地(ロ)、(ハ)、(ニ)の大きさ並びに形状によってカップ(イ)のサイズは定まる。
特開2006−63470号に係る「ブラジャー」は、バストを理想の形に保持することのできるものであり、カップ部は上カップ布と、脇カップ布と、下カップ布とによって立体縫製されており、カップ部どうしが連結部を介して左右対称に連結されている。
特開2006−63470号に係る「ブラジャー」は、バストを理想の形に保持することのできるものであり、カップ部は上カップ布と、脇カップ布と、下カップ布とによって立体縫製されており、カップ部どうしが連結部を介して左右対称に連結されている。
そこで、ブラジャーは、左右のバストに対応する2つのカップ部と、カップ部の下部内面に配設された帯状のリフトアップパネルと、リフトアップパネルの長手方向端部に接続された肩紐とを備えている。リフトアップパネルは、バストの下部および側部に沿うように立体縫製されており、リフトアップパネルの下側縁がカップ部の下部外周縁に縫い付けられている。
図4はウレタンを材質として成形したブラジャーのカップ(ホ)を表している。すなわち、所定の金型に溶融したウレタン樹脂を射出することで所定形状のカップを成形することが出来る。
このように成形されるウレタン製カップは継目が無く1枚で形成され、その為に外観的には3枚のカップ生地を縫い合わせて構成されるカップに比べて良好である。しかし、バストの形状に馴染まないことが多くてバストの保形力は弱く、ブラジャーとして十分に機能していない場合もある。また、ウレタンカップは厚みが大きくなると通気性が悪くなり、暑い時期に着用すると蒸れてしまう。
このように成形されるウレタン製カップは継目が無く1枚で形成され、その為に外観的には3枚のカップ生地を縫い合わせて構成されるカップに比べて良好である。しかし、バストの形状に馴染まないことが多くてバストの保形力は弱く、ブラジャーとして十分に機能していない場合もある。また、ウレタンカップは厚みが大きくなると通気性が悪くなり、暑い時期に着用すると蒸れてしまう。
特開2001−200403号に係る「バスト部パッド」は、ブラジャーのバスト部パッドに関し、厚肉であるにも関わらず軽量で、肌触りが良く、人体のような弾力性と優れた保形性を有している。
そこで、圧縮発泡体又は発泡率の小さい発泡体より成る高硬度弾性層の内面に、非圧縮発泡体又は発泡率の大きい発泡体より成る低硬度弾性層を積層して、バスト部パッドを2層構造としている。
ただし、このバスト部パッドにしても保形力は弱く、通気性にも問題がある。
特開2006−63470号に係る「ブラジャー」
特開2001−200403号に係る「バスト部パッド」
そこで、圧縮発泡体又は発泡率の小さい発泡体より成る高硬度弾性層の内面に、非圧縮発泡体又は発泡率の大きい発泡体より成る低硬度弾性層を積層して、バスト部パッドを2層構造としている。
ただし、このバスト部パッドにしても保形力は弱く、通気性にも問題がある。
このように、従来のブラジャーには上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、本考案は従来の複数枚のカップ生地を縫い合わせて構成したカップとウレタン型の一体成形カップを組み合せて構成するカップ構造を提供する。
本考案に係るブラジャーのカップは、ウレタン層を主体とした表側カップ部と複数のカップ生地を縫い合わせて構成した内側(裏側)カップ部を互いに重ね合わせて積層した構造と成っている。表側カップ部は比較的薄いウレタン層の両面に生地を貼り合わせたもので、また、内側カップ部は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地を接合して縫い合わせている。ここで、内側カップ部を構成する生地は一般的に3枚であるが、特に限定はしない。
そして、上記表側カップ部と内側カップ部は重なり合って、その周辺は縫製されることで本考案のカップが構成される。
ところで、両カップは繋ぎによって左右対称に連結され、各カップ側縁にはバックパネルが連結し、またカップの上縁には肩紐(ストラップ)が繋がれ、該ストラップの先端はバックパネルの上縁に繋がっている。また、バックパネルの先端には互いに係合するフックを取付けている。
ところで、両カップは繋ぎによって左右対称に連結され、各カップ側縁にはバックパネルが連結し、またカップの上縁には肩紐(ストラップ)が繋がれ、該ストラップの先端はバックパネルの上縁に繋がっている。また、バックパネルの先端には互いに係合するフックを取付けている。
本考案のブラジャーのカップは、ウレタン層を有す表側カップ部と複数枚のカップ生地を縫い合わせて構成した内側カップ部を重ね合わせたもので、両カップ部の利点を備えている。そして各カップ部を単独で構成した場合のカップの欠点は両カップ部を組み合わせることで解消される。
すなわち、表側にウレタン層に生地を貼り合わせたカップ部があることで、内側のカップ生地の縫い合わせ目は表面化せず、外観上は良好なカップと成る。
すなわち、表側にウレタン層に生地を貼り合わせたカップ部があることで、内側のカップ生地の縫い合わせ目は表面化せず、外観上は良好なカップと成る。
そして、表側カップ部を構成するウレタン層の厚さは比較的薄い為に、通気性が失われることはなく、長時間にわたって着用しても蒸れることはない。少なくとも蒸れは抑制される。しかも、ウレタン層が薄いことで柔らくて伸縮性があり、その為にバストにフィットし易くてバストを包み込んで保形することが出来る。さらに、内側は複数枚のカップ生地を縫い合わせたカップ部と成っていることで、着用感が損なわれることもない。
図1は本考案のカップを備えたブラジャーを表している。該ブラジャーはその基本的な形態は従来のものと共通し、正面には両カップ1a,1bが正面パネル2に左右対称に縫い付けされ、該正面パネル2の両側にはバックパネル3a,3bが縫い付けられて両側へ延びている。そして、バックパネル3a,3bの先端にはフック−アイが取付けられている連結部を有している。
また、カップ1a,1bの上縁からストラップ4a,4bが延び、先端はバックパネル3a,3bに繋がっている。
また、カップ1a,1bの上縁からストラップ4a,4bが延び、先端はバックパネル3a,3bに繋がっている。
同図から明らかなように、ブラジャーは所定の形状に裁断された複数枚の生地が縫い合わされており、そして上記カップ1a,1bの下側縁には円弧状に湾曲したワイヤーが取付けられ、また正面パネル2の両側に繋がれるバックパネル3a,3bの間には真っすぐのワイヤーを取付けている。
ところで、本考案は上記カップ1a,1bを対象としているもので、ブラジャーの形態に関しては特に限定しない。
ところで、本考案は上記カップ1a,1bを対象としているもので、ブラジャーの形態に関しては特に限定しない。
図2は本考案のカップ断面の一部を示す概略図である。該カップ1は表側カップ部5と内側カップ部6から成り、両カップ部5,6は互いに重なり合ってその外周縁が縫い合わされる。
同図は分かり易く説明する為に、表側カップ部5と内側カップ部6を直線状態で表し、しかも両カップ部5,6は間に隙間13を有して分離した状態と成っている。実際には同図に示すような大きな隙間13は存在しない。
同図は分かり易く説明する為に、表側カップ部5と内側カップ部6を直線状態で表し、しかも両カップ部5,6は間に隙間13を有して分離した状態と成っている。実際には同図に示すような大きな隙間13は存在しない。
同図の7はウレタン層、8は表生地、9は裏生地を示し、上記ウレタン層7の両面には上記表生地8と裏生地9が貼着されている。ここで、ウレタン層7は通気性が損なわれて蒸れないように、また柔軟性を有してバストに馴染むことが出来るように、その厚さは適当な寸法を有している。
従来のウレタン製のカップは、その厚さが大きいことでバストに馴染むことが出来なく、バストとの間に隙間が出来たり、又はバストを締め付けたりしていたが、本考案ではこのような問題を解消するに適した厚みのウレタン層7とすることで、バストを包み込み、保形性が損なわれることはない。
従来のウレタン製のカップは、その厚さが大きいことでバストに馴染むことが出来なく、バストとの間に隙間が出来たり、又はバストを締め付けたりしていたが、本考案ではこのような問題を解消するに適した厚みのウレタン層7とすることで、バストを包み込み、保形性が損なわれることはない。
表側カップ部5はウレタン層7の両面に表生地8と裏生地9を貼り合わせ、これを加熱した金型で圧縮するならば所定の形状をしたお椀形に成形される。
一方、内側カップ部6は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地の縁を縫い合わせて構成しているが、その為に前記図3に示すようなお椀形の内側カップ部6となる。同図において、10a,10b・・・はカップ生地を表し、複数枚のカップ生地10a,10b・・・はその周縁が接合してお椀形になるように縫い合わされる。
一方、内側カップ部6は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地の縁を縫い合わせて構成しているが、その為に前記図3に示すようなお椀形の内側カップ部6となる。同図において、10a,10b・・・はカップ生地を表し、複数枚のカップ生地10a,10b・・・はその周縁が接合してお椀形になるように縫い合わされる。
そして、内側カップ部6の内側面にはポケット生地11が縫い付けられ、該ポケット生地11にて形成されるポケット12には必要に応じてバストを大きく見せる為にパッドを挿入することが出来る。ここで、内側カップ部6を構成するカップ生地10a,10b・・・の枚数に関しては特に限定はしない。ただし、上記ポケット12を設けない場合もある。
1 カップ
2 正面パネル
3 バックパネル
4 ストラップ
5 表側カップ部
6 内側カップ部
7 ウレタン層
8 表生地
9 裏生地
10 カップ生地
11 ポケット生地
12 ポケット
13 隙間
2 正面パネル
3 バックパネル
4 ストラップ
5 表側カップ部
6 内側カップ部
7 ウレタン層
8 表生地
9 裏生地
10 カップ生地
11 ポケット生地
12 ポケット
13 隙間
Claims (3)
- ブラジャーを構成するカップにおいて、該カップは互いに重なり合った表側カップ部と内側カップ部から成り、表側カップ部はウレタン層の両面に表生地と裏生地を貼り付け、内側カップ部は所定の形状に裁断した複数枚のカップ生地を縫い合わせて構成したことを特徴とするブラジャーのカップ構造。
- 上記内側カップ部の内側面にはパットを挿入する為のポケットを形成するポケット生地を縫付けた請求項1記載のブラジャーのカップ構造。
- 上記カップ生地は、所定形状に裁断した3枚を縫い合わせた請求項1、又は請求項2記載のブラジャーのカップ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001861U JP3227495U (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | ブラジャーのカップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020001861U JP3227495U (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | ブラジャーのカップ構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017161754A Continuation JP2019039102A (ja) | 2017-08-25 | 2017-08-25 | ブラジャーのカップ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3227495U true JP3227495U (ja) | 2020-09-03 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020001861U Active JP3227495U (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | ブラジャーのカップ構造 |
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- 2020-05-21 JP JP2020001861U patent/JP3227495U/ja active Active
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