JP3225447U - 刈払機のコード保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナイロンコ−ドを用いた刈払機用のコード保持装着であり、簡単、且つ、短時間でナイロンコードの取替え及び駆動軸への着脱が可能なコード保持装置を提供する。【解決手段】コード保持装着1は本体部2とカバー部3よりなり、本体部は、カバー部の円筒胴31を着脱自在に嵌着する二重の円筒壁24と、該壁の内周に一対のカバー部係止片と、カバー部を固定する固定機構と、複数のナイロンコード5の係止ピン23が設けられている。カバー部は、本体部に着脱自在に嵌着する円筒胴及び係止部と、ナイロンコードを巻回保持する大径フランジ32a及び小径フランジ32b並びに保持空間35と、ナイロンコードを挿通するコード挿通孔とナイロンコードを引出す引出溝が形成されている。【選択図】図1
Description
この考案は、雑草等を刈払う刈払機に係るもので、より詳しくはナイロンコ−ド等を用いた刈払機のコード保持装置に関するものである。
従来、回転軸に着脱自在に固着される円盤等の回転板体に対して、これの周辺に一定長の刈払い用の弾性コードを刈刃として突出させ、前記円盤の回転により前記弾性刈刃コードを前記円盤と一体に回転させて雑草などを刈払う刈払機について種々の技術が提案されている。また、前記弾性刈刃コードは比較的硬質の合成樹脂製コードやバネ線材を用いて形成され、一定長が前記円盤の外周に臨むように、該円盤に強大な遠心力を受けても容易に抜けないように取り付けられている。
例えば、コード型刈払機のコード収納部材Bのコード保持機構としては、コード5の端部に結び目を作り、コードの本体ケース外部への抜け出しを防止するものがある。これはコードの中央部をコード収納部材の筒状胴部外面に設けたフックに引掛けて、コードを保持し該コード収納部材に巻回収納するものである(特許文献1参照。)。
また、コード収納部材の筒状胴部外面に設けたコード保持部の貫通孔にコードの端部をコード中央部が該コード保持部に至るまで通し、該コード中央部でコードを折り曲げて、該コードをコード収納部材に巻回収納するものがある(特許文献2参照。)。
また、コード収納部材の筒状胴部外面に設けたコード保持部の貫通孔にコードの端部をコード中央部が該コード保持部に至るまで通し、該コード中央部でコードを折り曲げて、該コードをコード収納部材に巻回収納するものがある(特許文献2参照。)。
前記特許文献1.2に示すコード保持機構は、ナイロンコードの端部に係止部材をカシメ等によって固定する必要がある。しかし、刈刃用として特別に作成された高価な定尺ナイロンコードなどを用いており、加えて、前記コードの交換が構造上から面倒になるなどの問題点があった。
前記課題を解決するために、本考案の刈払機のコード保持装置(以下、コード保持装置という)は、刈払機の駆動軸に着脱自在に取付けられ、本体部とカバー部より構成されている。前記本体部は、刈払機の駆動軸を取付ける取付穴が軸心に設けられ、前記取付穴の外周部にはカバー部の円筒胴を着脱自在に嵌着する二重の円筒壁が形成され、前記円筒壁の内周壁には一対のカバー部係止片が形成され、前記いずれかのカバー部係止片から前記本体部の外周縁に向けて前記カバー部を固定する固定機構が形成され、前記本体部の外周縁部には、複数のナイロンコード係止ピンが設けられている。
前記カバー部は、内部に空間を有する有底の円筒胴が設けられ、前記円筒胴の基端円周部には前記本体部に着脱自在に嵌着する一対の係止部が形成され、前記円筒胴の外周部には、ナイロンコードを巻回して保持する大径フランジ及び小径フランジが設けられ、この大径フランジ及び小径フランジに挟まれた筒状胴部には、ナイロンコードを挿通する一対のコード挿通孔が設けられ、前記大経フランジの外周部には前記ナイロンコードを引出す引出溝が形成されている、
また、前記本体部の二重の円筒壁にカバー部の円筒胴の基端円周部を近づけると、本体部及びカバー部に埋設されたマグネットの作用により、容易に挿入して締結できる。
本考案によるコード保持装置では、カバー部の大径フランジと小径フランジ間に筒状胴部の内周部から外周部に貫通する2個のコード挿通孔が近接して設けられている。これにより、筒状胴部の外周にナイロンコードを巻回する際、ナイロンコードの端部を一方の挿通孔の内側から外側に挿入後、ナイロンコードの他端部を他方の挿通孔の内側から外側に取り出して、二本のナイロンコードの先端を引き出し、前記ナイロンコードの係止部を筒状胴部の外周部に巻回することにより、ナイロンコードの巻回収納作業を容易に行うことができる。また、本体部とカバー部には、前記本体部の二重の円筒壁にカバー部の円筒胴の基端円周部を近づけると、本体部及びカバー部に埋設されたマグネットの作用により、容易に挿入が可能となり、迅速に締結作業をすることができる。
本考案の実施形態について、図面に基づいて説明するが、本考案はこれに限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲において適宜変更が可能である。
図1において、1はコード保持装置、2は本体部、21は取付穴、22は補強輪、23はピンである。3はカバー部、31は有底円筒胴、32aは大経フランジ、32bは小径フランジ、5はナイロンコードである。前記本体部2及びカバー部3は、合成樹脂により成形されている。
図1において、1はコード保持装置、2は本体部、21は取付穴、22は補強輪、23はピンである。3はカバー部、31は有底円筒胴、32aは大経フランジ、32bは小径フランジ、5はナイロンコードである。前記本体部2及びカバー部3は、合成樹脂により成形されている。
図2及び図3に示すように、本体部2は、手で把持し易いように、外周部は凹凸状に形成されている。前記本体部2は刈払機の駆動軸を取付る取付穴21が軸心に設けられ、前記取付穴21には刈払機の駆動軸を取付けるために、金属製(例えば、ステンレス鋼)の補強輪22が設けられている。前記取付穴21の外周部にはカバー部3の有底円筒胴31の円周部分を着脱自在に嵌着する二重の円筒壁24が形成されている。前記円筒壁24の内側周壁にはカバー部3の円筒銅31を挿入して所定角度を回動することにより係止する一対の係止片25が形成されている。
前記本体部2の外周近傍の円周上には、等間隔で3個のピン23が設けられている。このピン23は、ナイロンコード5をカバー部3に巻回したとき、前記ナイロンコード5が弾性力によりコード保持装置1から飛び出すのを防止している。また、前記ナイロンコード5は本体部2の外周縁から延出されて遠心力により雑草などを刈払いするが、大きな荷重がかかると前記係止ピン23で係止されるので、筒状胴部に巻回保持されているナイロンコード5に絡むことがない。
また、前記いずれかの係止片25から外周部の凹状部分に向けて、前記カバー部3の回動を固定する固定機構27が形成されている、前記固定機構27は、軸心方向に上下する(図3参照)もので。押圧部28を軸心方向に押し下げると前記本体部2とカバー部3が締結される。連結を解除するときは、前記固定機構27を軸心とは逆方向に引き上げる。
図4において、カバー部3は、内部に空間を有する有底円筒胴31が設けられ、前記有底円筒胴31の基端の円周部33には本体部2に着脱自在に嵌着する一対の係止部34が形成されている。円筒胴33の側面から円周方向には、ナイロンコー5ドを巻回して保持する大径フランジ32a及び小径フランジ32bが立設され、この大径フランジ32a及び小径フランジ32bに挟まれた空間部35には、ナイロンコード5を挿通する一対のコード挿通孔36が設けられている。前記大経フランジ32aの外周部には前記ナイロンコード5を引出す一対の引出溝37が形成されている。
図5において、ナイロンコード5(記載しない)を引出す引出溝37は、カバー部3の円周縁から軸心方向に向けて略T形の切込が、ナイロンコード5が挿通可能な幅で彫設されており、前記切込の斜面(板厚)39は、コード保持装置1の回転方向(矢印方向)とは反対方向に向けて斜面が形成されている。これにより前記ナイロンコード5が前記コード保持装置1から円滑に引出されて、遠心力により放射状に伸張して刈払作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、1本のナイロンコード5を使用する例を示しているが、ナイロンコード5を2本使用するときは、挿通孔36とは反対側の相対位置に形成されている挿通孔36を使用すればよい。また、前記挿通孔36は矩形としているが、これに限定されるものではなく、円形、楕円形、多角形などにすることができる。
図6において、本体部2のハッチングAは凸状となっており、ハッチングBは理解を容易とするために、カバー部3の基端円周部33を挿入した状態を示している。本体部2の外周に形成された円弧部分の凹凸形状は、本体部2を手等で容易に把持できるように形成したものである。
以下、図6、図7を参照して、本体部2とカバー部3の締結手順を説明する。カバー部3にナイロンコード5(図示しない)が巻回されて、その両端部がコード挿通孔36から引出される。この状態で、本体部2の正面側に形成されている二重の円筒壁24の隙間にカバー部3の基端円周部33を挿入(図6参照)した後、本体部2とカバー部3を相対的に回転(例えば、本体部2を固定した状態でカバー部3を矢印方向に回転)させ、本体部2に形成された係止片25と、カバー部3に形成された係止片34を嵌合(図7参照)する。
図8(a)は本体部2にカバー部3が嵌合された状態を示す部分説明図である。この状態で固定機構27の押圧部28を矢印方向に押し下げると、図8(b)に示すように、本体部2とカバー部3が固定される。また、前記固定機構27を本体2の外周側に引き上げると、前記カバー部3は本体部2から取外すことができる。また、前記カバー部3の着脱作業は、本体部2を刈払機の駆動軸に装着したまま行うことができるので、ナイロンコード5を交換する際に、前記本体部2を刈払機の駆動軸から外す手間が不要となり、ナイロンコード5の取替作業効率が一段と向上する。
本考案のコード保持装置は、ナイロンコードの交換が容易であるだけでなく、本体部とカバー部の着脱が極めて容易、且つ、短時間で行うことができるので、ナイロンコードを用いた刈払機に広く利用することができる。
1 コード保持装置
2 本体部
21 取付穴
22 補強輪
23 ピン
24 円筒壁
25 係止片
26 筒状同部
27 固定機構
28 押圧部
3 カバー部
31 有底円筒胴
33 基端円周部
34 係止片
35 空間部
36 挿入孔
37 引出溝
5 ナイロンコード
A ハッチング
B ハッチング
2 本体部
21 取付穴
22 補強輪
23 ピン
24 円筒壁
25 係止片
26 筒状同部
27 固定機構
28 押圧部
3 カバー部
31 有底円筒胴
33 基端円周部
34 係止片
35 空間部
36 挿入孔
37 引出溝
5 ナイロンコード
A ハッチング
B ハッチング
Claims (3)
- 刈払機の駆動軸に着脱自在に取付けられ、本体部とカバー部よりなるコード保持装置において、
前記本体部は、刈払機の駆動軸を取付ける取付穴が軸心に設けられ、前記取付穴の外周部にはカバー部の円筒胴を着脱自在に嵌着する二重の円筒壁が形成され、前記円筒壁の内周壁には一対のカバー部係止片が形成され、前記いずれかのカバー部係止片から前記本体部の外周縁に向けて前記カバー部を固定する固定機構が形成され、前記本体部の外周縁部には、複数のナイロンコード係止ピンが設けられており、
前記カバー部は、内部に空間を有する有底の円筒胴が設けられ、前記円筒胴の基端円周部には前記本体部に着脱自在に嵌着する一対の係止部が形成され、前記円筒胴の外周部には、ナイロンコードを巻回して保持する大径フランジ及び小径フランジが設けられ、この大径フランジ及び小径フランジに挟まれた筒状胴部には、ナイロンコードを挿通する一対のコード挿通孔が設けられ、前記大経フランジの外周部には前記ナイロンコードを引出す引出溝が形成されていることを特徴とする刈払機のコード保持装置。 - 前記本体部に設けられた二重の円筒壁に、前記カバー部の基端円周部を挿入又は引出しすることにより、前記本体部と前記カバー部を着脱することを特徴とする請求項1に記載の刈払機のコード保持装置。
- 前記本体部の取付穴の外周近傍と前記カバー部の有底部分には、対向する位置にマグネットが練り込まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の刈払機のコード保持装置。
Priority Applications (1)
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JP2019004899U JP3225447U (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | 刈払機のコード保持装置 |
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