JP3225159B2 - 直流モータの制御装置 - Google Patents
直流モータの制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期化方式による
モータ制御を行う直流モータの制御装置に関する。
モータ制御を行う直流モータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直流モータの制御装置に
おいては、図4に示すように、直流モータ1にモータ回
転運動を位相信号に変換する位相信号変換手段としての
エンコーダ(例えば2相式のもの)1aを設け、このエ
ンコーダ1aからの出力を分周回路2に供給し、この分
周回路2の出力をPLL(位相同期化)制御回路3に供
給し、このPLL制御回路3からの速度出力及び位相出
力を増幅器4に供給し、この増幅器4はこれらの出力に
基づいて増幅したモータ駆動出力をモータ駆動回路5に
供給し、このモータ駆動回路5からモータに駆動電流を
供給するようになっていた。
おいては、図4に示すように、直流モータ1にモータ回
転運動を位相信号に変換する位相信号変換手段としての
エンコーダ(例えば2相式のもの)1aを設け、このエ
ンコーダ1aからの出力を分周回路2に供給し、この分
周回路2の出力をPLL(位相同期化)制御回路3に供
給し、このPLL制御回路3からの速度出力及び位相出
力を増幅器4に供給し、この増幅器4はこれらの出力に
基づいて増幅したモータ駆動出力をモータ駆動回路5に
供給し、このモータ駆動回路5からモータに駆動電流を
供給するようになっていた。
【0003】上記PLL制御回路3は、エンコーダから
の位相信号と所定の位相信号とを比較して、この比較結
果に応じたモータ駆動信号を出力してモータの電圧位相
制御を行うためのものである。
の位相信号と所定の位相信号とを比較して、この比較結
果に応じたモータ駆動信号を出力してモータの電圧位相
制御を行うためのものである。
【0004】上記モータ駆動回路5は、ダーリントン接
続したPNP型トランジスタ6及びNPN型トランジス
タ7を備える。そして、このPNP型トランジスタ6
は、そのエミッタが抵抗10を介して電源電圧VCCに接
続しているともに、コレクタが抵抗8を介して接地して
おり、ベースが上記増幅器4の出力端子に接続してい
る。
続したPNP型トランジスタ6及びNPN型トランジス
タ7を備える。そして、このPNP型トランジスタ6
は、そのエミッタが抵抗10を介して電源電圧VCCに接
続しているともに、コレクタが抵抗8を介して接地して
おり、ベースが上記増幅器4の出力端子に接続してい
る。
【0005】そして、このNPN型トランジスタ7は、
そのエミッタが抵抗9を介して接地しているとともに、
コレクタが上記直流モータ1の一対の端子のうちの一方
の端子に接続しており、ベースが上記PNP型トランジ
スタ6のコレクタに接続している。また、上記直流モー
タ1の他方の端子は、ヒューズ11を介して電源端子V
C に接続している。
そのエミッタが抵抗9を介して接地しているとともに、
コレクタが上記直流モータ1の一対の端子のうちの一方
の端子に接続しており、ベースが上記PNP型トランジ
スタ6のコレクタに接続している。また、上記直流モー
タ1の他方の端子は、ヒューズ11を介して電源端子V
C に接続している。
【0006】上記増幅器4からは、直流モータ1のエン
コーダ1aの出力(周波数)に応じて図5(a)に示す
ようなモータ駆動信号VS が出力される。すなわち、目
標速度(PLL制御回路の発振回路の設定パルスに基づ
いた目標電流)に対する周波数がアンダースピードの場
合は周波数範囲Aに示すようにHレベルなモータ駆動信
号VS が出力される。このときのトランジスタ7のベー
ス電流は図5(b)の範囲Aに示すようになり、この場
合トランジスタ7は飽和領域での使用となる。また、目
標速度に対する出力がオーバースピードの場合は周波数
範囲Cに示すようなLレベルなモータ駆動信号が出力さ
れる。
コーダ1aの出力(周波数)に応じて図5(a)に示す
ようなモータ駆動信号VS が出力される。すなわち、目
標速度(PLL制御回路の発振回路の設定パルスに基づ
いた目標電流)に対する周波数がアンダースピードの場
合は周波数範囲Aに示すようにHレベルなモータ駆動信
号VS が出力される。このときのトランジスタ7のベー
ス電流は図5(b)の範囲Aに示すようになり、この場
合トランジスタ7は飽和領域での使用となる。また、目
標速度に対する出力がオーバースピードの場合は周波数
範囲Cに示すようなLレベルなモータ駆動信号が出力さ
れる。
【0007】目標速度に対する周波数がアンダースピー
ドとオーバースピードとの間のロック範囲B(PLL制
御回路が制御できる範囲)では、周波数に比例したLレ
ベルからHレベルまでの中間値のモータ駆動信号VS が
出力される。このときのトランジスタ7のベース電流は
図5(b)の範囲Bに示すようになり、この場合トラン
ジスタ7は不飽和領域での使用となる。
ドとオーバースピードとの間のロック範囲B(PLL制
御回路が制御できる範囲)では、周波数に比例したLレ
ベルからHレベルまでの中間値のモータ駆動信号VS が
出力される。このときのトランジスタ7のベース電流は
図5(b)の範囲Bに示すようになり、この場合トラン
ジスタ7は不飽和領域での使用となる。
【0008】上記増幅器4からこのようなモータ駆動信
号VS が出力された場合の上記トランジスタ8のベース
電流及び直流モータに供給される供給電流は、ぞれぞれ
図5(b)、(c)に示すようになる。
号VS が出力された場合の上記トランジスタ8のベース
電流及び直流モータに供給される供給電流は、ぞれぞれ
図5(b)、(c)に示すようになる。
【0009】このような構成の直流モータの制御装置に
おいては、モータ始動信号をPLL制御回路3に供給す
ると、図6に示すようなモータ駆動電流が直流モータ1
に供給される。すなわち、直流モータ1は上記分周回路
2、PLL制御回路3、及び増幅器4、モータ駆動回路
21を介してエンコーダ1aの出力(周波数)に応じた
電流が供給される。
おいては、モータ始動信号をPLL制御回路3に供給す
ると、図6に示すようなモータ駆動電流が直流モータ1
に供給される。すなわち、直流モータ1は上記分周回路
2、PLL制御回路3、及び増幅器4、モータ駆動回路
21を介してエンコーダ1aの出力(周波数)に応じた
電流が供給される。
【0010】具体的には、例えばモータ始動時には目標
速度(目標電流値)に対してアンダースピードの場合に
は、増幅器4からはHレベルなモータ駆動信号が出力さ
れる。その後、オーバースピードになるまでは、増幅器
4からはHレベルとLレベルとの間の中間レベルのモー
タ駆動信号が出力される。このように中間レベルのモー
タ駆動信号を直流モータに供給することによって、直流
モータ1の速度に応じた電流を供給するようになってい
た。
速度(目標電流値)に対してアンダースピードの場合に
は、増幅器4からはHレベルなモータ駆動信号が出力さ
れる。その後、オーバースピードになるまでは、増幅器
4からはHレベルとLレベルとの間の中間レベルのモー
タ駆動信号が出力される。このように中間レベルのモー
タ駆動信号を直流モータに供給することによって、直流
モータ1の速度に応じた電流を供給するようになってい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】トランジスタは、一般
に、不飽和領域で使用すると発熱が大きくなるという性
質がある。
に、不飽和領域で使用すると発熱が大きくなるという性
質がある。
【0012】しかし、上述したような直流モータの制御
装置においては、HレベルとLレベルとの間の中間レベ
ルのモータ駆動信号によりモータ駆動制御を行うため、
図5(b)に示すようにトランジスタを不飽和領域で使
用することとなり、トランジスタ自体の発熱が大きくな
ってしまうという問題があった。このため、放熱のため
のヒートシンクの取付けが必要であった。
装置においては、HレベルとLレベルとの間の中間レベ
ルのモータ駆動信号によりモータ駆動制御を行うため、
図5(b)に示すようにトランジスタを不飽和領域で使
用することとなり、トランジスタ自体の発熱が大きくな
ってしまうという問題があった。このため、放熱のため
のヒートシンクの取付けが必要であった。
【0013】そこで本発明は、半導体スイッチング素子
の発熱を極力抑制できる直流モータの制御装置を提供し
ようとするものである。
の発熱を極力抑制できる直流モータの制御装置を提供し
ようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、位相同期化方
式によるモータ制御を行う直流モータの制御装置におい
て、直流モータを半導体スイッチング素子をオン・オフ
動作することによって駆動するモータ駆動回路と、直流
モータに設けられ、かつ直流モータの回転運動を位相信
号に変換する位相信号変換手段と、この位相信号変換手
段からの位相信号と所定の位相信号とを比較して、この
比較結果に応じてモータ駆動信号を出力する位相同期化
制御回路と、直流モータに供給された電流を電圧レベル
として検出するモータ電圧検出手段と、このモータ電圧
検出手段からの電圧レベルと位相同期化制御回路からの
モータ駆動信号レベルとを比較して、その比較結果に応
じて半導体スイッチング素子をオン・オフ動作する制御
信号をモータ駆動回路に供給する電圧比較器とを設け、
直流モータに半導体スイッチング素子のオン・オフ動作
によるチョッピング電流を供給することにより直流モー
タを駆動するものである。
式によるモータ制御を行う直流モータの制御装置におい
て、直流モータを半導体スイッチング素子をオン・オフ
動作することによって駆動するモータ駆動回路と、直流
モータに設けられ、かつ直流モータの回転運動を位相信
号に変換する位相信号変換手段と、この位相信号変換手
段からの位相信号と所定の位相信号とを比較して、この
比較結果に応じてモータ駆動信号を出力する位相同期化
制御回路と、直流モータに供給された電流を電圧レベル
として検出するモータ電圧検出手段と、このモータ電圧
検出手段からの電圧レベルと位相同期化制御回路からの
モータ駆動信号レベルとを比較して、その比較結果に応
じて半導体スイッチング素子をオン・オフ動作する制御
信号をモータ駆動回路に供給する電圧比較器とを設け、
直流モータに半導体スイッチング素子のオン・オフ動作
によるチョッピング電流を供給することにより直流モー
タを駆動するものである。
【0015】
【作用】このような構成の本発明においては、直流モー
タを駆動する際、位相信号変換手段の出力に応じて位相
同期化制御回路から出力された駆動信号を電圧比較器に
供給する。すると、電圧比較器は位相同期化制御回路か
らのモータ駆動信号レベルとモータ電圧検出手段からの
電圧レベルとを比較して、その比較結果に応じて半導体
スイッチング素子をオン・オフ動作する制御信号をモー
タ駆動回路に供給することにより、チョッピング電流の
供給による直流モータの駆動を行う。
タを駆動する際、位相信号変換手段の出力に応じて位相
同期化制御回路から出力された駆動信号を電圧比較器に
供給する。すると、電圧比較器は位相同期化制御回路か
らのモータ駆動信号レベルとモータ電圧検出手段からの
電圧レベルとを比較して、その比較結果に応じて半導体
スイッチング素子をオン・オフ動作する制御信号をモー
タ駆動回路に供給することにより、チョッピング電流の
供給による直流モータの駆動を行う。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、図4に示す部分と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
する。なお、図4に示す部分と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0017】図1は、本実施例の構成を示すブロック図
で、図4と異なるのは、モータ駆動回路21に一対のト
ランジスタ6,7の代わりにブリッジ回路を構成する4
つのMOS形FET(電界効果トランジスタ)25,2
6,27,28を設けた点、PLL制御回路3からの出
力を増幅器4を介して直接的にモータ駆動回路21に供
給する代わりに、さらに電圧比較器としての比較器22
及び制御部23を介して間接的にモータ駆動回路21に
モータ制御信号を供給する点である。
で、図4と異なるのは、モータ駆動回路21に一対のト
ランジスタ6,7の代わりにブリッジ回路を構成する4
つのMOS形FET(電界効果トランジスタ)25,2
6,27,28を設けた点、PLL制御回路3からの出
力を増幅器4を介して直接的にモータ駆動回路21に供
給する代わりに、さらに電圧比較器としての比較器22
及び制御部23を介して間接的にモータ駆動回路21に
モータ制御信号を供給する点である。
【0018】上記モータ駆動回路21は、具体的には電
源端子VC 及び接地間にモータ電圧検出手段としての抵
抗24を介して、Pチャネル形FET25及びNチャネ
ル形FET26からなる直列回路とPチャネル形FET
27及びNチャネル形FET28からなる直列回路とが
並列に介在している。
源端子VC 及び接地間にモータ電圧検出手段としての抵
抗24を介して、Pチャネル形FET25及びNチャネ
ル形FET26からなる直列回路とPチャネル形FET
27及びNチャネル形FET28からなる直列回路とが
並列に介在している。
【0019】上記Pチャネル形FET27とNチャネル
形FET28との接続点は、直流モータ1の一方の端子
に接続しており、Pチャネル形FET25とNチャネル
形FET26との接続点は、直流モータ1の他方の端子
に接続している。
形FET28との接続点は、直流モータ1の一方の端子
に接続しており、Pチャネル形FET25とNチャネル
形FET26との接続点は、直流モータ1の他方の端子
に接続している。
【0020】そして、これらFET25,26,27,
28のベースは抵抗31,32,33,34を介して制
御部23の4つの出力端子にそれぞれ接続している。
28のベースは抵抗31,32,33,34を介して制
御部23の4つの出力端子にそれぞれ接続している。
【0021】この制御部23は、直流モータ1の正転逆
転制御を行うようになっている。すなわち、例えばFE
T25,28にモータ駆動制御信号を供給する場合に直
流モータが正転するようになっており、FET26,2
7にモータ駆動制御信号を供給する場合に直流モータが
逆転するようになっている。
転制御を行うようになっている。すなわち、例えばFE
T25,28にモータ駆動制御信号を供給する場合に直
流モータが正転するようになっており、FET26,2
7にモータ駆動制御信号を供給する場合に直流モータが
逆転するようになっている。
【0022】上記制御部23の入力端子は上記比較器2
2の出力端子が接続しており、この比較器22の基準電
圧入力端子には上記増幅器4の出力端子が接続してい
る。また、比較器22の比較電圧入力端子は上記モータ
駆動回路21のFET26,28と抵抗24との接続点
に接続している。
2の出力端子が接続しており、この比較器22の基準電
圧入力端子には上記増幅器4の出力端子が接続してい
る。また、比較器22の比較電圧入力端子は上記モータ
駆動回路21のFET26,28と抵抗24との接続点
に接続している。
【0023】この比較器22は、増幅器4からの図2
(a)に示すようなモータ駆動信号の電圧VS と、モー
タ駆動回路21に供給される電流に基づく抵抗24によ
る分圧電圧VR とを比較して、その比較結果に応じて上
記制御部23にFETをオン・オフ動作(スイッチング
動作)させる制御信号を供給するようになっている。
(a)に示すようなモータ駆動信号の電圧VS と、モー
タ駆動回路21に供給される電流に基づく抵抗24によ
る分圧電圧VR とを比較して、その比較結果に応じて上
記制御部23にFETをオン・オフ動作(スイッチング
動作)させる制御信号を供給するようになっている。
【0024】すなわち、この比較器22は、具体的には
分圧電圧VR がモータ駆動信号の電圧VS 以下のとき、
制御部23にFET25、28又は26,27をオンす
るためのオン信号を供給し、分圧電圧VR がモータ駆動
信号の電圧VS より大きいとき、制御部23にFET2
5、28又は26,27をオフするためのオフ信号を供
給するようになっている。
分圧電圧VR がモータ駆動信号の電圧VS 以下のとき、
制御部23にFET25、28又は26,27をオンす
るためのオン信号を供給し、分圧電圧VR がモータ駆動
信号の電圧VS より大きいとき、制御部23にFET2
5、28又は26,27をオフするためのオフ信号を供
給するようになっている。
【0025】これにより、FET25、28又は26,
27のベースには図2(b)に示すようにチョッピング
した電流が供給され、増幅器4の出力電圧VS が図2
(a)に示すロック範囲Bの場合であっても、FET2
5、28又は26,27は飽和領域で使用される。従っ
て、FET25、28又は26,27が不飽和領域で使
用されることはない。
27のベースには図2(b)に示すようにチョッピング
した電流が供給され、増幅器4の出力電圧VS が図2
(a)に示すロック範囲Bの場合であっても、FET2
5、28又は26,27は飽和領域で使用される。従っ
て、FET25、28又は26,27が不飽和領域で使
用されることはない。
【0026】具体的には、増幅器4の出力電圧VS が図
2(a)に示すロック範囲Bの場合、この出力電圧VS
よりモータ駆動回路21の分圧電圧VR の方が大きくな
ると、FET25、28又は26,27はオフするた
め、図2(b)に示すように、増幅器4の出力電圧VS
に対応する同図の傾斜部分の電流を最大としてFET2
5、28又は26,27のベースに流れる電流がチョッ
ピングされる。
2(a)に示すロック範囲Bの場合、この出力電圧VS
よりモータ駆動回路21の分圧電圧VR の方が大きくな
ると、FET25、28又は26,27はオフするた
め、図2(b)に示すように、増幅器4の出力電圧VS
に対応する同図の傾斜部分の電流を最大としてFET2
5、28又は26,27のベースに流れる電流がチョッ
ピングされる。
【0027】このときの直流モータ1に供給される電流
は、図2(c)に示すように、FET25、28又は2
6,27がオン・オフ制御されるため、一定の幅yで増
減を繰り返す電流となるが巨視的に見ると、増幅器4の
モータ駆動信号とほぼ同様の波形となる。
は、図2(c)に示すように、FET25、28又は2
6,27がオン・オフ制御されるため、一定の幅yで増
減を繰り返す電流となるが巨視的に見ると、増幅器4の
モータ駆動信号とほぼ同様の波形となる。
【0028】また、比較器22にはタイマ22aが設け
られ、オフ信号発生から極めて短い所定時間をカウント
するようになっている。すなわち、オフ信号を制御部2
3に供給すると抵抗24に電流が流れなくなり分圧電圧
VR が零となり、分圧電圧VR がモータ駆動信号の電圧
VS 以下になってしまい、オフ信号供給直後にオン信号
が供給されることを防止するため、オフ信号発生から所
定時間経過するまではオン信号を発生しないようにした
ものである。
られ、オフ信号発生から極めて短い所定時間をカウント
するようになっている。すなわち、オフ信号を制御部2
3に供給すると抵抗24に電流が流れなくなり分圧電圧
VR が零となり、分圧電圧VR がモータ駆動信号の電圧
VS 以下になってしまい、オフ信号供給直後にオン信号
が供給されることを防止するため、オフ信号発生から所
定時間経過するまではオン信号を発生しないようにした
ものである。
【0029】このような構成の本実施例においては、モ
ータ始動信号をPLL制御回路3に供給すると、図3に
示すようなモータ駆動電流が直流モータ1に供給され
る。すなわち、直流モータ1は上記分周回路2、PLL
制御回路3、及び増幅器4、モータ駆動回路21を介し
てエンコーダ1aの出力(周波数)に応じた電流が供給
される。
ータ始動信号をPLL制御回路3に供給すると、図3に
示すようなモータ駆動電流が直流モータ1に供給され
る。すなわち、直流モータ1は上記分周回路2、PLL
制御回路3、及び増幅器4、モータ駆動回路21を介し
てエンコーダ1aの出力(周波数)に応じた電流が供給
される。
【0030】具体的には、直流モータ1への供給電流
は、例えばモータ始動時にはエンコーダ1aからの出力
と予め設定された目標速度との位相の差が大きいため
(アンダースピード)、図3に示す急俊に上昇して電流
値aとなる。その後オバースピードなると急俊に下降す
るが、下降しすぎると再度上昇する。これを繰り返すこ
とにより目標速度に収束する。
は、例えばモータ始動時にはエンコーダ1aからの出力
と予め設定された目標速度との位相の差が大きいため
(アンダースピード)、図3に示す急俊に上昇して電流
値aとなる。その後オバースピードなると急俊に下降す
るが、下降しすぎると再度上昇する。これを繰り返すこ
とにより目標速度に収束する。
【0031】このとき、FET25、28又は26,2
7へ流れるベース電流は比較器の比較結果によりチョッ
ピングされている。特に、FET25、28又は26,
27が図2に示すロック範囲Bで使用される場合、例え
ば直流モータ1への供給電流が電流値b、cの場合もオ
ン・オフ駆動されるため、FET25、28又は26,
27は飽和領域での使用となる。
7へ流れるベース電流は比較器の比較結果によりチョッ
ピングされている。特に、FET25、28又は26,
27が図2に示すロック範囲Bで使用される場合、例え
ば直流モータ1への供給電流が電流値b、cの場合もオ
ン・オフ駆動されるため、FET25、28又は26,
27は飽和領域での使用となる。
【0032】このように、PLL制御回路3から増幅器
4を介して出力された電圧VS とモータ駆動回路21か
らの分圧電圧VR を比較して、その比較結果に応じて制
御部23を介してモータ駆動回路21にモータ制御信号
を供給し、モータ駆動回路21のFET25、28又は
26,27をオン・オフ動作(スイッチング動作)させ
るため、PLL制御回路3からの出力がHレベルとLレ
ベルの間となる場合、すなわちロック範囲においてもF
ETを飽和領域で使用することができる。
4を介して出力された電圧VS とモータ駆動回路21か
らの分圧電圧VR を比較して、その比較結果に応じて制
御部23を介してモータ駆動回路21にモータ制御信号
を供給し、モータ駆動回路21のFET25、28又は
26,27をオン・オフ動作(スイッチング動作)させ
るため、PLL制御回路3からの出力がHレベルとLレ
ベルの間となる場合、すなわちロック範囲においてもF
ETを飽和領域で使用することができる。
【0033】このため、モータ駆動時にFET25、2
8又は26,27を不飽和領域で使用されることはな
い。従って、モータ駆動回路21のFETの発熱を極力
抑制することができる。これにより、ヒートシンク等を
取付ける必要はない。
8又は26,27を不飽和領域で使用されることはな
い。従って、モータ駆動回路21のFETの発熱を極力
抑制することができる。これにより、ヒートシンク等を
取付ける必要はない。
【0034】また、従来のようにトランジスタを使用す
る代わりに、FETを使用するため、さらにモータ駆動
回路21の発熱を抑制することができる。
る代わりに、FETを使用するため、さらにモータ駆動
回路21の発熱を抑制することができる。
【0035】また、モータ駆動回路21にブリッジ回路
を構成する4つFETを設け、制御回路23により選択
的にFETに駆動電流を供給するため、直流モータ1の
正転・逆転を容易に行うことができる。
を構成する4つFETを設け、制御回路23により選択
的にFETに駆動電流を供給するため、直流モータ1の
正転・逆転を容易に行うことができる。
【0036】なお、本実施例においては、半導体スイッ
チング素子としてFETを使用するものについて述べた
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、トランジ
スタを使用するものであってもよい。
チング素子としてFETを使用するものについて述べた
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、トランジ
スタを使用するものであってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、半
導体スイッチング素子の発熱を極力抑制できる直流モー
タの制御装置を提供できるものである。
導体スイッチング素子の発熱を極力抑制できる直流モー
タの制御装置を提供できるものである。
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例における周波数に対する増幅器、FE
Tのベース電流、及びモータへの供給電流を示す図。
Tのベース電流、及びモータへの供給電流を示す図。
【図3】同実施例における直流モータへの供給電流の時
間変化を示す図。
間変化を示す図。
【図4】従来の直流モータの制御装置の構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図5】従来の直流モータの制御装置における周波数に
対する増幅器、FETのベース電流、及びモータへの供
給電流を示す図。
対する増幅器、FETのベース電流、及びモータへの供
給電流を示す図。
【図6】従来の直流モータの制御装置における直流モー
タへの供給電流の時間変化を示す図。
タへの供給電流の時間変化を示す図。
1…直流モータ 1a…エンコーダ 3…PLL制御回路 6,7…トランジスタ 21…モータ駆動回路 23…比較器 25,26,27,27…FET
Claims (1)
- 【請求項1】 位相同期化方式によるモータ制御を行う
直流モータの制御装置において、前記直流モータを半導
体スイッチング素子をオン・オフ動作することによって
駆動するモータ駆動回路と、前記直流モータに設けら
れ、かつ直流モータの回転運動を位相信号に変換する位
相信号変換手段と、この位相信号変換手段からの位相信
号と所定の位相信号とを比較して、この比較結果に応じ
てモータ駆動信号を出力する位相同期化制御回路と、前
記直流モータに供給された電流を電圧レベルとして検出
するモータ電圧検出手段と、このモータ電圧検出手段か
らの電圧レベルと前記位相同期化制御回路からのモータ
駆動信号レベルとを比較し、電圧レベルがモータ駆動信
号レベル以下のとき半導体スイッチング素子をオン動作
し、電圧レベルがモータ駆動信号レベルよりも大きいと
き半導体スイッチング素子をオフ動作する制御信号をモ
ータ駆動回路に供給する電圧比較器とを設け、前記直流
モータに半導体スイッチング素子のオン・オフ動作によ
るチョッピング電流を供給することにより前記直流モー
タを駆動することを特徴とする直流モータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024594A JP3225159B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 直流モータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024594A JP3225159B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 直流モータの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312890A JPH07312890A (ja) | 1995-11-28 |
JP3225159B2 true JP3225159B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=14268862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10024594A Expired - Fee Related JP3225159B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 直流モータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4680013B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-05-11 | 三洋電機株式会社 | モータ駆動回路 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP10024594A patent/JP3225159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07312890A (ja) | 1995-11-28 |
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