JP3224952U - 踏み間違いによる急加速防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる車の事故を未然に防ぐことを可能とする踏み間違いによる急加速防止装置を提供する。【解決手段】踏み間違いによる急加速防止装置10は、アクセルペダル22の下方に配置され、アクセルペダル22の踏み込み状態を検知する検知部12と、検知部12の検知結果に基づいて、踏み込み状態が異常であると判断したときに車両が加速しないように制御する制御部14とを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、踏み間違いによる急加速防止装置に関する。
近年、ニュース番組などにおいて、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる車の事故などの報道が増えている。本考案に係る技術として、例えば、特許文献1には、車両(10)に設けられ、車室(11)内においてアクセルペダル(16)を操作する運転者の足部(SH)を検出する足部検出手段(2、3)と、車室内において表示を行う表示手段(9、19、20)と、足部検出手段による検出結果に基づき、アクセルペダルに対する足部の位置を算出し、表示手段を作動させて、アクセルペダルに対する足部の位置を表示させる表示制御手段(7)と、を備えた車両用誤操作防止装置(1)が開示されている。
上記車の事故において、高齢者による事故の割合が高い。今後、高齢者社会がますます本格化するにあたり、このような踏み間違いによる車の事故を未然に防ぐことが望まれる。
本考案の目的は、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる車の事故を未然に防ぐことを可能とする踏み間違いによる急加速防止装置を提供することである。
本考案に係る踏み間違いによる急加速防止装置は、アクセルペダルの下方に配置され、前記アクセルペダルの踏み込み状態を検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに車両が加速しないように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本考案に係る踏み間違いによる急加速防止装置において、前記検知部は、前記アクセルペダルが踏み込まれた際に押圧される凸部を有しており、前記制御部は、前記凸部が押圧された状態に基づいて、前記異常であるか否かを判断することが好ましい。
また、本考案に係る踏み間違いによる急加速防止装置において、前記制御部は、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに、前記踏み込み状態に基づいて生成される加速指令を無効にすることが好ましい。
また、本考案に係る踏み間違いによる急加速防止装置において、前記制御部は、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに、前記車両を停止させるためのブレーキ信号を有効にすることが好ましい。
本考案によれば、アクセルペダルの踏み込み状態が異常であると判断したときに車両が加速しないように制御することができる。これにより、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる車の事故を未然に防ぐことが出来る。
以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。 以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本考案に係る実施形態の踏み間違いによる急加速防止装置10が装着された車両1を示す図である。
図2は、本考案に係る実施形態の踏み間違いによる急加速防止装置10がアクセルペダル22の下方に装着されている様子を示す図である。
図3は、本考案に係る実施形態の踏み間違いによる急加速防止装置10の各構成要素を示す図である。
車両1は、車体3と、ステアリング24と、ブレーキペダル20と、アクセルペダル22と、マスタシリンダ26と、加圧ユニット28と、DSC(Dy namic Stability Control system)30と、電動パーキングブレーキ(以下、EPBという)39と、EPB操作スイッチ36と、電子制御ユニット34(以下、ECUという)と、踏み間違いによる急加速防止装置10とを備えている。
車体3は、2つの前輪部2と2つの後輪部4とを有する。ステアリング24は、転舵して前輪部2を操作するための装置である。
アクセルペダル22は、踏み込み操作によりエンジン32の回転を制御して車両1の発進や車速制御を行うための装置である。アクセルペダル22の踏み込み状態に基づいて、車両1を加速させるための加速指令がECU34に送信される。
マスタシリンダ26は、運転手のブレーキペダル20の踏み込み力に応じた液圧を発生させて、前輪部2及び後輪部4に個別に配設された液圧ブレーキに供給する機能を有する。ブレーキペダル20の踏み込み状態に基づいて、前輪部2及び後輪部4を制動させるためのブレーキ信号がマスタシリンダ26に送信される。
加圧ユニット28は、液圧ブレーキに供給される液圧を加圧可能な装置である。DSC30は、加圧ユニット28の作動を制御してエンジン自動停止時の自動ブレーキ制御を含む走行制御を行う機能を有する。
EPB39は、後輪部4に配設された電動パーキングブレーキである。EPB39は、液圧ブレーキのディスクブレーキ構造を共用しているが、モータを用いた機械式駆動を行っている。
EPB操作スイッチ36は、EPB39の作動又は作動解除を手動操作により切り換えるための装置である。
また、ECU34は、車両1の電気系統の制御を行う電子制御ユニットである。IG38は、エンジン32を始動させるイグニションスイッチである。
前輪部2、後輪部4には、ディスクブレーキ構造を有する液圧ブレーキが個別に設けられ、この液圧ブレーキは、液圧管路によりマスタシリンダ26に接続されており、ドライバーによるブレーキペダル20の踏込み操作に応じて液圧ブレーキが作動して前輪部2、後輪部4に制動力が付与されるようになっている。
踏み間違いによる急加速防止装置10は、車体3に設置可能であり、アクセルペダル22とブレーキペダル20の踏み間違いが生じた場合であっても、車両1が加速しないように制御する機能を有している。踏み間違いによる急加速防止装置10は、検知部12と、制御部14とを備えている。
検知部12は、アクセルペダル22の下方に配置され、アクセルペダル22が踏み込まれた際に押圧される凸部12aを有しており、アクセルペダル22の踏み込み状態を検知する装置である。
運転手が車両1を加速させようとするときに、アクセルペダル22が踏み込まれると、アクセルペダル22は下方に移動する。これにより、アクセルペダル22の底面が検知部12の凸部12aと当接して、凸部12aが押圧される。
アクセルペダル22の踏み込み量が大きいほど、凸部12aが押し付けられる量が多くなるため、この押し付け量に基づいて、アクセルペダル22の踏み込み状態が異常であるか否かを判断することができる。
制御部14は、検知部12の検知結果に基づいて、アクセルペダル22の踏み込み状態が異常であり、運転手がブレーキペダル20とアクセルペダル22を踏み間違えたと判断したときに車両1が加速しないように制御する。制御部14は、異常判断部40と、加速キャンセル部42と、強制ブレーキ部44と、報知部46とを備えている。
異常判断部40は、検知部12の凸部12aが押圧された状態に基づいて、異常であるか否かを判断する機能を有する。ここで、アクセルペダル22の踏み込み状態が異常であるかどうかの基準は、複数定義することが可能であるが、例えば、凸部12aの押し付け量が所定の閾値を越えた状態が、所定の期間以上継続した場合に、ブレーキペダル20とアクセルペダル22を踏み間違えたと判断することが出来る。
加速キャンセル部42は、アクセルペダル22の踏み込み状態が異常であると判断したときに、アクセルペダル22の踏み込み状態に基づいて生成され、ECU34に送信される加速指令を無効にして加速をキャンセルする機能を有する。
強制ブレーキ部44は、アクセルペダル22の踏み込み状態が異常であると判断したときに、ブレーキペダル20の踏み込み状態に基づいて生成され、マスタシリンダ26に送信される車両1を停止させるためのブレーキ信号を生成して送信する機能を有する。
報知部46は、異常判断部40によって、アクセルペダル22の踏み込み状態であると判断したときに、運転手などに伝達するための警告灯などを用いて報知する機能を有する。
続いて、上記構成からなる踏み間違いによる急加速防止装置10の作用について説明する。一般的に、車両のアクセルペダルとブレーキペダルは、運転手の足元に配置されており、右足でいずれか一方のペダルを踏む。
しかし、ブレーキペダルを間違えてアクセルペダルを踏むと車両が加速してしまい、運転手の意思に反する動きに動揺して、さらにアクセルペダルを踏み込んで急発進してしまうという課題がある。
これに対し、踏み間違いによる急加速防止装置10によれば、運転手が誤ってブレーキペダル20の代わりにアクセルペダル22を踏んだ場合に、運転手の意思に反する動きで動揺して、さらにアクセルペダル22を踏み込み続けた場合には、異常判断部40によりアクセルペダル22の踏み込み状態が異常であると判断される。
この場合、加速キャンセル部42の機能により、車両1を加速させるための加速指令が無効となるため、車両1が急加速することを防ぐ。また、強制ブレーキ部44の機能により、車両1を停止させるためのブレーキ信号が有効になり、前輪部2及び後輪部4を停止させる。これにより、アクセルペダル22とブレーキペダル20の踏み間違いによる車の事故を未然に防ぐことが出来るという顕著な効果を奏する。
また、踏み間違いによる急加速防止装置10によれば、運転手が誤ってブレーキペダル20の代わりにアクセルペダル22を踏みこんで、異常判断部40によって、アクセルペダル22の踏み込み状態であると判断したときに、運転手などに伝達するための警告灯が点灯するため、運転手は視覚的に把握することができる。
1 車両、2 前輪部、3 車体、4 後輪部、10 踏み間違いによる急加速防止装置、12 検知部、12a 凸部、13 エンジン、14 制御部、20 ブレーキペダル、22 アクセルペダル、24 ステアリング、26 マスタシリンダ、28 加圧ユニット、30 DSC、32 エンジン、34 ECU,36 EPB操作スイッチ、38 IG、39 EPB、40 異常判断部、42 加速キャンセル部、44 強制ブレーキ部、46 報知部。
Claims (4)
- アクセルペダルの下方に配置され、前記アクセルペダルの踏み込み状態を検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに車両が加速しないように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする踏み間違いによる急加速防止装置。 - 請求項1に記載の踏み間違いによる急加速防止装置において、
前記検知部は、前記アクセルペダルが踏み込まれた際に押圧される凸部を有しており、
前記制御部は、前記凸部が押圧された状態に基づいて、前記異常であるか否かを判断することを特徴とする踏み間違いによる急加速防止装置。 - 請求項1または請求項2に記載の踏み間違いによる急加速防止装置において、
前記制御部は、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに、前記踏み込み状態に基づいて生成される加速指令を無効にすることを特徴とする踏み間違いによる急加速防止装置。 - 請求項1または請求項2に記載の踏み間違いによる急加速防止装置において、
前記制御部は、前記踏み込み状態が異常であると判断したときに、前記車両を停止させるためのブレーキ信号を有効にすることを特徴とする踏み間違いによる急加速防止装置。
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